カチューシャ「ノンナがカチューシャのお願いを何でも聞くだけの安価SS」 (52)

カチューシャ「うちのノンナは凄いのよ!私が肩車って言ったらすぐに肩車してくれるし、ご飯って言ったらどこからともなくピロシキを出してくれるし」

カチューシャ「いつでも子守唄を歌ってくれるし、相手をやっつけろって言ったら絶対にやっつけちゃうの!」

カチューシャ「ノンナに出来ないことなんて、ないんじゃないかしら!」




カチューシャ「ノンナ!ノンナー!!」



ノンナ「何でしょうか、同士カチューシャ」

カチューシャ「遅いわよノンナ!私が呼んだら三秒で来なさい!」

ノンナ「申し訳ありません、カチューシャ」

カチューシャ「それでね、ノンナ」


カチューシャ「>>3!」

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鼻ソバ

ノンナ「鼻ソバ……とは?」

カチューシャ「言葉通りよ!ソバを食べて、クシャミそれを鼻から出すの!」

ノンナ「……は、はぁ」

カチューシャ「カチューシャは暇なの!何か面白いものが見たいわ!ノンナ、やってくれるわよね?」

ノンナ「……、勿論ですよ同士カチューシャ」

ノンナ「однако、プラウダには蕎麦の貯蓄がありません。丁度この間アンツィオから大量にパスタが送られていたので、それを代用しても構いませんか?」

カチューシャ「構わないわ!早くそれを茹でなさい!ああ、待ちきれないわね♪」




ノンナ「……では、行きます」モグ


ノンナ「…………」

ノンナ「ぶぇっくしょん!!」

カチューシャ「!!? 」ビクゥ


ノンナ「……同士カチューシャ、どうぞ、鼻ソバです」タラー

カチューシャ「あ……そ、そうね、ありがとうノンナ……」


カチューシャ(の、ノンナがあんなクシャミをするなんて思わなかったから、びっくりしちゃった……けど)


カチューシャ(さすがノンナ!このくらいなら、顔色一つも変えずに余裕で聞いてくれるわね♪)

カチューシャ(じゃあ、次は……!)

カチューシャ「ノンナ!>>9!!」

↑であんこう踊り

カチューシャ「まだまだ満足しないわ!ノンナ!ミホーシャ達がやってた踊りを、ノンナもやるのよ!」

ノンナ「わかりました……が、踊りを習得するのに半日……いえ、……一時間下さい」

カチューシャ「30分で覚えなさい!それと……」


カチューシャ「全裸で踊るのよ、全裸で!」

ノンナ「…………」

カチューシャ「聞けば、あの踊りは衣装が必要みたいね!その衣装が用意出来ないとあれば、裸で踊るしかないわよね?」

ノンナ「…………」


ノンナ「そうですね、その通りです同士カチューシャ」ヌギッ


カチューシャ(……うっ)

カチューシャ(やっぱりノンナ、スタイルいいわね……べ、別に羨ましくなんてないけど!)

ノンナ「では……音楽、お願いします」

杏「何も知らずにここまで呼び出されて、よくわからない状況ですっげぇ困惑してるけど、わかったよん」


アアアン,アアアン……


カチューシャ(流石ノンナね……キレがいい踊り)

カチューシャ(……?でも、いつものノンナと比べて、少し動きが鈍い……?)

カチューシャ(……!震えてるのね!)

カチューシャ(幾ら暖房が聞いてるからって、この寒い時期に全裸……寒いはずだわ)

カチューシャ(……でも、それをカチューシャに悟らさせまいと隠して……)

カチューシャ(……!!)


カチューシャ「音楽!音楽やめて!!」

杏「あいあい」


カチューシャ「の、ノンナ!服を着なさい!」

ノンナ「……カチューシャ?」

カチューシャ「め、目の毒だわ!……それに」

カチューシャ「もしノンナが風邪をひいたら、誰がカチューシャの面倒を見るのよ!子守唄は!?」

カチューシャ「踊りはもういいから!」

ノンナ「……申し訳ありませんカチューシャ、ご期待に添えなかったようで」

カチューシャ「ふ、ふんっ!別にいいのよ」


杏(自分で全裸になれって言ったと思えば服を着ろって言ったり……やれやれ)


杏(それにしても……この人、全裸であの踊り、しかも部外者の私がいるっつうのに顔色一つ変えないのかよ……こっわ……)

カチューシャ「……べ、別に、ノンナに風邪を引かれたらお願いを聞いてくれないと思っただけなんだから」

カチューシャ「……ま、まあ、ほんのちょっとだけ、私の考えが及ばなかった……って、思ってなんてないけど……それより!」


カチューシャ「ノンナ!服は着た!?」



カチューシャ「次は>>15よ!」

邪魔者退治

カチューシャ「さしあたってはノンナ、この場に相応しくない人物が、一人いると思わない?」

杏「……え?」

カチューシャ「きっとプラウダに対してスパイ行為を働いているに違いないわ。ノンナ、懲らしめてやりましょう!」

杏「え、ちょ、私はちびっ子ちゃんに頼まれてお呼ばれされたんだけど」

カチューシャ「さあ?プラウダにちびっ子なんていないわ。いるのは偉大なるカチューシャと勇猛なるその同士達のみよ」

杏「……まじかよ」


杏「ちょ、ノンナちゃん……助けて」

ノンナ「申し訳ありません、角谷杏」

ノンナ「隊長の命令ですので」


杏「あ、ありのまま今起こったことを……」

杏「『ロシアにお呼ばれされたと思ったらフルボッコにされていた』」



おりょう「隙を付かれたのか。赤穂事件か?」

カエサル「ブルータス!お前もか……っ」

左衛門佐「同盟なんぞ役には立たん。信じられるのは己自身のみだ」

エルヴィン「ロシアは連合国側だ。仕方あるまい」



ノンナ「安心してください、少しの間カチューシャの遊び相手になってくれれば、それで」

ノンナ「いずれカチューシャも満足すると思いますよ」

杏「はぁー、はぁー……疲れた……ノンナちゃん、いっつもこれに付き合ってやってんの……?」

ノンナ「今までのはほんの一部ですよ。本気を出したカチューシャはこんなものではありません」

杏「げ……まじか……」


杏「……何か、私も河嶋や小山にいらん迷惑掛けすぎたかな、って自覚するようになったよ」

杏「そういう点ではちびっ子ちゃんに感謝だけど……」


杏「もう帰っちゃダメ……?」


ノンナ「……どうします、同士カチューシャ」


カチューシャ「>>21!」

帰ってもいいけど風邪ひかないようにコートとマフラーを着なさい

杏「あ、え……うん」

カチューシャ「コートとマフラーはプラウダから出してあげるわ!貸しにしてあげる!」

ノンナ「カチューシャ、それは普通借りる側が言う台詞です」

カチューシャ「うっ……か、カチューシャはいいの!」


杏「……なんかいきなり優しくなったな」

ノンナ「一緒に遊んで、思うところが出来たのでしょう。これからも是非カチューシャの遊び相手として仲良くしてあげてください」

杏「あー……いや、それは遠慮したいかな」

カチューシャ「また来るのよ!というか、呼んであげるわ!!」

カチューシャ「次はミホーシャも連れてきてね!」



杏「西住ちゃんと一緒なら西住ちゃんが何とかしてくれそうだ……」


杏「あれ、このコート」

杏「私が着ても小さいなぁ」

ノンナ「それはカチューシャのお古のものですね」

杏「あー、なるほど」

カチューシャ「何納得してるのよ!!」

カチューシャ「もう、ノンナってば」

カチューシャ「カチューシャの言うこと聞いてくれるのはいいんだけど、いつも一言余計なのよ」


カチューシャ「決めたわ!次はノンナに>>26させてやるんだから!」

知波単の西を拉致

カチューシャ「……という訳で、やってくれたようね」

絹代「あ、どうもであります!」

ノンナ(本当は拉致ではなくちゃんとした手続きを得て西絹代を連れてきましたが)

ノンナ(言わずともいい事を言い、カチューシャを怒らせても面白くない─────)

絹代「本日はお招き頂き、感謝いたします!私のような弱小校を相手に会談の場を設けていただき、恐縮です!」

ノンナ「…………」

カチューシャ「ちょっと、ノンナ!?カチューシャは突撃バカを拉致しろって命令したのよ!?」

ノンナ「……カチューシャ、たしかに私は彼女を拉致してきました……ですが」

カチューシャ「何よ」

ノンナ「彼女も並の手練ではありません。わざとああいう風に振る舞い、動揺を隠しているんでしょう」

カチューシャ「ああ、なるほどね……って、も、勿論わかってたわよ!」

ノンナ「」ホッ


絹代「はあ、それで私に一体何の……」


ノンナ「>>32!」

同志カチューシャを肩車してКВ-2に突撃

絹代「突貫!でありますね!」キラキラ

カチューシャ(うっ、いきなり目が輝いた……)

カチューシャ「そ、そうよ!あなた、突撃が好きなのでしょう?でも、戦車から下りたら、所詮は────」

絹代「やりましょう!やりましょう!知波単の突撃魂を、米ソに見せつける時が来たようですね!」

ノンナ「サンダースはここにはいませんが」

カチューシャ「え、嘘……本当に?」

絹代「当然であります!さぁ!KV2を出しください!」

カチューシャ「ええ……」




カチューシャ「や、やっぱり私は下ろしてもいいのよ……?」ビクビク

絹代「なんのなんの!この知波単学園隊長西絹代、ちびっ子を肩車したくらいで尻込みはしません!」

カチューシャ「いや、大丈夫じゃないのはわた───べ、別に怖くなんてないけど!?」

カチューシャ「あ、あなただって怪我したくないでしょう!?今なら土下座したらやらなくてもいいけれど───」

絹代「準備はいいですか!?カチューシャ殿!!」


カチューシャ「わっ、ちょ、たんまたんま───────」

絹代「突貫!!」


カチューシャ「助けてノンナあああああああ!!」




ノンナ「……хорошо」


ノンナ「あのKV2に生身の人間が突撃……その結果、>>40とは……」

たとえその眼を灼かれても
たとえその腕をもがれても
奴らは決して歩みを止めない
死沼へ誘う鬼火に導かれるまま…保身なき零距離射撃を観光する
901対戦車猟兵部隊
命を無視された兵隊「ゲシュペンスト・イェーガー」

カチューシャ「……!?何を言ってるのノンナ?」

カチューシャ「カチューシャといる時までロシア語を使わないで……って、発音が日本語よね……」


カチューシャ「……まさか」

カチューシャ「さっきの突撃でかーべーたんが大破しちゃったせいで、ノンナが壊れちゃった……!?」

カチューシャ「ど、どうしてくれるのよ知波単!」

絹代「は、はぁ……私も壊れるとは思いませんでした……申し訳ありません!修理費は出させていただきます」

カチューシャ「戦車はどうだっていいのよ!!それよりノンナはどうするのよ!!」

カチューシャ「カチューシャ、こんな意味のわからないノンナは嫌!何とかしなさい知波単!」

絹代「……は、はぁ……」


ノンナ(……彼女達の突撃ぶりを見て、ふと昔に読んだ本の一節を思い出しただけなのですが……)

ノンナ(涙目のカチューシャもかわいいので、黙っておきましょうか)


絹代「どうにかすると言っても……何をすれば」

カチューシャ「そんなの自分で考えなさいよ!!」

絹代「では……>>45

こういう時はショック療法!
渾身の右ストレートを鼻っ面に叩き込む

カチューシャ「!?」

絹代「行きますよぉー、歯ぁ食いしばってくださいね!」


カチューシャ「ちょちょちょ、何やろうとしてくれてんのよ!?」

絹代「えっと、こういう時は大体ショックをあたえればどうにかなるのではないかと……」

カチューシャ「いやいや、あなた自分の力わかって言っているの!?生身の体当たりでかーべーたんぶっ壊す力で殴ったりしたら、ノンナが……!」

絹代「そんな、大袈裟でありますよ」

カチューシャ「もうやめてー!」


ノンナ「同士カチューシャ、大丈夫ですよ」

カチューシャ「ノンナぁ!」

カチューシャ「だめよ!無茶!退却してノンナ!!」

ノンナ「カチューシャ……大丈夫です、私がいなくとも、カチューシャはきっと勝利しますよ」

カチューシャ「いなくなること前提じゃない!やめてー!!」


絹代「あ、正気に戻ったようでありますね、良かった良かった」

ノンナ「あ、そのあたりの分別は付いていたようですね」

絹代「私も意味もなく人に手をあげたりするのは嫌でありますから」

絹代「突撃精神は健在ですが、能無しではありません!」


カチューシャ「……え?あれ?」

ノンナ「心配をおかけしました同士カチューシャ。もう大丈夫ですよ」

カチューシャ「ノンナ……無事なのね?」

ノンナ「ええ」

カチューシャ「ノンナぁ!もう……心配したんだから!」ギューッ

ノンナ「…………」ヨシヨシ


絹代「そこまで計算して黙っていたとは、ノンナ殿もなかなかの策謀家でありますな」

ノンナ「……気付いていたのですね」

絹代「言ったでありましょう、能無しではないと」

ノンナ「……カチューシャには秘密ですよ」

絹代「……?カチューシャ殿はまさに今そこにおられるのでは……」

ノンナ「……安心しきったのか、寝てしまわれましたよ」

絹代「ほほう」

カチューシャ「ねぇ、ノンナ」

ノンナ「はい、どうしましたカチューシャ」

カチューシャ「……ちょっとカチューシャ、今までノンナに無茶なお願いさせすぎたかな、って思うの」

ノンナ「……?」

カチューシャ「ち、ちょっとだけよ!?」

カチューシャ「で、でね、もしそのカチューシャのお願いのせいで、ノンナがまた危険な目にあったら嫌なの……それでね」

ノンナ「…………」

カチューシャ「その、今までごめんなさい……って、思ったり……ごにょごにょ」


ノンナ「……それには及びませんよ、同士カチューシャ」ギュッ

カチューシャ「わ、わっ」

ノンナ「カチューシャのご命令はいつだって何かしらの意味があってのもの。なればその命令がどんなものであろうと私はただ従うのみです」

ノンナ「それに」

カチューシャ「それに?」

ノンナ「同士カチューシャのお役に立てるということが、私の喜びでもありますから」

カチューシャ「ノンナ……!」

カチューシャ「そ、そうよ!私の命令は何時だってエルブルスより大きな意味があるのよ!」

カチューシャ「ノンナ!さしあたってお願いがあるのだけど────」

ノンナ「何なりと、同士カチューシャ」



【конец】

このまま続けてても面白く書けそうイメージが沸かないので申し訳ありませんが打ち切ります

完全に力不足っすね 申し訳ありません……

あと西隊長のキャラも掴めてない気もする もう一度映画を見るべきか

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