【コンマ】崩壊する世界を旅する4【安価】 (1000)

コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。

最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。

なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。

下が前作wikiです。ルールは下とほぼ同一です。
前作の500年後が舞台となります。

http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505005053

主人公

サイファー(33歳、聖騎士)

HP 60+70(130)
筋力 6+4(10)
知力 8+1(9)
器用さ 4+1(5)
賢さ 10+1(11)
耐久力 10+5(15)
魅力 12+1(13)

コンマ修正 10
ダメージ修正 40
ダメージ軽減 65

【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復

・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減

・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1

・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ

【装備】
・玉鋼の大剣
ダメージ修整 15

・重鎧「黒糸威胴丸具足」
HP+40、腕力、耐久力+3、ダメージ修正10、ダメージ軽減40

・魔翌力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10

・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1

サイファープロフィール

・本名「サイファー・コット」。イーリス聖王国でも有数の貴族、コット家の嫡男。近衛騎士団の副団長であり、文武に優れた俊英。
父親が宰相になれなかったためか、出世願望が強い。

放っておいても何でもできる天才肌に見えるが、それだけに努力をしない。自分の限界を知るのを恐れている。
人間関係においてもその気があり、黙っていても人が寄ってくるせいか軽い付き合いに終止しがち。逆に深入りして傷付くのが怖い。
これはかつて恋人だったエリスとの破局も少なからず影響している。
女好きなのも、軽い付き合いでお茶を濁そうという弱さの表れである。深い付き合いを強いられると心に壁を作る。本当の意味での好意を向けられるのも苦手。
根は善人であり、良識もある。

ノワールとの会話で自分を見つめ直しつつあり、彼女に好意を感じ始めている。
酒は飲めるが煙草はやらない。どちらかと言えば健啖家。

ヘカテル (21歳、剣士)

HP 100+5(105)
腕力 10
知力 4
器用さ 10
賢さ 9
耐久力 8
魅力 7
好感度 117

ダメージ修整 20
ダメージ軽減 15

【技能】
・溜める
1ターン消費し2倍ダメージ

・二段斬り
1戦闘につき1回だけ2回攻撃
(器用さ15で制限撤廃)

【装備】
・ミスリル鋼の鎧・剣
ダメージ修整10、ダメージ軽減10

・ミスリル糸のブーツ
ダメージ軽減5

・牙の指輪
ダメージ修正10

ヘカテルプロフィール

・本名「ヘカテル・カークランド」。近衛騎士団入団三年目の若手。ただ、同期の中では最も強い天才である。足りないのは経験だけという評も。
名門カークランド家の次女。目鼻立ちは整っているが、融通が利かない。庶民の生活にも疎い。あまり俗っぽい所に行くと機嫌が悪くなる。
サイファーの口説きにも動じなかったが、上司としてはそれなりに信頼している。ツンデレ気味。
甘いものが好物で、甘味限定で大食いである。良識人だが、少しズレた所も。想定外の事態にも弱い。
酒はほとんど飲んだことがないが、全く受け付けないわけではないらしい。

セミロングのストレートの茶髪で、身長161cm。やや痩せ気味の貧乳(A~B)。

・ノワール(27歳、スペルマスター) (持ち越し1P)

HP 47+55(102)
筋力 1+1(2)
知力 16+1(17)
器用さ 2+2(4)
賢さ 12+3(15)
耐久力 2+1(3)
魅力 13+2(15)
好感度 155

コンマ修正 10
ダメージ修正 30
ダメージ軽減 50

※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要

【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化

・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在15)分回復

・敵感知
周辺の敵を感知

・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能

・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない

・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2

※その他、隠密魔法など各種基礎魔法

【装備】
・ミスリルのワンド
ダメージ修整5

・魔翌力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1

・「僧侶シンシアの帽子」
HP+15、賢さ+2、ダメージ軽減10

・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1

・加護の指輪
HP+20、ダメージ修整10、ダメージ軽減10

・ノワールプロフィール
本名「ノワール・オルランドゥ」。大魔導師ジャック・オルランドゥの曽孫であり、父親のネーロ・オルランドゥは魔術都市オルランドゥの幹部だったようである。
オルランドゥ家は病弱だが皆魔術の天才であり、ノワールもその例外ではない。
また、適切な環境下では長寿の家系でもあり、通常の人間より半分ぐらいのスピードで歳をとる。このため、見た目では13、14の少女にしか見えない。
一部の吸血鬼伝説は、オルランドゥ家のことをモデルにしている。
曽祖母のデアドラは今もなお存命であり、外見が500年以上変わっていない。実は「一族」と呼ばれる不死の存在であると判明している。ただ、居場所は不明。

性格は天真爛漫。外見通りのお子さまかと思いきや、実年齢相当かそれ以上に大人びた側面もある。
相手の心が多少読めることもあり、相当鋭い。嘘はかなりの確率で見抜く。
27年間引き込もって研究と読書に明け暮れていたため、ある種の知識には詳しい。ただ、一般生活面はからきし。
見た目からは想像できないが酒好き。

銀髪のロングヘア、身長140cmぐらい。痩せ気味でぺたん娘(ただしカチカチに固いわけではない)。色白、深い藍色の瞳の美少女。

山田火蓮(24歳、狙撃兵・工作兵) (持ち越し1P)

HP 134
筋力 10
知力 11
賢さ 10
器用さ 14
耐久力 6
魅力 9
好感度 139

ダメージ補正 15
ダメージ軽減 10

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

【装備】
・レミントンM24
ダメージ修整15(クリティカル時一撃死の可能性あり)、狙撃時のみ使用可能

・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15

・ケプラージャケット
ダメージ軽減10

・カレンプロフィール
異界から来た軍人。「日本」という国の出身らしい。上司でもある兄の滝蓮次郎と共に、何らかの任務でやって来た。ただし、記憶が一部飛んでいて詳細は不明。
本来ならばイーリスで保護されるはずだったが、同僚の越後浩介に対する強烈なトラウマのため調査団に加わることになった。
越後はオルランドゥでの裏切りにより数人彼女の同僚を殺害しているが、それがトラウマの原因かは不明。もっと根深い理由がある可能性もある。

優秀な工作兵であり、軍人として極めて高レベルの教育を受けている。能力だけならサイファーをも凌駕する。ただ精神的に脆いのが弱点。
性格は軍人らしく生真面目だが、抜けた所もある。ポンコツ気味。
なぜか大陸の言葉がしゃべれる。「英語」という彼女たちの世界の言語に近いらしい。
滝に恋人(レイラ)ができてしまい、色々揺らいでいる。

身長167cm、胸はやや大きめ(Dぐらい)。ルックスも高水準だが、見た目でこの大陸の人間ではないのはすぐ分かるらしい。

本編再開は多分夜です。なお、本作wikiは三連休中に準備します。

なお、リクエストのあった地図もこれから作ります。
ペイントの使い方が分からないので苦戦しそうですが…

スキャナーあるなら慣れないペイントじゃなくて手書きでもいいと思うよ

再開します。それにしても、井上は人間をやめてますね。

>>12
自宅にスキャナーがないので、何とかペイントで頑張ります。

「……俺たちはズマに行こうと思う。差し当たり、首都のベルメールか。
地震の原因が気になるのもあるが……これだけ時間が経っていて、テルモンでランダムが見つからないのはおかしいと思わないか?」

エイリークは「そうか」と呟いた。

「天変地異なのかそうでないのかを確認するため、ズマに向かった可能性は十二分にあり得るな。
正直、単なる天変地異かと言われると怪しい。この地は地震に見舞われたことがほとんどない、そうだな」

レイラが「その通りです」と頷いた。

「ならば、ズマを探る価値はあるな。余も同行しよう。
テルモンで何者かに追われるよりは、問題も少なかろう」

「ありがとうございます。……タキは?」

「俺はここで待つ。何かあれば連絡しよう」

エイリークが席を立った。右手を前にかざすと、彼女の前に空間の歪みができる。

「極力、今晩には戻る。戻らない場合でも、何らかの連絡はサイファーから入れさせよう」

そう言って、彼女は歪みに入った。俺たちもそれを追う。

###########

ベルメールはズマの首都だ。確か、創立した魔族の王女にちなんだ名と聞いている。
アングヴィラ共和国とは古くからの友好関係にある。魔族が多いが、人間や亜人といった異種族も少なくはない国だ。
国民は誇り高く、嘘を嫌う。……悪く言えば高慢で融通が利かないのだが。

それがために、イーリスとは銅鉱山の領有権で長年争っていた。
一応の決着がついたのは30年ほど前。共同保有という形に今はなっているが、互いの国民感情は決して良いとは言えない。

……そんなズマに、何故エリスは行っていたのだろう?

俺はそんなことを思いながら、ベルメールに着いた。目前に広がっていたのは……

01~20 何もない??
21~50 瓦礫の山だ。……どれほどの生存者がいるのだろうか。
51~90 瓦礫の山だ。怒号と悲鳴と、苦痛のうめき声で満ちている。
91~99 瓦礫の山だ。……あれは?

目の前に広がっていたのは瓦礫の山だ。傷ついた人々の怒号と悲鳴、そして苦痛の呻き声があちらこちらから聞こえてくる。
……正直、あまりに居たたまれない。一刻も早い救いの手が必要だ。

そう思っていると、怪我人の手当てをしているらしい人物がいた。……あれは?

※50以下で????、51以上で??????登場

「エリス!?」

俺は叫んだ。そこには、驚きと安堵と、そして喜びが入り混じった表情を浮かべたエリスがいた。

「サイファー!!?どうして、こんなところに……」

「説明は後だ。どういう状況なんだ?」

「どうもこうもないわ。……見ての通りよ。急に轟音が街中に響いたと思ったら、大地震が襲ってきた。
私はたまたま外にいたから、助かっただけ。建物の中にいたら、間違いなく生き埋めになってた」

彼女の視線の先には、ほとんどが原形をとどめなくなっている街があった。
ズマの人々は、伝統的な生活様式を好む。文明を拒絶しているわけではないが、その建物は伝統的な木造の魔族様式だ。
地震を想定したものではないから、当然脆かったというわけか。

「酷いものだな……。しかし、轟音がしたといったな、女。もう少し詳しく説明しろ」

エリスがエイリークを怪訝そうな顔で見る。

「何この女??……そもそも、あんたの一行全員女じゃないの。ハーレムでも作る気?」

「……毒を吐く局面ではないだろう。この人がエイリークだ。……シュトロムから聞いているか」

01~30 ……誰よそれは
31~90 これが、あの?
91~99 ……そういうことね

「これが、あの?……確かに、只者ではなさそうね。
……失礼を申しました。説明をしたく思いますが……」

その時、再び地鳴りがした。……余震か?

「これは……地震ではないぞ!?」

「何ですって??」

「北東に強大な魔力反応がある!ここからはやや遠いが、行っていけない距離ではない!
だが……これは誰だっ!?」

悲鳴と瓦礫が崩れる音が響く。……1分ほどして、揺れは収まった。

「……今のは??」

「間違いなく、誰かが何かを破壊しようとしている。地震はその帰結に過ぎん。
しかし……こんなことができる人間などいないはず……」

※60以上で追加イベント

※追加イベントなし

エイリークは額に冷や汗を流している。……相当重大な事態ではあるようだ。

「何かを破壊、ですか?しかし何を?」

「分からん。だが……オルランドゥでの一件といい、気掛かりだ。
ランダムを早く捕まえておかねば……」

しかし、街中は混乱の極みにある。……どこに行くべきだろう?

1 パーシャの実家
2 ズマ魔族自治領・領事館
3 ギルドハウス周辺
4 北東に飛ぶ
5 自由安価

安価下5多数決、考察必要

俺はふと、ブランドという男の存在を思い出した。……確か、あの男も「プレーンウォーク」とやらが使えたはず。

「済みません、実は……『穴』でブランドという男と出会っていました。すっかり失念していたのですが……。
その男、プレーンウォーク、でしたか。それを使うことができ……」

そう言った刹那、エイリークが俺の胸元を掴んできた。

「何を馬鹿なことを!!それこそ、ブランドこそ500年前に死んでいるはずの男だ!
もし貴様の言うことが真実であっても、偶然『一族』の血を引いている男が、何かのはずみで『プレーンウォーク』に目覚めた。
……それ以上の可能性はあり得んのだ!!」

声からは怒気が痛いほど伝わってくる。……しかし、俺たちが見たものは……間違いなくエイリークと同じものだった。

「ならば、彼を呼びましょう。判断は、それからでも遅くないでしょう?」

俺はユミールに電話をかけた。

……

※30以上でつながる

『ああ、もしもし?地上の具合はどう?』

電話はつながったようだ。俺は安堵した。「穴」内部もやられている可能性を否定できなかったからだ。

「ああ、それなら今まさに動いているところだ。震源地のズマ魔族自治領の首都、ベルメールにいる。
かなり悲惨な状況だな。……唐突で済まないが、ブランドをこちらによこすことはできないか?
ズマに行ったことがないなら……こちらから行くことも考えるが」

※35以上で動ける、80以上なら何故かブランドはベルメールに飛べる

※ブランドはよこせるが、ベルメールは知らない

『ブランドを?……なぜまた??』

「今隣にエイリークがいる。……万が一だが、ブランドはエイリークの関係者かもしれない。
会わせれば何かが分かるかもしれないと思ったのだが……」

『会わせるのはいいけど、どうやって?あいつ、『行ったことのある場所しか行けない』って言ってたよ?
ベルメールなんて、行ったことがあるとも思えないし。私も行ったことない。
さっきあいつが私の所に来れたのは、電話で私の位置が分かったから。だから、ここか別の所で落ち合うしかないと思う』

エイリークは依然険しい表情のままだ。

「一応聞くが、今どこに?」

『クラーク特別市だよ。一応、被害は軽微だった。これからイラブに行こうと思ってたけど……』

「クラークなら何度も行ったことがある。……一応行ってやってもいいが、その間にここで何があっても知らんぞ」

エイリークは北東の方が気掛かりで仕方ない様子だ。

「申し訳ありません、こちらのわがままです。お願いできませんか」

「チッ」と舌打ちをし、エイリークは空間の歪みを開いた。

「分かった、少しそこで待っていてくれ。場所は?」

『クラーク特別市の市庁。ブランドもこれから呼んでおくわ』

############

【第十五階層 クラーク特別市】
辿り着いたのは、奇麗な石造りの街だった。どこか無機質な気もするが。

「ユミールと言ったな。その女、マイセンの娘か」

「ええ、確か……ああここです」

足を止めたのは、その中でもひときわ背の高い建物だった。受付にユミールの名を告げると、あっさりと中に入れてもらえた。
すぐに大柄な茶髪の女が出迎える。

「サイファー!まさかすぐに会うことになるとはねえ。
ブランドなら、この部屋の中だよ」

応接間に通されると、かったるそうにしているブランドがいた。

「何すか、いきなり……って何なんすかこの美女!!何で俺に用が……」

01~40 人違いだ、帰るぞ
41~90 なんだこの底の浅い男……???
91~99 まさか……!!


何故かベルメールに飛べるw

「何だこの底の浅そうな男は。……やはり余の予想通りだったな、帰るぞ」

エイリークは苛立ちを隠さず吐き捨てる。……しかし、その表情は彼の傍らにあったクロスボウを見るや否や一変した。

「…………!!!ちょっと待て。そのクロスボウは???」

「えー?いや、俺が記憶を失ってこの街でぶっ倒れてた時から持ってるんすよ。
こいつのお蔭で、どれだけ命拾いしたか……この前だって、これのお蔭で2人に深手を負わせられたんすよ?」

へへんと得意げにブランドが笑う。エイリークは手を震わせながらそのクロスボウに手を伸ばした。

「何すか!?いきなり人のものを……」

「いや、間違いない。これこそブランド愛用の神器『覇者ブランドのクロスボウ』。神器の中でも最高の逸品の一つ……!!
まさか、本当に貴様は……ブランドなのか?」

「あ、いや俺は俺っすよ?何変なこと言ってんですかおねーさん」

「違う!!お前のことではない。いや、説明が難しいが……」

エイリークは俺に向き合った。

「『一族』のうち、500年前に5人が死んだ。ジェラード、コーウィン、ベネディクト、ケイン……そしてブランド。
うちベネディクトとケインの存在は闇に葬られた。乱心の末にシデたちが滅したからだ。
ジェラードとコーウィンは神話の中の存在になった。ユングヴィ教は主神コーウィン、大聖霊ジェラードという教えを説いているそうだがな。
この二人は世界を救うためにその命を落としたのだ」

コーウィンの下りの方のエイリークは、どこか寂し気な表情を浮かべた。一拍置いて、話を続ける。

「そして、ケインにその命を奪われ、かりそめの命を手にし、終戦後すぐに消えたのがブランドだ。
確かに、ジュリアンやフィオナははっきりと『死んだ』と言っていた。だが……これがここにある以上それも疑わしい」

エイリークはクロスボウを眺める。

「こいつはブランドのためのものだ。そうなるように最適化されている代物だからな。
それを使えるという時点で、こいつはブランドと同じ名というだけでは済まされない。……何者だ?貴様」

エイリークがブランドを見つめた。

90-ノワール知力(17)×4=22以上で成功

※63…成功

今日はここまで。ブランドの真相にどこまで迫れるかですね。
なお、プレイアブルとしてのブランドはノワールと違った意味でピーキーです。
ランダムが見つからない場合、パーティに加入するかもしれませんが念のため。

>>38
何故か飛べる場合はブランドの正体について何かしら付加するつもりでした。

とりあえず、現時点でのプレイアブルキャラをまとめました。

・ヘカテル
近衛騎士団の部下。好感度高めだが、明確に任務だとわかるなら離脱しても好感度は下がりにくい。

・ノワール
オルランドゥの合法ロリお嬢様。好感度は一次限界突破直前。条件は揃ってるので恋仲になれるかも。それだけに、離脱は相当な理由が必要。

・火蓮
日本の自衛隊員。好感度(依存度)は高め。依存対象がないと結構簡単にぶっ壊れる子。パーティーから外すなら、新たな依存対象を与えてやらないとあっさり好感度が暴落する。

・滝
日本の自衛隊員。とにかく強い。加入は後半から終盤。

・ユリリエ
スナイダ家の家出令嬢。好感度はやや高め。軍事的理由ならパーティーから外しても好感度が下がりにくい。

・マルコ
ジャーヴィス家の御坊っちゃま。テルモンと絡むなら、参加するかも。あんまり強くない。

・ユミール
竜人のおねーさん。強い。滝よりは弱い。加入するなら後半以降。

・エイリーク(パーシャ)
エイリークは言うまでもなくチート。パーシャは魅力だけ6で、あとは1~3という逆チート。パーシャ時に戦闘になったら大変。パーシャは色々面倒な子。

・ナージャ
肉体的には並。武器は強い。加入があるかは分からない。

・カミュ
戦力としては上々。実は……なので、好感度管理がめんどくさい。三家会談以降の加入か。

・エリス
戦力は高い。好感度管理は大変な方。パーティに入れねばならない展開があるかは不明だが、修羅場は覚悟。

・ブランド
肉体的には並みよりやや下。ただし装備がチートなので無双はできる。なお、近距離だとポンコツ。

これ以上プレイアブルが増えるかは不明です。そんなに増えないと思いますが。
もちろん、全員がパーティに加わるとは限りません。

少し進めます。

「何者って……それがわかりゃ苦労しないっすよ……そもそも『一族』ってなんすか?」

呆れたエイリークが、ブランドに説明し始めた。ブランドは「マジっすか?」と神妙な様子だ。ノワールは開いた口が塞がらないようだが。

……ノワールがそれをじっと見ている。

「どうした?」

「いやさ……また光ってるの。ブランドの宝石」

よく見ると確かに、薄く光っている。
エイリークもそれに気付いた。

「……何だこの宝石は。少し貸せ」

……

01~50 何だこれは
51~90 ????????
91~98 ??????????
99   ?????????????

「……これは」

エイリークが宝石を持ったまま絶句した。

「どうしました?」

「この宝石から、奴の魔翌力を感じる。どういう理屈かは分からんが、間違いなくこれは、ブランドのものだ。
だが、ブランドの人格自体は、この男と似ても似つかん。これを持った結果、ブランドの力の一部がこの男に宿ったか……」

「じゃあ、ブランドって人の人格も、この中に?」

ノワールの問いに、エイリークは首を振る。

「分からん。そうであればいいが」

彼女はもう一度、宝石を覗き込んだ。

「そういえば……同じような宝石を持つ女が第四階層にいました。アングヴィラ出身の発明家だそうですが」

「……何だと?」

「間違いありません。彼女は記憶喪失ではなかったですが、かなり似たものを私たちは感じました。
彼女もまた、『一族』に関連しているのでは……」

「……いよいよ分からんな。その女とも会いたいところだが、場所が分からぬ。ユミールと言ったな、心当たりは」

※90以上で追加イベント、ファンブルなし

あれ、そういやエリックにはデアドラの話もしてないっけ?

エリック捜索ミッションの扱いはどうなるんだか

ちょい中断。酉取れてましたね。

>>48
エリックはデアドラの存在は知ってます。しかし、音信不通です。
デアドラは「一族」ではないため、軽視しているフシもあります。

>>51
三家会談かイーリス帰還時にまとめて。ランダムが見つかれば大幅成長になります。

カミュってどこでなにしてる人だっけ?
どこで会ったかも覚えてない…

再開します。

酉など取れてたのは、なんでしょうね。

>>55
最初の方に出ていた第二王子ですね。サイファーとユリリエ相手に超貴重品(工匠フィオナの指輪)を押し付けた困った子です。

「……さあ。そんなのに会ったの?『穴』の不動産売買、浅い層では多いらしいけど」

ユミールが言う。

「……第四階層か、気掛かりだが行ったことがない場所には飛べぬな。
ともあれ、それは後回しだ。宝石をもう少し調べさせてくれ」

……

90以上で変化あり

※変化なし

「……やはりよく分からんな」

エイリークは溜め息をついた。

「だが、とにもかくにも、こいつがブランドと関わりがあるのは疑いがない。
……また今度、調べさせてくれ」

「分かりました。ブランド、お礼は?」

「あっ、いや……何か自分がそんなのだとは知らなくて。ちょっと面食らって……。
俺って、何者なんすかね?……急に、怖くなってきました」

陽気だったブランドの顔が青ざめている。

……

50以上で追加イベント

※追加イベントあり

「……俺を、地上に連れていってはもらえないすか。俺が何者なのか、俺は知りたい。
今まで、何も考えずに生きてきたわけっすけど……このままここにいて、何か変わるとも思えなくて」

ブランドは決然と顔をあげた。

「……危険だぞ。今から壊滅状態にあるベルメールに行くが、何が起こるか……」

「それでも。ここでユミールさんに守られていれば、俺は楽に暮らしていけたと思います。
だけど……俺は、ただの人間ではない。そうでしょう?」

俺の言葉にブランドは耳を貸さない。エイリークが厳しい表情で彼に言う。

「貴様自身は、脆いただのガキだ。だが、その宝石に込められた力は違う。その力の逸失、世界の損失と知れ。身の程を弁えろ」

ブランドは俯いた。……エイリークがふうと息をつく。

「だが、余は寛大だ。今日は我らについてこい。後の処遇は、こいつが決める」

エイリークは俺を親指で指差した。

「いいんですか?」

「もしここを離れるなら、俺たちが面倒見るしかないだろう。
ドゥールにも仲間が何人かいる。相談に乗ってくれるはずだ」

ブランドがばっと立ち上がった。

「ありがとうございます!……ユミールさん……行ってきます」

ユミールは母親のような笑みを向けた。

「ああ、行ってきな。ちったあ一人前になるといいけど」

※ブランドが一時加入します。処遇はベルメールでのイベント消化後に決定します

########

俺たちはベルメールに戻ってきた。1時間近く、時間を使っただろうか。

※20以下で追加イベント

※追加イベントなし

「ひっでえ……」

ブランドが絶句する。状況は、俺たちがここを経つ前と何も変わってないようだった。

「救護活動をしたいところだが……ランダムを探すという目的もある。先を急ぐか?」

「どうかな。奴は大概にお人好しだ。案外、病院とかで治療活動の手助けをしているかもしれん」

俺の言葉に、エイリークが堅い表情を崩さず言った。さて、どこに向かったものか。

……

1 パーシャの実家
2 ズマ魔族自治領・領事館
3 ギルドハウス周辺
4 北東に飛ぶ
5 救護活動を手伝う
6 自由安価

安価下5多数決、考察必要

上げます。

「探すなら、まずギルドハウスだな。……残っていればの話だが」

「だね。……この状況、探すのも一苦労だけど。エイリークさん、分かる?」

「一応パーシャはここの出身だから、その記憶を辿ればな。ギルドハウスがあるかは、あまり期待はしない方がいいだろうが」

確かに、震災直後で街は混乱の極みにある。
ギルドハウスが残っていれば、冒険者有志による緊急対策本部が置かれていても不思議ではないが……

01~35 ギルドハウスは崩壊していた
36~50 半壊状態のギルドハウスに、冒険者が集まっている
51~85 ギルドハウスは辛うじて残っていた。冒険者もいるようだ。
86~99 ギルドハウスは辛うじて残っていた。……?

ギルドハウスは辛うじて残っていた。冒険者もかなり集まっているようだ。
掲示板は人探しの依頼書であふれはじめている。火事場泥棒からの警護依頼もちらちらあった。
冒険者のほかに、政府関係者と思われる人物もいる。やはり人が集まるギルドハウスは、一種の緊急対策本部の様相を呈していた。

「良かったですね、崩壊してなくて」

「全くね。……任務も何とか続けられそうだわ」

カレンの言葉に、ボソッとエリスが言う。任務?
しかし、それを問い詰めるべき時ではない。

……

01~20 目ぼしいのはいないが、敢えて言うならこの戦士か。
21~40 目立つのはいないが、敢えて言うならこの魔導師か。
41~60 せっかくだから、役人風の男に聞こう。
61~80 話し合っている二人組がいる。……?
81~99 ????????

ギルドハウスの中は人でごった返している。……この中から手懸かりをさがすのか?
俺は軽く悲観的な気分になり、マスターがいるであろうカウンターに向かった。

「ランダム!?」

その時、エイリークが叫んだ。カウンターには、ドクロのTシャツを着た男がいる。

※30以上で……

※ランダム登場

「ああ?」

男は驚いたように振り返った。

「間違いない、ランダムか。……どうしてここに」

「って誰だよねーちゃん。……こんだけの別嬪さんなら、忘れねえと思うんだが……。
そもそもなぜ俺の真の名を??三家の関係者か??」

「余はエリックだ。故あって、今はこの姿だがな。これを見せれば分かるだろう」

エイリークはそう言うと、剣を僅かに抜いた。男の顔色が変わる。

「……驚いたな、それは紛れもなく神器『ザルクスラ』。エリック愛用の品か……。間違いねえな。
あんたが俺を探しに来た理由は分かるぜ。ここの異変だろう」

「……近からずとも遠からずだ。本件も含めて、明後日三大名家が会談を開く。そこに同行して貰いたい。
他にも色々伝えたいことがある」

01~50 悪いが、それはできねえ相談だ
51~70 ……条件がある
71~99 分かった、行こう。ただ……

※55以上ゾロ目のため昇格

「分かった、行こう。だがな、ここにはここの問題がある。
ちょっと付き合ってくれねえか?手間は取らせねえ。
……ああ、マスター。悪いな、話はまた今度だ」

ランダムは相談事を受けていたらしい。「『ラウル』の名で、何でも相談みてえなこともやってるからな」という。

ランダムは空間の歪みを作った。

「悪いが……すぐに引き返すと思うがいいな?来れば、俺が何を言っているか分かるはずだ」

彼の額には冷や汗、そして口には引きつった笑いがあった。

「どこに行くのだ?」

「……北東の震源地だよ」

20以下で追加イベント、05以下だと……

※クリティカル、重大な手掛かりあり

########

「ここだ」

来たのは岩山の中腹だ。……巨大な穴が、そこに大きく開いている。穴はどこまでも深く、底が見えない。

「やはりな……狙いはこいつか」

ランダムがそう言った時、ノワールがガタガタと震え始めた。

「や、やだ……何なのこの魔素の濃さは……身体が寒いっ……!」

「大丈夫かノワール!!」

俺は彼女に駆け寄り、簡易的な治癒術をかけた。……魔力の流れが、乱れに乱れている?
俺も軽く吐き気を覚えていた。……この魔素の濃さは、一体……?

「そのおちびちゃん、魔術師か何かかい?優秀な魔術師であればあるほど、耐えられないはずだぜ。
この下にはな、オルディニウムの鉱脈が眠っている。俺は元々、ズマの魔素量の増加を感じてここに来ていたんだ。テルモンやモリブスでの仕事と平行して、な」

「……!!あなたもですか」

エリスが口を開いた。

「私もズマの魔素量の測定と背景調査を命じられていました。
……サイファー、あんたらが動き始めるのとほぼ同時よ。ズマには一人の方が目立たないから、私一人で動いてたってわけ」

ランダムが「ほう」と唸った。

「なるほどね、今の世にもこれに感付き動ける奴がいるのか。
まあ、それはとにかくだ。元よりズマの大気中魔素がじりじり上がってたわけだが、それが恐らく臨界点を迎えたってわけだ。あるいは『迎えさせた』のかもしれねーが。
問題はこれがどっちかだが……」

その時、ランダムの目線が下に落ちている何かに止まった。

「これは……?」

※40以上で武具か防具、あるいは指輪。使えるかは別

※金属の欠片

ランダムはそこに落ちていた金属の欠片を拾い上げた。

「こいつは……何だ??」

カレンがそれを覗き込み、顔色を変える。

「……爆弾の破片??硝煙の臭いが……まさか、これを使ってこの穴を??」

エイリークもそれを拾う。

……

50以上で追加情報

※軽ファンブルのため追加判定

奇数 再び地面が揺れ始めた!(撤退)
偶数 通常失敗

※通常失敗

「……アンバライトの魔力の残滓もあるな。大方、火薬の爆発をアンバライトで増幅した、といったところか。
誰の手によるかまでは分からんが、少なくともプレーンウォークに近いもので離脱したのは疑いないな」

「……爆弾でそこまで大規模な地震、起きるもんなんすか?」

エイリークが首を振る。

「いや、起きない。むしろ、地震は……遥か地下のオルディニウムの共振により引き起こされたと考えるべきだろう。
何にせよ、爆弾を仕掛けた連中はここに何があるか知っていたということになるな」

エイリークは汗だくになっている。彼女にも限界が近いのかもしれない。
ランダムは頷く。

「そうだな、エリック兄……エイリーク姉と言うべきか?
『一族』が噛んだ案件だろうが、誰がやったか見当がつかねえ。ベネディクトやケインは死んでいるしな……」

エイリークの眼光が鋭くなった。

「それが……コーウィンの可能性がある」

「何だってぇ??」

ランダムはすっとんきょうな声を上げた。

「説明は後でしよう。……いささか辛いな、戻るか」

1 ベルメールのギルドハウスに戻る
2 ドゥールに戻る

安価下5多数決、考察不要

再開します。

「にしても、お前さんたちが異世界から来たとはなあ……あるいは、遥か過去か」

ランダムが再びラム酒の瓶をあおる。

「ここが俺たちのいる世界の未来とは完全に信じたわけではないです。魔素の存在といい、違う点もかなり多い。
ですが、使っている言葉に共通するものが多いのは確かに妙です。心当たりは?」

01~70 いや、あまりないね
71~98 考えてみりゃ、引っ掛かる点はある
99   ????????
00偶数 ???????????

「いや、あんまねえな。確かにこの世界の前に文明が栄えていたのは疑いねえ。アリスのような前世界の生き残りもいるっちゃいる。
だが、わずかにその点について記憶があるはずのエリック兄がお手上げだってんだろ?俺にも分からねえよ」

プフゥと息をつき、ランダムが続ける。

「だが、サラスにいるはずのアリスなら、心当たりはあるかもな。ズマの地震、というより爆弾か……その一件を知ってるなら、表に出ても不思議じゃねえ」

※97以上でエリスがアリスの情報を持っている

上げます。

※情報なし

「アリスの場所は、確かオーディナル家が知っているのでは?」

エリスの言葉にランダムが頷く。

「俺が奴に最後に会ったのは、確か470年ぐらい前だな。奴が隠遁を決断した時だ。
そこから先は俺も知らねえ。オーディナル家に聞くしかねえな」

「ということは、明日はアングヴィラからサラスで決まりですか?」

ヘカテルの言葉に、俺は首を振った。

「いや……もう一つ。テルモンの異変を忘れちゃいけない。
これは、事と次第ではセシル国王に三家会談の見送りを説得しなきゃいけなくなるからな」

俺はランダムに向き合う。

「あなたはベルメールに来るまでテルモンにいたはずです。あそこで何が?」

01~30 俺も分からねえ
31~60 ある程度は知ってる
61~95 それについちゃ、コバレフ商会と組んで色々探ってた
96~98 こちらも色々探ってたが……
99、00偶数 ????????

「ある程度は知ってる。……どうやら、スナイダ家で内紛があったらしい」

「……そうなのですか?」

ランダムは頷く。

「実はズマの件とは両天秤だったからな。テルモンの状況をはっきり聞けたわけじゃねえ。
だが、俺もデュラン……現当主だな……に会おうとしたら警備兵に阻まれた。良く分からねえが、ありゃ軟禁だな。
お前さんの話を聞く限り、アミールが政府と組んで何かやっているのは疑いない。
テルモン政府の狙いが何かは知らんが、今の統領のフロイドは膨張主義を志向しているらしいから……きな臭いにもほどがあるな」

スナイダ家でのクーデターか?俺もアミールの人となりは、僅かにしか知らない。冒険者として優秀なのと、高慢であるという話ぐらいだ。
だが、ユリリエのあの態度からして、アミールと彼女は上手く行っていなかったのは自明だ。……一度話を聞きたいが。

「そうなると、三家会談には恐らく……アミールが出てきますね」

「だな。……だが、冒険者狩りをやっているからと言ってすぐ危険とは限らねえ。……エリスって言ったな。諜報員なら、情報は入ってねえか?」

01~70 ランダムさんと同じ程度しか
71~95 補足できる情報が
96~98 エリスは強く頷いた
99、00偶数 ??????????

※クリティカル、昇格

エリスは強く頷いた。

「ええ。重要でないと思ったのか、テルモンの同僚はまだ上に情報を上げてないようですが……。
アミールの様子が、『穴』から帰還後少しおかしいと」

「帰還……って転移装置を第三十二階層で見つけたってあれか?」

エリスは俺の方を見る。

「そう。どうも見付けたのは、それだけじゃなかったみたい」

彼女は懐から電話を取り出すと、その中の画像を見せた。

「……これよ。小さいから見にくいけど」

彼女が指差したのは指輪だ。右の中指に嵌めてある。

「……こいつがどうかしたのか?」

「アミールは、帰還記念のセレモニーでしきりにこれを自慢してたみたい。……そして、この日を境に政治には無関心だったアミールが、政府に接近している。
引っ掛かったのは、あんたからオルディニウムの話を聞いたからよ。……この石。そうじゃない?」

ランダムが画像を見て唸った。

「……分からねえな。この画像の粗さだと。だが、一つ疑問がある。純度の高いオルディニウム鉱石は、人体に毒なんてもんじゃねえ。数分で死ぬはずだ。
だから、これがオルディニウムだとしても誰かが何か手を加えたものだ。エリック兄に聞いてみるか……」

ランダムの表情が険しくなる。

「……だが、これがもしオルディニウムだとすりゃ、人格の変貌の理由にはなるかもな。サイファーも知っていたが、あれは人の邪心を引き出す、らしい。
さらに言えば、人格のみならず肉体も変えちまう可能性がある。……危険だぜ、こいつぁ」

※1200まで休憩します。
その間、もし聞きたいことがあればお願いします。内容次第で追加質問とします

前作読んだ身としては知ってるからいいけど、アリスって何者なのさと聞くのは?サイファーたちは知らんよな

オルディニウムて、クリプトナイトの
ようなものか……アンバライトと同じ
ようにぶっ壊しちゃったほうがいいな(^^)

少し進めます。

>>184
では、少し次で触れます。今作からの読者の方向けにさらっと。

>>185
クリプトナイトが何か知りませんが、サガフロ2のエッグの方が近いと思います。捨てても戻りませんが、放射性物質なので、壊すのは普通にやると命を代償とします。

「……ところで、アリスというのは何者なんですか?『サラスの賢者』とも言うらしいですけど」

「ああ、少し話せば長くなるが……平たく言えば、数万年前の生き残りだよ。俺らと違って、特殊な力はねえらしいがな。遺伝子を弄られてて、極度の長寿なんだそうだ。
数万年前に世界が崩壊する前のことを知る、ほとんど唯一の存在だ。何せ、昔は科学者だったらしいからな。
今の文明の技術は、基本的に彼女が教えた。『ダリオ学院』の創設者の一人でもあるな」

ランダムは煙草をくわえて言う。……世の中には及びもつかない存在がこんなにいるものなのだな。

「だから、彼女に聞けば色々分かるかもしれない、と」

「その通りだ。……まだサラスにいれば、だがな」

##########

※追加イベント判定(低コンマだからといってマイナスとは限りません)

01~15 エリス
16~35 火蓮
36~60 なし
61~99 ノワール

※追加イベントなし

※エイリークの状態決定
70以下でパーシャ

#########

「……ごめん、完全にダウンしてたね」

朝食会場に現れたノワールは申し訳なさそうにしていた。銀色の髪には激しい寝癖がついている。

彼女は結局、戻ってからずっと寝ていた。エイリークも同様だ。「あの魔素の濃さだと、お前らもあと30分いたらああなったぜ」とはランダムの弁だ。
ズマの魔素量はこれから急速に増えるだろうとも、ランダムは言った。すぐにというわけではないが、人も住めなくなるらしい。
「避難策を考えなきゃいけねえ」と、ランダムは深刻な表情を浮かべていた。

「あ……おはようございます」

ぼんやりした顔で、長い黒髪の女が現れた。これはパーシャだ。やはり、昨日の負担が大きかったらしい。

「よう、良く眠れたか?」

「えっ……誰ですかあなた?」

ランダムに呼び掛けられ、パーシャはビクッと反応した。

「あー、噂の『裏』か。なるほど、こりゃ確かに連れ歩けねえわ」

ランダムはふうと息をつく。

#########

朝食会場は随分と賑やかになった。明日にはここを発つ。こんな人が多い食事は、恐らくしばらくすることはない。

「話は一通り聞いたよ。で、今日どうするの?」

昨日の午後にランダムと話した内容を、俺はノワールに説明していた。

「そうだな。……」

1 アングヴィラに行く
2 サラスに行く
3 イーリスに三家会談見送りを進言する(昨日の会話は後でエリスがシュトロムにフィードバックしています)
4 テルモンに行く
5 ベルメールに行く
6 その他自由安価

安価下5多数決、考察必要

※どこに行くかで、パーティに変動が出る可能性があります

俺たちは応接間に通された。一服置いて、俺は話し始める。

「話さねばならないことが多くて、何から言えば分からないのですが……まず、目下の話からします。
ズマを震源地とする地震は、人為的なものです。誰が仕掛けたかは分かりませんが……爆弾により、地震が引き起こされています。これが証拠です」

俺たちは、爆弾の欠片をマニーとノニに見せた。

「これは……??」

「私たちが現地で手にしたものです。ランダムさんは、元々魔素量の増加をズマで調べていた。そこで地震に遭遇した」

ランダムは頷いた。

「ああ。多分この一件とも絡んでる話だ。知ってるかどうかは不明だが、オルディニウムという鉱石がある。魔素の元になっているものだが、人体には著しい害をもたらすものだ。
こいつにはよく分かってない性質も多いが、爆弾による刺激で鉱脈が地震を引き起こした可能性が高い。
鉱石を取ろうとしたのか、地震を引き起こそうとしたのか、あるいは両方か……とにかく、何者かがこいつを仕掛けたのは間違いねえ」

マニーがゴクリと唾を飲み込む音が聞こえた。

※95以上で追加イベント

※追加イベントなし

「そんな馬鹿な……しかし、これを見ると信じざるを得ませんな……」

「お父様。それが本物であるという保証は?この者たちが嘘をついている可能性は、あるではありませんか」

マニーの言葉に、険しい表情でノニという女性が口を挟んだ。

「……お前も知っているはずだぞ?ランダム様は、わが祖先を支え、人類も支える『一族』が一人。嘘をつくはずがないではないか!」

「どうでしょう?商売に重要なのは、揺るぎのない事実。確信が持てる事実でなければ動くべきではないと教えて下さったのは、お父様では?」

マニーとノニがにらみ合う。ランダムは「まあ待て」と間に入った。

「信じるも信じないも、お前らの自由だ。だが、これだけは言っとく。
世界を混乱させ、崩壊させようとしている奴がどこかにいる。あるいは複数だ。
お前ら親子がここいがみ合っても時間の無駄なんだよ」

ノニはふいとマニーから視線を外した。マニーは申し訳なさそうに言う。

「すみませんな……何をどう間違えたか、こんな融通の効かない娘に育ってしまいましてな。
経営者としては一流なのですが……」

「まあいいさ。お前が分かってりゃ、とりあえずは。で、心当たりは?」

※95以上で追加イベント

※追加イベントなし

「皆目分かりませんな……話はそれだけではありますまい?」

※次の話題を決めます。安価下5多数決、考察必要
※全て伝えられるとは限りません。

「ええ。……これは未確認情報ですが。
スナイダ家当主、デュラン・スナイダ氏が亡くなったと」

「何だと!!!」

マニーが長椅子から飛び上がった。

「そんな馬鹿な!!あいつは、まだ病に倒れる歳ではないはずだ!!何かの間違いではないか??」

「分かりません。ただ、スナイダ家周辺で不穏な動きがあったのは間違いありません。数日前にスナイダ家を訪れた時、公邸周辺が異様に固められていました。
……あれは、今にして思えば、軟禁されていたのだと思います」

「軟禁?誰にだっ!!」

俺を制してランダムが話し始めた。

「俺も見た訳じゃねえ。だが、実は俺もテルモンに最近いたから分かる。
政府の連中がかなりキナ臭い動きをしていた。そして、長兄のアミールが政府に接近している。
『穴』でアミールとテルモン政府の奴らが冒険者を狩っていたという情報もある。俺の見るところ、下手人は奴だ」

「アミール君が、デュランを殺したと??」

「……違うかも知れねえ。だが、明日三家会談にはアミールが出てくるだろう。素知らぬ顔をして、な。
奴がどう動くか、全く読めない」

……

90-賢さ(11)×2=68以上で……?

※07…失敗

俺はマニーの表情を見た。本気で狼狽している。これは……完全に知らなかった顔だ。

「では、三家会談には参加するべきでないと??」

「私はそう思っています。セシル国王にも、そう進言するつもりです」

「だが、にわかには信じられん。……あのアミール君が、デュランを殺すなど……」

マニーは震えている。説得できるか、五分五分といった所か?

90-ノワール賢さ(15)=75以上で……

※54…失敗

「所詮推測ではありませんか。事実に基づかぬ決断など愚の骨頂。オーディナル家は、その責務を果たすべきです」

冷たくノニが言い放つ。……さて。

※2300まで、マニーを説得できる方法を考えて下さい。
判定に失敗しているため、現状のハードルは高めです。
ただし、「成功していた場合に二人が何に気付いていたか」を指摘できたならば、大幅にボーナスを乗せます。

上げます。

サイファーとノワールが気付けたかもしれない何かさえ分かれば、基本説得できるでしょう。
ヒントは「視線」です。

そういやカレンが視線の主を覚えてたけどそれは無関係?何スレ目か忘れたけど…

あとスレ始めに過去スレのリンクなくて飛ぶのめんどくさいから貼ります

1スレ目
【コンマ】崩壊する世界を旅する1【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1502942000/)
2スレ目
【コンマ】崩壊する世界を旅する2【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1503444785/)
3スレ目
【コンマ】崩壊する世界を旅する3【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1504353629/)

>>253
無関係ですね。

この会話、視線は…

>>253
あと、ありがとうございます。週末にwiki作りますので、利用させて頂きます。

アミールをこ ろしたのはデュランと言った時、ノニは狼狽してなかった?

>>257
デュランを殺したのはアミール、ですね。狼狽はしてませんが、話題を打ち切ろうとはしてます。

このまま誰もノニを疑わなかったら別でしたが、一応おまけでボーナスを入れておきます。
なお視線→皆マニーしか見てないということでした。
(240でそれが出てます。成功ならノニを見ていました)

少し進めます。

説得方法は「オルディニウムの特性と性格の変化」でやります。

俺はふと、隣のノニのことが気にかかった。
……さっきから、やけにマニーの言うことを否定していないか?

確かに、言っていることには理がないわけじゃない。
だが、この場で言うことだろうか?しかも、ランダムがどういう存在か知っていたら決して口に出せないだろう。

導き出した結論は、「この女は怪しい」ということだ。

明らかに、ノニは俺たちとマニーが話すのを打ち切りたがっている。
理由は分からない。だが……推測が当たっているなら、ここから先の話は彼女を抜きにするのが妥当だ。
本来は、彼女の化けの皮を何らかの形で暴きたい。しかし、それには材料があまりに足りない。

90-賢さ(11)×2=68以上で成功

※14…失敗

彼女を上手く騙す方法は思いつかない。では、どうすればいい?

90-賢さ(11)×4=46以上で成功

※90…成功

騙す必要はない。要は、「マニーと俺たちだけの会話が出来さえすればいい」のだ。

「マニー会長。……ここから先はあなたと私たちだけで会話したい。
ノニ社長、申し訳ないのですが、一度ここから出てくれませんか」

ノニの顔色が憤怒で赤く染まる。

「な……なぜですか!私とてオーディナル家の一員!しかも次期当主ですよ!?
その私を、なぜ差し置いて……」

※90-賢さ(11)×5=35以上で成功

※79…成功

「平たく言えば、『不安だ』ということですよ。
何故マニー会長の言葉を、全面的に否定し続けるのです?ランダムさんがどういう人物か、あなたは知っているはず。
裏があるようにしか思えないんですよ」

マニーが戸惑った表情を浮かべる。

「ノ、ノニ……どういうことだ??」

01~20 チッ!!
21~95 お父様、戯言に耳を貸してはなりません
95~99 ??????

「お父様、戯言に耳を貸してはなりません!!」

ノニが叫ぶ。それを聞いたマニーは……

90-魅力(13)×6=12以上で成功

※クリティカル

マニーは懐から電話を取り出した。

「……私だ。至急来てくれ」

憤怒に震えるノニに、マニーは哀れみの視線を投げかける。

「どこで間違ってしまったんだろうな……。私は、お前を優秀な経営者にはしたかもしれないが、善き人間には育てられなかったようだ」

「な……何を!?」

やがて応接室に、屈強そうな男が4人駆けつけてきた。ノニの身体を拘束バンドで締め付ける!?

「きゃ、きゃああああ!!!な、何をするのですっ!!!」

「お前には、しばらく頭を冷やしてもらうよ。……後で、じーっくりと話を聞こうじゃないか」

マニーの目からは、人間らしい情が完全に失せている。ノニは猿轡も噛まされ、どこかへと運ばれていった。

「……やり過ぎでは??」

「いや、私にも思い当たることがあったのだよ。……ここ数か月、あいつは妙にテルモンに赴いていた。
ビジネス上、テルモンは重要だ。そして、スナイダ家との関係も重要だ。
だから、スナイダ家との打ち合わせに行くという言葉を、素直に受け止めてしまっていた」

マニーは立ち上がり、窓から街の風景を眺めた。

「私は、行き遅れていたあいつにもいい男ができたかとあまりに暢気に構え過ぎていたよ……。
ランダム様と君たちのお蔭で、真実に気付けた」

彼は寂しさとも絶望ともつかぬ、哀しい笑いを浮かべていた。

「あいつは、アミールと組んでいる」

今日はここまで。最後で一気に取り返しましたね。
ただ、不穏な状況はまだまだ続きます。

再開します。

俺たちは絶句した。怪しいとは思っていたが……アミールと噛んでいたとは。

「……しかし、何故?」

「それが分かりゃ苦労はしない。だが、あいつは会社の実権を握らんとしていた。私は何も言わずとも禅譲するつもりだったし、会長職に引くのも躊躇いはなかった。
だが、それはあいつの狙い通りだったのかもしれんな。デュランの死がアミールによるものとすれば……あいつも私を殺さんとしていたのかもしれん」

ドスッと音を立てて、マニーは座った。

「そうなると、彼女の派閥の者も怪しいのでは?」

「まあ、そうなるな。……だが、今のところは人払いをしてある。仕切り直しといこう」

※90-賢さ(11)×3=57以上(コンマ下)
※90-ノワール知力(17)=73以上(コンマ下2)
どちらか成功で……

※どちらも失敗、片方ファンブル

その時、下から爆音が響いた!これはっ……

「マニー会長、あなたはここに!様子を見に行きます!」

俺は部屋を飛び出した。……下からは銃声が聞こえてくる!?
ノニ奪還のための襲撃か?それにしても動きが早いっ!

「ノワール、ヘカテル!!戦闘態勢を!カレンは後方で待機、ブランドはマニーの側にいろ!!
ランダムさん、加勢願います!」

エレベーターがゆっくりとこちらに上がってくるのが見える。
……着いたら一斉攻撃で潰すしかない!

チン

01~30 総勢7人
31~80 総勢5人
81~99 総勢3人

エレベーターから飛び出したのは7人。ノワールでは最大5人しか無力化できない、しかも銃を持っている!
先制できなければ損害は免れないか?

※30以上で先制

※先制

「ノワール、やれっ!!!」

その声と同時に、奴らの上に黒い歪みができた。そこから雷が落とされる!

90-ノワール知力(17)×4=22以上で成功(コンマ下1~5)

※4発命中、1発クリティカル

ダメージ
コンマ下1~4×5+知力(17)×5+20

※2人目は4倍ダメージですが、3人目が00ゾロ目のため再判定します

奇数 クリティカル無効、回避可能カウンター
偶数 即死

ダメージ
A 140(残りHP 40)
B 500(死亡)
C 155(残りHP25、カウンター)
D 110(残りHP70)

「うおおおお!!?」

雷は4人に当たった。うち一人はその場に倒れ込み動かなくなった。……しかし、そのうちの一人が食らいながら銃口をノワールに向ける!……まずいっ!!

90-賢さ(11)×6=24以上で庇う

※61…成功

俺はとっさに銃口とノワールを結ぶ線上に身体を投げ出した。しっかりとガードを固めれば大丈夫なはずだ!

ダメージ
(コンマ下一桁×15-耐久力(15)×5-35)÷2

中断します。

少し進めます。

ダメージ 1

チュイインッ

金属音とともに、弾は弾かれた。軽く衝撃はあるが、この程度ならば問題はない。
だが、俺を目掛け前列にいる男が銃を撃ってきた!避ければ後ろに当たりかねない、ここも受ける以外の選択肢はない!

※30以下で連射銃

※単発銃

ダメージ
(コンマ下一桁×15-耐久力(15)×5-35)÷2

ダメージ 1

弾を受けた衝撃を俺は感じた。しかし、痛みはない。……この鎧、想像以上の代物のようだ。

俺は剣を構える。その後ろから銃声が聞こえた。……カレンか!?

ダメージ
コンマ下一桁×4+知力(11)×4+5

※ダメージ90以上で追加判定

暗黒嵐自体は食らったんでしょ?盲目なのにカウンターされるとはこれいかに

ダメージ
E 61(残りHP119)

「グアッ……気を付けろ、向こうに狙撃手がいる!
隊列組み換えっ、特攻に切り替えろ!!」

前列で被弾した男が叫ぶ。すると雷を食らった4人以外が、一斉に抜刀した。俺を無視して突っ込むつもりか?

「させないっ!」

ヘカテルが一気に踏み込んだ。まだ無傷の二人のうち、一方に斬りかかる!

100-器用さ(10)×7=30以上で成功(コンマ下1、2)

>>334
食らいながら自棄で撃ったのが来ているとお考え下さい。

※2発命中

ダメージ
コンマ下1~2一桁×4+筋力(10)×4+10

ダメージ
F 148(残りHP32)

※ダメージ半減したACDFで気絶判定
コンマ下1~4で50以上で気絶

※A、Dは気絶(2ターン後に再始動)
Fは昏倒(実質戦闘不能)

「あがああああっ!!」

ヘカテルの連撃は男の肩口を深く斬った!男は血飛沫を上げながらそのまま倒れる。向こうを見ると、ノワールの雷を食らった4人のうち3人が動けなくなっているようだ。……残りは3人。

「ひ、怯むなっ!」

カレンの銃弾を食らった男が叫ぶ。無傷の男は……

70以上で戦意喪失

a気絶
b死亡
c盲目
d気絶
e軽傷
f昏睡
g無傷

動けるのは2人?

※クリティカル、完全戦意喪失

「あ、あわわわ……」

男はその場に座り込んでいる。……経験が浅いのか、男が座る床には水溜まりのようなものができていた。……未熟なっ。

「どうした?残りは二人。……降伏を推薦するが?」

※15以下か85以上で追加イベント、それ以外でサイファーに攻撃

>>353
実質一人だけですね。

※サイファーに攻撃

「この……野郎っ!!」

男は剣を振り上げた。……避けてもいいが、受けても問題はないだろう。……どうするか。

1 避ける
2 受ける

※多数決ではありません

俺は剣を鎧の手甲で受けると決めた。これで、返しの一撃で終わりだ!

ダメージ
(コンマ下一桁×15-耐久力(15)×5-35)÷2

ダメージ 1

キィィィンッ!!

甲高い金属音が響く。男の剣は鎧に弾かれた。
俺はそれを確認すると、一歩後退し大剣を振るう態勢に入った。この距離なら、恐らくは当たる!

60-器用さ(5)×5=35以上で成功
(接近戦ボーナス)

※87…成功

ダメージ
コンマ下一桁×4+筋力(10)×4+30

ダメージ
E 106(残りHP13)

※気絶判定
25以上で気絶(瀕死のためボーナス)

※気絶

俺の剣は男の脇腹を深く抉った。

「あ……が……」

男はそのまま倒れる。残りは盲目になっている奴だけだ。

※20以下で追加イベント

※追加イベントなし

トンッ……

軽く骨を叩くような音が背後から聞こえた。……ランダム?いつの間に……
彼は盲目になった男の首に手刀を当てたらしい。男は気絶したようだ。

「俺の分はなしか、まあさすがの腕だな」

ニッとランダムが笑う。

「いえ、先手を取れてなければ危なかったです。……問題は、こいつら以外にもいる可能性。そして、ノニが奪還された可能性です」

部屋からマニーが出てきた。

「ノニは地下の牢屋にいるはずだっ。至急調べてくれっ!」

俺は頷いて、地下に向かう。……長い長い降下を経て、俺たちは地下三階の牢屋に辿り着いた。

……

01~20 黒服の男たちの死体、そして牢屋には誰もいない
21~50 黒服の男たちが、誰かと戦っている
51~70 ノニが牢屋を出ようとしていた
71~99 ノニは牢屋の中だ

そこには……黒服の男たちの死体が並んでいた。ノニは……牢屋にいない。

「くそっ、奪還されたかっ!!」

しかし、そう遠くまでは行っていないはずだ。となれば、マニーの所に戻り彼を護るのが先決だ。

※10以下で追加イベント

※クリティカル、結局……

キリがいいので休憩。浮き沈みが激しいですが、とりあえずは元に戻りそうです。

少し進めます。

「とりあえず、重要なのはアミールとどう戦うかです。こちらに対する害意は、もはや隠そうとしていない。
暗殺という形ではなく、あからさまに武力でマニー会長を殺そうとしたのも、その表れでしょう。
ですが、彼がどれだけの兵力を有しているかは読めない。テルモン政府は掌握していると見るべきでしょうが……」

マニー会長が頷いた。

「ノニの奴がどうズマに爆弾を仕掛けたかも不明だ。不穏分子はアングヴィラにもまだいると思っている。
イーリスにはファルーダを当て、こちらは内部から掻き回す。とすれば……」

セシル国王が険しい表情を見せた。

「後はモリブスですね。既に手を打っているかもしれませんが、ここを落とされるとオルランドゥの探索など到底不可能になる。
おまけに、オルランドゥ周辺にもオルディニウムの鉱脈がある可能性があるのでしょう?アミールの指輪の一件と合わせると、かなり危険な予感がします」

「だな。だからモリブスの支援と協力要請を誰かがやる必要がある。
それと、『穴』だ。越後の件がこれとどこまで絡んでいるかは知らない。この調査も、できたらやっておきたい」

ランダムはナイフとフォークで肉を切り分け、それを放り込んで言った。目付きはこれまでになく鋭く、真剣だ。

「つまりは、こういうことですか。戦力は4つに分ける必要がある。
ファルーダ軍への対応と、アングヴィラ内部とズマの調査。モリブスへの説得工作、そして『穴』の再調査」

ランダムとエイリークが頷いた。

……俺は。

1 ファルーダ戦に向かう
2 アングヴィラとズマの調査をする
3 モリブスの説得工作を行う
4 「穴」を再調査する
5 その他自由安価

※安価下7多数決、考察必要

上げます。

とりあえず戦力は組み替えるみたいだし「サイファー一行」じゃなくて「サイファー」がどこに行くべきかで考察か

>>467
その理解で大丈夫です。

サイファーの行き先決定→誰を連れていくかになります。
選ばれなかった何人かはマニーなりセシルなりが決めてしまう場合もあります。

少し進めます。

「そうですね……マルコ、確かアイユーブ商会の本社はモリブスだったな」

「あっ、はい。土地勘はありますよ。戻れるなら、アイユーブさんと色々話もしたいですけど」

「そうか、なら決まりだ。……マルコに行ってもらいます。現地のコネも活用できるかもしれない」

マニー会長は口を拭って頷いた。

「そうか、マルコ君なら心強かろう。頼むぞ」

「あと、ヘカテル。お前はどうする?」

ヘカテルは気落ちしていたような表情をしていたが、俺の呼び掛けにはっとしてこちらを向いた。

「はっ、はい!何でしょう」

「らしくないな、どこに行くつもりかと、サイファーは訊いているんだが」

エデル団長が渋い顔でヘカテルを見た。

「私は……対ファルーダの前線に向かいます。ユリリエさんは?」

「あたしか??……」

※95以上で追加イベント、ファンブルなし

※追加イベントなし

「あたしは、『穴』に行こうと思ってる。あの糞兄貴が、何をやらかしてるのか。……あたしには知っておく必要がある。
エイリークさん、だっけ?この人と一緒なら安心だろうしな」

ユリリエは真剣な表情でエイリークを見た。

「あまり頼りにされ過ぎると怖いが、貴様ならパーシャが表に出てもある程度は守れそうだ。賢明な判断だな」

全員の視線が一斉にブランドに向かった。彼は「俺っすか?」と言うと、しばらく考え込む。
無言の時間が暫し流れた後、彼は口を開いた。

「……俺は、アングヴィラに残ります。俺と同じような宝石を持つ人、いるんでしょう?一度会ってみたいんです」

ブランドは揺るがぬ視線で言った。お茶らけているようだが、根っこの部分は堅いようだ。

「……これで決まりましたね。連絡はこまめに取り合いましょう。……」

※60以上でアイテム入手、80以上で追加アイテムあり

※小ファンブル、通信障害が出始めている

一時中断。少し進めた後に成長判定です。(ヘカテル分もやります)

「……ただ、ズマの地震以降通信障害が出始めているようです。何か関係が?」

ランダムが少し考え、口を開いた。

「多分、魔素のせいだな。あまりに濃すぎてアンバライトの吸収する魔素量が過大になってる。特にズマとアングヴィラはそうなってるな。
モリブスもオルランドゥが近いから気を付けてくれ。何かあった際、連絡できないのはヤバいが……」

「少々厄介ですな。ともあれ、これで当座のことは決まりましたか。
ともあれセシル国王、ファルーダにはお気をつけなされよ」

※70以上で追加情報、ファンブルなし

※追加情報あり

「……無論分かっています」

席を立った国王に、マニー会長は真っ直ぐな視線を向ける。

「ワシル・ロマーヌ大将が動いているそうですぞ」

俺はその言葉を聞いて、背筋が凍る思いがした。「軍神ワシル」。マリオの前の、十種競技王者だ。
北方の蛮族制圧に功があり、異邦人来襲の際も自ら先頭に立って撃破した男だ。歳の頃はまだ35。若くして隠居状態と聞いていたが……。

「その話は、本当ですか」

「間違いありませんな。ファルーダの友人がそういう動きがあると」

セシル国王の表情が、さらに強張った。

「……気を付けます。では、また近いうちに」

※ミッション「ランダムを探せ」「エイリークを探せ」を達成しました。
※ミッション「モリブスを味方につけよ」が発生しました。(モリブスイベントがある程度収束した時点で達成とします)

成長判定を行います。サイファーから入ります。

HP コンマ下÷2上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決めます。

01~20 6ポイント
21~40 7ポイント
41~60 8ポイント
61~80 9ポイント
81~99 10ポイント

10ポイントを振り分けて下さい。
(10以上は2ポイント以上必要、15以上は3ポイント必要)

魅力に6p、筋力に4p

>>535
異論が出そうなので一応。
その割り振りにする理由を簡単に教えて頂けますか?

1405までに説明がない場合は別の方にします。

そんなにおかしいかな?聖騎士のスキルは筋力でも覚えるのと、好感度イベントが危ういから魅力に振るのも悪くはない気がするけど。鎧引いて耐久はしばらく平気そうだし

再割り振りします。

>>538
仰ることは分かりますが、さすがにここで魅力に6pは極端ですね。
あと、優先するべきパラメータは別にあるかと。

え、スキル目当てで魅力に振るのはダメなのか。説得なら一番優先されるべきパラメータかと思ったんだけど。15でスキルも覚えるだろうし

耐久に8ポイント、魅力に1ポイント

>>543
魅力は18にならないと強力スキルにはなりません。前作のスキル(一日一回だけ強制成功)でいいというなら止めませんが。

>>545
魅力は2pと理解しました。了解です。

ヘカテルからは夜にでも。

しかし、器用さ上げないんですね……意外です。

基本ライフで受ける人だし器用に振るのはどうなの?メイン火力はノワールだしスキルも覚えないしで割りに合わない気がするけど

>>550
シンプルに攻撃が当たらないですからね、現状だと。
シデのように接近戦のキャラでもないので、肉壁と割り切るのでないならある程度器用さは必要です。

耐久力18、20で化けますが。

サイファー(33歳、聖騎士)

HP 108+70(178)
筋力 6+4(10)
知力 8+1(9)
器用さ 4+1(5)
賢さ 10+1(11)
耐久力 14+5(19)
魅力 13+1(14)

コンマ修正 10
ダメージ修正 40
ダメージ軽減 65

【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復

・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減

・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1

・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1

・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ

【装備】
・玉鋼の大剣
ダメージ修整 15

・重鎧「黒糸威胴丸具足」
HP+40、腕力、耐久力+3、ダメージ修正10、ダメージ軽減40

・魔翌力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10

・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1

成長判定、ヘカテルです。

HP コンマ下÷2上昇(10以下は再判定)

ずれるならはい

>>555を採用します。

成長ポイントを決めます。

01~20 6ポイント
21~40 7ポイント
41~60 8ポイント
61~80 9ポイント
81~99 10ポイント

9ポイントを振り分けて下さい。
(10以上は2ポイント以上必要、15以上は3ポイント必要)

ヘカテル (21歳、剣士)(持ち越し1p)

HP 132+5(137)
腕力 10
知力 8
器用さ 12
賢さ 9
耐久力 9
魅力 7
好感度 117

ダメージ修整 20
ダメージ軽減 15

【技能】
・溜める
1ターン消費し2倍ダメージ

・二段斬り
1戦闘につき1回だけ2回攻撃
(器用さ15で制限撤廃)

【装備】
・ミスリル鋼の鎧・剣
ダメージ修整10、ダメージ軽減10

・ミスリル糸のブーツ
ダメージ軽減5

・牙の指輪
ダメージ修正10

離脱したため好感度上昇はなしです。

ノワール以下は夜。

好感度 ゾロ目のみ上昇

・ノワール(27歳、スペルマスター) (持ち越し1P)

HP 60+55(115)
筋力 1+1(2)
知力 16+1(17)
器用さ 2+2(4)
賢さ 12+3(15)
耐久力 2+1(3)
魅力 16+2(18)
好感度 155

コンマ修正 10
ダメージ修正 30
ダメージ軽減 50

※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要

【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化

・高速治癒
1ターン使ってコンマ下一桁×5+知力(現在15)分回復

・敵感知
周辺の敵を感知

・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能

・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない

・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2

・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功

※その他、隠密魔法など各種基礎魔法

【装備】
・ミスリルのワンド
ダメージ修整5

・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1

・「僧侶シンシアの帽子」
HP+15、賢さ+2、ダメージ軽減10

・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1

・加護の指輪
HP+20、ダメージ修整10、ダメージ軽減10

成長判定、カレンです。

HP コンマ下÷2上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決めます。

01~20 6ポイント
21~40 7ポイント
41~60 8ポイント
61~80 9ポイント
81~99 10ポイント

10ポイントを振り分けて下さい。
(10以上は2ポイント以上必要、15以上は3ポイント必要)

失礼しました、持ち越し含め11pです。

カレンって銃撃時筋力使ってたっけ?

好感度 コンマ下一桁×2上昇

>>579
使わないですね。知力依存です。
接近戦の二刀流があるので無意味ではないです。

山田火蓮(24歳、狙撃兵・工作兵)

HP 150
筋力 10
知力 11
賢さ 10
器用さ 16
耐久力 10
魅力 9
好感度 145

ダメージ補正 15
ダメージ軽減 10

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(new)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時80以上で発生
連射時のクリティカルは通常通り
(進行に伴い性能向上あり)

【装備】
・レミントンM24
ダメージ修整15(クリティカル時一撃死の可能性あり)、狙撃時のみ使用可能

・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15

・ケプラージャケット
ダメージ軽減10

最後に、マルコの好感度を決めます。

コンマ下+10(下限50、上限145)

カレンの計算間違ってなければ器用で5pt耐久で4ptだから2pt持ち越しだよね

>>589
10にするので2p、15にするので3pなので5+6=11pで合っているはずです。

マルコ(21歳、商人)

筋力 4
知力 10
器用さ 6
賢さ 7
耐久力 4
魅力 10
好感度 105

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

(装備)
特になし

ただし、携帯型簡易爆弾(ダメージ コンマ下一桁×5+50、3体まで複数攻撃)を5個保有

マルコの年齢は20歳でした。訂正します。

###########

セシル国王の一行が抜けると、誰からともなく深いため息が聞こえた。
戦争、か。小競り合いはこれまでもなくはなかったが、本格的な戦争というと100年以上なかったことだ。

「厄介なことになってきたな。ワシルは個としても指揮官としても類まれな男と聞く。
いかにカミュ君が優秀であろうと、太刀打ちできるだろうか……」

「その辺りはタキが何とかするでしょう。私の見るところ、彼もまた相当な男です。
彼が対ファルーダ戦に赴くなら、ワシルを相手にしても少なくとも引けを取ることはないかと」

俺はタキを見た。彼は静かにワインを飲んでいる。

「ここを出たら、陸路で向かうのか」

「そのつもりだ。だから、今度こそ正真正銘、しばしの別れだな」

カレンが心配そうにタキを見る。それに気付いた彼が、ふっと笑った。

「心配するな。越後ならともかく、その他の相手に後れを取ることはあるまいよ。
お前はお前で、自分の仕事をしろ。それに、一人ではないのだろう」

「……そうですね」

カレンは頷くと、ちらりと俺の方を見た。信頼されているのはありがたい。
……だが、向けられている感情は好意なのか、それとも形を変えた依存心なのか。

俺も彼女を嫌いでは決してない。外見だけで言えば、相当な好みだ。
だが、恋愛関係になっていいものだろうか。……ノワールの件すら決着がついていないというのに。

「それにしても、料理があまりまくったな。まあ、あの会話の内容じゃしゃあないんだが。
しばらくこのメンツで集まることもないんだろう?じゃあ、いっちょぱーっとやっちまおうぜ」

ランダムは努めて明るく振舞い、どこから取り出したのかいくつもの酒瓶をテーブルに並べた。
時間は夕刻に近い時間になっていた。……今から酒宴だとしても、不自然ではないか。

「そうですね。……じゃあ、皆、グラスを持ってくれ」

俺もできるだけの笑顔で、赤ワインの入ったグラスを持った。皆、思い思いの飲み物の入ったグラスを掲げる。

「……作戦の成功と、再会を願って。乾杯!!」

※いくつかイベント判定を行います。00奇数以外のファンブルはなしです。
・ブランド関連(95以上、コンマ下)
・ナージャ関連(85以上、コンマ下2)
・アングヴィラ関連(10以下、コンマ下3)
・ノワール関連(35以上、コンマ下4、ドゥールに戻ってから発生)
・カレン関連(80以上、コンマ下5、ドゥールに戻ってから発生、ノワール関連が発生した場合はなし)
・マニー関連(50以上、コンマ下6)

※まとめます。
・ブランド関連 55クリティカルのため、少し進展あり
・ナージャ関連 登場せず
・アングヴィラ関連 襲撃はなし
・ノワール関連 ドゥール帰還後にノワール特殊イベント
・カレン関連 99クリティカル、ノワールのイベント次第で動きあり(マイナスではない)
・マニー関連 餞別なし

マルコはHPないのかな?

#########

酒宴は表面上は穏やかに進んだ。娘を捕まえざるを得なくなったマニー会長に対しては、どこか腫物を触るような扱いだったが。
当のマニー会長は「気を使ってくれるな」と苦笑していたが、恐らくノニの処刑は免れまい。
それを決めるのはアングヴィラの法曹であるとしても、彼女を捕まえたのはマニーの私兵だから心中察するに余りあることだ。

「だが、これでオーディナル本家の血筋は絶えそうだな。……500年の歴史上、初めてか」

マニー会長は寂しそうに笑う。オーディナル家は、比較的多産の家系だった。
縁戚関係を広げることで商売を上手くやってきたという側面もある。
だが、ノニ社長は40手前。仮に処刑がなかったとしても、もう子供を産むにはかなり遅い年齢ではあった。

「養子をもらうって考えはねえのか?そこのマルコとか」

ランダムに話を振られ、マルコが「ぼ、僕ですか??」と慌てた。

「おお、君がいたか。確かに、マルコ君なら申し分ない。考えてはくれんかね」

「いや、修行中の身ですので……あれ?」

マルコがブランドの方を見た。いや、正確には「ブランドの宝石」だ。

「……ん、どうした?」

ブランドは隣の席のヘカテルに話を振ろうとしては短い会話に終わり、所在無げにしていた。
俺の目から見ると、大した変化がないようにも見えるが……。

90-ノワール知力(17)×4=22以上で成功



>>605
訂正します。

マルコ(21歳、商人)

HP 60
筋力 4
知力 10
器用さ 6
賢さ 7
耐久力 4
魅力 10
好感度 105

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

(装備)
特になし

ただし、携帯型簡易爆弾(ダメージ コンマ下一桁×5+50、3体まで複数攻撃)を5個保有

※クリティカル

「……!!確かに少し変だよ!?宝石から感じられる魔力が、ほんの少しだけ攻撃的になってる」

「攻撃的?何だそれは、宝石自体に意思があるようにも……」

「だから多分そうなんだよ。あの宝石自体、どこか感情がある。
それがブランド君の感情なのか、逆に宝石の感情がブランド君に影響しているのかは分からない。
でも確実に言えるのは、あれにはあれの人格がある、ってこと」

それを聞いていたランダムが「本当か?」と鋭い目線で言ってきた。俺とブランドの席は少し遠い。多分、会話は聞こえていない。

「マルコもそれを感じ取ったってわけか」

「いや、僕のは違和感に過ぎないんですけどね。感情とか、そこまで読めたわけじゃないです。
でも、意識を持つ宝石なんて、見たことも聞いたことも……」

※70以上でイベント続行、ファンブルなし


※追加情報はなし

「俺もそんなのは知らねえなあ。……ブランド兄の意識なのかもしれねえが。
だが、それをどうやって表に出すのかは、分からねえままだな」

俺は席替えを提唱した。多分、ブランドにとってはノワールの方が話しやすいだろう。

記憶を失っていたというが、どうも色々な話を総合すると、彼は少し他者との交流に慣れてないのかもしれない。
実際、ノワールと話し始めると「違和感が消えましたね」とマルコが言った。
ブランドはアングヴィラに残る。何かきっかけがあればいいんだが。

##########

少し中断します。

あと、明後日までにwikiを作る方針です。
とりあえず地図だけ作ってみましたが、整合性を取るのが大変です…

########

酒宴という名の解散会は、そう遅くない時間帯に終わった。
皆気になることが多いからか、深酒するような奴はほぼいなかった。
途中でパーシャに戻ったエイリークが騒ぎかけたので、無理やり飲ませて潰したくらいだろうか。
「エイリークには後で詫びを言わなきゃな」とはランダムの弁だ。

アングヴィラには、予定通りエリスとブランドが残ることになった。
俺たちはというと、明日朝ランダムがドゥールに来て、モリブスに連れて行ってもらう手筈になっている。

「じゃあ……またな」

「そうね。……あんた、少し変わった?」

エリスに言われて、俺は少し焦った。心当たりがないとは言わない。

「そうかもな。無駄にお茶らけることは、もうやめたんだ。そういう年でもないだろう」

ふうんとエリスが笑った。

「そうかしら?まあでも……前に会った時よりずっと落ち着いたかもね。
あんなにちゃんとリーダーできているなんて、意外だった」

※50以上で追加イベント




※追加イベントなし

「人間変わるもんだ、ってことでいいだろ。
……じゃあな。無事でいろよ」

「あんたもね。じゃあまた」

ランダムが作り出した空間の歪みに、エリスは消えていった。

「……行っちゃったね。もう少し話したかった?」

後ろから急に声をかけられ、俺は軽くビクッとした。

「いんや。だが、あいつはずっとこのまま仕事一筋なんかな、と軽く思ったくらいだ」

「そっか。……明日からだね、モリブス。少し懐かしいかも」

ノワールが言った。

「そういや、オルランドゥからだとモリブスは近いな。街道からして、必ず通るし……何年ぶりだ?」

「うーん……15年ぶりぐらいかな。私が本当にちっちゃかったころ。
その頃はファルーダとの関係がそこまで悪くなかったから、ファルーダ経由で来たんだよね」

ノワールが遠い目をした。

「私は行ったことないですけど……どんなところなんですか?」

カレンがノワールに訊く。

「少し蒸し暑くて、辛い料理が多くて、人も多い街かな。
フルーツ類は多いよ。生ものも、干したものも」

「……私も行きたかったです」

しょんぼりしながらヘカテルが言った。俺は苦笑する。

「まあ、仕方ない。モリブスに行く機会なんて、そのうちできるさ。
気を落とす必要はねえぞ」

ヘカテルはまだ肩を落としたままだ。

「とにかく、亜熱帯というかあの辺りの気候なんですね。イメージはできました」

カレンが「よしっ」と気合を入れていた。どうも、向こうにも似たような地域があるらしい。

###############3

睡魔が激しいので今日はここまで。
明日ノワールイベントをやります。

少し進めます。

ドゥールに戻ると、既に辺りは暗くなっていた。
ここから先は自由行動だ。それぞれ、好きなように過ごしていいということになっている。

ヘカテルは「最後にあのスイーツをもう一度食べに行きます」と、パーシャとユリリエを誘って街に繰り出していった。よく考えれば、あの3人は歳が近いのだったな。
マルコも街に出た。こちらは「今後のための市場調査ですね」とのことだ。
タキたちはレイラ邸に残った。レイラと今後について話し合うという。カレンもそっちだ。

俺はというと……

1 レイラ邸に残る
2 街に出る

※多数決ではありません。考察不要
※イベントの中身が多少変わるだけです

俺はレイラ邸に残ることにした。少々、アングヴィラでの一件で疲れているらしい。明日に備え、少し寝ておくのが正解だろう。
そういえば、ノワールも「今日はもう寝るね」と寝室に消えていった。体力に不安がある彼女にとっても、今日は難儀な日だったようだ。

俺は目を閉じる。……

※20以上でイベント開始

※イベント開始

……少し寝ていたようだ。時間は午後9時前、か。2時間ぐらい寝ていた計算になる。
ここからもう一度寝直すのも考えたが、いささか目が覚めてしまっていて難しい。
サワダはまだ帰ってきていないようだ。……少し部屋の外に出るか。

※40以上で追加イベント

※追加イベントあり

足は庭園へと向かっていた。そういえば、この前はノワールとここで出くわしたのだったな。
俺は庭園のベンチに座り、ランダムから貰ったウィスキーの小瓶を開けた。あそこじゃほとんど飲めなかったから、ここで少し一杯と行こう。

空には三日月が上っている。星空の美しさも、ドゥールの売りの一つだ。
標高が少し高いせいか、イーリスなどに比べると夜空の闇が深いのだ。しばらくは、この夜空ともお別れということになる。

「……こんばんは。サイファーもここなのね」

後ろから声をかけられ振り向くと、小柄な銀髪の少女がいた。

「『も』って、お前もか」

「そういうこと。ちょっと隣いい?」

ノワールがよいしょっとベンチに座った。薄手の寝間着か、この前もそうだったな。

「あ、ランダムさんに貰ったお酒?早速飲んでるんだね」

「ああ。ノワールもやるか?」

90-魅力(14)×5=20以上で成功

※81…成功

「うん、もらっとこうかな」

俺は小瓶をノワールに渡した。コクン、と一口飲むと彼女は満足そうに笑う。

「癖がなくていいね。これ、何てお酒?」

「『グレンフィデック』というらしい。ランダムが前時代のデータから作ったと聞いたぞ」

「へえー、何か『一族』って色々できるんだねえ」

ノワールは夜空を見上げた。

「キレイな空……これとも、しばらくお別れだね」

「そうだな」

ノワールの横顔は、月明かりに照らされている。白い肌が、さらに白く美しく見えた。

90-賢さ(11)×4=46以上であることに気が付く

※クリティカル、お互いに気付く

中断します。

再開します。

……そう言えば、このベンチ。前にタキとレイラが座っていたベンチだったな。あの時、二人は……。

そう思っていると、ノワールもこちらを向き照れ臭そうに笑った。

「何か、恥ずかしいね。この前のこと、少し思い出しちゃった」

俺も苦笑する。彼らは談笑し、肩を抱き寄せ、そして……。
……いかんな、童貞のガキじゃあるまいし。緊張するほどのことでもないじゃないか。

だが、俺を見つめるノワールの瞳は、少し濡れているようにも見えた。……これは、つまり。

90-魅力(14)×6=06以上で成功

※29…成功

俺はノワールの肩を抱き寄せた。小さくて頼りないようにも思えるこの肩に、何度助けられただろうか。

「……痛いか?」

「ううん、大丈夫。安心する」

ノワールは嬉しそうに笑うと、頭を俺の脇腹の上辺りに擦り付けた。

「ノワール……いつもありがとうな。本当に、助けられてばかりだ」

「それはこっちの台詞。今日だって、私を庇ってくれたでしょ?……サイファーなしじゃ、私はろくに動けないの。
あなたを信頼してるから、私はこうして一緒にいられる」

俺たちはどちらからともなく笑った。……同じようなことを言ってるな。

「仲間としてもそうだが……別れ際、エリスが俺と話していた内容は聞いただろう?……俺を変えたのはノワール。お前だ」

ノワールは少し驚いた後、白い頬を桃色に染めた。

「そ、そうなのかな……サイファーからそう言ってもらえて、凄く嬉しいんだけど……」

ノワールは潤んだ瞳で俺を見上げる。

……

※25以下で追加イベント、95以上で……

※追加イベントなし

俺はふと庭園の入口が気になった。玄関は逆方面だから、誰か帰ってきてもここは通らないはずだ。
ちらりと見ると、あの時の俺たちと同じような出歯亀はいなかった。……これなら。

「ノワール。……好きだ。
……ガキみたいで、芸がない言い方だが、お前が俺には必要だ。これからも、頼りにしていいか?」

ノワールは涙を一筋流して、微笑んだ。

「うん。……その言葉が聞きたかったの。……一人にしないで、ね?」

「分かってるさ」

俺は少し屈んで、ノワールの小さな唇に自分のそれを押し当てた。
……今までのどんな女のそれよりも柔らかく、何より……しっくり来る。

※70以上で追加イベント

※追加イベントなし

俺はしばらく唇を押し当て、それを離した。軽くウイスキーの味がする。

「キス、しちゃったね。あの時のタキさんたちみたいに」

「……そうだな」

ノワールの顔は真っ赤に紅潮している。……俺もか。
何でか知らないが、彼女の前では14か15の童貞のガキみたいになってしまう。……だが、これでいいのかもな。

俺は再びノワールを抱き寄せた。

「明日から、モリブスだな。……不安はあるか?」

「ううん、サイファーが一緒なら。……」

90-ノワール賢さ(15)×5=15以上で成功

※偶奇判定です(ただし、今回00奇数は通常ファンブルに準じた扱いになります)

奇数…誰かが気付く
偶数…?????????

※誰かが二人に気付く

※気付いた相手を判定します。

01~40 カレン
41~70 ヘカテル
71~85 滝
86~99 マルコ



「そこに誰かいるんですか?」

館の方から誰かの声がする。……マルコか。

「どうしよ?マルコなら、説明すれば分かってくれると思うけど」

少し焦った様子でノワールが言う。俺は……

1 無視する
2 立ち上がって呼び寄せる

安価下3多数決、考察必要です。

俺は立ち上がり、マルコの方に向かって手を振った。

「……サイファーさんですか?どうしてここに」

マルコが俺たちの方に歩いてくる。俺はノワールの腕をつかみ、立ち上がらさせた。

「すまんな。ちょっと二人で話していた」

「二人で……って」

100-マルコ賢さ(7)×10=30以上で察する

※64…察する

「ああ、やっぱりそうだったんですね」

マルコは苦笑した。

「『やっぱり』、なのか」

「ええ。少しの間しか一緒にいなかったですけど、ノワールさんに対しては特に気を遣ってるなあと思ってましたから。
ひょっとしたら、とは薄々」

俺はノワールと顔を見合わせ、苦笑した。

「そうか、最大限気付かれないようにしていたんだがな……。
まあ、大体合っているよ。俺はノワールが好きだし、彼女もそうだ。……互いに意思を確認したのは、本当についさっきだったが」

「ごめん、これからしばらく一緒にいるのに。嫌な気分になった、かな」

「いや、そんなことはないですよ。お似合いだなと思いますし」

マルコは手を振って否定した。……見つかったのが彼で良かった。

「そうか、すまんな。だが、カレンには……このことは知られない方がいいだろうな」

「そうだね。……あの子、サイファーに依存しかかってるし。
カレンの心の中を覗いたわけじゃないけど、ちょっと危うい気はするんだよね。前よりは良くなったけど。
私たちが交際していると知ったら、ちょっとどうなるか……」

「……というわけだ。この話は、くれぐれも内密にしてくれ」

マルコは少し慌てた様子で頷いた。

「いやいや、これは言いませんよ。商人に信頼は一番必要なものです。信頼してください」

「分かってるよ。……すまんな」

※95以上で追加イベント、ファンブルなし

※追加イベントなし

マルコはふっと笑って「このくらい、お安い御用です」と言った。

「じゃあ、ここで引き上げるか。……カレンは、まだ上で話し合い中だな」

上の階の明かりはまだついていた。あそこから見られていたら困るが、多分大丈夫だろう。

「だね。……じゃあマルコ、これからよろしくね」

※好感度制限が解除されました

※ノワール好感度がコンマ下1桁×2上昇

ノワール好感度 173

今日はここまで。カレンイベントの処理は少し先になります。
なお、99ゾロ目が出たということは……この流れだとそこまで修羅場にはならないと思います。多分。

では、wikiの編集に入ります。

途中送信

ノワールの独占欲次第かな、カレンの処遇は

ヘカテルは……まあ、コンマ神に愛されてなかったって感じですねえ……。
まあ、上司部下としてはあんなもんでも十分いい関係ではあるんですけど。

>>674
ノワールは見かけによらず大人な女性なので、火蓮を排除するという安易な発想にはなりません。
むしろ彼女の事情をちゃんと理解しているので、何とか軟着陸させようとするはずです。

サイファーから火蓮への矢印は弱いので、現状のままだと火蓮と二股をかけようとは思わないでしょう。
(実の所、色々な意味でサイファーとノワールは相性が良すぎるのです)
それだけに、今後火蓮がどうなるかはコンマ次第の所が割と大きいです。
なお、上のマルコ関連で95以上が出ていれば、問題解決が一気に近づく予定ではありました。

カレンと仮にくっついたとして因果的なことは大丈夫なのかな

>>677
そこは大丈夫です。多分。一応、そこの整理は脳内ではできております。

一応新作wiki、ですが……データが半分以上ぶっ飛びました。
どうすりゃスムーズにできますかね、これ……。

いっそのこと前作同様設定文だけここに書いておいて、どなたか詳しい方に依頼する方がいいのではと思い始めました。
うーん、しかし脱力。

http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91

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4 同上

再開します。

>>705
ありがとうございます。週末にでもトライしてみます。

「領事府や教団にも行きたいが……まずは情報収集、かな」

モリブスのギルドハウスはアングヴィラのものと並ぶ歴史的建造物だ。
度々立て直され増築されているが、古ぼけた木造の入り口だけは500年前そのままに残されている。

大都市のギルドハウスの例に漏れず、ここも人材派遣所の様相が強い。
もちろん、「穴」に向かう冒険者も多く集まる。情報収集にはうってつけとは言えた。

やる気のなさそうな受付に、俺がイーリスの近衛騎士団の者であると告げると「ちょっと待ってて下さいー」と間延びした声で返された。
やがてそれなりに地位のありそうな中年男が出てくる。色黒で彫りの深い男だ。

「イーリスから、ですか。……数か月前にも、そちらの王族の方が来られましたが……捜索ですかな」

「そんなところです。この辺りの事情に詳しい人物を探しています。どなたかご紹介頂けますか」

「オルランドゥの件で、最近物騒になっておりましてな……魔物が大分増え、南方に防衛線を張っている所なのですよ。
目立った冒険者は、大体そっちに回されておりますが……少し探してみますかな」

男はパラパラとノートを見る。

01~25 ベテランの剣士
26~50 ユングヴィ教団の翼人の女性
51~70 冴えない中年男
71~90 緑色の服の中年男
91~99 ???????????

「この男ですな」と言われて出てきたのは、冴えない中年男だった。……こいつが?
しかし、口を開くとその印象は一変した。

「……イーリスの近衛騎士団の方、ですな。恐らく、あなたがコット殿。
お初にお目にかかります、ホルヘと申します」

男の声色は低く、落ち着いた印象を与えた。そして、俺の名を知っている?
ギルドハウスの男を見ると、彼は軽く頷いた。

「モリブスの熟練エージェント、ホルヘ・ターレス氏ですよ。
私はこの辺で失礼。恐らく、内密な話になるでしょうから」

男が去ると、ホルヘという名の男は静かに切り出した。

「マクガイア嬢とはよく情報交換をさせていただいておりましてな。
あなたのことも、少し話に聞いていたのですよ。優秀な男であると」

俺は軽い驚きをもってその言葉を聞いた。そんなことを言っていたのか。

「ああ……そうでしたか。あなたのことも、以前話題に出ておりました。
ジェニー嬢の情報を取ってきたのは、あなただとか」

ホルヘは黙って頷く。

「まだこれは内密に。領事府にも情報は上げられないのですよ。
うかつに情報を流すと、領事府のベーレン卿派と反ベーレン卿派の対立が激化しかねない。
何せ、ジェニー嬢が自分の殺人をでっちあげ、どこかに消えたという意味の分からん案件ですからな。
父親のベーレン卿に伝えようものなら、発狂しかねない。確かな情報の裏付けがない話ですのでな」

ジェニー嬢は精神感応術の使い手で、父親などに精神操作をして自分が死んだものと思い込ませたという。
彼女はオルランドゥ魔術都市とも繋がりがあったというが……。

※100-火蓮賢さ(10)×2=80以上で成功(コンマ下)
※90-サイファー賢さ(11)=79以上で成功(コンマ下2)

※ファンブルなし

※二人とも気付く

「ジェニー……聞いたことがあるような」

カレンが首をひねった。心当たりがあるらしい。
オルランドゥに関連しているとなると……まさか。

「そのジェニーってのは、ひょっとすると君の世界にも来ていたんじゃないか?」

「あっ!そうです!ジェニーって人が政府との窓口になってたんですよ。
それで、若い官僚と結婚して……聞き覚えがあると思った」

「何ですと??」

ホルヘが鼻白んだ。

「どういうことか、説明してくれませんかな」

俺は簡単にカレンを紹介した。彼女がこことは違う「異世界」から来たこと。
オルランドゥ消失の際、一部の人々が彼女の世界に逃げ込んだこと。
そして、オルランドゥの生き残りの人々の依頼を受け、彼女たちがここに送り込まれたこと。

ホルヘは信じがたいという表情でそれを聞いた。

「……極めて興味深く、しかし奇怪な話です。
しかし、その話が真実であるという証明は?」

カレンは自らの持つ銃を見せた。

「恐らく、これと同等の銃火器はこの世界にはないはずです。
……あと、何より私がその最大の証明です」

ふむうとホルヘは唸り、銃をカレンに返した。

「確かに。貴女が異邦人とも違う人種であるのも、見た目からして明らかではあります。
……ですが、それが真実だとして。ジェニー嬢は何をしようとしたのでしょう?」

90-賢さ(11)×4=46以上で成功

※79…成功

「恐らくですが、ジェニー嬢はオルランドゥの異変を事前に察知していたと思われます。
そして、異世界への避難計画にも一枚噛んでいた。カレンの世界に彼女と思われる人物がいたのが、それを示しています。
自らの死を偽装したのは……恐らく、それを知られたくなかったから。誰にか、までは分かりませんが」

ホルヘは難しい表情を浮かべた。

「心当たりが?」

「いや、分かりませんな。だが、知られたらそれを阻止しようとする奴がいたということになる。
そういうことを言い出しそうなのは、反ベーレン卿派の首魁で軍拡派、ジョシュア侯ぐらいですかな……」

※50以上で追加情報

※クリティカル

「ジョシュア侯?モリブスの事情は、あまり詳しくないのですが」

「あっ、聞いたことあるよ」

ノワールが口を挟んできた。

「父様が軍事協力に反発していたって話。そりゃ、魔術都市は中立を旨としてたから。
だから、魔術都市の危機も、そこからの避難計画も、そいつに悟られたくなかったんだと思うよ」

彼女の言葉にホルヘが頷く。

「彼はオルランドゥと結んで、テルモン連邦やアングヴィラ共和国に対抗できる軍事力を付けようとしていました。
オルランドゥ魔術都市の持つ技術を使って、何かしらしようとしたのでしょうな」

「技術、ですか……。ことによると、オルランドゥ近郊にあった可能性があるという、オルディニウム鉱石が狙いか??
あれなら、大量殺戮兵器を作ることも、あるいは可能……」

「そうだよ!多分それ!!恐らくは、その危険性を父様も認識してた。
でも、何かがあってオルランドゥの大半は吹き飛び、魔素に汚染された。
その寸前に、ジェニーさんたちはカレンちゃんたちの世界に飛んだんだよ」

ホルヘが唖然として「何の話ですか!?」と言ってきた。

「平たく言えば、オルランドゥの近郊には軍事増強に直結するある特殊な鉱石があったということですよ。
その存在を、ジョシュア侯は事前に知っていた……。だが、あの鉱石は近づくことすらできないはず」

「……よく話が見えませんが、それなら少し納得も行きます。
何せ、オルランドゥ消失後にドリンクウォーター兄弟をあそこに派遣したわけですからな。
兄のマリオは帰らず、弟のルイジは逃げ帰ったそうですが」

「マリオ・ドリンクウォーター……??」

「穴」にアンバライトをばらまいた男だ。……嫌な予感がする。

「ジョシュア侯はその後どうしているのですか?」

「目立った動きは。ただ、冒険者を集めているとは聞いています。何か妙ですね」

……何を言うべきだろうか。

1 ジョシュア侯に会うには?
2 ルイジはどこに?
3 急いで領事府に行かねば
4 その他自由安価

※0000までの多数決。考察は必要です。
自由安価は歓迎します。

「社長は不在にしております」

ここも空振りか。マルコはボーイに念を押した。

「今日は戻らないのかい?」

※70以下で戻らない

「本日は戻らないと聞いています。北方に買い付けだとか」

マルコはふーと息を吐いた。

「無駄足でしたね。……お腹もすきましたし、お昼にしますか。旧バザーに、いいカリー屋があるんですよ」

どうにも噛み合わせが悪いようだ。……早く動きたい所だが。

##########

※50以上で追加イベント

※追加イベントあり

「……しかし辛いな。久々にモリブスに来たが、こんなに辛かったっけか?」

俺たちはマルコのお薦めのカリー屋に来ていた。庶民的な店らしく、カリーにナンという取り合わせだ。高級店だとこれがライスになる。

「うーん、これはちょっと辛すぎるかも。もう少し柔らかい味の、ない?」

ノワールは渋い顔をした。こういう味覚面は、見た目相当らしい。新しい発見だ。

「じゃあバターマサラですね。これは僕が引き受けますよ。……カレンさん、もう食べちゃったんですか?」

カレンの皿はもう空になっている。……結構量があったはずだが、凄いな。

「辛いのは大丈夫なの。ノワールさんのは、私が食べてもいいかしら?」

マルコは驚いたようにノワールの食べ残しを渡した。といっても、ほとんど手はつけられていないが。
俺は店内を見渡した。旧バザーだけあて、来ているのは庶民ばかりだ。比較的貧富の差があるこの地において、小綺麗な服の俺たちは少し浮いている。

……と思っていたら、どうも浮いているのは俺たちだけではないようだ。

01~20 鋭い目の男だ。……剣士か。
21~50 白い肌の、初老の紳士だ。
51~75 巨躯の男だ。……?
76~99 緑色の服を着た男だ。口髭が目立つ。

少し離れた所に巨躯の男がいた。……随分と食べているな。
身長は2メドはあるだろうか。俺も大きい方だが、彼からすれば子供に見えるだろう。

90-賢さ(11)×5=35以上で追加イベント

※追加イベントあり

よく男を見ると……耳が尖っている。エルフ?いや、エルフはこんなに巨体ではない。むしろ……ユミールに似ている。

「少しいいか?ちょっと気になる男を見つけた、ここで待っていてくれ」

俺は席を立ち、男に向かって歩いた。男は飯に夢中のようだ。

「食事中済まない。少しいいだろうか?」

90-魅力(14)×5=20以上で成功

※70…成功

「あ?何だてめえ」

男は野太い声で振り向いた。言葉とは違い、口調にはさほど不快な様子は見られない。

「いや、いい食いっぷりだと思ってな。……ここの者じゃないだろう?」

「ん、まあな。……何用だ」

「いや、知り合いに少し似た雰囲気の女がいてな。ユミールというんだが、知ってるか?」

※30以上で知っている

※知っている

「……!!その名がここで聞けるとは思わなかったぜ。よく知っている。俺の妹だからな」

俺は驚いた。こいつが、ユミールの兄か。言われてみれば、顔立ちが少し似ている。それにしても、何故ここに。

「あんたが、ユミールの話していた兄か……!!お初にお目にかかる、サイファーだ」

「クヴァだ。その分だと、妹が世話になったようだな」

クヴァは右手を差し出してきた。随分と大きな手だな。俺はそれを握る。

「いや、彼女には助けられているよ。……その分だと、あんたも調査に?」

※50以上で追加情報

※追加情報あり

「……調査といえば調査だな。多分、その分だと知っているだろう。『穴』を荒らしている連中のことだ」

「……アミールか?」

クヴァは首を振った。

「違う。マリオ・ドリンクウォーターだよ。奴を追ってここに来た。奴の弟なら、何か知ってるんじゃねえかと思ってるんだがな」

クヴァは大口を開けナンを一呑みにした。

「ルイジという男か。……話には聞いたが。俺も会いたいとは思っているが、きっかけすら掴めない。何か知ってるか」

※50以上で手掛かりあり、80以上で詳細情報あり

※手掛かりなし

中断します。

「一度戻って警官から話を聞くべきだな。嫌な予感がする」

警官はさっきの場所に立っていた。

「どうでしたか?……その分だと、断られてしまいましたか」

「そんなところだな。殺人事件の話をしてたな。詳しく話せるか?」

警官は頷いた。

「……この辺りが高級住宅地であるのは御存知かと思いますが。強盗殺人が連発してるのですよ。……それも、妙な」

「妙?何が妙なんだ」

「いえ、家に押し入り住民を殺すまではいいんです。ただ、金目のものは取られてなくて。単に殺している、それだけなんです」

物取りのない強盗殺人?……そんなのは聞いたことがない。
俺の怪訝な顔に気付いたのか、警官がふうと溜め息をついた。

「信じがたい、というかもしれませんが、これは本当です。ただ、2ヶ月前の最初の時から死者は増え続けている。4日前に起きたので犠牲者は計6人。中には4歳の子供もいました。
……ここら辺界隈は、恐慌状態ですよ」

「僕がテルモンに行っている間、そんなことが……しかし、本当に手掛かりが皆無なのですか?」

マルコが警官に訊いた。

※50以上で僅かな手掛かりあり、80以上だと……

※僅かな手掛かりあり

「実は、手掛かりがないわけではないんです。生存者が実は一人います。……ガララーガ邸の女中で、名前はオトメ。異邦人の女なんですが……妙な証言をしてて。『足音も気配もしなかった、旦那様たちの悲鳴すらも』と言っているんです」

「ここの言葉を知らなかった、という可能性はないか?だから悲鳴を悲鳴として認識できないとか……」

「否定はしません。ですが、遺留品すらないんですよ?私はオトメの言う言葉を、決して嘘とは思ってないです」

俺は唸った。気配のない殺人?どういうことだ。

「殺しの方法は?」

「後ろから急所を一突き。ミスしても数回内には殺してます。あなたも異邦人?」

カレンは少し悩んだ後、「そんなところ」と短く返した。

これは……

90-サイファー知力(9)=81以上(コンマ下1)
90-ノワール知力(17)×2=56以上(コンマ下2)

※サイファーは成功、ノワールは弱ファンブル

※ノワールを再判定します。

奇数 ??????
偶数 通常失敗

※通常失敗

「……うーん、何だろうね。気配もなく、人を殺せる……?」

ノワールが首を捻っている。……ちょっと待て、ノワールならできてしまうのではないか?
無論、彼女がそんなことをやるはずもない。俺とずっと一緒だったし、そもそもモリブスには今日来たばかりだ。
だが、同じようなこと――隠密魔法と闇魔法両方が使える――そんな奴がいるとするなら?

「ノワール。一つ聞かせてくれ。……闇魔法を使える奴は、どれぐらいいるんだ?」

「……まさかそれを使って??いや、音は消せるから分からなくはないかも。それに隠密魔法を使えるのなら……」

……

01~50 そんな人、いるのかな……
51~75 心当たり、なくはないかも
76~99 いるよ、そういう人

「……心当たり、なくはないかも」

ノワールの顔から心なしか血の気が引いた。

「オルランドゥでは、一部の優秀な魔術師に闇魔法を教えてるの。……父様がそう言ってた。
でも、物にできたのはそう多くはないと思う。さらに、隠密魔法まで使えるとなると多分もっと少ないわ。私はできるけど、多分血統によるものが大きいと思う。
……でも、そういう天才がいたって話は聞いたことはあるの。名前は忘れたわ。何せ子供の頃の話だったから」

「オルランドゥ消失の際に、一緒に消えたんじゃないのか?」

「……それがその子、出奔したんだって。多分冒険者になったんじゃないかって話だけど……」

……

※97以上で名前判明、ファンブルなし

※名前不明

「……『その子』って言ったな。まさか年下なのか?」

ノワールは慌てて首を振った。

「あ、ごめん。でも、私よりちょっとだけ上なぐらいだと思う。でも、そんな子だったら名を挙げてるはずだよね」

「力を過信し、部不相応な階層に突っ込んで死んだか、再起不能になったんじゃ?」

「うーん……分からない。でもその子だったらできる犯行だと思うな」

しかしだとしても理由は不明だ。……さて。

1 マリオ家に行く
2 もう一度ルイジ家に行く
3 クヴァに電話をする
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察必要
(0000までに出揃わなければリセット)

上げます。

もう一度上げます。

1で決定します。

基本ここで今日は終了ですが、最後に重要な判定を。
(内容は現時点で明かせません)

90-知力(9)×4=54以上で成功(コンマ下)
100-マルコ知力(10)×4=60以上で成功(コンマ下2)

ファンブルなしです。

ぶっちゃけこのスレのシステム自体が安価スレの性質と噛み合ってないんだろうな

再開します。

なお、余程のことがない限り勝負所での正解は見えるようにしています。
そこで地雷に突っ込まれるなら、筆者の力量が足りなかっただけのことです。(明快に荒らしと認識できる場合は別途処置します)

>>852
まあ自由度は低いですからね。
ただ、自由安価で上乗せできる余地は残しているつもりです。

「マリオ家に行ってみよう。今住んでいるのは、未亡人の……プティさんだったか」

マリオが消えたのは3年前。その後にオルランドゥの消失があったこともあり、モリブスを中心に両者の関連が囁かれたこともあった。
当時マリオは31歳。彼には4つ年下の妻がいた。それがプティ・ドリンクウォーターだ。彼女もマリオと同じ、冒険者だったと聞いている。

……ただ、彼女がマリオと「穴」に潜ったという記録は、確かない。あったとしても、目立った実績はなかったはずだ。

呼び鈴を鳴らすと、「はーい」との声とともに女性が玄関に現れた。長い癖のある金髪の女性だ。

「どちら様ですか?」

俺は身分証明書を見せ、自己紹介をした。

「騒ぎの最中、失礼します。義理の弟さんに当たる、ルイジさんとお会いしたいのですが、留守のようでして。
行方不明の旦那さんの件と合わせ、詳しくお話うかがえたらと」

俺は極力柔らかい表情を作って言った。

90-賢さ(11)×5=35以上で成功(コンマ下)
90-魅力(14)×4=34以上で成功(コンマ下2)

※両方成功

その時、一瞬だけだが彼女の口角が歪んだように見えた。……今のは何だ?

「分かりましたわ、どうぞこちらに」

それはすぐに消え去り、穏和な笑顔でプティは俺たちを迎え入れた。後ろから見ると、彼女の背中から小さな羽根が生えている。翼人か。

「一人で住むには広くて……散らかってますけど、どうぞ」

彼女の言葉とは裏腹に、よく手入れが行き届いている応接室に通された。

「とんでもない。……今でもたまに、誰かが来るんですか?」

「ええ。隣のデイジーさんと、たまにお茶を。ルイジさんもよく来られますわ。
……お茶の準備をしてまいります。少しお掛けになって」

上品な笑みを浮かべ、プティは厨房へと入っていった。

90-ノワール賢さ(15)×4=30以上で成功

85…成功

プティの姿が消えたのを確認すると、ノワールが俺を見た。何やら手招きをしているので近付くと、俺に耳打ちしてくる。

「……サイファー、さっきの言葉、多分嘘だよ。ここに来てるのは、別の人だと思う」

「……本当か」

ノワールは固い表情で頷いた。

「厳密には、全部が嘘じゃない。でも、最近来ているのは違う人だと思う。……誰かまでは分からないけど」

俺は館に入ったときのプティの表情を思い返していた。……何故あんな邪悪な表情をした?

極めて嫌な予感がする。まるで蜘蛛の巣にかかった蝶のような気分だ。……だが、虎穴に入らずんば虎児を得ずという諺もある。……さて。

1 このままそ知らぬ顔で滞在する
2 嘘を言ったことを指摘する
3 適当な理由をつけて逃げる
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察必要

「……では、私たちはこれで。すみません、慌ただしくて」

プティが驚いたような表情を見せた。

「えっ、せっかくお茶も淹れましたのに」

「いえ、ルイジ氏の行方をご存じないのでしたら、長居は無用です。それに、これから別の用もありますので」

俺は席を立った。

……

※50以下で追加イベント

※追加イベントなし

「えっ……そ、そうですか……」

プティは戸惑いながら俺たちを見送った。

「……怪しいね。ほとんど本当のこと、言ってなかったよ」

「そうだな。確かマリオとルイジは、ジョシュア候によってオルランドゥに派遣されたのだったな。それと関係があるのかもな」

……

90-ノワール知力(17)=73以上で成功

56…失敗

ノワールが頷いた。

「何にせよ、あのプティって人は全く信用ならないよ。早く切り上げたのは正解だったかも」

「だが、これで行き詰まったな。もう一度ルイジの家に行って、プティについて訊くのもありだろうが……」

1 ルイジの家に行く
2 クヴァに電話する
3 新市街のギルドハウスに行く
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察必要

再開します。

「……まずはクヴァに電話するか。向こうにも何か動きがあったかもしれない」

俺は電話を取り出した。……電波障害が起きつつあるのが気掛かりだが……。

01~25 繋がらない
26~70 おう、どうした
71~95 おう、どうした。……収穫はあるぜ
96~99 ?????

『おう、どうした』

電話の向こうから野太い声が聞こえて来た。心なしか上機嫌のように思える。

「こちらは収穫なしだ。……新市街で連続殺人が起こっているのと、マリオの妻、プティが嘘しか言わないってことぐらいだな」

※80以上でプティを知っている

※プティを知らない

『そうか。どうにも怪しいな。……こちらは収穫ありだ。ルイジの居場所が分かった』

「本当か!?」

思わず大声が出た。向こうにいる警官が不振そうにこちらを見る。

「……すまない、少し興奮した。どこだ?」

『『穴』の中だよ。美観地区で聞き込みしていたら、奴が『穴』にいたって言う冒険者がいたぜ。……』

01~25 十八階層だ
26~60 十四階層だ
61~90 十階層だ
91~99 クラーク特別市だ

『場所は第十階層だ。昨日見掛けたって言ってたから、もう少し深い所にいるかもだがな』

俺たちが帰還できるのは第八階層になる。明日中には捕まえられる程度だ。フロアマスターがいる階層だが、この程度ならどうとでもなる。
問題は……ルイジがマリオと組んでいる可能性だ。

「誰かと一緒だったって話は?」

01~15 ???????
16~70 いや、知らないな
71~90 マリオを探していたそうだ
91~98 ?????????
99、00 ???????????

00ファンブルだけなし

たしか7までだった気がする

『それが、小さい子供を連れていたらしい。ルイジのガキ……じゃねえよな。事によると、ドワーフ族かホビット族かもしれねえが』

ドワーフ族かホビット族、か。共に大陸にいる種族ではない。異邦人の一種で、文明レベルは低いが特殊な力を持っているとの話だ。

「……となると、独自で動いているのか」

『分からんな。俺もユミールに訊いてみるが。あるいは、夜にこっちに戻っていたりするかもな』

「そうか、貴重な情報助かった。ありがとう。今から合流するか?」

『そこはお前に任せる。俺は、もう少し探ってみるつもりだが』

1 合流する
2 新市街でルイジ宅再訪など調査を続ける

安価下3多数決、考察不要

>>897
七層の階段時点まで来ているので、八階層からですね。

「いや、もう少し調べてから行くよ。領事府前広場で会おう」

俺は電話を切った。

「……ということだ。とりあえずルイジの居場所は分かったが……」

「そうなると、奥さんの言動が気になりますね。もう一度行きますか?」

カレンの言葉に俺は頷いた。もう一度行けば、何か分かるかもしれない。

……

※20以下で追加イベント

※追加イベントなし

俺たちはルイジ邸をもう一度訪れた。呼び鈴を鳴らしてみる。

……

01~10 ??????
11~40 出てこない
41~99 そっと女性が顔を覗かせた

そっと女性が顔を覗かせた。恐らく彼女がデイジーだろう。真っ直ぐな長めの黒髪に、やや彫りが深い顔立ちだ。どことなく陰気な印象は受ける。

「……お引き取りを、と言ったはずですが」

「『穴』に行かれている旦那さんについて、知りたいことがあるのです。……それと、隣のプティさんについても」

女性は表情を変えず、しばし黙っていた。

……

90-魅力(14)×5=20以上で成功

80…成功

「……あの女の所に行ったのですか」

「ええ。……その点も含め、お話を」

ギィィという音と共に、扉が開かれた。

「……どうぞこちらへ。ただ、条件が」

「条件?」

デイジーが頷く。

「私を保護してください。……恐らく……このままでは私は殺される」

彼女の表情は青ざめていた。かなり切羽詰まった印象を受ける。

「殺される?まさか……」

「そのまさかです。狙っているのはプティ。あなたが来たことで、彼女が動くかもしれない」

俺たちは顔を見合わせた。

「怪しいとは思ってましたが……すぐに移動しましょう。旧市街に、強力な知り合いがいるのです」

デイジーはおどおどしながら、俺たちの方に来た。

「大丈夫でしょうか?」

「これでもイーリスの近衛騎士団です。護るのは、お手の物ですよ。連れも強者です、そう簡単に遅れはとりません」

俺たちはそっと外に出た。

……

20以下で襲撃

※襲撃なし

門の外には異常はない。俺たちは足早にその場を離れた。

01~20 ???????
21~40 ……つけられてる
41~99 異常なし

※異常なし

##########

「よう!……その女は?」

「ルイジの妻のデイジーだ。プティに狙われている、と言っている。保護を願いたいそうだ」

デイジーはビクビクしながら遠慮がちにクヴァに一礼した。

「狙われている?女が殺しでもするのか?……まあいい、保護なら歓迎するぜ。今日はこの後クラークに戻るつもりだ、客人としてもてなそう」

デイジーは恐る恐る「あ、ありがとう、ございます……」とか細い声で言った。

「とりあえず、夕食だな。ルイジに会えそうなとこと言えば……」

1 ギルドハウス
2 領事府前の高級店
3 歴史ある旧市街美観地区のカリー店
4 冒険者御用達の古宿

安価下5多数決、考察不要

ルイジはモリブスでは有名人のはずだ。とすれば高級店にいる可能性は高い。

「デイジーさん、彼が行きそうな店は?」

「……領事府前の『ハレ・クリシュナ』です。ただ……彼が素直にいるかどうか」

「というと?」

デイジーはクヴァの後ろに身を隠した。前からは領事府の役人と思われる男二人が歩いている。

「……失礼しました。ルイジは、ジョシュア候から身を隠しております。私が屋敷から出なかったのも、それが一因です」

「ジョシュア候とルイジは対立している?」

デイジーは頷いた。

「3年前の一件から、関係は悪くなっていましたが……最近は特に。プティの所にジョシュア候がしばしば訪れているのも知ってます。
マリオさん、『穴』におられるのですよね?それに関係があるのかも」

マリオの話は既に伝えていた。ジョシュア候とマリオは、今でも繋がっているのだろうか。

「……とすると、ジョシュア候がいる可能性もある、ということか」

デイジーは首を振った。

「あのお方は、郊外の公邸で過ごされるのを好みますから。ただ、気を付けた方がいいかもしれません」

そうしているうちに、「ハレ・クリシュナ」に着いた。予約はしていなかったが、たまたま空きがあったらしく6人席を確保できた。周囲を見渡すと……

01~15 ??????
15~70 目ぼしい人物はいない
71~90 小柄な男女二人組がいた
91~99 あなた?

少し休憩。

少し進めて終わりにします。

俺たちの隣の席に、小柄な男女の二人組がいた。……男がドワーフ族、女がホビット族か?
それにしても、ドワーフやホビットがこんな店で食事とは珍しい。
これがクヴァが言っていたルイジの連れだろうか。

「ちょっといいか?」

男はチキンを頬張りながら、女はナプキンで口を拭いながら俺の方を見た。

「何やいきなり。わしらに何か用か」

「いや、ルイジという男の連れかと思ってな。間違っていたらすまん」

※30以上でルイジのパーティの一員

※ルイジパーティの一員

「おう、せや!どこでそれを知ったんか?」

ドワーフが怪訝そうに俺を見つめた。

「いや、たまたま『穴』でお前たちを見たという人がいてな。
故あって、ルイジに会いたい。どこにいるか、案内してはくれないか?」

……

90-魅力(14)×4=34以上で成功
20~33の場合は条件付き




※条件付き

「んー、いきなりんなこと言われてもな。一つ、条件や」

01~10 ???????
11~30 アイテム一つ、よこし
31~99 金や。金貨一枚でええで

「金や。金貨一枚でええで」

俺は少しほっとした。無理難題を言われるのではと思ったからだ。

「そんなんでいいならくれてやる。そらよ」

「えっ、えらい気前ええなあ。おおきに!」

放り投げた金貨を受け取ったドワーフの男はホクホク顔だ。それを見たホビットの女は深いため息をつく。

「初対面に業突く張りやなあ……。ま、ええわ。
あたしはアムナ言います。よろしゅう。このがめついのはウィラ。一応、あたしの旦那ですわ」

「一応とは何や、一応とは。まあもらうものもらったさかい、飯食い終わったらルイジのとこ連れって行ったる」

「ルイジはどこにいるんだ?」

アムナと名乗ったホビットの女は小声で言う。

「『穴』の中、第十階層ですねん。あそこに家を買って住んでますの。たまにご実家に戻られてるらしいですけどな」

デイジーは目を丸くしている。

「ルイジが『穴』に行っていたのは知ってたけど……そんなところに別邸があったなんて」

「ああ、あなたが奥様のデイジー様ですか?お初にお目にかかります。
確か、公的な場から姿を消されたのは3年前ですな?あたしたちもその頃雇われてますのん」

「……おかしいな。オルランドゥに彼らが派遣されたのは2年前。計算が合わなくないか?」

デイジーが小声で言う。

「3年前、ジョルジュ様がマリオさんとルイジをお雇いになられたのです。その時、公には二人は姿を消したとされました。
恐らく、オルディニウム?でしたか。その鉱石の調査を隠密に行い始めたからだと思います。
そして、2年前にオルランドゥが消え、二人は再びそこに派遣された。主人は戻ってきましたが、マリオさんはそのまま……」

「なるほどな。別邸は、姿を隠すための拠点というわけか」

「せや。羽振りもいいし、上客やで。まあ、危険も多いけどな……」

ウィラは鶏のスパイス焼きを飲み込んだ。

「で、その2年の間ルイジは何をしてたんだ?」

ウィラとアムナは顔を見合わせた。やがてアムナが俯き気味に答え始めた。

「マリオ様の捜索ですわ。……変装し、世界のあちこちを探し回ったんですが……。
首尾はさっぱりあきまへんでした。そうこうしているうちに、オルディニウムを所望するジョルジュ様との間に亀裂が入り……」

「今では狙われる身になった、と」

俺の言葉に二人は頷いた。

「だが、マリオが生きていると彼は知っているのか?アンバライトをばらまきながら、魔物を活性化しているらしいが」

※50以上で知っている

※知っている

※上の「ジョルジュ」は「ジョシュア」の間違いです。申し訳ありません。

「もちろん。……その意図含め、色々調べている所ですわ。
恐らくは、ジョシュア様が一枚噛んでいると踏んでいるみたいですけど」

アムナは苦り切った表情で言う。

「……では、プティはどうなんだ?」

「プティ?」

アムナは考え込んでしまった。

「……知らないのか」

「マリオ様の奥方、ですよね?……」

※80以上で追加情報

※追加情報あり

「あ、聞いたことないん?プティ言うたら、マリオと一緒におった奴やん。
いつも隠密魔法かけてたから、気付かんかったんか」

「……隠密魔法??」

ノワールが声を上げた。……それは、つまり。

「ちょっと待て。プティは魔法を使えたのか?」

「ああ、わしはよう知らんけどな。行方不明になる前のマリオがいっとったで。
あれは本当はオルランドゥの出やってな」

となると、新市街での殺人事件の犯人はプティという可能性が一気に高まる。……しかし、何故?

「ちょっと聞いていい?プティさんって、昔はどういう人だったの?」

カレンがウィラに訊く。ウィラはうーんと唸った。

「んなこと言われてもな。2、3言話しただけやで。まあ、変な感じはしなかったな」

「そうなんですよ。……さっき会ったプティさん、僕が話に聞く人と随分違ってて驚いたんです。
上品で誠実な女性と聞いてましたが……確かに邪悪な感じを、僕も受けました。人の評価なんて当てにならないと思ったんですが……」

マルコは首をひねる。

「これはいよいよルイジに会って話を聞くべきだな。とりあえず、早く食事を済ませてしまおう」

※食事中にデイジーかウィラ・アムナ夫妻に質問できます。
翌朝までに自由安価で質問受け付けます。内容によって採用するか決めます。
本筋に関係ない下らない話でもOKです。どうぞお気軽に。

少し進めます。

###########

「え、じゃあ僕たちより大分年上なんですか?」

スプーンでカリーをすくいながら、マルコが驚きの声を上げた。

「せやで、わしが43、アムナが40や。種族的に見たくれがそう変わらんように見えるからやろけどな」

ラッシーをぐびぐび飲みながらウィラが答える。ドワーフやホビットは、ある一定年齢以上まで行くと外見年齢が止まってしまうと聞く。
二人とも13ぐらいにしか見えないが、冒険者歴はもう25年にもなるという。
「こちらに来てからは10年ぐらいやな」とのことだが。

「そう言えば、この大陸の向こうから来たんですよね。どんな所なんですか?」

マルコが目を輝かす。異邦人のいる大陸――通称「ヌル大陸」は未だ謎が多い。
人口はこの「シルナ大陸」よりずっと少なく、文明レベルも低いということだけは間違いないらしいが。

「えと。魔物が仰山おりますわ。人が住める場所も限られとります。
魔素、言うんですか?それもここに比べると大分濃いんですわ。……太古の昔から、どうしようもない魔物もうろついてますしな。
あそこに比べりゃ、ここは天国みたいなもんですわ」

アムナの言葉にウィラが同意した。

「せやせや。『穴』ん中は別やけどな。あそこはわしらの居たとこに近いな。
よくルイジとあそこを探索したけど、さすがに第二十階層超えるときっついわあ。
エルダードラゴンやら何やらなんて向こうでもほとんど見いへん。どないなっとんねん、あそこ」

「エルダードラゴンって……お二人とも相当お強いんですね」

マルコの言葉に、アムナが「いややわあ、若い子に褒められると照れるわあ」と手をパタパタと振る。ウィラは胸を張って誇らしそうだ。

「まあな。強ないと生きていけん土地やしな。……それと、肝心なのは逃げ足や。
粋がってても寿命を縮めるだけやしな。ルイジにも度々それは言っとる」

「それにしても、その言葉って少し訛ってるな。ヌルの訛りか?」

「せやで。もう10年いてここの言葉にも大分慣れたけどな。どうしてもこれは取れへんなあ」

ウィラはあむと鶏肉を齧った。ヌル大陸か、一度は行ってみたいものだが……。今はそれどころではないな。

※20以下で追加イベント

再開します。

「まずいな、監視されている。……ここは早く出た方が良さそうだ」

「本当?……あいつらね。でもどこへ」

俺はウィラとアムナを見た。

「ルイジの所へは、帰還のルーンを使って行く、そうだな」

「せや。……今からか?」

「ああ。……既にマークされている。ここで撒いてしまいたい」

ウィラは眉間にしわを寄せた。

「できなくはないわ。でもな、兄ちゃん知ってると思うんけどルーンの発動には少し時間が必要や。
人目につかんような場所も必要になる。それでもやるんか?」

彼の言うことはもっともだ。場所は裏手の路地でいいとしても、奴らをここで釘付けにできるか?

100-マルコ賢さ(7)×7=51以上で成功

※82…成功

「僕に任せてください」

マルコがすっと立ち上がった。

「どうするんだ?」

「こういう時に、口先で丸め込むのも商人の技ですよ。任せてください」

マルコはにこやかに二人組に近付いた。

……

100-マルコ魅力(10)×7=30以上で成功

※12…失敗

マルコの方を見ていたが、どうにも様子がおかしい。少し言い争った後、男が電話を持って立ち上がろうとしている。

……これはまずい。誰か呼ばれることを覚悟しないといけない。

俺は……

1 間に入ってなだめにかかる
2 男から電話を取り上げ、全面対決に方針を変える

安価下3多数決、考察不要

俺は間に入ることにした。できれば穏便に済ませたい。

「どうかしましたか?」

男がぎろりと俺を見た。かなり短気そうだな、取り扱いには要注意だったわけか。

「貴様、イーリスの近衛騎士団の男だな?急にこっちに現れて、ルイジの件含め色々嗅ぎまわっているらしいな。
そのガキ、『僕はオーディナル家の人間だ、お互い不干渉で行きましょう』とか抜かしてたが、なめてんじゃねえぞゴラァ!」

向かいの女が男を制する。

「……口を慎みなさいネスト。……ですが、こちらにもこちらの事情があるのですよ。
これ以上ルイジの一件に口を突っ込むなら、あなた方の身の安全は一切保証しません。
それと、その小さい二人。ルイジ関係者ですね?デイジー嬢含め、すぐに引き渡しなさい。それがこちらの条件です」

「……それは乗れない相談だな。俺たちの素性、どこまで知っている?
生憎、この男の言っていたことは本当だ。ヴィルエール家、オーディナル家の命でここに来ている。
ジョルジュ侯がどこまで偉いのか知らないが、この二家を向こうに回して何とかなると思ってるのか?」

……

90-魅力(14)×3=48以上で成功

※16…失敗

「……そちらこそ、何とかなるとお思い?」

女がニヤリと笑う。……店の周囲が慌ただしくなった。既に私兵に取り囲まれていたか!

「マルコ、お前は悪くない。……どのみち、こうなる運命だったな」

店に私兵が一気に入り込んでくる。人数は……

01~30 少なくとも15人??
31~60 10人ぐらいか?
61~95 7人か
96~99 はいそこまで



※クリティカル、昇格

その瞬間。

「はいそこまでー」

間の抜けた声と共に入口に殺到した連中に何かが投げ込まれた。男たちは何かにひるんだかのように、その場にうずくまる。
何が起きたかはよく分からない。しかし……これは絶好機!!

※30以上で殲滅に成功

※殲滅に成功

俺はまず目の前の女に当身を食らわせた。「ぐぅっ!?」という叫びと共に、女は意識を失った。
マルコも男の背後に回って締め落とす。細身の身体だが、護身の心得ぐらいはあったようだ。

入口にいた男たち10人ほどに目を向けると、ノワールが「甘いわっ!」と暗黒嵐をかましていた。
崩れ落ちる連中の首筋に、クヴァが的確に手刀を叩き込む。
目を押さえてのたうち回る残りには、カレンが足の腱を的確に叩き切っていた。
あるいはウィラが強烈な拳を顎に叩き込み、アムナが吹き矢を当てる。吹き矢には毒が塗ってあったのか、男は軽く痙攣して動かなくなった。

この間、時間にしてわずか30秒。瞬時に、刺客は無力化された。

「……何だったんだ、一体……。急に強烈な光でも受けたかのように連中が動かなくなったが」

「そうですね。あれがあったから、完全に不意を付けた。こちらが攻撃しても、まだ目を押さえてましたし……何だったんでしょうか」

マルコの言葉に、カレンが反応した。

「スタングレネード……?でも、こちらには光も音も何もなかった……」

「カレン、知っているのか?」

カレンは頷く。

「私たちの世界にもある武器です。食らった相手は、あんな反応して数分間無力化されるんです。
でも、こっちにも似たようなものが……」

俺は最初に声がした方向を見た。そこには……

01~20 女性
21~99 男性





窓際のテーブル席のそこには、軽薄そうな男がいた。ひらひらと手を振っている。
胸には……紫色の宝石があった。

「いやあ、危ないとこだったねえ。僕がいなかったら大変だったよ。
とはいっても、そろそろ警察も来るんじゃない?……あまり騒ぎになるのはやだから、僕はここで引かせてもらおうかな」

「ちょっと待ってくれ。あんたは何者だ?」

……

※安価下3で名前を決めます。コンマが最も大きいものを採用

「俺はダリウス。ダリウス・ウォード」

そう言うと、男は空間に歪みを作り出した。……これは!?

※80以上でイベント続行

※イベント続行

本スレはここまでとします。

3人目が出ましたね。これ以上は本人しか出ません。

これからwiki用の記述作業に入ります。
次スレのテンプレは一時的に旧作スレへのリンクを張らせていただく形になるかと思いますが、ご了承ください。

>>991
マルコは魅力上げは現実的な選択肢かもしれません。
知力、器用さ、魅力がポイントになるのでしょうか。

商人の割にそこまで賢くもないよね

>>992
一般人平均が5なので、突出してはいませんが一般人よりは上ではありますね。

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