提督「俺は………超ハゲータだッッ!!!」 (90)


女「提督くん、海軍兵学校の卒業、おめでとう!!」

提督「ありがとう! これも陰ながら支えてくれた女さんのおかげだよ」

女「うんうん、私は何もしてないわ。提督くんが一生懸命に頑張った結果よ。胸を張っていいわ!」

提督「うん………本当にありがとう! 俺、必ず立派な提督になって、深海棲艦から女さん達を守ってみせるよ!」

女「提督くん………///」


提督「だから女さん!」


提督「どうか、俺と付き合ってください!!」

女「!!」




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女「ちょ、ちょっと提督くん………そ、それって………」

提督「はい! 結婚を前提にという意味です!」

女「て、提督くん………///」

提督「どうでしょうか?」


女「………私なんかでよければ///」

提督「お、女さん!! そ、それじゃ!!」

女「うん……/// 返事はもちろん―――」



女「―――ってあれ?」

提督「ん? どうかした女さん?」


女「提督くん、髪の毛の感じ………おかしくない?」



提督「えっ!?」ビクッ!!




女「何か不自然な形にまとまってるような………」

提督「な、何言ってんのさ女さん! そ、そのようなことあろうはずがございません!」

女「いや、絶対におかしい! ちょっと触らせて!」

提督「ちょ、やめて! 触らないで! やめ、やめろぉぉぉぉぉッッッ!!!」


モサモサモ モサモサモサモサ



女「あ―――ッ!!!! てっぺんがハゲてる―――ッ!!!」


提督「」


女「うわっ、ハゲてるよ! 見事河童みたいに中央が酷い更地になってるよ!」

提督「ま、待ってくれ女さん! こ、これはその――」

女「近づくんじゃねぇよ! このハゲ!!」

提督「!?」ガ――ン!!




女「危ない所だったわ! 危うく騙されて付き合うとこだったわ!」

提督「そ、そんな………俺は騙すつもりなんて………」

女「隠そうとしてたじゃない! そんなの騙したも当然よこのハゲ! 詐欺師!!」

提督「さ、詐欺師………!?」ガーン!


女「私はハゲなんて嫌い! 大嫌いなのよ!」

女「このスダレ頭! マルコメ!! 河童!! 小○智昭!!」

女「二度と私の前に姿見せるなッ!! この、ハ―――ゲッ!!!」


女「フンッ!!」


タッタタタタタタッ!!!


提督「あっ、あっ………」


提督「うっ、うううっ………」ポロポロポロポロ




――――――――――

―――――――

――――


香取「………ということがあったのよ」

鹿島「提督さんにそんな過去が………」



鹿島「知りませんでした………提督さんにそんな過去があっただなんて………というかハゲていたこと自体も知りませんでした」

鹿島「だって今はフサフサですし」

香取「鹿島………残念ながら今の技術では、死んだ毛根を生き返らせることはできないのよ?」

鹿島「えっ、でも提督さんの頭はフサフサに生えてるじゃないですか」


香取「………」

鹿島「あっ………(察し)」



香取「素人目ではわからないような高級品を使用してるそうよ」


香取「この事を知ってるのは私達だけ。他に知っている艦娘はいないわ」

香取「提督が私にだけ打ち明けてくれた悲しい過去よ」

鹿島「提督さん………可哀想に………」


鹿島「それにしても酷いです!! 酷すぎますよその女の人!!」

鹿島「同じ女性として、確かに頭髪の薄い人に対し、嫌だなって思う気持ちはわからなくもないですけど」

鹿島「だからってあそこまで言うことないじゃないですか!!」

鹿島「あんな風に言われたら………提督さん、凄く傷ついたでしょうに………」

香取「そうね………」



香取「鹿島、貴方は今日より秘書艦の任に就くわ。だから知っておいて欲しかったの」

香取「提督の過去を………真実を………そして悲しみを………」

鹿島「香取姉………」


香取「どうかこのことを念に置いて、あの人のことを支えてあげて。お願いよ鹿島」

鹿島「香取姉………わかりました! 御忠告感謝します!!」



鹿島「でも、鹿島なら大丈夫です! 例え提督さんがハゲだったとしても、私にとって大事な人であることは変わりありません」

鹿島「だから任してください! 私、立派に秘書艦の任を果たしますから!」


鹿島「練習巡洋艦・鹿島、秘書艦の任を引き継ぎます!」

鹿島「提督さんのことは、私にお任せください! では、早速行ってきます!!」


タッタタタタタタッ!!!


香取「………大丈夫だといいのだけれど」


――――――――――――

―――――

――


提督「う~む、今回の大規模作戦、春に比べれば簡単だけど、相変わらずダイソンが色々な所で沸いてるなぁ」

提督「そのせいで道中大破になること多いし、みんなに無理しないよう言い聞かせないと………」

提督「バケツも補充しなきゃな。あと、疲労回復用のアイスも購入して………」


鹿島(提督さん、相変わらず優しいな………私達のことを第一に考えてくれて………)

鹿島(ハゲだとしても私は全然OKなのになぁ………)




 
 ブオオオオオッ!!


提督「うおっ! 急に強い風が吹いてきたな」


鹿島「あっ、窓閉めますね」バタリ

提督「やれやれ、急な突風だったな。おかげで書類が吹き飛んじまった」


鹿島「ええ、強い潮風でしたね……やだ、『髪』が痛んでないかしら?」



提督「か………み………!?」ピクッ


鹿島「えっ?」






提督「か、髪………髪、髪、髪………!?」

鹿島「提督さん?」

提督「かかかかかかかかかみみみみみみみみぃぃぃぃッッッッ!!!??」

鹿島「えっ!? ど、どうしたんですか!?」


提督「おっ、おっ、おっ………」プルプルプルプル



提督「うおおぉぉぉぉぉおんんッッッッッッ!!!」ポロポロポロ


鹿島「!?」




鹿島「ど、どうしたんですか提督さん!? 急に泣きだして!?」

提督「うおおぉぉぉぉぉぉんん!!! うおおぉぉぉぉぉぉんん!!!」ポロポロポロポロ

鹿島「い、一体何がどうなって!?」


鹿島「と、とにかく落ち着いてください提督さん! どうか泣き止んで!!」

提督「うおおぉぉぉぉぉぉんん!!! うおおぉぉぉぉぉぉんん!!!」ポロポロポロポロ

鹿島「ど、どうしよう………全然泣き止んでくれない………」オロオロオロ

鹿島「一体どうすれば………?」



香取「やはりこうなってしまったようね」

鹿島「あっ、香取姉!」



鹿島「これは一体どういうことなんですか!? 提督さんが滅茶苦茶泣いているんですけど!?」

香取「言ったでしょう鹿島。このことを念に置いてって」


香取「提督は好きだった女性に、ハゲだからという理由で酷いフラ方をしたわ」


香取「その結果、『かみ』という単語を聞いただけで、トラウマがフラッシュバックするようになってしまったのよ」

鹿島「えぇ~~?」

提督「うおおおぉぉぉぉぉぉん!! おおぉぉん!!」ポロポロ




香取「だから鹿島、秘書艦になったら絶対に『かみ』という単語は禁句よ。提督の前で絶対に口にしてはいけないわ。覚えておきなさい」

鹿島「そ、そういうことだったのですか………」


鹿島「というか、それなら最初に説明しておいてくださいよ!」

香取「さてと、それじゃ提督をなだめないとね」



香取「ほら、提督。もう大丈夫ですよ?」抱きっ

提督「うっ、うっ………か、香取か………すまん、またやっちまった………」グスッ

香取「いいんですよ。気にしないでください」ニコリ

提督「ううぅ………か、香取ぃ~~!」ポロポロポロポロ


香取「あらあら、もう鼻水こんなに垂らしちゃって………はい、この『紙』でちーんとして――」



提督「か、かみ!?」ピクッ

香取「あっ」




提督「か、かみぃぃぃぃぃぃぃッッッ!!!! きゃみぃぃぃぃぃッッッ!!!」


提督「うおおぉぉぉぉぉぉんん!!!!!!!」


香取「し、しまった………私としたことが!」

鹿島「香取姉ぇ~~!!」


提督「うおぉぉぉぉぉぉぉんんん!!!!!」


―――――――――――

――――――――

――――


提督「す、すまん二人とも………もう、大丈夫だ………」グスッ

香取「いえ、こちらこそ失礼しました」

鹿島「私も申し訳ございませんでした! 知らなかったとは言え、提督さんを傷つけるようなことを言ってしまって………」

提督「いや、悪いのは全部俺だよ。もう昔のことなのに、いつまでも引きずってさ………」


提督「………我ながら本当に情けない」

鹿島「提督さん………」


提督「いい加減このトラウマを克服しなきゃいけないよなぁ………」

提督「だいたい今の俺はフサフサだし? だから髪の毛のことなんかで悩む必要なんて、もうないわけだし?」

鹿島「えっ、でもその毛はニセモ――」

香取「鹿島!!」

鹿島「あっ、し、失礼しました! なんでもありません!」



提督「そうだ………俺は平気だ………もう俺はハゲじゃない………」ブツブツブツ

鹿島「大丈夫でしょうか………?」

香取「う~ん………」



 コンコン


『失礼します。第三艦隊、遠征より帰艦いたしました』


鹿島「あっ、提督さん。遠征部隊が帰ってきましたよ」

提督「お、おう………いいぞぉ、入ってくれ」


『失礼します』


ガチャリ


神風「『神(かみ)』風型駆逐艦、一番艦『神』風。遠征より帰艦しました!」


提督「『髪』風型駆逐艦の『髪』風!?」ガー―ン!!



鹿島&香取『あっ』


神風「えっ?」



提督「かみぃぃぃぃッッッ!!!! きゃみぃぃぃぃッッッ!!! うおぉぉぉぉぉぉぉんんん!!!!!」ポロポロポロポロ

鹿島「ああっ、提督さん! お、落ち着いてください!」オロオロオロ

神風「えっ? えっ? な、なに? どうしたの!?」

香取「やはりダメみたいね」


提督「うおぉぉぉぉぉぉぉんんん!!!!!」

神風「???」


―――――――――――

――――――――

―――


その後、提督さんの髪に対するトラウマは益々酷くなる一方でした。

少しでも髪ぽい単語を聞くだけで反応してしまう始末です



秋雲「あ~~、徹夜で原稿あげんの疲れたぁ~………『仮眠』しよ………」

提督「『かみ』んするだとぉ!?」ガ――ン!!



那珂「ねぇねぇ、神通ちゃん。昔、クイズヘキサゴンで組まれたアイドルユニット、羞恥心のメンバーって誰だったけ?」

神通「ええと、確かつるの剛士さんに、野久保直樹さん、それに『上』地雄輔さんね」

提督「『かみ』じゆうすけ!?」ガ―――ン



江風「なぁ、姉貴。Zガンダムの主人公の名前ってなンだったけ?」

海風「ええと、カミーユ・ビダンですよ」

提督「『髪』-ユ・ビダン!?」ガーン ガーン!



赤城「う~ん、これ美味しい~♪」モグモグ

加賀「あら、赤城さん。何を食べているの?」

赤城「ふふっ、これですよこれ。すっぱくて美味しい――」


赤城「『かむかむ』レモン♪」

提督「『髪髪』レモン!?(聞き違い)」ガーン ガーン




提督「うおぉぉぉぉぉぉぉんんん!!!!!」

鹿島「て、提督さん、泣かないでください! 提督さ――ん!!」




―――――――――

―――――――

―――

★数日後★


香取「まずい事になったわ………」

鹿島「そうですね。夏イベの真っ最中だというのに、これじゃあ海域突破も怪しいかも」

香取「それもあるけど、事態はもっと深刻よ鹿島」

鹿島「えっ、何かあったのですか?」

香取「先ほど、大本営から連絡があったの。それによると―――」



香取「近々、元帥閣下が視察に来るらしいわ………」

鹿島「ええぇ!? 元帥閣下が!?」



香取「ご存知の通り、閣下は絵に描いたような軍人気質の方。とにかく厳しい事で有名よ」

香取「少しでも軍人として相応しくない行動をしたら、その場ですぐに鉄拳制裁。常に海軍精神注入棒を携帯してるとの噂だわ」

香取「そんな武闘派の閣下が、トラウマで号泣している提督の姿なんか見られでもしたら………」

鹿島「ど、どうなるのでしょうか?」



香取「良くて降格処分。最悪銃殺刑(BAN)にされるという可能性も………」

鹿島「そ、そんな………どうしましょう香取姉!!」


鹿島「この前なんかダイハードに出てくるブルース・ウィリスさんを見ただけでも号泣しちゃたんですよ!?」

香取「益々悪化しちゃってるわけね………」


香取「う~ん……なんとか閣下が来る一日だけ凌げればいいのだけれど………」

鹿島「一日なんて長すぎますよ………そんなの絶対に無理―――」



鹿島「あっ、そうだ!!」

香取「なに? 何かいい考えでも浮かんだの?」



鹿島「閣下を殴り倒して一日気絶させましょう! そうすればバレることもありません♪」

香取「お前はアホか!!」


香取「ともかく何か対策を考えないと………この際、他の子達にも打ち明けて――」



提督「その必要はない!!」



香取「えっ、提督!?」

鹿島「提督さん!?」




提督「話は聞かせてもらったよ」

鹿島「て、提督さん! こ、これはその………」


提督「すまない二人とも」

鹿島「えっ?」



提督「俺が不甲斐ないせいで、お前達にまでいらぬ気苦労をさせてしまって………本当にすまない!」

香取「いえ、提督! そんな私達は――」



提督「だがもういい!! もういいんだ!!」


鹿島&香取『えっ?』





提督「何が髪の毛だ。何がハゲだ。何がブルースウイルスだ! 何がアデランスだ!!!」


提督「香取と鹿島達に迷惑をかけやがって………ふざけんじゃねぞこの野郎が―――ッッッ!!!!!!!」


鹿島「て、提督さん………?」


提督「こんなもんがあるからいけないんだ!! こんな黒いひじきもどきなんて―――ッ!!」ガシッ

香取「な、何をする気ですか提督!?」



提督「おらぁ!!」ブチブチブチッ!!


香取「カツラを無理矢理引きちぎった!?」




提督「まだだ!!」スッ

つバリカン


香取「ば、バリカン!?」

鹿島「そんな物持ってどうする気ですか!?」


鹿島「ま、まさか………!」



提督「うおおおおぉぉぉぉッッッッ!!!!!!!!!」


ジョリジョリジョリジョリジョリ!!!


香取「!? 残ってる髪の毛を剃り始めた!?」



鹿島「何をしてるのですか提督さん!? やめてください!!」


鹿島「そんなことしたら、まだかろうじて生きてる髪の毛が!! 髪の毛そのものがッッ!!」



ジョリジョリジョリジョリジョリ!!



提督(丸ハゲ)「ふぅ………サッパリしたぜ………」


香取「ああっ、そんな………残ってた髪の毛が全て………」

鹿島「甲子園球児みたいな坊主頭に………」




提督「髪なんて必要ねぇんだよ!!」


香取&鹿島『!?』



提督「俺達提督の役目は深海棲艦からこの国を守ることだ!」

提督「故に見てくれなんか気にする必要はあらず!! 俺達軍人に必要なのは、この国を守る使命、それだけだ!!」

提督「その使命に髪の毛なんて物は不要!! いや、むしろあれば、手入れ等の時間がかかって邪魔になるだけだ!!!」

提督「だから俺はハゲでもいい………いや、ハゲであることを誇りに思ってやる!!」


提督「今日から俺は………超ハゲータ提督だッッッッ!!!!」


提督「うおおおおぉぉぉぉぉッッッッッッ!!!!!!!!!!」



香取「なんかヤケになってるだけじゃないですか!?」

香取「ねぇ、鹿島――」チラッ



鹿島「す、素敵……/// 男らしいです提督さん……///」ポッ

香取「えぇ~~………」


「よう言うた!! それでこそ男や!!」


提督「えっ?」チラッ


鹿島「この声は――」





元帥「お前の心の叫び………しかと聞かせてもらった!!」


提督「か、閣下!?」



提督「もういらしていたのですか!? そうとは知らずとんだご無礼を――」


元帥「先ほどのやり取り、一部始終見させてもらった」

提督「えっ! いや、あの、その………」


元帥「なんと男らしい………実に天晴じゃ!!」

提督「へっ!?」



元帥「ワシは常々嘆いていたのじゃ! 最近の提督達には軟弱な奴が多い事に!!」

元帥「女子の様に髪を伸ばし、それがオシャレだとかぬかしおる! それでも軍人か!!」

元帥「だいたい海軍は基本『坊主刈り』が主流じゃろ! いい加減にしろ!!」


元帥「だから、その手の提督を見るたびに、撃ち殺してやりたいと、いつも思っていたのじゃ!!」


提督「は、はぁ………」



元帥「だが、お前は違う!!」

提督「!!」



元帥「自らを奮い立たせるために、頭の毛を引き千切った上で剃り上げるとは見上げた心掛けじゃ!」


元帥「なんと男らしい………実に惚れ惚れする!」

提督「い、いえ……そんな私は………」



元帥「見よこの面構えを!! ハゲ頭だがいい顔をしている!!」

元帥「まるでかつての山本五十六元帥のようだ………真に凛々しいことよ!!」



元帥「これぞ帝国海軍!! 深海棲艦と戦う漢の顔よ!!」

提督「か、閣下………!!」ウルッ



元帥「もうこれ以上ここを視察することもあるまい………この調子のままハゲむがいいぞ!!!」


提督「は、はい!! お褒めいただき光栄でありました!! 閣下!」


元帥「うむ!! 精進せい精進せい! ガハハハハハハハッッッ!!!」




鹿島「香取姉………これって………」

香取「………そうね。どうやら一件落着したみたい」


――――――――――――


――――――――――


その後、閣下に褒められ自信がついたのか。

提督さんは髪の毛のことを気にすることはなくなりました。

そして、そのまま私達を見事に指揮し、大規模作戦を無事完遂することができたのでした。




水無月「司令官、その坊主頭、とっても似合ってるね♪」

アクィラ「ええ、とっても素敵ですよ?」

26「うんうん♪ とっても男らしいと思いますよ♪」

ウォースパイト「ええ、そうね。これぞreal Japanese man! ハラキリ・サムライというものね」


提督「そ、そお? いやぁ~~……照れるなぁ~♪」


アクィラ「フフッ、少しザラザラしてますね………よしよし♪」ナデナデ

提督「お、おいおいアクィラ。撫でるなよ」

水無月「えへへ、チューしちゃえ♪」チュッ

提督「ファッ!? ちょ、水無月!? 何してんだお前!?」


水無月「あー、司令官嬉しそうな顔してる~♪」

提督「そ、そんなことないし………」


26「でも顔が真っ赤ですね」

ウォースパイト「確かに。まるでoctopusね。フフッ♪」


提督「も、もう! あんまり上官をからかうなよなぁ~~うわへへ~………♪」



アハハハハハハハッ ウフフフフ ハハハハハッ


香取「あらあら、もうすっかり大丈夫なようね。髪のことをネタにされても泣かなくなったみたいだし」

鹿島「むぅ~!」プクー



鹿島「はいはい! そこまで!」パンパン!

鹿島「着任したばかりの新人のみなさん! もう時間ですので演習に行ってください!」

『え~~!』


鹿島「文句言わないでください! 早く練度を上げるためですから! さぁ、ほら、行ってください!」


『は―――い!』



鹿島「さてと………もう! 提督さん!!」

提督「えっ、なに?」


鹿島「もう、貴方って人は新人の子が来ると、すぐ浮気しようとするんですから!」

提督「い、いや、俺はそんな気は―――」

鹿島「鼻の下伸ばしてデレデレしてたじゃないですか!」

提督「そ、それはその………」

鹿島「まったく! 提督さんは本当に浮気者なんですから! そもそもですね――………」

提督「あぐぐぅっ………」




香取「やれやれ、あの子もしょうがないわね………」


香取「ま、提督もこれにめげずに、これからも提督業にハゲんでくださいね♪」ニコッ



おわり


お・ま・け


※さっきまでの提督とは別人でお願いします




提督「まったく! 最近の男は女々しくて困る!!」


提督「この前駅の公衆トイレを利用したんだけど、鏡の前で髪をいじくってる奴の多い事多い事!」

提督「ウザッたくてしょうがなかったわ!! そういうことする奴が多いせいでトイレは混雑するし、何より見ていて見苦しいわ!!」

提督「そんな念入りに髪の毛を気にかけた所で、キモイ奴キモイままなんだよ! 無駄なあがきってのがわからないのかねぇ?」




浜風「そう思うのは、提督に髪がないからじゃないですか?」


提督「………………」


提督「だいたい髪を染めてる奴は一体何考えてるんだ?」

提督「軽く茶色に染めるだけならともかく、真っ金色や、緑や紫色に染めてる奴らは一体何考えてるんだ?」


提督「コスプレとかでやるならともかく、日常生活でそんな色の髪してたら単に気持ち悪いだけだぞ!」


提督「だいたい黒い眉持ちの日本人顔に黒髪以外が似合うわけないだろ!! いい加減にしろ!!」



浜風「そう思うのは、提督に髪がないからじゃないですか?」


提督「………………」



提督「坊主頭はいいぞ~? なにせ手入れが簡単ですむからな!」

提督「床屋に行く時も安く済むし、何より夏場では蒸れなくて済むから本当にいいんだぜ?」

提督「甲子園球児達が坊主でいるのもこういう理由だ。髪の手入れをやらなくて済む分、練習に専念できるというわけだ!」


提督「だから世の男たちもみんな坊主になればいんだよ! いやむしろ永久脱毛して丸ハゲになるべきだ!」

提督「本当、髪なんて必要ねぇんだよ!!」




浜風「そう思うのは、提督に髪がないからじゃないですか?」


提督「………………」



提督「………浜風よ」


浜風「はい」



提督「おめぇ、ちょっといい加減にしろぉ――ッッ!!!」ガバッ


浜風「キャッ!!」



提督「上官である俺に対しハゲという言いがかりをつけおってからに!!」

浜風「言い掛かりではなく事実――」

提督「黙らっしゃい!!」


提督「こぉ~んな最低なお前には、罰として俺と夜戦(意味深)の刑じゃ――ッッ!!」

浜風「ええぇぇっ!!??///」




提督「うわへへww、さぁ、覚悟しろよ浜風~? 今夜は寝かせないぜぇ~!!」

浜風「だ、ダメです提督!/// こ、こんなの………///」ドキドキドキ

提督「ふへへへ、優しくねっとり責めてやるぜぇ~~!」

浜風「あ、あうぅっ………///」ドキドキドキ




雪風「なーにしてるんですかぁ~? しれぇ?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!



提督「ファッ!? 雪風!?」




雪風「カワイイ妹の浜風に無理矢理夜戦(意味深)をしようとしてたんですかぁ?」ギロリ

提督「ま、待ってくれ雪風!! 違う! これは誤解なんだ!!」

雪風「誤解?」

提督「こういうプレイなんだよ! 浜風が何かしらで俺を怒らせて、それで俺が罰として夜戦だぁ~!ってな感じでやるシチュエーションでさ!」


雪風「しれぇ………雪風がそんな与太話を信じるとでも思っていたのですか?」

提督「ほ、本当なんだよ! 信じてくれ!」



雪風「だったらしれぇ、浜風の代わりに姉である雪風が夜戦(ガチ)の相手をしますね♪」

提督「やめろぉぉぉ!!!!!!!」



時津風「探照灯、用意♪」ピカーーッ

初風「照明弾、発射!」ポンポン


提督「ひっ! 夜戦装備まで!?」



雪風「雪風は沈みません!!」


61cm五連装(酸素)魚雷 カッ!

61cm五連装(酸素)魚雷 カッ!

61cm四連装(酸素)魚雷 カッ!



提督「ギャアアァァァァァッッ!! だからカットインはやめろぉぉぉッッッ!!!!」


チュドーン ドカカカカカカーンッ!!!

Critical hit! 668


ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァッッッ



天津風「まったく、あの人にも困ったものね」


天津風「大丈夫? 浜風」


浜風「あ、ありがとう………みんな………」


天津風「何がそういうプレイよ! ああいう風に無理矢理夜戦(意味深)を強要するなんて最低だわ!」

天津風「ねぇ、浜風」


浜風「あっ、いや、その………///」

天津風「えっ、ちょ、まさか………」



浜風「………///」カァァァァ


雪風「えぇぇ~~………」




終わり


これで終わりです。クソSS失礼しました。

26とアキラ堀が完了したので書きました。

私はリアルハゲでない、モジャモジャのフサフサな男です。
なのでハゲの人の気持ちなんてまったく理解できなかったので、そこら辺の描写が全然なってなかったと思います。すいませんでした。

私はハゲじゃないので、仕方ありませんね。

私はハゲじゃないです。

ハゲじゃないデス


>>1の前作です。なんなりとお読みください。

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提督「ゴジラ! ゴジラ! ゴジラがやって来ただとぉ―――ッッ!!??」
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だからハゲじゃねぇって言ってんだろぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!!!!!!!


クソSS失礼しましたぁぁぁぁぁッッ!!!!


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月28日 (日) 20:25:53   ID: IcX-69CH

浜風やっぱり出たかw

2 :  SS好きの774さん   2016年08月31日 (水) 12:35:04   ID: 3n8kKZ29

何気無しに見てたら浜風でてきて、やっぱり貴殿かと思った。

3 :  SS好きの774さん   2016年09月01日 (木) 03:54:43   ID: iqB-wm__

(´・ω・`)。oO(また髪の話してる・・・)

4 :  SS好きの774さん   2016年09月02日 (金) 19:11:30   ID: jMYZtfw1

やっぱりお前じゃないか(歓喜)
しかもホモとかこいつすげぇ変提だぜ?

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