ユミル「いとこのマルコ」(47)
※オリキャラ・オリジナル要素有り
ヒュウウ…
??「おねえちゃん…さむい…さむいよ…」ガタガタ
???「だいじょうぶだ、もう少ししたら医者に連れてってやる!だからこれ着て、少しだけ我慢してくれ」バサッ
??「おねえちゃんのうわぎだぁ…あったかい…でもおねえちゃんさむくなっちゃうよ」
???「おねえちゃんはいまあついからいいんだ。??が着てくれ」
??「おねえちゃん…ありがとう…」
???「いいこだ」ナデナデ
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食堂
モブ1「今日の訓練もきつかったなー」
モブ2「本当だぜ!俺なんて格闘訓練でユミルにしこたま投げられちまってヨォ~!ケツに青アザできちまった!もういてえのなんのって」
モブ3「ギャハハ!おめえ尻に青あざなんてガキじゃあるめえし!」
ナンダトォコノヤロウ!
ギャハハ!
イイゾォ!モットヤレ!!
モブ2「ったくあのそばかす女。女のくせしてすげえつーし容赦ねえ。おなじそばかすでもマルコのほうがずっとマシだわ」
モブ1「本当だぜ」
モブ3「そういえばヨォ、ユミルとマルコ、あいつらすげえ似てる時ねえか?」
モブ1「は?意味わからん あいつらが似てるのなんてせいぜいそばかすと黒髪くらいじゃね?」
モブ4「いや、わかる。あいつらなんつーか…時々似てる」
ハァァ?イミワカンネ
デモソレワカルー
エー
ワイワイ
数日後
マルコ「僕に生き別れの兄弟?」ハア?
ジャン「おう、なんだか噂になっててな」
ジャン「同じ訓練兵のユミルって女、知っているか?背の高い黒髪でそばかすらしいんだが」
マルコ「なんとなく、ぼんやりとは…」
ジャン「まぁそいつお前が腹違いの子じゃねえのか…とかあることないこと」
マルコ「昼ドラ展開だね」フフッ
ジャン「お前なあ!」
マルコ「だってさあ…プフッ 第一、僕の黒髪そばかすは母の遺伝だし」ワライ コラエ
マルコ「黒髪とそばかすだけで生き別れの兄弟…プフ その人は訓練兵じゃなくて作家の方が向いていそうだ」
マルコ「…フフッ 笑ったらお腹すいてきた。ジャン、そろそろ食堂行こう」
ジャン「お、おう…」ホッ
食堂
ワイワイ ガヤガヤ
マルコ「結構混んでるね」カタン
ジャン「時間が時間だからな」カタン
???「おう、ここ空いてるか?」ドカッ
????「わわっ、ユミル!」
???「お腹すきました~」
???「あんたが私の生き別れの弟のとかいう奴か?」
マルコ「ええと、君は?」
???「私はユミル。お前はマルコだったか?」
???→ユミル「お前と私が兄弟って噂を聞いたんでな、どんな顔か見に来てみたら」グイッ
マルコ「!」ビクッ
ジャン「おい!」
ユミル「全然似てねぇじゃねえか!他人の空似とかいうレベルじゃねえぞ!」ジロジロ パッ
????「ちょっとユミル…ごめんね、私はクリスタ。よろしく」
マルコ「ぼ、僕はマルコ。よろしく」
ジャン「…ジャンだ」
????→クリスタ「マルコにジャンだね、あ、こっちはサシャ」
???→サシャ「よろしくお願いします!あ、このパンもらってもいいですか?」
マルコ「えっ、あ、あの?」
サシャ「ありがとうございます!」ヒョイパク モグモグ
ジャン「おい何してんだてめぇ!マルコのパン返しやがれ!」
サシャ「え、でももう食べちゃいましたし…」
ジャン「お前の分があるだろ!」ヒョイ
サシャ「ああーーーーー!私のパンが!」
ジャン「ほらよ」
マルコ「あ、ありがとうジャン…」
ユミル「こいつ少しばかり食い意地がはっててな。すまんな」
マルコ「は、はは…」(少しどころじゃない気が…)
ユミル「ま、何かの縁だ。今日はここで飯食わせてもらうぞ」
ワイワイ ガヤガヤ
クリスタ「それが……で、……だったんだ」
ユミル・マルコ「へえ…」ウンウン
ゴクゴク プハァ
ユミル「…フウ おい、サシャ水持ってきてくれ」
サシャ「なんで私が…ウッ すぐに持ってきます!!」
マルコ「あ、僕が行くよ。ちょうど飲みきったし」
サシャ「神様がここにも…!?」キラキラ
デサー フンフン
マルコ・ユミル「…」パクパク
ジャン「…」ジッ
ワイワイ モグモグ
ザワザワ
クリスタ「二人共今日はありがとう!それじゃあまたね」フリフリ
マルコ「おやすみ」フリフリ
マルコ「僕たちも戻ろうか」
ジャン「そうだな」
―――――
(男子部屋に戻る途中)
テクテク
ジャン「あの噂意外と本物かもな」ポツリ
マルコ「は?」ポカーン
ジャン「生き別れの兄弟…は行き過ぎだけどよ」ポリポリ
ジャン「お前らよく見ると結構似てるわ」
マルコ「え?そうかなぁ…」
ジャン「まぁ、あんま意味ねえか」テクテク
>>1
これはどういうssの部類に入るの?
―――――
女子部屋(真夜中)
クリスタ スースー
サシャ「もう食べらせません…」ムニャムニャ
ミカサ「エレン…」スヤスヤ
ユミル(……)
ユミル「…まさかな」
>>15
ユミルの過去にまつわる話?になるのかな
マルコの生存説とユミルに関係ある人間じゃないかっていう説を聞いて思いつきました。
分類はなんだろう。
カップリングは無いです。
翌日
マルコ「ふあぁ、まだ眠いや」テクテク
ジャン「お前朝早そうだけどな」
ライナー「意外だな」
アルミン「あれ?ベルトルトは?」
ライナー「あいつはまだ寝てるよ」
ライナー「ベルトルトは寝相が悪いからな…起こすより起きるまでほうっておいたほうがいい」
ナンダヨソレー ハハハ
>>19
ありがとう。
ユミル「おい」ガッ
マルコ「ヒッ…あ、ユミル」
ユミル「なぁ、お前の出身ローゼ南区だったっけか?」
マルコ「そ、そうだけど?」
ライナー「何だお前、唐突に」
クリスタ「もう~ユミル歩くの早いよ~」トテトテ
サシャ「待ってください~」テトテト
ライナー「」(め、女神…!)ドキドキ
ユミル「ジナエ町の…○○地区か?」
マルコ「えっ!なんで知ってるの!?!?」
アルミン「えっ、何?」??
ジャン「これはもしかするとってやつか?」
ユミル「いいから。お前親戚にアウズンブラって女いるか」
マルコ「…祖母の名前だ」
ユミル「…そうか」(……)
クリスタ「えっユミルどういうこと?」
ユミル「噂は当たらずとも遠からずってやつだ…アウズンブラは私のい…祖母の妹の名だ」
皆「「エエーーー!!」」
アウズンブラは北欧神話のユミル巨人と一緒に生まれた雌牛の名前です。
オリキャラは名前付けなかったほうが良かっただろうか
コメントありがたい。
少し書きまとめたのでアップします
クリスタ「えっ、じゃあマルコはユミルの遠い親戚ってこと?」
ユミル「そうなるな」
サシャ「よかったじゃないですか!」
アルミン「兄弟の孫同士ってことはユミルとマルコはまたいとこだね」
ジャン「よかったな」
マルコ「…」
ユミル「ま、急に言ったって驚くだけだろ。今度時間のあるときにゆっくり話さないか?私の…バーサンの妹がどんな風に生きたかが知りたいんだ」
マルコ「そうだね、僕も知りたいな…。君のおばあさんの事」
ライナー「そうと決まれば飯を食いにくか!俺は腹が減った!」グーグー
マルコ「うん、いこうか」
――――――――――
マルコ(その後僕はユミルから祖母が小さい頃の話を聞いた。)
マルコ(祖母たちはいわゆるまつろわぬ民と呼ばれるものだったらしい。ユミル(ユミルの祖母もユミルというらしい)が8歳、アウズンブラが5歳の時に、アウズンブラがある病にかかった。ユミル達の医療では治せない病だったらしく、ユミルはそれまでに交流のあった町の人間に妹を託したそうだ。)
マルコ(ここからは僕の聞いた話。アウズンブラはその後托された先で養女となり、僕の祖父と結婚した。けど、彼女は夫に自分のルーツを語らなかった。それもそうだ。5歳というのはかなり小さいし、覚えていることも少ない。彼女は養女となった先で愛されて育ったそうだ。思い出す必要もないだろう)
マルコ(祖母はもう既に亡くなっているので話も聞けない。ユミルも残念がっていた)
書き溜め終わり。
また書きあがったら少しずつアップしていきます。
最初の???と??はユミルとアウズンブラの1シーンでした。
そこは番外編で(書けたら)書こうと思っています。
支援ありがとうございます。少しだけ更新
オチは決まっているけど、どこまで書いたらいいのか悩みます
シリアスって難しいね
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ローゼ南区・墓地
マルコ「ねえ、本当に良かったの?」
ユミル「何がだ?」
マルコ「養女の話」
ユミル「ああ」ハハッ
ユミル「お前の家族って本当にお人好しだな」
マルコ「…」
ユミル「私はバーさんが気にしていたバーさんの妹の行方が分かって、墓参りができたらそれで満足さ」
マルコ「でも、」
ユミル「くどいぞまたいとこ殿。私はもう15になる。15といったらもう社会では大人の扱いをされる年だ。だからもう、今更保護とか養女とかは必要ないのさ。」
ユミル「ま、気持ちだけはありがたく受け取っておく」
マルコ「君がそこまで言うのなら僕はもう何も言わないよ。でも、僕たちは遠いけれど家族のようなものだろ、だから困ったときはいつでも頼って欲しい」
ユミル「ダハハ!そんじゃま、その時はよろしく頼むわ」
ユミル「そういえば、私は今腹が減っててな?」ニヤニヤ
マルコ「そういう話じゃないてば!まぁもう時間も時間だし、どこかで食べて戻ろうか」ハハハ!
ユミル「もちろんお前のおごりだよな?」
マルコ「はいはい」
更新終わり
それではまた。
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