カチューシャ「巻き舌ができない」 (47)

初ssです。

なので多少ミスはあると思うけどその時は生暖かい目で()お願いします。

あと百合要素ありなので苦手な人は注意。

それでもいいよって人はどうぞ。



ノンナ「練習お疲れ様でした、クラーラ(ロシア語)」
クラーラ「ノンナもお疲れ様です(ロシア語)」
カチューシャ「ちょっと!日本語で話しなさいよ!!」
クラーラ「シトー?」

カチューシャ「…まったくもう、クラーラも日本語喋れるのに何でロシア語ばっかり喋るのかしら」
カチューシャ「何言ってるのか分からないじゃない!」
カチューシャ「もしかしたら私がロシア語分からないことを知っての上で…」

ノンナ「今日も生意気でしたねあのチビ」
クラーラ「本当に」
ノンナ「バイカル湖に沈めてやりたいくらいです」
クラーラ「ウラル山脈のふもとにでも放置してきてやりましょう」
ノンナ「…いつか粛清してやる」

カチューシャ「ヒ、ヒェッ!!!」
カチューシャ「そんな、あのノンナに限ってそんなはずは…ないと思うけど」
カチューシャ「でも自分の分からない言語で目の前で会話されるのも考えたらちょっと怖いわ…」
カチューシャ「どうしよう…」
カチューシャ「そうだ!私がロシア語を理解できるようになればいいのね!」
カチューシャ「隊長と副隊長がロシア語で会話できるようになる…」
カチューシャ「そうすればステルス性も上がるわ!なかなかいいじゃない!」
カチューシャ「そうとなればまず図書館ね!」

行間開けたほうがいいな

カチューシャ「よいしょっと」ドン

カチューシャ「さすがプラウダ、ロシア語のテキスト品揃えは伊達じゃないわね…」

カチューシャ「どれにしようか迷ったけどとりあえず一番分厚い本にしてきたわ!」

カチューシャ「早速読んでいこう」ペラペラ

※作者注 特にテキストのモデルはないです

カチューシャ「まずは読み方…よね」

カチューシャ「RやNをひっくり返したやつ(Я・И)とかあと顔文字でよく見るやつ(дやёなど)とか」

カチューシャ「図形にしか見えないわ…」

カチューシャ「でもАВСはあるのよね、ほんとよくわかんない」

カチューシャ「えーっとなになに」

カチューシャ「まずこの文字のことをキリル文字ないしロシア文字という」

カチューシャ「対照表は以下の通り」

※作者注 さすがに長いので省略します。ググればわかりやすいのが大量に出てくるのでそちらを参考にお願いします。

カチューシャ「ふーん…」

カチューシャ「аとかеとかはアルファベットと同じようね」

カチューシャ「でもРってRの意味らしいし…アルファベットのBはロシア語ではБになるのね」

カチューシャ「意外と似てるものね」

カチューシャ「試しに何か読んでみようk…そうだ、そういえばこの前ノンナが何かのメモを忘れていってたわね」

カチューシャ「渡しそびれたのが吉に出たわ」

カチューシャ「何て書いてあるのかしら」

メモ「・Нина

・Алипа」

カチューシャ「どれどれ…これをアルファベットに変換すると…」

カチューシャ「Nina…Alina…」

カチューシャ「分かった!ニーナとアリーナね!」

カチューシャ「案外簡単じゃない!」

カチューシャ「…ってコレこの前次期隊長と副隊長の案を出した時の!」

カチューシャ「なかなかエライもん忘れていってるじゃないノンナ!!」

カチューシャ「それにまだ気づいてないあたり意外とノンナも抜けてるわね…」

カチューシャ「それはいいとしてとにかく読み進めていこう、意外とロシア語の勉強って楽しいのね」

カチューシャ「…とまあ合間合間に勉強すること一週間」

カチューシャ「軟音硬音も何となくは分かったし」

カチューシャ「有声化無声化も結構サクサクいったのはいいんだけど…」

カチューシャ「これどうやって発音するのよ!!!」

カチューシャ「ちょっと舌の位置が変わるくらいならまだ分かるわ」

カチューシャ「でもこのЖ(zh)やШ(sh)って何なのよ!」

カチューシャ「舌を口内のどこにもつけず発音?」

カチューシャ「どうするのよ!?」

カチューシャ「しかもこのШってКатюша(カチューシャ)のшじゃない!!」

カチューシャ「自分の名前すらいえないなんて哀れすぎるわよ…」

カチューシャ「とさらに一週間が経ったわ」

カチューシャ「とにかく自分の名前くらいは言えるようにした」

カチューシャ「でも今気づいたけど私巻き舌できないじゃない!」

カチューシャ「рが巻き舌のrになるってテキストにはあるけど」

カチューシャ「だとしたらズドラーストヴィチェ(Здравствуйте:こんにちはの意味)も言えないじゃない!」

カチューシャ「ていうかロシア(Россия)のロって完全に巻き舌じゃないの!!」

カチューシャ「巻き舌ができないと挨拶できないし国名すら言えないなんて…」

カチューシャ「でもテキストにはあの同志レーニンも巻き舌は苦手って書いてあったし…それならもう…」

カチューシャ「いや、ノンナにできてカチューシャにできないことなんてない、そうに決まってるわ!」

カチューシャ「絶対ノンナみたいに完璧なロシア語を喋ってやるんだから!」

カチューシャ「でも本には巻き舌のやり方は詳しく載ってないわ」

カチューシャ「ネットで見てみようっと」

カチューシャ「えーっとなになに」

カチューシャ「方法1、札幌ラーメンとろろ芋と連呼する」

カチューシャ「札幌ラーメンとろろ芋札幌ラーメンとろろ芋札幌ラーメンとろろ芋札幌ラーメンとろろ芋札幌ラーメンとろろ芋…」

カチューシャ「ものすごく舌が鍛えられそうな感じはするけどあまりスマートじゃないわ…」

カチューシャ「他はないのかしら…ん?」

カチューシャ「pru pra pru pra… tru tra tru tra… ara oro ara oro… arrrrrr…と連呼する」

カチューシャ「pru pra pru pra… tru tra tru tra… ara oro ara oro… arrrrrr・・・・・・・・・・・・・・・」

カチューシャ「とろろ芋よりはマシね」

カチューシャ「…これもロシア語上達のためよ…」

カチューシャ「…今度は三週間かけたけど全然変わらないじゃない!」

カチューシャ「ううっ…どうしてなのよ…」

カチューシャ「こうなったらもうしょうがないわ!」

カチューシャ「根気よくとか言われてもこれだけは冬将軍が来る前に片づけたいの!」

カチューシャ「最終手段よ!!」

ノンナ「ほう、巻き舌を教えてほしいと」

カチューシャ「そうなの。これでもキリル文字はかなり読めるようになったのよ!」

ノンナ「さすがですカチューシャ様。ロシア語の喋れる同志が増えるのはとてもうれしいことです」

ノンナ「それがカチューシャ様となればこれほど素晴らしいものはありません」

ノンナ(だがカチューシャがロシア語を理解できるようになってしまえばこれまでのようにはいかなくなる)

ノンナ(これまでなら万が一カチューシャ日記を見られてしまってもロシア語で書いているので問題なかったが…)

ノンナ(・・・・・・・これは悩みどころですね)

カチューシャ「でしょ!…ってノンナ聞いてる?」

ノンナ「はい。…それではpru pra pr」

カチューシャ「それ三週間やったけど無理だったの」

ノンナ「…三週間は短いですね」

カチューシャ「知ってる」

ノンナ「その様子だと同志レーニンが巻き舌が苦手だったというのも」

カチューシャ「知ってる」

カチューシャ「というかノンナはどうだったの?」

ノンナ「私は物心ついたときには既に」

カチューシャ「たぶんそうだろうとは思ってたけど!」

ノンナ「これだけはどうしようもないのですよカチューシャ」

ノンナ「クラーラもそうです。ロシア人の彼女も最初は巻き舌ができず、半年訓練してようやっとできるようになったらしく」

カチューシャ「そうなの!?」

ノンナ「はい(と作者のオリジナル設定)」

カチューシャ「じゃあどうすればいいのよ…ううっ…」

ノンナ(半泣きカチューシャかわいい)

カチューシャ「何なの?舌の問題なの?」

ノンナ「…そうですね。舌が振動することで発せられる音なので」

ノンナ「その発声練習なども舌の運動…ん?」

ノンナ(舌の…運動?)

ノンナ(これは…!)

ノンナ(しかしカチューシャの弱みに付け込み我が欲望を発散しようなど言語道断…)

ノンナ(でもこの困り果てた顔のカチューシャ…最高にそそられるのです)

ノンナ(しかもこの機会を逃せばもうこのようなことは二度と起こらないかもしれない)

ノンナ(ぐぬぬぬぬ…)

ノンナ「Катюша и целуются…Катюша и целуются…」

カチューシャ「…どうしたのノンナ?」

ノンナ「いい方法があります、カチューシャ」

カチューシャ「なになに!?あるの!?」

ノンナ(ああこの純粋な笑顔…)

ノンナ「…目をつぶってください」

カチューシャ「つぶったわ!」

ノンナ「じゃあそのまま動かないでくださいね」

ノンナ(…プラウダのために!)チュッ

カチューシャ「んぐっ!?」レロッ

ノンナ「んちゅ…んぐっ……れろっ…」ピチャレロ

カチューシャ「んはっ…ぐちゅ・・・・・・・」レロレロ

ノンナ「ぐちょ…ちゅうっ……ぷはぁ」ツタァ

カチューシャ「…」ハァハァ

ノンナ「…」ハァハァ

カチューシャ「これが…特訓?」ハァ

ノンナ「…はい。まずは舌をほぐすことからです…」ハァ

カチューシャ「…分かった。ノンナ、よろしくね」

ノンナ「…分かりました、何なりと」

カチューシャ「それに…ノンナと特訓してたら何かドキドキしたし…」

ノンナ「カチューシャ様…!」パアァァァァァ

カチューシャ「もう少し、続き…いい?」

ノンナ「もちろんです!」

ノンナ(こうなったらもう…!)

ノンナ「では、次のステップに行きましょう」

カチューシャ「なになに?」

ノンナ「カチューシャ、ズボンとパンツを脱いでください」

カチューシャ「はぁ!?」

カチューシャ「いや待って待って」

ノンナ「カチューシャ、早く上達したいのでしょう?」

カチューシャ「いやそうだけど、うん。あとノンナ落ち着いて」

ノンナ「落ち着いて…います!」

カチューシャ「いや絶対違うでしょ。だいたい今私履いてるのスカートだし」

ノンナ「…」

カチューシャ「…まあいいけど。ノンナだし!」

ノンナ「それでは失礼します」ガサッ

カチューシャ「ううっ…やさしくしてよね…」スルリ

ノンナ「おおっ…!」

ノンナ(これは一体…!?)

カチューシャ「つい最近…生えてきたの…/////」

ノンナ(この黄金色に輝く毛…エキシビジョンマッチの時にはなかったもの!)

ノンナ(刈り取ってしまいたい感もあるけどこれはこれで…)

カチューシャ「で、どうする…///」

ノンナ「こうします」クパァ

カチューシャ「ひゃうっ」

ノンナ「そしてここのお豆さんを集中的に」ピチャレロ

カチューシャ「んん~っ///」

ノンナ「こうすることで…舌がほぐされ…」レロレロ

カチューシャ「はぁっ、はぁっ…はうっ!///」ビクビク

ノンナ「…先にカチューシャがほぐれてしまいましたね」グチャァ

カチューシャ「だって…ノンナの気持ちいいんだもん…」ハァハァハァハァ

ノンナ「…ありがとうございます」

カチューシャ「じゃあ次は私がやればいいのね!」

ノンナ「そうです」

カチューシャ「…脱がすわよ///」

ノンナ「……どうぞ///」スラァ

カチューシャ「うわぁ」カァァァァァ

カチューシャ「ノンナのすごい…羨ましい…」

ノンナ「そんな…カチューシャのほうが可愛くて私は…好きです…」

カチューシャ「///」

ノンナ「…ではお願いします」

カチューシャ「う、うん」クパァ

カチューシャ「すごい濡れてる…」ギトギト

ノンナ「カチューシャにしてると…その…///」

カチューシャ「///…エッチな子は粛清よ!」ペロリ

ノンナ「ひゃんっ」ピクッ

カチューシャ「こうやって…舌をどんどんほぐしながら…」クチュクチュ

ノンナ「んはぁっ…んぐっ!」ピクッ ピクッ

カチューシャ「もっと…ほぐさないと…上達しないもんね!」

ノンナ「はぁっ…カチューシャ…様…その調子です…はうっ!」ピク

カチューシャ「もう…ひと押しね!」ハムレロピチャレロ

ノンナ「はぁっ…んぐぐっ~!!」ガクガクプシャー

カチューシャ「はぁっ…はぁっ…」ビチャビチャ

ノンナ「…」グッタリ

カチューシャ「…これで一か月がたったわ」レロレロ

ノンナ「だから…言ったのです」ハァハァ

カチューシャ「でも…ノンナと特訓できるなら…何か月でもやるわ!」ハムレロ

ノンナ「私も……何年でもお相手しますよ」ハァ

カチューシャ「巻き舌できても…していい?」ペロリ

ノンナ「もちろん…で…あんっ…ひゃうっ!んんん~!!!!」ガクガクプシャー

結局カチューシャが巻き舌ができるようになるのはそれからさらに一年先のことであるということは内緒。


END

以上で終了となります。ありがとうございました。

初ssですので至らぬとこばかりだと思います、お許しください。
本当はキスシーンで終わるはずだったものの、これは一般のほうに載せてもいいのかなと迷った
(何せどこまでセーフなのかわからんので)挙句こっちに。
どうせR板なのでということで気が付いたらえっちな話に。
ロシア語はどこに行った。

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