【二次創作】有山「海底ロンパ」アリス「4…スレ目…だよ」【安価とコンマ】 (576)

初めに
・色んな作品を読んでるのでもしかしたら似てるところがあるかも、パクって…ないよ?
・とりあえず頑張る
・本編のネタバレ防止のためにパラレル設定で行こうかなと考えてます
・時々グロいです


1スレ目
【二次創作】オリジナルロンパ【安価とコンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470106870/)

2スレ目
【二次創作】有山「海底ロンパ」田中「2スレ目だぜ!相棒!」【安価とコンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470560930/)

3スレ目
【二次創作】有山「海底ロンパ」麻生「3スレ目です」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471485233/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1472612727

才能】超高校級のムエタイ選手
【名前】有山 ライアン
【容姿】(身長:178cm)
少し甘いフェイスが特徴的な西洋風のイケメン君で髪の毛もワックスで今風にきっちりセットしてます、身長は高い方で服装は昔通ってた中学の制服(ブレザータイプ)を着用してます
無表情に加えて、どこか冷めた雰囲気が漂ってるので、初対面の人はとっつきにくい感じです

【才能】超高校級の絵本作家
【名前】ボブ・カールトン
【容姿】(身長:190cm)
スキンヘッドの黒人で見た目も筋骨隆々でデカイ、ベレー帽着用にオーバーオールという画家ルックでもフォローしきれてません
けれどその分いつも笑顔で気さくな雰囲気が漂ってるので、悪い人じゃないと言うのは一目瞭然です

【才能】超高校級の美化委員
【名前】羽田木 純
【容姿】(身長:175cm)
取りあえずメガネ。髪型は長めの短髪です(ダンガンロンパ2の日向君より少し長いくらい)彼は昔通ってた高校の制服+ズボンのベルト穴に刀の如くハタキを差してます
一応イケメンですが性格が面倒くさいので人はあまり寄ってこないです、ただ身長も高いので一部のマニアには濃い人気があります

【才能】超高校級のフードファイター
【名前】国木田 織
【容姿】(身長:153cm)
短髪の見るからに元気いっぱいの少年です、鼻に絆創膏を貼っている意味は特にないらしいです。行くはずだった高校の制服(学ランタイプ)を着用しています
中学生に間違われるような見た目、というより高校生だと理解してくれる人は10人に1人居るか居ないかという程に幼いです

【才能】超高校級の海洋学者
【名前】九条 浩一郎
【容姿】(身長:180cm)
テンパ+ぼさぼさ頭+無精髭という白シャツを着ていなければ、気力のないオッサンみたいな見た目です
背は高く白衣を着てるためヒョロッとしているように見えますが、研究で歩き回ったり、海に潜ったりするので一応それなりに筋肉はついてます

【才能】超高校級の助っ人
【名前】田中 十一
【容姿】(身長:173cm)
どこかの不良漫画に一人は居そうなチャラい感じの男子です、短髪の黒髪に所々金髪のメッシュを入れてます、因みに彼も行くはずだった高校の制服を着崩してます
見た目は不良っぽくて近寄りづらいですが、意外と人には好かれるタイプの子です

【才能】超高校級の寿司屋
【名前】館 巳繰
【容姿】(身長:175cm)
如何にも寿司屋だというタイプの見た目の人です、髪の毛はかなり短い方です。そして何故か褐色です
意外とキリッとした顔立ちで、イケメンというよりは男前の部類に入る顔をしています

【才能】超高校級の芸人
【名前】花菱 香月(身長:171cm)
【容姿】
服装こそ派手ですが、顔立ちはあっさりしており髪型もそれと言って特徴がない長めの短髪な為、服さえ着替えれば地味な青年になってしまいます
しかも糸目なので滅多に表情は変わりません、常に微笑んでます

【生徒リスト女】:設定

【才能】超高校級の人形作家
【名前】アリス・グリム
【容姿】(身長:157cm・胸:貧)
服装や髪形はまんま童話のアリスのコスプレです、けれど髪の毛の色がかなりくすんでいます
しかもどこか呪われそうなオーラが漂ってるので、あまり人は近寄ってきてくれないそうです

【才能】超高校級の宇宙飛行士
【名前】愛野 空
【容姿】(身長:161cm・胸:平)
髪の毛を巻いていますが、縦ロールというわけではありません、今風にゆるっと巻いてるだけです。いじめっ子グループのリーダーみたいな雰囲気があります
因みにですが着ているセーラー服は中学の時の物です、見た目から気の強そうなオーラがプンプン出てます

【才能】超高校級の奇術師
【名前】師走門 杏美
【容姿】(身長:155cm・胸:極貧)
肩より上のショートヘアーです、モノクルを付けてますがもちろん伊達です、ブラウスと黒のスラックスは市販のもので模様等は一切入ってません
身長は全メンバーの中で二番目に低いです、因みに一番目に低いのは国木田君です

【才能】超高校級の助産婦
【名前】善知鳥 唯
【容姿】(身長:165cm・胸:極巨)
腰より上の長さがある金髪のセクシーなお姉さんです、白衣を着てないと何の才能かもよく分かりません
勿論体つきもかなり恵まれているので、男がよりついてきます

【才能】超高校級の幸運
【名前】桜庭 春風
【容姿】(身長:167cm・胸:平)
モデルはダンガンロンパの霧切さんと七海さんです。両手に皮手袋を付けてます、服装はシャツの上にパーカーを羽織ってますパーカーと同じ色のスカートを穿いています
女子にしては身長が高い方で、見た目の雰囲気もあり、かなり高い身長だと思われてます

【才能】超高校級の侍
【名前】辻斬 蘭
【容姿】(身長:160cm・胸:平)
おかっぱ頭にカチューシャ、花の模様が入った眼帯を右目に付けてますが視力は両方とも健在です
袴は実家に伝わる由緒正しい物らしく、汚れることを嫌っています

【才能】超高校級の学習委員
【名前】静寂 ささめ
【容姿】(身長:159cm・胸:貧)
二つ括りのおさげ頭の女の子です、目が丸々としていて、常に輝いています。服装は通う予定だった高校のセーターにスカートを穿いています
何事にもすぐに興味を示す性格の為、目の輝きが薄れる事は少ないです

【才能】超高校級のCEO
【名前】麻生 つかさ
「凄く整っていらっしゃる方ですよね、羨ましい限りです」
【容姿】(身長:162cm・胸:巨)
髪の毛は腰まであるロングヘアーです、まさしく正統派お嬢様って感じです
フリルの付いたブラウスにオシャレなロングスカートはどちらも海外のブランド物で、超一級品です

※イメージカラーは決めてません。ごめんなさい
※胸のランクは【無し・極貧・貧・平・巨・極巨】の6段階に分かれています

好感度一覧

【才能】超高校級の絵本作家
【名前】ボブ・カールトン【好感度】32
「時々厳しいけど、作品に良いアドバイスをくれまーす」

【DEAD】
【才能】超高校級の美化委員
【名前】羽田木 純【好感度】34
「まさか自分が…か。ふん。仕方ないな」

【DEAD】
【才能】超高校級のフードファイター
【名前】国木田 織【好感度】18
「俺の事許してくれるなら…その…母ちゃんの事頼むな」

【DEAD】
【才能】超高校級の海洋学者
【名前】九条 浩一郎【好感度】34
「楽しかったよ。最高にな」

【才能】超高校級の助っ人
【名前】田中 十一【好感度】48
「どんなときでも一緒だぞ!相棒!」

【DEAD】
【才能】超高校級の寿司屋
【名前】館 巳繰【好感度】25
「バカな事しちまったよ…すまねえ」

【才能】超高校級の芸人
【名前】花菱 香月【好感度】34
「なーんか。僕って嫌われてる??ショック―」

【才能】超高校級の人形作家
【名前】アリス・グリム【好感度】54
「………どんなことがあっても…頑張ろう…ね」

【才能】超高校級の宇宙飛行士
【名前】愛野 空【好感度】27
「中の上の凡人ね。凡人の癖に生意気なのよ!」

【DEAD】
【才能】超高校級の奇術師
【名前】師走門 杏美【好感度】10
「大好きだよ!バイバイ!!」

【DEAD】
【才能】超高校級の助産婦
【名前】善知鳥 唯【好感度】32
「またね。どこかで会いましょう?」

【才能】超高校級の幸運
【名前】桜庭 春風【好感度】45
「信頼はしていないけれど、頼りにはしているわ」

【才能】超高校級の侍
【名前】辻斬 蘭【好感度】42
「人間としては良い奴だ。認めよう」

【DEAD】
【才能】超高校級の学習委員
【名前】静寂 ささめ【好感度】26
「今度もまた勉強に付き合って…って。私もう居ないんですね!えへへ」

【才能】超高校級のCEO
【名前】麻生 つかさ【好感度】33
「私も見習って頑張りますから!!」

更新OK?

聞いておいて早速離席

22時くらいまでお待ちくださいもしかしたら21時に行けるかもしれない

【モノクマ劇場】

モノクマ「裏切るって都合のいい言葉だよね」

モノクマ「裏切った人はそれが生きるための最善の選択なのに、それで不具合が生じたらオマエラはすぐ裏切られたなんて言うでしょ?」

モノクマ「本当にその人が大切なら裏切られたじゃなくて、オメデトウって言うべきだとボクは思うよ」

モノクマ「まあそんな事が出来ないからオマエラは裏切り合うんだよね」

モノクマ「そう!この殺し合い生活の裏には裏切り合い生活も身をひそめているのです!」

モノクマ「生きるがために裏切る!この生活ではもはや日常茶飯事なのです!」

モノクマ「嘘をついたり、誤魔化したり、黙秘したり、裏切り合いで成り立っているのです!」

モノクマ「まあボクは全部知ってるから凄く楽しいけどね!」

モノクマ「それこそわっくわくのどっきどきだよね!」

【18日目】

多分今までの裁判終わりで一番最悪の目覚めかもしれない。
俺らの中に裏切り者が居るなんて言われて、眠れるはずもない

気晴らしに出歩こうかとも思わない、いや。思えないのかもしれない

とにかく俺はずっと部屋で横になっていた。
何も考えずにただただボーっとしていたら勝手に寝ていた

正直何も考えたくなかった。
変に仲間意識が芽生えているからかもしれない

有山「…眠れねえ」

眠ったのに眠れた気がしねえ

とりあえず……――――――――――


そんな時部屋のチャイムが鳴った。
誰だ?こんな時間に…


【部屋のチャイムを押したのは?】
下2

桜庭「おはよう」

有山「…おはよう」

ドアを開けるとそこに居るのは涼しい顔の桜庭。
…いったい何の用だ?


有山「なんだよ、こんな朝早くに」

桜庭「…別に。暇だから遊びに来たのよ」

有山「遊びに…?」

桜庭「そんなに怪訝な顔をするのはやめてくれない?」

有山「お前が部屋に来るなんてな」

桜庭「眠れなかったのよ」

有山「どうして俺なんだよ。アリスとか居るだろ」

桜庭「別に。ただ思い付きで来たのよ」

有山「…そうか」


取りあえず部屋に入れてやるか?それともどこかぶらつくか?


【安価】
1部屋に居れる
2どこかをぶらつく

下2

有山「まあ入れよ」

桜庭「お邪魔させていただくわ」

遠慮も無くずんずん部屋に入ってくる桜庭
普通こう言うのって照れるもんじゃないのか?何だこの我が物顔感


桜庭「…普通の部屋ね」

有山「まあな」

桜庭「なにか面白い物は置いていないの?」

有山「お前が面白いと思う物ってなんだよ」

桜庭「熊の剥製」

有山「駄目だ…分かんねえ…」

桜庭「後はあれね。トレーニング器具」

有山「お前は静寂かよ。コンビニ行って来い」


桜庭「……」

有山「……」


どうしよう…間が持たねえ…
なんかお菓子かお茶でもだしてやるか?


【安価】
1お茶
2お菓子

下2

有山「…お茶」

取りあえず俺がお茶を淹れてやった。
部屋に備え付けだから美味しいかどうかわからない。


桜庭「ありがとう。貴方からどうぞ」

有山「…?」

カップに入ったお茶を俺の方にスライドさせる桜庭。
…味見しろってことか?

桜庭「毒見よ、何が入っているか分からないし」

有山「疑ってんだったら部屋入ってくんなよ」

桜庭「……」

有山「睨むなよ」

取りあえず俺がお茶を飲んで安全を証明した。
安心してくれたのか桜庭は俺からカップを受け取ってお茶を飲み始めた


桜庭「…」

有山「…」

やっぱり話が続かねえ。
…そうだ、こんな話していいか分からねえけど…。一回聞いてみるか

【安価】
裏切り者の予想を立てる(一名指定)

下2

有山「裏切り者が…」

有山「…分かんねえんだ」


そう言うと桜庭がお茶を飲む手を止めた

桜庭「…皆の事。貴方そんなに好きだったの」

有山「そんなんじゃねえ…そんなんじゃねえけど」

桜庭「もしかしたら私かもね、裏切り者は」

有山「冗談言うなよ」



桜庭「ほんとよ」



冷たい空気が部屋に流れる、試合前の緊張感の何倍も俺の身を刺し貫く
…目が本気だ。マジなのか?マジでこいつが?


桜庭「なんてね。冗談よ」

有山「…タチが悪い」

桜庭「私はモノクマの言ってる裏切り者なんかじゃないわ。」

今日はここまでで。
短いですがお付き合いありがとうございました!

今日はお昼頃から更新します。

麻生「今日は辻斬様と二人で作ってみたんです。辻斬さんったら凄く料理がお上手になっていて」

レストランに集まった俺ら9人。
数が大分減って、静けさが大分増している
けれど、重苦しいこの空気の原因はきっとそれではない。


麻生「さっ!皆さんいただきましょう!」

裏切り者がこの中に居ると言う事が俺らの口に開かせないようにして、この重苦しさを作っている。
普通にふるまう麻生が痛々しく感じてくる


麻生「あ、そうです。今日は四階の探索ですね、四階は確か」

愛野「アイスパーラー。手芸店。それと後は工具店ね」

麻生「愛野様説明ありがとうございます」

花菱「ほんで。誰が一人で行動するん?僕らって今9人やし、全員がペアになるってわけにも…」

花菱「この際裏切り者っぽい奴投票でもして、いっちばん票数高かった人が単独で行動とか!ええ案やと思わへん?」

愛野「アンタが過半数獲得するわね」

辻斬「だな」

花菱「…………」


麻生「別に他のグループだけ三人でもいいじゃありませんか。ね?」

愛野「別にどうでもいいわよ」

辻斬「異論はない。特に反対する理由もないしな」

ボブ「ボブも無ーい!全然なーい!」

田中「つーか、いつも通りで良いじゃねえか!裏切り者なんてモノクマの嘘かも知んねーし!」

愛野「凡人の割には良い発想ね。私もそう言おうと思っていたわ」

田中「凡人じゃねえし!超高校級だし!」


何となくこいつらがいつもの調子を取り戻してきたな。
確かに田中の言うことは一理あるかもしれないな、というよりそうだと思おう


麻生「では、探索に参りましょうか」


【探索ペアを選んでください】
下2

桜庭「というわけで行きましょう」

有山「…朝から何でずっとお前と一緒なんだよ」

桜庭「意味はないわ」


今日の半分は桜庭と行動することになりそうだな
まあ良い。俺も嫌ではないしな


桜庭「それで。どこから行くの?」

有山「別に。どこでもいい」

桜庭「私も同じよ」

有山「…俺に決めろってか?」

桜庭「決めなかったらここで一日過ごすことになるけど」

有山「何だよそれ、んじゃあここだここ。ここ行くぞ」


取りあえず全部回るんだから適当に指させばいいよな


【安価】
1アイスパーラー
2工具店
3手芸店

下2

【4F 手芸店】

桜庭「…粘土に絵具…ガラス玉」

有山「何まじまじ見てんだよ。お前こういうの好きなのか?」

俺の妹がよく謎の絵を描いて夜な夜な何かしていたな…とここにきて思い出した
もしかして桜庭もそんな不思議な趣味が?

桜庭「工具店に置いてある品物にもよるけど。爆弾が作れそうね」

有山「…は?何作ろうとしてんだよ」

桜庭「護身用よ」

有山「護身用に爆弾なんて聞いたことねえ」

桜庭「じゃあ今覚えておいて」

桜庭ってつくづく変な奴だよな。まあここに居る奴らは俺も含めて変わってるか…


桜庭「武器になりそうな物は置いてないわ」

有山「ああ。ハサミくらいしかねえな」


とりあえずここに危険そうな物はないな。
次に回るか

【安価】
1アイスパーラー
2工具店

下2

【4F アイスパーラー】

桜庭「本当にアイスだらけね」

有山「味噌ラーメンアイス…なんだこれ」

桜庭「奥には巨大な冷凍庫があるみたいね、ここでアイスを保存しているのかしら」

有山「だろうな。というより寒いな」

桜庭「冷気が漏れてるのかしら?それともここだけ気温が低く設定されているとか」

有山「なんでだよ?」

桜庭「アイスを溶かさないためとかじゃないかしら?」

有山「…ふーん」

でもまあコンビニよりアイスの品ぞろえは良いな。
また後でここに来てみるか


桜庭「何もないし行きましょうか」

有山「だな」



【4F 工具店】

桜庭「ここは武器の温床ね」

有山「ドリルにスコップにハンマー…」

桜庭「注意しておいた方が良さそうね」

ずらっと並んだ工具は物凄い威圧感を発していた。
…見ているだけで嫌な予感がしてくるのはきっとこの生活のせいだろうな

桜庭「特にここには目を配っておく必要がありそうね」

有山「だな」

桜庭「何か変なことがあったらすぐに教えてくれるかしら」

有山「なんでお前に一々報告しないとダメなんだよ」

桜庭「この生活に一番順応しているのが私だからよ」

有山「順応って…」

桜庭「慣れていると言った方がいいかしらね」

有山「慣れてるって何だよ。こんな状況に慣れることなんてそうそうねえだろ」


桜庭「とにかく。よろしくね、有山君。」


【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【4F 手芸店】

愛野「…何だかあれね。地味ね」

ボブ「地味じゃないでーす!宝の宝庫でーす!」

愛野「庶民のお婆ちゃんの家って感じね」

ボブ「んーふー?ボブのグランマのお家はこんなんじゃないでーす」

ボブ「ボブのグランマのお家には大きな牧場がありまーす」

愛野「いかにもアメリカのド田舎って感じのイメージね」

ボブ「ボブのグランマはいっつも牛を追いかけ回しまーす」

愛野「へぇ」

ボブ「牛を素手で倒せまーす!ボブのグランマはボブより大きいでーす!」

愛野「………」

ボブ「そしてボブのグランマはパイナップルを素手で絞れまーす」

愛野「何よそれ!!もはや人じゃないじゃない!!!」

ボブ「人でーす!」


まあパイナップル素手で絞るってのは格闘家なら出来そうだけど…
ボブよりでかいってのは流石にヤバいだろ

【安価】
1おじいさんはどんな人なのか聞く
2おばあさんの職業を聞く
3自由
下2

有山「なあ。ボブ。お前の婆さん職業何やってる人なんだよ」

ボブ「元女子プロレスラーでーす」

愛野「アンタの家系ってつくづく謎よね!!何それ!」

ボブ「女子プロレスラーの家系でーす」

ボブ「パパはレスラーでーす」

愛野「なんでアンタだけ絵本作家なのよ!!!」

ボブ「ボブは喧嘩嫌いでーす。穏やか―にくらしたーい」

有山「俺の家より格闘家一家じゃねえか」

ボブ「んーふー?有山君の家族にも格闘家が居るのですかー?」

有山「家族って言うより親戚だな」

ボブ「おーう!だから有山君はそんなに強いでーす」

愛野「その理論で言ったらアンタは最強レベルになるけどね!!!」

ボブ「ボブ強く無ーい。か弱ーい」

愛野「その見た目で何言ってんのよ!」


【安価】
1絵本作家が家族に反対されなかったか聞く
2どうしてそんな家系で穏やかに育ったか聞く
3自由

下2

有山「でもなんでお前そんなに穏やかに育ったんだ?」

ボブ「ボブはいっつも家族の誰かが怪我してるの見てましたー。痛い痛いは辛い辛いでーす」

ボブ「グランマが怪我したらマミーは悲しそうでーす。パピーの時もそーでーす。だからボブだけは怪我しない様に頑張りましたー」

愛野「い…意外と深刻じゃない!何よそれ!」

ボブ「だからボブは皆を癒しまーす!ボブの絵本は世界を救いまーす!」

なんかかなり大変なんだなボブの家も。
そう言う風に育ったから今のボブが居るんだな


有山「そうか」

ボブ「有山君は怪我しても家族の人悲しみませんかー?」

有山「心配はされてたな。けどそんな悲しんでは無いと思うぞ」

有山「妹に至っては怪我した俺をよく実験台にしてたしな」

愛野「変人ばっかじゃない!!!」

ボブ「そーですかー」

愛野「もう嫌。アンタらと居たら私の頭が変になりそうよ…。帰るわ!!

ボブ「ボブはアイス食べに行きまーす」


【愛野の好感度が3上がりました】
【ボブの好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 広場】

田中「手芸店だってよ!行こうぜアリスちゃん!」

アリス「もう…行ってきた…から」

田中「お!有山とか?アリスちゃんも大胆になってきたなー!」

アリス「……麻生さんと…だよ」

田中「お…そっか。あー、まあけど。どうだったよ!手芸店!」

アリス「品ぞろえは…いい…よ…」

田中とアリスが広場で話しているが、温度差が凄い
田中が真夏の沖縄ならアリスは真冬の北海道くらいに温度差がある

田中「…って!相棒!なんだよ来てたのかよ!」

有山「おう」

アリス「………」

田中「なんか暇だしとりあえず喋ろーぜ!な!喋ろう喋ろう!」

アリス「……」

喋るって何をしゃべればいいんだよ


【安価】
1裏切り者について
2無難な話題
3自由

白2


有山「なあ。お前まだ睡眠薬使わねえと眠れねえのか?」

アリス「……う…うん…うん」

田中「飲み過ぎは良くねえぞ?」

アリス「…あれが…ないと…駄目…だから…」

有山「そっか。まあ俺も田中と同じだな」

アリス「だ…大丈夫…飲み過ぎない…から…」

一日に凄い量飲んでそうなのに何言ってんだか…
まあ深く突っ込むとまた面倒な感じになるしやめとくか


アリス「……」

田中「睡眠薬って薬局のだよな?」

有山「それ以外にどこに睡眠薬があるんだよ」

田中「いや…いやー。コンビニとか?」

有山「ねえよ」

田中「だよなー!流石相棒!」

有山「意味わかんねえぞ」

【安価】
1睡眠薬を使わない方法を提案
2話題を切り替える
3自由

下2

有山「お前ら四階には行ったのか?」

田中「モチ!ぜーんぶ調べたぜ!アイスの味をな!」

アリス「…だからアイス全部一口分無くなってたんだ…」

田中「味噌ラーメン味は意外とイケた」

有山「マジかよ」

田中「相棒も今度食いに行こうぜ!アリスちゃんもつれてさ!」

アリス「お腹冷えるから…。いい」

俺とアリスに挟まれてる田中を見ると可哀そうになる
俺ら両方無愛想気味だしな。

田中「あっちゃー…。相棒はもちろん行くよな!」

有山「暇だったらな」

田中「じゃあ大丈夫だな!この生活暇しかねーし!」

有山「…」

田中「つーことでまたいつでも俺に声かけてくれよな!」

アリス「……」

【アリスの好感度が3上がりました】
【田中の好感度が5上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア レストラン】

花菱「…調味料入れ過ぎちゃうの?」

辻斬「一掴みだ」

花菱「それはあれやろ?指でつまむってことやろ?誰が手のひら全体で掴め言うとんねん」

キッチンでは何故か辻斬と花菱が二人一緒に料理をしている
…意外と仲良いのか?

辻斬「…なんと!?」

花菱「いや。そうやろ常識的に考えて」

辻斬「一掴みというのは…こう。?み取りのように…」

花菱「アホか!血糖値上がる言うねん!血圧大変や言うねん!」

辻斬「料理とは奥が深いな…」

花菱「君がアホすぎるだけや。なんでパスタ茹でるのにここまで時間かかんねん」

辻斬「パスタ?これはスパゲッチーではないのか?」

花菱「それを言うならスパゲッティ―な。なんかもうほんまにアホ。見てられへんわ」

【安価】
1何を作っているのか聞く
2料理を手伝う
3自由

下2

有山「俺も手伝う」

花菱「……これが麻生ちゃんなら…」

どうやらこいつらはパスタを茹でて何かを作るらしい。
という事は茹でている間にソース的な物を作るんだよな?

花菱「じゃあ今日はミートスパゲッティ―を作るから…って。待て待て待て」

辻斬「ん?」

有山「ん?」

花菱「おい。なんでデカイ肉切り包丁二刀流やねん。ほんで有山ちゃんはなんで足にアルミホイル巻いてんねん」

辻斬「肉をみじん切りにしようと」

花菱「ミンチ肉はちゃんと用意してるから!何かもうヴィジュアル的にB級ホラーやから!辻斬ちゃん!」

有山「凍った肉を蹴りで粉砕する、なんかアルミホイル巻いたら鉄感でて強そうだろ?」

花菱「アホか!なんで料理作んのにそんな重労働せなアカンねん!」

辻斬・有山「「料理は戦闘だ」」

花菱「んなわけあるかい!!」

花菱「じゃあ今から野菜切るんと肉炒めるんで分かれてもらうから!とりあえず武装を解けぇ!」


【安価】
1肉を炒める
2野菜を切る
3自由

下2

有山「肉を炒める」

花菱「まあそれでええわ。失敗することはないやろうしな」

こういう時に一目置かれる様な事…
そうだ、肉を炒めてる時に料理人が何かかけて火がボウって


酒か?…酒だよな。

このスピリタスとかいう奴でいいか?


有山「フランベする」

花菱「ん!??!?!?待て!!!アカンそれは―――――」





――――――――――ボオオオンッ


………キッチンが爆ぜた。





有山「…」

辻斬「ガス漏れだな」

花菱「もうお前らなんて死ね!ボケェ!!!!」


…肉…焦げちまったな


【辻斬の好感度が5上がりました】
【花菱の好感度が3上がりました】

桜庭「…どうしてキッチンがこの有様なのか説明してくれるかしら?」

愛野「いやあああああ!!!なんでこんな事するのよおおお!!!」


辻斬「いや…その。ミートスパゲッティをだな」

有山「肉を炒めていたら…」


麻生「肉を炒めているだけで花菱君が大けがをするんですか?」

辻斬「なんか爆発した」

有山「右に同じ」

あの後。大変だった。
花菱は一見無事に見えたが爆発で割れたガラスが飛び散って、それが見事に刺さった
今は桜庭の指示を受けた田中とボブが治療している


麻生「どうして。お料理をして死人がでかけるんですか?」

辻斬「…」

有山「あの…いや。その…フランベ」

麻生「…は?」


麻生が珍しくキレている。顔は笑っているけど目は笑っていない
…かなりマズい





アリス「……キッチン…ボロボロだね」

桜庭「まだコンビニの時は羽田木君が居たから何とかなったわ」

愛野「掃除どうすんのよ!!」

麻生「勿論。お二人でするんですよね?」


どんな選手よりも今はこいつら四人が怖い。
それはきっと辻斬も一緒だろう

麻生「いつもなら許せますよ。ただ死人が出かけたとなれば話は別です。今回は私も擁護しかねます」

辻斬「その…でも…わざとでは…」

麻生「ワザとで無かったからと言って、もしも花菱様が死んでいたらどうするんですか」

麻生「ごめんですんだら学級裁判はいらないんです」

辻斬「……」

麻生「これから一切キッチンには近寄らないでください」

麻生「分かりましたか?」

麻生「分かったら返事をなさってください」


…麻生が…怖い…

愛野「この際だから言いたいことぜんっぶ言わせてもらうわ!」

桜庭「ええ。それが良いと思うわ」

麻生「今回は事が事です。見過ごせません」

アリス「……ご愁傷様」


愛野「バカも休み休みにしときなさいよ!!!!!」

桜庭「頭が悪いのも度が過ぎると凶器ね」

麻生「頼りにしているんですから…」

アリス「………大変だね…」


ここからこの四人のお説教は夜通し続いた。
愛野になじられ、桜庭に罵倒され、麻生に蔑まれ、アリスに呆れられる


暫くは立ち直れないかもしれない

少し離席
夕方か夜に帰ってきます

再開します

【19日目】

昨日四人のお説教から解放された時にはもう日付が変わっていた…と思う。
もしあれが俺一人だったらと考えると怖い

まあけど暫くキッチンには近寄れない。
というより近寄らせてもらえない


暫くはバカなことできない…
いや、バカなことをしたつもりはない

けどまあ実際被害が出ているしな


とりあえず今日は何をしよう


【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア レストラン】

有山「何で麻生はそんなに料理できるんだ?」

桜庭「…そうね。気になるわ」

食後のコーヒーを飲みながら、俺は三人で話していた
別に他愛もない話だ

桜庭「普通ならお抱えのシェフとかが居るんじゃない?」

麻生「居ません」

有山「でもCEOだろ?」

麻生「家の方針なんです。普通の事を一流にこなせない者が人の上に立ってはいけないと」

有山「へえ。じゃあ誰が麻生に料理を?」

麻生「母です」

桜庭「意外としっかりしてるのね」

有山「ほんとにな」


【安価】
1得意料理を聞く
2親がどんな人か聞く
3自由

下2

有山「おい」

麻生「何ですか?お呼びになりました?」

有山「辻斬にもお前…料理…教えてるんだよな?」

麻生「はい。今後は私無しではキッチンには立たせないと約束しましたが?聞いていませんでした?」

有山「聞いてた」

有山「それで…だな…その…俺にも」

桜庭「ふふっ…顔が赤いわよ?」

人にものを教えてくれって頼むのがこんなに恥ずかしいなんて…
けどもう同じ失敗はしたくねえし

有山「料理教えて…くれよ」

麻生「はいっ。良いですよ。ビシバシ行きますからね」

桜庭「立場が逆転ね」

有山「うるせえ」

麻生「それで、何を教えましょうか?」

有山「……」

【安価】
1ハンバーグ
2オムライス
3自由
下2

有山「オムライスが良い」

麻生「意外と簡単ですからこんど教えて差し上げますね」

桜庭「ねえ、どうしてオムライスなの?」

有山「…好きだからだ」

桜庭「意外と可愛い所があるのね」

有山「うるせえ」

桜庭が今日に限って凄い俺をからかってくる
なんだよ、コイツ

桜庭「けど大変ね、二人も問題のある生徒を抱えて」

麻生「教え甲斐があると言う物ですよ」

桜庭「なにか事故が起きたら速やかに鎮圧に向かうわ」

麻生「頼もしいです」

鎮圧って…俺らを災害か何かと勘違いしてないか?


【麻生の好感度が5上がりました】
【桜庭の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
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下2

【4F アイスパーラー】

愛野「美味しいっ!あぁ…甘ぁい…」

甘いものが食べたくなってアイスパーラーに来てみると、愛野が一人で悶えている最中だった
…なんか厄介なことになる前に帰ろ――――

愛野「って!アホ凡人!…も…もしかして…」

愛野「今の見てた!?見たの!?答えなさい!!!」

うわぁ…やっぱ見たら駄目だったか
でもコイツもあんな顔するんだな。意外だ


有山「俺は凡人じゃない」

有山「腐っても超高校級だ」

愛野「煩いわね!アホ!質問に答えなさいよ!!!」

有山「…」

さて、どうした方がいいのか…
素直に答えても答えなくても面倒な気が…



【安価】
1素直に答える
2嘘をつく
3自由

下2

有山「見た」

愛野「見るんじゃないわよ!!!!!」

やっぱりな。やっぱり怒られるよな
もうなんかコイツと居る時間も長いからか予想できてた

愛野「覗き見よ!このど変態!!!」

有山「いや…あんな大きい声」

愛野「謝りなさいよ!!!!!」

有山「…すまん」

愛野「…許すわ」

そう言うと同時に、愛野はスプーンとアイスを対面に置いた
…どういう事だ?

愛野「座りなさいよ!!!!」

有山「なんでだよ」

愛野「口止めよ!!!口止め!!ほんとはアンタなんかと一緒に食べたくないわよ!!!」


【安価】
1一緒に食べる
2食べない
3自由

下2

有山「初めてだな」

愛野「これで最後よ」

有山「そうか」

ここのアイスはコンビニの物より美味しい。
そりゃ愛野も悶絶するわけだ、俺はしないけどな

有山「…なあ。お前ってさいっつもイラついてるよな」

愛野「何よそれ。イラついてないわよ」

有山「いつも怒鳴ってる」

愛野「イラついてるわけじゃないわよ」

有山「俺らの事嫌いだろ」

愛野「嫌い…だったわね。今は仕方なく嫌いじゃないと思ってあげてるわ」

有山「え?」

愛野「ここから出るためよ、出たら話しかけないでよね!」

有山「なんかお前って変だよな」

愛野「アンタに言われたくないわよ!!!!」


【愛野の好感度が5上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【3F 薬局】

花菱「…」

田中「…」

何故か睨み合ってる二人。
…なんだ?何があったんだ?


花菱「へぇ~。そうなん、そーなんや」

田中「ちげえ!ちげえって!!!」

花菱「君がまさかの裏切者やったなんてなー」

田中「だーかーらー!!!!ちがうってんだろ!!!」

裏切り者?田中が?田中が裏切り者って…どういう事だ?
…けどあの二人の様子尋常じゃねえぞ


花菱「じゃあそれ何なん。」

田中「だから!これは違うって!!!」

花菱「蓋も開けてんのに?」

田中が手に握っているのはモノクマドラッグ。
…しかも包装が破られている


【安価】
1とりあえずモノクマドラッグを取り上げる
2なんで持ってるか聞く
3自由

下2

有山「田中。なんでお前それ持ってるんだよ」

田中「相棒!?…あー…その…」

田中「間違えちまってよ!そう!栄養剤と!」

花菱「パッケージからして物々しいのに間違える?普通?」

田中「間違えたってんだろ!間違えたんだ!」

有山「…」

田中「そんな目で見るなって!マジで!マジで!」

花菱「しかも一回瓶の蓋開けて中身確認してたよな?それはなんで?」

田中「栄養剤かなーって確認したんだよ!」

花菱「…へぇ」

田中「信じてくれって!俺!マジで何もしてねえって!!」

花菱「うん。なんかしようとしててんやろ?」

田中「ちげーよ!!」


【安価】
1信じる
2信じない
3自由

下2

今日はここまで!
良い所できっておきますね

お付き合いありがとうございました!

昨日は物凄い所で斬ってしまって申し訳ない
更新良いですか?

有山「田中がそんなことするはずないだろ」

花菱「およよっ!?え?そんな事言えたん?君!?」

田中「相棒!!!!!」

有山「やめろ田中抱き着くな」

渾身の力で抱きしめてくる田中はかなり鬱陶しい
だけどこいつは裏切り者なんかじゃない、そんな奴じゃない

花菱「でもまあ。一応報告やなー。情報は共有しとかへんと」

有山「…」

花菱「一応不安材料って事には変わりないんやで?」

田中「勝手にしろ」

花菱「えー。なんか僕が悪者扱いされてるやん!僕今回は正しい行いをしたわけやん!」

有山「田中。それ戻せ」

俺がそう言うと田中は瓶を片手に薬局に入って行った


花菱「まあ。ほんま、裏切り者って誰なんやろうな」

花菱「ほんじゃあまた!」


【田中の好感度が10上がりました】
【花菱の好感度が3上がりました】

【田中:通信簿3】

田中「なあ。相棒。俺ら外に出るだろ」

今日の田中はいつもとは違って結構真剣な顔で話し始めた。
いつものバカ話とはわけが違うようだ

田中「俺ら。どーなっちまうんだろうな」

有山「どうなるって?普通に希望ヶ峰の生徒として」

田中「いや。それはねえな、だって希望ヶ峰の入学式で俺らは記憶が飛んでる、ってことは」

田中「希望ヶ峰に何らかの問題があったっつーことが可能性としてはあるわけだろ?」

言われてみればそうだな…。
コイツいつもあんなんだけど意外と考えてるんだな

田中「じゃあきっと希望ヶ峰学園には戻れねえ。俺らは最悪中卒だ」

有山「中卒じゃダメなのか?」

田中「そりゃ相棒はその才能で食ってけるからいーけどよ。俺は無理だ」

田中「俺は誰かが居ねえとなーんもできねえ。所詮助っ人だからな」

有山「そうなのか?」

田中「そーだよ。マリオとルイージが居るだろ。俺はマリオにはなれねえんだよ」

田中「ってなんか難しい話になっちまったな!相棒なんか食いに行こうぜ!」

常に一番だった俺にはわからない
けどさっきの田中は今までに見た事のない顔をしてて――――

田中「置いてくぞ!早く来いよ!あーいぼっ!」


有山「おう。今行く」

【田中の通信簿:3/5】

【花菱:通信簿2】

有山「なんでお前は俺らを殺し合わせようとするんだ?」

ふとした疑問だった。こいつはいつも俺らを殺し合わせようとする
それがおもしろいからなのかそれとも他に理由があるからなのか。俺はそれが気になって仕方なかった

花菱「生きて帰る為や、ほんで外に出てもう一回舞台に立つためやな!」

有山「ただそれだけで俺らを?」

花菱「ただそれだけって。はぁ…君は何も分かってないな。選手やったら分かると思ってたのに」

有山「どういうことだよ」

花菱「僕は芸人や。芸人はいっぱいおる。ちゅうことは僕の代わりなんていくらでもおんねん」

花菱「早くここから出んと僕は忘れられてまう。僕の代わりが僕になってまうやろ」

俺に置き換えると俺より強い奴が出て来て、俺なんて忘れられるってことか
…それは確かに焦る。けど、俺はそれで殺し合いを助長させようなんて思わない

有山「人の命と自分の才能どっちが大切なんだよ」

花菱「決まってるやん。自分の才能や」

花菱「自分の才能は自分の命よりも重いんや」

即答だった。こいつは自分の才能が何よりも大切だと俺に言った
自分の命よりもだ

花菱「だから僕は絶対に手放したくない、何をしてもや」


【花菱の通信簿:2/5】


【自由時間開始!!】:残り回数3

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下2

【3F 広場】

愛野「ねえ!こんな粘土何に使うの?」

アリス「…秘密」

愛野「重たいんだけど!」

アリス「…じゃあ…自分で…持つから…貸して」

愛野「アンタが持ったらフラフラで危なっかしくて見てらんないのよ!!!」

愛野「アタシの罪悪感をうまく刺激する卑怯な女だわ!!!」

大量の粘土を持った愛野。
そして絵具類を袋に入れて運んでいるアリス

何だか新鮮な組み合わせだな

愛野「ねえ!!爆弾とか作るつもりじゃないでしょうね!」

アリス「…どうやって?」

愛野「何らかの知識を使ってよ!!!」

アリス「……ふっ」

愛野「あああああ!!今アタシの事鼻で笑ったわね!許せない!!」


【安価】
1荷物を持ってやる
2付いて行く
3自由

下2

有山「お前も十分危なっかしい」

愛野「勝手に取るんじゃないわよおおお!!!って――」

俺が悪いのかはたまた愛野が悪いのか。愛野がこけた
それも盛大に

アリス「…だいじょう…ぶ?」

愛野「いったぁ…もうっ!!!しんっじられない!」

有山「俺のせいかよ」

愛野「アンタが急に横から手出してくるから悪いんでしょ!!!」

愛野「ああもう!さいっあく!!」

有山「ごめん」

愛野「ん!」

有山「ん?」

愛野「立たせなさいよ!!」

ああ。この差し出された手はそう言う意味なのか
…自分で立てよな


【安価】
1この材料で何を作るか聞く
2愛野にけがはないか確認する
3自由

下2

有山「で。この材料で何作るんだよ」

愛野「駄目よ。私が何回聴いても答えないから」

アリス「…人形」

愛野「って!なんでこいつだとそんなあっさり答えるのよおおお!!!」

人形か…そっか。こいつ人形作家だったな
それにしてもこの量の粘土…。すげえな
何の人形作るつもりだ?怪獣か?


アリス「……何作るかは…秘密」

有山「デカイの作るのか?」

アリス「…秘密」

有山「秘密?」

アリス「うん」

愛野「無駄よ無駄。変に頑固なところあるから」

アリス「…いこ。早く作りたい」


【アリスの好感度が3上がりました】
【愛野の好感度が5上がりました】

【アリス:通信簿3】

アリス「…相談」

有山「あ?俺に?」

アリスが今日も横に来て俺にそう言う。
…相談?俺にして解決するのか?

アリス「…好きな人の…相談…」

有山「恋愛?俺に?やめとけやめとけ。田中とかにしとけ」

アリス「…その人…私の事…嫌いなのかも…しれない」

有山「じゃあ嫌いなんじゃねえの?」

アリス「…そっけない…人…で」

有山「いつもはどんな奴なんだ?」

アリス「…いつも…そっけない……」

有山「んじゃあ気づいてないだけ。とか?」

アリス「…気づいて…ない…か」

有山「まあ俺にはよく分かんねえけどなそいつの事」

アリス「一番…よく分かってる…」

有山「あ?なんか言ったか?」


アリス「別に…」


【アリスの通信簿:3/5】

【自由時間開始!!】:残り回数2

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下2

【1-Bフロア レストラン】

ボブ「ジャパニーズジャパニーズ」

麻生「…その本当にこれが食べたいんですか?」

ボブ「ぜっぴーんだと聞いたのでーす」

麻生「絶品なのでしょうか?私はよく分からないですけれど…」

ボブ「おう!もったいなーいもったいなーい!」

麻生「…でも調理という程調理は…」

レストランに居るのはボブと麻生。
ボブの前には丼に盛られた白米。ただそれだけ

これが何になる?


ボブ「TKO!TKO!」

麻生「それだと芸人様になってしまいます。TKGです」

てぃーけーじー?なんだそれ?
そんな料理日本に存在したのか?


【安価】
1自分も食べたいと言う
2調理法を聞く
3自由

下2

有山「それってどうやって作るんだ?」

麻生「作り方ですか?ああ。今から作りますので、どうぞご覧になっていてください」

ボブ「KYK!KYK!」

麻生「それはトンカツです」

麻生はキッチンに入ると卵と醤油を持ってきた
…調理?


ボブ「おう!ごちそ!ごちそ!でーす!」

麻生はテーブルの淵で卵を割ると、ご飯の上にのっけた。
そしてそこに醤油をかける

麻生「…出来ましたよ」


有山「…これが…てぃーけーじー?」

麻生「卵かけごはんです」

有山「ああ。成程な」

ボブ「イエースイエース!たまごかけでーす!」

【安価】
1お腹が減ってきたので自分も作る
2ボブになんで食べたがったを聴く
3自由

下2

そう言えば卵かけご飯なんて暫く食ってなかったな
何か食いたくなってきた

有山「俺も食う」

麻生「作りましょうか?」

有山「いや良い。それくらいだったら俺も作れる」

流石に卵かけごはんを爆発させたりなんてしない
そう。俺だってばかじゃないんだ


―――――――――――――
―――――――――
―――――


有山「………」

麻生「だから私がお作りしましょうかと…」

俺の作った卵かけごはんは卵の殻だらけで食べれた物じゃなかった
こんなはずじゃなかったのに


ボブ「ごちそさまでーす」

【麻生の好感度が3上がりました】
【ボブの好感度が3上がりました】

【麻生:通信簿2】

麻生「有山様はここから出たいですか?」

当たり前のことを聞いて来る麻生。
そりゃ出たいに決まってるじゃないか

有山「当然だ」

麻生「そう…ですか」

有山「お前はそうじゃないのか?」

麻生「時々このままでいいかなって。思ってしまうんです」

有山「なんでだよ」

麻生「ここじゃ私は。普通で居られます…から」

有山「外じゃお前は普通じゃなくなるのか?」

麻生「ええ。外に居る私は麻生つかさじゃないんです。麻生グループのCEO」

有山「お前じゃねえか」

麻生「ふふっ。有山様には難しかったですね」

有山「……?」

麻生「食器、洗ってきますね」

【麻生の通信簿:2/5】

少し離席。
また夕方か夜に

帰宅

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【4F 手芸店】

辻斬「…」

有山「なんで俺を連れてきたんだ」

辻斬「花菱へのお見舞いだ」

ちょっと来いと脅されながら連れてこられたのは手芸店
どうしてお見舞いに手芸店なんだ?

有山「ここで何するんだ」

辻斬「お見舞いの品を見繕うのだ」

有山「布とかしかねえぞ」

辻斬「……ぬいぐるみ的な物を作る」

有山「…作れんのか?」

コイツは確か俺と同じくらい不器用だったよな
…ぬいぐるみとか作れそうにないぞ

辻斬「無理だ」

有山「俺も」

辻斬「貴様には年頃の妹が居るのであろう…。デザインには事困らない筈だ」

妹…好みの人形…。お見舞いって言うよりお呪いになるけど大丈夫か?

【安価】
1とりあえず妹に倣ったデザインを提案
2独断と偏見で自分のデザインを提案
3自由

下2

多分妹好みのデザインを提案したらまた怒られる
次は部屋に軟禁されるかもしれない

有山「耳の長い生き物にしよう。可愛いと思うぞ」

辻斬「耳の長い…サイか?」

有山「長いか?長いならそれでいい」

辻斬「角はどうする?」

有山「固いから堅い素材にしよう」

辻斬「ちょうど部屋に居られた模造等の先が置いてあるからそれを使おう。」

有山「目とかはどうする?リアリティとかいるか?」

辻斬「リアル…。レストランにマグロの目玉が…」

―――――――――――――――――
――――――――――
―――――――――


因みにだが。このぬいぐるみを二人でプレゼントしに行ったところ、愛野に滅茶苦茶怒られた


【辻斬の好感度が5上がった】

花菱「というわけでやってきました!第一回!チキチキ魔女裁判!」

花菱「男も居るけどゆるしてね?のコーナーです!」

夜俺らは広場に集められた、中央に居るのはマイクを持った花菱
一体何をしようとしてる?

花菱「この中に裏切り者が居るーっちゅうことやったからさ。定期的にこうやって毎日怪しいと思う人を理由付きで発表して行こうとおもってなー」

花菱「ほら!皆の目やったら怪しい人あぶり出せるやん?」

愛野「バッカバカしい!!」

麻生「…こんな不安をあおるような事は…その…」


花菱「ちーなーみーに!僕が投票するのは田中ちゃんでーす!」

花菱「理由は!なんと!今日のお昼!モノクマドラッグを!持ち出そうとしてたからや!」


花菱の言葉で視線が一気に田中に集中した。
本当なのか?と言いたげな視線で皆が田中の事を見ている


田中「だーかーら!あれは間違えただけだって!」

桜庭「へえ」

愛野「あんな分かりやすいパッケージなのに?」


麻生「…けど…その…間違いかも…」

田中「いやいやいや!俺マジで裏切り者じゃねえって!それに怪しいので言えば桜庭ちゃんだって十分怪しいだろ!」

ボブ「ホワイ?どーしてですかー?」

田中「常に冷静だしよ!ぜってーなんかしってんだろ!」

愛野「…言われてみれば確かにそうね」

ボブ「けど!冷静なのは有山君もでーす!率先していっつも調査してまーす!」

麻生「確かにそうです…よね…」

辻斬「だが待て。愛野は第一回目の事件が起こるまでは…ほとんど部屋に籠っていたよな?なら…いつでもモノクマと接触できたのではないか?」

愛野「はぁ!!?ふざけないでよ!!!」

皆が皆を疑い始め、広場の空気は最悪になる
自分じゃないと証明するために他人の名前を上げ始める

花菱「んー。予想以上に大事件、えらいこっちゃ!」

愛野「アンタが一番怪しいのよ!!!」

そんな時。麻生が口を開いた















麻生「匿名投票…。レストランに鍵付きの投票箱を作って。毎晩夜時間までにその日に怪しい動きをした人を記入して投票しませんか?」

麻生「夜時間はレストランに入れませんし、南京錠ならコンビニにあります」

麻生「鍵は……」



【安価】

鍵は誰に預けられることになった?
下2

箱になりそうなものと鍵はコンビニからすぐに調達された。

そして鍵は俺に預けられた


麻生「これ以上争っていても不毛です。今日は解散いたしましょう」

愛野「そうね、気分悪いわ」

花菱「なーんか。美味しい所持っていかれたんやけど!」


この日の夜はそれで終わった。
これが吉と出るか凶と出るかは分からない

けど、さっきまでの雰囲気は消え去った




【20日目】

朝。投票箱は空っぽだった
昨日は誰も投票していないと言うことだな


有山「……」

でもほんとにこんなことしていいのか?と俺は思う
なんか監視し合ってるみたいで居心地悪い


有山「はぁ」

けどまあ麻生の提案だしな。あいつらも納得してんだったら
変に波風立てるのも嫌だしな

【自由時間開始!!】:残り回数5

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下2

【2F カジノ】

田中「…」

有山「何やってんだ?」

田中「気晴らし…つっても。雰囲気だけな」

カジノに行ってみるとスロットマシンの前に田中が座っていた
それも珍しく考え込んだ表情で

田中「なあ相棒。あれって正しいと思うか?」

有山「あれって?」

田中「麻生ちゃんが提案した奴」

田中「って、別に俺が疑われてるからとかじゃねえぞ?なんかああいうの…」

有山「ああ。俺もああいうのは嫌いだ」

田中「意見の一致だな。相棒」

有山「…そうだな」

珍しくため息をついている田中は少し心配だ


【安価】
1どうしてモノクマドラッグを持ち出そうとしたか聞く
2裏切り者だと思う奴は誰なのか聞く
3自由

下2

有山「なあ。田中…なんでお前モノクマドラッグを?」

有山「間違えるはず…ねえよな」

コイツの事は信じてる方だ。だけど流石に間違えたってのは俺でも信じきれない
だったら黙ってるより今ここで聞いた方が良い


田中「……」

有山「なあ。なんでなんだよ?」

田中「相棒。俺は裏切り者じゃねえ、それだけはホントだ」

有山「それは分かってる。けどじゃあなんで」

田中「……」

有山「なんでなんだ?」

田中「言えねえ」

いつも通りへラッと笑って田中は俺にそう言った
ワザと茶化してる。それくらい俺にだってわかる


田中「これだけは言えねえんだわ。ごめんな、相棒」


【安価】
1聞き出そうとする
2諦める
3自由

下2

有山「そうか」

田中「…詳しく聞き出そうとしねえんだな」

有山「話したくないならそれでいい」

田中「ごめんな」

有山「悪い事はしてないんだろ?だったら謝るな」

田中「相棒が相棒で俺良かったよ。マジで」

有山「死ぬ前みたいなこと言うな。後俺は―――」

田中「お前の相棒じゃない。だろ?以心伝心だな!相棒」

有山「…」

悔しいけどこいつが一番話しやすいのは事実だ。
この生活の中では多分誰よりも信頼している部類に入っている…かもしれない


田中「じゃあな!俺腹減ったから飯食ってくるわ!」

有山「おう」


【田中の好感度が5上がりました】


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下2

【3F 薬局】

桜庭「魔女裁判なんて考えたわね」

花菱「やろ?ほら、今世間でもそう言うゲーム流行ってるやん?裏切り者を探せ!みたいな」

桜庭「疑心暗鬼になるにはもってこいね」

花菱「あ。バレてた?」

桜庭「バレてるわ。麻生さんには感謝しないとね」

花菱「いや…あれはあれで問題ありやと思うで」

桜庭「貴方のよりマシよ」

でも昨日の罵倒し合いよりかはマシだ。
麻生のはファインプレーだったと俺も思う


花菱「裏切り者はおると思う?」

桜庭「さあね。裏切り者は分からないわ」

花菱「君とか!?」

桜庭「安心して裏切り者ではないわ」

花菱「そう言う奴が大概犯人やねんで!」


【安価】
1どうして二人とも薬局に居るか聞く
2花菱と桜庭の裏切者予想を聞く
3自由

下2

有山「お前ら。裏切り者は誰だと思ってるんだ?」

花菱「僕は――――」

有山「どうせ田中だろ?分かってるよ」

花菱「ちゃうちゃう。あれはスケープゴート。みんな平等に怪しいと思ってるけど、ポイント高いんは麻生ちゃんやなー」

有山「スケ…なんだそれ?」

花菱「要は田中ちゃんと僕にヘイト向けてそれに対する皆の反応を見るってことやな」

成程…俺らは昨日コイツに上手く乗せられたってことか…

有山「桜庭は?」

桜庭「口は災いの門よ。私は黙っておくわ」

有山「なんだよそれ。言えよ」

桜庭「なら有山君はどうなのかしら?居るの?」

有山「俺は…居ねえよ」

桜庭「なら私もそれで。居ないわ」

桜庭「それに確証のない事はあまり口にしたくない主義なの」


【安価】
1桜庭の話を掘り下げる
2花菱の話を掘り下げる
3自由
下2

花菱「確証がないってことはー…薄々感づいてるとか?」

桜庭「少し黙っててくれない?」

有山「誰なんだよ。教えろよ」

桜庭「そうね。私も麻生さんに一票よ」

桜庭「後はアリスさんね」

有山「麻生とアリス?やっぱりこの二人が薬局への出入りが多かったからか?」

桜庭「怪しまれずに食事に毒を混ぜれるのはこの二人だけよ」

花菱「だから桜庭ちゃんはキッチンを占拠しててんな?」

花菱「あ。そうそう!二人候補上げていいんやったら僕もええ?」

桜庭「勝手にしなさい」

花菱「もう一人の怪しい人物は。君や」

花菱は桜庭を指さした。
…桜庭が裏切り者?なんでだ?

有山「なんでだよ」

花菱「強すぎんねん。君は」


桜庭「幸運だからよ」

花菱「えらい便利な言葉ですなぁ」


【桜庭の好感度が5上がった】
【花菱の好感度が5上がった】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア 広場】

有山「…アリス!?」

俺が驚いた理由。それはアリスの姿だった。
髪の毛をポニーテールにまとめ、服は短パンにタンクトップ。
体中には粘土やペンキが至る所に付着している


アリス「…ああ…有山…君」

有山「なんだその恰好!?」

アリス「…人形作り…お洋服…汚れちゃうから…」

有山「いや…それにしてもすごい格好だな」

アリス「おかしい?」

有山「…いや見慣れないから」

アリス「…人形作り…意外と…体力勝負だから…」


こんなアグレッシブな格好のアリスは初めて見る
似合ってないわけじゃないけど違和感しかない

【安価】
1何の人形を作ってるか聞く
2その恰好でここで何をしているか聞く
3自由
下2

今日はここまでお付き合いありがとうございました!

通信簿が順調に埋まって来てますね!

少し早目の更新いいですか?

有山「何の人形作ってるんだ?」

アリス「……教えない」

やっぱりアリスは俺に何を作っているかは教えてくれない
…何かとんでもない物でも作っているのだろうか

アリス「けど…」

有山「けど?」

アリス「いつか…見て…もらいたい…かな」

有山「いつでも見てやるよ」


アリス「……」

有山「顔…赤いぞ?熱か?」

アリス「っ……別…に」

いつもみたいに俯くアリスだけど、今日は髪の毛を纏めてるから顔が髪の毛で隠れていない
だから俺はアリスの顔が赤い事に気が付けた


有山「無理すんなよ。って、話変わるけどさ」

アリス「…なに?」


【安価】
1アリスの裏切者予想を聞く
2他愛もない話をする
3自由

下2

有山「アリスは誰が裏切り者だと思ってる?」

アリスの顔がスッと暗くなった。
そしてまた俯き加減になって暫く何かを考え込んでいた


アリス「…裏切り者は……」

アリス「……分かんない……」

有山「だよな」

アリス「皆の中には居ないと思う…きっといない」

有山「モノクマの嘘って可能性もあるな」

アリス「…うん」

そうだよな。やっぱ裏切り者が居ないってこともある
モノクマの嘘かもしれない

有山「ごめんな変なこと聞いて」

アリス「別に……良いよ…」


【アリスの好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 広場】

辻斬「…」

麻生「ありがとうございます。荷物を持っていただいて」

辻斬「麻生は体の自由が効きにくいんだ、無茶はさせれぬ」

麻生の代わりに本を持っている辻斬と、そんな辻斬と笑顔で談笑を交わす麻生
本一冊くらいで辻斬も過保護だな

麻生「あら。有山様」

辻斬「…何を突っ立っている」

辻斬は相変わらず刺々しいな。
まあ急に麻生みたいになったら気持ち悪いけどな

有山「何の本だ?それ」

麻生「お裁縫の本です」

有山「裁縫?」

麻生「辻斬様が私に習いたいと仰ってくれたので。そのための本を」

辻斬が裁縫?いや。こいつは壊滅的に下手だぞ、センスのセの字もない
習っただけでどうにかなるのか?


【安価】
1意外と可愛い所もあるんだなと辻斬にいう
2自分も下手なので一緒に教えてもらう
3自由

下2

有山「意外と可愛いところあるんだな」

辻斬「……っ!!!」

麻生「うふふっ。辻斬様。顔が真っ赤ですよ?」

辻斬「可愛いなどと侮辱的な形容をされたことで顔に頭に血が上り顔に血がたぎっているのだ」

有山「そこまで怒るなよ」

麻生「要約するに。凄くうれしいと言うことですね」

辻斬「麻生ッ!」

麻生「あら?違うんですか?うふふ」

怒っているのに嬉しい?なんだ辻斬はいったいどういう思考なんだ?
もしかして物凄いドMとかなのか?


辻斬「いつか叩き斬ってやるからな!」

辻斬からは物凄い顔で俺の事を睨みつけている
…そこまで怒らなくても。と俺は思う

有山「けどお前が裁縫習った所でちゃんとしたの出来るのか?俺よりひどかっただろ」

辻斬「貴様よりかはマシだ!」

麻生「ならお二人で対決してみてはいかがですか、審判は私です。どうでしょうか?」


【安価】
1受けて立つ
2受けない
3自由

下2

というわけで俺は麻生の審判の元で辻斬と裁縫対決を行う事に
作るのは熊のぬいぐるみ。これは麻生の提案だ

有山「熊の…毛ってどうするんだ?」

辻斬「ふっ。リアリティには懲りた。これからはデフォルメの時代だ」

俺はリアリティ路線。辻斬はデフォルメ路線で作っている

麻生「お二人とも頑張ってくださいね」

――――――――――――――――
――――――――――
―――――――
――――

麻生「有山様。私は…ぬいぐるみと言いました。どうしてミニチュアの剥製が…」

辻斬「リアルにこだわり過ぎたからだ!馬鹿者目が!」

麻生「辻斬様。これはクマというより猫です」

有山「デフォルメじゃない。手抜きって言うんだ」


結果は見事に引き分け。
因みにこの後麻生が作ったクマのぬいぐるみはビックリするほど出来が良かった

【麻生の好感度が3上がりました】
【辻斬の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【4F アイスパーラー】

小腹がすいたからアイスでも食べに行こうと立ち寄ったアイスパーラー
なぜか異色の二人が先客としてそこに居た

桜庭「…美味しいわね」

ボブ「おいしーでーす!」

桜庭「で。話って何かしら」

ボブ「とーっても大切な話でーす。二人じゃないとできませーん」

桜庭「そう」

二人きりでしかできない大切な話?
もしかしてそれって…。いや…けど…まさか

ボブは桜庭の事が好きだったのか?!


ボブ「桜庭さーん。聞いてくださーい」

桜庭「聞いてるわ。続けて」

ボブ「裏切り者は貴方でーすか?」

桜庭「…ゴホッ」

桜庭「そう言うの。直接聞くのはどうかと思うんだけど」

あの桜庭がむせた。けど正直俺もあんなことされればむせる
…助太刀してやるか

【安価】
1どうしてボブにそう思ったのか聞く
2ボブに加勢
3自由

下2

有山「何でボブはそう思ったんだ?」

ボブ「花菱君が言ってましたー、桜庭ちゃん怪しいって」

桜庭「そんな事だと思ったわ。けど安心して私は裏切り者ではないわ」

ボブ「その手袋の奥にはきっと何かただならぬ物が隠されているのでーす」

有山「それも花菱が?」

ボブ「いいえ。これはボブの考えでーす」

けど確かに気になる。
桜庭は確かお風呂の時も手袋をしていたよな

桜庭「まあ。あながち間違いではないわ」

ボブ「さあ!脱ぐのでーす!」

有山「…何を隠してるんだ?」


桜庭「…人には見せたくない物よ」

ボブ「ますます怪しいでーす」


【安価】
1手袋の奥に何があるのか聞く
2ボブを宥める
3自由

下2

有山「落ち着けボブ」

ボブ「きっと右腕がサイコガンでーす」

有山「桜庭はコブラなのか」

桜庭「残念だけど私は私よ。多分」

ボブ「俺の生徒に手を出すな!」

桜庭「ごめんなさい霊能者ではないの」

ボブ「その幻想を―――」

有山「落ち着け。手で連想される物片っ端から上げるのやめろ」


ボブのボケには俺は追いつけない。こういう時愛野ってすごいなと思う
後田中。こいつらは良く対処できるな…


桜庭「まあでも、機会があれば見せてあげるわ」

ボブ「聞きましたか!?機械だそうでーす」

有山「そっちの機会じゃねえよ」


【ボブの好感度が3上がりました】
【桜庭の好感度が5上がりました】

【21日目】

投票箱には一枚のメモ用紙が入っていた。
徐々に人が集まるレストランで俺はそれを誰にも見られない様に抜き取った。


そしてこっそりとテーブルの下でそれを開いて中身を確認した









【裏切り者は アリス だ 以下 その理由】


何者かによる密告のメモはアリスの名前から始まり。
そして何行かによる、推理が書き綴られていた









アリスはマカロンにモノクマドラッグを混ぜていた

色を分け、誰がモノクマドラッグを食べたかを判別しやすくした

普通の食事なら誰かが配膳して誰に混ぜたか分からなくなる。だからマカロンを用いた

アリスは国木田が殺人を犯さなかった場合、誰かを殺すように命じられていた

アリスは裏切り者だ。アリスが裏切り者であることを公表しろ

繰り返す。アリスが裏切り者であることを公表しろ

さもなくば疑心暗鬼により新たな殺人が行われる









【安価】
1公表する
2公表しない
3自由


下2

有山「アリス…ちょっと今外出れるか」

アリス「……なに?」

有山「いいから」

半ば強引に俺はレストランからアリスを連れ出した
理由はもちろん。当初の内容を確認する為


―――――――――――――――――
―――――――――――
―――――――

有山「ってことだ」

アリス「…」

有山「事実なのか?」

アリス「……」

有山「この投書は本当なのか?」


そんな時だった。最悪のタイミングで俺らの中に入ってくる人物が一人

田中「なーにしてんの?朝飯だろ?それなのに二人で…」

田中「まさかっ!」


田中だ。レストランに入ろうとした田中が俺らを発見してしまった

田中「うんうん。ついにアリスも告白したんだな!」

アリス「……」

有山「告白?どっちかというと告発―――」

田中「…相棒が持ってるのってそれ。ラブレターとかか?」

アリス「…」

気づけ田中。アリスが今とんでもないことになってるんだ。
早くここから去ってくれ。頼む

田中「つーかみんな待ってんだろ?早く飯食いに行こうぜ!」

田中「相棒は飯食い終わるまでにちゃーんと答えだしとけよ!」

アリス「…」

田中「いやぁ。ついに告白かー。青春だなー。うん。青春」

有山「お…おい。どこ行くんだよ」

田中「どこって。飯食いに行くんだよ、行こうぜ!アリスちゃん!男にだって考える時間ってのは必要なんだ!」

有山「お…おい!ま…待て!」


俺の声は虚しく田中はアリスを連れてレストランの中に入って行った


田中「つーことで!今日は赤飯だ赤飯!」

麻生「ついに告白なされたんですね!アリス様」

桜庭「…意外ね」

ボブ「おーう!色男が帰ってきましたよ!ひゅーひゅー!」

辻斬「恋文とは…考えたな」

愛野「ほんっと浮かれてるわね!ゴミね!!!」

俺がレストランに入るころにはもう最悪だった。
皆が皆変な勘違いをしている。しかも沸き立っている

有山「いや…その…これはラブレターとかじゃなくて」

田中「ひゅー!相棒!照れちまってー!じゃあなんなんだよそれ!」

麻生「有山様も照れる事があるのですね」

田中「で。ここで俺からの提案だ!」

麻生「提案とは?」

田中「カップル設立記念パーティーしようぜ!今から!」

花菱「…今からぁ!?」

田中「俺の相棒だぜ!祝いまくろうぜ!超祝おうぜ!」


【今日の自由行動はありません】
【自由行動の代わりにパーティータイムに入ります】



勘違いで開かれたパーティー。
俺とアリスは何故か付き合ってる事にされている

麻生「腕によりをかけてお料理を作りますね!」

愛野「仕方ないから手伝ってやるわ。どうせアンタ高い所のもの摂れないでしょうし」

麻生「愛野様。お気遣いありがとうございます」

パーティーのせいでレストランから出にくい
しかも全員居るせいで、メモの事も聞きにくい


田中「相棒!何浮かねー顔してんだよ!」

田中「アリスちゃんも笑えって!やっと言えたんだからよ!」


花菱「田中ちゃん今日は一段と煩いなぁ。めっちゃ喜んでるやん人の事やのに」

田中「相棒は他人じゃねえんだよ!いわばソウルブラザーみたいな?」

田中「つまり相棒の喜び事は俺の喜び事だって!」


花菱「ま。たまにはこんなんもええんちゃうん?」


【パーティー開始!!】:残り回数5

パーティーを開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

桜庭「あら。おめでとう」

有山「違うって。田中の勘違いなんだよ」

桜庭「照れてる…訳じゃなさそうね」

桜庭は分かってくれたか…
でもなんて言えばいいんだ、アリスが裏切り者って投書があってそれで事実確認をしてたら

いや。あれは人に言うべきじゃねえな


桜庭「焦っているように見えるけど、何かあったの?」

有山「それがだな…」

桜庭「それが?」

有山「とにかくちょっといろいろと」

桜庭「なによそれ」

あー。何て言えばいいんだ?
伝え方が分かんねえ…


【安価】
1正直に全部話す
2とにかく困っている事を伝える
3自由

下2

有山「とにかく今困ってるんだ。どうすればいい?」

桜庭「あら、それは大変ね」

有山「他にねえのか」

桜庭「理由が分からないんだもの。他に何て言えばいいのかしら?」

有山「あー…でも…」

桜庭の言うことは最もだ。
けど投書の内容を明かすわけには


桜庭「かなり焦っているのだけは伝わるわ。いつもとは大違いね」

有山「そりゃそうだろ!!」

桜庭「声が大きいわ」

有山「…っ」

桜庭「話したくないならそれでいいわ。じゃあ何をしてほしいか言ってくれない?」

桜庭「それともそれも言えない?」


【安価】
1どことなくアリスを探ってくれないかと頼む
2田中の誤解を解いてくれないかと頼む
3自由

下2

有山「アリスをどことなく探ってほしい」

桜庭「浮気調査かしら?確かに田中君と中が良いみたいだし疑うのも―――」

有山「ちげえよ。そう言うんじゃなくて」

桜庭「どういうのかしら?」

有山「裏切り者かどうかってことだよ」

桜庭「…そう」

分かったわ。とだけ言って桜庭は俺の前から姿を消した
…上手く行けばいいんだけどな


有山「…頼む。誤解解けてくれ」


後は祈るしかできない
…なんでこんなことになったんだよ……



休憩。
夜には多分戻ってきます

もうしばしお待ちをー

【パーティー開始!!】:残り回数4

パーティーを開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

有山「ああ…ごめんな。さっきは」

アリス「…別に」

ここで聴くってわけにもいかねえしな…
つうか人が居過ぎるんだよ


アリス「…告発文の話…?」

有山「おう。でもここじゃ無理だろ」

アリス「あれ…ね…」

アリス「…………」

有山「やっぱここじゃ話ずらいな」

アリス「……うん」

騒がしい。とにかく騒がしい
無理だ、ここで言うのは無理だ


有山「ま、お前がそんなことするはずねえしな」



【安価】
1告発文の事をここで聴く
2しばし談笑
3自由

下2

有山「変な誤解されちゃったな。どうしようか?」

アリス「…いや?」

有山「嫌ではないけど」

アリス「…なら…今日くらいこのままが良い」

有山「は?」

アリス「駄目?」

有山「いや。もうパーティーも始まってるし…」

有山「取り合えずこのまま終わるまで待つか」

アリス「…」

アリス「ありがと」

有山「別にお前がお礼言うことじゃねえ」

今日だけ?
…なんか訳分かんねえこと言ってんな

アリス「…楽しいね」


【安価】
1マカロンの意図を聞く
2どうしてこのままが良いのか聞く
3自由

下2

有山「どうしてこのままが良いんだ?」

アリス「…」

アリス「…分かんないの?」

有山「分かってたら聞いてねえ」

一瞬だけアリスが残念そうな顔をした
…また何か悪い事言ったか?


アリス「…じゃあきっとずっとわかんない」

有山「なんだよそれ」

アリス「……また今度答え教えるね」

有山「今教えろよ」

アリス「秘密」

アリス「秘密だよ」


そうとだけ言ってアリスは俺の前からいなくなった
…変な奴だな


【パーティー開始!!】:残り回数3

パーティーを開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

田中「よう!相棒!!おめでとうな!!!」

有山「うるせえ」

今日はいつもに輪をかけて田中のテンションが高い
高すぎてウザいし気持ち悪い

田中「相棒!!お前もついに恋愛成就だな!幸せになれよ!」

田中「つーか。幸せにしてやれよ!」

有山「勘違いすんな。付き合ってねえ」

有山「それにあいつから告白もされてねえ」

田中「…」

田中「――――よ」

有山「あ?なんて?」

田中「なんでもねーよ!今日くらい笑えよな!」

有山「いつも笑ってるじゃねえか」

田中「それはねえな」


【安価】
1聞こえなかった部分を聞き返す
2なんでそんなにテンションが高いのか聞く
3自由

下2

有山「なあ。さっき何言ったんだ?」

田中「…知ってるよ。相棒」

有山「知ってるって何をだよ」

田中「相棒が持ってるのはラブレターじゃねえってこと」

田中「それ。告発文だろ」


有山「は?」

田中「それが今日の朝投書されてたんだろ?」

有山「……」

なんでこいつが知ってんだ?こいつが投書したのか?
コイツがアリスを裏切り者だって告発したのか


有山「どういうことだよ!!!お前何知ってんだよ!」

田中「俺は何でも知ってるぜ。エスパーだからな」


そう言って田中が俺の前から去ろうとした

俺は――――――

【安価】
1田中を思いっきり引き止めた
2何もできずに見送った
3自由

下2

有山「どういうことだよ!」

田中「投書した奴も。書かれてる内容も全部知ってる」

田中「俺。実はエスパーなんだぜ?相棒」

有山「ふざけんな」


そんな時だった。麻生と愛野が来たのは

麻生「喧嘩はおやめください」

愛野「なになになに?何事よ!?」

麻生「どうしたんですか?いつもお二人は仲がよろしいのに…」


田中「なんでもねえねえ!俺が悪乗りし過ぎただけだって」

麻生「ならいいですけど…」

愛野「せっかく楽しくしてるんだから!庶民がぶち壊さないでよ!」


悪い悪いと謝りながら田中はレストランから出て行ってしまった。
会場にも微妙な空気が漂っている


そんな時だった



アリスが動いたのは








―――――――――――――バリンッ


アリスが持っていたグラスを地面に叩き付けた。
一気にみんながアリスに注目する


アリス「有山君。告発文。ほんとだよ」

アリス「裏切り者。私なの。もういいよ隠さなくて」



アリス「国木田君が人を殺さなかったら私が誰かを殺してた」

アリス「マカロンに毒を混ぜたのも私」

アリス「中身をモノクマドラッグに入れ替えた睡眠薬を九条君に渡したのも私」

アリス「…そうだよ。全部私がやったの!!!」



アリスは酷く饒舌だった。
いつものアリスじゃないみたいにつらつらと言葉を紡いでいた

そしてアリスは俺らに向かって最後にこう言った
















アリス「殺すなら殺せば。部屋の鍵…もうかけないから」












そうとだけ言うとアリスも会場を出て行ってしまった



花菱「皆聞いた!?」

麻生「……」

愛野「まさか…あの如何にもノロマな子が?無いわ無い無い!!」

ボブ「けど…あの様子は尋常じゃなかったでーす」

桜庭「アリスさんが犯人で確定ね」

静まり返った会場。
疑心暗鬼が一気にアリスに対する不信感に姿を変えた


花菱「ということで。アリスちゃんの事誰か殺しといてな」

花菱「今回はしゃーないしゃーない。殺したところで誰も責めへんて」

辻斬「……貴様!!」

花菱「僕に怒る場面?ちゃうやろ?」

花菱「死ぬべきはアリスちゃんや。だってあの子は間接的に三人も殺してるんやで?」

花菱「九条ちゃんに羽田木ちゃん。ほんで善知鳥ちゃん」

花菱「殺したんはあの子や」




九条の最期の言葉「信じるな」って言うのは…こういう事だったのか?
…アリスが全部あの事件の裏に居たのか?


そして花菱がキッチンの奥に姿を消して、暫くの沈黙が俺らの中に流れた
…誰も口を開かない


麻生「…でも…裏切り者がアリス様だなんて」

愛野「けどあいつの言葉が本当だったら…」

ボブ「告発文!有山君!告発文って何ですかー?」

俺がひた隠しにして来た告発文の事もアリスの発言でばれた
ならもう隠す必要もない



有山「これだよ」

俺は皆に告発文を渡した


愛野「なんで!!!!なんでこれを先に言わなかったのよ!!!!!」

愛野「クズ!ゴミ!アンタもやってること裏切り者と一緒じゃない!!!死ねばいいのよ!!!」

麻生「落ち着いてください!!!」

愛野「落ち着けるわけないでしょおおおおおおお!!!」


愛野に掴みかかられて俺は床に倒れ込んでしまう
…抵抗する気も起きない。俺の判断ミスのせいだ


花菱「ちゅうわけで!魔女もみっかったことやし。魔女狩り!」

花菱「ここに用意したのは種類が同じの包丁人数分!」

花菱「さらに予備のが厨房にもたっくさーんあるで!」

花菱「ここまで言うたら分かるやんな?今これ最高に殺しやすい!頑張れ皆!」


麻生「やめてください!!こんな事

花菱「ちゅうわけで!魔女もみっかったことやし。魔女狩り!」

花菱「ここに用意したのは種類が同じの包丁人数分!」

花菱「さらに予備のが厨房にもたっくさーんあるで!」

花菱「ここまで言うたら分かるやんな?今これ最高に殺しやすい!頑張れ皆!」


麻生「やめてください!!こんな事!!!」

花菱「麻生ちゃんの背中の傷。一生消えへんねんてな」

花菱「…後遺症も残ってるらしいやん?」

花菱「ああ!もしかしたらそれも裏切り者のせいかも!」

麻生「…っ」

花菱「なあ。殺そう。早く殺そう。危険因子は殺そう。殺そう」

花菱「アリスちゃんだって苦しんでるんやで。やったら殺してあげた方がアリスちゃんの為かもしれへん」

花菱「みんなもアリスちゃんの事を大切に思うなら殺そう」

花菱「今から皆で殺しに行く?あ。でもそれやったら運ゲーになるから裁判しにくいなー」


麻生「…だからいい加減にしてください!!!」

――――パシンッ

麻生が花菱を思いっきりビンタした。
上手く上がらない肩でぎこちないフォルムだったが、音がレストラン内に響き渡る

ボブ「あ…麻生さーん?」

麻生「いっつもなんなんですか!!そんな事ばっかりして!もう嫌!もう嫌です!!」

麻生「そんなに外に出たいんですか!?」

麻生「……!!!!」


愛野「麻生!?」

鬼の形相の麻生が包丁を手に取った。
狙いは分かっている。花菱だ

辻斬「やめろ麻生!!落ち着け!!」

麻生「離して!!!もう良いじゃないですか!!!」

辻斬「お前がここで今コイツを殺して何になるのだ!!!」

愛野に圧し掛かられている俺の代わりに辻斬が麻生を止めた
そして花菱の前には庇うように桜庭が立っている



楽しかったレストランは一変して地獄に変わった

今までで一番の修羅場だ。
それを俺は見ている事しかできなかった

愛野「……もう…なんか…疲れたわ」

愛野が俺から退いて、包丁を一本手にしてレストランを出た

ボブ「ぼ…ボブは護身用でーす!!」

ボブも包丁を手にして外に出た

花菱「おーこわ。部屋に引きこもらんと」

花菱は包丁を手にしないでレストランを出た


残ったのは髪をふり乱した麻生と涼しい顔の桜庭
麻生をまだ抑えつけてる辻斬と。俺の四人


麻生「…もう…もう嫌です…こんなの…」

辻斬「泣くな。泣いたところで何も変わらない」

桜庭「告発文の事。私にだけでも教えてくれればよかったのに」

桜庭「信用はされていないみたいね」

有山「そう言うわけじゃ…」

桜庭「それが普通よ」


荒れたレストラン。散らばった料理
…俺が悪いのか?


麻生「…私。花菱様の事――――」

辻斬「正気を保て!!それだけはするな!」

麻生「だって…だってあの人がいるといつも上手く行かないじゃないですか!!」

――――シュッ

辻斬「―――なっ」



有山「…おい」

麻生「あ……あ…」

麻生「…うそ……」



――――カタンッ


辻斬「案ずるな。掠っただけだ」

振り回した包丁が辻斬の首を浅くとらえた
もしこれが深い傷だったら…


麻生「……」

包丁を落として地面に座り込む麻生は茫然自失だ

桜庭「…包丁片付けてくるわ。有山君は麻生さんと辻斬さんの事よろしくね」

辻斬「…」


麻生「……」

麻生「…どうしていっつも…」

辻斬「…っ。はぁ」




【安価】
1麻生に声をかける
2辻斬に声をかける
3自由

下2

有山「…麻生…お前」

麻生「もう嫌です。どうして…」

有山「……俺も嫌だよ」


かける言葉が見つからない。
けど、言葉は自然と口から零れ落ちた

有山「…」

麻生「…」

その後は誰も何も話さなかった

もう俺も駄目なのかもしれない。
強いだけが取り柄だった。けどそれはここでは何の役にも立たない

対して頭もよくない俺は上手く立ち回る事なんて出来ない
気の効いた言葉なんで思い浮かぶはずもない


有山「けどな。生きるぞ」

有山「生きて。出るぞ」


もう麻生に言ってるのか俺に言ってるのか分からない言葉は静かにレストラン内に響き渡った

辻斬「……」

麻生「……」


辻斬「おい!貴様!何を湿気たツラして突っ立っている」

有山「は?」


沈黙を破ったのは辻斬だった。
辻斬がいつもの険しい顔で俺の前に立ちふさがった

辻斬「何をしているんだと聞いているんだ」

有山「…なにもしてねえよ」

辻斬「なにもしていない?何もできないの間違いだろう!」

有山「……」

辻斬「…桜庭が戻ってきたら行くぞ」

有山「どこにだよ」

辻斬「決まってるだろう!アリスの部屋だ」

有山「……」


辻斬「惚れさせた女一人守れないとは貴様それでも武人か?」

有山「…」

辻斬「腑抜けが」


辻斬が走る様にレストランを後にした

桜庭「行きなさい。麻生さんは私に任せてくれていいから」

有山「…」

桜庭「行きなさい。そこで悩んでいても何かが変わるわけではないわ」

有山「…」

桜庭「もう一度言うわ。早くここから出なさい」

桜庭「辻斬さんの後を追いなさい」

有山「…」


酷い脱力感が俺を襲っている
もう何もしたくない。何もできる気がしない。なる様になればいい


こんな感情は初めてだ


桜庭「辛いのは。みんなそうなのよ」


桜庭の言葉が遠くに置いたラジオの音の様に耳を通過する

俺は…どうすればいいんだ…分からない



【安価】
1辻斬の後を追う
2その場に座り込む
3自由

下2

少し離席
遅いですがまだまだ続けますお付き合いください

安定と安心の寝落ちでした。
オシオキされてきます

今からでも大丈夫でしょうか?

俺には何も思い浮かばないから行動するしかない
今ここで悩んでいても何にもならない


有山「頼むな。桜庭」

桜庭「ええ」


そうとだけ伝えて俺も辻斬の後を追った。
確かアリスはずっと部屋の鍵を開けていると言っていた
もしそこを誰かに襲われたら…


――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
―――――――――――


辻斬「遅いぞ」

アリスの部屋の前に付くと、辻斬が仁王立ちで立ちすくんでいた

有山「アリスは?」

辻斬「中だ。鍵も開いている」

有山「そうか」

まだ生きている。それだけで安心だ
後はここで一晩誰も来ないように見張ってればいいんだ

有山「おいアリス」

アリス「入ってこないで…」

辻斬「やめておけ。今はそっとしておいてやれ」

ドアを開けて中に入ろうとした俺を辻斬が止めた
中からもアリスの拒否する声が聞こえてくる

辻斬「…今日は一晩そっとしておいてやろう」

有山「……」

辻斬「今できる事はそれしかないのだ」

どんな言葉も通じない。辻斬はそれが分かっているから何もしないんだ
そんな事俺も分かっているけど、辻斬みたいに上手くは行かない


辻斬「とにかく殺人を何としてでも食い止める」

有山「ああ。分かってる」


麻生や桜庭はもう部屋に帰ったのか
部屋に先に帰った面々は今何をしているのか

今はこんな事を考えるべきではないのに、余計なことが頭の中に浮かんできて鬱陶しい


【安価】
1この場に居る
2誰かに会いに行く(アリス以外)
3自由

下2

そんな時だ、花菱が俺らを呼びに来たのは


花菱「ちょ!ちょ!!!来て!大変やねん!!」

血相を変えて俺らの所に走ってきたのは花菱
…いったい何があったんだ?

花菱「人が!ていうか!田中ちゃんが!!!」

辻斬「…田中が?なんだ?」

花菱「燃えてるねん!図書室で!」

花菱の言っている事が本当なら……
いや。考えてる暇はない、とにかく図書室に行かないと


辻斬「消火は!?」

花菱「ドアになんか引っかかってて開かへんねん!!!」

辻斬「…行くぞ!」


俺の後に続いて二人も後を追ってきた
…何だよ燃えてるって。意味わかんねえよ

【2F 図書室前】

有山「―――っ!?」

ドアの窓から見える景色。それは確かに燃えていた。
服装的に中に居るのは田中だ。窓の死角に居るせいで腕しか見えないが、あの服は田中だ

辻斬「蹴破れ!」

有山「下がってろ!」

図書室のドアは分厚いから一発では蹴破れない
けれど何とかして開けないと…


――――ゴンッ

―――――ドンッ

――――――バァンッ


何とか三発でドアを開けれた。
けど火の回りは酷く早い、田中の腕は殆ど炎と一体化している



有山「田中!?おい!!しっかり――――」

辻斬「…おい。どういうことだ。どうして…――――」

















燃えているのは炎だけだった。
そこに田中の姿はない、焼けた跡もない。


言葉にするなら、田中が燃えながら消えた。俺らの目の前で



塵に…なったのか?



花菱「…え?」

辻斬「…なんでなんだ?骨の一つすら残っていない」

ドアが蹴破られた勢いで田中の服の燃えカスが風に舞い上がっただけだった。
後は本当に何もない

花菱「け…けど…確かに田中ちゃんが!」

嘘はついていないと花菱は言う。
けどそれは俺らもよく分かっている。実際俺らも燃えている最中の腕を見ているんだ
それなのに腕の骨すらここには残っていない


花菱「ど…どういう…ことなん?」

辻斬「奇術か?」

花菱「師走門ちゃんじゃあるまいし…」


必死で俺らは図書館を探したが、田中の姿はそこには無かった

最初からいなかったのか?
いや、居た。田中は確かに居たんだ。それなのにどうして今は居ないんだ…



呆然とする俺らの後ろから麻生に愛野にボブとアリス。桜庭がやってきた
皆何が起きたのか察しているような顔だ。いったい誰から話を?


アリス「田中君…は?」

愛野「燃えてるんでしょ!?どうなってるのよ!」

麻生「アリス様から聞きました。田中様はどちらに!?」


有山「燃え尽きた」

桜庭「は?けどここには誰もいないじゃない」

辻斬「有山の言う通りだ。今ここで燃えてなくなったんだ」

ボブ「人体発火ですかー?けど骨もないでーす」

花菱「消え去ってん。跡形も無い」

麻生「信じられませんそんなの!師走門様の事をお忘れですか!?」


俺らの説明が後から来た連中には一切通じない。
けどこれ以上の事は言えないのも事実だ

愛野「とりあえず田中を探すわよ!!居ないのは事実なんだから!」

桜庭「花菱君。心当たりは?」

花菱「僕も薬局の前で会うて…ほんで。ここで燃えてるんみて…皆呼びに行ったから」

麻生「其々二組で各フロアを回りましょう!」

桜庭「私とボブで一階を探すわ。ボブ、行くわよ」

まず桜庭達が二階を後にした。

愛野「このフロアに居るってことはあるの?」

麻生「多分このフロアは無いと思われます。ずっと三人が居たわけですし」

愛野「じゃあ飛ばして」

麻生「私たち二人は三階に。残りの皆さんは四階に回ってください」


俺らも指示通りに一斉に二階を後にして四階に向かった。
居なくなった田中の居場所を突き止めるために


アリス「…田中君は?」

辻斬「分からぬ。燃えていたそして消えた。それだけしか分からん」

四階に来た俺らは各施設を手分けして探すことにした
俺が来たのはアイスパーラー。ここで田中がアイスでも食べていればいいのだが、そんな訳はなくて


有山「…さむっ」

いつもよりアイスパーラーが寒い。
…冷房の効き過ぎか?いや。そんな事はないよな。


有山「……?」


奥の倉庫。アイスを貯蔵している冷凍倉庫のドアが半開きになっている
…ここから冷気が。誰だよ開けっ放しにした奴は


田中はここにはいないって報告する前にドア、閉めに行かねえと。
半開きになったドアを閉めようとした時、奥の光景が見えた

有山「…――――――」


そしてその奥の光景は。予想すらできていない最悪の物


俺は田中を見つける事が出来た



白い冷気に纏われて、ジャージを着て壁にもたれかかるようにしている田中

遠目からでもわかる。呼吸は完全に止まっている

肌の色もそれを物語っているのか、酷く白くなっている


有山「おい…田中?」

呼びかけに応答する気配もない


辻斬「おい…そんな所で何をしている?田中は居たの―――」

麻生「……田中様?」

アリス「……」

花菱「え?なんで?なんでなん…」


『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』


そしてアナウンスが俺らに教えてくれた。

超高校級の助っ人。田中十一が死んだことを













【CHAPTER4】

ハートフル・スウィート・デイズ 非日常編



















少し離席
またまた夜に戻ってきます

更新再開いいですか?

桜庭「凍死ね」

花菱「凍死?いや。火傷の跡とかないん?」

桜庭「無いわね。」

田中の死体は眠ってるように綺麗だった
外傷なんてどこにもない。それこそこの前の羽田木みたいな死に方だ

麻生「けれど…花菱様は確かに燃えたところをご覧になられたのですよね?」

愛野「どうせ嘘よ。嘘に決まってるわ」

辻斬「それが目撃したのは私もなんだ」

有山「俺も見た」

確かに俺はあの時に見た。腕が燃えるのを
そして燃えた後にはそこに何も残っていなかったのを


桜庭「集団ヒステリック…かしら」

愛野「けどこの三人よ?どこぞのメンタルの弱い根暗とは違うのよ?」

桜庭「今ここでそう言うのはやめなさい」


そうだ…忘れてた、アリスは自分が裏切り者だってことをバラしてるんだ…
だからか、こんなに皆の視線がアリスに冷たいのは


モノクマ「いやぁ…どうして自分が裏切り者だってバラすの!面白くないなぁ」

モノクマ「というわけではい。モノクマファイルね」

アリス「……」

モノクマ「なに?ボクの神々しさに当てられて涙が止まらない?」

アリス「………」

モノクマ「あー。田中君死んだしあの件はチャラにしてあげる!ボクやっさしー!抱かれたいクマナンバーワンだね!」

モノクマ「それじゃ!」

愛野「で?今回は裏切り者を捜査に加えるの?」

花菱「拘束しよ!拘束何されるか分からへんで?」


アリス「……」


アリスを拘束?そうした方がいいのか?
でもコイツが一回でも捜査の邪魔をしたことがあったか?


愛野「麻生。縄取りに行くわよ」

麻生「や…やりすぎでは…」

愛野「相手は裏切り者よ!!!温情なんていらないのよ!!!」


【安価】
1アリスを捜査に参加させる
2アリスを捜査に参加させない

下2

有山「待て。アリスも捜査に参加させろ」

愛野「はああああ???頭にゴミ湧いてんの?なに?そこに居るのは裏切り者なのよ!!!」

有山「ああ」

愛野「なに?惚れられたからって温情湧いちゃったの!?バッカじゃないの!色恋沙汰で私たちを危険に晒そうとするの止めてくれる!?」

花菱「そーやそーやー」

愛野「麻生!行くわよ!」

有山「待て!」

有山「アリスが今まで俺らの捜査の邪魔をした事…あるか?」

愛野「今回は別よ!コイツが犯人かもしれないでしょ!!?」

有山「お前…言って良い事と悪い事があるぞ!!」

花菱「…なあ。もうそんなんどうでもいいし。捜査しよ。時間ないで?」

愛野「あー!もう!!!結局どうすんのよおおお!!!」


アリス「……」


《捜査開始》

捜査パートナーを一人選んでください

下2

有山「おい。アリス行くぞ」

アリス「…でも…私……」

有山「モタモタすんな。時間が無駄だ」

アリス「う…裏切り…者…だから…」

有山「関係ねえ。行くぞ」

俺がアイスパーラーを出ると、それに続いて消え入りそうな足音が聞こえてくる
確認はしてないがアリスも付いてきているらしい

アリス「田中君…」

有山「あいつが死ぬなんてな」

本当にあいつが死ぬなんて思いもしなかった。
どうせまたいつもの調子で俺に寄ってくるんだろうなとずっと思っていた。
けどもうアイツは居ない。この世のどこにも居ない


アリス「……有山…君?」

有山「捜査するぞ」


コトダマ【モノクマファイル5】を入手した
被害者は田中十一、死亡時刻は不明、4Fアイスパーラの巨大冷凍室にて凍死、死体からはわずかに睡眠薬の成分が検出された

≪捜査開始≫
1図書館を調べる
2アリスに話を聞く
3自由

下2

有山「アイスの量。調べに行くか」

アリス「…なんで?」

有山「ああいう細かいところ調べねえと捜査は始まんねえ」

アリス「…そっか」

けどアイスを調べるってもな…
倉庫の中のアイスは減ってるか減ってないか判別できるけど
店の前に並んでる奴は皆結構食ってるからかなり減ってるんだよな


有山「…減ってねえな」

倉庫の中のアイスは変化が無かった。
アイスのは言っている箱が開封されてる様子も無ければ、箱が減った様子もない

アリス「…変わった所…あった?」

有山「ねえ」

減ってるのは店頭のアイスだけ。倉庫のは一切手が付けられてない


アリス「…皆アイス食べてたからね」

有山「倉庫のアイスに手が付けられてねえってのは驚きだな」

コトダマ【アイスの量】を入手しました
店に並んだアイスはかなり消費されているが、倉庫のアイスは一切手が付けられていなかった

≪捜査開始≫
1図書館を調べる
2アリスに話を聞く
3自由

下2

再開して短いですが今日はここまで。
お付き合いありがとうございます。九月中には何とか終わらせることが出来そうです
二作目の構想はまだできてないですが、これと同じで安価貰って行き当たりばったりで突っ走ろうと思っています

たくさんの支援絵本当に感謝しています

ではまた明日。コトダマと裁判今から書き上げてきます

いつも更新楽しみにしております。
拙いながら支援絵を描かせていただきました。勝手ながら以前の支援絵を参考にさせてもらっています。
一番好きなキャラでした。つらい
http://imgur.com/8dZtgNk

>>351
おおおお!!支援絵しかも田中君の単体!!!何これめっちゃ素敵!
なんかもう主人公より主人公らしい雰囲気出てて少し笑っちゃいました

わざわざ書いていただきありがとうございます!

今日の更新は夜くらいからになりそうです
今日で捜査終わらせるぞー(予定)

かなり遅いですが更新良いですか?
大丈夫です??

有山「アリス…。アリスは今回の事件」

関わってないよな?って言おうとしたけど言えなかった
流石の俺でもこれは聞けない

アリス「……何も…してないよ」

有山「そっか」

有山「じゃあ変わったことは?」

アリス「変わった所…。けど…あ…でも…」

有山「あるのか?」

アリス「いや…その…私の事…気づいてた」

有山「気づいてた?」

アリス「…うら…ぎり…もの…」

有山「気づいてた?田中が?」

アリス「うん…聞かれたんだ……。」

田中はアリスが裏切り者だったってことに気づいてた?
けど俺には一切そんな素振り…

一体いつ気づいたんだ?


コトダマ【田中の気づき】を入手ました
アリスが裏切り者だと真っ先に気付いてそれをアリスに確認したのは田中らしい

≪捜査開始≫
1図書館を調べる
2アリスにもっと話を聞く
3自由

下2

有山「他には?」

アリス「…そこから…一緒に居る事…多くなったかな…」

アリス「人形作りとかも…手伝ってくれて…」

有山「他には?」

アリス「後はいろいろ話したり…かな」

別に特に変わった様子はねえな、仲良くなったって事だし
けどまあその理由が裏切り者だった…ってのは、アリス的にはどうなんだ?

アリス「これだけだよ」

有山「そうか…」

アリス「ごめんね…力になれてない…」

有山「別に。気にしてねえ」

アリス「…うん」


有山「他行くぞ」

けどまあ一応覚えとくか、なんかに使えるかもしれねえしな

コトダマ【アリスの証言】を入手しました
裏切り者だと言うことが知られてから二人でいる時間が増え、人形作りを田中に手伝ってもらったり、悩みを聞いてもらったりしてもらっていたらしい

≪捜査開始≫
1図書館を調べる
2薬局を調べる
3自由

下2

田中が燃えた図書館に来た。
けど不気味なほどに図書館は綺麗で、ここで人が燃えてたなんて思えない
燃えカスはちょっとあるけど、それだけだ。

アリス「そう言えば…田中君はここで?…」

有山「ああ。確かにここで燃えた」

アリス「…けど…さ…人が燃えたら…」

有山「師走門みたいになる」

有山「それに…」

死体は4階にあったんだ。
燃えている気配なんて一切なかった

アリス「…おかしい…ね」

図書館の捜査をするのは二回目か?
どうだったかな…


前の事は忘れよう、今だけに専念しねえとな

で。どこを調べるか

≪捜査開始≫
1ドア
2ドア付近
3適当に散策
4自由

下2

怪しい物は俺らの前で燃えきったしな
取りあえずどこ探していいか分かんねえし、適当に散策するか

有山「なんか怪しいもんねえかな」

棚の上。棚の中。本の上
何も怪しい物はないな。

有山「やっぱ全部燃えたな。ここには何もねえ」


出ようかとした瞬間、後ろから力が加わる
ああ、またアリスが俺を掴んでるんだな


有山「何?」

アリス「…これ」

有山「…ん?瓶?」

アリス「…うん」

棚の下に薬局の薬の瓶?
…栄養剤の瓶?でもなんでこんな所にあるんだ?

アリス「…とりあえず拾っておこう……」

コトダマ【栄養剤の瓶】を入手しました
図書館には栄養剤の瓶が転がっていた、かなりの量が入っているはずなのに中身は空になっている

≪捜査開始≫
1ドア
2ドア付近
3自由

下2

アリス「ねえ。なんでここに…?」

有山「え?」

アリスが指さしているのは地面に散らばっている本
ドアの横の部分。引き戸の溝の部分にまとまって落ちている

有山「誰かが置いたとかじゃねえの?」

アリス「この量を?」

有山「…」

アリス「……ごめん…なさい…」

有山「いや。あやまんな」

アリス「うん…ごめん…ね」

確かに言われてみれば不思議だな。
本棚はあるにしても、ここに落ちてるのは位置的に不思議だ


誰かが意図的に置いた…?

とりあえず覚えておくか


コトダマ【散らばった本】を入手しました
図書館のドアの近くには本棚から出されたと思われる本が散らばっていた

≪捜査開始≫
1ドア
2アリスと話す
3自由
下2

取りあえずいったん外に出た
もしかしたらもう一回じっくり外から見ることであの時わからなかったことが分かるかもしれない

アリス「…」

有山「なんだ?一々引っ張るな」

アリス「ガム」

有山「ガム?」

言われて、鍵穴を覗き込むと確かに何か詰まっている
弾力的にも臭い的にもガムか?


アリス「……国木田君…の時…みたいだね」

有山「そうだな」

鍵穴にガムか…
何だか嫌な事を思い出すな

アリス「…誰が詰めたんだろうね」

有山「誰かだろう」

アリス「…だね……」

コトダマ【鍵穴のガム】を入手しました
図書室の鍵は閉められた状態で、鍵穴にはガムがねじ込まれていた

≪捜査開始≫
1ドア付近を調べる
2アリスと話す
3自由

下2

アリス「…もっと…しらべ…よ…」

有山「おう」

鍵穴にガム…
後は何が…何が…。って何もねえな

ほんとに何もねえ…―――――

有山「なんだこれ…」

光ってる小さな金属。
なんだこれ?あいつのピアスか?



…鍵?

有山「鍵だ。鍵」

アリス「…部屋の…にしては小さいね」

有山「……」

鍵の上に貼ってあるのは小さなテープ
『図書館』って書いてある?


有山「ここの鍵か?」

アリス「けど…そんなのどこで?」


コトダマ【図書室前の鍵】を入手しました
図書室の前には鍵が隠すように置かれていた。この鍵は図書室の物で、モノクマに言えば貸し出してもらえるらしい

≪捜査開始≫

≪捜査開始≫
1田中の部屋を調べる
2薬局を調べる
3自由

下2

≪1-Aフロア 田中の部屋≫

アリス「…ここ…田中君の部屋…」

有山「思った通り派手だな」

部屋の内装はどこも一緒なんだろうな
ここも俺の部屋と一緒だ、けどどこを調べていいかわからねえ

アリス「ベッドの下…とか?」

有山「あ。駄目だそれ」

アリス「……前…花菱君が…」

有山「違う大事なもん入ってるから」

…そうだ。処分しとかねえとな。
ってもしかしたらもう誰かに…

って、こんなしょうもねえこと考えてる場合じゃねえ


有山「どこ調べる?」

アリス「ベッ…」

有山「そこ以外」

≪捜査開始≫
1クローゼットを調べる
2机を調べる
3アリスと話す
4自由

下2

アリス「机…」

有山「あるな」

あからさまに置いてある封筒。
デカデカと遺書という文字が書かれている

有山「中身は…」

無かった。遺書と書かれた封筒だけで中身は無い
誰かが抜いて持ち去った?それとも最初からない?


アリス「…誰かが…持ってっちゃった…んだよ」

有山「…だろうな」

一体遺書は誰が抜いたんだ?
そもそもそこに遺書があったのか?


アリス「…」

けどそれにしてはなんかおかしいな…


コトダマ【中身の無い遺書】
田中の部屋には遺書と書かれた封筒だけが置かれていた

≪捜査開始≫
1クローゼットを調べる
2アリスと話す
3自由

下2

後どこか調べる場所。
派手だけどこの部屋物隠す場所少ねえしな…

調べるとしても後はクローゼットくらいか?

アリス「……あれ?」

有山「……?」

クローゼットの中は空だった。空?
変えの服は?何で空なんだ?


有山「他の服はどこ行ったんだ?」

アリス「…わかん…ない…」

有山「どこにもねえな」


部屋を家探ししても服は無かった。
…どうして服だけ全部ねえんだ?


有山「…これは怪しいな」


コトダマ【消えた田中の服】を入手しました
田中がいつも身につけている洋服がどこを探しても見つからない


≪捜査開始≫
1愛野に話を聞く
2花菱に話を聞く
3アリスの部屋に行く
4桜庭に話を聞く
5自由

下2

有山「そうだ…アリス。お前人形作ってんだろ?」

アリス「…うん」

有山「見せてくれ」

アリス「なんで?」

なんで?と言われたら理由は出てこない…
あ。そうだ、確か田中も手伝ってたんだよな…それを見ときたい

って言おうとした頃には、アリスは自分の部屋に向かって歩いて行った


―――――――――――――――――――
―――――――――――――――――
―――――――――――――


有山「……お前コレ…」

アリス「田中君が手伝ってくれた…から…」

有山「だからって…こんなの短期間で?」

アリス「…好きなんだ…こういうの…」

アリスの部屋に居たのはアリスにそっくりな人形。
髪は無い服もない。顔と体しかないのにモデルが分かる

…今にも動き出しそうだ

コトダマ【アリスの部屋に置いてある人形】を入手しました
アリスの部屋に置いてあるのはアリスをモデルにした等身大の人形だった。完成しているらしく素晴らしい出来栄えでおかしな部分は一切ない

≪捜査開始≫
1愛野に話を聞く
2花菱に話を聞く
3アリスに話を聞く
4桜庭に話を聞く
5自由

下2

人も少なさそうですし。明日のお昼に持ち越しますね
お付き合いありがとうございます

因みに裁判は滅茶苦茶難航してます。でもなんかもう頭のいい人は事件の全貌見えてそう
急ピッチで仕上げるので待ってくださいね!

良いですか更新?

有山「そういやアリスは九条にどうやって」

ここまで言って俺は黙った
これは聞いちゃいけない事だ


アリス「………」

黙るアリス、さすがに俺でも拙いことを言ったのは分かる
どうすればいい…


アリス「言ったよ…」

有山「あ…」

アリス「眠れないって言ってた…九条君に…睡眠薬の瓶に入った…モノクマ…ドラッグを…」

有山「そう…だったな…」

アリス「……」

有山「ごめん」

アリス「謝らなくて…良いよ…」


ふと思ったことを口に出すのは金輪際やめておこう
アリスの前では特に

コトダマ【アリスの手法】を入手しました
アリスは眠剤のボトルにモノクマドラッグを詰めて、九条に渡していた

≪捜査開始≫
1愛野に話を聞く
2花菱に話を聞く
3桜庭に話を聞く
4自由

下2

有山「桜庭は何か気づいたこととかないか」

桜庭「無いわ」

桜庭「てっきり今回はアリスさんが死ぬものだとばかり思っていたから、注意をそこにしか向けてないの」

桜庭がダメ…か…
今回の捜査は難航しそうだな

桜庭「あら?私の事を探偵か何かと勘違いしていない?」

有山「いや…」

桜庭「場慣れしてるのは認めるけれど」

アリス「そ…っか…ありが…と」

桜庭「ああ。でも一つ。レストランを出て行った順番なら覚えているわ」

有山「お。それ言えよ」

桜庭「ええ――――――」

レストランを出て行った順番は田中にアリス、その後に愛野とボブと花菱、次に俺と辻斬
残っていたのは麻生と桜庭だけ

有山「もっかい良いか?」

アリス「…メモ…とったよ」

有山「ありがとな」


コトダマ【レストランを出て行った順番】を入手しました
一番最初に出て行ったのは田中、その次にアリス。間が空いて愛野にボブに花菱。更に間が空いて有山と辻斬、最後までいたのは麻生と桜庭

≪捜査開始≫
1愛野に話を聞く
2花菱に話を聞く
3麻生に話を聞く
4自由

下2

有山「なあ。愛野」

愛野「裏切り者が喋りかけてくるなんて。止めてくれない?」

アリス「……」

有山「今は捜査だろ、んなもん後にしろ」

愛野「何よ!正論言ったつもり!?じゃあこっちも言わせてもらうけど!!!!」

有山「何か気づいたことねえか」

愛野「聞きなさいよおおおおお!!!!」

有山「ないか?無いんだったら行くぞ」

愛野「あるわよおおおおお!!!!!」

有山「なんだ?」

愛野「話してほしいの?話してほしいんだったら。今の失礼な態度を渡しに詫びる事ね!」

有山「じゃあいい」

愛野「聞きなさいって言ってんでしょおおお!!」

有山「結局なんだよ」

愛野「見たのよ。田中を。コンビニからジャージ持って出て来てたわ」

有山「いつごろ?」

愛野「私がレストランを出た時だから。そうね、ソレが裏切ったことを暴露したちょっと後くらいよ」

田中がジャージを持ち出した?
でもなんでそんな事を?


コトダマ【ジャージを持ち出す田中】を入手した
愛野がコンビニからジャージを持ち出す田中を目撃していた


≪捜査開始≫
1愛野に話を聞く
2花菱に話を聞く
3麻生に話を聞く
4自由

下2

※安価書き換えミスでをしてしまいました…
※1愛野に話を聞くではなく辻斬です。申し訳ない

アリス「…あれ…」

有山「珍しいなあいつがメモ取ってるなんて」

目の前にはメモとペンを片手にした辻斬。
…眼帯を外している

有山「何か分かったか?」

辻斬「花菱に尋問をかけたがそこまで怪しい事は無かったぞ」

有山「お前もしかして会話の内容全部メモしたのか?」

目の前の白い紙は黒い字でびっしり埋まっている
…しかも字が達筆すぎて読めない

辻斬「まあな。けどここに書いてあるのは花菱が田中を励ましていたことだけだ」

有山「花菱が?」

辻斬「ああ。詳しい事は花菱に聞くといいが。私が聞いたのはこうだ――――――――」


つまり話の内容的には落ち込んでいる様子の田中を花菱が慰めた
それと薬局にあった栄養剤を渡したってことらしい

辻斬「精神的な物にも栄養剤は効くのか?」

有山「ブラシボンだ」

アリス「……プラシーボだよ…」


コトダマ【花菱の励まし】を入手しました
花菱は落ち込んでいる田中を励ますために、薬局にあった栄養ドリンクを渡したと言っている

≪捜査開始≫
1花菱に話を聞く
2麻生に話を聞く
3自由

下2

有山「なあ。なんで田中の事励ましてたんだ?」

花菱「だってさ。いつにもないぐらいどんよりしてて…それにめっちゃ静かやってん!これは大変やと思って励ましたわけや!」

アリス「…ほんとに?」

花菱「何その顔!?ほんまやって!煽ってなんかないない!」

アリス「……ほんとに?」

花菱「ちょっと煽ったけど…」

アリス「…やっぱり」

花菱「けどほんまに心配やってんで!「もう俺死にてえ」とか言うんやもん!」

有山「で?お前は何したんだ?」

花菱「そんなんおもしろないから全力で励ました」

花菱「単純そうやったし近くにあった栄養ドリンク渡して、これで元気出しや!言うといた」

有山「煽った内容ってのは?」

花菱「んー。忘れてもーた」

ほんとこいつは事件が絡むとろくでもねえな
…何なんだよ一体



コトダマ【花菱の励まし】を入手しました
花菱は落ち込んでいる田中を励ますために、薬局にあった栄養ドリンクを渡したと言っている

有山「あと話を聞いてないのって誰だ?」

アリス「麻生さん」

とりあえず全員から情報を集めてる
結構有力だから裁判では有利に進めそうだ

有山「ちょうどそこに居るし聴くか」

有山「おい麻生」

麻生「有山様…その…先ほどは取り乱してしまい…」

有山「そんなことはどうでもいい」

有山「気になってるのは事件の事だ」

麻生「そう…ですね。ええっと…私の知っている限りでは」

有山「知ってる限りでは?」

麻生「ボブ様愛野様花菱様のアリバイがないと言うことですね」

確かにそうだな。今回の被害者は田中。
で、俺と辻斬はアリスの部屋の前
麻生と桜庭はレストランに居たってことだし。アリバイがなくなってくるのは必然的にこの三人か


麻生「…犯人は」

アリス「……三人の中…かも…」

これは一番裁判で有利になりそうだな。
きっちり押さえとくか


コトダマ【他のメンバーの行方】を入手しました
アリス・辻斬・有山はアリスの部屋の前に、桜庭と麻生はレストランに、ボブと愛野と花菱の三人は単独行動をしていたらしい

長城に渡った捜査パートこれで終了です
長いんだよバカもっと更新しろよと思われた方もいると思います。千本ノック受けてきます
今裁判頑張って描き上げてますので、しばしお待ちを。もちろん凄い難しくしてます、解けなくても責任は取りません

お付き合いの方本当にありがとうございました!

それではまた次回!

【コトダマ一覧】
【モノクマファイル5】 
被害者は田中十一、死亡時刻は不明、4Fアイスパーラの巨大冷凍室にて凍死、死体からはわずかに睡眠薬の成分が検出された

【花菱の証言】
最初に田中と会ったのは薬局。酷く落ち込んだ様子で「どうすればいいんだろう」や「もういっそ死ねたらいいのにな」とネガティブな発言を漏らしていたらしい

【アリスの証言】
裏切り者だと言うことが知られてから二人でいる時間が増え、人形作りを田中に手伝ってもらったり、悩みを聞いてもらったりしてもらっていたらしい

【アリスの部屋に置いてある人形】
アリスの部屋に置いてあるのはアリスをモデルにした等身大の人形だった。完成しているらしく素晴らしい出来栄えでおかしな部分は一切ない

【花菱の励まし】
花菱は落ち込んでいる田中を励ますために、薬局にあった栄養ドリンクを渡したと言っている

【消えた田中の服】
田中がいつも身につけている洋服がどこを探しても見つからない

【散らばった本】
図書館のドアの近くには本棚から出されたと思われる本が散らばっていた

【鍵穴のガム】
図書室の鍵は閉められた状態で、鍵穴にはガムがねじ込まれていた

【田中の行方】
田中の様子は普通だった、その状態で図書室に立てこもって自分に火をつけたのではないかと花菱は言っている

【他のメンバーの行方】
アリス・辻斬・有山はアリスの部屋の前に、桜庭と麻生はレストランに、ボブと愛野と花菱の三人は単独行動をしていたらしい

【田中の気づき】
アリスが裏切り者だと真っ先に気付いてそれをアリスに確認したのは田中らしい

【レストランを出て行った順番】
一番最初に出て行ったのは田中、その次にアリス。間が空いて愛野にボブに花菱。更に間が空いて有山と辻斬、最後までいたのは麻生と桜庭

【アイスの量】
店に並んだアイスはかなり消費されているが、倉庫のアイスは一切手が付けられていなかった

【栄養剤の瓶】
図書館には栄養剤の瓶が転がっていた、かなりの量が入っているはずなのに中身は空になっている

【睡眠薬の瓶】
薬局には使いかけの睡眠薬が隠すように置かれていた

【中身の抜かれた遺書】
田中の部屋には遺書と書かれた封筒だけが置かれていた

【アリスの手法】
アリスは眠剤のボトルにモノクマドラッグを詰めて、九条に渡していた

【ジャージを持ち出す田中】
愛野がコンビニからジャージを持ち出す田中を目撃していた

【図書室前の鍵】
図書室の前には鍵が隠すように置かれていた。この鍵は図書室の物で、モノクマに言えば貸し出してもらえるらしい

コトダマ一覧を見てみると捜査段階で出てないのが二個ありました…
やっぱ時間かける物じゃないですね。捜査パートは

すいません。聞いたことにしてやってください

猛省します

進歩報告

えっと今日の夜か夜中には投下できそうです
難しくしようとしてなんかもうごちゃっとなってしまって難しいと言うより分かりずらいところがあるかもしれないです
先に謝罪しておきます。

ボブが喋ってないのは偶然です

やっとこさ裁判が描き終わったので20時くらいに投下します!お待たせいたしました!

更新OK?

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「それでは今から学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは捜査を切り上げて支給モノクマ広場に来てください!」

モノクマ「裁判は全員参加です!来ないとオシオキだからね!」

モノクマ「繰り返します、学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは至急モノクマ広場へ来てください!」

アリス「…田中君を殺した犯人……」

有山「見つけねえとな」

捜査も大方片付いた。これなら裁判に出ても大丈夫なはずだ
今回は絶対に生き残る。絶対に犯人を見つけ出す

田中の為にも絶対に。絶対にだ

有山「……行くぞ」



ギュッ――――

俺が行こうと前を向いた瞬間だった。
後ろからアリスが俺に抱き着いた…のか?とにかく俺の腹の方にアリスの手が回されてる

行くなってことか?ああ…こいつ怖いんだな



有山「おい…早く行くぞ」




アリス「分かってる…分かってるから…もう…すこし…だけ」

途切れ途切れになるアリスの声。いつもの感じではない。
震えながら声を出しているのが分かる。…泣いてるのか?


アリス「後ろ…見ないで…。ちょっとだけ…こうさせて…」

有山「泣くなよ。泣いても田中は帰ってこねえし、裁判も始まらないわけじゃねえ」

アリス「…分かってる…分かってる…から…」

アリス「………ごめんね」


【学級裁判場】

4回目の裁判場。
相変わらず悪趣味で内装が目に悪い


そして相変わらずモノクマは俺らを見下ろせる席に楽しそうに座っている



モノクマ「もう八人かー。最初はこれの倍居たんだよね!そう考えると感慨深いね!」

8人が居なくなっただけなのに。かなりの数が減ったように思える
裁判場が倍以上広くなったように感じる


モノクマ「って!裏切り者のアリスさんじゃん!アリスさんも裁判に参加するの?皆キミにしか投票しないと思うけど大丈夫!?」

モノクマ「ま!大丈夫でも大丈夫でなくても参加はしてもらうんだけどねっ!」

モノクマ「まあ。これくらいでいっか!じゃあみんな持ち場についてねー」

アリス「……」

有山「大丈夫だ」










【学級裁判 開廷】













モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき」

モノクマ「逆に間違った人物をクロと指摘した場合は、クロを除く全員がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

有山「話すことは決まってる。なんで田中が燃えたかだ」

桜庭「珍しいわね、貴方が口火を切るなんて」

有山「…」

花菱「ま!それは確かに気になるわな!」

麻生「けど…すべて燃えてしまったのですよね?でしたら殆ど証拠は…」

ボブ「燃え燃えきゅん!でーす」

愛野「漢字が違うわよ!!!!!!」

麻生「…何から話しますか?」

花菱「まあまあ!とりあえず話してたら答えは出てくるって!黙っててもしゃーないやろ」

《ノンストップ議論 開始》

コトダマ>>427
【アイスの量】
【他のメンバーの行方】
【鍵穴のガム】
【栄養剤の瓶】
【アリスの手法】

ボブ「話し合うって…何をですかー?」

花菱「図書館で燃えた田中の話や…って言いたいところやねんけど…【図書館で田中は燃えてるわけやし】」

愛野「じゃあ図書館の話は後ね」

麻生「睡眠薬の話…。たしか田中様からは【睡眠薬が検出されているはずです】」

ボブ「どうやって睡眠薬を渡したんですかー?【料理に混ざってたとかですかー?】」

愛野「それで都合よく田中は燃えて、冷蔵庫で眠って死んだってこと?バァァァァァッカじゃないの!!!!」

ボブ「今までにない怒り方でーす…」

桜庭「睡眠薬の効く時間を【調節なんて無理よ】薬剤師でもない限りね。プロのスパイでもそんな事は出来ないわ」

アリス「…【アイスに仕込まれてた…】とか?」

愛野「けど私、アイスを食べたけど何ともなかったわよ」

ボブ「そこで出てくるのが冷蔵庫のアイスでーす。【冷蔵庫にあったアイスを補充がてら食べた田中君はばたんきゅー】」

愛野「睡眠薬ってそこまで即効性なの?」

ボブ「睡眠薬を冷凍保存できて、更にそこで凍死させることも出来まーす」

花菱「なんか理に適ってるような適って無い様な…」


【】の中身を論破しろ
下2

正解!!



有山「そうじゃないだろ」

有山「アリス。俺らでアイス確認したよな」

アリス「…うん」

有山「倉庫のアイス量はその時調べた」

愛野「減ってたの?減ってないの?」

アリス「減ってなかったよ…。減ってたのは…店頭のだけ…」

ボブ「じゃああれでーす。お店のアイスに薬が仕込まれていて、アイス食べ過ぎちゃったから補充しようかなーっておもって、冷蔵庫でばたんきゅーでーす」

桜庭「アイスを食べていた形跡はなかった。それにアイスを取り出そうとした形跡もなかった」

麻生「ですが…それは犯人が始末したのかも…」

桜庭「だとしても死体の状況を思い出して。田中君は壁にもたれかかるようにして死んでいたのよ?」

麻生「アイスを取り出そうとして、そこで力尽きた可能性が…」

桜庭「普通そうなら行き倒れのような形になると思うけど?どうしてわざわざ壁にもたれかかる必要があったのかしら?」

ボブ「ああもう眠いよパトラッシュ状態でーす!そこで美しく力尽きたのでーす」

愛野「ぜっっったい無いわ!!そんな裸のクソガキ見る力あったら意地でも外に這い出るわよ!!」

ボブ「裸のクソガキ…」

アリス「という事は……」

麻生「誰かが田中君を燃やしてから、冷凍庫に運んできたと言うことでしょうか?」

花菱「二階で燃やして、四階で凍らす」

愛野「犯人は怪力ね。か弱い私には無理だわ」

ボブ「そうでーす!か弱くて図太い愛野さんには無理でーす」

愛野「図太いは余計よ!というよりそんな悪い日本語覚えなくていいのよ!!!」

ボブ「って有山君が言いたそうな顔してまーす」

有山「!?」

桜庭「けど、そんな事できる人は居たの?」

ボブ「あの時はごたごたしてたから怪しいのは全員でーす」

辻斬「まあ驚くほどごたごたしていたからな」


いや…。違う、それに関してはちゃんとあいつが調べてたはずだ
そうだよな?

>>427から正しいコトダマを選べ
下2

正解!!


有山「麻生。説明を頼む」

麻生「アリバイがない人はきちんと割り出しています」

桜庭「あら。教えてくれるかしら?」

麻生「はい。愛野様ボブ様花菱様の三人になっています」

花菱「およよっ!?って言うことは容疑者は三人!?」

辻斬「そうなるな」

ボブ「ボブは犯人じゃ無ーい」

愛野「わ…私も違うわよ!?」

花菱「僕が犯人やったら間抜けすぎるやろ…」

桜庭「とりあえず犯人の焦点をこの三人に絞って議論をしていきましょうか」

麻生「それが良いですね」

愛野「私を疑うなんていい度胸してるわね!!」

《ノンストップ議論 開始》
コトダマ>>427
【田中の行方】
【花菱の励まし】
【消えた田中の服】
【花菱の証言】
【田中の気づき】

愛野「あら?けどあれね。今回【全員の行方を追うのは無理ね】」

花菱「え?なんで?」

愛野「私達は其々単独行動。他は集団だけど【その場所からはもちろん動いてない】んでしょ?」

辻斬「私はそうだな。有山とアリスもだ」

麻生「そう言うと私もそうです、桜庭様にご迷惑をかけてしまいました…」

ボブ「アリバイある人とアリバイ無い人がいっぱいでーす」

愛野「その状態だとあれね、【誰が嘘ついているか分からないわね】」

辻斬「怪しいのは【三人しかいない】ということはアレだ、三人の証言を信じるのは無謀という事になるな」

麻生「犯人の嘘を信じてしまえば捜査は難航してしまうわけですしね…」

桜庭「なら今回の事件は解決できないわね」

花菱「え?そうなん?皆怪しいん?」

【】の中身を論破しろ
下2

愛野「はぁ?」

有山「…すまん」

確かにあの時みんな単独行動をしてた…
ん?いや。違う。してない

アイツとアイツは会っているはずなんだ…

再安価↓1

正解!!


有山「そうじゃないだろ」

花菱「待ってました!その冷静な突っ込み!」

愛野「え?」

花菱「いや。実はちょーっと色々あって僕。田中ちゃんと会ってるんよ」

花菱「別れた時の様子は普通やってん。ほんで僕がその後に図書館で燃えてる田中君を目撃してってわけやな」

辻斬「必死の形相で私たちの所に来たからな」

麻生「信じれるのですか?その証言は」

辻斬「分からぬ。だか、田中のことが分かるのはこれだけだ、今はこれを前提に進める事しかできないのではないか?」

桜庭「一理あるわね。嘘だとしたらいずれ綻びが出るはずよ」

愛野「つまり、二人は一緒に居て、分かれて。その後に花菱が図書館で燃えてる田中を見つけて…ってこと?」

麻生「話の時列系的にはそうなるのではないでしょうか?」

アリス「じゃあ…それ…前提に…話をしよう…」

《ノンストップ議論 開始》
コトダマ>>427
【モノクマファイル5】
【花菱の励まし】
【栄養剤の瓶】
【睡眠薬の瓶】
【アリスの手法】


愛野「で?ちょっとしたことって何なのよ?」

ボブ「【愛の告白でーす】きっとそうでーす」

愛野「その分野は専門外だわ。全然突っ込めない。けどアンタはバカよ。その思考に至るのはもうバカよ」

麻生「どうせまた【煽っていたんでしょう?】」

花菱「ちゃうちゃう!≪そうやない!!ほんまにちゃうぞ!≫」

麻生「じゃあ何をしていたんですか?」

花菱「いやぁ…それは照れ臭いからあんまり言いたくないんやけど…」

ボブ「キャンユセレライッでーす」

花菱「お前は黙っとれ。ていうかなんでその曲チョイスやねん!ボケェ」

愛野「まあ私も≪概ね麻生に賛成よ。どうせろくでもない事してたのよ≫」

花菱「ちゃうねん!≪薬局でおうてな。心配やってん!様子的な意味でもオーラ的な意味でも≫なんかもう色んな意味で」

愛野「だからその色んな意味ってどういう意味よ!そこを詳しく言いなさいよ!」

花菱「えー…恥ずかしいー。照れちゃう」

ボブ「…パクりでーす」


≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!



有山「そうだと思うぞ」

花菱「はい!来た!助け船!」

有山「こいつを庇うのもアレだけど、こいつの言ってる事は本当だ」

麻生「というと?詳しく聞いてもよろしいですか?」

花菱「いやさ。薬局で会ってんけど、かなり落ち込んでてな、ほんで心配なってなー」

辻斬「良いところあるんだな」

花菱「煽り7割、励まし3割で話してたってわけよ」

辻斬「前言撤回。斬らせろ」

愛野「行きなさい。千切りにしなさい、私が許可するわ」

ボブ「第二の事件発生でーす」

桜庭「今判明してる事は田中君が落ち込んでいたってことだけど、これ。自殺って言うことはないの?」

花菱「無いやろ。だって校則で禁止されてるんやし」

麻生「それには賛成です。校則で禁止されている事は出来ない筈だと思います」

愛野「そうよね。夜時間はレストランにも入れないし」

花菱「なあ。一つええか?。なんか今回の裁判情報少なすぎひん?」

花菱「誰を信用してえかもわからへんし、ほんで殆どの人間は固まって行動してたわけやし…」

花菱「それに田中ちゃん燃えるとかいう訳分からへん事も起こるし…」

ボブ「ボブはどの裁判もぜんっぜん分かってないでーす」

愛野「誇らしげに言うな!!!」

桜庭「でも確かにそうね。情報不足は否めないわ」

麻生「怪しい人が多すぎるから…じゃないでしょうか?」

アリス「……」

麻生「あ!決してアリス様のせいだと言っているわけでは…」

愛野「けどその一番怪しいアリスには武闘派の監視が付いていた」

アリス「……」

辻斬「やはり怪しいのは三人ということか」

ボブ「なんかどんよりしてるから明るい話をしましょー…そうだ!燃えてる図書かーん!炎は明るいでーす」

愛野「どういう思考回路してんのよ。焦げたパンみたいな色して!!!!!」

ボブ「ノーモア人種さべーつ!」

《ノンストップ議論 開始》
コトダマ>>427
【睡眠薬の瓶】
【散らばった本】
【花菱の励まし】
【田中の気づき】
【ジャージを持ち出す田中】

辻斬「図書館では【田中が燃えていた】。【燃えていたから証拠はない】」

桜庭「私はその現場を詳しく見ていないから、何とも言えないわ」

花菱「【完全に燃えきって証拠はあらへん】真相は灰の中や」

桜庭「けど人間が完全に燃えきるなんてかなりの温度よ?」

ボブ「つまり田中君は人ではない!おう!これはミステリーでーす!」

愛野「人間じゃなかったら何なのよ!ふざけた事言ってんじゃないわよ!!」

ボブ「んー…氷人間?ヒエヒエの実でも食べたんでーす。で。氷人間となった田中君はー」

愛野「氷人間が凍死するはずないでしょ!!」

花菱「いや。突っ込みどころそこ!?もっと突っ込むところあるやん!」

ボブ「【田中君はきっと溶けたんでーす】それか≪田中君じゃなかったんでーす≫」

麻生「…んー…難しい話ですね」


≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

ボブ「Why?」

愛野「急にネイティブにならないでよ!!」

…間違えた。

証拠は本当に全部無かったのか?
荒れは証拠にならないか?

再安価
下1

正解!!


有山「そうじゃないだろ」

有山「図書館の入り口側には本が散らばってたんだ」

桜庭「あら?けど入り口近くに棚なんてあったかしら?」

麻生「一番近くの棚から落ちたとしても…綺麗にそこに行くのは無理ですね」

花菱「ってことは誰かが人為的にそこに動かしたってことやんな?」

麻生「でも誰が…ですか?」

花菱「あの時ドアが開かへんかったから…田中ちゃんが本を置いて開かへんくしたってことかな?」

有山「で。その後に俺がドアを蹴り破って、開けたんだよな」

桜庭「その時にはもう田中君は燃えて灰になっていたの?」

有山「ああ。入ったのと同時にな」

アリス「…ねえ、どうして…ドアを蹴り破った…の?」

花菱「だって鍵閉まってるんやもん。開くわけがないやん。鍵の場所なんて知らんし」

アリス「……そっか」

麻生「あの…一つよろしいですか?」

有山「なんだ?」

麻生「あの…蹴破ったと仰っていますが、その…蹴破る前にドアを開けようとしたりは…?」

辻斬「していない。私がすぐに蹴破らせた」

麻生「図書館のドア付近には、本が散らばっていたんですよね?」

辻斬「ああ。それがどうかしたか?」

麻生「図書館のドアって…引き戸でしたよね?でしたらおかしくありませんか?」

愛野「言われてみれば…そうね。普通引き戸を開けなくするには、引き戸を引けなくするわけでしょ?」

愛野「となると引き戸の横側に本を積み上げるはずよね?けど本は辺り一面散らばってたんでしょ?」

ボブ「蹴破ってドアは縦に倒れまーす」

辻斬「けど花菱の証言はあの時……」

花菱「そやで、皆呼び行く前に開けようとしたけどドアに何か引っかかって開かへんかった」

愛野「でしょ?なら本はやっぱり詰まれてたのよ」

麻生「けどそれが散らばっていた…ってことは…」

アリス「……え?そういう…こと?」


そう言うことってどういうことだ?
図書館の本が散らばっていた理由?なんだそれ?
蹴った風圧でバラバラになったとかじゃないのか?けど蹴破った場所じゃなくて本は引き戸の溝の近くに散乱してたしな…


正しい選択肢を選択しろ
1蹴る力が強すぎて風圧で
2最初っからそんな散らばり方だった
3中から誰かが出た

下2

正解!!


有山「中から誰かが出た…とか?」

花菱「はぁ?何言うてんの?」

有山「だよな…」

辻斬「ん?けど。あの時花菱は私たちを呼びに来たんだよな」

花菱「せやで。ほんででまた元に戻ってーってして」

ボブ「じゃあ図書館誰も見てない時間ありまーす。その時に中の人がランナウェーイ」

花菱「中の人って誰やねん」

ボブ「小さいおじさんでーす」

辻斬「…中に人が居たとして。いや…その可能性はあるのか?」

麻生「あの時皆さん図書館前に居ましたよね?」

ボブ「忍者の如く図書館から抜け出してそしてまた戻ってきたのでーす」

麻生「でも私と桜庭様は一緒に居ましたよ?その時自由に動ける人物となると限られてくるのでは?」

ボブ「ボブでーす」

愛野「私もそうなるわね…」

ボブ「おーう。けど…ボブひとつ気になることありまーす」

愛野「何よ?しょうもない事言ったら炙るからね」

ボブ「こわーい…。こわいでーす」

桜庭「で?気になる事って何かしら」

ボブ「どうして燃え尽きた田中君が五体満足で冷蔵庫に居たんですかー?んふー?」

桜庭「確かにそこは気になる所ね」

辻斬「見間違いではない、確かにあの時手が燃えていた」

花菱「そうそう!燃えてなくなってん!」

ボブ「あ!犯人が分かりましたー!きっと犯人は田中君を燃やし尽くすところを見せたかったんでーす」≪反論≫

ボブ「化けの皮剥いでやりまーす!」

ボブ「中に人が居たなら、二回目の花菱君が来た時にドアは自由に開いたはずでーす!」

ボブ「それなのにわざわざ時間を食わせた人物。つまり怪しいのは二人でーす!」

《反論ショーダウン 開始》
コトダマ>>427
【鍵穴のガム】
【アイスの量】
【ジャージを持ち出す田中】
【アリスの手法】
【図書室前の鍵】

ボブ「【怪しいのは辻斬さんと有山君】でーす」

ボブ「きっとこの二人の中に犯人が居まーす!ボブはそう思って居まーす」

ボブ「【あの時は自由に開いたドア】をわざわざ時間をかけて【壊したのは有山君でーす】指示したのは【辻斬さんでーす】」

ボブ「つまり【時間稼ぎでーす】。田中君を燃やして灰にしたかったから【わざわざ時間をかけましたー】」

ボブ「そうでーす!きっとそうに決まって居まーす!なんやかんやして【花菱君を誘導して呼びにこさせたんでーす】」

ボブ「ボブの推理は3割当たりまーす!【犯人は二人のうちのどちらかでーす!】」

ボブ「今まで散々怪しい扱いされてたのの仕返しでーす!報いを受けるのでーす!」


【】の中身をコトダマ二つで蹴り崩せ

下2

正解!!


有山「その発言崩させてもらうぞ」


ボブ「んーふー?」

愛野「疑われてるからって必死の抵抗だったけど、その推理はガタガタよ!!!!」

桜庭「そうね。なんやかんやをうまく説明できない時点でもうダメよ」

麻生「冷静に話し合いましょう?感情論では解決するものもしなくなってしまいます…」

ボブ「もうボブ喋らなーい…」

花菱「あ…拗ねた。けどさ、ほんまやな。燃えきらんうちに消化されてたらどうなってたんやろ。ボブの言うてる事は正しい事もあったやん?」

アリス「…ドアが開く…ってところ…かな?」

有山「いや。それ自体が無理なんだよ。アリスも見たよな」

アリス「…うん」

有山「図書館近くには図書館の鍵が落ちてた。んで、鍵穴にはガムが詰まってた」

辻斬「つまりは鍵を施錠していた可能性が高いと?」

麻生「でも…どこから鍵なんて……モノクマ様。知っていますか?」

モノクマ「うん。申請があったからボクが貸し出したんだよ?」

愛野「それを早く言いなさいよ!!!」

モノクマ「だって聞かれてないもーん」

花菱「ん?でもちょっと待ちいな。なんで鍵が捨ててあったん?そんなんしたら施錠しましたよーっての匂わせてまうやん」

花菱「それさえせんかったら、ボブの反論も何となーく筋は通る様になってたんちゃうん?なんでわざわざ犯人は鍵捨てたんやろ」

麻生「確かにそうですよね…。施錠したとして鍵を持ち歩けば鍵穴にガムを詰める必要なんて…ないですよね?」

辻斬「鍵を落として見当たらなくなって…偶然噛んでいたガムをねじ込んだとかではないか?」

花菱「時間かかるわ!ていうかそれさ。僕達に見つかるリスクが凄いで?」

桜庭「確かにね。鍵を落としてパニックに陥るならまだしも、そこから鍵穴にガムを詰めましょうなんて考えに至るのは相当頭のキレる人物ね」

アリス「…それ…に…都合よくガムなんて…噛んでる…かな?」

愛野「そこよね!国木田じゃあるまいし!」

花菱「今回の犯行全部運任せとか?となると犯人は―――――」

桜庭「ごめんなさい。私には鉄のアリバイがあるの。こっちを見ないでくれるかしら?」


犯人がわざわざ鍵を置いて、鍵穴にガムを詰めた…
これは本当に運任せなのか?それとも計算してたのか?

いったいどういうことなんだ?


【正しい選択肢を選べ】
1一連の流れは全て運任せで行われていた
2一連の流れは全て計算の上で行われていた
3一連の流れは別人によって行われていた
下2

正解!!


有山「計算の上で全て犯行が行われていたんじゃないか?」

愛野「となると鍵を落としたのも?でもそんな事する意味よ」

アリス「…持てない理由があったとか?」

ボブ「……」

愛野「なんか言いたそうな顔でこっち見ないでよ!!勝手にしゃべりなさいよ!!」

ボブ「プハァ…じゃあ喋りまーす」

愛野「今の今まで息止めてたの!?凄い肺活量ね…」

ボブ「犯人は鍵を持ちたくなかったんじゃないですかー?」

麻生「どうしてそう思うのですか?」

ボブ「つまり鍵を持っている事が確実にばれる人物でーす!全身シースルーの服を着てるとか…」

愛野「そんな奴この中にはいないでしょ!!!」

花菱「けど鍵を持ってる事が確実にバレる人物って…早々居らんくない?もー!また適当言うて!」

有山「いや。待て!居るぞ、鍵を持っている事を確実にバレる人物が一人」


【怪しい人物を指名しろ!】

下2

正解!!


有山「田中だよ。アイツは絶対に鍵を持ってればバレる」

花菱「いや…待って待って待って。そんなんおかしくない?今回は全部田中ちゃんの自作自演ってこと?」

愛野「そうよ!適当抜かしてんじゃないわよ!!!!」

有山「いや。捜査中に鍵を持っているとして、一番バレやすいのは田中だ」

麻生「まあ確かに遺体は調べますけど……。けどそうなると自殺ということになりますよ?」

桜庭「自殺…ね」

辻斬「でも自殺だとしてどうしてそんな手の込んだことをする必要があるのだ?」

ボブ「まず田中君が燃えてる謎がまだとけてなーい…」

桜庭「けど有山君の言っている事は一理あるわ、そうでもないと鍵をわざわざ捨てる理由なんてそうそうないもの」

花菱「え?じゃあほんまに自殺なん?は?」

愛野「納得できないわ!自殺は拘束で禁止されてるでしょ!!」

アリス「……校則を潜り抜けた?」

《ノンストップ議論 開始》
コトダマ>>427
【田中の行方】
【花菱の励まし】
【消えた田中の服】
【アリスの手法】
【図書室前の鍵】

愛野「まず!【校則は厳守するものなのよ!】自殺が出来るはずないじゃない!」

花菱「そうそう【自殺はあきませんー言う校則が追加されてるやろ?】」

ボブ「んーふー?いつでしたっけー?それ」

麻生「自殺禁止の校則が【発令されたのは三回目の事件の前】ですね」

愛野「【つまり今回は他殺であると言うことが確定なのよ!】」

辻斬「それを覆す規則はない、そうだろう?」

花菱「その校則に抜け穴があったら別やけどな!【まず追加された校則自体、モノクマは説明してない】んやし」

桜庭「そうだったかしら?」

愛野「それ!どういうことよ!!!」


【】の中身を抽出し【】の中身を論破しろ

下2

正解!!



有山「そうじゃないだろ」

有山「モノクマは自殺の校則をちゃんと説明してただろ?」

花菱「は?」

有山「思い出せ。三回目の裁判の時」


―――――――――――――――――――――――――――
九条「モノクマ、もし誰もいないところで自殺をしたとなればどうなる?」

桜庭の言葉を遮って口を開いたのは九条だった。
今になって校則の確認?どういう意味なんだ?

モノクマ「え?普通に自殺として処理されるよ?どうしたの藪から棒に」

田中「…はっ!成程な!そう言う線もあるのか!」

花菱「うんうんうん。なんかそう言うのもありそうっちゃあありそうやな」
――――――――――――――――――――――――――――


愛野「あ…。って…なんでアンタがそんな細かい事覚えてんのよ!!」

有山「たまには俺だって頭良くなるんだ」

桜庭「そうね。あの時冷凍庫には誰もいなかった。そこで田中君は自殺した、誰も見ていないから誰にも止められない」

辻斬「となれば…あの発火事件を起こしたのは田中?」

ボブ「人を集めるためでーすか?」

麻生「人に見られて止められてしまうとなると…自殺は失敗してしまうからですか?」

アリス「けど…何で自殺なんて…」

桜庭「それは分からないわ。この世界何が起こるか分からないもの」

愛野「ふんっ!まあ。自殺ってことで話を進めましょう」

花菱「で。次に出てくるのは発火事件の謎やねんけど。あれはどうやったん?」

愛野「そうよ。田中が仕込んだってことでしょ?あいつにそんな能ある?」

麻生「田中様は頭の回転は速いです…」

辻斬「けど皆の前で焼けて消えるなどと言った技術は…」

桜庭「それこそ師走門さんでもない限り無理ね」

ボブ「犯人は師走門さんの亡霊でーす!」

愛野「モノクマ!ボブだけおしおきしてくれる?!」

ボブ「黙りまーす」

愛野「良い心がけね。もし無理そうなら口にアロンアルファでも塗ってあげるわ」

≪ノンストップ議論 開始≫
コトダマ>>427
【レストランを出て行った順番】
【田中の行方】
【アリスの手法】
【散らばった本】
【モノクマファイル5】 

愛野「でも小細工が出来たとしてそんな暇はあった?あの時は誰かのせいで【全員がバタバタしてた】から誰かに見つかる可能性があったんじゃない?」

花菱「まあ殆どが散り散りになってたからな。【小細工する暇はない】やろうな」

麻生「≪それが出来るのは時間に余裕のある人物≫ということになりますよね…」

アリス「時間に余裕…は…皆なかった…よね」

辻斬「正直あの時の事は冷静に覚えていない…色々と驚き過ぎていたからな」

愛野「わ…私は至って冷静だったけどね!そう!私だからかしら!?」

花菱「【真っ先に包丁持ちだした奴】が何言うてるんやろ」

愛野「真っ先に包丁持ってきたのはアンタでしょ!!!」

花菱「それ持ち出したんは君やろ!」

ボブ「これじゃあ議論じゃなくて喧嘩でーす。痴話喧嘩でーす…」


愛野「ウルサイ!!」

≪≫の中身に賛成か【】の中身を論破しろ
下2

正解!!


有山「そうだと思うぞ」

有山「小細工が出来たのは時間に余裕のあった人物だ」

愛野「でもあの時は酷い状況だったでしょ!!誰にも余裕なんてないわ!!」

桜庭「あるわ。思い出して、最初にレストランを出て行ったのは誰?」

ボブ「おう!ミスタ田中―!」

愛野「でもちょっと待ちなさいよ!その小細工の内容が分からないじゃない!」

愛野「いくら時間があったからって小細工できたかどうかなんてわからないわ!」

有山「…」

花菱「今回の事件はほんま。謎が多いでんなー」

辻斬「そんな技術がアイツにあった…それが分かればな」

アイツの才能…。アイツの技術?
…いや。まて、アイツの才能からだったらこう言うことできるんじゃないか?

>>427から正しいコトダマを選択しろ
下2

有山「燃えてたのは田中じゃなくて…」

アリス「……人形だった…って言いたい?」

花菱「はぁ!?人形?出所はどこやねんて、それこそ怪しいのはアリスちゃんになってまうがな」

愛野「やっぱり犯人はこいつなんじゃない!怪しいと思ってたのよ!!!」

アリス「…田中君に…人形作り…手伝ってもらったの…年度の人形だったら…きっとよく燃えるよ」

辻斬「貴様を信じていないわけではないが…。私たちが人と見間違う様な精巧な人形を作るなんて事はできるのか?それも少しの間手伝っただけで」

愛野「無理無理無理!!!!」

ボブ「そうですかー?ボブはそう思いませーん」

桜庭「ええ。私もボブと同意見よ。決して無理じゃないと思うわ」

愛野「は!?アイツはバカだからそんな事できるはずないわ!!!」

麻生「…ですが田中様は超高校級の助っ人です。そんな能力があっても不思議ではありません…」

桜庭「あるんじゃない?一通り何でもこなせる能力かそれ以上の能力が」

愛野「はぁ!?何それ!?バカじゃないの!?」

桜庭「彼は今までの生活の中で一切の失敗をしてこなかった。思い出してみて」

愛野「認めないわ!!そんなの何でもできる超人じゃない!!」≪反論≫

愛野「私の意見にそこまで楯突くなんていい度胸よ!!」

愛野「もうボッコボコの再起不能にしてやるわ!!!」

《反論ショーダウン 開始》
コトダマ>>427
【鍵穴のガム】
【田中の気づき】
【アリスの部屋に置いてある人形】
【アリスの手法】
【図書室前の鍵】

愛野「大体あの短時間で【人形を作るなんて無理】だわ!!」

愛野「そんなのが出来ておかしくないのは【そこに居るアリスだけ】よ!!」

愛野「いいえ。きっと【アリスでも無理】よ!!」

愛野「だって人間と間違えるほど精巧な作りだったんでしょ!!!?」

愛野「だったらきっと【事前に準備していたのよ!】。だったら時間が無くても説明はつくわ!」

愛野「【そしてその用意してた人形を使って】いや…だとしたらおかしいわね…」

愛野「いや…おかしくなかったわ!!!きっと【死体はずっと前に冷凍庫に置かれていたのよ!】」

愛野「そして炎上騒ぎで【さも今事件が起こったように見せかけて…】」

愛野「どう!何かおかしい事言ってる!?」


【】の中身を蹴り崩せ

下2

愛野「はぁ!?」

くっ…蹴り崩すところを間違えた…
これだとヒートアップさせるだけだ…

もう一回考え直すか

正解!!


有山「その言葉崩させてもらうぞ」

愛野「は?」

有山「アリスが人形を事前に用意していた可能性はない、アリスはずっと等身大の人形を作ることに専念していた」

愛野「それがなに!?その合間にでも一人で作れたんじゃないの!?」

愛野「コイツはそう言う奴なのよ!隠れてコソコソして私たちを貶めようとしてるのよ!!!」

愛野「そうよ!そう!そうに決まってるでしょ!!!」

麻生「お…落ち着いてください。冷静に…」

愛野「黙ってなさいよ!!」

麻生「…すいません」

花菱「こりゃ。どうにかして落ち着かせなマズいなー…」

花菱「有山ちゃん!そこんとこよろしくぅ!!」

いや。まずコイツは一人でいることが少なかったはずだ…
それを教えてやらないとな。

>>427から正しいコトダマを選択しろ

下2

正解!!

有山「アリスは田中と行動している事が多かったんだ」

愛野「はぁ?」

有山「アリスが裏切り者だと最初に知ったのは、田中らしい」

愛野「なに?何よそれ!そんなの聞いてないわよ!」

麻生「このようなことになるから敢えて黙っていたんじゃないでしょうか?」

桜庭「そうでしょうね」

愛野「……」

愛野「なによそれ…」

ボブ「ふー…クールダウンでーす」

花菱「っていうことで。人形を作ったのは田中ちゃん!」

花菱「それを僕らの前で燃やして見せたのも田中ちゃん!って言うことで話進めていきたいんやけど…」

花菱「なんで田中ちゃんはジャージ姿やったん?ていうかあれはほんまに田中ちゃんが自らの意思で着たものやったんかな?」

花菱「もしかしたら田中ちゃんは口のうまい人に乗せられて…」

麻生「そんな芸当出来るの。花菱様だけだと思いますが…」

花菱「まあまあ!疑問は一つずつ紐解いて行かなあかんやろ?」


どうしてジャージに着替えていたかは分からない。
けど、あのジャージはきっと自分の意思で来たものだと思うぞ

>>427から正しいコトダマを選択しろ

有山「愛野。頼んだ」

愛野「私。レストランを出た時にジャージを持ってる田中を見たわ」

花菱「あ。そうなん、それをはよ言うて欲しいわぁ」

アリス「……けど…ならおかしく…ない?」

アリス「…どうして…ジャージを?……」

アリス「もし…服が汚れた…んだったら…予備の服に着替えればいい…でしょ?」

辻斬「わざわざいつもの服と違って、ジャージを着込んでいた理由か…」

ボブ「おしゃれでーす!」

愛野「死ぬ間際にそんなのんきなことしてらんないわよ!!!」

アリス「……気になる」

花菱「考えすぎちゃうの?ただジャージを着たかったとか?ほら、今の推理の通りやったら結構田中ちゃん激しく動かなあかんやん?」

麻生「確かにそうですね…」

予備の服に着替えるとか以前の問題だ。だってアイツの部屋には…

>>427から正しいコトダマを選択しろ
下2

正解!!


有山「田中の部屋に予備の服なんて物は一切なかったんだ」

桜庭「あら?けどおかしくない?一つは人形に着せて燃やしたのは分かるわ、貴方たち男性は予備の服くらい持っている物じゃないの?」

桜庭「無い人もいるみたいだけど」

辻斬「人形に着せた服と一緒に燃やしたとかか?」

花菱「確かに着火剤とか撒いたら臭いでバレそうやし…。燃やすときに火の勢い増すために燃やしたってのはあるかもな」

麻生「…けど。そんな二枚も三枚も服を人形に着せるなんて…それこそ時間がかかりませんか?」

麻生「田中様と見間違える人形ならば大きいはずです…。それに何枚も服を着せるとなると…」

花菱「あ…確かに。だって僕燃えてるの気づいたん田中ちゃん下に降りてちょっとしてからやもん」

辻斬「実は昔介護士の助手をやったことがあるとかか?」

ボブ「それでーす!」

田中の形をした人形に服を着せるのは確かに時間がかかりそうだな…
というよりアリスでも時間のかかる等身大の人形作りを田中が一人でこなせるのか?


≪閃きアナグラム開始≫

あ い う お し ま で ん て

だ い す ろ う ま と ん く

○○○○ 四文字

下2

正解!!


有山「腕だけだった」

ボブ「腕だけ?」

有山「アリスでも人に手伝ってもらってやっと完成した人形だ、それを田中一人で作れるか?」

有山「それに腕だけなら着せる時間もそこまでかからない筈だ」

花菱「確かに一理あるかも…燃える時間の短縮にもなるし、図書館のドアの窓からは腕しか見えへんかったし…」

麻生「大分謎が解けてきましたね、けれどお一つよろしいですか?」

麻生「田中様は自殺。という事は分かりました。燃えた田中様は人形という事も分かりました」

麻生「ですが、どうして田中様は自殺なんて行動をしたのでしょうか?」

ボブ「それはきっと裏切り者であるアリスさんを守る為でーす!きっとそうでーす!純愛でーす!」

辻斬「三角関係…という奴か…」

愛野「はいはい!色ボケするなら外でやってくれる!?」

愛野「けど確かに。自殺にしては手が込み過ぎなのよね、なんでわざわざこんな手のかかること」

愛野「だって規則上人の見てないところで死ねばいいわけでしょ?それなのにどうして睡眠薬飲んで冷凍庫で?」

愛野「自殺したいなら部屋で一人毒飲んだらいい話じゃない。」


≪ノンストップ議論 開始≫
【栄養剤の瓶】
【アリスの手法】
【図書室前の鍵】
【睡眠薬の瓶】
【他のメンバーの行方】



愛野「まず【睡眠薬は薬局の物】で確定よね」

ボブ「睡眠薬は薬局にしかありませーん。【コンビニには無ーい】」

花菱「で。田中ちゃんは【睡眠薬を飲んで冷凍庫に向かった】」

麻生「そこで眠るように亡くなったと言うわけですね…」

辻斬「睡眠薬を飲んだのはいつなのだ?」

桜庭「【図書館で睡眠薬を飲んだ】って考えるのが妥当じゃないかしら?」

アリス「……薬の効き目的にも…そうだよね…」

辻斬「ある程度時間を調節していたというやつか…」

花菱「【完全犯罪やな】まあ。ただの自殺やねんけどな」


【】の中身を論破しろ

下2

正解!!


有山「そうじゃないだろ」

アリス「…あ。そっか…」

有山「図書館に転がっていたのは栄養剤の瓶だ。睡眠薬の瓶じゃない」

愛野「え!?じゃあ田中は栄養剤に睡眠薬を混ぜられて殺されたの!?」

花菱「え。あの栄養剤渡したん僕やねんけど」

愛野「なにやってんのよ!人殺し!!」

花菱「だって近くにあったし…。それに僕はそんなんしてませんー」

麻生「睡眠薬は使われて無かった…という事はありませんよね」

桜庭「無いわね。モノクマファイルに明記されているもの」

有山「誰かが栄養剤の瓶に睡眠薬を混ぜた。それは確定だ」

アリス「薬局に…使いかけの…睡眠薬が…あったから…」

愛野「じゃあ睡眠薬を栄養剤に入れた人物が犯人ってこと?けどどうして田中は冷凍庫に?」

辻斬「人形を作って燃やす必要もジャージに着替える必要もなくなってくるぞ?」

ボブ「頭の中がパニックでーす!!」

いや。田中は確実に自殺だ
それを示す証拠を俺は持っている


>>427から正しいコトダマを選択しろ

下2

正解!!


有山「田中は自殺だ」

愛野「なんでそう言い切れるのよ!?」

有山「遺書だよ。田中の部屋に有った」

アリス「…中身は…抜かれてたけど…」

麻生「けどどうして睡眠薬と栄養剤を入れ替えるなんて…」

ボブ「普通は思いつきませーん」

アリス「……思いついた…けど…ね」

麻生「…アリス様……」

桜庭「でも彼はどうしてその方法を使ったのかしら?凄く手のかかる方法じゃない」

麻生「確かにそうですよね…手がかかり過ぎていて失敗する可能性だって…」

辻斬「それしか思いつかなかったとかか?」

有山「多分そうじゃないか?だって田中は―――」

アリスは自分か裏切り者ってバラしたわけじゃなかったよな…
で、アリスは…この前の事件の時に――――


>>427から正しいコトダマを2つ選択しろ

正解!!


有山「田中はアリスの真似をしたんだよ」

麻生「アリス様の…真似?」

アリス「…私が…九条君にモノクマドラッグを飲ませた時…睡眠薬の瓶に…モノクマドラッグを詰めて渡した…」

有山「そして田中はそれに気づいた」

アリス「…」

有山「そして田中もそれを使った」

なんでそんな事を…したか…

もうここまで来たら答えは出てる…
答えは出てるんだ

有山「今回の犯人は―――――」


怪しい人物を指名しろ

下2

花菱「何これ。めっちゃ面白いやん」

花菱「この裁判と捜査の時間。犯人はずっと自分で自分の首を絞めてたわけなんやな」

花菱「多分犯人は僕や。そうやんな?」

桜庭「貴方が今までしてきたことを田中君は真似をした」

花菱「さっすがやなぁ…」


桜庭「ここまで証拠が揃えばもう良いわよね」

桜庭「有山君。まとめて」

愛野「え…何よ。なんでそんなあっさり…」

【クライマックス推理開始】

Act1
今回の事件それは【1】が裏切り者の招待に気付いたことが始まりだった
そして【1】は気づいたことを裏切り者である【2】に聞いたんだ
それが今回の事件の大元になってる

Act2
必然的に【2】と一緒に居る時間の増えた【1】は
【2】の【3】作りを手伝ったり、一緒に会話する時間が増える
どこで今回の計画を思いついたかは分からないが、【4】を犯人にする計画は水面下で進んでいたのかもしれない

Act3
そして俺に【5】が届いた。強制的にパーティーを企画した【1】は皆をレストランに集めた
もしかすると全て計算の上での行動だったのかもしれない
【1】は一番先に会場を後にして、自分の【6】の人形を製作しはじめたんだ

Act4
全ての準備が整った【1】はまず薬局に行き【7】に【8】を混ぜた。
そして【9】に【8】の入った【7】を自分に渡させた。
そこから【1】は【10】に向かい【6】の人形を燃やし、俺らの注意をひきつけた

Act5
粗すぎる犯行だったが今回の事件の首謀者はそれこそが狙いだったのかもしれない
今回の目的は自分の死で【9】を殺す事だったんだ

そして今回のクロ。それは【1】に誘導されて【8】を渡した【9】お前なんだ







田中 ボブ アリス 花菱 愛野 人形 足 腕 睡眠薬 毒薬
栄養剤 プール 図書館 ダンベル 本 冷蔵庫 アイスパーラー 



【正しい単語を埋めろ!】


下2

正解!!


花菱「ちゅうことらしいな。えっとこの場合仕込んだ田中ちゃんが犯人になるん?僕が犯人になるん?」

愛野「なんでアンタそこまで冷静なのよ!?」


花菱「え。だって今ここで焦っても面白くないやん、僕が観客ならここは飄々としてた方がめっちゃ面白いと思うから。僕はそうしてる」


モノクマ「んー…そうだね。そこまで含めての投票だしねー」

麻生「前回の事件を参考にすると…事件の首謀者は罰せられず実行犯が罰せられた…」

愛野「けど今回の実行犯は誰になるの?前回は分かりやすかったけど!」

ボブ「……睡眠薬を渡したのは花菱君でーす」

辻斬「その睡眠薬で眠って死んだのが田中」


アリス「……じゃあ」

モノクマ「ま。早く投票してよ!」

モノクマ「この後もいろいろ控えてるんだからさ!!」

田中と花菱。どちらが犯人か
今までの経験上、類を見ない

俺は―――――――――







モノクマ「それじゃあお手元のスイッチを押してクロだと思う人に投票して下さーい!」

モノクマ「はたして、クロは誰なのか。投票は正しいのか?」

モノクマ「投票結果は正解なのか間違いなのか!」







モノクマ「それでは!発表しまーす!!」



















――――――――――――――――――――

【花菱】 【花菱】 【花菱】

   チャッチャラチャ~♪

―――――――――――――――――――――























【学級裁判 閉廷】











モノクマ「花菱君に5票、田中君に3票で僅差だったけど花菱君に投票が集まりました!」

モノクマ「な…な…なんと!!!大正解!!!超高校級の助っ人田中十一クンを殺したのは超高校級の芸人である花菱香月クンなのでした!!」

モノクマ「いやぁ。ボクどきどきしたよぉ…」


花菱「成程。ていうか僕以外に田中ちゃんに投票した人物がおるってことに驚きやね」

花菱「実は僕の事好きやったとか~…って。無いか」

花菱「ん~。けどやっぱり僕って嫌われてんねんなーって再認識やわ」

麻生「…」

花菱「なんなん。しゃあないって!生きるために誰かを殺すのは仕方ない事やねんから!」

花菱「僕もそうしてきたしな。まあまさか僕がハメられるなんて思ってなかったけどな」

いつも通りの花菱がそこに居た。
俺らと日常を過ごすような口調で喋り続けている

今から死ぬ人間なのに。だ

まるで俺らが今から死ぬのかと錯覚させられる

愛野「…死ぬのよ!?」

花菱「せやけど…それがどうしたん?」

愛野「どうした…って…アンタ正気なの!?」

花菱「正気以外の何かに見える?僕は至って普通やで」

花菱「だってこの生活はいつか死ぬかもしれへん上で成り立ってるんやから。覚悟はいつでも決めとかな」

花菱「最後の最後に悪あがき?なにそれ。最高におもんないわ」


ボブ「殺されるんじゃありませーん。もっと酷い死に方をするのでーすよ?」

花菱「まあみんなに見られるんやから最後の舞台っちゅうこっちゃな。ええんちゃう?芸人やから芸人らしく舞台の上で死ねて」

花菱「面白い死に方やったらうれしいんやけどなー」


麻生「なんで…そんなに楽しそうなんですか?」

花菱「楽しいやん!こんなん最高やで?面白いって言うよりはスカッとするって感じかもしれんけど…」

花菱「僕は今最高に僕が面白いと思えてるから最高や。それでええねん」

表情を一切崩さないで花菱はこいつ等の問いに言葉を返し続けている
笑顔で。まるで死ぬことが普通みたいに

桜庭「…貴方は……―――――」

桜庭「いえ…なんでもないわ」

花菱「ああ。聞きたいことは何となくわかるで?まあ…わりと最初の方からかな」

花菱「でもここにカウンセラーとかがおったら大変やったやろーなーとは思ったりしたな。あと僕が超正義漢やったとき」

花菱「あ。その時はまた違った終わり方するんかな?」


アリス「……」

花菱「まあ裏切り者が生き残れるのは予想外やな」

花菱「それもそれで面白いと思うし、まあ頑張ってとしか僕は言われへんな」

花菱「君が死んだらよかったのに…なんて思ってへんから安心し!」


辻斬「そこまで貫いているとなると…感心の域だ」

花菱「なら最後は拍手で送り出して!僕が死んで泣かれるなんて絶対に嫌や。最後の最後まで笑われてたいしな」

花菱「まあ嫌われ者やし、きっとみんな喜んでくれるやろ?」


モノクマ「もう!喋り過ぎだってば!!」

モノクマ「さっさとオシオキ行くよ!ほら!」

モノクマ「超高校級の芸人である花菱香月クンの為に、スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」


モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」










有山「お前は怖くないのか?」





花菱「……怖いに決まってるやん」









最後に見たコイツは芸人だったのがただの花菱香月だったのか
俺にはわからなかった















【GAME OVER】

ハナビシクンがクロにきまりました

 おしおきをかいしします




























   【抱腹絶倒!?アツアツ!油風呂!】



                                     超高校級の芸人 花菱香月 処刑執行











プールの飛び込み台のような場所に立たされている花菱。
辺りは悪趣味なネオンで彩られていて目が痛い


飛び込み台の下にあるのは煮えたぎる大釜
司会者姿のモノクマが遥か上の花菱の事を見つめている


暫くすると陽気な音楽が鳴り響き始め、花菱の後ろの壁がじわじわと前にせり出してきた

その壁のせいで花菱はじわじわと前に押し出されている

落ちる先は大釜。それが分かっているせいか冷や汗をかいている花菱
辺りを見回しているが、一本道の台の上で逃げ道は見つからない


そうこうしている内に壁のせり出すスピードが上がった


―――――ヒュン

遂に落ちた花菱。だけどその瞬間に会場は真っ暗になった


―――――ボチャンッ

―――――ジュワァァァァ


鳴り響く嫌な音。

――――――――――――――――
――――――――――――
――――――――――


―――――ボンッ


暫くすると大釜から出た火が辺りを照らした。


花菱の最期は暗闇の中で幕を閉じた

モノクマ「いやっほうっ!!エクストリィィィィムッ!!」

モノクマ「いやー!間違えて電気落としちゃった!悪い事しちゃったなー…」


モノクマ「あ。そうそう、今回の投票なんだけど別に田中君でもよかったんだよねー、ほら。自殺は自殺だし」

モノクマ「誰も見てないところで死んだわけだし」

モノクマ「それだったらオシオキは無かったんだけど…」

モノクマ「うぷぷ。後の祭りだね!」


愛野「…アンタ!!!!!」

モノクマ「はいはい。花菱君に投票した君が何言ってるの?」

モノクマ「僕に意見していいのは有山クンと桜庭さんだけだよ?」

モノクマ「ま。田中君に投票した二人は運が悪かったね」

辻斬「……胸糞の悪い…」



モノクマ「でもまあ。今回は感動でしめようと思ってるよ!」


そう言ってモノクマが取り出したのは一枚の手紙?
なんだアレは



モノクマ「田中クンの遺書」

モノクマ「じゃ!読み上げまーす!」

――――――――――――――――――――――――

田中「つうことで今回は俺の自殺ってことで片付いてるか?それとも花菱がクロになってるか?」

田中「あー。まあ別に俺は死んでるからどっちでもいーわ。ってこれじゃ無責任だな」

田中「今回の事件は。皆の事助けてやりたかったんだ。だから俺が全部一人で計画した」

田中「まあ運任せだったな。だって花菱が薬局に来ねえと始まんねえしな」

田中「けどまあ。これが読まれてるってことは成功したんだろうな」

田中「今回の裁判は俺がクロか花菱がクロかってことで争ってくれよな。だからこの遺書書いてるんだぜ?」

田中「あー…でも誰かを犯人に仕立て上げて皆を救うってのはちっと胸糞わりいよな…」

田中「それはゴメンな。もし花菱が死んだらあんまりアイツの事恨まないでやってくれ、仕込んだのは俺なんだし」

田中「俺が花菱殺すってのも考えたけど。それは無理だ。オシオキとかこえーもん」

田中「後何書けばいいんだ?あ。そだ。みんなに感謝のメッセージとかか?」

田中「いやぁ…改めて書くとなると恥ずかしいけど…。まあボブは絵本ガンバレ!あと愛野は怖いから麻生ちゃん見習え!」

田中「麻生ちゃんはしんどいと思うけど皆が居るから大丈夫だ!辻斬ちゃんは…眼帯してない方が好みだな」

田中「桜庭ちゃん。桜庭ちゃんは。もっと笑えよな!じゃねえと…。あ。これ書いたら怒られそうだからやめとくわ」

田中「で。アリスちゃん!俺意外と好きだったんだよなぁ…まあ。けど俺の片思いなんてのは置いといて。とりあえず相棒の事!マジで頼むぞ!俺が居ねえんだからアイツの傍に居てやれよ!」

田中「相棒!相棒は最高の相棒してたぜ!相棒!じゃ!また来世で合おうぜ!シーユー」

田中「あ。あと最後に!みんな死ぬなよ!俺より後に俺の所に来るなよ!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

モノクマ「とのことです」

愛野「まさかアンタ…」

モノクマ「だってこの遺書見つかったら裁判簡単になっちゃうし…」

辻斬「貴様ぁ!!!!」

桜庭「…やめて」

辻斬を桜庭が抑え込んで、愛野を麻生が宥めている
…言い方は悪いが見慣れた光景だ

モノクマ「ということでもうすぐ脱出に近づいてるわけだけど!」

モノクマ「皆の気持ちはどうかな!?」

麻生「脱出…ですか?」

モノクマ「うん。あと一回事件が起これば出口に近づけるんじゃないかな」

アリス「…あと…一回?」

モノクマ「次の次のフロアに出口が有ったような無かったような…」

モノクマ「ってことだから!」

そう言ってモノクマは俺らの前から姿を消した
…最低でもあと一回誰かが死なないといけない。そんな絶望を残して
















【CHAPTER4】

ハートフル・スウィート・デイズ 【完】



生存人数7名







書いてて辛かった4章が終わりました。予想以上に手間取って申し訳ないです
あれですね、難しくしようと頑張ったけど、作者の頭が追いつかないと言う致命的なミスが…
田中君とアリスさんの支援絵とその他支援絵は当然の如く保存しております

本当に毎度の事ですが応援ありがとうございます!

もう残りも短くなってきましたね。次スレに移動します
ここでもご批判要望感想その他いろいろとかリクエスト受け付けます

あ、勿論質問の返答も行っております!

お付き合いありがとうございました!

4章終了乙ですー
裁判間違えまくってごめん、難しかった…
これもしかしたら花菱生存ルートあった? それとも確定退場でした?

>>551
花菱生存ルートはありました。
というよりぶっちゃけた話このチャートで最初死ぬ予定だったのはアリスさんです
アリスと田中が退場する予定でした

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