アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く6 (1000)

~前スレ~


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~ストーリーの概要~

日本中に巣食う、害獣アライグマのフレンズ。
一度は数が減ったものの、依然として滅びておらず、個体数回復すらしつつある。

…最後の殲滅作戦が今、始まる。

~登場人物~


・俺(♂)
猟師であり、アライさんを仕留めによく山へ行く。
仕留めたアライさんは、保健所へ持っていく他、ジビエ料理店『食獲者』への売却もしている。

・食通の友人(♂)
ジビエ料理店『食獲者』の店主。
アライさんを料理して客に出している。
ネットでは『ショクエモンP』のハンドルネームで支持を集めている。
3年前から、フォアグライ加工場の経営をやっている。

・大臣(フレンズ)
フレンズ省の大臣。
アライさん駆除活動の他に、ジャパリ動物園の支援も行っている。
驚くと体がシュっと細くなる。

・会長(フレンズ)
『特定有害駆除対象フレンズ根絶委員会』の会長。
アライさんを貪り尽くす天敵。
ブラウンP曰く、かつてはこんなんじゃなかったはず、とのこと。

・ブラウンP(フレンズ)
アライさんジビエ料理人の一人。
恐怖や苦痛、絶望や嗜虐の表情の写真を取るのが趣味らしい。

・清掃員(フレンズ)
アライグマのフレンズ。
ジャパリスタジオ所属の、派遣清掃員。

・キツネ(フレンズ)
清掃員の親友。
アライさんの取り扱いは日本一上手いと評される。

・アライキング・ボス(フレンズ)
国家テロを目論んだアライさんのボス。
現在拘留中であり、裁判を待っている。

・山小屋アライさん(フレンズ)
森の中のロッジを中心に勢力を拡大している、戸籍持ちのアライさん。

スレ毎の目録書いていきます
読み返したい時があったら参考にしてください

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く - SSまとめ速報
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・歩行訓練と狙撃
・アラジビフェスとショクエモンP
・農夫への報復
・特定有害フレンズ駆除促進のための法律
・大臣とアライちゃんバーグ
・ブラウンPとアラフライ定食
・若い猟犬のデビュー
・戸籍取得の案内人、キツネ

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く2
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く2 - SSまとめ速報
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・アライデスゲームTV
・ブラウンPvsショクエモンP
・報告書3~フレンズの胚~
・残ったデブアライさんの行方
・報告書6~フレンズのレベル~
・プロジェクト・フォアグライ
・実験10 ~レベル継承実験~
・高額取引されるアライちゃん
・実験5 ~サンドスターレーダー~
・実験10 成果報告メモ
・アライハザード① ~襲撃される村~
・アライハザード② ~侵入される都市~
・実験1 ~救命成功~
・アライハザード③ ~防衛のホルスタイン~
・アライハザード④ ~反撃の狼煙~

襲撃したアライさんたちの調理シーンはカット?
そりゃないぜ・・・

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く3
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く3 - SSまとめ速報
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・実験3 ~高分子プログラミング言語~
・アライハザード⑤ ~村への救援~
・アライハザード⑥ ~避難所防衛~
・アライハザード⑦ ~会長と大臣~
・報告書5 ~アライグマの精神構造の特異性~
・アライハザード⑧ ~ゴキブリホイホイ作戦~
・アライハザード⑨ ~とうほくちほーのフレンズ達~
・アライハザード⑩ ~フォアグライ加工場~
・報告書10 ~レベルアップと身体能力~
・アライハザード⑪ ~国会議事堂防衛戦~
・アライハザード⑫ ~死体の山の刺客~
・実験9 ~サンドスターと捕食~
・アライハザード⑬ ~アライキング・ボス~
・アライハザード⑭ ~決戦と決着~

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く4
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く4 - SSまとめ速報
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・後始末と救助
・シャークP
・ベスト・オブ・アラ虐と好きな人物は?
・種族を超えた絆
・報告書11 ~フレンズの成長スピード~
・実験2 ~ジャパリパークシステム~
・ジャグラーと観客
・お寺の床下
・ありゃいちゃんぷゆー、つくゆのだ!
・清掃員とキツネとブラウンP
・伊達メガネと腕輪

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く5
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く5 - SSまとめ速報
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・たのしい理科 ~振り子~
・アライさんの農業
・物置小屋と男児の夢
・たのしい理解 ~落下~
・好きな悲鳴は?
・ひったくりのアライさん
・山小屋のアライキングダム
・アラしゃぶと掃討作戦

目録以上ですす

>>13
そんなに待ってたんですかね?

>>1は酉ついてるから全滅はしないよ

基本アライさんに暴力的なことをするスレだから住人も空気に当てられてテンションが上がったり言動がやや粗暴になるのは仕方が無い
結論:全てアライさんが悪い

言いたい気持ちは分かるがここで話す事じゃねーだろ
頭アライさんかよ

アラフライからアライちゃんが抜けるようなものですね

外側だけをアライちゃんの形にして売ることは
その中身は別のもので代用できない

>>85
気持ちは分かるが「頭アライさん」を気軽に使い過ぎでしょ
それがどれだけ重い侮蔑か分からないのか?

~ジャパリスタジオ~

ここはジャパリスタジオ。
主にフレンズを中心としたタレントが集う芸能事務所である。

そこへ今年も、タレントでなく事務志望の新人が、7名入ってきた。

スタジオ社長「入社おめでとう!これからよろしく!」

新入社員1「よろしくお願いします!」

スタジオ社員1「…っと、さっそく、事務室へ案内します」ガラッ

新人達は事務室へ入る。


~ジャパリスタジオ事務室~

事務員1「…う~…冷えピタがきれた…」ゴソゴソ

事務員2「寝ちゃ駄目だ…寝ちゃ駄目だ…寝ちゃ駄目だ…」ウツラウツラ

事務員3「ハァッハァッ…レッド●ル…レ●ドブルを飲み続けなきゃ…俺は死ぬ…」ゴクゴク

事務員4「猫の手も借りたい…そうだ!うちの猫連れてこよう!2週間前に2週間分の餌と水やったから、そろそろ餌やりに戻らないと…」ヘラヘラ

事務員5「ん~…今何時?え、11時?朝の?夜の?どっち?」グッタリ



新入社員2「な…」

新入社員1~7「なんだ ここは…」

そこはまるで地獄であった。

見るからに脳ミソが限界を迎えたようなスタッフ達が、
覇気なくぐったりしながら働いていた。

そこら中に栄養ドリンクの瓶がある。

そして、ひっきりなしに電話が鳴っている。
その度に、事務員が死ぬ気で元気そうな声を張り上げて対応する。

電話が切れた途端、事務員は糸が切れた操り人形のように机に伏せた。

事務員2「や…やあ…歓迎する…よ…」ヨロヨロ

新入社員1「…ど、どうも…」

事務員2「……今日は、仕事の説明だけだから。定時で帰れるから」

新入社員2「…は、はい…」

事務員2「あ…心配しないで…うちはちゃんと残業代出るよ、申請すれば」

新入社員3「…はい…」

事務員2「そ、それじゃ…みんなの席に案内するから…」ヨロヨロ

新入社員4「わ、分かりました…」

果たしてブラック系がゴールドマン○ックス系か

新入社員たちは、PCを立ち上げ、いろいろ資料を見る。

まずは真っ先に社員名簿を見た。

名だたるフレンズタレント達の顔写真が写っている。

フレンズ達の社員情報には、当然『何のフレンズか』も掲載されている。

次に、その他のスタッフの情報を見たが…
新入社員たちは、ある情報を見つける。

新入社員1「あの…すいません」

事務員2「どうしました?」

新入社員2「この会社…」







新入社員1&2「「…アライさんなんか雇ってるんですか…?」」





事務員2「あっ…」

新入社員たちが見たのは、清掃員の御手洗の社員情報。
当然ありのまま、アライグマのフレンズであることが記載されている。

新入社員3「ペパプの助けになれるなら、残業にも休出にも耐えられるけど…」

新入社員4「アライさんなんかと一緒に働きたくないっすよ…」

事務員2「い、いや、いやいやいや。彼女は優秀な清掃員だよ。今はアレだけど、派遣先では常人の3倍のスピードで…」

新入社員5「アライさんを擁護するとか…アラ信かよ…」

事務員2「」

新入社員6「…社員全員、アライさんを受け入れてるんすか?」

事務員2「そ…そうだよ!彼女はアライさんだけど、いい人だから…」

新入社員7「社員全員アラ信とか…やば…。私もここにいたらアラ信に洗脳されるんですかね…」

事務員2「な…ないない!!そんなことないよ!アラ信じゃないよ!!」ブンブン

新入社員7「アライさんにいい人なんかいるわけないっすよ…うちの婆ちゃん、アライさんからひったくりに遭ったんですよ…」

新入社員1「近所の坊さんも、床下にウジャウジャ住み着いてたって言ってたし…」

事務員2「だ、大丈夫ですって!ずっと前に戸籍取って、それから真面目に働いてる実績あるから…!」

新入社員1~7「こ…戸籍持ち!!!?」

事務員2「あ」



アライさんの戸籍証明腕輪…

それは今や、社会的な信用を示さない。


危険なテロリストの象徴である。

…18時…

新入社員1「あ…定時ですね…」ソソクサ

新入社員2「お先に失礼します…」ソソクサ

事務員2「あ…あの!今日は助かったよ!明日もよろしくね!」

新入社員3「…」スタスタ



…翌日…

事務員2「…新人が誰一人来ない…」

新人はそれ以来、ジャパリスタジオへ来ることは無かった。

~社長室~

事務員2「…新人、誰も来なくなりました…」

社長「…さっき、社員が2人辞めたよ…。『これ以上続けたら死ぬ』って、ドクターストップくらったって…」

事務員2「…ああ…」

社長「どうしようね…タレントの仕事は増えてるのに。社員は減っていくばかり…」

事務員2「…」

社長「ああ…新人欲しいなぁ…」

どうすれば状況が好転するかは、皆分かっている。

ようは。

新 入 社 員 が 、社 員 名 簿 を 見 て 逃 げ 出 さ な け れ ば い い 。


…だが、そんなことは…
誰も、口が裂けても言えなかった。

いつも苦労している彼女を、のけものにしたくなかったからだ。

普通に「セルリアン事件の功労者のアライさん」って言えば大丈夫なのでは?多分そのアライさんなんだろうし
ってかこうなると辞めた新卒によるネットでの情報拡散が怖いな

清掃員「う、うぅ…あたし、みんなの脚引っ張ってるばかりなのだな…」

コウテイ「御手洗さんは悪くないよ…」

ジェーン「世間がもう少し、優しくなれば…」

フルル「大丈夫?おかし食べる?」

プリンセス「酷い…!みんな、アライさんを一纏めにして…!こんなの差別よ!」

ジャイアント「だが、不満ばかり言ってもしょうがない。どうにかせんとな…」

人気アイドルグループ『ペパプ』の5人組が、御手洗と話している。

モノマネ師「かといって、社員名簿を偽装することはできませんし…」

ジャイアント「いっそ御手洗と他だれか2人だけの会社を立ち上げ、そこへ業務委託すればいいのでは…!」

モノマネ師「それヤバいやつでは…?」

※どうしよう

※ジャイアントさんが当初予定になかったセリフ言ったせいで、ストーリーを変えざるを得なくなった

※続き思い付くまで待って

確かに吐いた唾を飲まない姿勢は素晴らしいとは思う
でも無理はせんでくれな

~社長室~

ジャイアント「…ということで、御手洗は社員じゃなくて、個人請負にする…というのはどうだ?」

社長「なるほど。確かにそれなら、社員名簿で逃げる人はいなくなる…!」

清掃員「…あたしは、まだ…役に立てるのだろうか?」

モノマネ師「フリーランスですよ!フリーランス!」

清掃員「なんかかっこいいのだぁ!」

社長「それで、実際のとこ、どんな仕事を委託しようかな」

ジャイアント「まあ、一番得意な清掃がいいだろう」

社長「そうですね…。しかし、御手洗さんなら会社内の清掃なんて1時間も経たず終わっちゃうのでは…?手が空いてしまいますよ…」

コウテイ「…また前みたく、派遣してみる…のは無理そうだな…」

社長「結局、派遣先に保険加入状況教えるときに、身分が伝わるからね…」

御手洗「…こないだは、社長が派遣先に、あたしを熱心に推してくれたから…」

プリンセス「…そのおかげで、派遣先が1つ切られたのよね。ったく…本当に下らない連中!成果だけ見ればいいじゃない!」

御手洗「うぅ…」

社長「それとも…事務を一部手伝ってもらう…とか…?」

清掃員「事務…」

モノマネ師「…社長。他を考えましょう」

社長「むぅ…」

コウテイ「ヨソへやるのが駄目なら、向こうから仕事を貰ってくる…とか…」

ジェーン「それもそうですね…例えば…?」

コウテイ「とにかく格安で、なんでも請け負って仕事貰う…とか。『フレンズの力で清掃します!』みたいな」

ジェーン「ピンとこない…」

モノマネ師「…!そうだ!あそこに頼もう!」

社長「どこか知ってるんですか?」

モノマネ師「いちかばちか…!派遣できるとこがあるかもしれない!電話貸してください!」

フルル「はい」ヒョイ

ジャイアント「…どうだった?」

モノマネ師「やりました!OKだそうです!反対する社員がいたら叱り飛ばすとまで言ってくれました!」

清掃員「ど…どこなのだ!?」

モノマネ師「株式会社、ビープレ建設…。知ってますよね?」

コウテイ「…!そうか!」

社長「あそこの社長はフレンズだった…!いけるぞ!」

清掃員「…みんな、ありがとうなのだ…!頑張ってみるのだわ!」

~株式会社ビープレ建設~

ここは建設会社。
創立6年目であるとのことだ。

一般的な会社では人月制で工数を見積もるため、フレンズの特異な力を活かしきれない。

しかし、ここは力持ちなフレンズが多く集い、その成果を正当に評価できる。

その分、個人が欠けたときのリスクは大きいが…。

現在会社は小規模ながら、業績はうなぎ登りであり、今後の成長に期待できる。

建設会社社長「久し振りっすね、えっと…御手洗さん?て呼べばいいすか?」

清掃員「久し振りなのだわ」

建設会社社長「あはは、何すかその喋り方!イメージが違いすぎるっす!」

清掃員「…」

建設会社社長「それで頼みたいのは、工事現場とか、あと工事が終わった後の清掃っすね。あいつら建設は得意でも、なかなか掃除は苦手で…」

建設会社社長「そんなわけで、これからよろしくっす」

清掃員「…っ…」プルプル

建設会社社長「…どうしたっすか?泣いてるっすか?」

清掃員「…ありがとう…ほんとうに、ありがとうなのだ…」

清掃員「ずっとずっと、スタジオのみんな以外の、仕事先の人に…こんな優しい言葉、かけて貰ったこと…なかったのだぁ…!ひぐっ…ぐすっ…!」プルプル

建設会社社長「…ほら、帽子取って」スッ

建設会社社長は、清掃員の帽子を外す。

そこには、普段はひたむきに隠している、醜い害獣のシンボル…。アライさんの耳と髪型があった。

清掃員「つらくて、寂しくて…!助けてくれて、ありがとう…なのだぁ…!」グスグス

建設会社社長「…これから助けてもらうのは、こっちの方っす。力を合わせて頑張るのっすよ」



~ジャパリスタジオ 会社説明会~

ジャパリスタジオは現在も新人募集中。
数名の志望者が来ていた。

新入社員8「ここって社員にアライさんがいるって聞いたんですけど、本当ですか?」

事務員2「…」

社長「いえいえ、いませんよ」

新入社員8「なんだ、ネットのデマだったんですね。良かったです~」

事務員3「…」


御手洗が退社した後のジャパリスタジオは、新入社員が5名やってきた。

今度は会社を離れることなく、きちんと居着いてくれたようだ…。

職務を分担できるようになったことで、ジャパリスタジオ事務員一人あたりの負荷が減り、
能率向上や業績回復の兆しが見えてきた。


皮肉なことながら…

御手洗が、ジャパリスタジオへできた一番の貢献。

それは、スタジオを離れることなのであった…。



続く

元々ビープレ建設が存在するという設定はありました

しかし、職を貰えない御手洗が請負という抜け道を使い、そこへたどり着くというのは、作者自身まったく想定してなかったです

本来のシナリオは、請負という助け船を想定してなかったわけで…。
御手洗がどうなる予定だったかは、想像に難くないと思います

ジャイアントやモノマネ師がそれを邪魔するような発言をして、結果ストーリーを変えるに至ったのは、今考えると悪いことじゃなかったかもしれません

~オマケ~

アライさん「ぐ…ぎぶ…」ガクガク

理科の先生「お分かり頂けましたか?このように、一酸化炭素は不安定なため、体内の酸素を奪ってしまうのです。皆さんも、不完全燃焼に気を付けてくださいね」

男児1「はーい!」

男児は去っていく。
またシロウ先生の理科の実験を見ていたようだ。

理科の先生「さて、後片付けをしますか…」

そこへ…。

大臣「…探したのです、命乞尾」バサバサ

理科の先生「…お久し振りですね、大臣」

大臣「小学校の教師の方は調子はどうなのですか?」

理科の先生「ええ、まあ…。やはり教育現場での人脈作りは骨が折れますね。この村社会では、私の理想はいつ叶うやら…」

理科の先生「大臣の方は、調子はどうですか?」

大臣「アライハザードの一件以来、しtっちゃかめっちゃかなのです。ドッタンバッタン大騒ぎなのです」

理科の先生「それはまた…」

大臣「今度、特定有害駆除対象フレンズ一斉掃討作戦を計画しているのですが…。計画は今一つ、根絶への切り札が足りないのです」

理科の先生「アライさん達の生命力はしぶといですからね…。ところで大臣は、私と談笑に来たのですか?続きはカフェで話しましょうか?」

大臣「…世間話はいいのです。単刀直入に言うのです」

大臣「…戻ってきてほしいのです」

理科の先生「…彼女とその娘さん達がいるのでしょう?私はもう不要では?…作業員でよければ、他に当てはいるのではないでしょうか」

大臣「あいつは…あの通りなのです。今必要なのは、医学やサンドスターの原理解明ではなく。力なのです」

理科の先生「…私がなにかお役に立てると?」

大臣「むしろお前がいないと、この先の戦いが…立ち行かないのです」

大臣「今必要なのは、10の実験で得られた星の数程の理論ではないのです」

大臣「星の数程の犠牲で得られた、10の実績…それが必要なのです」

理科の先生「彼女には、まだできないのですか?」

大臣「多少合理的な判断はできるようにはなったのです。…しかし、結局平和利用の域を出ないのです」

理科の先生「私が再び国のお役に立てるなら、それは何より…。しかし、コチラに穴を開ける分、多少は援助が頂きたいものですが」

大臣「わかってるのです。お前には、最も必要なもの…人脈と味方をやるのです」

理科の先生「…どうやって?カネだけの関係は長続きしませんよ」

大臣「邪魔者を除き、味方をつける。足りないですか?」

理科の先生「とんでもない。千人力ですよ」

大臣「…いいのですか?本当に」

理科の先生「それが今私の為すことならば、喜んで力をお貸しします」

大臣「…」

大臣「…助かるのです。それではまた、よろしく頼むのです。…主任」バッサバッサ

理科の先生「…ふふ、主任ですか。懐かしい響きです。では…ご期待に添えるよう、精一杯努力しましょう」

アライさん「だ…ひゅっ…げ…」ガクッ

続く

このスレでは
フレンズ×元の動物=フレンズ
フレンズ×人間=人間 だぞ

人から孕むって、アライさんにチンコでもついてるのか

>>217
それで合ってます

>>224
Oh,ニホンゴヤヤコシイデース……
「ヒトから(の種で)孕んだら」
のつもりで
「ヒト(の方)から(種もらいに行って)孕んだら」
のつもりではなかった……許せサスケ……



~刑務所~

看守「おら、もうやらかすなよ」ガラッ

獄アライさん「…」スタスタ

刑務所から1匹のアライさんが出てくる。
その腕には『の』の字を象った腕輪がついている。

看守「これからどうすんだ」

獄アライさん「…その辺で、ぶらぶら暮らすのだ」スタスタ

看守「生活保護は受けないのか?」

獄アライさん「受けたら自立支援センターとかいうクソみたいな場所に閉じ込められるのだ」スタスタ

看守「…もう盗みはやるなよ」

獄アライさん「善処するのだ」スタスタ

刑務所から出所したアライさんは、ふらふらと街へ消えていく…。

獄アライさんは、最低限の衣服…
帽子とコートを与えられていた。

醜いと言われる尻尾とけも耳を隠すためだ。

獄アライさん「刑務所にいれば、最低限の衣食住は確保できるのだ」スタスタ

獄アライさん「だけど、クソみたいな命令に従わされて、更正しろだの何だの言われるのだ」スタスタ

獄アライさん「お前らで勝手にやってろなのだ」スタスタ

獄アライさんは人混みに混じる。

女子高生「見てみてこのジャグリング!まじやばくね」

男子高校生「パネェ!」

獄アライさん「…」クルッ スタスタ…

獄アライさんは、人混みを離れる。

これからどうするつもりなのだろうか。

獄アライさん「…当面の生活資金ゲットなのだ」スッ

なんと。
獄アライさんは、たったあれだけの間に、女子高生の財布をスっていた。

なんという早業であろうか。
その器用な手先を、別のことに活かせないのであろうか。

このクソ害獣、全くもって懲りていない。

おそらく心の魔を退治するには、死ぬまで懲役が必要であろう。

獄アライさん「こんな大量消費社会が、20年も30年も続くわけないのだ」スタスタ

獄アライさん「人間ども、見てろなのだ。きっとアライさん達が微笑む時代が来るのだ」スタスタ

獄アライさん「泥を啜ってでも生き延びてやるのだ」スタスタ

獄アライさんは、あてもなくさまよい歩く…。

一旦ここまで
今日は終わりかも

 というか仮に一瞬アライさんが微笑む時代が来たとして、大半……というか極少数の例外以外はマトモに集団生活できねーから
速攻で社会と資源食い潰してロッジアライみたいな頭切れる奴の奴隷と化すか世紀末モヒカン化して野垂れ死ぬかのニ択だよね。

【急募】
「アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く」

タイトルの略称を考えよう

タイトルに虐と殺がないのでアラ虐はNG

略称なら自由に決めて貰って大丈夫です

べつに虐が入ってもいいかも
某アニメはタイトルに全くない「パン」が入ったりしましたし

アライさん静かに

>>294
繰り返すけど、略称が~とかいうアライさんがいるだけでスレタイ変えようなんて誰も言ってないぞ

>>299
アライさん「まったくもって、迷惑な話なのだ」

いや、それ単に「アラ虐」という略称はNGでって意味だろ。何度も繰り返すけど略称考えようって言ってるのがどうやったらスレタイ変えようになるんだよ

深く考えすぎて話がドッタンバッタンしちゃってるな

~サンドスター科学研究所~

理科の先生「いやぁ懐かしいですねぇ。あの頃よりも随分設備が増築されておりますね」スタスタ

大臣「…あの頃より、使う頻度は少なくなったのです」スタスタ

理科の先生「まずは彼女へ挨拶に行かなくては」スタスタ

大臣「あいつは今ごろになって、やっとお前とあいつを認めたのです。まあ、大きな進歩なのです」スタスタ

理科の先生「そういえば…彼も呼んでいるのですか?」スタスタ

大臣「まさか…。お前がいれば十分なもです」スタスタ

理科の先生「特定有害駆除対象フレンズを滅ぼすのでしょう?きっと役に立ってくれますよ。私と同じように」スタスタ

大臣「…今さらあいつの手を借りることはないのです。第一、あいつとお前は違うのです」スタスタ

>>307訂正


~サンドスター科学研究所~

理科の先生「いやぁ懐かしいですねぇ。あの頃よりも随分設備が増築されておりますね」スタスタ

大臣「…あの頃より、使う頻度は少なくなったのです」スタスタ

理科の先生「まずは彼女へ挨拶に行かなくては」スタスタ

大臣「あいつは今ごろになって、やっとお前とあの男を認めたのです。まあ、大きな進歩なのです」スタスタ

理科の先生「そういえば…彼も呼んでいるのですか?」スタスタ

大臣「まさか…。お前がいれば十分なのです」スタスタ

理科の先生「特定有害駆除対象フレンズを滅ぼすのでしょう?きっと役に立ってくれますよ。私と同じように」スタスタ

大臣「…今さらあの男の手を借りることはないのです。第一、あの男とお前は違うのです」スタスタ

大臣「お前にとって、あくまでアライさんを使った実験は、科学を追い求め、技術として役立てるための手段にすぎないのです」スタスタ

理科の先生「ごもっとも」スタスタ

大臣「だがあの男は、お前の実験に加担することで…、アライさんを拷問し、虐殺することを楽しんでいたのです」スタスタ

理科の先生「…悪く言い過ぎでは?そもそも彼の猛烈なプッシュが無ければ、アライさんを特定有害駆除対象フレンズに指定することはできなかったでしょうに」スタスタ

大臣「…全てあの男の目論見通りになったわけです。特定有害駆除対象フレンズ根絶委員会は、結局のところ…」スタスタ

大臣「やってることが真っ当ではあれど、あの男が…自分の望みを叶えるために作り、そして去った組織なのです」スタスタ

大臣「会長も、ショクエモンPも、ハンターも…。皆、結局のところ、あいつの愉悦のために働かされているようなものなのです」スタスタ

理科の先生「そのお陰で駆除が進んでいるのでしょう?結構なことではありませんか」スタスタ

何か黒幕みたいな存在がでてきたな……正直嫌いじゃない

アライさん「続きを待っていたのだ!
      >>304適切な解説ありがとうなのだ!(自分の発言が発端にも関わらず)何も出来ず申し訳ないNODA!」


大臣「…随分とあの男を推すのですね」スタスタ

理科の先生「推しますとも。彼は誰よりも、実験に熱心でしたからね。アライさんをなぶり殺すためなら3日貫徹しても平気な超人ですもの」スタスタ

大臣「…能力がどうとか、どうでもいいのです」スタスタ

大臣「私は…個人的に。あの男が大嫌いなのです」スタスタ

理科の先生「それはまあ…同意ですね」

大臣「例のサンドスター噴火事件で、アライグマのフレンズが急増しましたが…」

大臣「奴はあの事件よりも前から…アライグマのフレンズを、毛嫌いしていたのです」

理科の先生「…だからといって、個人の内的感情を人事選択の評価に使うのはどうなんでしょうか?」

大臣「使ってないのです」

理科の先生「…この話はやめますか」

大臣「それが懸命なのです」

~株式会社ビープレ建設~

建設会社社長「次の仕事は、山の中…スキー場付近に温泉施設を作るお仕事っす!」

プロジェクトリーダー「スキー場近くの温泉でありますか…。とっても魅力的であります!」

建設会社社長「というわけで、早速設計に取りかかるっす!」シャカカ

プロジェクトリーダー「頑張るであります。自分もみんなと、今の現場の最終調整にとりかかるのであります」スタスタ

建設会社社長「うぉー!腕が鳴るっす!」シャカカ

社長は設計士を兼ねている。
彼女の設計の実力は恐ろしく高く、また仕事のスピードも異常なほど高い。

本来なら数名で行うべき作業を、彼女はたった一人でこなしてしまう。

旧ジャパリパークから、人の社会に来て以来身に付けてきた、
建築学、デザイン工学、 地理学など…
様々な学問の知識を総動員し、設計を進めていく…。



依頼を受けてから、2日後の昼にはもう、プロトタイプの設計と、顧客との擦り合わせ資料が出来上がってしまった。

社長は会議から帰って来た。

建設会社社長「GOサインが出たっす!プロジェクトリーダー、それじゃいつもの、頼むっす!」

プロジェクトリーダー「顧客の皆様も設計とデザインに満足したでありますか。いつもながら、お見事であります!」

建設会社社長「じゃあ、さっそくプロジェクトリーダーも、現場の下見に行くっす!」

プロジェクトリーダー「見に行くであります」

2人は車に乗り、山へと向かう。

犯罪者予備軍って、アライさんでもいるのか?

~山~

プロジェクトリーダー「木がいっぱい生えてるであります!」

建設会社社長「山の中だから仕方ないっす。一応、道路や水道の方は、もうすぐ工事が終わる予定らしいっす」

プロジェクトリーダー「まずは伐採であります!うちのメンツは他の現場だから、業者へ依頼するとこからであります」

建設会社社長「そうっすね…」

プロジェクトリーダー「…」

建設会社社長「…」

プロジェクトリーダー「森の木々を伐採するのは、仕事とはいえ…心苦しいであります」

建設会社社長「…なかなか慣れないっす」

あらかた下見を終えると、2人は車でオフィスへ戻った。

プロジェクトリーダー「自分!早速、作業計画や材料見積りを進めるであります!」

社長兼設計士がバケモノであれば、プロジェクトリーダーもまたバケモノであった。

彼女は猛スピードで作業計画を立て、各作業員への指示、材料見積り諸々を決めていく…。



~森の中~

アライさん「わっせ、わっせ」ドタドタ

アライさんが、穴の空いた木の前にやってくる。

アライさん「チビ達ー!アライさんのお帰りなのだ!畑でいっぱいご飯食べてきたのだ!」ヨジヨジ

そして木を登り、穴へ潜り込んでいく。

体長140センチ程のアライさんが入れる穴…そうとうデカい木と穴だ。

~木の穴の中~

アライさん「待たせたのだチビ達!」ゴソゴソ

アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ

アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチヨチ

アライちゃん3「のあー」ヨチヨチ

アライちゃん4「のーだ、のーあ」ヨチヨチヨチ

アライちゃん5「なのぁー」スリスリ

木の巣穴へ入ってきた母親のもとへ、ウジャウジャヨチヨチノダノダとアライちゃんが寄ってくる。

アライさん「チビ達はいつ見ても可愛いのだぁ!さあ、おっぱい飲むのだ」ダキッ

アライさんは、アライちゃんを2匹抱き抱える。

元々のアライグマと違い、乳首が2つしかないため、
授乳できるのは2匹ずつである。

>>334
アライさんは「予備軍」じゃなくて犯罪者そのものだから

アライちゃん4「ちゅぱちゅぱ…」

アライちゃん5「ごくごく…」

アライさん「いっぱい飲んでおっきくなるのだぁ」ナデナデ

アライちゃん1「のぁー!のぁー!」グイグイ

アライちゃん2「なのだー」ヨジヨジ

アライちゃん3「なのぁ」ヨチヨチヨチ

アライさん「お姉さんたちは待つのだ!ちっちゃい子が先なのだ」ギュー

アライさんの乳児の成長スピードはとても早い。
その分、たくさんの栄養を取る必要がある。

アライちゃん4「けぷ」

アライちゃん5「のああぁー」

アライさん「ご馳走さまなのだ?つぎはお姉さんたちなのだ」ヒョイ

アライちゃん2「のあぁ♪」

アライちゃん3「なのぁー♪」キャッキャ

母乳を貰えると分かった子供達は、嬉しそうである。

アライさん「お待たせなのだ、いっぱい飲むのだ」ギュー

アライちゃん2「のーあー♪ちゅーちゅー…」ゴクゴク

アライちゃん3「ぐびぐび…」ゴクゴク

続いて、2番目と3番目に体の大きなアライちゃんが授乳される。

アライちゃん1「のぁあーっ!のぁー!」ガジガジ

アライさん「こらぁ!アライさんの尻尾をかじるななのだぁ!」

アライちゃん1「ちゅぱちゅぱ…」

一番大きなアライちゃんは、お腹がすいてイラついたのだろうか。
アライさんの尻尾をしゃぶっている。

アライさん「…ん?かじる?…チビ、お口をあーんしてみるのだ」

アライちゃん1「あむあむ…」チュパチュパ

アライちゃん1は、まだ言葉を理解する知能がないようだ。

アライちゃん2「のぁー」プハァ

アライちゃん3「なのらぁ」プハァ

アライさん「飲み終わったのか」

アライちゃん2「のああぁ…」プルプル

アライちゃん3「なのだ」プルプル

アライさん「ああ、巣穴でウンチしちゃだめなのだ!お外にするのだ」ガシッ

アライさんは、子供たちを抱き抱え、お尻を巣穴の外に出す。

アライちゃん2「のああぁ」プリプリ

アライちゃん3「のだー…」ブリブリ

乳児のアライちゃん達の便は水っぽく、その殆どの成分は剥がれた古い腸壁である。

アライちゃん達の排便は、巣穴の外に落ちていく。

動物のアライグマには溜め糞の習性があり、巣穴の中だろうとお構いなしに排便するのだが…

アライさん達フレンズには、その習性は受け継がれていないようである。

アライちゃん2「のぁー」スッキリ

アライちゃん3「なのだー」

アライさん「ほら、葉っぱでお尻拭くのだ」フキフキ

アライさんは、子供の肛門を拭いた葉っぱを巣穴の外へ捨てる。

アライさん「さ、チビ。最後はお前なのだ」ヒョイ

アライちゃん1「のああぁー」

アライちゃん1は大きく口を開け、母親の乳房へ顔を寄せる。

アライさん「…やっぱりなのだ!チビに乳歯が生えてるのだ!」

アライさん「ちょっと待つのだ」ヒョイ

アライちゃん1「のぁ!?」

もうちょっとで乳房に口が届きそうなところで、アライちゃん1は巣穴の床(?)へ置かれた。

アライさん「ゴハンを取ってくるのだ!」ノソノソ

アライちゃん1「の、のあぁー!のあぁーっ!」ジタバタ

授乳してもらえなかったアライちゃん1は、大声を出して猛抗議する。

やがて、アライさんは巣穴へ戻ってきた。

アライちゃん1「のーーあぁん!のだあぁーーん!のああぁーーん!」ジタバタ

先ほど母乳をくれなかった母親に怒っているのだろうか。
お腹が減ったアライちゃん1は泣いている。

アライさん「ちび!食べ物をとってきたのだ!食べてみるのだ!」スッ

アライさんは、首元のファーの中から何かを取り出した。

アライちゃん1「のぁ」

カマドウマ「」ワキワキ

それは昆虫のカマドウマだ。

>>アライちゃん1「のーーあぁん!のだあぁーーん!のああぁーーん!」ジタバタ

うわぁ……死ぬほどイライラする

アライちゃん1「のだぁ…」

アライさん「ほら、あーんなのだ」

アライさんはカマドウマを、子供の口へ近づける。

カマドウマ「」ジタバタジタバタジタバタジタバタ

カマドウマは、足をビクンビクンと動かして暴れている。

アライさん「活きが良くて美味しそうなのだぁ」

アライちゃん1「あーん」

アライちゃん1は大きく口を開ける。

アライちゃん1「もむ」パクッ

アライちゃん1は、母親の指ごと口に含んだ。

アライさん「わぁ、食べたのだぁ!やったのだぁ!」

アライさんは、子供の口から指を抜く。

アライちゃん1「もぐもぐ…」クチャクチャ

アライちゃん1は、生えたばかりの乳歯でカマドウマをすりつぶし、咀嚼する。

アライちゃん1「のああぁー」アーン

アライさん「食べ物はもっとあるのだ!」ゴソゴソ

アライさんは首元のファーから、次の食べ物を取り出す。

蛾の幼虫「」ウニウニ

それはまるまると太った蛾の幼虫である。
茶色をベースとしたグロテスクなまだら模様で体表が覆われており、角のようなものが尻尾と頭から生えている。

アライちゃん1「あーん」

アライちゃん1は、また口を開ける。

小さな舌の上には、まだカマドウマの足が一本乗っている。

蛾の幼虫「」ウニウニ ウニウニ ウニウニ ウニウニ

蛾の幼虫も、身をよじって暴れている。

だが体のほとんどが脂肪である芋虫は、暴れて逃げる運動能力はない。

アライちゃん1「のぁ……」

アライちゃん1は、幼虫の体表の目玉模様に怖がっているようだ。

アライちゃん1「のあぁーん!のだあぁーー!なのだー!」ビエエエン

アライちゃん1は、自分よりはるかに小さくて弱い蛾の幼虫相手に怖がり、泣き出した。

アライさん「ほーらチビ、美味しいご飯なのだぁ。好き嫌いは駄目なのだ」ズボォ

アライちゃん1「もごおぉ!?」

アライさんは、アライちゃん1の口へ蛾の幼虫を突っ込む。

アライちゃん1「もぐ…むぐ…!」プチプチ クチャクチャ

アライちゃん1は、蛾の幼虫を噛み潰していく。

幼虫の身が裂け、体液が飛び出るときのプチプチという音が、半開きの口から聞こえてくる。

アライちゃん1の口から、芋虫の緑色の体液がつーと糸を引いて垂れる。

アライちゃん1「ご…くん」

アライちゃん1は、幼虫を飲み込んだ。

アライさん「よく食べれたのだぁ!偉いのだぁ!」ナデナデ

アライちゃん1「のだぁー♪」ギュー

アライさん「えへへ…アライさんのチビ達、大好きなのだぁ」スリスリ

アライちゃん1「のーあぁ♪」スリスリ

アライさん親子は、頬擦りし合っている。

アライちゃん2「むにゃむにゃ…」ウツラウツラ

アライちゃん3「のあぁ…」ウトウト

アライさん「チビ達、眠いのか?うんと寝るのだ」スッ

アライさんは、巣穴の中で横たわる。

アライちゃん1「のだー」ヨチヨチヨチ

アライちゃん2「なー」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん3「のーぁ」ヨチヨチヨチ

アライちゃん4「のにゃー」ヨチヨチヨチ

アライちゃん5「のぁ」ヨチヨチヨチ

アライちゃん達は、母親のお腹あたりへ這い寄り、身を寄せる。

まだ小さなアライちゃん達は、体温調節にもたくさんのエネルギーを要する。

母親に寄り添って寝ることで、その温もりで体を暖め、エネルギー消費を抑えて寝ることができるのである。

アライさん「おやすみなのだ、チビ達。…そうだ、子守唄でも歌ってやるのだ」

アライちゃん1「のぁー♪」

アライちゃん2「なのだー」

アライさん「すー…」

アライさんが、子守唄を歌おうとしたとき…

???「ブゥゥウイイインウィンインゥィン」ドルルルルル

…巣の外から、やかましい音が聞こえた。

アライさん「何の音なのだ…?チビ達のおねむの邪魔なのだ…」

アライさん「さっさと鳴りやんで欲しいのだ…」

キター!審判の時だー!

子守唄(requiem)

アライさんは、音が鳴り止むのを待つが…

???「ッギュイイイイイイィィイーーーーーーン」ドルルルルル

やかましい音は一向に鳴りやまない。
それどころか、巣穴になにか小刻みな揺れが伝わってくる。

アライちゃん1「んんん…のあー!」ビエエエン

アライちゃん2「のぁー!のぁー!」ビエエエン

アライちゃん3「ぴー!」ビエエエン

アライちゃん4「のーあぁ」

アライちゃん5「なーのぁ!」

その異様な音に恐怖したのだろうか。
アライちゃん達は泣き出してしまった。

アライさん「何なのだ!チビ達が寝れないのだ!」

アライさん「音を止めてくるのだ!」ヒョイ

アライさんは、巣穴から顔を出す。

アライさんは、音が自分たちが巣穴を作っている木の真下から鳴っていることに気が付き、下を向く。

すると、そこには。

土木作業員「うーいしょ」ギュイイイイイイイイイイイン

…土木作業員が、チェーンソーを木へ押し当てていた。

アライさん「何やってるのだあいつ?」

アライさん「おーい!お前うるさいのだ!それは…えーと、何なのだ…とにかくその楽器を止めるのだ!」ヒョコ

土木作業員「げぇ!?アライさん!?」ギュイイイイイイイイイイイン

アライさん「うるさくて子供が寝れないのだ!」ヨジヨジ

アライさんは巣穴から顔を出し、木からよじよじと下りようとするが…

木「」バキバキメキメキメキ

アライさん「のああぁ!?」グラッ

木が折れた。

木は、巣穴とアライさんがいる側を上にして、
土木作業員から見て向こう側へと倒れていく。

アライさん「な、なにするのだ!たぁー!」バッ

アライさんは、巣穴から飛び降り…

アライさん「たぁーっ!」ドゴォ

土木作業員「タコス!」ガスゥ

土木作業員の頭へ、拳を振り下ろした。

チェンソー
あっ、(察し)

土木作業員ならヘルメットしてんだよなぁ

木はめきめきばきばきと音を立てて倒れていき…

ついに、巣穴を上にして、地面へと落ちた。

巣穴の中にいるアライちゃん達は、木の壁へ叩き付けられ…

アライちゃん1「びいいぃっ!」ポーン

アライちゃん2「ぎびいいぃっっ!」ポーン

アライちゃん3「ぶぎゃああっ!」ポーン

アライちゃん4「ぐびいぃっ!」ポーン

アライちゃん5「のぎゃああっ!」ポーン

叩き付けられた衝撃でバウンドしたアライちゃん達は、巣穴の中からポーンと飛び出した。

アライさん「あああああっ!ち、ちびいいぃぃ!」

アライちゃんピンボールとかアライちゃんサッカーとか面白そうだと思った(小並感)

アライちゃん1「びっ」ドサァ

アライちゃん2「じび!」ポサァ

アライちゃん3「ぶぇ!」ボサッ

アライちゃん4「ぎびぃ!」ポスッ

アライちゃん5「のぶぇ」ドサッ

バウンドしたアライちゃん達は、再び地面へ…
草の上へ落下した。

アライさん「ち、ちび!大丈夫なのか!?」

アライさんは、土木作業員のメットを叩いた手を押さえながら、子供達を見る。

土木作業員「っ…てめ…」ギュッ

チェーンソー「」ドルルルルル

アライさん「お、おい!お前!お前がアライさんたちのお家を斬り倒したのか!なんて酷いことするの…」クルッ

土木作業員「邪魔すんじゃねえええええええええええええええええッ!!!!!!」ギュイイイイイイイイイイイン!!

なんと!
土木作業員は、回転するチェーンソーの刃を、アライさんの脇腹へ水平に叩き込んだ。

アライさん「ぎびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」ブッッッシュウウウウウゥゥ

アライさんの脇腹から、刃の回転する向きへ血飛沫が舞う。

土木作業員「ッッッらああああああああッ!」ギュイイイイイイイイイイイン

アライさん「ぐぶぎびゃあああああああああああっ!!」ブシャアアア

太い幹の木に比べれば、アライさんの胴体なぞ柔いものである。

土木作業員「だらあああッ!」ブンッ

アライさんの上半身「がびゃああああっ!!」ブッシャアアアア

アライさんの下半身「」ズルゥ ドサッ

アライさんは、脇腹から真一文字に両断された。

アライさんの上半身「……っ…ぁ………ち………び………」

アライさんの下半身「」ビグンッジタバタジタバタジタバタッバタタッビググビクンッ

残りのハエガイジはよ

アライさんの体の断面からは、血と臓物が飛び出ている。

両断された胃袋から、消化されかかったグチャグチャの野菜がこぼれ落ちる。

アライさんの下半身「」ジタバタジタバタジタバタ

アライさんの下半身は、脚と尻尾を無茶苦茶にばたばたと動かしている。

かつてそこから産まれた子供達は、体を強く木の壁へ叩き付けられたようだが…

アライちゃん1「…お……ぁー…しゃ…」ズル…ズルッ…

アライちゃん2「……なの…ぁ…」ヨチ…ヨチ…

アライちゃん3「…な…ぉ…ぁ………」ペタ…ペタ…

アライちゃん4「の…ぁ…」ヨチ…ヨチ…

アライちゃん5「げぶっ、がぶっ」ゲボゲボ

アライちゃん1~4は、母親のところへ向かって、体を引きずって這い寄っている。

アライちゃん5は内臓が破裂したらしく、大量の血を吐いている。

土木作業員「う、おぉ…こっちに来る…」アセアセ

アライさん「…」ドクドク

アライさんは血液を大量に失い、横隔膜が断裂し、もう喋れないようだ。

アライちゃん1「お…あ…!…お…あー…ひゃ…ん…」ヨチ…ヨチヨチ…

アライちゃん2「の…あ…!」ヨチ…ヨチ…

アライちゃん3「な…ぉ…ぁ…」ズルズル

アライちゃん4「のぁ…」ペタ…ペタ…

アライちゃん達は、傷付いた体で、母親のぬくもりを求めて進む。

そこへ、人の声がする。

土木作業員2「おーい、そっち倒れるから気を付けろよー」ギュイイイイイイイイイイイン

土木作業員「ああ、わかった」スタスタ

どうやら、別の作業員がチェーンソーで木を切っているようだ。

アライちゃん「ぉ…ぁー、ひゃ…ん」ヨチ…ヨチ…

アライさん「!…」プルプル

最後に、我が子が自分の名前を呼んでくれるのが聞けた。

アライさんは、涙を流していた。

最後の力を振り絞り、近寄ってくる愛する我が子へ手を伸ばす。

アライちゃん1「ぁー、ひゃ…!」ヨチヨチ

アライちゃん2「の…ぁ…」ヨチヨチ

アライちゃん3「な…のぁ…」ヨチヨチ

アライちゃん4「のーぁ…」ヨチヨチ

きっと、愛する我が子の温もりを感じながら永久の眠りにつければ、アライさんは思い残すことなくこの世を去れるだろう。

あと少しで、アライさんの手に、我が子が触れる。

その目前で。
意識が薄れかけ、死にゆくアライさんの目の前で…。

土木作業員2「お、木ィ倒れたぞ」ギュイイイイイイイイイイイン

倒木「」バキバキバキバキメキメキメキメキメキメキ

倒木の影が、子供達の姿を覆った。

倒木「」ドッサアアアアン

アライちゃん1「」グチャア(頭が潰れる)

アライちゃん2「びぎいいぃいぃぃい、いっ!」ドシャアアッ(上半身が潰れる音)

アライちゃん3「ぐじゅびいいぃっっ!」ベグギャアアッ(下半身が潰れる音)

アライちゃん4「びいいいぃっ!?」メギイィ(尻尾が木の下敷きになる音)

ワントーボクフォーキゥ……

アライさん「…!」

先程母親を呼んだ、愛しい子供の顔は、目の前で倒木の下敷きとなった。

アライちゃん1「」ビグンッビググググッジタバタバタタタッ

激しくゴキガイジムーブするアライちゃんの尻尾は、何度も何度も母親の手を掠めたが、一度も触れることはなかった。

アライちゃん2「」ドクドク

肺と心臓を潰されたアライちゃん2は、尻尾を少し動かし、動きを止めた。

アライちゃん3「ぎ…ごぼ…ぇ…」ゲボゲボ

内臓が完全に破壊されたアライちゃん3は、大量に吐血した。
きっと身体中の血を吐き出すことだろう。

アライちゃん4「びー…!のあぁー…!」グッ グッ

アライちゃん4は、倒木の下敷きになった尻尾を引っ張るが、一向に抜ける気配はない。

アライちゃん5「」

落下の衝撃で内臓が破裂したアライちゃん5の吐血は、既に止まっていた。
きっと吐血以外の血も止まっているだろう。

アライさん「」

愛する我が子の無惨な最期をその目に焼き付けながら、アライさんの意識は消えた。

あぁ、完全に野生のフレンズモドキだから耳や尻尾消せないのね。

…翌日、昼…

土木作業員「よーし、伐採完了。木を運ぶぞー」

クレーン車「」ガラガラガラ…

斬り倒された大量の木が、クレーン車によって運ばれていく。

土木作業員「どけるぞー」グイン

アライちゃん達を下敷きにした木がどけられる。

アライちゃん1「」

アライちゃん1のマザーフロントゴキガイジムーブは既に止まっていた。

アライちゃん4「……ぁ……」

アライちゃん4はようやく倒木から解放されたが、
一晩中夜風にさらされた乳児に、もはや動く体力はなかった。

…こうして。

温泉施設を建てる前の邪魔者は消え去った。

>>437
「自分を人間だと強く思い込む」事で消せるらしいからな。
そもそも普通は消そうって発想が沸かないだろうが。



その後、ビープレ建設の優秀なスタッフ達により、急ピッチかつ丁寧な建設が行われた。

大きな角のフレンズ「はぁーーーっ!」ドドドドドド

大きな角のフレンズが、大型トラックよりも速いスピードと強い馬力で、超巨大リヤカーへ材料を積み、何度も運んできた。

プロジェクトリーダー「でやーっ!野生解放であります!」ザザザザ

穴堀が得意なプロジェクトリーダーは、重機よりも早く、それでいて正確に、穴を掘った。

力持ちなフレンズ「よいしょーっ!これでいいかしらー?」ズウゥンン

元レスキュー隊員の力持ちなフレンズが、柱を打ち込み、土台を作る。
その位置は機械のように完璧だ。

乗り物が得意なフレンズ「さあ組み建てるぞー」ウイイイン

そして乗り物を動かすのが得意なフレンズが、器用に材料を組み立て、骨組みを作る。

大きな角のフレンズ「おーい、今日の昼の弁当なんだっけ?シャケ弁?」

乗り物が得意なフレンズ「いや、わからん」ウイイイン

大きな角のフレンズ野性じゃなかったのか。
それとも別個体?
前のアレは現場の掃除(直球)だったのかな?

建設会社社長「設計ばかりじゃなく、体動かすのも気持ちいいっす!」トンカントンカン

設計士だったはずの社長は、上棟を打ち付ける。

骨組みまで組み立てた後は、人間の作業員達と一緒に、普通のペースで外装、内装などを建設していく。

清掃員「…」ギュイイイイイイイイイイイン

帽子をかぶった清掃員が、建設中に出たゴミをハイペースで片付けていく。



そして…

通常の業者よりはるかに安い人件費で。

通常の業者よりはるかに短い工期で。

通常の業者と比べて全く劣らない品質で。

無事、温泉施設は完成した。





温泉好きなフレンズ「ふぅー、気持ちいいよよよ」カポーン

大きな耳のフレンズ「さいこーだねぇー」カポーン

黄色い耳のフレンズ「ああー極楽ね…」カポーン

銀の耳のフレンズ「スキー場なんでしょ?ねえスキーはー?」カポーン

大きな耳のフレンズ「それは冬まで待とうかー…」ホカホカ

そんだけ良い工務店だと同業の恨み買っちまいそうだなぁ……

これが株式会社ビープレ建設。

優秀な少数精鋭のフレンズ達の能力を活かし、素早く建設していく。

恐らく、誰一人欠けても、これだけのパフォーマンスは出せないであろう。

恐るべきマンパワーの人材が集った、高いポテンシャルの会社だ。

ただまあ、建設の方は皆大得意だが…
経営の実力は、並の人間よりやや劣るようである…。




…数日後…

建設会社社長「新しい仕事が来たっす!」

プロジェクトリーダー「どんなのでありますか?」

経営会社社長「ジャパリ歴史タワーっす!超巨大プロジェクトっすよ!」

プロジェクトリーダー「おぉー!頑張るであります!」

つづく

乙です!
規格外の戦力を誇る大きな角のフレンズと同じ職場(同じ所属とは言ってない)なら御手洗さんも多少は安心……だよな?

そういやもさもさちゃんと一緒にヘラジカさんも一回登場してたっけ
アライさんなんか何匹出ようが消し炭にしてくれるだろうっていう安心感があるな

>>457
前に轢き潰したときは消し炭じゃなくてミートソースになってたがな!HAHAHA !

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報告書12
~フレンズの選択的習性~

フレンズ達は、ほとんど縄張り争いをしない。
獣としての習性がすべて現れているなら、皆血みどろの縄張り争いを繰り広げるはずである。

なぜ、それが起こらないのか?


…これは、実験でも何でもなく、ただの観察結果だが、
おそらくサンドスターの作用によって、アニマルガール達は、
『人から見て不快な習性』をことごと消されている、とみられる。

例えば熊は、冬眠する際に、大便を凍らせて肛門に蓋をするという。

しかし自衛隊所属の熊のフレンズに取材したところ、冬は眠くなりはするが、
大便で肛門に蓋などしないということである。

同様に、オオカミのフレンズは道端でマーキングをしないという。(このインタビューをした後、死ぬほど冷たい視線を向けられた)

タヌキやアライグマのフレンズもまた、溜め糞をする習性はない。

動物からすれば、どれも欠かせない習性のはずであるが…

なぜサンドスターは、そういった人にとって不快な習性だけを取り除くのか?

そして、何故アライグマのフレンズにのみ、他のフレンズが最初から身に付けている、基本的道徳心が無いのか?

現時点では、全くもって仮説を立てられない。

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※謝りがありました
※大便を凍らせるのではなく、正しくは、松脂を含んだ大便を乾燥させて蓋をします

俺が聞いた話だと意図的に消化の悪いもん食って蓋する、つまりならぬ詰まり、わざと便秘になるみたいなもんだったと思うが、どうだったかな……今手元にゴールデンカムイねーんだよなー……

誤りながら謝ると過たず怪しい言葉となる

逆説的に考えるとそもそも動物がフレンズになって最初から人の基本的道徳心を身に付けているってのもおかしいってことになる
謎が謎呼ぶ

>>468
「道徳を解さない動物的な心理構造」は「不快な習性」扱いで消えてる?
とするならば、アライさんは「道徳を解さなくても不快と思われてない」……?
……否。もっと突っ込んで「道徳を解すると不快」か?

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

~告知~

ワイらの番組、アライデスゲームTVは、常に視聴者のお前らから企画アイデアを募集しとるで!

あのクソバエガイジどもを地獄に叩き落とすアイデア、どしどし送ってくれや!

見事番組で採用された方には、金のジャパリコインを贈るで!

ほいじゃ視聴者の皆さん、頼むで~

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「合コンさ・し・す・せ・そ」

さ…フェネック「流石だね~アライさ~ん」

し…プレリー 「知らなかったっす!」

す…サーバル 「すっごーい!」

せ…世田谷区

そ…サーバル 「そうなんだ~!」

>>490

アライさん同士で共食いさせる

生き残ったアライさんをアラジビ料理にする

「学校で受けたい特別授業
            ~茂○先生によるアライさんの脳のメカニズム~」

先生「今日は生きたままのアライさんの脳に電極を刺し、様々な反応を見る実験をしましょう~」

面白そうだがデスゲームじゃなさそうなのがちらほらwww

~ロッジ~

痩せアライさんの死体「」ドクドク

副リーダー「処刑完了なのだ、解体しに行くのだ」ズルズル

アライさん1(何やってるか気になるのだ…こっそり見てみるのだ)ソソクサ



~解体場~

アライさん1「…」ジーッ

アライさん1は、物陰に隠れて解体現場を見る。

痩せアライさんの頭「」ゴロン

痩せアライさんの体のパーツ「」グチャ

山小屋アライさん「良くできたのだ」

副リーダーアライさん「うっぷ…。何度やってもキツいのだ…」ゼェハァ

山小屋アライさん「アライさんは先に行くのだ。そっちは任せるのだ」ガシッ

痩せアライさんの頭「」ブラン

副リーダーアライさん「了解なのだ、首から下のほうは、天日干しにしておくのだ」

アライさん1「…」ジーッ

山小屋アライさんは、痩せアライさん1の頭を持って、ロッジへ入った。



副リーダーアライさん「精神にこたえるのだ…でもアライさんはエリートなのだ」フラフラ

アライさん1「副リーダー!質問があるのだ」ドタドタ

副リーダーアライさん「どうしたのだ?」

アライさん1「家主は、処刑されたアライさんの頭を持って、どこ行ったのだ?」

副リーダーアライさん「…」

アライさん1「お墓に埋めたのか?」

副リーダーアライさん「…お前が管理側に昇進できたら教えてやるのだ…」フラフラ

アライさん1「気になるのだ…」

レベル上げの方法も理解してるのか……指揮、統率能力は比べ物にならんし時間さえ有ればアボの上位互換になっちまうな。

結構処刑してるしな。山小屋こそ頭脳と戦闘力を持った最強のアライさんの可能性
なお、固有の名前はない模様

>>529
キングより強いならエンペラーとかか?アライエンペラー。略してイラー。

やがて、ゴミ袋を抱えた食糧収集部隊が6匹戻ってきた。

アライさん2「ふはははー!食べ物なのだ!」ガサガサ

アライさん3「アライさんのお手柄なのだー!」サッ

アライさん4「アライさんを褒めるのだー!」ソッ

持ってきた食糧はというと…
みかんの皮やら、まだ青い果実やら、昆虫やらが多かったが…

アライさん5「みるのだ!お肉なのだ!」サッ

首輪のない猫の死骸×3「」ドクドク

アライさん6「シーフードなのだ!」サッ

ザリガニ×5「」ワシャワシャ

アライさん7「こんなのもあったのだ!」サッ

錦鯉×3「」パクパク

アライさん5~7は、タンパク質を多く含む食糧を持ってきた。

副リーダーアライさん「うおお、凄いご馳走なのだ!お前たち3人は成績爆上げなのだ!」

山小屋アライさん「なのだー!」

筋肉ダルマが鈍いというのはイメージに過ぎない……
タンパク質(プロテイン)こそが筋肉を作る!

>>527
レベルが低くて弱い上に衰弱したアライさんなんかいくら食ったところで上昇率なんて微々たるもんじゃね?

アライさん2「くぅ、凄いのだ…」

アライさん5「それにしても、最近足が速くなったのだぁ!」

アライさん6「なんか腕も速く動くようになったのだ」

アライさん7「力持ちになった気がするのだ?一体なんなのだ?」

山小屋アライさん「…お前たち、今まで処刑に参加した回数は?」

アライさん5「10回くらいなのだ」

アライさん6「多分アライさんもそれくらいなのだ」

アライさん7「大体そのくらいなのだ」

山小屋アライさん「…やっぱり、あのガキ大将…赤マフラーから教わった情報は役に立ったのだ」

副リーダーアライさん「あいつは人間に捕まったのか?」

山小屋アライさん「多分そうなのだ」

副リーダーアライさん「もし、あいつがアライさん達の仲間になったら…きっと頼もしかったのだ!」

山小屋アライさん「…まあ、戦力はある奴だったのだ…」

>>534
単独で逃避行しながら高レベル個体だけ狙ってたアボとは食ってる桁が違う可能性が。



~夜のコンビニ~

電気自動車「」シュウウウウン

客のいない夜のコンビニへ、電気自動車が1台やってくる。
疑似エンジン音発生装置はまだ普及しておらず、この車にもついていない。

電気自動車「」ピタッ

自動車は、入り口から向かって右側の駐車場へ止まった。
ゴミ箱があるのとは反対方向だ。

おっさん「ふぅー、タバコ買うか」ガチャ

他に客はいないようだ。
おっさんは、なんと車に鍵を差しっぱなしのまま、コンビニへ入店した。

おっさんは、車に飲みかけのコーヒーと、食いかけのポテチを残していたようだ。

郊外のコンビニなら、ちょっとタバコを買うくらいなら平気だと思っているのだろう。

実際のとこ、何度もこの店でタバコを買っており、一度も電気自動車がなにかの被害に遭ったことはないようである。

しかし…

アライさん1「ゴミ箱には、食べ物はなかったのだ」トボトボ

アライさん2「ん?あれは何なのだ?」テクテク

ゴミ漁りを終えたアライさんが2匹、入り口から向かって左側からやってきた。

アライさん1「車なのだ」

アライさん2「誰も乗ってないのだ」チラッ

アライさん2は、食いかけのポテチを見た。

アライさん1「いいにおいがするのだ」ガチャ

アライさん2「食べ物なのだ!持っていくのだ!」ガチャ

アライさん達はドアを開け、車に入る。

アライさん2「これを持って帰るのだ」サッ

アライさん2は、ポテチに手を伸ばすが…

アライさん1「いーや、折角なのだ」スッ

アライさん1は…

車 の ハ ン ド ル に 手 を 伸 ば し た 。

アライさん1「たしかこれを踏むと…」グイン

電気自動車「」シュウウゥン

電気自動車が動き出した。

アライさん2「わ、わ!動いたのだ!凄いのだ!」

アライさん1「ふははははー!一度これに乗ってみたかったのだー!それー!」グルングルン

アライさん1がハンドルを回すと、電気自動車は駐車場から離れ出す。

きっと初めて車の中に入ったのだろうが…
なかなか器用なものである。

おっさん「ふぅ…って、アァ!?お、おれの車がァ!」

アライさん1はそのまま、車のアクセルペダルを全力で踏んだ。

アライさん1「行くのだー!」グンッ

アライさん2「ゴーゴーなのだ!」

電気自動車「」シュオオオオオオオ

電気自動車は一気にスピードを出し、夜の道路へ走り去った。

ガソリン車と違い、ほとんど音はしない。


ちなみにおっさんは、鍵こそ外してなかったが…
ライトは消していたようである。


つまり。
無灯火の電気自動車が、フルアクセルで車道を爆走していったのである。


おっさん「つ、通報…あ!ケータイも車の中だ…店員さん!」

店員「はい!も、もしもし警察ですか?車上荒らしがお客様の車を…!」

光も音も無く、道路を100km/h以上で爆走する電気自動車は…


アライさん3「光も音も近付いてない…車は来てないのだ。おーいチビ達!渡るのだー!」

アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ

アライちゃん2「なのらー」ヨチヨチヨチ

アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん4「のぁー」ヨチヨチヨチ




電気自動車「」シュオオオオオオオオオオオオウン




アライちゃん1「びっ!」グチャ

アライちゃん2「じぶ」ドグシャ

アライちゃん3「ぴぎ!」ベチャア

アライちゃん4「ぐぶ!」ブギャア

アライさん3「のぁっ!?…あれ?チビ達?どこいったのだ?」キョロキョロ



…アライさんを撥ね飛ばし…、

横断歩道前の青信号『青になりました』ピンポーン

一般通過フレンズ1「…らいさんが来たお陰で、設計に専念できるようになったっす!」テクテク

一般通過フレンズ2「これからは、清掃で止まらない分、もっと早く建築を進められるでありま…」テクテク




電気自動車「」シュオオオオオオオオオオオオウン





一般通過フレンズ1「がぎゃあああああああああああああぅっ!!!」ドッガアアァ

一般通過フレンズ2「ひぎいいいいいぃぃぃぃっ!!」ドブシャアアアアッ



…フレンズを撥ね飛ばし…、

獄アライさん「ふふ…財布に5万も入ってたのだ。これだけあれば…」スタスタ






電気自動車「」シュオオオオオオオオオオオオウン





獄アライさん「ごぎゃああああああああああっ!?」ドッガアアァ


電柱「」ドグシャアア

獄アライさん「」ベチャア


…またアライさんを撥ね飛ばした。

アライさん2「凄いのだ!よく運転できるもんなのだ!でも、たまに何かぶつかってるのだ」

車のボンネットはボコボコに凹み、血がべっとりとついている。

アライさん3「前を見て、壁がなければ進めるのだ!」グイイイン

電気自動車「」シュオオオオオオオオオオオオウン

夜行性のアライさん達はフレンズの特性により夜目がきくため、無灯火でもそれなりに前が見えるのである。


どうやら、アライさん達は、前方に壁(建物)がなければ進めると思っているらしい。

アライさん2「楽しいのだー!」

アライさん1「いくのだー!」グイイイン

だが、壁がなければ進めるかというと…
そうでもない。

アライさん1「前に草むらがあるのだ!」

アライさん2「突っ込むのだ!」

草むらを突っ切った先で、車は…

電気自動車「」シュバアアッ

アライさん1「のぁっ!?」グラッ

アライさん2「なんなのだ?」

突如宙を舞った。

アライさん達は、草むらを越えた先で、宙に浮いた車の中で辺りを見回す。



ドブ川「」ドロドロ



アライさん1「お…」

アライさん2「のぁ…」

目の前に広がっていたのは、
下水などの排水やヘドロが流れるドブ川だった。




電気自動車「」ドッボオオオオォン


アライさん1「のぼおおぼぼヴぉごおごごぼ!?」ブクブク

アライさん2「ぐごごごぼぼごぼごばばぼびば!!」ブクブク

流石は最近の電気自動車。
しっかりと水没対策されており、漏電してはいないようだ。

電気自動車の電源「」フッ


そう、漏電対策は万全。

車の電気回路はショートした瞬間に停止した。

これでモーターは回らない。




アライさん1「ごぼぼぼ!」ゴシゴシ


汚染された水が、アライさん1の目の粘膜を傷付ける。


アライさん2「ごぼぉおおぼぼ!」ガチャ

アライさん2は、車のドアを開け、外へ出ようとする。

しかし、ドアは開かない。

アライさん2「ごぼおおぉ!?」ガチャガチャ

水圧のよって、車のドアが外側から押さえられているためだ。

アライさん1「ぐぶ…ごばああっ!」ゴボゴボ

アライさん1は、大きな泡を吐いた。
もはやこれまでか…!?


アライさん1「…!」チラッ

パワーウィンドウのスイッチ「」



アライさん1は閃いた。
ドアから出られなければ、窓から出ればいいと。

アライさん1「ごぶっ…!」カチッ

アライさん1は、パワーウィンドウのスイッチを押した。

窓「」シーン


窓は開かない。

アライさん1「ぶぐぐぐぐごぼぼぼぼぼ!」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

窓は開かない。

電気自動車は、ヘドロの川底へ沈んだ。

アライさん1「ご…ぼ…」

アライさん2「ぶぐ…」



遠くの方に、ジャパリ歴史タワー建設予定の空き地が見えるこの川へ…

アライグマのフレンズが2匹、沈んでいった。

窒息位でくたばるンだっけ?

アラ虐は大抵(再生が間に合わなくなるまで)
肉体破壊しないとダメなんだっけ?

あんだけ有能ならレベルも高いだろうしヘーキヘーキ(震声顔面蒼白)



…翌朝…

悲惨な光景となった路上へ、たくさんの人だかりが集まっている。


おっさん「これは…アライさん達に盗まれた、俺の車で起こった被害なの…」


アライちゃん達のミンチ肉「」グチャアアア

保健所職員「うわ、集めるのも一苦労だな…」

キツネ「うぅっ…こなみじんだ…むごい…」サッサッ




救急車「」ピーポーピーポー…

清掃員「あ゛ぁ゛あああ゛ぁああああああああああぁぁっ!!!!!ごんな゛の゛嫌なのだああ゛ぁああっ!!!!!あのふたりをだずげでええええ゛ぇぇっ!!!!!」グスングスン

救急隊員1「やかましい!お前もアライさんじゃねえか!」

救急隊員2「こいつ、犯人に加担してるんじゃ…仲間では?」




獄アライさん「」ブラーン

救急隊員3「顔面が電柱に突き刺さっている…」

救急隊員4「…死亡確認…」

大角のフレンズマジギレ待ったなし。
前みたいに通り過ぎるだけで許してくれねーぞー



クレーン車「」グイイイン

水没した電気自動車「」ザパアアアア

業者「盗難のあった電気自動車はこれですか…」

おっさん「ああ…俺の車…まだローン残ってるのに…」ペタン

警官「…中に犯人がいますね…」

車のドアが開けられる。

アライさん1の水死体「」ズルゥ

アライさん2の水死体「」ベチャア

アライさん達の顔面はヘドロや工業排水にまみれてよくわからない化学反応を起こし、ケミカルな色合いとなっていた。

業者「うっ!…おえええぇっ…」ゲロゲロ

おっさん「ひぃぃぃっ…」

清掃員「あ゛ぁ゛あああ゛ぁああああああああああぁぁっ!!!!!ごんな゛の゛嫌なのだああ゛ぁああっ!!!!!あのふたりをだずげでええええ゛ぇぇっ!!!!!」グスングスン


ここで「~なのだ」を使わない御手洗さんマジ偉い

やはりアライグマ(フレンズ)の中で最優

しまった、語尾つけてたわ
誤字f○ck



清掃員は、警察署から出てきた。
犯人との関係を大分疑われて取り調べを受けたが、無関係であることが分かったようだ。

清掃員「…」トボトボ

清掃員は、来た道を重い足取りで戻る。

清掃員「…」トボトボ

アライさん3「ちびー!ちびー?どこ行ったのだー!」ドタドタ

清掃員「…」ピタッ

アライさん3「おい、そこのお前!アライさんのチビ達を見なかったのか?昨日この辺でいなくなって…」ドタドタ

清掃員「…お前も被害者なのか」

アライさん3「被害者?何のことなのだ?」

清掃員「…さっきここで、アライちゃん4匹の死骸が回収されてったのだ…。車にひかれてたのだ…」

アライさん3「え…」

清掃員「…」

アライさん3「うそだ…うそなのだ…。アライさんの可愛い、チビ達が…」ペタン

清掃員「…っ」プルプル

アライさん3「そんなの…嫌なのだぁ…!うわあああああああんっ…!」ビエエエエン

清掃員「ぐうぅぅっ…!ぐすっ…!うっ…う゛ぅうぅぅっ…!」ポロポロ

このニュースは、大々的に報じられた。


アライさん達によって車が盗まれる危険性があること。

被害者である会社員2名が重症を負い、危篤状態であること。

そして、戸籍持ちのアライさんが死亡しており、
持ち物からは謎のスリ事件の被害者たちの所有物が続々見つかったこと。


世間の人々は、より一層強く、アライさん達への敵意を強めていった…。



~ラジオ局~

ラジオ番組の収録現場。

2名の人物が机に座っていた。

女子アナ「えー、本日も始まりました。デスゲ出張ラジオ!出演は、私女子アナと…」

一人は、若く美しい女性アナウンサー。

MCチヘドロー「MC血反吐朗や。よろすこ」

もう一人は、ほうれい線がついた、日焼けしたスポーツ狩りの男性だ。

女子アナ「えー今回も、番組にたくさんのお便り頂いております」

MCチヘドロー「紹介してくでー」

女子アナ「まずはこちら。『アライデスゲームTV、いつも楽しく見せて頂いております。もっともっと過激なのをお願いします』…。PNかたゆでたまごさんより」

MCチヘドロー「おう、任しときや。地獄の閻魔に成り代わって、クソガイジどもをしばいてくで。あんさんも勉強頑張りや」

女子アナ「続いてはこちら。『アライさんのことを悪く言い過ぎです。真面目に働いて社会貢献してるアライさんが、風評被害に遭って困ってます』…。PNイエローフォックスさんより」

MCチヘドロー「ハッハハハ!アラ信の妄言か!嗤えるわ」

女子アナ「妄言と…」

MCチヘドロー「アカンな。妄言と決め付けんのは悪かったわ。そりゃまあ素晴らしいこった。そんな立派なアライさんがいたら、是非ワイの番組に連れてきてほしいわ」

女子アナ「連れてきてどうするんですか?」

MCチヘドロー「どうする?ワイらのアライデスゲームTVに連れてきたアライにやらせることゆーたら決まっとるやろ。楽しいゲームや」

女子アナ「www」

この男はMCチヘドロー。

今、物凄い人気を集めている芸能人である。

MCチヘドロー「まあ仮に、真面目に働いてるアライさんがおったとしよう」

女子アナ「はい」

MCチヘドロー「ギルティやな」

女子アナ「ギルティなんですか?(笑)」

MCチヘドロー「まず、アライさんみたいなクソガイジにパソコンや書類相手にすんのは無理やろうし、まあ肉体労働やろうな」

女子アナ「でしょうね」

MCチヘドロー「ギルティや」

女子アナ「何でですか?」

MCチヘドロー「だってそいつ、人様がいるとこで、息吸って吐いとるんやろ?大気汚染以外の何者でもないわ」

MCチヘドロー「アライさんのハナクソまみれの鼻の穴を通り抜けて、くっさい内臓を通って、くっさい口から出てきた空気。吸いたいかお前?」

女子アナ「耐えられないです(笑)」

MCチヘドロー「アライさんゆうのはな、生きる公害や。存在事態が不快さを撒き散らす罪なんやで」

女子アナ「確かにギルティですね…よく分かりました」

御手洗さんアナキンroute?

女子アナ「次のお便りです。『子供が番組に影響されて、残酷な趣味を持って困ってます。自重してもらえませんか?』…PNシュシュフさんより」

MCチヘドロー「残酷な趣味?具体的になんや。アラ虐のことやったら、いくらでも見したったらええやん」

女子アナ「でも、危ないんじゃないですか?」

MCチヘドロー「何がや」

女子アナ「アライさんと遭ったとき、逃げずに戦おうとして、怪我を負っちゃうんじゃ…」

MCチヘドロー「そんな半端者にするのは親が悪いんや。カッターナイフやらエアガンやら持たせてやれば、ガキ身を守れて、クソガイジは死ぬか逃げるかするわけや」

女子アナ「そういうもんですかね…」

MCチヘドロー「ええか?世の中にはな、アライさんの被害に遭って苦しめられた人はぎょーさんおる。そいつらは、アライさんに復讐したくてもできないんや。何故か分かるか?」

女子アナ「何故ですか?」

MCチヘドロー「何故かってお前。アライさんどもはとっくに、ガス室で安楽死しとるか、銃で撃たれてろくに苦しまずにあの世に行くからや」

女子アナ「死んだのなら、恨みは晴らせてるのでは?」

MCチヘドロー「いやいや、被害者の万分の一も苦しんどらんやんけ。地獄の閻魔様があいつらを拷問したって、そら彼岸の向こうの話。被害者の恨みはちーっとも晴れへんわ」

女子アナ「うーん…」

MCチヘドロー「そこで、ワイらがあのゴミパンダどもを断罪したるんや。痛め付けて、死んだ方がマシや思うくらい苦しませてから駆除したるんや。そうすりゃ被害者の皆さんも、少しは気が楽になるんとちゃうか」

女子アナ「そうでしょうか…」

MCチヘドロー「リスナーの皆さんの中には、アライさんの被害者の方おるやろ?もしワイの意見に賛同か反対あったら、次回までにレスポンスくれや」

女子アナ「さて…今回はここまでです。ありがとうございましたー」

MCチヘドロー「おおきにー」

MCチヘドローは、廊下を歩く。

彼のバッグの中で、携帯電話が鳴る。

MCチヘドロー「あい、もしもし。…あ、久し振りやな」ピッ

MCチヘドロー「うまくいっとるんか?…そうか。そりゃ何より。え、ワイの方?そりゃお前、テレビつけりゃ分かるやろ!」

MCチヘドロー「…」

MCチヘドロー「ふーん…あそこに戻るんか。やっと分かったか、あんボンクラ共」

MCチヘドロー「なんや、ワイも手伝いに行ったろか?え?お呼びでない?あら、そっか」

MCチヘドロー「ワイとしても、あんな実りのないとこに戻るんは頼まれても嫌やな。今はこっちのが楽しいわ」

MCチヘドロー「…ほう、大嫌いと。別にえーんちゃう?お前はどう思っとるんや」

MCチヘドロー「…はは、ホンマか。嬉しいな。まー話し合わせて方便ゆうのも大変やろ」

MCチヘドロー「つーか、お前んとこ…クソしょーもないことばっかやってんな」

MCチヘドロー「あれを調べるゆーとるが、結局表面的な部分しか見とらん。アレの本質をなーんも考えとらん」

MCチヘドロー「…結局、科学者ちゅーもんは、人間が一番オリコーさんやっちゅう結論ありきでないと、話進められへんのや」

MCチヘドロー「自分達よりお利口さんな何者かが、ワイらを見てるっちゅーことを、絶対に受け入れようとせん」

MCチヘドロー「せやからあいつらは本質にいつまで経っても気付けないんや。アホちゃうか。下らなすぎてワイはもう見限ったわ」

MCチヘドロー「科学者たるもの、何があってもカミサマを否定せにゃならんっちゅう意地があるんやろな。馬鹿馬鹿しい」

MCチヘドロー「ま、お前さんのとこで、何かいいことあったらまた飲もうや。じゃな」ピッ

MCチヘドロー「さーて、行くか。ガイジ裁きにな。今日もハードスケジュールのてんてこ舞いや」スタスタ

MCチヘドロー「あのクソウザいガイジ共の醜い姿と声をまた聞かんといけんのは辛いが、仕事やし、しゃーないわ」ガチャ

MCチヘドローは駐車場へ向かい、ミニバンに乗り込むと、テレビ局へ向かった。


今日もまた、テレビ番組の収録が始まる…。

つづく

乙乙
所で>>1に聞きたいんだけど、筆の早さとか話の上手さとかを見てると初心者とは思えないんだけど何か他にやってたスレとかあります?
差し支えなければ教えてください

>>653、655
後半の内容物を見る感じ「神様みたいな存在」のことじゃないかな>>人よりお利口さん

>>665
比較的新しいのだとこれとかですね
艦これSSです

如月「司令官のパンツくんかくんか」提督「何やってんだお前」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1489495067/)

デスゲーム案はまだ募集中です

ところで、今まで出たアラジビ料理でベスト3を決めるなら
どれが良かったでしょうか?

~テレビ局~

アライデスゲームTVは、地上波放送することはできない。

その理由は…
残酷だから。



…ではない。


ひとつは「スポンサーがつきたがらず、番組中にCMを流したがらないから」。

もうひとつは「芸能人の売り出しに使えないから」である。


そんなわけで、大人気番組となった現在でも、
「害獣駆除チャンネル」という小さな小さなテレビ局により作られ、衛星放送で流れているのである。

~会議室~

新人「いよいよ僕も、番組の企画会議入りできるんですね…!」

MCチヘドロー「せやな。フレッシュなアイデア、期待しとるで」

さっそく、企画会議が始まる。

スタッフ1「今回の予算は…60万円ですね」

新人「うーん、だいぶ少ないですね。人気番組なのに…」

MCチヘドロー「そうでもないで。これは、ステージのセットの製作費だけで60万円や。総額は250万円ある」

新人「250万円!?うちみたいな弱小テレビ局で、よくそんなに予算絞り出せますね!?…毎週放送するのに、大丈夫なんですか!?」

新人「というか、全体の予算の4分の1もセット製作費に使っていいなんて…。比率おかしくないですか?」

MCチヘドロー「まあな。こんだけ予算使えるんには、理由があるんや。分かるか?答えてみ」

新人「うーん…チャンネル登録者数が多くなったからとか」

MCチヘドロー「そんな刹那的な理由やない。まあいい、ここでクイズ番組やったってしゃーない、教えたるわ」

MCチヘドロー「まず一つ。出演者へのギャラが安い」

新人「ギャラ…ですか。普通は一番かかりそうですが」

MCチヘドロー「うちの番組にはな、芸能人が出演しないんや。まー出てもワイくらいやな」

MCチヘドロー「芸能人が顔を出すとな、生き物を殺して悦ぶ奴っちゅうレッテルが一生貼られるんや。芸能事務所の奴等は、ブランドイメージが傷付くんを死ぬほど嫌うからな」

新人「なるほど…でも、MCチヘドローさんも芸能人でしょう?大丈夫なんですか?」

MCチヘドロー「怖いもんなしや。ゆうてもう誰もかも、ワイがアライさん殺して悦ぶ奴っちゅうこと知っとるやろ」

スタッフ1「wwww」

MCチヘドロー「そしてまあ、そんなのは節約術。大事なのは第2の理由や。なんやと思う」

新人「…うーん…」

MCチヘドロー「ヒント。ワイらの番組は、スタジオやのうて、武道館で撮影しますー。もう分かったか?」

新人「分かりました!観客から、入場料が取れるんですね!」

MCチヘドロー「ピンポンピンポンー!大正解や。うちらの番組は、武道館でショーをやる一本録りや。リテイク無しのな」

新人「でも、普通のバラエティー番組にも観客っていますけど。あれってこっちが出演料払ってるんじゃないでしたっけ?」

MCチヘドロー「ああ。あいつらは観客ちゃうで。スタッフの言う通りにリアクションとって、どんなにつまらんくってもリテイクしまくっても笑うフリせにゃならん…ある意味、役者に近いな」

新人「普通そうですよね…うちは違うんですか?」

MCチヘドロー「まあな」

新人「なんでうちは、お金払わなくて大丈夫なんですか?」

MCチヘドロー「逆に考えてみい。それやったら、普通のバラエティー番組の収録でも、客から金取ればいいと思わんか?」

新人「…まあ、確かに。でも、何でそうしないんでしょうか」

MCチヘドロー「簡単な話や。金払って来た客が、番組や出演者にヤジ飛ばしたらアカンからや。ブランドイメージが傷付くやろ」

新人「…」

MCチヘドロー「せやけど、うちらのアライデスゲームTVは違う。客にあーしろこーしろ言うてリアクションを操作する必要はない。リテイクする必要もない。つまらんかったら金返せってヤジ飛ばしてええ」

MCチヘドロー「客のそういうマイナスのリアクションすらも、デスゲームの臨場感とリアリティーを引き立てるんや。分かるか?」

新人「…アライデスゲームTVだからこその強みなわけですね。でもなんでリテイクできないんですか?」

MCチヘドロー「役者がアライさんだからや。あのガイジどもにどうやってリテイク指示従わせろっちゅうんや」

新人「wwww」

MCチヘドロー「あと、セットの安全性やら保険を一切考慮せんでええっちゅうのもあるな。普通の番組じゃ安全第一やが、うちらは逆。危険第一や」

新人「なるほど…。60万円以内で、武道館でやれる企画を考えればいいわけですね!」

MCチヘドロー「それプラス、お客さんが満足して気持ちよーく金払えるショーにせにゃならん」

新人「なるほど…」

MCチヘドロー「あんましモノ壊す系は考えた方がええな。中古車1個壊したら予算半分飛ぶで。あと、機械やハコモノ使うんも慎重にならなアカン」

新人「けっこうシビアですね…」

MCチヘドロー「まあ、受けがいい企画ができたら使い回しできるからな。毎回捨てるわけやないから、安心せぇ」

新人「過去の企画で作ったセットを再利用するのもアリなんですね」

MCチヘドロー「それができたら大助かりやな」

一旦ここまで

※ここまで書いといてなんですが、なかなかデスゲームが思い浮かばず決まらない

※というのも、なんかアライさんを無意味に拷問して殺すのはイマイチ気乗りがしない。ここの書き込みを見ると、そういうの考えるの得意な人は多そうですけでも…

※なんかビビっとくるものないかな

※いい感じのアイデアが思い浮かびました


※「これ予算的にどうなの?」って部分は、前に作ったもんだと脳内補完して貰えれば幸いです



~深夜の畑~

畑には、サツマイモ、人参、カボチャなどの野菜が実っていた。

しかし、畑あるところに奴等の影あり。

アライさんA「うおおぉー!」ガサッ

アライさんAは、夜でも見える目で野菜を発見する。

アライさんA「美味しそうな野菜がいっぱい生えてるのだ!」コスリコスリコスリ

しきりに両手を擦り合わせている。

アライちゃんA1「おかーしゃ、おいちぃのさがしゅのだ」ガサッ
アライちゃんA2「おなかぺこぺこなのだー」ヨチヨチ
アライちゃんA3「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ

子供たちも出てくる。

アライさんA「アライさんはその辺バッチリなのだ!ピッカピカのを見つけてくるのだ!」ドタドタ

畑へ侵入するアライさんA。

と、そこで。
畑の野菜よりも魅力的なものが見つかる。

鉄格子の檻の中に、籠に入った揚げパンやフライドチキンの骨などがあったのだ。

美味しそうな強烈な匂いが、アライさん親子の食欲を誘う。

アライさん「おお!これは凄いのだ!食べ物がいっぱいあるのだ!」ドタドタ

アライちゃんA1「おいしそうなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんA2「たべゆのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんA3「かそくだんらんすゆのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

アライさん達は、檻の中へと入った。

アライさんAは檻の中に入り、中に置かれた食べ物入りの籠を開けようとしていじくる。

アライさんA「どうやって開けるのだ?」ガチャガチャ

アライちゃんA1「はやくあけゆのだー!」イライラ
アライちゃんA2「おそいのだー!あらいしゃんおなかぺこぺこなのだー!」コスリコスリ
アライちゃんA3「よだれとまんないのだぁ!はやくたべゆのだ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライさんA「アライさんだってはやく食べたいのだ!んしょ」ヒョイ

アライさんAは、食べ物入りの籠を持ち上げた。

檻の入り口「」ガッシャアアアアアン ガチッ

アライさんA「のぁ?何の音なのだ?」クルッ

アライちゃんA1「なんでもいいからはやくあけゆのだぁーー!」ジタバタ
アライちゃんA2「ぽんぽんがくぅくぅなってるっていってゆのがわからないのかぁぁー!」ノダアァ!
アライちゃんA3「おかーしゃんはやくたたずなのか!?とっととあけてあらいしゃんたちにごはんよこしゅのだぁ!」プンスカ

いつまでも食べ物をくれない母親に腹を立てる子供たち。

アライさんA「なんなのだ!アライさんは今とっても頑張ってるのだぁ!もっとアライさんを労うのだぁ!」ガチャガチャ

アライちゃんA1「おーーなーーかーーすーーいーーたーーーのだぁーーーー!」ジタバタ
アライちゃんA2「ふぁー、おそとでおしっこしてくゆのだ」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんA3「あらいしゃんもおそといってうんちしたくなったのだ」ヨチヨチヨチヨチ

アライさんA2とA3は、外に出ようとする。

アライさんA「そうなのだ!チビ達は黙って見てないで、お外で畑から野菜を集めるのだ!この畑はいつも美味しい野菜がひとりでに生えてくるのだ!」

ひとりでに生えてくるのではない。
畑の主が一生懸命育てているのである。

アライちゃんA1「ありゃいしゃんたちのはたけなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

お前たちの物ではない。

アライちゃんA2「しぜんのめぐみなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

人の恵みである。

アライちゃんA3「おやさいにうんちあげてくるのだ!ゆーきひりょーなのだ!」 ヨチヨチヨチヨチ

やめろ。
殺菌もせずそんなもんやったら、細菌で根が腐る。

…まあ、そんな心配は要らないがな。

アライちゃんA1「のぁ?」ガチャガチャ
アライちゃんA2「あかないのだ!」ガチャガチャ
アライちゃんA3「おかーしゃ、ここあけゆのだ」ガチャガチャ

畑の主からは、出来るだけ生け捕りするようにと頼まれていた。

無理なようなら、野菜がとられる前にこの猟銃で射殺するつもりだったが。

その必要はなさそうだ。

アライさんA「なにー?そんなはずないのだ。さっきは簡単に開いたのだ!」ドタドタ

アライさんA「頭を使うのだ頭を!こうやって…」ガチャガチャ

アライさんA「…あれ?開かないのだ!おかしいのだ!」ガチャガチャ

アライちゃんA1「はやくあけゆのだー!」ブーブー
アライちゃんA2「おしっこもれゆのだぁー!」プルプル
アライちゃんA3「はやくあけないとうんちがまんできないのだぁ!」プルプル

アライさんA「煩いのだ!そんなに言うならチビ達が開けるのだ!」

アライちゃんA1「ありゃいしゃんはまだこどもなのだー!」

展開予想っていいんか

アライさんA「うぅー開かないのだ!壊れてるのだ!」ガチャガチャ

アライちゃんA2「もう…むりなのだ…!」プルプル
アライちゃんA3「げんかいなのだ…!おがーしゃ…はやぐ…!」ブゥープスゥー

アライさんA「出しちゃ駄目なのだ!もう少し我慢するのだぁ!」ガチャガチャ

アライちゃんA2「あっ…はあああぁぁぁ~~…きもちいいのだぁ…」ジョボボボボボ
アライちゃんA3「うぅうぅぅ~~…!」ブリブリブリブリ

アライちゃんA1「ぴいいいぃぃぃぃぃいっ!!!?き、きちゃないのだあああぁっ!」ビエエエエエン

アライちゃんA2「ふぅーすっきいちたのだ…」スッキリ
アライちゃんA3「ううー!おがーしゃんがあけてくれないせいで、うんちもらしちゃったのだぁー!」ムッカァー

アライさんA「ああー!我慢しろって言ったのだぁ!なんで言うこと聞かないのだぁ!」ガシッ

アライちゃんA2「のぁっ!?」ヒョイ

アライちゃんA2は、母親に持ち上げられた。

アライさんA「言うこと聞かない子は!お尻ぺんぺんなのだぁ!」ベシッ ベシッ

アライちゃんA2「ぴいいいぃぃぃぃぃいっ!!?ありゃいしゃんわりゅくないのりゃあああーーっ!おがーしゃんがあけてくれないからわりゅいのりゃああーっ!」ビエエエエエン

アライさんA「人のせいにするななのだ!アライさんは開けようと頑張ってたのに、お前はずっと見てるだけでなんにも頑張ってないのだぁ!」ベシーン ベシーン

アライちゃんA2「いぢゃいぃ!やめゆのだあああっ!ありゃいしゃんはがんばってがまんちたのだあああっ!」ビエエエエエン


母親は子に体罰をする。
きっと母親も小さい頃に体罰で言うことを聞かされたのだろう。

愚かな親の下に産まれたアライさんは、愚かな親にしかなれないのである。
もっとも、賢い親の下に産まれようともアライさんは愚かに育つであろうが。

燃料投下
https://www.youtube.com/watch?v=11SOIok5TD8

>>791
支援どうもです
メラメラとやる気がわきます

支援する、受け取れぇ!!
https://www.youtube.com/watch?v=hvKMCfWaFbY

ごめん上げてしまった。お詫びと言って何だが支援する。
https://www.youtube.com/watch?v=gplea_cy79U

さて、こいつらをこのまま置いておくと、次に来るかもしれない害獣の捕獲の邪魔になる。

俺は檻を持ち上げ、リヤカーへ積む。

アライさんA「のぁっ!?なんだお前、いつも野菜を独り占めしてる奴とは別の人間なのだ!?」

アライちゃんA1「ひとしゃん!あらいしゃんたち!でれなくなったのだぁ!だしてほしいのだぁ!」ガチャガチャ

出すものか。
俺は檻をトラックへ運ぶ。

アライちゃんA2「だしてくれたら…そうだ!おまえにもあっちにはえてゆやさいをやゆのだ!おいしいんだぞぉ!」

ああ美味かったよ。
ここの依頼人さんがさっき、手塩にかけて育てた野菜を、漬物にして食わせてくれたさ。

アライちゃんA3「ひとしゃん、だしてなのだ!みてみて、しっぽのだんすなのだ!」フリフリ

クソ漏らしたケツをこっちに向けるな!
尻尾だけ残して手足を切断してやろうかクソ害獣!?
佐助がいなくてよかったな。あいつがいたらこの鉄格子を食いちぎっててめーを噛み殺してたぞ。


…ともかく怒りを抑えて、檻をトラックへ積んだ。

>>794
>>796
センキュゥ(メタスラ感)

アライさんA「なんで出してくれないのだああぁ!」ガンガン

アライちゃんA1「せめて、このたべものはだしてほしいのだぁ!」ガチャガチャ

無視。
一応、害獣キャッチ檻は2台あるからな。
もう一台設置しよう。




アライさんB「のあああぁ!でれないのだああぁ!?」ガシャガシャ

アライちゃんB1「あかないのだー」ガチャガチャ
アライちゃんB2「のぁー」
アライちゃんB3「おかーしゃん!これはきっとひとがしかけたわななのだぁ!ごめんなさいしてだしてもらうのだ!」
アライちゃんB4「かわいさあぴーるでだしてもらうのだ!」

…もう一組捕まえた。
まるでゴキブリだな。

アライちゃんB4「あ、ひとしゃんなのだ!ひとしゃーん♪」ヨチヨチヨチヨチ

何だ。
またさっきの奴みたく尻尾のダンスをやったら、その尻尾引きちぎるぞ。

アライさんB「ふははははー!アライさんのチビは世界一可愛いのだ!見るのだ!」

アライちゃんB4「うふーん♪あらいしゃんをだしたら、いーことしてやるのだぁ♪のーさつぽーずなのだー♪」 クネクネ

っ…

アライちゃんB4「うふ~ん♪あは~ん♪ひとしゃんのおめめ、かわいーあらいしゃんにくぎづけなのだぁ♪」クネクネ

アライさんB「ふははははー!だっこしたくなったはずなのだ!さっさと出すのだ!」

アライちゃんB4「だしてくれたら、こーびしてやるのだぁ♪あらいしゃんのばぁーじん、おまえにやるのだぁ♪」クネクネ

アライちゃんB4「みるのだー、えむじかいきゃくなのだぁ♪」クパァ

俺はショットガンへ弾を込めると、
アライちゃんB4の股間に押し当てた。

アライちゃんB4「のああぁっ♪なんなのだ、おとなのおもちゃなのだ?」ズリッズリッ

アライちゃんB4が、ショットガンの銃口へ股間を擦り付けてくる。

アライちゃんB1「ひとしゃん、えっちなのだー!」

アライちゃんB2「のぁ?」

アライちゃんB3「のーさつされてゆのだぁ!」

アライさんB「ふははははー!アライさん達を出してくれたら、アライさんも一肌脱いで…」

依頼人さんからは、生け捕りにするのは一組につき4匹まででいいと聞いている。

俺は何の躊躇もせずに、ショットガンの引き金を引いた。

火薬は大きな破裂音をたて、害獣の股間をへ無数の散弾をばらまいた。

アライさんB4「びっ!」ブグチャアアアアッ

散弾はアライちゃんB4の体をバラバラに引き裂き、檻の中に肉片を飛び散らせた。

アライちゃんB1「ぴいいぃっっ!?」
アライちゃんB2「のぁっ!なんかぶつかったのだぁ!」 コツン
アライちゃんB3「のだあぁ!?に、にげゆのだああぁ!」ヨチヨチヨチヨチゴツンゴツン(壁に頭をぶつける音)

アライさんB「のあああああぁぁっ!?あ、アライさんの世界一可愛いチビがああぁぁーーーっ!?い、嫌なのだ、生き返るのだぁーーっ!」グチャグチャ

アライさんBは、飛び散った娘の肉片を使ってジグソーパズルをしている。

腹減ってんだろ。それでも食ってろゴキブリ共。

ちょww
本当に>>807のことやるとは思わなかったww

>>817

※こちらも、先の展開を完全に読まれててびっくらこいた

※これがけもハーモニーでしょうか

アライさんB「酷すぎるのだあぁーーーっ!アライさんの可愛い可愛いチビが何をしたっていうのだあぁーーっ!」ビエエエエエン

アライちゃんB1「ひいきされてるやつがしんだのだ!これであらいしゃんもかわいがってもらえるのだぁ!」 コスリコスリ
アライちゃんB2「の…あ…」ブルブル
アライちゃんB3「のだあああぁぁっ!のああぁーーーっ!」ジタバタジタバタ


こいつらの檻も、運んでトラックへ積んだ。

さて、これで用意した籠は全部だ。

もうこなけりゃいいが…


痩せアライさん1「はぁはぁ、食べ物見つけなきゃ、怒られるのだぁ!」ガサガサ

痩せアライさん2「このままじゃチビ達が飢えちゃうのだぁ!」 ガサガサ

痩せアライさん3「何か持って帰らなきゃいけないのだ…」ガサガサ

おっと。
また3匹現れた。

アライちゃんA1「なんでもいいからはやくあけゆのだぁーー!」ジタバタ
アライちゃんA2「ぽんぽんがくぅくぅなってるっていってゆのがわからないのかぁぁー!」ノダアァ!
アライちゃんA3「おかーしゃんはやくたたずなのか!?とっととあけてあらいしゃんたちにごはんよこしゅのだぁ!」プンスカ

親を召使いか何かの様に扱うこの態度
多少なりとも親子愛の様なものが備わっていると思っていたけど結局能動的な愛情というか受動的なものでしかないのか……

痩せアライさん4「おおー!畑があるのだ!」コスリコスリ

痩せアライさん5「これなら褒められるのだぁ!」コスリコスリコスリコスリ

痩せアライさん6「ピッカピカのを探してくるのだぁ!」ドタドタ

6匹もいるのか…。
丁度いい。
新兵器をお見舞いしてやる。

俺は、陸上自衛隊から託された新兵器…





H K 4 1 6 を 構 え 、 害 獣 の 群 れ へ 向 け た 。




そして…そのまま引き金を引いた。




痩せアライさん1「ごぶぐびゃああああっ!」ドッバブッシャアアアアアア
痩せアライさん2「ぐじゅびごええええええっ!?」グシャブシャバチュドブチャアアア
痩せアライさん3「がぶごえぇ!」ブッシャアアア

45mm弾丸が、フルオートで毎秒1発発射される。

痩せアライさん4「ぎびいいぃ!」ブシャドバグシャベチャ
痩せアライさん5「ぐぶげべえええええ!」ブシャドバグシャベチャ
痩せアライさん6「のぎゃああああああああ!」ブシャドバドドバ



アライさんの群れは、10秒も経たずに蜂の巣となって血溜まりに倒れ付した。

ふぅ…
この新兵器、とんでもない殺傷力だ。
まるで俺が今まで使ってた12連エアライフルが玩具のようだ。


だが、決して喜ぶべきことではない。

ただの一般の猟師である俺に、軍用アサルトライフルの使用を許可せねばならないほど、
この国は焦っている…危機的状況だということだ。

45mmてとんでもないことになっちゃうぞ
5.56mmやぞ



翌朝、俺は依頼人である畑の主へ成果を報告した。

畑の主「おお…!作物は無事だ!ありがとう、これで今年は出荷できる…!」

今年は?
…昨年はどうだったんですか。

畑の主「全滅でしたよ…。今、借金がやばいことに…」

酷い状況だ…
やはりアライさんは、一匹残らず狩り尽くさなくてはならない。

(フルオートなら秒10発は行けた気がするぜい!)

>>828
>>830


     ,へ、        /^i
     | \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |
     7   , -- 、, --- 、  ヽ
    /  /  \、i, ,ノ    ヽ  ヽ
    |  (く._・_)  〈く_・)  )  |
   /  <  / ▼ ヽ    >   、
  く彡彡   ,.へへ、    ミミミ ヽ
   `<   Yュlエl'ィン     ミミ彳ヘ
      >  くェェ/´ __/   \
     /         7      \

     |        /


いろいろ間違えた…脳内訂正おなしゃす
こらひでえ

冷静に考えたら、毎秒1って早くもなんともないわ

>>826は「5.56mm弾丸が、フルオートで毎秒10発発射される」が正しいですね


多分5.56×45の45の方と間違えたんだな

ところで、生け捕りにしたアライさん達はどうするんですか?
保健所送りにするくらいなら、殺しても一緒なのでは。

畑の主「いーやいや。わしの畑を荒らしたこいつらには、もっと、もーっといい引き取り先へ行ってもらうよ…」

どこに連れて行くのだろうか…。
俺は代金を受けとると、殺戮現場を片付けてその場を去った。

つづく


>>834
径のほうと長さを間違えましたね

あと、しっぽのだんすを勝手に使ってすいません
だが、登場させたかった(血涙)



依頼人はアライさん達の入った織をトラックの荷台へ積んだ。

アライさんA「おい!アライさんはお腹が空いたのだ!喉も渇いたのだ!食べ物と飲み物をよこしてここから出すのだぁ!」ガチャガチャ

アライちゃんA1「そうなのだー!」
アライちゃんA2「なのだー!」
アライちゃんA3「さっさとすゆのだー!みみがきこえないのかー!」ガチャガチャ

アライさんB「うぅ…ちび、ちびがぁ…」グスングスン

アライちゃんB1「おかーしゃん、いもーとはもうしんだのだ。これからはありゃいしゃんをかわいがゆのだ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんB2「いもーとのしたいはくさくなゆからすてゆのだぁ!」 スリスリ
アライちゃんB3「もっとありゃいしゃんたちにかまうのだー!」スリスリ

アライさんB「そ、そうなのだ…アライさんにはまだお前達がいるのだ。次に人間がチビ達を殺そうとしたら、アライさんが仕返ししてやるのだ!」

依頼人「おい、お前ら。今まで何回、うちの畑で野菜を盗んだ」

アライさんA「何言ってるのだ!盗んだのはお前達なのだ!アライさんが狙ってた野菜を独り占めしようとしてー!」ガチャガチャ

アライさんB「大体なんなのだ、うちの畑って言い方は!ナチュラルに独り占めしようとする態度が気に入らないのだ!」

依頼人「…質問変えるか。あの畑から、何回野菜を収穫した?」

アライさんA「何回…?わかんないのだ!10回は超えてるのだ!」

アライさんB「アライさんとうちの可愛いチビ達は、あそこの美味しい野菜を食べて育ったのだ!だからアライさん達は、こんなに可愛く育ったのだ!」ナデナデ

アライちゃんB1「なのだー!」シッポフリフリ
アライちゃんB2「なのだー!」シッポフリフリ
アライちゃんB3「なのだー!」シッポフリフリ

アライさんB「どうなのだ?お前はさっきの筒を持ってなさそうだから、ここからアライさん達を出してアライさん達を抱っこしてもいいのだ!」シッポフリフリ

アライさんB親子は、依頼人に向かって尻を向けて、尻尾を振っている。

アライさんA「というか!さっさと出すのだぁ!それとチビが漏らしたうんちとおしっこを片付けるのだぁ!くさいのだぁ!」ガチャガチャ

アライちゃんA1「かたづけゆのだぁ!」ガチャガチャ

アライちゃんA2「おまえのなかまのせいであらいしゃんたちはくるしんでゆのだー!」ガチャガチャ

アライちゃんA3「りふじんなのだぁ!おまえのせいであらいしゃんはうんちもらしたのだ!あやまゆのだぁ!」ガチャガチャ

依頼人「アライグマって溜め糞するんだろ?うちの小屋も前にアライグマが住み着いて、天井が腐り落ちて最悪だったぞ」

アライさんA「溜め糞?そんなことしないのだ!お前達人間はするかもしれないけど、アライさんはしないのだ!」

アライちゃんA1「ひとしゃん、ばっちぃのだー」
アライちゃんA2「えんがちょーなのだ」
アライちゃんA3「しないからさっさとかたづけゆのだー!」

依頼人「ワシも溜め糞なぞせんわ!もうええわ、さっさと連れてくか」スタスタ

依頼人は トラックを走らせ、保健所へ向かった。

…保健所…

依頼人はアライさんの檻2つを、保健所職員たちの力を借りてトラックの荷台から下ろした。

キツネ「はいよー、お疲れ様です。このアライさん達、全員デスゲ用ってことでいいのかな?」

依頼人「おおうよ。そいつらのやった罪はこの紙に書いてありますよ」スッ

キツネ「これは…あ~、いつものですか。アライさん達、またやってしまったねぇ」

依頼人「それじゃお願いします。捕獲報酬は、この猟師さんの口座へ振り込んどいてください」

キツネ「はーい。ありがとうございました。それじゃ行こうかアライさん達」ガラガラ

保健所職員は、リヤカーへ檻を積み、保健所の中へ入っていく。

アライさんA「うー喉渇いたのだー!」ジタバタ
アライさんB「早くここから出すのだぁ!」ジタバタ

~保管部屋~

キツネ「それじゃ、後はお願いします」ペコリ

職員「ああ、デスゲまでの世話は任せな」

キツネ「私…あの番組嫌いなんですけどね…」

職員「そう言ってやめさせられるもんじゃないけどな。というか、キツネちゃんは情が移りすぎる癖が治らんな」

キツネ「うぅ…わかってますけど…」スタスタ

その後、アライさん達は2日ほどこの部屋へ閉じ込められた。

たまに人間がやってきて、無言で最低限の水と食糧の供給、そして排泄物の廃棄だけを行い、去っていった。



アライさんA「うぅ…アライさん達はいつまでここに閉じ込められるのだ。アライさんが可哀想なのだ!」

アライちゃんA1「もとはといえば…!おかーしゃんがこのおうちにあらいしゃんをつれてきたからとじこめられたのだ!」

アライちゃんA2「おかーしゃんのせいなのだぁ!」

アライちゃんA3「おかーしゃんがあけゆのへたくそなせいなのだぁ!」

アライさんA「お前たちー!親に向かって何てこと言うのだぁ!恩知らずはお仕置きなのだぁ!」ベシベシベシ

アライちゃんA1「ぴいいぃぃっ!」
アライちゃんA2「いぢゃいのりゃあぁっ!やめゆのらぁ!」ビエエエエエン
アライちゃんA3「でーぶいなのりゃあ!かてーないぼーりょくなのだあぁ!」ビエエエエエン

アライさんB「あぁ…ちび…ちびいぃ…」ションボリ

アライちゃんB1「ひとしゃんがくしゃいのをかたづけてくれたのだ」ヨチヨチ

アライちゃんB2「おかーしゃ、いもーとがくたばっても、ありゃいしゃんたちがいゆのだ!」ヨチヨチ

アライちゃんB3「ここのひとしゃんたちはたべものくれるいいひとたちなのだ!きっとそのうちおそとにだちてくえゆのだ!」ヨチヨチ

アライさんB「アライさんを元気付けてくれるのか…お前達は本当に可愛いチビ達なのだ。子宝に恵まれたのだぁ」ナデナデ

アライちゃんB1「なのだー」スリスリ
アライちゃんB2「なのだー」スリスリ
アライちゃんB3「なのだー」スリスリ

続きはあとで

質問

(野生で戸籍持ちではない)アライさん(成体)の手足を切り落としたら、
(止血処理をしたとして)どの位で回復するのでしょうか?

どの位っていうのは手足がニョキニョキするまでです
(長文すんまそん)

>>859
>>861
生えませんね

単体回復スキルは、患部をすばやく止血し壊れた細胞や骨の修復をするスキルです

切り落とした手をくっつけて固定すれば、1日で細胞や血管が、4日で神経が、6日で骨が、10日で筋肉が、14日で皮膚がそれぞれ完全回復します

しかし失った手がない場合、腕の断面が皮膚で覆われるだけとなります

一応、歯が抜けたくらいなら生やすことは可能です

過去のスレ見ればわかるだろうけど手足が生えて来るなんてことはないんじゃないか

たぶん気にしちゃいけないことなんだろうけどこのクソバエガイジ共は知ってる言葉の数が妙に多いなそれをもっと他のものに向けられなかったのか…



テレビ局スタッフ1「どうも、受け取りに伺いました~」ガチャ

テレビ局スタッフ2「お世話するの大変でしたよね~?」

職員「はい。こちらのお部屋になります。罪歴表はこちらです」サッ

アライさん達のいる部屋へ、保健所職員ではない人間達が入ってきた。

テレビ局スタッフ1「この2つですね。では搬送します」ガラガラ

人間たちは、荷車へアライさん達の檻を乗せて搬送を始めた。

アライさんA「アライさん達をどこへ連れていくのだ?」

テレビ局スタッフ1「ここを出たいんだろ?チャンスを与えるんだよ」

アライさんA「もちろん出…」

アライちゃんA1「もうすこしここにいてやってもいいのだ!」ノビー

アライちゃんA2「ここはたべものさがさなくても、ひとしゃんがくれゆかららくちんなのだ!」ポリポリ

アライちゃんA3「あめもかぜもないかららくらくなのだ~。ひとしゃん、ゆーのーなのだー」ゴロゴロ

テレビ局スタッフ1「…」

テレビ局スタッフ1「アライさんがここでお世話してもらえるのは、たった2日だけだ。今日がその終わりの日なんだよ」

アライちゃんA1「いやなのだぁー!」ジタバタ
アライちゃんA2「もっとここでありゃいしゃんたちのおせわすゆのだぁー!」プンスカ
アライちゃんA3「ひとしゃん!もっとほーしすゆのだ!」フフーン

アライさんA「なっ…こんなつまんないとこにいたくないのだぁ!」

テレビ局スタッフ1「別にもっといたいなら構わんが…2日経った後のアライさんがどうなるか教えてやろう」スッ

テレビ局スタッフ1は、タブレットPCを取り出し、動画を再生し始める。

映像の最初に、「捕獲したアライさんの処分」とテロップが出る。

アライさんA「ヒトの文字なのだ。読めないのだ」

やがて、今のアライさんA親子と同じように、檻に入れられたアライさん達の姿が映る。

アライちゃんA1「ありゃいしゃんたちがうつってゆのだー!」
アライちゃんA2「おんなじおうちにはいってゆのだ!」 キャッキャ

やがて、アライさん達は檻ごとリヤカーで運ばれていく。

映像アライさん1『これからどこにいくのだー?』ガラガラ

保健所職員『…』ガラガラ

映像アライさん2『無視するな!なんか答えるのだ!』ガラガラ

映像アライさん3『人間!今日のゴハン忘れてるのだ!早くよこすのだー!』ガラガラ

アライさんA一家も、アライさんB一家も、ビデオを見ている。

テレビ局スタッフ1「お前ら、よーく見ておけよ。このまま保健所にいたら、お前らもこれから同じ目にあうんだからな」

アライちゃんA1「どうなるのだ~?」ワクワク
アライちゃんA2「ひとしゃん!このどうぐおもしろいのだ!ほしいのだ!」キャッキャ
アライちゃんA3「はこのなかにひとがいゆのだぁ!」キャッキャ

テレビ局スタッフ1「…」

映像アライさん達が運ばれた先には、「ガス室」と書いてあった。

映像アライさん1『ここで何するのだ?』

映像アライさん2『変なとこなのだ。見て回りたいのだ、お外に出たいのだぁ!』ガチャガチャ

映像アライちゃん1『なのだー』コスリコスリ

映像アライさん3『…なんか眠くなってきたのだ…』

映像アライさん1『むにゃ…あたまがぼーっとするのだ…』ウトウト

映像アライさん2『…ねむいのだ…むにゃ…』コロン

映像アライさん3『』グッタリ

映像アライちゃん1『』グッタリ


アライさんA「みんな寝ちゃったのだ」

アライさんB「ここはお休みの部屋なのか?」

アライちゃんA1「あらいしゃんもおひるねしたいのだ」
アライちゃんA2「たべてねてたべてねゆのだー」
アライちゃんA3「きもちよさそうなのだー」

テレビ局スタッフ1「じゃあ、これを見てもそう言ってられるかな?」

映像は続く。

保健所職員1『…』カチャカチャ グイイッ

映像アライさん1『』ズルズル

映像アライさん2『』ズルズル

映像アライさん3『』ズルズル

籠から出されたアライさん達は、保健所職員に引きずられていく。
ピクリとも動かない。

アライさんA「…なんで起きないのだ?」

アライさんB「そんなに気持ちよく寝てるのか?」

テレビ局スタッフ1「あれはな、とっくに死んでるんだよ。CO2…二酸化炭素っつう毒ガスでな」

アライちゃんA1「しんでゆ?うそなのだ!」
アライちゃんA2「あらいしゃんたちをこわがらせゆためにいってゆだけなのだ!」

テレビ局スタッフ1「…まあ、バカなお前らには理解できないだろうな。だが、見て分かることが今から起きるぜ」

やがて…

映像の中のアライさん達は、焼却炉へ運ばれた、

焼却炉の中には、炎がメラメラと蠢いている。

アライちゃんA1「なんなのだあれ?」
アライちゃんA2「なんかこわいこわいなのだー」
アライちゃんA3「たいくつなのだーつまんないのだ!もっとおもしろいのみせゆのだー!」

テレビ局スタッフ1「これから面白いことが起こるぜ」


保健所職員『…』ポイポイ

映像アライさん1『』ドサッ メラメラ…

映像アライさん2『』ドサッ メラメラ…

映像アライさん3『の…ぁあ…!?あ、あづい…のだぁ!』ジタバタ

映像アライちゃん1『』メラメラパチパチ

アライさん達は炎に包まれていく。

映像アライさん3『ぎびいぃぃーーっ!あづいいいぃぃ!だしてほしいぃのだああーーっ!』モゾモゾ

映像アライさん3は火だるまになりながら、もぞもぞと這う。

映像アライさん3『ぎゃぐああああ!あげで!あけるのだあああああ!』バンッバンッ

映像アライさん3は焼却炉のガラスの戸を叩く。

映像アライさん3『の"ぁああああーーー!あああああああぁーーーーーーっ!』バンッバンッ

ガラスの戸に、血や焼け焦げた皮膚がへばりつく。

アライちゃんA1「ひぃっ…!」ブルブル
アライちゃんA2「こわいのだあ…!」ガクガクブルブル
アライちゃんA3「やなのだーー!ああなりたくないのだああーー!」ビエエエエエン

パンプキンナイトっていう漫画で生きたまま棺桶に入れられて火葬されるってのがあったけどそれを思い出した。

やがて焼却が終わり、焼け焦げた焼死体がじーーーっくりと映される。

焼死体は、ゴミ袋に詰められて、廃棄された。

そして映像は終わった。

テレビ局スタッフ1「どうだ?お前達もああなりたいなら、ここにいてもいいぜ」

アライさんA「い、いやなのだあああ!アライさんは死にたくないのだああああっ!」

アライちゃんA1「ぴいいいぃぃっ!」ビエエエエエン
アライちゃんA2「のーーあぁん!のだあぁーーん!のああぁーーん!」ジタバタ
アライちゃんA3「なんであんなごどずゆのだあああああ!ひどいのだあああああ!」ビエエエエエン

アライさんB「残酷すぎるのだああ!アライさん達は何にも悪いことしてないのだ!人は畑のお野菜を独り占めするために、平気であんなことするのかああ!?」

アライちゃんB1「ひとでなしのだあああっ!」ビエエエエエン
アライちゃんB2「さいあくなのだあああ!」ビエエエエエン
アライちゃんB3「?でもあのあらいさんたちはかわいくないからころされたのだ。あらいしゃんたちはかわいいからころさないにきまってるのだ」ケロッ


己の未来を知らされたアライさん達は恐慌状態となった。

尚、一匹だけ余裕そうだったが…

アライちゃんB3「みるのだ!あらいしゃんはかわいいのだ!おせんたくだんすなのだ!」コスリコスリコスリコスリ

アライちゃんB3は、激しく両手を擦り合わせながら、体を左右に揺らしている。

アライちゃんB3「のだー!≧∀≦」コスリコスリコスリコスリ

テレビ局スタッフ1「はは。何をどう間違えたらそのクッソキモいハエガイジムーブを可愛いと思い込めるのか、甚だ疑問だな」

アライちゃんB3「どうだったのだ?あらいしゃんはかわいいのだ!だからころさないほうがひとしゃんもしあわせなのだ!」

テレビ局スタッフ1「本気でそう思ってるんだったら、ここに残ってもいいぜ。お前だけは特別に…」

アライちゃんB3「とくべつに…ずっとかわいがってくれるのだ?」

テレビ局スタッフ1「ガスで殺さずに…」ガシッ

テレビ局スタッフ1は、檻の乗った荷車を押す。

テレビ局スタッフ1「今すぐ家族全員、焼却炉で燃やし殺してやろう」ガシッ

アライちゃんB3「 のーーあぁん!のだあぁーーん!のああぁーーん!やなのだああぁーーーーっ!」ジタバタ


その一匹もなんとか末路を理解できたようだ。

>>884
つ「ファラリスの牡牛」

確かにアライちゃんって誰が考えたんだろうな
人気のアニメのキャラは、デフォルメ絵を得意とする絵師により幼児化した姿が描かれることが多いからその辺が源流だろうか

>>894
子供のアライさん自体は、アライさん物語で出ましたが
ヨチヨチと四足歩行するチビ共は、
『俺「アライさん・・・ゆるさねぇ・・・絶対に!」』
のスレで初めて見ましたね

天才だとすればやっぱ↑スレ作者さんだと思います

一旦ここまで
リアルアラ虐動画でも観ながらパワーをチャージしときます

アライさん物語の人が書いた「益獣フレンズアライさん」も天才的だと思いました

>>897
あれも最高でしたね
アライしゃんを発明したのはあのスレだと思います

アライさん絶許スレのアライちゃんはホントヤバイ
どうしてここまで人をイラつかせる存在が書けるのか尊敬するレベル(誉め言葉)

>>899
まずアライさんの子供が四足歩行するという発想からして革新的だと思います

アライさんの生態が人よりも獣寄りな世界観だからこそ産み出されたバイオハザードですね

さながら人の声に似た鳴き声を発する害獣そのものって感じで、
ほっとくと糞害も出しますし「即刻駆除しなきゃ…」という義務感さえ感じさせます

乙です!差し入れのリアルアラ虐動画を是非に
https://www.youtube.com/watch?v=UBDy5qH-psg
https://www.youtube.com/watch?v=Vd0dsuyzohs

三次は勘弁なのじゃ
すまぬのお

>>902
ナイスゴキガイジムーブ
上質な動画をありがとうございます

>>903
アンチスレでさえ、いきものきらい系動画はNGな人多いですからね…
せめてこのスレの中だけは大目に見てクレメンス

職員1「ちょっと待ってください!何勝手に決めようとしてるんですか!法律上ダメですよ」ガシッ

テレビ局スタッフ1「ダメっすか?いいじゃねえっすかこんなクソガイジ」

職員1「『動物の殺処分方法に関する指針』っていう政令で義務付けられてるんです!」

テレビ局スタッフ1「…だとよ。人間の法律に感謝しな。このままここにいたいなら、毒ガスで殺した後焼いてやるからよ」

アライちゃんA1「しにたくないのだああああぁ!ころすのやめゆのだあああ!」ビエエエエエン

アライさんA「わ、分かったのだ!ここを出ていくのだ!だからこのおうちの外に出して、森に帰してほしいのだぁ!」

テレビ局スタッフ1「ああ?帰したらお前ら畑やゴミを荒らすんだろ。誰が返すかバーカ」

アライさんB「お願いなのだぁ!死ぬのはやなのだああああ!」ガシャガシャ

テレビ局スタッフ1「はあ…仕方ない。条件付きで、そのチャンスをやらんこともない」

アライさんA「条件?な、なんなのだ…」

テレビ局スタッフ1「これからお前らには、ゲームをやってもらう。いい結果を出せたら、自然に帰して自由にしてやるよ」

職員1「おお、なんて自然な流れ!」

アライさんA「ゲーム…わ、わかったのだ!やるのだ!」

アライさんB「はやくやらせるのだ!」

アライちゃんB1「なのだー!」
アライちゃんB2「なのだー!」
アライちゃんB3「げーむすゆのだぁ!」

テレビ局スタッフ1「いいだろう。だが、ここでやるわけじゃない。会場に来てもらうぜ…」ガラガラ

テレビ局スタッフ1は、2つの檻を運び、保健所の外へ出た。

そして檻をトラックの荷台にくくりつけた。
特にカバーで覆ったりはしていない。

テレビ局スタッフ1「それじゃ、行くぜ」

アライさんA「どこに連れていかれるのだ…」

アライさんB「心配なのだ…」

アライちゃんB3「なのだー」

そしてアライさん達は、 すきま風が通り抜ける檻に入れられたまま、カバー無しでトラックの荷台へ積まれ…



…高速道路を通り。
時速100km以上のスピードで武道館へ搬送された。




自然に還す(意味深)

続きはあとで

トラックは武道館へ到着する。

テレビ局スタッフ1「よし、着いたぜ。下ろすぞ」スタスタ

スタッフはトラックの荷台を見る。
すると、2つの檻の中では…

アライさんA「ささささささぶいのだだだだだ」ガタガタブルブル
アライちゃんA1「ちゃむ…いのだ…」コスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリ
アライちゃんA2「こごえ…て…しんじゃうのだぁ」コスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリ
アライちゃんA3「おしくらまんじゅー…なのだぁ…わっせ、わっせ」コスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリコスリ


アライさんB「ち…チビ達!あ、ああ、あっためあうのだ!」ガクガクブルブルギューッ
アライちゃんB1「おかーしゃんあったかいのだぁ」ダキッギューッ
アライちゃんB2「あらいしゃんをあっためゆのだぁ」ギューッ
アライちゃんB3「あらいしゃんが…かわいそうなのだぁ…」ブルブル


…それぞれの檻の中で身を寄せ合い、凍えていた。

高速道路を30分も走って、風を受ければこうなるだろう。

アライさん達は、檻ごと持ち運ばれた。
そして控え室へ置かれた。

~控え室~

テレビ局スタッフ1「ゲームは30分後に開始だ。それまでに便所と水分補給はやっとけ」スッ

テレビ局スタッフ1は、檻へ水差しを取り付ける。

アライさんA「お水なのだぁ!」ゴクゴクゴクゴクグビグビ

アライちゃんA1「ありゃいしゃんものむのだー!」グイグイ
アライちゃんA2「のどからっからなのだぁ」グイグイ
アライちゃんA3「はーやーくーかわってなのだー!」グイグイ

アライさんA「ぷはあぁっ…あれ、なくなったのだ」スッカラカン

アライちゃんA1「ぴいいいぃっ!?」
アライちゃんA2「なんでぜんぶのんじゃうのだあああっ!」
アライちゃんA3「おかーしゃんはひどいのだぁ!あらいしゃんたちがかわいくないのかー!?」

アライさんA「し…仕方ないのだ!アライさんは喉が渇いてたのだ!ちょっとしか入れなかった人間が悪いのだぁ!」

~会場~

武道館の客席は満員であった。

会場の外には様々な出店ブースが並んでいた。

その中には、アラジビ料理人たちの姿もあった。

ザワザワザワ…

シャークP「シャーシャシャシャー!アライトロ焼き肉だぜぇー!シャークノコギリぃ!」ザクザク

デブアライさん「ぐぎいいぃぃぃ!あ、アライさんのお肉、切ったらいたいのだやめるのだああ!」ブシュウウゥ

フェイロンP「いらっしゃい。アライ小籠包、アライ水餃子、麻婆アライ。色々あるぞ」

ブラウンP「アライ水餃子ひとつお願いします」

フェイロンP「どうも、毎度あり」

アライしゃん「ぶらうんおねーしゃん、いまからなにみるのだ?」テクテク

ブラウンP「ふふ…アライさん達がゲームをするんだって。きっと楽しいよ」スタスタ

アライしゃん「おもしろそうなのだー!」テクテク

放送『えーみなさん。今日はお集まりいただいてありがとさん。あと5分後に始まりますんで、お早めに席ついてやー』ピンポンパンポーン

観客たちは、会場へ着席し始めた。

やがて…
照明が落ちた。

MCチヘドロー『レディース!エーン!ジェントルメーン!今宵はアライデスゲームTVをご視聴頂き、ほんま感謝するで!』

MCチヘドロー『テレビの前のエエ子達!ちゃーんと部屋明るくして、テレビから離れるんやでー』

観客「アハハハハハ」

MCチヘドロー「さあさあ今宵も、世の中にはびこるにっくきクソ害獣どもに、天誅を下す時間がやってきたでぇ!」

MCチヘドロー「お前ら!アライさんは嫌いか!?」

観客達『嫌いだー!!!!』

MCチヘドロー「アライさんのクソ醜い、つり目の顔や虫みたいな尻尾は嫌いかー!?」

観客達『嫌いだー!!!!!』

MCチヘドロー「アライさんのガイジみたいなしゃべり方は嫌いかー!?」

観客達『嫌いだー!!!!!!』

MCチヘドロー「アライさんのいちいち腹が立つ、ハエガイジムーブなんかの仕草はどうやー!?」

観客達『嫌いだー!!!!!!!』

MCチヘドロー「人を殴ってモノ盗んでも自分のモンやと信じて疑わん、横暴で自己チューな性格は嫌いかー!?」

観客達『嫌いだー!!!!!!!!!』

MCチヘドロー「悪いことしてもちーっとも謝らへん、腐った性根は嫌いかー!?」

観客達『嫌いだー!!!!!!!!!!!』

じゃあみんな黙ろう?
テレビ見てるとき隣でごちゃごちゃ言われてると嫌だろう?

MCチヘドロー「せやなぁ!アライさんは存在自体が害悪!一回心臓が動くごとに罪が増すクソ害獣や!地獄の閻魔も裁ききれん!」

MCチヘドロー「せやから!今からワイら害獣駆除チャンネルが!クソガイジ共を惨殺処刑してくれるでぇ!」

MCチヘドロー「最高に胸糞悪いパーティーの始まりやァ!」

観客『ワアアアァァーーーーッ!!!』パチパチパチパチ

>>947

お気遣いありがとうございます
しかし、「ショーは客の反応があった方が盛り上げ甲斐があるやろ?
ワイワイ盛り上がろうや」って
MCチヘドローは言ってました

MCチヘドロー「せやな!そいじゃまずは、本日のハエガイジの紹介といこっか!」

MCチヘドロー「アライさんは生きてること自体が死刑レベルの大罪やけど、そこにどんな罪が加わっとるか知りたいやろ?」

観客『パチパチパチパチパチパチパチパチ…』

MCチヘドロー「そんじゃいくで!まずはAコーナーの入場や!」

会場への入口へ、スポットライトが当たる。

最高に頭の悪そうな電波曲をバックに、アライさんA親子が入場してくる。

アライさんA「ここでゲームをするのか…」ドタドタ

アライちゃんA1「なのかー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんA2「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんA3「かってかぶとのおをしめゆのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

観客『BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!』

観客席から、アライさんA親子へ大ブーイングが浴びせられる。

アライさんA親子は、真っ暗な会場の中を、スポットライトを浴びながら入場する。

中央の会場…なにか仕掛けがありそうなステージへと進む。

観客には見えないが、夜目のきくアライさんにはきっと見えているだろう。

アライさんA「おーい!ゲームはここでやるのかー?はやく説明するのだ!」

アライちゃんA1「なのだー!」ヨチヨチ
アライちゃんA2「なのだー!」ヨチヨチ
アライちゃんA3「せつめいすゆのだー!」ヨチヨチ

MCチヘドロー「話なーんも聞いてへんのかクソガイジィ!お前らの罪を言うてからやゆーとるやないかクソバエ共ォ!」

観客『BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!!!!!!』

一旦風呂入ります

A親子vsB親子なのかな?

MCチヘドロー「それじゃあ、言葉で説明するより、観て貰った方が手っ取り早いな。VTRスタートや」

会場内の大型スクリーンに、アライさんA親子の過去の録画映像が映し出される。

依頼人『おい、お前ら。今まで何回、うちの畑で野菜を盗んだ」』

アライさんA『何言ってるのだ!盗んだのはお前達なのだ!アライさんが狙ってた野菜を独り占めしようとしてー!』ガチャガチャ

アライさんB『大体なんなのだ、うちの畑って言い方は!ナチュラルに独り占めしようとする態度が気に入らないのだ!』

依頼人『…質問変えるか。あの畑から、何回野菜を収穫した?』

アライさんA『何回…?わかんないのだ!10回は超えてるのだ!』



アライさんA「あ!アライさんが映ってるのだぁ!」

アライちゃんA1「なつかしいのだー」
アライちゃんA2「ありゃいしゃんもうちゅってゆのだ!おもしろいのだー!」キャッキャ
アライちゃんA3「ひとにつかまったときなのだー!」

観客「BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」

MCチヘドロー「これだけやないで!こいつらのカルマは!見てみいや!」


アライさんA『うぅ…アライさん達はいつまでここに閉じ込められるのだ。アライさんが可哀想なのだ!』」

アライちゃんA1『もとはといえば…!おかーしゃんがこのおうちにあらいしゃんをつれてきたからとじこめられたのだ!』

アライちゃんA2『おかーしゃんのせいなのだぁ!』

アライちゃんA3『おかーしゃんがあけゆのへたくそなせいなのだぁ!』

アライさんA『お前たちー!親に向かって何てこと言うのだぁ!恩知らずはお仕置きなのだぁ!』ベシベシベシ

アライちゃんA1『ぴいいぃぃっ!』
アライちゃんA2『いぢゃいのりゃあぁっ!やめゆのらぁ!』ビエエエエエン
アライちゃんA3『でーぶいなのりゃあ!かてーないぼーりょくなのだあぁ!』ビエエエエエン



MCチヘドロー「見たか!?親子の間での罪の擦り付け合い!挙げ句の果てに暴力や!カエルの子はカエル…いや、ガイジの子はガイジやな!」

観客「BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」

MCチヘドロー「そんじゃー次のチームや!Bコーナーの入場や!」

再び、入場口へスポットライトが当てられる。

またもや別の電波曲がかかる。

アライさんB「絶対勝って、みんなで帰るのだ!」ドタドタ

アライちゃんB1「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんB2「かってかならずかえゆのだ!」 ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃんB3「あらいしゃんたちのかわいさでみんなめろめろにすゆのだ!」ヨチヨチヨチヨチ

観客『BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!』

再び巻き起こる大ブーイング。

MCチヘドロー「こいつもさっきと同じように捕まった野菜泥棒や!その罪、覗いてみるか!」パチン


大型スクリーンへ、映像が映し出される。


依頼人『おい、お前ら。今まで何回、うちの畑で野菜を盗んだ』

アライさんB『大体なんなのだ、うちの畑って言い方は!ナチュラルに独り占めしようとする態度が気に入らないのだ!』

依頼人『…質問変えるか。あの畑から、何回野菜を収穫した?』

アライさんB『アライさんとうちの可愛いチビ達は、あそこの美味しい野菜を食べて育ったのだ!だからアライさん達は、こんなに可愛く育ったのだ!』ナデナデ

アライちゃんB1『なのだー!』シッポフリフリ
アライちゃんB2『なのだー!』シッポフリフリ
アライちゃんB3『なのだー!』シッポフリフリ

アライさんB『どうなのだ?お前はさっきの筒を持ってなさそうだから、ここからアライさん達を出してアライさん達を抱っこしてもいいのだ!』シッポフリフリ


アライさんB「アライさん達の可愛い姿が映ってるのだぁ!」

アライちゃんB1「あらいしゃんたちのかわいいしっぽのだんすに、みんなむちゅーなのだ!」
アライちゃんB2「きっとみんなめろめろになゆのだ!」
アライちゃんB3「かわいすぎゆのはつみなのだぁ!」


観客達「死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 死ーねッ! 」

アライさんB「のだあぁ!?」

アライさんB「なんかみんな怒ってるのだ…?こいつらみんなおかしいのだ!」

MCチヘドロー「えー、只今大変不快な映像が流れたことをお詫び致します。これ放送のときは編集とかで緩和しといてや」

MCチヘドロー「そして、こいつらの罪はこんだけやないで!次のVTR、いくか!」



テレビ局スタッフ1『どうだ?お前達もああなりたいなら、ここにいてもいいぜ』

アライさんB『残酷すぎるのだああ!アライさん達は何にも悪いことしてないのだ!人は畑のお野菜を独り占めするために、平気であんなことするのかああ!?』

アライちゃんB1『ひとでなしのだあああっ!』ビエエエエエン
アライちゃんB2『さいあくなのだあああ!』ビエエエエエン
アライちゃんB3『?でもあのあらいさんたちはかわいくないからころされたのだ。あらいしゃんたちはかわいいからころさないにきまってるのだ』ケロッ

アライちゃんB3『みゆのだ!あらいしゃんはかわいいのだ!おせんたくだんすなのだ!』コスリコスリコスリコスリ

アライちゃんB3『のだー!≧∀≦』コスリコスリコスリコスリ

テレビ局スタッフ1『はは。何をどう間違えたらそのクッソキモいハエガイジムーブを可愛いと思い込めるのか、甚だ疑問だな』

アライちゃんB3『どうだったのだ?あらいしゃんはかわいいのだ!だからころさないほうがひとしゃんもしあわせなのだ!』

テレビ局スタッフ1『本気でそう思ってるんだったら、ここに残ってもいいぜ。お前だけは特別に…』

アライちゃんB3『とくべつに…ずっとかわいがってくれるのだ?』

テレビ局スタッフ1『ガスで殺さずに…』ガシッ

テレビ局スタッフ1『今すぐ家族全員、焼却炉で燃やし殺してやろう』ガシッ

アライちゃんB3『のーーあぁん!のだあぁーーん!のああぁーーん!やなのだああぁーーーーっ!』ジタバタ




アライさんB「はぁーやっぱりいつ見てもアライさんのチビは可愛いのだぁ!」

アライちゃんB3「あらいしゃんのおせんたくだんすなのだ!こんどこそ、あらいしゃんのかてーてきみりょくでめろめろなのだ!」クルッ



観客達「ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ!」

アライさんB「のだああぁ!?」ビクゥ

アライちゃんB1「ありゃいしゃんがいじじゃないのだあぁ!」

観客達「ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ!」

アライさんB「あ、アライさんの、可愛いチビ達を!ガイジ扱いするのは許せないのだぁ!」

アライちゃんB1「きっとあれじゃ、ありゃいしゃんたちのかわいさがつたわやなかったのだ!」クルッ

アライちゃんB2「なまでみなきゃ、つたわやないのだ!ここでやゆのだ!」クルッ

アライちゃんB3「あらいしゃんらいぶすゆのだぁ!」 スッ

アライさんB「いくのだ!人間達にチビ達の可愛さを知らしめるのだ!汚名挽回なのだ!」

MCチヘドロー「おや、どうやら汚名返上…じゃない、名誉挽回でもない…汚名挽回のチャンスが欲しいらしいで!挽回するまでもないけどな!見たってや!」

アライちゃんB1「みゆのだ!しっぽのだんすっ♪だんすっ♪だんすなのだぁ♪たあ~!」フーリ フーリ フリフリフリフリ

アライちゃんB2「うふーん♪めひょーのぽーずなのだぁ♪あはーん♪」クネクネ

アライちゃんB3「おせんたくだんす♪おやさいあらうのありゃいしゃん♪かわいいかわいいありゃいしゃん♪なのだー!≧∀≦」 コスリコスリシャカシャカコスリコスリシャカシャカ

アライちゃんB1~B3達の芸は…
ナレーションという中立の立場から、その評価を述べることは難しいが。

強いて言うなら、全員が一度に別々のメロディーで違うことを喋っているので、単純に不協和音であった。



客の反応は…

観客達「…………………」

どうやら、筆舌にし難いようだ。

MCチヘドロー「…最前列のみんな。あのランプの意味、わかるな」ポチッ

会場の天井辺りで、赤いランプが光る。

これはアライデスゲームTVパンフレットにも載っている合図…

最前列客限定の『モノ投げ込んでええで』ランプである。

アライさんB「どうなのだ?これで可愛いチビ達を、ガイジなんて言わせないのだぁ!」

最前列客1「………っざっけんなクソガイジコラーーーー!!」ブンッ(赤いシールが貼られた缶ビールを投げ込む音)

最前列客2「くたばれゴミガイジ!今すぐ死ね!」ブンッ(赤いシールが貼られたアライお好み焼きのポリケースを投げる音)

最前列客3「汚いもん見せんじゃねーーッ!頭沸いてんのかーーッ!ガイジ!」ポイッ(アライたこ焼きの串を投げる音)

最前列客4「死ーね!死ーね!死ーね!」ポイッ(赤いシールが貼られた、アライバーガーの紙袋を投げる音)ポイッ

投げ込まれた物についている赤いシールは、『投げ込んでええでシール』。
持ち込みの際にあらかじめチェックし、発煙筒や汚物、危険物でないことが認可されたことを示すシールである。

なお、客3が投げ込んだ串にはシールがなかった。

アライさんB「なんでなのだあああ!」コツンッ バシャア

アライちゃんB1「ぴいいいぃぃっ!もっとおこられてゆのだぁ!?」パコン

アライちゃんB2「ひどいのだああ!」サクッ

アライちゃんB3「なんかこのかみ、いいにおいがすゆのだぁ!ぺろぺろぺろぺろ…」ペロペロ(紙袋についたソースを舐める音)

アライちゃんB3「おいしいのだぁ!」ペロリ

観客達『 ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ! ガ・イ・ジ!』

…どうやら、火に油を注ぐ結果となったようだ。

一旦ここまでです
次スレ

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く7
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く7 - SSまとめ速報
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あと、正直今回のデスゲームは、皆さんの期待を満たせる程のものじゃあないと思います
「この世界では、厳しい予算制約の中、こういう番組作ってる奴もいるんだな」くらいの気持ちで見守っていただけたら幸いです

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