【ガルパン】あずさ肛門郷 (11)

── 大洗女子学園:部活棟廊下 ~PM5:30~ ──




梓(あ……おなら、したくなっちゃった……)

梓(……。)

梓(しちゃおっかな……)


みほ「はぁ~……今日の放課後訓練、いっぱい汗をかいちゃったねぇ……」


梓(──周りには、西住先輩しかいないし──)


梓「ん……秋にしては、今日、なんだか暑いですよね……」

みほ「ね、すごく暑かったよねぇ」

梓「はい、とても暑かったです……」


梓(……。)

梓(……西住先輩と二人きりだから、私はおならをしたくなったのかな……?)

梓(だとしたら──良い子だね、私のお尻さん──)

梓(よぉし、せっかく、お尻さんが頑張ってくれたんだもん……!)

梓(……んっ……やぁっ!)


 ──ぶびっ!


みほ「あっ……?」

梓(うー……もっと、可愛い音だったらいいのになぁ……)


みほ「え、と……梓ちゃん……?」

梓「……えへへ、ごめんなさい。おなら、しちゃいました……」

みほ「う、うん、そうだね」

梓(……驚いて、ちょっぴりお目めをびっくりさせてる西住先輩……可愛いです……)

みほ「……。……えへへ」

梓(笑ってくれた顔も、とっても──)

梓「……えへ……」

みほ「生理現象だもん、しかたないよね?」

梓「はい、しかたないですよ!」

みほ「ふふふ。」

梓「あはは」

みほ「あはは、は……。……ねぇ、梓ちゃん」

梓「はい?」

みほ「……ありがとう……」

梓「……。」

梓(……先輩……)

梓「……えへへ、おならをしただけなのに、感謝されちゃいましたね」

みほ「……ふふ、そうだね、可笑しいね……」

梓「えへへ」

みほ「ふふふ」

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梓(────。)




梓(──私だけが知っている、先輩の身体の秘密……)


梓(あんこうチームの先輩達でさえもしらない、先輩の秘密──)


梓(つまり──)


梓(『西住先輩は、とっても肛門が緩い』)


梓(……。)


梓(……先輩……)


梓(先輩は──ずっと一人で闘ってた──去年から今までずっと──初めての演習試合の時も、練習試合の時も、大会の時も、選抜戦での時も、そして今年も──ずっと一人で……)

梓(IV号から飛びおりる時だって、決してオナラをしてしまわないように──着地の衝撃に、おしりが負けてしまわないように──先輩は、必死に闘っていた。──誰にも言わずに、たった一人で──皆に、迷惑が掛からないように──)


 ──『沙織さんも、華さんも、優花里さんも、麻子さんも──皆、優しいから、打ち明ければきっと、そんなの気にしないよって、受け入れてくれると思う。……でも……やっぱり、臭いものは臭いから……』──


梓(……。……先輩らしいです……)

梓(でも──私が大洗の隊長になって以来──先輩はもう一人じゃない。西住先輩は、私の前でだけは、時々おならを『うっかり』してくれるようになった)

梓(……初めての時は私も少しびっくりしちゃったし、先輩も、恥ずかしさのあまり泣いちゃってたけど──)

梓(それでも、私は嬉しかった。先輩は、私の前ではオナラをしてくれるんだって。だから──)

梓(私も先輩と一緒にいる時は、自分を偽ることはしないって、そう決めたの……)


 ──もわん──


梓(ん……)

みほ「あ……くすくす、臭い……」

梓「うぐっ……うぅ、はい、……うぅ……」

梓(ちょっぴりまだ、恥ずかしいけれど──) 

みほ「……そうだ、梓ちゃん、お風呂……入ってこっか?」

梓「……! はい! お風呂入りたいです!」

みほ「うん……!」



 ……たたたたたたたたっ!

梓(……。)

梓(……先輩。本当にありがとうございます──)

梓(先輩のおかげで、私の高校生活は──)

梓(……。)

梓(……。)

梓(……。)

梓(……。)

梓(……。)

梓(…………だけど…………。)



 ──先輩と一緒にいる時は、自分を偽らない──



梓(……っ……)


梓(……先輩……)


梓(私……)


梓(……。)


梓(「西住先輩のお尻の穴が見たいです」って……私がそう言ったら……先輩は私のこと……軽蔑しますか……)


梓(……っ)


梓(西住先輩と、私だけの特別な秘密……。)


梓(その秘密の源を……どうしても私……この目で確かめてみたいんです……)

逸見肛門抄の人かな?

>>4
そうです。

──学園艦・艦首露天風呂──



みほ「はぁ~、気持ちいいなぁ……」

梓「はぃ……貸し切り状態だし、夕焼けはこんなにきれいだし……最高です……」

みほ「ホントだね~……。……あ、そうだ……」

梓「?」

みほ「私ね、一度、やってみたかったことがあるんだぁ」

梓「なんです?」

みほ「……えへへ……よいしょ」


 ……ざばぁ……

 ……ぺた、ぺた、ぺた


梓「あの、先輩? どこへ……?」


 ぺた、ぺた、……ぴた。


みほ「……ふぅ……」

梓(海の方に向かって、立って……?)

みほ「……えぃっ」

梓「……! せ、先輩……?」


梓(す、すっぽんぽんで、仁王立ち! 夕日に向かって──!)

梓(──あ……先輩のお尻……とってもぷりぷりしてる──)


みほ「……わぁ……やっぱり恥ずかしいけど、でも……なんだか……」

梓「……せ、先輩、あの、前くらいは、隠したほうがいいのでは……」

みほ「……。……ね、梓ちゃんも、やろ!」

梓「……へぁ!?」

みほ「これ……とっても気持ちいいよっ」

梓「え、ええ~……」


梓(どうしちゃったんだろう、西住先輩が、なんだか……やんちゃだよぅ……)

梓(……でも、先輩……楽しそう……)

梓(……っ)


梓「わ、わかりました! 梓、西住先輩に続きますー!」

みほ「やったぁ」

ざばぁ、


梓「よい、しょ……」

 ひた、ひた、ひた……

梓「……ふぅ」

みほ「……ふふふ、ね、やってみて……?」

梓「……は、はい……っ」

梓(う、うぅ、すっぽんぽん、恥ずかしいけど──)

梓「──ふ、ふんぬっ!」



梓「──……!」


 
 ──ヒュオオオォォォオオオォォ──



梓「……お、おおー……」

みほ「えへへ……どう?」

梓「え、と……」

梓(……海風が……オッパイとか、お腹とか、おまたとか……いつもは風があたらないところまでがすごくスース―して……なのに夕日はあったかくて……それに──目の前は全部海──)

梓(……っ……)

梓「は、恥ずかしいけど……なんだかコレ、凄く気持ちいいです……!」

みほ「……ね! 私もそう思う。なんだか……すっごく自由になった気分っ」

梓「私もです……!」

みほ「うー、裸って、気持ちいいねー……!」

梓「は、はいーっ……!」


梓(……。)

梓(……そういえば……)

梓(……いつだったか、エリカさんが言ってたな……)

梓(西住先輩、昔は結構、やんちゃな子供だったらしいって……)

梓(……。)

梓(……だとしたら、そういう子どものころの気持ちを、今、私に見せてくれてるのかな……? だとしたら……嬉しい……)

梓(……。)



梓(今なら──やんちゃみほ先輩なら──ちょっとエッチな話、できるかな──)



梓「──っ、あ、あのっ……」

みほ「うん?」

梓「せ、先輩ってその……」

みほ「?」

梓「お、お尻……すごく綺麗ですね……!」

みほ「……!? ……お、おしり……?」

梓「は、はい……」

みほ「……え、えと……。……。」


梓(……あっ……! やっちゃった……!?)

みほ「……そ、そう……かな……?」


 ……いそいそ……


梓(……あぁぁ……先輩、タオルで、おまたとお尻を隠しちゃった……あぁ、早まっちゃったのかな……)

梓「あ、あの……ご、ごめんなさい、変な事を言って……」

みほ「う、ううん! いいの、それに、裸で一緒に立とうってそう言ったのは私のほうなのに、今更恥ずかしがって……私こそ、ごめんね……?」

梓「……い、いえ、そんな……」

みほ「……ごめん……。」


梓(……あぁぁ……せっかく、やんちゃみほ先輩だったのに……私の馬鹿ぁ……)


みほ「……え、と……からだ冷えちゃうし、湯舟に戻ろっか……?」

梓「は、はい……」



 ……いそいそ……ちゃぷん……



みほ「はぁ、暖かい……」

梓「はい……」

梓「……。」



梓(はぁ……これじゃ、『肛門を見せてください』だなんて、とても言えないよね……)



梓(……。)



梓(だけど……先輩って……やっぱり不思議な人だな……二面性? っていうのかなぁ……)

梓(戦車道をしている時や、さっきみたいにやんちゃになってる時の先輩と……今みたいな、とっても内気な先輩と……)

梓(……でも私は……そのギャップが……好き、かな……)



梓「…………。」


みほ「──ねぇ、梓ちゃん……」


梓「……あ、はい……?」

みほ「さっきの……お尻の、ことなんだけど……」

梓「……! ご、ごめんなさい! もう二度と、変なことは言わないです……」

みほ「あ、ううん、そうじゃなくて……」

梓「え……?」

みほ「その──」

みほ「たしかに……ちょっとだけ、自信あるんだ……お尻……」

梓「え──」

梓(先輩が、自分から──お尻の話を──)

みほ「梓ちゃんは、大殿筋とか、肛門括約筋とかって、……分かる?」

梓「え……と……はい、なんとなく……」

梓(……うぅ、『肛門』って、先輩の口から……なんだか、ドキドキしちゃう……)

みほ「ほら、私って、気を抜くとすぐオナラしちゃうから……」

梓「は、はい」

みほ「だから、いつもお尻に力を込めてるの……特に、腹筋をするときとか、キューボラに立つときとか、戦車あら飛び降りる時とか──」


梓(あ……)


みほ「だから、自然と鍛えられてるみたいなんだぁ……こう、キュッ、て……ね?」

梓「……。」

みほ「そういうワケで……一応、結構、お尻に自身が……あったり、します。……えへへ、恥ずかしいね?」

梓「……。」

梓「……そう、だったんですね……」

みほ「はい、そうなんです……えへへ」

梓「……ごめんなさい……」

みほ「……え?」

梓「先輩が、気にしてるのに、私……何も考えずに、馬鹿な事を言って……」

みほ「……。……ううん、そんなことないよ」

梓「え……?」

みほ「おならの事はたしかに恥ずかしい……でも、それでも、お尻が綺麗って言ってもらえた事は、嬉しいから──それは前向きに考えなきゃいけないって、思うから──」

梓「……先輩……」

みほ「だから、ふふ……ありがとう、私のお尻をおほめてくれて」

梓(……っ……。)

梓(……。)


梓(……っ)

梓(……あぁ……。)



梓(──私は時々、こう思う時がある──)



梓(──『この人の、お姉ちゃんになってあげたい』って……──)



梓(……側にいて、一緒にいて……いつも元気に、笑っていさせてあげたい、って思う……)

梓(……。)

梓(……おかしいよね……私のほうが、後輩のに……)

梓(……。)

梓(でも、私は、後輩だけど──隊長だもん……。お家では、私──お姉ちゃんだもん……っ)



 ──……。



みほ「──そうだ、ねぇ、梓ちゃん」

梓「え……?」

みほ「今日、私の家でお泊り会しない? 明日は、学校、お休みだし……」

梓「──────!!!!!」

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