【コンマ】崩壊する世界を旅する13【安価】 (1000)

コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。

最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。

なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。

今作wikiと前作wikiは下になります。
ルールや人物説明はこちらを参考にしてください。

今作wiki
http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91

前作wiki
http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517227983

では、再開します。

##########

※10以下、ないしは90以上で追加イベント(影響小)

※特に何もなし

「朝早いわね……ま、とにかくできたわよ」

翌朝。目の下に隈を作って、ナージャがエレベーター下で待機する俺たちの前に現れた。手には紅の長銃を抱えている。

「これが……新しい『クリムゾン』か」

「苦労したわよ。ジュリアンさんの力がなかったら完成なんてできなかった。やっぱり凄い人ね、想像もつかない技術を持ってる」

ナージャは愛しそうにクリムゾン・レプリカを見つめた。

「ジュリアンさんは?」

「しばらく寝てるって。今日は起きないみたいよ。それでこの新しい『クリムゾン』……」

01~10 ???????
11~60 通常強化(前作ラスト時が参考基準)
61~90 追加能力あり
91~99 ???????????

※追加能力あり

「ただ能力が上がっただけじゃなく、面白い機能も備わったわ。それは……」

01~25 回復弾
26~50 強化弾
51~75 朦朧弾
76~99 麻酔弾

「貫いた相手を一定時間動きを止める、麻酔弾が撃てるわ。一戦闘につき一回だけだけど、効力は抜群。
身動き取れない相手を蜂の巣にできる、えげつない機能ね。ま、効かない相手もいそうだけど」

神器「クリムゾン改」
HP+90、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正90、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ2倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+1倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定2回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる

「……で、誰が使うの?」

これは悩ましい。極めて強力な武器なのは疑いないが……

1 ノワール
2 火蓮
3 マルコ
4 ナージャ

安価下7多数決、考察必要

※それぞれのメリット、デメリットを列挙します。

ノワール…
高い知力をフルに生かせます。ただ、銃は重いので命中判定にペナルティが出ます。

火蓮…
本職です。銃スキルを十分生かせます。
ただ、適正武器が他にもあるかもしれません。

マルコ…
火力が最大化されます。ただ、それを生かすスキルはまだ覚えてません。

ナージャ…
火蓮とマルコの中間です。コンマ修正は上限近くなります。ただ、ナージャ入れると絆効果面で不利があります。

なお、ノワール以外は空いた武器を融通できます。

スキル覚えるまではマルコ以外に使わせるとかはあり?とりあえず対クエルボに向けるなら最大限活かせる奴に渡したい

ノワールだとモハーベ鉱山での攻撃手段ができるのも、大きなメリットではありますね。

ノワールに持たせると暗黒弾になるんだっけ

>>19
神器は前作同様使用者に適合してしまうので、弱体化を気にしないのならばですね。

>>21
魔法が使える環境下ならば、ですね。
ただし命中が基本コンマ-知力固定で、決して30未満になりません。

前作の適合云々はジュリアンが魔翌力が適合するように手を加えるとかじゃなかったっけ

>>24
失礼しました。ならばそのままで結構です。

自分で作った設定、すぐ忘れますねえ。

素で75以上がクリティカルな上にクリティカル倍率が高いから現状カレンだと思う。チャリオッツ外すと1回攻撃になるマルコに対して素で2回行動できるから手数も稼げる。何かとカレンに合いすぎてるような。

それとカレンの口癖をおかしくしたいとかいうクソどうでもいい理由もある(本命)

>>28
クリムゾンはデフォで二回攻撃です。

現状はマルコ、火蓮に1票ずつです。

もう一度上げます。

では火蓮で決定します。

ベルスロンディングはどうしますか?

安価下3多数決、考察一応ありで。

上げます。0000で一度リセットになりますので、お早めに。

前作よろしくバラしてパーツをクリムゾンに取り込んだり出来ない?貫通効果付与期待で

>>40
できなくはないですね。ただ、即時投入は無理です。翌日にナージャに働いてもらうことになります。

基本は誰かに譲る感じだと思ってましたが、この発想はありませんでした。

ではばらして改装ということにします。狙い通りになるかはコンマ次第ですが。

本日はここまで。



口癖追加機能はまだ健在なのかな…

>>47
判定はします。

少し進めます。

俺はカレンを見た。

「やはり本職のカレンが使うべきだろうな。今日の狙撃にも役立ちそうだ」

「でも、今使ってる銃はどうするんです?誰かに譲ります?」

ナージャがふむと呟く。

「今日終わったらでいいんだけど、少し貸してくれない?一度そっちの銃をばらして、換装してみる。上手く行けば、さらに強化できるかも」

「それはいいな、カレンもいいか?」

カレンは頷いた。そして、クリムゾンを受け取る。

「……意外と軽いんですね……」

※40以下で???

※口調変化はなし

カレンはナージャから基本的な使い方の指示を受けている。さて、これから一仕事だ。

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 279+140(419)
筋力 10
知力 18+7(25)
賢さ 10
器用さ 20+7(上限)(27)
耐久力 12+9(21)
魅力 9+2(11)
好感度 180

コンマ修正 45
ダメージ補正 130
ダメージ軽減 65

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

【装備】
・神器「クリムゾン改」
HP+90、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正90、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ2倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+1倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定2回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

これ実質1体あたり4回命中するってことでいいの?

##########

マエザキが用意した車で20分。元は何かの建物だったとおぼしき、道端の廃墟に俺たちは入った。
入口にはひょろっとした男が立っている。目は窪み、頬はこけている。ただ、その奥にある眼光だけは熱く燃えていた。

「……どうも」

オサカベという男は言葉少なに言った。俺たちの言葉を話せないのもあるが、どうも元々無口らしい。
オサカベは「ついてこい」と身振りをすると、二輪車に乗った。「バイク」というらしい。
奴の後ろについていくこと10分。俺たちは森の中にいた。
オサカベは「バイク」を急に止める。俺も後を追うと、木々の隙間から黄緑と緑の芝生が見えた。池と小川もある。

「……ここだ」

カレンの表情が険しくなった。

01~30 遠すぎる
31~60 気付かれない?
61~99 ……方向、すぐ分かるわよ

>>54
今作では2回までですね。跳弾が死にスキルになります。

「……なるほど。距離は300m強、視界もそこそこ良好。上からの狙撃で視界も悪くない。……あなた、やるわね」

オサカベはニコリともしない。

「ただ、狙撃されると想定するなら、ここは絶好のポイント過ぎる。300mは訓練を受けてない人間じゃ命中できない距離だけど、逆に言えばそれなりの腕でもできるわ。
その可能性を考えないほど、山下組は甘くないんじゃない?」

オサカベは頷き何かを言った。カレンが苦笑しつつ、内容を通訳した。

「……可能性は、あると言ってますね。だから俺一人じゃできなかったと。逆に言えば、複数人が狙撃手を守るのなら……ってことらしいです」

さらに何かをオサカベは伝えた。

「殺すなら、できるだけ全員をと。反撃を遅らせるために必要らしいです」

「確か、芸能事務所の所長も一緒だったはずだ。そいつも殺せと?」

※70以上なら……

※殺して問題ない人物

「……えっ?……なるほど」

オサカベが何か言うと、カレンは得心したように頷いた。

「そいつも売春組織と麻薬組織の一大スポンサーだと。殺しもやっているらしいですね。……噂には少し聞いていたけど、本当だとは……」

「じゃあ、3人全員を撃つのか」

「ええ、躊躇いは消えました。クリムゾンなら、3人全員を標的にできますし」

カレンが緊張感を纏う。後は、来るかもしれない刺客に備えるだけだ。

※40以下で襲撃

隠密魔法と気配遮断は当然使うよね?

中断します。

>>63
当然使っている前提です。このため、襲撃されても不意討ちできる確率は高めです。

少し進めます。

1時間、2時間と時間が過ぎる。高地にあるとはいえ、晩夏の日差しは強い。森の中にあっても、じっとりと汗ばんできた。

俺は持ってきていた水筒を飲む。どういう細工か知らないが、冷たいままの水が心地いい。
俺はそれをマルコに渡す。

「来ないですね、刺客」

「まあ来ないにこしたことはないさ。……しかし、この炎天下の中で何をしようと」

汗を拭って、俺は愚痴る。「ゴルフ」というスポーツが何か、俺は知らない。俺たちの世界で盛んなのは、昔ながらの拳闘と剣闘、それに魔道闘だ。
球を棒で打って穴に入れる競技のどこが面白いのか、俺にはさっぱり分からない。

「まあ、秘密の悪巧みにはいいってマエザキさんが言ってたけどね。にしても暑いねえ」

木陰でノワールはへたり込んでいる。カレンはじっと芝生の方を見たままだ。

「来た」

ポソリとカレンが言った。遥か遠くから、男が6人やって来ている。まだ500mほどの距離、顔は見えない。

「……キャディも殺れ。ボディガードだ」

低くオサカベが呟いた。

彼らは徐々に近付いてくる。やがて、眼下の特に緑の色が明るい場所に全員が集まった。

「今だっ」

※05以上で死亡(コンマ下1~5)、残り一人は後で判定

※5人死亡

カレンがクリムゾンの引き金を引く。

ゴゥンンン

形容しがたい轟音と共に、何かが放たれた。それは5本の光の矢となって分かれ、そして頭を貫く!

遠く離れていても分かる。黄緑色の芝生に、5輪の紅い花が咲いた。

01~30 うおおおおおお!
31~60 お、オヤジが……オヤジが撃たれた!!!
61~99 え……え?

※一時的に火蓮視点

「お……オヤジが。オヤジが撃たれたぁぁぁ!!!」

遠く離れた私たちにも聞こえる、何かの絶叫が響いた。どこから現れたのか、黒服の男たちが木陰からゾロゾロと出てくる。

「まずいな、長居すると気付かれるぞ」

少し焦ったようなサイファーさんの声。ただ、次弾の装填には僅かに時間がかかる。
フェアウェーに現れた黒服は……

01~40 10人ほど、RPGを二人が持っている
41~65 7人ほど、RPGを一人が持っている
66~99 4人ほど、RPGを一人が持っている

黒服は4人、RPGを持っているのが一人。あれをこちらに撃たれたら、いくらなんでも一たまりもない。
ただ、クリムゾンは最大5人まで標的を自動捕捉すると聞いた。私たちの世界にもない、オーバーテクノロジーだ。
この人数なら、私一人で仕留められる。私は標準を見た。

※25以下で場所発覚

※場所発覚

「いたぞ、あそこだ!!」

男の一人が私たちを指差した。RPGを持つ男が、弾頭をこちらに向ける。マズイっ!!

※30以下で向こうが先制

※向こうが先制

私は引き金を引こうとする。しかし、次の瞬間。

バシュゥゥゥッッ

RPGが放たれる音がした。

50-器用さ(27)=23で迎撃に成功

23以上です。

75…成功(86は誤表記のため無効)

私は標的をRPGの弾頭へと切り替えた。あれにピンポイントで当てるのは無理。でも、このクリムゾンの性能なら!

私は引き金を引く。巨大なレーザーが銃口から放たれた。
それはグリーンへと真っ直ぐに向かい、私たちとの中間点で弾けた。

ズォォォォォンンン!!!

爆風が私たちにも襲いかかる!!

50-サイファー賢さ(17)×2=16以上で庇う

そのレス5秒では?

>>92
あ、本当ですね。とりあえず、この下が25以上ならそのままにします。

※やりなおし

※向こうが先制

私は引き金を引こうとする。しかし、次の瞬間。

バシュゥゥゥッッ

RPGが放たれる音がした。

50-器用さ(27)=23以上で迎撃に成功

80…成功

私は標的をRPGの弾頭へと切り替えた。あれにピンポイントで当てるのは無理。でも、このクリムゾンの性能なら!

私は引き金を引く。巨大なレーザーが銃口から放たれた。
それはグリーンへと真っ直ぐに向かい、私たちとの中間点で弾けた。

ズォォォォォンンン!!!

爆風が私たちにも襲いかかる!!

50-サイファー賢さ(17)×2=16以上で庇う

78…成功

「カレンっ!!!!」

サイファーさんが盾を構え、私の前に立った。襲いかかる爆風から、皆を身を呈して守ろうとする。

ダメージ
(コンマ下一桁×40-耐久力(34)×8+75)÷4

(÷4なのは爆風ダメージが×2のためです。トータルで4分の1になっています)

サイファー ダメージ 1

サイファーさんは歯を食い縛りながら爆風に耐えている。そして「うおおおおおっ!!」と気合いを入れると爆風はかきけされた。

「……っ……何だあの武器は。直撃してたら危なかったな……。
逃げるぞ、これ以上はヤバい」

グリーンを見ると、黒服たちがさらに増えていた。ここが特定された以上、後は逃げ切りに期待するしかなさそうだ。

私は車に向けて走った。オサカベもバイクに向かう。

※50以下で敵と遭遇

※敵遭遇なし

運良く、敵に見つかるより先に着けたようだ。私は車のイグニッションボタンを押す。グロロロとマエザキ先生が用意したアウディが唸った。

「早く乗って!!」

マルコが助手席に、サイファーさんはノワールさんを抱えて後部座席に滑り込む。それを確認するや否や、私は車を急発進させた。

※60以下で追っ手

※追っ手なし

私はできるだけ早くと、アウディを駆った。夏の軽井沢は平日でもそこそこ交通量がある。時に無理矢理追い抜き、信号を極力避けながら、私はマエザキ先生たちがいる浅間山の研究所に向かった。
前の刑部のバイクは相当飛ばしていて、もう姿は見えない。あるいは、別々に逃げ切ろうという算段なのかもしれない。
彼は元ヒットマンと言っていた。闇に隠れる術は、私たちより優れているだろう。

後ろではサイファーさんが、私のスマホで誰かと話していた。マエザキさんだろう。
隠し駐車場への扉を予め開けてくれと言っているらしい。あと少し。

ハンドルを握る手に、汗がにじむ。

※40以上でイベント終了

※逃走成功

少し休憩。

###########

「随分と派手に暴れたらしいな」

マエザキ先生が苦笑した。彼の視線の先には、テレビのニュースが流れている。
「暴力団間抗争?で5人死亡、1人重傷」というテロップがそこにはあった。死者の名には山下組長と筑摩の名もちゃんとある。

「……すみません。気付かれまして……」

「まあ、それはあたしの責任もあるよ。クリムゾンは、隠密性が皆無だけど改良しきれなかったから。後で貸して。明日朝までには改造、済ませとく」

ナージャさんがにっと笑う。

「そういや、あのオサカベって奴。逃げ切れたのかな」

マルコが少し心配そうに言った。確かに、それは気掛かりではあった。
闇の住人だから、上手いことやってるとは思うけど……私は念のため、刑部の電話を鳴らした。

※50以上で出る

『……俺だ』

刑部の陰気な声が聞こえた。しかし、その事実に私は安堵した。

「逃げ切れたのね」

『……今はローカル線だ。……まあいい、最後しくじったが……礼は言う。
これで、あいつらも多少は浮かばれる』

言葉には微かだが、感慨があった。

「こちらこそ。あなたの協力があればこそよ。これからどうするの?」

※40以上でトニーに合流

『トニーと合流する。……仇は、連中だけじゃない』

「……石上?」

刑部が黙った。しばらくの沈黙の後、彼は口を開く。

『……それと竹下だ。竹下大悟。……トニーが姿を探ってるが、読めない』

私は少し眉を潜めた。マルコが少し心配そうに私を見る。

「石上は日本には多分いないわ。竹下は分からない。石上といるのかもしれないけど、多分日本ね」

『……トニーも同意見だ。情報があれば、頼む』

刑部はそう言うと、電話を切った。……まだ竹下が残っていたか。……でもどこにいるんだろう?

「オサカベさん、逃げ切ったみたいだね。……でもまだタケシタがいる」

「ええ。でも竹下だけで何かできるわけ……」

そこまで言って、私は気付いた。機械兵。あの開発は、竹下がやったはずだ。
そして、もし機械兵がまだあるとすれば。そして、それが山下組に渡っているとすれば。
Iタワーで見たそれは、相当な代物だった。サイファーさんがいなかったらと思うとゾッとする。
そして、それが野放しになったときのことを考えると、背筋が凍った。

「マズイわっ!機械兵を運用できるのは竹下ぐらいよ!まだ、事態は終わってない!」

竹下を確保しないと、本当の意味での安寧は訪れない。薬師寺なら、何か知っているかも……

私は薬師寺の部屋のドアを叩いた。

01~35 誰もいない
36~60 廃人のように天井を見上げる薬師寺がいた
61~90 拘束衣を着せられている薬師寺が睨んできた
91~99 頼むっ、死にたくない!

今日はここまで。視点はサイファーに戻ります。

竹下って殺した竹下ではなく?

>>124
竹下父です。経済産業相で石上の右腕、クリムゾン開発者(?)でもあります。
科学者であり政治家という異色の男であり、N国紛争で名を上げました。

現在行方不明。彼の確保でミッション達成ですが、先にモハーベになるか、二正面になるかはコンマ次第です。
薬師寺が精神崩壊手前なので、まずはノワールが頑張れるかですが。

少し進めます。

※視点がサイファーに戻ります。

部屋に入ると、廃人のように天井を見上げるヤクシジがいた。目の焦点は合っていない。

「どういうことだ?」

後ろからついてきたマエザキが言う。

「自分の先行きに絶望したらしい。助ける者もなく、救われる可能性もない。
武藤総理は彼を裁判にかけるつもりだが、石上への協力者はかなり厳しい罪に問うそうだ。この男も、人を何人か殺めていたらしい。死刑は免れんだろう」

「なるほど……しかし一気にこうなるとは」

「プライドの高い男だったんだろう。壊れる時は脆いものだよ。……機械兵について訊きたいのだろうが、この分ではな」

確かにどうしようもないように見える。……だが、ノワールなら?

「ノワール、ダメ元で読んでみてくれないか?少しでも、情報がほしい」

「……分かった」

ノワールはヤクシジの頭に手をかざす。

01~25 ダメだ、壊れてるね
26~50 ……ごく僅かしか情報がないね
51~75 少しは分かったよ
76~90 結構分かったよ
91~99 う、うわあああああ!

ノワールは少し手を触れ、首を振った。

「ダメ、壊れてるね」

俺は溜め息をついた。タケシタ父の情報は、手掛かりなしか。

「しかし機械兵についての情報って、ほとんど聞かないですね。……そうなると、誰に聞くべきなんでしょう?」

マルコは思案顔だ。……さて。

1 滝兄に訊く
2 刑部に訊く
3 トニーに訊く
4 犀川に訊く

安価下3多数決、考察不要

「やはりトニーだろうな。何か知っているといいんだが……」

俺はカレンから電話を受け取り、トニーにかける。

※10以上で出る

########

『……なるほどな』

一通り今日の顛末を説明すると、トニーは唸った。

「とりあえず、タケシタ父の行方が問題だ。機械兵は多分まだ手元にあると踏んでる。あるいは、ヤマシタグミに横流しされているか。
息子の死を知ってるかにもよるが、復讐に来る可能性も捨てきれない。奴を確保するのが必要だ」

『そうか……オサカベからは後半日で戻ると聞いている。彼にも働いてもらうつもりだが……』

01~40 俺自身もノーアイデアだ
41~70 情報は限定的だ
71~90 幸い、一定の情報はある
91~99 そこそこ情報は掴んだ

『幸い、一定の情報はある。まず、潜伏先はタケシタ邸ではないと思う。昨日以降マスコミが張りまくってるからな。
ヤマシタグミの庇護下かもしれないが、トップを失ったヤマシタグミは大混乱しているだろう。コスギカイ――あるいはその命令でオサカベが動いたと思っている。
恐らくは大規模抗争になるはずだ。タケシタ父がいるなら、厄介なことになる』

「機械兵を運用する、と?」

01~20 ???????
21~40 ε型2体とδ型数体
41~60 ε型2体
61~75 ε型
76~90 δ型
91~99 いや、手持ちはないはずだ

『ああ、ただ幸いなのは、奴らが持っているのは型落ちのδ型だ。数体のε型、研究中の最新型があるとの噂だったが、それはヤマシタグミには渡ってない。
ただ、タケシタ父が抗争のどさくさに紛れて何かやらかす可能性はある』

「なるほど、結局はヤマシタグミの本拠に行かないといけないわけか」

『いや、コスギカイで待つのも一興だ。奴らも所詮はヤクザだが、保身には必死だ。まして、押されに押されてきたヤマシタグミが大混乱している。
俺とオサカベで『なし』は付けとく。ボディーガードとして迎え撃つなら、歓迎されるだろうぜ』

俺は少し考えた。直接ヤマシタグミに潜り込む手段はないか?

50-賢さ(17)=33以上で成功

※90…成功

サイカワを使う手はあるだろうか?……そのままでは難しいだろう。ヤマシタグミは彼女を総理暗殺の「駒」と見ていた。変装させるなり何なりがいる。
であれば……フレールか。確か、ヤマシタグミには一度行っているはず。そこから一気に奇襲を掛ければ、大混乱に陥れられるはずだ。

さて、どうするか?

1 小杉会で迎え撃つ
2 犀川を潜り込ませる
3 山下組を奇襲(すぐに)
4 山下組を奇襲(夜に)

安価下5多数決、考察不要

※行ってもいない可能性は低いですがあります。その場合超高確率で竹下父は○○○○に移動しています。

上げます。

「トニー、悪いが違う方法を選ぶ。これからすぐに、ヤマシタグミを叩く」

『何だって??お前ら、今ナガノのはずじゃ……』

俺はニヤリと笑った。

「忘れたのか?『プレーンウォーク』だよ。『Iタワー』まで連れていったフレールは、ヤマシタグミにも行っている。
午前中に見た限り、ヤマシタグミの戦力はかなりこっちに寄っている。本部は手薄と見た。しかも、トップ二人を失い大混乱に陥ってる。
もしタケシタ父がいるなら、捕獲する格好の好機と見てるが」

ふうと、受話器から息が聞こえた。

『分かった。ならやってくれ。にしても、なかなかあんた、情け容赦ないな』

「士官学校時代に散々叩き込まれたからな。『鉄は熱いうちに打て』ってね」

ククっとトニーが笑う。

『いいねえ、嫌いじゃない。じゃあ、殲滅なりタケシタ父を捕縛したら連絡してくれ。オサカベが会いたがってる』

###########

「……またか」

フレールの部屋に入ると、奴は重りを持ち上げるトレーニングをしていた。胸にはさらしが巻いてある。

「すまんな。だが、ヤマシタグミを潰す好機だ。頼まれてくれないか?」

「仕方ないな」

フレールが「ゲート」を開く。俺たちはその中に飛び込んだ。

01~35 何ぃ!!?
36~60 ガラの悪そうな奴らが、焦ったような表情で走っている
61~95 誰もいない
96~99 お前は?

※ノワールとの絆効果で再判定

#########

着いたのは、どこかの建物の廊下だった。人は誰一人としていない。

「出払ってるのかしら……」

マルコが目を閉じる。

※感知判定
70-マルコ知力(23)=46以上で成功
(厳しめなのには少し理由があります)

これノワールのムードメーカーぶん引かれてる?

69…成功

「カレン、分かったよ」

……

01~25 上の階にかなりの数の戦力、さらに……
26~50 上の階に数人の戦力、さらに……?
51~75 この階に数人、竹下父のボディガードか?さらに……?
76~95 この階に3人、上はもぬけの殻
96~99 ???????

>>156
あ、引き忘れですね。どちらでも成功なので続行します。

「この階――地下みたいだけど、ここに2、3人。上の階には5、6人いる。……相当警戒してるみたいだね。
そして……この感じは」

マルコの顔が険しくなった。

奇数 魔力反応
偶数 δ型


「……魔力反応がある」

「何?どういうことだ?」

マルコは険しい表情になった。

「まさかとは思うけど、残った最後の適合者がいるか――最悪、アミールかもしれない。ただ、それ以上に可能性があるのは、クリムゾン」

「クリムゾンてそんな量産されてるものなの??」

ノワールはすかさずカレンに訊いた。彼女は首を振る。

「分からないです。でも、『特強』の人数からすれば、なくはないかもしれない。
何より、タケシタはクリムゾンを使えたようです。父親が使えないという保証は、どこにもない」

その場に緊張が走った。……さて、どうする?

1 人がいる部屋を開けてみる
2 人がいない部屋を開けてみる
3 エレベーターで上に
4 階段で上に

安価下5多数決、考察不要

「とりあえず、人がいる部屋から開けるか。……万一もあるしな」

ノワールが隠密魔法をかけ、戦闘態勢を維持しながらゆっくりと進む。
2、3人は固まっている。俺は、静かにドアノブを回した。

01~20 誰だゴルァ!!
21~70 チンピラ3人が何か話している
71~95 半裸の女3人が震えている
96~99 肥り気味の男と、屈強そうな男二人だ

中断します。

再開します。

そこには下着のような服――あるいは下着そのものかもしれない――女が3人いた。何かに怯えたかのように震えている。
容姿は皆整っているが、恐らくは10代。うち一人は見た目だけならノワールと同世代と言えた。

「ノワール、解除を」

ノワールが頷くと、彼女たちは俺たちに気付き悲鳴を上げた。何かこの国の言葉で叫んでいるが、俺には分からない。
カレンが彼女たちに近付き、何か話し掛けている。彼女たちから怯えの表情は消えないが、僅かながら落ち着きつつはあるようだった。

「あ、あなたたち、何者?」

一番大人びた少女が震える声で言った。「エイゴ」ができるらしい。

「ああ……説明するととてつもなく長くなるが、君たちの敵じゃない。傷付けもしない。それだけは断言しよう。
君たちこそ、何者だ?」

少女たちは顔を見合わせている。そこにノワールがしゃがみこみ、笑顔を向けた。

「心配しないで。ちゃんと助けてあげるから」

やはり、こういうのは同性の方がいいらしい。警戒の色が、少しだが解けていく。

01~10 ??????
11~25 何事だ?????
26~99 私たちは……

「……私たちは、天宮芸能プロの人間です。あたしは蛍、この子が恋。そして、一番小さいのが朱里ちゃん。
大事な仕事があるからって、社長に呼び出されたら……ヤクザの事務所に連れて来られて。
『黙ってお得意に抱かれりゃ、いいステージ用意してやる』って……。そんなの嫌だって言ったら、無理矢理犯されそうになって……」

「枕営業ね。……ヘドが出るわ」

カレンが吐き捨てる。ホタルと名乗った、金髪碧眼の少女は続けた。

「その時、上で何かあったみたいで。物凄い怒号が聞こえて……殺されるんじゃないかって」

そう言うと、彼女は俯き震えた。他の二人も同様だ。
恐らく、会長暗殺の一報が流れたのだろう。上では弔い合戦の準備というわけか。

「大丈夫、あなたたちは殺されないわ。私たちが守ってあげる。……一つ聞いていい?上に誰がいるか、分かる?」

01~10 のっぺりとした顔の、特徴の薄い人
11~25 分からない、見たことがある人はいなかった
26~99 テレビで見たことがある人がいた

※クリティカル、詳細情報あり

「……テレビで見たことがある人がいたわ。デブってて、何か脂ぎってて……あいつに抱かれるんだって言われて、あたしは拒否ったの」

「名前は分かるか?」

「……そうだ、竹下っていったわ。何か、凄く偉い人なんだって」

やはりか。ここにいるなら、話は早い。

「その人はどこにいるのか、分かる?」

カレンが訊くと、ホタルは強く頷いた。

「階段を上がって、奥の応接間。……布団まで引いてあったわ。吐き気がした」

「近くに銃はなかった?」

※85以下である

「あったわ。真っ赤な銃が。でも、何か気味悪かった」

「クリムゾンね」

カレンが俺たちに向け頷いた。緊張感が高まる。

だが、この子の情報は有益だ。まず、タケシタ父の場所が分かった。そして、かなりの確率で油断している。
ヤクザの本隊に遭遇さえしなければ、一気に落とすことも可能だ。

「ありがとう、とても助かった。君たちはここで待っててくれ。必ず戻る」

少女たちは弱々しく頷いた。出ようとした時、少し長い髪の少女――コイが俺たちにたどたどしく言う。

「待ってる。……でも、何で皆コスプレしてるの?」

コスプレ?意味が分からなかったが、カレンが苦笑して答えた。

「……世の中には、不思議なこともたくさんあるのよ。とにかく信じて、ね?」

##########

俺たちは慎重に階段を上った。上りきったそこには……

01~25 敵襲
26~50 横の駐車場にヤクザ6人ととδ型
51~99 誰もいない廊下

上りきったそこは駐車場だった。……敵地のど真ん中か!?

※80以下で気付かれる、戦闘開始

「何もんだてめぇぇぇ!?」

チンピラ風の男が叫ぶ。気付かれたかっ!

「散開しろっ、一気に仕留めるぞ!」

敵は6人。……いや、中央に鎮座する機械兵を入れて7人か。刃物を持っている奴もいるが、ほぼ全員が拳銃を抜こうとしている。
こんな所で時間は取れない、速攻で終わらせる!

※50以上で先制

※相手が先制

01~25 δ型
26~50 拳銃、後衛狙い
51~80 拳銃、前衛狙い
81~99 チンピラ

ウィィィ……

機械兵がこちらを向く。搭乗者はいない。そして、奴の持つ回転銃が火を吹いた!

「皆、下がれっ!!」

俺は盾を構える。これに耐えられそうなのは、俺しかいないっ!

ダメージ
(コンマ下一桁×30-耐久力(34)×8-55)×4÷8

※20以下で追加攻撃

ダメージ 1

※追加攻撃

ダメージ
(コンマ下一桁×30-耐久力(34)×8-25)×4÷8

※20以下で追加攻撃

※相手のクリティカル、ダメージ軽減無効で2倍ダメージ

ダメージ 2

※20以下なら追加ダメージ50(脚を負傷)

※追加ダメージなし

※追加攻撃

ダメージ
(コンマ下一桁×30-耐久力(34)×8-55)×4÷8

※30以下で追加攻撃

先頭中のファンブル無効はつかった?

>>200
あ、使ってないですね……失礼しました。
まあ、結果は変わらないのでこのままにします。

合計ダメージ 4

ガガガガガガガガ……

雨霰のように、銃弾が俺に降り注ぐ。俺は少しずつ位置を調整しながら――そして流れ弾が出来ないようにしながら――それを受ける。
機械だけあって、弾筋は素直だ。十数発の銃弾を、俺は全て弾いた。

勝ち誇っていた黒服やチンピラの顔が凍り付く。……信じがたいものを見た、という表情だ。

俺は構わず、「村正」を抜刀した。

50-器用さ(19)×2=12以上で成功

※遇奇判定です。

奇数 失敗
偶数 成功

※成功

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+90)×2

(一斉攻撃のためダメージ乗数は2倍です)

ダメージ 826
δ型残りHP 4174

俺の斬撃は宙を飛び、機械兵を僅かに後退させた。……やはり、硬いな。

「ノワール!雑魚は任せた、マルコとカレンはこいつに集中しろっ」

「分かった!」

※80以下で人間勢降伏

※降伏なし

ノワールはロッドに精神を集中する。

……

※50以上で発動(コンマ下1、2)

失礼しました。カリスマ発動判定が先ですね。

65-魅力(27)=38以上で発動(発動時は雑魚一掃)

>>211がそもそも間違ってるって話では

>>218
あ、そういうことですか。
ならやり直しはここからですね。不手際すみません。

※80以上で降伏

※クリティカル、機械兵停止判定へ

「わあああっ!!待った、ちょっと待った。ガトリングガンあんだけ食らってピンピンしてるって……何もんだ、『特強』の生き残りか??」

ノワールがロッドに精神を集中しようとしたその時、黒服の一人が青ざめた表情で言った。

「生憎違うがな。それよりこいつを止めろ。お前らにも被害が出るぞ?」

「おいっ、てめえ止めろっ!!」

男がチンピラに叫ぶ。

※40以上で停止

※停止

「へ、へいっ!!」

チンピラは懐から慌てて何かを取り出すと、何かのボタンを押した。

シュイイイィィン…………

音を立て、機械兵は機能を停止する。 俺はそれを確認し、刀を収めた。

「抵抗しなければ命は奪わない。狙いは奥にいる男だけだ」

俺は黒服に言い放つ。

「……あんた、小杉会の刺客じゃないのか?」

「まあな」

嘘は言っていないはずだ。

50-魅力(16)=34以上で魅惑の眼差し発動せず

※発動せず

「そ、そうか。オヤジも筑摩さんも殺されたが……『特強』なら安心だ。しかし、何であんたらが竹下先生を?そもそも何で英語喋ってんだ?」

黒服は勘違いしているようだ。そう言えば、連中の目はカレンのクリムゾンに向いている。
なるほど、クリムゾンが「特強」の証と思い込んでいるのか。せっかくだから、勘違いを利用してやろう。

「俺たちは石上先生のつてで雇われた用心棒だ。この女は『特強』だがな。あんたも『エイゴ』上手いな」

「一応W大学中退なんでね。……で、何で先生を狙うんだ?まさか、今回の黒幕は……」

「そういうことだ。奴がイシガミ先生を裏切った。Iタワーの件も、こいつが黒幕だ」

50-魅力(16)=34以上で魅惑の眼差し発動せず

※発動せず

「なるほど、そう考えると合点だ。……オヤジの仇、俺に討たせてくれねえか?」

※40以下で竹下父登場

※竹下父登場

「何だね、騒々しい……」

タケシタ父と思われる男が、バスローブを羽織って現れた。……なるほど、醜悪だ。豚という言葉が実にピッタリとくる。

※80以上で丸腰

※クリムゾンを持っている

右手には赤い銃を持っている。クリムゾンだ。

「機械兵が暴走でもしたか?小杉会か?
いつになったら下のアイドルが来るんだ」

苛立った表情でタケシタ父が言う。

※60以上で黒服発砲

※発砲せず

「てめぇ……ぶっ殺してやる……」

怒りに燃えた表情で、黒服が銃をタケシタ父に向ける。奴は怪訝そうな表情だ。

「何だね、ヤクザ風情が。儂に楯突くつもりかね……」

※50以下でサイファーたちに気付く

※気付かない

タケシタ父はちらりと俺たちを見たが、少し首をひねっただけだった。

「よく分からん連中もおるし。気でも狂ったか?ん?」

奴は俺たちの存在を知らなかったらしい。イシガミとは別行動だった、ということか。
この分だと、息子がこっちに来ていたことも、俺に殺されたことすら知らないだろう。愚鈍だ……が、クリムゾンだけが気になる。

「るせえっ!!裏切り者は、死にさらせぇっ!!!」

黒服たちが一斉に銃口をタケシタ父に向けた。

01~35 次の瞬間、鮮血が飛び散った
36~80 タケシタ父は蜂の巣になった……が
81~95 タケシタ父は吹っ飛んだ
96~99 タケシタ父は蜂の巣になり、そのまま倒れた

パンパンパンッ

複数の銃声が一気に鳴る。タケシタ父はその全てを受けた。……が、平然と立っている。

「儂をこれで倒すとでも?クリムゾンの力、知らんのかね」

タケシタ父はクリムゾンを構える。……注意は黒服に向いている。今が攻撃の好機か?

※50以上で攻撃が間に合う、不意討ち判定にボーナス

※攻撃間に合う

俺は大きく踏み込んだ。狙いは銃を持つ右腕。今ならば間に合う!

俺は抜刀した。

※30以上で不意討ち

※クリティカル、右腕切断に成功

少し休憩。

※ダメージ判定は様子を見て後程

俺の一撃はタケシタがクリムゾンを持つ右腕を切断する。一瞬呆気に取られたように奴は落ちていく右腕を見て、そして絶叫した。

「うわあああああぁぁぁぁ!!儂の、儂の手がぁぁぁ!!!」

ボトリ、と床に腕が落ちる。そして、切断面から吹き出した鮮血が、腕とクリムゾンを紅に染め上げていく。

タケシタはガックリと膝をついた。

※50以下で戦闘開始、ダメージ判定発動

※戦闘開始

やったか?と思った次の瞬間。……邪悪な笑みをタケシタ父は浮かべた。

「やりおったな……だが、儂がクリムゾンを持つ意味を教えてやろう」

奴は左手で落ちた右腕を拾うと、切断面にそれを押し当てた。

ぐじゅるぐじゅるるるる……

形容しがたい音が響く。黒服は、信じがたいものを見たと言わんばかりに腰を抜かしていた。

「お前らっ!!死にたくなかったらここから逃げろっ!!」

俺は叫ぶ。タケシタはゆっくり立ち上がろうとしていた。だが、まだ体勢は整ってない!
俺は大きく振りかぶり、袈裟懸けに斬った。

ダメージ(最初の一撃分、クリティカルなので2発目判定あり)
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+160)×8
※不意討ち、一刀両断、村正特殊効果

ダメージ(2発目)
(コンマ下2一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+60)×2

ダメージ 4658
タケシタ父残りHP 20342

※初撃が朦朧対象のため、一度再判定
(タケシタは一度立ち直っているため)

奇数で終了
偶数で継続

そういえば神器特攻って乗らんの?一族化さてるけど

一撃はタケシタ父の肉を斬った。……しかし、妙に手応えがない?

「この程度の攻撃は通用せんなあ」

ジャキっとタケシタ父は銃を構える。

01~30 後衛狙い(庇う強制発動、高確率で大ダメージ)
31~50 前衛狙い
51~99 逃げるヤクザたち

>>256
彼は乗らないです。純度が低いので。

中途半端ですが、今日はここまで。
黒服君たちに合掌。

少し進めます。

ゴウウゥゥンン

轟音と共にクリムゾンから光の筋が放たれた。それは逃げる黒服たちの背に次々と突き刺さる。
的確に、急所を射抜いているのがすぐに分かった。悲鳴を上げるまでもなく、男たちは死を前にひくひくと痙攣していた。

※80以上でチンピラ生存、90以上でトップ格の黒服も生存

※クリティカル、チンピラは生存

「あ、ああ……」

その中で、一人だけ生き延びた奴がいた。機械兵の操作装置を持つチンピラだ。何とあの攻撃を避けられたらしい。

「いつまでそこにいる!!死ぬぞ!!」

俺は叫んだ。目の前のこいつは、疑い無く怪物だ。一般人がどうこうできる相手ではない!

「ん?逃したか。まあいい……」

01~25 うわあああああ
26~55 バタバタとチンピラは逃げ出した
56~99 アニキたちの仇だぁぁぁ!!

「ア……アニキたちの仇だぁぁぁっっ!!」

その時、チンピラが叫んだ。懐から小型の装置を取り出し、凄まじい勢いで何かを打ち込む。

そして……

ウィィィィィ……

背後の機械兵が、再び動き始めた。右腕の銃口は、タケシタ父に向いている。

「δ型か!?そんな旧型で何ができる」

「やってみなきゃ判らねぇだろぉぉ!!!」

嘲笑うタケシタ父に、δ型の回転銃が火を吹いた。

01~75 ダメージ100
76~95 ダメージ300(ただし次のノワール攻撃は必中、不意討ち)
96~99 再判定

竹下父残りHP 20042

回転銃の弾丸は、タケシタ父に次々とめり込む。しかし、少し後退した程度で効いた様子はない。

「旧型のガトリングガンなぞ儂には効かんよ。『Ω』ならいざ知らず、な。
まあいい、目障りなこいつから消すか」

醜悪な顔を歪ませ、タケシタ父はクリムゾンを機械兵に向ける。……また注意が俺たちから逸れた。

ノワールがロッドに精神を集中する。

※50以上で発動(コンマ下1、2)

※1回発動

「目障りはあんたよ」

ボソッとノワールが言った後、巨大な黒い光条が奴に向かって放たれる!

ダメージ
(コンマ下一桁×10+知力(32)×8+285)×4
※50以上で恐慌発生

ところでカレンは弱点看破しないん?いつも先頭開始後すぐに判定入るけど

ダメージ 2524
竹下父残りHP 17518

黒い光条を受けたタケシタ父は、一瞬棒立ちになった。しかし、すぐに目に光が戻る。

「何だね今のは?……その少女がやったのか?ん?
……下の子たちより美味しそうだ、後で四肢をもいでじっくり可愛がるとするか」

下劣な笑いを浮かべると、タケシタ父はクリムゾンを機械兵に向ける。

01~30 チンピラごと消失
31~60 δ型機能停止
61~90 δ型損傷もまだ動く
91~99 ブゥゥゥゥン

>>275
火蓮のターンで発動します。
(戦闘開始が突然だったため、対応しきれていないとお考えください)

昼に再開します。火蓮のターンから。

クリムゾンから、巨大な光が放たれた。それは俺たちの横を通り抜け、機械兵とチンピラを飲み込む。
そして……それが消えた後には何も残っていなかった。

「さて、後はお前たちだ。男は優先的に殺そう。その少女と、女は……『可愛がって』逝かせてやるかね。銀髪の少女は絶品だが、女もなかなか楽しめそうだ」

カレンがギッとタケシタ父を睨む。

「下劣さも遺伝するのね……死んで頂戴」

※50-知力(23)=27以上で弱点看破成功(コンマ下)
※命中判定は省略します(タケシタ父は鈍重で避けられません)、ただクリティカルの有無のみコンマ下2、3

※弱点看破成功、クリティカル及びファンブルなし

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×7+知力(25)×7+30)×2

※麻酔弾発射、コンマ下50以上で発動

間違えました。

※弱点看破成功、クリティカル及びファンブルなし

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※麻酔弾発射、コンマ下50以上で発動

※麻酔発動せず、2発目クリティカル

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×2

※麻酔発動せず、2発目クリティカル

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※誤送信があったようです。297を採用します。

誤送信とミスで混乱が生じてしまい、申し訳ありません。電波が良くないようです。
>>287を採用したつもりでしたが、一度仕切り直します。

※弱点看破成功、クリティカル及びファンブルなし

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※麻酔弾発射、コンマ下50以上で発動

※麻痺発動、クリティカル1発

※連射攻撃

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※連射継続
(バランス上継続は3回までにします)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

地獄嵐準拠なら麻酔中も不意打ち扱いなのかな

>>311
さすがにダメージが跳ね上がるので、マルコのターンからですね。

※連射継続
(2回目)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※連射継続
(3回目)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

(連射時クリティカルを75以上にすると色々壊れるので撤回します。すみません)

合計ダメージ 2880+657+636+699+762+720=6354

竹下父残りHP 13688

再開は夜です。

連射中1回目は75、2回目は80~みたくすればちょうどいい塩梅にならない?

>>320
最初の75はいいんですが、80以上って結構出るんですよね。しかも継続30以上なので。
火力的にもほぼメイン二人に並ぶので、当面はこれで運用します。

まぁ最近は病弱属性も死に設定になりかけてるし多少はね…?

敵もノワールを脅威と認識して真っ先に狙ってくるからそれをどう凌ぐかみたいな駆け引きを序盤は期待してたけど

ノワールは火力よりも多芸さが長所になってる感がある。

しかし、日本編も案外近接戦闘能力が重要にはならなかったな。

2100以降の再開かと思われます。

>>325
これは私の設計ミス半分ですね。序盤は高火力キャラでしたが、今はどちらかといえばデバフ担当になってます。
庇えるか、どう庇うかを考えるのはさせたかった所ですが、力量不足とコンマ運の問題でできていない状況です。
本格的な強敵が、マリオとローマン第一戦ぐらいしか現状ないですからねえ……。
少なくとも石上には、しばらく暴れてもらう方針です。

なお、病弱設定は忘れたわけではなく……

>>326
近接戦闘はこれからな気がします。森の中で筑摩とやりあう構想もありましたけど。

少し早めに再開です。

カレンの銃が立て続けにタケシタに当たる。5、6発は当たっただろうか。
撃たれる度に奴の肥えた身体は跳ね、そして動きが止まる。

「ぐ……動かな……」

※50以上ならマルコが新型爆弾持ち

※追加武装なし

マルコはそれを見て……

65-賢さ(14)×2=37以上で攻撃をパス
(低確率で麻酔が解けます)

※攻撃パス

「サイファーさん!今です、攻撃を!
僕の武器では多分大して効かない!!」

マルコが叫ぶ。俺は左足を蹴り、右足を大きく踏み込んだ。

※25以下で麻痺終了

※麻痺終了

「……小娘が、舐めた真似を……」

奴の体勢はもう元に戻っている。しかし、動きは鈍重だ。俺は構わず刀を脳天に叩き込む!

ダメージ
(コンマ下一桁×7+筋力(25)×7+知力(20)×6+60)×2

ダメージ 794
竹下父残りHP 12894

俺の一撃は、確かに当たった。……しかし、頭蓋が硬すぎる。何か入っているのか?

「甘いな、若いの。……クリムゾン、いや、オルディニウムの力は偉大だよ。こうして人を超えることもできる」

※竹下父の特殊能力
01~25 精神攻撃(変異型)
26~40 超回復
41~60 ショートテレポート
61~99 飛行

次の瞬間。頭にピンク色のモヤがかかったようになった。……何だこれは??
身体の芯が熱い。……こんな生死のやり取りの場で??

ノワールを見ると、顔を赤くしてへたりこもうとしている。マルコやカレンも似たようなものだった。

「な、何をしたっ……!?」

「一種の『夢』を見せてやっておるのだよ。熱くてたまらんだろう?ん?
女とまぐわいたくてたまらんはずだ。……そして、身体は自由に動かない」

下品な笑みをさらに深くし、タケシタが銃口を俺に向ける。

「ではまず、お前からだ。……お前だけは、犯しても愉しくなさそうだからな」

※全員のコンマ判定が30のペナルティを受けます。

80-器用さ(19)×2=42以上で回避

※75…成功

「うおおおおっ!!」

銃が撃たれる瞬間、俺は気迫と共に動かない自分の身体を無理矢理動かした。一番辛そうなノワールの元に駆ける。

ズォォォォン!!!!!

俺がいた場所の床は、恐ろしく巨大なハンマーで抉られたようになっている。チッとタケシタが舌打ちするのが見えた。

「ノワール、大丈夫か?」

「……正直、辛い……まずい、わ」

濡れた瞳でノワールが見上げる。しかし、今はそんな状況じゃない!

※95-マルコ賢さ(14)×3=43以上で口車発動

※クリティカル、口車自動成功

「……あんた、それで何人を毒牙にかけた」

よろよろと立ち上がりながら、マルコが言う。

「ん?覚えとらんな。愉しければそれでよし、飽きたら捨てる。この力を得てからは大分楽になったわ。石上には感謝しかないな、それと……あのベロンという男にも。
奴がオルディニウム研究を横流ししたお蔭だ。クリムゾンも、奴の着想なしでは作れんかったからな」

クックックとタケシタが笑う。

「やっぱりね……ところで、あんたの息子。どうしているか知りたいか?」

タケシタの笑いが止まる。

「何??異世界にいる……はず」

奴に微かに動揺の色が見られた。

「昨日、だ。僕らが殺した。今頃は、Iタワーの地下で腐り始めている頃だ」

ニィ……とマルコが笑う。タケシタの表情が一変した。

「嘘を言うなっ!!証拠は……」

マルコが嘲笑いながら息子の方のタケシタのIDカードを取り出した。

…………

※80以上で???ファンブルなし

※特殊イベントなし

「貴様ぁぁぁぁっ!!!」

憤怒の表情で、タケシタはマルコに銃口を向ける。しかし、注意は完全に逸れた。

「今ですっ!!」

※95-ノワール賢さ(26)×3=12以上でノワール攻撃

どうでもいい?けど17以上じゃん?

>>359
その通りですね。失礼しました。

※ノワール攻撃

「お願い……動いて!」

ノワールは何とか立ち上がると、ロッドを構えた。魔力が先端に集まっていく。

※50以上で発動(コンマ下1、2)

>>362はファンブルのため無効(カレンとの絆効果)、再判定

※時間停止を使いますか?

安価下3多数決、考察不要

なお、ノワールの攻撃は確定不意討ちです。

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×10+知力(32)×8+285)×4
※50以上で恐慌発生

ダメージ 4628
竹下父残りHP 8246

黒い光条が再びタケシタを貫く。身体のあちこちが黒く焼かれている。……しかし、怯んだ様子はない。

「貴様は儂が殺す!!」

タケシタのクリムゾンが目映いばかりに光る。それは大きく膨れ上がり、そして……

ドゥッ

マルコに放たれた。

95-器用さ(16)×3=47以上で回避

※67…成功

「わああああっ!?」

マルコはすんでの所で巨大な……あまりにも巨大な光の矢を交わした。避けた先には、大きく抉れた穴が外まで……いや、その隣の建物すら貫いていた。

……無茶苦茶だ。タケシタの目は血走り、必殺の殺意を顕にしている。

「カレンさ……カレン!!しっかりして!!」

未だに立ち上がれないカレンの元に行ったマルコが叫ぶ。

80-賢さ(10)×3=50以上で攻撃

※絆効果でクリティカル、連射一回分確定

カレンは無言で頷くと、タケシタに銃口を向けた。

「……あんたみたいな奴は、消えてしまえっ!!」

ダメージ
(コンマ下1、2一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※2発クリティカル、連射2回まで確定

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※連射継続(1回目)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※連射継続(2回目)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※連射継続(3回目)

ダメージ
(コンマ下一桁×7+知力(25)×7+30)×3

※総ダメージ 5760+2964+1503+741=10968

竹下父残りHP -2722

※35以下で10000回復、追加イベント(再判定)

※戦闘終了

カレンが歯を食い縛る。そして、再び銃弾がタケシタを蜂の巣にした。
そのうち3発は頭を抉り取り、脳獎が辺りに飛び散った。そして、醜悪な巨体はその場に沈み込む。やっと、終わったのだ。

身体の火照りも、少しずつ落ち着いていく。……それでも、まだかなり辛い。

「やったか……」

「です、ね……。カレン、ありがとう。本当に、助けられたよ」

カレンは恥ずかしそうに、マルコを押し退ける。

「ごめん……もうちょっと、触らないで。……それにしても」

カレンがタケシタだったものを一瞥した。ノワールも呟く。

「本人の変態性が出てた能力、だったね……。でも、手強かった」

俺は奴の近くに近付いた。クリムゾンは、まだそのまま残っている。

※75以上でアイテム発見

※アイテムなし

それにしても、クリムゾンという武器はおぞましいものだ。もし、マルコにあの一撃が当たっていたなら、彼はあのチンピラと同じようになっていたかもしれない。
そして、カレンのクリムゾン。……あれなしで勝つのは難しかっただろう。味方にすれば、とてつもなく心強いものであるのも確かだった。

さて。

1 壊す
2 持ち帰る
3 放置する

安価下5多数決、考察必要

やはりこれは、ここにあってはいけない。だが、壊すのもまずい。何かの弾みでオルディニウムが漏れれば、大事にもなりかねないからだ。
俺はそれを手に取った。……じわり、と手に何か嫌なものが伝わる。

※70以下で狂気度上昇

※クリティカル、サイファーに追加判定

赤い銃は思いの外軽かった。……嫌な何かの気配は消えないが、力が入り込んでくる気もする。……何だこれは?

01~50 気のせい、か(覚醒カウンタ1)
51~80 これは……(再判定、覚醒カウンタ1)
81~99 ????????(覚醒カウンタ2)

※超特殊能力習得、再判定

01~30 超回復
31~60 近距離瞬間移動
61~99 上+プレーンウォーク発動可能

俺は何か、新しい力を手にした気がした。……気のせいだろうか。
そう思い、戯れに俺がマルコの所に行くイメージをした。

すると。

「え、えええっ!!?い、いつの間に隣に来たんですか??」

俺はマルコとカレンの隣にいた。……確か5、6メドは離れていたはず?何故ここに、俺はいるんだ??

「……俺の方が聞きたいぞ……まさか」

俺はクリムゾンを見た。まさか、この中のオルディニウムがこの力を?そんな馬鹿な!?

「……そのまさかかも。私も、オルディニウムの魔力に触れて、色々できるようになったの。……正直怖いけど、そうとしか考えられない」

ノワールが、厳しい表情で言った。……俺は、どうなってしまうんだ?

※近距離瞬間移動
1戦闘で2回使用可能、確定回避と不意討ちが同時に発動できます。戦闘開始時に即使うのも可能ですし、通常庇えない相手の所に行くのも可能です。
通常時でも使えます。大体20mぐらい移動できます。

※覚醒カウンタ
5になると「一族化」します。全ての能力が跳ね上がります。
ただ、余程のことがなければ上がらないでしょう。ほとんどの場合は大幅な狂気度上昇を伴います。
なお、ノワールの覚醒カウンタも2です。上がるごとに何か超特殊能力が付きます。

今日はここまで。

訂正。

※覚醒カウンタ
5になると「一族化」する可能性が出ます(50%)。10で確実に「一族化」します。全ての能力が跳ね上がります。
ただ、余程のことがなければ上がらないでしょう。ほとんどの場合は大幅な狂気度上昇を伴います。
なお、ノワールの覚醒カウンタも2です。上がるごとに何か超特殊能力が付きます。

「一族化」はあるエンディングの条件です。ただし、最も敵が強いルートでもあります。
なお、「一族化」しなくてもハッピーエンドは可能です。

竹下パパ的にはマルコも守備範囲なのか(困惑)

少し進めます。

>>438
20ですが童顔ですし、ショタのカテゴリーに無理矢理入れていたかと思われます。
竹下父はかなり雑食で、凌辱しては殺しどっかに埋めるということばかりやってました。
(クロコーチの沢渡的なあれです)

##########

「そうか、竹下もやはり適合者だった、か」

マエザキは深く溜め息をついた。

「ええ。……精神操作までされました。危ない所でした」

俺は「テレビ」とやらを見る。何を話しているかは分からないが、ヤマシタグミの本部が何者かに襲われたのと、タケシタの一撃で周辺にも被害が及んだことを報じているらしい。
周囲は相当騒然としているようだ。警察も多数来ている。

「まあしかし、これで山下組も終わりだろう。パトロンの石上は逃げ、竹下は死んだ。ツートップも死んで、当面は混乱が続くだろう。……という理解でいいかな?」

マエザキはモニターの向こうにいるレンタロウに話し掛けた。横にはトニーもいる。

『ええ。後は時間が解決すると思います。……特に竹下は叩けば埃なんてなんてものじゃないものが出てくるでしょうからね。
警察内部の親石上・竹下派のスキャンダルも出てくるでしょうし』

トニーが愉しそうに笑った。

『なかなか尻尾が捕まらなかったが、やっとってとこだな。お前らのお蔭だ、礼を言うぜ。
……後はクエルボの所か。現地時間で明後日朝、つまりこちらでは明明後日深夜から視察が始まる。
前もって視察場所に行くか、その前に叩くか。あるいはクエルボの悪行の証拠を掴んで突き付けるか。やり方はいくらかある』

「クエルボが適合者である可能性も、あるんじゃないのか?」

イシガミやタケシタ親子のように、クリムゾンを持っている可能性は高いと言えた。そもそも、クリムゾンの元になる技術はベロンが持っていたというが。

※80以上で情報あり

※情報なし

『そこはよく分からんな。だが、多分御推察の通りだろう。
……それでも、明後日はチャンスだ。さすがにクリムゾンを視察に持ち込んでいるとも思えねえからな』

「……となると、あと2日で俺たちができることは?」

レンタロウがモニター越しに俺を見た。

『情報収集は、こちらでもある程度やっておきます。とりあえず、明日には東京に来てください。僕の家で、一度善後策を練りましょう。
サイファーさんたちの方でも何か分かることがあったら、連絡を』

「了解しました」

情報収集、か。俺たちはプロではない。……敢えて言えばサイカワを使う程度だが、クエルボとやらの情報はさほど持ってはいないだろう。

……

※70以上でサイファーが何かを考え付く

ファンブルなしです。

※情報ルートを思い付く

……いや、情報を得るつては、なくはないか?
俺たちが保護した少女たちは、今この研究所にいる。明日には政府の庇護の元、親元に帰されるはずだ。
確か、彼女たちは「アイドル」だと聞いていた。俺たちの世界で言う歌手や踊り子の類らしい。

……だが、あの様子からするに、恐らくは娼婦の真似事もさせられているのではないか?
彼女たちは、今回が初めてだっただろう。だが、その上は?得意先は、この国の人間だけか?
元締めの社長は死に、ヤマシタグミは壊滅状態だ。あるいは、クエルボに繋がる何かがあるかもしれない。

「マエザキさん、俺たちが連れてきた子たちは?」

「ああ、食堂で待ってもらっている。もう空き部屋がないから、今日は君らは二人一組だな。それがどうかしたかね」

「少し、訊きたいことがあります」

###########

俺はノワールとマルコ、そして通訳役のカレンを連れて食堂に向かった。
少女たちは、出された夕食を平らげようとしているところだった。食い物もあまり与えられていなかったのかもしれない。

俺たちに気付くと、3人は深々とお辞儀をした。

「あ、ありがとうございます!本当に……救われました。一生ご恩は忘れません!」

「あ、いいよ。こちらが恥ずかしくなる。……少し話をしたいが、いいかな?」

ホタルという少女は頷き、「分かることなら何でも」と答える。

「多分、君たちの先輩でも身体を売るよう強いられてた子はいたと思う。……噂は聞いたことは?」

※20以上である

※噂あり

「……ないわけじゃないです。先輩で、急に仕事が入ってくるようになった人がいて。不思議に思って聞いたらはぐらかされてしまったんですけど。
他事務所の人は、枕に違いないとか言ってました。そんなことをする人じゃないから、信じてなかったんですけど……あれは、本当だったんですね」

「だろうな。ただ、意に沿わない形だったんだろう。……誰が相手とか、そういう話は」

「テレビ局の大物プロデューサーとか、広告代理店の人だって話です。もっと偉い人なら、何か知ってるかもですけど」

やはりか。顧客リストを押さえるのは一手だろう。その中にクエルボに繋がる何かがあれば……。

「そうか、ありがとう。誰か、紹介してくれないか。もちろん、出元は伏せる」

……

01~50 担当マネジャー
51~80 担当営業部長
81~99 社長息子

中断します。ミッションクリアの成長判定は、この日のイベント終了後に。

再開します。

ホタルは電話を取り出した。そして、番号の一つを指差す。

「天宮弦。天宮社長の息子で専務です。一度、ご飯に連れていってもらって……」

なるほど、ある程度目をかけられていたわけか。3人の中でも彼女は特に整った外見だ。有望株であったのは確かなようだ。

「今回の件は、彼も噛んでいたわけか」

戸惑ったようにホタルが頷く。

「……彼は、悪い人じゃないと思うんです。でも、社長の悪事を止められなかったのかも……。事情を話せば、助けになってくれるかも」

彼女の頬は僅かに赤らんでいた。どうもその専務に惚れているようだ。
ただ、このぐらいの子を転がすのは容易い。未経験か、経験に乏しければ尚更だ。

「サイファー、一度探った方がいいっぽいね。でも、どうしたらいいかな」

正攻法で協力を頼むか、蛇の道はヘビでトニーに話を振るか。あるいは脅すか。

※50-賢さ(17)=33以上で追加選択肢

※偶奇判定です。

奇数 強制的にある方針が決定
偶数 通常進行

※通常進行

……囮を使う手もある。カレンに仲介人を騙らせ、誰かを潜り込ませる。
専務が俺の思うタイプの人間なら、すぐに食い付くはずだ。油断しているところで専務を捕らえるなり何なりし、情報を奪う。あるいは自発的に見せるよう仕向けられれば最善だ。

囮役は誰がいるだろうか。……ノワールならまず間違いない。だが、俺が嫌だ。
カレンは人並みよりずっと魅力的な顔立ちだが、やや自信はない。ナージャも同様だし、俺に対する反応のキツさからして多分拒否するだろう。
サイカワ……か。彼女ならありかもしれない。隠密行動は得意とも言っていた。ただ、そこまでいきなり信用していいものか。

さて、どうしたものだろう?

1 正攻法で説得して見せてもらう
2 脅しをかける
3 トニーに一任する
4 ノワールを囮にする
5 犀川を囮にする
6 その他自由安価

安価下5多数決、考察必要

※なお、戦闘可能性はあります。翌日イベントの決定になります。

これ囮にする奴も含めて四人パーティ?

>>461
いえ、囮は単独行動です。視点も変わります。

能力的にはノワール>犀川です。犀川の魅力も高いですが、さすがにノワールには負けます。
ただ、ノワールを送り込むとコンマが低い場合は結構大変です。そろそろ「彼」が動く可能性があります。

いけるならマルコを女装させて口車で色々聞き出すとか考えたけど無いかな…

1。息子の人格次第になるけど

>>465
それはかなり無理がありますねw。前作ミドル君ならともかく。
竹下父の守備範囲は相当広いので……

「……サイカワを囮に使おう」

ノワールがはっとした様子で俺を見た。

「それ本気?」

「本気だ。彼女は隠密行動に長けていると言っていたし、あの様子なら快諾するだろう」

「確かに、サイファーのことは信頼してるかもだけど……。いきなりそんなことやらせちゃって大丈夫なの?」

ノワールの疑問はもっともだ。だが、恐らくはこれが、最善の一手。

「自信はある。少なくとも、試す価値はあるはずだ」

###########

「……なるほど、そういうことね」

サイカワはあの後すぐに食堂に来た。食事を取りながら一通りの説明を受けると、納得したかのように頷く。

「すまない、引き受けてくれるか?」

「構わないわ。元々問題がある事務所とは聞いてたから。あるいは、人身売買にも絡んでいるかもしれないし」

彼女は微笑むと、上品に「次郎」の麺を啜った。火蓮もそうだが、あのどこが旨いのだろう。

「……それは助かる」

※70以下で火蓮が異論

※異論なし

カレンも頷いた。

「そうですね。犀川さん、私より一つぐらい上ですけど、メイク次第で多分かなり若く見えますし。
アイドル候補生という売り込み方、できると思いますよ」

フフッとサイカワが笑う。

「ありがとう、でもお世辞はいいわ。そこまでじゃないって分かってるし」

どうにも、彼女は自分を過小評価するところがあるようだ。ヤクシジの言葉が、まだ棘になっているのかもしれない。

「大丈夫、自信持って。……私の直感もそう言ってる」

ノワールがにっとサイカワに笑いかける。俺はノワールに訊く。

「直感、か。未来予知か?」

「ううん、本当の直感。でも、あなたはあなたが思うよりずっとキレイよ」

サイカワが照れたように下を向いた。この表情を専務とやらに見せれば、普通の人間なら落ちるだろうと、俺は思った。

…………

……

※80以下、あるいは90以上で追加イベント(コンマ下1、2)

※追加イベント両方に発生、描写はここでは省略

サイファーとノワール側のみ追加判定
40以下で翌日のコンマにペナルティ10

※サイファーとノワールにペナルティなし
※マルコと火蓮はコンマ修正翌日のみ5補正、コンマ下一桁×3好感度上昇

※マルコへの火蓮好感度 357

今日はここまで。この内容がR板になります。
(要は催淫効果が残っていたわけです。強制同部屋でもありますし)
R版は来週になる予感がします。

翌日は犀川パラメーター公開、成長判定を経て本編です。

再開します。犀川パラメーターの公開から。

犀川れむ(25歳)

HP 220+100(290)
筋力 12+4(16)
知力 15+5(20)
器用さ 16+6(22)
賢さ 15+5(20)
耐久力 14+9(23)
魅力 18+5(23)
好感度 250

コンマ修正 30
ダメージ修整 75
ダメージ軽減 60

【技能】
・超隠密
戦闘開始時の知力判定成功で犀川のみ不意討ち
ターンごとに判定(2回目以降は80以上)

・必殺の一撃
不意討ち時クリティカルのダメージ×5

・入り身
近距離時は最速攻撃、不意討ちダメージ3倍

・魅惑の眼差し
1日1回、魅力判定が確実に成功

・武器知識
銃器のダメージ1.5倍

・色仕掛け
通常時発動で魅力判定がシーン毎に1回のみ大幅ボーナス(後の展開に影響あり)
戦闘時発動で魅力判定に成功すれば不意討ち(ただし相手は男性に限る)

【装備】
・ニューナンブM60「特強」カスタムモデル
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正55、ダメージ軽減補正を無視、接近戦時は内蔵警棒を伸ばして使用可能
(遠距離では知力、近距離では筋力を参照)
器用さ、耐久力+4

・改良型ケプラージャケット
HP+30、ダメージ軽減40、筋力、耐久力+3

・「特強」仕様特務ヘアピン
HP+10、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減20
全パラメータ+2
特殊能力「クロックアップ」使用可能
1戦闘1回のみ2回行動、使用後は行動不可
通常時でも逃走時などで使える

・カルティエの指輪(特殊品)
HP+10、知力、賢さ、魅力+3

間違えました。

犀川れむ(25歳)

HP 250+100(350)
筋力 12+4(16)
知力 15+5(20)
器用さ 16+6(22)
賢さ 15+5(20)
耐久力 14+9(23)
魅力 18+5(23)
好感度 250

コンマ修正 30
ダメージ修整 75
ダメージ軽減 60

【技能】
・超隠密
戦闘開始時の知力判定成功で犀川のみ不意討ち
ターンごとに判定(2回目以降は80以上)

・必殺の一撃
不意討ち時クリティカルのダメージ×5

・入り身
近距離時は最速攻撃、不意討ちダメージ3倍

・魅惑の眼差し
1日1回、魅力判定が確実に成功

・武器知識
銃器のダメージ1.5倍

・色仕掛け
通常時発動で魅力判定がシーン毎に1回のみ大幅ボーナス(後の展開に影響あり)
戦闘時発動で魅力判定に成功すれば不意討ち(ただし相手は男性に限る)

【装備】
・ニューナンブM60「特強」カスタムモデル
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正55、ダメージ軽減補正を無視、接近戦時は内蔵警棒を伸ばして使用可能
(遠距離では知力、近距離では筋力を参照)
器用さ、耐久力+4

・改良型ケプラージャケット
HP+30、ダメージ軽減40、筋力、耐久力+3

・「特強」仕様特務ヘアピン
HP+10、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減20
全パラメータ+2
特殊能力「クロックアップ」使用可能
1戦闘1回のみ2回行動、使用後は行動不可
通常時でも逃走時などで使える

・カルティエの指輪(特殊品)
HP+10、知力、賢さ、魅力+3

※サイファーと犀川が一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)

成長判定に入ります。4人分です。
(ナージャは今回ほとんど絡んでいないため)

サイファーです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

再判定です。

上げます。

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

5ポイントを振り分けて下さい。

上げます。合間合間に少しずつ進める感じで。

本格更新は多分夜です。

サイファー(持ち越し0p)

HP 254+230(484)
筋力 16+10(26)
知力 9+11(20)
器用さ 9+10(19)
賢さ 12+6(18)
耐久力 21+13(34)
魅力 15+1(16)

コンマ修正 45
ダメージ修正 160
ダメージ軽減 125

狂気度 3
覚醒カウンタ 2

【技能】
・簡易治癒……
1ターン使ってコンマ下一桁×2回復
・かばう……
任意の相手のダメージを肩代わりする、自身へのダメージ半減
・フロントガード……
攻撃しない代わりに前列への物理ダメージ4分の1
・バックガード
攻撃しない代わりに後列への物理ダメージ4分の1
・カウンター
回避クリティカルの際のカウンターダメージが強制2倍ダメージ
・オートカウンター
かばうごとにダメージ後カウンター攻撃発生。命中に大幅ボーナス、ダメージ2倍
・不屈の誓い
1戦闘につき1回のみ使用可能
1ターンのみ全攻撃をサイファーに集中、ダメージを4分の1に。
攻撃を受けるたびにオートカウンター発動
・強撃
1ターン消費してダメージ2倍or確定不意討ち時のダメージを2倍
・魅惑の眼差し
1日1回、魅力判定が確定成功
・一刀両断
1戦闘1回のみ、確定2倍ダメージ、防御貫通(カウンター時は使用不可、朦朧時の連撃は対象外)
・(奥義)無敵化
1日1回のみ始動可能
一部攻撃(核攻撃、相手の重クリティカルなど)を除いてダメージを完全無効化、戦闘時で反撃可能なら確定5倍カウンター
耐久力判定に失敗すると狂気度上昇
(使う際には多数決、使わないと死ぬ場合強制発動)
・近距離瞬間移動
1戦闘で2回使用可能、確定回避と不意討ちが同時に発動。通常時でも使用可

【装備】
・神器「真打・村正」
HP+70、筋力、知力、器用さ、耐久力+4、ダメージ修正100
ダメージ判定に筋力と知力の両方が乗る
ダメージの4分の1HPが回復
対生物ダメージ2倍
クリティカル時ダメージ3倍
遠距離攻撃可能
・防護服「DEMO」
HP+50、コンマ修正15、ダメージ修正20、ダメージ軽減30
魅力以外の全ステータス+2、魅力のみ-2
魔法攻撃無効、毎ターンHP50回復
魔法の使用は不可に
・小盾「ケレゴルムの盾」
HP+30、ダメージ軽減25、知力、賢さ、耐久力+2
相手のダメージ判定が85以上ならダメージ半減
・魔力糸の革靴
HP+10、ダメージ軽減10
・マリオの手甲
HP+30、コンマ補正10、ダメージ修正15、ダメージ軽減35
筋力、器用さ、耐久力+3
朦朧攻撃可能、発動75以上、維持55以上
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

ノワールです。

HP コンマ下÷6上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

4ポイントを振り分けて下さい。

知力23奥義に温存したいから持ち越し

>>505
申し訳ないですが、どれかに振り分けて下さい。全持ち越しは今回不可としています(前スレ参照)。

好感度 コンマ下一桁上昇

ここからは死にステにポイント吸われてく感じか

ノワール(持ち越し2p)

HP 160+140(300)
筋力 2+5(7)
知力 22+10(32)
器用さ 4+2(6)
賢さ 18+8(26)
耐久力 3+1(4)
魅力 20+7(27)
好感度 357

コンマ修正 35
ダメージ修正 85
ダメージ軽減 100
狂気度 6
覚醒カウンタ 2

※成長判定時、HPの上昇がコンマ下÷6
※筋力、器用さ、耐久力の上昇には通常のポイント+1必要

【技能】
・暗黒嵐
同時5体まで攻撃可能、ヒットで相手を盲目化
・高速治癒
・敵感知
周辺の敵を感知
・精神感応
言葉が通じにくい相手と初歩的な会話が可能
・肉体増強
戦闘中のみ使用可能、一時的にHP+30耐久力+3、自分には使えない
・破邪術
アンデッド系相手に乗数+2
・魅惑の眼差し
魅力関連で一日一度だけ強制成功
・連続魔
2回連続魔法攻撃可能
・光の矢
ダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+ダメージ修正
(相手の防具修正を無視、遠距離攻撃)
・暗黒剣
相手の防御修正を無視して以下のダメージ
コンマ下一桁×x+知力×x+筋力×y+魔法ダメージ修正
※近接戦闘時のみ、前作と違いエリリルの効果なしに注意
・結界の霧
戦闘開始時に強制的に発動、全員へのダメージを1回だけ2分の1にします(不意討ち時は無効、ノワールのターンになってから発動)
・治癒の霧
1ターン消費で全員のHPを回復(コンマ下一桁×x+知力×x)
・蘇生術
気絶状態を確率で回復、HP0以下のダメージを負ったキャラを一定条件下で低確率で蘇生(死者は蘇生できない)
・カリスマ
戦闘開始時、魅力判定成功で最初の一発だけ不意討ち扱い
・予知能力(new)(常時コンマ修正10+今後起きうることが読める)
・(奥義)地獄嵐
ダメージ
(コンマ下一桁×10+知力×x+
ダメージ修正+200)×2(相手防御ボーナスを無視)
※恐慌(一定以上のコンマで攻撃、回避しない、回復にコンマ判定)の追加効果
・(奥義)ムードメーカー
ノワールがいる限り、パーティの全てのコンマ修正5(本人には効かない)
・(奥義)時間停止
戦闘中に使えば追加ターン+そのターンの攻撃が確定不意討ち(ダメージ2倍)
通常時でも発動可能(発動可能時は多数決を取ります)
※その他、隠密魔法など各種基礎魔法

【装備】
・「魔術師ダルフの杖」
HP+50、ダメージ修正50、ダメージ軽減20
筋力、知力、賢さ+4
クリティカル倍率+1倍、遠距離から暗黒剣発動可能、遠距離攻撃も可能
・魔力糸の服
ダメージ軽減15、器用さ、魅力+1
・「皇女ジュリアのティアラ」
HP+40、コンマ修正10、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
知力、賢さ、魅力+3、戦闘時88、99が00偶数扱いに
・工芸師フィオナの指輪
コンマ修整10、HP+20、ダメージ修整15、ダメージ軽減15、全パラメーター+1
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

※サイファーとノワールが一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)
・戦闘中一回だけ、90以上がクリティカルになります。
・一日1回、複数分岐がある20以下の選択が出た場合無効にできます。
・一日1回、通常時の判定でファンブルが出た時に無効にできます。(再判定、00奇数は回避不能)

>>512
器用さと耐久力は上げる意味があるかもしれません。奥義を覚えた以上筋力は死にステですが。

あと、覚醒カウンタが上がると成長上限が明確に取り払われる可能性があります。その場合成長コストも下がります。

火蓮です。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

4ポイントを振り分けて下さい。

好感度 コンマ下一桁上昇

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 303+140(443)
筋力 10
知力 18+7(25)
賢さ 10
器用さ 20+7(上限)(27)
耐久力 14+9(23)
魅力 9+2(11)
好感度 182

コンマ修正 45
ダメージ補正 130
ダメージ軽減 65

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

【装備】
・神器「クリムゾン改」
HP+90、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正90、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ2倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+1倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定2回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

マルコです。
HP コンマ下÷4上昇(10以下は再判定)

余談ですが、限界突破・奥義習得にはオルディニウムとの接触がトリガーになります。今後のご参考までに。
もちろん、相応にリスクはあります。

成長ポイントを決定します。

01~33 3ポイント
34~66 4ポイント
67~99 5ポイント

>>531
20以降は成長で上げるものでは基本ないって認識でいいのかしら?

5ポイントを振り分けて下さい。

>>534
前スレに書いていますが、26より上は成長判定ではまず無理です。
特殊な状況になれば21~25は上げやすくはなります。

好感度 コンマ下一桁上昇

マルコ(持ち越し2p)

HP 243+180(423)
筋力 7+10(17)
知力 15+8(23)
器用さ 10+6(16)
賢さ 10+4(14)
耐久力 11+6(17)
魅力 16+8(21)
好感度 168

コンマ修整 30
ダメージ修整 110
ダメージ軽減 130

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

・魔道具知識(new)
発動型武器(銃含む)のダメージ1.5倍

・魅惑のまなざし
1日1度、魅力関連の判定を強制成功

(装備)
・小剣「銀の戦車」
HP+30、腕力、器用さ+4、ダメージ修正40
常時2回攻撃

・龍革のジャケット
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減35、腕力、耐久力+2

・神器「ドル・ローミンの鉢金」
HP+35、知力、賢さ、魅力+4、コンマ修正15、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
戦闘時1回のみ体力全回復、致死ダメージの際は自動的に発動
1日1回のみ、パーティ全員のHPを半分回復(1ターン消費)
1階層につき一度、自動探査。判定に成功で階段までの最短距離と敵の遭遇可能性が分かる
治癒術が使える(コンマ+50、最低90)

・革手袋「カンベレグ」 HP+15、知力、耐久力+2、コンマ修正5、ダメージ修正20、ダメージ軽減15

・龍革の靴
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減20、腕力、器用さ、魅力+2

・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

・指輪「ネンヤ・レプリカ」
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、腕力、耐久力+2

というわけで、本編です。

############

「あんたら、やけにツヤツヤしてるわね」

朝食を食べていると、遅れてきたナージャが軽く睨んできた。手には「クリムゾン・レプリカ」がある。

確かに昨日はノワールを抱いた。というより、抱かざるを得なかった。タケシタ父の精神攻撃の影響が、二人とも残っていたらしい。
……俺は耐えようと思ったが、ノワールの方が限界だったようだ。随分無茶苦茶にやってしまった。朝まで響かなかったのが、むしろ驚きなくらいだ。
マルコとカレンはというと、この前以上に距離が近くなっていた。恐らくは、俺たちと似たり寄ったりだったのだろう。

「ま、まあそれはいいじゃないか。……クリムゾンの換装は、上手くいったのか?」

01~20 成果なしね
21~40 多少は、かしら
41~95 期待通りのものになったわよ
96~99 ???????

※クリティカル

奇数 +αが加算
偶数 昇格

※昇格+α(クリティカルのため、トータルで00偶数扱い)

「実は、あんたたちが持ってきたオリジナルの『クリムゾン』。あれも合わせて換装したわ。
……どうなったと思う?」

ナージャがニヤニヤと笑っている。ん?と思っていると、実体化したジュリアンがもう一丁の銃を持ってきていた。こちらは深蒼の銃だ。

「ネーロとオルドに協力してもらったよ。できるかどうか、やや自信はなかったが……思ったよりはるかに短期間でできたね。
これが、新しい『クリムゾン』――いや、新型銃『アズーリ』だ」

そう言うと、ジュリアンはそれをテーブルに乗せる。彼の後ろからは、ネーロとオルド、そしてシェフィールドが続いて現れた。

「中のオルディニウムを無力化し、その上でさらに純度を高めたものが二丁の動力源だ。そこに火蓮君の持っていた銃の機構を組み込んでいる。
元がオリジナルか、レプリカかで若干の能力の違いはあるが、どちらにせよ極めて強力なのは間違いない。恐らくは、この世界では最強の銃のはずだ」

ネーロが誇らしげに言う。オルドがそれに続けた。

「……もちろん、人体への影響も極力抑えられている。ただ、最初に使った時に違和感があるかもしれない。
それは一種の生理反応だ。害はない」

カレンが両方を見比べる。

「色以外は違いがないみたいですが……」

「『アズーリ』の方が一撃特化型だね。安定性なら『クリムゾン』だ。どちらも換装前の銃が持つ貫通能力を有してるから、そこは心配無用だ」

・神器「クリムゾン改二」
HP+100、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正110、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+2倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定3回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続、継続3回まで)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる

・神器「アズーリ」
HP+120、全パラメータ+3、ダメージ修正120、ダメージ軽減30、コンマ修正30
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+4倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵7人まで同時攻撃可能、命中判定2回
1ターン消費で「究極形態」使用可、ダメージが無条件で30倍
(最低ダメージ保証10000、ただし狂気度上昇の恐れあり、周辺への影響大のため使用不可の場合も。この時限定でクリティカル倍率2倍固定)

※訂正します。

・神器「クリムゾン改二」
HP+100、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正110、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+2倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定3回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続、継続3回まで)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる

・神器「アズーリ」
HP+120、全パラメータ+3、ダメージ修正150、ダメージ軽減30、コンマ修正30
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+4倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵7人まで同時攻撃可能、命中判定2回
1ターン消費で「究極形態」使用可、ダメージが無条件で30倍
(最低ダメージ保証10000、ただし狂気度上昇の恐れあり、周辺への影響大のため使用不可の場合も。この時限定でクリティカル倍率2倍固定)

※誰がどれを装備しますか?

安価下5まで多数決、考察不要

うーんと唸った後、カレンが蒼の銃を取った。

「せっかくだから、私はこれを選ぶわ。後は、クリムゾンだけど……」

マルコが恐る恐る手を上げた。

「じゃあ、僕もせっかくなので……でも、これで足手まといにならずに済みそうですね」

※40以下で口調変化(コンマ下1、2)
※30以上で能力限界突破・奥義習得可能に(コンマ下3、4)

※二人とも「せっかくだから~」など妙な口調に
※二人とも上限突破、奥義習得可能に(覚醒カウンタ0)

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 303+170(473)
筋力 10+3(13)
知力 18+5(23)
賢さ 10+3(13)
器用さ 20+5(25)
耐久力 14+7(21)
魅力 9+5(139)
好感度 182

コンマ修正 50
ダメージ補正 180
ダメージ軽減 75

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

【装備】
・神器「アズーリ」
HP+120、全パラメータ+3、ダメージ修正150、ダメージ軽減30、コンマ修正30
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+4倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵7人まで同時攻撃可能、命中判定2回
1ターン消費で「究極形態」使用可、ダメージが無条件で30倍
(最低ダメージ保証10000、ただし狂気度上昇の恐れあり、周辺への影響大のため使用不可の場合も。この時限定でクリティカル倍率2倍固定)
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

マルコ(持ち越し2p)

HP 243+250(493)
筋力 7+6(13)
知力 15+13(28)
器用さ 10+7(17)
賢さ 10+4(14)
耐久力 11+11(21)
魅力 16+8(21)
好感度 168

コンマ修整 55
ダメージ修整 180
ダメージ軽減 150

(技能)
・鑑定
持ち物を鑑定できる(ノワールと同一)

・口車
戦闘開始時に時間を稼ぐことが場合によって可能、魔物相手は不可

・爆薬知識
後衛から爆弾攻撃をした場合ダメージ×1.5

・魔道具知識(new)
発動型武器(銃含む)のダメージ1.5倍

・魅惑のまなざし
1日1度、魅力関連の判定を強制成功

(装備)
・神器「クリムゾン改二」
HP+100、知力、器用さ、耐久力+5、ダメージ修正110、ダメージ軽減20、コンマ修正25
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+2倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵5人まで同時攻撃可能、命中判定3回
クリティカル時に連射攻撃(30以上で継続、継続3回まで)
1戦闘につき一回だけ麻酔弾発射可能、運用は地獄嵐に準ずる

・龍革のジャケット
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減35、腕力、耐久力+2

・神器「ドル・ローミンの鉢金」
HP+35、知力、賢さ、魅力+4、コンマ修正15、ダメージ修正10、ダメージ軽減40
戦闘時1回のみ体力全回復、致死ダメージの際は自動的に発動
1日1回のみ、パーティ全員のHPを半分回復(1ターン消費)
1階層につき一度、自動探査。判定に成功で階段までの最短距離と敵の遭遇可能性が分かる
治癒術が使える(コンマ+50、最低90)

・革手袋「カンベレグ」 HP+15、知力、耐久力+2、コンマ修正5、ダメージ修正20、ダメージ軽減15

・龍革の靴
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減20、腕力、器用さ、魅力+2

・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

・指輪「ネンヤ・レプリカ」
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、腕力、耐久力+2

少し休憩。

……メイン二人より強いような。

訂正。奥義反映を忘れていました。

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 303+170(473)
筋力 10+3(13)
知力 18+5(23)
賢さ 10+3(13)
器用さ 20+5(25)
耐久力 14+7(21)
魅力 9+5(139)
好感度 182

コンマ修正 50
ダメージ補正 180
ダメージ軽減 75

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

・(奥義)真・見切りの極意
戦闘時2回だけ確定回避かつその後確定カウンター発動

【装備】
・神器「アズーリ」
HP+120、全パラメータ+3、ダメージ修正150、ダメージ軽減30、コンマ修正30
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+4倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵7人まで同時攻撃可能、命中判定2回
1ターン消費で「究極形態」使用可、ダメージが無条件で30倍
(最低ダメージ保証10000、ただし狂気度上昇の恐れあり、周辺への影響大のため使用不可の場合も。この時限定でクリティカル倍率2倍固定)
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

サイファーが防御以外は器用貧乏だし、ノワール万能型だしで、銃特化型のカレンが追い抜くのは当然とはいえ、化け物じみてきたな。
マルコは戦闘スキルの差で、サイファー以下だと思うけど、元の世界に帰るころにはヘカテルクラスにはなりそう。

つーかクリムゾンを話の軸にしたせいで銃持ちが強くなりすぎちゃった気がする

ヴォーパルと復讐者が00奇数で逝ったのもあるからそこらへんはしゃーないのかも

>>575
覚醒カウンタがありますし、超特殊能力があるのでまだ面目は保ってるはずです。
ただ、瞬間火力は明らかに火蓮ですね。

>>576
二人とも最終装備かと思いますので、後で追い付くんじゃないでしょうか。

>>577
あれ以上の武器は2、3しかないです。出るかは分かりません。

##########

「で、どうすんの?この後」

朝食のパンをかじりながらナージャが言う。サイカワまで合流し、俺たちの座るテーブルはにわかに賑やかになった。

「一度レンタロウの所でクエルボ対策を練るつもりだが、時間は夜だ。一度レンタロウの家に飛んで、そこからアマミヤという奴の事務所だな。
サイカワに潜り込ませている間は、近場で待機だ」

「まあ、それはいいんだけどさ。まさかローマンやらフレールやらも引き連れて行くわけ?」

※80以上でローマン同行(コンマ下)
※95以上でフレール同行(コンマ下2)

ともにファンブルなし

※二人とも同行せず

「いや、二人とも同行はしないらしい。ネーロさんに聞いたが、ローマンも研究チームに加わったということだ。『どうしても仕上げたいことがある』だそうだ。
フレールはリハビリでしばらく鍛え直すらしいな。まあ、当然だろう」

「なるほどね。じゃあ、後は行ってからの動向次第か」

「そういうことになるな」

思えば随分長くここにいたものだ。……地下で日の光を浴びないのは辛いが、居心地は決して悪くはなかった。
また戻るだろうとはいえ、少し感傷的になる。しばしのお別れ、というわけか。

##########

※どこに飛びますか?

1 本郷
2 芝公園のレンタロウ宅
3 その他自由安価

安価下3多数決、考察不要

上は取り消します。失礼しました。

※二人とも同行せず

「いや、二人とも同行はしないらしい。ネーロさんに聞いたが、ローマンも研究チームに加わったということだ。『どうしても仕上げたいことがある』だそうだ。
フレールはリハビリでしばらく鍛え直すらしいな。まあ、当然だろう」

「なるほどね。じゃあ、後は行ってからの動向次第か」

「そういうことになるな」

思えば随分長くここにいたものだ。……地下で日の光を浴びないのは辛いが、居心地は決して悪くはなかった。
また戻るだろうとはいえ、少し感傷的になる。しばしのお別れ、というわけか。

##########

01~30 予知発動
31~50 リナのみ
51~75 リナと蓮太郎
76~90 リナと蓮太郎、トニー
91~99 リナと蓮太郎、トニー、滝

今日はここまで。

カレンに至っては不意打ち時のクリティカルだと合計倍率84倍だな

>>588
あ、そうですねえ……やり過ぎたかもです。
少し調整入れるかもしれません。最大ダメージが3万ぐらいに収まる感じにしたいので。(究極形態のダメージはこの限りでないです)

今後のメインの敵は設定上前作より強いので、多少はインフレさせてもいいかなとは思っていますが。

調整が難しいところではある

こうします。

山田火蓮(持ち越し0P)

HP 303+170(473)
筋力 10+3(13)
知力 18+5(23)
賢さ 10+3(13)
器用さ 20+5(25)
耐久力 14+7(21)
魅力 9+5(139)
好感度 182

コンマ修正 50
ダメージ補正 150
ダメージ軽減 75

【技能】
・二刀流(近接のみ)
1ターン2回攻撃、命中にはペナルティあり

・連射(遠距離のみ)
クリティカル時に継続率40%で次の攻撃が可能

・隠密行動
1ターン使って戦線離脱、次の攻撃が必中

・急所狙い
クリティカル倍率×3

・集中(性能向上)
狙撃時クリティカル確率がダメージ判定時75以上で発生
連射時のクリティカルにも適用

・跳弾
確定2回攻撃(銃装備時)
(接近戦時の2回攻撃は未解禁です)

・弱点看破(性能向上)
戦闘開始時、知力判定成功でダメージ×1.5
ゾロ目か80以上で全員に共有

・(奥義)真・見切りの極意
戦闘時2回だけ確定回避かつその後確定カウンター発動

【装備】
・神器「アズーリ」
HP+120、全パラメータ+3、ダメージ修正120、ダメージ軽減30、コンマ修正30
命中とダメージ修正には知力を利用、通常時クリティカルが90以上
常時ダメージ3倍、不意討ち時ダメージ2倍、クリティカル倍率+3倍
遠距離攻撃可、魔力無効と判明した場合は実弾攻撃に、相手防御補正を貫通
敵7人まで同時攻撃可能、命中判定2回
1ターン消費で「究極形態」使用可、ダメージが無条件で30倍
(最低ダメージ保証10000、ただし狂気度上昇の恐れあり、周辺への影響大のため使用不可の場合も。この時限定でクリティカル倍率2倍固定)
・チタニウム合金ダガー×2
ダメージ修整15(接近時)
・ミドルの狩猟用グローブ
HP+30、ダメージ修正10、ダメージ軽減25、耐久力+4
・ケプラージャケット
ダメージ軽減10
・指輪『ヴィルヤ・レプリカ』
HP+20、コンマ修正5、ダメージ修正10、ダメージ軽減10、知力、魅力+2

>>593
まあ元々出るはずがない武器なので……

そもそもちゃんとした戦闘になる敵はそんなに残り多くもないのですけどね。多分○○○からの刺客があるので、10人ちょいかな、と。

クリムゾン改二との倍率の差別化はしない感じか

>>596
クリムゾンのクリティカル倍率を+1倍に戻すとちょうどいい感じかもですね。

再開します。比嘉もまた怪物でしたね。

「来たね。……君は初めまして、かな」

レンタロウはサイカワに向けて手を差し伸べた。彼女は戸惑いながら、それを握る。

「あ……初めまして」

「緊張しなくていい。まあ、散々敵だと刷り込まれてきた人間の前だ。対応が難しいのは分かる。
リナ、皆さんにお茶を」

レンタロウはソファに座るよう促した。

「すみません、大人数で押し掛けてしまって。ご迷惑では?」

「とんでもない。こちらこそ色々助かっているところだよ。
今日は久々に休日が取れた。リナも僕の手伝いで多忙だったしな」

リナが紅茶が入ったカップを俺たちの前に置いた。花のような香りが広がる。

「蓮太郎さんの秘書兼ボディーガード、ですものね。
でも、やっとちょっと落ち着いたわ。私も少し羽根を伸ばしたいところだけど。
マエザキさんの所の温泉にでも行こうかしら?落ち着いたらでいいけど」

「そうだね。君の宝石の中の『ヘルラ』さんの前世……とでも言えばいいのかな。そういう人も滞在してる。
まあ、もう少し経ったらだね」

レンタロウが一口紅茶を飲んで切り出した。

「話は火蓮に聞いたよ。クエルボの情報がないかを探そう、ということらしいね。
確かに、石上と山下組は組んでいたし、天宮芸能事務所が関係が深いというのも認識はしていた。
もちろん、彼らが実質的な売春を通して、芸能界のみならず裏社会や政界と繋がっていたというのもね。
だが、決定的な証拠は掴めずじまいだった。だから、君らのやろうとしていることは基本的には支持したい。
……問題は、どこまで海外の案件と繋がっているか、だ」

俺は頷いた。

「そこは確かに気掛かりです。ただ、英語ができる『ホタル』という子がいたので、多分顧客にはそういうのがいたとは推測してます。
彼女から聞いた話では、海外にも事業を展開するこの国で最大規模の事務所と聞いてます。可能性は高いかと」

※75以上で追加情報

※追加情報なし

「まあ、あくまで可能性の問題、かな。蓋を開けてみなければ、猫が生きているか死んでいるかは分からない。
……その子を囮に使うということだが、君はそれでいいのかな?」

サイカワは頷き、レンタロウを真っすぐな目で見る。

「ええ。……まだあの子たちのような子たちが出るかもしれないなら、私はそれを止めたい。
一警官としての、素直な感情に従ったまでです」

レンタロウが微笑んだ。

「……いい目だね。君のような人材を失わなかったのは、国家にとって僥倖だ。
逆に、だからこそ石上は君を騙し、『爆弾』にして消そうと思ったのかもしれないが」

※70以上で追加アイテムが犀川に


※追加アイテムなし

「とにかく、健闘を祈る。終わったら、またここに来てくれ。下の会議室を押さえてある。
トニー・フッド氏や弟も来るはずだ」

「分かりました。俺たちはどこで待つ感じになりますか?」

リナが俺の方を見た。

「天宮芸能事務所は六本木ヒルズにあるわ。
ヒルズで帯刀とか銃を持ち歩くわけにもいかないから、一応待機用の部屋をグランドワイアットに抑えておいた。
そこから外出するなりデートするなりは自由だけど、基本はヒルズ内で行動して。
何か情報があれば、犀川さんから連絡が来るはずよ。それをもって動く感じになるでしょうね。
……あ、犀川さん。危なくなったらすぐに彼らに連絡して。万一ということもあるし。
言うまでもないけど、彼らは荒事には慣れてるわ。信頼して大丈夫よ」

あ、と彼女が声を上げた。

「そう言えば、服を用意しないと。あなたのその服じゃ、ちょっと芸能界って感じじゃないわよね。
私が少し見繕ってあげる。背も結構高いし、サイズは合う……かも」

……

01~25 リナの私服のセンスが悪い
25~40 やや胸のサイズが合わない
41~80 清楚で上品なワンピース
81~99 かなり凝ったデザインのドレス

しばらくして、リナに連れられたサイカワが戻ってきた。白のワンピースを着ている。
清楚で上品な印象を与えるが、少し表情が冴えない。
さっきまでのモノトーンの紺色の服よりは、大分いいと思うが……。

「……胸のところがが少し合わないですね。どうしても胸元が……」

「うーん、私はEあるから……。まあ、少し見えた方がいいかもしれないし、我慢してね」

リナが苦笑した。とにかく、あとはサイカワに任せるしかない。

※以下、犀川視点です。

「アポイントメントがあった、北様と犀川様ですね。どうぞこちらへ」

私と火蓮さんは応接間に通された。虎の毛皮やごてごてとした水晶などが置かれた、成金趣味が全開の部屋だ。
私は軽く顔をしかめながら、ソファに座った。

火蓮さんは「北」という偽名のフリーのスカウトマンということになっている。
専務の天宮弦とのコネは、山下組の死んだ若頭、筑摩から得たという設定だ。
もはや壊滅しつつある組織だけど、それなりの説得力はあると思う。

待ち合わせの時間からしばらく待つと、人当たりのの良さそうな長身の若い男性が部屋に入ってきた。

「すみません、随分バタバタしていて。父がああいう形で亡くなったのは昨日ですから。
社内体制も、とりあえず僕が社長になるということしか決まっていないもので……。
そちらも、筑摩さんが亡くなって大変なのでは?」

火蓮さんは静かに首を振った。

「山下組はもうダメですね。私も別のパトロンを見つけないと。
ただ、その中でこの子を見つけたのはラッキーでした。れむさん、ご挨拶を」

私は立ち上がり、大きく礼をした。

「犀川れむ、21歳。大学生です。よろしくお願いします」

天宮専務は満足そうに微笑んだ。

「清楚系だね。女優志望?」

「……ええ。でも歌手でも何でもやるつもりです」

「そうか」

さっと彼は私の上から下までを見た。

※40以下で服のサイズが合っていないのを指摘される

※気付いていない、ないしは気にしていない

「うん、確かに素晴らしい素材だと思う。筑摩さんはえげつないことも平気でする人だけど、女の子を見る目はあった。
彼の一任を受けていたというのも、決して嘘ではないみたいですね」

「ありがとうございます。光栄です」

火蓮さんが頭を下げた。まず、第一関門は突破という感じか。

「問題は、この子が僕たちの事務所で採用するに値する子かどうか、です。
ルックスは十分、いや十二分だ。歳の割に落ち着いているし、上品な色気もある。
だが、父さんが死んでこの事務所も色々動揺しています
……特に、山下組とのゴルフ中に組長ごと死んだのがバレたら、確実にこの事務所は『飛ぶ』。
TV局やら何やらに手を回して『一般男性』で処理してもらったけど、もうフリーランスの連中は嗅ぎ付けてる」

それは私も知っていた。ちらりと聞いたけど、トニーさんは最初この情報ごとリークするつもりだったらしい。
だけど、私がここに潜入するということになって、しばらく泳がせる方向に転換したとのことだった。
利用できるうちは、この事務所を利用してやろうということらしい。

「だから、ここで売り出す女優……ないしはアイドルは、絶対に外しちゃいけない。しかもすぐにバズるような形にしないとダメなんです
だから一回、北さんは席を外してくれませんか。二人きりで話がしたい」

火蓮さんと私は、視線を合わせた。ここまでは計画通り。
後は、私がどう彼の懐に潜り込むかだ。

「分かりました。では、外でお待ちしております」

火蓮さんが外に出ていく。

…………

……

01~05 ????????????????
06~15 さて、お互いお芝居は終わりにしようか
16~40 まずはテストだ
41~75 さて、少し話をしようか
76~90 というのは建前だ
91~99 さて、お互いお芝居は終わりにしようか

「まずはテストだ。ちょっと、この台本を読んでくれないか?」

専務は私に一冊の本を渡した。何かのドラマの台本のようだ。

「これを今から読むんですか?」

「そうだ。さっきも言ったけど、君のルックスは問題ない。だけど、こっちもそんなに余裕があるわけじゃない。
売れるには、ルックスだけじゃダメだ。光るものが一つ欲しい。その適正を見よう、という話だ」

私は戸惑った。思っていたよりずっと本格的だ。もちろん、台本なんて読んだこともない。
だけど、ここはひとまずやるしかない。

専務は私の横に来て台本を開いた。

「このシーンだ。一度、やってくれ」

70-知力(30)=40以上で一応の成功、本成功には80以上

ごめんなさい、前提ミスです。
70-知力(20)=50以上、80以上が本成功でした。やり直します。

あれ、どの道成功の場合はそのまま採用じゃなかったっけ?今回の94みたいに

>>617
あ、そうでしたね。失礼しました。そのままにします。

私は本にさっと目を通した。……親を亡くした娘が、想い人がその元凶であると知るシーンだった。

……つい最近、私はこれに限りなく近い経験をしている。思い出すのも嫌だけど、これなら何とかできそうだった。
できる限り、感情を声と動作に乗せて私は演じた。一通りやり終えると、専務が少し驚いたような表情で私を見る。

「……驚いたね。少し粗削りだけど、確かに才能はあるようだ。
筑摩さんからのルートの子はルックス重視が多かったけど、君はそれだけじゃなさそうだ。十分やれると思う。
一応、念のため歌も歌ってくれないか?両方できれば、鬼に金棒だ」

今度は歌か。これも少し自信がない。……でも、やるだけやってみよう。

70-魅力(23)=47以上で魅惑の眼差し発動せず、80以上なら……?

流れた曲は、一昔前の流行曲だった。アイドルが歌うような、歌いやすい曲ではない。転調が何回もある、相当厄介な曲だ。

……でも、これも私はよく知っている。なぜなら、私が一番好きな歌手の曲だったからだ。
これなら何とかなる。そう思って、私はその曲を歌い切った。

終わると、専務が呆然としている。

「……驚いた。本物の金の卵じゃないか。まだこんな子が眠っているとは」

「採用、ですか?」

興奮したように、専務は私の手を握った。目は熱っぽく、私の目を見つめている。

「勿論だ!是非、うちに来てくれ。君なら、どっちで売り出しても十二分に行ける。
せっかくだから、この後ランチでもどうかな?君のことを、もう少し知りたくなった」

私は戸惑った。ここまで食いつくとは。ただ、断る理由はない。何より、彼に食い込むのが今回の最大の目的だ。
アイドルや女優としての才能を評価してもらったのは嬉しいけど、そうなるつもりはないのだ。

「え、ええ……喜んで」

#############

「今の所、計画は順調です。……ええ、今サイファーさんたちのいるホテルワイアットにいます。
変なことはないとは思いますけど、一応リストランテ『ZAI』にいるので」

私はトイレを口実に席を外すと、サイファーさんに一報を入れた。
火蓮さんは、報酬――300万円を現金でだ――を渡され、既に帰されている。何度も何度も礼を言う専務が印象的だった。

蛍という子は、「悪い人ではない」と専務を評していた。確かに、ここまでの彼に悪印象はない。
あくまで「女優や歌手の素材」として私を扱っているし、やり方も相応に真摯だ。
ランチに1対1というのはやり過ぎな気がしないでもないけど、ホテルの部屋に連れ込まれるよりはずっとマシだ。
案外、この人は本当にちゃんとした人なのかもしれない。

「すみません、遅くなりました」

「大丈夫。まだアンパティストが来たところだ。食前のスプマンテで乾杯しよう。
君と、僕ら天宮芸能事務所の未来を願って。乾杯」

チン、とグラスがぶつかる音が鳴る。私はその発泡酒を、一気に飲み干した。

「こちらこそ、ありがとうございます。……高いでしょう?ここ」

私は辺りを見回した。1組のカップルが、少し離れた所にいる。サイファーさんとノワールさんだ。

「いやいや、君は気にしなくていい。しかし、あまり君のような子は見ないんだよ。
大体芸能界に入ろうとする子は、ギラギラしているか、あるいはちやほやされていてどこか勘違いしているかどっちかだ。
だが、君は違う。控えめだし、歳の割には随分落ち着いている。芸能界に、何故入ろうと?」

「……何事も、経験かなと思って。どうせ通らないと思ってましたし。……だから、こういうことになって、ちょっと驚いてます」

私は事前に用意していた回答をした。専務は頷く。

「T大だってね。もちろんT大の芸能人自体に希少価値があるんだけど、それにしても珍しいタイプだ」

彼は私の目をじっと見つめる。……天彦……いや、薬師寺以外でこんなに男の人から見つめられたことはない。
この人自身、相当な美形だ。年齢は31と聞いていたけど、ほとんどの女の子はコロッと行ってしまうだろう。
……ダメだ、勘違いしないようにしなければ。私は改めて心に刻んだ。

「そうでしょうか。……お父様の件は、残念でしたね」

01~20 本当にそうだよ
21~80 ……そうだね
81~99 実は……

「本当にそうだ。……山下組の後ろ盾があって、僕たちは成長できていた。
だけど、それはもうない。逆に、かなり危ない所まで来てしまっている」

専務の顔が、初めて歪んだ。これは……

「暴力団との関係なんて、マズいと思うのですけど」

70-魅力(23)=47以上で魅惑の眼差し発動せず

※魅惑の眼差し発動

専務は一瞬「しまった」という表情を浮かべたが、そのまま苦笑した。

「……君の言う通りだよ。だが、大昔から――それこそ江戸時代から裏社会と芸能は切っても切れない関係だった。
それは今でもそうさ。持ちつ持たれつ、の関係だから。父さんは、そこをとてもよく分かっていた」

「専務も、それを受け継ぐおつもりなんですか?」

70-魅力(23)=47以上で成功

※82…成功、追加判定

75以上なら……

※完全善人ルートは否定

「……父さんが死ぬまではそう考えていた。だが、現実を見ないといけない。
だからこそ、君が必要だというわけだ」

専務は苦笑した。……なるほど、この人という人が少し見えてきた。

基本はビジネスマンなのだ。人たらしの技術はさすがに相応にある。
でも、完全に善人かというとそうでもない。多分、やはりこの人は女の子を売り渡すビジネスのことを知っている。
自分のビジネスのためなら、女の子を売れる人なのだ。

私は少し安堵した。……よかった、これで任務と割り切れる。

ただ、とするとこの後どうすべきだろう?彼は私のことを買っている。……勘違いなのか、私が気付かなかっただけなのかは別として。
逆にだからこそ、このランチの後はそのまま別れるはずだ。このままでは、今日中に彼の懐に入り込み、得意先の情報を得るのは覚束ない。

とすると、正体を明かす?彼はビジネスマンだ。
取引には応じる可能性はあるけど、態度を硬化させる可能性もかなり高そうだ。
あるいは、彼の良心に訴えかけるか。枕営業に対して異論があるなら、あくまで「ビジネスの観点」からリストを教えてくれるかもしれない。
色仕掛けも一手ではある。この上の部屋に二人で行けば、あるいは……だが。

1 このまま食事をして終了
2 正体を明かして取引
3 枕営業に対する考え方を聞く
4 色仕掛けで落とす
5 近くにいるサイファーたちに合図、強引に確保
6 その他自由安価

0000から翌朝までの多数決、考察必要



では、投票開始です。

上げます。

確かモハーベ鉱山を攻めるのは(作中時間で)明日だっけ?それを考えると勝負に出るなら出なきゃいけないとこじゃないかなぁ
ひとまず話の足がかりとして3、後は話できそうなら2or態度が堅いようなら5に繋ぐ感じで

>>639
明日深夜なのでまだ1日半はある計算です。もう1日半しかないとも言えますが。

3で決定します。昼に少し更新。
なお1週間ほど更新ペースは落ちます。

「……ヤクザ、って言えば、枕営業とかも……あるんですよね」

私はできるだけうぶな女子大生を演じながら言った。彼が自発的に話す人間なのかどうかは、見極めなければ。

「もちろんある。ああ、君は手元に置くから心配しなくていい」

「これからも……続けるつもりなんですか?」

01~40 必要があれば
41~70 悩んではいる
71~99 いや

彼はカプレーゼを放り込み、しばらく黙り込む。そして、それを飲み込むと躊躇いがちに口を開いた。

「……悩んではいる。父さんが、女の子たちを使って権力を広げてきたのは十分知ってる。……うちの看板シンガー『HIBIKI』も、そうやって使ってもらえるようなった」

「HIBIKI」もなのか。私は軽い驚きを感じた。彼女の曲から感じられるほのかな絶望は、そういうことだったわけか。

「……ショックだったみたいだね。だが、僕も共犯だ。父さんを止めようともしなかったのだから。
ただ、このやり方はもうやめるべき時に来たのかもしれない。父さんの死の真相がバレたら、会社は一環の終わりだ。今は周りにも事故死と伝えてるけど、もう裏と繋がるのは危ない。
ただ、一方でテレビ局や代理店、海外の客の需要が強いのも確かだ。枕の斡旋を続けなければ、彼らは掌を返して僕らのスキャンダルを暴きに来るだろうね」

「……でも、女の子がかわいそうです」

彼の目を見る。彼は運ばれてきたカラスミのパスタをフォークに黙って巻き付けている。

彼に何を言うべきだろう?

1 隠していたことがあります(正体を明かす、リスト入手確率???)
2 ごめんなさい(サイファーたちに合図して確保、リスト入手確率???)
3 差し出がましいようですが、それでもやめるべきです(外部者として撤退を勧める、リスト入手確率中だがイベント終了の恐れも)
4 話し出すまで待つ(リスト入手確率小、ローリスク)
5 この話、もっと詳しく聞かせてくれませんか?(リスト入手確率やや高、ただ今後の犀川の行動に大きな制限も。米国行き同行が付加になる可能性大)
6 その他自由安価

2100ぐらいまで多数決、考察必要

なお5は犀川が任務のために芸能人になり、天宮専務と組むルートです。念のため。

>>645
同行が付加→同行が不可です。失礼しました。

上げます。

もう一度上げます。

とここまで書いたけど父って死んだ一人であってるのかな

>>655
合ってますね。サイコパスかは未確定ですが、蛍が考えていたような聖人君主的な意味の「いい人」でないのだけは確定してます。
(それでも従来想定通りか、ややマトモな人物像にはなりそうです)

自由安価の着眼点すき

>>1的にはどうなんだろうね選択肢の時の自由安価って

再開します。654で。

>>660
たまに想定回答よりしっくり来るのを出されて驚くことはありますね。

「……それと……お父さんが亡くなられたこと自体には、悲しまないのですか?」

私は、彼と会ってずっと疑問だったことを訊いた。……彼は、これまで彼の死を悼んだり悲しんだりする様子を見せていない。
彼の人間性を見てから結論を出しても、遅くはないと思ったのだ。

※コンマ÷4で決定
余り1 ……正直言うと、せいせいしている
余り2 悲しくないように見えたか……
余り3 悲しいと言えば悲しいが、悲しくない言えば悲しくないな
4の倍数 ……悲しくはないな

天宮専務は少し驚いたような表情を見せた後、苦笑した。

「……悲しくないように見えたか……。なるほど、相当重症のようだね」

「重症?」

彼は頷いた。

「僕は子役だったんだよ。本名の『天宮弦』ではなく、『月宮ゆずる』としてドラマとかに出ていた。
自慢するわけじゃないが、天才と呼ばれていたこともある。……まあ、君ぐらいの年齢じゃ知らないだろうが」

※50以上で知っている、ファンブルなし

※知っている

……知っている。確か、子供向け特撮番組で主役の若手俳優を完全に食ってしまった子だ。
私が子供の頃だけど、そんな名前の子役がいたのは知ってる。確か、15になるかどうかくらいで消えたはずだ。

私は……

1 黙っている
2 いえ、知っています

※多数決ではありません。考察不要

「……いえ、知っています。あの『マスク・ドライバー』シリーズに出てた。
ドラマにもあの後よく出てたから、覚えています。……あなただったんですか」

専務は私をじっと見る。

……

50以下で???

※怪しまれる

「……君、本当に21か?僕が現役の時、君はまだ幼稚園だったはずだ。……何か隠してないか?」

彼の目が一気に鋭くなった。……しまった。私は21歳の女子大生という設定だったはず。彼が怪しむのも当然だ。

私の背中に冷たいものが滲んだ。動揺は顔に出てはいないか?「特強」での訓練で、感情を抑えるのには慣れていたはずだ。……私はつとめて冷静に答える。

「あ、『マスク・ドライバー』シリーズ好きなんです。特撮が好きで……。それで高校の時に知ったんですが……」

70-魅力(23)×2=24以上で一応の成功、47以上で完全成功

偶奇判定です。

奇数 完全失敗、追加判定で????
偶数 完全成功、リスト入手がほぼ確定

コンマ下3

彼の表情が少し固まった。しばらくすると、「そうか……」と言って彼は上を向く。……誤魔化しきれなかった?

しかし、彼から出たのは意外な言葉だった。

「……ありがとう。あんな作品でも、ちゃんと覚えてくれているファンはいたんだな。それも、君のような若い子にも。……少し、救われたよ」

「……どういうことなんです?」

彼はどこか寂しそうにフォークを置いた。……私は、彼がどの皿も一口しか口にしていないのにようやく気付いた。

「僕が子役をやめたのは15歳の時だ。……始めたのは0歳。生まれてからずっと、僕は演じることを求められ続けてきた。
父さんと母さんは、二人とも俳優や女優としては大成しなかった。だから事務所を開いて、拡大に躍起になったんだけど……
一人息子の僕には、どうしても自分たちが果たせなかった夢を託したがったんだろうな。親のエゴだけど、僕はそれに応えようと必死になった。というより、それしか知らなかったんだ」

彼は窓の外を見た。風景を見るというより、何か別の物を見ているようだ。

「僕は子役として成功した。キャリアは長いからね。僕より演技のできる子はいなかったし、両親も喜んでたよ。
……でも、僕はあまりに演じすぎた。『月宮ゆずる』という役を。そしてある日。……声が出なくなった。僕は突然、自分が誰か、分からなくなったんだ」

彼から表情が抜け落ちている。専務は私に向けて喋っているんじゃない。多分、自分自身に向けて喋っているんだ。

「……どうして」

彼は首を振った。

「今でも分からない。ただ、ある大御所俳優に『君の演技は怖い』と言われたのを思い出したよ。それは、僕に中身がないからなんだと思った。
……そして、母さんが死んだ。僕の未来に、絶望したんだろうね。僕は悲しいと思い込もうとしたけど、無理だった。僕は父さんと母さんが望む子供を演じてただけだから。中身はなかったんだ。
父さんは酷く悲しんだし、僕を酷く痛め付けた。……だから僕は言ったんだ。『僕が母さんの代わりになる』って。
つまり、『月宮ゆずる』から『天宮芸能事務所の跡取り』という役に、演じる役を変えただけなんだよ」

どこか合点が行った。どこかドライで現実主義なのも。少女に見せた優しさも、私に見せた情熱も。それは「天宮芸能事務所の専務」としてあるべき姿を、彼が演じた結果なのだ。それも、この上なく理想的に。

「どうして、そんな話を会ったばかりの私に?」

彼はふっと微笑んだ。

「……何でだろうね。君には知っておいて欲しいと思ったんだ。それと……『月宮ゆずる』が誰かの心にちゃんと残ってるのが、嬉しかったんだろうな」

……この人は壊れている。いや、初めからそうなのかもしれない。

でも、私は決してそれが悪いとは思わなかった。この人の根底に流れているのは……寂しさ。役ではなく、ちゃんと「天宮弦」を見てくれる人を、この人は求めてる。

そして、それに気付いた時。私は打ちのめされた気分になった。
この国のため、世界のため。私は重要な任務を任されている。しかし、それは彼を裏切ることにならないか?
さっきまで全くなかった罪悪感が、急に私の胸を襲っていた。

1 このまま会話を続ける
2 正体を明かす
3 専務の手を握る
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要

4
正体を明かした上でお互い演じるのをやめませんかという最初のコンマ判定にあった流れに持ってくとか?

上げます。

2と>>681で決選投票です。
安価下5多数決、考察不要。

なお、2と681では微妙に変わるはずです。

681で決定します。今日はここまで。

少し進めます。

……彼がここまで言ったのだ。私だけ「演じて」も仕方ない。何より、良心の限界だった。

「……お互い、もう演じるのはやめませんか」

私は彼の目を見た。敢えて女子大生らしくおどおどとしたふりをしていたが、もうそれは終わりだ。

「それはどういう意味?」

少し怪訝そうになった彼に、私は頭を下げる。

「ごめんなさい。……21歳というの、あれは嘘なんです。本当は25。大学生でもないの。本当の職業は、これ」

私は、滝議員からさっきもらったばかりの新しい名刺をテーブルに置いた。

「『警察庁 内閣官房付警部 犀川れむ』……警察だったのか」

唖然とした天宮専務に、私は頷く。

「……ごめんなさい。正体を明かさずに、騙しきろうと思えば騙せたわ。

でも、あなたの告白を聞いて、嘘は耐えられないと思った。あなたは自分を見せようとしているのに、私だけ『演じている』って、変じゃない?
だから、私も演技はもうやめたわ。あなたに失礼だと思うから。きっと、馬鹿な選択なんでしょうけど」

専務は……

01~15 嘘だ……ろ?
16~30 騙していたのか
31~60 そうか……
61~99 薄々、おかしいと思ってたけどね

再開します。

専務はふっと笑った。どこか晴れやかな顔をしている。

「そうか。薄々、どこか妙だと思ってたけどね。そこまで都合がいいことは、やはりなかったか」

「……気付いてたの?」

「あれ、と思うことはあった。年齢が決め手だったけど、服もそうだ。君のサイズに合ってないし、かといって色気を見せるタイプでもない。話しぶりも落ち着いてて、芸能界からは遠いタイプだとは思っていたよ。
ただ、決して悪い気分じゃない。君の才能は本物だ。君に騙されたのは、あくまで君の才能によるものだ。
いい夢を見れたよ。……僕の事務所に入りそうもないのが残念だけど」

専務は頭をポリポリとかいた。

「それは、『専務』としての意見、かしら」

「どうだろう、僕にもよく分からない。本当の自分がどういうキャラクターなのか分からないし、君に好ましいと思われる人物を演じた結果かもしれない。だけど、嘘ではないよ。
……にしても、警察か。父さんの件かな?あの人、事業を大きくするためなら何でもやったから。……僕も共犯だけどね」

彼は苦笑する。私は静かに首を振った。

「あなたの父の罪を問う必要はないわ。もう死んでいるわけだし、その程度で警察庁――厳密には官邸だけど――は動かない。あなたの事務所を潰そうとも考えてない。
詳しくは後で説明するけど、まず訊くわ。枕営業の顧客リストは、あなたの事務所にあるの?」

10以上である

※ある

彼は頷いた。

「確かにある。セキュリティは極秘に設定してるけど、僕なら権限がある。……しかし、どうしてこれを?やめるべきか、悩んでたのはそうだけど」

「ある要人の情報があるか探してるの。『ダニーロ・クエルボ』」

01~25 アメリカ大統領?
26~60 海外に顧客はいたけど……
61~85 ……どういうことかな
86~99 ……まさか??

専務はハッとした表情になった。

「……まさか、君の狙いは……!?」

私は声を落とした。

「ええ。クエルボ大統領のスキャンダル。石上副総理の失脚も絡んでる話よ。……ここじゃマズいから、場所を変えましょう」

私は右手をサイファーさんに向けて上げた。「協力が取れそうだ」という合図だ。二人がこちらに歩いてくる。

「サイファー・コットという。サイカワと一緒に動いている者だ。少し、俺たちがいる部屋まで来てくれないか?別に悪いようにはしない」

###########

※サイファー視点に戻しますか?
安価下、多数決ではありません。考察不要

※サイファー視点に戻します。絆効果が発生します。
※犀川視点のままだと、専務とのイベントが進行する予定でした

##########

「そういうことか。……理解を越えてるけど……君らの存在が証拠、というわけだね」

俺たちはアマミヤに一通り説明した。彼は衝撃を受けている様子だったが、何とかそれを飲み込んだようだ。

「そういうことだ。……あんたの父親を殺ったのについては、弁明しない。だが、ヤマシタグミを潰すにはやむを得ないことだったと理解してくれ」

50-魅力(16)×2=18以上で魅惑の眼差し発動せず

※クリティカル

アマミヤは苦笑した。

「それについては仕方ない。父さんは、あまりにやり過ぎた。育ててくれた恩はあるけど、たくさんの人に恨まれてたし、不幸にもしてきた。
……それに、最近何人かタレントの子が急に消えていた理由も分かった。竹下経産相がそういう人という噂はあったけど……父さんは、一線を越えてしまってたんだね」

「そういうことだな。あんたが話の分かる人間で良かった。もっと腹黒い男かと思っていたよ」

「それは間違ってないよ。ただ、商品を傷付けるのには、ずっと違和感があった。まして命まで奪われていたなんて……。気付かないなんて、お話にもならないな。
とにかく、蛍たちを救ってくれて本当にありがとう。特に蛍は世界で勝負できる子だ。犀川さんが来てくれれば、鬼に金棒だったんだけど……まあ、それはここまでにしようか。リストの件だね」

「ああ。事務所に行けば見れるということでいいか」

アマミヤは頷いた。

「そうだ。……その前に、一つ答えとくよ。クエルボ大統領は、リストにある。それは確かだ」

部屋にいる全員の表情に緊張が走った。やはりあったか。

「リストにあるのは、名前だけなの?」

01~30 確かそうだ
31~60 どうだろう
61~90 実は……
91~99 アマミヤが顔をしかめた

サイカワの問いに、アマミヤは首を振って否定した。

「いや。……実は父さんは、顧客がうちの子たちと寝た証拠を残していた、らしい。
いざという時の、脅しの材料にするつもりだったみたいだ。僕は見たことがないけど、父さんがそう漏らしたことがある。多分隠し撮りした画像か何かだと思う」

「……じゃあ、それをばらまけばかなりのスキャンダルにならない??やったね、サイファー!!」

ノワールは興奮した様子だ。しかし、カレンはまだ厳しい表情のままだ。

「喜ぶのはまだ早いですよ。多分、セキュリティを解くパスワードは知らないんじゃないですか?」

「そうだ。多分、そう簡単には突破できないと思う」

アマミヤは思案顔になった。こういう時は……

俺は電話を取り出した。

※10以上でトニー登場

※トニー登場

今日はここまで。ほぼ最善の流れですが……?

再開します。

############

「よう、何か別に動いてたようだな。クエルボの売春の証拠が出そうなんだって?」

トニーは青い短パンにシャツというラフな出で立ちでアマミヤの事務所に現れた。「あまり大人数で押し掛けるのも変だ」ということで、ノワールたち4人は部屋に待機してもらっている。

「そういうことだ。クエルボを追い込めるなら、無茶をしなくて済むかもしれないからな」

「道理だな。クエルボは叩けば埃が出るはずだが、イシガミ同様メディアを完全に押さえていて尻尾を出さなかった。その話がマジなら、状況はさらに好転するだろう」

アマミヤが不審そうにトニーを見た。

「この人は?」

「俺たちの協力者だ。名前は……」

「トニー・フッドだ。あんたの事務所のことは知ってる」

トニーが右手を差し出すと、アマミヤは戸惑いながらそれを握った。

「よ、よろしく。犀川さん、この人は?」

「元アメリカ政府関係者、とだけ言っておくわ。トニーさん、ハッキングを?」

トニーは頷いた。

「一応これでもエージェントの端くれなんでな。多少のセキュリティは突破できる。端末はこれか」

デスクの上に小型の端末がある。トニーはそれを何かの装置に繋ぎ、凄まじい早さで操作し始めた。

01~30 こりゃキツいな
31~60 網膜認証か……
61~99 解けたぜ

「……おし、セキュリティを突破したぜ」

30分ほどの後、トニーは大きな息と共に操作を終えた。

「ご丁寧に指紋認証までかけてやがった。難儀だったが、これで一応OKのはずだ」

彼が指差した画面には、全裸や半裸の女の子たちが男――多くは中年や老人だ――と一緒に映っている画像があった。

「……吐き気がするわね」

「同感だな。ローティーンも少なからずいる。……あんた、えらいのに手を貸していたな」

アマミヤは顔面蒼白になっている。

「……現場を見たことはなかったけど……病む子が多いわけだ」

「まあここでこいつを責めるのが目的じゃない。……クエルボはいるか?」

※10以上でいる、80以上で?????

※ある

「お……こいつだな」

トニーはある画像を表示した。そこには、金髪の初老の男が裸の少女の肩を抱いて笑っていた。

「日付は……2年前か。まだ大統領になる前だから、実業家として訪日した時のだな。だが、これでも十分だ。
女の子に見覚えはないが……ミス・サイカワ、知ってるか?」

「私は芸能界には疎いですから……天宮専務、この子は今でも所属してるの?」

※65以上で現在も活動中

中断します。なお、現役の方がさらに追い込めていました。

現役じゃなくとも女の子の年齢次第で追い詰められそう。当時は何歳だったかね

再開は2100以降です。

>>725
それも加味します。

90以上で明確にローティーン、ファンブルなし

※女の子は引退済み、明確なローティーンではない

では、また後程。

再開します。

「いや、この子はこの後退所したよ。……僕は気に入ってたけど、父さんがこいつの所に送った後に引退を申し入れてきた。今、どこにいるか……」

アマミヤの顔がさらに曇った。

「まあいい、上々の結果だ。ただ、これを素直にマスコミにばらまいても捏造だ何だと言われたらそこまでだがな。
理想は、記者会見を開いて全てを洗いざらい話すことだ。お前の事務所は潰れるだろうが、確実にクエルボは追い詰められる。
被害者の子を見つけて、同席……は酷としても何らかのメッセージを送ればさらに理想的だ。さて、ミスター・アマミヤ。覚悟はあるか?」

01~25 それは……できない
26~50 少し、考えさせてくれないか
51~85 ……分かった。
86~99 むしろ……

「……それは……できない」

振り絞るようにアマミヤが言った。

「どうして!?あなたも、あなたの父親の所業に怒っていたじゃない!?」

「……犀川さん、そういう問題じゃないんだよ。天宮芸能事務所は、あまりに大き過ぎる。たくさんのタレントや歌手を抱えてるし、上場だってしている。
僕だって、できることなら全てを明らかにしたい。だけど、その影響は……あまりに重すぎる。所属する子たちは路頭に迷うだろうし、『売春婦』と叩かれもするだろう。
株価は暴落するだろうし、そうなったら株主は多分黙っていない。父さんのやったことは許されるものじゃないけど、会社は潰せないんだ。……分かってくれ」

アマミヤは唇を噛み、下を向く。サイカワは、何かを言おうとしてやめた。……彼女にも、思うところがあるのだろうか。

「なるほど、な。言わんとしていることは分からなくはない。だが、お前の父親とヤマシタグミとの関係は、じきにバレるぞ?」

「それでもいい。その時は、僕が全ての責任を負うだけだ。タレントの子たちまで、汚名を着る必要はない」

俺はトニーと顔を見合わせた。これは、別の方法を模索するしかなさそうだ。

55-賢さ(18)=37以上で方針を思い付く

※思い付かず

少し考えたが、上手い方法が思い付かない。ただ、画像自体は入手できた。リストもあるが、アマミヤはタレントたちを守ろうとしている。
クエルボを揺さぶり、できれば失脚まで持っていくには、どうすればいいだろう?

※2300まで自由安価、考察必要
※ない場合はただのばらまきになります

※天宮を裏切る手もありますが、好感度ダウンは必至です。特に犀川からは相当恨まれるでしょう。

※行方不明の子を探すのは一手ですが、ご指摘通り自殺している可能性はあります。また、見つけてどうするかも問題です。

※一応、クエルボと写っている子は当時推定未成年(17~18)です。なお、蛍、恋は15、16ぐらいと思われます。

※米国行きまでの猶予は1日強です。そこまでに戦況を有利にするか、あるいは「行く必要すらないようにする」のが重要です。
(ミッション条件は、あくまで「クエルボ失脚」です)

※一応、ただばらまくだけでもダメージになるかもしれません。ただし、大体は捏造で処理されるのが落ちです。

※天宮の説得は大変です。魅惑の眼差し持ちがこの場に3人いますが、それでもかなり判定をこなさないといけません。
(というより、犀川が協力したがりません。彼女は彼女なりに、天宮の苦悩を理解してしまったためです)
また、タレントをどう守るかを必ず聞かれます。この点、天宮の言い分は相当もっともな所があります。

※筆者の想定回答は2つあります。どちらもコンマ次第です。片方はローリスク、もう片方はハイリスクです。

そもそも一国の大統領をそう簡単に失脚させられるかという問題がまずあるよなぁ。陰謀だなんだで攻撃してこないとも限らないし

>>741
ハイリスクの方法なら確実にできます。女性陣の誰かが体を張らないといけませんが。

というわけで現状はばら撒かずに向こうでクエルボを脅すための材料の一つとして取っておく

>>744
どう脅すか、いつ脅すか、脅して何をさせるかですね。

それを向こうで探るもんかと思ってた
もう一押し何か欲しいとこだし

話題からは逸れるけど竹下父等の適性者に抱かれたのが誰かとかはリストから分かるんかね。性行為を通してのオルディニウム汚染も心配なところ

>>747
それは分かります。ただ、生存者がいない気もしますが。

>>746
ということは、1日早く米国入りになりますでしょうか?

行き先は「現状」モハーベの研究所か鉱山しかないですが。

あくまで行き先は「現状」です。……つまり。

プレーンウォーク使いは3人います。この辺りがポイントです。

2330ぐらいまで締め切りを伸ばします。

リナではなくヘルラとしてプレーンウォークを発動?ジュリアンは世界が崩壊してある程度地形が変わってから産まれただろうから無理っぽい

締め切ります。

>>744>>756です。前日入りルートですね。

ついでで確かめられるだろうし>>747も聞けたら聞きたいな。万一生き残りいたら厄介だし

>>758
これは採用します。

(話題に出さなきゃスルーされてる問題もありそうだなぁ。良くも悪くも)

>>760
逆に言えば話題に出せば採用する、かもしれません。

少ししたらちょっと進めて終わりです。

ミッションとは関係ないけど天宮に、これからは演技なんか止めて自分の人生を生きることを勧めたいな。
犀川に言わせるべきか?

>>764
犀川視点なら言えましたが、サイファー視点なので無理ですね。

少しだけ進めます。

どうにも妙案がない。……まだ、情報が足りないということか。
ならば拙速に動くより、これを取引の材料として持つべきかもしれない。

「トニー、一度レンタロウの所に戻って考えよう。多分、追加で何か探らないといけない気がする」

「それもそうだが……どうやって?」

これ以上の情報は、多分この国ではダメだ。クエルボの国、アメリカに行くしかない。
しかし、ナージャが飛べるモハーベはベロンの手に落ちた。あそこに飛ぶのは自殺行為だ。行くなら、視察の時以外にない。では、手はないのか?

……あることはある。

俺はかつてヘルラ……俺たちの世界の方だ……が、アメリカのボストンという街にいたと話していたのを思い出した。彼女に頼めば、そこには連れていってくれるはずだ。

「一応、思い付きだが有力な方法はある。それも含めて、レンタロウの所に行かないとな」

行くなら、今日には行っておく必要がありそうだった。残された時間は少ない。

俺はふと、モニターを見た。タケシタ父の写真が、幾つかある。

そういえば……俺はノワールと交わったことで、新たな力を身に付けた。同じような奴が、他にもいるのか?

俺は思い付きで、アマミヤに訊く。

「すまん、最後になる。この男――タケシタだが。彼に抱かれてなお、消息が分かっている子はいるか?」

※20以下でいる

※いる

アマミヤは戸惑ったように頷いた。

「ああ。……この子と、この子は辞めたとマネジャーから連絡が入った。……彼女だけは、まだ辞めてないね」

悪寒が背筋を走った。

「その子はどこに??」

01~30 今、社内にいるはずだ
31~50 今、TVにいるはずだ
51~95 そういえば……??
96~99 ??????????

TV局、ですね。失礼しました。

「……そういえば、昨日から連絡が取れてない……??」

アマミヤは怪訝そうな表情になった。これは……まさか?
まずいことになってるかもしれない。その子の身が危険、というより……その子自体が適合者になっている可能性があった。

「すまん、その子の写真をくれ。彼女の名は??」

「伊賀陽菜。演技ができるアイドルとして、最近テレビにもよく出るようになった。TV局からの受けもいいが……彼女に問題が?」

「確定じゃない。だが……極めて危険かもしれない。あまり理解してもらえないだろうし、説明も後でするが……平たく言えば、彼女は『爆弾』になりうる存在だ。文字通りの」

俺は彼女の顔を見た。年不相応な雰囲気と、鋭い目付きが印象的な子だ。
彼女を確保しないと、まだこの国も安全とは言えそうもない。

※日本とアメリカで、一度分裂します。

今日はここまで。

相変わらず忘れられてる言語の壁君

再開は0900ぐらいから。

>>778
これは確信犯です。海外ビジネスをやっている関係上、天宮は英語を話せます。

再開を昼に延ばします。

にしても負の感情で覚醒の恐れがあったのにマルコはよく竹下が死んだことを話題にして時間稼ごうとしたな

再開します。

>>781
竹下父の性格上、すぐにプチっと来るタイプではないと踏んだ節があります。
勿論、覚醒リスクは承知の上でやったわけですが。

一応言うと、「そこまで簡単に覚醒はしません」。というより、元が悪であるほど覚醒しにくいようになってます。
逆に善人だと、怒りなどの負の感情であっさり覚醒まで行きます。長門はこのパターンです。○○○もそうです。

トニー初登場時、もし00奇数だとその意味でかなり危険でした。犀川は適合者ではないですが、それでも大変危険だったでしょう。
(瞬殺されたエリカにもリスクがありました)

そういやサイファー達の言語が英語に似てるって言ってたけど完全に同じわけではないんだよな。アメリカ英語とイギリス英語的な?

>>783
まあそんな程度です。単語も微妙に変わってます。

##########

「じゃあ、リストは押収するぞ。心配するな、お前の要望通り、外部には決して漏らさない」

俺の言葉を聞いて、アマミヤはサイカワを見た。何事かこの国の言葉で話した後、決心したように頷く。

「分かった。信頼するしかない、ね」

「感謝する。……また何かあるかもしれない、その時は協力頼む」

俺たちは部屋を去ろうと席を立った。アマミヤがサイカワを引き止め、少し何か話したが、その内容は俺には分からなかった。

部屋を出て、俺はサイカワに訊いた。

「……何を話したんだ?」

「……『早く幕が下りるといいわね』とだけ。大したことじゃないです」

サイカワの笑顔は、どこか寂しげにも見えた。

###########

「……というわけです」

俺たちはレンタロウの住む巨大な集合住宅――「マンション」というらしい――の会議室にいた。タキにレイラ、ヤムカイもいる。ムトウ総理には後で内容が伝達されるらしい。
一通り説明し終わると、誰のものともつかない溜め息が聞こえた。最初に口を開いたのは、議長役のレンタロウだった。

「その、伊賀って子は本当に危険なのかな」

ノワールが顔をしかめた。

「可能性は高いと思う。まず、オルディニウムの力は人から人へと伝染るものなの。……私からサイファーにも伝染ってる。
単なる接触じゃならないけど、その……セックスなら伝染するみたい。
イガって子、リストを見る限り何回もタケシタに抱かれてるわ。つまり、適合者になった上に彼の意思を継いでる可能性がある」

「エイズみたいなものか。……姿を消した目的はなんだろうな」

「さあ……復讐なのか何なのか……そこまでする価値のある子とも思えないけど。
ただ、適合者になったなら、常に暴走する可能性はある。そうよね、サイファー」

俺は頷いた。

「頭の中で『殺せ』という声か音のようなものが止まらなくなるんだ。彼女がイシガミやタケシタの側でなくても、確保はしないとまずい。一般人に被害が生じてからじゃ遅いからな。
ただ、クエルボの失脚に向けた何かをしないといけないのも確かだ。二手に分かれないといけなさそうだな」

「それも道理だ。……幸い、未成年者買春の画像は僕らの元にある。これを活かす形で、何かをするわけか」

俺はレンタロウを見た。

「ええ。ただ、情報が足りません。一度アメリカに行かねばいけませんが、いきなりモハーベは危険すぎる。
そこで『ヘルラ』さん。あなたの出番です」

「……私?」

リナの宝石が答えた。

「確か、ボストンという街にいたとか。そこに飛べませんか??」

01~20 場所、忘れてしまったわ
21~70 勿論
71~99 もっといい所がある

「勿論。そこに飛べばいいのね。ただ、モハーベ砂漠までは酷く距離があるわ。それはナージャ……というよりジュリアンの力が必要ね」

ナージャが頷いた。

「覚悟はできてます。ヘルラさん……というかリナとヘルラさんか。あなたたちもボストンってとこに行くんですか?」

40以上で参戦

※リナ参戦せず

リナは首を振った。

「ごめんなさい。……行きたいのは山々だけど。お腹に赤ちゃんがいるのが分かって……4カ月ですって。悪阻がなかったから気付かなかったけど、さすがに戦えないわ。
ゲートを開いたりするぐらいならいいけど、後方支援するぐらいしかできないわ」

「うーん……おめでとう、と言いたいけど……複雑な気分ね。じゃあ、今動けるのって誰なの?」

ナージャが俺に訊いた。

「俺にノワール、マルコにカレン、そしてナージャか。タキは問題ないか?」

「俺は大丈夫だ。……」

※85以上でレイラ参戦

滝がただの人間じゃないってのは家柄って意味だったのかそれとも生物学的になのか

※レイラ参戦せず

「さすがにレイラは連れてはいけないな。今はホテル暮らしだが……少し寂しくさせるが、いいか?」

レイラは静かに微笑んだ。

「いいですよ。その代わり……無事に戻って下されば」

「すまないな。……後、動けそうなのはトニーと犀川か。この8人で対処するわけだな。後は、どう振り分けるかだが……」

※2100ぐらいまで多数決。割り振りは片方で最高5人までとします(つまり、3:5か5:3か4:4です)。

※モハーベに行くならナージャの力が必要です。

※モハーベ鉱山内は防護服なしでは動けません。内部に行けるのは3人までです。(残りの1~2人は別行動になります)
防護服を着ていると魔法は使えません。なお、ノワールは魔法以外でもロッドでの攻撃はできます。

※伊賀の危険度は未知数です。完全に無害かもしれません。

絆効果も加味して選んでください。

>>800
まだ明かしません。

※考察は必要です。最大公約数的に決定します。票が少なすぎれば延長します。

なので前日は犀川トニーの情報収集特化、そこにサイファーノワールを護衛としてつける。

滝ナージャ火蓮マルコを伊賀確保に充てて、済み次第ナージャのプレーンウォークで合流させるという案はどうだろうか。

一応聞くけど日本側は連太郎とか前崎も支援してくれるよね?

>>806
勿論支援はつきます。問題は、一日で片付くかですね。

その時は必要なタイミングでナージャに電話かけてその時だけ来て貰えばいいし、プレーンウォーク要員ってだけで米の探索パーティに固定したくはないなー。

伊賀確保を途中で諦めるのはなしとはしませんが、バッドイベントも起きやすくなります。
1日で伊賀を確保できれば全戦力投入できますが、できなければ基本は分断戦です。

>>808
その考えはOKです。

後今のうちに確認しときたいけど簡易ゲートってモハーベ鉱山内でなら開けるのか?もしもの時の避難用に

>>811
それもできます。

上げます。

挙がってる案でいいんじゃないかな

滝とカレンは兄妹の絆みたいなの欲しいなぁ。滝もカレンのこと結構気遣ってたし

>>816
それはありますね。

再開します。806を採用。

俺は少し考え、口を開いた。

「とりあえず、大きく半分ずつに分けよう。イガの確保はこの国の言葉が通じるタキとカレン。それに補佐としてマルコとナージャで行こう。
俺とノワール、そしてトニーとサイカワでボストンに行く。ナージャは一応、行く時だけちょっと足を踏み入れておいてくれ。何かあったら、ボストンへのゲートを開けるようにだ。
目処が立ったらこちらから一度連絡してトウキョウに戻り、どうするか決める格好になるな」

「……となると、今行くと深夜未明ぐらいね。サイファーたちは少し仮眠を取って。蓮次郎さんは?」

「矢向を使って探ってみる。ただ、動くのは明朝からだな」

リナの言葉に、タキが頷いた。

「じゃあ皆、各自準備を。ホテルの部屋は取ってあるから、心配しなくていい……蓮次郎とレイラさんは、話があるから残ってくれ」

「話?」

怪訝そうに訊くタキに、レンジロウが苦笑した。

「極めて私的なことだよ。ま、サイファー君たちは気にしないでくれ。では、朗報を待ってるよ」

#############

※どちらのルートから先にやりますか?

1 日本
2 ボストン

安価下5多数決、考察不要

※誰視点にしますか?

安価下5多数決、考察不要

※ボストンルートはサイファー固定です

すんげぇどうでもいいのかもしれないけど1日1回制限って時差とかはどう考慮するんだ?

>>825
寝て起きたらリセットですね。
ボストン組は時差ボケ対策で仮眠取って行きますし、あまり気にしなくていいです。

滝視点で行きます。

###########

「……もう7時か」

目を擦りながら、軽く伸びをした。レイラは既に起きて、朝食を作っている。

「レンジロウさん、起きましたか?待ち合わせは、8時半では」

「ああ、すまない。少々寝すぎた。……しかし兄貴も心配性だな、俺たちがくっついた後のあれこれを説明するとは。あんなに長くなるとは思わなかった」

ふふ、とレイラが笑う。

「しょうがないですわ。私たちにはここの戸籍がないですから。そもそも、異世界人との婚姻は、お義兄様とリナさんで2件目とか」

「心配し過ぎだ。戸籍の申請、結婚の手続き。ガキじゃないんだから言われんでも分かる」

あの後、兄貴とリナが結婚することとそれまでの段取りを聞かされた。それ自体は別によかったが、俺たちの話になると随分懇切丁寧にレクチャーされ閉口した。
リナの宝石の中にいるヘルラも、色々アドバイスしていたが……どうにも過ごしてきた時が長過ぎるのか、少々お節介な気もする。

「まあ、レンジロウさんにも昔色々あったのは知ってますから。兄弟として、心配なんでしょうね。
……はい、目玉焼きです」

俺は卓上の塩を振りかけた。トリュフがフレーバーになっている。シンプルだが、旨い。

「……待ち合わせは9時にヒルズだったな。矢向がどこまで調べてくれているかだが……」

俺は矢向に連絡した。

01~15 電話に出ない
16~30 収穫なし、ですな
31~60 自宅までは分かりました
61~90 目撃情報が
91~99 ????????????

『矢向です。ちょうど連絡しようかと思っておったのですよ』

電話に出た矢向の声は、どこか明るい。収穫あり、か。

「すまないな。兄貴といい、無理をさせている」

『それが矢向家の務めですからな。……伊賀という女、目撃情報が』

「本当か?どこにいた」

これは僥倖だ。早めに決着がつくなら、越したことはない。

01~25 青山のマンション近辺です(??に影響あり)
26~50 六本木です(??に影響が出る可能性)
51~80 池袋です
81~99 ご自宅近く、麻布十番です

『青山で昨晩目撃が。それなりに信頼できる筋です、間違いないかと』

俺は何か胸騒ぎがした。虫の知らせ、と言っていいかもしれない。

俺はテレビを付ける。

※60以下で追加イベント、40以下で……?

※追加イベント、天宮死亡

テレビでは、朝のニュースショーが殺人事件を報じていた。……そこに出された名は。

「……天宮弦……!?殺されたのか??」

ニュースリポーターは、青山のマンションで天宮が殺されたと報じていた。サイファーたちが昨日会ったばかりだったはずだ。
天宮の話は聞いている。……自分をかつて売った天宮への復讐か?それとも……

電話にキャッチホンが入る。火蓮だ。

『兄さん?ニュースは……』

「見た。天宮が殺された。……しかも、セキュリティのきついマンションを突破して犯行に及んでいる。意図は不明だが、伊賀陽菜という女が危険な存在なのはもう確定だ。
至急、六本木に急ぐ。お前らも支度を」

###########

ヒルズは天宮の事務所があったこともあり、報道陣でごったがえしていた。その中、何とか火蓮たちと合流する。

「まさか……こんなことに」

彼女の顔は青ざめている。火蓮が話していたが、天宮は犀川を気に入っていたらしい。犀川がボストンに行っていたのは、不幸中の幸いであったかもしれない。

「全くだな。だが、殺害は昨晩深夜。青山からそう女一人で動けるものでもない。まして、彼女は目立つ」

俺はスマホに保存した彼女の画像を見た。彫りが深く、嫌でも目立つ顔だ。

「ただ……まだ警察には頼れないですよね。どうします?」

60-賢さ(18)=42以上でつてあり

※93…成功

「……一人、頼れそうな奴がいる。そいつに連絡を取ろう」

俺はその男に連絡を取る。7コール目で、彼はようやく出た。

奇数 刑部
偶数 新キャラ

『……誰だ』

陰気そうな声が聞こえる。

「すまない、矢向からの紹介だ。滝、と言えば分かるだろう」

長い無言の後、男は口を開く。

『……あんたは表で生きてりゃいい。……裏に頭を突っ込むな』

「それは分かる。……ただ、一つ知りたい。青山で殺しがあった。そいつは、恐らくホテルなどには泊まれない。
ヒットマンのあんたなら、あの近辺で隠れられそうな場所は知っているんじゃないか?」

刑部は黙った。

60-魅力(20)=40以上で成功

78…成功

『……なくはない。まず青山霊園。だが、あそこは身を隠すにしてもあまり長くはいれない。
本命は青山一丁目近くの廃ビルだ。確か、山下組が管理していた物件らしい。よく女を連れ込んで暴行する場所だとも聞いている。
……山下組は、壊滅したと聞いたが?』

「生憎だが、まだ問題因子がいた。今朝のニュースで、天宮芸能事務所の跡継ぎが殺されたのは聞いているだろう?そいつを俺たちは追っている。多分、警察では手に負えない」

『……なるほどな。だが、いつまでもそこに隠れているわけにもいかないだろう。
……別に目的があれば、そこに向かうかもしれないが』

俺は考えた。何故奴は、天宮を殺した?売春させていた事務所の跡継ぎだからか?
……何かが引っ掛かる。

1 青山一丁目のビルに向かう
2 この場に残って観察する
3 矢向が事前に調べていた伊賀の自宅に行く
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要

自分が売春してた事実を抹消したいとか?もしそうなら関係者皆殺し辺りが目的になりそうだが

俺はスマホのTwitterアプリを開いた。……伊賀はそこそこ有名なアイドルだ。目撃情報があればいいのだが……

※70以上である

※目撃情報あり

※目撃場所は……?

01~65 六本木
66~95 青山
96~99 ??????

投稿にはこうあった。時間は2分前とある。

"ひなっち、青山で発見!でも元気なくて、ちょっと心配~。声かけられなかったー。#伊賀陽菜"

まだ青山か。ならば、刑部が教えたビルに向かうのが正しい。

「何ですか、これは」

「人の呟きを読めるサービス、と言えば分かりやすいな。情報が掴めた、すぐ行くぞ」

戸惑うマルコに言い、俺は早足で歩き始めた。刑部からはメールで地図が送られている。六本木からなら、大江戸線で一駅。ほとんど時間をかけずに、着くことができるはずだ。

※95以上で???、ファンブルなし

※追加イベントなし

「ここだな」

15分後。俺たちは廃ビルの前にいた。「廃」とあるが、かつてはアパレル店舗が入っていたらしく、見た目はきれいだ。シャッターには「貸し店舗」と貼られている。

「でも、どうやってここに入るんですか?」

確かに、それは問題と言えた。少し回って観察してみる。

……

50以上で入口発見、中に入れる

※入口は開いている

裏に回ると、ドアが開いていた。これなら、中に入れる。
そして……これが意味することは。恐らく、中に誰かいるだろうということだ。

マルコが目を閉じて、何か集中している。……何をしているのだろう?

45-マルコ知力(28)=17以上で成功

90…成功

※中には……
01~05 ??????????
06~25 誰もいない
26~90 伊賀一人
91~99 伊賀の他、3人ぐらいいる

※クリティカル

奇数 昇格
偶数 ??????????

※昇格

今日はここまで。動機は大体これで確定しました。

>>853
そのルートもありましたが、どうやら違うようですね。

天宮専務南無

>>875
犀川を日本に残してた場合は、鬱展開必至でしたね。
恋愛感情とまではいかずとも、お互い何かしら感じあっていたのは確かなので。

それでも、天宮の死を知ったら相当堪えるでしょうね。

>>747は相当罪深いですな…

>>877
まあ仕方ないですね。あり得た話ですし、構想がないわけではなかったので。

再開します。

「中には4人……でも、3人は普通の人っぽいですね。どういうことでしょう?」

マルコが訝しげに言う。

「とりあえず、銃は準備しておけ。……行くぞ」

火蓮とマルコは、ギターケースから長銃を取り出した。俺とナージャという女も、懐から出した短銃を構える。

ビルの中は暗く、どこかすえた臭いがする。その臭いは地下から漂うもので、先に進むにつれさらに強くなっていた。
地下に向かうエスカレーターの下には明かりが見える。そこには……

01~20 干からびかけた男たちと、それを見下ろす女がいる
21~60 誰?
61~99 少女たちを少し年長の少女が慰めていた

地下の大きめのフロアでは、少し年長の少女がすすり泣く少女たちを慰めていた。遠間からだが、3人の少女は13か14ぐらいと見えた。

……よく見ると、フロアの隅にはベッドと、SMで使うような拘束台がある。そして、その近くには……バラバラにされた人の残骸があった。

ゴクリ、とマルコとナージャが唾を飲み込むのが聞こえた。俺は後ろにいる火蓮たちを制する。
慰めているのが、恐らく伊賀という女だろう。写真に特徴が酷似している。
そして、彼女は俺たちに気付いていない。

……どうするか?

1 このまま話しかける
2 全員武器を置いた上で話しかける
3 火蓮たちを上にやった上で話しかける
4 そのまま伊賀を攻撃する
5 その他自由安価

※1200までの多数決、考察必要

取り敢えずカレンだけ武器を置いて話しかけた方がいいんじゃないかな……
同性だし敵意もないってことで……

>>887
その場合、火蓮視点に一時的に切り替わりますね。ただ火蓮は魅力低めなのでご注意を。

5
滝の気配察知

マルコの針金だと魔翌力持たない奴らは察知できない可能性あるので

>>890
マルコのは生命力関知なので意味はあまりないかと思います。

魅力が高いのはマルコと滝か……
マルコとカレンで話しかけてみるとか……
男に襲われたのだとするといきなり滝っていうのもなんかなぁと

上げます。

一応言いますが、少女たちを巻き込むリスクはあるとだけ。

5
二手に分かれて片方がわざとでかい音を離れた場所で立てて伊賀だけを誘き寄せる。伊賀が様子を見に離れた隙にもう片方が少女たちを確保、ナージャのプレーンウォークで保護

これも一応言いますが、狂気に染まっているとも限りません。

票数不足のため、以下の3択で再安価します。

1 >>893(マルコとカレンで武器を置いて話しかける)
2 全員で戦闘態勢のまま話しかける
3 >>900(二手に別れて少女たちを保護、伊賀を誘き寄せるため戦闘?)

安価下5多数決、考察不要

※繰り返し注意事項を。

・戦闘では少女たちが巻き添えになる可能性があります。その場合、しばらく行動不能になるかもしれません。

・伊賀は狂気に染まっているとは限りません。染まっているかもしれませんが。

・伊賀を殺さずとも問題は解決できます。上手く行くと……

上げます。

※どちら視点でやりますか?

マルコか火蓮、安価下3多数決、考察不要

※マルコ視点

「ここは僕に任せてくれませんか?……あ、カレンも助けてくれると嬉しいんだけど」

僕は小声でタキさんに言った。タキさんが一瞬、額に皺を寄せる。

「……何をするつもりだ?」

「説得です。……多分、彼女には正気が残ってる。女の子たちは、彼女を信頼しているようにも見えます」

僕は視線を、離れた彼女たちに向けた。イガって子は、泣いている少女たちを宥めているようにも見える。

「真まで狂ってるなら、あそこまで従順にはなりません。つまり、話す余地はある。
クリムゾンはここに置いていきます。あ、カレンも置いといて。
タキさんとナージャさんは、上で待機を。何かあれば応援お願いしますので」

「……できるのか」

「たぶ……いえ、確実に」

僕はタキさんの目を見た。

「分かった。任せるが……説得してどうする?」

「マエザキさんの所で処置を。後は、状況を見ながらですが……警察が落ち着いたら、警察でしょうね」

しばらくの沈黙の後、タキさんは小さく頷いた。

「了解だ。では、頼む」

僕は……

45-賢さ(14)=29以上で成功

※90…成功

「カレンさ……じゃなかったカレン。せっかくだからここに迷い込んだふりをしよう。警戒を解く必要がある」

「……そうね。それで」

僕は辺りを見回しながら、挙動不審な外国人のふりをする。そして、彼女たちに声をかけた。

「あれ、君たちは何でこんなところに……?」

(コンマ下)
01~15 伊賀が戦闘態勢、攻撃
16~30 伊賀が戦闘態勢
31~60 怪しまれている
61~90 驚かれる
91~99 好意的反応

(コンマ下2)
35以下で英語を誰もわからない

偶奇判定です。

奇数 不意討ち
偶数 ???????

コンマ下3

ここで中断。

コンマ神怖いですね。

再開します。

イガと思われる、茶色い長髪の子が鋭い目で僕を見た。

「……何者なの?警察……じゃないわね、山下組?武蔵連合?」

出てきたのは流暢なエイゴだった。僕は苦笑し、両手を上げる。

「いや、ただこの辺りを歩いてたら迷い込んだだけさ。……本当に、どうしたんだい?」

後ろにいる女の子たちは、皆薄着……というより下着だけだ。中には、下が破れている子もいた。

「……あなたには関係ないことよ。消えて。今すぐに。警察には絶対言わないで」

イガと思われる子の背中から、何かうねる物が見えた。触手?
僕は動揺を圧し殺して、努めて笑顔を保った。

「いや、言わないよ。……警察に追われているの?」

「だから関係ない……」

その時、後ろの14ぐらいの子が何か叫んだ。この国言葉で二言、三言話すと、カレンに何か言う。

「……えっ?」

女の子は何かカレンに説明している。彼女の顔には、困惑の色が濃くなった。
一通り女の子が話し終えると、カレンは戸惑いを隠さなくなっていた。

「マルコ……天宮殺しで追われてると言ってるけど、犯人はこの子じゃないって」

「えっ、どういうこと??」

茶色い髪の女の子が口を開く。

「……あんたたち、本当に観光客?まあいいわ、私を捕まえるつもりじゃないみたい。手助けできるとは思わないけど、歩美がダメ元でって言うから一応話すわ。
……あたしは伊賀陽菜。その日本人の彼女は知ってたようだけど女優をやってる」

やはり彼女か。一服の間を置いて、彼女が話し始める。

「私たちはここに囚われてた。山下組と、その下の半グレの武蔵連合の連中がここを仕切ってたわ。一種の、高級娼婦ってとこね。
……そこに、私の『飼い主』が死んだらしいという情報が入ってきたわ。ここから逃げるなら、あいつが死んだ今しかないと思った。でもその前にやることがあった」

売春のリストだな、と僕は直感した。あれを握れば、最悪の過去を消せる。
僕の隣にいる、カレンが彼女に訊く。

「……そのために、天宮芸能事務所の専務の家に?」

「……!?察しがいいわね。そう、彼に会う必要があった。だから、私は彼の家に忍び込んだわ。……どう入ったかは黙秘するけど……とにかく、そこには先客がいた」

「先客?」

01~05 ????????
06~15 金髪の男よ
16~99 目の細い男よ

「……目の細い男よ。そいつは天宮専務と何か言い争った後、変な銃で射殺した。そして誰かと電話したかと思うと、どこかに消えたわ」

目の細い男?……僕はそいつに会ったことがないけど、サイファーさんは多分知っている。「特強」の最後の一人、キサラギだ。
しかし、奴は僕らの世界にいたはず。……何かあったんだろうか?

「……あなた、そいつに顔は見られてない?」

01~25 ガッツリ見られている
26~50 誰かいたと思われている
51~99 気付かれてないはず

「……気付かれてないはずよ。でも、警察には疑われたと思う。だから、ここに戻ってきた」

イガは細長い金属のようなものを取り出し、タバコのように煙をくゆらせた。そして、大きな溜め息をつく。

「……この子たちを自由にしてあげたいのよ。誰も望んで、汚いジジイに抱かれたわけじゃない。
あたしだってそう。あのクソジジイは何故か私を気に入ってたけど、殺せるものなら殺したかった。でも、それは無理だと知ってた。
ジジイが死んで、やっと自由になれると思ったら、今度はこれよ!?あんたたちに、何かできるってわけ??」

「……何故その子たちだけでも逃がさないんだい?」

「……天宮は死んでも、この子たちが身体を売ったという証拠は、どこかに残ってる。社長はいつもそうやって脅してた。
ただ逃がすだけじゃダメなの。あれを抹消しない限り……」

僕はカレンと顔を見合わせた。……これって……?

1 正体を明かす
2 明かさないまま続ける

安価下3多数決、考察不要

……この辺りが頃合いだろう。僕は素性を明かすことにした。
ただ、異世界云々は理解を超えた話だ。だから……

「カレン、せっかくだから」

「……そうね。そろそろいいかもしれない」

カレンは一歩前に出た。そして、大きくお辞儀する。

「ごめんなさい。……私たちは観光客じゃないわ。たまたま迷い込んだのでもない。率直に言えば、伊賀さん、あなたを追ってきたの」

ビクッとイガの身体が跳ね、目が一段と鋭くなった。背中からは、またあの触手のようなものが見える。

「っ……!!騙したのね!!」

火蓮は視線を下に落とす。

「……そう言われたら、立つ瀬がないわ。ただ、信じてもらえるか分からないけど、私たちは警察じゃない。官邸直属の、エージェントのようなものよ。
あなたの『飼い主』――竹下経産相は、私たちが殺した。そして、私たちの目的は、あなたの保護。……その触手、奴に抱かれ始めてからできたんじゃない?」

イガの顔に動揺が明らかに広がる。

「……う、嘘よ!そんな証拠、どこにあるのよ??」

45-マルコ賢さ(14)×2=17以上で成功

※87…成功

証拠か……あることはあるな。

「カレン、『アズーリ』を見せて」

カレンは一瞬の間の後、納得したように頷いた。

「確かに。元は竹下のものだし、せっかくだから」

カレンは向こうに戻ると、隠してあった深蒼の銃を取ってきて戻った。

「これに見覚えはある?カラーリングは違うけど、竹下が持っていたのを改造して使ってるわ。
これを彼が使ってたの、多分見たことがあるんじゃない?」

※10以上である

※ある

イガの顔が蒼白になった。

「……どうしてそれを……あいつはこれで、何人も女の子を戯れに殺していったわ。四肢をもがれて、それでも生かされながら犯されて殺された子もいた……」

カレンの顔が曇った。

「やっぱりね。そして彼は、不思議な力を持ってた。強制的に発情させる力。あなたも知ってるわね?」

「……知ってるなんてもんじゃないわ……いきなり頭にピンク色のモヤがかかって、抵抗できなくなるのよ。
痛みも何もかも快感に変えられて……最高で最悪だった」

「……でしょうね。私たちも食らったから分かる。
彼は、超能力に近い力を持ってた。それは、伝染病みたいに伝染るのよ。あなたの力も、そうやって身に付いた。
竹下があなたを殺さなかったのは、多分それが理由。自分の手駒にするつもりだったのかもね」

イガはへたり込んだ。後ろの女の子たちが、心配そうにしている。
僕は彼女の前にしゃがみ、目線を合わせる。

「でも、これで分かってくれたんじゃないかな。僕らは君の敵じゃない。
そして、もうひとつ。天宮芸能事務所の売春顧客リストは、僕らが持ってる。死んだ天宮専務が託してくれた」

「天宮専務が……??」

「そうだ。彼はまっとうな商売をしようとしてた。彼なりに、君らのことも考えていたみたいだ。今は国が機密として保管している。
……ああ、心配しなくていいよ。用が済んだら廃棄することになってるみたいだから」

「……それは、信じていいの?」

僕は微笑んで頷いた。

「約束しよう。だから、君もこの子たちも自由だ」

イガが嗚咽と共に泣き出した。カレンがそれを受け止める。

「辛かったね。もう大丈夫よ」

上から異変を感じたのか、タキさんとナージャさんが降りてきた。僕はジェスチャーで丸を作る。

……問題は、キサラギという奴の動向だ。何故、天宮専務は殺されたのか?そして、奴はどこに消えたんだろう?

※滝視点に戻ります

###########

「……なるほどな」

一通り説明を聞いて、俺は息をついた。

俺たちは、ナージャのプレーンウォークで兄貴の家に戻った。伊賀が警察に追われている可能性を考えたからだ。

リナさんが、俺たちの前にお茶を置く。少女たちはボロボロの下着姿から、白やピンクのワンピース姿に変わっていた。
リナさんが、ノワールのためにといくつか事前に服を準備していたらしい。

「確かに如月は厄介な奴のようだ。『特強』の最後の一人、か」

火蓮が頷いた。

「私は会ったことがないですけど……実質的にはトップかと思います。息子の竹下は、はっきりお飾りだったのでしょうし。
伊賀の証言からも、クリムゾンは持っていると思います」

「そうだな。だが、何故向こうにいたはずの奴が戻り、しかも天宮を殺したか。そしてどこに消えたのか……これ以上は分からんな」

ナージャが手を挙げた。

「ちょっと話は変わるんだけど。この子、どうしようか?味方にできるならいいんだけどさ、サイファーみたいにいきなりキレて来られたら恐いのよ。
……あんたさ、頭の中に変な声がしない?殺せ殺せとかってさ」

01~25 かなり酷い
26~50 相当酷い
51~70 たまに酷くなる
71~85 少しするかも
86~99 しない

「……少し、雑音のようなものが聞こえてイラッとしたことはあるわ。でも、耐えられなくはない。
というか……あんたたち、何をしようとしてるの?石上副総理が山下組とつるんでたのがバレて失脚したけど、まさかあれもあんたたちなの?」

「そうだ。竹下もそうだが、奴らはヤバい力を手にしている。それを封じるのが、俺たちの使命だ。
さしあたってはクエルボ大統領を止めることを考えてる。俺の仲間が、そのためにアメリカにいる」

伊賀は唖然としたように口を開いた。

「そんな漫画みたいな話が……」

「だが、現実だ。目の前で竹下を見ていたなら分かるはずだ」

俺は、伊賀を見た。彼女に見とれていたからではない。彼女の力を借りるのはどうかと思ったのだ。
マエザキ教授から、オルディニウムによる汚染の話は確認している。多分、彼女は「ステージ1」だ。浄化処置をすれば、普通の女性として生きられるだろう。

だが、適合者であるのも確かだ。しかも、能力が発現しつつある。さて……

1 浄化処置を受けさせる
2 仲間に勧誘する
3 その他自由安価

※0000から多数決開始、翌朝までです。考察必要、最低必要得票数3票です

とりあえず投票始める前に伊賀がどうしたいかだけでも判定出来ない?

>>946
了解です。

「……君は、これからどうしたいと思ってる?」

「あたし……が?」

俺は頷いた。

「君の所期の目的は達せられた。もう、君たちが身体を売らされていたと知る人間はほぼいないし、元締めの天宮芸能事務所も終わりだろう。
武蔵連合とやらが気にはなるが、山下組のような武力はないはずだ。君らを買った連中には、キツい口止めもすると約束しよう。リストはその上で、破棄させてもらう。いいだろうか」

伊賀は戸惑いながらもコクン、と首を縦に振った。

「後は、君がどうしたいかだ。普通の女性として生きたいならそれでいいし、女優として再び歩みたいならそれもいい。
警察の掌握には少し時間がかかるから、ほとぼりが覚めるまでどこか……温泉にでもいてもらうことになるだろうが。
だが、君が力を貸そうとするならそれも一つの選択だ。……天宮のマンション、力を使って入ろうとした。違うか?」

伊賀は、言うか言うまいか悩んだようだが、意を決したようだ。

「……ええ。触手を壁に張り付かせて登ったわ。……これは、どこにでも貼り付くし、鞭のように使うこともできる。
廃ビルから脱出しようとした時は、これが役に立ったわ」

伊賀は触手を少し見せた。……あの惨殺死体か。死骸を見る限り、叩くというより斬ることもできるのかもしれない。

「なるほど、な。……君の気持ちを答えてくれないか」

01~20 普通の女性として生きたい
21~80 分からない
81~99 力になりたい

「……分からない。急に色んなことがありすぎて……」

まあ、それもそうだろう。……俺が彼女に示してやる道は?

1 浄化処置を受けさせる
2 仲間に勧誘する
3 その他自由安価

※翌朝までの多数決、考察必要。最低必要得票数3票です

※伊賀の戦闘能力は高めです。遠距離攻撃可能で、自動回復もあります。
(暗殺教室の触手がイメージとして近いです)

※現在はまだプレイアブル確定ではありませんが、なる可能性もあります。

※言うまでもなく、狂気度はデフォルトで設定されています。覚醒カウンタも1からです。
狂気度と覚醒カウンタが上がると色々イベントが起きます。

※伊賀が善人かはやや疑問です(邪魔な相手は躊躇なく惨殺できる程度)。
ただ、道理は踏まえてますし正義感は強いとは言えます。覚醒しやすさで言えば、犀川以下とだけ。
(ただし、犀川は最も覚醒しやすい部類ですが)

浄化装置受けさせた上で仲間に勧誘するのは?

>>957
できます。ただ、一般人並みに戻ってる可能性が極めて大です。

上げます。

1と2が同数です。0830ぐらいに決定。

上げます。

1で決定です。

では、再開します。

「俺の意見だが……君は普通の女性として生きた方がいい。詳しくは後で説明を受けると思うが、君が得てしまった力は君の身に余るものだ。いつか、心と命を奪いかねないほどのな。
俺は君を治す方法を知っているし、今日には処置を受けさせることもできる。しばらく、君を匿うこともできるだろう」

伊賀は「そう……」と言って黙った。ナージャが訊いてくる。

「いいの?力を借りないで」

「戦っている相手が相手だ。適合者とはいえ、訓練を受けてない一般人を巻き込めない」

俺は首を振った。

「そっか、それも確かではあるわね。じゃあ、マエザキさんの所に行く?」

「……ああ。その前に」

俺は写真を懐から取り出した。クエルボと少女の写真だ。

「彼女を知っているか?」

01~20 もうこの世にはいないわ
21~70 本名ぐらいなら
61~97 最近まで連絡は取ってた
98、99 ?????????

01~20、61以上での場合、コンマ下2が75以上だと??ファンブルなし

※設定ミスのためやり直します。

「俺の意見だが……君は普通の女性として生きた方がいい。詳しくは後で説明を受けると思うが、君が得てしまった力は君の身に余るものだ。いつか、心と命を奪いかねないほどのな。
俺は君を治す方法を知っているし、今日には処置を受けさせることもできる。しばらく、君を匿うこともできるだろう」

伊賀は「そう……」と言って黙った。ナージャが訊いてくる。

「いいの?力を借りないで」

「戦っている相手が相手だ。適合者とはいえ、訓練を受けてない一般人を巻き込めない」

俺は首を振った。

「そっか、それも確かではあるわね。じゃあ、マエザキさんの所に行く?」

「……ああ。その前に」

俺は写真を懐から取り出した。クエルボと少女の写真だ。

「彼女を知っているか?」

01~20 もうこの世にはいないわ
21~70 本名ぐらいなら
71~97 最近まで連絡は取ってた
98、99 ?????????

01~20、71以上での場合、コンマ下2が75以上だと??ファンブルなし

※クエルボに抱かれた少女は伊賀の???

夜から次スレで本格更新します。

新スレです。ご移動お願いします。

【コンマ】崩壊する世界を旅する14【安価】
【コンマ】崩壊する世界を旅する14【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1518261203/)

ノワールのスペルマスターってのは自衛手段とか覚えないの?

>>978
元ネタだと無敵化やら究極耐性とか覚えますね。ただ、基本「当たったら死ぬ」のは変わりありません。

……あくまで基本ですけど。

12と13は埋めていいです。雑談は14で。

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