ケイ「ハーイ!シホ!サンダースの制服よく似合っているわよ!!」 (43)



しほ「よろしくお願いします、ケイさん、サンダースの皆さん!」

ケイ「ハーイ!シホ!それに、あんこうチームの皆もサンダースの制服よく似合っているわよ!!」グッ!

しほ「本日は特別講師の大役、務めさせていただきます」

好子「オッドボールではなく秋山好子として堂々とやってまいりました」ビシッ

百合「この制服のブレザーも私好みで素敵ですわ」

久子「オリンピック選手団みたいな上着だな」

沙織「…おばあ、その表現はどーかと思うよ」

ケイ「今日のシホ達にサンダースの未来がかかっているんでヨロシク頼むわよ!!」

アリサ「ちょ、ちょっと!隊長!!なんなんですか!?こいつらは!!」

しほ「はじめまして、アリサさん、大洗女学園から来ました、西住しほです!!(みほ真似)」

アリサ(うわぁ…)



アリサ「サンダースに講師なんか必要ないですし!あってもこんな、ババ…」

しほ「なんでしょうか?」ギロリ

アリサ「ひ、ひいっ!…ま、ママさんチームではなく、西住みほの方を来させればいいと思います!!」

ケイ「アリサ~、ババアなんて失礼な事いったらダメよ」

沙織(さらっと言ってるし…)

ケイ「それに今日はミホじゃダメなの、シホじゃないとね」

アリサ「…は、はぁ」

ナオミ「隊長には隊長の考えがあるんだろ、このチームで顔見知りなのはサオリだけだな、色々と頼む」

沙織「こちらこそ、よろしくお願いします!!」

アリサ「やけに気合い入ってるじゃない」

沙織(今日は、がんばらなきゃ…)



数日前


………




沙織「…最近、疲れがとれない…」

沙織「理由の大半はしぽりん達のせいなんだけどね…」


 ブッブー!(クラクション音)


しほ「ヘイ彼女!一緒に戦車道しない?」

沙織「で、出たー!!」

百合「人をオバケみたいにいわないでください」

好子「悲しいであります」

久子「死んだら化けて出てやるぞ」

沙織「おばあ、ゴメン、それはマジでやめて…」



沙織「このメンバーが揃ってるってことは…」

しほ「今回はサンダースから私たちに来てほしいと直々に連絡がありましてね」

好子「それでお迎えにあがりました」ビシッ

沙織「わ、私は行かないよ!!いつも、しぽりん達に振り回されて貧乏くじばっかり引かされてるんだもん!!」

百合「…そんな、せっかく、あんこうチームで九州を満喫しようと思いましたのに」

久子「サンダースが佐世保だからな、そのあと温泉を楽しんで、西住さんの実家にもお邪魔しようかと思ってたんだがな」

沙織「ふ、ふ~ん、そうなんだ…」

しほ(これは…脈アリね)



しほ「私たちが、行く温泉は美肌に良いと評判のところよ」

沙織「へ、へぇ~」

百合「やっぱり、私たち女ですし綺麗になりたいですよね~」

好子「戦車道だとお肌の荒れがひどいですからね~」

久子「私は腰痛に効くからだけどな」

沙織「うん、わかるわかる」

しほ「沙織さん」

沙織「なんでしょうか?」

しほ「これから、向かうサンダースは 共学校 です」

沙織「車、停めたままで話をするのも迷惑だから乗るね」ガチャ バタン



ブロロロ…


沙織「共学校か~」

しほ「戦車道、最大のマンモス校ですからね、当然男子生徒も多いでしょうね」

好子「しかも、そのサンダースを破った大洗のチームですから」

百合「当然、向こうの見る目も違うでしょう」

久子「出会って5秒で告白とかもあるかもな」

沙織「やだもー!どーしよー!」


しほ・好子・百合・久子((((ちょろいなぁ…))))



しほ「まぁ、もし告白されても私は常夫さん一筋ですけどね…」ポッ

好子「私も情けないとこあるけど主人かなー、愛してるし」

百合「入り婿ですけど家庭の為に尽くしてくれてる、あの人以外はありえませんね」キッパリ

久子「私は未亡人だからな、縁があったら受け入れるかもな」

沙織「お、おばあ…それより、百合のご主人もおムコさんだったんだ!!」

百合「ええ、あと、このメンバーで見合い結婚なのは私だけですね」

沙織「え!お見合いってどんな感じ?じゃあ!他の皆はどんな恋愛だったの?プロポーズは?」

しほ「…さ、沙織さん、テンション高いですよ」

沙織「聞きたい!聞きたい!サンダースまで時間はあるんだし、聞かせてよ~」

しほ「ふぅ~、わかりました、聞かせますから落ち着いて下さい…私はですね…」





………

サンダース 現在


沙織(みんなのあんな話聞いたら、私だって恋をしたくなるもん!!)


ケイ「じゃあ、サンダースの皆にシホ達を紹介するからついてきて」

沙織「は~い!!」

ナオミ「…サオリ、発情したメスのにおいを漂わせてるとこ悪いが、戦車道の練習に男子はいないぞ」

沙織「え!ええ~そうなんだ…」ショボーン

ケイ「だけど、練習後の自由時間には男子との交流あるから、その時に紹介するわよ」

沙織「ほんとですか!!」

ケイ「オーライ!まかせて!そのかわり練習の方はしっかり頼むわね!!」

沙織「はい!がんばります!!」



ケイ「ハーイ!皆そろってる?」


サンダース生『イエス!マム!!』


沙織「ふぇ~すごい人数だよ…」

好子「ここは、3軍まである学校ですからね…」

百合「着物以外の姿で大勢の人前に立つの初めてなんで緊張しますわ」

久子「だが、われ等の隊長も流石だ、この人数を前に微動だにしてないぞ」


しほ「はじめましてサンダースの皆さん…」

しほ「大洗女学園から来ました、西住しほです!!(みほ真似)」


サンダース生(うわぁ……)



ケイ「こうみえてシホは先日、聖グロのダージリンをボコボコにした程のとても高い能力を持った隊長なのよ!!」

ケイ「それで、今日シホに来てもらったのは、その高い指揮能力でサンダース全軍での模擬戦を行ってもらいたいのよね!!」

しほ「私とケイさんで?」

ケイ「イエース!私とナオミが一軍を率いるわ、シホ達とアリサで二軍と三軍を率いてちょうだい」

アリサ「わ、私があんこうとですか?」

ケイ「これは、アリサに次のサンダースを任せてもいいかのテストも兼ねてるからね」

アリサ「…イエス、マム」



― 作戦会議


アリサ「ケイ隊長は、どうして…」

しほ「理由は簡単です サンダースの活性化 ですよ」

沙織「え?どういう事なの、しぽりん!」

しほ「次の隊長として期待しているアリサさんが実力で劣る二軍と三軍を率いてレギュラーの一軍やケイさん達を倒したらどう思います?」

沙織「え、え~と…凄いよね」

しほ「ふふっ、そうですね、その結果二軍、三軍は一軍へとモチベーションを上げ、一軍は下からのプレッシャーで緊張感を持たせる」

アリサ「それが、ケイ隊長の狙い…」

しほ「ただ、その為にわざと負けるようなマネができないケイさんが本気で戦う為に選んだ相手が…」

沙織「そっか!もしみぽりん達が来て戦って勝ったとしたら、サンダースは大洗に勝てないって事になっちゃうから…」

しほ「だからこそ、イレギュラーな私たちが選ばれたんです」



しほ「今回の作戦の概要を説明します」

しほ「私たち、あんこうチームの小隊で真っ先にケイさんを全力で潰します」

しほ「ナオミさんの参戦も考慮しますが、ケイさんさえ潰せば指揮系統が乱れるのは確実なので」

しほ「その後、アリサさんが数で勝る残りのメンバーを率いて掃討してください」

アリサ「凄いわね、流石西住流の家元ね…」

しほ「今日の私は『大洗から来た ミステリアス女子高生 西住しほ』です」

アリサ「あ、はい、えーと…あ、あと!!」

アリサ「アンタのその恰好はどーなのよ!?」



しほ「なにか問題でも?」

アリサ「サンダースのタンクジャケットの下にタンクトップだけって…」

しほ「ケイさんっぽくしてみたつもりなんですが…」

アリサ「隊長はそこまで胸を強調してないわよ!!」

しほ「この格好だと主人が喜びそうなんで…」ボヨン

アリサ「…なによ…デカいからって…私だって…」ペタペタ

沙織(コスチュームプレイ、そんなに喜ばれるのかなぁ…)

好子「この服装だと足も強調されますね…主人が喜びそうだわ」

百合「ご主人、脚フェチですか?」

好子「あのパンチパーマとひげで脚に頬ずりするからくすぐったくてたまらないのよね(笑)」

百合「まぁ」

久子「甘ったれの男は安心感のある尻や脚に目がないからな」

沙織(そ、そうなんだ…覚えとこ)

しほ「タンクトップより星条旗ビキニの方がよかったかしら…」

アリサ「アンタ達の話はアタシには刺激が強すぎるのよー!!」



沙織「ところで…しぽりん」

しほ「なんですか」

沙織「今回、Ⅳ号は持ってきてないけど、私たちの戦車はどーするの?」

アリサ「サンダースは全員で乗るから余る戦車はないわよ」

しほ「大丈夫です、戦車は用意してあります」



沙織「て…ティーガー…だ」

しほ「これが今回のあんこうの戦車です」

百合「たくましい主砲ですわね!」

好子「無敵戦車ですね」

久子「運転が重そうだな」

アリサ「…これ黒森峰の校章が思いっきり付いてるけど…」

しほ「…借りてきました」

沙織(これ、まぽりんの戦車だ…)



― 黒森峰


 『おねえちゃんへ ティーガー 借りるね  しほ』


まほ「……」ピッピッ

まほ「…もしもし…みほか…ああすまない…」

まほ「…いや、戦車を持ち出してないかと思って…」

まほ「…ああ、ひらがなの書き間違えじゃないかと…」

まほ「…うん…実はお母様が… プープー」

まほ「……」

まほ「…切られた」



― 試合会場


ケイ「エキサイティングな試合にしようね!!」

しほ「ケイさんのサンダースへの思いしかと受けました」

しほ「ですが、その為に利用された私たちの…虎の尾をふんでしまったことは後悔してもらいます」ゴゴゴゴ…

ケイ「…オゥ…負けないわよ」

アリサ「私も全力で勝ちに行きます」

ナオミ「いい目をするようになったじゃない、アリサ」

百合「ナオミさん、娘が砲手として一番意識している貴女と戦えるのを光栄に思いますわ」

ナオミ「ラブコール嬉しいけど、手加減はしないよ」

百合「もとより、そのつもりです」

沙織(…あれ?ボケ抜きで結構まじめに試合に入るんだけどいいのかなぁ)



― 試合前


アリサ「…」

しほ「緊張しているのですか?」

アリサ「当たり前よ」

しほ「他の隊員は貴女以上に緊張しているはずです、隊長はうろたえてならない、覚えておくといいですよ」

アリサ「わ、わかったわよ!!」

アリサ「みんな!聞いて!相手は隊長にナオミに一軍と強いのはわかっているわ!!」

アリサ「でも!私たちには、最強の軍神の西住しほとあんこうがいる!!それに…私もいるわ!!」

アリサ「だから…楽しんで…一生懸命…正々堂々と戦って…」

アリサ「ジャイアントキリングするわよ!!」


サンダース二軍三軍 『イエス!マム!!』


しほ「立派です、アリサさん あと、私は軍神ではなく『大洗女学園から来た 彼女にしたい№1女子高生 西住しほ』ですので」

沙織(さっきはミステリアスとか言ってたのに…)

しほ「では、真っ先にケイさんを倒してぶっ潰す作戦 『KO作戦』でいきます!!」

しほ「パンツァー・フォー!!(みほ真似)」

沙織(やっぱキツいなぁ…)

アリサ(やっぱキツいなぁ…)



………



― 大洗


優花里「西住殿、電話はいいんですか?」

みほ「う、うん大丈夫だよ」

みほ(お姉ちゃんの話からだと、たぶんお母さん達がまたやらかしているんだろうな…)

華「今頃、お母様たちは温泉を楽しんでいるんでしょうね」

麻子「ママさんと付き合うようになってから、おばあが元気になっている、皆のお母さんと沙織には感謝の言葉しかない」

みほ(その事を麻子さんが知ったらまた泣いて飛び出すだろうし…)

優花里「武部殿に何かお礼をしたいですね!」

華「でしたら!沙織さんに私たちで料理を御馳走してみては、いつも作ってもらってばかりですし」

麻子「アイツの好物は納豆だぞ」

みほ「じゃあ!納豆ごはんにしようよ!!」

みほ(うん!ここは聞かなかったことにしておこうっと!!)



― 黒森峰


エリカ「隊長、ティーガーはどこにあるのでしょうか?」

まほ「い、いや…私は見てないぞ」

エリカ「ご自身の戦車でしょう?今度の試合も近いんで整備班から早く回してくれと、せっつかれてるんですが…」

まほ「あ、ああ…」

小梅「隊長!エリカさん!ティーガーの所在わかりました!サンダースにあるそうです」

エリカ「なんでサンダースに…わかったわ、隊長、回収に行きますよ」

まほ「…たぶん、お母様たちが使ってるから、その内、戻ってくると思うんだが…」

エリカ「家元がいらっしゃるなら尚の事、お迎えに行かなければならないでしょう」

小梅「準備できました!」

エリカ「さぁ!行きますよ隊長」

まほ「あ、ああ…(いやな予感がする)」



― サンダース


まほ「やった!踊ってない!!」

エリカ「どうやら戦車道のメンバーは向こうみたいです」

小梅「なんだか、大勢集まってますね」

エリカ「とりあえず行きましょう」




……

ケイ「ハーイ!みんな元気?」

男子生徒A「ケーイ!!今日はケイのダンスを見せてくれるのかい?」

ケイ「ソーリー!!今日は私のダンスはおあずけなのよ」

男子生徒B「おいおい!そりゃないぜ!!」

ケイ「でも、今日は遠く東の大洗からグッドなメンバーが来てくれたわよ!!」

まほ「…え?」

男子生徒C「そいつはイカすじゃねーか!!」

ケイ「じゃあ。紹介するわね!!『チーム ANKOU』 よ!!」

まほ(ああ…やっぱり、またか…)



エリカ「ダンス用のポールが5本ステージにありますね…」


――アアアン アン♪ アアアン アン♪ アアアン アアアン アン アン アン♪


まほ「…やっぱり、あんこう踊りなのですね…」

小梅「い、いえ!違います!!あ、あれは!!」


エリカ「家元たちはあんこう踊りをしながら…」

小梅「ポールダンスを踊っています!!」


ケイ「…凄いわ…あんこう踊りとポールダンスをミックスさせた…まさに『あんポールダンス』ね!!」


まほ(お母様達はどこに向かっているのだろう…)




男子生徒A「ヒューッ!!見ろよ!SHIHOのダンス、あれで俺たちくらいの子供がいるんだぜ!!」

しほ「これが新たなあんこうです」クネクネ

男子生徒B「YOSHIKOのスピンも滑らかだぜ!!床屋のサインポールみたいだ!!」

好子「装填手で鍛えた筋肉が喜んでおります!」グルングルン

男子生徒C「おまえら!YURIのムーブ見てみろよ、あの静と動…まるで一輪挿しの花…WABISABIだぜ!!」

華「…この刺激…たまりませんわ」シュッタッ

男子生徒D「OBA!あの小さいからだでスゲー!!まさに零戦…KAMIKAZE!!」

久子「あたしゃ、冷泉だよ」クルクル

男子生徒A「…なぁ?SAORIは?」

男子生徒B「SAORIか…」

男子生徒C「SAORIか…」

男子生徒D「見てるとアメリカンドッグ食べたくなるよな」

男子生徒ABC「「「それだ!!」」」

沙織「YadaMoww!!」




アリサ「…なに、やってんだか」

小梅「あ、サンダースの」

エリカ「いったい何があったのよ」

アリサ「ティーガーの回収に来たのね、説明すると、あんこう達とケイ隊長で模擬戦やったのよ」

アリサ「凄かったわ…隊長がなす術もなくやられてさ、指揮を引き継いだナオミも砲手に専念できずに続けてやられて」

アリサ「そのままの勢いで、あんこうとアタシ達のチームの勝ちって話」

エリカ「さすが家元ね」

アリサ「勝った報酬で新作ダンス発表させてくれって…戦車道の時は少しは尊敬したのに…」

アリサ「良い年したおばさんがはしゃいじゃって、バカじゃないの?」

まほ「す、すみません…」



???「う、美しい…」




タカシ「なんて綺麗なんだ…SHIHOさん…」

アリサ「え?た、タカシ…?」

タカシ「SHIHOさんーっ!!」ダッ

ナオミ「おっと!」

 バキィッ!

タカシ「…うぐっ」

アリサ「ちょっと!ナオミ!殴るなんてひどいじゃない!!」

ナオミ「ダンサーがいるステージに無断で上がるのはルール違反だからね」

タカシ「…ぐっ…」

アリサ「大丈夫?タカシ?」

しほ「タカシくん」

タカシ「し、SHIHOさん…」



しほ「タカシくんの気持ちとっても嬉しいわ、でも私は夫だけのものなのよ…」

タカシ「そんな…」

しほ「ですから、タカシくんには私のような女ではなく、もっと素敵な女性が訪れるはずよ」

タカシ「ううっ…」ボロボロ

しほ(アリサさん、このチャンスを逃さないで!!)ウィンク パチパチ

アリサ「(!!そ、そうか!!)…た、タカシ…あのね…私ね…」

タカシ「アリサに僕の気持ちがわかるかよ!!…ずっと、真剣だったんだぞ!!」

沙織(ダンス始まってから10分くらいなんだけど…)

アリサ「あ、あのね!、タカシね…私、タカシの事が…」

タカシ「うるさい!!アリサなんか大っ嫌いだ!!」ダッ

アリサ「……」チーン

しほ(あれ~?)




アリサ「……」

しほ「あ、アリサさん」

アリサ「…なによ!タカシをフッたアンタが、タカシにフられたアタシを笑いにきたんでしょ!!」

しほ「これを…」

アリサ「なによこれ、あんこうスーツじゃない」

しほ「私は今のあなたにかける言葉がわかりません」

しほ「ですが、熱いダンスならあなたに送ることができます」

アリサ「…だから、なによ」

しほ「タカシくんにも、同じじゃないでしょうか?」



アリサ「!!…つまり…」

好子「アリサ殿の熱い思いをダンスに込めるんです!!」

アリサ「YOSHIKO…」

百合「そして、タカシさんのハートを狙い打つのです」

アリサ「YURI…」

久子「そのあとは納屋にでも連れ込んでズブリとすればいい、あたしはそうした」

アリサ「OBA…ズブリって…」

ケイ「アリサったら、ダンスする前からホットになっちゃたの?」

アリサ「隊長…」

まほ「なんなんだ、この茶番は…」



ナオミ「フッ、隊長もアリサもホットになって…」

ナオミ「クールダウンしたい子はアタシについておいで!隣でミーティングするよ!!」

エリカ「あら?良かったら私も付き合ってもいいかしら?」

ナオミ「黒森峰の次期隊長か…ちょうど来年度を見据えた打ち合わせをしたかったのよ、ぜひ頼むわ」

まほ「み、ミーティングなら私も付き合おう」

エリカ「いえ、隊長の協力を借りるわけにはいきませんので、隊長はケイ隊長とゆっくりしていてください」

まほ「い、いや、この場にいるとアレになりそうなんで、私も付き合いたいん…」

ケイ「ハーイ!!マホ!!早くこっちへいらっしゃいよ!!」

エリカ「ケイ隊長が呼んでますよ…私もサンダースを待たせては悪いので失礼します」

まほ「エリカァーッ!!」

ケイ「ヤッホー!マホのあんこうスーツ持ってきたわよ!!」

まほ「ああ…またしても…」


???「まったぁー!!(まほ真似)」




小梅「隊長、まってください」

まほ「こ、小梅…お前は私に付き合ってくれるのか…?」

小梅「隊長、これを!!」

まほ「これは…く、黒いあんこうスーツ?」

ケイ「ご丁寧に黒森峰の黒十字まで付いてて…うん!ダサいわね」

小梅「西住隊長の為にメンバーで協力して作りました!!ぜひ使ってください!!」

ケイ「ワオ!こんな素敵なスーツを送られるなんてマホもいい後輩をもったわね!!」

まほ「……」チーン

エリカ「小梅ー!!早くこっちに来なさいよ!!次の副隊長のアンタがいないと始まらないのよ!!」

小梅「エリカさん、すぐ行きます!! 隊長、ミーティングで隊長の勇姿が見れませんががんばってください!!」

まほ「……」



しほ「慕われていますね、まほ」

まほ「…ありがとうございます…お母様、一つお聞きしてもよろしいですか?」

まほ「何故、あんこう踊りにポールダンスを加えようなどと思ったんですか!!」

しほ「あんこう踊りの練習中にサンダースではポールダンスが盛んと聞きまして…こうあわせてたら…こうできちゃったのよ」

好子「西住殿の発想には驚かされるばかりです!!」

百合「私たちに新しい可能性をいつも見せてくれます」

久子「楽しくて、おちおち死んでられん、あと健康にいいぞこれ」

しほ「さぁ!これから皆でレッツ!パーリナイです!!」

ケイ「オゥ!シホ!私のセリフを取るなんてずるいわよ!!」


沙織「また、こんな展開でやだもー!!」

まほ「私だって、やだもー!!」


END

以上です
今回もありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月27日 (水) 18:52:39   ID: YWMHoX5u

相変わらず面白いですねw この調子でプラウダ編も頑張ってください!

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