扶桑「伊勢、日向には…負けたくないいぃ！！」ヘルカイザー「消えろ！敗者は！」

※キャラ崩壊注意

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扶桑「はあ・・・空はあんなに青いのに」

扶桑「今日も演習で日向に負けたわ・・・」

扶桑「やっぱり、装甲と速度が足りないからかしら・・・」

扶桑「・・・こうやって、タウイタウイの海を見てる時だけ、癒されるものね」

扶桑「鎮守府にいたら、いつ改修素材にされるか・・・わからないもの・・・」

扶桑「・・・あら？」

ヘルカイザー「・・・・・・・・・」

ヘルカイザー「うっ・・・ここは・・・」

ヘルカイザー「俺は確か、異世界で・・・」

ヘルカイザー「ぐあっ・・・この胸の痛み、やはり現実か・・・」

ヘルカイザー「元の世界に戻ってきたのか？」

扶桑「あの・・・大丈夫ですか？」

ヘルカイザー「いや、まだ異世界にいるのか」

扶桑「」

扶桑(こ、この人、怖い・・・ぶつぶつ言ってるかと思ったら、私を見て変なことを・・・)

ヘルカイザー(この背負ってる巨大な機械・・・機械族か)

ヘルカイザー「お前、名は」

扶桑「えっ・・・扶桑型戦艦姉妹、姉の扶桑です・・・」

ヘルカイザー(巨大戦艦フソウ？そんなカードはあったか・・・？)

扶桑(どうしましょう、山城に、知らない人と話してはいけないって言われてるのに・・・」

扶桑(この人は一体何者なのかしら・・・)

扶桑(どう見ても普通の目つきじゃないわ、性根の捻じ曲がった変態の目よ・・・)

扶桑(だって長門みたいな目つきだもの・・・あら？)

扶桑(長門みたいな目つき・・・海に打ち上げられて・・・)

扶桑(まさかのドロップ艦・・・？)

扶桑(鎮守府で長門型がドロップしちゃうの・・・？)

扶桑(また私が改修素材にされる確率が・・・)

ヘルカイザー「おい」

扶桑「あ、はい・・・」

ヘルカイザー「俺の名はヘルカイザー」

扶桑(まさかのアメリカ艦！？)

扶桑(えっ、聞いたことも無い艦よ、まさか大戦後とか・・・)

扶桑(お、おかしいわ、怖っ・・・怖い！改修素材にされるわ！)

ヘルカイザー「・・・・・・・・・」

ヘルカイザー(さっきからなんだ？このモンスターは)

ヘルカイザー(まるで、常に何かに怯えるような・・・)

ヘルカイザー(疲れ、萎びた目・・・だが・・・)

ヘルカイザー(・・・・・・まるで、かつての・・・)

ヘルカイザー(・・・・・・このボロボロの身体でも、できないことはない・・・はずだ)

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・」

ヘルカイザー「おい」

ヘルカイザー「俺と決闘しろ」

扶桑「！？」

扶桑(え、えぇ・・・どうして決闘・・・)

扶桑(この間、山城に勧められて始めたけど、一度も勝てたこと無いのに・・・)

扶桑(カードなんて運よ、ええ・・・勝てるわけ・・・)

扶桑(・・・はっ、まさか・・・)

扶桑(負けたら改修素材にされるの・・・！？)

扶桑(前に駆逐艦の子達がテレビで見てたわ、決闘で負けたら魂を奪われるって)

扶桑(で、でも、アメリカの艦と真正面からやって勝てるわけないわ・・・)

扶桑(なら、少しでも勝てる可能性がある、決闘で・・・)

ヘルカイザー「どうした！やるかやらないか、はっきりしたらどうだ！」

扶桑「や、やります！受けてたちます！」

ヘルカイザー「ふっ、やはりデュエルモンスターズの精霊か・・・」

ヘルカイザー(その目の奥の闘志は、消えていないようだな！)

「「決闘！！」」

扶桑
手札：５枚
LP：４０００
場：無し

ヘルカイザー
手札：５枚
LP：４０００
場：無し

扶桑「私の先攻よ」

扶桑「えっと・・・レベル４以下は普通に召喚出来るから・・・」

扶桑「私はアルカナフォースＩ－ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮを召喚」

アルカナフォースＩ－ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮ
効果モンスター
星４/光属性/天使族/攻１１００/守１１００
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを１回行い以下の効果を得る。
●表：魔法カードが発動された時、
そのターンのエンドフェイズ時までこのカードの元々の攻撃力は倍になる。
●裏：魔法カードが発動する度に相手は５００ライフポイント回復する。

扶桑「さらに、召喚に成功した時、ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮの効果を発動」

ｷｰﾝ　ｷｰﾝ　ｷｰﾝ

ヘルカイザー「カードが回転を始めた？」

扶桑「このカードの効果は、このカードが正位置か逆位置かで決まるわ」

扶桑「そして正位置なら・・・」

扶桑「魔法を発動した時ターンの終わりまで、ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮの攻撃力を２倍にできるわ！」

ｷｷｰﾝ

ヘルカイザー「逆位置だ」

扶桑「」

扶桑「ま、まだよ！私はＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮで、ダイレクトアタック！」

ヘルカイザー「・・・先攻の最初のターンは攻撃できない」

扶桑「えっ・・・ああ！」

ヘルカイザー「運試しをしていたが、正位置でも無駄だったようだな」

扶桑「わ、私は永続魔法、デンジャラスマシンＴＹＰＥ－６を発動！これでターンエンドよ！」

ヘルカイザー「ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮの逆位置の効果、魔法が発動する度俺はライフを５００ポイント回復する」

扶桑「ああ・・・・・・」

ＬＰ：４０００→４５００

デンジャラスマシンＴＹＰＥ－６
永続魔法
自分のスタンバイフェイズ毎にサイコロを１回振る。
出た目の効果を適用する。
１．自分は手札を１枚捨てる。
２．相手は手札を１枚捨てる。
３．自分はカードを１枚ドローする。
４．相手はカードを１枚ドローする。
５．相手フィールド上のモンスター１体を破壊する。
６．このカードを破壊する。

扶桑
手札：３枚
LP：４０００
場：ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮ、デンジャラスマシン

ヘルカイザー
手札：５枚
LP：４５００
場：無し

ヘルカイザー「己の実力の無さを、運頼みで乗り越えようとするか・・・」

扶桑「馬鹿にしないで！山城と一緒にブックオフで買った、１０枚１００円のパックを使ったデッキよ！」

ヘルカイザー「叩き潰してやろう！俺のターン！ドロー！」

ヘルカイザー「俺は永続魔法、未来融合－フューチャー・フュージョンを発動！」

扶桑「！？」

扶桑(あれ・・・あれって禁止カードじゃないの・・・？海外では違うの・・・！？怖い・・・・・・)

未来融合－フューチャー・フュージョン
永続魔法（禁止カード）
自分のエクストラデッキの融合モンスター１体をお互いに確認し、
決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
発動後２回目の自分のスタンバイフェイズ時に、確認した融合モンスター１体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

ヘルカイザー「俺は融合モンスター１体を選択し、その素材モンスターをデッキから墓地へ送る」

ヘルカイザー「そして発動後二回目のスタンバイフェイズに、その融合モンスターを特殊召喚する！俺はサイバー・エンド・ドラゴンを選択！」

扶桑「こ、攻撃力４０００・・・おかしいわ・・・長門型の恰好と同じくらいおかしいわ・・・」

ヘルカイザー「さらに俺は、ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮの逆位置の効果」

ヘルカイザー「俺が魔法を発動した時、ライフを５００ポイント回復する」

扶桑「うう・・・・・・」

ＬＰ：４５００→５０００

ヘルカイザー「さらに俺は、サイバー・フェニックスを召喚！」

サイバー・フェニックス
効果モンスター
星４/炎属性/機械族/攻１２００/守１６００
このカードがフィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、
自分フィールド上の機械族モンスター１体を対象とする
魔法・罠カードの効果を無効にする。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが
戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキからカードを１枚ドローできる。

ヘルカイザー「こいつがいる限り、機械族１体を対象にした魔法、罠は効かん」

扶桑「あ、あんなのと、攻撃力４０００を並べられたら・・・！」

ヘルカイザー「そしてバトル！サイバー・フェニックスで、ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮを攻撃！」

ＬＰ：４０００→３９００

扶桑「ま、まだ、大丈夫・・・」

ヘルカイザー「それはどうかな？」

扶桑「こ、これは、いつの間に腕輪が・・・」

ヘルカイザー「このデュエルでは、ダメージを受けるごとに電流が腕輪から流れる」

扶桑「えっ」

ヘルカイザー「痛みを味わえ・・・！」

扶桑「きゃ、きゃあああああああああああああああああ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

扶桑「た、助けて、山城！」

ヘルカイザー「鬼にならねば見えぬ地平がある！俺はカードを２枚伏せ、ターンエンド！」

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・っ」ﾌﾗｯ

ヘルカイザー(本調子でなくても、この程度は・・・！)

扶桑
手札：３枚
LP：３９００
場：デンジャラスマシン

ヘルカイザー
手札：２枚
LP：５０００
場：サイバー・フェニックス、未来融合、伏せカード×２

扶桑「どうして・・・」

扶桑「どうして私たちばかり、生まれてからこんな目に・・・」

ヘルカイザー「どうした！デュエルは始まったばかりだぞ！」

扶桑「わ、私のターン・・・ドロー」

扶桑「私は場のデンジャラスマシンの効果を発動」

扶桑「サイコロを振って、出た目の数で効果を発揮するわ」

扶桑「５が出れば、相手のモンスターを破壊できる・・・お願い・・・・・・っ！」

１

ヘルカイザー「出た目は１」

ヘルカイザー「お前は自分の手札を１枚捨てる」

扶桑「」

ヘルカイザー「運命など、所詮はそんなものだ」

扶桑「私はモンスターをセットして、ターンエンド・・・」

扶桑
手札：２枚
LP：３９００
場：裏守備モンスター、デンジャラスマシン

ヘルカイザー
手札：２枚
LP：５０００
場：サイバー・フェニックス、未来融合、伏せカード×２

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・・・」

ヘルカイザー「俺のターン！俺は手札から、プロト・サイバードラゴンを召喚！」

プロト・サイバー・ドラゴン
効果モンスター
星３/光属性/機械族/攻１１００/守６００
このカードのカード名は、フィールド上に表側表示で存在する限り
「サイバー・ドラゴン」として扱う。

ヘルカイザー「さらに俺は、魔法カード死者蘇生を発動！未来融合で墓地に送ったサイバー・ドラゴンを、１体特殊召喚！」

サイバー・ドラゴン
効果モンスター
星５/光属性/機械族/攻２１００/守１６００
(1)：相手フィールドにモンスターが存在し、
自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。

扶桑「も、モンスターを次々と・・・なんて速さなの・・・！」

ヘルカイザー「まだだ！俺は手札から融合を発動！」

ヘルカイザー「プロト・サイバー・ドラゴンはフィールド上にある限り、サイバー・ドラゴンとして扱う！」

ヘルカイザー「俺は場の２体のサイバー・ドラゴンを融合！」

ヘルカイザー「融合召喚！サイバー・ツイン・ドラゴン！」

サイバー・ツイン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星８/光属性/機械族/攻２８００/守２１００
「サイバー・ドラゴン」＋「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
このカードは１度のバトルフェイズ中に２回攻撃する事ができる。

扶桑「ま、まだよ！」

扶桑「相手が３体以上のモンスターの召喚に成功したターン、このカードを手札から特殊召喚できるわ！」

扶桑「機動要犀トリケライナーを、守備表示で特殊召喚！」

機動要犀トリケライナー
効果モンスター
星６/闇属性/機械族/攻１６００/守２８００
相手が３体以上のモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功したターンに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、このカード以外のカードの効果を受けず、
お互いのスタンバイフェイズ毎に守備力が５００ポイントダウンする。

ヘルカイザー「だが貴様のモンスターはがら空きだ！」

ヘルカイザー「サイバー・ツイン・ドラゴンの攻撃！裏守備モンスターを破壊！」

ヘルカイザー「エヴォリューション・ツイン・バースト！！」

裏守備モンスター→レベル・スティーラー
効果モンスター
星１/闇属性/昆虫族/攻６００/守０
(1)：このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
アドバンス召喚以外のためにはリリースできない。
(2)：このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのレベル５以上のモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターのレベルを１つ下げ、
このカードを墓地から特殊召喚する。

扶桑「ああっ、モンスターが・・・」

ヘルカイザー「俺はこれでターンエンド」

扶桑
手札：１枚
LP：３９００
場：トリケライナー、デンジャラスマシン

ヘルカイザー
手札：０枚
LP：５０００
場：ツイン・ドラゴン、フェニックス、未来融合、伏せカード×２

扶桑「でも、何とか凌いだわ・・・」

ヘルカイザー「だがトリケライナーの攻撃力、守備力は、スタンバイフェイズ毎に５００下がる」

ヘルカイザー「次のターンで破られることに変わりはない！」

扶桑「ま、まだよ！私のターン、ドロー！」

扶桑「もう一度デンジャラスマシンの効果！今度こそ、ツイン・ドラゴンを・・・！」

６

ヘルカイザー「６の目・・・デンジャラスマシンは破壊される」

扶桑「」

扶桑(装甲も駄目・・・速度も駄目・・・)

扶桑(運も駄目・・・)

扶桑(やっぱり、私たちなんて・・・)

扶桑「・・・レベル・スティーラーは、墓地にいるとき」

扶桑「場のレベル５以上のモンスターのレベルを１下げることで、特殊召喚できるわ」

扶桑「トリケライナーのレベルは６、１下げて、守備表示で特殊召喚」

扶桑「さらに、私の墓地にはもう１体レベルスティーラーがいるの。こっちも特殊召喚するわ」

ヘルカイザー「デンジャラスマシンで捨てたカードか・・・だが、無駄な足掻きだ」

扶桑「私はモンスターを裏守備表示でセット、ターンエンド・・・」

扶桑
手札：１枚
LP：３９００
場：トリケライナー、レベル・スティーラー×２、裏守備モンスター

ヘルカイザー
手札：０枚
LP：５０００
場：ツイン・ドラゴン、フェニックス、未来融合、伏せカード×２

ヘルカイザー「俺のターン！この瞬間、未来融合の効果発動！」

ヘルカイザー「来い！サイバー・エンド・ドラゴン！」

サイバー・エンド・ドラゴン
融合・効果モンスター
星１０/光属性/機械族/攻４０００/守２８００
「サイバー・ドラゴン」＋「サイバー・ドラゴン」＋「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1)：このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

ヘルカイザー「サイバー・エンド・ドラゴンは、守備モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与える！」

扶桑「そ、そんな！」

ヘルカイザー「サイバー・エンド・ドラゴンで、トリケライナーに攻撃！エターナル・エヴォリューション・バースト！！」

扶桑「手札のアルカナフォースＸＩＶ－ＴＥＭＰＥＲＡＮＣＥの効果！」

扶桑「手札から捨てることで、戦闘ダメージを一度だけ無効にできるわ！」

ヘルカイザー「まだだ！サイバー・ツイン・ドラゴンは、２回攻撃できる！」

ヘルカイザー「レベル・スティーラー２体を攻撃！エヴォリューション・ツイン・バースト！！」

扶桑「ううう・・・」

ヘルカイザー「さらにサイバー・フェニックスで、裏守備モンスターを攻撃！」

裏守備モンスター→シャインエンジェル
効果モンスター
星４/光属性/天使族/攻１４００/守８００
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力１５００以下の光属性モンスター１体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。

扶桑「シャインエンジェルの効果、破壊された時、デッキから攻撃力１５００以下の光属性モンスター１体を、表側攻撃表示で特殊召喚できるわ」

扶桑「私は２体目のシャインエンジェルを特殊召喚、これで・・・」

ヘルカイザー「終わったと思ったか？俺は速効魔法、融合解除を発動」

扶桑「え・・・？」

ヘルカイザー「俺はサイバー・エンド・ドラゴンを融合デッキに戻すことで、素材のサイバー・ドラゴン３体を、フィールドに特殊召喚する」

扶桑「あ、ああ・・・・・・！」

ヘルカイザー「サイバードラゴンで攻撃！」

ＬＰ：３９００→３２００

扶桑「痛い、痛いわ！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ヘルカイザー「出てくるもう１体のシャインエンジェルに攻撃！」

ヘルカイザー「そしてプレイヤーへダイレクトアタック！エヴォリューション・バースト！！」

ＬＰ３２００→２５００→４００

扶桑「嫌あああああああああああああああああ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ヘルカイザー「俺はこれでターンエンド」

ヘルカイザー「さあ、お前のターンだ」

扶桑「・・・・・・・・・・・・・・」

扶桑
手札：０枚
LP：４００
場：なし

ヘルカイザー
手札：０枚
LP：５０００
場：ツイン・ドラゴン、ドラゴン×３、フェニックス、伏せカード×２

ヘルカイザー「どうした。カードを引け」

扶桑「もういいわ・・・もういいのよ・・・」

ヘルカイザー「何？」

扶桑「もう疲れたの・・・もう嫌なの」

扶桑「欠陥戦艦と呼ばれて・・・誰にも勝てず・・・」

扶桑「そんな人生なら、いっそ終わらせて・・・」

ヘルカイザー「お前はそれでいいのか？」

扶桑「ええ、もう一思いに改修素材に・・・」

ヘルカイザー「嘘を言うな！！」

扶桑「！！」

ヘルカイザー「お前はもがき続けていた」

ヘルカイザー「自分の弱さに抗おうとしていた」

扶桑「もう、そんなことをしても無駄よ・・・」

ヘルカイザー「ならお前は求めたことがないのか！勝利を！」

ヘルカイザー「一度でもそう思ったことが無いのか！」

ヘルカイザー「自分自身にさえ嘘をつくというのか、フソウ！」

扶桑「じ、自分自身に・・・」

扶桑「・・・・・・・・・・・・」

扶桑「・・・・・・・・・」

扶桑「・・・・・・嫌よ・・・」

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・・・・」ﾆﾔﾘ

扶桑「敗者は、嫌・・・・・・・！」

扶桑「伊勢、日向には・・・負けたくないいいいぃぃぃぃ！！」

扶桑「どんな形でもいいわ・・・私は勝ちたい」

扶桑「欠陥戦艦と言われてから、私はずっと誤魔化し続けてきたわ・・・」

扶桑「生まれたときからの不幸なら仕方ない。設計は変えようがないって・・・」

扶桑「でも違う・・・私は飢えている！乾いている！勝利に！」

扶桑「他の艦を改修素材にしてでも、私は！！」

扶桑「私のターン、ドロー！！」

ヘルカイザー(・・・・・・ふっ、懐かしい台詞だな)

ヘルカイザー「だがお前の場にカードは無い。手札も今のドローのみ」

ヘルカイザー(さらに俺の伏せカードは『ミラーフォース』と『パワー・ウォール』)

ヘルカイザー「さあ、ここからどう勝つ？」

扶桑「私が引いたカードは魔法カード、カップ・オブ・エース！！」

ｷｰﾝ　ｷｰﾝ　ｷｰﾝ

ヘルカイザー「またギャンブルか」

カップ・オブ・エース
通常魔法
コイントスを１回行う。
表が出た場合、自分はデッキからカードを２枚ドローする。
裏が出た場合、相手はデッキからカードを２枚ドローする。

扶桑「正位置なら私が、逆位置ならあなたがカードを２枚ドローする」

扶桑「そして結果は・・・」

ｷｷｰﾝ

扶桑「正位置！２枚ドロー！」

ヘルカイザー「ふん、だがその程度で・・・」

扶桑「そして私は、今引いた２枚目のカップ・オブ・エースを発動！」

ヘルカイザー「なんだと！？」

扶桑「正位置！さらに３枚目のカップ・オブ・エース！」

扶桑「当然ッ！正位置ィ！！」

ヘルカイザー「１枚の手札を、４枚に増やしただと・・・！」

扶桑「さらに私は速効魔法、サイクロンを２枚発動！２枚の伏せカードを破壊！」

ヘルカイザー「何！？サイクロンは制限カードではないのか！？」

ヘルカイザー「だが俺の場にはまだ、５体のモンスターが残っているぞ？」

扶桑「サイバー・ドラゴン・・・ふふふ、随分と苦労したわ・・・」

扶桑「でももう関係ない・・・あなたにターンは回さない・・・！！」

ヘルカイザー「何！？」

扶桑「私は永続魔法、神の居城－ヴァルハラを発動！」

扶桑「１ターンに１度、手札から天使族モンスターを特殊召喚できるわ！」

扶桑「これが生き残るための、私の足掻きよ！！アルカナフォースＸＸＩ－ＴＨＥＷＯＲＬＤ！！」

アルカナフォースＸＸＩ－ＴＨＥＷＯＲＬＤ
効果モンスター
星８/光属性/天使族/攻３１００/守３１００
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
コイントスを１回行い、その裏表によって以下の効果を得る。
●表：自分のエンドフェイズ時に自分フィールド上の
モンスター２体を墓地へ送って発動できる。
次の相手ターンをスキップする。
●裏：相手のドローフェイズ毎に、
相手の墓地の一番上のカードを相手の手札に加える。

扶桑「ＴＨＥＷＯＲＬＤの効果！当然正位置ィ！」

扶桑「私はＴＨＥＷＯＲＬＤでサイバー・ツイン・ドラゴンを攻撃！オーバー・カタストロフ！！」

ＬＰ：５０００→４７００

ヘルカイザー「ぐあっ・・・・・・！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

扶桑「そして私は、墓地にいる、２体のレベル・スティーラーの効果を発動！」

扶桑「レベル８のＴＨＥＷＯＲＬＤのレベル２つ下げて、２体を特殊召喚！」

扶桑「そして２体のレベル・スティーラーをリリ―スして、トラゴエディアを召喚！」

扶桑「トラゴエディアの攻撃力は、私の手札１枚につき、６００ポイントアップする」

トラゴエディア
効果モンスター
星１０/闇属性/悪魔族/攻？/守？
(1)：自分が戦闘ダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2)：このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の数×６００アップする。
(3)：１ターンに１度、手札からモンスター１体を墓地へ送り、
そのモンスターと同じレベルの相手フィールドの
表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールを得る。
(4)：１ターンに１度、自分の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。
このカードのレベルはターン終了時までそのモンスターと同じになる。

ヘルカイザー「だがお前の手札の枚数は０、攻撃力も０になる！そしてバトルフェイズは終了した！」

扶桑「墓地のレベル・スティーラー２体の効果、トラゴエディアのレベルを２つ下げて特殊召喚」

扶桑「そしてエンドフェイズ、ＴＨＥＷＯＲＬＤの正位置の効果」

扶桑「自分のモンスター２体を墓地に送ることで、相手のターンをスキップする！」

ヘルカイザー「なっ・・・・・・！」

ヘルカイザー「そうか、トラゴエディアは１ターンに１度、墓地のモンスターとレベルを合わせることが出来る」

扶桑「トラゴエディアによって、私は無限にレベル・スティーラーを生み出し、ＴＨＥＷＯＲＬＤのコストに出来る・・・」

扶桑「あとはあなたの場を殲滅するだけよ・・・！！」

扶桑「私のターン！！ＴＨＥＷＯＲＬＤの攻撃！！」

扶桑「オーバー・カタストロフ！！グォレンダァ！！」

ヘルカイザー「ぐおおおおおおおおあああああああ！！」

ＬＰ：４２００→０

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・・」

ヘルカイザー(ふっ・・・どうやらこの世界かｒあ、元の世界に帰るらしいな・・・)

ヘルカイザー(とんだ弟子を持ったものだ)

ヘルカイザー(・・・・・・俺はもはやまともにデュエルできる身体ではない)

ヘルカイザー(これからは、俺自ら後輩を育ててくのも、悪くないかもな・・・)

ﾌｯ

扶桑「！！」

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・・」

ヘルカイザー(ふっ・・・どうやらこの世界から、元の世界に帰るらしいな・・・)

ヘルカイザー(とんだ弟子を持ったものだ)

ヘルカイザー(・・・・・・俺はもはやまともにデュエルできる身体ではない)

ヘルカイザー(これからは、俺自ら後輩を育ててくのも、悪くないかもな・・・)

ﾌｯ

扶桑「！！」

間違えました、>>40の修正です

ヘルカイザー「・・・・・・・・・・・・」

ヘルカイザー(ふっ・・・どうやらこの世界から、元の世界に帰るらしいな・・・)

ヘルカイザー(とんだ弟子を持ったものだ)

ヘルカイザー(・・・・・・俺はもはやまともにデュエルできる身体ではない)

ヘルカイザー(これからは、俺自ら後輩を育ててくのも、悪くないかもな・・・)

ﾌｯ

扶桑「！！」

扶桑「なっ・・・・・」

扶桑「き、消えた・・・・・・」

扶桑「ヘルカイザーさん・・・・・・」

扶桑「・・・・・・・・・・・・」

扶桑「私は・・・」

扶桑「勝利をリスペクトします・・・！！」

山城「姉さま、ただいま帰りました」

扶桑「山城、デュエルディスクをつけなさい。この腕輪も」

山城「え？どうしたんですか、姉さま・・・」

扶桑「私のことはヘル姉さまと呼びなさい」

山城「へ、ヘル姉さま！？」

扶桑「さあ！早くつけなさい山城！」

山城「でも何故いきなりデュエル・・・」

扶桑「伊勢、日向に勝つためよ！ＴＨＥＭＡＧＩＣＩＡＮでダイレクトアタック！」

山城「痛あああああああああああああああ！！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

山城「い、痛いです、苦しいです、姉さま・・・何故、こんな仕打ちを・・・」

山城「ああ、なるほど！これが姉さまの愛の形なんですね！」

扶桑「勝利をリスペクトしなさい！！」

山城「姉さまああああああああああああんんんんんんっっっ」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

扶桑「今日こそ勝つわよ日向！私のターン！」

山城「頑張ってヘル姉さま！」

扶桑「私はモンスターを裏守備表示でセット！ターンエンド」

日向「行け瑞雲」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

扶桑「なんでえええええええええええ！？」大破

山城「姉さまー！！」

終わり

最後まで読んでいただきありがとうございました
またどこかでお会いできれば幸いです

扶桑「伊勢、日向には…負けたくないいぃ！！」ヘルカイザー「消えろ！敗者は！」

扶桑「伊勢、日向には…負けたくないいぃ！！」ヘルカイザー「消えろ！敗者は！」 (60)

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