杏「おねむトリオと回るSUSHI」 (32)
シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ
本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第170回」
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外伝
都「正解はひとつではありません!」
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―事務所―
杏「ふわぁぁ……」
こずえ「ふわぁ」
仁奈「ふぁぁ…」
杏「平和だねぇ」
仁奈「平和でごぜーますね…」
こずえ「へいわー…」
杏「もう、ずっとこのままでいいんじゃないかなー」
仁奈「それは退屈でごぜーますよ」
杏「えー、そうー?」
仁奈「そーですよ」
こずえ「ふわぁ…」
こずえ「んー…」
杏「んー、こずえ、どしたー?」
こずえ「てれび…みたいー…」
杏「リモコンそこら辺になかったっけ?」
仁奈「ここにあるですよ!はい、こずえおねーさん」
こずえ「ありがとー…」
杏「何か見たい番組あるの?」
こずえ「んー…わからないー…」
仁奈「何か適当に見たかっただけでごぜーますね」
こずえ「うんー…そうー…」
杏「そういうのあるよね」
こずえ「あー…さちこー…」
杏「あー、これ、この前のバラエティの再放送だね」
仁奈「幸子おねーさん、とっても目立ってたですよ」
杏「流石、体を張った芸に定評のあるアイドル」
杏「あ、CM」
仁奈「気になるところでCMになったですよ!」
杏「まぁ、再放送だからこの後の展開は分かってるんだけどね」
こずえ「あー…みてー…おすしー…」
仁奈「回るお寿司ですよ!」
杏「回転寿司のCMって、あんまり見ない気がするなぁ」
杏・こずえ・仁奈「……」
杏「…なんか、回転寿司に行きたくなってしまった」
仁奈「仁奈もですよ…」
こずえ「こずえもー…」
杏「なんだろうね、この、回らないお寿司じゃなくて、回るお寿司が食べたくなる感じ」
仁奈「回らないお寿司はわからねーですけど、回るお寿司が食べてーです!」
こずえ「おすしー…まわるー…ぐるぐるー…」
杏「ぐぬぬ…動きたくないけど回転寿司食べたい…」
仁奈「仁奈、お腹減ってきたですよ…」
こずえ「おなか…すいたー…」
杏「事務所の近くの回転寿司ってどこだっけなぁ…」
杏「んー……携帯…携帯…」
仁奈「杏おねーさん、全然ちげーところ探してるですよ」
杏「体起こすのめんどい…」
こずえ「あんずー…ここー…」
杏「あー、そっちかー……よいしょ、と」
仁奈「近くにあったら食べに行くですか?」
杏「うーん、そうだねぇ…今、ちょっと調べてるから」
こずえ「べんりー…」
仁奈「携帯電話は何でもできるですね」
杏「何でもは出来ないよー、出来ることだけー」
杏「えーと……あー、そっか、ここがあったか。まぁ、歩いていける距離かな」
仁奈「近くにあるですか!」
杏「……行く?」
仁奈「行きてーです!」
こずえ「いきたいー…」
杏「んじゃ、いくかー」
仁奈「わーい!」
こずえ「やったー…」
―1時間後―
杏「来てしまった」
仁奈「回るお寿司だー♪」
こずえ「まわるおすしー…」
杏「中は…空いてそうだね」
仁奈「入れそーですか?」
杏「ん、大丈夫。微妙にご飯時からズレてるしね」
こずえ「ふわぁ」
杏「じゃ、入るかー」
仁奈「はーい!」
こずえ「はぁい…」
―――――
仁奈「おぉー、お寿司が回ってるですよ」
こずえ「ぐるぐるー」
杏(一応、一番奥のテーブル席にしてもらったけど、そこまでしなくて良かったかな)
こずえ「これー…なにー…?」
仁奈「ふふふ、これはですね、これを使ってお寿司を選ぶと」
仁奈「向こうからお寿司がびゅーんってこれに乗って出てくるですよ」
こずえ「ふわぁぁ…すごいー…」
杏「これがあると、ついついこれで頼んじゃうんだよね」
杏「ほい、お茶」
仁奈「ありがとうごぜーます!」
こずえ「ありがとー…」
杏「熱いから気をつけるんだよ」
仁奈「ふー…ふー…ふー…ずずず…」
こずえ「ふぅー……ふぅー……」
杏「さーて、何から食べようかね」
仁奈「仁奈、茶碗蒸し食べてーですよ」
こずえ「あー…こずえもー…」
杏「じゃ、それでいくか。茶碗蒸しだから…サイドメニューのとこかね」
仁奈「早速使ってるですよ」
杏「まぁ、サイドメニューはね」
こずえ「あー…こずえ…あれたべたいー…」
杏「おー、エビフライ巻き」
仁奈「仁奈が取るですよ!」
こずえ「えへー…ありがとー…」
仁奈「あ、かっぱ巻き!」
杏「巻き寿司系で攻めるね」
仁奈「こずえおねーさん、かっぱ巻き2個とエビフライ巻き1個交換するですよ」
こずえ「いいよー…」
杏「んー…お、サーモン」
仁奈「いただきまーす♪」
こずえ「いただきまぁす…」
杏「いただきまーす、と」
仁奈「もぐもぐ」
こずえ「もぐもぐ…」
杏「むぐむぐ」
仁奈「うめぇですよ…」
こずえ「おいしー…」
杏「うん、回転寿司だ」
ピピピピピ!
こずえ「ふわぁ…?」
杏「お、茶碗蒸しが来るよ」
仁奈「わーい!」
こずえ「ふわぁぁぁぁ…ちゃわんむしが…びゅーんって…きたー…」
仁奈「取ったら、ボタンを押して戻すですよ」
こずえ「ぼたん…これー…?」
杏「そうそう、ポチっとな」
こずえ「ばいばいー……」
杏「あむ……んー、うまー」
仁奈「茶碗蒸しうめぇですね…」
こずえ「ふわふわぁ……」
仁奈「サイドメニューって、他にどんなのがあるですか?」
杏「んー、唐揚げにフライドポテト、うどん、ラーメン…」
仁奈「うどんとラーメンもあるですか」
こずえ「おすしやさんなのにー…?」
杏「色々あるねぇ」
仁奈「仁奈、唐揚げ食べでーです!」
杏「じゃあ、それと、フライドポテトでも頼んどこうかね」
杏「あー…あと、サーモンの炙り」
仁奈「もぐもぐ…」
こずえ「もぐ…もぐ…」
杏「ずずず……ふぅ」
こずえ「あー…たまごー…」
仁奈「あ、仁奈もたまご食べてーです!」
杏「4つ連続で流れてきたね」
仁奈「杏おねーさんも食べるですか?」
杏「んー、杏はとりあえずいいかな」
仁奈「じゃあ、仁奈とこずえおねーさんの分を…」
仁奈「はい、こずえおねーさん!」
こずえ「ありがとー…」
杏「唐揚げとフライドポテトも来るから、今あるの食べとかないと」
仁奈「あ、そうでした!」
こずえ「たべるー…」
仁奈「ふー…ふー…ずずず」
こずえ「もぐ…もぐ…」
杏「もぐもぐ」
仁奈「あ、プリンですよ」
こずえ「ぷりんー…」
杏「これも回転寿司の魅力の1つだね」
仁奈「最後に食べるです!」
杏「うむ」
ピピピピピ!
杏「お、来た来た」
仁奈「唐揚げだー♪」
こずえ「ふわぁ」
杏「テーブルの上が大変な事になってしまった」
こずえ「おすしがー…いっぱいー…」
仁奈「半分ぐらいお寿司じゃねーですよ…」
杏「ははは」
杏「あーむ……むぐ……あー、炙りたてのサーモンの美味さ…」
仁奈「杏おねーさんが幸せそうな顔してるですよ」
こずえ「ぽてとー…おいしー…」
―――――
杏「んー、次は何食べようかなー」
仁奈「仁奈はいかを食べるですよ」
こずえ「こずえー…あれがいいー…」
仁奈「たこでごぜーますね!」
杏「いかとたこ」
杏「杏は…アジと…穴子にしよっと」
こずえ「になー…いかとたこー…いっことりかえっこー…」
仁奈「ふふふ、いいですよ!」
こずえ「やったぁー…」
杏「あむ…むぐむぐ……うん、うまー」
こずえ「もぐ…もぐ…」
仁奈「もぐもぐ…」
杏「えーと、穴子のたれ…」
仁奈「これですか?」
杏「あー、それそれ」
杏「多めにかけてーっと…あーむ、もぐもぐ……うまい」
こずえ「こずえもー…これー…つかいたいー…」
杏「注文パネル?まぁ、いいけど」
仁奈「届かねーですね。仁奈と場所替わるですか?」
杏「あー、これ、取り外せるから大丈夫だよ」
仁奈「えっ、これ取れるんでごぜーますか!」
杏「うん」
仁奈「知らなかったですよ…」
杏「ほい、こずえ。使い方分かる?」
こずえ「えへー…だいじょうぶー…」
仁奈「こずえおねーさん、何か食べたいのがあるですか?」
こずえ「んー……」
杏「ま、ゆっくり選ぶといいさー。…お、とろサーモン」
仁奈「あっ、ハンバーグ!」
杏「今更だけど、ハンバーグとか焼肉が乗ってるのも寿司って言っていいのかな」
仁奈「美味しいから大丈夫でごぜーますよ」
杏「それもそうか」
こずえ「ふわぁ…うにー…」
杏「ん、こずえ、うに食べたいの?」
こずえ「うにー…うにー…」
杏(語感で選んだだけ…?)
杏「じゃあ、それを選んで、注文って書いてるとこ押して」
こずえ「ふわぁ」
杏「これで大丈夫」
こずえ「えへー…うにー…」
仁奈「こずえおねーさん、うに食べた事あるですか?」
こずえ「んーん……ないよぉー…」
仁奈「初めてですか」
杏(お、これは…)
仁奈「あっ、杏おねーさんが高いお皿のやつ取ってるです!」
杏「バレたか…って、自分のお金だから何も問題ないじゃないか」
仁奈「そうでした!」
こずえ「それー…なにー…?」
杏「大とろ」
こずえ「おおとろー…」
仁奈「仁奈も食べてーですよ!」
こずえ「こずえもー…」
杏「えぇー、しょうがないなぁ。じゃあ、それで注文しといて」
仁奈「わーい♪」
こずえ「やったぁ…」
―――――
仁奈「おぉ…これが大とろでごぜーますか…」
こずえ「ふわぁー…」
杏「うむ」
仁奈「お皿が金ぴかでごぜーますよ」
こずえ「ぴかぴかー…」
杏「他が100円なのに対して、これは300円だからね」
仁奈「3倍でごぜーますね!?」
こずえ「さんばいー…」
杏「3倍なら金じゃなくて赤…まぁ、それはいいか。金色にも乗ってたし」
仁奈・こずえ「?」
杏「あーむ………むぐ……うまい」
仁奈「もぐもぐ……おぉぉ…う、うめぇですよ…!」
こずえ「ふわぁぁ…おいしー…」
杏「3倍の値段するだけあるね」
仁奈「口の中でとろけるですよ…」
こずえ「ふわぁぁ…」
杏「どうする?まだ何か頼んどく?」
仁奈「仁奈、もうお腹いっぱいですよ」
こずえ「こずえもー…」
杏「デザートは?」
仁奈「食べます!」
こずえ「たべるー…」
杏「だよね。何にしよっかなー」
仁奈「仁奈はプリンにするです!」
杏「さっきのヤツね。えーと…あ、これか。こずえは何にする?」
こずえ「んー………これー…」
杏「チョコケーキね。杏は……んー、ティラミスにしよっと」
こずえ「もぐ…もぐ……ふわぁ…うにーも…おいしいー…」
杏「うにーじゃなくて、うにね」
こずえ「うにー…」
杏「う、うん…いいけど…」
仁奈「ずずず……ふぅ…大とろ美味しかったです…」
こずえ「おいしかったねー…」
杏「満足満足」
仁奈「大人になったら、お腹いっぱいになるまで大とろだけ食べるでごぜーますよ」
こずえ「になー…おとなー…」
杏「何という贅沢」
―――――
杏「ふぅー…食べた食べた」
仁奈「ごちそーさまでした!」
こずえ「こちそうさまでしたぁー…」
杏「これで回転寿司欲が満たされた」
仁奈「満足でごぜーます…」
こずえ「まんぞくー…」
杏「ずずずずず……ふぅー…」
仁奈「ずずず……」
こずえ「ずずず…ふわぁ」
杏「もうこのまま一眠りしたい」
こずえ「んー…」
仁奈「お店で寝たらダメですよ」
杏「じゃあ、本格的に眠くなる前に帰るかー」
仁奈「はーい!」
こずえ「はーい…」
アリガトウゴザイマシター
仁奈「また、3人で回るお寿司食べに行くですよ!」
こずえ「いくー…」
杏「次は回らないお寿司がいいなぁ」
仁奈「回らないお寿司…!たけぇやつですね…」
こずえ「おかねー…いっぱいいるー…?」
杏「流石に回らない寿司で3人分出すのはキツいから」
杏「その時はプロデューサーになんとかしてもらおう」
仁奈「Pは大人ですからね!」
こずえ「おとなー…」
杏(仁奈とこずえを盾にして、杏も回らないお寿司に連れて行ってもらう作戦)
杏(ふっふっふ……)
おしり
SUSHIを食べに行くと炙り系ばっかり頼んじゃいますね…
見てくれた人ありがとう
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