【二次創作】有山「海底ロンパ」田中「2スレ目だぜ!相棒!」【安価とコンマ】 (611)

初めに
・色んな作品を読んでるのでもしかしたら似てるところがあるかも、パクって…ないよ?
・とりあえず頑張る
・本編のネタバレ防止のためにパラレル設定で行こうかなと考えてます
・時々グロいです


前スレ
【二次創作】オリジナルロンパ【安価とコンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470106870/)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470560930

【生徒リスト 男】:設定

【才能】超高校級のムエタイ選手
【名前】有山 ライアン
【容姿】(身長:178cm)
少し甘いフェイスが特徴的な西洋風のイケメン君で髪の毛もワックスで今風にきっちりセットしてます、身長は高い方で服装は昔通ってた中学の制服(ブレザータイプ)を着用してます
無表情に加えて、どこか冷めた雰囲気が漂ってるので、初対面の人はとっつきにくい感じです

【才能】超高校級の絵本作家
【名前】ボブ・カールトン
【容姿】(身長:190cm)
スキンヘッドの黒人で見た目も筋骨隆々でデカイ、ベレー帽着用にオーバーオールという画家ルックでもフォローしきれてません
けれどその分いつも笑顔で気さくな雰囲気が漂ってるので、悪い人じゃないと言うのは一目瞭然です

【才能】超高校級の美化委員
【名前】羽田木 純
【容姿】(身長:175cm)
取りあえずメガネ。髪型は長めの短髪です(ダンガンロンパ2の日向君より少し長いくらい)彼は昔通ってた高校の制服+ズボンのベルト穴に刀の如くハタキを差してます
一応イケメンですが性格が面倒くさいので人はあまり寄ってこないです、ただ身長も高いので一部のマニアには濃い人気があります

【才能】超高校級のフードファイター
【名前】国木田 織
【容姿】(身長:153cm)
短髪の見るからに元気いっぱいの少年です、鼻に絆創膏を貼っている意味は特にないらしいです。行くはずだった高校の制服(学ランタイプ)を着用しています
中学生に間違われるような見た目、というより高校生だと理解してくれる人は10人に1人居るか居ないかという程に幼いです

【才能】超高校級の海洋学者
【名前】九条 浩一郎
【容姿】(身長:180cm)
テンパ+ぼさぼさ頭+無精髭という白シャツを着ていなければ、気力のないオッサンみたいな見た目です
背は高く白衣を着てるためヒョロッとしているように見えますが、研究で歩き回ったり、海に潜ったりするので一応それなりに筋肉はついてます

【才能】超高校級の助っ人
【名前】田中 十一
【容姿】(身長:173cm)
どこかの不良漫画に一人は居そうなチャラい感じの男子です、短髪の黒髪に所々金髪のメッシュを入れてます、因みに彼も行くはずだった高校の制服を着崩してます
見た目は不良っぽくて近寄りづらいですが、意外と人には好かれるタイプの子です

【才能】超高校級の寿司屋
【名前】館 巳繰
【容姿】(身長:175cm)
如何にも寿司屋だというタイプの見た目の人です、髪の毛はかなり短い方です。そして何故か褐色です
意外とキリッとした顔立ちで、イケメンというよりは男前の部類に入る顔をしています

【才能】超高校級の芸人
【名前】花菱 香月(身長:171cm)
【容姿】
服装こそ派手ですが、顔立ちはあっさりしており髪型もそれと言って特徴がない長めの短髪な為、服さえ着替えれば地味な青年になってしまいます
しかも糸目なので滅多に表情は変わりません、常に微笑んでます

【生徒リスト女】:設定

【才能】超高校級の人形作家
【名前】アリス・グリム
【容姿】(身長:157cm・胸:貧)
服装や髪形はまんま童話のアリスのコスプレです、けれど髪の毛の色がかなりくすんでいます
しかもどこか呪われそうなオーラが漂ってるので、あまり人は近寄ってきてくれないそうです

【才能】超高校級の宇宙飛行士
【名前】愛野 空
【容姿】(身長:161cm・胸:平)
髪の毛を巻いていますが、縦ロールというわけではありません、今風にゆるっと巻いてるだけです。いじめっ子グループのリーダーみたいな雰囲気があります
因みにですが着ているセーラー服は中学の時の物です、見た目から気の強そうなオーラがプンプン出てます

【才能】超高校級の奇術師
【名前】師走門 杏美
【容姿】(身長:155cm・胸:極貧)
肩より上のショートヘアーです、モノクルを付けてますがもちろん伊達です、ブラウスと黒のスラックスは市販のもので模様等は一切入ってません
身長は全メンバーの中で二番目に低いです、因みに一番目に低いのは国木田君です

【才能】超高校級の助産婦
【名前】善知鳥 唯
【容姿】(身長:165cm・胸:極巨)
腰より上の長さがある金髪のセクシーなお姉さんです、白衣を着てないと何の才能かもよく分かりません
勿論体つきもかなり恵まれているので、男がよりついてきます

【才能】超高校級の幸運
【名前】桜庭 春風
【容姿】(身長:167cm・胸:平)
モデルはダンガンロンパの霧切さんと七海さんです。両手に皮手袋を付けてます、服装はシャツの上にパーカーを羽織ってますパーカーと同じ色のスカートを穿いています
女子にしては身長が高い方で、見た目の雰囲気もあり、かなり高い身長だと思われてます

【才能】超高校級の侍
【名前】辻斬 蘭
【容姿】(身長:160cm・胸:平)
おかっぱ頭にカチューシャ、花の模様が入った眼帯を右目に付けてますが視力は両方とも健在です
袴は実家に伝わる由緒正しい物らしく、汚れることを嫌っています

【才能】超高校級の学習委員
【名前】静寂 ささめ
【容姿】(身長:159cm・胸:貧)
二つ括りのおさげ頭の女の子です、目が丸々としていて、常に輝いています。服装は通う予定だった高校のセーターにスカートを穿いています
何事にもすぐに興味を示す性格の為、目の輝きが薄れる事は少ないです

【才能】超高校級のCEO
【名前】麻生 つかさ
「凄く整っていらっしゃる方ですよね、羨ましい限りです」
【容姿】(身長:162cm・胸:巨)
髪の毛は腰まであるロングヘアーです、まさしく正統派お嬢様って感じです
フリルの付いたブラウスにオシャレなロングスカートはどちらも海外のブランド物で、超一級品です

※イメージカラーは決めてません。ごめんなさい
※胸のランクは【無し・極貧・貧・平・巨・極巨】の6段階に分かれています

好感度一覧

【才能】超高校級の絵本作家
【名前】ボブ・カールトン【好感度】11
「内側はホットな人でーす!良い人でーす!」

【才能】超高校級の美化委員
【名前】羽田木 純【好感度】10
「この生活の中では比較的付き合いやすい、少々アテにならない時はあるが」

【DEAD】
【才能】超高校級のフードファイター
【名前】国木田 織【好感度】18
「俺の事許してくれるなら…その…母ちゃんの事頼むな」

【才能】超高校級の海洋学者
【名前】九条 浩一郎【好感度】5
「彼の足はシャコにも匹敵する。もしや人間ではないのか?」

【才能】超高校級の助っ人
【名前】田中 十一【好感度】5
「なんか付き合いわりーよな!相棒!」

【才能】超高校級の寿司屋
【名前】館 巳繰【好感度】
「料理に関して知らねーことが大杉でえ!」

【才能】超高校級の芸人
【名前】花菱 香月【好感度】11
「面白いんちゃう?まあ興味ないけど」

【才能】超高校級の人形作家
【名前】アリス・グリム【好感度】28
「……嫌われて無かった。…良かった」

【才能】超高校級の宇宙飛行士
【名前】愛野 空【好感度】0
「馬鹿な男に興味はないの」

【DEAD】
【才能】超高校級の奇術師
【名前】師走門 杏美【好感度】10
「大好きだよ!バイバイ!!」

【才能】超高校級の助産婦
【名前】善知鳥 唯【好感度】3
「良いカモだわぁ。いっぱい請求しーようっと」

【才能】超高校級の幸運
【名前】桜庭 春風【好感度】18
「頼りにはならないけど、それでいいんじゃない?」

【才能】超高校級の侍
【名前】辻斬 蘭【好感度】3
「8番目くらいに切りたいけど、斬れないから刺したい」

【才能】超高校級の学習委員
【名前】静寂 ささめ【好感度】3
「なんか冷たいです!!!そんな気がします!!」

【才能】超高校級のCEO
【名前】麻生 つかさ【好感度】10
「優しい人です。とっても、私はそう思います」

モノクマ「国木田君には感謝しないとね!」

???「―――――」

モノクマ「ああ、もうオマエは人を殺そうとしなくていいよ、殺したいなら別だけどね」

モノクマ「もう皆ボロボロと崩れていく頃だろうしね!動機もばっちりだし!」

???「――――」

モノクマ「でもアイツらも可哀そうだよねー。裏切り者に嘘吐き…そんなのを抱えてるんだから」

???「―――」

モノクマ「そんな怖い顔しないでよ!」

???「――――」

モノクマ「まあせいぜい死なないといいね」



モノクマ「オマエはボクの物なんだから」











【CHAPTER2】

華やぐ孤高のユートピア (非)日常編














師走門「そうだ!あーりーやーま!一緒に写真撮ろうよ!ねえねえ!良いでしょー?取ろう取ろう!卒業だよ!そーつーぎょーう!」

俺に飛びついてきたのは皮膚が焼け焦げて、髪の毛もなくなった、赤黒い肉の塊だった
瞼のない瞳がランランと輝いている

国木田「おいおい!今から俺と飯食いに行くんだぞ!邪魔すんなよな!」

縦に裂かれた腹から血とも内臓ともどっちとも取れる物をドロドロと垂れ流してる国木田が俺の手を掴む
地面が赤黒く汚れていく


有山「お前ら、どうしたんだよ」

師走門「え?」

国木田「え?」

有山「何でいんだよ」

師走門「だって…有山君も…」

国木田「俺らと一緒だろ?」


師走門はそう言って俺に手鏡を渡す。

そこに写っていた俺の姿は―――――――




【6日目】

最悪の目覚めだった。

思わず鏡を見てみたが、俺は俺だ
顔の皮膚は腐ってない、ちゃんとした俺だ



あの裁判の後だから多分変な夢を見たんだ…

それにしても疲れが取れない、最悪だ。
まだ眠って痛いが、もうそろそろ朝飯の時間じゃないか?

…どうせみんな来てないだろ


あんな事があった後だからな



もう少し寝るか?


【安価】
1レストランに顔を出す
2もう少し寝ておく

下2

顔を出してみるか…

どうせ全員居ないってことはない。
誰かは居るだろ。


それに俺も昨日の夜から何も食べてねえしな、何かつまみに行こう


【レストラン】

静寂「遅いですよ!もう皆さん食べ始めてます!」

レストランに入ると、静寂が俺に早く席に着けと促してきた
いつも通りの静寂だ、まるで昨日の事なんて無かったことみたいに

花菱「どしたん?そんな驚いた顔して」


驚いているのは静寂の様子を見たからじゃない



このレストランに全員居るからだ。
誰一人欠けていない、14人が揃っていた


愛野「目障りなのよ!!座りなさいよ!!」

勿論今まで姿を見せなかった愛野まで
何が起きてるのか正直俺には理解できなかった



花菱「ちゅーことで!今日はご飯食べ終わったら何するんやったっけー?」

静寂「ああ!もう!仕切らないでください!」

麻生「二階の探索でしたよね。出口が見つかるかもしれません」

静寂「言わないでください!」


何だよこの違和感…。なんでみんな普通なんだ


花菱「じゃあこの14人で!」

麻生「全員で」

アリス「…」

麻生「全員で…ですよね?」

アリス「…うん」

麻生「うふふ。皆様頑張って脱出しましょうね」

静寂「そうです!脱出です!皆で生還です!」



桜庭「…」

麻生「昨日のパーティーは楽しかったですね、またしましょうか」

静寂「え…あ。するんですか?また?」

麻生「昨日のパーティーは楽しかったですね、またしましょうか」

静寂「……」

花菱「ええやーん!大盛り上がりやったしな!次こそは漫才するでー」

麻生「良かった。皆さんで楽しみましょう、ここでの生活はとってもしんどいですから、ね?愛野さん?」

愛野「あ…貴方やっぱり!」

麻生「良かった。皆さんで楽しみましょう、ここでの生活はとってもしんどいですから、ね?愛野さん?」

愛野「そ…そうね」


……なんだこれ?
麻生、おかしくねえか?いや…おかしいぞ。


さっきからまるで同じことしか繰り返してねえぞ…

麻生「あら?有山様。どうしてご飯を食べないんですか?」

有山「なあ…麻生?お前どうしたんだ?」

麻生「どうもしていませんよ?」

麻生「桜庭さん、私はどこかおかしいですか?」

桜庭「…」

麻生「桜庭さん、」

桜庭「…おかしいわ。かなりね、国木田君と師走門さんが死んでから」

麻生「…え?」

麻生「ええ?うふふ。誰ですか?それ?花菱君。知ってますか?そんな人」

花菱「えー?知らへーん。桜庭ちゃんの友達?」

麻生「ここには最初から14人しか居ませんよ?」


今気づいた。この違和感、麻生が話してる時誰も麻生の方を見てないんだ。
それに麻生は何を言ってるんだ?最初から14人?


アリス「……ち…ちゃんと…居たよ16に―――」

ガンッ

麻生が笑顔を一切崩さずにコップを机に叩き付けた。
桜庭を除いた女子たちは肩を震わせて、俺ら男子は皆目を背けた

麻生「アリス様。もう一度」

アリス「…14人…だよ」

麻生「はい。ありがとうございます」


麻生「それじゃあモノクマさんが開けてくれた二階を探そうと思うんですけど…またペアを組みましょうか」

静寂「そ…そうですねー…そ…そうです!」

桜庭「…」

愛野「探索なんて危険よ!わ…私は―――」

麻生「………はい?」

愛野「……」

花菱「やっぱり男の子と女の子でペア作るー?それとも好きなように作るー?」

麻生「そうですね。私はお任せしますよ、静寂様が決めてください」

静寂「じ…じゃ…じやあ。自由にしましょうか!」

麻生「二階の地図は手帳で見れるようになってますから、皆さん確認はしましたか?」

静寂「…図書館とカジノと屋内プール…あと一回は銭湯が解放されたんですよね」

麻生「では、自由に皆さん回りましょう」

麻生「ペアを組んでください」



有山「……」

どうしたんだよ…麻生…

【二階を巡るペアを一人選んでください】
下2

有山「田中。組もうか」

田中「おう!相棒!」

田中はいつも通り…だよな?
こいつは麻生に何があったか知ってるのか?


田中「どうした?相棒?なんかすげー悩んでる顔してるぜー?笑えよー!」

有山「あんなことがあった後―――」

田中「相棒!しっ!それは言うな!」

田中は俺の口を手で塞いだ。
かなり強い力で塞がれてるのでかなり息がし辛い


麻生「?」

田中「俺ら仲良く二階に行ってきまーす!!」

有山「お…おう」

【安価】
1そのまま探索に行く
2外で麻生に何があったかを聞く

下2

有山「なあ田中」

田中「わーってる!わーってるよ。麻生ちゃんの事だろ?」

田中「今日さ、朝俺らが朝食に行ったときからずっとああだったんだよ」

田中「俺は寝覚めも悪いし、何かつまもうと思って行ったら麻生に捕まってよ」

田中「他の奴らも俺と同じ感じ出来て、みんな麻生に捕まってな、愛野なんて怯えながら麻生に引きずられてきて」

有山「…何だよそれ」


田中「で。麻生は」

―――――――――――――――――――――――

麻生「皆さん。昨日の事は忘れましょう。忘れましょう。私たちは最初から14人でした」

麻生「私は今から忘れます、ピーッ!ウィーンガシャン。はい終わりました。」

麻生「さあ皆さん、朝ごはんを食べましょう」

静寂「え?え?何言ってるんですか?」

麻生「朝ごはんを食べましょうと言ったんです」

静寂「その前です」

麻生「その前ですか?私何か言いましたっけ?うふふ」

桜庭「辛いのは分かるけど」

麻生「辛い?確かにこの生活は辛いですね。けど皆さんが一緒に力を合わせれば辛さも乗り越えれます」

辻斬「杏美はもう死んだんだぞ…国木田もだ。私たちは14人じゃない」

麻生「杏美?国木田?誰ですか?それ?あれ?誰かのお友達ですか?」

愛野「あ…あんた!く…狂ったの!?お…思い出しなさいよ!!!」


ドンッ

愛野「ひっ…」

麻生「思い出すって…な に を で す か?」


愛野「ご…ごめ―――」

麻生「どうして謝るんですか?私は何を思い出すんですか?愛野様?」

麻生「愛野様?愛野さまー?愛野様?」




花菱「お腹減ったわー。なんかないん?」

麻生「あら…準備はしていたんですけど持ってくるのを忘れてしまいました」

花菱「もー!おっちょこちょいやなー!」

麻生「うふふ。誰か手伝ってくれませんか?一人だと時間がかかってしまいます」

花菱「あれー?誰か居らんの?」

麻生「うふふ。誰か手伝ってくれませんか?一人だと時間がかかってしまいます」

アリス「わ…わ…わたし…」

麻生「アリス様が?ありがとうございます。それじゃあ行きましょうか」


―――――――――――――――――――――――

田中「って言う具合に、多分完全にぶっ壊れてるな…ぶっ飛んでる」

有山「桜庭とかは止めないのかよ?」

田中「麻生を否定したら同じことを繰り返し言うか、繰り返し聞くか、コップを机にドンって」

有山「……」

田中「まあ…とりあえず行こうか相棒。ここに居て麻生ちゃんに見つかったら…」

田中「まあ悪い事は言わねえ。とりあえずは麻生ちゃんの前でだけでも普通を取り繕わねえと…」


少し離席
22~23時には戻ってきます

人居ますか??

【2F 広場】

二階は一回と同じく町が広がっていた
一昔前風の外国の町並だ

田中「えっと…確かカジノとプールと図書館?って、カジノわっかりやす!!!ネオン眩し!!」

確かにカジノは分かりやすかった。というより主張が激しすぎる
ネオンは眩いばかりに光り輝いて、どこかの宮殿みたいな建物が聳え立っている
梶のが目立ち過ぎてプールと図書館が埋もれている


有山「とりあえずどこ探すか」

田中「勿論スロットするっしょ!」

有山「おい…遊びに来たんじゃないぞ」

田中「お?相棒もしかして打ったことない口?俺がおーしーえーてーやんよ!」

有山「…金あるのか?」


田中「……」

有山「落ち込むなよ、行くぞ」


田中「相棒!一万円だけ貸して?」

有山「バカか」

【安価】
1カジノへ行く
2屋内プールへ行く
3図書館へ行く

下2

【2F 図書館】

田中「うっ!活字が!頭が割れる!死ぬう!!」

有山「…ああ」

図書館には所狭しと本棚が並んでいて、所狭しと本が詰められている
図書館なんて着た事もない俺は正直圧倒されていた


田中「え…エロ本」

有山「ないだろ」

田中「…うっ…」

有山「…静寂とかは好きだろうな」

田中「麻生ちゃんとかな」

麻生の名前を上げて田中が一瞬だけ「あっ」という顔をする
…もう完全に晴れ者扱いなのか


有山「とりあえず凶器とかはないし、戻るか」

田中「カジノ行こうぜ!カジノ!!」

有山「…考えとく」

田中「もう!相棒ってばツンデレなんだからよっ!」

有山「気色悪いぞ」

ごめんなさい。ちょっとパソコンが壊れ気味なのでいったん落ちます
また明日

人は居ますか??
更新したいです

それでは安価から取りますね

【安価】
1カジノへ行く
2屋内プールへ行く

下2

【2F カジノ】

田中「いやっほおおおい!!!カジノ!スロット!スロットがあるぜ!」

有山「ああ。そうだな」

カジノはスロットやルーレット、遊び方の分からないカードゲームなどが置いてある
外国のラスベガスには行ったことはないが、きっとそこのカジノはこんな感じなのだろう

田中「HIBANAは?シャクラーもねえ!なんだよー!訳分かんねえ台ばっかじゃねえか」

有山「で?どうやってカジノで遊ぶんだ?」

田中「コインどっかで買えねえのか?相棒!アメリカンドリームはすぐそこだぜ!」

有山「…ここで金を手に入れたとしても使い道がないだろう」

田中「……悲しいこと言うなよ…相棒」

有山「というより俺はギャンブルはしねえ、つうか歳いくつなんだよ」

田中「俺は永遠の18歳だぜ?高校一年生だけどな!」

有山「はいはいそうかそうか」

田中「相棒冷たい!」


有山「気が済んだだろ、最後行くぞ」


【2F 屋内プール】

最後は屋内プールだ。
更衣室は男と女に分けられていて、それぞれ生徒手帳を翳さないと開かない仕組みらしい

田中が女の所に自分の手帳を翳したら、凄い警告音がなったので、多分性別が違うと開かないのだろう


田中「おお!広い!」

更衣室を抜けた先のプールはかなり広かった
競泳用のプールや遊具のあるプールまである、レジャーパークのような場所だ


田中「やべえ!泳いでくるぜ!!」

有山「おい。服は?」

田中「…あ」

俺が静止したころには田中はすでにプールに向かって飛び込んでおり、見事にずぶ濡れになった
…馬鹿だ


田中「…相棒。寒い。流石にさむい」

有山「お前がバカだから悪い。濡れるから寄るな」

田中「あ…相棒が冷たい」


ある程度二階の施設は回れたな。
それにしてもかなり時間が余った、誰かに会いに行くか


【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 図書館】

田中「ううっ…頭が…頭が…」

九条「これも為になるな。これも。あとこれも」

図書館に行ってみると田中と九条がいた。
田中は椅子に座っていて、九条はその田中の前に本を次から次へと積み上げている


田中「な…なんで俺が…」

九条「君には少し知性が必要なようだからな」

田中「俺よりアホそうなのいっぱい居るだろ!俺それにバカじゃねえ!」

九条「ここに居ると言うことは、海の中に居ると言うこと、海で暮らしているなら海の勉強をしようではないか」

田中「だからってなんで俺なんだよ!」

九条「一番時間がかかりそうだから最初に教育しておこうと思ってな、行く末は皆を海の神秘に」

田中「やめろ!これ以上本を積むな!活字見ると蕁麻疹が出るんだよ!!!」

九条「実に面白い冗談だ、では最初はこの図鑑を開いて、すべての生物の特徴と分布を暗記するように」

田中「ず…図鑑を暗記!?無理無理無理!死ぬから!」


田中が今までに見た事のない顔して図鑑と見つめ合ってる
流石に可哀そうだから助けに行くか?それとも見とくか?

【安価】
1助ける
2傍観
3自由

下2

図鑑を丸暗記って…さすがに無理だろ。
というより海の勉強って何してるんだ?見に行ってみるか


有山「何やってんだ?」

九条「丁度いい所に来た。君も勉強を教えてやろう」

有山「いや…俺は」

九条「海とは奥が深い、マリアナ海溝よりな」

有山「…マリファナ解放?」

田中『刈り上げ会合?」

九条「君達には初歩の初歩の初歩から教える必要があるようだな、私の講義をみっちり聞かせてやろう」

田中「…ひっ!やめろ!」

九条「有山、君は何が聞きたい?」

聞きたいこと…ねえんだけど。
ぶっちゃけいうと今すぐ帰りてえ、来るんじゃなかった


【安価】
1お任せする
2聞きたくないと言う
3自由

下2

有山「海で一番おいしい生き物って何だよ」

九条「君は舘の様な事を聞くのだね、まあ良い、興味があるなら教えてやろう」

九条「まず一番おいしいの定義は人それぞれによって変わってくるから、私はこれが一番おいしいと断定することはできない」

田中「えっとつまりそれってどういうことだ?」

九条「パーティーが好きな人もいるが、嫌いな人もいるだろう?つまりはそういうことだ」

九条「なので何が一番おいしいかというのは、答えの導き出せない問いかけだ」

九条「Ⅰ足す1がどうして2になるか君達は上手く説明できるかね?できないだろう?」

九条「私もそれと同じような状況だ、まあ綿密に言えばⅠ足す1の定義は判明しているらしいがね」

田中「はいはいはい!それ答えになってねえじゃねえか!相棒も言ってやれ!」

九条「知識が深くなればなるほど答えとは出にくくなるものだ、では田中は同じ質問をされて何と答えるのだ?」

田中「え。イクラ」

九条「まさか…イクラを一つの生物だと考えているわけじゃ―――」

田中「え?ちげーの?いくらって海泳いでねえの?数の子は?キャビアは?白子は?」

九条「…君はみっちり教育する必要があるようだな。今夜は眠れないと思っておいた方が良い」

九条が珍しく怒ってる?様に見える
…巻き込まれるのは嫌だし、俺はここから出る事にしよう

【田中の好感度が3上がりました】
【九条の好感度が5上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2


【1F 広場】

ボブ「愛野さん愛野さん」

愛野「何よ!」

ボブ「ボブでーす。」

愛野「分かってるのよそんな事!要件は何って聞いているの!!」

ボブ「ボブの新作絵本の朗読聞きたくないですかー?」

愛野「嫌よ。変に恐怖を植えつけられるのも号泣させられるのも絶対嫌よ」

ボブ「今回はその二つでもありませーん。素敵な手に汗握るアクション絵本です」

愛野「あ…アクション?」

ボブ「『カナリ・ハード』という絵本でーす」

愛野「……何よそれ、でもどうせ子供向けでしょ?さすがに怖くも泣けもしないなら、私は何ともないわ」

またしてもどこかで聞いたことのあるタイトル…
でも内容が凄く気になる…


ボブ「これは物凄くハードでーす」

けどボブの絵本の影響力は凄いからな…。どんなことになるか分からねえ…

【安価】
1愛野と一緒に聞く
2自分は隠れて聞く
3自由

下2

有山「ボブ。その話俺も聞かせてくれないか」

愛野「私は興味ないわよ!」

愛野はそう言いながらも帰ろうとはしない。
そりゃそうだ、ボブの絵本は物凄い影響力を秘めてるんだから、誰だって興味は湧く


ボブ「これは昔々テロリストのおじいさんとテロリストのお婆さんの間に生まれた――――」


――――――――
―――――


ボブ「こうしてホワイトハウスを守り抜いた、ジョソ・マクレーソは幸せに暮らしましたとさ」


…凄い、かなり手に汗握った。
特に貿易センターでテロリストと鉢合わせしたページなんてもう凄かった

愛野「……」

有山「……」

ボブ「どうでしたか?」


愛野「…す…凄く子供だましね!手に汗なんて握らなかったわよ!」

有山「いや…凄い。貿易センターの件なんてもう感動ものだ」

もっと言いたいことはあるが、全部言うのは我慢しよう
けど最後に一つだけ言いたいことがある、それだけ伝えよう

【安価】
1とにかく褒めちぎる
2続編の予定を聞く
3自由
下2

有山「続編はないのか!?」

ボブ「んー。作らない予定でーす」

ボブ「やっぱり可愛い物を描いている時の方が楽しいでーす、スキンヘッドのおじさんは楽しくないでーす」

いや…あの絵本の主人公。まるっきりボブだったぞ
…まあ口には出さないけどな


ボブ「ということで。ボブの幻の一作―――」

愛野「作りなさいよ!」

愛野「中途半端なのよ!恋人とはどうなるのよ!?おじいさんの所属していた部隊のエージェントは一体誰だったのよ!!!」

愛野「それにホワイトハウスのページだけど!あそこで恋人が見切れてるのにどうして主人公は言及してないのよ!!!」

愛野「回収しなさいよ!全部謎を回収するまで許さないから!」


そうとだけ叫んで愛野はどっかに行った。
って…つまらないって言っておいて、俺より深く見てるじゃねえか


ボブ「…怒られちゃいました…ボブ…続き書きまーす…」


有山「お…おう。無理すんな」

でも内心は「良くやった!」って感じだ、愛野のヒスに助けられたな


【愛野の好感度が5上がりました】
【ボブの好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1F クリーニングセンター】

辻斬「…アリスよ。大丈夫か?」

アリス「…うん。麻生さんの…事…だよ…ね?」

辻斬「麻生も少し気を病んでいるだけでな。元はあのような」

アリス「…分かってる…よ」

アリス「けど…その…私…変だから…麻生さん…刺激しちゃう…な…って」

辻斬「アリスよ。変とは私の事を言うのだ、見て見よ。この眼帯を」

アリス「…お花…?」

辻斬「実はだな…私のこの眼帯の下…人の物の目ではない……」

アリス「え?」

辻斬「代々家に伝わる龍の義眼、これを開放すればたちまち世界は混沌に包まれる」

アリス「……すごい…そんなの聞いたことない…」

辻斬「我が家に伝わる秘密だからな…誰にも口外するでは―――」

辻斬「人の気配!?何者!」

やばい!立ち聞きしてるのがバレたか!?
どうやって切り抜ける?

【安価】
1正直に出ていく
2動物の鳴きまねをする
3自由

下2

人少ないわけではないのに連取容認するのね…
普通に安価下で良かったと思うんだけれど…

安価なら下

>>75
書き始めてたんで、投下しちゃいました
次から気を付けますね

有山「俺だ。俺」

辻斬「…秘密を知ってしまったのか。貴様、生きて帰れるとは思うな。一太刀で貴様の魂もろとも―――」

辻斬「って。アリス?何を?アリス?」

俺の所に来ようとしている辻斬の袖をアリスが握っている。
もしかすると俺の事守ろうとしているのか?


アリス「駄目…斬っちゃ……駄目」

辻斬「斬らないぞ。少し脅かすだけだ」

アリス「龍の…義眼の…力が…」

辻斬「……今は眠ってるから大丈夫だ」

アリス「でも…斬る…と…怪我する…」

辻斬「…斬らぬ斬らぬ。ちょっと脅しているだけだ」

アリス「……ほんと?」

辻斬「…本当だ。まず今は武器を持っておらぬからな。安心せよ」

辻斬はヒソヒソと話しているつもりかもしれないが、物凄く筒抜けだ
いつもはあんな様子なのに、同性相手となるとこんな風になるんだな


【安価】
1聞こえていると指摘する
2聞こえないふりをする
3自由

下2



※次の自由時間に1ターン減らして羽田木と静寂書きますねー

少し離席、夜にまた帰ります

いろいろ考えないとですね…

ばらけてはいるけれどばらけてる具合がアリス毎日1、2回
時点でこえられないかべがあり国木田、田中、桜庭、師走門あたりが一日に1回くらい、その他が章を通して1回か2回くらいだからあれなんじゃ…

取りあえず、一回目から見返してみると>>91さんのコメント通りですね。
わざわざありがとうございました、まあ性格もあって好感度上がりやすいってのもありますね
イベントの件は良いですね、比較的増やしましょう

予想以上に皆さんに読んでいただいているので、少し驚きです

更新再開しますね

辻斬「……」

有山「……俺は何も聞こえてないぞ」

辻斬がねっとりと俺の事を睨みつける、なので俺は言っておいた
…すると辻斬は俺の予想外の行動を取った

辻斬「んっ!」

辻斬「…やり直し……良いか?」

有山「勝手にしろ」

辻斬「……」

辻斬「…秘密を知ってしまったのか。貴様、生きて帰れるとは思うな。一太刀で貴様の魂もろとも―――」

アリス「わ…わぁ…大変」

有山「……困ったな」

辻斬「…刀を持って来るのを忘れたとは。不覚」

有山「…助かったなー」

とりあえずこれで終わったのか?
アリスも帰ったし…俺も帰るかと思ったときに辻斬が俺の横に来てこう言った


辻斬「…恩に着るが。調子には乗るなよ」

なんだ?お礼を言いに来たのか?けなしに来たのか?
まあ別にいいか。


【アリスの好感度が3上がった!】
【辻斬の好感度が5上がった!】

その日の夜、部屋に帰ろうとすると後ろから呼び止められた。
柔らかい声、優しい口調、麻生か?


麻生「……」

有山「呼んだか?」

麻生「夜ごはんを食べませんか?」

有山「夜飯?なんで俺と」

麻生「なんで?理由なんていりますか?」

有山「…いや」

麻生「じゃあ行きましょう」


こうやって見ると麻生は事件が起こる前と一緒だった。
一緒…なのか?


麻生「さあ。行きましょう、田中様が作り置きのお料理を用意してくれているんです」


【安価】
二人で行ったレストランの中に居たのは?
下2

【1-Bフロア レストラン】○夜時間

【1-Bフロア レストラン】○夜時間

レストランに入るとそこには一人で食事をとっている舘が居た
コンビニで持ってきたカップラーメンを一人ですすっている

麻生「まあ。舘様、お一人ですか?ご一緒しましょう」

舘「……お…おうよ」

有山「失礼するぞ」

麻生「どうしてカップラーメンなんて?舘様ならお料理くらい作れますよね」

俺もそれは疑問に思っていた。
というより朝飯以外でご飯を食べている姿を初めて見た


舘「あ…ああ。あの事件の後から作る気が―――――」

しまったという顔をした。
けどそれはもう時すでに遅くて


麻生「…事件?事件とは何のことでしょうか?」

麻生「舘様はそんな不謹慎な事をお言いになるんですね。これは―――」


麻生「―――――心苦しいけれど、罰を与えないとダメですね。」


【安価】
1罰とは何かを聞く
2とりあえず止める
3自由

下2

有山「あ…麻生?何言ってんだ?止めろ」

麻生「…明日皆様に提案してみましょう。皆の輪が乱れてしまう前に、事件が起こる前にこういう不審な動きは止めないと」

麻生「そうですよね?」

有山「事件はもう起こってんだ!いい加減目覚ませ!」

麻生「――――」

麻生「事件?事件って?」

舘「有山!俺は良いからよ!」

麻生「ああ…そうでした。死んだのって舘様と有山様でしたっけ」

麻生「ああ。そうでしたそうでした、思い出しましたわ」

麻生「あら、私ってこんな場所で一人。何をしているのでしょう」

麻生「あらあらあら…。危険だわ」


有山「…麻生?」

麻生は俺の声に一切の反応を見せなかった。
まるで俺なんていない様な反応を見せていた


【麻生の好感度の変動はなしです】
【舘の好感度が5上がりました】

【7日目】

その日。俺がレストランに行くと、そこにはもう全員揃っていた
食事も全員分。って…12皿しかない?


麻生「…ということです。事件の後ですが皆様で協力し合って生きていきましょうね」

静寂「ちょ…ちょっと待ってください!!!生きてますよ?舘君も有山君も生きてます!!!」

善知鳥「駄目よ。今は黙ってて」

麻生「静寂さん。現実を受け止めないといけません。辛いのは分かりますけれど…。私達と一緒に乗り越えましょう?」

花菱「そーやで!明るく楽しく前向きに―やな」

愛野「はぁ!?現実見てないのはどっちよ!!この狂人!」

麻生「……愛野さん。口を慎んでいてください。今はお食事中ですよ」

花菱「そうやでー!包丁持ってうろうろしてた君の方が狂人やでー」

麻生「まあ。それは大変恐ろしいですわ、今後はどこかに縛っておいて、日中は交代で監視しておきましょう」

花菱「…え?」

麻生「後で図書館から縄を持ってきますね。本を縛るロープがあったはずですから」

花菱「いやいやいや…えー…」

愛野「ちょ…ちょっと!アンタら!止めなさいよ!!!」


レストランは昨日より地獄だった。
ここはもう壊れた麻生の独壇場になっている

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2


※羽田木と静寂は最後に行います

【1-Bフロア レストラン】

九条「ほら、二人も食べたまえ」

皆が居なくなったのを見計らって九条が奥から二人分のお盆を運んできた。
お盆の上には料理が乗っている

舘「なんでえこれ?」

九条「そうだな。君達は死人という事だからお供えという風に受け取ってくれて構わない」

有山「…死人」

九条「冗談だ。料理は初めてだが、持てる知識をすべて発揮して、美味しく海洋生物を料理してみた」

舘「わりーな…」

有山「いただく」

見た目はよく分からない料理だったが、味は普通だ
美味しいわけではないけど、食べれないわけでもない。そんな味


九条「…愛野が縛られているうちに食え。戻ってくると面倒だ」


【安価】
1食事を続行する
2愛野の様子を見に行く
3自由

下2

舘「…愛野はどこで縛られてんだ?」

九条「知らない。聞いてはいない」

有山「交代で監視って言ってたよな」

流石に愛野が不憫に思えてくるが…
これは今までの行いを考えると当然なのか?


舘「とりあえずはどうにかしねえと…」

九条「これからは生きた死人が増えていくだろうな」

舘「…だけならいいんだ、ただよ」

九条「麻生が事件の発端になることを恐れているのか?」

舘「ああ。あのままだと絶対に起こるぜい…」

有山「…何か手を打つとか」

九条「善知鳥はとにかく今は刺激するなと言っていた」

有山「まあ、そうかもしれないが」

九条「桜庭や辻斬も今は善知鳥の言葉に従っている状態だ」

九条「……このままだと不安ではあるがな」


【達の好感度が3上がった】
【九条の好感度が3上がった】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア 広場】

善知鳥「駄目よぉ。絶対に刺激しちゃ駄目」

静寂「けど!けどけど!生きてるんですよ!」

善知鳥「麻生さんの居る前だけでは合わせてあげなさい」

静寂「イジメです!あんなのはイジメですよ!!」

善知鳥「でも。あれ以上刺激して余計におかしくなったら…事件が起こるわぁ」

善知鳥「現にもう愛野さんなんて…プールの中で縛られてるのよ?」

静寂「………」

善知鳥「どうにかしないといけないのは分かっているのよ、でも。どうにかできるの?」

静寂「だけど!このままじゃ皆までおかしく――!」


善知鳥「どうにかできるんだったら。してきてくれない?」


善知鳥「見てるんでしょ?出てきなさいよぉ。盗聴で慰謝料請求されたいのぉ?」


また叫びそうになった静寂を抱きしめながら、善知鳥は俺にそう言った。
俺になんとかしろって?そんなこと…できるのか?

【安価】
1どうすればいいのか聞く
2俺にはできないと言う
3自由

下2

有山「善知鳥…この紙」

俺のポケットのは師走門の部屋で手に入れた封筒がある
中に入っているのは師走門直筆の紙。

善知鳥「…何これ?」

静寂「この封筒って…アレ…ですよね」

有山「中身は違うんだ、見てくれないか」

善知鳥「これ…こんなの持ってるならどうして早く見せなかったのぉ!?」

静寂「……ううっ…師走門さぁん…」

善知鳥「麻生さんと師走門さん…仲良かったし…」

静寂「きっと!きっと麻生さんこれで元に戻ってくれますよ!」

静寂「渡しに行きましょう!早く!一刻も早く!」

この封筒の中の絵。これで麻生が元に戻る?
…でも、そうだな。戻ればいい

善知鳥「貴方が渡す?それとも…私たちが渡してきましょうかぁ?」


【安価】
1自分で渡す
2善知鳥たちに任す
3自由

下2

――――――――――
―――――――
――――


善知鳥「皆で?!」

静寂「無理ですよ!無理無理!だってみんないろんなところ行ってるんですよ?探すなんて…」

善知鳥「そうよぉ…時間がいくらあっても足りないわよ?」

善知鳥「私達は行くけど…」

静寂「けど。私!良い方法を知ってます!思い出しました!」

善知鳥「え?」


静寂「探すのが無理なら集めましょう!ここに!」

善知鳥「はぁ?」


静寂「任せてください!私!ここでの生活のしかたくらい、とっくに学習しています!」


何をするつもりだ?
けど…静寂に任せるか…






モノクマ「え?皆にアナウンスかけるの?やだよボクだって忙しいんだし」

静寂「……ダメでしたー!」

善知鳥「行くわよ。この三人で」

善知鳥「モノクマ。もういいわぁ」


モノクマ「だいたいね!マジックの時から言いたかったんだけどさ!ボクを青い狸か何かと勘違いしてない?」

モノクマ「ボク今忙しいんだから!」

モノクマ「もう!」

静寂「じゃあまた今度何か手伝ってくださいね!」

モノクマ「やだよ!バカ!」



というわけで俺らは3人で愛野の拘束場所であるプールに向かうことになった

【2F 屋内プール】

更衣室を通らないと俺らはプールに入れない。
ということで俺らは一回男と女に分かれてプールの内部に入った


愛野「バカ!離しなさい!」

麻生「バカ?まあ。野蛮」

花菱「もう!やめときて!アホとかいうたらアカンて!」

麻生「花菱様。水量」

花菱「ほらー。もう、これで君が溺死でもしたら死ぬん僕やで?」

麻生「花菱様。早く」

愛野「ちょ!無理!バカ!死ぬわよ!!」

麻生「それじゃあ愛野様に質問です。今…生きているのって誰と誰でしたっけ?」



静寂「きゃああああ!何やってるんですか!死んじゃいます!死んじゃいますから!!!」

善知鳥「ちょっと!何やってるの!?花菱も水量下げなさぁぁい!!」


プールには花菱と麻生、後は縛られた状態で浸水寸前の愛野がそこに居た
愛野は動くたびに水が口に入って時折苦しそうな顔をしていて、かなりヤバい

何とかして止めないと

花菱「あ…救世主」

麻生「あら?どうしたんですか皆さまお揃いで」

花菱「なあー。どうにかして麻生ちゃん止めてくれへん?このまんまやったら僕がオシオキやで」

静寂「はわっ!花菱さんは早く水量下げてください!!」

花菱「ほいよ。ぽちーっとな」

静寂「上がってます上がってます!!ボケてないで真面目にしてください!!」

花菱「…いやぁ。皆助けに来てくれたからちょっと楽しなってきてん」

善知鳥「良いから!早く止めなさいって言ってるでしょ!!!」

花菱「痛たたたた!暴力反対!」

善知鳥が花菱を押しのけてプールの水量を下げた
何とか愛野は助かったけど、俺らが来てないとどうなってたんだ…?


麻生「…ご用でしたら後でで良いですか?」

善知鳥「駄目よ。今よ。今」

静寂「見てもらいたいものがあるんです!ね?ね?有山君!」

花菱「え?何々?僕も見たーい!」

【安価】
1花菱に見せる
2麻生に見せる
3自由
下2

花菱「いただきっ!」

少し油断した隙に俺の手から花菱が紙を掠め取った

善知鳥「…ちょ!?」

静寂「あ…」

花菱「なあ。これもし間違えてプールに落としたら怒る?」

有村「蹴り[ピーーー]」

花菱「えー…。けどまあ、うん。麻生ちゃんの壊れっぷりにはこっちも困ってるしなぁ」

花菱「なあなあなあ!麻生ちゃん。これ見てこれ。」


麻生「…なんですか?この紙」

花菱「たぶん死んだ師走門ちゃんが描いた奴ちゃう?「みんなだいすき」やって」

麻生「……―――っ」

花菱「いやあ。感動ものやなぁ。あれ?けどこの皆の中に今の麻生ちゃんって居るんやろうか?」

麻生「…え?」

花菱「だってー。最近麻生ちゃん乱暴やん?いやぁ。怖い怖い」

麻生「けど。杏美ちゃんは…あれ?あ…そんな人…」

花菱「いやいや。生きたまんま焼き殺された師走門さん。忘れたとは言わさへんで」

麻生「っ…あ…え…えっと…」

花菱「ついでに生きたままお腹捌かれた国木田ちゃんも」

花菱「知ってた?焼死ってめっちゃ苦しいんやって!という事は師走門ちゃんは…」

麻生「やめて…止めてくださいっ!!!そんなこと聞きたくない!!!」

花菱「まあ。僕が言いたいんはさ。現実逃避もほどほどにって事やんな、僕も迷惑やし」

花菱「それにな。皆で仲良くって言うよりは、僕は君は外に出た方がええと思うねん」

花菱「行方不明になってた君が外に生還したらみーんな喜ぶで?国木田君のお母さんを君の財力で養う事も出来るかもしれへん」

花菱「君はみんなに好かれる大聖人様や」

花菱が麻生を説得してくれている?
これは意外といい方向にまとまりそうだな…



花菱「君はみんなに好かれたいんやろ?ならそんなことしたらあかん。外に出るんや」


麻生「外に…」

麻生「外に出る」


花菱「そう!きっと皆迎えてくれる。もーっと皆君の事が好きになる」


花菱「だから―――――」












花菱「ここから出るためにも誰か殺そう」

花菱「みんな殺せばええねん。」

花菱「な?君が殺人に成功したら、君が人殺しって知ってるんは誰も居らんねん」

花菱「君は16人の中で奇跡的に生還した一人やねん」

花菱「君はそんな悲劇を乗り越えてまで皆に優しく振舞う女神さまや」


麻生「……」


花菱「事実を捻じ曲げて現実にしたらええ。せやろ?」



善知鳥「なんてこと!!何言ってるのよ!」

静寂「………」

花菱「僕の言いたいことは以上!ほな!」


花菱は唖然とする俺らを気にもせずにプールから出て行った。
最悪ともいえる爪跡を残して


善知鳥「…と…とりあえず愛野さんの縄をほどきましょう、静寂さんは麻生さんのそばに居てあげて」

有山「俺が解く」



俺は何も言えずに、ただ麻生の縄をほどいてプールサイドに上げた
…花菱に紙を渡さなければよかった……

そんな後悔が俺を支配する。

俺がぼやっとしてなければ



麻生「皆様…今まで…本当に申し訳ありませんでした」



けど意外なことに麻生は俺らに謝罪した。
それも謝罪の最大級の形である土下座という形を取って


麻生「本当に…」

善知鳥「もう良いわ。もういいから…」

静寂「そ…そうですよ!元に戻ったんならまた仲良くです!」

有山「ああ。」

善知鳥「とりあえず帰りましょう」

そう言って善知鳥と静寂が一足先にプールを後にした。

麻生「有山様。その…何て言えばいいのか…」

有山「もう良いよ。俺らも帰るぞ、ほら。愛野も」


そんな時。ずぶ濡れの愛野が麻生を見つめて、ただ一言こう言った



愛野「私達16人を欺いて一人で出れたとしても…」

麻生「え?」


愛野「自分だけは絶対に誤魔化せないのよ」

麻生「どういうことですか?」


愛野「自分には絶対嘘は付けない。そう言ってるのよ!」



愛野「濡れたから帰るわ。風邪引いたらどうしてくれるのッ!!!!」



愛野もそのままプールを後にした。
…どういうことだ?当てつけか?


【善知鳥の好感度が5上がった!】
【静寂の好感度が5上がった!】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 広場】

花菱「っちゅうことがあってん」

桜庭「それを私に報告してどうしたいの?」

花菱「麻生ちゃんを止めれるんやで!」

桜庭「…そう」

花菱「あれ?止めたくないん?あ!僕と同じ道に目覚めた!?」

桜庭「貴方そのうち死ぬわよ?」

花菱「せやねん。ボディガード頼める?」

桜庭「嫌よ」

広場では花菱が桜庭にプールでの出来事を楽しそうに話してる最中だった
一体こいつは何がしたいんだ…

花菱「あ。そんな話をしてたら有山ちゃん!」

花菱「僕が帰ったあとさ。面白い事あった?なあ?」

コイツには罪悪感ってものが無いのか?
…ここまで来たら怒りより呆れが先に来るな



【安価】
1あったことを話す
2何も話さない
3自由

下2

花菱「土下座!?そして愛野ちゃんのブチ切れかー。あー、見たかったなー」

桜庭「…自分に嘘は付けない……ね」

花菱「せやでー。桜庭ちゃん。自分に嘘はつかれへんねんでー?」

有山「まあお前の思い通りにはいかなさそうだな、花菱」

花菱「うはぁっ!怖い、有山ちゃんの目が怖い!」

桜庭「けど愛野さん。そんなこと言えたのね」

有山「あいついっつもあんな当てつけばっかじゃねえか、何をいまさら」

桜庭「はぁ…」

花菱「当てつけなんかなー。それともー」

桜庭「有山君。きっとあれはあてつけじゃないと思うわよ」

有山「じゃあなんだよ?」

桜庭「……馬鹿なのね」

花菱「あほーあほー!」

いや…俺にはあてつけにしか思えなかったけど。
こいつらはどういう風にとらえてるんだ?

【安価】
1花菱に説明を頼む
2桜庭に説明を頼む
3自由

下2

有山「……当てつけじゃないとしたら何だ?」

桜庭「貴方。麻生さんと居る時間は長い方よね?気づかない?彼女の事」

有山「……」

花菱「こりゃ無理やな」

麻生の事?気づけないって何をだ?
…もしかすると麻生には何か秘密があるのか?それを愛野が知っていて

となると愛野は麻生の秘密を知っているから、麻生はきっと愛野を殺そうとする?

愛野が危ない!?


有山「愛野が殺される!?」

桜庭「もうやめにしましょうこの話」

花菱「アホや。めっちゃアホや」


有山「違うのか?」

桜庭「違うわよ」


…答えが出るまで考えてみるか


【桜庭の好感度が3上がりました】
【花菱の好感度が3上がりました】


【桜庭:通信簿1】

桜庭「…ねえ。貴方はこの生活生き抜いて行ける自信はあるの?」

急にだった。
急に桜庭は俺の前に現れてそんな事を聞いた

有山「俺は強いからな。殺されることはないと思ってる」

桜庭「そう、貴方は自分の力を信じているのね」

有山「桜庭は?」

桜庭「信じているわ。私は私の才能を」

有山「自分の幸運をか?」

桜庭「幸運…ね。ええ、勿論」

桜庭「死なないわ。私はあなたと同じ」

有山「護身術ぐらいは覚えておけよ、もしもの事はあるぞ」


桜庭「だから大丈夫。私はこの才能だけで生き抜けるから」

桜庭の幸運ってそこまで凄いのか?
まだ目にしてないから俺はよく分からねえ…


【桜庭の通信簿:1/5】


【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア レストラン】

レストランに入ると、そこでは珍しく愛野と麻生が食事を取っていた
…何か話してるらしい、邪魔するのはやめておこう

麻生「…その。自分に嘘をつくと言うのは?」

愛野「アンタが一番よく分かってるでしょ」

麻生「わかりません。私は素直に生きてきたつもりですから」

愛野「…そう。ならいいわ」

麻生「……周りの評価だってすごくいいんですよ?」

愛野「周りの…はね」

麻生「…」

愛野「私つくづく思うわ、貴方って生かされてるだけの可哀そうな子なのね。バカみたい」

麻生「わ…私は自分の力で!仕事だって先代には劣りますけど、それにここでも頑張って生きていこうとしています!」


また愛野が麻生で憂さ晴らししてるのか?
仲裁に行った方がいいのか?


【安価】
1仲裁に行く
2見守る
3自由

下2

愛野「なら聞くけど。アンタは私に好かれたい?」

麻生「は…はい。もちろんそうに決まってるじゃないですか!」

愛野「やっぱり私。アンタのこと苦手よ。嫌い。分かる?嫌いなの」

麻生「…どうしてですか?私は―――」

愛野「何?もしかして部屋に食べ物を運んできたから、私に少しでも好かれてるとでも?バカじゃないの」

麻生「…」

愛野「結局は私に好かれたいんじゃないのよ。私みたいなのにも好きになられてる自分を好きになりたいだけなのよ」

愛野「自分の意見なんて全くないじゃない。気持ち悪い」


麻生「…」

愛野「師走門みたいな扱い辛いのを扱える私が好になりたくて、こんな状況でもけなげに生きようとしてる自分を好きになりたいだけ」

愛野「…壊れたアンタの方がよっぽど人間らしかったわよ」


麻生「けど私はそれでみんなに迷惑を!…それに…私が師走門さんを殺したようなもので…」

愛野「はぁ?師走門を殺したのは国木田でしょ。何?そうやって罪悪感に狩られてる自分を見せることで誰かに慰められたい?」

愛野「それで自分は好かれてるんだって安心したいの?ほんっと気持ち悪い。人に好かれて何になるの?」

麻生「じゃあ!じゃあ!人に好かれなくて辛くないんですか!?」

愛野「辛くないわ。私は私の為だけに生きてるもの」

愛野「自分のために生きれないなんて死んだ方がマシよ」



麻生「そんなのおかしいですよ!愛野様は間違っています!」

愛野「じゃあアンタは自分の周りに自分の味方が居なくなったらどうするの?死ぬの?」

麻生「そ…それは…」

愛野「自分の事自分で守れない人間が偉そうな口叩かないでほしいわ」


麻生「…」

愛野「まあ。別に。言いたいことは私はアンタの事が嫌いってことよ」

愛野「どれだけ頑張っても、アンタの事嫌いな人は居るってこと覚えておきなさい」



愛野「自分を裏切らないのは自分だけなんだから。分かった?」

麻生「……」


愛野「それじゃあ私はシャワーを浴びてくるわ、誰かのせいで体が冷たくて仕方がないの」



…なんか愛野が真面目に話してるのって初めて見たかもしれない……
麻生は…そっとしておいた方が良さそうだな…


【好感度の変動はありませんでした】

【2F 図書館】

静寂「綺麗な所に知識は宿る!です!」

羽田木「それにしてもこの図書館…凄い埃だ」

静寂「お掃除ですお掃除!ね?」

俺が図書館に行くとそこに居たのは静寂と羽田木
両方とも頭に三角巾を巻いて、コンビニのエプロンをつけている


静寂「それじゃあ!掃除開始!」

羽田木「…掃除機が欲しい」

静寂「あ!私が吸います!で。口に入れる前に息を止めて…」

羽田木「バカなのか?。もうこのハタキだけで何とかするしかない」

静寂「超オチ君もコンビニでいっぱい取ってきましたよ!」


羽田木「じゃあそれで机を磨いておいてくれ」

静寂「本の中も磨いちゃー――っは!」

羽田木「バカなのか?本が読めなくなるぞ」



二人きりの掃除…大変そうだな。
手伝ってやるか?

【安価】
1掃除を手伝う
2掃除は手伝わない
3自由

下2

有山「掃除か?」

羽田木「遊んでいるように見えるか?バカなのか?早く手伝いたまえ」

静寂「あああああああ!」

羽田木が掃除をして静寂が散らかしている
これは掃除が終わる目途もたたねえし、俺が手伝ってやるか


静寂「うおおおおおお!」

羽田木「おいバカ!どうして床に洗剤を撒いた!」

静寂「いやあああ!!!」

羽田木「やめろ!泡立てるな!そこを走るな!」

静寂が床に洗剤を撒いたせいで、床はかなり滑りやすくなった
現に静寂は色んな所をスライドしては本棚にぶつかって、本を床にばらまいている


静寂「有山君!!!どいてええええ!!!死んじゃいますううううう!!」

尻餅をついた状態でスライドしてくる静寂。
避けれない事もないが、多分このまま俺が避けたら静寂は壁に激突する…

どうする?

【安価】
1受け止める
2避ける
3自由


下2

まあ静寂くらいなら軽く受け止めれる。
と思った俺がバカだった

―――ゴンッ

有山「っ!?」

まず俺は静寂にぶつかった衝撃と床の洗剤のせいで見事に足を取られて地面に倒れた

しかもここで予想してなかったことが一つ。
静寂の体が、堅い。予想していた倍以上に固い


有山「ガハッ!」

それが筋肉だと言うことに気付いたのは静寂の膝が鳩尾に入った瞬間だった


静寂「だから言ったじゃないですか!!!やだあああ!」

羽田木「うるさいぞ!邪魔をするなら出て行ってくれないか!」

静寂「有山君が死んじゃいましたああああ!!!」

羽田木「出て行け!!!!!」


結局俺と静寂は図書館から放り出されてしまった…

こんなはずじゃ…。というより静寂が体を鍛えていたことに驚きだ…

【静寂の好感度が5上がりました】
【羽田木の好感度が3上がりました】


【8日目】


その日の朝飯は人数分ご飯が用意されていた。
俺の分も舘の分もある。

レストランに付いたのは俺が最後で、俺が来たのを見て静寂が口を開いた


静寂「皆さん全員揃いましたね!それでは!ここで一つ!麻生さんから皆さんに言いたいことがあるそうです!」


静寂がそう言うと麻生が席を立って皆の前に立った。
いつもより引き締まった表情で皆の目を一人一人見つめて行く



麻生「…静寂さんから言っていただいた通り。私。皆さんに言いたいことがあります」

麻生「…まずは皆さんに二つの事を謝りたいです、一つ目はあんなひどい事。私の現実逃避に付き合わせてごめんなさい」

麻生「私。師走門さんの事…国木田君の事…忘れれなくて。もしかしたら私がパーティーを企画しなかったらって思っちゃって」

麻生「それに。皆の事、信用できなくて…」

麻生「…また殺人が起こるんじゃないかって、そう思ったら…。皆の事怖くなって」

麻生「だから皆の事、事件が起こる前に縛り付けようとして。それであんなことしました」

麻生「それに私だって外に出たいから、皆の事殺しちゃおうって思ったことあります」

花菱「およよっ!殺して!僕以外を殺して!」

麻生「だけどやめました。いくらみんなを出し抜いても。殺した自分の事。自分がよく分かってるからです」

麻生「そんな事をして得た生に意味はないと私は気づきました」

麻生「私はもう誰も欠ける事無くここから出たいと思っています。二つ目は皆の事、殺そうと思ってしまってごめんなさい」

麻生「もし。もしこの中で不安に思う方が居れば、私を拘束してくれてもかまいません」

麻生「…お食事前にすいません、私からは以上です」



麻生は深々と頭を下げて自分の席に戻った。
全て出し切った。そんな表情の麻生は、いつもより少しだけホッとしているようにも見えた

花菱「らしいけどー。皆は許せるん?だって麻生ちゃんって紛いなりにも皆の事殺そうとしててんやろー?」

花菱「僕は信用できひん!怖いっ!怖すぎる!殺人未遂者がおる所に僕は居られへん!部屋に帰るで!やな」

桜庭「あら?なら拘束すれば?あなた一人で」

花菱「あれ?あれ?皆は?え?許せるーん?愛野ちゃんは?あんだけヒステリックやったのに?あれ?」

愛野「…私、あんなのに殺されるほど馬鹿じゃないから」

花菱「あれー?みんな?あれ?嘘やん?仲良しムード?」

花菱「師走門さーん!国木田くーん!君達の死は無駄に―――」


辻斬「…」

花菱「おわっ!な…ナイフ投げたらアカンやん!死んでまうやん!」

辻斬「次は。殺す」

花菱「…え?嫌や!僕だけ仲間外れなん?そんなんいややー!」


取りあえずは一件落着だよな?
…これでまた普通の日を送れるんだな。良かった

【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F カジノ】

田中「相棒!パーティーだ!麻生ちゃんが元に戻ったパーティーだ!」

有山「それでなんでここに?」

田中「「勿論!散財するんだよ!お目出度いだろ?もうこりゃパーッと行くしかねえ!」

有山「だから。そんなお金何処にあるんだ?」

田中「……」

有山「二人でルーレットでもするつもりか?」

田中「相棒…夢がねえな!俺はこの華やぐ雰囲気の中で騒げるだけでも楽しいんだ!」

有山「俺は全然楽しくない」

田中「踊ろうぜ相棒!この煌めくアメリカンドリームの地で!」

有山「一人でやってろ」


田中「相棒が…冷たい…」

有山「俺はいつもこうだが」

田中「ならこのカジノの中からコイン探そうぜ!コイン!」

有山「…はぁ」

コインがあったとしても絶対にスロットなんかしねえ。
というより何が楽しいんだ?

【安価】
1コインを探す
2コインを探さない
3自由

下2

今日はここまで!お付き合いありがとうございました
明日はお昼くらいに


平和…なのかな?

更新再開してもいいですか?

コインを探して田中が静かになるなら探してやるか
…この広いカジノを二人で探索するなんて無理があると思うが

田中「ねえ!」

有山「無いな」

一通りコインのありそうなところは調べてみたけど、一向にそれらしきものは見つからない

田中「マシンがあってコインがねえなんて生殺しだぁ!あんまりだぁ!」

有山「それ以外は見つかったじゃないか」

田中「トランプ?サイコロ?チップ?そんなの要らねえよ!ううっ」

有山「まあ。諦めろ」

田中「相棒。そのトランプで遊ぼうぜ…。なあ!俺を供養すると思って!」

有山「お前死んでたのか」

田中「スロットの出来ないカジノなんて死んだも同じだぁ!相棒!なぁ。俺に娯楽をくれよお!!」


なんだこいつは本当に、遊んでないと死ぬのか?
他にする事はないのか?

【安価】
1遊びに付き合う
2遊びに付き合わない
3自由

下2

有山「で。何するんだ?」

田中「相棒!付き合ってくれるか!さっすが相棒!ということで二人であれしよーぜ!アレ!」

有山「…アレ?」

田中「トランプつったらババ抜きっしょ!学生パーティーの定番っしょ!いええええい!!」

有山「二人でか?」

田中「あいあい!相棒!とっととババ抜き楽しもうぜ!」


―――――――――――――――――
―――――――――――

ババ抜きは最高に盛り上がらなかった。
俺はもう最悪に盛り下がった、田中は別だったが


田中「あー!相棒ババ持ってるなぁ!クソッ!俺は騙せねーぞ!」

有山「二人なんだから俺がババを持ってなかったら誰が持っているんだ?」

田中「こまけーこというなって!楽しい!な!あー楽しい!」


こうして俺らのババ抜きは田中が飽きるまで延々と繰り返された
本当になんなんだこいつは

【田中の好感度が5上がりました!】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア レストラン】

静寂「ではやります!静寂ささめの魚介類モノマネシリーズ」

舘「おう!見ててやるぜ!俺が仕込んだとおりに上手くやれよ!」

静寂「その一。鮪の刺身」


レストランではまた静寂が妙な事をやっている。
それに付き合う舘も舘だとは思うが、というよりもう刺身は魚ではない。食べ物だ


静寂「サザエのつぼ焼き」

…もしかして静寂のモノマネが食べ物ばかりなのは舘が監修したからか?
その可能性が高いな…

というより足を凄い複雑に組み合わせている静寂はモノマネと言うよりはヨガをしているようだ


静寂「そしてクライマックス!アクアパッツァ」

前衛芸術というのはきいたことあるが、あれは多分前衛舞踊だ
…どこをどう見てどうなっているのか俺には理解できない。


静寂「これで花菱君を爆笑の渦に落とせますね!」

舘「あったりめえよ!俺の監修だ!…でもよ、最後の必殺技みたいなスタンドみたいな名前の奴は何でえ?」

静寂「オリジナルです」

また花菱が犠牲になるのか…。
でもあんなのを一対一で見せられたら流石に可哀そうだな…


【安価】
1とりあえず不気味だからやめる様に言う
2褒め称えて花菱の元に向かわせる
3自由

下2

まあいつもの報いだ、これくらい仕方ないだろう
…それに俺も少し花菱の反応が気になるからな

有山「静寂。一緒に花菱の所へ行くぞ」

舘「なんでえ!急に入ってきやがって!バカ野郎!」

有山「お前も行こう。花菱の反応が気になるだろう」


というわけで俺らは三人で花菱の部屋に向かった。
…どんな反応を取るか、楽しみだ



―――――――――――――




――――――――――――


花菱「嫌や。もう嫌や。それは拷問や」

静寂「じゃあ次!マグロの握りやりますね!」

花菱「お…お前らぁっ!な…何の恨みがあって…」

花菱「って!あかん!人の布団勝手に使わんといて!枕もアカン!」

花菱は静寂にたじたじにやられている。
少しやりすぎな用にも見えるけど、俺は楽しいから良い


舘「花菱があんなにはしゃいでやがる…」

花菱「どこがはしゃいでるように見えんねん!お前ら部屋の掃除手伝えよ!!」

静寂「じゃあ。一番自信作のオリジナル作品。アクアパッツァをするので見ててくださいね!」

花菱「なあ!シーツはやめて!いやあああああ!」


―――――――――――
――――――――――

静寂「ふう。楽しかったです!花菱さん!楽しかったです!」

花菱「……そうか」

舘「また色々芸を仕込んでやるからな!」

【安価】
1静寂にアンコール
2もう出ていく
3自由

下2

有山「静寂。アンコールだ」

花菱「――――――ハアアアッ!?」

静寂「えへへー…仕方ないですねー」


こうして花菱に対する地獄は数十分繰り返された
部屋は荒れに荒れ。枕なんてもう使い物にならない


静寂「しっつれいしましたー!次は九条さんにでも海洋生物の動きを教えてもらって―――」

花菱「もうやめて…。もう嫌や。怖い…」

舘「いやぁ。あんなに喜んでもらえるなんてな!」

有山「泣きながら喜んでるぞ」


花菱「お前ら…覚えとけよ…」


【静寂の好感度が5上がりました】
【達の好感度が3上がりました!】



【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 広場】

羽田木「そんなに本をもってどこに行くのだ?」

善知鳥「部屋よぉ…。部屋」

羽田木「…その量を読むのか?君は」

善知鳥「一応医療系だしねえ…。それにここの本って見た事ないのばっかりなのよぉ」

白衣の善知鳥が本を両手に山積みにして持ち歩いている。
羽田木はそれを見て驚いているのか、ずっと横について回っている

羽田木「君は意外と勤勉なのだな」

善知鳥「まあねぇ…お金の為よ。お金の為」

羽田木「どこまで言っても君はお金だな…」

善知鳥「お金がなくちゃ。なーんにもはじまんないのよぉ」


そんな時善知鳥がよろめいて本が一気に地面に散乱した
拾い集めるのに相当時間がかかりそうだ…


【安価】
1本を拾うのを手伝う
2黙ってみておく
3自由

下2

有山「凄い量だな、手伝う」

善知鳥「あらぁ。助かるぅん」

羽田木「それにしてもすべて出産関連だな」

善知鳥「一応私って助産婦でしょぉ?知識を深めないとねぇ」

善知鳥が持っているのは直接出産にかかわる本ばかりじゃない
マタニティブルーとかなんとかの本あれば、産後ケアの本もある
意外と仕事熱心なんだな…


有山「でもお前がヒーローもの好きだなんてな」

善知鳥「は?」

有山「マタニティブルーって戦隊ものか何かだろう?」

善知鳥「…はぁ!?」

羽田木「バカなのか?そんなの私でも知っているぞ?!」

有山「マタニティレッドとかは居ないのか?」

善知鳥「信じられない。」

羽田木「田中や静寂はバカだと思っていたが…まさか君まで…」

有山「何かおかしいことを言ったか?」


【安価】
1どんなヒーローなのか聞く
2何がおかしいのか聞く
3自由

下2

少し離席

夕方に帰ります

ごめんなさい。帰ってくるのがかなり遅れました
更新再開OK?

有山「…何がおかしいんだ?」

善知鳥「うーん、全部かしらぁ?」

羽田木「はぁ…こんなの一般常識だぞ?そんなのも分からないのか」

なんか俺また間違ったこと言った見てえだな…
一体じゃあこれってどういう意味なんだ?


善知鳥「マタニティブルーってのはね――――」

善知鳥「―――で。そう言うので不安になっちゃったりすることよぉ」


善知鳥「ただでさえ女性はその時期大変なんだから。気遣い心遣いが大切よぉ」

マタニティブルーってそう言うことだったのか…
という事は女って言うのは妊娠してもブルーになるし月一でもブルーになるし…

母ちゃんも妹も大変だったんだな

善知鳥「ということで説明料金。3万円、二人に請求するわねぇ。もちろん別々で」

羽田木「私は!意味を知っていたぞ!?」

善知鳥「聞いてたんだから。同じよぉ」

……また借金が増えた。
恐ろしい奴だな…こいつは

【善知鳥の好感度が5上がりました
【羽田木の好感度が5上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数2

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下2

【1F 広場】

アリス「……」

桜庭「平和だからいいじゃない」

アリス「…けど」

桜庭「けど?」

アリス「…嫌な予感…する…んだ」

桜庭「どう言うことかしら?」

アリス「分かんない…けど…けど…」

桜庭「…嫌な予感ね」

アリスが何やら深刻な顔をしていると思えば、嫌な予感だって?
なんだよそれ?よく分かんねえ奴だな


アリス「…しない?」

桜庭「私は特に何が起ころうと気にしてないから」


…アリスの嫌な予感か…詳しく聞いてみるか

【安価】
1詳しく聞きに行く
2二人を観察する
3自由

下2

有山「で…嫌な予感ってのは?」

アリス「…あ…あり…あり…有山君…」

やっぱりこいつはちょっと変な奴だよな。
俺が近くに居るとかなりキョドるし、もしかして俺怖がられてる?
だとしたら仕方ないな、不愛想なのは生まれつきだし


アリス「その…このまえ…」

桜庭「この前?」

アリス「ど…動機…発表…されて…」

桜庭「ああ、封筒の事ね。それが?」

アリス「…もしかして…次もそれされたら…って」

桜庭「そうなるとまた誰かが誰かを殺すって思っているのね」

アリス「…怖い」

桜庭「誰かが死ぬのが?それとも自分が危険にさらされるのが?」

アリス「…私は…両方……桜庭さんは…どうしてそこまで…冷静なの?」

桜庭「私。殺されないのよ」

アリス「……そうなん…だ。…有山…くんは…怖い?」

この場合殺されるのが怖いかって意味か?
だとしたら俺は――――

【安価】
1怖い
2怖くない
3自由

下2

有山「まあ、怖いな」

有山「どんな奴が来ても俺が返り討ちにできる自信はあるけど。でも怖え」

有山「何が起こるか分かんねえから」

アリス「…そっか…有山君…強い…から…殺され…ないんだ」

アリス「…私…弱いから…」

有山「人形作って変わり身の術とかすりゃあいいんじゃねえの?」

桜庭「どこの辻斬さんかしら?」

有山「あいつそこまで出来るのか?」

桜庭「さあ?今度試してみたらどうかしら?」

アリス「…じゃあ…私…等身大の…辻斬さん…作らなきゃ…」

ん?なんか話が脱線してきてねえか?なんでだ?
まあいいか。別にそんな気にする事でもねえな


アリス「…頑張ろ」

桜庭「変な所で力を発揮してどうするのよ」

アリス「あ…けど…龍の…義眼…どうしよう」

桜庭「大丈夫よ。そんなものないから」

桜庭…。そんなあっさり種明かしして大丈夫か?

【アリスの好感度が5上がりました!】
【桜庭の好感度が5上がりました!】


【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 図書館】

図書館から声が聞こえてくる…
この声って多分ボブだよな?覗いてみるか


ボブ「昔々。パーティーピーポーなおじいさんと、これまたファンキーなおばあさんがいました」

…なんだ。また新作絵本か?
って…それにしてもどういう設定だよ!

田中「おお…それで!?」

ボブ「パーティーピーポーなおじいさんが竹を取りに行くと、一際バイブスの上がるEDMが流れている一本の竹が」

……もうこれ俺どっかで聞いたことあるぞ?
……かぐや姫だよな?


――――――――
――――
―――


ボブ「そうしてパリピ姫はおじいさんとおばあさんに別れを告げて、オールに出かけましたとさ」

田中「ううっ…なんていい話なんだよ……」

泣く!?泣くのか?泣く要素はいったいどこにあった?
始終おじいさんのバイブスが上がったり、姫が男侍らせてショッピングしてる描写しかなかっただろ?


【安価】
1これはもう我慢できないから突っ込みに行く
2田中が感動したところを聞きに行く
3自由

下2

有山「おい!ボブ!なんだそれは!」

ボブ「パリピ姫でーす」

田中「ボブの作品の代表作じゃねえか!相棒!さては読書しない人だなー?」

有山「いやもう、今のどこで感動できるのか説明してくれ」

田中「え?逆に感動しねーの!?パリピ姫がオールに出かけていくとかなんてもう今思い出しても…」

有山「いやいやいや。帰ってくるだろ!?」

田中「何言ってんだ相棒!パーティーの夜は一晩限りだ!同じ夜は二度とやってこねえんだ!」

田中「そしてパーティーが終わる瞬間!俺らも新しい存在に生まれ変わってんだよ!」

ボブ「そうらしいでーす」

有山「ボブ。お前よく分かってなくてこの絵本描いたな?」

ボブ「ボブは冬に暖炉の前でココアを飲んで窓の外から雪を見る方が好きでーす」

有山「…」

田中「これは俺らのパーティーバイブルだぜ…」

ボブ「ときどきこの絵本を読んだ人がこういう風な事になりまーす。どうしてですかー?」


【安価】
1バカだからだと言う
2感受性が豊かだからだと言う
3自由

下2

有山「感受性が豊かだからだ」

ボブ「ほう…じゃあ日本に居る髪の毛がピンクとか紫とか、ズボンがやたらダメージ加工されてて曇りの日もサングラスをかけているような人たちはみんな感受性が豊かなんですねー」

有山「…多分な」

ボブ「なるほど…じゃあ夜の街に居る人たちはみんな寂しがり屋の感受性豊かさんなんですねー」

有山「そうなるな」

ボブ「けど思いまーす」

田中「あー…けど俺。親指姫ユーロビートバージョンも好きなんだよな…」

有山「ボブ?」

ボブ「記憶にありませーん」

田中「なあボブ!今度俺を題材に絵本描いてくれよ!」

ボブ「任せてくださーい!」

有山「…ちゃんとしたの描けよ?」

ボブ「明るさの中に官能的な表現を織り交ぜてなおかつポップに仕上げまーす」

田中「官能!?」

ボブ「官能絵本も絶賛発売中でーす」


…ボブの絵本の才能っていったいどこまですげえんだよ……
これもしかすると誰よりも強いんじゃないか?
【田中の好感度が5上がりました】
【ボブの好感度が5上がりました】

【9日目】

レストランでは何故かその日辻斬が調理を担当していた。

辻斬「…食え」

並べられたのは漬物・お湯・ご飯
…お湯じゃねえ、これ…味噌汁か?


麻生「…その…どうして辻斬様が今日お料理を?」

辻斬「………」

珍しく辻斬が顔を赤く染めている。
この料理の出来栄えにやっと気づいたのか?


アリス「…花嫁…修業…」

辻斬「い…言うでないっ。い…いや。その…ここから出た時に…。少しでも成長しておきたいと思ってだな…。その…花嫁修業とかじゃない!」

麻生「なら私が教えましたのに…」

辻斬「マズかったら残していい…」

辻斬「ただし男は全て完食しろ、せねば斬る」


な…何だよこの扱いの差は…

【自由時間開始!!】:残り回数5

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下2

お風呂で離席します
待っててください

【1-Bフロア レストラン】

麻生「ああ。だからここはこうです」

辻斬「こうか?」

レストランに入ると中から二人の声が聞こえてくる
…辻斬の花嫁修業の最中だな。多分

麻生「刃物の使い方はとてもうまいんですけれど…その。えっと…お米は洗剤では洗いません」

辻斬「なんと!?スポンジもいらないのか!?」

麻生「…はい。その…えっと…逆に危険です」

麻生「あとゆで卵はレンジで作っちゃいけません、これはもう絶対です」

辻斬「何故だ?」

麻生「爆発します、しかも殻が凄い勢いで飛び散るので…怪我をするかもしれません」

辻斬「…何故それを早く言わぬ…」

麻生「やっちゃったんですか!?」

辻斬「ああ…」


何やってんだ辻斬…。そんなことしたらヤバいってのは俺でも経験して知ってるぞ
とにかく怪我したらあぶねえ。何とかしねえと!

【安価】
1とりあえず二人を助けに電子レンジを止めに行く
2逃げろと大きな声で叫ぶ
3自由

下2

――――――ゴスンッ

何とか危機一髪、俺が電子レンジを蹴り壊したので爆発には至らなかった。
側面がひどくへこんで蓋のガラスが粉々になった電子レンジが無残にそこに転がっている


麻生「…助かりました、有山様」

辻斬「……」

辻斬「……助かった…ぞ」

有山「電子レンジに卵は危険って常識だろ。何考えてる」

辻斬「……」

麻生「そ…そんな責めないであげてください。何も悪気があったわけでは…」

有山「もうすぐでお前ら怪我するところだったんだぞ?」

辻斬「……」

麻生「…つ…辻斬さんっ!?」


辻斬が泣いた。無言で下を向いているけれど、左目からは涙が出ている
しかもかなり大粒で大量だ。

…俺が悪いのか?

【安価】
1謝る
2説教を続ける
3自由

下2

いや…俺は悪くない、それにこんな感じの事が前もあったよな
もう二度と同じことをさせないためにもここはしっかり言っておこう

有山「大体お前クリーニングセンターんときもおんなじことやったよな?」

麻生「あ…有山様!ほ…ほらもういいじゃないですか」

辻斬「うっ…うっ…不甲斐ない」

有山「分からないことがあれば聞けって言ったよな?」

辻斬「面目ない…」

麻生「ね?怪我もしてないし?ね?ほら大丈夫ですって!」

辻斬「ひ…一人で…何でもできるって…思われたいのだ…」

有山「その努力は認めるが、それで人を危険にさらすな」

辻斬「ううぅっ」

辻斬「けど…けどだな…」

麻生「そうだ!今から三人でお料理の勉強をしましょう。この話は終わりにして、ね?」


【安価】
1麻生の料理教室に付き合う
2注意だけしてその場を去る
3自由

下2

有山「なんなら暇な時間は俺が付きっきりで教えてやろうか?」

麻生「有山様…料理できましたっけ?」

有山「出来ねえけどこいつより知識はあるつもりだ」

有山「とりあえずコメの洗い方とかだったら俺にもできるぞ」

麻生「…ということですが、どうしますか?」


辻斬「…決めた」

麻生「え?」

辻斬「私はお前より料理が上手くなり!お前を必ずや見返す!」

有山「ん?」

辻斬「覚悟しておけ!貴様に舌鼓を打たせてやる!」


…も…もしかして俺辻斬の変なスイッチ入れちまったか?
泣き止んだから別にいいけど、これまた面倒なことになってねえか?


【麻生の好感度が5上がりました】
【辻斬の好感度が10上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数4

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下2

【2F 図書館】

舘「っつうことはこれで美味くなんのか?」

九条「理論上はそうだ」

舘「やっぱ包丁の入れ方は関係あんのか?」

九条「そうだな、私は食品に関する知識が無いので答える事は出来ないが、あるのではないか?と言っておこう」

舘「なるほどなぁ。海って深いねぇ…海だけに!」

九条「ふっ」

舘「お…今笑ったのか!?珍しいじゃねえか」

九条「いや。純粋に面白かったものでな」

九条が笑った?あの九条が?凄い珍しい瞬間を見た気がする
何だか舘も物凄く得意げな顔をしているように見える

九条「…ということで私の講義は終わりだ」

舘「為になったぜ!」

…で。何の講義をしていたんだこいつらは?
別にそこまで勉強したいわけでもないけど、気になるな…


【安価】
1九条になんの勉強をしていたのか聞く
2何も聞かずに二人の目の前に姿を現す
3自由

下2

有山「なあ、何の講義してたんだ?」

舘「ん?マグロの話でい、マグロの諸々をずっと聞いてたんでい」

マグロ?マグロってそんな奥が深いのか?
俺、マグロって刺身と握りしか知らねえ…。ていうかどんな姿だったけな


九条「興味があるのか?」

有山「いや…あのだな…」

有山「マグロってどんな形だった?」


舘「……は?」

九条「形?」

有山「いや。マグロって魚だろ?どんな見た目だった?」


この空気…。俺またおかしなこと言ってるか?
けど、マグロって魚だよな?え?もしかして違うのか?


九条「…形を問われるとは初めてだ…」

舘「確かにな…。俺もどう言葉にすれば良いのか分かんねえ」

【安価】
1絵に描いてくれと頼む
2大丈夫だと話を切り上げる
3自由

下2

有山「じゃあ他の魚と何が違うんだ?」

舘「そりゃあ。マグロはあれよぉ!止まったら死ぬんでい!」

九条「他の魚との違い?ほう。それを私に教えてくれと…な」

九条の目が怪しく光った。
…いつもとは九条が違う気がする、いや。明らかに違う


九条「さあ。君達をめくるめく海の奥底へ!」


――――――――――――――――
――――――――――
――――――

――――――――――
―――――――

結局かなりの時間九条の講義が続いた
専門用語がたっぷりで何を言っているのかわからない


ただただ頭が痛い


【舘の好感度が3上がりました】
【九条の好感度が5上がりました】

【舘:通信簿1】

俺がレストランに入ると舘がコンビニのおにぎりを食べている真っ最中だった
昼飯か?それとも間食か?でもなんでこいつは作れるのにコンビニのなんて?


有山「なあ」

舘「なんでえ?」

有山「なんでお前おにぎりなんて食ってんだ?料理が作れるんだったら自分で作ればいいだろ?」

舘「バッキャロウ!何も分かってねえな。俺が作る料理は誰かに食べさせるときか誰かと食べるときしか出ねえんだ!」

有山「なんでだ?あんな美味い物を作れるんだ、独占しないのか?」

舘「俺が俺の料理を食ってうめえって思うのは、俺の料理をうまそうに食ってる奴らを見た時よお!」

舘「俺が努力して汗水たらして作った料理を食ってくれてる奴の顔。俺の最高の調味料でえ」


こだわりって奴か?俺はあんなに美味い料理を作れるんだったら、ずっとキッチンに居るけどな…
という事はこいつ一人の時は基本こんな食事なのか?


舘「それにあんな手間がかかる事、俺だけのためにできねえやい!」


【舘の通信簿1/5】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

今日はここまでです、短くてごめんなさい。
明日は動機発表と死人が出ます

ドッキドキのワクワクですね


それではお付き合いありがとうございました

なんかもう色んなキャラが愛されていて私は嬉しい限りです。まあまだに章だから結構死ぬけど
という絶望を振りまきつつ更新再開してもいいですか?

【1-Bフロア 広場】

花菱「あのな。ちゃうやん。なんで前から海洋生物及び、海産物のモノマネしかせえへんの?」

静寂「―――!?」

花菱「いや。そんな今気づいた!って顔されても困んねんな。もうこっちはベッド壊されてるわけやしな」

静寂「いやあ。でもあの時のモノマネは素敵でしたね!」

花菱「外でやってみ。多分警察呼ばれるわ」

静寂「もう一回…」

花菱「多分もう一回やられたら学級裁判開かれることになるけどええの?」

静寂「はわわっ!そんな感化されたんですか!?私のモノマネには人を過激な思想にする効能があるということですね!?」

花菱「…君ってアホやろ?」

静寂「し…失敬な!こう見えて学習委員ですよ!算数出来ますよ!」

花菱「数学は?」

静寂「んー…次は何のモノマネ。できれば海から離れたいですね!」

花菱「うーん…そうなん?できればもう二度とせんといてほしいけど」

海から離れた物まね…か。
花菱も困ってるみたいだし、助け舟を出してやるか

【安価】
1陸の動物のモノマネを提案
2植物のモノマネを提案
3無機物のモノマネを提案
4自由

下2

有山「花菱のモノマネとかいいんじゃないか?」

有山「まずは師匠を真似て見ろ。俺もそうした」

花菱「おい待て、誰がこのちんちくりんの師匠やねん」

静寂「はあっ!それです!それはとてもいい考えです」

静寂「ということで師匠のモノマネ!やりまーす!」

―――――――――――――――
―――――――――
――――――

静寂「わて。花菱言いまんねん。ゴパァッ」

静寂「みんな頑張って人殺そうなー。グポォッ」

静寂「たこ焼きでご飯食べまんねん。デュポゥッ」

花菱「おい。もうこれはあれやぞ、名誉棄損やぞ」

有山「悪意しかないな」

花菱「なんやこれ、なんや最後の謎の擬音、あれかい、関西人皆特殊な発声器官でも体にあんのか?おお?」

有山「悪かった。花菱」

花菱「たこ焼きでご飯なんて食べた事ないわ。ぼけぇ!」

静寂「…どうでしたっ!?」

花菱「やり切った顔で戻ってくんなや!なんやねんその爽やかな笑顔は!しばくぞ!」

【安価】
1褒める
2改善点を言う
3自由

下2

有山「俺は面白かったぞ」

静寂「わぁっ!ほんとですか!?よく花菱さんが言ってる事真似てみたんです!」

花菱「待てや。そんなん一切言うてへんぞ!」

有山「いや。けどみんなで人殺そうとかよく言ってるじゃないか」

花菱「ちゃう!あれは誰かが頑張って誰か殺せよってことで!」

静寂「それ…大問題じゃないですか」

花菱「急に真面目なトーンでそんな言うなや!なんか申し訳なくなるやんけ!」

有山「いや。それはおかしい事じゃない」

静寂「じゃあ。私の十八番といまのを合体させて!新しいのを作ります!」

花菱「アクアパッツァを食べる花菱とかか?多分そんなんおもろならへんぞ」





静寂「―――陸に打ち上げられた花菱」



この時、俺は初めて人が絶望した顔を見たかもしれない


【花菱の好感度が3上がりました】
【静寂の好感度が5上がりました】

【静寂:通信簿1】

静寂「あ!こんな所に居ました!おーい!おーい!」

俺が行く当てもなくぶらついてると、辞書を片手にした静寂が走って寄ってきた
…何の用だ?俺には皆目見当もつかない


静寂「一緒に勉強しましょう!バカ同士!」

有山「俺はバカじゃねえ。それに学習委員のお前がバカなのはまずいんじゃないか?」

静寂「学習委員を学級委員とかと混同してませんか?」

有山「何が違うんだ?」

静寂「学級委員は多分偉い!学習委員は勉強をいかに楽しくするか!です!!」

有山「そうだったのか、で?なんで俺を勉強相手に?どう楽しく勉強させてくれるんだ?」

静寂「え。いや。その。えっと。有山君を楽しませる為じゃなくて!私が楽しいからですよ?」

有山「は?」

静寂「つまりは私の楽しい勉強のために付き合ってください!」

静寂「お互い賢くなれるし!ウィーンガシャンの関係じゃないですか!」

有山「ウィンウィンな。お前が言ってるのは機械だ」

静寂「ほら!早速楽しく勉強が出来ました!さ!有山君の部屋に行きましょー!」


【静寂の通信簿:1/5】

【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F カジノ】

花菱「君ってさ。よう分からんよな」

善知鳥「あら?そう?私はどこにでも居る高校生よぉ?」

花菱「やとしてもやん。なんかこの生活楽しんでない?っていうか怖くないん?」

カジノを覗いてみると、豪華なソファーに座った二人が向き合って話している。
何だか真面目な雰囲気だからか近寄りづらい

善知鳥「楽しくはないけどぉ…怖くもないわねぇ」

花菱「ふうん…なんでなん?」

善知鳥「人はいつか死ぬからよ、生まれて。死ぬの」

花菱「極論やわ、今ここで死ぬ運命じゃないかも知れんやん?死にたくないって思わへんの?」

善知鳥「死ぬ運命じゃない。なんて主観で決めつける物じゃないわぁ。出来る事をして死ぬならそれはもう仕方ないのよ」

花菱「…なんか君には敵わへんな……」

善知鳥「私は貴方の方が不思議よぉ。どうしてそうやって皆に不和を生もうとするの?」


偉く真面目な話をしている…。
確かに善知鳥はよく分からない奴だが、こんな風に思ってたんだな


花菱「…僕が皆を殺し合わせようとする理由…なぁ。…なんでやとおもう?有村ちゃん」

覗き見してるのバレてたのか!?
……ここは正直に出ていくしかないみたいだな

【安価】
1皆が争うのを見るのが面白いから
2ここに居る時間を伸ばしたいから
3自由

下2

有山「皆が争うのが楽しいからだろ?」

花菱「んー。ちゃうねんなー」

花菱「僕はな比較的安全に生きて帰りたいねん、だから皆を殺し合わせるんや」

花菱「殺せば殺すほどここに居る時間は増えてくる、ってことはやで、いつかは誰かが助けに来るかもしれん」

善知鳥「つまりは自分たちにはどうにもできないから、外からの助けを待ち続けるってことぉ?」

花菱「そーいうこと。僕達がこの生活で取るべき行動は反発やない順応や」

花菱「僕らは相手の手の内に居るねん、その気になったら僕らは全員握りつぶされる、せやろ?」

反論が出来ない。言ってる事が正しいか間違ってるかは俺にはわからない
だからこそ、それは間違ってるとは言えなかった

善知鳥「じゃあみんなでここから出るつもりは最初からないのねぇ?」

花菱「あらへんよ。生き死には相手が握ってるんやからな」


善知鳥「貴方。本当にいつか殺されるわよぉ?」

花菱「なら運が無かったんやな。しゃーない」


【安価】
1皆で生き残って帰る方法を考えた事はないのかと聞く
2死んで欲しくない人が居るのか聞く
3自由

下2

有山「助けが永遠に来なかったらどうする?」

花菱「んー。その時は殺す。僕がな」

花菱「そうやなー。その時は有山君の事殺すわな、意外と僕君の事好きやし」

善知鳥「狂ってるわねぇ…」

開かれた瞳は本気だった。
こいつは絶対に俺を殺す、そう思った。

善知鳥「どうして好きな人を?普通は助けたいと思う物よぉ」

花菱「忘れへんやん。殺してしまったら。ずっと覚えてるやろ?」

花菱「だからかなぁ。何人殺せるかはわからへんけど。まず最初に有山君を殺す」

有山「俺は強いぞ」

花菱「でも君は人を殺されへんやろ?やったらもう僕が貰ったようなもんや」

善知鳥「もうやめましょ。何だか明るい話…そうだぁ。難産の話とか聞きたくなぁい?」

花菱「あ…それは良いわ、君の話は真剣に笑われへん」

有山「一番サイコじゃねえか」

【花菱の好感度が5上がりました】
【善知鳥の好感度が3上がりました】

【花菱:通信簿1】

有山「なあ、突然だけどお前ってなんで芸人に?」

本当に俺は突然そんな事を思った。
俺の横に居るこいつはなんで人を楽しませたいと思ったのだろう

花菱「おもろいことが好きやから」

花菱「おもろいこと出来て、おもろいと感じれて、それでご飯食べて行こうと思ったら芸人なっとったわ」

有山「ふうん、けどお前ってピンなのかコンビなのか?」

花菱「僕はなフリーやねん。ピンでもやるしコンビ組め言われたら誰とでも組むで」

有山「…どういうことだ?」

花菱「どんな状況でも僕はおもろいって感じれるって事やな」

花菱「なんかな、僕がおもろいって感じたら皆もそう思ってんねん、だから僕は僕の好きなことだけをしてる。じゃないとおもんない」

有山「凄い才能だな…」

花菱「まあおもろいモンさがすセンサーは凄いやろな、ここに来てからはそれが反応しまくりやけど」

有山「この生活を楽しんでるのか?全然楽しくないぞ?」

花菱「ちゃうちゃう。皆が面白いねん、あんなおもろい奴ら見た事ないわ」

この時の花菱は珍しく笑っていた。
でも確かにそうだな、俺もあいつらの事なんだかんだ言って嫌いじゃない


【花菱の通信簿:1/5】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア 広場】

ボブ「じゃあこれを読みまーす。聞いていてくださーい」

ボブ「「ボブり人」」

愛野「馬鹿じゃないの!?なによ!ぼぶりってなによ!ボブを動詞にするんじゃないわよ!」

ボブ「これはボブの自叙伝的な絵本でーす。大半のページボブが食べたホットドックの話がのってまーす」

愛野「絶対に聞かないわよ!」

ボブ「感動しまーす」

愛野「嘘よ!!ホットドックで泣くはずないでしょ!!」

ボブ「感動的なのは日本で初めて食べた林檎飴の話でーす!これがホットドック以外を占めてまーす」

愛野「それただの食べ歩き紀行じゃないの!!!!ふざけないで!!!」

ボブ「…じゃあこれ」

愛野「何よこの分厚いの」

ボブ「ボブの生まれた時のアルバムでーす」

愛野「もう絵本ですらなくなったわね!!!」

また愛野とボブがじゃれてるな…。愛野もボブには心開いてるみたいでよかった
…個人的にどんな話をしてるのか気になる

【安価】
1絵本を読んでくれと頼みに行く
2アルバムを見に行く
3自由

下2

少し離席します。ごめんなさい!

更新再開OK?

有山「アルバムを見せてくれ」

ボブ「いいでーす、皆で見ましょーう」

愛野「嫌よ!時間の無駄よ!」

ボブ「これはボブが拾われた時の写真でーす。冬の寒い日の夜でしたー」

ボブ「あ!これはボブの家が初めて燃えた時の写真ですねー。ボブは覚えてませーん」

ボブ「これはマミーの4人目のダーリンでーす」

愛野「……」

ボブ「あれ?愛野さん帰らないんですかー?」


愛野「アルバム見せなさいよ!!!」

有山「って言うか…ボブ。お前結構壮絶な人生…」


ボブ「おーおーおー。忘れてましたー。ボブは虹色の雲の畑で生まれたんでーす」

愛野「スラム街じゃないの!!!!」

有山「…お前ら仲良いよな。」

愛野「良くないわよ!!!こんなのと一括りにしないで!!!」

ボブ「ボブの中学の写真もありまーす。見ますかー?」


【安価】
1見る
2見ない
3自由

下2

有山「見せてくれ。」

ボブ「これはボブが初めて絵本を描いて入賞した時の写真でーす」

愛野「普通じゃない…今と変わらないじゃない」

ボブ「で。これが一か月後でーす、ボブは学校をやめてオレンジ農家で働きましたー」

愛野「この頃私は宇宙に居たわ、まあ一般下層階級には程遠い世界ね」

ボブ「で。これが入学前の写真でーす…って。あれ?」

愛野「何?」

ボブ「この前アルバムを作ったときにはボブこのページが最後だったんですけど、なぜかページが増えてまーす」

有山「いや…増えてるってレベルじゃねえぞ」

ボブ「…この先に何か写真を張る予定……だったんでしょうかー?」

有山「間違い…ってわけじゃねえな。この量は多すぎる」

最後は何だかすごく歯切れの悪い感じで終わった。
ボブのアルバムのページがなぜ増えていたのか……。気になるな…


【ボブの好感度が5上がりました】
【愛野の好感度が5上がりました】


【ボブ:通信簿1】

ボブがせっせと何かを描いている。いつものボブじゃない真剣な顔で
…邪魔するのも悪いけど気になるな。覗いてみるか

有山「なあ。何してんだ?」

ボブ「絵本を描いてるのでーす。それも新作でーす」

有山「ふうん…変な奴描くなよ?」

ボブ「ボブが今書いているのはこの生活の事でーす、皆の事書いてまーす」

有山「俺らの事描くんだったら、最後まで書けなくねえか?今は真っ只中なんだし」

ボブ「過程はかけませーん。けど。終わりは決まってまーす」

有山「終わり?まだ始まったばっかなのに?」


ボブ「最期は皆ハッピーでーす。ハッピーエンドに決まってまーす」

ボブ「ボブはこの絵本を最後まであきらめない希望の絵本として売り出すのでーす」

有山「最後まであきらめない希望の絵本…か」

ボブ「はい。どんなにつらい哀しい事があっても最後はハッピーハッピー!大団円でーす」

有山「そうなればいいな」

ボブ「きっとそうなりますよー。諦めなーい諦めなーい」

【ボブの通信簿:1/5】

その夜。俺は何故か辻斬に呼び出されて、一階の広場に来ていた
…なんなんだいったい。渡したいものがあるらしいけど……

辻斬「…受け取れ」

有山「なんだこれ…果たし状?あ?」

渡された封筒には達筆な字で「果たし状」の文字。
なんだよ…俺ってそこまで嫌われてたのか?


辻斬「……居なくなってから。読め」


そうとだけ言って辻斬は走ってレストランに入って行った。
…なんだよ。何て書いてあるんだ?

『夕飯。食わせてやる。誰かと来い、必ず誰かと来い』


……誰か…か。

まあ時間もあるし行ってやってもいいけど…
誰を誘う?


【麻生以外で一人指名】
下2

田中「お!相棒!俺の事誘ってご飯なんて。やっと俺の事好きになってくれたんだな!愛してるぜーい!」

有山「キモイ。暇そうなのがお前しかいなかったからな」

田中「…も!ツンデレだなー!けど嬉しいぜ!相棒!」

鬱陶しい田中を適当にあしらいながら、俺らはレストランに入った。
するとそこには何故か肉じゃがと白米が2セット置かれている


麻生「はい。いらっしゃいませ、辻斬さん来てくれましたよ。お客さん」

辻斬「…食え」

田中「相棒!なんだなんだ?こんな二人に愛されちゃって!罪な男――――」

辻斬「―――早く食え」

田中「おわっ!やめろってフォークは人に向かって投げる物じゃねえぞ!」


有山「…これ。誰が作ったんだ」

辻斬「…麻生ではない」

麻生「辻斬様が一日かけて作ったんです。どうぞ、食べてください」

味は正直美味かった。
人間練習するとここまで成長するんだな…


辻斬「…うまいか?」

田中「聞いてんぞ?相棒!」

有山「お前が答えればいいだろ」

田中「たはー!駄目だな!こういうのは相棒が答えんの!ほら!」


有山「…マズくはない」

田中「ってことは!?ん?ってことは!?」

有山「美味いぞ。普通に」

麻生「ですって!辻斬さん!練習して良かったですね!」



辻斬「…そうか……」

そう言うと辻斬はいそいそとレストランから出て行ってしまった
なんだ?怒ってるのか?俺なんかまた拙いこと言ったか?


田中「イヒヒ…相棒!やるねぇー。キラーだねー」

有山「意味が分からないことを言うな。さっさと食って帰るぞ」

【田中の好感度が5上がりました】
【辻斬の好感度が10上がりました】
【麻生の好感度が5上がりました】

【田中:通信簿1】

田中「なあ!相棒!」

俺が適当にぶらついていると田中が声をかけてくる。
…つうか俺はいつからコイツの相棒になったんだ?

有山「俺はお前の相棒じゃない」

田中「いいや。相棒だ!」

有山「どうして俺なんだよ、他にも居るだろ?」

田中「んー。なんでかなー。こうなんかビビって来てパパって来てプーッみたいな?」

有山「なんだそれ」

田中「なんか来たんだって!俺の中に!運命みたいな!」

有山「気持ち悪いぞ」

田中「まーたそんなこと言って!俺は知ってるぜ!相棒が優しい奴だってこと!」

有山「見当外れだ」

田中「んなことはどうでもいいんだよ。相棒!コンビニ行こうぜコンビニ!」

田中「難しい話するより一緒に居る時間の方が仲良くなれるんだぜ?」

有山「俺は仲良くなりたくない」


俺は結局田中のペースに乗せられてコンビニに連れていかれた
…訳の分からない奴だな

【辻斬:通信簿1】

辻斬「……おい」

有山「なんだ。そして俺にフォークを向けるな」

辻斬「男と話すときの癖なんだ。無いと話せない」

有山「じゃあ話すな」

急に横に来て話しかけて来たと思えば、俺に凶器を向ける辻斬
…コイツもコイツで意味わからねえんだよな

辻斬「…聞け」

有山「…なんだよ、さっさと話せ」

辻斬「その…だな。お前は強いんだよな?」

有山「ああ。かなりな、お前も侍なんだろ?強いのか?」

辻斬「…分からない。最近は鈍っている気がする」

有山「そうか。たいへ――――」

辻斬「だから定期的に私の稽古に付き合え。お互いここで腕が鈍るのは嫌だろう」

有山「…なんで俺なんだよ」

辻斬「お前以外に強い奴が居ないからだ。今断ったらこのフォークで刺す」

有山「分かったよ。でも今日はやめてくれ。疲れてるんだ」

辻斬「…また呼びに行く」

はぁ…また面倒な約束が増えたな。あんな風に承諾を迫られたら何とも言えねえ…

【麻生:通信簿1】

レストランではせっせと麻生が食器を片付けていた。
…こいついつも皆の食器を片付けてるのか?

麻生「ああ。有山様。どういたしました?」

有山「どうもしてねえ、ちょっと休みに来ただけだ。お前は?」

麻生「皆様の食器のお片付けを。私にはこれくらいしかできる事がありませんから」

有山「お前って面倒見良いよな」

麻生「うふふ。私が皆を元気づけないと、それに困ってる人が居るなら助けてあげたいんです」

有山「俺には真似できねえ」

麻生「私にはそれしかできないんです。でも有山様は違うでしょう?強くてカッコよくて、後はそうだな優しくて」

有山「…過大評価し過ぎだ。強いしかあってねえ」

麻生「それだけでいいじゃないですか。自分で自分の身を守れるんだから。それだけで守られてばかりの私とは大違いです」

有山「それだけ麻生に人望があるんだよ、良い事じゃねえか」

麻生「違いますよ。私が人を寄せ付けてるんじゃないです。人を寄せ付けているのは…おか―――」

なにか言いかけた瞬間に麻生が食器を落としてしまった。
幸い割れてはいない様だが、両手がふさがってる麻生の為にも俺が拾ってやるか


麻生「ほら。やっぱり優しいじゃないですか」

有山「うるせえ」


【田中の通信簿:1/5】
【麻生の通信簿:1/5】
【辻斬の通信簿:1/5】

【10日目】

その日の朝。レストランにモノクマが現れた。
けれど今回は手には何も持っていない。…どういうつもりだ?


モノクマ「ボク。オマエラの仲良し加減を見て…すっごく反省したんだ」

善知鳥「謝るくらいならここから出してくれるかしらぁ?」

モノクマ「だよね。そうだよね。みんなそう思うよね」

静寂「え!?出れるんですか!?ヤッター!」


おいおい…まさか本当にこの場所から出れるのか?
…けど、モノクマはそんなこと言ってない、嘘かもしれねえ

モノクマ「…ボク。オマエラが3日の間に誰かを殺さなかったら、オマエラをここから解放するよ」

田中「おい!マジか!マジかよ!!!」

舘「やったぜ!これでもっと皆に美味いメシを食わせてやれる!」




モノクマ「ただし…一つだけ条件があるんだよね」


モノクマは最悪な一言を、喜ばしい報せの後に付け加えた













モノクマ「オマエラの才能に関する記憶をすべて消した状態で。だけどね」















麻生「…才能に関する記憶をすべて消す?」

花菱「え?そんなんできるん?」

モノクマ「できるよ?超高校級の脳外科医とかに手術して貰えば、って。こういう医療系の発達は善知鳥さんとかがくわしいんじゃない?」

モノクマ「ね?できるよね?」


善知鳥「特定の記憶分野を削除…ねぇ」

静寂「できません!でーきーまーせーん!」


善知鳥「今は研究段階だけど。アメリカで…そんな手術を聞いたことがあるわぁ」

善知鳥「それに…似たような手術だったら既に」

モノクマ「そ!ロボトミー!最悪それでもいいかなって思ってるよ!」

九条「ロボトミー!?」

ボブ「何ですか?ロボ・トミーさんですか?強そうでーす」

愛野「バカ!そんな可愛いもんじゃないわよ!!!!」

愛野「ロボトミーってのは…脳を直接弄って…」

舘「おいおいそんな事出来るはずねえだろ?大体人間の脳をいじくるなんて聞いたことねえや!酷い脅しだぜ」

桜庭「あるわよ。ロボトミー手術の前例は」

舘「んなっ!?」

アリス「……どう…なるの…」

桜庭「そうね。ロボトミー手術をされた場合は…生きる人形のようになるわ」

モノクマ「まあ。それと交換にオマエラを解放してあげるよ!」

羽田木「汚いぞ!そんなのは私達に殺し合いを助長させているようなものではないか!」

モノクマ「いやいやいや。誰も実力までは奪うとは言ってないじゃーん」

モノクマ「奪うのは記憶だけ。一からやり直せばもーまんたいだよ!これはフェアな取引だよ!」


愛野「ちょ…ちょっと待ちなさい!才能に関する記憶ってどこまでよ!?」

モノクマ「全部。愛野さんだと宇宙に興味を持ち始めた四歳ころまで戻ってもらうことになるね」

モノクマ「あ!でもそれ以外は普通の年相応レベルの記憶だから!幼児退行とかはしないよ!安心してね!」


愛野「つ…つまり私達にただの高校生になれってこと!?」

モノクマ「そう言うことだね」


桜庭「…そう」

モノクマ「ってことだから!オマエラは仲良く三日後に備えて荷造りしてね!」


そう言ってモノクマは消えた。
記憶を消す?俺の記憶…。つまりはムエタイに関するすべてが消えるってことか…?

…それを止めるには誰かを殺せってことだよな。

…けど俺は人を殺してまでその記憶を…繋ぎとめる必要はあるのか?

愛野「わ…私は嫌よ!凡人になり下がるなんて!」

辻斬「だからと言って。人を殺すのか?」

愛野がヒステリックになる前に辻斬が愛野にフォークを向けた
桜庭も愛野のいつの間にか後ろに移動している


麻生「皆さん!気を確かに持ってください!また師走門さんの様な事!絶対に犯さないでください!」

善知鳥「すべてを失うのに?それは無理よぉ…」

アリス「…やだ。やだ…。やだ…」



九条「君は記憶を失うのが怖くないのかね?」

麻生「私には最初からなにもありませんから」

九条「…すまない」

麻生「いえ。だから今私は冷静に皆さんに言葉をかけれるのです。皆様今一度落ち着いてください」


麻生「…皆さん。バカなことだけは絶対にやめてください」

舘「そうでえ!人殺したところで何になるってんだ!外に出れるんだぜい!」

花菱「僕は…んー。どーでもええかな、出れたら出れたでええし。出られへんねやったらまたなんか考えるし」


レストラン内は混乱に包まれたが、一回目の時の様にはならなかった。
それはきっと外に出れるって言う希望があるからだろうな


【自由時間開始!!】:残り回数5

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア コンビニ】

静寂「三日後に!外です!」

花菱「まあここでの事も、才能の事も全部忘れてやけどな」

静寂「ふふん!覚えている事は沢山あります!」

花菱「たとえば?」

静寂「モノマネシリーズ!」

花菱「それは要らん。ていうかそれこそ忘れてまえ」

コンビニで二人はアイスを物色しながらそんな事を話している
なんだかこの二人は大丈夫そうだな


花菱「ま、殺人は起こらんと外に出れるんやろなー」

静寂「そうに決まってます!」

静寂「そうなれば花菱君はただの目の細い関西人ですね」

花菱「しばくぞ。ん?誰の目が細いねん」

相変わらずだな。俺も話に混ざるとするか


【安価】
1殺人がもし起こったらどうするか聞く
2外に出たら何をしたいか聞く
3自由

下2

有山「なあ、お前らは外に出たら何したい?」

花菱「おいしいお好み焼き食べに行きたいなー」

静寂「私は学校の友達と遊びたいです!すっごく私の事慕ってくれて!みんないい人です!」

花菱「もしかして友達の前でも物まねやるん?」

静寂「友達の前でしかやりません!知らない人の前でしたら変な子じゃないですか!」

花菱「友達の僕から見ても変人やで」

有山「ああ。俺は友達かどうかわからないけど変人だと思う」

静寂「はううっ!二人が虐めてきます!」

でも意外とあれなんだな。二人とも庶民的なんだな…
もっと意外な事するのかと思ってたけど、そうか…俺らは普通の高校生になるのか…


花菱「で?有山君は何したいん?」

有山「俺?俺か?」

俺が外に出て真っ先にしたいこと…
それはもちろん―――――

【安価】
1家族に会いたい
2とにかく遊びに行きたい
3自由

下2

有山「家族に会いてえな。母ちゃんもだけど。妹にも」

花菱「妹。へえー妹居るん?」

静寂「きっとすっごく可愛いんでしょうね!…羨ましい!羨ましいです!」

有山「まあ、可愛いけど。生意気だぞ」

静寂「でも可愛いからいいじゃないですか!取り柄があるって素晴らしい!」

花菱「まあ。外国の血が混ざってるからな」

静寂「…私も可愛くなりたいです!アメリカ人の血を飲めば可愛くなれますかね…」

花菱「いや。僕はそのまんまでええと思うよ?」

静寂「という事は!私が可愛いと言うことですね!?」

花菱「いや。アメリカ人の血なんか吸ったら捕まるやん。」

静寂「私が可愛いってことですね!?」

花菱「いや…誰もそんなん言うてへんで?」

静寂「私は可愛いんです!」

花菱「自分で言うてもうてるやん!」

有山「…お前ら本当に仲良いよな」


【花菱の好感度が3上がりました】
【静寂の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数4

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 図書館】

麻生「…アリス様。その気を確かに」

アリス「…私………」

アリスは図書館で麻生に慰められていた。
記憶を失うと言うことがそんなに怖いのか?


麻生「大丈夫ですよ。一から作り直せばいいんですから」

アリス「か…かん…簡単に言わないで…人形を作る…知識…技術…全部なくなる…んだよ?」

麻生「けど大丈夫ですよ!時間は沢山あります!」

アリス「…何も…分かって…ない」

そうか…アリスは人形の作り方も何もかも忘れるってことなのか
だったら嫌だろうな、俺だったら無理だ


麻生「……申し訳ありません」

アリス「……」

二人とも黙り込んだ、図書館の空気が重く淀む
けど、このまま放っておいたらアリスが心配だな

【安価】
1じゃあ殺人を起こすのかと聞いてみる
2外に出てからやり直せばいいと根気よく言う
3自由

下2

有山「外に出てからやり直せばいいんだ。麻生の言ってるとおり」

アリス「……無理だよ」

麻生「大丈夫ですよ。ここまで出来たんです、きっと上手く行きますよ」

有山「麻生の言う通りだ」


アリス「何もわかってない…あの時間をもう一回やり直せって…言うの?」

アリス「そんなのは絶対に嫌!!!!」

アリス「な…なにも…何もわかってないくせに…」


そう言うとアリスは図書館を飛び出してしまった。
アリスが声を荒げた所、初めて見たな…


有山「アリ…ス?」

麻生「アリス様…」


【二人の好感度の変動はなしです】

【自由時間開始!!】:残り回数3

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア レストラン】

舘「…記憶を失う…かぁ。まーたいちから親方にしごかれちまうぜ」

九条「私の英知が…」

レストランでは沈んだ様子の舘と、それよりかはマシな様子の九条が居た
…九条とかは大変だろうな

有山「二人とも大丈夫か?」

舘「俺。また一からやり直しでい。ははっ…」

九条「私は大丈夫だ。バックアップは取っている。と言ってもノートだがな」

有山「ノート?」

九条「勉強に使っていたノートが千数冊あったはずだ。」

有山「お前…凄いな」

九条「ここでの勉学の成果が失われるのは辛いが…仕方がない」

舘「俺ら職人は技術まで忘れちまうんだぜ?…ああ。やってらんねえぜ…ったく」

有山「なんか舘の方が落ち込んでるな…」

舘「でやんでい…バーロー。落ち込んでなんかいねーや」

【安価】
1とりあえず舘を励ます
2舘はそっとしておく
3自由

下2

有山「ま。ここから出たら九条お勧めの魚でスシでも握ってくれよ」

九条「おすすめの魚か」

九条「…個人的にはマグロが良い。理由か?私が食べたいからだ」

舘「って!おめえの好みじゃねえか!でもまあいいぜ、任せやがれ!」

九条「楽しみだな」

ふと思ったんだが、俺らがここに居た時の記憶はどうなるんだろうか
…覚えてられるのか?

九条「有山。何か考えているのか?顔が真面目になっているが」

有山「あ?別に」

舘「任せやがれ!握るぜ!超握るぜい!」

何となくだけど元気を取り戻したみたいだな…
この調子だと大丈夫か?


【舘の好感度3上がりました】
【九条の好感度が3上がりました】


【自由時間開始!!】:残り回数2

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【1-Bフロア 広場】

愛野「…明日の朝。作りなさいよ」

舘「あ?」

愛野「だからこれが食べたいって言ってるの!作りなさいよ!」

舘「いいけどよぉ…なんで急に?」

愛野「どうせみんな忘れるんだから。最後に美味しい物食べたってこと覚えておきたいのよ」

舘「はっ…殺さねえのか?」

愛野「殺してほしいなら殺すけど。下層階級民を殺せば私の格が下がるわ」

愛野「ああいうのは花菱とかにやらせておけばいいのよ」

物凄く珍しい組み合わせだ
二人して食べ物の話をしているのか?


愛野「それに、私は生まれ持っての天才だから、いつからでもやり直せるわ」

舘「天才か。はっ!羨ましいねぇ」

【安価】

1愛野にどうしてそこまで自信があるか聞く
2舘に自分も明日の朝ごはんをリクエストしに行く
3自由

下2

有山「…横からすまない」

愛野「あら。何?」

有山「どうして愛野はそんなに自信があるんだ?今まで勉強してきたこともすべて忘れるんだぞ?」

愛野「はぁ。自分が自分じゃなくなるわけじゃないんでしょ?だったら私は何でもできるわ」

舘「ほう。なるほどねえ」

愛野「私が私である限り。私は常に向上心を持っていると思うわ。そして高みを目指し続ける」

舘「一人でか?先生とかはいらねえのか?」

愛野「いらないわ。私は私一人で何でもできるもの、出来ないのはバカよ」

有山「言い過ぎだ」

愛野「黙りなさい野蛮人」


成程な…。愛野は才能に自信があるんじゃなくて自分に自信があるのか
ここまで来るともう凄いなとしか言いようがない


【安価】
1素直に感心する
2もしどうにもならなかったらどうするかを聞く
3自由
下2

有山「凄いな。そこまで自信があるなんて」

愛野「自分は自分を裏切らないから」

舘「いやあ…感心だねえ、今まではただのいけすかない奴だと思ってたよ」

愛野「ふん。超高校級はそんな奴らの集まりだと思ってたけど、ガッカリよ」

有山「俺らも人間だからな」

舘「でも俺も愛野みてえになりたかったなぁ」

有山「え?」

舘「ここまで自分に自信があるなんて奴、男でもそう居ねえぞ?」

有山「確かにな」

愛野「だったら私を目指しなさい。目指す分には許可してあげるわ」

舘「俺には無理でえ、俺には俺より強い存在が居るからな、それを乗り越えるなんてむりでえ」

愛野「何それ」

舘「師匠って奴だ。俺を育ててくれた店のおやっさんだ」

有山「トレーナーみたいなもんか?」

舘「もうよぼよぼの爺さんだけどな。寿司の腕だけは超一流でえ!」


【愛野の好感度が5上がりました】
【舘の好感度が3上がりました】

【自由時間開始!!】:残り回数1

自由時間を開始します。
交流を取りたい人を一人及び二人指定してください

下2

【2F 広場】

羽田木「…君は今までの知識を失うわけだが、ここから出たらどうするつもりだ?」

善知鳥「んー。次こそは適当に男捕まえてぇ、幸せに暮らすわぁ」

図書館前では珍しい組み合わせが見れた
善知鳥と羽田木がここから出た時の事を話し合っている

善知鳥「貴方はぁ?」

羽田木「そうだな…。多分また美化委員になっているのだと思う」

善知鳥「潔癖症なのぉ?」

羽田木「そうじゃない、だらしないのが嫌いなだけだ」

善知鳥「へぇ…。じゃあ、普通に床に落ちた物は食べれる人?」

羽田木「質問が極端すぎないか?けど、まあ3秒ルールという物があるからな」

善知鳥「あ。あれ嘘らしいわよぉ?」

羽田木「嘘…だと!?」

嘘だったのか!?俺も平気でソレしてたぞ…
ほら見て見ろ、羽田木もかなりショックを受けてるみたいだ…


【安価】
1本当に嘘なのかを聞きに行く
2ショックを受けている羽田木を励ます
3自由

下2

有山「大丈夫だ羽田木、俺もそれをしてる」

羽田木「君と一緒でも嬉しくはない!菌を摂取していたなんて…」

善知鳥「潔癖症じゃないんでしょぉ?」

羽田木「潔癖症でなくとも嫌だ!」

有山「田中とか多分静寂あたりも同じことしてる。安心しろ」

羽田木「できるか!アホばかりじゃないか!アホ菌だ!アホ菌!」

有山「俺はアホじゃないぞ、個人差がある」

善知鳥「マタニティブルーの事も知らなかったのに?マタニティレッドはどこかしらねぇ」

有山「…おい!」

羽田木「なんだ?それは」

善知鳥「あのね。実はねぇ…」

この後善知鳥が俺の恥かしい勘違いを羽田木に全部話した。
当然俺は羽田木にバカにされたが、3秒ルールの衝撃はもう忘れたか?

まあ、元気も出たらしいし、それで良しとしよう

【善知鳥の好感度が3上がりました!】
【羽田木の好感度が3上がりました!】



俺はその日も部屋に戻って普通に眠りについた

ここでの生活もあと3日

才能を手放すことになるが、それでもいいと思っていた


皆もそうだと思っていた。


そう、明日のアナウンスが起こるまでは



【11日目】







『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』
















アナウンスを聞いて俺が駆け付けたのは2階の屋内プール。
そこに人だかりが出来ていた

師走門の時とは違った臭いがする。

焦げた臭いじゃない、何か鼻を突くようなにおい


それが血の臭いだと言うことを、俺はもうすぐ理解することになる。



屋内プールの更衣室を抜けた先
そこにあるのはかなり大きな血だまり。



そしてその中心に居るのは

超高校級のCEO。麻生つかさだった


背中に包丁を突き立てられて、血だまりの中心に眠る様に倒れ込んでいた

有山「麻生!?」

田中「厨房からバーナー持ってきたけど何に使うんだよ!?桜庭!」

桜庭「止血に決まってるでしょ。この量だと善知鳥さんの応急処置じゃ無理よ」


処置?何を言ってるんだ?
麻生は…死んでるんだぞ?


田中「ガスバーナーで治療って何するつもりだよ!」

静寂「そうですよ!」

桜庭「包丁を抜いて。傷口を焼く」

桜庭「この位置なら致命傷にはなっていない。怖いのは失血よ」

善知鳥「え…でも…焼くって!そこからどうするのよぉ!?」

桜庭「やけどの治療くらいならあなた出来るでしょ?」

善知鳥「火傷ってレベルじゃないわよ!!」

愛野「最悪皮膚移植よ!?」

桜庭「でも今は助けることが先決。加減はするわ」


有山「ちょ…ちょっと待て!あ…麻生は生きてるのか?」

桜庭「ええ。なんとか…ね」



おい…なら…なら誰が死んだってんだよ。


有山「じゃあ誰が死んだんだよ!」


俺の問いに答える事はなく、桜庭はプールを指さした




麻生ばかりに目を取られていた。
どうして気付かなかったのか、プールを凝視している奴らに


そしてプールの中で海月の様に漂っている
超高校級の寿司屋。舘巳繰の姿に



有山「…!?」

九条「死んだのは…彼だ」

花菱「あら!?僕は今回てっきり犯人になるんやと思ってたのに…」


今日の朝は確か愛野がリクエストした物を食べる予定だったよな。
それがどうして…どうしてこんなことになったんだ?

有山「おい桜庭!舘も…舘も死んでねえってことは!!!!」

桜庭「聞かなかったの?アナウンスを」

桜庭「とりあえず貴方たちは遺体を引き揚げて」

有山「……」

桜庭「早くしてくれない。捜査が出来ないわ」


俺らは外に出る鍵も一人のクラスメイトも両方失った。
学級裁判をするという権利と引き換えに











【CHAPTER2】

華やぐ孤高のユートピア 非日常編


















今日はここまで。お付き合いありがとうございました

死んだのは舘君でしたね。
予想してた方は居るのでしょうか、私すら予想できませんでした
安価とは怖いものですね

今日は21時くらいに更新します
多分来れる!まあけど今回は1章より難易度高めてます、クロ分かったらすごい!

俺らが舘の遺体を引き揚げたと同時くらいにモノクマが涼しい顔をしてやってきた。
きっとコイツはこれが起こることを望んでいた、いや、予想していたんだろう
そう思えば怒りが湧いて来る、今すぐ蹴り壊してやりたいと思う、けれどきっとそれをやれば俺は死ぬ。

確定した死を目の前にすると、俺はどうしても体を動かすことが出来なかった


モノクマ「はい!というわけでモノクマファイル…。って…なーんだ麻生さんは死ななかったんだね」

桜庭「ええ。一応はね、けど…」

モノクマ「けど?」

善知鳥「背中一面ケロイドよぉ…。きっと一生残るわ、消えないでしょうね」

モノクマ「わぁ!大変!ってそんな事はどうでもいいんだよねー」

静寂「……どうでもいいってなんですか!貴方が!!!貴方があんなこと!」

桜庭「言っても無駄よ。諦めて」

桜庭にそう言われた静寂は物凄く悔しそうな顔でいつも着ているセーターの端を握りしめていた
俺だって悔しい、けどモノクマを倒すことはできない。それが分かっているからこそもっと悔しいんだ


モノクマ「んじゃあ捜査頑張ってねー!」


【捜査開始!!】

コトダマ 【モノクマファイル2】 を 入手しました
被害者は、舘巳繰。死亡時刻は午後11時ごろ、2Fフロア:屋内プールにて溺死、頭部に何度も殴打されたような形跡がある


【捜査パートナーを一人選んでください(麻生以外)】

下2

有山「辻斬。行くぞ」

辻斬「…なぜ私がお前と行かないと行けないんだ」

有山「じゃあいい」

辻斬「…仕方ない」

有山「来るのかよ」



有山「早速だが、昨日の夜は何をしていたんだ?」

辻斬「舘が死んだ時間帯とその前後はコンビニに居たな」

有山「誰か来たやつは?」

辻斬「居ない。私一人だった」

桜庭の真似をしているだけだが、これで良いのか?
でもまあじっとしているよりかは良いだろう。


有山「じゃあ行くか」

辻斬「どこにだ?」

有山「怪しそうなところ総当たりだ」

辻斬「怪しい所が分からないのだが」

有山「俺についてこい」

コトダマ 【辻斬の証言】 を 入手しました
事件のあった時間中はコンビニに居たと言うが、その時誰か来た人は居なかったらしい


【捜査開始!!】
1舘の遺体を調べる
2屋内プールを調べる

下2

舘の遺体は師走門の時と比べては直視しやすかった。
こんな事比較するべきじゃねえけど

辻斬「何を調べる?って…なんだこれは」

有山「ああ。本当にな、俺も気になってた」

舘の遺体を引き上げて分かったことだが、舘は血だらけだった
遺体の腹あたりがべったりと血に染まっている

辻斬「だが…刺し傷は無い、切り傷もな」

有山「あ?何で見ただけで分かんだ?」

辻斬「衣服が一切傷ついていない。それとも裸にして斬りつけてから服を着せた?」

有山「だったら溺死って言うより、刺し死?」

辻斬「そんな死因はきいたことがないぞ、量からしても失血死だろうな」

有山「そうだ失血死だ」

辻斬「…アホが」


コトダマ 【舘の血痕】 を 入手しました
舘の服の前面、主に腹部にはべったりと血が付着していた

【捜査開始】
1遺体をもっと詳しく調べる
2屋内プールを調べる

下2

有山「…もうちょっと詳しく調べるか」

辻斬「分かるのか?」

有山「いや…全然」

辻斬「……私も刃物以外の傷は分からないぞ」

色々と遺体を触っていたが特に気になる所は無かった
そろそろ遺体の捜査を止めようと思ったその時、辻斬がある事に気づいたらしく俺に声をかけて来た

辻斬「ここ。腫れてないか?」

そう言って辻斬は舘の頭の横の部分を俺に触らせる…。確かに言われてみれば腫れてる気も…

辻斬「後。ここ、少し血のにおいがする」

舘の後頭部に思いっきり鼻をつけて臭いを嗅ぐ辻斬。今までプールに使っていた舘からは塩素の臭いしかしないが…
というより…よくそんなことできるな…、俺にも嗅がせようとしてくるが俺は絶対に嫌だ

辻斬「…出血していたようだな、傷は見えないが」

有山「そうか、一か所だけか?」

辻斬「いや。色んな所から臭うぞ」

後頭部と側頭部を重点的に殴られているってことだな。
モノクマファイルにも書いてあったが、血が出るほど殴るって…相当ボコボコにされたんだな


コトダマ 【舘の傷】 を 入手しました
舘の頭の傷は後頭部や側頭部に集中していた、どれも致命傷には至っていない

【捜査開始】
1屋内プール内を調べる
2血だまりがあった付近を調べる


下2

有山「ここの中を調べるか」

辻斬「広いぞ」

有山「手分けするんだよ」

辻斬「では私は右回りにプールを回る、お前は左回りに」

有山「いや。プール内と更衣室とかを調べるので分けないか?」

辻斬「私もそう思ったのだ」

有山「思ってないな」

―――――――――――――
――――――――
――――――

というわけで俺は更衣室と外を調べる事になった
…更衣室は何もない、勿論女子更衣室も見たが何もない

そして更衣室の外…

ってなんでここにバスタオルが隠すように……って。これ血が付いてる…
少しだけだがこれは血だ。それに…血が付いてない方は凄く汚い。

埃が凄い付着していて…。まるで埃でも包んだのか?ってくらいだ

とりあえずこれは証拠になるな。持っておこう

コトダマ【血で汚れたバスタオル】 を 入手しました
更衣前に置いてあったかなり大きなバスタオルには僅かながらも血が付着していた

コトダマ【バスタオルの中の埃】 を 入手しました
血の付着していたタオルの裏側にはかなりの埃が付いていた


【捜査開始】
1血だまりのあった付近を調べる
2起きた麻生に話を聞く

安価↓2

辻斬が麻生の目が覚めたと言ってきたので、俺は麻生の元に向かった
もしかしたら犯人を見ているかもしれないしな

有山「辛いかもしれないが、覚えてること全部話してくれるか」

麻生「……あの日の夜、舘様に呼び出されたんです、ここに誰にも見つからない様に来いと」

麻生「そこで私がここに向かって、更衣室を抜けた途端…」

有山「刺されたのか?」

麻生「はい…気が付いたら…今でした」

善知鳥「背中を一刺し、殆ど致命傷よぉ、処置が遅かったら死んでたわ」

麻生「……」

辻斬「だが犯人。相当焦っていたのだろうな、包丁を刺したままにするとは」

辻斬「刺した後に抜かないと包丁が血をせき止め、死を遅らせる。」


有山「犯人は舘なのか?」

麻生「それは見ていませんから何とも…けど、女の人だと思います」

有山「女?」

麻生「ぼんやりとですけど…女の人の悲鳴が聞こえた気が…」

コトダマ 【麻生の証言】 を 入手しました
薄れゆく意識の中で、麻生は女の悲鳴を聞いたと証言している

【捜査開始】

1血だまり付近を調べる
2屋内プールを出る

下2

辻斬「…おい。これを見ろ」

有山「ダンベルだな」

血だまりがあった付近に置かれていた鉄のダンベル
モノクマが刻まれてるってことはコンビニのか…

辻斬「これが凶器と考えていいだろうな」

有山「舘のか?」

辻斬「これで何度も何度も殴打したんだ」

有山「けどこの重さ、お前振り回せるか?」

辻斬「真剣を二刀流できる私には……」

辻斬「面妖な魔力が込められているのか…少し重いな」

有山「まあ女が片手で持つには重いだろうな」

辻斬「まあけど持てない事はないぞ、その気になれば振り回せる」

有山「それはお前だからだ」

それにしてもこのダンベル結構保存状態が良いな…
新品か?


コトダマ 【血だまりの近くに置かれたダンベル】 を 入手しました
血だまりの近くにコンビニの商品である綺麗なダンベルが置かれていた


【捜査開始】

1屋内プールから出る
2プールに居る田中に話を聞く
3麻生の手当てをしている桜庭に話を聞く

下2

桜庭「今回は協力できなくてごめんなさい。麻生さんの手当てがあるから」

辻斬「それにしてもバーナーで傷を焼くなんて…とんでもない事を思いついたな」

桜庭「むかしちょっとね、それで何?」

有山「なんかお前が気になる事って無いか?」

桜庭「捜査していないから何とも言えないわ」

桜庭「ああ、けどこれを渡すのを忘れていたから、渡すわね」

桜庭「今回は貴方が犯人を見つけないといけないんだから」

そう言って俺に手渡されたのはかなり大きめの包丁
何に使われたか知っているからか、受け取ったときに包丁以上の重さを感じた

辻斬「これはレストランの物だな。それに良く使用されているようだ」

有山「そんなことまでわかるのか?」

辻斬「ここに置いてある刃物は全て確認している、それに刃を触ってみろ、少しざらついているだろう。これはよく使いこまれている証拠だ」

桜庭「流石は侍ね」


なるほどな…よく使われている包丁か…
でもレストランで包丁に触れるのって………殆ど決まってる奴らだよな

コトダマ 【血の付いた包丁】 を 入手しました
犯行にはレストランから持ち出されたと思われる包丁が使われた【辻斬注釈】包丁は良く使い込まれているらしく、少し刃こぼれしていたらしい

【捜査開始】
1屋内プールを出る
2近くに居る田中に話を聞く
3少し焦っている様子の花菱に話を聞く

下2

辻斬「何をソワソワしている。斬るぞ」

有山「おいやめろ。それ証拠品だ、やるなら別のでやれ」

花菱「いや。君らさ、ほんまに今回大変やで」

有山「何がだ?どうせお前がまた何か仕込んだんだろ」

花菱「せやねん!けどな…その通りに行かんかってん」

花菱「……全くの第三者が犯人やねん」

有山「…は?どういうことだよ」

花菱「だって僕。舘ちゃんにしか今回仕込んでないねん、それやのに…」

辻斬「死なない程度に刺していいか?」

有山「包丁じゃなくてフォークにしろ、…で?それから?」

花菱「なんで舘ちゃんがしんでんねーん!笑われへん言うねん!一から犯人探すの面倒やねんぞ!」

花菱「あの時の発言が?とか。もしかしたらこれがスイッチに?とか…あーあ。めんどくさ」

花菱「麻生ちゃん死んでて舘ちゃんが生きてればよかったのにー。ほんま死にぞこない」

有山「辻斬。どけ」

花菱「いった!!!え?なんで?なんで蹴ったん!?しかもめっちゃ痛い!ありえへん!」


有山「…本人の居る前で死にぞこないとか言うな」

花菱「もうせっかく証拠提示しよう思ったのに…痛い…」

有山「もう一発。」

花菱「わーった!言う!言うから!」

花菱「足跡や。血だまりには足跡があってん。誰かが踏んだ足跡がな。ほんで犯人その足跡、必死で地面に擦り付けて消しとんねん」

花菱「まあそれももう掃除されてもうてないけど…。多分今頃犯人の足の裏は血だらけやろな」


有山「ほんとか?」

花菱「命かかっとんのに嘘なんか言う訳ないやろ!」

コトダマ 【血を踏んだ跡】 を 入手しました
現場の血だまりには何者かが踏んだ跡があった、足跡を消すためなのか擦られて消えている


【捜査開始】
1屋内プールから出る
2近くに居る田中に話を聞く

下2

今日はここまでです
裁判の中ごろまで犯人が分からないように作ったつもりです
でも頭いい人多いからもうダメかもしれん…。

それではみなさんお付き合いありがとうございました

今から更新しても??

有山「おい。田中、お前は今回の事件の事なんかわかったか?」

田中「おー!相棒!相棒の手助けになりそうな情報…つったらこれだな」

有山「ん?」

田中「俺、プールに一人で入ってく舘の事見たんだ」

有山「それっていつごろだ?時間は分かるか?」

田中「あー。いつだっけな…夜時間だったってのは覚えてるぜ!」

有山「そうか…。で、お前はいったい二階で何してたんだ?」

田中「それが災難でよー、静寂と九条に捕まって図書館に連行されてたんだ」

田中「いろんな本借りさせられてな!これ見て勉強しろって言うんだぜ?」

田中「まあ途中から九条と静寂もでっけえ辞書とか、自分の借りる本探してたけどな!」

有山「で。本を借りた後は?」

田中「俺は部屋に帰って寝たな、二階で自由解散だったから他の二人の事は知らねえ」

辻斬「…嘘をついていたら切り殺す」

田中「って!お前も居たのかよ!!」


静寂と九条にも話を聞いておくか…、何か知ってるかもしれないしな


コトダマ 【田中の証言】 を 入手しました
事件が起こるちょっと前に田中は九条と静寂と一緒に図書館で本を借りていたらしい、その時に田中はプールに入っていく舘を見たらしい

外に出た時に、辻斬が何かに気づいた
俺の袖を握って、下を見ろと言うジェスチャーをしてくる。いったい何だ?


辻斬「これ、血痕ではないか?」

有山「血痕?」

下を見れば確かに茶色いシミの様な物が地面を等間隔で汚している
けれど…どうしてここに血痕が?

辻斬「とりあえず追うぞ」

有山「追うって、この小さいのをか?さすがに無理だろう」

辻斬「血は見逃さぬ。この龍の義眼でな!」

そう言って右目の眼帯を外す辻斬、相変わらず右目は普通だ

有山「視力良いんだな」

辻斬「…まあな」

有山「お前が前あるいてくれ、俺見逃しそうだ」

辻斬「ああ!針の先に付いた血でも見逃さない私の力を舐めるな!」

有山「眼帯外したら元気になるな、お前って。もしかしてキツいのか?眼帯」

辻斬「いや…まあ…そんな事はないが」

辻斬を追ってたどり着いたのはクリーニングセンターだった
どうやら中まで血痕は続いているらしく、辻斬は中に入って行った

辻斬「消えてる」

静寂「何が消えてるんですか??」

辻斬「静寂よ…居たのか」

静寂「はい!事件の捜査をしています!」


クリーニングセンターの中に居たのはボブと静寂
…捜査しているようには見えないけど、本人たちは至って真面目なんだろうな

有山「で。二人は何か分かったか?」

ボブ「はい!洗濯機の動かし方が分かりましたー」

静寂「えっと、芳香剤の香りって混ぜると別の臭いになるんですね!」

有山「…他には?」

ボブ「んーふー?」

静寂「わかりません!」

…期待した俺がバカだったか、こいつら俺よりバカだもんな、仕方ない

コトダマ 【クリーニングセンター前まで続く血痕】 を 入手しました
更衣室からクリーニングセンターまで僅かながらに血痕が落ちていた、それはクリーニングセンターの中まで続いていた

【捜査開始】
1静寂に田中と別れた後の事を聞く
2ボブに昨日の事を聞く
3ここから出て九条に田中と別れた後の話を聞く

下2

有山「なあ、静寂。お前田中と九条と昨日は居たんだよな?」

静寂「はい!私!九条さんに教えてもらった海洋生物図鑑を今読んでる最中です!」

有山「そのあと解散してから何した?」

静寂「ええと。クリーニングセンターでいつも着ているセーターとかの洗濯です!」

辻斬「……?」

静寂「どうかしましたか?」

辻斬「いや。なんでもない」

有山「その時変な奴を見たりとかは…」

静寂「してないですよ?」

有山「洗濯した後は?」

静寂「セーターとかを干して、部屋で寝ました!」

辻斬「今日の朝は何をしていた?」

静寂「本を新しく借りに行こうとしたら、善知鳥さんが血相を変えてプールに入って行ったので、私も入って―――」

辻斬「そこで死体を見つけた…と?」

静寂「はい!」


コトダマ 【静寂の洗濯】 を 入手しました
静寂は三人と別れた後にいつも着ている服の洗濯に行っていたらしい。その後に部屋で就寝した後に、プールで死体を発見したと言っている


【捜査開始!】
1ボブに昨日の事を聞く
2辻斬に話を聞く
3九条の話も聞きに行く

下2

有山「お前なんかおかしいぞ、いつも以上に」

辻斬「一言余計だ。斬るぞ」

有山「で?どうしたんだ?」

辻斬「あれを見ろ、あそこには何がある?」

有山「女物のジャージ…だよな?」

辻斬の指さした先にあるのは干された状態で放置された女もののジャージ
辻斬はずっとあれが気になっていたのか?

辻斬「あのジャージは私達女子が洗濯をする際に着用しているジャージなんだ」

有山「女子は洗濯中裸で居るって言うわけにはいかねえもんな」

辻斬「それで、なんだが…あのジャージ…」

辻斬「私の物ではないんだ、いや、誰の物かもわからないのだが…」

有山「つまりお前は何が言いたい?」

辻斬「いや。今の話は忘れてくれ」

辻斬「どうもここに来てから違和感がな…。正体がつかめずにいて今もモヤモヤしているのだ」

有山「ああ…分かったら言ってくれ」

辻斬「分かった。」


コトダマ 【誰かのジャージ】 を 入手しました
クリーニングセンターに干されていたジャージ、女子は服の洗濯中に予備のこのジャージに着替えているらしい

【捜査開始!】
1ボブに昨日の事を聞く
2九条の話も聞きに行く

下2

有山「なあ。九条、九条は昨日田中と静寂と別れた後何してた?」

九条「羽田木と一緒に図書室の掃除だ、あそこは良い著書が多い割に埃とゴミが凄い」

九条「あんなところで落ち着いて読書なぞ出来る訳がない」

有山「成程な…じゃあ、あの三人の中でちゃんとしたアンバイがあるのはお前だけか」

辻斬「アリバイ…だ」

有山「で。その掃除はいつまで?」

九条「数時間だな。終わった後はすぐに寝たよ」

有山「という事は九条と羽田木は事件には関与していないとみていいな」

辻斬「だろうな。」

有山「ありがとう、掃除中に怪しい奴を見たとかは…」

九条「無い。というより掃除に集中していたので分からない」

有山「そうか、時間を取らせたな」

九条「役に立てたなら何よりだ」


コトダマ 【九条と羽田木の掃除】 を 入手しました
九条は三人と別れた後羽田木と図書館の掃除をしていたらしい、九条が本棚の埃取り、羽田木が床掃除をしていたらしい、掃除が終わった後に二人は就寝し、翌朝アナウンス聞いて駆け付けたらしい

ボブ「みなさーん!思い出しましたー!ボブ!思い出しましたよー!」

俺らが集めた証拠の整理をしていると、ボブが息を切らしながら俺らの所まで来た
余程走ったのか汗までかいている

辻斬「で?何を思い出した?」

ボブ「ボブ見たんです!キッチンから出てくる舘くんのこと!」

有山「それはいつくらいだ?」

ボブ「夜時間に入ってちょっとしてから…ですねー」

辻斬「で?それで何があった?」

ボブ「…え?」

有山「他に何を見たんだ?」

ボブ「それだけでーす。ボブと舘君が入れ替わりでーす」

辻斬「……はぁ」

有山「わざわざありがとう」

ボブ「もーまんたいでーす!」

これも何かの証拠に使えるか?
とりあえずボブが教えてくれたんだ、覚えておくか

コトダマ 【キッチンから出て来た舘】 を 入手しました
事件のあった日の夜、ボブがレストランに入ったとき入れ違いで舘がキッチンから出て来たらしい

かなり短いですが今日はここまでで。やっとPCの速度が治りました
ご心配とご迷惑をかけて申し訳ないです

因みに次回、多分明日から裁判に入ります

コトダマ一覧貼り付けておきますのでどうぞ推理してください


【コトダマ一覧】

【モノクマファイル2】
被害者は、舘巳繰。死亡時刻は午後11時ごろ、2Fフロア:屋内プールにて溺死、頭部に何度も殴打されたような形跡がある

【血の付いた包丁】 
犯行にはレストランから持ち出されたと思われる包丁が使われた【辻斬注釈】包丁は良く使い込まれているらしく、少し刃こぼれしていたらしい

【麻生の証言】
薄れゆく意識の中で、麻生は女の悲鳴を聞いたと証言している

【血で汚れたバスタオル】
更衣前に置いてあったかなり大きなバスタオルには僅かながらも血が付着していた

【舘の血痕】
舘の服の前面、主に腹部にはべったりと血が付着していた

【血だまりの近くに置かれたダンベル】
血だまりの近くにコンビニの商品である綺麗なダンベルが置かれていた

【舘の傷】
舘の頭の傷は後頭部や側頭部に集中していた、どれも致命傷には至っていない

【キッチンから出て来た舘】
事件のあった日の夜、ボブがレストランに入ったとき入れ違いで舘がキッチンから出て来たらしい

【田中の証言】
事件が起こるちょっと前に田中は九条と静寂と一緒に図書館で本を借りていたらしい、その時に田中はプールに入っていく舘を見たらしい

【九条の証言】
事件の夜、本を田中と静寂と九条で借りに行ったが、借りて一階に降りた後は全員バラバラに行動していたらしい

【バスタオルの中の埃】
血の付着していたタオルの裏側にはかなりの埃が付いていた

【辻斬の証言】
事件のあった時間中はコンビニに居たと言うが、その時誰か来た人は居なかったらしい

【クリーニングセンター前まで続く血痕】
更衣室からクリーニングセンターまで僅かながらに血痕が落ちていた、それはクリーニングセンターの中まで続いていた

【血を踏んだ跡】
現場の血だまりには何者かが踏んだ跡があった、足跡を消すためなのか擦られて消えている

【誰かのジャージ】
クリーニングセンターに干されていたジャージ、女子は服の洗濯中に予備のこのジャージに着替えているらしい

【九条と羽田木の掃除】
九条は三人と別れた後羽田木と図書館の掃除をしていたらしい、九条が本棚の埃取り、羽田木が床掃除をしていたらしい、掃除が終わった後に二人は就寝し、翌朝アナウンス聞いて駆け付けたらしい

【静寂の洗濯】
静寂は三人と別れた後にいつも着ている服の洗濯に行っていたらしい。その後に部屋で就寝した後に、プールで死体を発見したと言っている

すいません。帰宅がかなり遅くになりそうなのと
あと一気に2章終わらせたいので明日までお待ちください、明日には終わられるので

更新再開します!
いいですか?

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「それでは今から学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは捜査を切り上げて支給モノクマ広場に来てください!」

モノクマ「裁判は全員参加です!来ないとオシオキだからね!」

モノクマ「繰り返します、学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは至急モノクマ広場へ来てください!」


また裁判が始まるのか…。俺らの中に犯人が居るんだな…


辻斬「行くぞ」

有山「ああ…」

桜庭がこの前はリードしてくれたから良かったけど。今はかなり不安だ
俺一人、いや、辻斬と二人でどこまで出来るのか…


けど、やるしかないんだ
俺らが生き残るためにも俺らが戦わないといけないんだ


辻斬「早く来い」




モノクマ広場からエレベーターに乗り込むのは二回目だ。
国木田がこの前は居たのに今は居ない、舘も居ない。
そして帰りもまた一人居なくなるんだ


アリス「…二回目…だね」

桜庭「ええ。そうね」

ボブ「ボブ…こわーいでーす」

善知鳥「大丈夫よぉ…」

羽田木「ああ。多分な」

犯人がこの中に居る、それはきっとコイツらも思っているのだろう。
誰も誰とも目を合わせない


疑心暗鬼の密室は案外長い時間続き。そして裁判場に繋がるドアが開いた

裁判場内の内装はがらりと変わっていた。この前とは違う
けれど、この前と同じで悪趣味なのには変わりない


アリス「…舘君…」

田中「国木田も…」


今はもう見る事のない二人の遺影が二つ増えている


モノクマ「はい!いらっしゃい!じゃあさっさと席について!裁判するよ!」

桜庭「…ええ」


有山「…」

モノクマ「なにしてるの!有山君もさっさと席についてよね!」

静寂「何やってるんですかー?」

有山「ああ…。ごめんな」

















【学級裁判 開廷】





















モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき」

モノクマ「逆に間違った人物をクロと指摘した場合は、クロを除く全員がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

静寂「あ…麻生さんを参加させるんですか!?じゅ…重症ですよ!?」

モノクマ「だって生きてる限り裁判は強制参加だもん。それに桜庭さんのおかげで背中の火傷だけで済んだし」

モノクマ「善知鳥さんに代わってボクが火傷の処置をしたから大丈夫だよ!…ね?」

麻生「…今回の裁判はお役には立てないと―――っ」

善知鳥「駄目よぉ、話したら傷が痛むわぁ…」

羽田木「傷の事は心配だ!だが、それよりも今すべきことは議論だ、何としてでも犯人を見つけ出さなければならない!」

桜庭「そうね。じゃあまずは犯行に使われた凶器の事から議論していきましょうか」

《ノンストップ議論 開始!!》

コトダマ>>483
【血だまりの近くに置かれたダンベル】
【舘の血痕】
【血の付いた包丁】 

静寂「ではでは!まずは麻生さんの事です!麻生さんは【麻生さんは包丁でグサーって刺された】んですよね?」

善知鳥「ええ。背中を凄い勢いで【一突き】よぉ。生きてたのが奇跡って感じねぇ」

羽田木「あの血の量の掃除は正直手こずる…。犯人は【相当深い恨みを持っていたのか?】」

花菱「沈められた愛野ちゃんとかやな」

愛野「私が犯人だって言うの!?黙りなさいよ!たこ焼きが主食のゴミ!」

静寂「まあ麻生さんを刺した犯人は愛野さんと仮定しまして!次は舘君!」

静寂「舘君は【落ちていたダンベルで頭をドーン】ですね!」

愛野「待ちなさいよ!何さらっと仮犯人にしてるのよ!!!」

静寂「冗談ですよー!もう、裁判ジョークです!裁判場の「じょう」と「ジョーク」のかかったダブルミーニングな洒落乙な洒落ですよ!」

愛野「裁判中にふざけないで!!!!!!命かかってんのよ!!!」

花菱「裁判場…裁判ジョーク…ああ。成程な」

愛野「感心してる場合!?バカじゃないの!!!」

【】の中身を論破しろ

下2

正解!!


有山「そうじゃないだろ」




有山「ダンベルは一切汚れてなかったんだぞ、本当にダンベルが凶器か?」

辻斬「うむ?それはどういうことだ?」

ボブ「でも確かにそうですねー、ダンベルで頭を叩いたら、顔の穴からいっぱい飛び出まーす」

静寂「はうっ!メルヘンな口調でスプラッタ!!」

愛野「でも舘の遺体の損傷はそんなに激しく無かったわよね…」

羽田木「ダンベルが綺麗なまま…となると、ダンベルが凶器ではない可能性がある?」

有山「ああ、今の所確定しているのは麻生を刺した包丁だ」

桜庭「なら、まずは麻生さんを刺した犯人を暴き出せばいいんじゃない?そうすれば犯人は分かってくるでしょう?」

静寂「そうですそうです!麻生さんを刺した人が犯人です!」

愛野「まあ、今はそれでいいんじゃない?凡人たちに二つの事件を追うなんて無理なんだから」

《ノンストップ議論 開始》

コトダマ>483
【モノクマファイル2】
【田中の証言】
【血の付いた包丁】 


九条「ではあの包丁の出所だ、包丁が置いてあるのはキッチンとコンビニの【二か所で間違いはないな?】」

静寂「はうっ!今回コンビニの捜査あんまりしてないです!どうしましょう!」

善知鳥「あらぁ?誰も見てないの?嘘でしょぉ……」

桜庭「私達は麻生さんを見ていたから…。それにしても誰も確認してないなんて…」

愛野「仕方ないでしょ!包丁がコンビニに置いてあるなんて知らないんだから!っていうか言いなさいよ!」

花菱「それは君がひきこもりしてて…麻生ちゃんを小間使いの様にしてたからやん」

愛野「黙れ!殺人教唆!」

花菱「……ガビーン。ついにはもう罪状で呼ばれるようになってもうた…」

ボブ「ボブは一つ断言できます!この話を聞いて分かったこと!それは【包丁がどこの物か分からない】ということでーす」

静寂「あ!それ私が言おうとしていたんですよ!」

ボブ「早い者勝ちでーす。マゾはいつも一つでーす」

羽田木「それを言うなら謎はいつも一つだ!事件ごとにマゾが居たら面倒だろう!!!」

田中「ああ刑事さん。その警棒でぶって!!!とかいうのか?」

羽田木「掘り下げないで良い!」

【】の中身を論破しろ

正解

有山「そうじゃないだろ」

辻斬「龍の義眼が裁きを下す!」



有山「あの包丁を特定する方法はちゃんとあるんだ、そうだな?辻斬」

辻斬「ああ。私の見立てによるとあの包丁はキッチンの物だ、使い込まれていて少し刃が痛んでいた」

九条「仲の良い事は良い事だと思うが、辻斬が犯人だった場合の線も追った方がいいと思うのだが、それを判別できるのが辻斬しかいないとなったら、嘘も付き放題だろう」

辻斬「私が刃物を使って麻生を仕留め損ねるとでも?」

静寂「アイエエエ!侍?!侍ナンデェエエエエ!?みたいな感じですね!」

辻斬「訳が分からないぞ。それに私の手にかかれば二人なぞ一撃だ」

桜庭「それに犯人は麻生さんの背中から抜かれていなかった。あまり臓器のない背中を刺したとなれば、刃物を抜いて失血死を狙う方が賢い。辻斬さんだったらきっとそうしていたと思うわ」

桜庭「けれど包丁は刺さったまま、となれば犯人は武術や荒事に長けていない人物だと思うんだけど」

アリス「…じゃあ…その…犯人は…私達…みたいな…人?」

辻斬「そうであろうな。武術の心得がある有山と私、知識のある桜庭は犯人から除外していただきたいぞ」

辻斬「犯人は人を刺すことになれていなかったからこそ包丁を刺しっぱなしにしたとも言える」

有山「俺もそんなことには慣れていないが?」

辻斬「お前の場合は刃物より、自分の足を使うだろう?」

有山「まあそうだが……」

静寂「では!とりあえずこの三人は捜査線上から外しましょう!」

《ノンストップ議論開始》

コトダマ>483
【キッチンから出て来た舘】
【バスタオルの中の埃】
【静寂の洗濯】


静寂「犯人が分かりました!愛野さんです!」

愛野「ちょっとほんとに黙りなさいよ!!!【根拠がないわよ!】」

花菱「包丁持ってうろうろしてたやん。そんなん許されるのは夢の世界だけやで」

ボブ「包丁持って自転車で激走して最後は飛び降りまーす」

アリス「でも…真面目な話…包丁を自由に持ち出せるのって【舘君が一番可能性高いよね】…ごめんね…舘君…疑うようなこと言って…」

羽田木「でもそれを言えば怪しいのは厨房に立ち入ったことのある人物は大抵そうではないか?」

九条「主に舘と田中と有山、それに麻生とアリスと辻斬の【六人しかいないな】」

善知鳥「でもぅ…私達にもできるわよねぇ?それ」

桜庭「けれど基本的に【レストランには常に誰か居る】んだから、普段入らない人が厨房に入っていったら不思議じゃない?」

静寂「ではやっぱり犯人は…愛野さん!!!って…あれ?」

愛野「どうして私なのよ!話聞いてたの!?」

ボブ「でも一気に怪しいのが6人にまで減りましたー」


【】の中身に同意しろ!
下2

正解

有山「そうだと思うぞ」


有山「事件の日の夜、舘はキッチンから出てきたんだよな?」

ボブ「そうでーす!そうでしたー!ボブはキッチンから出てくる舘さんを見ていたのでーす!」

愛野「それを早く言いなさいよ!怪しいのはもう舘しかいないでしょ!」

ボブ「んーふー?どうしてですか?」

愛野「もう!本当にバカね!まずキッチンに入れるのは6人でしょ?けど襲われた麻生は除外するわね?」

ボブ「5人でーす」

愛野「で、侍のクセして愛野を仕留めれなかった辻斬も除外していいと思うわ。それにアリスとかいうのも無理よ。二人も仕留めれるはず無いわ」

ボブ「おお!3人に減りましたー」

愛野「残るは有山と田中と舘、この中で夜時間キッチンに出入りしていたのは誰?」

ボブ「舘でーす」

愛野「じゃあもうあいつが犯人よ!」

善知鳥「さすがにそれだけの判断材料でぇ?もしかしたら…違うかもぉ…」

羽田木「そうだぞ!もしかしたら偶然に偶然が重なっているだけかもしれない!」

いや…多分愛野の言っている通り舘は麻生襲撃に関してはかなり怪しい。
キッチンに出入りしているところをボブに目撃されているし、それに他の場所でも目撃されていたな

それってどこだった?

>483から正しいコトダマを提示しろ
下2

有山「いや。プールに入っていく舘を見た奴がいるんだよ」

田中「おう!俺が図書館で退屈してた時によ、見たんだよ。プールに入っていく舘の姿をな!」

静寂「はわわっ!となれば…舘くんが包丁を取り出して…麻生さんをグサー!?」

麻生「…はい、私。舘様に呼び出されてプールに行ったんです」

愛野「それを早く言いなさいよ!!!」

麻生「けど…呼び出されただけで…舘様に刺されたかどうかは…もしかするとその時点で舘様は…」

有山「けど状況的に考えて舘が犯人だろうな」

九条「ああ。偶然にしては証拠が揃い過ぎている」

花菱「はいはいはーい!僕もそれに賛成でーす!」


ボブ「それはバッドエンドでーす!ボブは否定しまーす!」《反論》

ボブ「麻生さんの言う通り!もう既に舘くんは死んでいたのかもしれませーん!」

ボブ「それに死人に口なしでーす!ボブが代わりに反論しまーす!」

《反論ショーダウン 開始!!》

コトダマ>483
【舘の血痕】
【舘の傷】
【辻斬の証言】


ボブ「まずボブが言いたいこと言いまーす!【夜にキッチンに居たのはもちろん舘君】でーす!」

ボブ「【麻生さんを呼び出したのも舘君でーす】そこまではボブも納得してまーす!」

ボブ「けどもしかすると【不慮の事故で舘君は襲われたのかもしれませーん】」

ボブ「【包丁だって持ち出してないかも】しれませーん!」

ボブ「ボブは偶然の重なりなんて信じませーん!舘君そんなひどい人じゃ無ーい!」

ボブ「女の子後ろから刺したりしなーい!」

ボブ「それに【舘君が刺したって証拠も無ーい!】」

ボブ「これで言いたいことは終わりでーす!反論はありまーすか?」


【】の中身を蹴り崩せ
下2

正解!!


有山「その発言崩させてもらうぞ」


有山「状況的に証拠はそろってるんだ、ボブは舘の遺体をちゃんと見たか?」

ボブ「グロいから見てないでーす!」

有山「舘の服の前面、主に腹部にはべったりと血痕が付着していたんだ」

ボブ「けど殺されたんだから血くらいでまーす!」

善知鳥「ボブちゃん。よぉく思い出して?舘君の死因は?」

ボブ「溺死でーす。溺死…ってなんですかー?できちゃった死亡ですか?」

善知鳥「ボブちゃん。そんなできちゃった結婚みたいに言わなくていいの。溺死って言うのは溺れて死ぬことよ」

ボブ「おう!日本語難しいでーす!」

アリス「……え?なら…おかしくない?」

有山「ああ。おかしいんだ。どうして舘は血だらけになる必要があったんだ?」

辻斬「舘が刺されている麻生を見て介抱していた。それか。舘が麻生を刺した…の二択になってこないか?」

九条「麻生を仕留め損ねた犯人が、介抱している舘を溺死させた?けれど…ダンベルは凶器ではないのだったな」

静寂「じゃあ犯人は生きたまま舘君を沈めた!?そんな怪力があるのは…」

ボブ「ボブでーす」

静寂「自白です!自白しました!オシオキしましょう!いますぐに!」

桜庭「それか麻生さんを刺した舘君が何者かに溺死させられた」

静寂「どっちにしろ舘君を沈めるなんてすごい怪力です!」

有山「話を戻すぞ、まずは麻生を刺した犯人は限りなく舘だ」

花菱「動機くばられーの、麻生ちゃん呼び出し―の、夜にキッチンいきーの、死体は血だらけ―の。って来たらまあみんなそう思うんちゃう?偶然にしては出来すぎやし」

花菱「それに僕が舘君たぶらかしたんやし」

麻生…また花菱様…ですか」

花菱「はい!麻生ちゃん刺したんは舘君でけってー!ほんじゃあ舘君殺したんは?」

桜庭「この中の誰か…。少なくとも麻生さん以外でしょうね」

静寂「きっと舘君は凄い力で…プールに沈められて…」

ボブ「海のモズクになりましたー」

九条「モクズだ。モズクになったら栄養満点だ」

アリス「…でも舘君沈めるってなると…相当な怪力?」

静寂「やっぱり犯人一人しかいないじゃないですかあ!やだー!」

ボブ「ボブじゃないでーす!」

有山「ああ。多分だけどボブじゃないと思うぞ」

静寂「じゃあ誰なんですか!あ!まさか有山君…」

有山「いや…多分誰にもできたんじゃないか?」

静寂「どうしてですか!?非力な女の子にはまずそんな事できません!生きたまま沈めるなんて!」

生きたまま沈める?いや…そうだったか?静寂は何か早とちりしてないか?


>>483から正しいコトダマを提示しろ
下2

確かにそうだけど…これより詳しく書かれた物が無かったか?
そのまま沈められたんじゃない、それ以前に何かがあった…

そうだよな?

桜庭「もっとわかりやすい方法で分からせることはできないの?」

有山「分かりやすい方法…」

あれだよな。

もう一回言い直すか


再安価
下1

正解


有山「モノクマファイルを見てくれ。頭部に殴られたような跡がって」

桜庭「なら舘君は気絶させられた後に何らかの要因でプールで溺死したのね」

九条「そう考えてもよさそうだが…。凶器は?」

有山「それが分からないんだ」

静寂「あのダンベルじゃないとしたらなんでしょう…素手?」

善知鳥「麻生さんを刺した舘君とぉ…クロが一騎打ち?」

羽田木「けれど舘君を再起不能にまでする実力者と言えば…」

羽田木「君しかいないぞ!」

有山「なんで俺なんだよ」

桜庭「あら、じゃあ自分じゃないって証拠でも?」

有山「あるにきまってんだろ」

多分舘は一騎打ちって言うより、不意打ちに近い方法で襲われたんじゃないか?
それを証明するには…。これだな

>>483から正しいコトダマを提示しろ
下2

有山「舘の頭の傷。どれもこれも頭の側面と後頭部に集中してたんだよ」

有山「一騎打ちしたら後頭部に傷なんてつくか?ついたとしても少量だろ」


善知鳥「という事はぁ…不意打ち?」

羽田木「後ろから蹴ったと言う可能性は捨てきれないぞ!」

有山「バカか。俺が蹴ったら致命傷になるっての。けど舘の頭の傷は浅かったんだよ」

桜庭「浅い傷ということからするに、ハンマーは絶対に凶器じゃないわ」

アリス「……致命傷に…なっちゃうもんね…」

羽田木「じゃあ凶器は何なんだね?」

九条「鈍器の様な物…だと言うことは分かる」

アリス「……ご…ごめ…ごめんなさい。その…良い…かな?」《反論》

アリス「あ…ある程度…その…筋は通ってる…と思う…の」

アリス「け…けど…その…やっぱり…気になっちゃって…」

《反論ショーダウン 開始!!》
コトダマ>>483
【血だまりの近くに置かれたダンベル】
【バスタオルの中の埃】
【血を踏んだ跡】


アリス「は…話してるうちに…思ったんだけど…【本当に舘君は沈められたの?】」

アリス「…皆【第三者が居た】っていう体で…話進めてるけど…その…居なかったら?」

アリス「【凶器も分からないし…】もしかして…た…舘君は…事故で死んだのかも…」

アリス「…【第三者が居たっていう…証拠もないし…】…憶測だよね…全部…」

アリス「…もし…【舘君が事故】で死んだのなら……」

アリス「この事件は【簡単に片付く】んじゃないかな…って…」

アリス「ごめんね…」

アリス「けど【舘君を沈めれる人なんて居ないでしょ?】」

【】の中身を蹴り崩せ
下2

正解!!



有山「その発言崩させてもらうぞ」

有山「第三者が居た証拠、あるんだ」

アリス「…え?」

有山「血痕が掃除されたから見てない奴もいるかもしれないけど、血痕には足跡が付いてたんだってよ」

花菱「そうでおま!」

愛野「ふざけないで!!!!」

花菱「いやいやいや。ほんまにそうやねん。足跡あってん、しかもご丁寧に靴跡隠すために擦ってあったわ」

愛野「って言うことは舘は第三者に襲撃されたって言うのが濃厚になってくるのね」

アリス「けど…おかしくない?」

桜庭「ええ。おかしいわね」

桜庭「あの量の血痕を踏んだとなると歩くたびに足跡が残るわ」

静寂「血の足跡…ですね」

愛野「確かにそう言われればそうね…。足跡なんて無かったわ」

そうだ、足跡なんかなかった。
けど足跡に変わる物はちゃんと証拠として残されていたんだ…


>>483から正しいコトダマを提示しろ
下2

正解!!




有山「足跡は無かったけどな、小さな血の跡があったんだ」

辻斬「ああ。プールを出てクリーニングセンターまで続いていた」

ボブ「犯人は妖精さんでーす!足跡がそんな小さいなんて!きっと刺身にされたマグロの妖精さんでーす!」

善知鳥「確かに怪しいけど…その血痕って何なのかしらぁ…」

九条「普通なら凶器から落ちた物と思われるが、ダンベルに包丁は現場にあったのだったな」

羽田木「犯人が反撃にあって怪我をしたとかではないか?」

静寂「あれれれれ?けど誰もお怪我なんてしてません!」

アリス「足跡に血痕…」

桜庭「一見すると関係性は無いようだけど。説明してくれるかしら?」

桜庭「二つの関係性をね」

二つの関係性…。足跡と血痕…
俺の憶測にはなるけど、これってそう言うことじゃないか?


【正しい選択肢を選べ】
1犯人は反撃にあって怪我をしていた
2犯人は興奮して鼻血を出していた
3犯人は靴を脱いで歩いていた

下2

正解!!



有山「犯人は靴を脱いで歩いていたんじゃないか?」

羽田木「そんな事をしたら靴下が汚れるではないか!」

ボブ「でもどうして犯人は靴を脱いだのですか?」

有山「血の足跡を残さないため…だろう」

愛野「成程ね。あの血だまりを踏んだ靴を持って歩いていたから、靴から血痕が滴って小さな跡になったわけね」

有山「憶測だがな」

愛野「凡人にしては納得できるから許してあげるわ」

善知鳥「でもそれがクリーニングセンターにあったってことは…」

田中「犯人はクリーニングセンターに居たってことになるよな。ふつーに考えてよ」

善知鳥「察するにぃ…クリーニングセンターで靴を掃除したのねぇ…」

羽田木「という事は、今靴の裏を見ても誰が犯人かは分からないと言うことだな」

静寂「けど私がクリーニングセンターに居た時は怪しい人なんて来ませんでした!はい!」

田中「んー…だったら犯人特定ってかなり難しくね?」

田中「麻生ちゃんと舘以外はみんな平等に容疑者ってわけだよな?あ!俺はやってねーぞ!俺も除外だ」

《ノンストップ議論開始》

コトダマ>483
【麻生の証言】
【舘の血痕】
【九条の証言】


善知鳥「ええっと…容疑者候補は【12人ってことになるわねぇ】」

九条「もっとも愛野の発言通りいくなら【辻斬とアリスは外してもよさそうだがな】」

羽田木「となっても容疑者は【10人ではないか】」

田中「【こうもっと容疑者をグッと絞れる方法がないと】議論は難航するよな」

田中「あれやるか?神様の言う通りって奴」

愛野「真面目にしなさいよ!!命かかってんのよ!」

ボブ「てっぽーうってー!BANG!BANG!BANG!」

愛野「だからふざけないで!!!!しかもなんでやたらそんなに発音が良いのよ!腹立つわね!」

アリス「……脱線してるよ」

辻斬「【容疑者を絞る方法は無い】凶器も分からない。一からやり直しだな」


【】の中身を論破しろ!
下2

正解!!


有山「そうじゃないだろ」

有山「容疑者を絞る方法ならあるぞ。だよな?」

麻生「はい…」

愛野「で?それってなんなのかしら?現場に居た第三者を絞り込む方法って?」

麻生「悲鳴…です…。私が刺されて意識が朦朧としている時…聞こえたんです」

麻生「女の人の悲鳴が」

善知鳥「えっとぉ…辻斬さんとアリスさんと麻生さんは外すとしてぇ…」

田中「10人の候補から一気に半数の4人にまで絞れたぜ!」

ボブ「静寂さーんと善知鳥さーんと桜庭さーんと愛野さーんですね」

桜庭「第三者が舘君を殺したとみるなら、この四人の中にクロが居るってことね」

花菱「んー…あれ?ほんならさ、もう怪しい子って一人に絞られへん?」

静寂「え…この四人の中から…一人に?」

花菱「うん!せやんな?あーりやまちゃん!」


この四人の中で一番怪しい奴…
そんなのもうあいつしか居ねえじゃねえか……。けど…お前が?


【怪しい人物を指名しろ!】
下2

正解!!


有山「4人の中で一番怪しいのは。お前だよ」

静寂「おうふっ!私を指さすのやめてください!何が怪しいんですか!」

有山「…お前言ったよな?クリーニングセンターに居たって」

静寂「はい!言いましたけども!けどもけどもですね!あの広いクリーニングセンターです!他に人が隠れていたのかも!それか入れ違いかも!」

静寂「それに…もし私が犯人だとしたら!凶器が分かりません!」

辻斬「ダンベルでも刃物でもないとなると…怪しいのは血の付いたバスタオルになるが…」

静寂「ふふん!無理です!バスタオルで人を撲殺なんて無理ですよ!かたつむりです!」

ボブ「そうでーす!怪しいかもしれないですけど。凶器が分からない限り、静寂さんはただ怪しいだけでーす」

静寂「そ…それともあれですか!私が舘君を沈めたとでも言いたいんですか!?無理です!私が体を鍛えてるからと言ってそんなのは不可能です!」

桜庭「ええ、確かにバスタオルで撲殺は無理ね」

静寂「でしょう?だから私に犯行は無理――――」

桜庭「けれどバスタオルに何かをくるんでいたとしたら…可能だけれど」

花菱「あ。なんか僕そう言うのサスペンスで見たことある!」

包んでいた?じゃあやっぱりダンベルを…
けどそれだと一発で致命傷になるよな……。いったい何を包んでいたんだ?

閃きアナグラム開始》

ぁ ょ ぅ ぃ ゅ ぱ

じ し り こ ぬ ま

○○○《三文字》

下2

正解!!


有山「バスタオルにくるまれていたのは…辞書じゃないか?」

ボブ「本?ですかー?」

静寂「そ…そんなの憶測です!まず辞書を包んでいたなんて証拠どこにもないじゃないですか!」

羽田木「辞書を包んでいた証拠…言われてみれば確かに…」

静寂「わ…私を犯人だと決めつけるには…早すぎです!」

静寂「他に怪しい人だってたくさんいます!」

ボブ「もう一回…やり直しでーす」

辻斬「…いや、その必要はない…」

辻斬「であるな?」

有山「ああ。その必要はない」


バスタオルに辞書が包まれていたって言う証拠
それはきちんと俺が持っているんだ

>>483から正しいコトダマを提示しろ

下2

確かにバスタオルが汚れてたのはそうだけど…
それは殴ったって証拠だよな

辞書を包んでいたって証拠にはならねえ…

辻斬「もう一度考え直せ…」

有山「ああ」


再安価
下1

正解


有山「バスタオルの内側。埃が付いてたんだ」

有山「外側には血痕、内側には埃」

静寂「だーかーらー!それがどうして辞書を包んでいたって証拠になるんですか!」

静寂「もしかしたら他の何かかも!」

桜庭「そうね。普通なら埃の付いている物を包んでいたと思うのが普通だけど」

桜庭「なにかそう思う確たる証拠があるのかしら?有山君?」

有山「ああ…ある。ちゃんとあるんだ」

花菱「お…結構本気のトーンやで?なんやのなんやの?言うてみいな」

有山「…今から言うよ、ちょっと待ってろ」

勿論、あの埃が辞書についていたものって言う証拠だってある。
捜査の時にあいつがきちんと証言しているんだ、その事を

>>483から正しいコトダマを提示しろ

下2

正解!!


有山「九条、羽田木、オマエラは昨日何をしていたんだった?」

九条「図書室の汚れが凄いのでな、掃除をしていた」

羽田木「ああ…。確かに有山の言いたいことも分かるがぞ、あそこは埃が凄かったからな」

静寂「…っ!けどけどけど!もしかしたら別の凶器ってこともあるんですよ!?」

静寂「致命傷を取らせずに相手を倒せる凶器、探せばきっとあるはずです!」

静寂「それなのに…それなのにどうして私なんですか!!!」

麻生「…他の凶器」

アリス「確かに…埃と辞書なんて…偶然が…重なった…だけかも」

静寂がそこまで強く言うってことは…。アリスの言う通り偶然の重なりなのか?
けど…状況的に怪しいのは静寂なんだ…
でももし間違ってこのまま突き進めたら、俺らは死ぬ…

どうすればいいんだ…。頼む、何か閃いてくれ俺

辻斬「…貴様は嘘をついている」


辻斬「有山、早く止めを刺せ」

有山「静寂のついた…嘘?」


>>483からただしコトダマを指定しろ
下2

正解!!


有山「静寂。お前昨日の夜何してた?」

静寂「だーかーらー!いつも着ている服の洗濯をしていました!その後部屋で寝て、善知鳥さんの後について行って、死体を見つけたんです!」

桜庭「…そう」

善知鳥「…?」

花菱「え?どうしたん?なんか皆おかしいけど?」

辻斬「ああ。女子にしか分からない事があるんだ」

ボブ「なんですかー?お腹痛い日とかそういう感じですかー?」

辻斬「少し黙っていろ」

辻斬「…有山。気づかないか?」

いや、俺ももう気づいている、静寂が嘘をついている事に
静寂をよく見れば自ずと答えは出てくる


有山「…お前、服、どうしていつもと一緒なんだ?」

静寂「!?!?!?」

桜庭「…服の洗濯中。私たちは皆予備のジャージに着替えているはずだけど」

辻斬「貴様…ジャージではないよな」

静寂「違う違う違う!違うんですってば!!!」《反論》

【反論ショーダウン開始!】
コトダマ>>483
【クリーニングセンター前まで続く血痕】
【誰かのジャージ】
【バスタオルの中の埃】

静寂「あ…え…えっと…これは」

静寂「【同じ服を二着持っていたんです】!そうですよ!そうそうそう!」

静寂「…そ…それに…」

静寂「…私は犯人じゃありません!どうしてそうなるんですか!」

静寂「【洗濯をして!】【ジャージを着て!】【部屋に移動して!】で、【予備の服に着替えて】今日になったんです!」

静寂「何もおかしい事はないんです!」

静寂「私は嘘なんてついていません!!!」


【】の中身を蹴り崩せ
下2

正解!!


有山「その言葉崩させてもらうぞ」

静寂「…は?」

有山「…クリーニングセンターに干しっぱなしだったジャージ…あれ、お前のじゃないのか?」

辻斬「私のジャージは部屋に置いてある」

桜庭「私もよ」

善知鳥「私のは胸の部分が大きいからすぐに分かると思うわぁ。もちろん私のも部屋に有るわよぉ」

愛野「私だってそうよ、といっても私と静寂の体型は似てるから証明する方法はないんだけど」

辻斬「貴様。さっきの話の流れの中でいつジャージを干したんだ?」

辻斬「ジャージを着たまま部屋に戻ったんだよな?ならば、あのジャージは誰のものだ?」

辻斬「それとも貴様はジャージまで洗濯したのか?」

静寂「あ…あのジャージは!私のじゃないんです!!!」


花菱「ほんなら着てみたら早くない?モノクマちゃん!ちょお!そのジャージ持ってきて!」

モノクマ「もう…クマ使いが荒いんだから!って、もうボク持ってきてるんだけどねー!」

有山「ほら。置いてあったジャージだ」

モノクマからジャージが静寂に投げ渡された。
静寂はそれを着ようとはしない、俯いたままでずっと地面を睨んでいる

静寂「他の…他の人のです!」

静寂「そ…そうだ!げ…現場に置いてあったダンベル…」

辻斬「…ダンベル?確かにあったが」

静寂「そ…それってだ…誰の物なんですか?」

善知鳥「誰の物?いや…そんなの犯人の物に決まってるじゃなぁい」

静寂「わ…私は…クリーニングセンターに居たんです!あのダンベルを持ち出す暇なんて無かったんです!」

花菱「ありゃりゃりゃりゃ…もうなんかボロボロやん…」

田中「つまりはあのダンベルは誰にでも持ち出せた―って言いてえんだな?」

静寂「そうです!そうですよ!」

静寂「私はずっとクリーニングセンターに居たんだから!あのダンベルは私以外の誰かが取ったんだよ!」

有山「いや…違うぞ」

>>483から正しいコトダマを提示しろ
下2

静寂「え?ちが…違うって…何が?何が違うんですか!?」

有山「…辻斬」

辻斬「事件のあった時間中はコンビニに居た…が」

静寂「ならならなら!きっと辻斬さん犯人を見たんですよね!?誰か来ましたよね!?」

辻斬「誰も来ていない」

静寂「……」

辻斬「誰も来ていないんだ」

静寂「な…なら私にだって無理!無理じゃないですか!」

静寂「も…もしかして辻斬さんの目を欺いて…ダンベルを取れたって言うんですか!?」

ダンベルを辻斬の目を盗んで取る方法…か。
いや、目を盗んでまで取る必要はなかったんじゃないか?もしかすると―――


【パニックトークアクション 開始】

静寂「無理!無理なんです!」

静寂「そ…そうだ!きっと女の子の声を出せる男の人が犯人なんだよ!」

静寂「だってダンベルなんて私達には縁がないもん!」

静寂「だ…誰ですか!?犯人は手を上げてください!」

静寂「み…皆も助けてください!私が犯人だって、そうなったらみんな死んじゃうから!」

静寂「有山君のバカ!!!私は犯人じゃないんです!」

静寂「違う違う違う!違うんですってば!」

静寂「もしかすると麻生さんが嘘をついているだけかも!」

静寂「きっとそうだって!みんなもう一回やり直しましょう!」

静寂「ダンベルは私の物じゃありません!私にも持ち出せません!」

じ ん け よ ま り え

【言葉を並び替えて正しい言葉を作れ】

下2

正解!!


有山「事件より前にダンベルを取ってたんじゃないか」

桜庭「事件より前?それはこれが計画的犯行だったと?」

有山「いや…。静寂。お前の体…やけに鍛えられてるよな」

静寂「は??」

花菱「おやおやおや?ここにきてまさかのセクハラでっか?」

アリス「…なにした…の?」

有山「ちょっと待て。お前らその顔で俺を見るな。あれは事故だ」

ボブ「おう?また新たな事件が発覚でーすか?」

愛野「男ってやっぱりゴミだわ」

有山「聞け。良いから黙って聞け」

有山「図書館でお前と羽田木が掃除してる時、あの時お前俺に倒れ込んできたよな?」

羽田木「ああ…あの時の話か。確かにそうだったな」

田中「んだよ!ラッキーなスケベじゃねえのかよ!相棒もヤリ手だと思ったのによ!」


静寂「…あ…あの一瞬だけで体を鍛えてるってわかるんですか?何ですかそれ?」

静寂「そんなの普通に考えて無理です」

静寂「そこまでして私を犯人にしたいんですか?」

有山「ああ。普通に考えては無理だ」


有山「でも俺らは、超高校級なんだ、普通の考えが当てはまらないことだってある」


田中「普段から体を鍛えてる相棒だから分かったってことか?」

桜庭「一応彼。格闘家だもの、分かっても不自然ではないんじゃない?」

有山「静寂、お前は体を鍛えてる…よな?」


静寂「………っ」


静寂は顔を横に向けて視線を床に落とした、裁判場に居る誰とも目を合わせようとしない
もう終わらせるしかないな、最初から事件を追ってこの裁判を終わらせよう

【クライマックス推理開始】

Act1
今回の事件は花菱に唆された【1】が計画した物だったんだ
【1】は今回のターゲットに麻生を選び、【2】まで呼び出した
そしてそこで事前に持ち出していた【3】で麻生に襲い掛かり、麻生を瀕死の状態にまで追い込んだ
後は止めを刺すだけだったんだろうけど、そこで【1】も予想していないハプニングが起こったんだ

Act2
それは第三者であるクロに自らの犯行を見られたこと。
クロは咄嗟の反応で【4】に【5】を包んで、それを凶器として振り回して【1】を襲撃した
麻生が意識を失う前に聞いたのは、きっとクロの悲鳴だったんだろうな

Act3
後ろから襲撃された【1】は頭の側頭部や後頭部を何度も凶器で殴打され、きっと【6】の状態に追い込まれた
そのままだと死ぬことはなかったはずなんだが、不幸なことに場所はプールだった。
意識が昏倒した【1】はそのままプールの中に倒れて落ちた。
【1】の死因が【7】なのはきっとプールの中で意識を失ったからだろうな
もし場所が場所なら今回の事件は最初から起こっていなかった

Act4
そしてクロは自分が人を殺してしまったと思い、偽装工作に出たんだ
あたかも麻生と舘の内輪もめに見せかけるために【8】を血だまりの近くに置いたり
血だまりに触れた自分の【9】をクリーニングセンターで綺麗にしたり、様々な工作に出た

Act5
けどクロはその偽装工作を進めていくうちにいろんな嘘をついた。
その嘘をついた人物、そして犯行時間帯にクリーニングセンターに居たと言った人物
色んなことが重なった結果今回の犯行が露点したんだよ。

そうだよな?【10】

舘 麻生 屋内プール カジノ 図書館 包丁 バスマット バスタオル 辞書
品詞 気絶 溺死 焼死 ダンベル コイン 靴 服 静寂 愛野 有山


【正しい単語を埋めろ!】

下2

正解!!




静寂「最初は…麻生さんが刺されているのを見て…助けようと思ったんです」

麻生「……はい」

静寂「それで、バスタオルにく辞書を包んで…舘君に殴り掛かりました」

静寂「振り回してるうちに…気が付いたら舘君がプールに浮かんでて…」

桜庭「不自然ではないわね、貴方の行為は布袋に小石を詰めて振り回すようなものだもの」

静寂「けど…助けようとしたんですよ?本当です!」

花菱「またまたー。助けようと思ったんやったら助け呼べるやん?実際麻生ちゃんってー。死体発見時には死にそうやったわけやし?」

アリス「……うん」

花菱「よーするに情緒酌量狙ってるって奴やなー。うわーこわーい!」

善知鳥「…偽装工作してる以上…貴方の言っている事は信用できないわ」

静寂「…だって」


花菱「…だって?何?」


静寂「……忘れたくなかったんです、今までの事。才能の事」

ボブ「ど…どうしてですかー?才能を忘れても…」

愛野「そうよ。私達とは違って技術の要らない才能なんだから、あなたには関係のない動機よ」


静寂「学習委員として働いた思い出がなくなっちゃうんです!!!みんなのこと!学習委員としてかかわった皆のこと忘れちゃうのが嫌だったんですよ!!!」

静寂「そ…それなのに…み…皆は1からやり直せばいいなんて…そんなの無理ですよ!昔には戻れないんですから!」

桜庭「かかわった人の事を忘れたくないから殺したの?」

静寂「そうですよ!それ以外に何があるんですか?」

花菱「はいはいはーい!僕ら15人の事は別に死んでもええとおもってたんですかー?やーん。僕らも関わったのにー!」

静寂「……」

花菱「も・し・か・す・る・と。たった15人くらいどーでもええわって感じ?それはそれで怖い―!」

花菱「え?なになになに?命を天秤にかけるなんてそんなことしてたん?アホやのに?」


静寂「……っ…、けど…けど言ったのは花菱さんです。」

花菱「およよ?僕なんか言うたっけー?」






静寂「『事実を捻じ曲げて現実にしたらいい』って」

静寂「…私が…私に嘘をつき続ければ…私は今まで通り居れるんですよね」

静寂「奇跡的に生還した一人になれるんですよね?」

静寂「だから…だから!!!」















花菱「あれ?そんなん言うたっけ?忘れてもたー」

モノクマ「ねえ。長々と話してるけど、投票がまだなんだよねー」

モノクマ「というわけで投票良い?」

花菱「ええよー」

桜庭「もう自白してしまっているから、する必要もないと思うけど」

愛野「早く終わらせたいわ」

ボブ「……」

モノクマ「それじゃあお手元のスイッチを押してクロだと思う人に投票して下さーい!」

モノクマ「はたして、クロは誰なのか。投票は正しいのか?」

モノクマ「投票結果は正解なのか間違いなのか!」







モノクマ「それでは!発表しまーす!!」












――――――――――――――――――――

【静寂】 【静寂】 【静寂】

   チャッチャラチャ~♪

―――――――――――――――――――――

































【学級裁判 閉廷】











モノクマ「はいはい!大正解!超高校級の寿司屋である舘巳繰クンを本で殴って溺死させたのは超高校級の学習委員である静寂ささめさんでしたー!」

静寂「……」


モノクマ「あ。もう言いたいことはない?オシオキOK?」

静寂「…はい」



静寂「外に出れたら…きっと上手くできると思っていたのに…。ここで失敗するなんて。ほんっと!さすが私ですよね!」




泣いているのに笑みを浮かべた静寂は、俺らの方に向いて大きく手を振った。
進む先はオシオキされる者だけが入れられる扉。そこに入ればきっともう帰っては来られない


麻生「自分に嘘をつき続けるって…辛い事なんですよ。」


静寂「そうですね!麻生さんを見て気づくべきでした!ほんとに私ってバカだから。もっと勉強しておくべきでした!ちゃんとした生き方」




静寂「…じゃあ。バイバイっ!」





モノクマ「超高校級の学習委員である静寂ささめさんの為に、スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」


モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」














 【GAME OVER】

シジマサンがクロにきまりました

 おしおきをかいしします
























                      【レポート!一億!提出だ!!】



                                     超高校級の学習委員 静寂ささめ 処刑執行



















教室のような場所でパソコンの置かれた机の前に座り、そしてパソコンを起動させる静寂。
黒板には【おしおき回避】とデカデカと書かれている

パソコンが起動すると静寂は慣れない手つきでキーボードを打ち込んでいく
文字が一文字一文字画面に表示されて、レポートが作成されていく
何を描いているのかは分からないけど、静寂は必死だ。


遅い指使いではあるけど、ページは文字で埋まり、また新しいページに進み
それが何回も何回も何回も繰り返される。


そして書き終わったのか、静寂は安堵した顔で一息ついた。

見てる俺らも安堵した、これでオシオキが回避されるのか?と


そして静寂がプリンターの前に立つ。
よくあるプリンターで、敗色は悪趣味なモノクマを模していた



―――――――ピーッ

勢いよく飛び出す紙が静寂の顔にぶつかる

静寂はその紙を手に取るが、次もレポート用紙が排出される
それもすごい速度で。

静寂はレポートを取り切れずに、落としてしまった。


――――ゴンッ


遂にレポート用紙が束になって排出され、静寂の顔に命中した。
それによりよろけた静寂は地面に倒れ込んでしまう


それでもレポートの排出つは止まらず、ついに静寂はレポート用紙の中に埋もれてしまった


そして暫くしてモノクマがやってきて、レポートの山から一枚レポートを取って


【落第】と書かれた赤いスタンプを押し付けた

モノクマ「いやっほうっ!!エクストリィィィィムッ!!」

モノクマ「いやー!凄かったね!さいっこうに絶望的だったね!」

二回目のオシオキが終わった。16人居た俺らはもう12人しかいない
どうせまた外には出られないのだろうな、と思う

桜庭「もう四人も死んだわけだけど」

モノクマ「もっちろーん!外には出れませーん!」

花菱「僕の誘導がまたも功を制したわけや!」

愛野「ふざけないでよおっ!!!!アンタのせいで事件が起こってんのよ!!!二回も!!!!」

花菱「もう。怖い怖い怖ーい」

ボブ「…」

アリス「…はぁ」

俺もそうだが、誰も何も言う元気も残っていない。ただ絶望と疲れだけが俺らに残っている
まだまだこの生活は続くのか

モノクマ「あ…そうそう。次回はボク少しだけ大人しくしておくよ」

桜庭「それってどういう意味?」

モノクマ「どういう意味だろう?」

善知鳥「…まあ、大人しいならそれに越したことはぁ…」

羽田木「そうだな。脱出口がそのうち見つかるかもしれない!」

九条「大人しくしすぎで食料の配給をしなくなる…とかではないな?」


モノクマ「違うよ!全然違うよ!今まで通り配給するよ!ボクを鬼か何かと勘違いしてない!?」

アリス「…鬼だよ」

モノクマ「違うよクマだよ!」

麻生「皆さん。もう帰りませんか…ここに居てももう…」

田中「だな。麻生ちゃんの言う通り!帰って寝るぞ!」

ボブ「そうでーす。寝まーす!寝て元気いっぱいでーす!」


辻斬「…モノクマ、貴様だけはいつか斬るからな」


麻生の発言を筆頭に俺らはエレベーターに乗り込んで部屋に帰ることにした。
静寂の居ないエレベーターは静かで、舘の居ない空間は重苦しさを増していた

もう二人はここにはいないのだ










―――――――――――――――――――――――――


モノクマ「ってことで協力よろしくね!」

モノクマ「うん!もちろん断る権利はないよ!」

モノクマ「ボクは大人しくしてるって言っちゃったしさー」

モノクマ「大丈夫だよ!この前みたいに殺せとは言ってないじゃん!」

???「――――――」


モノクマ「そう!花菱君みたいなことをすればいいの!」

モノクマ「んじゃ!よろしくねー」


???「………」


―――――――――――――――――――――――――














【CHAPTER2】

華やぐ孤高のユートピア 【完】


生存人数12名














次回モノクマ劇場から!
えーと、いろいろアクシデントとかあって遅れてごめんなさい
それに懲りずについて来てくれてありがとうございます

あと、支援絵。凄くうれしかったです!!これからも頑張ります!


ええっと。それでは今日はここまで!

お付き合いありがとうございました

多分次スレに移動すると思うので、このスレもご批判要望感想その他いろいろとかリクエストとかにお使いください!
質問も受け付けます!多分すぐにお返しできると思います!

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