提督「磯風が秋刀魚を焼いちゃうぅぅぅぅぅぅぅッッッッ!!!!!」 (53)


磯風「司令、秋といえば秋刀魚の季節だな」

提督「そうだな~、秋刀魚は秋の味覚の代表だからな」

提督「鎮守府でも秋刀魚漁に勤しんでるし。まさに今が旬だよな」

磯風「それでだな司令。この磯風、司令のために秋刀魚を焼いてきた」

提督「おおっ、そうなのか!」


磯風「ああ。だからぜひ食べて欲しいのだが……」

提督「なるほど、確かにいいかもなぁ………でも―――」



提督「俺としては、秋刀魚よりも磯風の方を食べたいかなって」

磯風「し、司令……!/// 」




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磯風「そ、それはセクハラというものだぞ……///」

提督「はははっ、すまんすまん。でもこれは本心なんだ」


提督「俺は秋刀魚よりも、磯風の方を召し上がりたい」キリッ

磯風「うっ……///」


磯風「し、仕方ないな……まったく、好色な司令だ………///」

提督「っしゃ!!! じゃあ俺は布団を用意してくるよ!」



磯風「いや。するのは秋刀魚を食べてからだ。冷めてしまうと味が落ちるからな」

提督「………」



磯風「この秋刀魚は自分なりに工夫して作って自信作だ。味には自信がある」

提督「磯風が工夫を? あっ、ふーん……」

磯風「前回から反省して料理修行をしてきたのだ。前のよう失敗は起こりなどしない」

提督「おおっ、ずいぶんと自信満々だな」

磯風「武勲艦なのは伊達ではない」


磯風「さぁ、これがこの磯風が焼いた秋刀魚だ。さぁ、召し上がれ」

提督「おおっ、これは……見事なまでに」



提督「真っ黒な秋刀魚だな……」

磯風「少し火加減を間違えたかもしれないが、でも許容範囲内のはずだ」

提督「許容範囲とはなんなのですかね……」


磯風「どうしたんだ司令? 早く食べないと冷めてしまうぞ?」

提督「お、おう……そうだな」


磯風「安心しろ司令、確かに火加減は上手くいかなかったかもだが、味付けには自信がある」

提督「味付け?」

磯風「司令は甘い物が好きだろう? だから秋刀魚にそれ用に味付けしてみた」

提督「甘くしたのか(困惑)」


磯風「ああ。まずチョコソースをかけた」

提督「………」

磯風「そしてメイプルシロップにバニラエッセンスとやらもかけてみた」

提督「………」

磯風「あとはビーンズを少々と、餡子も添えておいた」

提督「………」



磯風「どうだ。甘党の司令にとってはピッタリだろう?」ドヤァ

提督「………」


提督「磯風よ。確かに俺は大の甘党。甘い物は大好きだ!」


提督「でも、俺は……それよりも磯風の方が何百倍も好きかな」

磯風「ま、またそんなこと言って……/// もう、助平な司令だ……」

提督「ハハハッ、すまんな。だからもう布団に入ry」


磯風「もう少し我慢しろ司令。ほら、先にこの秋刀魚を食べるんだ」

提督「………」

磯風「どうしたのだ司令? なぜ食べないのだ?」

提督「いや、その……」

磯風「もしかして、磯風の作った秋刀魚など食べたくないということなのか……?」シュン

提督「そ、そのようなことあろうはずがございません! お前が焼いてくれた秋刀魚を食べたくないはずないだろう?」



提督「だって俺は、磯風のことが誰よりも好きなのだから!!」

磯風「し、司令………///」ポッ


提督「俺は色々とだらしねぇ提督だけれど。磯風に対する愛は誰にも負けやしない!!」


提督「磯風好きだ!! 大好きだ!!」


提督「愛してるぞ磯風ッ!! お前がNO1だ!!」


磯風「あっ……うっ……///」カァァァ!



磯風「ま、まったく……よくもそのような恥ずかし台詞を吐けるものだ!」

磯風「で、でも………戦場にいる時以上に胸が高鳴ってしまう……/// そんなにも想ってくれてるだなんて……///」

提督「ああ! 俺の愛は本物だ!!」



磯風「なら、この秋刀魚も食べてくれるな。司令♪」


提督「………」



磯風「ほら司令、早く食べてくれ。もう放置して少し時間が経ってしまってる」

提督「磯風………好きだ!!」

磯風「えっ?」ドキッ


提督「好きだ磯風!! 好きだ―――ッッッ!! ん~~~チュ♪」抱きッ

磯風「し、司令…/// ん―――!!」


チュチュチュチュチュチュ♪


提督「好きだ磯風……好きだ………好きだ好きだ好きだ!!」

提督「大好きだあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁッッッッッッ!!!!!」チュチュチュ


磯風「だ、ダメ…/// んああっ………///」


チュチュチュチュチュチュチュチュチュ♪


提督「――――ぷはぁ」

磯風「ハァ…ハァ……/// ひ、酷いぞ司令……こ、こんな無理矢理キスをするだなんて……///」

提督「………磯風」ボソッ

磯風「な、なんだ……?」



提督「布団に入ろうか」

磯風「!!」ドキッ



磯風「…………」


磯風「は、はい……///」


提督「やったぜ」




磯風「秋刀魚を食べた後でな♪」



提督「………」




提督(くそぉ……こうなったら!!)


提督「磯風ぇぇぇぇぇぇッッッ!!!」ガバッ

磯風「キャ!」

ドサッ

磯風「な、何をするのだ司令!? 急に押し倒してきて……」

提督「磯風……オラもう我慢できねぇ!」

磯風「だ、ダメだぞ司令! まだ秋刀魚が―――」

提督「磯風ぇぇぇッッ!! ん―――ちゅ」

磯風「んッッ!! だ、ダメぇ……しれぇ…/// そ、そんなとこ―――ああっ!///」


磯風「あっ、あっ、あっ……///」ビクビクビクッ


磯風「ああぁぁ―――ん!!!///」


チュチュチュチュチュチュチュ♪

―――――――――――――

――――――

―――





チュンチュンチュン


提督「ふぅ。成し遂げたぜ」

磯風「ううっ……/// まったく、強引にも程があるぞ……」


磯風「おまけに朝までちっとも寝かせてくれなかったし……///」

提督「すまんすまん。磯風があんまりにも可愛い声を出すもんだからついな」

磯風「も、もう……/// 本当に仕方のない司令だ……///」

提督「……もう一回戦やっちゃう?」

磯風「そ、それはダメだ! もう朝なんだから! ちゃんと仕事をしないと……」


磯風「だ、だが……また夜になったら……///」ポッ

提督「やったぜ!」


提督(よし! 秋刀魚の事は綺麗さっぱり忘れてやがるぜ!)

提督(これで俺の命は助かったというわけだぁ!! ふぁ~ははははwwww)


ガチャリ


翔鶴「失礼します! 提督、第一艦隊アルフォンシーノより帰投しました!」

提督「うおっ、翔鶴!?」

翔鶴「これが報告書になります。あと、大量の秋刀魚を手に入れる事ができました♪」


提督「ファッ!?」

磯風「あっ、秋刀魚」



翔鶴「報告は以上です。それでは艦隊は休息に入りますね」

タッタタタタタッ


磯風「そういえば秋刀魚をまだ食べてなかっな。すっかり忘れていたぞ」

提督「Oh……なんてことだ……」

磯風「だが朝食代わりにちょうどいいな。さぁ、司令。この秋刀魚を食べてくれ」

提督「い、磯風……悪いけど、その秋刀魚はもう時間経ってるから……」

磯風「大丈夫だ。こんなこともあろうかと、秋刀魚の中に保温剤を入れておいた」

提督「なんで入れる必要があるんですか!(正論)」


磯風「これで鮮度は作った直後のままになっているであろう。さぁ、司令。この磯風特製の秋刀魚を召し上がれ♪」

提督「………」

提督「フッ……これも運命か。ならば甘んじて受けよう……」


提督「秋刀魚を食べる前に……磯風、これだけは言っておきたい」

磯風「何だ?」


提督「例えこの先何が起きようとも………俺はお前の事を愛してる」

磯風「な、なんだ司令……そんな今生の別れみたいに……」

提督「最後に嘘偽りない気持ちを表わしただけだ。愛してるぞ!! 磯風!!」

磯風「も、もう……/// なんなのだ司令……///」


提督「第十七駆逐隊のみんなといつまでも仲良くするんだぞ……」


提督「では………南無三!!」


ガブッ!!


ムシャムシャムシャムシャムシャ



提督「ぎょえええええええええぇぇぇぇぇぇッッ!!!???」

バタリ


磯風「し、司令―――ッ!!???」



おわり



          お・ま・け


※さっきまでの提督とは別人でお願いします。



浜風「鎮守府内に新たな宿泊施設ですか?」

提督「うむ、そうだ。大本営から視察にくる上層部の方たちや、演習にくる提督と艦娘達がまとめて泊まれるようにと思ってな」

浜風「なるほど……確かに今ある鎮守府内の部屋数では、大勢を泊めることはできませんからね」

提督「工事はすでに終了してて、ほぼ施設は完成した状態にある……そこでだ浜風。お前には俺と一緒にその施設に泊まってもらおうと思う」

浜風「つまり、モニターをしろということですね」

提督「うむ。実際に運用する前に、我々が利用して不備等を確かめないとな」


浜風「了解しました。浜風、命令を受理します」

提督「よし、ならば早速新設した宿泊施設に出かける。後に続け!」

―――――――――――――――――

―――――――――


浜風「これがその宿泊施設ですか……」

提督「そうだ。見た感じはどうだ?」

浜風「その……一つ疑問があるのですが」

提督「なんだ?」


浜風「なぜ外見が西洋のお城みたいな形になっているのでしょうか?」

提督「………」


提督「はははっ、それは西洋式を取り入れたからだよ。金剛型戦艦が英国から技術を入手したのを習ってね」

提督「利便性の高い西洋式の方が、利用者にとってももいいと思ったからね」

浜風「なるほど……利に適ったお考えですね」


浜風「でも、それにしては安ぽっいというか、どことなくインチキ臭い外見なのはなぜでしょう……?」

提督「そこら辺は予算不足でなぁ」

浜風「ああ………それなら仕方ありませんね」

提督「それでこの宿泊施設の名前だが、我ら帝国海軍の象徴である戦艦の名前からとって」


提督「大和ホテル(意味深)と名付けることにする」


浜風「大和ホテル……帝国海軍に相応しい名前ですね。素晴らしいと思います」


浜風「ただ、(意味深)とはどういう意味です?」

提督「一部の提督にわかる造語というか暗号というか―――」

浜風「???」


提督「まぁ、そこら辺はあんまり気にするな」


提督「よし、説明はこれぐらいにして。それじゃあ早速中に入るとしよう」

浜風「は、はい……」

浜風「綺麗に造られてますね……家具もたくさんありますし。これなら来客も快適に―――」

提督「ハァ……ハァ……!」

浜風「ど、どうされたのですか提督!? そんなに息を荒くして……?」

提督「も、もう我慢できぬぅ!!」ガバッ

浜風「キャッ! て、提督……何を……!?」

提督「ふふふふっ、おとなしくするんだ浜風」

浜風「な、何をするんですか! 私達はこの施設のモニターしに来たのでは……!」

提督「これがそうさ。さぁ、おとなしくしてるんだ」ヌギヌギ

浜風「ぬ、脱がさないで……///」

提督「安心しろ、すぐ気持ちよくしてやるかな……うわへへwww」


浜風「あっ…そ、そんな……だ、ダメ…///」

提督「うひひひひ♪」


ガチャリ!!



「そこまでだ!!」


提督「なっ……誰だ!?」





憲兵「残念だったな」


提督「アイエエエエエエッッ!? ケンペイサン!?」


憲兵「もう抵抗しても無駄だぞ! 観念するんだ!」

提督「な、なぜここが……!?」

憲兵「タレこみがあったので駆けつけたのだ!」

提督「タレこみだとぉ!? くっそ! 誰だチクッた奴は!?」




憲兵「情報提供感謝します」ビシッ

雪風「いえいえ♪」


提督「ファッ!? 雪風!?」



提督「な、なぜだ雪風……なぜこんなことを!?」

雪風「えへへ♪ 同じ陽炎型の妹に手を出す変態しれぇは死ねばいいと思いました♪(コナミ感)」

提督「な、なんてことを……」

雪風「憲兵さん、お願いしまーす♪」

憲兵「了解しました。ほら、立てこの野郎!!」

提督「離せコラッ!! 流行らせコラッ!! 浜風SS流行らせコラッ!!(切実)」


ズルズルズルッ


雪風「よし、これですべて解決ですね」


雪風「もう大丈夫だよ浜風」

浜風「あ、ありがとう……雪風。おかげで助かりました……」


浜風「………」

雪風「……浜風?」





浜風「少し……残念です///」

雪風「ええええええぇぇぇぇぇぇッッッ!!??」


おわり




これで終わりです。クソSS失礼しました。

1-5で無事磯風を迎えることができたので書きました。
代わりに秋刀魚が全然集まらない………。
雷ちゃんの大漁旗は欲しい。秋イベへの備蓄も必要。両方やらなくちゃならないってのが提督のつらいところだ。


前作です。よろしければどうぞ?


提督「大鳳? 駆逐艦かな?」
提督「大鳳? 駆逐艦かな?」 - SSまとめ速報
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提督「浜風と一緒に大和ホテル(意味深)に入っちゃったァァッッ!!??」
提督「浜風と一緒に大和ホテル(意味深)に入っちゃったァァッッ!!??」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1442142967/)


まぁ、すでに磯風堀りで資源だいぶやられてるんですけどね。
涙がで、出ますよ………(号泣)


駄文失礼しました!

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