金剛「────ダカラ、昨日の飲み会ハTerribleダッタネー……結局主催者ノ私ガ平謝りヨー」
日向「まぁ、そうなるな。四警の隼鷹は同型艦娘の中でも札付きの悪酒癖と評判だ」
金剛「Oh……次からお酒の席に喚ぶのSTOPするネー!」
日向「それがいい。ただ、飲酒量が少ないときのあいつは割といい奴なんだ、これに懲りず付き合ってやってくれると嬉しい」
金剛「……飲酒が“無いとき”じゃなくて“少ないとき”ってアタリ隼鷹のDarkはDeepネー───わぶっ!?」グラッ、ズデーーーンッ!!!
日向「……?どうした金剛、突然路上に寝転んだりして。新しい宴会芸の練習か?」
金剛「ワタシどこのOstrich Clubネー!?違うヨ、何かに足を取られテ───」
l从・∀・ノ!リ人「……」ガシイッ
日向「うん、幼女が君の足にしがみついているな」
金剛「Shit, ヨージョとショタはCountryの宝ダカラ理不尽にGet angryシチャダメって提督に言われてるネー」
日向「今更だが君のそのしゃべり方ってルー大柴みたいだな」
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金剛「ヘーイLittle girl, お姉さん達に何か御用ネー?」
日向「……今日は日曜だから学校とも考えづらいし、迷子か?もしそうなると放っておくわけにもいかないが」
金剛「ウーン……ソレなら鎮守府経由でコーバンに預けるしかなさそうネ。近くにコの子のMomが居レバ話は別ダケド」
l从・∀・ノ!リ人「……お姉ちゃん達、“ちんじゅふ”にいくのじゃー?」
日向「む──まぁ、そうなるな」
金剛「ワタシタチは大洗第七警備府の艦娘ネー!」
l从・∀・ノ!リ人「だいなな………」
l从>∀<ノ!リ人「いもじゃもいくのじゃー!」
~l从・∀・ノ!リ人 流石なれでぃたちの大騒動のようです~
提督「─────大洗第七警備府提督、マルナナマルマル着任する」ケイレイビシッ
鈴谷「重巡鈴谷、着任しまーす」ケーレー
暁「駆逐艦暁、着任致します!!」ビッシィッ!!!
( ´_ゝ`)「……」ジイッ
(´<_` )「……」ジイッ
暁「……?」
( ´_ゝ`)「ダメじゃ無いか提督、鎮守府にお子様を連れてきちゃ」
(´<_` )「それとも迷子か?迷子ならとりあえず最寄りの交番に連絡を」
暁「私今駆逐艦って名乗ったわよね!?」
鈴谷「……二人のそー言うところ、鈴谷ある意味尊敬するかも」
( ´_ゝ`)「まぁ当然冗談さ。
流石空仁一等海曹、提督以下三名の着任を確認しました」
(´<_` )「流石乙矢一等海曹、同じく。
……んで、そっちのお子様が昨日言ってた」
提督「あぁ、我が鎮守府の新任艦娘さ」
暁「お、お子様言うなー!私は一人前の“れでぃ”なんだからー!」!カスンプ
( ´_ゝ`)「オーケーそいつぁ悪かったなリトルガール」
(´<_` )「まじさーせんっしたキッズ」
暁「言い方変えただけじゃない!!」
( ´_ゝ`)「失礼、れでぃ(笑)」
(´<_` )「れでぃ(笑)さん今日も決まってますね」
暁「むぅーーーーっ!!!!」ダンダンダンッ!!
提督「あー、暁。顔を真っ赤にして地団駄を踏む姿はおそらく10人中10人がレディとは評価しないと思うぞ」
鈴谷「この門番コンビは揃って口先から生まれてるからねぇ。暁ちゃんじゃ勝ち目ないって」
( ´_ゝ`)「酷い謂われようだなおい」
(´<_` )「いや、的確な評価だろ常考」
日向「………む?何だ皆して門の前などに集まって」
金剛「! へーーーーいテイトク!!Good morningネー!!ワタシ朝からテイトクにあえてVery happyヨー!!」トビツキー
提督「おぼっふ」ドゴォッ!!ドンガラガッシャーン!!
( ´_ゝ`)「提督君吹っ飛んだー!!」
(´<_` )「金剛のしゃべり方って正直ルー大柴みたいだよな」
日向「すまない、そのツッコミは既に私がやってしまった」
(´<_` )「マジか」
金剛「テ・イ・ト・ク(ハァト
んー………」
提督「ちょっ、だっ、金剛待て!Stay!!バカかお前は時間と場所をわきまえろ!!」
鈴谷「///」ドキドキ
暁「~~///」カァ~ッ
( ´_ゝ`)「はーいそこまで。君らの後ろでファッションギャル重巡とれでぃ(爆)が見てるからねー」
鈴谷「ファッションって何さ!?」
暁「だかられでぃの後に不穏な間を入れるのやめなさいよ!!」
日向「なるほど、提督が今朝方新任の艦娘である暁を連れてきて、その暁を君らがからかってヒートアップしてすったもんだの真っ最中に金剛が乱入し収拾がつかなくなったと」
(´<_` )「洞察力半端ないですね」
日向「それはそうとして、丁度いい。君らに頼みがあったんだ。実はそこで丁度迷子を保護してね」
(´<_` )「そんでマイペースですね。
……鎮守府内に入れるわけにはいかないけれどしばらく警備室で預かっても」
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃいあにじゃー」
(´<_` )
(´<_`;)「妹者!?お前なんでここにいるの!?」
l从・∀・ノ!リ人「ちっちゃいあにじゃとおっきいあにじゃに会いに来たのじゃー」
日向「おや、知り合いか」
(´<_`;)「知り合いというか血縁ですね。………えーと、俺たちの妹の」
l从・∀・ノ!リ人「流石伊緖里(さすが・いおり)なのじゃー。初めましてなのじゃー」
加賀「……」←警備府の司令室で待っていたがあまりにも誰も来ないので守衛室まで様子を見に来た一航戦
l从・∀・ノ!リ人「……?」クビカシゲー
加賀「……」ヒッッッシィイイイイイイイ!!!!
l从x∀x;ノ!リ人「ワプッ」
加賀「この子は私が心を込めて育てます」ダキシメエエエエエエエエ
( ´_ゝ`)「ぉK、時に落ち着け」
(´<_` )「その子ちゃんと親いるんで。なんなら俺らも居るんで。妹なんで」
l从x∀x;ノ!リ人「おっぱいで息がつまるのじゃ~」
加賀「……あ、ごめんなさい」パッ
金剛(……七警最強艦娘の意外ナ一面を知っテしまったネー)
鈴谷(……以前ファンシー系の小物店の近くでばったり会ったのはそういうことか)
日向(……小さくて可愛い物好きか、なら瑞雲教にもきっと入ってくれるな)
l从・∀・;ノ!リ人「ふぃ~…おっぱいで圧死するところだったのじゃ」
暁「……」オムネナデナデ
鈴谷「いやいや、暁ちゃんはまだそういうの気にしなくていいから」
提督「加賀、電と名取は?」
加賀「電さんは八警の響、九警の天龍と合流し早朝近海巡視に、名取さんは通信室で緊急対応待機中です」
提督「ん、そうなると呼び出すわけにもいかんな……特に電には申し訳ないが、先に此方の面々に紹介をすましとくか。
本日付で、我が大洗第七近海警備府に着任することになった────」
暁「特Ⅲ型駆逐艦、一番艦の暁よ!こう見えてもおねーさんで、“れでぃ”なんだから!」
(´<_` )「……俺の記憶が正しければ特型駆逐艦の中では21ばn 「暁型の中ではお姉さんなの!!」アッハイ」
暁「もう、ホントに失礼しちゃう!」!カスンプ
加賀「……」ウズウズ
提督「抑えろ一航戦の埃。
まぁ、何のかんの言って日本国を守るために戦う心強い仲間だ。皆仲良くやってくれ」
「「「了解!」」」
提督「……んで」
l从・∀・ノ!リ人
提督「一応の確認だが、この子は新しい艦娘とかそういうわけじゃないんだよな?」
l从・∀・ノ!リ人「流石型駆逐艦、四番艦の伊緖里じゃ!さぁ、暁の水平線に勝利を刻もうぞ!」
加賀「やっりっまっしった!!!」ガタァッ!!
鈴谷「加賀さんのイメージが急速に崩壊していく……」
金剛「さっきまで舌っ足らずもいいところだったのに突然Smoothに喋り出したネー!?」
( ´_ゝ`)「妹者、あんまり人をからかうもんじゃないぞ」
l从・∀・ノ!リ人「あいすまぬ」
提督「うん、間違いなくお前らの妹だな」
(´<_` )「お褒めにあずかり光栄だ」
提督「褒 め て ね え」
鈴谷「か、艦息・流石兄弟……プフッ」
( ´_ゝ`)「日向さん、鈴谷が瑞雲教の話を是非聞きたいそうだ」
日向「ほう」ギラーン
鈴谷「」
l从・∀・ノ!リ人「うむ、実際ちょっとふざけすぎた感はあるの。申し訳ないのじゃ」
日向「なるほど、こちらが“素”か」
l从・∀・ノ!リ人「大人は誰も彼もこの外見で勝手に“甘えん坊ロリロリキャラ”をイメージしよるからの。実際10歳にもなれば外見なぞ関係なく子供とて自立する。
だが、大人の夢に併せてやるのも妹者の勤めという奴じゃ。
それに、子供の愛らしさは大人の庇護欲をかき立て自分をより強く守って貰うための武器じゃしな」
鈴谷「やだ何この幼女。いろいろ達観しちゃってる」
(´<_` )「流石家は代々女性の強さが尋常じゃないからなぁ……」
l从・∀・ノ!リ人「大兄者小兄者の顔を見たかったというのも嘘ではないんだがの。二人とも家元をはなれて独身寮にいる故なかなか会えぬのじゃ」
加賀「……」
l从・∀・ノ!リ人「………ぶっちゃけあの抱擁は真面目に死が見えたので二度としてほしくないのじゃ」
加賀「!?」ガーーンッ
l从・∀・ノ!リ人「まぁ、主目的は大洗女子学園への乗船じゃがな」
金剛「オーアライ?何でマタ?」
l从・∀・ノ!リ人「来る明日、知波単学園と大洗女子学園の練習試合があるのじゃ。
西絹代隊長の勇姿、必ずや眼にしなければ」
提督「………知波単学園なら来ないぞ」
l从・∀・ノ!リ人「なん……だと……」
提督「いや、青ヶ島襲撃が起きてからまだ1週間と経ってないんだぞ?
近隣掃海は徹底してるとはいえ、学園艦を動かせるわけないだろ」
( ´_ゝ`)「寧ろ、プラウダ学園が母港に帰れず立ち往生してるな。補給のために入港した直後に航行制限令が出ちまったから」
l从・∀・#ノ!リ人 「ええい共産主義かぶれのアカ共なぞどうだってよい!だいたい去年の全国大会での西住みほ殿に対する仕打ちすらまだ納得しておらんのじゃ!!
卑怯千万なポルシェヴィキなどより、突撃精神に溢れ戦車道のなんたるかを体現する知波単の方が大洗女子一同も気持ちよく戦えるに決まってるのじゃ!!」
提督「なあ、お前らの妹がやたら古風なしゃべり方をするのってもしかして」
( ´_ゝ`)「うむ、妹者はばりばりの知波単学園ファンだ。ついでにアンチプラウダ兼任」
日向「……にしても色々間違っている気はするが」
(´<_` )(そもそも大学選抜とのエキシビションマッチではわりかし知波単も搦め手使ってたしな)
l从-Д-;ノ!リ人「ヴぁー……完っ全に無駄足なのじゃー……母者に内緒で苦労して出てきたのに、よりによって西隊長のお姿が観られぬとは」
( ´_ゝ`) ペシーンッ
⊂彡そ
l从x∀x;ノ!リ人「ノジャッ!?」
( ´_ゝ`)「お前の知波単フリークぶりはよく知ってるから気持ちは解るが、今回はちょっと自分勝手すぎるぞ妹者よ」
(´<_` )「兄者の言うとおりだ。お前が歳不相応にしっかりしているのはよく理解しているが、所詮小学校四年生の女子に過ぎん。
たまたま金剛と日向さんに会えてたからよかったが、そもそもウチから大洗までは決して近い距離じゃない。誘拐、交通事故、迷子、もしかしたら深海棲艦の空襲だってあるかも知れないんだぞ」
l从・∀・;ノ!リ人「う~…ごめんなさいなのじゃ」
(´<_` )「解ればよろしい」
金剛「……前々から気になってたんだケド、何でサスガの二人ハ日向ハさん付けで私は呼び捨てナノ?」
( ´_ゝ)
(<_` )
金剛「おいこっち見ろゴルァ」
加賀「……それで、実際どうします?」
提督「単に迷子ってだけなら交番に引き継げたんだが、幾ら小規模場末とはいえ鎮守府関係者の身内となるとなぁ……託児所扱いしたと見なされて警視庁から鎮守府に物言いがつきかねん」
(´<_` )「警視庁まで話が行けば間違いなくもう一段拗れるな。最近陸自と海自の上の方が焦臭いらしいし」
( ´_ゝ`)「青ヶ島に87式配備するとき作戦立案した海自の三尉が越権行為ギリギリのごり押しかましたらしいなそういや。
まぁ、気にする必要は無い。俺から直接母者に連絡を取る」
l从・∀・;ノ!リ人「え゙」
( ´_ゝ`)「交番に預けるワケにもいかないがさりとてまた来た道を一人で帰すのも危ないことに変わりはない。
幸い母者も丁度今頃起きているだろうし、まぁ一時間程度なら来られない距離でもなかろうしな」
l从・∀・;ノ!リ人「待つのじゃ大兄者!そのスマホをつなぐでない!!妹者がしこたま怒られるではないか!!」ピョンッ、ピョンッ
( ´_ゝ`)「自業自得だ自業自得。皆、すまんが俺が電話をかける。一応妹者を見張っといてくれ」
一同「了解」
l从・∀・;ノ!リ人「うー……」
( ´_ゝ`)「ぴっぽっぱっと……あ、もしもし母者か?うむ、起き抜けにすまんな───」クルッ
提督(そういやまだ朝のニュース見てねえな)テレビポチー
(´<_` )(ニュース……交代まであと30分か)チラッ
鈴谷(アレ?スマホ光ってる、着信かな?)ピッ
金剛(Oh……テートクの横顔カッコイイデース////)ポー
日向(……瑞雲教入信表どこにしまったかな)ゴソゴソ
加賀(……そう言えば、おなかがすきました)グー
l从・∀・ノ!リ人「!」
∀・ノ!リ人 三 ダッ!!
暁(!? 逃げる気ね!)ダッ!!
( ´_ゝ`)「───うむ、ここでしっかり預かって………なぁ、妹者と暁は?」
(´<_` )「えっ」
提督「えっ」
加賀「えっ」
金剛「エッ」
鈴谷「えっ」
日向「えっ」
( ´_ゝ`)
(ⅲ´_ゝ`)「母者、今の報告で一つ訂正があるんだけどさ。出来れば聞く前に俺と弟者を半殺しまでで許すって約束してくれない?」
~閑話休題~
∧_∧ / )
(´Д`)___/ /
./⌒ \―――′ _
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\ニニ〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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.〈 〈
※青ヶ島の一件で一躍時の人となり、週刊アスキーで表紙グラビアの撮影を受けている八頭進提督
カチューシャ「もうっ、いつになったら私たちは大湊に帰ることができるのよ!」
ニーナ「仕方ねえだ隊長、お国からの命令ですから」
カチューシャ「解ってるわよ!でもやっぱり戻りたいんだもの!」
ニーナ「そらまぁ、私も隊長と同じ気持ちですけんども……だども、学園艦が深海棲艦に襲われたりしたら一溜まりもねえベ」
カチューシャ「全くもう!自衛隊も艦娘も何をやってるのかしら!私が指揮官ならカチューシャ戦術で深海棲艦なんてすぐボッコボコにしてやるのに!」イライラ
ニーナ(……はぁ、ノンナさぁならこんなとき簡単に隊長のこつなだめてくれるし、西住さぁいりゃ隊長も少しゃあんべなおるだが、どじもいねからたげからきんずだぁ)
~プラウダ学園~
ノンナ「………」グググググッ
↓プラウダ保険医
|゚ノ ;^∀^)「無言無表情で拘束具壊そうとするのやめなさい。というか風邪の患者縛り上げなきゃいけないってどうなのよ」
ノンナ「カチューシャの……カチューシャのためにもいかなければ……」ゼイ、ゼイ
|゚ノ ;^∀^)「38.7℃も熱がある状態で何言ってんの……はぁ、せめてクラーラさんが居てくれればこの子も少しは休む気になったのに」
ノンナ「……同志クラーラはお父様との久々の邂逅なのです。私もカチューシャも、彼女の邪魔だけはできません」
|゚ノ ^∀^)「はいはい立派立派。とはいえ、その考え方は先生も賛成だわ。
……しかし時代が変わったわねぇ。自衛隊、ロシア軍、アメリカ軍の空母が一緒に日本の領海で浮かぶ日が来るなんて」
ノンナ「正確には、日本は防空指揮艦でロシアは重航空巡洋艦ですが」
|゚ノ ;^∀^)「建前って面倒ねぇ……さ、そろそろ朝ごはんにしましょうか。カチューシャさんのためにも、しっかり食べてしっかり治すのよ」
ノンナ「そうします。
……ところで食事中はこの拘束は」
|゚ノ ^∀^)「昨日の夜拘束を外した瞬間007も真っ青の手際で窓から脱出を計った女子高生はどこのどちら様だったかしらね?
諦めてあーんの刑に服しなさい」
ノンナ「чёрт」
カチューシャ「もう、もう!ミホーシャたちがオススメしてくるから大洗リゾートアウトレットに来たのに、お店は全部閉まっちゃってるし!本当に踏んだり蹴ったりだわ!」
ニーナ「隊長、こげんちょうはんめ…あー、こんな朝っぱらじゃああいてねえのは当たり前だ。まだ朝8時を過ぎたところだべ」
カチューシャ「うっ……そ、そんなの知ってたわよ!!」
ニーナ(強がッてっけど、ノンナさぁいねからやっば本調子じゃねえでなぁ。だども、わだしじゃほんずねし……あり?)
l从・∀・;ノ!リ人「うぉおおおおおっ!!燃えるのじゃ妹者のコスモぉおおおおおお!!!!」シュタタタタタタッ!!!
暁「あぁもう!!ほんっとに待ちなさいったらーーーー!!!」ダダダダダダッ!!!
ニーナ「……あのわらはんど、なんでこげん時間からぼりっこしてるだ?」
カチューシャ「事件よ!!」
ニーナ「………は?」
カチューシャ「今私たちの目の前を通り過ぎていった二人、片方見たことあるわ!艦娘の“暁”よ!大湊の警備府で同じ艦種の子が勤めてるの!」
ニーナ「そいや、学園艦の周りで護衛についてんの何度か見たこどあんなぁ」
カチューシャ「外見が幼いとはいえ“艦娘”が追ってるんだもの、きっと追われている女の子は何か重大な秘密を握る子に決まっているわ!」
ニーナ「……そ、そうだか?」
カチューシャ「そして、その事件が偉大なるカチューシャの目の前を通り過ぎた………即ち、天は私にこの事件を解決するよう言っているのよ!!」
ニーナ「いや、そのりくつはおかしい」
カチューシャ「追うわよニーナ!!退くt…事件がカチューシャを呼んでいるわ!!」ガシッ、ダッ!!
ニーナ「今退屈しのぎっていいかけたべ!?うへぁ隊長意外と力強い……ぎゃーーーー!!?」ズルズルズルッ!!
暁「────そいやぁっ!!」ガバアッ!!
l从・∀・;ノ!リ人「おぶっ!?」
ゴロゴロゴロッ、ドシンッ!!!
l从x∀x;ノ!リ人「ぬぉおおお……思いっきり頭ぶつけたのじゃー……」
暁「もう、こんなところまで逃げたりして!でもようやく捕まえたわ、大人しくしなさい!」
l从・∀・;ノ!リ人「くっ、だが妹者は諦めぬ!知波単魂で突貫しこの窮状を打破するのじゃあ!!」
暁「あっ、こらあっ!暴れちゃダメ!!」
l从・∀・;ノ!リ人「ええい、背中からどかぬか!だいたい年端もいかぬ幼女に飛び乗って馬乗りになるってレディとしても艦娘としてもどうなんじゃ!!」
暁「そ、それは貴女がにげるから悪いんじゃない!にげるのをやめるならどいてあげるわよ!」
l从・∀・;ノ!リ人「それだと意味がないじゃろうが!あと重い!!」
暁「あ、あ、貴女れでぃに向かって重いだなんて失礼……えっ?」ダダダダダダッ!!!
カチューシャ「─────カチューシャアターーーーック!!」バキョッ
暁「きゃあっ!?」
l从 ∀ ;ノ!リ人「んごあっ!?」
カチューシャ「ふふんっ、どう?ニーナ!この偉大なるカチューシャ戦術の前には、どんな相手も恐るるに足らずだわ!」
ニーナ「ただの跳び蹴りだべ……あー、というか隊長」
カチューシャ「なぁに?」
ニーナ「偉大っちゅーか、とりあえずエラいことにはなってるだ」ユビサシー
暁「」チーン
l从 ∀ ノ!リ人 チーン
カチューシャ「………あ」
('(゚∀゚∩ 朝でもやってる喫茶店に移動したよ!!
ニーナ「────ほんっっっっどに申し訳ねえだ、ウチの隊長がぼごっだばっがりに、お二人に痛い思いさせちまっただ」
カチューシャ「………その、ごめんなさい。私のせいで」
暁「そ、そんな気にしないでよ!寧ろ私は感謝してるわ、おかげでこの子のこと捕まえられたんだし!」
l从-∀-;ノ!リ人「妹者としては逃走を邪魔された手前複雑じゃが……しかしまぁそもそも此方のバカ騒ぎが過ぎたのは確かじゃな。そして原因が妹者なのも間違いない。
この流石伊緖里、心の底から謝る。あいすまぬ」
ニーナ「いんやぁ、解ってくれたらいいべさ」
カチューシャ「ふんっ、シベリアの大地より寛大な心で許してあげるわ!」
l从-∀-;ノ!リ人「……その言葉遣いにその服装、やはりと思うておったがやはりプラウダ高校のファンか。更に複雑な気持ちじゃ」
カチューシャ「ファン?何言ってるのよ貴女」
l从・∀・ノ!リ人「む?違うと申すか?」
カチューシャ「私とニーナは正真正銘プラウダの戦車道履修者よ。地吹雪のカチューシャといえば、知らない奴はいないんだから!」
l从・∀・ノ!リ人
カチューシャ「な、何よ」
l从・∀・ノ!リ人「Excuse me, do you mind if I ask your age?」
ニーナ「17 and 18 years old.」
l从・∀・ノ!リ人「Oh, amazing……」
あかカチュ「「日本語で話しなさいよ!!」」
l从・∀・ノ!リ人「マジか……ファン相手すら複雑なのによりによって本人とは……」
ニーナ「……気になんだども、なして私らがプラウダの生徒だと複雑なんだべ?」
l从-∀-;ノ!リ人「……隠し立てするのもフェアではないの。正直かつ有り体に言えば、妹者はアンチプラウダなのじゃ」
ニーナ「あー……なるほどなー」
カチューシャ「ふんっ、アンチがつくなんて強者の宿命だから慣れてるわ。どうせ貴女もミホーシャのファンで、去年の決勝のことで怒ってるんでしょ?」
l从・∀・ノ!リ人「正答率75%といったところじゃな。去年の決勝の件であることは間違いない。そして、西住みほ殿は戦車道の頂を志すものとして尊敬に値する。
じゃが、妹者は知波単学園こそ我が魂のいきつく場所と心得ておる。別段西住殿のファンというわけではない」
ニーナ「よっくわがんねえなぁ、ほったら何でウチのアンチなんだ?」
l从・∀・ノ!リ人「……まぁ、この気持ちは一種の子供の駄々じゃ。頭ではプラウダのあの砲撃が正当で、かつなんら責められるべきものではないと解っている。
じゃが、子供からすれば……“強く美しき乙女のたしなみ”にあこがれる身からすれば、どれほど“理屈”が解っていても見栄えが悪いだけでどうにも好かん。自分の心底好きなことを汚されてしまったような気分になってな」
カチューシャ「その割には、カチューシャ達と普通に話すわね」
l从・∀・ノ!リ人「たった今言ったであろう。“理屈では”解っていると。
はっきり言うが未だ妹者の中でのプラウダの評価は“卑怯なロシアかぶれ共”じゃし、嫌いなのじゃ。
じゃがだからといって、プラウダの生徒一人一人を憎んで目の敵にしているわけではない。
ましてや勘違いを招き迷惑をかけたのは此方じゃ」
ニーナ(……この子はこの子で本当に10歳なんだべか?)
暁「……貴女が“戦車道”がとても好きなのも、ちはたんっていう学校の人たちみたいにまっすぐな戦い方が好きなのも凄くよくわかったわ。
でも、そんな子がお母さんに内緒で勝手に家を抜け出したり、怒られたくないからにげて人に迷惑をかけちゃダメじゃないの?」
l从・∀・;ノ!リ人「うぐっ!?」
暁「流石伊緖里、貴女の言い分はホコタテしてるわ!!!」レディーーーーンッ!!!
l从・∀・;ノ!リ人「おのれ……“矛盾”も正確に読めぬようなお子様が正論を!」
暁「お子様言うなーーー!!!」!カスンプ
ニーナ「お二人は漫才コンビでも目指してるだか?」
カチューシャ「……とりあえず、待ってる人が居るなら帰った方がいいんじゃないの?話聞いてる限りだと、伊緖里も暁も何も言わずに飛び出してきたんでしょ?」
暁「ええ、そうね。そろそろ行くw───」
l从-∀-;ノ!リ人「嗚呼、母者に引き渡された後のお説教を思うと身が震えるのj───」
暁「……」
l从・∀・ノ!リ人「……」
カチューシャ「……ちょっと、どうしたのよ」
l从・∀・ノ!リ人「そういえば」
暁「ここ、どこ?」
ニーナ「大洗だ、い、な、な、け、い、び、ふ、と………あー、大洗岬んとこかぁ。
わりかし遠くまで来ちまってるだな。こっから歩いて帰るのは結構大変だべ」
l从・∀・ノ!リ人「うーむ……具体的に何分くらいかかるのじゃ?」
ニーナ「ま、言っても30分ぐれぇだとは思うけんど……」
カチューシャ「私たちも夢中になって追っかけちゃったからここが正確にどこかは解らないのよね……大洗に来るのはあくまでたまにだし、GPSもちょっと調子悪いし」
ニーナ「位置情報が安定しねえだ、ルート検索も読み込まねえし」タッチタッチ
l从・∀・ノ!リ人「関係ないがGoogleマップでルート検索したときたまに目的地の裏手に連れて行くのやめてくれんかの」
ニーナ「マンション検索すっと特に多いべ」
あかカチュ(なんの話をしてるのかしら……)
カチューシャ「とにかく、ルート検索が使えない以上別の方法で帰るしかないわね。ねえ、貴女たちの身内には電話できないの?」
暁「今日着任したばっかりでまだ官給端末は受け取ってないわ!!!」ドーーーーンッ!!!
l从・∀・ノ!リ人「妹者は単純に忘れた!!!」バァーーーーンッ!!!
カチューシャ「なんであんたたち自慢気なのよ!」
ニーナ「仕方ね、私が電話するベ。アリーナに頼んで飛行機飛ばして貰えば、そっから学園艦経由で伊緖里ちゃん達も帰r(ブロロロロロ……キキッ
? , -------------------------------------------ミ、
, r────‐───┬───────→、
,. / | {
/ ______ ∠ニニニニ| ________________j___________ {
. /:/ ̄ └┤::::::ヽ //斗-=ヌ}} | | ! }::::::) γヽ√ヽj{: }:::::::::::::::}_j⌒L. }} ∧ {
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j∠:::}─÷、_ゝ--{尨:::::// ̄`Y::::::::::::::}} | | V ::::::::::::::: |:::::::::::: }:::::::::::::::}::::::::::::i:}} i{
/ヽ冖冖冖冖冖冖{{=≠∠ヽ___, 斗卉~ ̄ | | __ヽ ──亠──i}──‐ }─────一 ' }1
j __ ゞ<] i ∠二i| |{__j ______________}ニΞニΞニΞニΞ}=======}1
{______jYL_______________j_____|___,. -‐────千「 ̄ } , ---ミ、 }1
{∬--==----{ √Vヽ ‐}| , ---ミ、 /{| } / , --x L }1
Γ`ー───‐ヘ__jニ乂i___}| /, ---x X Ч } j /__ Ⅵ__,. }'
〕Ξニ==---x r─┐ | ]/ _ \i | ___________}____,. 斗-{ かVメ、 | ノ
〔 ̄`T^^Tゝ┴LFニ7 |__/ /V入 iL.才^´ ̄ ̄ { i] o j]斗 ´
. `ー |____jニ=------' ├─‐{ i] o Y i ||____, v==ォ ─────{ や几// ´
. `弋大大オ¬ ─┴‐-イ V 几|/ /´  ̄ ヽニニイ
`ー一' ヽ 二二 イ
l从・∀・ノ!リ人「……トヨタ・ハイエースじゃな」
ニーナ「んだな、そんで真っ黒だ」
カチューシャ「そうね、そして私たちのすぐ横に止まったわ」
暁「ええ、更に曇りガラスで車内が見えないようになってるわね」
ガラッ
(;*゜3゜)「ハァ、ハァ、ハァ……お、お嬢ちゃん達、お困りかい?ぼ、僕たちが送ってあげるよぉおおお……」
l从・∀・;ノ!リ人「やべーぞレイプだ!!」ダッ!!
ニーナ「これあがめ!これいづばんあがめやつだ!!いっぺこはかんべんだぁ、おかながーーー!!」ダッ!!
カチューシャ「日本語で話しなさいよ!!」ダッ!!
暁「なんかよくわかんないけど怖い!!」ダッ!!
(;゜3゜)「あ、君たち!?ちょっと、ちょっとまって!?」
川;` ゥ´)「ピャーーー!!!何逃げられてるのよさ!!」
(;゜3゜)「だ、だってあの子たちが勝手に僕のことを見て逃げ出したんですよ!?」
川*` ゥ´)「そりゃあんな不審者丸出しの近づき方されたら誰だって逃げるのよさ!私もぴゃーーーっと逃げるわ!
そもそもこんな数え役満な外見のハイエースチョイスした時点で厳しいけど!ウチのボスこういう計画向いてないのよさ!」
(;゜3゜)「ど、どどど童貞間違えたどうしましょう!?」
川#` ゥ´)「決まってる、追うのよ!!
あの中の一人艦娘だぞ!これ以上の“材料”はないわ、なんとしてもふん捕まえなさい!!」
~閑話休題~
\ │ /
/ ̄\
─( ゚∀゚ )―
\_/
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|(´Д`)|
\ ノ
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※遠征艦隊が持って帰ってきた謎の物体の使い方が解らずとりあえず天に掲げてみる八頭進提督
《………大洗港に停泊しているアドミラル・クズネツォフから昨日、ロシアの外交使節団が日本へと入国しました。
アバクモア使節代表はその足で水戸市のコスタリカ大使館を訪問、先日発表されたロシア人向けのビザの撤廃について感謝と評価の意を伝え───》
『あぁ、アバクモア代表に伝えてくれ。娘が同じホテルに泊まることを許可してくれてありがとうとな。娘を学園艦に送り届けたらすぐに戻るよ。
……うん、久しぶりに娘との朝の散歩を楽しめた。リフレッシュとしては最高さ。
それと、もし出来ればでいいんだが、私と娘を引き合わせてくれたヤポーニャの戦車道連盟に所属しているヒヤネとかいう男にも謝意のウォッカを送っておいてくれ』
ピッ
クラー父『すまなかったなクラーラ。結局一日しか時間が取れなくて』
クラーラ『いいえ、パーパ。こんなに忙しい中時間を作ってくれて本当にありがとう。
私も、パーパと久しぶりに話が出来て嬉しかったわ』
クラー父『………その割には、君の話の中に出てきたのは“同志”ノンナと偉大なるカチューシャの話ばかりだったな。まさか、シュコーラを卒業したかしないかの年齢の娘に嫉妬をする日が来るとは思わなかった』
クラーラ『っ、パーパ!///』
クラー父『はっはっはっ、そう照れなくてもいいさ。寧ろ私としては、愛娘が留学先でしっかりと友達を作ってくれたようで嬉しい限りだよ。
正直プラウダの校風を聞いたとき少し不安だったんだよ。クラーラが馴染めないか、或いは共産主義の亡霊に取り憑かれてレーニンに心酔して帰ってきてしまうのではないかと思ってね』
クラーラ『………』
クラー父『……クラーラ、我が愛しき娘よ。突然車の外の景色の虜になった理由は今の私の発言とは何の関係もないよな?なぁ、無関係なんだよな?』
《代々木公園では昨日も、“ガーディアンズ”と名乗る平和主義団体によるデモが行われました。
デモの主催者は深海棲艦との“対話”による戦闘の終結を主張し、艦娘をはじめとした海上戦力の強化を行う日本政府の対応を激しく批判。シュプレヒコールを上げました。
駆逐艦娘の誘拐未遂事件が相次いでいることもあり周囲を警官隊が包囲、一部で小競り合いが起こるなど緊迫した空気が……》
クラー父『………不思議な国だな、ヤポーニャは。侵略者から護ってくれる存在を非難し、侵略してくる存在を擁護するか』
クラーラ『……長らく、戦争というものを知らずにこの国はつづいてきましたから。
戦争を、日本人は想像でしか語れません』
クラー父『そう言えば、この国は奇跡的に本土上陸も学園艦の撃沈も回避していたな。
しかしその結果がこんなバカ共の跋扈を許したのだとしたら、散っていった自衛隊も浮かばれないだろうに』
クラーラ『………。
────えっ!?』ガバッ!!
クラー父『クラーラ、どうかしたのかい?』
クラーラ『今、向こうの歩道をカチューシャが走って行ったわ』
クラー父『………クラーラ、君がその学友を心底敬愛していることは昨日で思い知ったがな、何も残り少ない親子水入らずの時間に幻影を見ることは』
クラーラ『私と同志ノンナに限って、カチューシャの姿を見誤るはずがありません。
それにもう一人別の学友、ニーナも一緒でした』
クラー父『ほう、早朝からのランニングかな?なかなか精が出るじゃないか』
クラーラ『……同行していたのはあと二人。一人は見覚えがありませんでしたが────もう一人は、艦娘です。
私たちの海軍に所属する“ヴェールヌイ”タイプの姉妹艦、暁でした』
クラー父『……!』
クラーラ『四人とも、何者かに追われているようでしたわ』
クラー父『………』
ピッポッパッ、プルルルルル
クラー父『あー、もしもし私だ。至急調べてほしいことが────』バリーーンッ!!
キキキーーーッ!!!
シュタタタタタッ!!!
<オイ、アブネーゾ!
<アノオンナノコ、イマクルマカラトビダシテキタワヨ!?
<ウオッ、ハヤッ!?
クラー父『……やはりヤポーニャ留学は間違いだったな、とんだお転婆に育ったものだ。
あぁ、すまない。それで、今から言う情報を集めて────』
提督「───はっ、確認致しました。これより捜索に移ります。
……まっ、実際にはもう捜索に移ってるんだがなっと」ピピピッ、プルルルルルッ
( ´_ゝ`)《此方兄者、妹者達が見つかったのか?》
提督「俺は見つけてないが目撃情報だ。
ロシア外交使節団の護衛係より“艦娘らしき少女を含めた四人組が走っているのを見かけた、様子が尋常ではなかったので極秘に通報する”と連絡あり。
位置はサンビーチ通り、キャンプ場の方に向かって行ったそうだ」
(;´_ゝ`)《………完全に反対方向だな。大洗駅の方に来ると踏んでたんだが》
提督「悔やんでも仕方ないさ。
人数が増えてたり“様子が尋常ではなかった”というのが気になる。何かの事件に巻き込まれてるかも知れん」
( ´_ゝ`)《同感だ。すぐ弟者を呼ぶ、どこが集合場所だ!?》
提督「流石に徒歩で向かうには距離がある、猫山一曹に連絡して資源搬入用のトラックを回してもらう!」
( ´_ゝ`)《ってことは大洗リゾートアウトレットか!すぐに向かう!》
提督「おう、急げ!」ダッ!!
カチューシャ「っ!離せ!離しなさい!!絶対にあんたたちシベリア送りにしてやる!!」
暁「れでぃの身体を触るなんて失礼じゃないの!!私怒ったんだから!!」
l从・∀・#ノ!リ人「ええい、エロ同人みたいな目に遭ってたまるかぁ!!妹者は最後まで突貫し続けるぞぉ!!」
ニーナ「えきななよおんめら!!そげながちゃめねがもなんてひきちぎっからな!!」
ギャーギャーギャー
「り、リーダー、お望みのもん捕まえてきました!」
「ピャーーーッと行ってピャーーーッと見つけてきたのよさ!あたしら頑張ったのよさ!」
(・(エ)・)「よーしよし、なかなか元気な娘っ子どもじゃねえか。よくやったぞ、阿久谷、田中」
川///メ ゥ´)
(###)3(###)
(・(エ)・)「……人相変わったなお前ら」
川///メ ゥ´)「えらく強かったのよさこの子ら」
(###)3(###)「前が見えねぇ」
暁←艦娘
カチューシャ←戦車道名門校隊長
ニーナ←同装填手
l从・∀・ノ!リ人←血筋
(・(エ)・)「まぁまぁ、不幸なすれ違いから起きた怪我はしゃーねえよな。
嬢ちゃん達安心しな。俺たちゃ嬢ちゃん達をいじめたくてここに連れてきたワケじゃねえんだよ」
l从・∀・ノ!リ人「……」
暁「……」
(・(エ)・)「後ろの二人も、ここに居る野郎共も、勿論俺も本来は紳士なんだよ。
あ、俺はある反戦団体のメンバーである熊沢ってもんなんだがな。今日はな、嬢ちゃん達にお願いがあってここに呼んだのさ」
カチューシャ「……」
ニーナ「……」
(・(エ)・)「……あの、なんか反応してくれるとありがたいんだけど」
l从・∀・ノ!リ人「いや、この上なくあからさまな雑魚が出てきたなあって」
カチューシャ「これが小説だったりしたらものすごく解りやすい使い捨てキャラよねって」
暁「れでぃの私から見ても貴方たち全員絶対紳士とは逆の位置にいるなあって」
ニーナ「サンダースのアリサさんに通じるそこはかとない三下臭がするだ」
(・(エ)・)「うん、もうちょっと自分たちの置かれた状況を考えて発言しようか?割と俺も真面目な話今からするし。
あとそこの田舎チビ、お前さりげなく一番毒含んでたからな?俺会ったこともないアリサちゃんに慰めの言葉かけたくなったからな?」
l从・∀・ノ!リ人「で、なんかようなのじゃ?雑魚沢」
ニーナ「アリ沢さぁ、あたしら学園艦さ帰んなきゃなんねえから手短に頼むだ」
(・(エ)・)「熊沢だ熊沢!!あとそこの田舎っ子はそのアリサとかいう子に何の恨みがあるんだよ!!」
(゜3゜)「お、落ち着いてくださいボス!」
川*` ゥ´)「そうのよさ!ピャーーーッっと目的を果たすのよさ!」
(;・(エ)・)「お前ら回復早ええな!?リジェネか何かか!?」
(・(エ)・)「……アレだよ、俺らはただ、嬢ちゃん達にビデオに出てほしいだけさ」
l从・∀・ノ!リ人「やっぱりエロ展開じゃないか!!変態が!変態が!!」
ニーナ「鬼!ケダモノ!クリムゾン!!」
(・(エ)・)「お願いだから話を進めさせてくれ……そこの嬢ちゃん、アンタ艦娘だろ?俺の記憶が正しければ、駆逐艦って奴だ」
暁「そ、そうよ!!特Ⅲ型駆逐艦の暁よ!それがどうしたっていうのよ!!」
(・(エ)・)「いやなに、俺らのお願いってのはとても簡単なことでな……おい」
「へいっ」ズイッ
(・(エ)・)「このカメラに向かってな、“私たちは戦争が嫌いです、国の人たちに言われて無理やり深海棲艦と戦ってるんです”って言ってくれりゃいいんだよ」
暁「………え?」
(・(エ)・)「さっきも言ったけど俺たちゃ紳士だからよ、子供を無理やり戦わせる国の連中が許せねえんだよ。
この国は間違った戦争をしてるんだ、深海棲艦とだって対話をすればちゃーーんとわかり合えるんだよ」
カチューシャ「……」
ニーナ「……あー」
(・(エ)・)「俺は知ってるぜ、駆逐艦娘みたいな幼い子があんな残酷な真似したいとは思うわけがねえんだよ。だからな、俺たちは国を救って、お嬢ちゃん達を助けたいんだ。
君らもこの子の友達なんだろ?なんなら暁ちゃんと一緒に、酷いことをしている自衛隊や政府に声をあげて」
「お前、心底のバカじゃな」
(・(エ)・)「……あ?」
l从・∀・ノ!リ人「妹者はまだ10歳だが、確信した。少なくとも妹者のおつむはお前よりマシじゃ。
話し合えば解るとか言ってる輩が、年端もいかぬ幼女含むレディ四人を縛り上げて人気のないところに無理やり連れ込み、あまつさえ威圧するように十数人で囲む……完全に話し合いの真逆じゃな。兄者達が言ってたぞ、そういうのをダブルスタンダードって言うんじゃ」
(・(エ)・)「………いやいや、これはただの行き違いだよお嬢ちゃん。ふん縛ったのは悪かったけれど、元はといえば田中が出てきたときに君たちが逃げたのも原因の一つだぜ?
さっきも言ったけど、俺は駆逐艦娘の子たちを助けたい一心で」
暁「私たちはそんなことたのんでないわ!!」
(・(エ)・)「……」
暁「確かに私だって怖いとは思うし、私の妹には“敵でも助けたい”って思ってる子も居るのを知ってるわ!
でもね、私たちが戦わなきゃ、貴方たちを含めた普通の人たちがたくさんたくさん死ぬことになるのよ!
だから私は、“戦いたくない”とは思わないし“無理やり戦わされて”もいないの!私は、私たちは“自分の意思で”戦ってるのよ!」
(・(エ)・)「……そりゃ暁ちゃん、君は悪い大人達に騙されてるだけで」
ニーナ「えっらそうに話し合いだなんだ言っといて、自分に都合の悪い意見が出てきたら“騙されてる”かぁ……はんかくせなぁ」
(・(エ)・)
ニーナ「おめえみてえのを北の方じゃつぼけっつうんだべ。おめさプラウダ来なくてよかっただなぁ、んな言い訳ばっかしてたら先輩方に雪ん中埋められてるベ」
(・(エ)・)「…………お前r」
カチューシャ「もういい、黙りなさい!!口を開かないでちょうだい!!次にバカみたいなこと言ったらシベリア送り250ルーブルよ!!」
(・(エ)・)
カチューシャ「勝手に正義の味方気取って艦娘を助けるだの自衛隊は悪い奴等だの、ほんっとに頭の悪い台詞が多すぎて私のウラル平原より広い心でも我慢の限界だわ!
私たちの学園艦が大湊に帰るときにはね、艦娘の皆が周りをグルッと囲ってずっと深海棲艦がこないか見張ってくれるのよ!
自衛隊の護衛艦はね、深海棲艦から攻撃がきたら盾になれるように艦娘の皆と一緒に学園艦の横にぴったりついてくれるのよ!
別にここはソヴィエトじゃないから、どんな意見持ってたって構わないわ!
だけどね、護って貰ってることも知らないで、あの人達やあの子たちのことを悪く言わないで!吐き気がするわ!!」
(・(エ)・)「………」ブンッ!!
カチューシャ「っ」バシッ!!
(;゜3゜)「ちょっ、ボス!?」
(#・(エ)・)「下手に出てりゃいい気になりやがってクソガキ共が!何度も言うけど立場を弁えろよ、さっきそっちの二人が言ってたみてえに変態御用達ビデオの撮影会にしてやってもこっちは一向に困らねえんだぞ!!」
l从・∀・ノ!リ人「………ぷふっ」
(・(エ)・#)「だから笑うんじゃねえよ!本当にヤるぞゴルァッ!!」
l从・∀・ノ!リ人「いや、笑うなって方が無理じゃろこれ。
……雑魚沢、お主」
ドガシャアアアアアアアアンッ!!!!
(;・(エ)・)「!?」
l从・∀・ノ!リ人「どんだけやられ役のテンプレートなぞったら気が済むんじゃ」
(・(エ)・)「…………お前r」
カチューシャ「もういい、黙りなさい!!口を開かないでちょうだい!!次にバカみたいなこと言ったらシベリア送り250ルーブルよ!!」
(・(エ)・)
カチューシャ「勝手に正義の味方気取って艦娘を助けるだの自衛隊は悪い奴等だの、ほんっとに頭の悪い台詞が多すぎて私の西シベリア平原より広い心でも我慢の限界だわ!
私たちの学園艦が大湊に帰るときにはね、艦娘の皆が周りをグルッと囲ってずっと深海棲艦がこないか見張ってくれるのよ!
自衛隊の護衛艦はね、深海棲艦から攻撃がきたら盾になれるように艦娘の皆と一緒に学園艦の横にぴったりついてくれるのよ!
別にここはソヴィエトじゃないから、どんな意見持ってたって構わないわ!
だけどね、護って貰ってることも知らないで、あの人達やあの子たちのことを悪く言わないで!吐き気がするわ!!」
(・(エ)・)「………」ブンッ!!
カチューシャ「っ」バシッ!!
(;゜3゜)「ちょっ、ボス!?」
(#・(エ)・)「下手に出てりゃいい気になりやがってクソガキ共が!何度も言うけど立場を弁えろよ、さっきそっちの二人が言ってたみてえに変態御用達ビデオの撮影会にしてやってもこっちは一向に困らねえんだぞ!!」
l从・∀・ノ!リ人「………ぷふっ」
(・(エ)・#)「だから笑うんじゃねえよ!本当にヤるぞゴルァッ!!」
l从・∀・ノ!リ人「いや、笑うなって方が無理じゃろこれ。
……雑魚沢、お主」
ドガシャアアアアアアアアンッ!!!!
(;・(エ)・)「!?」
l从・∀・ノ!リ人「どんだけやられ役のテンプレートなぞったら気が済むんじゃ」
( ´_ゝ`)「えー、マルキューマルマル、大洗町21号県道沿い廃屋にて艦娘【暁】他三名を誘拐した犯人グループを捕捉。………なお、犯人グループによる少女への暴行も認む」
(´<_` )「冷静な状況分析、流石だな兄者」
l从・∀・ノ!リ人「まるで漫画のような登場タイミング、流石じゃな大兄者、小兄者」
( ´_ゝ`)「だろう?」(´<_` )
提督「……全くの同時によそ見しちまった俺達もアレだが、完全な報告業務放棄はいただけんな。
研修は初日から厳しいぞ、暁」
暁「て、提督……」
クラーラ「※※※※※※※※※」ブツブツブツブツ
カチューシャ「……あ、あの、クラーラ?私は無事だから落ち着いて?」
ニーナ(………これおそばについていながら隊長を守れなかったあだしも後で殺されるパターンじゃねえべか?)ゾッ
(・(エ)・;)「な、な、何だよお前ら!!ここ人んちだぞ!?不法侵入だぞ!?」
「てめぇ!死ね!!」ブンッ!!
( ´_ゝ`)「どうもー、海上自衛隊特別警備隊の者でーす」
ヒュッ、ボグッ!!
「コポォッ……」ドサッ
( ´_ゝ`)「お馬鹿な若者諸君に格闘術の指南を付けに来ました~。あ、もしかしたら内蔵ダメにしちゃうかも知れないけど勘弁してな?」
(´<_` )「そもそも不法侵入云々は完全なブーメランだしな。百歩譲って不法侵入だとして誘拐とどっちが罪が重いんだっつー話で」
「おらあっ!!」ブンッ!!
(´<_` )「おまけに」ガッ、グルンッ!!ドダダアンッ!!
「」ピクッ、ピクッ
(´<_` )「わざわざ正当防衛の大義名分までくれるんだ、ありがたい話だな。
で、提督は大丈夫か?」
提督「あのな、一般公募組とはいえ仮にも軍人だぞ軍人」ギギギッ
「いでぇえええっ!?いででででいでえよぉおおお!!?」ギリギリギリギリギリッ
提督「護身術は一通り叩き込まれてるっつの。お前らほどじゃないにしても、こんな奴等に負けるかよ…っと」グギリッ
「」チーン
(・(エ)・;)「なっ───」ブンッ、ビダァアアンッ!!!
「」ズルズルズル…
(゚(エ)゚;)「ヒッ……」
クラーラ『あの喋るクソの塊は私が殺します。初対面のところ申し訳ありませんが、構いませんか?』
( ´_ゝ`)「すまねえ、ロシア語はさっぱりなんだ。
だがまぁ、構わんよ」
クラーラ「спасибо」
(;・(エ)・)「ち、畜生!何なんだよお前ら!自衛隊なんだろ!?自衛隊が何で国民殴るんだよ!憲法違反じゃないかこの暴力装置共が!!」
( ´_ゝ`)「……」
(´<_` )「……」
(;・(エ)・)「お前ら絶対マスコミに訴えてクビにしてやるからな!!それにお前知ってるぞ、プラウダ学園に来てる留学生だろう!?お前も暴力行為で退学だからなおい!ざまーみろ!!」
クラーラ「……はぁ」
提督「………この手の奴等は台詞のテンプレートでもあるのかね」
( ´_ゝ`)「それ、俺も前から不思議だった」
(;・(エ)・)「よ、余裕ぶっこいてるふりしてんじゃねーよ!お前らの人生は今から滅茶苦茶になるんだ!この野蛮人どm」ドゴォオオオオオッ!!!
クラーラ「それ以上口を動かさないでくださいゴミ虫」
(゚(エ)゚;)
(´<_` )「顔の横でコンクリートの壁に足がめり込んでるな」
( ´_ゝ`)「素晴らしいハイキックだな」
クラーラ「低脳な貴方ではきっとロシア語は理解できないでしょうから、しっかりと日本語で聞かせて差し上げます。
もし貴方の言うとおり退学になったとして、私は微塵も後悔などしない。私が学校に残れる代わりにカチューシャが傷つくぐらいなら、私はオホーツク海に飛び込んで死にます。
もし貴方の言うとおり退学になったとして、私は微塵も恥入りなどしない。例えロシアに帰ることになったとしても、私の父はきっとこう言って手を広げ、私を迎えいれてくれるでしょう。
友を護ることに全てをかけた私を誇りに思う、と」
(゚(エ)゚;)「ア、アワワワワワワ……」ショアアア…
(゜3゜;)(ボス漏らしてる…)
川;` ゥ´)(正直私もちびりそうだわさ)
提督「だいたいな、誘拐恐喝婦女暴行未遂の重罪人の言い訳聞いてくれるほど世間は優しくねえぞ。まず自分を省みてから御託を並べろ」
( ´_ゝ`)「それに、だ。俺らとしちゃ自衛隊辞めさせられるよりも、家族や仲間を傷つけられる方がよっぽど怖い。
何より、お前らが国民に含まれるなら今お前が蹴った女の子も国民だ。すまんが俺は護るべき国民とそうでない国民は必要とあればきっちり区別するぞ」
(´<_` )「訴えるなら勝手に訴えろ。クビになるならなるで知ったことか。とりあえず俺たちは、今からお前らを徹底して────」
「────あんたたちの気持ちはわかるけど、辞めときな」
( ´_ゝ`)(´<_` )
「あんた達は自衛隊、国民を護ることがその任務だ。犯罪者の逮捕は警察の仕事で、犯罪者の処罰は法律の仕事だ。はき違えるんじゃあないよ」ゴゴゴゴ……
(ⅲ´_ゝ`)(´<_`ⅲ)
「提督さん、アンタも同じだよ。ウチのバカ息子共がいつも世話になってるみたいだけど、そんなところは真似しなくていいさ。この暁以外の艦娘達はアンタが居なくなったらどうなっちまうんだい。冷静になりな」
提督「」
「そんでそこの小娘。あんたの喝、響いたよ。
あたしの若い頃を思い出すじゃないか」
クラーラ(…сатана)
「バカ娘、無事でよかったが、アンタは後で説教だ。覚悟しときな」
l从・∀・ⅲノ!リ人「アッハイ」
カチューシャ「」
暁「────ヒグッ」
ニーナ「………すこたまおっがねぇ」
「────さて、そこのあんたら」
((((゚(エ)゚))))
(((川ⅲ` ゥ´))))
((((゜3゜))))
「小便は済ませたか?
神様にお祈りは?
部屋の隅でがたがた震えて
命乞いをする準備はOKかい?」
┃ ||┃ ||┃ ||┃ ||
┣━ ┣━ ┣━ ┣━
┃ ┃ |┃ ┃
`
(⌒\_@@@
、 @#_、_@
\ \( ノ`)_
(mm) \
/ イ\_ヨ
( _|_
\___ ヽ
= / / /
/ | /
レ/レ
し´
┃ ||┃ ||┃ ||┃ ||
┣━ ┣━ ┣━ ┣━
┃ ┃ |┃ ┃
(゚(エ)゚)「ア、アノ、ソノ、エット」
@@@
、@#_、_@
( ノ`)「ウチの伊緖里が世話になったねぇ……バカ娘の責任もちょいとばかりあるとはいえ、流石家の女に手を出しておいてただですむとは思ってないだろう?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
川;;;゚ ゥ゚;;;)「アババババババババババババババ」
(゜3゜)←立ったまま失神
@@@
、@#_、_@
( ノ`)「こいつらと違ってあたしはただの一般人だからねぇ。裁判なんざ怖くないし、誘拐犯をぶん殴ったところでちょいと注意されて終わりさ……空仁、乙矢、こいつらはあたしに譲りな」
(ⅲ´_ゝ`)「アッハイ」
(´<_`ⅲ)「ドゾ、オスキニナサッテクダサイ」
@@@
、@#_、_@
( ノ`)「さて、貴様ら」
(゚(エ)゚)
川゚ ゥ゚)
(゜3゜)
@@@
、@#_、_@
( ノ゚)「この流石挙母(さすが・ころも)も鬼じゃない─────九割九分殺しで勘弁してやるから歯ぁ食いしばりな!!」
<ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!
(※筆舌に尽くしがたい音声のため表現を差し控えさせていただきます)
(ⅲ´_ゝ`)「…」
(´<_`ⅲ)「…」
l从・∀・ⅲノ!リ人「……」
「流石だわ、母者」
~閑話休題~
ターベーチャウゾー
γつ゛ 〃γつ゛
| |∧_∧||
ヽヽ´Д`)ノ
// / /
/ /
( /⌒ヽ
ヽ/ 人 \
/ ヽ ノ、ヽ )
/ ) ) ( \
/ / ヽ_)
/ ( \ ))
ヽ_) ノノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
※駆逐艦娘達と戯れる八頭進提督
('(゚∀゚∩ 翌日の大洗第七警備府だよ!!
ノンナ「───昨日は、我がプラウダ学園のカチューシャがご迷惑をかけたとのことでお伺い致しました。それと、カチューシャとニーナを助けていただきありがとうございます」フカブカー
提督「いえいえ、頭を上げて下さい。我々はあくまで国民の保護という最低限の義務を果たしただけですから」
(##)_ゝ`)「ええ、それに元はといえば俺たちの妹が蒔いた種ですので」
(´<_(##)「そもそもむしろ俺たちが謝罪する側ですから。本当に申し訳ない」
ノンナ「しかし、それほどの怪我を負って助けていただいたというのに御礼をしないのはプラウダ学園の恥になります」
(##)_ゝ`)「あ、これも身内にやられた奴なのでご心配なく」
提督「……まだ腫れが引かないのか」
(´<_(##)「未だに痛みが骨身に残ってるヤバい」
鈴谷「ところで、カチューシャちゃんとニーナちゃんは大丈夫ですか?なーんか、かなりタチの悪い脅しをされたって小耳に挟んだよ?」
ノンナ「その点はご心配なく。カチューシャのアラル海に匹敵する度量はその程度の恐怖容易く克服しますし、ニーナは私たちの後にプラウダを引き継いでくれる存在です。
二人とも、元気に朝ご飯を食べていましたよ」
提督「それを聞いて安心しました。もし何らかのトラウマが残っていたとしたら、救出が遅れた我々にも何か協力させて下さい」
ノンナ「杞憂になることを保証しますが、お気遣いは感謝致します。
……寧ろ、私や同志クラーラの方が大変ですね」
鈴谷「……えっと、どうしてですか?」
ノンナ「カチューシャの愛らしきお顔に拳を入れたクソ豚をぶち殺したい衝動を、抑えなければならないので」ハイライトオフ
提督「」
(##)_ゝ`)「あっ(察し」
鈴谷「ヒェッ」
ノンナ「それに、其方の暁さんも怖い目に遭ったという意味では同じです。
常に戦場に身を置く艦娘であるということは承知していますが、就役したての彼女では少々事情が違ったのでは……」
提督「あー………その点ならご心配なく、寧ろ」
「あーーーーーーーーっ!!!」
暁「ねえカチューシャ!貴女今絶対ズルしたでしょ!何でびりっけつだったドンキーがトップにいるのよ!」
カチューシャ「ふふん、これがカチューシャ戦術よ!カチューシャの完璧な戦い方に負けはないんだから!」
Ω
l从・∀・#ノ!リ人「ええいプラウダはやはり卑怯じゃ!もう一度じゃもう一度!!今度は我が突貫魂で撃ち破ってくれん!」
ニーナ「隊長……小学生と駆逐艦娘相手にチートは大人げなくねえか…?」
ノンナ「……………」
提督「まぁ、こんな具合でして。貴女のところの隊長やこの双子の妹と友達になれたことで、予定より早く鎮守府に馴染めそうです」
(##)_ゝ`)「ようやく配備されたお姉ちゃんをとられた電がすね気味だが」
提督「…………そーーーなんだよなぁ、どうすっかなぁああ」
加賀「…………」カシャカシャカシャカシャカシャ
(´<_(##)「あと、脇目も振らずにあの光景を写真に収めまくっている一航戦(笑)はどうする」
提督「……指摘するなよ、あえてみないようにしてたんだから指摘するなよ」
鈴谷(加賀さん…)ホロリ
ノンナ「…………すみません、少しよろしいですか?」
加賀「……………なんでしょうか」パシャパシャパシャパシャ
ノンナ「その写真、焼き増しして後で送って下さい」ハナヂダラダラ
加賀「一航戦の名にかけて」ハナヂダラダラ
提督「」
(´<_(##)「……まぁ、そうなるな」
《───本日、ロシア外交使節団は横須賀入りしました。アバクモア代表は在日米大使並びに鈴木外務大臣と対談、近く締結される日米露3ヶ国協定について詳しい内容を詰める予定と見られており……》
『………あぁ、解っているよクラーラ。帰国してもvodkaの飲み過ぎには注意するさ。
───また日本に来ることが出来たらもう一度会おう。じゃあな、友達を大切にしろ』ピッ
《この対深海棲艦の大規模な共同戦線構築を目的とした三国協定について、中国、韓国では“日本の軍国主義復活”に対する反発の声が上がっております。
また、フランス、ドイツ、フィンランドなど欧州諸国はロシアのアメリカへの接近が東欧問題に対するアメリカの姿勢を軟化させてしまうのではという懸念が広まり───》
クラー父『………久しぶりに愛娘と会えただけでも僥倖だったが、まさかそれ以上に“価値のあるもの”を見つけることになるとは思わなかったな』
【( ФωФ)】
クラー父『……リクマ・スギウラ、か───面白い男だった』
~l从・∀・ノ!リ人 流石なれでぃたちの大騒動のようです~
完!これ
やっぱり駆逐艦とロリっ子は最高だと思います。
でも僕はロリコンではありません。
( ^ω^)戦車道史、学びます!のようです - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1489304048/)
↑この鎮守府に関する前作
('A`)が深海棲艦と戦うようです - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1489759020/)
|w´‐ _‐ノv空に軌跡を描くようです - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1490532219/)
↑時系列的に前々作&前作
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【('A`)はベルリンの雨に打たれるようです】に続く…
おつです!
誰かと思ったらそこを持ってくるのか…やっぱAA勢は豊富だし賑やかだなw
それに欧州戦線も気になってたし楽しみですw
>>57
乙をいただきありがとうございます。
艦娘の数が限られる欧州連合の戦いは地理や兵器の下調べが必要なので書くのはなかなか時間がかかる内容ですが、同時に書いていて想像が広がり楽しくもあるので必ず上げさせていただきます。
(´<_`)「未だに俺達のssが書かれるとは流石だな兄者」
(´_ゝ`)「書いてくれる作者さんにも乙だな」
>>59
l从・∀・ノ!リ人「全ては妹者の可愛さのおかげなのじゃー」
乙いただきましてありがとうございます!
流石だな>>1
>>61
流石だよな俺ら。
∧_∧
∧_∧ (´<_`)
(´_ゝ`)/ ⌒i
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コメントありがとうございます
おつ
ここの流石兄弟はかなり好き
これからも投下してくれると嬉しいな
でも、かんぴょうを見るたびにドゥーチェのことが思い浮かぶようにしてくれたことは許さないよ
>>63
( ・∀・)「なんのことかな?」
まさか広報部の方も読んでいただいているとは…感想ありがとうございます
>>1って戦車道艦これシリーズ以外にブーン系書いてたりしてましたか?
>>65
コメントありがとうございます。
遙か昔に短編をちょろっと投下したのと、あとは某SNSで細々と書いていたぐらいですね。
まさか笑点×艦これの人と同一人物とは思わなかった。
できればまた、笑点を絡めたSSが見たいです。
このシリーズの流石兄弟のカッコ良さは異常
>>67
コメントありがとうございます。
いやぁまさか昨年の作品を読んで下さっていた方がいらっしゃるとは…
あの作品については、下地に米亭提督を生み出した「艦娘で大喜利」の作品があったればこそなので、評価していただくとありがたい一方で少々肩身が狭い部分もありますね(汗)
とはいえ、私としても2作目のガルパン大喜利でよりによって公式ガルパンおじさん出せなかったりまだまだできていない鉄板ネタがあったりと悔いだらけなので大喜利の方も完成次第投稿させていただければと思います
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