リヴァイ「なに? 160〜169?は中身長だと?」(16)

エレン「はい、なんでも人類学上ではそう定義されてるみたいです」

リヴァイ「ほう…だがそうなると170?台のやつや180?台のやつはどうなるんだ」

エレン「170?台は高身長、180?台以降は超高身長と言うらしいです」

リヴァイ「ほう…」ニヤニヤ

ペトラ(兵長が嬉しそうでよかった…)

オルオ「フン…まあ当然のことだろう。強力な実力者であるリヴァイ兵長が低身長なわけがない」

グンタ(ぎりぎり中身長枠ということには触れないでおこう)

エルド「まあもし仮に兵長が低身長だったとしても、俺たちの忠誠は変わりませんしね」

ペトラ「そうですよ!」

オルオ「ばっ、お前らそれは俺の台詞だ!!」

リヴァイ「そうか…中身長か…お前らが高すぎるだけで俺が低いわけではなかったんだな」

エレン「ですです!」

リヴァイ「……」


〜ウォール・ローゼ内、酒場〜

エルヴィン「ふぅ…」カポッ

エルヴィン「そろそろ新調した方がいいかな…? 少しずつ技術も上がっていると聞くし…うーむ」

リヴァイ「…」グビッ プハー

エルヴィン「どうしたリヴァイ。今日はやけに進むな」

リヴァイ「…なあエルヴィン。人類学上の身長の定義って知ってるか?」

エルヴィン「ん? ああ。あの定義だと私は超高身長になってしまうな。頭は超後退しているのに」

リヴァイ「…今日、班のヤツらにそれを使って励まされた」

エルヴィン「…そうか」

リヴァイ「…ああ」

エルヴィン「…辛かったな」

リヴァイ「……」

エルヴィン「…まあ気にするな。私は気にしないし、班の者たちも気にしていないんだろう?」

リヴァイ「…表向きはそう見えるな」

エルヴィン「なら…いや、こんな励まし方はよくないか」

エルヴィン「気にするな、と言われても見栄は張りたくなるものだからな」

リヴァイ「…ああ」

リヴァイ「……」スポッ

エルヴィン「……これは、私たちだけの秘密だよ、リヴァイ」

リヴァイ「ああ。お前の金髪はすべてカツラで実は広範囲の禿げであること」

エルヴィン「君の身長はシークレットブーツで底上げされたもので、実は150?台であること」

リヴァイ「…」スッ

エルヴィン「…」スッ



リヴァエル「シークレットブーツとヅラ…」カランッ


〜完〜

元ネタは「ポニーテ―ルとシュシュ」

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