仁奈「ロックの気持ちで付き合うですよ」 (164)
※モバマスSS
複数P世界、安価スレ
連取・連投・エロ・鬼畜は安価下
誤字脱字・駄文・亀注意
オリジナル設定注意
ロックとはロック
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460289345
電話に
でんわ
ふふっ
美羽「付き合いましゃーく!」
美羽「付き合いましゃーく!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456575280/)
さくら「三人で付き合いまぁす♪」
さくら「三人で付き合いまぁす♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1456919676/)
沙織「付き合いさねーですけんど…」
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真奈美「付き合いも短くはないんだ」
海「これも付き合いって言うのかね」 - SSまとめ速報
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海「これも付き合いって言うのかね」
モバP「付き合えない付き合い」 - SSまとめ速報
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あい「私が付き合うからには」
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茄子「ツキがあったから付き合った、なんて」
茄子「ツキがあったから付き合った、なんて」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459167966/)
あずき「お付き合い大作戦」
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忍「頑張って付き合った先に」
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1459944576
の続きです
反骨の140作目
-「ロックロックって、ロールはどうしちまったんだよ?」- キース・リチャーズ
ある晴れた日 事務所 中庭
李衣菜(E.ヘッドホン)「……♪」
ヒョコッ ヒョコッ
仁奈「とーもだーちになりーたいなら、いいことおしえちゃおっ♪」
ポヒポヒポヒポヒ
李衣菜「………♪」ヒョコッ ヒョコッ
仁奈「はーなすよーりもかーんたんさ、まっねっしっちゃ…あっ、りーなおねーさんでやがります!りーなおねーさん!」
李衣菜「………♪」ヒョコッ ヒョコッ
仁奈「りーなおねーさーん!」
李衣菜「………♪」ヒョコッ ヒョコッ
仁奈「…ヘッドホンのやろーのせいで仁奈の声が聞こえねーみてーですね。」
李衣菜「うっひょー!」ヒョコッ ヒョコッ
仁奈「かくなる上はしかたねーでごぜーます。」ポヒポヒポヒポヒ
李衣菜「ここ、ここ!ここがカッコイイんだよね!まさにロックって感じで!」
仁奈「………」ポヒポヒポヒポヒ…ポヒ
李衣菜「えっと、何て言ったっけ…?なつきちに教えてもらったんだけど……確か……」
仁奈「すぅ……がおーっ!」モフーン!
李衣菜「うわあっ?!」ビクッ!
李衣菜「……って仁奈ちゃんか…びっくりしたぁ………あっ!」スチャ
李衣菜「ごめん、ちょっと音楽聴いてて!」
仁奈「仁奈が呼んでるのにも気付かねーぐらいノリノリでごぜーましたよ。」
李衣菜「あはは…」
仁奈「何をきいてやがったですか?」
李衣菜「ロック。あ、正確に言うとUKロックなんだけどさ。」ドヤァ
仁奈「ゆーけーろっく?」
李衣菜「イギリスのロックのこと。」
仁奈「イギリスのロック…どんなロックなんでごぜーますか?」
李衣菜「>>9」
なんか、こう……ケイトさん的な?
李衣菜「なんか、こう……ケイトさん的な?」
仁奈「ケイトおねーさんみたいな…うーん……仁奈にはちょっと難しいでごぜーますね…もうちょっとだけやさしく説明してくれねーですか…?」
李衣菜「えっ、」
仁奈「ケイトおねーさんみてーなロックって…どーいうロックでやがります?」
李衣菜「えっと…その…アレだよ、アレ!」
仁奈「アレ…?」
>>2
楓さん帰りますよ
李衣菜「つまり…け、ケイトさんみたいなロックって言うのは、ケイトさんみたいなロックってことだよ!」
仁奈「……?」クビカシゲー
李衣菜「ロックは結局言葉じゃ説明ができないって言うかさ、ほら、アレだから!魂の音楽だから!」
仁奈「??」
李衣菜「その………あっ、そうだ!…ごほん!仁奈ちゃん、私の隣に座って!」
仁奈「…?わかったですよ。」
ポヒポヒポヒポヒ ポスッ
李衣菜「……」スッ カチャ
仁奈(E.ヘッドホン)「りーなおねーさんの気持ちになるですか?」
李衣菜「まあ、そんなところかな。別に私が説明してもいいんだけどさ、ロックって聴く人次第だと思うから。」
仁奈「きいた方が早いってことでごぜーますね。」
李衣菜「そういうこと。(よし、上手くごまかせた…)」
仁奈「どんと来やがれでごぜーます!」
李衣菜(……ん?ヘッドホンって着ぐるみの上からでも大丈夫なのかな?)
カチッ カチッ
仁奈「おっ!」
李衣菜(あ、大丈夫だったみたい。)
仁奈「………♪」
ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜「どう?」
仁奈「>>15」
夏樹おねーさんの降りてきそうですよ
仁奈「夏樹おねーさんが降りてきそうですよ。」ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜「あー、言いたいことはすごくわかるかも!」
仁奈「気分が高まって来やがるですよ!」ヒョコッヒョコッ
李衣菜「うんうん!」
仁奈「仁奈にはケイトおねーさんみてーな音楽じゃなくて、夏樹おねーさんみてーな音楽だったみてーでごぜーます!」
ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜「あっ…!あはは、そ、そうだったみたいだね!」
仁奈「………♪」ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜(そう言えばこのアルバムってなつきちに貸してもらったのなんだよなぁ。)
仁奈「………♪」ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜(私の好みドンピシャで…あれ?と言うことは私と仁奈ちゃんの音楽の好みって似てる?)
仁奈「これは「ロック」でごぜーますね♪」ヒョコッ ヒョコッ
李衣菜「…………」
李衣菜「………」ポン
仁奈「…?」
李衣菜「仁奈ちゃん、もっとロックについて知りたくはない?」
仁奈「りーなおねーさんが教えてくれるでごぜーますか?」
李衣菜「うん!ロックなリーナがいろいろ教えてあげるよ!」
仁奈「ふむふむ…なら教えてもらいやがることにするですよ!」
李衣菜「ホントっ?」
仁奈「おもしろそーでごぜーますから!」
李衣菜「よしっ!(上手くいけばロック人口が増やせるかも!)」グッ!
李衣菜(それに……)
仁奈「仁奈にロックのことを教えてくだせー!りーなおね…ごほん、りーな先生!」
李衣菜「うっひょー!(教えてもらってばっかりだった私もついに教える側に!)」
仁奈「よろしくおねがいしやがります!」
李衣菜「えへへ…♪」
事務所 南棟 ベランダ
夏樹「フフッ…」
涼「何か面白いモノでも見えるの?」スッ
夏樹「まあな。サンキュー。」ハシッ
涼「夏樹はコーヒーはブラック派だったよな。」
夏樹「よく分かってんじゃねえか。」
涼「同じ事務所のヤツの好みぐらい把握してるよ、ましてやお前の好みなら、な。」
涼「何見てたの?」
夏樹「……」ユビサシ
ロックダゼ!
ロックデゴゼーマス!
涼「なるほど…これはつい頬が緩んじゃうのも仕方がないね。」
夏樹「だろ?フフッ…」
センセイ!
ウッヒョー!
涼「>>25」
チョッパー大尉にロックの事教わってたの思い出すなぁ
涼「チョッパー大尉にロックの事教わってたの思い出すなぁ…」
夏樹「チョッパー大尉?」
涼「子供だったアタシにロックの基本を全部教えてくれた人。」
夏樹「…ああ、そうか。」
涼「ん?」
夏樹「いや、涼にもガキだった頃があったんだなって思ってさ。」
涼「アタシにだって子供だったときぐらいあるよ。上手く想像できない?」
夏樹「ああ。どんな子供だったんだ?」
涼「静かで大人しくてお行儀のいい可愛い子供。」
夏樹「ないな。」
涼「…なら夏樹はどんな子供だったのさ。」
夏樹「静かで大人しくてお行儀のいい可愛い子供。」
涼「…………」
夏樹「………」
涼「ふふっ…どうやらお互い、手のかかるヤンチャな子供だったみたいだな。」
夏樹「らしいな。アタシの師匠曰く、アタシは「今までで一番ロックな弟子」だったんだと。」
涼「あー、それだけで夏樹の子供時代は想像がついたよ。今の夏樹から落ち着きを取って、そのまま小さくすればいいんだね。」
夏樹「フフッ、大体それで合ってるよ。変わったのはガワだけってな。」
涼「ロッカーなんてみんなそんなモンだよ。アタシもそうだ。」 ズズ…
ロックッテナンデゴゼーマスカ?
エ、エット…ロックハ…ロック!
涼「ああ、ブラックコーヒーが美味しいと感じるようにはなったかな。」
夏樹「ガキの頃は?」
涼「ミルクと砂糖をたっぷり入れて飲んでた。で、チョッパー大尉にガキだなっていつもからかわれてた。」
夏樹「アタシはガキの頃からブラックで飲めてたぜ?」
涼「うわ…何か負けた気がする…」
夏樹「フッ……」ズズ…
サア、シッカリツイテクルンダヨ!
ワカリヤガリマシタ、センセー!
夏樹「>>32」
涼も帰国子女なんだよな。
安価把握
お休みなさい
病院に行ったり、利き手を火傷(デジャヴ感)したりで遅くなりました……申し訳ありません……
再開します
夏樹「涼も帰国子女なんだよな。」
涼「アタシみたいなのも「帰国子女」って言うの?」
夏樹「……ああ、「帰国」って言葉がしっくり来ないのか。」
涼「そうそう。物心ついたときには日本にいなかったからさ。」ズズ…
涼「…アタシとしては日本に「帰って来た」ってよりは「居着いてる」って感じ。」
夏樹「分かるぜ、その感覚。」
涼「夏樹も?」
夏樹「アタシも海外にいた方が長かったからな。」
涼「へぇ、そうだったんだ…」
夏樹「5ヶ国語話せるぜ?」
涼「アタシは6ヶ国語話せるけど?」
夏樹「マジかよ。」
涼「マジマジ。フランス語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、これに英語と日本語で6ヶ国語。」
夏樹「今度はアタシの負けか。」
涼「これで1勝1敗だね。」
夏樹「何の勝負なんだよ…」
涼「んー……あはははっ、ホント何の勝負なんだろうな。」ズズ…
モウイッカイ!モウイッカイ!
センセー!
ウッヒョー!
涼「ふぅ…こう言うのをたわいない会話って言うんだろうね。」
夏樹「アタシは好きだぜ……たわいのない会話も。」
事務所 中庭
仁奈「りーなせんせー!りーなせんせー!」
李衣菜「ふふっ、なに、仁奈ちゃん?」
仁奈「一つ質問がありやがるですよ!聞いてもいーでごぜーますか?」
李衣菜「いいよ、いいよ!このリーナ先生に任せろ、ってね!」
仁奈「おー、りーなせんせーは頼りになりやがりますね!」
李衣菜「えへへ…」
仁奈「>>52」
りーなせんせーはどうしてロンクが好きなんでごぜーますか?
仁奈「りーなせんせーはどうしてロックが好きなんでごぜーますか?」
李衣菜「いい質問だね!」
仁奈「いい質問です?」
李衣菜「うん、いい質問!えっと…どこから話そうかな?話すとそれなりに長くなるんだけど…」
仁奈「仁奈は長いお話もだいじょーぶでやがりますよ!」
李衣菜「そう?よし、じゃあ私とロックとの出会いぐらいから始めようかな!」
李衣菜「あのさ、仁奈ちゃんは「出会い」ってしたことある?」
仁奈「…?今さっきも、りーなおね…りーなせんせーと出会ったですよ?」
李衣菜「あー、そういうことじゃなくて…何て言ったらいいのかな、自分に欠けてたモノがハマる感じ?」
仁奈「むむむ…りーなせんせーは欠けてやがったです?」
李衣菜「ある意味では。私ってさ、今でこそロックでクールなリーナだけど…」
仁奈「クール……?」
李衣菜「どうかした?」
仁奈「いや、何でもねーですよ!それよりもお話の続きをおねげーしやがります!りーなせんせーはどんな風にしてロックと出会いやがったんでごぜーますか?(「ロック」ではごぜーますけど…)」
李衣菜「……あははっ!そんなに私がどんな風にしてロックでクールなアイドルになったか興味があるの?」
仁奈「キョーミしんしんでごぜーます!」
李衣菜「そっかそっかー、興味津々かぁ!参ったなー!」
仁奈(りーなおね…せんせーはかわいーからキュートだと思ってたですよ…)
李衣菜「どこまで話したっけ?」
仁奈「今でこそロックでクールなリーナだけど〜…のところまででごぜーます。」
李衣菜「ありがと!…ゴホン、今でこそロックでクールなリーナだけど、その時まではそうじゃなかったんだ……「出会う」までは。ある日何となく聴いてたラジオで外国のロックが流れたんだ。」
仁奈「それが「出会い」でやがりますか?」
李衣菜「うん。これが「出会い」。」
仁奈「………」
李衣菜「>>59」
どうしたの。
何か物欲しげな顔してるけど
李衣菜「どうしたの、何か物欲しそうな感じの顔してるけど?」
仁奈「あっ…!え、えっと……!(長いお話って言うからそれに備えてやがりましたけど…)」
李衣菜「………あっ!」ゴソゴソ
李衣菜「はい、どうぞ。」
っコーラ味のキャンディー
仁奈「…?」
李衣菜「………」ニコニコ
仁奈「………」
李衣菜「今は3時40分、おやつの時間だもんね!」
仁奈「(あっ、そーゆーことでごぜーましたか!)ありがとーごぜーます!」ハシッ
李衣菜「ふふっ…(仁奈ちゃんはかわいいな♪)」
仁奈(こーゆーときはもらうのが「れいぎ」でごぜーましたよね?)
李衣菜(子供に気が使える私、ロック!)
仁奈(おやつは3時にもう……むむむ…パパ、ママ、美優P、美優おねーさん…仁奈はちょっとだけ悪い子になるですよ…)
〜〜〜
李衣菜「…って言うワケ。これが私がロックを好きな理由。」
仁奈「ふむふむ…」ペロペロ
李衣菜「………」
仁奈「…………」ペロペロ
李衣菜「…ねえ、仁奈ちゃん。」
仁奈「ふぁいでふぉふぇーふぁふ!」
ペロペロ
李衣菜「今日はいい天気だね?」
仁奈「……」コクッ
李衣菜「キャンディー美味しい?」
仁奈「……」コクッ
李衣菜「私の話を聞いてなーんだ、って思った?」
仁奈「……」コクッ
仁奈「………あっ!」カポ!
仁奈「い、今のは…その…!」
李衣菜「あはは、謝らなくていいよ。だって私、自分でもそう思ってるもん。」
仁奈「へ?」
李衣菜「勿体ぶって話し出したわりに大した話じゃなかったでしょ?ふふっ、ここでクイズ、私はどうしてわざわざこんな話をしたでしょうか?」
仁奈「えっと…どーしてでごせーますか?」
李衣菜「ふふっ…それはね…」
仁奈「それは……?」
李衣菜「……ロックを好きになる理由なんてこれぐらいでいいってことを教えたかったから。」
事務所 南棟 ベランダ
涼「…李衣菜って不思議なヤツだよな。いつもはアレな癖して、たまに核心をついたことを言うんだから。」
夏樹「フフッ、それがだりーさ。」
涼「書類に「LOCKなアイドルになりたいです!」って書いて李衣菜Pさんに担当されることになったのと同一人物とは思えないよ。」
夏樹「あははははっ!涼もその伝説知ってたのか?」
涼「拓海に教えてもらった。」
夏樹「>>67」
そんな李依菜の奴も今や世界的ピアニストなんだからな
安価把握
お休みなさい
そういや和太鼓とかも堪能だったなここのリーナ
バイオリン→和太鼓→ピアノ
夏樹「そんなだりーのヤツも今や世界的ピアニストなんだからな。」
ズズ…
夏樹「ふぅ………」
カッコイイカラ、ソレダケデイインダヨ
イインデゴゼーマスカ…?
夏樹「………」
涼「子供の成長を喜ぶ母親の顔になってるよ?」
夏樹「フフッ…そうか?」
涼「窓に映る自分の顔を見てみな。」
夏樹「どれどれ…」クルッ
夏樹「あはは、確かに緩みきった顔になっちまってる。」
涼「な?」
夏樹「だりーを見てるときのアタシってこんな顔してたのか。」
涼「だいたいね。気付いてなかったの?」
夏樹「アタシは別に惚れてるのがビール瓶と鏡だけってワケじゃないからな。」
涼「あはははっ!上手い事を言うね!」
夏樹「おっ、涼はさすがに分かってくれたか。だりーには「?」みたいな顔されたんだよな。」
涼「えっ、シド・ヴィシャスの有名な名言でしょ?」
夏樹「だりーを誰だと思ってるんだ。だりーだぜ?」
涼「…納得。」
夏樹「どれだけ成長しても、だりーはだりーなんだよ…」
涼「でもまあ、そう言うのもありなのかもしれないな。ロックについての知識がたくさんあったところで、ソイツがロックかどうかってのは別の話だし。」
夏樹「ロックだぜ、だりーは。」
涼「ふふっ…知ってる。」ズズ…
タブン…ムズカシイリクツハ、イラナインダヨ
涼「そう…ロックに難しい理屈はいらない。」
夏樹「むしろロックに囚われすぎたらロックじゃなくなる。ロックとは囚われないってことで自由ってことだ。」
涼「>>77」
そう……だからずっと海外を回ってたんだろうな
涼「だからずっと海外を転々としてたんだろうな。」
夏樹「…チョッパー大尉が?」
涼「ああ。とにかく一箇所に留まるってことを知らない人でさ…」
夏樹「ロックな人だったんだな。」
涼「よく言えば。悪く言えば根無し草。」
夏樹「根無し草なのはみんな一緒だ。」
涼「…かもしれないね。」
夏樹「安定しないことがロックなら、ここにこうして居着いちまってる時点でアタシらはロッカーじゃないのかもしれないな。」
涼「本当にそう思ってる?」
夏樹「いや、実は思ってない。」
涼「あははっ!だから何なんだよ。」
夏樹「フフッ、何なんだろうな、ホント。…今日はどうも舌がよく回る。」
涼「いいことじゃないか。」
夏樹「そうでもないさ。話すつもりのないことまでポロっと零しちまいそうになる。」
涼「例えば?」
夏樹「…そう言われて零すヤツがいると思うか?」
涼「アタシはもう結構零したぜ、チョッパー大尉のこととか。」
夏樹「そう言われると返す言葉がないな…」
涼「ふふっ、普段言えないこととか言ってもいいんだよ?ここに居るのはアタシと夏樹の二人だけだ。」
夏樹「じゃあ……そうだな、せっかくだし零しちまうか。今まで隠してたんだが…実は……」
涼「実は…?」
夏樹「アタシのこの髪型、寝癖なんだ。」
涼「………」
夏樹「………」
涼「ウソだろ?」
夏樹「あははっ、まあな!」
涼「もう…何なんだよ。」
夏樹「>>83」
実は背負ってるギターを外すと……(髪型が変化)
な?
夏樹「ちょっとふざけたくなったんだ。マジな話をすると寝癖ってのは嘘だが、実は背負ってるギターを外すと……」スチャ シュゥゥゥン
涼「!」
夏樹「な?」
涼「な、って言われても…」
夏樹「静電気の所為で髪がまとまんなくなんだよ。」
涼「……!お前は…!」
夏樹「フフッ…ロックだろ?」
スチャ シュゥゥゥン
夏樹「アタシのギターはただの変形ギターじゃないんだぜ、ちゃんと名前もある。」
涼「夏樹も…だったんだね。」
夏樹「「アイドル」だからな。」
涼「シビれるような音楽ってのは比喩表現でもなかったってワケだ。」
夏樹「涼のパワフルなシャウトと同じさ。」
涼「隠し事はよくないぜ?」
夏樹「隠してはいないよ。ただ、言いふらすのはロックじゃないってだけだ。」
ロック!
ロック!
夏樹「…師匠からもそう教わった。」
涼「……師匠って言うから、ギターの師匠のことだと思ってたけど…これから夏樹に触るときはゴム手袋するよ。」
夏樹「おいおい、それは止めてくれ。さすがに傷付く。」
涼「あははははっ!冗談だよ。」
涼「『ソレ』を身につけてれば大丈夫なんでしょ?」
夏樹「『コレ』があればな。」
涼「ちなみに、ないとどうなるの?」
夏樹「試してみるか?」
涼「いや、遠慮しとくよ。」
夏樹「フフフッ…」
涼「>>90」
315や765のアイドルもすごいらしいね
涼「315や765のアイドルもすごいらしいね。」
夏樹「ああ、アイドルの世界は広いぜ。」
涼「ふふっ、広すぎだよ。もはや何でもありじゃないか。」
夏樹「嫌いじゃないだろ、そう言うの。」
涼「よく分かってるじゃん。」
夏樹「ロッカーとはチャレンジャーだからな。フフッ…」
涼「あーあ、アイドルを甘く見てた頃の自分をぶん殴ってやりたいよ。アイドルってのは……誰も彼もアツいヤツばっかりだ。」
夏樹「楽しいな、アイドルは。」
涼「楽なことばっかりじゃないけど。」
夏樹「そこが楽しいんじゃないか。」
涼「ふふっ、言えてる。」クイッ…
涼「ふぅ……今何時?」
夏樹「えっと…」チラッ
夏樹「4時5分前ってとこかな。」
涼「サンキュー。と、なると…そろそろ行かなきゃ。コーヒーもちょうどなくなったし。」
夏樹「どこへ行くんだ?」
涼「小梅を迎えに。で、そのまま次の仕事場まで送って一緒に仕事。」
夏樹「毎度お疲れさん。」
涼「もう慣れたよ。」
涼「ああ、そうだ。小梅Pさんにも差し入れしてあげなきゃ。今夜は冷えるらしいし……モツの煮込みでも作ってあげようかな。」
夏樹「ロックな人の一人だよな、小梅Pさんも。」
涼「ホントだよ。司法解剖の合間にホルモンとか食べるんだから……それから……」
夏樹「フフッ…」
涼「ん?」
夏樹「涼も世話好きだよな。」
涼「…それもお互い様、でしょ?」
夏樹「フフッ……だな。」
涼「ふふふっ…じゃ。」スタスタスタスタ…
涼「………あ、一つ言い忘れてた。」ピタ
涼「アタシは「帰国」って言葉はしっくり来ないけど、事務所に「帰る」って言葉はしっくり来るから。」
夏樹「…そうか。」
涼「……それだけ。」スタスタスタスタ…
夏樹「…………」
ガチャッ バタン
スタスタスタスタ…
夏樹「>>97」
(無言でギターを弾く)
安価把握
一時中断します
再開します
夏樹「………」スッ ギュィィィン…♪
夏樹「「帰る」場所、か…」
ロックダゼ!
ロックダゼデゴゼーマス!
夏樹「悪くない響きだ。」
ギュィィィィィン…♪
夏樹「…………」 ギュィギュィィィン…♪
空のコーヒーカップ「………」
夏樹「………」ギュギュギュィィィン…♪
ワカッタカナ、ニナチャーン!
ワカリヤガリマシタ!
夏樹「…ったく、ところどころ間違ってるっつーの。」
ロックンロール!
ロックンロール!
夏樹「でも…合ってる。涼は人をよく見てるよ、だりーはロックを頭じゃなくて魂で理解してる。」
ギュィィィン…♪
夏樹「カートは「ロックの歌詞は聞き取れなくていい」って言ったが……ロックってのはつまりはそう言う事なんだろうな。」
ギュギュィィィン…♪
夏樹「間違いなくロックなアイドルだよ、だりーは。フフッ…クールかどうかは別にして。」
ギュィィィン…♪
夏樹「よし、こんな感じだな。」
リーナセンセーハカッケーデゴゼーマス!
エヘヘ…ソンナコト……アル?
夏樹「アタシはもう少しここにいることにするよ。」
アリヤガリマス!
ウッヒョー!
夏樹「…ちょうどいいメロディも頭に浮かんだしな。」ギュィィィィィン…♪
夏樹「これを形にするのと、リーナ先生の授業が終わるのとどっちが早いか……フフッ…」ギュギュィィィン…♪
夏樹「…………♪」
ギュィギュィギュィギュィィィン…♪
夏樹「苔が着くような石になるのも……悪くない。」
事務所 中庭
仁奈「ロックを好きになるのに理由は必要ねーんでごぜーますね!」
キラキラキラキラ…
李衣菜「少なくとも私はそう思う、ロックは気が付けば好きになってるものだから!」ドヤァ
仁奈「おー…!」キラキラキラキラ…
李衣菜「カッコイイからってだけで好きになって何が悪い!ロックってのはそういうもんだぜ!」
仁奈「か、かっけーです…!」
キラキラキラキラ…
李衣菜「>>106」
誰でもない自分の生き方で……それがロックの響き!
李衣菜「誰でもない自分の生き方で……それがロックの響き!」
仁奈「誰でもない…自分の…!」
李衣菜「自分の中にロックを持つんだ、ロックを!」
仁奈「よくわかんねーですけど……わかるような気がするですよ!」
李衣菜「それでいいんだよ、ロックはそう言うものだから!」
仁奈「おー…!そーでごぜーました!」
李衣菜「つまり何が言いたいかって言うと……ロックは自由だってこと!自分がロックだと思えばそれがロック!」
仁奈「仁奈がキグルミをロックだと思いやがったら?」
李衣菜「ロックだね!」
仁奈「ロックでごぜーますか!」
李衣菜「仁奈ちゃんはもう…ロックンローラーだったんだよ!」
仁奈「な、何だってー?!でごぜーます!」
李衣菜「仁奈ちゃんは自分をロックだと思う?」
仁奈「リーナせんせーから教えてもらったのがロックなら、ロックだと思うですよ!」
李衣菜「なら、ロックだ!」
仁奈「…!ロックでごぜーます!」
李衣菜「ロックンロール!」
仁奈「ロックンロール!」
仁奈「りーなせんせー!りーなせんせー!」
李衣菜「はい、仁奈ちゃん!」ビシ
仁奈「そろそろりーなせんせーのギターも聞かせてくだせー!」
李衣菜「えっ…?」
仁奈「音楽プレーヤーのやろーの音楽も中々でやがりましたが、仁奈はりーなせんせーのロックが聞きてーでごぜーます!」
李衣菜「えっ、あ…そ、それは…!」
仁奈「………」キラキラキラキラ…
李衣菜「>>
申し訳ありません
ミスりました……
安価
>>114
きょ、今日はアンプとか持ってきてなくて……、ざ、残念だなー
って、柚ちゃんとこのベノスネーカー?アンプとシールド持ってきたって、いつもは意地悪ばっかりなのに
李衣菜「今日はアンプとか持ってきてなくて……、ざ、残念だなー!」
仁奈「あんぷとかがねーとギターは弾けねーです?」
李衣菜「そうなんだよ、いやー、アンプとかさえあればなー!ギターの腕前を披露してあげられたのになー!」
仁奈「…!だったら仁奈があんぷを取ってきてあげやがりますよ!」
李衣菜「えっ?」
仁奈「そうすればリーナせんせーもギターが…!」
李衣菜「ま、待って待って!」
仁奈「?」
李衣菜「えっと…その……仁奈ちゃんはアンプがどんなのか分からないでしょ?」
仁奈「はっ!言われてみやがったらたしかに…!」
李衣菜「だから…!」
仁奈「だから今からりーなせんせーが教えてくれやがるんでごぜーますね!」
李衣菜「うひょっ?!」
柚「近くにいたお前(ぴにゃ)が悪い」
仁奈「さあ、仁奈にあんぷがどんなのか教えてくだせー!そしたら仁奈があんぷを取ってくるですよ!」
李衣菜「え、えっとっ……」
仁奈「仁奈に任せるですよ!」フンス!
李衣菜「(どうしよう……)…あ!ごめん、実は私のアンプ家にあるんだ!(本当は事務所防音室にあるけど…)」
仁奈「そーなんでごぜーますか?」
李衣菜「うっかり家に忘れて来ちゃってさー!ちなみに私の家すっごく遠いから!(本当は電車で10分だけど…)」
>>117
いちごパスタ(エンドオブワールド)
仁奈「むぅ……あっ!夏樹おねーさんから借り…!」
李衣菜「あ、アンプは貸し借りとかできないものだから!とにかく…今日はギターは弾けないの!」
仁奈「……そうでごぜーますか…」シュン…
李衣菜(う…罪悪感が……)
仁奈「だったらしょーがねーでごぜーますね…」
李衣菜「う、うん…」
仁奈「………」
李衣菜「………」
仁奈「………」シュン…
李衣菜「あのっ…」トントン
李衣菜「?」クルッ
ヴェノスネーカー「♪」
李衣菜「って、柚ちゃんとこのベノスネーカー?!」
ヴェノスネーカー「シャーッ♪」
っアンプ&シールド
李衣菜「アンプとシールド持ってきたって?いつもは意地悪ばっかりなのに……」
ヴェノスネーカー「♪」ニヤリ
李衣菜「!!」
>>120訂正
仁奈「………」シュン…
李衣菜「あのっ…」トントン
李衣菜「?」クルッ
ヴェノスネーカー「♪」
李衣菜「って、柚ちゃんとこのベノスネーカー?!」
ヴェノスネーカー「シャーッ♪」
っアンプ&シールド
李衣菜「アンプとシールド持ってきたって?いつもは意地悪ばっかりなのに……」
ベノスネーカー「♪」ニヤリ
李衣菜「!!」
柚は龍騎じゃなかったっけ
ベノスネーカー「シュー♪」
仁奈「なになに、りーなせんせーの為にあんぷとしーるど、を持ってきてあげやがったですか?」
ベノスネーカー「♪」コクッ
仁奈「おー!これでりーなせんせーもギターが弾けやがりますか!」
ベノスネーカー「♪」コクッ
李衣菜「ちょっ…!」
仁奈「>>125」
何か付いてやがりますよ。仁奈がとってやるです。
「りーなちゃんへ
相手にとって困ることをやるのが悪戯だよ。
ちなみにりーなちゃんの家は電車で10分のところだから
by柚」
安価把握
すみません…今日は寝落ちさせてください……
>>122
龍騎系列ってだけでどれかは確定してなかった記憶
龍騎というかドラゴンナイトね
仁奈「ベノスネーカーはえれーですね!仁奈がナデナデしてあげやがりますよ!」
ベノスネーカー「♪」スッ
李衣菜「に、仁奈ちゃん!ちょっと話が…!」
仁奈「ナデナ…ん、何かついてやがります!仁奈が取ってやるですよ!」ペリッ
仁奈「むっ、これはメモでごぜーますね!どれどれ…「リーナちゃんへ
相手にとって困ることをやるのがイタズラだよ。ちなみにリーナちゃんの家は電車で10分のところだから。」びーわい柚。」
李衣菜「!」
ベノスネーカー「♪」ニヤニヤ
仁奈「……電車で10分なんでごぜーますか?」
李衣菜「ま、まあ……」
仁奈「遠いんじゃなかったでごぜーますか?」
李衣菜「歩いて行くには遠いっていう意味で言ったっていうかなんていうか……(柚ちゃん…!)」
仁奈「…………」ジー
李衣菜「……」ダラダラ…
仁奈「………」ジー
李衣菜「……」ダラダラダラダラ…
仁奈「あ、りーなせんせーは仁奈が一人じゃ電車に乗れねーと思ってやがりたね!だから仁奈が歩いて行くって考えやがったでごぜーますかっ?」
李衣菜「えっ……あっ、う、うん!」
仁奈「もー、仁奈だって電車に一人で乗るぐれーできるでごぜーますよ!」
李衣菜「あははっ、ごめんごめん!(ひとまずセーフ!でも……)」
仁奈「まーいいです!仁奈も最近までは乗れやがれなかったでごぜーますし……それよりも早くギターを聞かせてくだせー!」
李衣菜(ダヨネー!)
仁奈「あんぷとしーるどがあれば弾けるでごぜーますよね?」
李衣菜「それは…」
仁奈「早く聴きてーです!」ワクワク
ベノスネーカー「♪」ニヤニヤ
李衣菜「その…!(柚ちゃんもベノスネーカーも…もう!どうしよう、今さら実はギターは弾けないんだ、なんて言うわけには……)」
〜〜〜♪
李衣菜(………ん?何か聞こえて…)
〜〜〜♪
李衣菜「(…!このシビれるようなアツくてロックなギターの音は…………あっ、そうだ!)」
事務所 防音室
夏樹「………」〜〜〜♪
仁奈「……」キラキラキラキラ…!
夏樹「………」〜…♪ハシッ
仁奈「ロックでごぜーますっ!!」
パチパチパチパチ!
夏樹「フフッ…サンキュー!」
李衣菜「わかった、仁奈ちゃん?これが本物だよ!」
仁奈「はい、わかりやがりました!」
李衣菜「別に私がギターを弾いてもよかったんだけどさ、ほら、どうせなら最初に聞く生ギターは本物のロック、つまりはなつきちのギターであってほしかったんだよ!」
仁奈「なにごとも始めがかんじんなんでごぜーますね!」
李衣菜「そうそう!」
仁奈「ロックの気持ちになるですよっ!」
夏樹「……だりー。」ボソッ
李衣菜「あ、あはは……」
夏樹「>>139」
ピアノも太鼓も完璧なのにどうしてギターだけはダメなんだよ?
夏樹「ピアノも太鼓も完璧なのにどうしてギターだけはダメなんだよ…?」
李衣菜「相性……?」
夏樹「相性って…まったく、ピアノは完璧なんだからキーボードじゃ…」
李衣菜「…!!今…何て…?」
夏樹「…?ピアノは完璧なんだからキーボードじゃダメなのかって…」
李衣菜「その発想はなかった…」
夏樹「えっ?!」
仁奈「キーボード…でごぜーますか?」
夏樹「ああ、バンドにもよるんだがロックでもピアノを使うんだよ。」
仁奈「へぇ…リーナ先生からは教わってなかったでごぜーますけど…」
夏樹「…だりー。ボーカル、リード、ベース、ドラム…ぐらいか、それから?」
李衣菜「え、えっと……」
夏樹「はぁ……お前ってヤツは…」
李衣菜「あ、あはは……」
夏樹「仁奈、リーナ先生の授業はどうだった?」
仁奈「すっげーためになりやがりました!」
夏樹「なあ、今から暇か?」
仁奈「美優Pが6時になったら迎えに来やがりますから、それまでは暇でごぜーます!」
夏樹「そうかそうか…だったらよ、もっとロックについて知りたくねーか?」
仁奈「知りてーでごぜーます!」
夏樹「それが聞きたかった!これから二時限目の授業開始だ。講師はこのアタシ!」
仁奈「夏樹せんせーでごぜーますかっ?!」
夏樹「フフッ、悪くない響きだ。リーナ先生から基本的なことは教わっただろうから、アタシはそれよりちょっと進んだとこを教えてやる。」
仁奈「おぉ……!」キラキラキラキラ…!
夏樹「そうそう、リーナ先生も一応聞いて行ってくれよ。」
李衣菜「うひょっ?!」
夏樹「いくらロックに詳しいリーナ先生もうっかりしちまってることがあるかもしれないからな。…今みたいに。」
李衣菜「>>145」
ひ、ひゅ~(目をそらしながら口笛)
李衣菜「ひゅ、ひゅ〜…」メソラシー
夏樹「………」
李衣菜「も、もちろん知ってたよ、キーボードぐらい!ただ、ちょっとうっかりしちゃってたって言うか…!」
夏樹「授業、参加してくれるよな?」
李衣菜「……はい…」
夏樹(まったく、だりーは……)
仁奈「二時限目はリーナせんせーも仁奈といっしょに授業を受けるやがるですか?」
李衣菜「一応確認を…ね?
仁奈「ふくしゅーは大事でごぜーますからね!」ウンウン!
李衣菜「あ、あはは…!」
夏樹「よし、二人ともそこ座れ。」
仁奈「はいですよ!」ストン
李衣菜「は、はーい…」ストン
衣菜(うぅ……今日は教える側でいられるかと思ったのに、結局は教えられる側に……でも…!)
李衣菜(教えることにチャレンジはできたからいっか!一歩は前進したよね!)
仁奈「えへへ、いっしょでごぜーますね!」
李衣菜「うん、そうだね!(仁奈ちゃんにもロックに興味を持ってもらえたし…!)」
仁奈「ロックンロール!」
李衣菜「ロックンロール!」
夏樹(不思議な奴だよ。すごいんだか、すごくないんだか……)
仁奈「おねげーします!」
李衣菜「えっと、お願いします!」
夏樹「おう!(ただ一つ言えるのは……)」
仁奈「………」ワクワク…!
夏樹(一限目の教師があらかた教えちまったせいで、二限目の教師が教えられるのが知識と技術ぐらいしか残ってないってことだ………参ったな、フフフッ…)
事務所 廊下
柚「うー、イタズラはビミョーに失敗カモ…」
ベノスネーカー「シュー…」
柚「ケド、リーナちゃんの面白いリアクションは見れたしそれでよしとしますか!」
ベノスネーカー「シャーッ♪」
柚「よし、あとは逃走あるの…!」
ありす「すみません。」
柚「…みっ?!」ビクッ!
ありす「少し協力していただきたいことがあるのですが…」
柚「あ、ありすちゃん……?」
ありす「橘です。お時間はいただきません、ただ…」
柚「新作料理の味見を手伝ってほしい…とか?」
ありす「おや…よくわかりましたね、その通りです。」
柚・ベノスネーカー「!!!」
ありす「>>153」
確か、三体も契約してるとご飯が大変と仰ってましたよね
モンスターの皆さんも一緒にいかがですか?
ありす「確か、三体も契約してるとご飯が大変と仰ってましたよね、
モンスターの皆さんも一緒にいかがですか?」
メタルゲラス・エビルダイバー「?!」
ありす「今回は味だけではなくボリュームにも自信がありますから。」
柚「ど、どんな料理なの……カナ……?」
ありす「ふっふっふ、名付けていちごハッシュドビーフです!」
柚(あ、ダメなヤツだ……)
ベノスネーカー・メタルゲラス・エビルダイバー「………」
ガタガタガガタガタ…!
柚(おびえてる!ベノスネーカーたちがおびえてる!合計AP13,000のミラーモンスターたちが…!)
ありす「いちごの酸味を加えることに味に深みを出してみたんですが……」
柚「に、逃げるよ…!」ボソッ
ベノスネーカー・メタルゲラス・エビルダイバー「………」
ガタガタガガタガタ…!
柚「えっ…恐怖のあまり体が動かない…?」
柚「そんなこと言ってる場合じゃ……あ、ありすちゃん!どうしてアタシたちなのカナ?」
ありす「近くにいたからです。」
柚「へ…?」
ありす「試食してくださる方を探していたら、最初に見つかったのが柚さんたちでしたので。」
ベノスネーカー・メタルゲラス・エビルダイバー「………」
ガタガタガガタガタ…!
ありす「試食していただけませんか?」ニッコリ
柚「あ……」
事務所 茶話室
音葉P「近くにいた君が悪い。」
音葉「?」
音葉P「ロックとは常識に囚われないことだ、と言う話さ。」ズズズ…
ロックとは
「世の中には”こうでなきゃいけない”ってことはないんだ。」
いちごとパスタを合わせてはいけないなんてこともない
なお柚
昔は若者の音楽と言えばロックだったんですよ……(遠い目)
涼さんはいいですよ、心がアツくなる(ステマ)
涼さんもライブでは跳んだりするのでしょうか……ふむ
日常回……だったでしょうか…?
140回記念
次回内容安価
>>162
美波P
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