【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう6」【リリカル】 (1000)

・安価コンマスレです
・リリカルシリーズのニ次SSとなります
・システム現在改正中です




前スレ
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」【リリカル】 - SSまとめ速報
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」2【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」2【リリカル】 - SSまとめ速報
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう3」【リリカル】
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう4」【リリカル】
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう5」【リリカル】
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476626228

〈プロフィール〉

■総合魔力:【A】
■暫定魔導師ランク(戦闘力に限る):【S-】
■魔法体系:【古代ベルカ式】
■適正: 【空戦魔導師】
■デバイス:【ストレージ型 槍型】
■希少技能:【脳内物質操作】



〈技能1〉
【戦闘技術(S-) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+40
■回避:A.偶然時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

【魔力放出(A) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法:判定時にコンマ補正+20。行動選択中の敵全てに判定
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+30。判定敗北後、3ターン使用不可
■拘束魔法:判定時にコンマ判定を行う
 A.判定勝利後。次の相手の行動補正値を0にする
 B.判定敗北後。そのコンマ数値で判定を行う


〈技能2 (任意、自動発動)〉
①【脳内物質操作(希少技能)】
 耐久数値65以下時に任意の判断で発動可能
 A.判定時コンマ偶数成功:希少補正×3
 B.判定時コンマ奇数失敗:行動不能
 行動不能時にダメージを受けても必ず現在の耐久数値から一割残存確定
 二回目以降の奇数時では一割残存は発生しない。

②【カートリッジロード:装弾数3】
 任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に+15補正。次のコンマ判定時、反動補正-10

③【フルドライブ:オーバロード】
 任意の判断で装弾数2消費することで発動可能
 コンマ判定時に+30補正。判定後に自己ダメージ発生、耐久数値-20

④【鎮痛物質精製】
 任意の判断で二回発動可能。発動時にコンマ判定発生
 コンマ1桁の数値分、耐久数値が上昇する(耐久数値の上限は超えない)

⑤【中枢神経麻痺(痛覚)】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する



 〈経験値〉
戦闘技術 Lv3:残り【63】でLv上昇します
魔力放出 Lv3:残り【17】でLv上昇します
脳内物質操作:残り【─】【完成】
鎮痛物質精製:【─】【完成】

[好感度表]
(好感度は【200】でロックになります。ストーリー進行によって【250】まで解放されます)
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)


ギンガ:【200】『ロック』 (先輩が誰かを守るなら…私があなたを守ります)
フェイト:【176】 (……でも、わたしは)
はやて:【136】(新部隊設立…夢やなくなってきた。陸士さんには感謝しかありませんよ!)
陸士隊員s:【126】  (忘れるなよ?お前には頼れる先輩たちがいることをな!なんて!」
ゲンヤ:【89】  (もうヒヨッコとは呼べねーな。お前はもう…いっぱしの管理局さ)
カリム:【83】 (新しい同志が…いえ、友人が出来たようでとても嬉しいです…!)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【44】 (礼儀正しいが無理してるように見えるぜ?もっと肩の力を抜いてきましょ!)
高町なのは:【31】 (憧れ…か。やっぱり嬉しいものだな。目の前で想いを伝えられるのは)

【コミュ不可】
ドゥーエ:【163】 (さよなら)
レジアス中将:【131】(お前がどこに行こうが、志は同じだ。だが私はもう──)
スカリエッティ:【82】 (君は君の想うがままに進むといい。私はそれだけで楽しいのだから!)
チンク:【46】 (──強いな。ホントに…強いよ、お前は)
クアットロ:【11】 (許さない)
 

あらすじ。イベントの(超大まかな)流れ

1スレ目 【レジアス、直談判、入局、陸上部隊、銀行強盗事件】
2スレ目 【大きな特殊イベント 湖 ナンバーズ、長期リハビリ】
3スレ目 【大きな特殊イベント 病院 ナンバーズ】
4スレ目 【ドゥーエ 火災事故】
5スレ目 【大きな特殊イベント 護送任務】

召喚数値は一度召喚するとリセットされます。召喚も一度しか出来ません(制限ないと無尽蔵にでてますので)
溜まると魔法生物を召喚してきます。行動は率先的に数値を溜めてきます


(あとおまけ4)
地雷王【65】(君、ガリューくんより弱くない?)
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+30
■防御行動(外骨格):判定時に補正+35

■地雷震:選択時にコンマ判定を行う
    :そのコンマ2桁が補正値となる
    :『空戦適正』持ちと判定勝負時、-20のデメリット補正が発生する
 

>>1に質問
この-20のデメリット補正が発生する って男に?それとも地雷王に?

>>25
はい。これは地雷王側のデメリット補正となります

実際、男みたいな奴がいたら「バカだなぁ」と思うんだろうな……損な奴というか


男「…」

 どうしようもなく痛いのだ。心が。
 ルーテシアとガリュー。二人の涙を、二人の感情を、受けて出した答えがそれだった。

 上から目線で、傲慢で、すでに後悔の念すら浮かぶほど情けなくて。
 そんな自分が出した答えは、『彼女たちを助けたい』だった。

男「…自分は」

 だから責任は持たなければならない。己の行動に。
 守らなければならない。みんなを
 ──己の命に代えても、守り抜くと決めたから。
 


男「君たちを」

ルーテシア「…殺してっ」

ガリュー「──っ!」

 殺せ、と彼女がさらに慟哭した。
 もはや引き返せない。それでも自分は。


男「君たちを助けたい…!」



 【戦闘開始】

 【戦闘開始】

男:耐久数値【100】(耐久数値0で???)
???:【???】


ルーテシア【85】
【魔力放出(S)】『戦闘コマンド↓』
■射撃魔法:判定時にコンマ補正+25
■拘束魔法:判定時にコンマ判定を行う
 A.判定勝利後。次の相手の行動補正値を0にする
 B.判定敗北後。そのコンマ数値で判定を行う

■召喚魔法:判定時にコンマ補正+10を行い『召喚魔力数値』を決定する
     :『召喚魔力数値』は選択される度加算されていく
 A.【ガリュー(魔法生物)再召喚】 召喚魔力数値50以上で召喚可能
 B.【地雷王(魔法生物)召喚】召喚魔力数値120以上で召喚可能
 C.【白天王(魔法生物・第一種希少個体)召喚】召喚魔力数値220以上で召喚可能

 『召喚魔法』によって召喚出来るのは戦闘中に一度のみ
 『魔法生物』が存在する限りルーテシアを攻撃選択対象に出来ない。(全体)攻撃の場合魔法生物がダメージを肩代わりする
 魔法生物が無力化された時その魔法生物の耐久数値の半分がダメージとして発生する

  【戦闘開始】


ガリュー【45】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+25
■防御行動(外骨格):判定時に補正+30
■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■衝撃弾:判定時に補正+10
    :次の相手の行動判定時に-10のデメリット補正を付与する

①【全武装解放】
 任意の判断で一度だけ使用出来る
 『近接戦闘(外骨格)』『防御行動(外骨格)』の判定時に補正+20
 次のターン行動不能状態になる

②【昆虫の神経節】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する

  【戦闘】

ルーテシア「殺して…っ。ガリュー!」

ガリュー「──!、!」

 脚のバネを十全に使い地面を蹴り上げ、こちらへ弾けるかのような速度で飛んできた。
 その両の腕に主の殺意を具現化したかのような無数の刃がさらに内側から突き出した。

男「…!」

 戦うしかない。仲間を信じて。
 無銘を強く握り、彼女達を迎撃する構えを取る。
 
男「おおっ!」

ガリュー「──ッ!」

 ルーテシアとガリューの涙を止めるんだ。


 【敵の行動】
①ルーテシア【85】 召喚魔法(+10)
②ガリュー【45】 近接戦闘(+25)

【安価】↓2 (現在1ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40(ガリューへ)】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】複数選択可能)


男「っ…、!」

ガリュー「──ッ!、!」

 想像を超えるガリュー速度。
 魔導の資質と虫としての特性が共存していると推測される。
 だがそれだけではないだろう。

男(この憎悪こそがガリューの力を底上げしている…!)

 狂った昆虫の凶刃と槍が交錯する。


【コンマ判定】
↓1 ルーテシア(補正+10)
↓2 ガリュー(補正+25)
↓3 男(補正+40)

頼む

>>55
今日は休もう


 ルーテシアの判定:【74】+【10】=【84】 【召喚魔力数値:84】
 男の判定:【31】+【40】=【71】
 ガリューの判定【07】+【25】=【32】

 総合判定:【71】-【32】=【39】
 ガリューにダメージ発生【39】 ガリューの耐久数値:【09】


ガリュー「──ッ!?、■!」

 迫る刃。それに対して自分の体は通常通り稼働した。
 己の槍を刃に打ち付け、払い、そして。

男「おおおおお!!!」

 掬い上げるように、斬り上げた。

ガリュー「──…ごっ!」

男(堕とせる、か!?)

 ガリューに追撃をかけるべく一歩前へ踏み込んだ。


ガリュー「──!?──!」

男(斬り砕け、無銘!)

 袈裟斬りを狙う形で槍を掲げ、攻撃体制へ。
 だがガリューは崩れた体制から何らかの『物体』を射出した。

男(衝撃弾か!?)



【敵の行動】
①ルーテシア【85】 召喚魔法(+10)
②ガリュー【06】 衝撃弾(+10。判定結果問わず、次の相手の行動補正値に-10)

【安価】↓2 (現在2ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40(ガリューへ)】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】複数選択可能)


 振り上げられた槍はもはや回避の為には下ろせない。
 幾つらかの衝撃弾のダメージは覚悟して、このままガリューを貫く!

男「ガリュー!」

ガリュー「──!」



【コンマ判定】
↓1 ルーテシア(補正+10)
↓2 ガリュー(補正+10)
↓3 男(補正+40)

こ、ここから逆転するし……(震え声)

 ルーテシアの判定:【48】+【10】=【58】 【召喚魔力数値:84+58=142】
 男の判定:【13】+【40】=【53】
 ガリューの判定【65】+【10】=【75】

 総合判定:【71】-【53】=【18】
 男にダメージ発生【18】 男の耐久数値:【82】 次の行動補正値-10


男「ごっ…!?」

 槍がガリューを貫く寸前、その手前で衝撃が己の肉体を襲った。
 その弾丸に容赦など一切込められておらず、自分の胸元に3発直撃した。
 槍が鈍ったその隙を、ガリューは見逃さなかった。

ガリュー「──!──!」

男「…あ」

 ガリューの刃が一つ、自分に突き立てられた。
 血飛沫を上げたのは下半身。右太腿が砕かれた。
 

め早言


男「あっ…ぎっ!」

ガリュー「──!」

 自分の身体を突き破った刃は血に染まっていた。
 同時にガリューは咆哮した。

 その声色に悲壮が帯びていたのは自分の錯覚かどうかわからない。

ルーテシア「──ガリュー!」

ガリュー「──!」

 垂れ流していた軽い痛覚麻痺の物質では処理が間に合わない。
 この焼けるような痛みは瞬時に消せない。


①ルーテシア【85】 召喚魔法(+10)
②ガリュー【06】 近接戦闘(+25)

【安価】【耐久数値:82】 ↓2 (現在4ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40(ガリューへ)】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮静】複数選択可能)

3 かーどりっじ


 引いてる間がない。
 ガリューに縫い付けらるようにして突き立てられた刃から夥しい出血が滲みでる。

 だがこんな痛みに怯んでる時間すら惜しい。
 全反応をガリューへと回す。それが最善の道のはず。

男「カートリッジ、ロード!」

『Cartridge Load』



①ルーテシア【85】 召喚魔法(+10)
②ガリュー【06】 近接戦闘(+25)

【安価】【耐久数値:82】 ↓2 (現在4ターン目  行動補正値-10
1.戦闘技術(【近接戦闘+40+15(ガリューへ)】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20+15】【拘束魔法+15】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮静】複数選択可能)

1近接

【鎮静コンマ判定(残り1回)】

↓1 (コンマ1桁が男の耐久数値に加えられます)


 引いてる間がない。
 ガリューに縫い付けらるようにして突き立てられた刃から夥しい出血が滲みでる。

 だがこんな痛みに怯んでる時間すら惜しい。
 全反応をガリューへと回す。それが最善の道のはず。

男「カートリッジ、ロード!」

『Cartridge Load』



①ルーテシア【85】 召喚魔法(+10)
②ガリュー【06】 近接戦闘(+25)

【安価】【耐久数値:82+10】 ↓2 (現在4ターン目  行動補正値-10
1.戦闘技術(【近接戦闘+40+15(ガリューへ)】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20+15】【拘束魔法+15】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮静(残り1)】複数選択可能)

1近接


 ガシャン、とトリガーを引くと同時にロード機構が音を立てて起動。
 予め込められたカートリッジを砕くようにして魔力を術者に発信、循環させていく。

 身体の内側から焼けるような魔力の波を感じながら、槍を動かす。
 言葉は通じない。だがガリューの複眼からこちらの意図に気付いてる、という感覚がある。

 真っ向、勝負だ。

男「──」

ガリュー「──」


【コンマ判定】
↓1 ルーテシア(補正+10)
↓2 ガリュー(補正+25)
↓3 男(補正40+15-10=45)

そりゃあ

 ルーテシアの判定:【89】+【10】=【99】 【召喚魔力数値:142+99=241】【白天王、召喚可能】
 男の判定:【66】+【66】+【45】=【177】
 ガリューの判定【98】+【25】=【123】

 総合判定:【177】-【123】=【54】
 ガリューにダメージ発生【54】 ガリューの耐久数値:【0】 【ガリューの無力化成功】


男「があ…ああ!」

ガリュー「──!?」

 右太腿に突き立てられた刃。その右脚の膝を蹴り上げるようにしてガリューへ突き上げた。
 さらに刃が身体に食い込む形になったが、予想外の行動だったのだろう。
 ガリュー視点が僅かに揺れて、こちらから一瞬意識を逸らした。

男「ガリュー!!」

ガリュー「──ッ、ァ──!」

 ロードされた魔力と己の身体能力を加えた無銘の槍撃がガリューの胸を貫いた。


【近接ゾロボーナス(チャンス)】
↓ 1 (偶数で『昆虫の神経節』を砕き、無効にする)

白天王のデータ見たら無差別破壊(全体)ってあるんだけどこれはどういう効果なんだろう

>>142
そりゃもうルーちゃんも爆撃よ

昨日も同じこと言ってよな
結局毎日言いたいこといいまくってんじゃねえか

 
 ガリューにダメージ発生【54】 ガリューの耐久数値:【0】 【ガリューの無力化成功】
 技能『昆虫の神経節』発動 【ガリュー:1ターン行動猶予発生】


男「!? まだ、動けるのか!?」

ガリュー「──!──ルッ!」

 痛覚がないのか、と吐き捨てたくなるほどの強い生命力。
 恐らくこれは昆虫由来のもの。

 外骨格と生命力の高さが合わさり、限界以上に行動出来る。

ガリュー「──」

 ガリューの最後の攻撃が始まる



①ルーテシア【85】 射撃魔法+25
②ガリュー【0】 『全武装解放(+20』 近接戦闘(+25)

【安価】【耐久数値:92】 ↓2 (現在5ターン目 行動補正値-10
1.戦闘技術(【近接戦闘+40(ガリューへ)】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮静(残り1)】複数選択可能)

3
鎮静

今日は調子が悪いの?

むしろ普段に比べればまだ追い込まれてない方


ルーテシア「死んで!」

ガリュー「──」

男「おおおおおおお!」

 全武装を解放し、こちらに突貫してくるガリュー。
 その全ての凶刃が自分を襲う。

ルーテシア「──白天王」

 

【コンマ判定】
↓1 ルーテシア(補正+25
↓2 ガリュー(補正+45)
↓3 男(補正40-10=30)

鎮静使っとく?


 ルーテシアの判定:【26】+【25】=【51】  【白天王召喚】
 男の判定:【87】+【30】=【117】
 ガリューの判定【95】+【45】=【140】

 総合判定:【140】-【117】=【23】
 男にダメージ発生【23】 男の耐久数値【69】
 ルーテシアにダメージ発生【23】 ルーテシアの耐久数値【62】
 ガリューの耐久数値:【0】 【ガリューの無力化成功】


ガリュー「──!……ッ」

男「ご…あ」

 肩に、腹に、二本の刃が突き立てられた。
 だがガリューもそこで限界だったようだ。
 自分に持たれかかるようにして、力なく倒れた。

ガリュー「──」

男「大丈夫…だよ。ガリュー」

 弱々しい声で鳴いたガリューを受け止めた。

男「まだ…戦える。あの子を助けるんだ」


 ■■、■■。大地が裂けた。


ルーテシア「あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

男「っ、なんだ…これは」

 大地が揺れている。
 大きな力の降臨の前兆。
 自分の鈍い本能でもそれがわかった。

 ルーテシアの足元に構成されつつあった三角形の魔法陣が重なり合う。
 ガリューとの戦闘の間ほとんど手を出してこなかったのは召喚魔法陣を構築するため。


ルーテシア「白天王…白天王…白天王…──」

白天王「──■■、■■!」

 想像絶する魔法生物が産み落とされてしまった。

  【スプールス】【某所】

クアットロ「…ちょっと、ちょっと!嘘でしょ、お嬢様!」

クアットロ「私がいるのに『それ』をここで出しますか!?」

クアットロ「もはや、ここは安全圏じゃないですねぇ!」


クアットロ「陸士共もようやく息が切れてきたのに…面倒なことを」

クアットロ「…」

クアットロ「まあ、私のせいなんですが…。──倒すんならきちんと殺ってくださいね?」

【ステータス】

白天王【120】(暴走不全)(ルーテシアは行動出来ない)
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+20
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(20+コンマ2桁)
■防御行動(外骨格):判定時に補正+35
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(35+コンマ2桁)
■無差別破壊(全体):コンマ判定を行う。術者(ルーテシアに15の固定ダメージ)

■殲滅砲撃(全体):判定時にコンマ判定を『2回』行う。その合計数が補正値となる

①【自我暴走】
 常時強制発動技能。
 2ターンに1度『無差別破壊』を行わなければならない

無差別破壊ってコンマで勝ってもルーテシアにダメージ行く?

>>211
こちらからは全体ゾロなら超過ボーナスでルーテシアにもダメージが行きます

無差別行動時は判定結果問わずルーテシアにダメージ確定です



白天王「■■■──、■!!!」

男「…っ!」

 白銀の外骨格、外装、頭蓋をもつその巨大な存在はこちらに強く鼓動を感じさせた。
 それを山と断じていいほどに、巨大な体躯をもつ『ソレ』は最悪なことに。


ゼスト「正気ではないな…まずいことになった」

男「ゼストさん…!あれは…一体」

ゼスト「…」

 ゼストさんは無言で何かを手渡してきた。
 カートリッジだ。

ゼスト「一度だけ…一度だけならば俺も行動できる。判断はお前に任せる」

ゼスト「そのカートリッジは最後の一つだ。──動きを合わせろ、陸士」

全部ブチ込むときにカートリッジ全つっぱは当然として
脳内物質操作はどうする?

無差別の時にカードリッジ全ぶっ込みだな

>>222
食い縛り用で置いといた方がいいと思う

ゼストが攻撃に参加してくれるなら無差別破壊に合わせれば希少はなくても良いかもな
とにかく白天王さえ倒せれば勝ちだから

>>230
それもあるけど希少置いといたら
無差別→補正モリモリ→無差別だから補正モリモリの時に使えば確実に二回目の無差別相手に殴り合いの勝負に持っていける


白天王「■──■■■、■■!!!」

 巨大な巨躯が動き始めた。そして目があってしまった。
 その瞳はこちらを『敵』として補足している。


ゼスト「攻撃が来る!ここは散るぞ!一度でも受けたら致命傷だ!」

男「…!」コク

 ゼストは空へと飛び上がった。
 自分は地上で無銘を構えた。

 二人でこいつを倒す。ルーテシアを助ける。



【敵の行動】
①白天王【120】 近接戦闘(20+このレスの2桁)


【安価】【耐久数値:92】 ↓2 (現在6ターン目 
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】【障壁魔法+30】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ(3)】【オーバーロード】【鎮静(残り1)】複数選択可能)

4.ゼストに攻撃指示【近接戦闘+50】【魔力付与攻撃(古代ベルカ式)コンマ2桁】
 ゼストと自分で『白天王へ』1ターンコンマ判定を行う

【鎮静コンマ判定(残り0回)】

↓1 (コンマ1桁が男の耐久数値に加えられます)(耐久の上限値は超えません)

男の耐久数値【69】+【8】+【8】=【85】になります


白天王「■──■■■、■■!!!」

 巨大な巨躯が動き始めた。そして目があってしまった。
 その瞳はこちらを『敵』として補足している。


ゼスト「攻撃が来る!ここは散るぞ!一度でも受けたら致命傷だ!」

男「…!」コク

 ゼストは空へと飛び上がった。
 自分は地上で無銘を構えた。

 二人でこいつを倒す。ルーテシアを助ける。



【敵の行動】
①白天王【120】 近接戦闘(20+16=36)


【安価】【耐久数値:85】 ↓2 (現在6ターン目 
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】【障壁魔法+30】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ(3)】【オーバーロード】【鎮静(残り1)】複数選択可能)

4.ゼストに攻撃指示【近接戦闘+50】【魔力付与攻撃(古代ベルカ式)コンマ2桁】
 ゼストと自分で『白天王へ』1ターンコンマ判定を行う

カードリッジしてから4ってのはアリなの?

オバロ→ゼストいけるのか
勝てるんじゃねこれ



男「…っ!」

白天王「■■■■■!──■■、■。■!!」

 攻撃対象は自分。
 巨大な体躯を持ちながら、想像以上に機敏に稼働し始めた。
 豪腕がこちらに薙ぎ払われる。

 回避の選択はしない、防御もしない。
 正面から食いつぶす。それが今出来る最良の判断。

男「来い…っ!ルーテシアぁ!」

ルーテシア「一人に…しないで!ゼスト…!」


【コンマ判定】
↓1 白天王(補正+36)
↓2 男(補正+40)

 白天王の判定:【24】+【36】=【60】
 男の判定:【89】+【40】=【129】

 総合判定:【129】-【60】=【69】
 白天王にダメージ発生【69】 白天王の耐久数値【51】


男「──!っ、ああああ゛あ゛あ゛!」

白天王「──■■■、■!?」

 薙ぎ払われたその攻撃を自分は敢えて受けた。
 同時に拘束魔法を発動し、食い込ませるように自分の身体を奴の巨大な腕に貼り付けた。
 恐ろしいほどの衝撃が身体を突き抜けたが、脳内物質精製で痛みはさほどない。

 同時に身体の一部の感覚が狂い始めたが、問題ない。
 最悪触覚さえ残ってれば無銘は握れる、自分は戦える。

男「──」

 零距離で無銘の槍を怪物に振るった。身体中の魔力を掻き集めて。
 薙ぎ払い、突き、──袈裟斬りで斬り払う。

白天王「■■■、■■…!」

 10撃目で白天王の腕を切断した。


ゼスト「──退け!」

男「…!?」

 後方からの言葉に反応し攻撃をやめ、離脱した。
 同時に白天王の行動が変化した。

 無差別にあたりを破壊し始めたのだ。
 それは痛みに狂ったというよりも、元から錯乱していると言っていいかもしれない。

ゼスト「ルーテシアの正気ではなかった。召喚は不完全だった…」

男「…?」

ゼスト「白天王は十全に力を振るえる状態ではない。だがそれでも危険だ」

ゼスト「まだ奴には『アレ』がある。決着をつけるぞ!」

男「…はい!」



【敵の行動】
①白天王【51】 無差別破壊(+0) ルーテシアに固定ダメージ発生

【安価】【耐久数値:85】 ↓2 (現在7ターン目 
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】【障壁魔法+30】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ(3)】【オーバーロード】複数選択可能)

4.ゼストに攻撃指示【近接戦闘+50】【魔力付与攻撃(古代ベルカ式)コンマ2桁】
 ゼストと自分で『白天王へ』1ターンコンマ判定を行う

オーバーロード+通常カートリッジは装弾数が足りてるなら重複可能です

まあ今は希少発動したくても出来ないから
体力的に


男「無銘…」

『──Over Load』

 装弾されているカートリッジを二つ使用した。
 これはあの人から託されたシステム。

 あの人は二乃さんの親だと言っていた。つまりそれは。

男「…」

ゼスト「…お前には感謝している。だがいまは迷うな」

男「…はい」

ゼスト(この男になら…ルーテシアを)


【敵の行動】
①白天王【51】 無差別破壊(+0) ルーテシアに固定ダメージ発生

【安価】【耐久数値:85】 ↓2 (現在7ターン目 オーバーロード+30
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】【障壁魔法+30】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ(1)】【オーバーロード】複数選択可能)

4.ゼストに攻撃指示【近接戦闘+50】【魔力付与攻撃(古代ベルカ式)コンマ2桁】
 ゼストと自分で『白天王へ』1ターンコンマ判定を行う

4

おじいちゃんカードリッジはもう使ったでしょ

いや渡されたから追加出来るねんで

>>328
なん…だと…
ゼストさん最強かよ


男「──行こう」

『Cartridge Lord』

 猛り狂う白天王へと歩を進めた。

ルーテシア「──!」

 泣いてる、あの子の元へ行くんだ。
 


【敵の行動】
①白天王【51】 無差別破壊(+0) ルーテシアに固定ダメージ発生

【安価】【耐久数値:85】 ↓2 (現在7ターン目 オーバーロード+30 カートリッジ+15
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】【障壁魔法+30】行動選択可能)


4.ゼストに攻撃指示【近接戦闘+50】【魔力付与攻撃(古代ベルカ式)コンマ2桁】
 ゼストと自分で『白天王へ』1ターンコンマ判定を行う

これはさすがに空気読めないバカだな。再安価頼みたいけど無理だろうな

まあチキって近接選んでくれただけいいよ
男1人で倒すのならそれはそれで白がつくし


男「──」

 無銘に膨大な魔力を、熱量を感じる。
 己のリンカーコアから際限無く魔力を奪い、収束していく。
 肩、腹、太腿の出血箇所がさらに拡がり血が噴き出し防護服が赤に染まる。

白天王「■■、■──!!■。■■──!」

ルーテシア「うあ…ああ」

 これ以上白天王を動かし続けたら術者の彼女に取り返しのつかない後遺症が残る可能性がある。
 次で確実に決まる保証はない。だがこれ以上長引かせられない。


男「ルーテシア」

白天王「  ■■、。■!──■!」

 すぐに、行く。


【コンマ判定】
↓1 白天王(補正+0)
↓2 男(補正+85)

ま、ま、満足!一本満足!ハッ!

110vs20で90ダメージ
勝てたのか?だとしてもこれから大変だぞ……

ゼストさんファンネル温存してるからへーきへーき

空気が読めないバカって本当に駄目だねってことが今回でよくわかった(小波感)

ゼスト「………出番あるよね?」(´・ω・`)

 白天王の判定:【20】
 男の判定:【25】+【85】=【110】

 総合判定:【110】-【20】=【90】
 白天王にダメージ発生【90】 白天王の耐久数値【0】 【白天王の無力化成功】



男「──」

 振り抜かれた魔槍の奔流は白天王を身体を貫き、それでもなお止まることはなかった。
 白天王の絞り出された最後の魔力と槍の余波が融和し。
 スプールスの大地に消えない刻印を残した。


白天王「  、  。  」
 

ルーテシア「あ…」


男「ガリュー…ゼストさん…自分は、」

 反動で意識が混濁する。倒れる瞬間。
 ギンガたちのことが、ルーテシアのことが脳裏をよぎった。

  【戦闘終了】

>>377
正直ないのが一番だから座ってろ
しかしほとんど男単独でルーテシア救出したな、これはヒロイン増えますわ

ボロボロポイのにまだ戦わないといけないのか……

今日はここまでなります
見てくださってありがとうございます
明日からまたお仕事なので更新出来るか不明ですが明日~明々後日19:00予定になります

激戦でした。お疲れ様です
ルーテシアの処遇に関しては管理局で保護されるのが確定しました
ゼストの未来にもかなり影響する選択肢も選んでいました


ルーテシア陸or六課入り来るー?

ここで気絶して終わりでいいのか?
他はどうなったかが気になる

【ステータス】
(ちなみに初期白天王さんです。さすがにこれは無理だろ、と思い直したので不全という形を取りました!)

白天王【220】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+20
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(20+コンマ2桁)
■防御行動(外骨格):判定時に補正+35
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(35+コンマ2桁)


■殲滅砲撃(全体):判定時にコンマ判定を『2回』行う。その合計数が補正値となる


①【昆虫の神経節】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する

②【魔力供給(ルーテシア)】
 ルーテシアの耐久数値の半分を消費することで任意の判断で使用可能。
 その数値を次の判定の行動補正値に加える。

③【第一級希少個体】
 【考え中でした】

ここで勝てたから本編の歴史はかなり変わったと考えていいんだよね?

言いたいこといったからこう言うのはやめると言ったのに結局愚痴ってる件

>>414
そもそも昨日も同じようなこと言って今日これだから次回も愚痴るぞ
もうやめる(ただし5分な)くらいのガバガバさだから

マジでトリつけてくんないかな

(これ多分単発ルーザーもあいつだな)

>>421
(思っていても口に出しちゃいけないことはある)

1回目の+16が一番デカかかったよな
あれ80とか出てたら詰んでた

>クアットロ「最悪『覚悟』しとかなきゃならないかもですね…これは」

>クアットロ「あれも連れて来てるのは1機だけだし…」

これがめっちゃ気になる
もしこの高難易度選んでなかったら…というか次はこの機体とやるのか?
もう装弾も鎮静もないから希少しか残ってないよな

もう意識失ってるがな

本来ならガリュー撤退戦で3ターンで戻れたところを7ターンかけたから
次の被害判定は補正無しか…もしくはマイナスついててもおかしくない
まあルーテシア保護は確定だから不幸中の幸いか

保護決定だからむしろ味方(になるはず)の戦力が減ったんじゃ
まあいいか白天王怖いし

気が早いと思いますが、次の開始はいつになるか不明なので恒例のをやっておきますね


【コンマ被害判定(陸上108部隊)】(合計11ターン経過。補正無し)
00~20 壊滅的被害(死者あり、ギンガ及びジュエルシードが行方不明)
21~41 被害甚大(ギンガが行方不明)
41~70 被害軽微(ジュエルシード行方不明)
71~90 被害なし

↓1コンマになります

>>456
バカ

流石に男、責任感じるだろうな……
てか、これでよかった中と俺たちも感じる奴もいると思う。俺は2の派だった(安価には参加しなかったけど)

死者に関してはこれで完全に決めるのはシビアなのでまた詳細判定入ります
ただし重症確定。後者のギンガジュエルシードロストも確定になります

最悪な展開?普通に助けに行けばよかったのか?
それともコンマのせい?

あかんギンガのヒロイン力が上がってしまう

不安になりそうなのでネタバレしておくと次の更新は
ルートC(諦めない。死地へ)
ルートC-1(諦める。大きな特殊イベント終了。──未来へ)

になります

普通に死地行きそうだな、男だと

どっちに転んでも面白そうな展開

万全じゃない状態で行くのは危険だし諦めた方がいいな


クアットロ【65】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時コンマ補正+25
■奇襲:自身が『隠蔽』時にのみ選択可能
   :判定時にコンマ補正+10
   :判定時に相手の補正値を0にする

■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■白銀の外套(防護):判定時コンマ補正+10
         :相手の『魔法』選択行動にコンマ補正を-10を付与

①【IS:幻惑の銀幕】
 任意の判断で使用可能。自身もしくは対象を3ターン『隠蔽状態』にする
 毎ターンのコンマ判定(偶数奇数)次第で看破され『隠蔽状態』が解除される
 『隠蔽状態』の間は『回避』『奇襲』判定時に+10補正

じゃあ諦めるか

今までは運がよかったからその反動が来そうだし万全の状態じゃなし

ボス3連戦とか絶対御免だ

20:30より開始になります

 総合判定:【白天王無力化成功】【ルーテシア無力化成功】
 【20】の自己ダメージ発生 【男の耐久数値:65】


男「──」

 振り抜かれた魔槍の奔流は白天王を身体を貫き、それでもなお止まることはなかった。
 白天王の絞り出された最後の魔力と槍の余波が融和し。
 スプールスの大地に消えない刻印を残した。


白天王「  、  。  」
 

ルーテシア「あ…」


男「ガリュー…ゼストさん…自分は、」

 反動で意識が混濁する。倒れる瞬間。
 ギンガたちのことが、ルーテシアのことが脳裏をよぎった。

  【戦闘終了】

   【スプールス】【山岳地帯】

男「…」

ルーテシア「…」

ゼスト「…俺の落ち度だ。すまない、ルーテシア」


ゼスト(奴らはルーテシアの身体に『何か』を組み込んでいた。レリック以外の何かを)

ゼスト(その結果があの狂気の様相。全ては円滑に自分たちの駒にするため)

ゼスト(…ルーテシアを解放する技術は俺にはない。そして『奴ら』はもはや信用出来ない)

ゼスト(…)


ゼスト「アルピーノ…クイント…。──レジアス」


ゼスト「…」

ゼスト(最高評議会が懸念材料だ。だがルーテシアを託せるのは…。アルピーノのこともある)

ゼスト(…ルーテシアを手放せば今後俺の行動は大幅に制限されるだろう。下手をすればナンバーズの監視が常につく。評議会にとってルーテシアは俺に対する首輪のようなものだった)

ゼスト(だが、それでも)


ゼスト「俺は…お前に賭けてみたい」

男「…」

ゼスト「ルーテシアを頼む。この子に普通の幸せを与えてやってくれ」

ゼスト「この子の母だけは──アルピーノだけはこの命に代えても助け出す」
 

 【救護室】

男「…っ」

男「…みん、な」

男「…!」

 ガバッ


男「…どこだ、ここは」

男(──真っ白な天井──ゼストさん──ルーテシア──みんな)

男「!そうだ…どうなった!? なんでこんなとこに…!?」

男(今いつなんだ!?ギンガ、ゲンヤさんは!?みんなは!?ルーテシアは!?)

 ガチャ

【コンマ判定】救護室に訪れたのは ↓1

00~30 八神はやて
31~60 フェイト
61~90 高町なのは
91~99   ?

 【96】【?】


男「…」

男「…誰、ですか」

 コンコン

「主治医です、開けてください」

男「…」

男(…? 何故だろう、この声色)

 ガチャ

「…そんな身体でもう動いて、また無茶してるようですね」

 見覚えはなかった。
 その主治医と名乗る白衣の女性は、恐ろしいほど普通で、特徴のない女性だ。
 しかし。

男(この人とは、どこかで会ったことある…気がする)


「…デバイス」

男「…!?」

男「いや、それよりも!他のみんなは!?どこですか!?」

「大きく破損していたようです。勝手ながら弄らせてもらいましたよ」

「可哀想でしたから」

男「…っ。だからみんなはどこだ!? いまどのくらい経った!?」

「…」

「あとでデバイスを『見てあげてください』ね?」

 こちらの恫喝に近い大声にも全く反応しない。
 その瞳は自分しか見てない、と錯覚しそうなほど。


「あなたの身体にも『処置』はしておきました」

「ついでに言うと、陸上部隊の方々は集中治療室に篭ってます」

男「…!」

男(集中治療室!?)

「あなたがここに運び込まれてから2時間ほど経ってます」

「事態は動きました。詳細は自分で聞いて確かめてください」

男「…っ」

 そのまま救護室を扉から飛び出した。
 はやくみんなの元へ向かいたかった。

「──馬鹿ですよ。あなたは」

 背中で誰かが囁いた気がした。


【ボーナス項目 耐久数値:65→100】

  【集中治療室前】

  ダッ ダッ

男「はあ…はあ!」

主治医「…?」

主治医「げっ!?あんた何動いてるんですか!?」

男「みんなは…!? みんなはどこに!?」

「…落ち着いてください」

男「…!」



【コンマ判定】集中治療室の前にいたのは ↓1

00~40 八神はやて
41~70 フェイト
71~90 高町なのは

(修正)
71~99 高町なのは


男「高町空尉…?」

なのは「…はい。昨日ぶりですね」

男「なんで…あなたがこんなところに?」

なのは「…」

なのは「本来は八神陸尉が来る予定でした。でも事態が深刻になりました」

男「…事態」

なのは「ジュエルシードにレリックが取り込まれたらしいです」

なのは「この『スプールス』を中心に次元震が起きる可能性が非常に高いそうです」

男「…え?」


男「なんで…レリックは、確かに回収して」

なのは「はい…既にあなたの懐にあったレリックは回収されました」

なのは「でももう一つあったんです。ナンバーズがそれを陸上部隊に使用した、とあります」

男「…」

なのは「窓の外を見てください…。次元震の前兆が見えますよね?」

男「…あ」

 外はもう夜中、月明かりすら出てない時間帯だった。
 そのはずなのに。

 まるで昼のように明るかった。
 赤黒い雲が幾つも渦巻き、赤い雷鳴が轟いていた。──異常だ。


男「…みんなは?」

男(高町空尉の言う通りならば、部隊はレリックとジュエルシードの融合の余波を受けた可能性が高い。ガジェットなどという鉄屑ならばギンガ達が負けるとは思えない。だけどこの異常現象の前では)


なのは「…本格的な治療はまだされてないらしいです」

なのは「いまこの地域は異常事態。些細な反応で誘爆する可能性が高い。移動もままなりません」

なのは「私もここまで来るのに時間がかかりました…。都市の避難も難航してるようです」

男「みんなは…、みんなは…?」

なのは「…」


【生死コンマ判定になります】

【生死コンマ判定】


00~15 死亡確定
16~40 重症(昏睡状態、後遺症あり)
41~60 重症(意識あり、後遺症あり)
61~99 重症(意識あり、後遺症なし)

(あ、すいません。修正します)

【生死コンマ判定】


00~15 死亡確定
16~40 重症(昏睡状態、後遺症あり)
41~60 重症(意識あり、後遺症あり)
61~99 重症(意識あり、後遺症なし)


↓1ゲンヤ
↓2 陸士隊員A
↓3 陸士隊員B
↓4 陸士隊員C


なのは「──これが、被害状況になります」


男「…」

男「──」

男「…」



男「……」

なのは「…あ、の」

男「みんなに会えますか?」

主治医「気持ちはわかるが…いま彼らは話せる状態では」

なのは「…私からもおねがいします、先生」ペコ

男「おねがい…します。少しだけ、ほんの少しだけでいいんです」

主治医「…」


 ガチャ

  【集中治療室】

 ピッ ピッ ピッ

男「…」

 病室内は静かだった。
 心電図を示す音と僅かな呼吸音だけが聞こえてきた。

 ベットには仕切りがされてある。
 ベットは三つ。一つ足りない。

「よう…。来たか」

男「…あ」

 仕切りが誰かの手により開かれた。

陸士隊員A「身体…大丈夫か? でかい竜が見えた。すまねえ。援護に行けなかった」

 その顔の全てが、火傷で爛れていた。
 頭がおかしくなりそうになった。


男「…」

陸士隊員A「でも大丈夫そうだな。お前ならやってくれると信じてたぜ…。よかった」

陸士隊員A「女の子とレリックを保護したらしいな?大したもんだ…!」

男「…」

 いつもの軽口で、いつもの軽快な顔で場を和ませようとしてくれている。
 仕切りの奥に進んで見た。

 ゲンヤさんが呼吸器をつけて眠っている。
 顔に幾つかの火傷もある。顔より身体に火傷が多く見られた。
 C先輩も似た状態だった。辛うじて意識があるのか目は開いてる。たが喋れないらしい。
 だがその口元は笑っていた。自分の顔を見て安心したらしい。


男「…」

陸士隊員A「…状況はもう、知ってるか?」

男「はい」


陸士隊員A「…すまねえ。ギンガちゃんが連れてかれちまった」

陸士隊員A「ナンバーズが出たんだ。あのメガネのやつだ。恐らくそいつに連れてかれた…!」

 本当に、悔いるように。
 先輩は唇の端から血が滲むほど噛み締めていた。
 

男「ギンガ」

男「先輩…ゲンヤさん」


 自分のせいだ。
 自分が部隊に残ってさえいれば。
 戦いの地に残らなければ。
 もっと早くルーテシアを助けられていれば。

 こんなことにはならなかった。

男「自分が」

 自分のせいで──ゲンヤさんはいつ目覚めるかわからない昏睡状態に。
 自分のせいで──先輩たちは歩けなくなり、喋れなくなった。
 自分のせいで──彼は、死んだ。



男「俺が…死ねばよかったんだ」

陸士隊員A「──!」


【好感度判定】【120以上の為判定不要】【主人公を諭す】


陸士隊員A「みんな…お前のことを心配してたよ」

男「…え?」


陸士隊員A「三佐なんてずっと繋がらない無線に声上げてたし、ギンガなんて泣きながら戦ってた」

陸士隊員A「あのデカイのが出た時、みんなお前の元に駆けつけたかった」


陸士隊員A「でっかい爆発でBの身体が半分吹き飛んだんだ」

陸士隊員A「その時なんとか這いずって…あいつの最後の言葉を聞いたよ」




『あいつ…、大丈夫かな。はやく助けに行かなきゃ…』
『俺はあいつの…先輩だか…、らな」



男「…あ、」

 


陸士隊員A「ゲンヤ三佐の代わりに…あいつの代わりに上から目線で言うぞ?」


陸士隊員A「自分の命を諦めるのは…実は簡単なことなんだ」

陸士隊員A「思考放棄して…諦めない。これがどんなに難しいかわからねえ」

陸士隊員A「それでも諦めないんだ。『俺達』は。──だっておまわりさんなんだから」

陸士隊員A「だから自分に負けるな…」



陸士隊員B『──自分に負けないように心掛けてる。どんなに強い相手だろうが、臆せば相手というより自分に負けちまう。だから気持ちだけは切らさないように、だ』



男「──」

 どす黒い感情の嵐が。
 どうしようもない寂寥感が。
 止んだ。

 心の奥に、小さな火が灯った。気がする
 


陸士隊員A「だから…俺の前ではいいから…、でも絶対あの子の前ではそんな顔をするなよ?」

陸士隊員A「お前が助けた子が…不安になっちまう」

男「…はい」


陸士隊員A「ギンガは攫われた。だが殺されたわけじゃない。本来なら殺せたタイミングだった」

陸士隊員A「それでも連れて行ったのは利用価値があらから。つまり生きてるはずだ」

男「…」

陸士隊員A「どんなに時間がかかっても助け出す…そうだろ?」

男「…」

男「必ず」


 ガチャ

男「…」

なのは「…!」

なのは「…あ。その」


男「…高町空尉」

なのは「…?」

男「詳しい状況を、聞かせてください」


 『諦めない』
 今の自分のすることは、己のしたことを後悔して動けなくなることでも。
 自分の首を絞めることなんかじゃない。

 それでみんなは治らない、帰ってこない。

 なら自分のすべきことは、見据えること。
 ルーテシアを助け出しことに後悔などない。

 それを誇りに思うことはあっても、後悔はしない。
 それはみんなを侮辱することだから。



男「必ず、取り戻す。ギンガ…!」

 

今日はここまでになります
見てくださってありがとうごさまいます
次は明日~明々後日19:00予定になります

分岐点まで行けなかった。次は行きたいですね
まさかドゥーエさんが出るとは…

ちなみに主人公がルーテシアに負けてたら、ルーテシアは保護されず、デバイス破損でバリアジャケット展開出来ないまま死地に突貫(敵エンカウントで未来へ)とかいう選択肢も出る可能性がありました

どんな部隊でも居着けば都だよ
今のとこだって

>男「纏めて──かかってこい!」
>陸士隊員A「オイオイ、兄貴。俺たち舐められるよ!」
>陸士隊員B「新人にでかい顔させてたまるかよ!」
>陸士隊員C「しかもあんな可愛らしく女の子を侍らせて…許せねえよ!」

が第一声だったし
それが半年でこんなことになるなんて思わなかったな(遠い目

男親だけだと娘の将来が少し心配だ
はやくヒロインみつけなきゃ(使命感)

(今日は出来そうにないのでちょっとしたオマケ)
(ここを乗り越えたら主人公の技能ももっと変化したり、習得したりする機会が増えそうです)


エリオ【60】(暫定)
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+25
■魔力付与攻撃(雷):選択時にコンマ判定を行う。2ターンに1回、選択可能
 A.そのコンマ2桁が判定時の補正値となる
 B.コンマ判定『偶数時』。敵の耐久数値に5の固定ダメージを発生させる
■回避(ソニックムーブ):判定時にコンマ補正+10
 A.偶数時。回避成功(0ダメージ)。『近接戦闘』に補正+5を加算する(1ターン)
 B.奇数時。回避失敗。その数値で判定へ

【魔力放出】『戦闘コマンド↓』
■広域攻撃魔法(拘束.雷):判定時コンマ補正+10。行動選択中の敵全てに判定
 判定勝利時。相手の行動補正値に-10を付与する(1ターン)
■障壁魔法:判定時コンマ補正+30
 判定敗北後、3ターン使用不可

①【カートリッジロード:装弾数2】
 1ターンに1度だけ任意の判断で発動可能。コンマ判定時に+15補正
 反動のデメリット補正-10(1ターン)
②【???】

(アームド、ストレージについて意見があったので修正します。すいません、まぎらわしくて…)

■デバイス:【アームドデバイス『槍型』 AI:『非人格型?』】
     :【ストレージ型の記憶媒体機能一部参考、搭載】



(アームドと記載してなかったのが混乱の元でした。槍型=アームドと勝手に脳内解釈してたようです)

(ストレージの記憶媒体機能は戦闘システム的には気にしなくていいです。記憶媒体に既に書き込んでいる魔法一覧から主人公が脳内で逐一行動選択して、戦ってる。そういう認識で大丈夫です)

(ただちょっとこの機能を逆に使ってスカリエッティ個人が細工をしてるという設定です。ストーリー的にはゾロ目ルート以外では使う予定はありません。この特殊イベントが終わったらネタバレするかも)


(アームドデバイスを基本にして、ストレージの一部機能を参考搭載してる特注デバイスということで)
(主人公は古代ベルカの魔法体系なので手にしてるデバイスがなんであれ『アームド』記載が正しかったですね)

(今日の更新については…まだわからないので19:00に報告します)

20:30より開始します

  【会議室】

男「特務機動隊?」

なのは「はい。陸海空の精鋭魔導師たちが集まり、事態の収拾の為に臨時編成中なんです」

なのは「『遺失遺産の違法使用によって発生した次元災害』。その事態悪化を食い止める為に」

男「…」

男「もしかして…そこに八神さんも?」

なのは「はい…。ここに来れなかったことを気に病んでました」


なのは「この世界の横に停泊してる次元空間航空船。その中で現在会議が行われてます」

なのは「陸士さんが知ってる顔もちらほらいますよ?フェイトちゃ──執務官も参加してます」


男「…高町空尉は参加するんですか?その部隊に」

なのは「はい!それはもちろんです!」

なのは「フェイト執務官と私は過去のジュエルシード事件の当事者ということで真っ先に声を掛けられました。ただ今回の件…昔と少し事態の内容が違うので困惑してますが」

男「…」


男「その部隊はいつここに?」

なのは「事態が事態なので上からの承認や指揮系統、状況把握が少し複雑になってます」

なのは「事態の進行によっては強制突入もあり得ますが──予定では約四時間後」


男「…四時間後」

男(ギンガがまだあそこに…──いや、先輩が言った通り攫われたなら既に二時間以上経過してることになる。もはやギンガがこの世界にいるかどうかも怪しい)

男(それに特務はロストロギアの対処が最優先。ギンガの捜索は二の次になるだろう)

男(…)

男(ギンガへたどり着く手がかりがない…。三佐)

男(でも可能性は0なんかじゃない。特務と共に中心に行ければ…!)


なのは「…」

男「…」


【安価】↓2
1.特務への参加を申し出る
2.特務の高町空尉がなぜこんなところにいるのか尋ねる
3.ルーテシアの現在(後に確認可能)


男「高町空尉。自分も特務に参加させてください!」

なのは「…」

男「必ず役に立って見せます!身体の心配は全く必要あり──」

なのは「駄目なんです…」

男「…は?」


なのは「『あなただけは参加させるな』。そう厳命されてるんです」

なのは「私も…参加しないほうがいいと思ってます」

男「…!」


男「なんで…!?自分は…!」

なのは「中将の命令です」

男「…レジアス中将」

なのは「私も…いまのあなたを動かすほうが危険だと思ってます」


なのは「もし特務に参加したとしても、そこで誘拐されたギンガさんの手掛かりを発見したら?」

なのは「これから向かう先は不測な事態で満ちてます。優先順位は明確にしておかないと周りの星を巻き込み多くの命が失われます。一人の勝手な行動で失敗します」

なのは「特務内でも現在のあなたの精神状態では危険と判断されてます…」


男「…あ、そん…な」

なのは「…」

男「じゃあ…自分は大人しく寝てろって言うんですか!?」

なのは「…」

男(高町空尉に当たっても何も解決しない。むしろこの人は自分の為にここに来てくれた人…)

男(それでも…これは、許容できない…)


なのは「私があなたの立場だったら…。きっと──、だから」

男「…え?」

なのは「ご自愛してください。あなたは…無茶する人ですから」


なのは「…私もモニターで会議に参加しないといけません。だからこれで失礼しますね」

男「…」

なのは「…」

なのは「必ず…──私が…、だから…」


 ガチャ バタン


男「…」

 去り際に高町空尉が何かを呟いた気がする。
 だけど自分の耳では聞き取れなかった。

 どうしようもないほど、冷たく重い無力感を感じていた。

  【救護室】

男「…」


男(一人で考える時間が欲しかった)

男(約4時間後に特務機動隊が来る。正直共に行きたい。ギンガがいるかもしれないから。次元震を止めてみんなの命を救いたいから…)

男(だが今の自分では彼らの足手まとい。確かにいまの自分の心では…)

男(世界滅ぼす次元震…ロストロギアの知識…どれも自分の領分を超えている)

男「…っ」

 思わず壁に拳を打ち付けた。
 いまの自分に出来ることはもはや…何もない。
  


男「…」

男「…」

『──』

男「…?」

 手元の腕輪が僅かに発行してる。まるで自分を呼ぶように。
 何かしら連絡が届いてるわけでもない。
 待機モードの無銘がこうして自分に呼びかけてくるのは初めてかもしれない。

男「無銘…どうしたんだ?」

『──』
『──■、──■■、諦、──だ、■よ」

 ノイズ混じりの不快音。それと共に無銘から一つのモニターが強制表示された


男「これ、は…?」

 表示されたモニター画面は非常に不安定で途切れ途切れの映像のようだ。
 さらに言えば、映像地点は黒煙で満ちてるようで見苦しい。

男「…無銘、これはどうしたんだ?何がしたいんだ?」

『──』

 無銘は何も反応しない。
 だが無銘一人でこんなこと出来るのだろうか。自分は何も指示していないのに。

男「…」

 だが何故か画面から目が離せない。
 画面は周期的に揺れている。リアルタイムで送られてるようだが。


男「…」

 赤黒い煙。
 時折こちらに聞こえる何かが爆ぜる音。
 そして視点が進む度鳴る機械音。

男(間違いなく『レリック』と『ロストロギア』の付近の映像だ。だがこの機械音…)

男(まさか…この映像はガジェットから発信されてる?ガジェットの視点がこちらに投影されてるのか?)

 吸い込まれるようにして、画面を凝視する。
 もしかしたら──そんな思いがぬぐい去れなかったら。

男「…」

男「ギンガ…」

 映像の端に、僅かだが。それでも確実にギンガが歩いてる姿を確認した。


男「…!」

 映像がまた途切れ。再度映し出される。
 ──ギンガ。間違いない。
 防護服はボロボロになっている。煙で完全に確認しきれない。それでも分かる。

男「ギンガ…!よかった…!無事だったんだな」

男(あいつらから逃げ出せたのか!?でも帰る地点がわからず彷徨ってる!?)

 思わず泣きたくなった。無事を確認出来た、それだけでも。
 だが気にかかることがあった。

男(でもなんでこのガジェットはギンガを襲わないんだ?)


男「…」

 おかしい点はそれだけじゃない。
 ギンガもガジェットを破壊しようとしない。
 僅かに映し出されたその目は虚ろで、足取りはおぼつかない様子で。

男「…」

男「いますぐ高町空尉に…!」

『──Date Delete』

男「…は?待て!何して」

『──Delete──Delete──Delete』


 映し出されたていたモニターが突然狂い出した。
 モニターを蝕むように徐々に映像が狭まり、消えた。

男「お前…何してんだ!?」

 無銘をおもいきり壁に叩きつけた。


男「…」

男「…」

 時間を置き少しだけ冷静になった。
 投げつけた無銘をベットの上に置きながら思考する。

男(いまの映像…間違いなくギンガの姿を捉えてた。『まだこの世界にいる』これは確定)

男(データは全く残ってなかった。深い所まで調べられればあるのかもしれないがそんな技術は自分にはない。──勘だがもう何もかも消えてる気がする)


男(ガジェットがギンガを襲わなかった。逆も同じだ。ギンガのあの目…)

男(ルーテシアの目と僅かに重なった…)


男「…」

男(無銘が単独でガジェットの視点映像を受信した。ありえない)

男(…この映像のことを高町さんに伝えたら、彼女はどうしてくれるんだろう)

男(仮に信じてくれたとしても余計に自分は特務に参加出来ないだろう。もしかしたら嘘をついていると思われる、いや映像の詳細について聴取される可能性の方が高いか…)


男「違う…そんなことじゃないだろう」

男「自分のやるべきことは」

 ──『ギンガを助けに行くのか』
 ──『特務に…高町さん達に任せ、自分は未来へ進むのか』


男「ルーテシア…」

男(ルーテシアと自分がここに運ばれた。だけどゼストさんはいなかった)

男(ルーテシアを連れて帰ることが出来たはずなのに、それでも置いていった)

男(自惚れかもしれない…でも思うんだ。彼は自分に『ルーテシア』を託した、と)


男(行くのであれば自分は命を落とすかもしれない。そうなればルーテシアはまた一人になる)

男(いや…ここで一人で進むということは全ての管理世界の人間を危険に晒すということ)

男(自分が原因で世界が崩壊する。これはあり得ることなんだ)

男「──」


【分岐点安価になります】

【ルート分岐点 安価】4つ先取り


1.ギンガを一人で救いに行く。死地へ (ルートC) (最後のコンマで未来への過程がルート確定)
2.特務に賭け、未来へ希望を託す。いつかギンガと再会することを心に誓う (ルートC-1エンド)

  

【ルートC 確定】

(次スレ立てて来ます)

減速と言いながら書き込むなし

【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう7」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう7」【リリカル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477056300/)

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>>993
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