【安価・コンマ】時雨「止まない雨」【有り】 (84)

※鬱要素有り、ご都合展開有り

ズダッダッダッダッダッ

ズダッダッダッダッダッ

ズドッドッドッドッド

砲撃は止まない・・・・敵は至る所に出現して鎮守府を襲う

ナ級flagship「グォォォォォォォォ」

時雨「ハァハア・・・」

時雨「ナ級・・・・それもflagship!!!!」

時雨「装備はもう全部使い果たした・・・これ以上戦えない」

ナ級flagship「グォォォォォォォォ」

時雨「くる・・・どうすれば・・・・・」

バンッバンッ

ゴボッ

ナ級flagship「ギャァァァァァァァァァァァ」

ナ級flagship「」

時雨「誰!?」

山城「・・・・・・」

時雨「山城!!!!生きていたんだ!!!!」

山城「生きていた?そうね・・・今は生きているけど・・・・もうダメね」

山城「扶桑姉さまも亡くなった。」

山城「最上も、満潮も山雲、朝雲も・・・・」ポロポロ

山城「提督だって・・・・多分」

時雨「山城、諦めちゃダメだ。僕達がここで食い止めないと、被害は増える一方だよ!!!!」

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山城「無理よ・・・もう私たちは負けたの」ポロポロ

山城「あとは轟沈して・・・・最期を迎えるしか」ポロポロ

パシンッ

時雨「目を覚まして山城」

時雨「本当に終わらせて良いの!!!!」

時雨「山城の意気地なし、馬鹿!!!!バカ城!!!!」

山城「だ、誰がバカ城よ!!!」

時雨「弱音を吐く山城なんてバカ城で充分だよ!!!!」

山城「駆逐艦如きが偉そうに」

山城「アンタと違って私は大局を見ている」

山城「それともこの状況で勝てると思っているの?」

時雨「諦めたら、終わりだよ」

時雨「僕は嫌だ・・・」

レ級「イタイタ、マダイキテイルカンムスメガ」

時雨「戦艦レ級!!!!」

山城「ほらっ・・・レ級相手に・・・・もう無理よ」

時雨「山城が戦わないなら僕が代わりに戦う」

時雨「装備貰うよ」

山城「アンタに戦艦の装備が扱えるわけ」

時雨「機銃ならなんとか使える。それで十分だよ」

山城「機銃で、レ級に敵うはずない。馬鹿なの?」

時雨「馬鹿は山城だ・・・僕は最後まで戦う!!!!」


レ級「ナメラレタモノダ」

レ級「キジュウデコノワタシトタタカウナンテ」

レ級「ソッコウデコロシテヤル」

時雨「・・・・・」

時雨(どう考えても、レ級にダメージを与えることは難しい)

時雨(駆逐艦と戦艦・・・そして性能の差が違い過ぎる)

時雨(でも可能性はゼロじゃない)

時雨(なんとか集中して・・・命中させる)

時雨(でなきゃ、山城まで失うことになる)

時雨(戦えない山城を僕は守る!!!!)

時雨「当たれぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇ」

ズダッダッダッダッダッ

時雨のレ級に対しての攻撃ダメージ
↓コンマレス
1~30 回避 31~80 ダメージ無し 81~90 小破 91~100 中破

戦艦レ級 中破

レ級「ぐぅぅぅぅっ」

レ級「コ・・・コイツ!!!!!」

時雨「ハァハア・・・・僕だってやるときはやるんだから!!!!」

時雨「山城見てた?僕たちの反撃はこれからだよ!!!!!」

山城「扶桑姉さま・・・扶桑姉さま・・・・扶桑姉さま」ブツブツ

時雨「・・・・・ダメだ。完全に戦意喪失している」

レ級「ザコノクチクカン、ゴトキニワタシハマケナイ!!!!」

時雨「来る・・・レ級の攻撃が来るよ。山城回避だよ!!!!」

山城「扶桑姉さま・・・扶桑姉さま・・・・扶桑姉さま」ブツブツ

レ級「シズメシズメシズメシズメシズメ」

ヒュュュュュュュュュッ

ヒュュュュュュュュュッ

ヒュュュュュュュュュッ

時雨「レ級が怒りに任せて全方位に攻撃を仕掛けてきた」

時雨「全てを無にするつもりだ・・・・」

時雨「山城!!!!!!!」

戦艦レ級の無差別攻撃に対するダメージ
↓コンマレス
1~20 時雨、山城回避
21~30 時雨 回避 山城 大破
31~40 時雨 大破 山城 回避
41~60 時雨 大破 山城 大破
61~80 時雨 轟沈 山城 轟沈
81~100 時雨、山城を庇い轟沈

ヒュュュュュュュュュッ

山城「ようやくこれで逝くことが出来る」

山城「待ってて、扶桑姉さま」

ボォォォォォォォォォォォォォォォォッ

山城「・・・・・」

山城「あれ・・・・命中したはず・・・・」

時雨「・・・・うっぐっ・・・」

ビチャッビチャッ

山城「時雨!!!!」

山城「もしかして私の事を庇ったの?」

山城「馬鹿じゃない!!!!」

時雨「馬鹿なのは・・・山城の方だよ・・・・」

時雨「必ず・・・・生きて・・・・」

時雨「そして・・・・勝って・・・・」

時雨「」

ガクッ

山城「いや・ぁぁぁぁぁぁぁぁ時雨!!!!死なないでぇぇえぇぇぇぇ!!!!」

・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・

・・



「起きて・・・・時雨・・・・朝だよ」

時雨「ん・・・・あれ・・・・」

曙「なにやってんのよ時雨、早く支度しなさい。間宮食堂に行くわよ」

潮「時雨ちゃん・・・おはよう」

夕立「寝不足っぽい?夜更かしっぽい?」

時雨「あれ・・・・ここは・・・」

曙「自分の所属している鎮守府を忘れたの?馬鹿じゃない」

時雨「・・・・・・」

時雨(僕は戦っていたはずになのに・・・)

時雨(あれは夢だったのかな?)

間宮食堂

夕立「うわぁ~朝から豪華な料理でやる気も上がるっぽい」

曙「ダイエット中なのに・・・」

潮「曙ちゃん・・・残すのは良くないよ」

曙「潮は逆にダイエットしなさい。前より太ったわよ」

潮「!!!!!」

時雨「・・・・・」

時雨「ねぇ、提督ってどこに居るの?」

曙「時雨・・・それ本気で言ってる?」

潮「新しい提督は着任します」

夕立「この前いた提督は二週間前に崖から落ちて亡くなったって知らなかったっぽい?」

時雨「うーん・・・・・そうだったような」

曙「この1年で提督は3人も亡くなった。不慮の事故だったり、自殺だったり転落死だったり・・・・」

曙「だから、次の提督がどれくらい持つか」

曙「今、駆逐艦何隻かでお金を賭けているんだけど」

曙「時雨も参加しない?期日は今日の夜までよ」

夕立「夕立は、3ヵ月」

曙「あたしは1ヵ月」

潮「・・・・・賭け事なんてしません」

時雨「新しい提督か・・・・」

ガシャッン

ガシャッン


曙「あー・・・またやったみたいね秋津洲」

山城「こらっ!!!!なに扶桑姉さまの前で皿を割ってるの!!!!!」

秋津洲「ご、ごめんなさい」

扶桑「いいのよ・・・山城」

山城「扶桑姉さま、良くありません」

山城「この女は、駆逐艦以下の性能の役立たずの癖に」

山城「雑用すらまともにこなせない」

山城「鎮守府のお荷物だわ」

秋津洲「お荷物なんて・・酷いかも・・・・」

「そうだそうだ」

「お荷物艦娘。解体候補ナンバーワン」

「役立たず」

「新しい提督の机の下係でも就任したら?」

クスクス

ヒソヒソ

秋津洲「・・・・・」ポロポロ

時雨「・・・・・」

時雨(山城が秋津洲をいじめて、周りの艦娘が同調している)

時雨(いくら秋津洲でもひどすぎる)

↓コンマレス
1~50 秋津洲を助ける 51~100 放置する

時雨「そこまでにしなよ、山城」

山城「?」

時雨「秋津洲が皿を割ったからって、言い過ぎだよ」

時雨「秋津洲は昨日の夜から働いているんだよ・・・・疲れがたまっているに決まっている」

山城「駆逐艦風情が私に口答え出来るわね」

山城「秋津洲のような性能の弱い雑魚艦娘は、雑用くらいの価値しかない」

山城「当然、休みなしで鎮守府の為に働くのが正しいわ」

時雨「違う・・・・艦娘は平等だよ。性能なんて関係ない」

山城「あーあ、ウザいウザい」

ボコッ

ボコッ

時雨「うぐっ・・・」

山城「私は、栄光ある連合艦隊の旗艦としての経験があるのよ」

山城「駆逐艦のアンタとは格が違うの!!!少しは弁えなさい!!!」

時雨「フッ・・・・今じゃ腐った鎮守府で威張り散らかしている哀れな戦艦だよ」

山城「・・・・・」ピクッ

山城「今すぐ死にたいなら、轟沈させてあげる!!!!」

秋津洲「もう止めて欲しいかも!!!!!」

秋津洲「あたしが悪かったです・・・ごめんなさい山城様・・・・許してください」

秋津洲「この通りかも・・・」

ズンッ

時雨「秋津洲・・・・土下座なんて」

山城「・・・・この雑魚に免じて今日のところは見逃してあげる」

山城「次、私を怒らせたらどうなるか分かるわよね?時雨!!!!」

時雨「・・・・・・」

扶桑「や・・・・山城・・・・」



・・・・・・・

グランド

夕立「時雨は無茶苦茶っぽい」

曙「そうよ、山城に歯向かうなんてどうかしてるわ」

潮「赤城さんと並ぶ鎮守府の二大危険艦娘・・・・・」

時雨「どっちもバカ城だよ」

時雨「はぁ・・・」

工事関係者A「ハイハイ、どいてどいて」

ドンッ

時雨「痛っ」

工事関係者B「今すぐ、資材を持ってこい」

夕立「いよいよグランドが無くなってホテルが建設されるっぽい」

大和ホテル建設予定地

時雨「大和ホテル・・・」

前の提督は艦娘には強く言えず、ほとんど言いなり状態だった

会議で大和が無理矢理グランドにホテルを建設する事を宣言し、それを承認した
それ以外にも次々と練習施設は、艦娘達によって取り壊されては好き勝手に施設を建設する

川内「あーあ・・・・」

川内「また昼間にうるさい工事の音を聞く羽目になるとは」

時雨「川内、なんとか言ってよ。ついにグランドまで使えなくなったんだよ?」

川内「そうは言ってもさ・・・軽巡洋艦の意見なんて通らないと思うよ」

川内「グランドが無くても夜戦はどこでもできる。鍛える事だって」

川内「時雨ちゃんも夜戦する?気持ちいいよ?」

時雨「・・・・・いい」

【バカ城くんの脳内】

ナ級flagship「グォォォォォォォォ」

時雨「ハァハア・・・」

時雨「ナ級・・・・それもflagship!!!!」

時雨「装備はもう全部使い果たした・・・これ以上戦えない」

ナ級flagship「グォォォォォォォォ」
時雨「くる・・・どうすれば・・・・・」

【現実】

ナ級flagship「グォォォォォォォォ」

時雨「ハァハア・・・」

時雨「ナ級・・・・それもflagship!!!!」

時雨「なーんだ」

ナ級flagship「グォォォォォォォォ(足ガナイカラ陸上ジャ動ケナイヨー助ケテー)」
時雨「正面を避けて・・・回り込んで・・・・・食らえ!対艦ナイフ!」

ザシュッ

(おしマイケル)

バカ城くん、wikiで
「いまいちばんつよそうなてきのくちくかんはどれだ!これか!」
って調べたのは偉いけど、画像まできちんと確認しましたか?

・・・・・・・

小型船の船内

提督「1年で3人の提督が亡くなっている」

提督「1人目は休日のバイクの運転時に、事故死」

提督「2人目は自殺」

提督「3人目は・・・崖から転落」

提督「どうもおかしい。羅針盤が上手く回るくらいおかしい」

提督「そうは思わないか?」

女性提督「・・・・・・」

女性提督「偶然なんじゃないですか~♪」

女性提督「それよりも艦娘リスト見てくださいよぉ~」

女性提督「赤城さんと山城さんが居ますよ」

女性提督「この二隻ってかつては凄い艦娘だったと聞きますぅ~」

提督「ああ、士官学院の教科書にも載っていたな」

提督「どんな艦娘なのか会いたいな」

女性提督「優秀だったらぁ~働かなくても済むかな~」

女性提督「1日中お菓子作りやゲーム、ネイルアートに・・・・」

提督「おいおい。そんなの許されるわけ」

女性提督「でも噂では執務室に流しそうめんやプールを設置している鎮守府もあるみたいでぇ~」

提督「はははは、なんだそれ。だったら噂にあるカレー機関とかサーカスとか瑞雲祭りっていうイベントもあるってのか?」

提督「そんなバカバカしい事を大本営も全世界の鎮守府の提督も認めるわけないだろ」

提督「ないない、鎮守府っていうのは規律ある真面目で誠実な場所だ」

女性提督「そうかなぁ~」

提督「・・・・・・」

今回、1年で3人の提督が亡くなった鎮守府には新人の提督が着任することになった

しかも3人も・・・どうやら早々に亡くなっても困る事の無いようにかどうかは分からないが

1人はこの自分である。どこにでもいる平均的な等身大の男の提督だ

士官学校の成績も並で、これとって特出するものはないがやる気は誰にも負けない

女性提督「♪~♪」

2人目はこの女性提督、士官学校の成績は最下位で卒業すら危うかったが父親が有名な提督のおかげで
何とか卒業して貰えてこの鎮守府に着任することになった。

楽観的で深く考えないタイプなので、ちゃんと提督してやっていけるかどうかが不安だ

提督「・・・そして最後に」

仮面提督「zzzzzzzzzzzz」

提督「ずっと寝ているな・・・・」

仮面提督・・・文字通り仮面を付けていて、いっさいの素性は一部の人間を除いで不明

士官学校の成績はぶっちぎりのトップ成績。優秀過ぎて・・・周りの提督が嫉妬するほどだった

提督「本当にこの提督は士官学校成績トップなのかな?」

提督「自分はあまりよく知らないけど」

提督「けっこうサボり気味だったて聞くし・・・」

提督「どうなることやら・・・まったく分からない」

・・・・・・・・・

数時間後

提督「ここが今日から自分たちが所属する鎮守府」

女性提督「早速執務室に行きたいですぅ~」

女性提督「あれこれ家具を揃えて・・・レイアウトして・・・・」

仮面提督「眠い・・・本当に眠い」

仮面提督「もう着いたのですか、もっと寝たかったのに」

提督「これから艦娘に会うのだから、しっかりしないと」

仮面提督「そうですね・・・・舐められては提督としての恥」

仮面提督「提督は艦娘を利用して使い潰し、深海棲艦を倒し戦争に勝利する」

仮面提督「何隻の艦娘が今後生きていられるか楽しみですね」

提督「・・・・・・」

大淀「ようこそ、鎮守府へ」

大淀「私は軽巡洋艦、大淀です」

女性提督「いきなり眼鏡の艦娘ですぅ~」

提督「よろしく、大淀。早速だけど案内を頼めるかな?」

提督(艦娘は・・・・呼び捨てで良いよな?)

提督執務室

大淀「ここが提督執務室になります」

提督「・・・・・ここが提督執務室?」

女性提督「英国式の机と椅子、紅茶のティーセットがありますぅ~」

大淀「これは、金剛型の持ち物ですね」

大淀「彼女たちはここでよく紅茶を飲んでいます」

提督「執務室でか?」

大淀「はい」

提督「・・・・・」

仮面提督「こっちは床が砂浜になっていますね」

仮面提督「これも艦娘の趣味ですか?」

大淀「はい。駆逐艦の電と戦艦の長門が作りました」

仮面提督「・・・・なるほど」

提督「前の提督は止めなかったのか?」

提督「流石にやり過ぎだ」

大淀「前の提督は基本的には艦娘の言いなりでしたから」

提督「・・・・・まじか」



提督(提督執務室が艦娘によって滅茶苦茶にされている)

提督(どうして・・・・・こうなった)

大淀「どうかされましたか?」

大淀「次の場所に案内しようと思いますが」

提督「頼む・・・・次は空母の練習場を見たい」

提督「空母と言えば、戦艦と並ぶ鎮守府の顔」

提督「その子たちの事は把握しておきたい」

大淀「分かりました。ではこちらへ」

女性提督「私も楽しみですぅ。あの赤城さんに会えるなんて」

仮面提督「マンシンアカギ・・・・」

提督「何か言った?」

仮面提督「いえ・・・・何でもありません」

仮面提督「私はここに居ますので二人でゆっくり散策してください」

提督「・・・・・良いのか?鎮守府の施設を把握しなくて」

仮面提督「もう十分です。どうせろくな結果にはならないので」

提督「そうか・・・・まぁ気が向いたら来てくれ」

バタンッ

仮面提督「・・・・・」

タッタッタッタッタ

バンッ

仮面提督「・・・・・」

カタカタカタカタカタ

カタカタカタカタカタ

カタカタカタカタカタ

カタカタカタカタカタ

仮面提督「迅鯨・・・長鯨・・・大鯨・・・・速吸・・・・・神州丸・・・・そして・・・・」

仮面提督「解放してあげますから、艦娘という檻から・・・・必ず」

仮面提督「その為に私はこの鎮守府に来た」

・・・・・・・

大淀「いいのですか?あの方を放置しておいて?」

提督「仮面提督の事か?」

大淀「はい。素顔も見せてこないし・・・ちょっと変です」

提督「あの提督は一応、士官学校で最優秀の成績で卒業した」

提督「噂では対艦戦法を得意とするとか」

女性提督「対艦戦法ぉ?」

提督「習わなかったのか?」

提督「艦娘と普通の人間は戦えば人間側は確実に死ぬ」

提督「だから戦争でも艦娘には艦娘・・・・敵側言うと深海棲艦か」

提督「同士で戦わせる」

提督「だか時に、艦娘もしくは深海棲艦に対して優位に戦い。轟沈させる人達がいる」

提督「その人達の行う戦い方が対艦戦法」

女性提督「そんな人、実際に居るのですかぁ?」

提督「こっち側では実戦で試した例は無い。演習でなら数回記録はあるが」

提督「だが敵側にはいる」

提督「種崎提督、微差栗提督、磨鎖鬼提督・・・等」

大淀「どれも伝説級の提督ですね」

大淀「彼らのせいで、敗北して失った艦娘は数知れず・・・」

大淀「私の最初に配属された隊もほとんどが轟沈しました」

女性提督「じゃあ、対艦戦法のできる提督がいるっていうのは凄いですねぇ~」

提督「ああ・・・居たら物凄い戦力だ」

※気分の悪い描写が出ます


空母練習場

艦隊の要となる空母には力を入れている鎮守府は多い

しかし、この鎮守府での空母練習場は機能していなかった

「KO~」

赤城「フフフフッ、加賀さん。今日の私は連戦連勝です」ピコピコッ

加賀「・・・・・・」イラッ

バンッバンッ

バキッ

ボッキ

蒼龍「また加賀がゲーム機を壊した」

飛龍「ほんと、加賀は短期だよね」

加賀「頭に来ましたのでつい」

加賀「でも心配いりません」

加賀「翔鶴、瑞鶴、出てきなさい」

翔鶴「はい・・・なんでしょうか?」

瑞鶴「まさかまたゲーム機を買いに行けと」

加賀「はい。2時間以内に買いなさい」

翔鶴「今は品薄で在庫入荷は・・・・」

ボコッ

翔鶴「ウギャッ」

加賀「買えと言ってるのが聞こえなかったの?」

瑞鶴「でも・・・・」

パシンッ

瑞鶴「痛っ」

蒼龍「無かったら見つけるまで探せば?」

蒼龍「ほんと、最近の空母は口を開けば弱音しか吐かないよね」

赤城「そうね。私たちが新人の頃は先輩の言う事には素直に聞きましたよ?」

飛龍「私なんて、3年目までは先輩の為に全額使ったよ」

翔鶴「・・・・・理不尽です」

ボコッ

ボコッ

赤城「これは躾です。優秀な正規空母である私たちが無能で使い物にならない後輩を指導する為の」

赤城「もう6発くらい殴らないと頭に入らないかしら?」

瑞鶴「行きます、行かせてください」

赤城「素直な子は好きよ。気分が良いわ・・・上々ね♪」

・・・・・・

提督「・・・・・・なんていうか、腐っているな」

大淀「空母は現在、赤城、加賀、蒼龍、飛龍の4隻が好き勝手に動いていますね」

提督「教科書にも載っている、かつての栄光ある艦娘赤城も・・・・」

提督「偉大なる提督。多聞丸提督の嫁艦、飛龍も」

提督「どうしてこうなってしまったんだ」

女性提督「・・・・・・」

女性提督「・・・・・・」プルプル

提督「流石に女性提督も怒るか」

女性提督「見てくださいあれ、1日限定数個しか販売されにない」

女性提督「超高級ガーナチョコレートですぅ~」

提督「・・・・そこに反応するのか」

女性提督「それだけじゃないですぅ!!!!他にも1日数量限定のお菓子が沢山」

女性提督「この鎮守府から、かなりの距離がある店も」

提督「・・・・いったい、誰が仕入れているんだ?」

タッタッタッタッタ

神州丸「お待たせしました。御福餅を手入れてきました」

赤城「・・・・・・神州丸」

ボコッ

赤城「私は赤福餅を食べたいと言ったの」

赤城「似て非なるものを持ってくるとは・・・・この無能艦」

ボコッ

神州丸「うぅぅ・・・売り切れてなかったので」ポロポロ

赤城「もう一度、行きなさい」

神州丸「・・・・・・」ポロポロ

大淀「どうやら、底辺艦娘を使ったみたいです」

提督「底辺艦娘?」

大淀「補給艦、水上機母艦、揚陸艦、潜水母艦などの性能の低い艦娘事を指します。それらはこき使われるのがこの鎮守府でのルールです」

大淀「別の鎮守府では即刻解体や、玩具、慰安等に使われるところもありますが」

提督「な、なんだそれ初めて聞いたぞ」




大淀「・・・・・」

大淀「もしかして、教科書通りの事を鵜呑みにしていたのですか?」

提督「違うのか?」

大淀「理想と現実は違います」

大淀「現実を知れば知るほど」

大淀「この世界は残酷かつ、どうしようもない世界だと気づくはずです」

提督「・・・・・・」

大淀「提督、次の場所に案内します」

・・

この鎮守府では戦艦は5つの派閥に別れている

□長門・陸奥
□扶桑・山城
□金剛・比叡・榛名・霧島
□伊勢・日向
□大和・武蔵

戦艦練習場


提督「ここは、空母みたいに滅茶苦茶にはなっていないようだ」

大淀「戦艦同士が仲悪いですから、私物なんて置いたら破壊されます」

女性提督「あそこに誰かいますぅ~」

ブゥゥゥゥゥゥゥゥン

バオンッ

ズドンッ

提督「あれは・・・瑞雲」

提督「ということは航空戦艦か」

・・・・・・

山城「ハァハァ・・・伊勢、日向には負けたくない!!!!」

山城「もう一回」

パチパチパチ

提督「お疲れ様、今の動き・・・・なかなか良かったよ」

山城「・・・・・新しい鎮守府の提督ですか」

山城「残念ながら、失敗です。もっと長い距離を飛ばせないと相手には当たらないわ」

女性提督「戦艦が瑞雲を飛ばすなんて、凄いですぅ」

山城「所詮は、航空戦艦」

山城「戦艦としては中途半端な存在だわ」

山城「長門、大和みたいな奴らには性能では負けている」

山城「だから、前提督は・・・・贔屓していた」

提督「そうなのか」

山城「そのせいで大和調子に乗って、今度はグランドにホテルまで建設しようとする」

提督「グランドにホテルを建設!!!!!」

山城「提督、私と扶桑姉さまを戦艦の中で選ぶようにお願いします」

山城「調子に乗った艦娘を私が捻り潰しますから」

提督「・・・・・ああ、考えておくよ」

山城「くれぐれも間違った判断はしないように」

その日の夜

鎮守府カウンターバー

提督「なかなかお洒落な施設だな」

女性提督「他にも居酒屋【鳳翔】なんてお店もあるみたいですよぉ~」

提督「そんなみのまであるのか」

提督「もっと調べる必要がありそうだ」

綾波「えっと・・・お二人は何を注文しますか?」

提督「あーすまんすまん」

提督「えーっと・・・・」

女性提督「綾波ちゃんですよね?」

綾波「はい!!!」

女性提督「ちゃんと艦娘の名前は覚えておかないとダメですよぉ~」

提督「そ、そうだな」

提督(もしかして女性提督は、もう覚えたのか?)

提督「取りあえず、生ビールを二つ。中ジョッキで」

カランカラン

仮面提督「遅くなりました」

提督「・・・・・」ゴクッゴクッ

提督「先に飲ませて貰ってるぞ」

綾波「お酒は何にしましょうか?」

仮面提督「私は・・・ココナッツミルクで」

女性提督「えーっ、お酒飲まないのですかぁ?」

仮面提督「酒など論外です。飲み過ぎは体の毒です」

提督「固いなぁ・・・・最初くらいは一杯良いじゃん」ゴクゴクッ

仮面提督「そんなことよりも、今日の視察どうでしたか?」

提督「酷い酷い、空母練習場はもう・・・・練習場じゃない」

提督「赤城、加賀、蒼龍、飛龍の私物化している」

提督「慢心し過ぎだ・・・・」ゴクゴクッ

女性提督「私も・・・・美味しいお菓子、食べたかったですぅ・・・・」

仮面提督「まぁ、予想通りの結果ですね」



仮面提督「・・・・・そして」

仮面提督「翔鶴には会いませんでしたか?卑しそうな顔の空母」

提督「会ったよ。こき使われていたけど」

女性提督「赤城さんに殴られていましたねぇ~」

仮面提督「・・・・殴られ続けれるのは良くない。あれは出来ます」

提督「利用できる?」

仮面提督「私は、艦娘遊撃隊を作ろうと思っています」

仮面提督「その一員に、翔鶴を加えるつもりです」

仮面提督「あの卑しい銀髪は確実に人気が出ます」

提督「・・・・・」

提督「何をするつもりだ」

仮面提督「心配しなくても、変にな事はしません」

提督「当たり前だ。艦娘には節度を持って接する」

仮面提督「世の中にはブヒブヒ、艦娘をコレクションしていやらしい事をする提督もいますよ」

仮面提督「艦娘は持ってて嬉しいコレクションじゃない。使い潰してでも戦争に勝つための道具です」

仮面提督「提督もくれぐれも三流提督にならないように」

次の日

間宮食堂

仮面提督「・・・・・・」

仮面提督「・・・・・・」ズズッー

仮面提督「提督と女性提督は二日酔いで遅刻すると連絡があった」

仮面提督「はめをはずし過ぎて、酔いつぶれるとは・・・・」

仮面提督「酒は飲んでも飲まれるな・・・理解して欲しいですね」

迅鯨「あの・・・間宮さんが作った料理をも・・持ってきました」

仮面提督「適当にそ置いといて」

迅鯨「はい・・・・」

フラッ・・・

ガシュャッン

迅鯨「あぁぁぁ、ごめんなさごめなさいごめなさいごめなさい」

迅鯨「今すぐ拭きますから!!!!!」

仮面提督「いや・・自分でなんとかするから、放っておいてください」

迅鯨「で、でも」

仮面提督「・・・・・同じことを言わせるつもりですか?」

迅鯨「ひぃっ!!!!」

仮面提督「早く・・・視界から消えてください」

迅鯨「わ、わかりました!!!!!」

タッタッタッタッタ

仮面提督「・・・・・服に味噌汁が少しついたけど・・・後で着替えないと」

仮面提督「間宮の料理・・・・いただきます」

パクッ

↓コンマレス
1~30 美味しい 31~60 普通 61~90 まずい 91~99、0 慢心した料理
 


仮面提督「味は悪くない・・・艦娘にしては上手です」

仮面提督(魚はちょうどいい焼き加減にできていて)

仮面提督(一口食べるととろけるほど柔らかくて・・・中毒になる)

仮面提督(だが遊び心が足りない)

仮面提督(いかにもマニュアル通りに作りましたという品だ)

仮面提督(私なら、もっと隠し味にクリームチーズや添え物にエスカルゴをひとつまみ)

時雨「提督・・・ねぇ提督」

ユサユサッ

仮面提督「今、私は朝ご飯を食べているのです。邪魔しないでください」

仮面提督「たしか・・・駆逐艦の時雨」

時雨「新しい提督に頼みたいことがあるんだ」

仮面提督「頼みたい事ですか・・・・」

時雨「迅鯨を休ませてあげて欲しい」

時雨「昨日からずっと働いている。休まずに・・・・鎮守府の雑用をやらされて」

仮面提督「性能の低い底辺艦娘ですから、雑用させられるのは必然では?」

時雨「・・・・そんなの可哀想すぎるよ。艦種が補給艦だからってみんなから・・・・雑用を押し付けられて」

時雨「なんとかしてよ提督・・・・」

仮面提督「・・・・・・」

仮面提督「だったら時雨が迅鯨の代わりになれば良い」

仮面提督「迅鯨の代わりにみんなの雑用をこなせば、迅鯨は解放される」

仮面提督「そうしないのは、時雨は偽善者だということです」

仮面提督「分かったなら、この話終わりです」

時雨「・・・・・」

時雨「新しい提督なら、鎮守府もまともになると思ったのに」

時雨「今回も・・・ダメな鎮守府のままか」

時雨「雨はいつ止むんだろう・・・・」

仮面提督「ただ信じる事ですね。行動もしないで周りが変えてくれることを期待する愚かな艦娘には・・・・それが一番です」

・・・・・・・

某海域

ダッダッダッダ

ボキョンンンン

ボカッカーン

ゴオォォォォォォォォォォォボォォォォォォォォォォォォォォォォッ

駆逐艦娘「」

戦艦レ級「これで全滅か・・・あっけないものだ」

重巡ネ級「レ級よ。少しはしゃぎ過ぎだ。全員始末する必要は無かったはず」

戦艦レ級「いや、ここで艦娘は全員始末しないと・・・・逃がせばまた大群を率いてやってくる」

戦艦レ級「それに・・・私は朝潮ちゃんと戦いたい」

戦艦レ級「今回の被害状況から、朝潮を投入せざるをえない」

重巡ネ級「レ級は朝潮が好きだな・・・」

戦艦レ級「朝潮ちゃんは面白いからねw」

深海一噌提督「レ級、ネ級よ。ご苦労だったな」

深海一噌提督「早速で悪いが、大本営から一隻うちに少しの間だけ在籍する事になった奴がいる」

重巡ネ級「大本営から?」

深海小西提督「きてくれ」

グロスター「ロイヤルメイド隊。軽巡洋艦グロスター参上しました」

戦艦レ級「ロイヤルメイド隊!!!!」

戦艦レ級「何故、こんな奴を!!!!」

深海一噌提督「ロイヤルメイド隊は発足したばかりの部隊・・・・・大方勉強にでも来たのだろう」

深海一噌提督「性能は艦娘と比べて引けを取らない。いやむしろ優秀かもしれない」

深海一噌提督「さぁ・・・そろそろ鎮守府を落とそう」

‥‥‥

提督「頭イタイ」ズキズキ

提督(昨日ははしゃぎすぎた、女性提督に乗せられて)

提督(反省しないとな)

提督(ここは、士官学校とは違う)

提督(常に戦場と隣合わせだ)

カヂャッ

提督「おはよう・・・・」ズキズキッ

女性提督「頭痛いですぅ・・」ズキズキッ

仮面提督「おはよう。」

仮面提督「二日目にして、遅刻する提督と女性提督には」

仮面提督「今から、演習をやってもらいます」

提督「え、演習だって」

女性提督「メンドクサイですぅ・・・」

仮面提督「鎮守府の艦娘達に新しい提督のアピールとなります」

仮面提督「それに鎮守府の戦力も把握したいでしょ?」

提督「・・・・・」

仮面提督「それともなにか不満ですか?」

提督「いや、そうじゃない・・・・」

提督(どうせだったら士官学校No1の成績、仮面提督と手合わせしたい)

↓コンマレス
1~80 女性提督と演習する 81~100 仮面提督と演習する

提督(鎮守府の戦力を把握する前に、仮面提督戦うのは時期尚早か)

女性提督「えぇ・・・・・私、演習したくないですぅ」

仮面提督「士官学校で演習は何度もしたはず。大丈夫なんとかなります」

女性提督「私・・・全然やったことないですぅ・・・ずっとサボってましたぁ」

提督「そうだったな、女性提督は演習には遅刻してまったく参加していなかった」

提督(親が有名な提督じゃなかったらとっくに退学だ)

仮面提督「・・・・・・」

仮面提督「とにかくやりなさい」

女性提督「ブーブー・・・・嫌ですぅ・・・・」

・・・・・・

提督「まずはどの艦娘を編成するか」

提督「戦艦はとりあえず欲しいな、大和型、長門型、伊勢型、金剛型・・・」

山城「でしたら、この私を選んでください」

提督「や、山城!!!」

山城「伊勢型や大和型より、私と扶桑姉さまの方が上手く戦えます」

提督「・・・・・・」

提督(扶桑型か、艦娘歴は長いらしいが・・・既に劣化しているとも聞く)

提督(編成に加えても良いのだろうか?)

↓コンマレス
コンマ偶数 扶桑型を編成に加える
コンマ奇数 扶桑型は不要


提督「山城と扶桑を編成に加える事にする」

山城「ありがとうございます提督」

山城「早速扶桑姉さまと準備をして参ります」

提督(これで良かったのかな?)

山城「それと・・・・残りの編成も私が選んでもよろしいでしょうか?」

提督「え・・・」

山城「提督は鎮守府に着任してまだ浅い」

山城「私なら、どの艦娘が使えるか把握しています」

山城「ですから私の言う通りの艦娘を使っていただければ・・・演習も勝利間違え無しです」

提督「そ、そうだなぁ・・・・」

↓コンマレス
コンマ奇数 山城の言うとおりにする
コンマ偶数 残りは自分で決める

提督「いや、自分で決める事にするよ」

提督「なんでもかんでも山城に頼ってばかりでは提督しては頼りない」

山城「そうですか、でしたらくれぐれも時雨などのろくでもない艦娘を選ばないように」

提督「時雨って駆逐艦の?」

山城「あの子は戦艦に意見を言う無礼者です。そういった艦娘は戦いにも影響しますので」

提督「・・・・・・」

提督「会ってみないとどういった子か分からない」

山城「会う必要なんて無いわ」

山城「提督、では・・・お願いしますね」

提督「ああ・・・」

・・・・・・・

提督「とは言ったものの」

提督(残り四隻はどれにしようかな)

提督(傾向的にはバランスよく配備したいが)

↓コンマレス
コンマ 1~20 火力重視の戦艦編成
コンマ21~40 空母重視の制空勝負
コンマ41~60 駆逐艦重視の回避勝負
コンマ61~80 潜水艦重視の奇襲戦法
コンマ81~100 バランスよく編成する

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