的場梨沙「怪奇大作戦」 (17)
第1話 壁ぬけ女
~夜の346~
モバP「ふぅ…すっかり遅くなってしまった」
モバP「そろそろ帰らないと…」
タタタ…
仮面の女「・・・・・」ゴソゴソ
モバP「ん?あそこに誰かいるぞ」
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モバP「おーい!そこで何やってんだ!?」
仮面の女「フフフ…」
ズズ…
モバP「え?」
ズズズズズズ…
仮面の女「フフフフフ…」
フッ
モバP「あれ?あれ?」
モバP「お、女が…壁の中に消えちまった…」
モバP「う…う…」
ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
~翌朝~
モバP「昨日のアレは何だったんだ…」
ガチャ
梨沙「あ、おはようプロデューサー!」
ありす「おはようございます」
桃華「おはようございますですわ」
モバP「ああ、おはよう…」
モバP「うーん」
梨沙「どしたの?柄にもなく難しい顔して」
モバP「あ、いや大したことじゃないんだ」
モバP「ちょっと疲れてたのかもしれないしな」
桃華「一体どうゆう事ですの?」
ありす「とりあえず話してみてください、気になるので」
モバP「ああ、実は…」
~説明後~
モバP「・・・という訳なんだ」
梨沙「ぷっ…あはははは!!!」
モバP「絶対に笑うと思ったよ!」
桃華「仮面を被った女性が壁の中に消えた?夢でもみたんじゃありませんの?」
梨沙「やっぱ疲れてるんだよwww」
モバP「そうかな…」
ありす「・・・・・」
ありす「プロデューサー」
モバP「ん?」
ありす「ちょっとその場所まで案内してもらえませんか?」
モバP「え?」
桃華「ありすさん、どうなさいましたの?」
ありす「いえ、ちょっと気になるんで、それに…」
ありす「プロデューサーがそんな凝った嘘つくとは思えませんしね」
梨沙「ああ、確かに!」
モバP「・・・・・」
~休憩所~
ありす「この壁ですか?」
モバP「ああ、確かにここだった」
桃華「ここってPちゃまがよく休憩している場所ですの?」
モバP「そうだな…ここでよくコーヒー飲んだりしてるな」
梨沙「ふーん」
ありす「どうやら壁に仕掛けはないようですね…」コンコン
ありす「となると…」キョロキョロ
梨沙「ねぇこれ何だろ?」ヒョイ
ありす「どうしました?」
桃華「何かの切れ端みたいですわね」
ありす「切れ端…」
ありす「後は…」ゴソゴソ
桃華「あ、ありすさん!?」
梨沙「どうしたの?ゴミ箱なんか漁って?」
ありす「プロデューサー、いつも飲んでるコーヒーって〇〇でしたよね?」
モバP「ああ、そうだが…」
ありす「やっぱり…」
モバP「何かわかったのか?」
ありす「どうでしょう、とりあえず今夜が勝負ですね」
梨沙「犯人を捕まえるんだね!」
ありす「ええ、ですから…」
桃華「そうですわね…」ピポパ
桃華「あ、早苗さんですの?ちょっとお願いが…」
~その夜~
仮面の女「フフフ…」ゴソゴソ
カッ
早苗「そこまでよ!神妙にしなさい!」
仮面の女「!」
仮面の女「フフフ…」ズズ…
早苗「え、壁にめり込ん…」
梨沙「今だよ皆!カラーボール!」ポイ
ありす「はい!」ポイ
桃華「了解ですわ!」ポイ
ベチャァ
早苗「色の付いた壁だけ妙な膨らみが!」
ありす「やはり保護色を再現する特殊な布でしたか…」
梨沙「変わり身の術って奴だね!」
桃華「Pちゃまは暗かったから気付かなかったんですのね!」
梨沙「さぁ壁ぬけ女!もうアタシたちからは逃げられないよ!」
仮面の女「・・・・・」
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