妹「んほおおおおおおおおおお!!!十円玉がないのおおおおおおおおお!!!」ガンガン (57)

妹「自販機でジュースが買いたいのにぃ…なんでぇ…」

妹「十円玉が一枚足りないのおおおおおおおおおおおおおおおおお!!??」ガンガン

妹「でも五円玉は二枚あるのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!融通効かせてええええええええええええええええええええええええ!!!!!」ガンガンガンガン

妹「わらひはただ、ファンタが飲みたいだけにゃのにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」アヘガオダブルピース

兄「自販機叩くのやめなさい」

妹「…はっ」

妹「んほおおおおおおおおお!!!トマト食べちゃうのおおおおおお!!!」パクパク - SSまとめ速報
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兄「妹の病気を治すために聖水プレイをする」 - SSまとめ速報
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妹「んほおおおおおおおおお!!!身体が傾いちゃうのおおおおおおおお!!!」イヤッフー - SSまとめ速報
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兄「妹の病気を治すために色々試してみる」 - SSまとめ速報
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の続きです

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兄(妹は謎の奇病『アヘ顔ダブルピース症候群』、通称『アヘピー』にかかっている)

兄(原因も治療法も不明。妹は治りたがっているが、現状どうしようもない)

兄(俺、妹、そして女さんはそんな現状を打破すべく、治療法を探している)

兄(しかし、アヘピーの謎は深まるばかりだった)

学校


兄「うーん…」

兄(この間の妹の暴走…どういうことだったんだろう)

兄(両手は自由に動かせたはずだし…口だって少しの間だけふさがれてたけど、大した時間じゃなかった)

兄(暴走は口と手がふさがれてる時に起こるんじゃなかったのか…?)

兄「わからんなぁ…」

友「何朝から難しい顔してやがる」

兄「ん、友か」

友「おっす」

友「なあ、今日転校生が来るって聞いたか?」

兄「え?初耳だな」

兄「珍しいな、転校生なんて」

友「なー。男子と女子どっちかな」

兄「どっちがいいんだ?」

友「やっぱり男がいいかなぁ…かわいい男の子だといいなぁ…」

兄「…」ジリッ

友「…冗談だよ」

キーンコーンカーンコーン

教師「えー、朝のHRを始めるが…一つお知らせがある」

教師「何人かは知ってるみたいだが、今日、このクラスに転校生が来る」

教師「入ってくれ」

ガラッ


転校生「…」


兄「…ん?」

友「どうした?」

兄「いや…」

転校生「…」

兄「…」

教師「というわけで、転校生の―――」

兄(…あの転校生、どこかで見た気がする…)

兄(どこかで会ったかな?いや…どうだろう)

教師「というわけで、仲良くしてやってくれ」

転校生「よろしくお願いします」ペコッ

兄(…やばい、話全然聞いてなかった)

兄「…」

友「また難しい顔してるぞ。どうしたんだよ」

兄「別に…なんでもないよ」

兄「それより残念だったな、女子で」

友「…ご冗談を」

休み時間


転校生「…」

兄(後ろの席かよ…いや、問題ないけど)

兄(うーん…どこかであった気がするんだけど…本当に思い出せない…)

兄(本人に聞いてみるのも失礼な気がするしなぁ…)

転校生「…ねぇ」

兄「!!」

兄「え?な、何?」

転校生「いや、あのさ…」

転校生「…もしかして、兄?」

兄「!?」

転校生「あ、その反応!やっぱり兄でしょ!」

兄「え、あ、ああ…」

転校生「やっぱりそうだー!久しぶりだねー!」

兄「…」

転校生「…兄?」

兄(やべぇ…全く思い出せない)

兄(せめて名前わかってたら思い出せたかもしれないけど…さっき聞き逃しちまったからな)

兄(こ、この状況…どうすれば…)

転校生「…もしかして、僕のこと忘れちゃった?」

兄「っ!」ギクッ

転校生「あー!!その顔は忘れてるなー!」

兄「も、申し訳ない…」

転校生「僕だよ僕!忘れちゃったの!?」

転校生「まあ最後に会ってからずいぶん経つけど…名前くらい覚えてるよね?」

兄「ごめん…実はさっき名前聞き逃しちゃって」

転校生「えー!?ひどいなぁ、もう…」

転校生「僕だよ、幼馴染だよ!」

兄「…幼馴染?」

兄(その名前には確かに聞き覚えがあった)

兄(ぼんやりとしか思い出せないけど…覚えている)

兄(俺が小さいころ、よく一緒に遊んでいた女の子の名前だ)

兄(俺が小学校低学年の時だったかな…確か引っ越していって…)

兄「…え、幼馴染!?」

幼馴染「そうだよ、兄。思い出した?」

幼馴染「まったく、転校生の自己紹介くらい聞いておこうよ」

兄「ご、ごめん…ちょっと考え事してて」

幼馴染「もう…気を付けてよね!」

兄「それにしても、変わったな、お前」

幼馴染「それは兄も同じだよ。こんなに大きくなって…」

兄「最後に会ったのはもう十年近く前だからな…そりゃ変わるさ」

幼馴染「でも一目見て兄だって思ったよ。やっぱり見た目が変わってもわかるものなんだね」

幼馴染「…あ、でも兄は僕を見てもわからなかったんだよね…やっぱりひどーい」

兄「いや、俺もどこかで会った気はしてたんだけど…」

幼馴染「でも結局思い出せなかったじゃん!」

兄「本当に申し訳ない…」

幼馴染「まあ別にいいよ。それより兄にまた会えてうれしい」

兄「俺も。まさかまた会えるなんて思ってなかったよ」

兄「あの時お前が引っ越したのも驚きだったけどなぁ」

幼馴染「うん…あの時か…」

兄「?」

幼馴染「…いや、何でもないよ」

幼馴染「まあ引っ越しはお父さんの仕事の関係だからね…仕方なかったよ」

兄「戻って来たのも親父さんの仕事が?」

幼馴染「そそ。区切りがついたからね。戻って来たんだよ」

幼馴染「そうだ兄。放課後、学校案内してよ」

兄「ん?ああ、いいよ」

幼馴染「やった!ありがとー!」

兄「…そうだ。放課後なら妹にも会えるかも」

兄「案内ついでに会いに行ってみるか?」

幼馴染「え!?妹ちゃんもこの学校にいるの!?」

兄「ああ。会うんなら妹にメール送っとくけど」

幼馴染「うん、お願い!」

放課後


兄「妹なんだけどさ、用事があるから会えるのが少し後になるんだって」

兄「だから先にこの辺りを案内してから妹の教室に行こうと思うんだけど…いいかな」

幼馴染「うん、別に構わないよ。無理させちゃ悪いし」

幼馴染「…今更だけど、兄は用事なかったの?大丈夫?」

兄「ん?あー…」

兄「…まあ、今日は大丈夫だろ」

幼馴染「…どういうこと?」

兄「いや、何でもない。別に暇だからオーケーオーケー」

幼馴染「そっか。ならいいんだけど」

兄「じゃあ早速…」

幼馴染「…あ、その前にお手洗い行ってきていいかな」

兄「ん、いいぞ。ここで待ってるから」

幼馴染「ごめんね。ちょっと待っててねー」タッタッ

兄(…用事か…)

兄(もしかしたらこの間みたいに女さんに呼ばれるかもと思ったが…さすがに今日は)

女「こんにちは」ヌッ

兄「へぁっ!?」

兄「それやめてくれよ…心臓に悪い」

女「ごめんなさいね。クセになってるのよ…音殺して歩くの」

兄「そういうのいいから」

女「はい」

女「それにしても、さっきの女の子…」

兄「ん?ああ、あいつは…」

女「…彼女?」

兄「違います」

兄「転校生だよ。それで俺の幼馴染」

兄「今から学校を案内しようとしてたんだ」

女「あら…そうだったの」

女「じゃあ今日はやめたほうが良いかしら」

兄「…もしかして、また怪しい情報を仕入れてきたんじゃ…」

女「そうじゃないけど、アヘピーのことについて話をしておきたくてね」

女「まあ、そういうことなら明日にしましょうか。いいかしら?」

兄「俺は構わないよ。明日の放課後だな?」

女「ええ。じゃあ妹さんにも伝えておいて。それじゃあ」

兄「わかった。じゃあな」

幼馴染「ごめんごめん、遅くなっちゃった」タタッ

兄「おう、おかえり」

幼馴染「…ねえ、さっきまで話してたのって…」

兄「ん?見てたのか。あの人は…」

幼馴染「…彼女?」

兄「違います」

妹の教室


兄「そろそろいいだろう。妹の教室はここだよ」

幼馴染「妹ちゃん、ここにいるの?」

兄「そのはずだけど…」

兄(でも、俺が忘れてるくらいだし…妹、幼馴染のこと覚えてるかな?)

兄「おい、妹ー」ガラッ

妹「あ、兄さん。会わせたい人がいるっていうのは…」

幼馴染「やっほー妹ちゃん!久しぶりー!」

妹「え!?もしかして…幼馴染さんですか!?」

幼馴染「そうだよー!会えてうれしいよー!」

妹「お久しぶりです!私もうれしいですー!」

キャッキャッ

兄(…覚えてたよ畜生)

幼馴染「ねー聞いてよ妹ちゃーん。兄ってば僕のこと覚えてなかったんだよー?」

妹「えー!?兄さんひどいですよそれは!」

兄「すみませェん…」

幼馴染「ホント…妹ちゃんはちゃんと覚えてくれてたのに」

妹「あんなに一緒に遊んでたじゃないですか」

兄「そのはずなんだけどな…本当に申し訳ない」

幼馴染「…もしかして兄って変な博士に騙されて変なロボットスーツ着せられたの?」

兄「『存在しない』とか言ってないから」

妹「おうちの方はどこなんですか?前と一緒ですか?」

幼馴染「そうだよ。昨日引っ越し完了したんだ」

幼馴染「帰ってきたらあの頃のこと結構思い出しちゃってさ。兄や妹ちゃんと遊んだこともね」

幼馴染「だから二人に会いたいと思ってたんだけど…まさか同じ学校で同じクラスに兄がいるとは思わなかったよ」

兄「…覚えてなくて本当にすみません」

妹「兄さん…声のトーンが真剣になってきましたよ」

幼馴染「そ、そこまで気にしなくても…」

妹「そ、それで幼馴染さん!これからどうするんですか?」

幼馴染「あーそうだ。兄に学校を案内してもらってるんだった」

兄「そうだな…でもあとはそんなに行くところもないな…」

兄「使いそうな場所は全部案内したし、今日はもう帰ってもいいかも」

幼馴染「そうなの?じゃあそろそろ帰ろうか」

妹「あ、じゃあ私荷物をまとめて…」ガッ

ドサッ

妹「あ…」

幼馴染「ありゃ、やっちゃったね」

兄「カバンの中身ぶちまけてるぞ…まったく」ヒョイヒョイ

幼馴染「そういうの気を付けないとダメだよー、妹ちゃん」ヒョイヒョイ

兄「ほれ、集めたぞ」スッ

妹「…」

兄「…妹?」


妹「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

妹「カバンを落として中身ぶちまけちゃったのおおおおおおおおおおお!!!!」

妹「教科書とか散乱しちゃったああああああああああああああああああああああ!!!!お兄ちゃんと幼馴染さんに拾わせちゃったのおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

妹「本当に申し訳ないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」アヘガオダブルピース

兄「気にしなくていいから。ほら、かばんにしまえ」

妹「はい…すみません」

女「クスクス…やっちゃったわね」

妹「あれ、女さん。こんにちは」

兄「女さん!?帰ったはずじゃ!?」

女「残念だったわね。トリックよ」

女「帰ろうと思ってたけど…面白いことが起こりそうな気がしてあなたたちの後をつけてたのよ」

兄「マジかよ」

女「とりあえず兄君がどんどん沈んでいくのが面白かったわ」

兄「ひでえ」

女「ところで…」チラッ

兄「ん?」チラッ

幼馴染「…」ポカーン

兄「…あ」

妹「…あ」

幼馴染「…えっと…」

幼馴染「…今の、何…?」

女(ドン引きしてるわ…)

兄(まあ、そうなるな)

兄「…そうか、幼馴染は知らないよな…」

妹「この病気自体、あまり知られてないですからね。当然ですよ」

幼馴染「病気?え?ええ?」

女「…ちゃんと説明してあげたら?」

兄「そうだな…場所を変えようか」

喫茶店


兄「…というわけなんだ」

幼馴染「へえ、そんな病気が…」

妹「病気になったのはもう一年ほど前ですね」

幼馴染「症状ってそれだけなの?さっきみたいにんほってアヘるだけ?」

兄「基本的にはそうだな。さっきみたいなのが一日に数回起こる」

兄「だから身体に何らかの害があるとかじゃないけど…」

妹「でも、私はこの病気を治したいんです。何とかしたいんです」

妹「それでこちらの女さんに協力してもらって…」

女「そう。三人で治療法を探してるのよ」

幼馴染「へー、そういう関係だったんだねぇ」

幼馴染「でもなんで女ちゃんも協力してるの?」

女「私もアヘピーの治療法を探してるのよ。理由はちょっと言えないけど」

幼馴染「ふーん。そうなんだ」

幼馴染「でもまだ見つかってないんでしょ?そもそもどうやって探してるのさ?」

女「私がネットで得た情報から…」

幼馴染「あー、ネットって便利だもんねぇ」

女「そうよね、便利よね」

妹「便利っていいですよね」

兄「…」

女「ついでだから、さっきの話、ここでしてもいいかしら」

兄「ん?」

女「ほら、さっき言ったじゃない。アヘピーについての話があるから明日しましょうって…」

兄「ああ、それか」

妹「え?何ですか?」

女「治療法を探す方針を改めて決めたいの」

女「さすがに今までみたいに行き当たりばったりだと効率が悪いと思って」

兄「ネットで情報を探すのはやめるのか?」

女「ネットって便利だけど、頼りすぎるのはよくないと思うの」

兄「そこに気づいただけ一歩前進だな」

妹「じゃあどうやって探すんですか?」

兄「うーん、確かにどうするか…」

女「そうねぇ…占いで導かれるままに探すのはどうかしら」

兄「は?」

幼馴染「あ、僕手相なら見れるよ」

女「私もタロットカードならできるわ」

妹「私も花占いできますよー」

兄「ちょっと待って何言ってるの君たち」

女「冗談よ冗談。さすがにそんなことしないわ」

兄「まったく…で、本当はどうなんだ」

女「急がば回れ…まずはアヘピーについて知る必要があると思うわ」

妹「アヘピーそのものについて…ですか」

女「そう。治療法を探すよりは簡単だと思うし」

兄「確かにわからないことだらけだ。暴走についてもいまいちわからないし」

妹「ああ、それはちゃんと知っておいたほうが良いかもしれませんね。普通の発作なら一応周りに害はありませんが、暴走すると…」

幼馴染「ん?何、暴走って?」

兄「妹がアヘ顔ダブルピースをすることによって周りの人間もアヘ顔ダブルピースしてしまうことがあるんだ」

幼馴染「何それ怖い」

女「そういったことを調べていくうちに、治療法が見つかる可能性もあるわ」

女「どうかしら?この方針」

妹「私はいいと思います」

兄「俺も。今までよりはいいんじゃないか」

幼馴染「僕もー」

女「じゃあ、とりあえずそういうわけで」


兄「…ん?」

幼馴染「どうしたの兄」

兄「いや…なんでお前も混ざってんの?」

幼馴染「えー!?ダメ!?」

兄「ダメってわけじゃないけどさ…」

幼馴染「いいじゃんいいじゃん!僕も混ぜてよ!」

幼馴染「こんなに楽しそうなのに!」

女「別に遊んでるわけじゃないのよ」

幼馴染「わかってるけどさ…」

幼馴染「こうして話を聞いたのも何かの縁なんだから、混ぜてくれてもいいじゃんかー!」

兄「そういってもなぁ…」

女「まあ、別に私は構わないわ。協力してくれるならありがたいことよ」

幼馴染「ほら~」

兄「いや、ほら~じゃなくてね」

幼馴染「何?兄は反対なの?」

兄「…そうじゃないけど」

幼馴染「じゃあいいじゃーん」

兄「…まあいいか」

兄「妹はどうなんだ?」

妹「え、えっと…」

妹「…私としてはとてもありがたいのですが…」

幼馴染「…」

妹「…」

幼馴染「…迷惑、かな?」

妹「!!い、いえ!!そんなことは決して!」ブンブン

兄「コーヒーこぼすぞ」

妹「はい」

幼馴染「まあ確かによく状況がつかめてない人がいきなり関わっても迷惑かなーとは思うけどねぇ」

妹「いえ…迷惑なんかじゃないです…ただ…」

妹「…」

幼馴染「…」

兄「…まあ、幼馴染。妹にもなんか言いづらい理由があるみたいだ」

幼馴染「そっか…仕方ないね」

妹「…すみません」

幼馴染「そんな、気にしなくていいよ!こっちこそいきなり変なこと言ってごめんね」

妹「…」

兄「…」

女「…そろそろ出ましょうか?」

兄「そうだな」

兄「二人とも、行くぞ」

幼馴染「ああ、うん」

妹「はい…」スクッ

ガッ

妹「あ…」

バシャッ

兄「あ、まーたこぼしやがったな」

女「今回もお水でよかったわね…」

幼馴染「ありゃりゃ…妹ちゃん、これで拭いていいよー」スッ

妹「…」

幼馴染「…ん?」


妹「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

妹「またおみじゅこぼしちゃったのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

妹「ここに来るとこぼしちゃううううううううううううううううう!!!この喫茶店呪われてるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!???」

兄「いや、お前がドジなだけだろ」

妹「そうでしゅううううううううううううううううううううううう!!!わらひがドジなだけなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

妹「喫茶店のせいにしてごめんなさいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

妹「謝罪を込めたアヘ顔ダブルッッッッピイイイイイイイイイイイイシュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!!」アヘガオダブルピース

マスター「ハハ、構いませんよ」

妹「本当にすみません…」

マスター「いえいえ。それより大丈夫ですか?」

幼馴染「ん。とりあえず拭いたよー」

妹「あ、ありがとうございます」

兄「慣れるの早えなお前」

その夜 自宅


兄「なあ妹」

妹「はい?」

兄「どうして幼馴染の協力を断ったんだ?」

妹「え…」

兄「あいつは悪い奴じゃないし、協力してくれるって言うんだから別にいいんじゃないか?」

妹「…」

妹「これは、私の病気のこと。私の問題です」

妹「…私の問題に付き合わせてしまうのは申し訳ない気がして…」

兄「…お前、前もそんなこと言ってなかったか?」

妹「そうですね…やっぱりどうしても気になってしまうんです」

妹「自分がやってることに巻き込んでしまうことを…」

妹「…迷惑なんじゃないかって…」

兄「…」

翌日 放課後 教室


兄「…ということだ」

幼馴染「へー、逆に気を使わせちゃったかぁ」

兄「妹はとにかく他人に迷惑をかけることを気にするからなぁ」

兄「だからアヘピーも治したいらしいんだけど」

幼馴染「妹ちゃんは昔から変わらないねー」

兄「ねー」

幼馴染「でも、僕からやりたいって言ってるんだから迷惑なんかじゃないよ」

幼馴染「昨日言ったとおり、僕が迷惑かけてるんじゃないかって思ったくらい」

幼馴染「だから気にしなくていいのにねー」

兄「うん、お前はそう言うと思ったよ」

幼馴染「え?」

兄「お前は昔からそういうやつだ」

幼馴染「…ろくに覚えてないくせにー」

兄「…他人事のようだが」

幼馴染「ん?」

兄「俺がお前のことをあまり覚えていないこの状況に慣れれば慣れるほどお前は楽に…」

幼馴染「そういうのいいから」

兄「はい」

兄「…というか、お前本当に面白そうだからって理由だけで俺たち手伝うの?」

幼馴染「は?そんなわけないじゃん」

兄「んあ?」

幼馴染「まあそれも理由の一つだけどさ」

幼馴染「やっぱり、妹ちゃんを助けてあげたいって言うのが一番の理由かなぁ」

幼馴染「昔からの友達が困ってるんだもん。そりゃあ助けてあげたいよ」

幼馴染「あんまりできることはないかもしれないけど…」

幼馴染「僕にできることだったら、何でも協力するつもりだよ」

幼馴染「…本人の前では、ちょっと照れくさくて言えないけどね」

兄「…幼馴染」

幼馴染「あー…あともう一個理由があるかな」

兄「ん?」

幼馴染「…また、兄や妹ちゃんと、一緒に遊べると思ってね」

兄「…全く…遊びじゃないって言ってるだろ」

幼馴染「ははは、ごめんごめん」

兄「…俺も」

幼馴染「ん?」

兄「…また、お前と遊べると思ったよ」

幼馴染「…そっか」

兄「…変わらないな、本当に」

幼馴染「…兄もね」

兄「よし、改めて妹と話をしよう」

幼馴染「そうだね。妹ちゃん、今教室かな?」

兄「さあ…メールで聞いて」


「んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

兄「…近くにいるみたいだな」

幼馴染「…そうだね」


んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

以上です。見てくださった方、ありがとうございました

幼馴染の一人称を「私」にするか「僕」にするかで三日くらい悩みました
後悔はしていない
今回変なネタが多かったと思いますが、元ネタを知らない人には本当に申し訳ない…

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