乃々(横になって眠っているからもりくぼの座る場所がないんですけど・・・)

まゆ「・・・」zzz

乃々(これではもりくぼが安らげる場所がなくなってしまうんですけど・・・)

乃々(・・・とりあえずソファーにでも行きましょうか)

ーーーー
乃々「・・・・・」ちょこん

乃々「・・・あうぅ」ちょこん

乃々(落ち着かないんですけど・・・！)

乃々(机の下が恋しい・・・まだ10分も経ってないですけど)

乃々(・・・まゆさん、起きてたりしないでしょうか・・・)

ーーー
まゆ「・・・」zzz

乃々(ですよね・・・)

乃々(机の下ですごしたい・・・でもそのためにまゆさんを起こすのは申し訳ない・・・)

乃々(あうぅ・・・ジレンマです・・・じれくぼですけど・・・)

ーーー
まゆ「ｽｰ・・・」zzz

乃々(それにしてもぐっすりですね・・・)

乃々「・・・」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

まゆ「んむ・・・」zzz

乃々(まゆさんのほっぺた・・・柔らかいんですけど・・・)ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

まゆ「むぅ・・・」zzz

乃々「ふぇへへ・・・」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

まゆ「んむぅ・・・？」z…

乃々「！」ｽｯ

まゆ「・・・ｽｰ」zzz

乃々(あ、危なかった・・・つい夢中になってしまってたんですけど)

乃々(・・・まゆさんのほっぺたﾌﾟﾆﾌﾟﾆしながらニヤついてるもりくぼ、側から見たらへんたいなのでは・・・？)

乃々「・・・」ﾁﾗｯﾁﾗｯ

乃々(誰もいませんね・・・もりくぼの世間体は守られました)

ーーーー
まゆ「・・・」zzz

乃々(・・・いっそもりくぼも寝てしまえばいいのでは・・・？)

乃々「・・・」ゴロン

乃々(・・・床、硬い・・・まゆさん、よく眠れていますね・・・)

乃々(・・・まゆさんの顔が目の前に・・・ちょっと照れくさいんですけど)

乃々(・・・なんだかいい匂いが)
まゆ「ｽｰ・・・」ｶﾞｼｯ
乃々「ヒッ」

まゆ「ぷろでゅーさーさぁん・・・」ｽﾘｽﾘ

乃々(もりくぼなんですけどぉ！)

まゆ「うふふ・・・」ｽﾘｽﾘ

乃々(だ、脱出しなければ・・・力強すぎなんですけどぉ！)ぐいぐい

乃々(あ、でもほっぺすりすりは気持ちいいかも・・・)

まゆ「ぷろでゅーさーさぁん・・・」かおぐいっ

乃々「！？」

まゆ「んー・・・」ちゅー

乃々(あ、明らかにちゅーしようとしてるんですけどぉ！)ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

まゆ「ん～・・・」ちゅうーー

乃々(ひぃぃぃ！むりむりむりくぼですけどぉ！)ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

まゆ「ん・・・」

乃々「・・・？」

まゆ「・・・ｽｰ」zzz

乃々(た、助かったんですけど・・・)

乃々(あやうくもりくぼの初めてをまゆさんに捧げるところでした・・・あうぅ)ﾄﾞｷﾄﾞｷ

乃々(・・・とりあえず脱出しましょう)

ーーーー
乃々(寝ているまゆさんは猛獣です・・・小動物のもりくぼなんてすぐに食べられてしまうんですけど・・・)ｼﾞｰ

まゆ「ｽｰ・・・」zzz

乃々(・・・まゆさんの寝顔、かわいい)

輝子「やぁ、ボノノちゃん。机の下には入らないのか？」

乃々「あ、輝子さん・・・それが・・・」ﾁﾗｯ

まゆ「ｽｰ・・・んむ」zzz

輝子「な、なるほど・・・」

輝子「寝てるまゆさん、かわいいな・・・フヒ」

乃々「わかります・・・」

輝子「・・・なあボノノちゃん・・・写真、撮りたくないか？」

乃々「えぇっ、こんな無防備な姿を撮るのは申し訳ない気がするんですけど・・・」

輝子「で、でもこんなにユルいまゆさんは滅多に見られないぞ・・・」ﾁﾗ

乃々「た、確かに・・・」ﾁﾗ

まゆ「すぴぃ・・・」zzz

乃々「・・・い、一枚だけならセーフでしょうか・・・」

輝子「ボノノちゃんもわるだな、フヒヒ」

乃々「あぅぅ・・・もりくぼは悪い子です・・・わるくぼです」

ーーー
輝子「そ、それじゃあ撮るぞ・・・」ｹｰﾀｲｽｯ

乃々「ごくり・・・」

ﾊﾟｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ

乃々「！？！！？！？」

乃々「何やってるんですか輝子さん！」

輝子「こ、これどうやったら止まるんだ」ｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬｼｬ

乃々「ボタンを離せば止まりますから！早く離してくださいぃぃ」

まゆ「何をしてるんですかぁ」ﾕﾗﾘ

乃々「ﾋｨｯ」
輝子「ﾌﾋｨｯ」

ーーー
まゆ「女の子の寝顔を勝手に撮影しようだなんて、ダメですよぉ」ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ

乃々「はぃぃ・・・」
輝子「ごめんなさい・・・」

まゆ「とにかく、その写真は消してくださいね？」

乃々「そ、そんな殺生な・・・」

輝子「と、とっても可愛かったのに・・・親友に見せたらイチコロ、だと思うぞ」

まゆ「・・・・・・そんなこと言ってもダメですよぉ」

乃々(すこし揺れましたね)
輝子(すこし揺れたな)

輝子「頼む・・・1枚だけでいいんだ・・・」

乃々「お願いします・・・」

まゆ「むぅぅ・・・それじゃあこうしましょう」

まゆ「はいチーズ」ﾊﾟｼｬ
輝子「ぴ、ぴーす」
乃々「ぴーすぅ」

乃々「3人の集合写真・・・」

輝子「ほ、本当にそれと交換でいいのか・・・？」

まゆ「もちろんです♪」

乃々「まゆさん、女神なんですけど・・・」

まゆ「それだけ輝子ちゃんや乃々ちゃんが大好きってことですよぉ」

乃々「あ、あぅぅ」ｶｧ
輝子「て、照れるな・・・」

まゆ「うふふ」グウゥ

乃々「あ、お腹・・・」

輝子「そういえばもうお昼だし、ご飯でも食べに行かないか？」

まゆ「そうしましょうか」かあ

乃々(顔赤くなってますけど・・・)

乃々「それなら、この近くに美味しいお店があるのでそこに行きませんか？」

輝子「ボノノちゃんのおすすめなら間違いないな」

まゆ「そうですねぇ、楽しみです」

乃々「そ、そんなにプレッシャーかけないでください・・・」

乃々(あいどるのお仕事は、まだ苦手ですけど・・・)

乃々(まゆさんや輝子さん達に出会えたし、続けててよかった・・・)

輝子「ボノノちゃん？どうかしたのか？」

乃々「あ、今行きますけど・・・」

乃々(・・・かも)

ー完ー