肇「プロデューサーと同室…」 (33)

どうも

モバマスのSSです。誤字・脱字等あるかもしれませんが予めご了承ください。

※作者の妄想注意※

※キャラ崩壊注意※

※がっつりR-18※

一応前作

モバP「どうしてこうなった。」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1574841833

今作とは一切関係ありませんので読まなくても大丈夫です。

「すまん…こんなことになってしまって…」

私の担当プロデューサーはそういってうな垂れました。
ホテルの一室。右手にはキャリーケース。肩には黒のリュックサックをかけて、その顔は青ざめていましす。

「そんなっ、Pさんは何も悪くないですからっ」

なんとか元気付けようと声をかけるけど、相変わらずうな垂れています。小さな声でぶつぶつと言っているようだけどよく聞こえません。

私、アイドルの藤原肇とPさんはホテルの一室にいます。地方での仕事の後、一泊してから帰る予定でした。
ホテル側の手違いで本来なら二部屋おさえたはずが、一部屋しか用意できなかったようです。他に空き部屋も無く、周囲に他のホテルや宿泊施設も無い為
今夜はここで一泊することになりました。

Pさんと、一泊…

私としては全然嫌ではありません。
ですがPさんは先ほどからずっと真っ青な顔でしきりに私に謝ってきます。
ホテル側の手違い。これはPさんには何の非も無いはずなのに。

「もし、あれだったら俺はロビーとかで一晩過ごすから。」

Pさんの声には明らかに元気がありません。

「だ、だめですよっ!しっかり休まないと。」

「しかしだな、いくらなんでも男女同室は…」

「わ、私は大丈夫ですっ」

「しかし…」

Pさんはしきりに同室を嫌がります。

「…Pさんは、私と同じ部屋は嫌ですか?」

「そんなことは…」

我ながら卑怯な問いだと思う。これではPさんは別の罪悪感を感じてしまうだろう。
それでも、私はこの部屋に二人で泊まりたい。

これは下心ではなく、純粋な労わりの心で。
ロビーなんかで寝たら、危ないしそれに風邪を引いてしまうかも。

でもそれを言ってもきっとPさんは「大丈夫だ」と押し切ってしまうかもしれない。

だからここは、卑怯になる。

「いくらなんでも、アイドルとプロデューサーがだな…」

「私は、Pさんを信頼しています。だから、大丈夫です。」

「うっ…」

「ダメですか?」

「……分かったよ。」

「はいっ」

つい嬉しくて声が弾んでしまう。

「では、私早速シャワー浴びてきちゃいますねっ」

「あっ、おいっ」

「ではっお先にっ」

ガチャッ
バタンッ

「ふー…」

自分の胸に手を当ててみる。明らかに鼓動が早まっている。
これは今少し走ったからではない。

先ほどPさんの一言で同室で一晩を明かすことが決まったことに対する、緊張とそして、ほんの少しの高翌揚感のせいだ。

「っ」

洗面所の鏡で見た私の顔は真っ赤に染まっていた。

下心が無いなんて、うそだ。
本当は少しそういった感情も混じっている。
こんな顔、Pさんに見せられるわけが無い。

「……体、しっかり洗っておこう。」

うん。これは念のため。念のためだ。特に深い意味は無い。
ただ今日は町の散策のロケだったから汗をかいてしまった。それをちゃんと洗わないのは衛生上良くない。
それだけだ。決して、その、そういった行為の前のマナーだとか、ネットで見たからではない。

「ハァ…」

ベッドの横のソファに腰掛けてため息を漏らす。今肇はシャワーを浴びている。
押し切られてしまったが、本来ならばこんな事は許されることではない。アイドルとプロデューサー、その以前に未成年の女の子と成人した男性が同室など。
言語道断。あらぬ疑いをかけられても一切反論は出来ないであろう。

肇の性格は把握している。祖父に似て頑固者。と自分で言うほどで、その言葉通り肇は頑固だ。一度決めたら滅多に動かない。

もちろん、生理的にムリ。という訳ではない。正直男としてはテンションが上がるようなシチュエーションだろう。
それに相手は今をときめく純清楚系アイドル、藤原肇だ。こんな状況日本中の男共なら狂喜乱舞する。

だが、こんなのがばれたら肇のアイドル生命にキズがつく。俺の人生などどうでもよい。肇がアイドルを続けられなくなってしまう。
それが一番嫌だ。

「……やっぱり、今のうちに部屋を抜け出して…」

ガチャ

「あ」

シャワー室から出てきたのは、ホテルに備え付けられたジンベエを着た肇だった。

「あのっ、シャワー、いいですよ。」

湯気が上がり仄かに上気した頬。膝にかからないぐらいの長さのジンベエは見るからに薄く、普段あまり肌を露出しない肇の鎖骨が見えているだけで
ドキリとしてしまう。

「…Pさん?」

首をかしげながら聞いてくる肇の声にふと我に変える。そして恥ずかしくなる。
俺、今完全に見とれてたな。

「あ、ああ、すまない。俺もすぐに浴びるよ。」

用意しておいた着替えを掴むとなるべく肇の方を見ないようにしながら横を通り過ぎてシャワー室に飛び込んだ。

「冷たっ」

頭から浴びた冷水のシャワーについ声を上げた。自分から温度を下げて、自分から浴びておいてそんな声を出してしまう。
流石にずっとは辛いのですぐに水温を上げる。
しばらくすると程よい温度のお湯が出て、冷水で一瞬冷やされた体を温めていく。

「ふぅ…」

頭を冷やそうと冷水を浴びたが、特に効果は無い。
先ほどから脳内にはジンベエ姿の肇の姿が浮かんで離れない。忘れようとするたびに、ジンベエから覗く鎖骨や、普段は決して見れない胸元の肌色。細い足や髪を拭くために揚げた腕の袖から僅かに見えた脇などが
ずっと離れない。

「くそっ…」

この仕事は、そうとうな精神力が必要だ。
なんせ男にはあまりにも魅力的すぎる。常に周囲に絶世の美女や学園のマドンナのような美少女がいる。
そんな中で仕事をする。仕事の性質上一緒にいる時間も長いし、二人で過ごす時間も長い。
それでも、関係を持つことは許されない。アイドルに、特に女性のアイドルに恋愛沙汰はご法度。
そのアイドルが未成年だった場合などもってのほかだし、相手が担当プロデューサーとなれば、どうなることやら。

同僚のプロデューサーの中には、担当アイドルからあからさまなアプローチを受けて困っている人もいるという。佐久間さんのプロデューサーは飲みに行くたびに苦労話を聞かされる。
彼女はまあ、特殊な例だとは思うが…

肇は、信頼はしてくれているようだが、そんな気配は感じない。というより清楚すぎて男っ気というものを感じない。
うちの事務所でも一二を争う清楚代表のようなアイドルだ。

「だから、間違いを起こすわけにはいかないんだよ…」

そう語りかけても、起き上がってしまった俺のブツは収まってはくれない。

これは暫くシャワーから出れないな。

「ふぅ…」

ベッドに腰掛け、一息つく。
そうでもしないと、胸の中で暴れる鼓動が今にも体を切り裂いてしまいそうだったから。

「…大丈夫だよね?」

そう自問自答して自分の体を見つめる。

さっきPさんは私を一目見ると固まり、私が声をかけると明らかに目線を反らしながらシャワーへ行ってしまいました。

何か、変だったのでしょうか?

着ているのはホテルに備え付けのジンベエです。このほうが荷物が減り移動が楽だから、自分のパジャマは持ってきていません。

「何か、匂ったのかな」

すんすんと、自分の体を嗅いでみますが感じるのは先ほどシャンプーとボディソープの香りだけ。

では、何故、Pさんはあんなに露骨に目を反らしたのでしょうか?

「…あ」

もしかして…この服?

今来ているジンベエは膝上ぐらいの長さの物。胸元も少し開いていて、普段の私の服装に比べると少々露出が多い格好になります。
私は普段グラビアの仕事はありませんし、ステージ衣装も、美嘉さんに比べればかなり大人しいほうです。
もしかして、この格好を見てPさんはその、照れて、くれたのでしょうか?

いえ、これは少し自意識過剰ですね。

でも…もしそうなら、嬉しい。

私を女性として見てくれているかもしれない。

私とPさんは10歳も歳が離れている。Pさんからすれば私はお子様だろう。それにPさんの周りには魅力的な女性が大勢いるし、
私は、スタイルがそんなによくない。だから普段は全く意識されていないと思っていました。

もし、本当に、そういった理由で目を反らしたのなら、私は嬉しい。

男性からそんな風に見られて嬉しく感じるのは初めてだ。

この感情はきっと、Pさんだからだろう。

…….

女性として見てくれているなら...

それなら...

ガチャ
バタン


「…」

「あっ」

部屋に戻ると肇がベッドに座っていた。その頬は未だに赤く上気している。

「シャワー、上がった。」

なんだこの報告は。なんの意味があるんだ。

「あ、はい...」

ほら肇も困っているだろう。

「...疲れただろ。さっさと寝よう。」

なるべく肇を見ないようにする。そうじゃないとせっかく抑え込んだものが再び起きてしまいそうだ。

さっさとベッドに入ろう。

「...そうですね。」

肇の返答を聞き安心してベッドに入る。
これなら変に意識せずにすむだろう。

「電気消すぞ。」

「はい...」

「じゃ、おやすみ。」

「はい。おやすみなさい。」

パチッ

フッ

モゾッ...

眠れるわけがありません。
だって隣のベッドにはPさんが寝ているのですから。先程から寝息が聞こえてくるということは、どうやらプロデューサー眠ってしまったようです。

「...」

暗闇になれた目でぼんやりとPさんを見ると、こちらに背を向けて寝ていました。

「っ」

ふと、脳裏に不埒な願望が湧いてきました。

いやいや、本当にするわけがありません。そんな破廉恥な真似、出来るはずがありません。

……..

す、少しぐらいならいいでしょうか。
少しだけ。ほんの数十秒だけ。

それで大人しく寝ます。

シュルッ

ペタペタ

ポスッ

モゾモゾ

「/////」

やっちゃいました。もう後戻りは出来ません。
する気もありません。ここまで来たら後は突き抜けるのみです。

Pさんの背中にしがみつくようにくっつきます。
Pさんの体温がダイレクトに伝わってきて、頭が沸騰しそうです。

「ん...んん...」

「ぁ」

うぅ...Pさんが動くたびに感触がリアルで...

顔を隠すためにPさんの背中に頭をくっつけると、今度はPさんの匂い。

ボディソープとかの匂いの奥に確かにある、Pさんの匂い。

仕事終わりやライブの後に、頭を撫でてくれる時に微かに感じる、安心できる大好きな匂い。

それが今は鼻に満ちるほどに感じる。

それだけで何故か涙が出そうになる。

悲しくなんてない。

辛くなんかない。

むしろ嬉しい。

幸せすぎて流す涙。

顔をつけているせいで私の涙はPさんの背中を濡らしてしまっている。

「...好きです。」

起きている時は絶対に言えない言葉。

「大好きです...Pさん...」

今なら言える。
Pさんが寝てるから。Pさんが聞いてないから。

Pさんを困らせないから。

「っ」

言葉にすればするほど、溢れてきて止まらない。

Pさんが。
Pさんの体温が、Pさんの匂いが、Pさんが、私は大好きだ。


レッスンを頑張ったら、褒めてくれる。

仕事で失敗したら、励ましてくれる。

私が間違いをおかすと、叱ってくれる。

私の故郷を素敵だと言ってくれた。

私が家族以外で初めて、器を作って渡したら涙まで流して喜んでくれた。

そんな、そんなPさんの事が

「私は、大好きです。」

「んっ...」

モゾモゾ

「え...」

「んぅ...」

「ぁ...///」

ね、寝返りでPさんが私の方を...

ね、寝てますよね?

「スー...スー...」

ほっ
良かった。さっきのは聞かれていなかったようです。

って安心してる場合じゃありません。

Pさんがこっちを向いてしまいました。

これじゃまるで抱きしめられているようです。




自分のベッドに戻る前に、す、少しだけ、Pさんの胸元にくっついていいでしょうか...

ほんの数秒です...

モゾモゾ

ピトッ

「///////////」

ふわぁぁぁ////

こっ、これはっ、背中よりまずいですね...
Pさん、いつもはスーツで分かりませんでしたが意外と胸板が厚いというか、逞しいんですね。鍛えているんでしょうか?

これは...

「/////」

ギュッ

うぅ///
少しです。少しだけ...このまま...

「ん...ん〜」

普段は見れない少しだらしない寝顔...





スッ

「ん...」

チュッ

「ぁ...」

「ぁぁ...///」

「っ〜〜〜〜///////」

し、してしまいましたっ!////

寝ているPさんと、き、キスを...////

だ、だめですっ!こんなことっ!こんな...不埒な...///


…も、もう一度、だけ...///

「んっ///」

「ぁ///」

「んっ///んむっ///ん〜っ////」

もう一度だけ...もう、一回だけ...///

「んんっ///んっ///んっ///んん///」

もう一回...あと、一回だけ...///

「んっ///んっ///んっ///」

ぁ...///
だんだん体が熱く...
だ、だめっ///これ以上はっ///

でも、切なくて...///

シュルッ

「ぁ...///」

だめっだめっ///
指っ動かしちゃダメっ///

シュルッサスッ

「んっ///ぁぁ///」

あ、アソコが切なくてっ///
指、止まんないっ///

「ぁ///だめっ///もうっ///やめなきゃっ」

自分の体なのに、自分の手、自分の指なのに、止められない。

Pさんの匂いが鼻から入ってきて、頭がしびれて何も考えられなくなる。

Pさんの体温を感じるたびに、暑いぐらいに体が火照ってるのに、何故か妙に寒く寂しくなる。

Pさんとキスすると、それが収まるどころかどんどん激しくなる。

イケナイことだと分かってる。

理性はとっくに危険信号を打ち鳴らしてる。

それなのに、止められない。

止めたく...ない...

クチュッ

「んっ///」

パンツ越しにあ、アソコが濡れているのがわかる。

私、こんなに厭らしい子だったんだ...

クチュクチュッ

「んあっ///」

それでも指を止められない。
もう何も考えられない。頭に浮かぶのはただPさんのことでした。

「ぁ///P、Pさんっ///Pさんっ///P…さんっ///」

名前を呼ぶたびに

「んっ///ちゅっ///」

キスをするたびに

どんどん頭が真っ白に染まっていく...

「ぁ、ぁ、ぁぁ///」

「んんんっ〜〜〜っ//////」

あ...
最後まで...


「...肇。」

え...うそ...

「ぁ、P、Pさん...」

み、見られた...

Pさんに、見られちゃった...

「こ、これはっ、そのっ、えっと...」

だめだ。全然頭回んない...
それに言い訳なんて意味無い...寝てる間にこんなことする厭らしい女の子だって...
バレちゃったから...

「ぅぅ...」

もう、終わりだ...

「...肇っ」

「ぇ?」

「ん...」

「んんっ?!」

え?

夜中、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
ふと違和感を覚えて目を覚ますと、何故か隣に肇寝ていた。

(まさか潜り込んで)

そう考えた時だった。不意に肇が俺の唇にキスをしてきた。

思考が止まった。

固まる俺の前で肇は俺を呼びながらキスを続けている。
俺が起きている事には気づいていないようだった。

「んっ///ちゅっ///」

肇は俺にキスを繰り返している。

ここで気付いた。肇の片手がどこにあるのか。

(まじか...)

肇はキスしながら自分でイジっているようだった。俺の名前を呼びながら。

こんなの...


「んんんっ〜〜〜っ//////」


(え...)

もしかして、いったのか?

…あーもう無理。

「肇。」

耐えきれずに名前を呼ぶ。呼んだ途端、今度は肇の体が固まった。そしてオソルオソルという感じでこちらを見てくる。

そして目が合うと、暗闇でも肇顔から血の気引いていくのが分かった。

「こ、これはっ、そのっ、えっと...」

しどろもどろに何か言おうとしている。

しかし俺ももう我慢の限界だった。

肇の顎を持ち上げるとそのまま口づけをする。さっき向こうからさんざんして来たんだ。大丈夫だろう。

「んんっ?!」

肇の体がビクンっと大きく震えたのが伝わってきた。状況が飲み込めないのか、特に抵抗も無い。

「んっ」

僅かに開いていた肇の唇を割って舌を差し込んでいく。

「んんっ?!//////」

再び肇の体が震え、今度は少し抵抗しようとしたため肇体を抱きしめ離れられないようにする。
そうしながら舌では肇の口内を好き勝手に蹂躙していく。もう歯止めが聞きそうになかった。

歯を舐め、歯茎を舐る。
そうしたら頬の裏側も同じように舐めていく。

最後に奥に引っ込んでいた肇の舌を絡めとる。

俺の舌が肇の舌に触れた途端、三度肇の体が震えたが気にしない。

絡めとった舌をそのまま舐め、吸い、好き勝手に翫ぶ。

次第に強張っていた肇の体は脱力していき、最終的には完全に体を預けてきていた。

「ふぅ...」

「ぁ...///」

満足して口を離すと肇は口を半開きでこちらを見ていた。口からはみ出た舌と俺の下には唾液の橋がかか、切れた。

「...先に手を出したのは、肇だからな。」

肇の目を見ながらそう言うと肇はぼんやりとした表情のまま頷いた。

「いいです…よ?」

掠れた弱弱しい肇の声。

「その…こういう経験は、無い…ですけど…」

「Pさんなら、大丈夫です…///」

「でも、その、初めて…なので、優しく、お願いします…////」

頬を赤らめてそういう肇に、俺の最後の理性は完全に崩れた。

「善処する。」

そう言いながら、肇のボタンを一つ一つ外していく。
肇は特に抵抗する事無く、それを受け入れていた。

「ぁ…///ぅぅ///」

ボタンを全て外し、前をはだけさせると肇らしい白色のシンプルな下着を身に纏っていた。
大きすぎず、小さすぎない胸に、細い胴。お尻も小ぶりで全身はスレンダーだ。身長だって低くないからスタイルはいい。グラビアでも充分やっていけそうだが、
そんなことはさせない。単に肇のイメージに合わないというのもあるが、個人的にこの姿は独り占めしたい。

「綺麗だ…」

「っ///ありがとう、ございます…///」

照れくさそうに笑う肇。

「んっ…」

「あっ///」

耐え切れずその首筋に吸い付く。白く細い首は唇で触れても分かるほどに絹のような滑らかさだった。

唇を触れさせながらわざと音を立てて吸い付く。そのたびに肇は甘い吐息を漏らしながら全身を振るわせる。

少しずつ場所を変えながら何度も何度もキスを降らせる。そして最後に肇の耳にキスをする。

「んぅっ///」

首よりも大きく反応する肇。

「耳、弱いのか?」

肇の耳のすぐそばで小さな声で囁きかける。

「んあっ///わ、わかりっ、ませんっ///」

肇は途切れ途切れに答えてくる。

「弱いよ。だってほら」

そう言いながら再び肇の耳にキスをする。今度は少しあけた口から舌を突き出して肇の耳全体を舐めていく。

「あっ///ああっ///Pさぁ///」

普段の肇からは想像も出来ない甘い声で名前を呼ばれると、それだけで頭がカアッと熱くなり下半身に血が集まるのを感じる。

「んっ…」

舌をさらに突き出して肇の耳の穴へと差し込む。よりいっそう肇の口から甘い嬌声が上がる。

「ふぅ…」

一度離れて肇の顔を見る。肇は荒い呼吸を繰り返し、口からは涎が垂れ、目には涙が溜まっていた。
そんな涙目でこちらを見上げてくる。縋るような、ねだるような視線。

「肇…」

迷わず近づき口付けを交わす。今度のキスは先ほどの貪るようなキスではなく、唇を触れさせては離し、もう一度触れさせる、所謂バードキスと呼ばれるものだ。

「んっ///あっ///これっ///んっ///このキス、好きですっ///」

「じゃあ、一杯しよう。」

「あっ///はいっ///んっ///」

そうしてキスをしながらそっと肇の胸に触れる。ブラ越しでも充分柔らかく、触っているだけで心地よい。
乱暴にしてしまわないように、包み込むように優しく揉んで行く。

「っぁ///」

キスの間に肇から再び声が漏れる。顔が近いから熱い吐息も感じる。

「痛い?」

「いっ、いえっ///大丈夫ですっ///」

念のため聞いてみたが、大丈夫そうだ。

「そっか。痛かったらすぐ言って。」

「はぃ…///」

「あと、気持ちよかったら声我慢しなくていいよ?」

「ぅっ///は、恥ずかしいですっ///」

「なんで?もっと聞かせてよ。俺しか聞けない肇の可愛い声。」

「~~~っ/////」

少し意地悪をしてみたら顔をそらされてしまった。でもそのおかげで真っ赤に染まった耳が正面に来たのでそのまま耳にキスを続ける。

「んあっ///耳はっ///ああっ///」

耳をキスしたり舐めたりしながら胸も揉み続ける。緩急つけながら、決して強くしすぎないように。
同時にしているせいか肇の反応は先ほどよりずっと激しくなっていた。ためしに耳たぶを甘噛みすると背中を仰け反らせながら軽く体が跳ねた。

「あんっ///」

そして一際甘い嬌声を上げる。
あげた次の瞬間には肇ははっとした表情を浮かべて口を手で押さえていた。

「ほら、そういう可愛い声。もっと聞かせて。」

そう言い今度は耳たぶを噛むと舌で転がすように舐めてみた。肇はダメダメ言いながら俺の体を離そうと腕で押してくるが上手く力が入らないようで
ただされるがまま甘い声を上げ続けた。

そろそろいいか…

しばらく耳と胸への愛撫を続け、肇がぐったりしたところで肇の背中へと手を差し込む。
そしてブラのホックを探し当てると片手でパチンッと外す。

「あっ///」

その音と同時に肇のブラのカップはふわりと緩んだ。
肇はとっさにブラを両手で押さえている。

「肇、見せて?」

「っ////」

肇はゆっくりと、それこそ花びらが舞い落ちるよりも遅いぐらいの速度で腕を外していった。

肇の腕が完全に外れてから、ブラの肩紐を下ろして、外した。

薄暗闇の中に肇の胸の全容が見えた。

白い染み一つ無い綺麗な肌。その頂点の色素の薄い乳首。決して大きくは無いが、整った形の胸。
見ただけでつい吐息が漏れてしまう。

「///////」

恥ずかしいのか肇は顔を背けて、両手はベッドのシーツを握り締めていた。

「綺麗だ。」

「//// ありがとうございます…///」

恥ずかしそうにお礼を言う肇。

俺は胸に吸い付いた。

「んあっ///ぷ、プロデューサーっ?!/////」

肇が驚きの声を上げるが、俺は右側の乳房に吸い付きながら左側の乳房を手で揉んで行く。
ブラ越しでも充分であったが、直接触れると絹のようなさわり心地と雲のような柔らかさで、つい夢中になってしまう。

「ああっ///」

手と唇を少しずつ、少しずつ中心に近づけていく。

ふと視線を上げてみると真っ赤な顔で口元を腕で押さえた肇がこちらを涙目で見ていた。
俺がどこに向かっているのかは、なんとなく察しているようだ。

だから俺はその期待に答えてあげる。

「んっ」

乳首に吸い付くと同時に、もう片方の乳首を摘んだ。

「ああんっ///」

再び甘ったるい声が上がる。
その声がもっと聞きたくて、そのまま愛撫を続けた。

もう、何も考えられない。
こんな経験、今までに無い。

Pさんが私の体に触れるだけで、心臓が暴れているのに敏感なところを執拗に弄られて、私の体は壊れた玩具のように跳ね回る。

さっき可愛いと言われ恥ずかしくて頭が沸騰しそうになったというのに、声が勝手に出てしまう。

さっき、Pさんに慣れたような手つきで下着を外されて、少しもやっと来たのにそんなの吹き飛んでしまった。
今は言いように鳴かされて、涎と涙を垂れ流してる。それを拭う余裕も無い。

耐える為にシーツを握って力を込めても、プロデューサーに触れられたら力が抜けてしまう。
そしてその瞬間に強い刺激が襲い、体が跳ねる。

それを繰り返すたびに、だんだん何かが迫ってくるのを感じていた。

このままでは限界が来る。

きっとさっき自分でしていたよりも、もっとずっと凄いのが来る。


怖い。そんなのが来たら壊れてしまうのではないか。
そんな恐怖と、

期待。そんなのが来たら、どうなってしまうのか。
そんな期待が頭の中で混ざり合って、ぐちゃぐちゃで。訳がわからない。

ただ鳴き声をあげながらその瞬間を待つしかなかった。

そしてその瞬間は、私の想像よりはるかに早く、きてしまった。

「~~~~~~~っ//////」

自分は今なんていったのか。果たしてそれは言葉になったのか。
そんな事も分からない。ただ必死にPさんの頭にしがみついた。そしてそれがかえってPさんを胸に押し付けることになってしまい。

私は自分でも聞いたことの無い声を上げて、果ててしまった。

「はあっ…はあっ…///」

肇は俺にしがみついてきたかと思うと大声を上げて痙攣し、そしてぐったりと脱力している。
どうやら果ててしまったようだ。

少し離れて肇を見る。

顔は涙と涎でぐちゃぐちゃになり、激しく呼吸を繰り返している。
胸は俺の唾液で濡れ、散々弄られた乳首は赤く尖っていた。

普段の清楚さは微塵も感じられない乱れた肇の姿に、俺のものも限界まで膨れ上がっていく。

汗もかきジンベエが気持ち悪くなってきたためボタンを外し脱ぎ捨てる。

そして窮屈になってきたパンツを脱ぐ。

「っつ//////」

ふと驚いたような声に肇を見ると肇は目を見開いて俺のブツを凝視していた。

「初めて見るか?」

聞くとただ黙って頷いた。

「肇も、脱がすよ?」

そう声をかけてパンツに手をかけると、足が閉じ膝を曲げた。

「肇?」

顔を上げて肇を見ると、相変わらず早い呼吸を繰り返しながらこちらを見ている。
その目には涙が溜まっている。

「…大丈夫。俺に任せて。」

そう言いながら少しずつ肇の膝を伸ばすように力を込めていく。
最初こそ抵抗していたものの、案外スナオに足を伸ばした。しかし顔は両手で隠している。

次にパンツに手をかける。肇の体が震える。

「少しお尻上げて。」

「…//////」

肇は顔を隠したままほんの少しだけお尻を上げた。そのすきにパンツをスルスルと下ろしていく。
パンツを完全に足から抜き去ると、肇は再び足を閉じ膝を曲げてソコを俺に見せないようにした。

両手で顔を隠しながらそんな事をする肇の姿はかえって扇情的な光景になっている。

俺は肇の顔の横に片腕をつくともう片方の手で顔を隠していた肇の手を外した。

その中で肇は涙を流していた。

「嫌だった?」

そう聞くと肇は僅かに首を横に振る。

「……恥ずかしすぎて…///」

小さい声でそう呟く肇にキスをする。

「じゃあ、見ないようにするから大丈夫。」

そう声をかけると今度は首を縦に一回だけ振った。

「……触るよ?」

出来る限り優しく声をかける。しばらくの間を空けて肇が頷いた。

それを確認してからソコへと触れる。

俺の指が触れると肇の体が小さく震えた。

肇のソコは熱く、濡れていた。

力をあまりこめず、爪を立てないように全体を包むように触る。
その間もキスを続ける。

正直、俺の方も早く先に進みたいが我慢。男がこういった行為で痛みを感じることなどほぼ無いが、女性は痛いし辛いこともあるんだ。
男が我慢するべきだ。

「んっ///ふわっ///んんっ///」

しばらく続けると少しずつ先ほどのような甘い声を出し始めたので今度は指をスジにあわせ、少し擦る感じで刺激する。

「あっ///んむっ////ん~っ///」

キスをしている肇の口からあえぎ声が漏れている。
充分にぬれているし、これなら大丈夫かもしれない。

サイフに確かコンドームが入ってたはず。一度肇から離れる。

「…?ぷろでゅーさー?」

急に離れた俺が不思議だったのか肇は少し間延びした声を出している。

テーブルの上に置いていたサイフを開き、中からコンドームを取り出す。
彼女いたときの癖でずっと入れっぱなしだったが、使うときが来るとは。

コンドームを取り出しベッドに戻り、肇に覆いかぶさるように腕をつく。

「ふぅ…肇。」

肇の目を見る。
ぼんやりとどこか焦点のあっていない目でこちらを見つめ返してくる肇。

「は…はぃ…///」

「いいか?」

「へ…?……ぁ」

一瞬キョトンとした後、理解したのか俯いてしまった。暗闇のせいで表情はよく見えない。

「…ぃぃ、ですよ…///」

俯いたままの肇の言葉。消え入りそうなほど小さな言葉をしっかりと確認する。

「分かった。」

そう言い体を起こそうとすると不意に肇に腕を掴まれた。

「あっ、そのっ、手繋いでもらっていいですか?」

「それぐらい、全然いいよ。ちょっと待って。」

コンドームを自分のものにつ着けてから肇の右手に俺の右手を重ねて
指を絡めるように優しく握る。
でもその手は少し震えていた。
そりゃ、怖いよな。

俺は自分のモノを肇のアソコに当てる。見ることは出来ないから指で場所を探りそこに先端を宛がう。
そしてもう一度肇の顔を見た。

「いくぞ?」

そう言うと肇はただ頷いた。

ぐぐっと腰を押し進める。先端が少しずつ肇の中に入っていく。
肇の中は熱く、そしてぎゅうぎゅうに締め付けてくる。

「あぅ…いっ…んぅ…」

肇の口から漏れるのは明らかに苦痛からくる苦悶の声だった。握っている手にも肇とは思えないほどの力が入っている。

とりあえず半分ぐらいまでいれて一旦腰を止める。それでも未使用だった肇の秘裂はもの凄い力で俺のモノを締めつけ、その快感に今にも乱暴にしたくなるが
ぐっとこらえる。絶対に乱暴にしてはいけない。

「大丈夫か…?」

聞くと肇は震えながらも頷いた。その顔は歪みながらも痛々しい笑顔を浮かべていた。

「だっ、だいじょうぶっ、ですっ…」

どう見たって大丈夫ではないのは明らかだった。

「大丈夫じゃないな。無理するな。」

「っつ、へいきっ、ですからっ、続けてっくださいっ」

「肇、お前」

「よ、ようやくっ、Pさんとっ、一緒になれたんですっ、これぐらいっだいじょうぶですっ」

肇は途切れ途切れにそう言うと繋いでいる手により力を込めてきた。

「肇…」

「この痛みもっ、一つになれた証ですから…しっかり覚えておきたいんですっ」

ぽろぽろと、涙を流しながら言葉を繋げる肇。
女の子がここまで言っているのに、それを無下には出来ない。

「分かった。でも、どうしても無理だったらすぐ言えよ。」

「はい…っ」

再びゆっくりと腰を押し進めていく。

俺のモノが根元まで入り大きく息を吐く。

「全部、入ったぞ…」

「ああっ、はあっ、すごっ、くるしっんですねっ…」

「辛いなら…」

「だ、大丈夫ですっ!」

「…ああ。」

「でもっ、そのっ、しばらく…このままで…」

「分かってるよ。」

そう答えて左手も右手と同じように握った。

「あっ///ありがとう…ございます…///」

涙を流しながらも嬉しそうに笑う肇の顔を見て、つい動きたくなるがぐっと堪えた。

「あの…もう動いて大丈夫ですょ…」

先ほどよりは落ちつた声で肇は言った。

「分かった。辛かったら言えよ?」

「はい…」

あくまで丁寧に優しく動く。最初は揺らしながら中を馴染ませていくように。大きくは動かさずに狭い範囲でピストンを繰り返す。

「んっ…あっ…んぅ…」

「痛い?」

「少しだけ…それより、なんか変な感じで…」

「そっか。」

あまり痛くないなら少しだけ強くしてもいいかもしれない。
ピストンを少しだけ大きくそれでもゆっくりとする。

「んあっ…な、なんかっ、じんじんしてっ…へんっ、ですっ…」

「痛くないなら大丈夫。そのままその感覚に集中して。」

「っつ、はいっ…」

俺は肇の手をしっかりと握ったまま少しだけ角度をずらし、お腹側を擦るようにピストンを続ける。

「んっ///」

すると明らかに肇が一瞬違う反応を示した。
やっぱりこの辺か…

反応した部分を時折擦る感じで少しずつピストンを強めていく。

「あっ///…んぅ…んっ///…あっ…」

だんだん甘い声の比率が高くなってきたな。

「肇、少し右手だけ離すね。」

一応声をかけてから肇の右手を離す。離した瞬間の少しさびしそうな顔が可愛かった。

離した右手を肇の秘部に持っていくと、ワレメにある小さな突起、クリトリスに優しく触れる。

「んあっ///」

さっき指で弄っていたときに気づいたが、肇はここが弱いらしい。
なので同時にすればより快感を得られるはずだ。

親指で優しくクリトリスをさする。

「ああっ///そっ、そこはっ///んうっ///」

嬌声が上がるとただでさえきつい中がより一層締まるのを感じる。

「ここも同時にいじったほうが痛みも無いだろ?」

「い、痛くはっ、ないですけど////あっ///」

痛くないのであれば続けよう。

優しくそれでいてゆっくりとピストンを繰り返しながら、クリトリスもいじる。
それを続けていると次第に肇の声と反応が大きくなってきていた。

「あんっ///P、Pさぁんっ///私っ変ですっ///痛かったのにっ///だんだんきもちよくっ///」

「それでいいんだよ。そのまま気持ちよくなって。」

「でもっ///これじゃっ///私だけが気持ちよくっ///なっちゃうっ///」

こんな状態でも俺のこと考えてるのか。

「大丈夫だよ。俺もちゃんとキモチイイから。」

「そっ、そうなんですかっ?///」

正直、少しもどかしいが、まずは肇の方を優先しよう。

「だから、自分の感覚に集中して。」

そう言いながら肇の顔に近づきキスをする。

「んっ///あっ///は、はぃ…///」

「ああっ///ふわっ///んんっ///やぁ///」

肇の声は大きく体も既に背を反らして跳ね始めた。
きつかった中も、締めつけながらもしっかりとほぐれて最初より断線動きやすい。

「あんっ///やあっ///からだっ///おかしいですっ///あつくって///」

これは、このままいかせられそうだ。

所謂Gスポットを重点的に攻めながらクリトリスへの刺激を強くする。

「あああっ///だめっ///これっ///きっ、きちゃうっ///」

「いいよ。そのまま身を任せて。」

「んあぁっ///もうっ///だめっ///」

「あっ、あっ、あっ、あああああっ///」

大きな声を上げて肇の体が大きくえびぞりになる。握っていた手には信じられないほどの力が込められる。
中はつぶされるのでは無いかというほどしめつけられる。
そしてすぐに脱力してベッドに倒れこむ。

「ふわぁぁ///」

流石に耐え切れなくなり、肇の中から慌ててモノを抜く。

そして自分の手で何回かこいて、コンドームの中に果てた。

肇の顔には汗で髪の毛がへばりつき、その奥で口を半開きで目の焦点があっていない。
ただ激しい呼吸をし、中は収縮を繰り返している。
ちゃんと果てたようだ。

「ちゃんといけたな。」

コンドームを外して縛り、念と為ティッシュで包んでからゴミ箱へ。
モノも一応ティッシュで軽く拭っておく。

肇の横に添い寝するように寝転がる。
右手をシーツで拭ってから頭を撫でた。

「はあっ///はあっ///はあっ///」

肇は荒い呼吸をするばかりで反応が無い。
落ち着くまで待つとしよう。

「ふぅ…はぁ…///」

しばらくそうしていると肇の呼吸が落ち着いてきた。

「落ち着いたか?」

横から声をかけると肇はようやく俺が隣に寝ているのに気づいたのか恥ずかしそうに顔を隠してしまった。

「……//////」

そして何も言わない。

「どうした?」

声をかけても答えないどころか俺に背中を向けるように寝返りをうってしまった。

「肇ー?」

お腹に腕を回して抱き寄せる。

「っつ////」

それでも肇は頑なにこちらを見ない。
縮こまるように体を丸めている。

「どうした?」

再度声をかけるとようやく声を出す。

「……私、初めてなのに、こんなに乱れて…///」

「こんな、いやらしい子だったのかなって…///」

「うぅ…///」

なんだ。そんなことか。

「そんなこと気にしなくていいぞ?確かに珍しいかもしれないけど、それでいやらしい事にはならないだろ。」

「そ、それでも…」

「それに、俺はいやらしい肇も大好きだぞ?」

耳元で囁くと肇の体が震えた。そしてしばらく黙った後、顔だけこちらに向けてきた。

「ほ、本当、ですか?」

「ああ。俺は、いつもの清楚な肇も、初めてで乱れちゃうような肇も、大好きだぞ?」

「っつ///に、2こめは言わなくてもいいですよっ///」

「だから、こっち向いて。」

そう言い腕で肇の体をこちら側へ向かせる。

「こんなタイミングだけど、この責任は取る。俺は肇が大好きだ。」

目を見て、俺の気持ちを嘘偽り無く伝える。
肇はしばらく呆然とした後に、不意に涙を流した。

「ほ、ほんとですか…?私で、いいんですか?」

「当たり前だろ?」

「せ、責任のために、仕方なく…とかじゃないですよね?」

「そんなんじゃない。俺は心のソコから肇のことが大好きだ。」

「ぐすっ…うぅ…」

「肇は、嫌い?」

「嫌いじゃないですっ!私もPさんが大好きですっ!///」

「知ってる。」

「ふぇ?///」

「だってさっき、俺の布団にもぐりこんで何回も言ってくれてたからね。」

「ぁ///」

「お、また真っ赤になった。」

「い、いじわるですっ////」

「男ってのは好きな子には意地悪しちゃうもんなの。」

「うぅ///」

肇は耳まで真っ赤に染めて俺の胸元に顔を押し付けて黙ってしまった。
俺はただその体を優しく抱きしめる。

「さて、そろそろシャワー浴びるか。」

そういいながら体を起こすと、肇に腕を掴まれた。

「あのっ…い、一緒に、浴びたい…です…///」

うつむき加減で言う肇が愛おしく、その場でもう一度押し倒しそうになるが我慢。

「ああ、いいぞ。」

俺が答えると顔を上げ、嬉しそうな表情を浮かべる肇。

「ありがとうございます…///」

ここで少し意地悪心が浮かんでしまう。

「ところで、ゴムはもう一個あるんだけど…」

「ごむ…?ぁ…///」

「持ってった方がいい?」

どうしても我慢できずに口角が上がってしまう。肇は顔を真っ赤にしたままこちらを見ている。
そして俯いた思うと、小さく頷いた。

「やっぱ、肇はエッチだな。」

「あぅ///…や、やっぱり一人で浴びますっ///」

そう言いベッドからフラフラと起き上がる肇。
立ち上がろうとするが明らかに腰が抜け、そしてぎこちない。

「ぅぅ…///なんか違和感が…///」

体にシーツを巻き、変な内股で壁に手をついて歩こうとする肇を後ろから抱きしめる。

「ぅ…///」

「ほら、一人じゃ危ないぞ?俺が手伝うから。」

「……お願いします…///」

小さな声で言う肇を支えながらシャワーへ向かう。


結局俺と肇が眠りについたのは、午前5時近くになってからだった。

「ん…」

ふと、目が覚めました。ぼんやりとした視界が晴れていくと、隣にはPさんが寝ています。昨日は結局同じベッドで寝ました。私のわがままで…
まだはっきりとしない頭で、朝目覚めて隣に大好きな人がいるなんて幸せだななんて、能天気なことを考えていると次第に昨夜の記憶がよみがえってきました。

あれは、夢だったのでしょうか。

いえ、夢ではありません。だって、未だに股と下腹部辺りには何かぽっかり隙間が出来てしまったような違和感があります。

「ぅぅ…///」

一人思い出して、顔が熱くなります。

でも後悔はありません。Pさんと一つになれて、両思いだと分かったのですから。

ふとベッドの横の時計を見ます。チェックアウトの時間まで、まだ時間はあります。

それまではまだこうしてていいですよね?

視線をPさんに戻します。
昨夜と同じ少しだらしない寝顔。これを見れるのも、私だけです。

ふふっ
普段の仕事の時の真剣な表情。私の仕事が上手くいったときのうれしそうな表情。
今のだらしない表情。
どれを見ても、思い出しても感じるのは私がこの人を好きなんだなというキモチ。

「んんっ…」

そんな事を考えていたら、Pさんが目を覚ましました。

「ふわぁあ…おお、おはよ、肇。」


「おはようございます。Pさん。」

以上で完結となります。

お粗末さまでした。

おつ

乙!

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