中学まで野球一筋だったオレは高校に進学する。目指すはもちろん甲子園!
そしてその切符にリーチを掛けた二年の夏、学校側の不祥事と先輩の逮捕と後輩の火の不始末で野球部は廃部。
オレの目標は決勝を戦うことなく露と消えた。転校しても一年は公式試合には出場できない。
途方に暮れていたオレに声をかけたのは見た目は中学生くらいの女の子だった。
「キミ、キャプテンの素質があるね、来年の四月からだけどウチに編入してこない?学校には連絡しておくから。隣のメガネの君も。それじゃ、よろしくね~」
あまりにも怪しすぎるが救いの手であることに変わりはない!オレは矢部君と共にその学校に転校することを心に決めた!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463694391
【諸注意】
・地の分あり
・キャラ崩壊注意
・野球要素は………皆無
以上のことが大丈夫な方のみ先へお進みください
―――――茨城県 大洗港―――――
(ザザーン………ザザーン)
パワポケ「…で、なんでオレたちは港にいるんだろうな?」
矢部明雄「あの子にはここに来るように言われたでやんす…」
パワポケ「…!矢部君!あれは!」
矢部明雄「ホバークラフトでやんすね」
(ドッドッドッドッ)
???「やあやあお疲れちゃーん!パワポケ君に矢部君、待ってたよー、さあ乗って!」
矢部明雄「…怪しいでやんす」
???「会長命令だ、早くしろ!」
パワポケ/矢部明雄「「は、はい!/でやんす!」」
???「あのー、名乗らないままだと私達、完全に不審者ですよ?」
???「んー?そのことについては着いたら話すよ、そんじゃ、出してー」
???「はい、会長!」
(そして)
矢部明雄「でっかい空母でやんす~」
パワポケ「もしかして、これって…」
(さらに数分後)
角谷杏「とうちゃーく、ここが私たちの城、生徒会室だー!そして私が会長の角谷杏、まよろしくねー」
河嶋桃「私が広報担当、河嶋桃だ、よろしく頼む」
小山柚「小山柚です、副会長を担当しています」
角谷杏「と、いうことで君たちは今日からウチの生徒だ、ようこそ大洗女子学園へ!」
パワポケ「は?女子学園?」
河嶋桃「何か文句あるのか?」
矢部明雄「オイラ達、見た目でわかる通り男でやんす…」
角谷杏「ダイジョーブ!書類上は女子にしておいたから!」
パワポケ「ええええええええええええ!!!」
小山柚「寮は○×マンションの402号室です、矢部君は隣の403号室ですね、会長、二人を寮まで案内してきます」
角谷杏「おー、いってらっしゃーい」
河嶋桃「会長、常に干しイモを齧りながら職務もいかがなものかと」
角谷杏「河嶋もやってみる?」
河嶋桃「いえ、結構です」
生徒会役員の角谷杏さんに出会った!河嶋桃さんに出会った!小山柚さんに出会った!
(学生寮)
小山柚「ここがパワポケさんの部屋です、矢部さんのは隣ですね」
矢部明雄「ありがとうでやんす!」
パワポケ「一人部屋なのに広いですね、ここ」
小山柚「本来二人部屋なんだけど生徒が昔と比べて減って、部屋が余ってるんです…」
パワポケ「あー、それは…」
(マップに寮が追加されました)
4月1週平日
体力 ■■■■■■■■■■MAX
(ちゅんちゅん)
パワポケ「よく寝たー!今日は初登校の日だ、気を引き締めていくぞ!」
(ぴんぽーん!)
矢部明雄『パワポケ君!学校に行くでやんす!』
パワポケ「今行くよ、矢部君」
(ガチャ)
パワポケ「さあ行こうか!」
(ガチャ!)
パワポケ「(ん?お隣さんかな?あの制服はウチの生徒か、どうしようかな?)」
(選択肢安価↓1)
A:挨拶する
B:…。
C:さっさと行く
A:挨拶する
パワポケ「やあ!おはよう!」
???「お、おはようございま…す!?」
矢部明雄「(やっぱりセーラー服は無理があるでやんす)」
パワポケ「君も同じ学校の生徒だよね、オレは3年のパワポケ」
矢部明雄「オイラが矢部明雄でやんす!」
西住みほ「二年の西住みほです、私も転校してきたばかりで…」
矢部明雄「オイラ達と一緒でやんす!」
パワポケ「それじゃあそろそろ行こうか、初日から遅刻はシャレにならないからね!」
西住みほさんに出会った!
(その後みほさんが看板にぶつかったり低血圧なのか今にも倒れそうな生徒を一緒に学校まで運んだりして遅刻ギリギリながらも無事にたどり着いた)
風紀委員「二年西住みほさんと、三年パワポケさんと、矢部明雄さんですね、冷泉さんのことは放っておいてください、遅刻の常習犯なので」
冷泉麻子「助かった…恩に着るぞ、西住さん、パワポケ先輩…矢部先輩………」
冷泉麻子さんに出会った!
(昼休み)
矢部明雄「パワポケくん!選択履修科目はどうするでやんすか?」
パワポケ「野球がないんでしょ?だったらなんでもいいよ」
矢部明雄「それじゃあ忍道にするでやんすー!」
パワポケ「じゃあオレもそれで」
(そして)
(ぴんぽんぱんぽーん)
河嶋桃『二年西住みほ、三年パワポケ、矢部明雄!生徒会室まで出頭するように、繰り返す、二年西住みほ、三年パワポケ、矢部明雄!生徒会室まで出頭するように、これは生徒会長命令である!』
パワポケ「なんか呼び出されたね」
矢部明雄「さっさといくでやんすー!」
角谷杏「急に呼び出しちゃってごめんねー、話っていうのはこれのことなんだけどさぁ…」
矢部明雄「選択履修科目の紙でやんす」
角谷杏「三人とも、戦車道にしてくれない?」
西住みほ「!?」
パワポケ「まさか、野球部がないのにオレ達が推薦をもらった理由も」
角谷杏「大正解!戦車道をやってもらうため!」
矢部明雄「野球はどこ行ったでやんすか!」
角谷杏「まあまあ、戦車道を履修すれば練習道具と場所も貸してあげるよ?生徒会に入ってもらっても構わないけどね、それならそれで野球もやらせてあげるし」
パワポケ「なるほど、野球がしたければ戦車道か生徒会に入れ、と。」
角谷杏「そゆこと~」
パワポケ「だったらオレは…」
(選択肢安価↓1)
A:「戦車道をやります!」
B:「生徒会に入ります!」
C:「どうしよう西住さん…」
C:「どうしよう西住さん…」
パワポケ「どうしよう西住さん…」
(ドテッ!)
矢部明雄「パワポケ君!なんで急にヘタレたでやんすか!」
パワポケ「仕方ないだろう、生徒会の下では絶対に働きたくないし、オレ達戦車道については素人以下だし」
矢部明雄「残念すぎるでやんす…」
矢部君の評価が下がった!
西住みほ「…この学校って戦車道は科目になかったはずじゃ…」
角谷杏「今年から復活ってことで」
西住みほ「戦車道がないからこの学校に転校してきたんですけど」
角谷杏「いや~運命だね~」
西住みほ「選択履修科目って自由に選べるはずじゃ…」
角谷杏「とにかくよろしく~、明日またここに来てもらうから、そのとき答えを聞かせてもらうね~…答えによっては西住ちゃんだけじゃなくてパワポケ君と矢部君もどうなるか…よ~~~~~~く考えてみてね」
パワポケ「(西住さん、過去に何かあったのかな………それなのにオレは…)」
やる気が1下がった
(翌日)
矢部明雄「…また今日も呼び出しでやんす」
パワポケ「西住さんもだね…」
(生徒会室)
角谷杏「ど~して取らないかな~」
河嶋桃「わが校、ほかに戦車経験者皆無です」
小山柚「終了です!我が校は終了です~!」
???「勝手なこと言わないでよ!」
???「そうです、やりたくないといっているのに無理にやらせる気ですか?」
???「とにかくみほは戦車やらないから」
???「西住さんのことはあきらめてください!」
角谷杏「そんなこといてると、あんたたちもこの学校にいられなくしちゃうよ?」
パワポケ「待ってくれ!オレと矢部君が戦車道を履修する!それじゃあダメなんですか!?」
角谷杏「それだけじゃあダメだね~、西住ちゃんの説得、今からする?」
???「脅すなんて卑怯です!」
河嶋桃「脅しじゃない、会長はいつだって本気だ」
小山柚「今のうちに誤ったほうがいいと思うわよ?ね?ね?」
わーわーぎゃーぎゃー
西住みほ「(二人とも、本当は戦車道をやりたいのに…私に合わせてくれて、私をかばってくれて、私のために………)」
西住みほ「あの!私!………戦車道、やります!」
???「「ええーっ!?」」
小山柚「よかった~!」
パワポケ「あの~西住さん?そちらの二人は…」
西住みほ「えっと……同じクラスの友達です!」
武部沙織「みほと同じクラスの武部沙織です!」
五十鈴華「五十鈴華と申します」
パワポケ「武部さん、五十鈴さん、これからよろしく!オレはパワポケ」
矢部明雄「オイレが矢部明雄でやんす~!」
4月1週平日
体力 ■■■■■■■■■■MAX
練習 休む 能力アップ データ オプション
↑
打撃 筋力 走塁 肩力 守備 メンタル
↑
(カキーン!カキーン!)
打撃練習をした!
体力が減った!筋力が少し上がった!技術が上がった!
(グラウンド前)
河嶋桃「思ったより集まりませんでしたね」
小山柚「全部で20人、私たちを入れて23人」
角谷杏「ま、何とかなるでしょ、結果おーらい」
河嶋桃「そういえば、だ我が校に二人乗りの戦車があったという記録がない」
角谷杏「つまり好きなグループに混ざって戦車道やってちょうだい」
パワポケ「どこのグループにしようかな」
(選択肢安価↓1)
A:西住さん達のグループ
B:生徒会のグループ
C:バレーボール部っぽいグループ
D:歴史上の人物のコスプレをしたグループ
E:仲がよさそうな6人組のグループ
C:バレーボール部っぽいチーム
パワポケ「あの~、このグループに混ぜてもらっていいですか?」
???「おお!入部希望者が!」
矢部明雄「え!?」
磯部典子「私はキャプテンの磯部典子です!背は小さいですが根性ではだれにも負けません!」
河西忍「アタッカーの河西忍です」
近藤妙子「近藤妙子です、ジャンプサーブが得意です」
佐々木あけび「佐々木あけびです、特技はブロックです!」
磯部典子「さあ!二人のポジションは!」
矢部明雄「オイラは矢部明雄、ポジションは外野、走塁が得意でやんすー!」
磯部典子「………は?」
佐々木あけび「キャプテン、バレーボールに外野なんてありましたっけ?」
河西忍「そちらの方は?」
(選択肢安価↓1)
A:バレーボールのポジションを言う
B:野球のポジション(投手以外)を言う
C:マネージャー志望です!
B:野球のポジションを言う
パワポケ「オレはパワポケ!サードです!」
河西忍「…………………もしかして」
近藤妙子「バレー部入部希望じゃ…ない!?」
磯部典子「そ、そんなぁ~~~~!」
佐々木あけび「(よく見たら二人とも頭にかぶってるのは野球帽なんだし…)」
河西忍「キャ、キャプテン!まだまだバレー部復活のチャンスはあります!戦車道でガンガンバレー部をアピールしていきましょう!」
磯部典子「そ、そうだな!バレー部!ファイトー!」
磯部典子/河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「「オーーーーー!」」」」
パワポケ/矢部明雄「「お、おー/でやんす?」」
バレー部の磯部典子さん、河西忍さん、近藤妙子さん、佐々木あけびさんに出会った!
コマンドに戦車道が追加されました、特殊パラメーター根性が追加されました、根性が最大になると4ターンの間練習、戦車道効果が二倍になります
体力が回復した!
4月1週休日
体力■■■■■■□□□□MAX
根性■□□□□□□□□□MAX
練習 戦車道 休む 能力アップ データ オプション
↑
セーブして終了する
↑
一旦中断します。聖グロ戦以降はバレー部ルートのイベント集のような形になります
>>19の矢印の位置ずれてた…orz
矢部君にしたのは単純にメガネ一族といえば矢部君という答えに辿り着いてしまったからです。
パワポケと銘打ってクロスさせてますが野球要素の量とイベントでやらかす(やらかしかねない)ことを考えてパワポケの方がやりやすそうだったってことです。
野球人形についてはその手があったかと思いつつ、再開します
パワポケ「さて、どうしようかな」
4月1週休日
体力■■■■■■□□□□MAX
根性■□□□□□□□□□MAX
練習 戦車道 休む 能力アップ データ オプション
↑ .
パワポケ「学校は休みだけど戦車道の自主練に行こう!」
矢部明雄「オイラも行くでやんす!」
―――――体育館前―――――
矢部明雄「そういえばバレー部のみんなも戦車を見つけたらしいでやんす」
パワポケ「八九式って言ってたね」
近藤妙子「パワポケ先輩、矢部先輩おはようございます!」
パワポケ「近藤さんおはよう!自主練?」
近藤妙子「はい!キャプテンも張り切ってます!」
磯部典子「戦車も手に入ったことだし、まずは…基礎体力だ!学園艦10周マラソン!行くぞ!うおおおおおおおおおおお!」
(ダダダダダダッ!)
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「うおおおおおおおおおおお!」」」
(ダダダダダダダッ!)
パワポケ「……………」
(選択肢によっては安価がいくつか続きます。まずは選択肢安価↓1)
A:「うおおおおおおおおおお!」
B:「いやいや無理だって」
A:「うおおおおおおおおおお!」
パワポケ「負けてたまるか!うおおおおおおおおおおおお!」
(ダダダダダダダダダッ!)
矢部明雄「走ることはオイラの専門!うおおおおおおおおおおおお!でやんす!」
(ダダダダダダダダッ!)
(そして)
体力が減った!
4月1週休日
体力■■■■■□□□□□MAX
根性■□□□□□□□□□MAX
河西忍「まだウォームアップにもなってませんよ!」
(選択肢安価↓1)
A:「根性ー!」
B:「もう無理だー」
(そして)
体力が減った!
4月1週休日
体力■■■■□□□□□□MAX
根性■□□□□□□□□□MAX
佐々木あけび「周回遅れはもう一周らしいですよ?」
(選択肢安価↓1)
A「まだまだ!」
B「もうだめだー!」
A:「まだまだ!」
パワポケ「まだまだ!」
(ダダダダダダダダッ!)
佐々木あけび「行っちゃった…」
(そして)
体力が減った!
4月1週休日
体力■■■■□□□□□□MAX
根性■□□□□□□□□□MAX
磯部典子「うわっ!パワポケ先輩速い!」
(選択肢安価↓1)
A:「野球部魂ー!」
B:「本当もう限界だー!」
B:「本当にもう限界だ―!」
パワポケ「本当にもう限界だ―!」
(ぷしゅううううううううう)
磯部典子「急にペースが落ちましたね」
(そして)
(カー!カー!)
パワポケ「やっと10周走り終わった…」
矢部明雄「日が暮れてるでやんす…」
磯部典子「よーし明日は日曜日だし夜通しで特訓だ!」
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「オー!」」」
パワポケ「まだやるの!?」
矢部明雄「もうクタクタでやんす~」
その後夜が明けるまでバレー部の特訓は続いた部員ではないはずのオレ達までスパルタで鍛えられた
体力がかなり減った!最大体力が上がった!根性が上がった!筋力が上がった!走力が2上がった!精神が上がった!
4月1週休日
体力□□□□□□□□□□□□MAX
根性■■■□□□□□□□MAX
体力が回復した!
パワポケ「ん?郵便受けに何か入っているぞ?」
『パワポケ先輩、昨日は遅くまで特訓に付き合っていただきありがとうございました。感謝の気持ちです、受け取ってください。 磯部典子』
パワポケ「磯部さん…」
手紙にはパワリンが同封されていた
(グビグビッ!)
体力が回復した!
磯部さんの好感度が少し上がった!
パワポケ「何をしようかな?」
4月2週平日
体力■■■■■□□□□□□□MAX
根性■■■□□□□□□□MAX
練習 戦車道 休む 能力アップ データ オプション
↑ .
パワポケ「授業終わり!戦車道の練習に行こう!」
矢部明雄「ガッテンでやんす!」
―――――格納庫―――――
磯部典子「お疲れ様です!パワポケ先輩、矢部先輩!」
河西忍「自動車部の方から私たちの戦車の整備が終わったと連絡がありました!」
佐々木あけび「これで本格的に始動ですね!」
角谷杏「ちゅーもーく!」
河嶋桃「本日、陸上自衛隊より戦車道の指導教官が派遣されてくる」
武部沙織「はい!質問!イケメンですか!?」
角谷杏「ま、カッコいい人だよ。そろそろ来るはずなんだけどなー」
(ゴオオオオオオオオオオオ!)
パワポケ「ん?輸送機?」
(ポイ!バサアアアアア!)
小山柚「学園町の車がー!」
河嶋桃「特別講師の戦車教導隊蝶野亜美一尉だ」
蝶野亜美「よろしくね!戦車道は初めての人が多いと聞いていますが一緒に頑張りましょう!」
矢部明雄「(美人さんでやんす~)」
蝶野亜美「あれ?西住師範のお嬢さんじゃありません?師範にはお世話になってるんです、お姉さまもお元気?」
[多分必要ない解説]
西住流:戦車道の中でも最も由緒正しき流派みほの母が師範ということだが…
蝶野亜美「本格戦闘の練習試合、さっそく、やってみましょう!戦車なんてバーッ!と動かしてダッ!と操作してドーン!と撃てばいいんだから」
矢部明雄「(これで撃破率120%でやんすか…)」
矢部明雄「八九式は四人乗りだからオイラとパワポケ君は控えでやんす」
パワポケ「機会があったら使えるように一通り使い方は覚えておこう」
(そして)
(ドーン!ドーン!)
パワポケ「ああ、やられちゃったか…」
結局練習試合は西住さん達Aチームが勝利した、途中で拾った(?)という冷泉さんが後半は動かしたらしいが…
蝶野亜美「みんなグッジョブ!ベリーナイス!あとは日々走行訓練と砲撃訓練に励むように!」
河嶋桃「礼!」
一同「ありがとうございました!」
(数日後)
河嶋桃「急ではあるが今度の日曜日練習試合を行うことになった相手は聖グロリアーナ女学院、各車長とパワポケは生徒会室まで来るように」
―――――生徒会室―――――
作戦を決め、隊長を西住さんが務めることになり勝てば干し芋3日分負ければあんこう踊りという条件を出された
パワポケ「あんこう踊りが何かは知らないけど負けるわけにはいかないな」
磯部典子「今日も特訓していきましょう」
パワポケ「おう!」
やる気が1上がった!体力が少し減った!筋力が少し上がった敏捷が少し上がった!磯部さんの好感度が少し上がった!
体力が回復した!
4月2週休日
パワポケ「何をしようかな?」
体力■■■■■□□□□□□□MAX
根性■■■□□□□□□□MAX
練習 戦車道 休む 能力アップ データ オプション
↑ .
パワポケ「よし、今日は戦車道の練習をするぞ!」
矢部明雄「オイラも手伝うでやんす!」
河西忍「お疲れ様です!パワポケ先輩と矢部先輩にも実際に動かしてもらうのでどの役割がいいですか?」
佐々木あけび「二人が同時欠場になっても何とかなるように二つ覚えてくださいね」
近藤妙子「どの役割になっても私たちがしっかり指導させてもらいます」
パワポケ「二つか、大変そうだな…」
(選択肢安価↓1,2)
A:車長・装填手
B:砲手
C:操縦手
D:通信手
パワポケ「砲手と、車長・装填手がいいかな」
矢部「オイラは通信手と操縦手をやるでやんすー!」
磯部典子「まずは車長と兼任する装填手の役割を覚えてください!」
パワポケ「よっしゃー!」
磯部さんと車長・装填手の練習をした
磯部典子「パワポケ先輩装填早い!流石です!」
パワポケ「車長の指示と並行してやらなきゃいけないんだから大変だよな…」
体力が減った!肩力が1上がった!筋力が少し上がった!磯部さんの好感度が少し上がった!
佐々木あけび「砲手の練習に入りましょうか」
佐々木さんと砲手の練習をした
パワポケ「シュトリヒ数えて仰角取って…これくらいかな?」
佐々木あけび「見せてください………多分大丈夫ですね、撃ってみましょう」
パワポケ「(うおおおおお!意識しないようにしていたのに密着されるとヤバい!これが…青春…!?)」
体力が減った!ミートのコツを手に入れた!ブロックのコツを手に入れた!佐々木さんの好感度が少し上がった!
そして練習試合当日
ダージリン「個性的な戦車ですわね、ですが私達はどんな相手にも全力でお相手いたしますの。サンダースやプラウダのような下品な戦いい方は致しませんの。騎士道精神でお互いに頑張りましょう。」
審判「一同!礼!」
パワポケ「あれが相手の隊長か」
矢部明雄「紅茶の銘柄から名前を取っているらしいでやんす」
パワポケ「(八九式で相手の戦車って装甲抜けるのか?)」
矢部明雄「頑張るでやんすー!」
パワポケ「立体駐車場を使った戦術!」
矢部明雄「一本取ったでやんす!」
パワポケ「あ…」
矢部明雄「効いてなかったでやんす…」
その後西住さん達Aチームの奮闘で相手を追いつめたものの一歩及ばず負けてしまった
角谷杏「いや~負けちゃったね~」
河嶋桃「約束通りやってもらおうか、あんこう踊り」
角谷杏「まーでも、こういうのは連帯責任ってことで」
小山柚「か、会長、まさか!」
矢部明雄「オイラ達も、でやんすか」
パワポケ「全身タイツか…見てるだけでキツイものを…」
(選択肢安価↓1)
A:「ふざけるな」
B:「もうお嫁にいけない」
C:「やってやるぜ!」
B:「もうお嫁にいけない」
パワポケ「嫌よ!アタシ絶対イヤ!もうお嫁にいけない!」
矢部明雄「最初からお嫁には行けないでやんす…」
武部沙織「………………着ようか、あれ」
五十鈴華「……………ええ」
秋山優花里「………………はい」
冷泉麻子「自分以上にパニック状態の人間を見ると冷静になるとは言うがここまでとはな」
角谷杏「矢部く~ん、羽交い絞め」
矢部明雄「あいあいさーでやんす」
パワポケ「イヤーッ!ケダモノーッ!」
(ドタバタドタバタ)
結局無理やり全身タイツに着替えさせられたオレはセンターであんこう踊りを踊る羽目になった
冷泉さんの評価が上がった!角谷生徒会長の評価が上がった!やる気が2下がった!体力が少し減った!精神が少し上がった!
本編とは時系列が若干ズレたりセリフも違っていたりしますがとりあえずいったん中断です。ここからは >>20 でお伝えした通りイベント集のような形になります。
弾道イベントもどこかで仕込みたいです(願望)
アンツィオとの交流次第ではタンケッテもらうイベントとかあり得るのかな?
4月3週平日
体力■■■■□□□□□□□□MAX
根性■■■□□□□□□□MAX
(ポーン!ポーン!)
パワポケ「バレー部の皆は頑張ってるな、よーし!オレも!」
矢部明雄「お供するでやんすー!」
(バレー部の練習に付き合った!心なしかスパイクが上手くなった気がする)
体力が減った!最大体力が上がった!根性が上がった!肩力が2上がった!敏捷が少し上がった!
佐々木あけび「パワポケ先輩すごいです…」
河西忍「私たちと同じかそれ以上のトレーニング量なのに…」
近藤妙子「しかも余裕そう…」
矢部明雄「うぅ…酸素ボンベはどこでやんすか…」
パワポケ「(オレだって限界なんだけど、彼女達のガッツはすごいな、焚き付けてみるか)」
(選択肢安価↓1)
A:「オレにだって根性はある!」
B:「鍛え方が違うのさベイビー」
C:「目指せ甲子園、でしょ?」
D:「目指せ武道館、でしょ?」
E:「目指せ代々木第一体育館、でしょ?」
E:「目指せ代々木第一体育館、でしょ?」
パワポケ「目指せ代々木第一体育館、でしょ?」
磯部典子「パワポケ先輩…」
佐々木あけび「そうですよね!私たちは!」
近藤妙子「バレー部を復活させて!」
河西忍「全国制覇!」
矢部明雄「戦車道と両方で!でやんす!」
パワポケ「ははは、贅沢だな、でもみんなならできる!オレ達も協力を惜しまないぞ!」
磯部典子「バレー部!ファイトーーーーーーッ!」
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび/矢部明雄/パワポケ「「「「「オーーーーーーーーッ!」」」」」
(さらに闘志に火が付いたバレー部と特訓した)
パワポケ「矢部君!連続スパイク!」
矢部明雄「ガッテンでやんす!」
磯部典子「連続回転レシーブ!うおおおおおおお!」
パワポケ「殺人アタック100連発!」
佐々木あけび「全部止めます!」
パワポケ「まだまだ!そんなんじゃ強豪校ならあっさりブロックするぞ!」
河西忍「崩してみせる!」
パワポケ「サーブを出したらおしまいじゃない!すぐに体勢を直すんだ!」
近藤妙子「はい!そーれっ!」
(ちゅんちゅん)
パワポケ「夜も明けたし今日はここまで!」
磯部典子「ありがとうございましたー!」
(数日後)
パワポケ「(素人目で見てもレベルアップしているな、連携もうまくなっている、この特訓は戦車道の試合でも必ず活きてくるよな)」
磯部典子がパワーアップした!河西忍がパワーアップした!近藤妙子がパワーアップした!佐々木あけびがパワーアップした!
体力が減った!最大体力が上がった!根性がかなり上がった!筋力がかなり上がった!敏捷がかなり上がった!技術がかなり上がった!精神がかなり上がった!
逆境○のコツを手に入れた!チャンスのコツを手に入れた!パワーヒッターのコツを手に入れた!ヘッドスライディングのコツを手に入れた!
典子ちゃんの好感度がかなり上がった!忍ちゃんお好感度がかなり上がった!妙子ちゃんの好感度がかなり上がった!あけびちゃんの好感度がかなり上がった!
体力■■□□□□□□□□□□□□MAX
根性■■■■■■□□□□MAX
5月2週平日
体力■■■■■■■■■■■■■■□□MAX
根性■■■■■■■■■□MAX
パワポケ「ふぅ~、練習疲れたー生徒会長から事前にシャワー室の使用許可もらっておいてよかったー」
(ガチャ)
パワポケ「あれ?カギはオレが持っているのに掛かってなかったぞ?不用心だなあ」
(ザアアアアアアアア)
パワポケ「ん?これってもしかして誰かが使っているってことなのかな?」
A:「体が勝手にシャワー室の方へ…」
B:「後でいいか」
B:「後でいいか」
パワポケ「誰か使っているのか、後でいいか外で待たせてもらおう」
(数分後)
パワポケ「水の音が止まったな」
(ガチャ)
矢部明雄「フンフンフ~んでやんす~」
パワポケ「お前かよ!」
矢部明雄「パワポケ君に理不尽にキレられたでやんす」
やる気が1下がった!
(ざばあああああああああああ)
パワポケ「練習後は汗を流さないとだよな」
体力が回復した!精神が少し上がった!
6月1週平日
(オレは戦車道全国大会の組み合わせ抽選についていった一回戦はサンダース大附属、そんな不安を抱えながらもふらっと入った戦車喫茶で黒森峰の生徒、しかも片方はみほさんの姉と遭遇し一触即発の事態に!)
逸見エリカ「副隊長?…ああ、元、でしたね」
西住みほ「お姉ちゃん…」
西住まほ「まだ戦車道をやっているとは思わなかった」
秋山優花里「お言葉ですがあの試合のみほさんの判断は間違っていませんでした!」
逸見エリカ「部外者は口を出さないでほしいわね」
パワポケ「(感じ悪いな…)」
(選択肢安価↓1)
A:「どちら様?」
B:とりあえず煽ってみる
C:「…………。」
A:「どちら様?」
パワポケ「えーと、どちら様?」
逸見エリカ「なっ……!」
矢部明雄「何言ってるでやんすか!逸見エリカ、少しディープな戦車道マニアなら知っている常勝黒森峰の永遠のナンバー3でやんす!」
パワポケ「つまり…みほさんが大洗に転校してこなかったらずっとナンバー3のままだったってわけか」
逸見エリカ「あ、あなた達ねぇ!」
西住まほ「行くぞ」
逸見エリカ「一回戦はサンダース大附属と当たんでしょ?無様な戦い方をして西住流の名を汚さないことね」
武部沙織「何よその言い方!」
五十鈴華「余りにも失礼すぎます!」
逸見エリカ「あなた達こそ戦車道に対して失礼じゃない?無名校のくせに。この大会はね、戦車道のイメージダウンになるような学校は参加しないのが暗黙のルールよ」
冷泉麻子「強豪校が有利になるように示し合わせて作った暗黙のルールとやらで負けたら恥ずかしいな」
(ガチャ)
矢部明雄「行っちゃったでやんす」
パワポケ「黒森峰…絶対に倒さないといけない相手だな」
西住みほ「パワポケさん…みんなも…ありがとう、かばってくれて」
(選択肢安価↓1)
A:「当然のことだよ」
B:「オレもムカついてたしね」
C:「…本当に知らなかっただけなんだけどね」
A:「当然のことだよ」
パワポケ「当然のことだよ、だってオレ達友達だから!」
秋山優花里「そうでありますパワポケ殿!西住殿をお守りするのが私たちの使命!」
矢部明雄「西住みほ親衛隊発足でやんすー!さっそく法被を発注するでやんす!」
秋山優花里「SSでありますか!第二次大戦の雰囲気!燃えてきました!」
パワポケ「…みほさんの敵を捕まえてシベリアに送るんだな、よーし!」
五十鈴華「皆さん仲がよろしいんですね」
武部沙織「………三人とも親衛隊の認識ズレてない?」
冷泉麻子「ケーキ、追加注文していいか?」
(西住みほ親衛隊が発足しました!)
みほさんの評価が上がった!優花里さんの評価が上がった!守備職人のコツを手に入れた!送球のコツを手に入れた!
今日はここまでにします。野球要素が思ってたより遠くへ行ってしまわれた気がする
6月4週休日
パワポケ「来週末はサンダース大附属との試合だ!気合い入れていくぞ!」
矢部明雄「おー!でやんす!」
佐々木あけび「パワポケ先輩!矢部先輩!お疲れ様です!」
パワポケ「お疲れ様!今日は八九式の整備?」
佐々木あけび「はい!整備不良で実力も出せずに終わったら八九式がかわいそうです!」
パワポケ「八九式に思い入れがあるんだね…」
(選択肢安価↓1)
A:「やっぱり八九式がナンバーワン!」
B:「でも弱くない?」
C:「八九式にしかできない戦い方をすれば…」
C:「八九式にしかできない戦い方をすれば…」
パワポケ「八九式にしかできない戦い方をすればいいんじゃないかな?」
佐々木あけび「八九式にしかできない戦い方…ですか?」
パワポケ「そうだ!たとえ重戦車とまともに撃ち合える主砲や装甲が無くてもほかのチームと連携すれば戦える!」
佐々木あけび「!!」
パワポケ「塹壕があっても走り抜けるし偵察や囮だって戦車道じゃ重要な仕事だからね」
佐々木あけび「!…そうですよね!連携はバレーの基本です!一番大事なものを忘れていました!ありがとうございます、パワポケ先輩!」
磯部典子「佐々木ー!そっちは終わったかー?」
佐々木あけび「もう少しでーす!それじゃあ私は整備に戻りますね」
(タタタタタッ!)
パワポケ「バレー部の皆だから戦力になってるのかな、八九式は」
矢部明雄「思っていたより動かすのが難しい戦車でやんす」
やる気が上がった!根性が上がった!あけびちゃんの好感度が上がった!バントのコツを手に入れた!
7月1週休日
パワポケ「今日はサンダース大附属との試合だ」
矢部明雄「オイラ達は控えだけど全力を尽くすでやんす!」
ーーーーーーーー試合会場ーーーーーーーー
パワポケ「相手のサンダース大附属は設備がすごいな」
矢部明雄「流石お金持ち校でやんす…」
ケイ「ヘーイ!アンジー!」
小山柚「角谷杏だからアンジー?」
河嶋桃「馴れ馴れしい…」
角谷杏「やあやあケイ!お招きどーも」
ケイ「なんでも好きなもの食べてって!OK?」
角谷杏「オーケーオーケー!おケイだけに」
ケイ「HAHAHAHA!ナイスジョーク!」
磯部典子「負けたら終わりのトーナメント!バレー部復活のためにも負けられない!」
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「おー!」」」
磯部典子「パワポケ先輩からも一言お願いします!」
パワポケ「お、オレ!?…(そうだな)」
(選択肢安価↓1)
A:「機動力を活かして戦おう!」
B:「みほさんの指揮を信じよう!」
C:「とにかく根性で!」
B:「みほさんの指揮を信じよう!」
パワポケ「みほさんの指揮を信じよう!M4相手に八九式ができること、他チームとの連携だって考えているはずだ!」
磯部典子「はい!」
パワポケ「よし!絶対に勝つぞー!」
磯部典子/河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「「おー!」」」」
(そして)
パワポケ「いけー!頑張れー!」
矢部明雄「バレー部はしばらくⅣ号についていくみたいでやんす」
パワポケ「ずいぶん動きが読まれているようだな…」
矢部明雄「パワポケ君!空を見るでやんす!」
パワポケ「…なんだあれ?」
パワポケ「盛大に土煙を上げてるのって…」
矢部明雄「八九式でやんすね」
(ドーン!)
パワポケ「すごい!撃破した!」
矢部明雄「Ⅲ突の火力は正義でやんすね~」
(ドーン!ドーン!)
パワポケ「フラッグ車に追われてるぞ!」
矢部明雄「煙幕を使ったでやんす!」
パワポケ「うまくかわしてるな…」
矢部明雄「いいフットワークでやんす!」
(ズガアアアアアン!)
パワポケ「すごい音だなファイアフライ…」
矢部明雄「ああっ!八九式とM3リーがやられたでやんす!」
パワポケ「Ⅳ号が丘の上に!?」
矢部明雄「稜線射撃でやんすか…」
(ドーン!スガアアアアアアン!)
(プシュッ!)
パワポケ「…勝った…んだよな?」
矢部明雄「勝った…でやんすね」
パワポケ/矢部明雄「「やったあああああああ/でやんすうううううう!!!」」
審判「大洗女子学園の勝利!」
パワポケ「こっちと同じ数だけの戦力を投入か…」
矢部明雄「勝っても負けてもさわやかな隊長さんでやんすねえ…(しかもアメリカン美女でやんす)」
(その後冷泉さんの祖母が倒れたということで武部さんと冷泉さんが病院へ向かったが後日意識が戻り無事が確認された、あんこうチームの皆も一安心したようだった)
筋力が上がった!敏捷が上がった!技術が上がった!精神が上がった!
7月2週平日
パワポケ「次はアンツィオ戦だな」
矢部明雄「ノリと勢いがあるチームでやんすね…」
(生徒会の戦車についての資料が発見され戦車道履修者ほぼ総出で探すことになった)
磯部典子「戦車なんだからすぐに見つかりますよね!」
西住みほ「だと思うけど…」
冷泉麻子「何か手掛かりはないのか?」
河西忍「冷泉先輩刑事みたい…」
西住みほ「それが…部室が昔から移動したみたいでよくわからないんだって…」
(探索の結果Ⅳ号の長砲身とルノーB1bisが発見された、遭難した武部さんと一年生チームの捜索の結果さらに一両の戦車らしきものが発見された)
体力が減った!粘り打ちのコツを手に入れた!
7月2週休日
(資料の少ないP40に見立てたⅣ号とCV33に見立てた八九式を仮想敵とした練習を重ねてきた。そして試合当日)
―――――試合会場―――――
アンツィオ生「「「「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」」」」
アンチョビ「相手が西住流だろうが島田流だろうが私たちは負けない…じゃなかった勝つ!今日は正々堂々勝負だ!」
矢部明雄「アンツィオはすごい盛り上がりでやんすー!」
パワポケ「確かに調子に乗られると厄介そうだな…」
(試合が始まった)
パワポケ「動きがないな…?」
パワポケ「立て看板だったのか!?」
矢部明雄「本物そっくりでやんすねえ…」
パワポケ「軽いからダメージが軽減されるのか?」
矢部明雄「豆戦車も使いようでやんす!」
パワポケ「すごい!確実にCV33の弱点を突いている!」
矢部明雄「バレー部が結構な数撃破でやんす!」
(そして)
審判「大洗女子学園の勝利!」
アンチョビ「今年こそは勝てると思ったのにな、だが、いい勝負だった!」
西住みほ「はい!私たちも勉強させてもらいました!」
アンチョビ「決勝まで行けよ、我々も全力で応援するから!」
西住みほ「何が始まるんですか?」
アンチョビ「諸君!試合だけが戦車道じゃないぞ!試合が終わったら試合にかかわった全ての選手、スタッフをねぎらう!それがアンツィオの流儀だ!」
(瞬く間に準備が整えられ即席の立食パーティーが始まった!)
わいわいがやがや
アンチョビ「…はぁ、修理費がかさむなぁ…完全にお釈迦のCV33も…しばらくおやつは二回か」
パワポケ「(アンツィオの隊長?うまくいけばCV33を譲ってもらえるかな…?)」
(選択肢安価↓1)
A:「交渉してみる」
B:「やめておこう」
A:「交渉してみる」
パワポケ「アンチョビ隊長…だよね?」
アンチョビ「ああ、貴様は…大洗の?」
パワポケ「オレはパワポケ、控えだけど戦車道履修生だ」
アンチョビ「情けないつぶやきを聞かせたな、すまない」
パワポケ「いやいや、その話もう少し詳しく教えてもらえないかな?」
アンチョビ「CV33のか?」
パワポケ「そうそう、損傷が一番ひどいやつでいいから一両譲ってもらえないかなーなんて、維持費、修理費、燃料、弾薬費がかさむよね」
アンチョビ「うっ…痛いところを」
パワポケ「(もうひと押しかな?)」
(選択肢安価↓1)
A:「おやつを三回に戻せるぞ!」
B:「イタリアといえば交易で栄えたヴェネツィアがあったよね?」
C:「小麦粉との交換は?」
B:「イタリアといえば交易で栄えたヴェネツィアがあったよね?」
パワポケ「イタリアといえば交易で栄えたヴェネツィアがあったよね?」
アンチョビ「!?よく知っているな!そう!我がアンツィオ高校はイタリア人が創始者でイタリア文化をふんだんに取り入れた学校だ!」
パワポケ「もちろんタダで、とは言わないよアンツィオのコンビニ船じゃあまず手に入らない割と貴重な香辛料と小麦粉を輸出するよ!」
アンチョビ「むむむむむむ…イタリアの歴史だけでなく食まで…未知の香辛料…ゴクリ」
パワポケ「サンプルってことで少しタダで渡しておくよ」
アンチョビ「!!!いいのか!?」
パワポケ「もちろん!」
アンチョビ「…よし、この案件一度持ち帰らせてもらっていいか?」
パワポケ「いい返事を待ってるよ、ドゥーチェ!」
(そして数日後)
河嶋桃「アンツィオよりCV33が…ほぼスクラップだが贈られてきた!修理完了後はパワポケと矢部の戦車だ!」
パワポケ「(ドゥーチェ…ありがとう!)」
河嶋桃「そしてパワポケ、学園艦の食糧庫から小麦粉がトン単位で消えたらしいが何か知っているか?」
角谷杏「河嶋ー、その件については問題ない、直接指示したことだから」
河嶋桃「そうですか、よし解散」
角谷杏「(ここまでやったんだし、きっちり戦果は出してよ、パワポケ君)」
CV33を手に入れた!角谷生徒会長の評価が少し上がった!やる気が上がった!筋力が上がった!敏捷が上がった!技術が上がった!精神が上がった!サブポジ捕手のコツを手に入れた!
今日はここまでにします
>>51 さんのレスを見て「なるほど!ドゥーチェ賢いっすね!」ってなったのでCV33イベントを入れてみました。次回のプラウダ戦からパワポケと矢部のコンビが参戦します。
7月3週平日
(ルノーBis1には園みどり子さん達風紀委員が乗ることになった、そしてオレ達のCV33もレストアが完了した)
パワポケ「CV33の整備も終わったし、次の試合から本格的に参戦できるぞ!」
矢部明雄「それまでに残された時間で練習でやんすー!」
磯部典子「パワポケ先輩!お疲れ様です!カルロベローチェってことは偵察と陽動がメインですよね」
パワポケ「そうだね、さすがに機銃じゃソ連戦車の装甲は貫けないかな」
磯部典子「だったらこれ、積んでみてください!サンダース戦の時すごい助かりましたから」
パワポケ「発煙筒?なるほど、陽動にはもってこいだね」
磯部典子「二人乗りなので忙しいと思いますが頑張ってください!それと走行訓練と砲撃…とうより射撃訓練も一緒にやりませんか?」
パワポケ「いいね、そうしよう!矢部君!」
矢部明雄「準備はできてるでやんすー!」
(そして)
パワポケ「よし、ここまでにしよう」
磯部典子「お疲れ様でした!」
体力が減った!根性が上がった!敏捷が上がった!走塁のコツを手に入れた!
西住みほ「パワポケさん、少しいいですか?」
パワポケ「どうしたの?」
西住みほ「パワポケさん達のチーム、何チームがいいですか?沙織さんが持っているマグネットの中から選んでください」
パワポケ「そうだな…」
(選択肢安価↓1)
A:「タカ」
B:「バッファロー」
C:「カモメ」
D:「ワシ」
E:「クマ」
F:「ライオン」
G:「巨人」
H:「トラ」
I:「ツバメ」
J:「コイ」
K:「ドラゴン」
L:「ハムスター」
M:「たぬき」
J:「コイ」
パワポケ「すごい数だな……じゃあコイにするよ」
西住みほ「分かりました、それじゃあパワポケさんと矢部さんはこれからコイさんチームでお願いします」
角谷杏「…西住ちゃん、パワポケ君も大事な話あるからさ後で生徒会室まで来て?」
西住みほ「…分かりました」
パワポケ「はい(………いつになくシリアスな感じだな…さっきの河嶋さんの勝ちにこだわる姿勢と何か関係があるのかな?)」
(そして)
(コンコン)
パワポケ/西住みほ「「失礼しまーす」」
角谷杏「いや~~~寒くなってきたね~」
河嶋桃「北緯50度を越えましたからね」
小山柚「次の会場は北ですもんね」
河嶋桃「全く、試合会場をルーレットで決めるのはやめてほしい」
(選択肢安価↓1)
A:「それで、話っていうのは?」
B:「…鍋?」
C:「なんでこたつが…」
B:「…鍋?」
パワポケ「…鍋?」
角谷杏「そ、鍋。座って座って、ほら西住ちゃんも」
河嶋桃「鍋、煮えてますね」
小山柚「どんどん食べて、会長の作るアンコウ鍋は絶品なのよ!」
(五人で鍋を囲みながら生徒会の思い出話を色々聞いた、親睦を深めてみほさんと帰ろうかというタイミングでオレは呼び止められた)
パワポケ「ごめん、先に行ってていいよ」
西住みほ「いえ、外で待ってます」
角谷杏「ごめんねー少しパワポケ君借りとくよー」
西住みほ「失礼します」
(ガチャ バタン)
パワポケ「それで話って?」
角谷杏「まず一つ、さっき広島東洋カープのスカウトの人から連絡があってね戦車道の全国大会が終わって甲子園もひと段落したら実力見てくれるって」
パワポケ「本当ですか!?」
河嶋桃「本当だ。………会長は色々なところにパイプを持っておられるからな」
小山柚「何はともあれおめでとう、パワポケ君」
パワポケ「はい!」
角谷杏「もう一ついい?」
パワポケ「何ですか?(…さっきの格納庫の時と同じ雰囲気だ)」
(選択肢安価↓1)
A:「戦車道に関することですか?」
B:「みほさんを先に帰らせた理由が?」
C:「『良いニュースと悪いニュースがある』って言ってくれればよかったのに…」
B:「みほさんを先に帰らせた理由が?」
パワポケ「もしかしてみほさんを先に帰らせた理由が?」
角谷杏「格納庫で声をかけたときは西住ちゃんにも聞いてもらおうと思ったんだけどね…」
パワポケ「…オレになら話しても問題ないと?」
河嶋桃「問題がないかと言われたら私達にもわからない。だが貴様は知っておくべきだと会長は判断なさったのだ」
角谷杏「結論から言うとね、我が校は廃校となる」
パワポケ「な、なんだってー!?」
小山柚「学園艦は維持費が膨大にかかるでしょう?だから古いだけで目立った実績のない学校は統廃合が進められるの」
河嶋桃「そこで会長は賭けに出た、昔盛んだった戦車道で全国優勝すれば廃校させるわけにはいかないだろう、と」
角谷杏「西住ちゃんには悪いことしたって思ってるよ、パワポケ君と矢部君にもね」
小山柚「そしてあと二つ勝てば廃校はなくなる、ってところまで来た」
角谷杏「それで二人に話そうかと思ったんだけど、西住ちゃんって転校してきた事情が事情でしょ?隊長もやってもらってこれ以上重荷を背負わせるわけにもいかないし……西住ちゃんには事実を知って萎縮するよりのびのび試合してほしいからさ…」
パワポケ「会長………」
角谷杏「西住ちゃん、外で待っているんでしょ?別に今の話は西住ちゃんに伝えても伝えなくてもどっちでもいいよ、ただパワポケ君の頭の隅っこの方に持っておいて」
パワポケ「はい…」
(そしてみほさんと合流した後しばらく互いに無言だったがやはり疑問は残っているようだった)
西住みほ「結局何だったんですか?話って」
パワポケ「ああ、戦車道の全国大会が終わった後、プロテスト…ではないけど球団の人に実力を見てもらう機会がもらえたんだ!」
西住みほ「すごいじゃないですか!おめでとうございます!」
パワポケ「…甲子園まであと一つのところまで行ってこっちに転校だからね、正直諦めかけてたっていうのはあったよ」
西住みほ「パワポケさん…」
パワポケ「(この調子なら伝えないで済みそうだな)」
西住みほ「でも、その割には長い時間話していたようですし、話がそれだけだったらパワポケさんがさっきまで無言だった理由がわかりません」
パワポケ「(鋭すぎるよこの人!)」
(選択肢安価↓1)
A:ごまかす
B:本当のことを言う
C:独り言で話す
B:本当のことを言う
パワポケ「みほさんは鋭いや、本当のことを言うね」
西住みほ「口止めされていたんですか?…」
パワポケ「落ち着いて聞いてほしい……大洗女子学園は廃校になる」
西住みほ「えっ?……」
パワポケ「学園艦の維持費がかかりすぎるし生徒数の減少、実績のなさが主な原因だって」
西住みほ「実績………!今年から戦車道を復活させたのって!」
パワポケ「そう、実績が必要だったんだよ、だから半ば無理やり戦車道を履修させようとしたんだ」
西住みほ「そんな理由が…」
パワポケ「だけど生徒会を恨まないでおいてほしいな」
西住みほ「そんな、最初から恨んでなんて…」
パワポケ「みほさんには重荷を背負わせたくないって理由でみほさんを先に部屋から出したんだよ」
西住みほ「………」
パワポケ「………………」
西住みほ「話してくれてありがとうございます、パワポケさん」
パワポケ「後悔してる?聞いたこと」
西住みほ「いいえ、後悔はありません………大洗を、私の大好きな、とても大切な、友達と過ごしたこの場所を守ります!絶対に!」
パワポケ「みほさん……オレも協力するよ!この学校を潰させるものか!」
西住みほ「プラウダ高の資料を洗い出して戦術を組みます……徹夜の作業になるかもしれませんが手伝ってくれますか?」
パワポケ「もちろんだ!」
(その後みほさんと徹夜でプラウダ高の戦力、戦術分析、作戦立案を行った)
西住みほがパワーアップした!
体力がかなり減った!やる気が上がった!角谷生徒会長の評価が上がった!みほさんの評価があがった!勝負師になった!
今日はここまでにします。金特の概念なんかも据え置き側(パワプロ)要素です。スカウトからの連絡については杏が裏で主人公を売り込んでいた結果、一球団だけ興味を示したものだと思ってください
7月3週休日
パワポケ「今日はプラウダ戦だ!気合い入れていくぞ!」
矢部明雄「おー!でやんすー!」
パワポケ「さすがに寒いな」
矢部明雄「周りも雪原でやんす…」
西住みほ「あれは…プラウダ高校の隊長と副隊長」
秋山優花里「地吹雪のカチューシャとブリザードのノンナですね!」
カチューシャ「くくくっ…あはははは!カチューシャを笑わせるためにこんな戦車用意したのね!ね!」
角谷杏「やあやあカチューシャ、よろしく生徒会長の角谷だ」
カチューシャ「………ノンナ!」
パワポケ「(肩車?)」
カチューシャ「あなた達はねすべてがカチューシャよりも下なの!戦車も技術も身長もね!」
河嶋桃「肩車しているじゃないか…」
カチューシャ「聞こえたわよ!よくもカチューシャを侮辱したわね!しょくせーしてやる!行くわよノンナ!」
カチューシャ「あら?西住流の…去年はありがとう、あなたのおかげで私達優勝できたわ今年もよろしくね、家元さん、じゃあね~ピロシキ~」
ノンナ「ダスピダーニャ」
パワポケ「(なんか癪だな…)」
(選択肢安価↓1)
A:みほさんを肩車する
B:生徒会長を肩車する
C:戦車の点検に戻る
A:みほさんを肩車する
パワポケ「よいしょっと」
西住みほ「え!?パワポケさん!?」
パワポケ「残念だったな!うちの隊長の方が器も身長も大きいんだよ!衛星軌道まで届く高い志と太平洋のように広く穏やかな心優しさも備えている!」
西住みほ「それくらいにして降ろしてください…」
パワポケ「シベリアとは違うんだよ!覚悟しておけ!」
カチューシャ「な…何よ!………カチューシャの方が偉大に決まっているんだから!」
ノンナ「Что ты говоришь?
Я бы лучше не думать, что потребность в свободных разгневанные товарищей Катюши?(概訳:何を言っているのですか?同志カチューシャを怒らせてタダで済むとは思わないほうがいいですよ?)」
カチューシャ「ノンナ!日本語で話しなさい!」
ノンナ「カチューシャ様、お気になさらないでください、所詮は強がりの妄言であることを試合で証明して見せます」
カチューシャ「そうよね!カチューシャの偉大さに平伏すがいいわ!あーっはっはっはっは!」
パワポケ「…やっと行ったか」
秋山優花里「パワポケ殿、見事な策であります!」
パワポケ「親衛隊としては見過ごせなかったからね、試合中は頼むよ、秋山さん」
秋山優花里「はい!試合中は不肖、秋山優花里、西住殿を何があってもお守りします!」
冷泉麻子「それはそうとそろそろ降ろしてやってくれ」
武部沙織「みぽりん完全に茹で上がってるじゃん…」
西住みほ「ぷしゅぅ~~~~…………」
パワポケ「ハッ!忘れてた!」
(みほさんの当初の計画とは違いチームメイトの皆の意見を取り入れ速攻でいくことになった)
(ドーン!ドーン!)
パワポケ「2両撃破か…上手くいってるな」
西住みほ『追撃戦を仕掛けます!』
(そして)
パワポケ「追撃中にフラッグ車を発見、さらに攻め込んで市街地進出か…」
西住みほ『囲まれた!?あの大きな建物に立てこもります!』
パワポケ「罠だったのか?」
矢部明雄「とにかく建物でやんす!」
(立てこもった建物にプラウダ高校の使者がやってきて降伏勧告を出してきた)
河嶋桃「降伏だと?ふざけるな!徹底抗戦だ!」
パワポケ「会長、あのこと、皆に伝えますか?」
角谷杏「いや、私達から話すよ」
(生徒会役員のメンバーによって負けたら廃校になることが伝えられた)
角谷杏「無謀だったかもしれないけど、残りの学園生活泣いて過ごすより希望を持ちたかったからさ」
パワポケ「無謀なんかじゃない!現にここまで来てるしまだ負けたわけじゃない!」
西住みほ「……降伏はしません、最後まで戦い抜きます!ただしみんながケガしないよう冷静に判断しながら」
パワポケ「みほさん…」
西住みほ「修理を続けてください!時間はありませんが落ち着いて!各車長は作戦会議です!」
パワポケ「この包囲網、どう抜けよう?」
河嶋桃「正確な位置が分かれば…」
西住みほ「偵察を出しましょう!」
(偵察隊の報告で細かい敵の配置が分かった)
河嶋桃「包囲の薄いところがあるな、そこ突くか?」
西住みほ「罠の可能性があります、ここはあえて…」
パワポケ「タイムリミットまであと一時間…寒さのせいでどうしても士気は下がるな…」
(選択肢安価↓1)
A:「矢部君とキャッチボールをする」
B:「スノーバレーでもやる?」
C:「寒くてそれどころじゃない!」
B:「スノーバレーでもやる?」
パワポケ「……スノーバレーでもやる?」
河西忍「いいですね、知らないけど」
磯部典子「そうしましょう、聞いたことないけど」
(ポーン!)
佐々木あけび「雪の上って飛びにくい!」
近藤妙子「それどころか動くことも…」
矢部明雄「オーライでやん…」
(ボスンッ)
磯部典子「ビーチバレー選手のつらさがこれか…」
河西忍「雪のせいで二段ジャンプみたいになるな…」
パワポケ「こうやって動けば…」
(そして)
河西忍「案外面白いですね、これ」
(ボスンッ)
佐々木あけび「トレーニングには最適かも~」
近藤妙子「動きにくさが逆に癖になりますね~」
磯部典子「根性で超リベロフットワーーーーーク!」
パワポケ「おっしゃー!」
(ボスンッ!ボスンッ!)
(バレー部の皆とスノーバレーをした最終的に雪だらけになりながらも楽しんだ)
やる気が上がった!根性がかなり上がった!
河嶋桃「しかし、ほかのチームの士気がこうも低くては戦えんぞ…西住、なんとかしろ、隊長だろ?」
西住みほ「……ア・ア・アン・アン♪ア・ア・アン・アン♪」
矢部明雄「あんこう踊りでやんすね…」
磯部典子「河西!近藤!佐々木!私たちもいくぞ!」
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「おー!」」」
西住みほ/磯部典子/河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「「「頭の灯りは愛の証っ♪」」」」」
矢部明雄「オイラたちも!」
パワポケ「矢部君!オレ達の戦車の中に全身タイツが!」
矢部明雄「やってやるでやんす!」
武部沙織「恥ずかしがりやのみぽりんが…」
五十鈴華「私たちも踊ります!」
武部沙織/五十鈴華/秋山優花里/冷泉麻子/角谷杏/河嶋桃/小山柚「「「「「燃やして焦がしてゆ~らゆら~♪」」」」」
パワポケ「こっち来てアンアン♪」
矢部明雄「逃げないでアンアン♪」
パワポケ「ウサギさんチーム、カバさんチーム、カモさんチームの皆も!」
一同「いやよいいわよアンアンアン♪あ~ついあったか…」
(士気が回復したオレ達はプラウダの伝令が来ても気づかずあんこう踊りを続けていた)
プラウダ伝令「……あの!……もうすぐタイムリミットです、降伏は?」
西住みほ「しません、最後まで戦います」
西住みほ『それではこれから敵包囲網を一気に突破するところてん作戦を開始します。パンツァー・フォー!』
パワポケ「矢部君!ビビるなよ!分厚いところに突っ込む!」
矢部明雄「ガッテンでやんす!」
角谷杏『正面の四両引き受けたよ!西住ちゃん!いいから展開して!』
西住みほ『分かりました!気を付けて!』
角谷杏『そっちもね~』
西住みほ『この窪地を脱出します!全車アンコウについてきてください!』
パワポケ「よし!矢部君!二時に展開!」
西住みほ『ウサギさん、カモさん、コイさんはフラッグ車を守ってください!この暗さに紛れるためできるだけ撃ち返さないで!』
(ドーン!)
澤梓『ウサギチーム走行不能です!カモさん!コイさん!アヒルさんをお願いします!』
園みどり子『了解!』
パワポケ「任せろ!」
パワポケ「(とはいってもじり貧だな…)」
(選択肢安価↓1)
A:反転して突撃!
B:アヒルさんの盾になろう!
C:「煙幕千本ノック!」
C:「煙幕千本ノック!」
パワポケ「どうせ主砲なんかない!オレ達のできることはこれだ!煙幕千本ノックいくぞー!」
矢部明雄「バットを隠し持っていた理由ってそれでやんすか!?」
パワポケ「オラオラオラオラオラオラオラ!!!」
(カキーン!カキーン!カキーン!カキーン!)
(シュゥゥゥウウウウウウウウ)
カチューシャ「ちょこざいな!ノンナ!」
ノンナ「かしこまりましたカチューシャ様」
(ドーン!)
パワポケ「一瞬で晴れたか…でもまだまだ!」
(ドォォォォォン!)
矢部明雄「被弾したでやんす~~~~~!」
パワポケ「あれれ…こりゃ見事に横転してるな…カモさん!アヒルさんを頼む!」
園みどり子『了解!』
矢部明雄「白旗判定は出ていないからアンツィオの如く復活でやんす!」
パワポケ「重いけどバランスは悪い!」
矢部明雄「追い抜かれたでやんす!」
パワポケ「でも起こせたし追いかけるぞ!」
矢部明雄「敵編隊の間に入っておちょくるでやんす!」
カチューシャ「豆戦車が生意気!」
(パラパラパラパラ!カンカンカンカンカン!)
矢部明雄「全然効いてないでやんす…」
パワポケ「ヤバい!こっち向いた!」
(ドンッ!)
矢部明雄「やーらーれーたーでやんす~~~~~」
(カシュッ!)
パワポケ「流石にこれ以上は無理か」
園みどり子『カモチーム撃破されました!アヒルさん!健闘を祈る!』
パワポケ「いてて…矢部君大丈夫?」
矢部明雄『メガネが割れたけど大丈夫でやんす!』
(ドーン!)
パワポケ「ゲッ!アヒルさんあれはまともに喰らったか!?」
矢部明雄「敵のフラッグはどうなったでやんす!?」
『大洗女子学園の勝利!』
パワポケ「やったあああああああああ!」
矢部明雄「勝ったでやんす~~~~~~!」
パワポケ「八九式はギリギリ動いているな…良かった良かった」
(そして)
カチューシャ「せっかく包囲の一部を薄くして一気にぶっ叩くつもりだったけどまさか包囲の正面を突破できるとは思わなかったわ」
西住みほ「私もです。あの時一気に攻撃されていたらどうなっていたことか」
カチューシャ「それはどうかしら…とにかく!あなたたちなかなかのものよ、言っとくけど悔しくなんてないから!ノンナ!」
ノンナ「はい」
カチューシャ「決勝戦、見に行くわ、カチューシャをがっかりさせないでよ」
西住みほ「はい!」
パワポケ「そういえばバレー部の皆は?」
矢部明雄「八九式が運ばれてきたでやんす!」
パワポケ「みんな無事か!?」
磯部典子「今のはヤバかった…」
河西忍「越壕能力があるとはいえこれは…」
佐々木あけび「バレー一試合分は跳ねたと思います…」
近藤妙子「スパイク厳しいです…」
パワポケ「…タフなバレー部のみんなが伸びきってる……あれだけシェイクされればこうもなるか」
体力が減った!根性が上がった!筋力が上がった!敏捷が上がった!技術が上がった!精神が上がった!サヨナラ男のコツを手に入れた!
みほさんの評価が上がった!典子ちゃんん好感度が上がった!忍ちゃんの好感度が上がった!妙子ちゃんの好感度が上がった!あけびちゃんの好感度が上がった!
今日はここまでにします。軽戦車のヒロイン力は異常
7月4週平日
パワポケ「夏休みに入って今日はバレー部の皆もオフだって言ってたし誰かと遊びに行こうかな」
(選択肢安価↓1)
A:典子ちゃん
B:忍ちゃん
C:妙子ちゃん
D:あけびちゃん
E:矢部君
F:一人で練習
D:あけびちゃん
パワポケ「よし、あけびちゃんに連絡だ!」
(PRRRRRRRR…)
佐々木あけび『パワポケ先輩!どうしたんですか?』
パワポケ「今日オフでしょ?どこか遊びに行かない?」
佐々木あけび『はい、いいですよ!どこに行きますか?』
パワポケ「そうだな…」
(選択肢安価↓1)
A:夏祭り
B:プロレス観戦
C:プール
D:ショッピングモール
D:ショッピングモール
パワポケ「ショッピングモールなんてどうかな?」
佐々木あけび『分かりました!すぐ準備します』
パワポケ「本土は久しぶりな気がするね」
佐々木あけび「学園艦の上にいるほうが長いですからね~」
パワポケ「さっきからいろんなところ見回して何か気になる店でもある?」
佐々木あけび「あ、いえ、ただ次に大洗で市街戦やるとしたらこのモールとか使えそうかな~って」
パワポケ「その発想はなかったな…」
佐々木あけび「私たちの八九式もパワポケ先輩のCV33も小さいので…たとえばそこのエスカレーターの手すりをレール代わりにして滑り降りたり!」
パワポケ「なるほど、こうしてみるとショッピングモールの設計を知っておくのもいいかもしれないな…」
(そして)
佐々木あけび「大体モールのつくりは分かったのでスポーツ用品店に行ってもいいですか?」
パワポケ「(服屋とかよりバレーボールか…あけびちゃんらしいな)」
(しばらくして)
佐々木あけび「すみません、私の買い物にばかり付き合ってもらっちゃって…」
パワポケ「大丈夫だよ、オレも楽しいし」
佐々木あけび「先輩、どこか行きたいところってありますか?」
パワポケ「じゃあバッティングセンターに寄ってもいいかな?」
佐々木あけび「はい!」
(カキーン!カキーン!カキーン!グォワラゴワガキィィィィィン!)
佐々木あけび「プロ野球選手目指してるって聞いてはいたけど改めてみるとやっぱりすごい…」
パワポケ「ふー、絶好調!」
佐々木あけび「お疲れ様です!……あのー、私にも野球、教えてもらっていいですか?」
パワポケ「もちろんだよ!」
(ブルンッ!ブルンッ!)
パワポケ「(スイングは悪くはないんだけど腕の力だけで振っているな…)あけびちゃん!腰を使って!」
佐々木あけび「よくわかりません!」
パワポケ「(どうしたものか…)」
(選択肢安価↓1)
A:丁寧に言葉で教える
B:手取り足取り教える
C:「心の目で見るんだ!」
B:手取り足取り教える
パワポケ「ちょっといいかな?」
佐々木あけび「はい!」
パワポケ「ここを…こうしてこう!」
佐々木あけび「先輩くすぐったいですよ~」
パワポケ「今の感じでやってみて」
佐々木あけび「はい!」
パワポケ「だいぶ良くなったけど…ここは…これくらいかな?」
(そして)
佐々木あけび「そーれっ!」
(カキィイーン!)
(パンパカパーン!)
パワポケ「よし!ナイスバッティング!」
佐々木あけび「やりました!ホームランです!ありがとうございます!先輩!」
(ギュムッ!)
パワポケ「やったね!あけびちゃん!」
佐々木あけび「はい!」
(ピョンピョン!…ドサッ!)
パワポケ「はうっ!」
佐々木あけび「あっ……先輩!すみませんはしゃぎすぎました!」
パワポケ「う、うん大丈夫…ただ…馬乗りの体勢でいられると見た目的にアブないかな」
佐々木あけび「あぅ………………」
(ぷしゅぅ~~~~~っ)
佐々木あけび「ごっ、ごめんなさい!すぐどきます!って、わわわわわ…」
(ドサッ!)
パワポケ「二度目ッ!」
(色々あったがあけびちゃんと楽しく過ごした!恐ろしい野球センスを持っているな…)
やる気が上がった!体力が減った!弾道が上がった!筋力が上がった!ミートのコツを手に入れた!
8月1週平日
(三式戦車に乗るネトゲで知り合ったというアリクイさんチームと88㎜の主砲を持つが足回りが脆弱なポルシェティーガーに乗る自動車部のレオポンさんチームの参加が決まり、カメさんチームの38(t)をヘッツァー仕様に、アンコウチームのⅣ号にはシュルツェンを取り付けた)
ナカジマ「パワポケさん、CV33、少し乗ってみていいですか?」
パワポケ「ああ、いいよ」
ナカジマ「ありがとうございます!」
(カタカタカタ…ブォーン!)
パワポケ「すごいな…快速戦車のスペックを最大限まで引き出すとこうなるのか…」
ナカジマ「ふぅ~やっぱりかっ飛ばすのって快感ですね!でもモーターとか少しいじる余地ありそうなのでもっと速くなりますよ!ツチヤ!」
ツチヤ「は~い!」
パワポケ「……レギュレーションの範囲内で頼むよ?」
ナカジマ「ということで矢部さんにはCV33の性能を全部引き出すために特訓です!アンツィオの見せたCV33ターン、マスターしてもらいますよ!」
矢部明雄「…マジでやんす?」
矢部明雄がパワーアップした!
(そして決勝戦前日)
角谷杏「さあいよいよ決勝戦だよ!目標は優勝だからねー!」
河嶋桃「大それた目標なのは分かっている、だが我々にはもう後がない、負ければ…」
角谷杏「じゃあ西住ちゃんも何か一言」
西住みほ「明日対戦する黒森峰女学園は…私がいた学校です、でも今はこの大洗女子学園が私の大事な母校で…だから、あの…私も一生懸命落ち着いて、冷静に頑張るので、皆さん頑張りましょう!」
一同「オーーーー!」
パワポケ「いよいよ明日だな」
矢部明雄「頑張るでやんす!」
西住みほ「あの、パワポケさん!武部さん達とごはん会するんですけど一緒にどうですか?」
角谷杏「パワポケ君~トンカツ食べに行かない?」
磯部典子「パワポケ先輩!最後ですし、一緒に練習していきますか?」
パワポケ「(同時に誘われてしまったぞ…どうしようかな)」
(選択肢安価↓1)
A:みほさん達のごはん会に参加する
B:生徒会長たちと決起集会
C:バレー部のみんなと練習
D:矢部君と野球
C:バレー部のみんなと練習
パワポケ「じゃあバレー部のみんなと練習することにするよ、埋め合わせはするよ」
西住みほ「分かりました!頑張ってください!」
角谷杏「おーけーおーけー」
磯部典子「それじゃあ行きましょう!」
磯部典子「先輩、ありがとうございます、今日のうちにバレーの全部を出し切っておきたくて」
近藤妙子「あくまでバレー部復活のために戦車道を始めたけど…戦車道も大事だから!」
河西忍「それでキャプテンと相談して、好きなバレーをここで今夜やり尽して、明日だけは戦車道に集中しようって」
佐々木あけび「決めたんです」
パワポケ「それで、なんで暗がりで練習なの?」
磯部典子「いや~せっかくだから暗がりでバレーをすればもっと上達するんじゃないかって…戦車でも視界の悪い中操縦するのでおかげで勘が鍛えられたというか…」
近藤妙子「激しいアタックは見えてから反応しても遅いから…」
河西忍「ほいっ!」
近藤妙子「そーれっ!」
河西忍「アタック!」
佐々木あけび「はいっ!」
磯部典子「ナイスブロック!うおおおおおおお!」
(ポーン)
パワポケ「すごいな、いつもより動きがいい…」
矢部明雄「これだけうまいならどうして廃部になるでやんす?」
磯部典子「ぐわぁっ!」
佐々木あけび「キャプテン!?」
河西忍「しっかりしてください!」
近藤妙子「根性です~!」
磯部典子「確かに四人しかいないから練習試合もできないし部としても認められていない、でも、いや、だからこそいつバレー部が復活してもいいように!」
河西忍「はい!」
近藤妙子「その意気です!」
佐々木あけび「いつも心にバレーボール、ですね~!」
磯部典子/河西忍/近藤妙子/ささきあけび「「「「おー!」」」」
矢部明雄「でもそれら部員が集まらないのはどうしてでやんす?」
磯部典子「ぐはっ!」
近藤妙子「それは…4月にはたまに入部希望者も入ってきたけど…キャプテンの練習方針についてこれなくて、それで…」
河西忍「あれは仕方ない!だって私たちはやるからには全力で、だもの!」
磯部典子「たとえ実力がなくても、初心者でもいい!…それでも一緒に優勝を目指す、折れない心だけは持ち合わせてくれないと!」
佐々木あけび「でないと、卒業したOG達に申し訳ないですよね…」
磯部典子「やっぱり、私の方針は間違っていたんですか…?」
パワポケ「バレー部にそんな過去が…」
(選択肢安価↓1)
A:「そうかもしれない」
B:「そんなことはない!」
C:「それはまだ分からない!」
B:「そんなことはない!」
パワポケ「そんなことはない!」
磯部典子「パワポケ先輩…」
パワポケ「全力でやることが間違いなんてこと…あってはいけないんだ!」
矢部明雄「(パワポケ君…甲子園を目指していた頃のこと思いだしているでやんすね…)」
パワポケ「バレーでも野球でも戦車道でも同じはずだ!優勝を目指すのに甘い道はない!」
磯部典子「はいっ!」
パワポケ「だから、明日…間違いじゃなかったって、証明しよう、初心者でも優勝を目指すことは間違いなんかじゃないと!」
磯部典子「パワポケ先輩……私、もう迷いません!この方針を貫き通します!」
矢部明雄「(目の色が変わったでやんす…!)」
磯部典子「もう一丁絞り出すか!バレーの全部を!」
佐々木あけび「せっかく六人いますし3対3でやりませんか?」
磯部典子「よし!そうしよう!」
近藤妙子「コート、フルで使いましょう!」
河西忍「色々用意しないと!倉庫へダッシュよ!」
磯部典子/近藤妙子/ささきあけび「「「うおおおおおおおっ!」」」
(ダダダダダッ!)
矢部明雄「……またまたマジでやんすか?」
(この後白熱したゲーム形式での練習を行った……バレー転向も薦められたがそればかりはさすがに断ることにしたけどバレー部の皆との絆がさらに強くなった)
体力が減った!根性が最大になった!典子ちゃんの好感度がかなり上がった!忍ちゃんお好感度がかなり上がった!妙子ちゃんの好感度がかなり上がった!あけびちゃんの好感度がかなり上がった!筋力がかなり上がった!敏捷がかなり上がった!技術がかなり上がった!精神がかなり上がった!
今日はここまでにします。劇場版の円盤買ってきます。
8月1週休日
パワポケ「ついに決勝だな」
矢部明雄「あとは全力で戦うだけでやんす!」
(試合が始まった)
武部沙織『こちらはアンコウチーム、207地点まであと2キロ、今のところ黒森峰の姿は見えません、ですがみなさん油断せず気を引き締めていきましょう、交信終わります』
パワポケ「(武部さん急にそれっぽいしゃべり方になったな…)」
(ドーン!)
パワポケ「もう来たのか!?」
西住みほ『各車両、できるだけジグザグに動いて前方の森に入ってください!』
(ドゴオオオオオン!)
蝶野亜美『大洗、三式走行不能!』
パワポケ「いきなり一両やられたか…回り込まれる!矢部君!急ぐぞ!」
矢部明雄「ガッテンでやんす!」
西住みほ『全車両もくもく作戦です!』
パワポケ「もくもく準備完了!」
西住みほ『もくもく開始!』
パワポケ「みんなで引っ張ってるとはいえレオポン重そうだな…」
矢部明雄「カルロベローチェも加勢しても無意味でやんすよ?」
西住みほ『パラリラ作戦です!』
パワポケ「ポルシェティーガーの後ろに陣取って…パラリラ開始!」
園みどり子/磯部典子『『パラリラ作戦了解!』』
西住みほ『ここまで来れば…パワポケさん!』
パワポケ「了解!オレ達は離脱して森林に隠れてカメさんと合流だな」
西住みほ『少しの間単独になります、気を付けて』
角谷杏『こっちもあそこを要塞にすると見越していたようだね、まあ当然か』
西住みほ『退路はふさがれていますが…ここから撤退します!』
角谷杏『西住ちゃん!例のあれやる?パワポケ君、ついてきて』
パワポケ「了解!」
西住みほ『はい!おちょくり作戦始めてください!』
パワポケ「おちょくり開始!」
(ドーン!)
黒森峰生徒「直したばっかりなのにー!うちの履帯は重いんだぞ!」
角谷杏『よーし、突撃!』
黒森峰生徒B『11号車!15号車!脇にヘッツァーとCV33がいるぞ!』
矢部明雄「CV33の場違い感がひどいでやんす…」
パワポケ「カメさんとは別の方向に陣形をバラバラにするぞ!」
矢部明雄「撃てるものなら撃ってみやがれでやんす!」
パワポケ「機銃でも撃っておくか」
(バラバラバラバラ)
黒森峰生徒B「くっそー生意気な!」
西住みほ『右方向に突っ込みます!』
角谷杏『よし撤収ー』
パワポケ『隙あらばおちょくりで行くか』
角谷杏『三度目はないか~』
パワポケ「合流しましょう!」
角谷杏『おっけー』
(その後川でM3がエンストするというトラブルはあったものの無事橋までたどり着いた)
角谷杏『お待たせ~』
西住みほ『橋を渡ります!』
(ポルシェティーガーが橋を崩落させたことでかなり時間が稼げた)
矢部明雄「団地のⅢ号は囮でやんすか…」
パワポケ「おいおい、マウスって…どこがネズミだよ…」
矢部明雄「カモさん、カバさんチームがやられたでやんす!」
(撤退戦の最中みほさんから打開策が見つかったのか通信が入った)
西住みほ『カメさん、アヒルさん、コイさん、少々無茶な作戦ですがこれから指示通り動いてください!』
磯部典子『了解!』
角谷杏『なんでもするよ!』
パワポケ「分かった!」
(そして)
パワポケ「ヘッツァーがもぐりこんだ!行くぞ!」
矢部明雄「行くでやんす!」
パワポケ「ためらうな!飛び越すぞ!」
(ポーン!)
磯部典子『パワポケ先輩に続けー!そーれっ!』
磯部典子『よし、ブロック完了しました!』
西住みほ『了解!頑張ってなんとか踏みとどまってください!』
パワポケ「真横につけて転輪を撃ち続けるぞ!」
矢部明雄「生きた心地がしないでやんす!」
マウス車長「おい軽戦車!そこをどけ!そこの軽戦車もうるさい!」
磯部典子「やですー、それに八九式は軽戦車じゃないしー」
佐々木あけび「中戦車だしー」
パワポケ「残念、こいつは豆戦車だ!」
河嶋桃『もうだめだー!』
小山柚『車内ってコーティングで守られてるんじゃ…』
角谷杏『マウスは例外なのかもねー』
磯部典子「根性で押せ!」
佐々木あけび「はい!」
近藤妙子「気持ちはわかるけど意味ないですから!」
(ドーン!)
パワポケ「すごい…マウスを仕留めた!」
澤梓『黒森峰あと3分で到着します!』
西住みほ『わかりました!次の行動に移ってください!』
パワポケ「了解!…ヘッツァーが止まった?」
西住みほ『これより最後の作戦ふらふら作戦を開始します!』
磯部典子「敵を挑発するよー!パワポケ先輩もこっちお願いします!」
パワポケ「任せろ!」
武部沙織『こちらアンコウ、448ジャンクション左折します、レオポンさん373左折、アヒルさん、コイさん373右折してください』
パワポケ「最後尾はウサギさんが受け持ってくれたか…」
磯部典子「車列に入るぞ!」
矢部明雄「ここまで近いと撃てないでやんす~!」
黒森峰生徒C「こんのぉ~~~!八九式とカルロベローチェのくせに~~~!」
磯部典子「や~いや~いここまでおいで~!」
パワポケ「レオポンがHSに入ったか…みほさん一騎打ち頼んだ!」
磯部典子『くそぉーーーっ!』
佐々木あけび「もっと火力を…」
矢部明雄「もう限界でやんす!」
パワポケ「うわあ!まともにもらった!」
蝶野亜美『大洗女子、ポルシェティーガー、八九式、カルロベローチェ走行不能!』
(そして)
蝶野亜美『黒森峰フラッグ車走行不能!…よって大洗女子学園の勝利!』
(そしてアンコウチームがガレージ前に帰還した、唯一自走できる車両だがシュルツェンもボロボロだった)
矢部明雄「勝った…でやんす?」
パワポケ「勝った…んだよね」
矢部明雄「ここにボールがあるでやんす」
パワポケ「うん」
矢部明雄「そぉい、でやんす」
(ポカッ)
パワポケ「あいたー!…でもこれは夢じゃない!優勝だあああああああ!」
矢部明雄「うおおおおおおお!でやんすぅうううううう!」
(各々喜びを爆発させ、表彰式が終わりオレ達は大洗に帰ってきた)
西住みほ「帰ってきた…」
秋山優花里「はい!」
角谷杏「隊長、なんか言え」
西住みほ「えっ?…………ぁぅ…………パンツァー・フォー!」
一同「「オーッ!」」
(そして時は流れ…)
(カキーン!カキーン!)
(シュタタタタタタゥッ!)
(バシッ!ビュッ!)
矢部明雄「パワポケ君、頑張るでやんす!」
パワポケ「おっしゃー!」
(そして運命の時…)
アナウンサー『…………』
矢部明雄「ドラフト3位まで終わって指名なし…」
パワポケ「ま、まだだ!」
アナウンサー『……第四巡選択希望選手、広島東洋カープ…パワポケ 内野手 大洗女子学園』
パワポケ「や、やった!呼ばれたー!」
矢部明雄「おめでとうでやんす!」
アナウンサー『…第八巡選択希望選手、北海道日本ハムファイターズ 矢部明雄 外野手 大洗女子学園』
矢部明雄「オイラも呼ばれたでやんすー!」
パワポケ「おめでとう矢部君!」
(ガチャ バーン!)
磯部典子「パワポケ先輩!矢部先輩!おめでとうございます!」
河西忍「おめでとうございます!」
近藤妙子「先輩方は私たちの誇りです!」
佐々木あけび「今までありがとうございました!」
西住みほ「パワポケさん、ありがとうございました!私の戦車道、みつけられました!」
パワポケ「みんな…」
角谷杏「さて、呆けてる暇はないよー!」
小山柚「お祝いしなきゃだよね!」
河嶋桃「アンツィオ高に連絡は取ってあります」
(ブロロロロロロ)
アンチョビ「乗りと勢いとパスタの国からドゥーチェ参上!」
パワポケ「ドゥーチェ!」
アンチョビ「パワポケ!ありがとうな、ウチのタンケッテを決勝の舞台に連れてってくれて」
パワポケ「ドゥーチェが快く譲ってくれたからだよ、ミッレグラッツィエ!」
アンチョビ「よし、では大洗諸君!我がアンツィオの戦車道チームと共に盛大に祝おうではないか!」
(アンツィオの流儀での祝福を受け、楽しい時間を過ごした)
佐々木あけび「パワポケ先輩…」
パワポケ「あけびちゃん、どうした?」
佐々木あけび「コレ、受け取ってください。バレー部の私としてではなく佐々木あけび個人としてのお祝いです」
パワポケ「あけびちゃん…ありがとう!大事にするよ!」
野球超人伝を手に入れた!野球センスが良くなった!筋力がかなり上がった!敏捷がかなり上がった!技術がかなり上がった!精神がかなり上がった!ミートのコツをかなり手に入れた!パワーのコツをかなり手に入れた!走力のコツをかなり手に入れた!肩力のコツをかなり手に入れた!守備のコツをかなり手に入れた!捕球のコツをかなり手に入れた!あけびちゃんの好感度がかなり上がった!
(さらに時は流れ…)
パワポケ「卒業式、か本当にこの学校ともお別れなんだな」
矢部明雄「胸を張るでやんすパワポケ君」
色々な人との出会いがオレをここまで強くしてくれたのだろう。オレを戦車道の世界に引きずり込んだ生徒会、戦車道チームの中枢だったアンコウチーム、最後まであきらめないバレー部の皆、ライバル校の皆、そして…………ゲドー君的な何かも(?)俺はその人たちのことを決して忘れることはないだろう…
とりあえず本編終了です。
劇場版の大学選抜戦は発生しなかった世界線で書きました以下、EDです
ワー!ワー!
アナウンサー「放送席!放送席!本日のヒーローは黄金ルーキー パワポケ 選手です!今のお気持ち、いかがですか?」
パワポケ「ファンの皆さんの声援がボクに力をくれました!ありがとうございます!そして高校時代に出会った皆にも感謝を伝えたいです!」
プロ野球選手になったオレは初のヒーローインタビューに臨むことになった
アナウンサー「では、カメラの向こうにいる高校時代に出会った皆さまに一言」
パワポケ「…パンツァー・フォー!」
アナウンサー「パ、パンツのアホー?」
パワポケ「違いますって…」
大多数の人には伝わらなくてもいい。だがオレはコレが一番気持ちの通じる言葉だということを知っている
磯部典子「マッチポイント!気合い入れていくぞ!」
河西忍/近藤妙子/佐々木あけび「「「はい!」」」
戦車道全国大会で優勝した翌年、バレー部は念願の復活を果たし、その夏破竹の勢いで勝ち進みバレーでも全国の決勝へとコマを進めた。
河西忍「まさか本当に代々木第一体育館に来られるとは思いませんでしたね」
近藤妙子「やっぱりキャプテンは間違っていませんでした!」
佐々木あけび「木村さん、宮下さん、一年生でいきなりこんな舞台だけど落ち着いてね」
磯部典子「よし、勝つぞ!」
一同「「「「「おーっ!」」」」」
アンチョビ「うむ………利益が上がらんぞ」
アンツィオ高校を卒業したアンチョビさんはペパロニさんとカルパッチョさんの卒業を待って、自分のイタリアンの店をオープンしたらしい、安値で最高の料理を出すと評判だが素材にこだわりすぎて原価率が高すぎるという問題があるらしい
ペパロニ「ドゥーチェ、どうしたんすか?難しい顔して」
カルパッチョ「悩ましいところですよね」
ペパロニ「こんなに大盛況なのにッスか?」
アンチョビ「素材へのこだわりは捨てたくないが価格を上げることも許されない…」
ペパロニ「よし!だったらもっとお客が入ればいいんスよね!新メニュー開発するッスー!」
アンチョビ「待った!それ違うから!…もう」
カルパッチョ「変わりませんね、ペパロニさん」
アンチョビ「ああ、まっすぐなところはいいところなんだけどな…」
イタリア料理店『セモベンテ』の苦悩はまだまだ続きそうである…
ダージリン「こんな格言を知っている?『こんな格言を知ってる?イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない。』」
ケイ「クレイジーでワンダフルな作戦指揮、よろしくね!」
カチューシャ「このカチューシャが従ってあげるって言ってるのよ!半端なマネしたら許さないんだから!」
西住まほ「私の西住流とみほの手に入れた戦車道、二つの道が合わされば無敵だ」
あれから大洗で戦車道全国大会連覇を成し遂げたみほさんは大学に進学した。もちろん選抜入りも果たす
西住みほ「…はい、一年生ですが下級生チームの指揮をとらせてもらいます西住みほです、15対15の殲滅戦。相手は経験豊富な上級生選抜チームですが恐れることはありません、使えるものは全て使ってしまいましょう、各小隊、事前の作戦通りに……健闘を祈ります」
ダージリン/ケイ/カチューシャ/西住まほ「「「「了解!」」」」
西住みほ「それでは始めましょう、パンツァー・フォー!」
今までのライバルたちを味方にしたみほさんは向かうところ敵なしだろう
佐々木あけび「パワポケ先輩!こっちですよ~」
パワポケ「おいおい、オレはもう先輩じゃないって…」
佐々木あけび「私にとってはいつまでも先輩です」
大洗女子学園を卒業した後もシーズンオフの間はたまにあけびちゃんと会う、バレーの話やオレのプロ野球生活など話題は尽きない
佐々木あけび「たくさん話して疲れちゃいましたね、飲み物買ってきます」
(タッタッタッ)
パワポケ「……こんな日常が続けばいいのにな…でも今日こそはこれを渡さないと」
オレの卒業から10年、あけびちゃんも日本を代表するバレーボール選手になっていた。懐に忍ばせた指輪だが、今日こそは…が何回も続いた
佐々木あけび「…お待たせしましたーっ」
パワポケ「うぉっ冷たっ!?」
佐々木あけび「ふふふっ、ごめんなさい、ボーっとしていたみたいなのでつい」
パワポケ「うん、大丈夫、大丈夫………」
佐々木あけび「…?」
パワポケ「あけびちゃん、大事な話があるんだ…聞いてほしい」
オレの一世一代の大勝負はCV33で重戦車の編隊に突っ込むより勇気がいることだと気付いた
終わります
チームメイトとみぽりんの評価が壊滅的に低かったらプラウダ戦で負けるというバッドエンドルートも考えてはいましたがお蔵入りになって一安心です
安価のご協力、支援ありがとうございましたHTML化依頼してきます
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません