・声帯記念にカフェ面子中心に連作短編でも書こうかと。でも完全見切り発車&遅筆です。
・ドM以外のアイドルも出る上に初っ端からカップリング要素バリバリなので地雷やトラウマのある方はご遠慮ください。
・地の文あり。
・なんでも許せる方はゆっくり楽しんで下さると幸いです
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―――人生には、いろいろな日がある。
転んで泣いた日、アイスが当たりだった日、別れと喪失を経験した日、誰かの愛を確かに感じた日。
どんな日でも、幸せであるに越した事は無いだろう。
―――ここは俺のカフェ。来た人たちに幸せを少しでも届けたいという、俺の願いそのものだ。
??「お待たせしました。ご注文のケーキです!東雲さん・・・うちのパティシエなんですけど、自信作だって言ってました!ん~、いい香りですね!甘いけどしつこく無くて――」
神谷「はは、そのくらいにしておけよ巻緒。お客様が困っているだろ?」
巻緒「っと、すみません。つい熱くなっちゃって。ごゆっくりどうぞ」
神谷「ごゆっくり」
彼は卯月巻緒。ウェイターだ。一見可愛らしい見た目だが、その振る舞いはまさに王子様。俺も見習いたいね。
??「うう~~~、ど~しよー!すっごく緊張する―!」
巻緒「ほら、咲ちゃん、落ち着いて。折角気合いれてたのが台無しになっちゃうよ?」
咲「えっへへ、分かってる!なんてったって涼ちゃんが来てくれるんだもん!みっともないところ、見せられないよね!」
神谷「やあ、随分楽しそうだね、咲」
いまとても張り切っているのがウェイトレスの水嶋咲。可憐さと、自分を貫ける強さを併せ持つ頼もしい子だ。
??「神谷、これを。ご注文の品です」
神谷「ありがとう東雲」
東雲「あと咲さんにも落ち着くよう言っておいて下さいね」
神谷「咲は仕事に影響を出すような子じゃないさ」
東雲「分かってます。これは店員としての心構えの話です」
神谷「はは、相変らず厳しいな」
東雲「心からのおもてなしが重要なんです」
東雲荘一郎は俺の親友でもあるパティシエ。しっかり者で店の経営にも関わってくれる。曰く、俺が『ふわふわして頼りない』らしいが。
??「アーッハッハ!カミヤ、我の生み出せし糧を子羊に!」
神谷「ああ、アスラン。これはまたおいしそうに出来ているな」
アスラン「当然!なぜならば、我は――」
東雲「口上はいいからとっとと働いて下さい」
アスラン「は、はいぃ・・・」
この店のシェフ、アスラン・ベルゼビュートⅡ世。個性的だが、確かな腕を以てここの人気を支えている。
そして、俺が店長の神谷幸広。東雲と二人で始めたこの店も、一人、また一人と増え、今では理由あってこの5人でCafé Paradeだ。
あ、書き忘れましたがオリジナル設定もあるし、もちろんゲームとの差異もございます
無いようには努めますが間違いもあると思います
特に呼称の間違いは脳内補完してください
咲「きゃー!いらっしゃいませー!」
??「あ、あははは・・・。こんにちは、咲ちゃん」
巻緒「いらっしゃいませ、涼くん。2名様ですね」
涼「はい。紹介します、こちら僕たちと同じアイドルの桜井夢子ちゃん」
咲「桜井さん、とってもかわいいね!あ、席にご案内します!」
夢子「ちょ、ちょっと涼!ここって・・・」
涼「うん、315プロ所属Café Paradeの皆さんのお店だよ」
夢子「うっそ!まだお店やってたの?!てっきりアイドルになってからは廃業してるんだと思ってた」
涼「うん、そうなんだ。実は――」
神谷「営業時間は秘密。アイドル稼業の合間に不定期で開店しているんです。偶然いらっしゃった方々に幸せを届けるために、ね。・・・なんて、少し恰好つけすぎたかな」
涼「い、いえ!神谷さん、とってもカッコイイです!僕も神谷さんみたいなイケメンになりたいなぁ」
夢子「・・・わ、私は涼の方が・・・」
涼「え、なに、夢子ちゃん?」
夢子「なんでもないわよ!ほら、さっさと行くわよ!」
神谷「はは、仲のいい友人なんだな」
巻緒「・・・やっぱり神谷さんって恋愛には疎いですよね」
神谷「え、そう?」
東雲「まあ、巻緒さんにも言えますけどね」
巻緒「えー、そうですか?」
咲「巻緒は女泣かせだもんねー」
巻緒「咲ちゃん、それってどういう意味?!」
涼「御馳走様でした!そうだ、今度の開店日も教えて下さい!僕の従姉弟にもお勧めしたくて」
神谷「ああ、いいよ。分かったら連絡する」
咲「夢子ちゃん、ゼッタイ脈あるから!いつでも相談に乗るからね!」
夢子「うん、ありがとう。そうだ、今度遊びに行きましょ」
咲「えっ?」
夢子「なによ、いやなの?」
咲「・・・・ううん、行く!」
涼夢子「ありがとうございました!」
カフェ「またのお越しを!」
涼「おいしかったね」
夢子「ええ、ホント。それで、これからどうするの?」
涼「うーん、夢子ちゃんさえよければ僕の家に来る?今日は両親が帰ってこないから夢子ちゃんも寛げると思うけど」
夢子「え、えええええ!!!」
――――――
―――
巻緒「咲ちゃん、良かったね」
咲「ロール・・・」
巻緒「いい人そうだったね、夢子ちゃん」
咲「うん。涼ちゃんともお似合いだし、上手くいって欲しいな」
神谷「さて、二人とも。店じまいだぞ」
巻咲『はーい』
後日・とあるTV局
神谷「幸広」
あずさ「あずさの」
神谷・あずさ『お使いできるかなー!』
あずさ「もう。私、子供じゃないんですよ、ディレクターさんっ」
神谷「はは。楽しそうな企画ですよ」
あずさ「えーっと、この番組は、迷子アイドルとして有名な三浦あずさと神谷幸広がいっしょに出かけたらどうなるか、という番組です」
神谷「迷子アイドル・・・」
あずさ「り、律子さんがトーク番組で話すから・・・」
神谷「俺は・・・・どうしてそういう事になったんだろうな。海外旅行で迷ったことは無いんだけれど」
あずさ「あらー、旅行がご趣味なんですか?」
神谷「ええ、昔はしょっちゅう。いまでもたまにふらっと行きたくなります」
あずさ「うふふ、分かるかもしれません。私も、ついつい知らない道へ進んじゃう時がありますから」
神谷「あはは、なんだか気が合いそ・・・え、番組が迷子?」
あずさ「あらあら、おしゃべりに夢中になっちゃいました。ごめんなさい」
神谷「さて、まず初めのお使いは―――」
>あーいきゅぅっけいりやーす
律子「お疲れ様です、あずささん」
あずさ「どうでしたか、律子さん」
律子「あずささんのおっとりした感じがよく出ていていいと思います。共演の神谷さんとの掛け合いもいいですよ」
あずさ「ありがとうございます。カフェの店長らしいですから、お話が上手くて・・・つい、お話が長くなっちゃいますね」
律子「でも、二人して迷子にはならないで下さいよ。スタッフ全員が見失うってどういう事ですか」
あずさ「ご、ごめんなさい」
律子「まあ、見つかったからいいですし、番組の趣旨でもありますから・・」
765の話だと思ったら315の話なのか?
315に765や876アイドルが出る感じ?
ちゃんとわかりやすい注意書がほしい…わけわからん
エムP「お疲れ様です」
神谷「お疲れ様です、三浦さん」
あずさ「あ、お疲れさまです~」
律子「お疲れ様です」
神谷「秋月さんには驚きました。涼の従姉弟なんですよね?」
律子「ええ、先日は涼がお店にお邪魔したそうですね。私も誘われていたんですが、どうしても外せない仕事が・・・」
神谷「いえいえ。涼は今度あなたにもお勧めしたいと言ってくれました。よろしければ今度お越し下さい」
律子「ええ、きっと」
神谷「俺も気合を入れてお出迎えしますから」
律子「ありがとうございます」
神谷「もちろん、その時は三浦さんもご一緒に」
あずさ「うふふ、楽しみです~」
>そろそろ本番でーす
エムP「もう時間ですか」
律子「さあ、がんばっていきましょう!」
>>7
sideMのカフェパレードから神谷幸広、765から秋月律子の両名を中心に話を進めるつもりです
基本的にはカフェパレの声帯記念なので315多めですが、876もシンデレラからも出します(予定
律子「機材トラブル?!」
スタッフ「ええ、ちょっと時間がかかりそうなので、出演者の方はもう少しお待ちください。申し訳ありません」
律子「わ、分かりました・・・」
スタッフ「ここは道ですし、あそこの喫茶店などで時間を潰していて下さい」
律子「そうですね・・・・」
スタッフ「では、お願いします」
律子「・・・うーん、この後のスケジュールだと・・・。余裕は作ってあるから大丈夫そうだし、伊織の付き添いはプロデューサーに・・・」
神谷「秋月さん、危ないですよ」
律子「え?あ、車が・・・」
神谷「お仕事が大変なのはわかりますが、あまり根を詰め過ぎないで下さい。今、車道に飛び出しそうになったみたいに目の前が見えなくなってしまうかもしれませんよ?」
律子「す、すみません・・。ありがとうございます」
神谷「それに、秋月さんだって可愛い女の子なんですから。無理はよくないんじゃないかな」
律子「そんな事言っていられませんよ。私はもっと事務所の皆を上に導いてやりたいんです!」
神谷「・・・・でも、やっぱり秋月さんもアイドルなんですから」
あずさ「そうですよ、律子さん」
律子「あ、あずささんまで」
あずさ「律子さんも十分可愛いアイドルですっ!自分を大切にしなきゃ」
律子「わ、分かりましたよ!でも、とりあえず今はトラブルの対応をしなくちゃならないんです」
あずさ「もぅー・・・」
用が入ったので一旦ここまで
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