藤原肇「藤原肇の、オープニングトーク」 (22)


デデデデン!

肇「藤原肇の、オープニングトーク」

肇「『モノマネゲーム』」

※比奈で書いてた人ではありません、便乗です

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389287130

肇「最近、事務所でモノマネゲームが流行っているんです」

肇「アイドルが他のアイドルのモノマネをするっていう。ゲームってほどでも無いんですけど」

肇「それでは、僭越ながら……こほん」

肇『精々私のために、キリキリ踊りなさい!』

肇「……どうでしたか? 最近事務所に入ってきた、ざ……」

ブーッ ブブブーッ

肇「え……キャラじゃない……ですか? そうですね……ちょっと、恥ずかしかったですし……」

テレテテー テーテーテーレーテ

テレテレテレテレ!


デッ! デッ!

肇「デビュー特別企画、『目指せ! シンデレラNO.1!』」

肇「デビューしたての新人アイドルが明日のトップアイドルを目指し、アイドル力をアップするべく精一杯頑張る番組」

肇「目指せ! シンデレラNO.1! こんにちは、パーソナリティーの藤原肇です」

肇「で、でも、あの人モノマネゲームのお題としてすごく人気なんです。だから私も練習をしておこうと……」

ブーッ

肇「……自分の得意なもので頑張ればいい、ですか……? ……そうですね、ありがとうございます」

肇「では、まずは自己紹介を」

肇「改めまして、藤原肇です。岡山県出身の16歳、趣味は釣りと陶芸です」

肇「陶芸はおじ……祖父に小さい頃から教わって、昔から土いじりが好きな子だった、と父に言われた事もあります」

肇「釣りは、渓流釣りを特に。川のせせらぎを聞きながら、かかるのを待っている時間が楽しくて……」

肇「あっ、すみません。ちょっとゆったり話しすぎてしまいました。早速、最初のコーナーに行きましょう」



デーッ デデーッ デレッデン!


肇「『特訓、思い出トークで昨日の自分自身を向き合おう』」

肇「昨日あった思い出についてトークをして自分自身を見つめ直し、自分の魅力を再発見するコーナーです」

肇「思い出ですか……昨日ではなく、もっと前でも大丈夫ですか?」

ピンポーン

肇「ありがとうございます。では、私がアイドルになるよりも前の話を」

肇「高校のクラスメイト数人と一緒に、キャンプに行ったんです。あ、もちろん大人の人も一緒でしたよ?」

肇「それで、そろそろお昼にしようかって話になった時に、釣竿を取り出してテントを出ようとしたんです」

肇「そうしたら、一人の子が『え? お昼はカレーだよ?』って言いながら野菜やら何やらを取り出したんです」

肇「みんなもそれにうんうんと頷いて……恥ずかしい話ですけど、魚を焼いて食べようと思っていたのは私だけだったようです」

肇「ただ、釣竿を持ってきた手前後には引けなくなって……」

肇「結局、みんながカレーの調理を進める隣で、私はただ黙々と魚を釣っていました」

肇「周囲からはよく頑固だ、と言われるんですが……今思い直すと、本当にそうですね」

肇「あ、魚はそこそこ釣れたので、その日のお昼は即席のシーフードカレーになりました」

肇「以上、思い出トークのコーナーでした」


デーッ デデーッ デレッデン!


肇「レッスン、『演技力を磨け! アドリブシチュエーション!』」

肇「このコーナーでは、アイドル活動に必要な演技力を身に付ける為に、用意されたお題のシチュエーションに合わせてアドリブで演技に挑戦します」

肇「今回のお題は、こちらです」


デデデデン!


『幼馴染の彼を、デートに誘う』

肇「幼馴染、ですか……難問ですね。私、異性の幼馴染がいなかったので……」

肇「そ、それに、デートも、その……経験が無いので……」

肇「……でも、それを言い訳にしていては、前には進めませんよね……」

肇「イメージ……幼馴染の、彼…………はい。行きます」


シャラララン


肇『ね、次の日曜日ヒマ? だったら買い物付き合ってよ』

肇『あ、露骨に嫌そうな顔。ねえ、お願いだからさ』

肇『こんなこと頼めるの、君くらいなんだよ?』

肇「……どう、でしたか?」

キンコンカンコンキンコンカーン

肇「合格ですか? 良かった……」

肇「男の人って……こういうのに弱かったりするんですか?」

ピンポンピンポンピンポーン

肇「そ、そうですか…………ふふっ」

肇「あ、すみません。ちょっとおかしくてつい……。ええと、以上、アドリブシチュエーションのコーナーでした」



パー パー パーパーパパラパ


肇「エンディングです」

肇「今日は本当にいい経験をさせてもらえました。ありがとうございます」

肇「アイドル藤原肇、これからも精進するので、応援よろしくお願いしますね」

肇「では、最後にプチコーナー、普通の言葉に魔法をかけてかわいく言っちゃおう『シンデレラワード』でお別れです」


タララタッタッタン


肇『……てぬぐい♪』

肇「以上、藤原肇でした。バイバイ……なんて、ふふ」

以上
楽しそうだと思って便乗してみたら意外と難しかったよ(白目)
肇ちゃんのCD出してくださいちひろさんガチャしますから!

↓本家さん
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