まゆ「いい叫びですねぇ」 (26)
乃々(どうも、もりくぼです)
乃々(今、机の下にいます)
乃々(……手元にはまゆさんのノートがあります)
乃々(渡されたわけではありません)
乃々(まゆさんが落としたのを拾いました)
乃々(別に、後で返そうと思っただけで)
乃々(盗み読みしたいから拾ったとか、そういうわけじゃないんですけど)
乃々(……そういうわけじゃないんですけど)
乃々(この……『まゆの日記帳』ってノート)
乃々(名前どおりなのだとしたら、その……興味が)
乃々(すごい、興味があって困っている、もりくぼです)
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乃々(日記帳は勝手に読まれたくないものです)
乃々(私にも覚えがあります)
乃々(私の日記帳を勝手に読まれたら……もう、だめです)
乃々(もりくぼ、死んじゃいます)
乃々(だから、きっと、まゆさんも)
乃々(私の所為でまゆさんが死んでしまったら……)
乃々(きっと私もショックで死んでしまいます)
乃々(アンダーザデスクの2/3がこの小さな日記帳に殺されてしまいます)
乃々(キノコさんが犯人扱いされないためにも、もりくぼはこの日記を読むわけには行きません)
乃々(……でも)
乃々(誰にもばれなければ、ちょっとくらいなら、と思っている)
乃々(わるいもりくぼがいます)
乃々(わるくぼです)
乃々(今は机の下)
乃々(私を邪魔する人なんて、たぶん誰もいない)
乃々(だから、ちょっと、1ページ、1ページくらい)
乃々(そんな思いと戦っている、もりくぼです)
乃々(天使でよい子のもりくぼが、よいくぼがささやきます」
乃々(まゆさんは大切な、ユニットの仲間です)
乃々(正直、今、まだアイドルをがんばれてるのは、このユニットのおかげもあります)
乃々(キノコさんも、まゆさんも、とってもいい人で)
乃々(もりくぼは二人が……はい、すき、です)
乃々(そんなまゆさんの日記を勝手に読むなんて」
乃々(まゆさんが、恥ずかしがります)
乃々(もしかしたら怒るかもしれません)
乃々(よいくぼはそう主張します)
乃々(でも、対抗して悪魔でわるい子のわるくぼがいいます」
乃々(同じユニットの仲間を知るだけです)
乃々(これを読んだら、よりまゆさんのことがわかります)
乃々(仲間を知ることはよいことです)
乃々(それに、本人にばれなければ大丈夫です)
乃々(変なものを見ても、見なかったふりをすればよいのです」
乃々(わるくぼはそう主張します)
乃々(もりくぼはもりくぼです)
乃々(よいくぼとわるくぼが混ざってできた、もりくぼです」
乃々(だから、答えが出ません)
乃々(答えが出ないまま、机の下でこのノートを抱きしめているのです)
乃々(葛藤がやまない、もりくぼです)
乃々(よいくぼがいいます)
乃々(見なかったふりはいつかばれる、と)
乃々(わるくぼがいいます)
乃々(そんなことはない、絶対にばれない、と)
乃々(よいくぼがいいます)
乃々(でも、まゆさんに怒られて、嫌われちゃうかも、と)
乃々(わるくぼがいいます)
??「まゆさんを知るためにやってるんだから、怒られないよ」
乃々(よいくぼがいいます)
乃々「でも……もしも、怒られたら……」
乃々(わるくぼがいいます)
??「そのときは、謝ればいいのです」
乃々(わるくぼがいいます)
乃々(わるくぼの喋るタイミングないんですけど)
乃々(……)
乃々「!」
輝子「あ……気づいた……」
乃々「き、キノコさん……!」
輝子「あ、はい、キノコです……ちがう、星輝子です……フヒ」
乃々「い、いつからそこに……」
輝子「な、なんか、隣で声がしたから……様子、見に来たんだ」
輝子「そしたら……ボノノさんが、体育座りで、ぼそぼそ、って」
輝子「気になったから、聞いてたんだ……」
乃々「もりくぼ、こえ、でてたんですか……?」
輝子「う、うん、いくつか……」
輝子「よいくぼ、と、わるくぼ……だなんて……フヒヒ」
輝子「おもしろくて、まねしてみた……んだけど」
輝子「ど、どう……だった?」
乃々「……」
輝子「ぼ、ボノノさん?」
乃々「もりくぼは、もうダメです」
輝子「ぼ、ボノノさん……!?」」
乃々「恥ずかしくて……むーりぃー……」
輝子「ボノノさん、し、しっかり……!」
乃々「ありがとうございます……キノコさん」
乃々「おかげで……もりくぼは……誰にも迷惑かけずにすみます」
輝子「しっかりするんだ、ボノノさん……!」
乃々「うぅ……で、ではもりくぼは、さよならです……がくっ」
輝子「ぼ、ボノノさん、ボノノさん!」
輝子「カムバァァァァアアアアーーーーック!」
乃々「……あの」
乃々「耳元でそれは、ちょっと……きついんですけど……」
輝子「あ……ごめん……」
輝子「で……それが、まゆさんの日記……か?」
乃々「うぅ……やっぱり、もうばれてるんですね……」
乃々「逃げ場がない……机の下の欠点でした……」
輝子「だ、大丈夫……言いふらしたり、しないから」
乃々「あ、ありがとうございます……」
乃々「で、はい、これが、そうみたいです」
輝子「すこし、みせてほしい……」
乃々「どうぞ」
輝子「ありがとう」
輝子「どれどれ……」
乃々「!」
乃々「き、キノコさん……!」
乃々「あんなに、もりくぼが葛藤してたのに……!」
輝子「ちょっとくらいなら大丈夫……」
輝子「わるくぼもそういってた……フヒヒ」
乃々「そ、それは忘れてほしいんですけど」
輝子「たぶん、悩んでも答えは出ないから……な」
輝子「ちょっと見て、満足して、やめれば……いいんだ、フヒ」
乃々「それは、そう……ですけど」
輝子「どっちにせよ、開いちゃった、から」
輝子「でも、読みたくないなら……お隣に戻って、一人で読もう……かな」
乃々「……」
乃々「も、もりくぼも読みます」
『ついにこの日記も10冊目を迎えました。
とうとう10冊目、なんちゃって。
これは今日のお仕事楓さんと一緒だった所為です
決していつもこんなことを思っているわけではないです。
そう、今日は楓さんとお仕事が一緒でした。
やっぱり、楓さんすごいきれいです。
一応、同じモデルだった立場として、やっぱり憧れます。
まゆも、あんなふうに綺麗な大人になれるのでしょうか。
胸とか。
でも、一番大切なのはプロデューサーさんの好みに近い体型になることです。
だから、プロデューサーさんが好みなら、このままの体でもいいと思ってます。
今度、聞いてみることにします。』
輝子「……この後は、ずっと、し、親友について、書いてるな」
乃々「すごい……タイムスケジュールみたいですけど」
輝子「こ、細かい、な」
乃々「はい……」
輝子「……」
乃々「……」
乃々「え、えっと……まゆさんも悩んでるんですね……」
輝子「しかも、すごい、かわいい悩み、だな……フヒ」
乃々「いつも、お姉さん……って感じだから」
乃々「新鮮、というか……なんだか、不思議な気分ですけど」
輝子「そうだな、あまり自分の悩みは話さないもんな……まゆさん」
輝子「ちょっと愚痴を聞くくらい」
乃々「もりくぼも、です」
輝子「……」
乃々「……」
輝子「も、もう少し、いくか?」
乃々「……はい」
『プロデューサーさんとお昼ご飯を食べることができました。
しあわせ。
たとえそれが、いっぱいいるアイドルたちと一緒でも。
しあわせ。
誘われたから、二人きりだと思ったのに。
いっぱいいてちょっとがっかりしたけど。
でも、隣に座れて
たくさん喋れたから。
しあわせ。
この気持ちでいっぱいだったから午後のレッスンもたくさん頑張ることができました。
見に来てくれなかったのがとても残念ですけど。
とても、残念ですけど。
とても、残念ですけど!』
輝子「……この下はまたタイムスケジュールだ」
乃々「ち、力強い宣言なんですけど」
輝子「あ……でも、この前、二人で食べてるの見た」
輝子「そのときは……邪魔しないように、遠めで見ただけだけどな」
輝子「もしかして、この日の反省だったのか……?」
乃々「かもですね……」
乃々「もりくぼはすごいって思いますけど」
輝子「しょうこもすごいって思いますけど」
乃々「……」
輝子「わ、悪かった、って」
輝子「ごめん、ごめん……もうしないから」
輝子「そんな目で見ないで……」
『今日はアンダーザーデスクでのお仕事です。
朝からわくわくしてました。
輝子ちゃんとも、乃々ちゃんとも、お仕事するのが好きです。
このユニットが、一番好きです。
何ででしょう?
考えてみたけど、具体的な答えは出ません。
ただ、きっと。
輝子ちゃんも、乃々ちゃんも好きだからだと思います。
このユニットでよかった。
二人と一緒のユニットが組めてよかった。
プロデューサーさんがこのユニットを組ませてくれてよかった。
でも。
テレビでこの名前の由来について聞かれたらどうすればいいんでしょう。』
輝子「……」
乃々「……」
輝子「ぼ、ボノノさん」
乃々「き、キノコさん」
輝子「フヒ、み、3つ目でこ、こんなのが来るなんて」
乃々「も、もりくぼ、は、恥ずかしすぎるんですけど」
乃々「穴があったら埋まりたいんですけど、池があったら飛び込んで顔を冷やしたいんですけど」
輝子「わ、私も、叫びたい……フ、フヒ……フヒヒ」
乃々「気持ちはわかりますけど、我慢です、キノコさん」
乃々「今は、静かにしないと、だめです……はい」
輝子「お、おう……そうだな」
輝子「ありがとう……ボノノさん」
輝子「……」
輝子「ま、まゆさんにこれ、返すとき」
輝子「ちゃんと、謝ってさ、それで……」
輝子「それで……ちょっと、感謝の言葉とか」
輝子「……しない?」
乃々「……」
乃々「日記を勝手に読んでしまったので」
乃々「もりくぼは、しっかり謝りたいです」
乃々「それ以上に」
乃々「もりくぼは、まゆさんに感謝の気持ちを伝えたいです」
輝子「フヒ……決まり、だな」
乃々「……でも」
乃々「恥ずかしさと後ろめたさで死にそう、ですけど」
輝子「……私も」
『負けたら褒めてもらえない。
そう思ってました。
でも、今日、ライブバトルで負けました。
けれど、プロデューサーさんはほめてくれました。
この動きがよかった、あの部分の歌い方はすごかった。
そうやって。
だから、負けたら褒めてくれないわけではないみたいです。
でも。
でも、悔しかった。
もし勝っていたら。
負けたけど、という言葉はつきませんでした。
プロデューサーさんはよくやった、よかった、といってくれますけど
それじゃダメ。
もっと、もっと、もっと。
プロデューサーさんのためにも。』
輝子「……つい、次のページを見てしまった」
乃々「慣れって怖いんですけど」
輝子「いや、これは慣れじゃない、と思う……フヒ」
輝子「好奇心、ってやつ」
乃々「……否定できないんですけど」
輝子「うん……」
輝子「そ、それにしても」
輝子「この日のまゆさん……こんなに、溜め込んでたんだな」
乃々「悔しがってはいましたけど」
乃々「……励ましても『ありがとう』としかいいませんでしたし」
乃々「溜め込んでるのもわかってましたけど」
輝子「そう、だな」
乃々「……」
乃々「も、もりくぼは」
乃々「もりくぼは、役に立たないかもしれませんけど」
乃々「気の利いたアドバイスとかできないかもしれませんけど」
乃々「それでも……それでも」
乃々「同じユニットですし……ちょっとした愚痴だけじゃなくて、相談とかもして欲しいって思うんですけど」
輝子「……フヒ」
輝子「まゆさんに言うこと……ひとつ増えたな」
乃々「じゃ、じゃあ、そろそろ終わりに……」
輝子「な、なあ、ぼののさん」
輝子「つ、次のページがさ」
輝子「糊付けされてて、読めないんだ」
乃々「……」
輝子「何が、書いてるんだろう……な……?」
乃々「……」
輝子「……もしかして、悩み、かな?」
乃々「……」
輝子「……」
乃々「……」
輝子「ひ、開くぞ?」
乃々「は、はいぃ……」
『あの子が、あの子がいなければ違う違うあの子のせいじゃない私、私がもっともっと
もっと、もっとうまくならなきゃ、ダンスも歌も、ビジュアルだって、まだ足りない、
プロデューサーさんのすべてをすべてをかなえるために、必要なのが、まったく、まっ
たく、でも、やっぱり、あの子が、もっと下手だったらダメ、そういうのは、ダメ、で
も、だって、今日のライブ勝てなかったのはあの子の違う私のでもあの子のせい、そう
あの子があの子がいなければちがう、いなかったらライブできないから、そうじゃなく
てあの子がもっと下手で、私がもっと上手でここで大差をつけてかっていたらきっとプ
ロデューサーは私のことを、もっともっともっと大切にしてくれてた、でも、負けた、
負けちゃった、だから、そんなことはなく、プロデューサーの私の評価は絶対下がって
る、今日のライブがなければあの子がいなければ、あの子がいなければあの子が■■■
■■■■だめ、そんなこと思ってない、思ってない、全部私の所為、あの子のほうが歌
がうまかったのもかわいかったのも、上手だったのも、全部、全部、全部、私の所為そ
う、私が悪い、私がだめだった、ごめんなさい、ごめんなさいプロデューサープロデュ
ーサーもっともっとがんばらないと、どう、どうがんばればいいの?これいじょう歌が
ダンスが、うまく、うまくならない、ならないはずがない、だって私はプロデューサー
が見つけてくれたアイドル、作品、未完成品、だから完成させるパーツは絶対にどこか
にある、でも勝てなかったっていうのはあの子のほうが完成してた私はまだ未完成で羨
ましい妬ましい悔しい恨めしい憎い憎い憎い■■そんなこと思ってない、思ってない嘘
嘘嘘全部嘘憎いどうして私は完成に遠いのか、なんで、なんであの子のほうが■■■■
■■■■違う、思ってない、でも、悔しい、悔しい悔しい、悔しい悔しい悔しい悔しい
私は、私はどうやったら、どうやったらあんなふうに違う、あの子のまねしてもだめ私
は私ってプロデューサーが、じゃあ、じゃあどうやって、あの子をまねてあの子を■■
■私はあの子のまねにならないだめ、違う、だめ、もっと、もっとレッスンして、たく
さんがんばって、がんばって、がんばって、がんばった先にきっと、きっとある、みん
なある、全部ある、私の望むものぜんぶある、あるから、だから、だから、だから、が
んばる、プロデューサーのためにプロデューサーを愛してるから愛してるから愛愛愛愛
があれば何でもできるできるできる大丈夫大丈夫プロデューサーのためならなんだって
なんだって、たとえ■■■■■■といわれても、そんなこといわないプロデューサーは
そんなこというはずがない、私の私の大好きなプロデューサーがそんなこと言うはずな
いほんとに?じつは全部嘘だった私への行為もなにも、かも、言葉がすべて嘘そんなそ
んなことない、でもそうだったらそんなことないそんなことない、がんばらないと、プ
ロデューサーのためにプロデューサーのためにプロデューサーのためにプロデューサ』
輝子「」
乃々「」
輝子「すごい、乱暴に、むしゃくしゃして書いてるのに、び、微妙に読める文字なのが……」
乃々「ず、ずっと続いてますね……」
輝子「……も、もしかして、失敗した、か?」
乃々「え、えっと……とりあえず、の、のり、のりを探しましょう」
輝子「そ、そうだな……きっと机の上に」
??「どうぞ」
輝子「お、おう……ありがと――」
まゆ「――うふ、どういたしまして」
輝子「」
乃々「ま、まゆさん……い、いつから……?」
まゆ「さぁ……いつからでしょう?」
まゆ「でも、熱心に読んでる二人は見てましたよ?」
乃々「そ、そうですか……そ、それではもりくぼはこれで、か、帰りますけど」
まゆ「あ、帰る前に、乃々ちゃんひとついいですかぁ?」
乃々「は、はいぃ……」
輝子「……ぅ、うぅ……」
まゆ「そこの塗りつぶしてるのは『死んでしまえば』や『殺す』とか書いてたんですよぉ?」
乃々「ひぃぃぃぃぃ――」
輝子「」
まゆ「うふふ、いい叫びですねぇ」
まゆ「でも……二人とも失神しちゃいました」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
乃々「……ん……っ」
乃々「あ、あれ……もりくぼは……?」
まゆ「うふ、おはよう、乃々ちゃん」
乃々「あ、まゆさん……おはようございます」
乃々「……」
乃々「……」
乃々「!」
乃々「あ、あの、あのあ、あの!」
乃々「か、勝手に日記よんでごめんなさい!」
乃々「で、でも、えっと、あの、も、もりくぼも!」
乃々「もりくぼも、まゆさんが、だ、大好きです!」
まゆ「……」
乃々「……」
乃々「え、えっと、あの、その」
乃々「いや、あの、えっと、えっと!」
まゆ「うふ……ふふっ」
まゆ「大丈夫、乃々ちゃん」
まゆ「あの日記は、まゆがわざと落とした……乃々ちゃんに拾ってもらおうと落としたものなの」
乃々「そ、そうなんですか……?」
まゆ「もうそろそろハロウィンだから」
まゆ「ちょっと二人を脅かしてみようと思って……うふ」
まゆ「大成功でした」
乃々「そ、そうなんですか……」
乃々「はぁ……い、いっきに力が抜けたんですけど……」
まゆ「でも、そのための工夫はあの糊付けのページだけだったんです」
まゆ「だから……あの、乃々ちゃん」
まゆ「ありがとう……すごくうれしい」
乃々「あ、いえ、別に……」
乃々「お、思ってたことをいっただけですけど」
乃々「いつも、いろいろ助けてくれて、その、うれしいですし」
まゆ「うふ……」
まゆ「まゆも、乃々ちゃんが大好きですよぉ」
乃々「あ……えっと、はい……」
まゆ「もちろん、輝子ちゃんも、大好きです」
輝子「フヒッ!?」
まゆ「うふ、おはようございます」
輝子「お、おはよう」
輝子「……な、なんだか、恥ずかしい、な」
乃々「ほんとです」
乃々「もりくぼは恥ずかしすぎて早く穴の中に隠れたいです」
まゆ「……実はまゆもなんです」
まゆ「すっごくほっぺが熱くて……」
輝子「ほ、ほんとだ……見たことないくらい、赤い」
乃々「日記を見られたんですから、仕方ないと思うんですけど」
まゆ「……それに、二人に好きっていったことも、あんまりありませんでしたし」
輝子「そういえば……」
まゆ「今まで言わなすぎた罰……かもしれません」
乃々「そんなこといったら、もりくぼだって……」
輝子「私も、だな……ま、まゆさん、ぼののさん」
輝子「いつもありがとう……す、好き、だぞ……?」
まゆ「うふ……ありがとう、輝子ちゃん」
輝子「……ほ、ほんとだ、すごく、すごくあつい……きがする」
乃々「わ、私も、キノコさんも、好きです……はい……」
乃々「あうぅ……」
まゆ「みんな恥ずかしくなったところで……じゃあ穴の中……机の下にでも隠れましょうか」
輝子「そ、そうだな……」
乃々「大賛成ですけど……」
まゆ「うふふ」
輝子「な、なあ、ところでなんだけど、まゆさん」
まゆ「なんですかぁ?」
輝子「ハロウィンの脅かし方って、こういうのじゃないと思う……ぞ?」
まゆ「……うふふ」
完
ツアーのまゆの台詞から。
アンデスで踊らせたいのでデレステに早く森久保も来て欲しいです。
誤字脱字、コレジャナイ感などはすいません。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
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