小梅「おいきなさい…」 (58)

シンデレラジオの続編です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375862840

杏「ラジオネーム『アブラの石油王』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
7月26日、暇なのでCGプロのアイドルのtwitterアカウントを片っ端からフォローし

TLをひたすらツイートをチェックするという『プロデューサーごっこ』をやる。

人数が多いので、見てるだけで結構暇つぶしになることが分かった。

楓さんがきっかり1時間ごとにダジャレツイートをしていたり

春菜ちゃんがメガネをかけてる芸能人の名前をひたすらツイートしたり

みんな思い思いにツイートをしていた。

ただ、一つ気になったのが、のあさんが『しめ鯖』とか『ドラゴンフルーツ』とか

食べ物の名前をツイートしてたんだけど、アレは一体何なんだろう。

気になって夜も8時間しか眠れません。
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「快眠じゃないか」

杏「杏」

輝子「輝子…」

小梅「小梅の…」

小梅「シ、シンデレラジオー…!」

輝子「シンデレラジオォォーー!!ヒャッハァ!」

杏「シンデレラジオ~…ふわぁ」

小梅「始まりました…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、第16回目…です」

小梅「この番組は…CGプロのアイドルの、最新情報を…お届けしたり」

小梅「ゲストを呼んで…お話したりする、番組です」

小梅「パーソナリティは…私、白坂小梅と」

杏「双葉杏と~」

輝子「星輝子…の3人で、お届け…するよ、フヒッ」

杏「16回目だよー」

小梅「の…のあさん、どうしたのかな…」

輝子「わ、私も…そのツイート、見たことある…」

輝子「た、確か…『ちくわの磯辺揚げ』とか…言ってた…」

杏「多分、食べたかったんじゃないかな」

小梅「な、なるほど…」

輝子「それにしても…食べ物の、チョイスが…また…」

杏「絶妙なところをついてきるよね」

杏「ちくわの磯辺揚げって…確かに美味しいけど」

杏「ツイッターと言えば、バルスやった?」

輝子「や、やったよ…フヒヒ」

小梅「わ…私も……」

杏「1秒で14万ツイートだっけ。凄いよねぇ」

輝子「あ、あけおめとかよりも…ずっと多かったんだよね…」

杏「日本で一番人気のある行事だね…間違いない」

小梅「あ…で、でも、一つ気になったことが…あって…」

杏「ん、なに?」

小梅「ゆ、友紀さんが…『バルス!』じゃなくて…『バース!』って…ツイートしてたんだけど…」

輝子「バ…バース…?」

杏「ユッキの事だから…プロ野球の外国人選手の名前とかじゃない?」

小梅「や、やっぱり…そうなのかな…?」

輝子「友紀さんらしいね…フヒヒ」

杏「さてさて、そんな感じで早速ゲストを呼んじゃおう~」

輝子「だ…誰が来るかな…?」

小梅「じゃ、じゃあ…今日の…ゲストを、呼ぶね…」

小梅「今日の…ゲストは…この方です…」


なんてったってアイドル ステキなアイドル~♪


小梅「だ…誰の曲…だろう…?」

輝子「聞いても…誰がゲストなのか…予想が出来ない…」

杏「アイドルが来るのは分かってるからねぇ」

杏「にしても、この昭和漂う曲…」

瑞樹「キョンキョンね、わかるわ」

瑞樹「でも私もリアルタイム世代じゃないわよ!」

杏「あ、川島さんだ」

小梅「こ、こんにちは…」

輝子「ど、どうも…フヒヒ」

瑞樹「こんにちは、杏ちゃんに小梅ちゃんに輝子ちゃん」

瑞樹「ゲストに呼んでくれてありがと♪」

杏「いやいやー、杏達も川島さんが来てくれて嬉しいよ」

小梅「う、うん…嬉しい…!」

輝子「オトナのお姉さんがいると…あ、安心するね…フヒヒ」

瑞樹「うふふ、ありがとう」

杏「さてさて、ツイッターの方は…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんきたああああ
――――――――――――――――――――――――――――――――
わかるわ
――――――――――――――――――――――――――――――――
KWSMさん!!!
――――――――――――――――――――――――――――――――
L O V E ミ ズ キ
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「うふっ、みんなありがと!ミズキ嬉しいっ、なんてね」

杏「お姉さん組は楓さんに続いて2人目の登場だねー」

瑞樹「あら?友紀ちゃんも出てなかったかしら?」

杏「ユッキをお姉さんにカウントしていいのかなぁ…」

瑞樹「うーん、言われてみれば…」

杏「お酒を飲んでも許される子供ユッキ」

瑞樹「この間も、事務所でいつものメンバーで飲んでる時に」

瑞樹「ビール片手に野球見始めたと思ったら、途中で寝ちゃったし…」

輝子「よ…酔っ払い……」

杏「ユッキが子供なのかお姉さんなのかオッサンなのか分からなくなるよ」

杏「というか、事務所で飲み会って…」

瑞樹「志乃さんと楓ちゃんがどうしてもっていうから、うふふ」

小梅「あ、朝…事務所に、来たら…誰かが…寝てることがあるけど…も、もしかして…」

瑞樹「そうね、前の日の飲み会で途中で潰れちゃった子ね」

小梅「や…やっぱり……」

瑞樹「でも、志乃さんと礼子さんが潰れた所だけは一度も見た事ないのよね…」

瑞樹「多少酔いはするけど…それ以上はいかないのよね」

杏「あの2人が酔い潰れるところは想像できないねぇ」

小梅「か…川島さん、よかったら…飲み物…色々、あるから…」

輝子「お酒はないけどね…フヒヒ」

瑞樹「ふふ、大丈夫よ、ありがと。それじゃあお茶貰えるかしら?」

小梅「う、うん…どうぞ…」

瑞樹「ありがと、小梅ちゃん」

小梅「じゃ、じゃあ…提供、言うね」

小梅「え…えっと、杏・輝子・小梅のシンデレラジオ」

小梅「この番組は…ヌカ・コーラ社の提供で、お送りします…」

杏「クァンタムは…まずい…!」

輝子「い、いってみよー…フヒ」

小梅「今回は…ゲストに、川島さんが…来てくれてるよ」

瑞樹「うふふ、よろしくね」

小梅「こ、今回も…ゲストへの…質問メールが、沢山来てるよ…」

瑞樹「ええと、確かこのラジオの質問って、おかしな質問しかないのよね…?」

杏「そだよー」

輝子「今回も…た、多分、そういう質問ばっかりだよ…フヒヒ」

瑞樹「あまり自信は無いけど…頑張って答えてみるわね」

杏「ふふふ、それじゃあどんどん紹介していこう~」

杏「ラジオネーム『フル焼きそば』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんに質問です。

コイツ肌年齢50歳ぐらいにならないかなーと思ってるアイドルは誰ですか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「いないわね。どんな願望なのそれ…」

輝子「で、ですよねー…」

杏「肌年齢って、触ったり見たりして分かるものなの?」

瑞樹「杏ちゃん達はまだ分からなくていいのよ…」

小梅「か、川島さんが…遠い目をしてる…」

瑞樹「肌年齢と言えば…菜々ちゃんのお肌ってホントに凄いのよねぇ」

瑞樹「どうやってあんなに若々しいお肌を維持してるのかしら…」

小梅「な…菜々さんは17歳だから…」

瑞樹「あ…そ、そうだったわね」

杏「段々皆隠す気が無くなってきてるのが面白い」

杏「次はラジオネーム『メンソーノレ』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんに質問です。

友達の結婚式に全身黒タイツで出席した事はありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「ないわね」

輝子「しゅ…主役より目立ちそうだね…」

小梅「な、何か…芸でもするのかって…思われそう…」

瑞樹「でも実際、結婚式って着て行く服に困るのよねぇ…」

杏「行った事ないなー結婚式とか」

輝子「わ…私も…」

小梅「私も…ない……」

瑞樹「ふふ、杏ちゃん達もその内行く事になるわよ」

杏「川島さんの?」

瑞樹「えっ!?う、うーん…どうかしらね…」

杏「ラストー。ラジオネーム『幸運。』さんからだよ」

――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんに質問です。

アナウンサー時代に、ラーメンを啜りながらニュース原稿を読み上げた事はありますか?
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「あったら逆に凄いと思うわ…」

杏「まずはスポーツ関連の…ズルズル…ニュースからです…ズルズル」

杏「サッカー日本代ひょ…熱っ…ふぅ、ふぅ…日本代表…ズルズル…」

輝子「ひ、酷すぎる…」

小梅「ラーメンが…気になって…ニュースの内容が、入ってこないね…」

瑞樹「バラエティ番組とかなら、そういうのやってそうだけどね」

杏「質問メールはこんな感じかな?」

瑞樹「本当におかしな質問ばかりだったわ…わからないわ」

輝子「で、でも…れ、冷静な反応だった…」

小梅「う、うん…川島さん、凄いと…思う…」

杏「他のゲストは混乱したり、ツッコミ入れたり、質問にノってきたり色々だったからねぇ」

瑞樹「うふふ、任せてちょうだい」

杏「次のコーナーもこの調子でいけるかな~?というわけで一旦CM~」

杏「さて、次はこのコーナーいくよー。『ブラックシンデレラ』~」

杏「普段アイドル達が絶対に見せることのない、危険な一面を妄想したものを紹介していくよ」

瑞樹「その説明だけで、普通のコーナーじゃないってことがわかるわ」

輝子「フヒヒ…じ、実際普通じゃないからね…」

杏「皆のイメージを無理矢理捻じ曲げるようなコーナーだからねぇ」

小梅「そ、その内…だ、誰かに怒られそう…」

杏「その時は、あくまでもネタだからって言って、誤魔化そう」

瑞樹「それでいいのかしら…?」

杏「それじゃ、今週もどんどん紹介していこう~」

杏「ラジオネーム『電脳』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
日野茜が、滝を使って流しそうめんをやろうとしている!
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「む、無茶すぎる…」

瑞樹「1本でも掴めたら奇跡ね」

杏「それでも茜なら気合と根性でなんとかしそうなところがまた」

小梅「茜…チャレンジ…」

輝子「よ、他所の番組で…似たようなこと、してるね…」

杏「アレの茜バージョンか…面白そうだね」

瑞樹「茜ちゃんなら、割と何でも出来そうよね」

杏「ラジオネーム『僕じゃない』さんから」

杏「ボクジャナーイー」

――――――――――――――――――――――――――――――――
椎名法子が、浮き輪の代わりに巨大なドーナツを身に着けている!
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「確実に沈むと思うのだけれど…」

輝子「き…危険すぎる…」

小梅「だ、誰か止めてあげて……」

杏「浮き輪と同じ大きさのドーナツって、作るのも一苦労だよね」

瑞樹「生地を作るのもそうだけど、揚げるのが大変よねぇ」

輝子「巨大な…フライヤーがいるね…フヒヒ」

小梅「も…もし、そんな大きいドーナツが…あったら…ひ、1人で…全部、食べるのかな…?」

輝子「さ…流石に、大きさ的に…無理なんじゃ…」

杏「いや、分からないよ。法子のドーナツ愛はガチだからねぇ」

瑞樹「愛するモノの為なら不可能も可能にするのね…わかるわ」

杏「ラジオネーム『マジで課金する5秒前』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
桐野アヤが、脚立を担いでスタジオ入りしてきた!
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「完全にショムニ」

瑞樹「まぁ、言いたい事はわかるわ…うん」

輝子「い…今、ちょうど…ドラマ、やってるよね…」

小梅「う、うん…やってるね……」

杏「CGプロでショムニメンバー作るなら誰がいいかな。年齢は抜きにして」

杏「あと、リーダーはもうアヤで固定として」

瑞樹「占い師OL役に朋ちゃんと…あと、頭脳派OL役に泉ちゃんなんてどうかしら」

杏「あとは魔性のOL役に美波と…お金好きOL役に亜子と…あと、一番下のOL役は誰がいいかな」

瑞樹「うーん…ほたるちゃん、とか?」

輝子「す…凄い、メンバー…だね…」

小梅「み、見てみたい…かも…」

杏「これはイケる」

瑞樹「ライバルの秘書役は留美ちゃんになるのかしら…キャラ的にちょっと違う気もするけど」

杏「ラジオネーム『残飯マン』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
及川雫が、子供達が作った砂の城を次々とトラクターで破壊していく!
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「や…やめてあげて…」

小梅「い…一体、何の恨みが…」

杏「雫のトラクターネタ好きだなぁ」

瑞樹「麗奈ちゃんでもそんな酷い事しないと思うわよ…」

杏「麗奈はイタズラ好きだけどちっちゃい子には優しいからね」

杏「本人の前で言ったら顔真っ赤にして否定しそうだけど」

瑞樹「わかるわ」

杏「…と、こんな感じで、みんなが妄想したアイドル達の危険な一面を送ってきてね~」

瑞樹「うふふ、なかなか面白いコーナーだったわ」

杏「それじゃ次のコーナーいくよー」

杏「『目指せご褒美!アイドルバトル』~」

杏「パーソナリティチームとゲストでバトルをして、ご褒美ゲットを目指すコーナーだよ」

杏「杏達が勝てば、勝った人数に応じたポイントが貰えて、それが一定数溜まればご褒美ゲット」

杏「ゲストが杏達に勝てば、その場でご褒美が貰えるよ~」

杏「杏達全員に勝てば、豪華なご褒美が貰えるから、ゲストも頑張ってね~」

杏「現在パーソナリティチームのご褒美ポイントは8。ご褒美獲得まであと2ポイントとなってるよ」

瑞樹「あら、バトルするの?」

輝子「ら…LIVEバトルじゃ…ないけどね…」

小梅「こ、この、シンデレラボックスに…お題が、入ってるから…一つ…」

瑞樹「なるほど、そういうことね。それじゃあ、うーん…これにするわ」ガサゴソ

輝子「こ、今回の…バトルの、内容は……」

瑞樹「箱の中身はなんだろなゲーム!」

瑞樹「シンデレラボックスMk-Ⅱの中に入ってる物を手だけを使って言い当てるゲームです」

瑞樹「90秒の制限時間で、より早い時間で正解を言い当てた人の勝利です、ですって」

杏「うわー、怖いなぁ、スタッフが何入れてるか全然予想できないんだけど」

輝子「い…生き物とかは…や、やめて欲しい…フヒヒ」

小梅「み、見えない物を触るって…こ、怖いね…」

瑞樹「スタッフさんがシンデレラボックスMk-Ⅱとやらを持ってきてくれたわね」

杏「箱に黒い布が掛けられてて、上に手を入れる為の穴があるね」

杏「この『?』って書いてるところをめくれば中身が見えるようになってるのかな」

輝子「だ…誰から、やる…?」

小梅「さ、最初は…ちょっと……」

杏「じゃあ、杏からやろうかなー」

瑞樹「あら、杏ちゃん勇気あるのね」

杏「まぁ、何番目にやったって何が入ってるか分からないのは変わらないしね~」

小梅「じゃ…じゃあ、私達で…な、中身を…見てみるね…」

瑞樹「何が入ってるのかしら…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
正解の画像をツイッターにアップしたので、リスナーの皆さんはそちらを見て下さいね。
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「き…気になる中身は…」

【ねこっぴーくんのぬいぐるみ】

小梅「な…なるほど…」

輝子「こ、これって…や、やっぱり、正確に答えないと…ダメなんだよね…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
勿論です。
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「これ、意外と難しいんじゃないかしら?」

杏「うわー、なんだろ、気になるなぁ」

小梅「そ…それじゃあ、ま、まずは…杏さんの…チャレンジです…」

小梅「よーい…スタート…!」

杏「おりゃー」ズボッ

瑞樹「あら、大胆」

杏「うーん…うわっ、なんかあった」ゴソゴソ

杏「なんか…ふわっとしてるような…」

輝子「み…見てる方も、ちょっと…ドキドキするね…フヒヒ」

瑞樹「うふふ、杏ちゃんは当てられるかしらね」

杏「ふわふわしてて…軽い?…これ、ぬいぐるみだよね?」

小梅「な、何のぬいぐるみかも…当てないと、ダメ…」

杏「あー、やっぱり?うーん…もうちょっとよく触ってみよう」サワサワ

瑞樹「ここからが難しいわね」

輝子「あ、あと…1分…」

杏「服…着てるね。あとは…帽子被ってる…?」

杏「…あ、分かった。ねこっぴーくんだっけ。それのぬいぐるみじゃないかな」

ピンポンピンポーン

小梅「せ、正解…!」

杏「やったー」

輝子「す、凄いね…杏さん…」

杏「ぬいぐるみと帽子と服で、もしかしたらなーと思って」

小梅「た…タイムは、43秒でした…」

瑞樹「なかなかの好タイムね」

杏「さぁ、次は誰が挑戦するー?」

輝子「じゃ、じゃあ…私が…いくよ…フヒヒ」

杏「おっ、それじゃあ次は輝子が挑戦するよー」

小梅「スタッフさんに…は、箱の中を…入れ替えて、もらったよ…」

瑞樹「じゃあ、また中身を確認してみましょうか」

杏「さてさて、今回の箱の中身は何かなー」

【スライム】

杏「うわぁ」

小梅「こ、これって……」

瑞樹「うーん…」

輝子「フヒッ…?…な…な、何が…入ってるの…」

杏「さぁ、なんだろうねぇ」

輝子「フヒヒ…こ、怖いんですけど…」

小梅「が…頑張ってね、輝子さん…」

瑞樹「ファイトよ」

輝子「わ…わかった…」

杏「それじゃあ、輝子のチャレンジだよー。よーい、スタート」

輝子「フヒ…し、慎重に……」

杏「おー、少しずつ近づいていってるよ」

小梅「どきどき…」

瑞樹「うふふ」

輝子「あ…あれ…ど、どこにある…」ブヨン

輝子「フヒィッ!?い、今…ぶ、ぶよぶよした…!」

輝子「えっ…グ、グミ…?」

ブッブー

杏「残念ー。でも、良い線いってるよー」

輝子「ぐ…グミよりは、もっと…柔らかい…?」グニュグニュ

輝子「フヒッ…よ、よく触ってみたら…な、なんか…結構ドロっとしてる…」

小梅「あ…あと、1分…」

輝子「か…カレーのルー…!」

ブッブー

杏「それが正解だったらちょっとした嫌がらせだよね」

輝子「で、ですよねー…」

瑞樹「ふふ、輝子ちゃん頑張って」

小梅「あ、あと…40秒…」

輝子「フヒ…えっと…あっ…す、スライム…とか…?」

ピンポンピンポーン

杏「はーい、正解ー」

輝子「よ…よかった…」

杏「というわけで、正解はこれだよー」

輝子「う、うわ…ホントに…スライムだ…妙な…触り心地だと…思った…」

瑞樹「はい、輝子ちゃんおしぼりあるわよ」

輝子「フヒ…あ、ありがとう……」フキフキ

小梅「た…タイムは、1分1秒でした…」

輝子「も…もう少しで、1分切れてた…」

杏「惜しかったねぇ。さて、次はどっちがやるー?」

瑞樹「じゃあ、私がいこうかしら?」

杏「オッケー。じゃあ次は川島さんが挑戦するよー」

小梅「また…スタッフさんに…箱の中を…入れ替えてもらったよ…」

輝子「じゃ、じゃあ…中身を確認しようか…フヒヒ」

杏「今回は何が入ってるのかなー」

【しらたき】

杏「わー…」

輝子「フヒ…こ、これは…」

小梅「こ、これを…手で、触るの…?」

瑞樹「えっ、やだ、ちょっと怖いわ」

杏「大丈夫大丈夫。危ないものではないよ!」

輝子「そ、そうだね…危ないものではないね…フヒヒ」

瑞樹「変なものじゃないといいけど…」

小梅「が、頑張って…!」

杏「それじゃあ、川島さんのチャレンジだよー。よーい、スタート」

瑞樹「ちょっと怖いけど…急いで確認して、タイムを縮めないとね」

瑞樹「この辺かしら…」ブニッ

瑞樹「きゃっ!?やだ、何これ!?」

杏「いい反応だぁ」

輝子「フヒヒ…や、やっぱり…み、見てるのは…面白いね…」

小梅「手が…近づいたり…引っ込んだり…」

瑞樹「もうっ、ホントに怖いんだから!」

瑞樹「な、何かしらこれ…ぶよぶよしてて…水気があるわ…」

瑞樹「麺類…?」

杏「怖いといいつつ鷲掴みしてしっかり確認する川島さん」

瑞樹「そ、そういうことは言わなくていいの!」

小梅「あ…あと、1分…」

瑞樹「ぶよぶよしてて…水気があって…麺類みたいな形…」

瑞樹「糸こんにゃく?」

ブッブー

瑞樹「じゃあしらたき!」

ピンポンピンポーン

杏「おー、正解」

瑞樹「やったわ♪」

輝子「す、凄い…」

小梅「は…早かったね…!」

杏「というわけで、正解はしらたきでしたー」

瑞樹「まさか食べ物が入ってるなんて思わなかったわ…」

輝子「お、おしぼり…どうぞ…」

瑞樹「ありがと、輝子ちゃん」フキフキ

小梅「た…タイムは、40秒でした…」

杏「うわー、負けた~」

瑞樹「ふふっ、これで私が今のところ1位ね」

小梅「さ…最後は…私…?」

杏「そだねー。最後は小梅が挑戦するよー」

輝子「スタッフさんに…箱の中を…入れ替えてもらったよ…フヒヒ」

瑞樹「最後は何が入ってるかしら」

杏「では中身をチェーック」

【???の鍵】

杏「ん?」

輝子「フヒ…?」

瑞樹「あら…?」

小梅「ど…どうしたの…?」

杏「いや…なんか、意外なものが入ってて」

輝子「そ、そうだね…へ、変なものではない…けど」

瑞樹「どういうことなのかしら?」

小梅「え…な、何だろう…」

杏「とりあえず、小梅のチャレンジだよー。よーい、スタート」

小梅「んしょ…えっと…ど、どこかな……」ガサゴソ

輝子「も、もっと…奥…」

小梅「ん…あ、あった…」

小梅「…?…な、なんだろう…か、固くて…小さい…?」

小梅「ギザギザ…した物が…か、鍵…?」

ブッブー

――――――――――――――――――――――――――――――――
何の鍵が答えてください
――――――――――――――――――――――――――――――――

小梅「えっ…!?そ、そんなの…分からない…」

杏「簡単過ぎると思ったら、そんなトラップが…」

輝子「む、難しすぎる…」

瑞樹「何の鍵なのかしら…?」

小梅「う…うーん…鍵…鍵…」

小梅「……な、菜々さんの…家の合鍵…」

杏「ははは、そんなまさか」

ピンポンピンポーン

杏「ファッ!?」

小梅「えっ…!?」

輝子「フヒッ…!?」

瑞樹「えっ、どういうこと?」

杏「えっと、先々週の放送で菜々さんの家を掃除するっていう企画をやったんだけど…」

瑞樹「あぁ、菜々ちゃんから飲み…コホン、食事会をした時に聞いたわ」

瑞樹「かなり滅茶苦茶な事をしたって聞いたけど…」

杏「その時に作った菜々さんの家の合鍵、もう本人に返したって聞いてたんだけど…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
いつから合鍵が1本だけだと錯覚していた?
――――――――――――――――――――――――――――――――

輝子「な、何てことを…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
菜々さんの合鍵は108本まであるぞ
――――――――――――――――――――――――――――――――

杏「テニヌはいいから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
この2本目で全部なので、菜々さんに返しておいて下さい
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「なんて自由なスタッフさんなの…」

小梅「う、うん…」

杏「あ、そういえばタイムの方は?」

輝子「あっ…え、えっと、32秒…だね」

杏「おぉ、早い」

小梅「じょ…冗談で、菜々さんの鍵って言ったから…せ、正解と…思わなかった…」

杏「という事で、結果はこうなったよー」

――――――――――――――――――――――――――――――――
1位:小梅 32秒

2位:瑞樹 40秒

3位:杏 43秒

4位:輝子 1分1秒
――――――――――――――――――――――――――――――――

小梅「わ…私が…1位…」

瑞樹「私は2位ね。もうちょっとだったわ」

輝子「わ…私だけ、1分以上かかってる…フヒヒ」

杏「まぁ、仕方ないよ。スライムなんてパッと出てこないし」

杏「小梅が川島さんに勝ったから、ご褒美ポイントは1だね。これで合計9ポイントだよ」

小梅「あ…あと、1ポイント…!」

輝子「次のバトルで…1人でも、勝てたら…10ポイントになるね…」

杏「そして、川島さんは2位だったのでレア賞のご褒美をゲットだよー」

瑞樹「嬉しいわ。何がもらえるのかしら?」

杏「レア賞は…これかな。ダンボール箱に入ってて…少し重いんだけど…」

輝子「な…何が入ってるんだろう…」

瑞樹「開けてみるわね」ガサゴソ

小梅「な、何が入ってるんだろう…」

杏「ん?野菜…と…何これ」

瑞樹「コラーゲン鍋の素と…食材セット…」

小梅「わ、わぁ…」

輝子「お、おめでとう…」

――――――――――――――――――――――――――――――――
コラーゲン鍋www
――――――――――――――――――――――――――――――――
美肌効果ね、わかるわ
――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんとコラーゲンの親和性
――――――――――――――――――――――――――――――――
川島さんのお肌はコラーゲンなんかに頼らなくてもピチピチだろ!いい加減にしろ!
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「これ、素直に喜んでいいのかしら…」

杏「と…というわけで、『目指せご褒美!アイドルバトル』でした~」

小梅「つ、次は…お知らせのコーナー、です」

小梅「新イベント『アイドルLIVEツアーin北極』が開催中です…」

瑞樹「凍えちゃうわね」

杏「愛をどーこー云うの?」

瑞樹「あら、私あの歌好きよ」

杏「杏もー」

小梅「ほ、本当は…『アイドルLIVEツアーinハワイ』です…」

小梅「今回も…イベントの様子が後日、テレビ放映されるので…お楽しみに…」

杏「上位報酬は巴かぁ。砂浜に文字書いてるの、完全に川島さんの影響だよね、アレ」

瑞樹「ふふっ、巴ちゃんったら可愛いんだから」

輝子「LOVEって書いたの…消して、仁義って書き直してるね…フヒヒ」

小梅「限定ガチャ、水着パラダイス2013ガチャが開催中です…」

小梅「アーニャさん、みくさんのコスト18、思い出エピソード、肩書き、ボイス付き」

小梅「夕美さんの、コスト18、思い出エピソード、肩書き付きの新SRが登場です…」

杏「さすが月末ガチャ、と言わざるを得ないラインナップだねぇ」

瑞樹「皆の水着姿が眩しすぎるわ…」

輝子「みく…猫なのに、海水に浸かってる…フヒヒ」

小梅「魚が嫌いで…水を嫌がらない猫…」

瑞樹「ふふ、変わった猫ちゃんね」

杏「猫じゃなくてみくにゃんっていう生き物なんだよ、きっと」

小梅「第2回シンデレラガール総選挙で、上位5名に選ばれた」

小梅「蘭子さん、アナスタシアさん、楓さん、幸子さん、凛さんのCDの発売がいよいよ来週に迫ってきました…」

小梅「タイトルは『THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 輝く世界の魔法』」

小梅「曲名は『輝く世界の魔法』、発売日は2013年8月14日、です…」

小梅「現在放送中の、TVCMでも使用されてるので、是非聞いてみて下さい…」

小梅「さらに、新CDアルバムシリーズ『jewelries!』の発売も決定しました…」

小梅「内容は…シンデレラガールが、色々な曲をカバーするCDアルバムとなってます…」

小梅「『Cute jewelries! 001』は卯月さん、美穂さん、菜々さん、杏さん、みくさん」

小梅「『Cool jewelries! 001』は凛さん、楓さん、蘭子さん、李衣菜さん、美波さん」

小梅「『Passion jewelries! 001』は未央さん、きらりさん、みりあちゃん、莉嘉ちゃん、美嘉さん」

小梅「以上の15名が…参加します…」

小梅「発売日も…ついに、決定…」

小梅「『Cool jewelries!』は9月25日、『Passion jewelries!』は10月2日、『Cute jewelries!』は10月9日です…」

杏「川島さんがカバーソング歌うなら、アレがいいなぁ」

瑞樹「あら、何かしら?」

杏「叶姉妹のあの『プルプルンのキュッのボン!』とかいうヤツ」

瑞樹「うわ、懐かしい…そんな曲あったわねぇ。杏ちゃんよく知ってたわね」

杏「いやぁ、ネットでたまたま知って聞いてみたら凄いインパクトだったからさー」

瑞樹「あの曲はねぇ…。私が歌うにしてもかなり勇気がいりそうだわ…」

小梅「ぜ…全然分からない…」

輝子「わ、私も……」

杏「んじゃ、そんな感じで一曲いこうかー。今日は川島さんの曲でいいかな?」

瑞樹「あら、嬉しいわ。是非お願いするわ」

小梅「じゃ、じゃあ…曲紹介を…お願いします…」

瑞樹「任せて。それでは聞いて下さい、川島瑞樹で『Angel Breeze』!」

小梅「え、エンディング、です……」

杏「川島さん、今日はゲストに来てくれてありがとー」

瑞樹「とても楽しかったわ、また呼んで欲しいわね」

輝子「フヒヒ…よ、よかった…」

杏「じゃあ、感想のメールを紹介するよ~」

杏「ラジオネーム『4643』さんから」

杏「ヨロシサン」

――――――――――――――――――――――――――――――――
大人のお姉さん勢がゲストに来ると、番組の空気も変わりますね。

落ち着いた雰囲気で凄く良かったです!
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「ふふっ、そう言って貰えると嬉しいわ」

杏「こんなメールも来てるよー」

杏「ラジオネーム『メルクル』さんから」

――――――――――――――――――――――――――――――――
しらたき触って凄い警戒してる川島さんが可愛かったです
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「もう!アレは忘れて!」

杏「でも可愛いって言ってるよ」

輝子「川島さん…可愛い…フヒヒ」

小梅「か、川島さん、可愛い…」

瑞樹「こ、こら、お姉さんをからかうんじゃありませんっ」

杏「ちょっと顔赤くなってる」

小梅「じゃ、じゃあ…杏・輝子・小梅のシンデレラジオ、今日は…ここまで…です」

小梅「お相手は、白坂小梅と」

輝子「星輝子…と」

杏「双葉杏と~」

瑞樹「川島瑞樹でした♪」

小梅「また来週…」

輝子「ヒャッハァーー!!終了だァーーー!!」

杏「ばいばい~」

瑞樹「コラーゲン鍋…」

杏「ま…まぁ、美味しそうだし…いいんじゃないかな」

―番組終了後―

瑞樹「折角貰ったんだし、志乃さんや楓ちゃん達を誘ってコラーゲン鍋でパーティでもやろうかしら…」

杏「お馴染みの飲み会パーティだね」

瑞樹「こ、今回はお酒じゃなくて、コラーゲン鍋がメインだから!」

輝子「で…でも、お酒は用意するんだよね…」

瑞樹「…まぁ、そうなるでしょうね」

小梅「お酒って…そ、そんなに…美味しいの…?」

瑞樹「うふふ、小梅ちゃんも、オトナになったらきっと分かるわよ」

小梅「そ、そっかぁ…」

瑞樹「あら?志乃さんからメールが来てる」

――――――――――――――――――――――――――――――――
ラジオ聴いてたわよ。

楓とお酒を用意して待ってるわ。
――――――――――――――――――――――――――――――――

瑞樹「…流石、志乃さんね」

杏「お酒とその肴の匂いを逃さない人だね」

杏「100km先の、酒の匂いをも嗅ぎ取る女!」

輝子「な…なんと言う名乗り口上…」

小梅「で…でも、凄い…かも…?」

瑞樹「何の自慢にもならないけどね…」

―その頃事務所では―

P「千川ちひろの金隠し」

ちひろ「なんですかいきなり」

P「搾取ぐらしのチヒロッティ」

ちひろ「だからなんなんですか」

P「金の上のちひろ」

ちひろ「てめえ」


おしり

杏ちゃんのコスト18はまだですか
でも、上位報酬だけは勘弁な!

見てくれた人ありがとう

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom