都「正解はひとつではありません!」 (19)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

(ミルキィ要素は)ないです


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第170回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第170回」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461502826/)


外伝
紗南「みよしんち LEVEL1」
紗南「みよしんち LEVEL1」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463317220/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464957005

―事務所―

雪美「すぅ……すぅ……」

雪美「………ん……」

雪美「…………」ムクリ

雪美「……ペロ……?」

雪美「………ペロ……」

雪美「…………」

雪美「いない……」

都「お困りですか雪美ちゃん!」ニュッ

雪美「都……」

都「はい、名探偵都です!」

雪美「ペロ……いなくなった……」

都「おや、ペロが……ふむ、迷い猫の捜索というわけですね」

都「ふっふっふ、都の得意中の得意分野ですよ!」

都「雪美ちゃん、この都にお任せを!」

雪美「探して……くれるの……?」

都「勿論です!」

雪美「……ありがとう……」

都「さぁ、一緒にペロを探しましょう!」

雪美「うん……」

都「まず、最後にペロを見かけたのはいつですか?」

雪美「……お昼寝……する前……」

都「なるほど、一緒にお昼寝して、起きたらいなくなっていたと」

雪美「うん……」

都「ちなみに、お昼寝は何時頃から?」

雪美「……2時……ぐらい……」

都「約1時間前ですか…」

雪美「うん……」

都「ここのソファで?」

雪美「そう……こっちは……杏、使ってたから……そっちで……」

杏「ぐうぐう」

都「ふむ……では、とりあえず近くを探してみましょうか」

都「狭い場所に潜り込んでたりするかもしれませんからね!」

雪美「うん……」

都「では、都はソファの下を……よいしょっと…」

雪美「テーブルの…下……」

都「うーん……」

雪美「…………」ジー

都「こっちにはいませんね……」

雪美「テーブルの下も……いない……」

都「それにしても、ソファの下も埃1つ無いとは……」

雪美「いつも……綺麗……」

都「響子ちゃん達がよくお掃除をしてくれてますからね!」

雪美「私も……お手伝い……する……」

都「ふふ、都もです!」

都「うーん…棚の裏とかは……いないみたいですね」

都「死角になってる場所とかも……いないですか」

雪美「ペロ……」

都「近くにはいないようですね…。では、向こうの方も探してみましょう!」

雪美「うん……」

都「では、机の下を1つずつ順番に…」

輝子「フヒ…ど、どうした…?」ニュッ

都「わっ、輝子ちゃん!」

雪美「輝子……」

都「そ、そういえば、机の下は輝子ちゃんがいるんでしたね…!」

輝子「フフ…そうだぞ…私は机の下に、いる…」

輝子「ぁ…い、いない時も…あるけどな…フヒ」

雪美「輝子……ペロ……見た……?」

輝子「ペロ…?い、いや…今日は…見てないぞ…」

雪美「……そう……」

輝子「ぼ、ぼののさん…ペロ、見たか…?」

乃々「え……いえ、見ていないですけど…」ニュッ

都「乃々ちゃんもいたんですね…!」

輝子「さ、探すの…手伝おうか…?」

乃々「私も…手伝いますけど…」

都「おぉ、ありがとうございます!」

雪美「ありがとう……」

輝子「じゃ、じゃあ…机の下は…私とぼののさんで、探しておこう…」

乃々「2人は…他の場所を…」

雪美「うん……分かった……」

都「では、別の場所を探しに行きましょう!」

雪美「うん……」

都「こっちの方はどうでしょうか…?」

愛梨「あら~?都ちゃんと雪美ちゃん、どうしたんですか~?」

都「あっ、愛梨さん!」

雪美「ペロ……いなくなった……」

都「愛梨さんは見てないですか?」

愛梨「う~ん…私は見てないですね~」

愛梨「かな子ちゃんとずっとお菓子を作ってましたから~」

都・雪美「お菓子……」

愛梨「2人で考えた新作なんですよ~。味見してみます~?」

都「おぉっ、是非……ハッ!い、今は捜索中なので…!」

愛梨「そっか~。残念です~」

都「…し、しかし、糖分を摂取して頭をもっと働かせれば」

都「ペロを探す為の良いアイデアが思いつくかもしれません!」

都「というわけで…折角なので、少しだけ…」

雪美「…少しだけ…」

愛梨「ふふ、は~い♪」

―――――

都「けぷ……結局、味見以上の量を食べてしまいました…!」

雪美「ペロ……探さないと……」

都「そうですね、糖分も補給できましたし、捜索再開です!」

雪美「ペロ……どこ……」

都「うーん、次はどの辺りを探しましょうか…」

裕子「お困りですか!」ニュッ

朋「あたしの力が必要と聞いて!」ニュッ

芳乃「失せ物でしてー?」ニュッ

都「わぁ!?」

雪美「にゅって……出てきた……」

都「え、えっと、皆さん、ペロを見てないですか?」

雪美「いなくなった……」

朋「ペロ?うーん…見てないわね」

裕子「私も見てないですね」

芳乃「見てませぬー」

都「そうですか…」

裕子「でも、大丈夫ですよ!」

雪美「……?」

裕子「このエスパーユッコが、ペロの居場所を超能力で当ててみましょう!」

都「おぉー!」

雪美「超能力……」

朋「超能力って、そういう使い方もアリなの?」

裕子「アリです!超能力ですから!」

朋「そ、そう…」

裕子「このスプーンを曲げて、曲がった方向にペロがいます!」

裕子「さぁ、いきますよー!むむむむむ…!」

朋「あたしも占ってみよっと!水晶玉~っと」

都「水晶玉、持ち歩いてるんですね…」

朋「必需品だからね!」

裕子「むむむむむ…!」

朋「う~ん……」

都「超能力と占いによる捜査…こういうのもカッコいいですね!」

雪美「うん……」

芳乃「ところでー、いなくなったのに気付いたのはー、いつでしてー?」

雪美「さっき……お昼寝……起きた時……」

雪美「ソファで……一緒に寝てた……」

芳乃「ふむー……」

芳乃「今一度ー、その場所をよく捜してみてはー、いかかでしょー」

雪美「もう一回……?」

都「なるほど…一度、現場に戻れば何か新しい事に気付くかもしれませんね!」

裕子「むむむむー……あっ!」スポン

都「あっ、スプーンが」

雪美「飛んでいった……」

裕子「え……えぇと、そう!スプーンが、飛んでいった方向に!ペロがいるのです!」

雪美「さっきと……違う……」

都「でも、方向的には、現場の方向ですね!」

雪美「芳乃と……一緒……」

朋「見えたわ!」

都「おぉっ、何が見えたんですか!?」

朋「ふむ…一度、ふりだしに戻ってみたらどう?」

朋「そうすれば、真実を掴めるかも!」

都「おぉ、芳乃ちゃんと同じですね!」

雪美「ペロ……やっぱり……まだ、最初の所に……いる……?」

都「その可能性が高そうです!」

都「では、もう一度現場を捜索してみますね!」

雪美「ありがとう……」

朋「一応、あたし達もこの辺りを探しておくわね!」

裕子「もし見つかったらテレパシーで知らせますので!」

芳乃「幸運をー」

都「はい!」

―――――

都「3人に言われてもう1度ソファ周りを探してみましたけど…」

雪美「いない……」

都「これだけ探しても見つからないとは…外に出てしまったのでしょうか…?」

雪美「ペロ……ドア……開けられない……」

都「ですよね…。ペロしか知らない、外への抜け道があるならともかく…」

都「まさか、誘拐…!?」

雪美「え……」

都「はっ……そ、それは流石に無いですよね!都の考えすぎでした!」

都「もう少し事務所をよく探してみましょう!」

雪美「うん……」

都(いけないいけない、雪美ちゃんを不安にさせるような事を言っては…!」

都(しかし、実際にこれだけ探しても見つからないとなると、失踪の可能性も…!?)

杏「うーん……」

雪美「杏……起きた……」

都「あ、おはようございます、杏さん!」

杏「ふわぁぁ……よく寝た……」

ニャー

都「ん?」

雪美「ペロ……?」

杏「んぁー…?」

ニャー

杏「おわ」

都「あ、いました!?」

雪美「杏の……うさぎから……」

都「なるほど…杏さんが枕代わりにしていたうさぎの隙間に潜り込んでいたんですね…」

雪美「ペロ……よかった……」

ニャー

杏「なに…何の話…?」

都「つまり、ペロ失踪事件の犯人は杏さんです!」

杏「え、何が!?」


おしり

THE 平和
普段書かない子も書いてみようという試み


見てくれた人ありがとう

紗南「みよしんち LEVEL1」で
>杏「縦はゼヒウスに怒首領蜂に…レイストームとか」

ゼビウスがゼヒウスになってますよー

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