探偵「お前が犯人だ!」「いえ、違いますが…」(768)

探偵「最初から分かってたよ……君が犯人ってね」

容疑者「いえ、違います」

探偵「なぜそう言い切れるのだ!」

容疑者「だって私はその時間警察に事情聴取受けてましたし」

探偵「………」

警察「そういうことだよ。探偵。そいつは8時から
   事情聴取受けてもらってます」

探偵「ふふ、わかってる。わかってるよ!すまんね、君はおとりだ!」

容疑者「ωω ω<ナ、ナンタ゛ッテー」

探偵(え、えっと、えっと……)

探偵「実はな、君が犯人になってもらうことでちょっと真犯人には
   油断してもらったのさ!」

助手「サスガっす!先生サスガっすー!一生ついていきます!」

探偵「真犯人はー……お前だ!そこの目だしマスクを被ったお前!
   ∑(・ω・9m)」

犯人「そうだよ……いつわかった?」

探偵「最初からわかった……なぜなら顔に『はんにん』
   って書いてあるからな!」

犯人「そうさ、俺がやったんだ……連れて行ってくれ」

探偵「ふっ、一軒落着。と」

警察「納得いかねー」

助手「すげーっす!パネェっす!ついていきます!付き合ってください!」

探偵「はっは!付き合うのならもうしてるじゃないか!」

助手「そうでしたね先生♡」

探偵「チューするか!事件解決祝いのチュー!んーっ!んーっ!」

警察「おーいもう帰ってもらっていい?」

探偵「結局帰らされた」

助手「いいじゃないっスか!二人きりの時間♡」

探偵「そうだな助手!はっはっは!」ヒ゜ーンホ゜ーン

助手「チッ、私見てくるっす!」

探偵「うむ。頼む。」

カ゛チャッ

助手「いらっしゃいませ!硝煙の修羅場探偵事務所へ!」

依頼主「すいません、お仕事の前に、
    なんでこんな名前の事務所に?普通、ご自分の名前とか」

探偵「いやぁ、助手と一緒にどんな名前にしようか考えてたら
   『中学時代の思い出話』になっちゃって、
   じゃああの頃使ってたニックネームでいいかってなって」

依頼主「それで『硝煙の修羅場探偵事務所』…
    漢字多っ!読みづらっ!そしてダサッ!」

助手「な、なんスか!いいじゃないスか!大丈夫ですよ先生!
   超絶かっこうぃぃっす!考えつきませんでした!」

探偵「そ、そうかなぁ……////」

探偵「あ、んん、さて、ご依頼の方は…」

依頼主「はい。あたし、息子がいるんですけど、
    数年前に『三味線とリコーダー買ってくる』
    って出て行ってしまってから音信不通なんです…」

依頼主「お願いです!探してきてくれませんか?」

探偵「ひとつ、おたずねしてよろしいですか?
   出て行ったとき、息子さん何歳でした?」

依頼主「8歳です」

探偵「うっほうショタペロペロ(^ω^)

助手「先生…………」

探偵「い、いや!違うぞ?お前が一番だからな?」

助手「キャッ☆せんせーったら大胆♡」キ゛ュッ

探偵「さて、どこかアテは?」

依頼主(抱きついたままだがいいのだろうか)
   「ええ、もうアテは探し尽くしましたし…あ」

探偵「どこか場所が?」

依頼主「あのコが行ける場所といったら…ギリシャしかない!」

探偵「え、なんでだよ!」


⊂ニニ(^ω^)ニニニ⊃フ゛ーーーン
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「飛行機です」

助手「飛行機っスね!」

探偵「ちょっとロイヤルスイート室しかとれなかったけど我慢してくれよ?」

助手「やっぱ先生サイコーっす!フカフカっす!」

探偵「まぁ今日偶然ロリ…じゃなくてロイヤルスイート室をとる人が
   二人しかいなかったなー」

助手「!?カ゛タッ」

探偵「どうしたね?」

助手(やったっス!やったっスよ神様!先生と二人きりってことは…)

探偵『もう我慢できない…』

助手『ちょっと…先生……////』

助手(そして!彼は猛り狂う己自身を!私の秘所へぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!)

助手「フォォォォォォォォォエハ゛ァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

探偵「!?」

探偵「ど、どうしたんだ助手?」

助手「先生早く!私の◎◎◎に早く先生のアレをぉぉぉぉぉぉ!」

探偵「じょ、助手!/////やめないか全く!」

助手「先生……………(´・ω・`)」

探偵「現地に着いたら……な?」

助手「(´・▽・`)…………!!はい!」

探偵「さてと、仕事しようか」

探偵「たしか息子が出て行ったのが4年前。今だったら12歳。
   そんなコがギリシャに何をしに…」
『三味線とリコーダー買ってくる』

探偵「三味線とリコーダー…か」

助手「せんせー!陸が見えてきたっスよーっ!」

探偵「ん?あぁ。そうだな。」

助手「」キラキラ

探偵「…」ス゛キューン

探偵「いきなり始めたので私について
   知らない方も多いだろうってか知らないだろう…」
探偵「私は一応5年前からこの『硝煙の修羅場探偵事務所』をやっている」
  「助手は創立時に拾った孤児だ。私が育て上げたため見事に巨乳だ。」
  「一応私は男だが探偵だからやっぱり私じゃなきゃなぁとか思ってたらいつのまにか私になってた。」

探偵「そして警察にもよく厄介になっている。やはり私が優秀すぎてイケメンだからである。」

助手「空港!空港っス!先生!!」

探偵「ったくしょーがないなー!!!私がいないとなんも出来んからなーーーwww」

探偵「着いた。どうする?とりあえず国歌歌うか」

助手「そうします!何番までっスか?」

探偵「私の雑学だとギリシャの国歌は156番まである。もちろん全部歌わないが。」

助手「全部歌ってる暇ないっス!」

探偵「そもそも何で歌おうとしてたんだろう。頭おかしいのか私は。」

助手「大丈夫っス!超絶頭いいっス!」

探偵「そ、そうかなぁ……そうかなぁ!!///」

探偵「なぁ、写真持ってる?」

助手「はいっス!」

探偵「ふむ。いいショタだ。だが私はロリの方が好きだ。jsペロペロ」

助手「む、早く探しに行きましょう!」

探偵「しっかしアテがなぁ……」

助手「大丈夫っス!自分、こう見えて人脈あるんで!」

探偵「ほ、ホントか?」

助手「はいっス!ちょっと電話かけるっス!」

探偵「お、おう」

10分後……

助っ人「うーっす、助手さんお久っす」

助手「おう、助っ人!紹介する、先生でフィアンセの探偵先生!」

探偵「フィアンシェ、違うな、もういいやどうも探偵です」

助っ人「で、何するんスか」

助手「ああ、このコ探しに来て…」

探偵「ふむ。依頼でな」

助っ人「このコなら最近までシベリアの森に居て、今うちのバーで働いてるっスよ」

探偵「シベリアにも居たの!?」
助手「しかも森かよ!」

探偵「これは事件だ…」

助手「海外行ってる時点で事件っス先生!」

探偵「さて、そのバーに行こうか」

助手「うっす!車探します!」

探偵「いや、いいよ。手配したから。」

助手「(´・ω・`)」

探偵「あーもしもし?手配とりやめで。ええ、こっちで探します」

助手「(´ ・▽・`)

2時間後……………

助手「すいません先生!こんだけかかって!」

探偵「いや、いいよ。鼻水凍った時はちょっとシバこうかと思ったけど何かいいやだるい」

助っ人「うっす、着いたっス。バーっす。」

助手「うむ、ご苦労。」

探偵「うむ、ごk…てめぇ!」

助手「(´・ω・`)」

探偵「いや、いいよ別に。一回くらい言っても」

助手「(´・▽・`)」

カ゛チャッ……

探偵「中々静かな雰囲気でいい。が、キツい酒ばかりだ。やはり探偵はバーボン派でなければ。」

助手「渋い!渋いっス先生!」

助っ人「あのコがホラ、探してるコ」

少年「ピャーピャラピャーピー!」

探偵「静かな雰囲気が台無しだが中々うまいな」

助手「早く!とりおさえませう!」

探偵「まぁ待て。とりあえず聞こう。おーい、坊ちゃん。」

少年「!?」ヒ゛クッ

少年「誰?おじさん達。日本語しゃべれるの?」

探偵「おじっ……私達はね、仕事で君の親から探すよう言われた。出来れば戻って来て欲しいと。」

助手「そうっス!戻ってくるっスよ!」

少年「い、イヤだ」

探偵「?なぜかな?」

少年「ぼく、こっちがいい。あっちは何だかわかんないけど、よく警察の人に疑われるんだ。例えば……」

カ゛シャーン!フ゜ーフ゜ーフ゜ーフ゜ー!

ガキ1「やっべ!警報鳴った!」
ガキ2「逃げようぜ!」
ガキ3「こいつらの性能うpはよ(ハ゛ンハ゛ン」

警察「お前だな!空気銃使ってガラス割ったのは!」

少年「意味プーさん訳ピグレット」

警察「早く来い!」

少年「……なんてこともあったし、帰りたくないし」

探偵「バッキャロウ!親御さんも心配してるし帰りは私達がついているから平気だ!」

探偵「あとそこのお姉さんに帰りはパフパフしてもらえるぞ!」

少年「ぼく、帰るよ!」

助手「私っスか!?パフパフって私っスか!?」

探偵「一軒落着だな!はっはっは!」

助手「なんか釈然としませんがすげーっス!先生すげーっス!」

探偵「帰ったら飲むか!そして助手を抱くか!」

助手「もう!先生……/////ハァハァ」

⊂ニニ(〠д〠)ニニニ⊃フ゛ーンフ゛ンシャカフ゛フ゛ンフ゛ーン!
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「飛行機です」

助手「飛行機っス!」

少年「ハァハァもにゅもにゅする飛行機はふはふ」

探偵「こらこら少年、もうちょっとこう手のあたりを…」

助手「先生!何を指導してんスか12歳のショタに!」

探偵「大人のエレベーター、いや、エロベーターだ」

助手「さっきの風より寒いっス先生!」

少年「はふはふ」

探偵「空港です」

助手「空港っス!……ンンッ/////」

少年「はふはふくんかくんかペロペロ」

探偵「少年、母親が迎えに来るからそれやめといて。シャツの中に顔いれんのはやめとこう」

少年「しゅん…」

勉強してくるぜ離脱ノシ

探偵「あ、来た来た。おーいこっちでーす」

依頼主「ああ!もうどこに行ってたの……
    どうしてたんですか?このコ。」

探偵「ええ。実は……

ーーーーーーーーーー

…という訳だったんです」

依頼主「ホントにもう……ちゃんと違うって言うのよ?」

少年「うん……わかった……」

探偵「あ、料金はこの口座に……」

依頼主「あ、はい。ありがとうございました!ほら、挨拶!」

少年「おじさんとお姉さん!バイバイ!」

助手「疲れたっス……はぁ……」

探偵「さて、一仕事ついた。銀行行って食費おろすぞ」

助手「そうスね!今晩は仕事から帰ってきた祝いで色々食べたいっス!」

探偵「よっしゃ!すき焼き食うぞ!」

助手「楽しみっス!」

ウイーン。強盗「オラァ!手ぇあげろ!」カ゛チャッ

探偵「m700か。面倒な。」

強盗「オラぁ!騒いだらこいつの命はねぇぞ!」

少年「……ヒ゛クヒ゛ク」

探偵「またお前かよ!」
助手「またお前かよ!」

警察「また君か!」

探偵「む、なぜ私の商売敵がここにいる?」

警察「今日オフだから普通に預金しに来たら強盗してたんだよ」

探偵「なんたる役立たずだ」

警察「なんだと!ちゃんとオフでも拳銃と警棒とうまい棒は
   常備してるぞ!おやつは300円以内!」

探偵「使われすぎてカビの生えたセリフを……全く、ユーモアも何もない」

警察「へっ!何もないよりかはマシさ!」

強盗「てめぇら!喋ってんじゃねぇ!このショタをペロペロするぞ!」

少年「やめてー!あのお姉ちゃん以外ペロペロされたくないー!」

助手「私はいいんスか!」

探偵「……!ちょっと作戦を思いついた。警察!助手!ちょっと来い」

…………………
警察「わかった。それならイケるぞ」
助手「わかったっス!自分プライド捨てるっス!」

探偵「作戦、開始!」

探偵「いいか、まず最初に助手は裏に回って逃げて警察呼んどけ。
   カミソリの刃貸してやる。」

探偵「警察、まずは相手を一旦落ち着かせて時間稼げ。
   あとうまい棒を砕いて床に撒いとけ。」

探偵「これで万事、うまくいく……はず」

警察「いやー、最近寒いっすねー、鍋なんか好きなのないっすか?」

強盗「あぁ!?冬と言ったらキムチ鍋だろうが!
   あの温かくて水が欲しくなるような焦燥感が大好きだコラァ!」

警察「あぁ!俺も好きでねー、キムチ鍋。最高っすよねー!」

強盗「最近の奴らはよう!やれモツ鍋だーやれすき焼きだって、
   ゼータクなんだよ!」

警察「ホントだよ!うちなんか鍋って白菜鍋しか食っとらんわ!」

強盗「お、おう、中々わかる奴だ……」

警察「でしょ?ホントにバカばっかだよ最近の野郎とかリア充は……」

強盗「全く最近めーちゃん全然メールくれないし最近なにやっt」ト゛カ゛シャァァァァァァァん

強盗「くっ…なんだ!?」

警察「警棒発動!結構腹にくるぜ!せいぜい力かけてな!」
ト゛カ゛ッ

強盗「ぐぁぁっ!くっ、まだまだ…」ツルッツルッ

強盗「あれ?うまい棒!?」

警察「うまい棒踏んでんじゃねぇぇぇぇぇ!!」
ト゛カト゛カト゛カ゛ト゛カ゛シッ

警察「びっくりしたよ……なんで天井から落ちてきたんだ?」

助手「知らないっスけど、先生にこっそり警察呼んで天井裏で待ってろ、と」

警察「天井が脆いことを知ってたんだな……嗚呼うまい棒」

探偵「ナイス。うまくやったな。強盗も警察呼んでたからすぐ引き取られたし。」

警官「ちょっと事情を…あ!警部!なにやってるんですか!」

警察「うるせぇ!今日はオフだ!」

警官「それに…ええと、何事務所だっけ」

探偵「ム、硝煙の修羅場事務所の探偵と助手だ!」

助手「どうもっス!助手っス!」

警察「チッ、これで一個貸しができちまった。この作戦がなかったら
   こうもうまくいってなかった。ありがとよ」

探偵「ふん。食費が下ろせないからな。仕方なくだ。
   あと、事件の匂いが来て、飛びつかない探偵はいない!」

警察「普通飛びつかねーよそんなもん。」

警官「大変です!六丁目のカフェで別の立てこもりが!」

警察「……どうする?どーせ来んなっつっても来るだろ?」

探偵「もちろんですよ。探偵ですから」

助手「……すき焼きも、今夜にとっときましょう!」

探偵「さて、カフェ行くか。助手。」

助手「はい!先生!」

   完。

つーか終われ!でも不完全燃焼だから時間あったら別編書きたい!
このスレで!ありがとうございました!

探偵「さて、時間に余裕もあるし暇なので
   続きを語ろうか」

助手「マジっスか!私達のラブラブシーンもあんまりないし
   いいと思うっス!」

探偵「じゃあどうする?あんまり人も集まってないけど
   安価にしとく?」

助手「いえ!危険っス!自分達で決めた方がいいっス!」

探偵「じゃあ私達で決めるか」

カランカラーン

店員「おめでとうでごさいまーす!
   二等の、温泉旅行でございまーす!」

助手「むをっ!やった!やったっスよー!」

店員(おかしいな二等の玉1400個あるうちの2個なのに……)

助手「すげーっス!久々に旅行っスー!」

助手「そして先生に思いっきり襲ってもらうっス!
   きゃー!///」

モブ「なにやってんのあの娘……」
  「さぁ……」ヒソヒソ

探偵「なに?温泉旅行?いいね、体を癒したいと思ってたところだ」

助手「なんと……当てたっス!じゃーん!」

探偵「す、すごいぞ!よし、行こう!
   えーっと、【何日かいません】……っと。」

助手「すげーっス!超アバウトっス!かっこいいっス!」

探偵「そ、そうかなぁぁ!!///」

    ∧_∧
  _(´・ω・`)_
 / (  つ┳つノ \

./    ̄ ̄ ̄ ̄  ヽ
.|  /    \ |
.|   ●   ●  |
.|         |
.ヽ   (_人_) ノ

~~ ◎-――――◎ フ゛フ゛フ゛ーン


探偵「バスです」

助手「バスっスね!」

探偵「小説とかコ◯ンとか割とここらへんで
   登場人物紹介するもんだよね」

助手「そうなんスか?」

探偵「そうだよ。こう、『おっ、偶然ですねぇ。あなた達も…』
   みたいな。」

助手「なるほど!わかったっス!」

警察「ん?なんだお前ら。来てたのか」

助手「こういうことっスか!先生!」

探偵「だいたい合ってるな」


探偵「君も当たってたのか?旅行に」

警察「よくわかったな。偶然お米買ったら結構福引き券が
   ついてきたからやってみたらお米券と旅行が当たったんだよ」

探偵「もうお米いらんだろ」

助手「お米券恵んでくださいっス!」

警察「ダメだ。田舎に送るから。お米券。」

探偵「買った米の方送れよ。お米券使うところすくねぇぞ」

警察「じゃあお米券やるよ。ホラ」ホ゜イッ

探偵「きゃっふぅぅぅぅ!」
助手「やったぁぁぁぁぁ!」

警察「恥じらいって知ってる?」

バス『まーもーなくぅぅ!目的地に着きますのでぇぇぇぇ?
   それまで私のベース聞いて待っててくださぁぁぁぁぁい!』
キ゛ュィィィィィィィィィン!!!!

探偵「なかなか上手いな。習いたい」

助手「ホルンなら自分やってたっス!」

警察「三味線なら出来るぞ。津軽三味線。」

探偵「なんでみんな音楽やってんの?私リコーダーしかできないよ?」

警察「あっはっは!リコーダーか!だはははははは!」

助手「む!先生はこう見えて野生の猛獣と言われるほど上手いっス!」

探偵「そ、そうだぞ!」

警察「おっとこんなところに丁度いいリコーダーが」

探偵「なんであるのっ!?」

助手「丁度いいっス!見せつけてやるっスよ!先生!」

探偵「う、うむ」

探偵「~♪~~っ♬♪♩~~~♬♩♬♬♪!!」

警察「う、上手い……ビートルズメドレーまで……」

警察「しかも息継ぎをどこでしているんだ!?アニソンメドレーまでした!」

助手「先生、こいつos-宇宙人合わせて熱唱してましたよ」

探偵「はははははは!ハレ晴れユカイだってできるぞぉ!」

助手「ベースとリコーダーがコラボしてバスの中盛り上がりましたっス!」

探偵「すごかった……疲れた」

警察「熱唱したんでキツかった…」

バス『あ、目的地にぃ?つぅぅぅぅぅぅぅぅいぃぃぃぃたぁぁぁぁぁ!!!』

探偵「着いたようだな」

助手「すごいっス!和風っス!」

警察「おーすごいなーなんか当たったの俺らだけみたいだけど」

探偵「まぁいいじゃないか。女将さん若いし」

助手「先生!浮気っスか!浮気なんスか!」

探偵「そーんなわけなーいよー♡」

助手「そーうでーすよねー♡」

警察「恥じらいって知ってる?」

警察「で、なんでお前らと同じ部屋なんだよ!」

探偵「私だって問いたいね。なぜ君が居る。私達の夜の営みが台無しだろ」

助手「そうっス!邪魔っスよ!」

警察「すいません、女将、別の部屋ありません?」

女将「あ~りま~すよぉ~?」

警察「お願いします!」

女将「わっかりま~したぁ~」
スタスタスタ…
女将「こことぉ~、こことぉ~、ここの三部屋ですぅ~
   いかがなさいま~すかぁ~?」

警察「うーむ、景色がいいのが二番目だが、どうしてお札?」

女将「そこに泊まったらぁ~み~んな死んじゃったんですよぉ~」

警察「ふん。曰くつきか。悪くない。」

女将「そぉ~でぇ~すかぁ~ではここでお泊まりいただきますぅ~」

警察「ふむ。ありがとう」

キーンコーンカーンコーン
『お食事の用意が出来ました。大広間にお集りください』

警察「流石にあの女将のアナウンスじゃダメか」

探偵「メシか。温泉の前にはいいな」

助手「わーい!ご飯!ご飯っス!」

警察「腹減ったなー」

探偵「おぉ!すごいぞ!鯛飯!鯛飯ー!」

助手「すごいっス!舟盛り!舟盛りー!」

警察「すげーなコレ。焼き肉もあるよ。……ん、他の客も来てるのか」

カップル男(以下男)「おっ、すごいなぁ。好きなモノばっかりだ」

カップル女(以下女)「もー!食いしん坊だねぇ♪」

男「うふふ……」
女「あはは……」

警察「……チッ!」

探偵「おや?貴方も宿泊予定ですか?」

小説家「ええ、はい。いい作品が書けそうなので……」

探偵「ほほぅ。原稿出来たらちょっと拝見していいですか。
   小説好きなんですよ」

小説家「ええ、もちろん……ん」チラッ

助手「?なんスか?」キュヒ゜ーン

小説家「………っっ///いえ、なんでもありません。失礼しました」

助手「???」

探偵「いやー、メシ美味かったな。風呂行くか!」

助手「そうするっス!準備するっス!」


2番部屋
警察「そろそろ風呂入るかぁ……」

露天風呂 カコーン…

探偵「まさか混浴とは」

助手「先生!月!綺麗っス!」

警察「んだよ、お前ら来てたのか」

探偵「およびではない。帰れ」

助手「そうっスそうっス!風呂場行って体洗うっス!」

探偵「じゃあ後で体流してもらうか」

助手「はい先生!」

警察「チッ」

風呂場 カ゛ラッ

男「はー気持ちいいなー」

女「そうだね♡」

男「でも今夜は、君と気持ちよくなりたい…」

女「きゃっ♡えっち♡」

警察「部屋に帰れお前ら」

2番部屋
警察「ったく、バカップル二組のせいでロクに風呂も入れなかった…
   羨ましい……」

警察「トイレ行って寝よ」

1番部屋
小説家「………」

小説家「助手さん……可愛い……」

3番部屋
男「二人きりだね……」

女「いやん♡」

探偵「いや、中々いい風呂だった、なぁ助手」

助手「はいっス!やっぱ先生のテク最高っス!
   もう風呂の中でエロエロっスね!///」

探偵「ふふ、あそこで興奮しない方がおかしい……」

探偵「……?なんだ?廊下の突き当たりに何か転がってる」

助手「お米券っスかね?」

探偵「なんで落ちてんだよ。行こう」

探偵「!?……女将……?」

助手「こ、これは……!!」

探偵「おい、旅館にいる奴ら全員集めてこい。」

助手「わかったっス!」タ゛タ゛タ゛タ゛

助手「これで全員っス」

探偵「ふむ。トイレ行ってそうそうに寝てた警察」

警察「そうだよ文句あっか」

探偵「あと、小説家さん・喋り方ゆっくり女将さん・バカップル男、女・
   そしてキッチンで食事作ってた調理場のあんちゃん」

助手「ほぼ客っスね!」

探偵「で、突き当たりで女将がケツにフォークが刺さってるのを
   発見したのが、私達……」

助手「第一発見者っス!」

探偵「女将、この旅館の間取り図ありますか?」

女将「はぁ~い、これですぅ~」

助手「失礼するっス!」

探偵「ふむ、二階が私達の泊まっている場所ですね」

探偵「階段を登って3mほどの廊下を歩いてからt路に別れてて、
   左が私達の特別室、そして1、2、3番部屋が
   アパートのように並んでいる、と。」

探偵「で、その階段の下の廊下を出ると大広間のふすまがあり、
   左に真っすぐ行けば調理場、
   右に真っすぐ行けば女将の部屋、
   女将の部屋の前から右に行けば玄関……
   ふむ。迷路か。」

助手「こ、言葉だけだとわけわかんないっス……」

警察「ふふん、俺の出番のようだな」

prrr
警察「おいもしもし警官?ちょっと◯◎◉まで来い。なに?職務?
   バカ、職務で来るんだよ。ウチの捜査班連れてこい」

探偵「部下が大勢いると便利だな」

助手「私じゃ不満っスか!?」

探偵「君一人で充分だよ♡」

助手「もう先生ったら///」

警察「カーッ(゜ )ミ(゜д゜)、ヘ゜ッ」

10分後

警官「警部!ウチの部署も仕事じゃなかったら動かないですよ!
   勝手に呼びださないでください!部長ちょっと怒ってましたよ!」

警察「げ、ヤベ。まぁ撫でればすぐオチるからな部長は」

探偵「すごい。ゾロゾロ出て来た」

助手「すごいっス!化学捜査班もいるっス!」

探偵「さて、私達も協力しようか」

助手「そうっスね!かっこうぃぃっす!」

警察「ちっ、バカップルに先を越されるな!」

警察「なるほど、鈍器で延髄をドカッっと一発、ヤっちゃった訳ですね」

化学班「やめてください。変な勘違い起きます」

化学班「さらに犯人は鈍器で叩いた後、包丁でメッタ刺しですね。
    ケツを。」

警察「ふむ。見た時ケツが濡れてたのは血のせいか」

探偵「聞くところによると、彼女、ケツの部分が敏感でありまして、
   刺されたとなると一発でショック死でしょう。」

警察「うわ!どっから出てきた!」

探偵「最初からいたよな?な?」

助手「はいっス!とりあえずコックには話聞いたっス!」

警察「ふむ。なんと言っていた?」

助手「はいっス!」………

コック「ブー。僕は大広間の食事を運んだ後、ずっと調理場の 
    包丁を磨いていたブー。それで、9時頃に
    『んほぉぉぉぉぉぉ!!』って言うアヘ声が聞こえたので
    すぐに反応しちゃったブー。
    でもどうせまたオ◯ニーでもやってると思って邪魔しないように
    また調理場で包丁磨いたり鍋洗ってたりしてたブー」

助手「って感じっス!ブタでした!」

探偵「なるほど、刺されたのは9時頃か。丁度私達が風呂で
   ヒートアップしてる頃だ」

警察「ふーむ、俺は8時半頃に風呂出ちゃったし、
   容疑がかかるな」

探偵「で、この女将はオ◯ニーした後にガツンとヤられた…っと」

探偵「この場所に速攻で行けるのは、
   風呂上がりの警察・豚のコック・8時10分頃には出ていたバカップル男、女。」

探偵「ただし、警察とバカップル二人は3mある廊下を走らねばならない」

助手「先生!アリバイも調べなきゃいけないっス!」

探偵「そうだな。おい警官!」

警官「なんですか。えーっと……血飛沫の戦場探偵事務所の」

探偵「違う!硝煙の修羅場探偵事務所だ!アリバイ全員分調べとけや。 
   いっつも協力してやってっからな?」

警官「……チッ!わかりましたよ!」

10分後……

警官「全員分のアリバイとれました。警部。」

警察「おう。マジでお前全部の仕事10分で終わらせんな。
   えーとナニナニ……」

男・女「私達、ちょっと夜の営みのため8時10分に出ました。
    それで、そろそろ本番いこうかってなってたときに、
    『んほぉぉぉぉぉ!!』ってアヘ声聞こえちゃって
    そのまま興奮してアレしちゃったんですけど……」

警察「ムカツクだけだな。次!」

女将「そぉ~でぇ~すねぇ~私ぃ~
   コックさぁんのお手伝いさせてもらってたでぇ~すよぉ~
   でもぉ~用事思い出しちゃってぇ~
   8時30頃に女将達の部屋に行ってぇ~
   ちょっと千羽鶴折ってたんでぇ~すよぉ~」

警察「ふむ。なぜ千羽鶴を?」

女将「私ぃ~お友達が病気になっちゃいましてぇ~
   ホントは病院に行きたかったんですけどぉ~
   今日は久々にお客が入るって支配人がはしゃいでててぇ~
   だから私達総動員で動くって事になってぇ~
   せめて千羽鶴折ってから病院行こうってしてたのにぃ~
   どぉ~してこうなっちゃったんでぇ~すかぁ~?」

警察「……支配人?今どこへ?」

女将「な~んだかぁ~『マロニーちゃんが無いじゃないか!』
   って怒っちゃってぇ~今朝飛び出してったんでぇ~すよぉ~」

女将「でもぉ~最寄りのコンビニでも徒歩4時間はかかりますしぃ~
   バスは一日2本しか出てないですぅ~
   支配人バスで出たからぁ~
   次のバスまで帰れないと思いますぅ~」

警察「支配人……か」

女将「そろそろぉ~バスの時間ですぅ~」

警察「ふむ。支配人には話さなければ」

支配人「たっだいまー!ってアレ?警察?」

警察「どうも警察です。この度は御愁傷様で……」

支配人「な?は?」

探偵「そういうことですよ……」


ーーーーーーーーー説明中ーーーーーーー

探偵「と、いう訳です」

警察「はい」

支配人「そうですか……唯一喋り方がちゃんとしていた女将が……」

探偵(あの女将さんだけじゃないんだ……)

警察(あの女将さんだけじゃ(ry)

支配人「はい。私はずっとマロニーちゃんを買いに行ってました」

警察「なるほど……証言と一致している。」

探偵「一応ナシってことですか」

警察「まぁな。化学班、指紋の検証と傷の箇所、あと死体の線引いとけ。」

化学班「はい」

警察「警官!容疑者どもを大広間に集めて逃げられないようにしとけ!」

警官「はっ!わかりました!」

探偵「助手、調理場と1番と2番の部屋調べといてくれ」

助手「うっス!わかったっス!」

警官「すいません……」

男・女「全く冗談じゃないよ……」「そうよそうよ!」

小説家「原稿……原稿の〆切……」

支配人「なんで俺まで……」

女将「私じゃないですぅ~ホントですよぅ~」

警官(面倒な役だ)

助手「ふむふむ……なるほど……」

探偵「何かわかったか?」

助手「あ!先生!調理場には包丁が何十もあるっス!
   これは包丁マニアの域っス!それに見てください……」

探偵「こ、これは……血のついた包丁!」

助手「明らかに犯行に使った物っス!まだ新しいっス!」

探偵「警察に報告だな……」

助手「そうっスね!」

警察「なるほど、おい化学班!血液の検査!」

探偵「化学班便利だな」

警察「俺が信頼してる班の一つだからな」

警官「警部!助手がまた何か発見しました!」

警察「助手って便利だな」

探偵「信頼してますから」

助手「大変っス!階段の所で全自動弓矢発射機みたいなのが!」

探偵「なんだって!?なんわかりやすい名前だ!」

警察「なるほど、頭部を狙っていたのに実際には角度がいきすぎてて
   頑張ったけどケツにどうしても当たってしまい、
   もういいやって感じで鈍器殴ったと。アホくさっ!」

探偵「一応これだけの装置を作れるってすごいことだから
   褒めてあげよう」

助手「すごいっス……」

警察「これだけのモノを作るってことは相当の色々な知識がないと……」

探偵「しかもこんな高い場所に……」

探偵「一人聞き忘れていた。小説家さんだ」

警察「丁度ヒマだし、全員で聞きに行くか」

警官「助けてくださいぃ!」

助手「警官さんがイライラしてるっス!」

探偵「行こうか」

警察「すいません小説家さん、あなた9時頃、何をしてました?」

小説家「ぼ、僕は部屋で静かに執筆活動をしておりました。
    お、女将さんが証人になってくれます」

警察「ふむ、来た女将さんは誰ですか?」

小説家「あの方です」

女将2「え?あああああたしですか?そそ、そそそそうでした!
   確かに9時頃に執筆しておりましたっっ!」

警察「……緊張してますか?」

女将2「し、しししししてませんけどもっ!
    あ、あたし、いつもこんなで……」

支配人「ね?ちゃんと喋れない」

警察(キュン……)

探偵「あのさ、もうぶっちゃけ言っていい?
   これ複数犯じゃね?」

警察「!?はぁ!?」

助手「な、なぜっスか?」

探偵「だーってよー全員アリバイあるっしょ?
   だったら誰かグルでもありえる話じゃん?」

助手「そうっスね……」

警察「……ふん。勝手に言ってろ。俺はまだ
   調査してるからな。変なモノあったら俺に言え。」

探偵「そうするつもりだ」



ーーーーーーーー室内ーーーーーーーーー

犯人1「どうする?ちょっとバレちったぞ」
犯人2「大丈夫だよ本当の犯人はバレやしねぇ」
犯人1「信用していいのか?」
犯人2「大丈夫だ。証言の穴に気付かれなきゃ、
    バレるはずがねぇ」
犯人1「……わかった。信用しよう」
犯人2「ふん」

小説家の1番部屋なう!

探偵「………ちょっと待て助手」

助手「なんスか?」

探偵「見てみろ。執筆してるのに
   原稿用紙が2枚分しか書いてない。」

助手「ほ、本当っス!自分でももっと書いてるっス!」

探偵「ちょっと問いつめる必要があるな」

探偵「ちょーっとお伺いします小説家さん。
   あなた、何時から何時まで執筆してました?」

小説家「だいたい、7時50分から9時頃だよ。
    8時30分頃に女将さんが茶を出してくれたよ」

探偵「へー……そうですか。原稿とか、もう出来ました?
   是非とも拝見したいのですが」

小説家「い、いえいえ、まだ未完です。もうちょっと待ってください。
    うちの編集者みたいですね……」

探偵「いやいやすいません、早く読みたいものですから。
   おい、警官。小説家さんに原稿用紙とペンと消しゴム持ってこい」

警官「は、はい!」タ゛タ゛タ゛

警官「持ってきました!」

小説家「これで書ける……」

警察「おいおい、何執筆させてんだ」

探偵「警察よ、見るべきはそこじゃない。
   手を見ろ手を」
シャッシャッシャッ カリカリカリカリカリカリカリ

警察「確かに早いな。それがどうした?」

探偵「おかしいと思わねーか?だってよ、
   部屋にあった原稿は二枚とか書き上がってなかった。
   なのに執筆時間はたーっぷりとある。なんでだろうなぁ?」

警察「・・・!!」

警察「あいつ……!!」

探偵「まぁまぁまだ待て。それだけで犯人ってことにはなんねーだろ?
   なぁ助手よ?」

助手「そうっス!そもそも、犯行動機がわかんないっス!」

警察「クッ……」

探偵「それに、"もう一人"見つけないとなぁ?」

警察「もう一人って……?」

探偵「だって、ありえないじゃん?証言が本当だったとして、
   女将も一回来てんだぜ?思えば小説家さんを他の場所で見かけなかったってことも
   また事実なんだからよぅ」

警察「そ、それもそうだな……共犯を探すか」

探偵「いや、もっと簡単な方法がある」

警察「………ほう?なんだ?」

探偵「あのな………コショコショコショ……」

探偵「あ、あと助手にも協力してもらおう。
   耳を貸せ。」

助手「はいっス!」

探偵「コショコショコショ……」

助手「わかったっス!全力でやるっス!」

警察「実行開始しますか!」

一同「「「おー」」」

助手「えーっと、犯人が見つかったっス!
   全員落ち着くっス!」

男・女「よ、良かった……」

小説家「そうですか。早く終わらせたいですね。
    原稿も事件も」カリカリリカリカリカリ

支配人「全く……誰が……」

女将「ほんとぉ~ですよぉ~誰がやったんでぇ~すかぁ~?」

女将2「ちちちちちょっと!ははははは早くしてもらわないと困ります!
    つつつつつつ通常業務にも、もももも戻りたいですし!ですし!」

探偵「はいはいちょっと落ち着いて……コ゛ホン」

探偵「犯人は……………お前だなっ!(m9・ω・)
   なんかイチャイチャしてるバカップル!」

男・女「ち、違います……」

探偵「あ、そっか……じゃあお前だ!」

女将・女将2「な~んででぇ~すかぁ~?」
      「ち、ちちちちち違いますぅぅぅ!」

探偵「じゃあお前だな!」

小説家・支配人「な、なぜでしょう……?」
       「なぜだ!俺はマロニーちゃん買ってただけだ!」

探偵「いやいや、ここまでは布石だ。お前らが
   真犯人だよ。小説家&支配人」

支配人「な、なぜ!?」

探偵「女将ぃ、今朝出て行った、って言ったよな?どこまで見た?」

女将「え~?私は今朝玄関から出て行ったのを見たのが最後ですぅ~」

探偵「女将2、あんたは?バス乗るとこまで見た?」

女将2「い、いいいいいいえ!?わ、私はバスで行ってくると申されたので、
    てっきり誰か送るものだと……」

探偵「誰一人として玄関から飛び出して行ったのを最後に
   バスに乗るとこまで見ていなかった。
   小説家さん!あんた、今日より前から泊まってたでしょ?」

小説家「は、はい。僕は3日前に……」

探偵「ってぇことは、わかるよな?支配人と小説家はいつでも成り代われた
   っつーことになりますなぁ支配人!」

支配人「……そ、そうですな」

探偵「で、なんで今日殺したかっつーと、
   私達が来たからっしょ?私達に容疑がかかった方が逃げやすいし
   証言も増えて信憑性も得やすくなる」

探偵「で、女将2も利用して成り代わった支配人を見せ、
   女将2から信頼を得たっと。」

探偵「あとは成り代わってもらった小説家さんが殺す。
   でも3mある廊下を通って女将を殺しに行くのは音が立ちすぎって
   問題があった。」

探偵「だからあの『全自動弓矢発射機』を作り、設置した」

探偵「途中で誰にも見つからなかったのは奇跡って言って過言じゃない。
   なぜ誰も気付かん!」

探偵「そして自信たっぷりに発射したはいいけどなんかケツにしか刺さらん」

探偵「焦った小説家さんは急いで別の鈍器を用意して、
   ショックを起こして死んでもおかしくない女将さんに
   追い打ちをかけた。」

探偵「そしてケツのショックでアヘ声が出てしまったため、
   コックからの発見も遅くなっちまった。」

探偵「そして頃合いを見てバスから降りて来た感じを装って
   私達に会った。そういえば誰もバスから降りて来たのを見てなかったし。
   そして支配人が帰ってきたので再び成り代わり、
   原稿を急いで書いた結果、2枚しか書けずにみんなの前に引きづり出された。と。
   これが小説家さんの真実です。」

探偵「そして支配人、貴方は動機はどうあれ女将を殺したかった。」

探偵「そこに自分そっくりな客が入ってきた。
   これは逃したくない!そうして小説家さんに『一緒に協力してくれないか』
   と、持ちかけた。そして小説家さんはオッケーし、作戦が始まった。」

探偵「小説家さんは本当はずっと外に居たんです。ずっと支配人が成り代わって座ってました。
   そうだ、女将2さん、犯行が起こるちょっと前に、お茶出しに行きましたよね?顔、見ました?」

女将2「へ?そ、そそそそうですね……ず、ずっと背を向けて
    いらっしゃいましたです!はい!見てません!」

探偵「だ、そうですね。つまり、貴方が座っていた時間、
   貴方がここに居たってことにはならない……原稿が進んでなかったのも
   支配人がただ、『座っているだけ』だったから。」

探偵「支配人はずっと座っていた時間、女将が出るタイミングを
   見計らってたんです。」

探偵「そして殺る時間が来たら外にスタンばってた小説家さんを呼び出し、
   殺す予定だったんです。」

探偵「それなのに余計な鈍器まで出したから処理をするのも手間取った。」

探偵「と、という訳で、観念してお縄についてよ。支配人&小説家さん。」

支配人「クッ……万事休すか……」

小説家「助手さん……最後にあなたに会えてよかったです……
    またあの頃の純粋な気持ちが戻ってきました……」

助手「わ、私っスか?ありがとうっス!」

警官「あ、あいつが推理してるトコ初めて見ました……」

警察「あいつな、ハーバード大学を主席で卒業したほどの秀才だったんだよ」

警官「そ、そうだったんですか!?なのに何であんなバカに……」

助手「すげぇっス!先生やっぱすげぇっスー!」

探偵「じゃ、小説家さん。原稿完成しましたら、
   ご連絡ください。そいつに頼めば電話貸してくれますから。」

警察「頼まれた」
警官「警部!俺もう行きますから!では!」
ヒ゜ーホ゜ーヒ゜ーホ゜ー

探偵「ふー、とんだ旅行になっちまった」

助手「すげーっス!感動したっス!惚れ直したっスー!」

探偵「あっはっはーそうかそうかー!」

女将2「あ、あの……」

警察「え?俺ですか?」

女将2「あの、もし良ければ、一緒にお食事でも…だ、だだだめですよね……?」

警察「キタ─────────(゜∀゜)────────────!!!!!!!!
   いいですいいです行きまくります!」

女将2「よ、良かったぁ……警察さんだけ、なんだか普通に話せてしまって…」

探偵「あの二人……」
助手「ふふっ、帰りますか。先生」
探偵「ああ……」

~三ヶ月後~【硝煙の修羅場探偵事務所】

助手「ふぅ、やっぱりここが落ち着くっスよ」

探偵「だな。警察もなんだかんだで女将2と結婚したし」

助手「でもこの三ヶ月間誰も依頼来ないっスよー!」

探偵「流石にヒマだな。」カ゛チャッ…

???「すいませーん、ここって……」

探偵・助手「いらっしゃいませ!硝煙の修羅場探偵事務所へ!」

旅館編。~完~

ありがとうございました!燃焼しちゃいました!

スレ落ちするまで書きたいですが、また後日とさせてもらいます!

これからも硝煙の修羅場探偵事務所をよろしくお願いします!

今度どんなん書こうかマジで悩みますわ

探偵「なるべくアレ、その頃、あいつは…みたいな
   アナザーver.とかどうだろう」

助手「すげーっス!イケるっス!」

探偵「それで行くか」

助手「じゃあちょっと短編始まるっス!」

探偵「あの頃に奴は……ver、始まり始まり~」

~五ヶ月前~

探偵「シベリアにも居たの!?」
助手「しかも森かよ!」

探偵「これは事件だ…」

助手「海外行ってる時点で事件っス先生!」

☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

警察「ウェクシッ」

警官「なんですか警部。風邪ですか?」

部長「もう、警部君……ダメだよ?そんなんだったら」

警察「すいません部長…」

警察「俺の名前は警察。地域安全科と爆弾物処理班の掛け持ちだが、
   主に地域安全科に努める。部長は地域安全科の部長だ。
   バク処理班の班長はガチムチだ。部長ほどの美貌は無い。
   ある意味肉体の美はあるが。」

警官「警部、この書類部署違いでした。届けてきます。」

警察「こいつは警官。俺の部下でなんの仕事でも10分で片付ける男だ。」

警察「この前シベリアで少年の捜索をしていて、
   缶コーヒー買ってもらうために六本木から10分で来てもらった。
   使える奴だ。」

部長「警部君、この書類刑事課の奴らに回しといて」

警察「この方、部長はこの地域安全課の部長である。
   ある事件があり、エリートから一転、この地域安全課の部長まで降格した。」

警察「でも美人である」

部長(………………)

警察(………………)

部長(か、会話が!会話が全くない!気マズい!)

警察(彼女いない歴=年齢の俺としては部長が欲しい…)

部長・警察(沈黙を打ち破ってからが本番!)

あれ?警察って女将とくっつくじゃなかっ((

こまかいこときにしません

部長「お、おい!」
警察「す、すみません」

警察・部長「・・・!!」

警察「な、なんですか?部長が先に…」

部長「い、いやいや!いいの!警部君が……」

警官(・∀・)ニヤニヤ

>>110
シベリア回の途中だぜ?
探偵視点だと。

警察「・・・////」
部長「・・・////」

警官「はいはい!届けて来ました!」

警察「ホッ…お、おい!遅い…丁度10分だな。」

警官「時間にはキッチリしてませんと!」

部長「い、良いことだわ!ちょ、ちょっとは見習ったらどうかしら?」

警察「はいはい、わかっております」

警察(ツンデレの部長……ハァハァ)
部長(軽くあしらう警部君……可愛い……ハァハァ)

prrrr…
警官「うい。こちら地域安全課…あ、え!?
   シベリアの森に行ったコがギリシャにいた!?
   それで!…はぁ、ありがとうございました。」

警察「誰だ?」

警官「例の、なんたら事務所の探偵です。
   やたら漢字多くて読みづらいヤツ。」

警察「ああ、あの硝煙の修羅場探偵事務所……」

部長(ちゃんと記憶してる警部君もカッコイイ…)トロン

警察「ぶ、部長?大丈夫ですか?」

部長「だ、大丈夫だわよ!全然!」

警察(だわよ・・・)
警官(だわよって何だ)

警察「地域安全課って……ヒマ……」

警官「ちょっとは書類整理してください」

部長「そうよ。ちょっとは私の役に立つ人間になりなさい」

警察「全く、部長の命令ならしょうがねぇな…」

部長「……え?私だから命令聞いたの?」

警察「当たり前じゃないですか」

部長「………////」(わ、私の命令を何でも聞く警部君…きっと…)

部長『わ、私の◯◯◯を舐めなさい!警部君!』

警察『わかりました、部長……』ヘ゜ロヘ゜ロ

部長『さ、さいこぉぉぉぉぉぉ!んはぁぁぁぁ!!』

部長「えんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

警官「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

警察「なんだお前ら」

部長(良い!これは良いわ!いつか警部君を…)

カ゛チャッ……フ゛ー!フ゛ー!フ゛ー!

部長「・・・!!署内放送だわ!」

放送『あーあー、殺人事件はっせー、殺人事件はっせー、
   至急、刑事課、科学捜査班、地域安全課は向かえ。以上!』フ゛ツッ

部長「どういうこと?なぜ地域安全課が?」

警察「さぁ……」

警官「行きましょう。10分で」

~10分後~

警官「着きました」

警察「チッ、さみーな」

部長「ったくしょーがないわねー……」ファサッ

警察「ぶ、部長!コート……」

部長「い、いいのよ!貸してあげるだけだから!」

警察(部長のコート……あったかい……)

捜査班「サーセン、ガイ者はこいつです」

警察「うっす。……うわー、こりゃひどい」

警官「ウェホ゛ロロロロロロ……」

部長「ちょ、ちょっと吐かないでよ!」

警察「全くだ。こいつらを見習え。」

捜査班「ウェホ゛ロロロロロロロ」

警察「つさっきのセリフ無しの方向で」

警官「跡から見るに、殺したてホヤホヤです。
   そう遠くには逃げてません」

警察「なるほど、まだ車でそこらへん逃げてるってことか」

捜査班「こっちの、高速道路の方向ですね。自動車痕があります。
    勢いよく出発しすぎたんでしょう。」

警察「よっしゃ!捜査本部なんて立てる間もないでパクってやるぜ!」

部長「ならさっさと車乗りなさい!」

警官「運転は俺がしますんで!」フ゛ロロロロロロロッ……

警官「捜査班から人相と特徴もらいました。」

警察「ふむふむ、こういうヤツを探せばいいんだな?」

警察「ちょっと待ってろ……」キョロキョロ

部長「ちょ、ちょっと、何してるの?」

警官「探してるんです。警部は人相さえわかれば持ち前の洞察力で
   難なく人探し出来ますよ。」

警察「・・・み~っけ。移動しろ警官。右端だ。」

警官「わかりました!」

部長(すごい……)

警察「ちょっと警告しますか」カ゛チャッ

警察「おーい、てめー止まれや!事件の犯人なのはわかってんだぞー!」

犯人「チッ!もう見つかったか!仕方ない!」ハ゛チューン!

部長「m700か。面倒な」

警官「わわ、警部~!」

警察「しょうがねぇなぁ!」カ゛チャッ、ハ゛キュン!ハ゛キュン!

警官「警部!そっちじゃなくて署に連絡して欲しかったです!」

部長「しょうがないわねー……」

警官「ぶ、部長!」

部長「私も加勢するわ!」ス゛ト゛ト゛ト゛ト゛

警官「射撃スピードパネェェェェェ!」

警察「おっしゃ!圧してきてるぞ!」

警察「じゃあ一発!」
部長「いっときますか!」

警察・部長「だらっしゃぁぁぁぁぁぁ!」ス゛ト゛ト゛ト゛ハ゛シュンシハ゛シュン!!

犯人「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!」ト゛カ゛シャーン

警官「うわ、ひど・・!!」

警察「いえーい!」ハイタッチ
部長「fooooo!」ハイタッチ

部長(ちょ、調子にノってハイタッチしちゃった……////)

警官「もしもし署ですか?はい。捕まえました。犯人。
   弾は今回120発ほどです。すいません、注意しておきます。
   また、弾の支給もお願いします。ありがとうございます。」

警察「事件解決ぅ!はっはっは!」


☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

警察「部内が一番落ち着くな。」

部長「あああのね?わわわ、私、あの、重要な話があって……」

警官「……すいません、トイレ行ってきます。」

部長(ありがとう警官君……)
  「ちょ、ちょっと!警部君!」

警察「あ、はい!なんでしょう!」

部長「ちょ、ちょっと、じゅ、重要な話が……」

警察「?はい、なんでしょうか?」

部長「あ、あのね、私は、前から……」

警察(ま、まさか告白!?あのツンデレ部長から告白
キタ─────────(゜∀゜)────────────!!!!!!!!)

部長(えと、えと、えとえとえとえとえとえと、
   どうしよう……)
   「あ、あんたの事なんか嫌いなのよ!前々からずっと嫌いなのよーっ!」

警察「………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?今!?今言いますか!?」

部長「はわわわ、違うの!違うのーっ!」

警察(はぁ……嫌われてしまった……)

部長(変な感じにさせちゃった……)

警察・部長「はぁ・・・」

警官「………?」

☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁その日の帰り☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

警察「はぁ……どうしよう……」

警察「そうだ、お米買わないと……」

警察「ん?何だ?福引き券?」

カ゛ラカ゛ラカ゛ラ…カランカラーン!

店員「おめでとうございまーす!二等の温泉旅行でーす!」
  (おかしいな、二つとも出てしまった)

警察「ぬをっ!ラッキー!お米買った福引き券でお米券と
   温泉もらえるなんて!ラッキーだ!」

警察「……何かイヤな予感がするけど、温泉目一杯楽しむか!
   良い予感もするし!」

     ~探偵視点・少年編~
     ~警察視点・カーチェイス編~

     ~旅館編に続くっスよ!~

警察「いやお前かよ。語ってたの」
助手「てへぺろ☆(・ω<)」

短編なのに短編じゃなくてすいません!

これが事件の三ヶ月前ですね!警察は女将2と三ヶ月後に付き合い始めて、
五ヶ月後に結婚します!結婚早!それでは寝ます!また明日書きたいです!

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おやすみなさい!

探偵「スピンオフも書いたし、新編に行こうと思うの。」

助手「いいっスね!部長のツンデレ最高っス!」

探偵「ここから本編の私達の冒険が始まるぞ!」

助手「おお!どんな話っスか!」

探偵「昔話だ!私達の始まりの事件を書こう!」

助手「ああ!硝煙の修羅場探偵事務所創立の逸話っスね!」

探偵「始めるか」


   ~五年前~

探偵「ふふふ、ふはははは、あーっはっはっは!」

探偵「ついに、ついに探偵事務所を開いたぞ!」

探偵「苦節5年、バイトを重ね無駄遣いを避け、
   貯金をコツコツとして貯めた金で、」

探偵「ついに私立探偵事務所を開いたのだーっ!」

探偵「ああーいい気分だ。こんな気持ちになったのは
   小学生のときにお手伝いでやっとラジコンを買ってもらった時以来だ」

探偵「~♪」スタスタ
ト゛ケッ

探偵「……ん?」

少女「………」フ゜ルフ゜ル

探偵「お、どうしたんだ君?2月だぞ今。
   なぜ半袖半ズボンなのだ。それにダンボールにくるまって……」

少女「…………」フ゛ルフ゛ル

探偵「ふふん、成る程。寒くて話せないのだな?
   よろしい。我が探偵事務所へ来るがいい。暖かいぞ」

少女「…………」コクン

探偵「はっはっは!じゃあ完成したてホヤホヤの我が探偵事務所へ行くか!」

少女「…………」

探偵「さぁ着いたぞ!我が探偵事務所だ!名前は未定!」

少女「………」キラキラ

探偵「どうした?入らないのか?」

少女「………入る」

探偵「あっはっは!じゃあ張り切って入ろうか!」

少女「………」コクン

探偵「うっひょう完成したてだぞぉ!うっひょう!」

探偵「……しかし問題があるな。まだ助手がいない」

探偵「貯めた金は全て事務所の建設費と土地代に使ってしまったからな。
   これからの固定資産税も払う見通しを付けなければ」

探偵「しかし、今更人件費などかけられんし……」

探偵「うむむ、早速事件にぶち当たってしまった……」

少女「………?」

探偵「そうだ!事件解決してとっとと金貯めて助手雇おう!
   そして信用も付けていき、tvでcmも流すのだ!」

探偵「そうとくれば色々決めなければならぬな!
   おい少女!」

少女「………」ヒ゛クッ

探偵「なんだなんだ!怖じ気づくことはない!
   僕、じゃなくて探偵なんだから、私は!」

探偵「ロリコンなのでな!君はとっくに対象外だ!
   安心したまえ!」

少女「………」コクン

少女「……じゃあ、まず名前を」

探偵「ドラクエみたいだな。ふむ名前か」

少女「覚えやすいのが、いいと思う」

探偵「なるほど!よーし……何がいいかな……」

少女「思い出とか……探れば……いいのがあるかも……」

探偵「なるほど!よーし卒業アルバムはっと……」

探偵「出た!秘蔵アルバムぅぅぅぅぅぅ!」

少女「じゃあ、寄せ書きみたいな所とか……」

探偵「そうだな!よーし!」ヘ゜ラッ

『お前のキャラには尊敬してました。大学頑張れ』

『頑張れ』

探偵「以上だ!」

少女「………二人……」

探偵「ふはははは!別に気にしないぞ!友達なんか
   これから作ればいいからな!」

少女「………そう……」

少女「じゃあ……写真とか……」

探偵「ふむ!成る程!印象から決めるのか!」ヘ゜ラッ

☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- ☁=- 

探偵「私が写ってるのもあったが全て見切れていた……」

少女「……ぼっち」

探偵「そ、そんなことはないぞ!全く!」

少女「写ってるの、学園祭……」

探偵「あ、ああ。スパイカフェやったっけ」

探偵「確か、『硝煙の漂う修羅場の戦場』って店だったな。
   全校の厨二が集まって命名したっけ」

少女「硝煙の漂う…修羅場の戦場?……
   くどい……」

探偵「ム、いいだろ別にー!」

少女「短くすればいい……」

探偵「短くね……あ!
  『硝煙の修羅場』ってどうよ!」

少女「……いい。それがいい」

探偵「そうか!はっはっは!じゃあ本日をもってここは!
  『硝煙の修羅場探偵事務所』だ!」

少女「………!!」コクコク

探偵「気に入ったか!はっはっは!」

探偵「そうとなれば看板作って待つのみ!
   広告費とか全くないからな!」

少女「……やっぱり、おじさんに悪い。出て行く。」

探偵「おじっ、……あのね、お兄さんまだ
   20だから。お兄さんだ」

少女「でも……」

探偵「はっはっは!私だって一介の人間だ!
   人を助けたいと思う気持ちだってある!」

少女「…………」キ゛ュッ

探偵「はっはっは!だからな!お前はここに居ていい!
   ずっと居たっていいぞ!」

少女「……ありがと」

?「すいませーん、ここって探偵事務所ですよね?」

探偵「あ、はいそうですが……じゃなくて!
   はっはっは!まさしくそうだが!」

少女「…………!!」ヒ゛クッ

?「ん?少女じゃないか……探したんだぞ?
  いや、探偵に探してもらう予定だったが、不要になった」

探偵「あ?何だ?少女、知り合いか?」

少女「………孤児院の人……」ヒ゛クヒ゛ク

?「申し遅れた。私、じゃなくて!俺は
  唐変木孤児院の男と言う者。孤児院から逃げ出したそいつを
  捕まえに来た。」

探偵「あぁ?孤児院から逃げ出したって……
   しかも唐変木孤児院と言ったら世界全国から孤児院を預かる
   超ボランティア的孤児院……なんで逃げ出したんだ?」

男「なんでもいいだろう。早くそいつをよこせ。」

探偵「断る!!」

男「!?」

探偵「なぜなら、こいつはココを気に入っている!
   離すわけにはいかない!なぁ少女ぉ!」

少女「………」コク

男「ふっ、そ、そうか……しかし院長からの命令だ。
  連れ戻さない訳にはいかない。力ずくででも
  連れ戻す!」

探偵「させるか!少女!こっちに非常口がある!
   飛ぶぞぉぉぉ!」

少女「………!!」コクコク

男「行かせるがぁっ!?」

探偵「ふははは!扉の所に頭上注意って書いてあるぞ!
   バカが!行くぞ!」

少女「………」タ゛タ゛ッ

男「ぐぅぅ……おのれ……」

すいません!再開します!

探偵「とうっ!」

少女「………」スタッ

探偵「なんとか事務所前には出れたな!って、
   明らかにお仲間がいますね!」

係員「男が失敗したか……」
係員2「待ち伏せしてて正解だった」
係員3「がおー」

探偵「やっべどうしよ」

少女「……そこの男は膝を蹴って」

探偵「は?」

少女「早く」

探偵「う、うむ!そうりゃ!」ト゛ケ゛ッ

係員「いっだ!さっき自販機にぶつけた場所がぁぁぁぁぁぁ!」

探偵「お、おお!」
少女「…」ニヤリ

探偵「よっしゃ!一人撃破!次は!?」

少女「そこの男は…右腕を……」

探偵「ほぁぁぁぁい!」ト゛ケ゛ッ

係員2「いっだぁぁぁ!打撲してたの治りかけだったのにぃぃ!」

探偵「よっしゃhitぉぉぉぉぉ!」
少女「……」ヨッシャ

探偵「よっしゃ次ぃぃぃぃ!って…アレ?」

少女「どこに…行った…」

係員3「甘いお!おっおっ!」ト゛コッ

探偵「……ぅっ……」

少女「!…おじさん…」

探偵「おじさん……違う…」

係員3「さー少女たん連れて行くお!」

少女「うぅ……おじさ、お兄さん……」

1時間後……
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「ぐぅぅ……甘くみてた……連れ戻された……」

探偵「しかしもうあいつは私の助手!関係なくない!」

探偵「とりあえず交番行って唐変木孤児院の場所聞くか」

        ーーー交番ーーー
巡査「だーっ!たくよー……事件ねぇなぁ畜生……」

警官「そんなこと言わないで昨日の事故の書類まとめてくださいよー……」

巡査「あん?そりゃお前の仕事だろーが!」

警官「ぶー……」

探偵「すーいませーん、ちょっと道を聞きたいんですけどー」

巡査(いい暇つぶしが来たな)
  「はいはい!」

探偵「ちょっと唐変木孤児院に行きたいんですけどー……」

巡査「唐変木孤児院と言ったら、あの日本最大レベルの孤児院の?」

探偵「はい、ちょっと用がありまして」

巡査「どんな用ですか?ちょっと興味あるなー」

探偵「はい。ちょっとカチコミに行って孤児を奪いに」

巡査「!?」
警官「!?」

警官「えーっと……何を言ってらっしゃるんですか?」

探偵「ですから!助手を奪われたんで奪い返しに行きたいんです!」

巡査「………おい」

探偵「はい?」

巡査「案内してやる」
警官「ちょっと巡査さん…」

探偵「それは非常にありがたい」

巡査「そのかわり!」

探偵「?」

巡査「俺も連れてけ!」

警官「ちょ、ちょっと!」

巡査「俺も丁度ヒマだったんだ…面白そうじゃねーか」

探偵「協力してくれるなんて!日本の警察はまだ
   親切だ!」

巡査「よっしゃ行くぞぉぉぉ!そこに自転車あるから乗ってけ!」

探偵「ありがとうございまぁぁぁぁぁぁぁぁす!」

警官「はぁ……行ってらっしゃい」

巡査「おう!」

シャー……

巡査「この先を曲がったとこだ!」

探偵「よーし……今行くかんね!」

巡査「ククク、面白い予感がしてきたぜ……」

       ーーー唐変木孤児院ーーー

係員3「ト゛ュフフフwwww確保してきたでござるww
    院長wwwwww」

院長「ごくろーさん。ボーナスはずむよ」

係員3「ト゛ュフフフwwwwwやったww
    キ゛ャルケ゛買えるでござるwwwwwww」カ゛チャッ……

院長「ふー……さーて、部屋に戻ろうか。少女ちゃん?」

少女「………」カ゛クカ゛ク

少女「なんで……私だけ……」

院長「あ?そりゃあね……ふふふ……」

     ーーー唐変木孤児院入り口ーーー

巡査「着いた。」

探偵「でっけぇ……どっかの刑務所よりずっと
   でっけぇ……」

巡査「ここは国の支援も受けてやってるからな……
   でっかくなって、さらに孤児を受け入れられるように
   なってんだ……」

探偵「よーし、少女!助けてやるずぇ!」

巡査「燃えてきたぁぁぁぁぁ!」

探偵「さて、どうやって忍び込む?」

巡査「ふふ……コレだ……燃えるぜぇ……」

探偵「おい、ちょっと……って、名前聞いてなかったな。
   なんですか?」

巡査「俺の名前は巡査!いつかどっかの部署の警部になることが目標だ!」

探偵「でっかい夢を持ってますねー」

巡査「えへへ……」

探偵「さて、ぐるっと回って来ました」

巡査「見張りが東西南北に3人づつ……
   キツいな」

探偵「いや、まだだ……穴がある」

巡査「なんだと?」

探偵「東側の3人の見張りは全員どっかしらケガしてるぞ」

巡査「な、なんでわかるんだ?」

探偵「一人は足の重心が左に寄ってた。
   別の一人は右腕が隠れるように寄っかかっていた。
   もう一人はもう松葉杖ついてた」

巡査「ふむ…察するに、一人はどちらかの足、
   二人目は右腕、最後は全身か……」

探偵「……」ニヤリ
巡査「……」ニヤリ

探偵「どうする?」

巡査「どうするってよぉ……答えは一つだろ……」

探偵「せーの」

探偵・巡査「襲う」

探偵「ふふ……」
巡査「クックック……」

見張り「ヒマだなー……」

見張り2「だって侵入するやつが居る訳ないんだから
     警備したってムダだよなー」

見張り3「ふぁ~あ……」

探偵「ふふ、あくびしてやがるぜ」

巡査「作戦開始!」

探偵「ぐわぁぁぁ!!!!」

見張り「!?」

見張り2「ど、どうしました!?」

見張り3「た、大変だ!大けが……うっ」ト゛サッ

巡査「よぉ、どこ見てやがる」ヒュンッ

見張り「な、なにを……ぐっ」ト゛サッ

見張り2「け、警棒!?ぐをぁぁ……」ト゜サッ

探偵「弱点を全部突くとは。中々やるな」

巡査「さて、道が開いたぞ」

探偵「そうだな。のぼるか」

巡査「よっしゃ!」
スルスルスル……

探偵「とうっ!」スタッ

巡査「ほいやっ!」ト゛スッ

探偵「侵入成功……」

巡査「ククク、面白いぜ!」

探偵「まずは建物に入るか。唐変木孤児院!」

巡査「おい!あそこ窓が開いてるぜ!」

探偵「よし、でもどうやって登る?突起もないぞ。」

巡査「大丈夫だ。縄がある」

探偵「なんであるんだよ!」

巡査「だって趣味が登山だし……部活登山部だったし……」

探偵「まぁいいや。縄があるって心強い。行くぞ!」

スルスルスル……

探偵「よーし、入れたな」

巡査「どうする?」

探偵「見たとこ、従業員の部屋だな。制服がある」

巡査「よし、ちょっとだけ借りよう」

   ☆着替え中☆

探偵「どうこれ!似合ってね?」

巡査「おお、すげーなオイ。かっけぇ」

探偵「よーし頑張っていこu」カ゛チャッ

従業員「だ、誰だ!お前ら!」

探偵「やべ、巡査!」

巡査「そぉい!」ト゛カ゛ッ

従業員「ぐぇっ!」ト゛サッ

探偵「すいません後で返します」

巡査「探検開始!」

探偵「廊下が長いな。監視カメラもかなりの量だ……」

巡査「地図とかあればなぁ……」

探偵「歩いて見つけるか」
スタスタスタ………

従業員「おい!お前ら!」

探偵「!!」ヒ゛クッ
巡査「!!」キ゛クッ

従業員「掃除の時間だぞ!持ち場はどこだ!……ん、見慣れない顔だな」

探偵「えっと、えっと、ええー……」

巡査「ば、場所がわからないんです!」

従業員「ん?新入りか?地図は?ちゃんと装備しているんだろうな」

探偵「な、無いです!」

従業員「無いのか?全くしょうがねぇな……」ヒ゜ラッ

探偵「あ、ありがとうございます先輩!」

従業員「せ、先輩かぁ……ふふ、新鮮だ!新鮮だぞぉ!」

巡査「ありがとうございました!行ってきます!」

従業員「おう!行ってらっしゃい!」

探偵「ヨッシャ」
巡査「やったな」

探偵「地図ゲット!」

巡査「ふむふむ……孤児を預かる場所ここから結構遠いぞ」

探偵「大丈夫だ!さっきと同じように接すればいいさ!」

巡査「よーし、堂々と行こう……あ、掃除の時間だった」

探偵「掃除するか」

  ~~2時間後~~

探偵「やっとチャイム鳴った……なげぇ……」

巡査「これでやっと堂々と探せるな」

探偵「よし、行くか!」

巡査「ふふ、スリル!スリルだぁぁ!」

探偵「着いた……ここが孤児を預かる場所の入り口だ」

巡査「で、なんで地下なんだ?」

探偵「なーんか怪しいな……」

巡査「ククク、映画みたいだ……」

メシ食ってくる。

巡査「暗いな……マジで保護する気あんのか?」

探偵「まっとれよ少女!助け出すかんね!」

カツカツカツ……カ゛チャッ

巡査「!?………なんじゃこりゃ」

探偵「……まるで奴隷だな」

巡査「これはひどい……ずーっと糸紡いだり…事務仕事……
   仕事しまくってんな……」

探偵「これが少女が逃げた理由か……?」

警報「フ゛ーッフ゛ーッフ゛ーてぇへんだてぇへんだ!
   侵入者だぜぇ!てやんでぃてやんでぃ!」

探偵「しまった!バレちゃった!」

巡査「江戸時代みてぇだな警報が!」

少年「侵入者……捕まえなきゃ……仕事しなきゃ……」

ショタ「探そう……探そう……」

探偵「……どうやら孤児達に仕事を任せるようだな」

巡査「ったく、ワクワクさせやがって!」

探偵「探すぞ!少女に会えるかもしれん!」

巡査「ようし!探すぜ!」

探偵「おうよ!」

ショタ「おじさん達……誰?」

探偵「おじっ……お兄さんはな、少女ってヤツを探してるんだ」

ショタ「少女ちゃん?あの変な長門みたいな娘……」

探偵「そうそう、だからちょっと可愛いっていうか可愛いよね」

ショタ「なんで探してるの?」

探偵「あ、えーっとなあ……」

巡査「奪われたから取り返しに来たのだ!そしたら何か君達が働かされてたのだ!」

探偵「うむ。そういうことだ」

ショタ「少女ちゃん、特別だからいっつも院長室にいるけど、
    今もどうかわかんないや……」

探偵「ぜ、是非院長室へ連れて行ってくれ!」

ショタ「わかった……」

巡査「くぅ~っ!スリルだぜぇ!」

    ~~院長室~~

院長「侵入者だぁ?とっとと捕まえんかい!」

ロリ「わかりましたです!」タ゛タ゛ツ

ロリ「ひゃあっ!」
探偵「いてっ!」

巡査「おいおい、何やってんだよ」

探偵「ぬほっ!これはいいロリだ。可愛い」

院長「んん?誰だお前ら。従業員の制服着てっけど、よそ者だろ。
   匂いが染み付いてるわ」

探偵「おっとバレたか。いかにも私達が侵入者だ」

少女「……なんで……来たの……」

探偵「おおっと!少女!お前を奪い取りに来ました!」

院長「……あ?」

少女「わ、私は……」

院長「いやいやいや、何言ってんの?この娘はね、
   この唐変木孤児院の院長二代目なんだから!」

探偵「院長……二代目?」

院長「そうさ!この娘はこの孤児院に来てすぐにセキュリティの穴を指摘した!
   さらに、あたしの趣味まで服装で言い当てた!めちゃめちゃすごい
   洞察眼!その瞬間もうこの娘は二代目さ!」

少女「そ、そんな……」

探偵「ふふん、残念だったな。院長」

院長「あ?」

巡査「なぜなら少女は、こいつの助手だからな!」

探偵「てめー!見せ場を横取りすんな!」

巡査「へへーんだ!とったもん勝ちだ!」

院長「あんだとぉ……?」

院長「ふふ、そんなヤツは初めてだ……このあたしに逆らおうなんざ、
   この孤児院を敵に回すも同じこと!」カ゛チャッ

院長「あーあー、テストテスト。今すぐ従業員並びにガキ共、
   院長室へ集合しる」

探偵「や、やべぇ。子供といえど、孤児全員と相手してたら死ぬ!」

巡査「ふははははは!楽しくなってきやがった!」

少女「……お、お兄さん……」

探偵「少女!逃げるぞ!」

少女「………!!」コクコク

院長「少女逃がさんぞ!ガキ共働かせてることバレたら一貫の終わりだからな!
   こっちだって首がかかってんだ!」

少女「お兄さん!本棚の下蹴って!」

探偵「そぉぉい!!」ト゛コォッ
ク゛ラク゛ラク゛ラ……

院長「……へ?」ト゛カ゛シャァァァン

探偵「ナイスhitォォォ!」

巡査「す、すげぇ……」

カ゛チャッ ト゛カト゛カト゛カ

従業員達「院長!お呼びですか……なんだコレ!?」

巡査「あ、やべ」

探偵「20人弱か……」

従業員達「貴様ら、よくも院長を……!」

探偵「う、うわぁぁぁぁ!」
ト゛コ゛ッ
従業員達「ぐ、ぐわぁっ!」

探偵「!!……お前ら!」

ショタ「お兄さん、ありがと。おかげで反乱の開始ができた」

ショタ「前々から反乱の計画は立ってて、完璧なモノだった。
    でも中々実行できなかったんだ」

ショタ「ようやくチャンスが来たよ。手伝わせてよ。
    少女ちゃんのためにも」

探偵「……サンキュ」

探偵「巡査ぁ!警棒の他になんかない!?」

巡査「おら!縄だ!」

探偵「使えるか!どう使えってんだ!」

少年「お兄さん!はい棍棒!」

探偵「子供の方がよっぽど使えるね!」

少女「………」キョロキョロ

探偵「……あ!お前あの時の!」

係員3「ト゛ュフフwwwwまーだ諦めてなかったのかwww
    こいつの性能うp希望wwwwwwww」

探偵「てめーこの野郎!うりゃうりゃー!」フ゛ンフ゛ン

係員3「ト゛ュフフフwwwwwムダ杉ワロタwwwwwww」ヒョイヒョイ

少女「……!お兄さん!足ひっかけて!」

探偵「そうりゃ!」フ゛ンッ

係員3「ト゛フッ…!?」ト゛シャッ

探偵「そぉれっとぉぉぉぉ!」

係員3「フ゛ヒィィィィィ!?」ト゛コ゛ッ

探偵「ふふ、上半身だけで避けていたのが仇になったな」

探偵「あらかたやったな」

巡査「よっしゃ!逃げようぜ!」

少女「……ごめんなさい、院長……」

院長「きゅぅ……」

ショタ「よーし!みんな逃げるぞ!」

ロリショタ「おおーっ!」タ゛タ゛タ゛

探偵「にゃはははは!爽快だぁぁぁぁぁぁ!」

少女「………」

少女(お兄さん、ありがと……)

巡査「よっしゃあ!唐変木孤児院を摘発すりゃあ俺は出世間違いなしだ!
   暇つぶしでついてきてよかった!」

探偵「せーの!逃げろー!」

巡査「わー!」
ロリショタ「わーい!」
少女「……」

      ~~tvにて~~

tv「なるほど!それで、孤児院の摘発はお一人で?」

探偵「wktk」
少女「wktk」

tv「いいえ!もう一人います!それは同じ交番に勤務している
   警官君です!」

探偵「ずこーっ!」
少女「す、ずこーっ……////」

探偵「あの孤児院事件から3日したけど、tvでずいぶん取り上げられてるなぁ」

探偵「まぁあのロリショタ達も別の家にそれぞれ引き取られたし、
   一軒落着だ!にゃはははは!」

少女「……あの……」

探偵「あ!そうだ!この事務所で助手やるなら喋り方を変えろ!
   長門みたいで可愛いけど、やりづらい!もっとハキハキと!」

少女「わ、わかりま、した!」

探偵「ダメダメ!えーっと、体育会系みたいな!」

少女「こ、こんなんっスか……?」

探偵「so gooooooooooood!!!」

少女「こ、これでいいんスか!?」

探偵「もちろんだ!よろしくな助手!」

助手「はい!頑張るっス!先生!」

探偵「せ、先生?」

探偵「悪くない!ヨシ!」

助手「あ、あと、一つお願いがあるっス!」

探偵「んー?何だ?」

助手「け、結婚を前提に付き合ってください!」

探偵「…………なんだと?」

助手「………ダメっスか?」

探偵「……いいに決まってんじゃないかぁぁぁぁぁ!」

助手「せんせぇぇぇぇ!」

警視総監「えーと、今回の業績を認め、部署への移動を命ずる」

警察「もう巡査じゃない!夢が叶ったぜぇぇぇぇ!!」
警官「なんか知らんけど昇進した。でも嬉しい」

警察「これからよろしくお願いします!部長!」

部長「あたしがここの部長よ!せいぜい迷惑かけないようにしなさいよ!」

警察(ハルヒみたいだけど超可愛い)
警官(ツンデレだなぁこの人絶対)
部長(警察君……中々可愛いわ……////)

探偵「はぁ、こんな可愛いのが嫁だとは、幸せだなぁ」

助手「そ、そんなぁ///」

探偵「はぁー……襲いたくなる……」

助手「え?襲ってくれないんスか?」

探偵「え?いいの?」

助手「………チラッ」

探偵「助手ぅぅぅぅ!」カ゛ハ゛ッ

助手「うへへ………///」

省略

☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「アレで警察は警部になったし、助手はこの喋り方になったな」

助手「そして初夜を迎えたっスね////」

探偵「ふふ、童貞捨てれたのがこんな可愛い助手なんてなぁ///」

助手「……なんか思い出したらムラムラしてきたっス……////」

探偵「助手………////」
助手「先生………////」

警察「邪魔するぞー」カ゛チャッ

警察「………あ」
探偵「………あ」
助手「………あん///」

警察「…………ホントに邪魔した」

探偵「ちょ、ちょっと待ってくれ!用を聞かせてくれぇぇぇ!」

警察「いやな?今度ハワイで結婚式やっから招待しようと思って。なー?」

妻「はい♡ダーリン♡」

探偵「……誰そいつ」

警察「え?女将だけど」

妻「はっ!?ど、どどどどどうも!たた、探偵さん!」

探偵「納得した」

警察「何やってんだ?そんで」

探偵「ああ、あの時の話してたらさ、ムラムラしちゃって……」

警察「なんでだよ。心躍る冒険だったじゃねぇか」

探偵「いや、私達あのあと初夜迎えたから……」

警察「なんでだよ!俺が昇進してた頃なにやってんだ!」

妻「わ、私達まだシテないね……////」

警察「今夜あたり……どう?」

妻「も、もちろん………////」

警察「え、えへへ……///」
妻「えへへへへへ……///」

探偵「私達も……な?」
助手「うふふふ…///」

探偵「結婚式は来月か。是非行かせてもらうぞ。」

警察「ふふん、せいぜい事件に巻き込まれんなよ」

探偵「わかってらぁwww」

助手「速攻でフラグ立てたっスね!」

妻「何か起こる予感ビンビンだわ」

?「すいませーん、ここに警察君いますかー……」

警察「あら、部長?」

部長「あ、警察く…ん…」

妻「誰ー?この人」

部長「あ、あれー?なんでその人は腕にしがみついてるの?」

警察「あ、女房です。ほら挨拶!」

妻「ど、どどどどどうも!あ、あのあのあの、つ、妻です!」

部長「あ……そうなんだ……へー……」

警察(やっぱり俺のこと嫌いなんだなぁ……)
部長(あ、あたしがバカなばっかりに……結婚してしまっていた……)

部長「じゃあ……またね……」

警察「あ、はい……」

妻「私達も行こっか!」

警察「そうだな!じゃあな探偵!」カ゛チャッ

探偵「色々と修羅場だった」

助手「やっぱ感じたっスか」

探偵「ああ」

    ~~バー~~

助手「どうしたっスか?部長さん」

部長「びぇぇ……ひぐっ、警察君のことぉ……うぅぅ、好きだったのにぃぃ……」

助手「やっぱりっスか……飲んで忘れるっスよ。またいい男見つけられるっス」

部長「うう……助手さぁん……ひぐぅぅ……ありがとぉ……」

助手(泣き上戸っスか……キツいっス先生……)

部長(そうよね……諦めない!新しい恋を見つけるのも女の道!)

助手「ささ、バーボンっス。」トクトク
部長「ありがとぉぉ……っぷはぁぁ……」

探偵「過去もまたいいものだ」

助手「そうっスねぇ……」
トントン

?「すいませーん、お兄さんいますかー?」

助手「お兄さん?」

探偵「あ、あん時の……」

青年「あ、お兄さん!あの時のショタです!ありがとうございました!
   おかげで過酷な労働から解放され、普通の会社に勤めることができました!
   そ、それに少女ちゃんも、助けてもらってありがとね!
   まだ、お名前聞いてませんでしたね。お兄さん。」

探偵「私の名前は!探偵!そして少女改め助手だ!」

助手「よ、よろしくっス!」

青年(助手ちゃんハキハキしてるなぁ……)

探偵「それで、なぜここに?どうやってわかった?」

青年「一度お礼を言いたくて……あ、警察さんに場所聞きまして!」

探偵「いやー、懐かしいな。院長最後押しつぶされてたな。」

青年「あ!あと、お願いがありまして!」

探偵「お?なんだ?」

青年「ぼ、僕を助手にしてください!会社は普通に楽しかったですけど、
   スリルとかロマンみたいなモノに飢えていました!
   そこでお礼を兼ねてお願いに!」

探偵「……そうか!決定だ!君は今日から私の助手!
   よろしくな!私のことは好きに呼べ!」

助手「よろしくっス!」

青年「あ、ありがとうございます!」

カ゛チャ

?「すいませーん、ここって探偵事務所ですよね?」

探偵・助手・青年「いらっしゃいませ!硝煙の修羅場探偵事務所へ!」

終わり

駄文に付き合ってもらってありがとうございます!

また余裕あったら書きたいです!おやすみなさい!

探偵「仲間が入ったところで新しいのを始めようと思う!」

助手「いいっスね!最近過去編やらスピンオフやらで私の出番も減ってきてたっス!」

青年「コ◯ンみたいな感じでいきますか?」

探偵「よし!コナンみたいに始めよう!」

助手「wktkっス!」

   ーーー硝煙の修羅場探偵事務所ーーー

探偵「事件来ないし!つまらんし!」

青年「僕が来てから何も事件ないんですか?」

助手「そうっス。過去編も書き終わってからネタが無かったっス」

探偵「……あ!そうだ!警察のヤツの結婚式っていつだ!?」

助手「えーっと、……あ、来週の月曜っス」

探偵「うっひょう!スヒーチの内容書こうぜ!」

青年「その前にハワイ行って場所確認しませんか?」

助手「わーい!海外行ったのギリシャ以来っス!」

探偵「じゃあ行くか。ハワイ」

⊂ニニ(^ω^)ニニニ⊃フ゛ーーーーン
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「飛行機です」
助手「飛行機っス!」
青年「飛行機ですねー」

探偵「ごめんなー、今回もロイヤルスイート室しかとれなかった」

青年「す、すごいですよ先生!お金持ちですか!?」

助手「そうっス!探偵さんの家は某it企業の社長っス!」

探偵「親からもらった事務所設立祝いの金が腐るほどあるからな。
   使っておかなきゃもったいないだろ?」

青年(すげぇ……)

青年「あ!そろそろ着きますよ!」

探偵「よーし、現地行ってどんな式場か確かめてやれ」

助手「楽しみっス!」

青年「海外なんて初めてだし、楽しそうです!」

探偵「にゃははははは!」
助手「ははははははは!」
青年「ふふふふふふふ!」

探偵「ハワイに着いたはいいがどこかわからんな」

助手「タクシーでも捕まえますか?」

青年「じゃあ僕が適当に捕まえておきます!」

探偵「頼むわ。じゃあ助手!ロコモコでも食べるか!」

助手「$なんてあるんスか?」

探偵「ホラ」ハ゛サッ

助手「サイコーっス!先生流石っスー!」

青年「先生!タクシー捕まえました……あれ?先生?」

探偵「なんだね?」

青年「口の周りベッタベタですけど……何か食べました?」

探偵「なんも食べてないぞ!なぁ?」

助手「はいっス!先生は嘘つかないっス!」ヘ゛ッタヘ゛*タ

青年「………まぁいいですけど、タクシー捕まえました」

探偵「ご苦労だった。ケ゛フ゜ッ」

青年「……」

フ゛ォォォォォォ……

探偵「着いた」
助手「着いたっス!」
青年「着きました」

探偵「んだよメチャクチャ綺麗な式場だな。海見えるし」

助手「すごいっス……」

青年「ちゃんとスピーチしないと怒られそうですね」

探偵「チッ、ギャグの一つでも交えてやろうかと思ったけど、
   無理そうじゃねーか」

助手「自分、マジックも仕込んできたのに……」

青年「僕は腹話術とか……」

探偵「お前ら何げに祝う準備すげぇな。けいおんのクリスマス会じゃねーんだよ」

青年「憂ちゃんに触発されて始めました」

探偵「なんだよなんだよ。つまんねぇなぁ警察のヤツも。真面目か!」

助手「真面目が普通だと思うっスけど……」

青年「僕もそう思います」

探偵「クッソツマンネェからとっとと帰ってミルホ見ようぜ」

助手「そうっスね!コーデリアさん好きっス!」

青年「エリーが可愛いです」

探偵「いや、ネロがすげー可愛い」

探偵「でもなぁ、さっさと式場見て幻滅して帰るのも嫌だから
   海でちょっと遊ぶか?」

助手「そうっスね!いいと思うっス!」

青年「う、海なんて初めてです……」ト゛キト゛キ

探偵「うひょーい!海行くぞぉぉぉぉぉぉぉ!」

助手「おおー!」
青年「いえーい!」

数十分後

探偵「水着を買ってきたかー!」

助手・青年「おおー!」

探偵「それはービキニかー!」

助手「いや、違うっスけど」

探偵「素に戻るなよ急に」

青年「まぁいいじゃないですか」

探偵「何でお前は全身タイツタイプの水着?」

青年「いやぁ、体見られるって恥ずかしいじゃないですか///」

探偵「……ああそう」

探偵「よーし!海へgoだぁぁぁぁ!」サ゛ハ゛ハ゛ハ゛

助手「fooooooooo!」

探偵「助手……なんでスク水?」

助手「水着はちゃんと用意してましたから!」

探偵「いや、巨乳なのにスク水ってちょっと目のやり場に困る」

助手「大丈夫っス!先生に見られてるって思うと興奮するっス!」

探偵「助手………///」
助手「先生………///」

警察「お、お前ら何遊んでんのー?」

探偵「け、警察!?何でここに!?」

警察「こっちのセリフだよ。式場のセッティングの打ち合わせだよ」

妻「あ、ど、どうも……」

助手「妻さん!どうもっス!」

青年「あ、巡査さん……?」

警察「む、まさか……ショタ君!?久しぶり!5年前!?」

青年「僕ももうショタじゃないですし、もう巡査じゃなくて警部なんですね!
   すごいですよ!」

警察「懐かしい気分のうちに式場行ってセッティングしようか」

妻「……うん……///」

探偵「私達も行っていい?」

警察「なんでだよ。まあいいけど」

フ゛ロロロロ……

探偵「すげーなコレ。このオープンカーお前の?」

警察「ああ。結婚祝いで部長がなぜか大量にくれたんだ」

助手(部長……頑張るっスよ………)

探偵「へー。風が気持ちいいな」

青年「すげー……先生!こんなの欲しいですね!」

探偵「いや、私は別にいらないけど……」

青年「ですよねー!別に要らないですよね!」

助手「露骨っスよ、青年君」

警察「ドン!どうだこの式場!」

探偵「いや、どうだって言われても、私達もう見たしなぁ……?」

助手「はいっス。すげーっス」

青年「腹話術できない……」

警察「え?何でもう見てんの?」

探偵「いやさ、スピーチでも考えようとしてたら式場気になって来ちゃった」

警察「来ちゃったって……彼女か……」

警察「あ、でも教会の方は見てないだろ?」

探偵「あ、そうだな。見てなかったな」

助手「wktkっス!」

青年「wktk」

警察「よっしゃついて来い!」スタスタスタ

警察「じゃーん!教会でーす!」カ゜チャッ

強盗「あ」
探偵「ん?」
助手「ほっ?」
青年「あれ」
警察「誰?」

強盗(やべぇ……ここは金目の物が一番あるって仲間の間で好評だったから狙ってみたが……)

強盗(同時に利用する人も多いから中々入れない……)

強盗(やっとこさ入れたと思ったらもう人が……)

警察「やいやいやーい!誰だテメー!神聖な教会でよぉー!」

探偵「暴れん坊将軍かお前は」

助手「……ん、先生、何かあいつ人捕まえてるっスよ」

探偵「あ、ホントだー」

警察「まったりコイてるつもりか!人質とられ……あれ?」

強盗(こうなったら……)
  「こ、ゴラァァ!動くな!こいつの命はねーぞぉ!」

妻「ひゃぁぁぁぁぁぁ!」

警察「や、やべ……」

探偵「確かにヤバいな。いつから居なかった?」

助手「式場見てた頃にはもう居なかったっス!」

青年「マズいですね。どうします?」

探偵「…………」
警察「…………」

探偵「確かにヤバいな。強盗が」

助手「え?何でっスか?」

青年「……?」

探偵「こいつを射撃の名人だと忘れたか」クイッ

警察「……………」ク゛ク゛ク゛

強盗「?」

探偵「それに、強盗が一番注意すべき人物は、強盗の一番近くに居る人だ」

助手「え?つ、妻さんスか?」

探偵「気付かないか?普段は警察の腕にしがみついているからわからんが、
   腕の内側の筋肉が異常に大きかった。何を意味する」

助手「……?なんでっスか?」

探偵「内側の筋肉は柔道、剣道でよく使う部位だ。剣道にしても柔道にしても
   外側が鍛えられてもあまり意味はない。使わないからな。
   つまり、重点的に内側を鍛えてる人は、力の使い方を把握してる人だ。」

探偵「ぶっちゃけ、武道やってる人の腕だ。手首が若干柔らかかったということは……
   ………柔道だな」

助手「!?」

強盗「な、何やってんだ!こいつの命が……」

妻「………わ……ないで……」

強盗「あ?」

妻「わ、私に、警察君以外触らないでくださいぃぃぃぃっ!」フ゛ーン

強盗「せ、背負い投げ!?ぐぉぉぉぉ!」ス゛ターン

警察「でかした妻!いくぞ探偵!」

探偵「おう!うぉぉぉぉ!」

警察・探偵・強盗「うわぁぁぁぁぁぁ!!」ト゛コト゛コ゛ス゛ターン!!

妻「はわわわわ、怖かったよー!ダーリーン!」カ゛シッ

警察「よしよし、怖かったか……」ナテ゛ナテ゛

探偵「いい夫婦や」

探偵「はっはっは!一軒落着!」

妻「ご、ごめんね……こんな女、嫌でしょ?」ウルウル

警察「……ううん、逆にかっこよかったよ!大好き!」ニカッ

妻「警察君……!!」
警察「妻………////」

探偵「いい家族になるよアレ」
助手「ふふふ……」
青年(羨ましい……)

警察「あ!そうだ!強盗逮捕の協力してもらったし、お礼と言ってなんだが、
   結婚式まで俺が泊まってるホテルに一緒に泊まってもいいぜ」

探偵「マジか。無料だろうな」

警察「おう。もちろん!」

助手「やったっス!ねっ先生!」

青年「そうですね……食事も美味しそうですし」

探偵「頼むわ」

警察「おうよ!」

青年(はぁ……警察さんは妻さんとイチャイチャ……
   先生は助手さんと………僕も……)ト゛ンッ

美人「きゃっ!?」
青年「おっと!」カ゛シッ

青年「だ、大丈夫ですか?」(うわ!すげぇ清楚そうな美人!)

美人「あ、は、はい……」(うわー……抱きかかえられて……すごいカッコイイし……もしかして……運命かも……?)

青年「あ、す、すいません。もう行かなきゃ」

美人「こ、こっちこそすいません……ぶつかってしまって……」

青年「いえ、謝るのはこっちの方です。じゃっ!」ニコッ

美人「」ス゛キューン

探偵「うっわ!ローストビーフすげぇうまい!」ハ゛クハ゛ク

助手「ケーキが!ケーキが美味しいっス!チーズケーキにショートケーキにミルクレープ!
   バイキング形式って最高っス!」

探偵「……ん?どうした青年?時間がもったいないぞ」

青年(…………)ホ゜ー

助手(……!)ヒ゜クッ

探偵(……?)

助手「ちょっと青年君、来るっス」

青年「……」*すたすた

探偵「まぁいいや。うわすげぇ!寿司まである!アナゴアナゴー!」モク゛モク゛

警察「美味しい!ステーキステーキー!」ハ゜クハ゜ク

妻「ふふ、可愛い……」ニヤニヤ

助手「さて、青年君、単刀直入に言うけど、恋してるっスね!?」

青年「い、いえ!な、なんていうか……一目惚れというか……」

青年「すいません、喉渇いたんで水くださーい!」

助手「ふむふむ、どんな人っスか?」

美人「お待たせしましたー……」コトッ

青年「そうそう、丁度こんな感じの可愛い人……!?」
美人「ごゆっくりー………!?」

青年「あ、き、君、ここで働いてたんだ!?」

美人「は、はい。留学して、バイトで……」

助手(この人っスね………)

青年「さ、さっきはごめんね。知り合いの結婚式でここに来ててさ。」

美人「へ、へぇー!そうなんですか!そ、そこ行っていいですか!?」

青年「え、か、構わないけど……」

助手「なんか上手く進んでるっスね……」

美人「あ、ごめんなさい!もう戻らなきゃ……」

青年「じゃ、またね」ニコッ

美人(はぅぅ………////カッコイイ……///)

  ーーー結婚式当日ーーー
司会「……はい!次はご友人の方から祝辞のお言葉を!」

探偵「はい。」
助手「はいっス!」
青年「は、はい!」

探偵「えっとね、まず結婚おめでとうです!思えば出会いは唐変木孤児院の事件でしてー……」

助手「お、おめでとうっス!あの時孤児院で助けてくれなかったら院長になる所でした!
   あの時はありがとうっス!」

青年「ぼ、僕も助手さんと同じく、親に捨てられ、唐変木孤児院に居ましたが、
   警察さんのおかげで勇気を貰えて反乱を起こす気に……」

司会「………!?」
親族「………!?」
妻「すごい…カッコイイ……」ニマァ
警察「いやぁ懐かしいなぁ。殴り込み。」

青年「……と、言う訳で、おめでとう御座います!」

司会「あ、ありがとうございましたー……」

数時間後……

「愛を誓い、夫婦になることを誓いますか?」

警察「誓います!」
妻「誓いまひゅ!」

探偵「噛んだが感動的な一面だ。撮っておこう」

助手「先生ともこうして結婚式を……はぁ……」ニヤニヤ

青年(あの娘……あの娘はどこだ………)

探偵「おお!花を投げるアレが始まったぞ!わーい!」ファサー

警察「ありがとう。目を狙って花投げ過ぎ」

助手「幸せにするっスよ……」ホ゛ソ

妻「……!うん!」

美人「ど、どこ……」

青年「あ、す、すいません!来てくれたんですか!」

美人「は、はい!」(よーし、昨日練習した通りに……)
青年(昨日死ぬほど練習したもんね!言ってやろう!)

青年・美人「あ、あの!あの時に一目惚れしました!付き合ってください!」

青年「え?」
美人「ん?」
探偵「え」
助手「…」ク゛ッ

青年「…………!!////」
美人「…………!!////」

助手「どうなんスか?返事は?」ニヤニヤ

青年・美人「も、もちろん……///」

助手「せーの……」

探偵・助手・警察・妻・店長「おめでとうーー!」

青年「先生!それに警察さんも……}

美人「店長!なんで知って……」

店長「いやー厨房から独り言だだ漏れだったから祝いたくなっちゃった」
警察「部屋からブツブツ聞こえたのでな……つい……」

⊂ニ(^ω^)ニニニ⊃
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「飛行機です」
助手「飛行機っス!」
青年「飛行機ですね」
警察「飛行機だ!」
妻「飛行機…」
美人「飛行機だね」

探偵「ついつい乗せる人数が多くなってしまった!」

助手「でも元々借り切りっスから大丈夫っスね!」

青年「美人……♥」
美人「青年君……♥」

警察「妻……妻……ふふ」
妻「警察君……旦那……ふふ」

探偵「全体的にムードがデレデレだな」
助手「でもこの雰囲気嫌いじゃないっス!」

探偵「帰ってきた。事務所最高」

助手「そうっスね!」

青年「落ち着きます」

美人「すごーい!探偵事務所なんて初めて入った!すごーい!」

探偵「何?住んじゃう感じ?」

青年「だ、ダメですか……?」

探偵「……いいよ。別に。そっちの美人がいいなら」

美人「い、いきなり同棲なんて大胆……///でも、住む!」

青年「ありがとうございます!」

探偵「よし。留守番係が出来たな」

助手「流石っス!好意につけ込んで係決めるなんて!」

青年「い、いいかな?」

美人「うん!いいよ!」

探偵「さーて、仕事こねーかなー」
カ゛チャッ…

「すいませーん、税務署ですが……」

探偵・助手・青年・美人「帰れ!!」

終わり

乙ー!

続きがあるかないかおしえて

>>244
書こうと思ってます!

探偵「スレ落ちが心配だ」

助手「大丈夫っス!私達がこのスレを1000まで埋めるっスよ!」

探偵「頑張るか。次はどうやって始まる?」

助手「好きなドラマの始まり方とかっスか?」

探偵「じゃあ『古畑任三郎』で」

助手「始まるっス!」

ト゛シュッ

?「う……あ……」

犯人「あれ、死んじゃった。もっとやるつもりだったのに」

犯人「テヘヘ゜ロ☆(>ω・)

探偵「ううううううあああああ!暇だ!」

助手「この時間帯twiterに誰も居なくてつまんないっス」

探偵「だよなーみんな仕事してるもんなー」

助手「それじゃ私達仕事してないみたいっス!」

探偵「しょうがないじゃん依頼来ないし」

青年「仕事なら来てますよ」

美人「ねー」

探偵「………は?」

青年「さっき昼寝してる時に来たんです。対応して引き受けました」

探偵「どんな!?どんな仕事だ!」

美人「えーっと……『オーケストラのチケット買っておいてください。お願いします』
   って書いてありますけど」

探偵「……家族に頼め」

美人「最後に(笑)って書いてあります」

探偵「おいぃぃぃぃぃぃ!完全に冷やかしだろ!受けるな!」

青年「外見が怖そうだったんで」

探偵「でも暇だからチケット買いに行くか」

青年「お金は預かっておきました」

サ゛ワサ゛ワ……ナニアノヒ゛シ゛ン……アノコキョニュータ゛ワー

探偵「一心に視線を受けているような希ガス」

助手「それはきっと私が先生と腕を組んでいるからっス!」

美人「あたしが青年君と腕を組んでいるから♪」

探偵・青年「いやぁ~////」

探偵「んっふふ~♪幸せだなぁ~♪」

助手「えへへ……///」

青年「可愛いなぁ……」

美人「やだもう////」

「おい、やるか…」「おう」

探偵「ん」トンッ

dqn「いってー!」

dqn2「だ、大丈夫か!?」

探偵「面倒くせぇ…」

dqn「おいテメー!ちょっと来いや!」

探偵「はいはいわかりましたよっと」

助手「せ、先生!」

探偵「ああ、大丈夫だから。これでジュース飲んで待ってろ」チャリン

助手「わーい!コーラ飲むっス!」

美人「あ、あたしドクペ」

青年「先生……」

探偵「大丈夫だって」

裏路地☆

探偵「で、何ですか?お金ならねーぞ」

dqn「金はいらねぇ……ちょっと殴られればいいんだよ」

dqn2「そゆこと」

探偵「ふん。ガキは帰って抜いて寝ろ」

dqn「んだとぉ!?おらぁ!」フ゛ンッ

探偵「あらよっと」ヒョイッ

dqn「あ、あれ?」

dqn2「おいおい、なにやってんだよ」

探偵「その人の言う通りだ。ダサ茶髪。」

dqn「おらおら!」フ゛ンフ゛ン

探偵「攻撃がワンパターンなんだよ……それ」ト゛カ゛ッ

dqn「ぐぇっ!」ト゛サッ

dqn2「て、てめぇ!」フ゛ンッ

探偵「お?今度はお前か。骨がありそうだ……」

dqn2「ふんっ!ふんっ!」フ゛ンフ゛ンフ゛ンフ゛ン

探偵「なるほど、喧嘩慣れしてんな。でも……」ヒョッ

dqn2「ぐっ!?」ト゛サッ

探偵「喧嘩じゃ足なんかかけないもんな。ざまぁ見ろ」ト゛カ゛

dqn2「……くっ……」

探偵「んー!久々に体動かしてなまっちったよ。ダメだなぁ」

探偵「私の分のジュースも買ってくれてるだろうな」タタタ

探偵「うぃーっす」

助手「あ、先生!大丈夫ですか!殴られたりしてませんか!」

探偵「大丈夫。助手、心配してくれてありがとな」ニコ

助手「あ、そ、そうっスか!良かったっス……////」

青年「ラブラブですね」
美人「あたし達もああなるようにしましょ」
青年「うん」

青年(あ、思えば一回も美人とキスとかしてない!)

美人(そういえば一回もチューとかエッチしてない……)

青年・美人(恋人としてそれでいいのか!)

青年・美人「き、キスしようか!」

青年・美人「え?」

探偵・助手「ニヤニヤ」

青年「あ、こ、こんな所じゃアレだし、帰ったらにしよ!」

美人「う、うん……///」

探偵「帰ったらsexするか」

助手「そうっスねー。ウブになってる横で悪いっスけど」

青年「あ、着きましたよ。チケット売り場。」カオマッカ

探偵「へー。オーケストラねぇ……」

探偵「青年!この金で私達の分も買っておいてくれ!」

青年「わ、わかりました。」

助手「すごいっス!オーケストラなんて初めてっス!」

探偵「楽しみだ」

美人(寝ちゃったりしないかな……)

☁事務所☁

依頼主「ありがとぉ~ございますぅ~」

探偵「あ、ゆっくり女将!依頼したのあんたか!」

女将「そ~ぅでぇ~すよぉ~ほらぁ~支配人逮捕れちゃったじゃないでぇ~すかぁ~
   それでぇ~みんなで働いてきてぇ~息抜きも必要だなって思いま~してぇ~。
   オーケストラでゆったりしよぅってことなんでぇ~すよぉ~」

探偵「頑張ってんだなぁ。私達も行くからさ」

女将「ほぉ~んとでぇ~すかぁ~?それは良かったでぇ~すねぇ~」

助手「相変わらず疲れる喋り方っスね」

当日

探偵「いよいよ開幕か」

助手「そうっスね!」(コート以外の格好見るの久しぶりっス////)

青年「オーケストラ楽しみだ」

美人「そ、そうだね!」

青年・美人(やばい!私服が超かっこいい・可愛い!)

ヒ゜ーンホ゜ーン
「まもなく開幕いたします。では、どうぞ!」
シャラシャシャラ………

探偵「……」
助手「」
美人「ん?」
青年「あ」

死体「」

キャァァァァァァァァァァ!!!アレシンテ゛ルノ!?

探偵「えー!落ち着いてくださーい!」

助手「警察を呼ぶっス!」

青年「動かないでくださーい!」

美人「どどどどうしよう……」オロオロ

警察「ういーっす。警察でーす。騒がないでくださーい」

警官「お、落ち着いてください!」

探偵「おっす警察」

警察「またお前らか。コナンみたいな出現率だ」

探偵「アレもうコナンが事件起こしてんじゃね?」

警察「それは俺も一回疑った」

警官「コナン談義は後でしてください!」

助手「先生!あれ博士が黒幕だってこの前のサンデーに載ってました!」

警察・探偵「えー……マジか!?」

警官「いい加減にしろぉぉぉぉぉぉ!」

警官「ったく!だからコナンじゃなくて博士が事件起こしてるって言ってるでしょうが!」

警察「納得した。捜査始めるか」

探偵「例によって協力するぞ!」

助手「先生!変なもの発見しました!」

警察「マジではぇぇよな発見すんの」

探偵「自慢の妻ですから」

探偵「どうした助手?」

助手「すげーっスよ。傷から察するに曲がった形状の鈍器っス」

探偵「曲がった……ね……」

警察「警官、とりあえず容疑者呼んでこい」

警官「はっ!わかりました!」

10分後

警官「集めました!」

警察「ご苦労。どれどれ、オーケストラの皆さん、照明係、清掃員etc…」

探偵「助手!アリバイ聞いてきて!」

助手「はいっス!」

青年「先生!僕にも出来る事はないでしょうか!」

探偵「青年!美人と一緒に清掃員の掃除する場所聞いて来い」

青年「はい!美人!行こ!」

美人「うん!」タタタ

警察「部下が増えると便利だろ?」

探偵「ああ。全くその通りだな」

助手「オーケストラの幕が上がる十分前に何してたっスか?」

オーボエ「ぼ、僕はみんなと音合わせ……」

クラリネット「オイラぁオーボエと一緒だぜ」

バイオリン「私はチェロと一緒に音合わせを」

チェロ「俺は…バイオリンの言う通り…音合わせ…」

助手「ふむふむ。そうっスか」

チェロ(助手可愛いなぁ……)

青年「すいません、清掃してた場所ってどこですか?」

清掃員「おおよそ全域。開幕する十分前はリハーサル室前。
    二十分前はリハーサル室より20m離れたホール室下。
    三十分前はホール下より10m離れた男子・女子トイレ。」

清掃員「何か、質問は」

青年「わかりました。質問はありません」
美人「報告に行こうか!」

探偵「なるほどなるほど。そうだったか」

助手「はいっス!」

青年「先生!清掃員から証言聞いてきました!」

美人「来ました!」

探偵「よしよし」

助手「いい子いい子してくださいっス!」

探偵「ほーら可愛いなお前はー」スリスリ

助手「ふふ……///」

警察「鑑定結果が出た!傷から察するに使用された鈍器は~?」

探偵「おお!」

警察「なんと!」

助手「おお!」

警察「実は!」

青年「おお!」

警察「なんと!?」

美人「おお!」

警察「クラリネットでした~」

一同「ああー」

警官「なにやってんすか」

警察「と、いう訳で。クラリネット逮捕」

クラリネット「ちょ、ちょっと待ってくだせぇ!リハーサル室からホールに居た
       指揮者を殺すなんて出来ません!」

警察「なんで?」

クラリネット「ホールまで20mですけど、入り組んで走ることできないんです。
       細かく右折左折を繰り返してホールに行きます」

探偵「清掃員さんも見てなかったって言ってたぞ。移動したなら確実に十分前に殺すことはできないし、
   鈍器だけで犯人って決めるの早くね?」

警察「そ、それもそうだな……」

探偵「だいたい、いつから死んでたの?」

警察「死亡推定時刻が開幕の四十分前だ」

探偵「その時指揮者は?」

クラリネット「ホールでプレッシャーと戦ってくるって言ったっきりです。
       それで開幕したらこうなってんですもん」

警察「なるほど、四十分前は何を?」

クラリネット「リハーサル室でオーボエと音合わせを」
バイオリン「チェロとホール室下で雑談を」
オーボエ「クラリネット君の言う通りです……」
チェロ「………同じく………」

警察「はいはい。それで、それを証明出来る人は?」

バイオリン「管理人さんに注意されたんですよ。『もう四十分前ですよ』って。
      それで、リハーサル室でチェロと音合わせを」

オーボエ「僕達も管理人さんが注意してくれたんです」

警察「管理人?」

助手「管理人さん捕まえて来たっス!」

管理人「チョイーッスwwwwwwどもどもwwwwww管理人っすwwww
    死んじゃったみたいすねwwwwwwwwwどうしてだろwwwwwwww」

探偵「嫌いなタイプだ。では管理人さん、四十分前、どうしてました?」

管理人「そうっすねwwwwwwブラブラしてましたwwwでも
    出演者はちゃんと出た方がいいと思って忠告しておいたっすwwww」

助手「案外真面目だ!」

探偵「ブラブラしてた?ホールには行った?」

管理人「行ってねっすwwwww指揮者さん、プレッシャーと戦わないと指揮できなくてwww
    一人にさせてって言ってますもんwwwwwwwwww」

探偵「ふむ。どうやってホール室下からリハーサル室へ?」

管理人「自分の持ってる鍵使って独自のルート使ったっすwwwwww関係者以外立ち入り禁止の
    ドアのトコっすねwwwwwwwww」

探偵「ふむ。それって演奏する人も通れる?」

管理人「そうっすねwwwww遠回りすれば所々行けるっすwwwwww」

探偵「なるほど」

探偵「あ、今気付いたけどさ、ホールで死んだならやられた時の声響くんじゃね」

警察「確かに共鳴するように作られてるし」

助手「ここって消音室みたいなトコあるっスか?」

チェロ「………ある……」

管理人「こっちっすwwwwww」

管理人「ここっすwwwwwけどwwww」

探偵「よし!助手調べろ!」

助手「何か発見したっス!」コ゛トッ

助手「………血のついたクラリネットっぽい棒っス」

探偵「探すの早いな」

警察「ぼ、棒!?」

探偵「なるほどなるほどー。ここで殺られましたね。ガッツリ」

警察「ふむ。なるほど。消音室で人に気付かれないよう殺し、ずっとホールにいたようにした、と」

探偵「しかしホールと消音室ってケッコー離れてるぞ。死体持って運ぶってキツくね」

警察「そうだなぁ……」

探偵「助手!最短ルート探しておけ!」

助手「はいっス!」

探偵「空気になってた青年と美人!指揮者の体重から犯人の移動スピード割り出しておけ!」

青年・美人「はい!」

警察「警官。マスコミが嗅ぎ付ける前に解決する。普通に広報活動して何も無かったかのように
   普通に振る舞え。」

警官「は、はっ!」

助手「えーっと……ホールからホール下に行くのに10分かかるからー……」

チェロ「……偉いですね……ちゃんと仕事してて……」

助手「あ、はいっス!生き甲斐ですから!」

チェロ「……すいません、今日会ったばかりでなんですが、あの、俺と、
    付き合ってくれません?」

助手「え……え、え、と、ダメっス!じ、自分には心に決めた人が居るっス!」

チェロ「………そう……誰?」

助手「せ、先生っス!ごめんなさい!」

チェロ「……そう……」スッ

助手「……?………??////」

探偵「ふーむ、この消音室、結構広いし案外隠れられる場所もあるな」

探偵「…何の予感だろう」
ト゛コ゛ォッ!
探偵「……なるほどね」ト゛サッ

?「ふ、ふふ、こ、これで、助手さんは……俺の……もの……」

?「よいしょっと。結構重いけど、またあそこを使えば……」
ウィーン
?「ここに隠してっと……」

?「ふ、ふふ、助手さん……今行くからね……」

警察「おーい、探偵!すっげー事わかったぞ!」

警察「探偵ー!どこだー!」

警察「おい助手!探偵の奴はどこだ!」

助手「せ、先生なら消音室を調べるって……」

警察「わかった!」

警察「ったく、すげー事分かったって言うのに……」

チェロ「………ごめん……」

助手「な、なんスか!?///こ、告白してもダメっスよ!」

チェロ「なんで?」

助手「だ、だって自分には先生が……」

チェロ「ふふ、ふふ……先生は、もういないよ……」

助手「……え?」

チェロ「ふ、ふふ、もうこの世にいないよ。お、俺と付き合おうよ……」サ゛ッサ゛ッ

助手「せ、先生が居ない……?なんで……」

チェロ「ふふ、ふ、俺が…消した……もう邪魔は無い……」

チェロ「指揮者の奴も……俺の告白を断った……だ、だからああなった……」

チェロ「き、君も想像はつくよね……ふふ、ふ」

チェロ「ふ、ふふ……」

助手「や、やだ……!」

チェロ「や、やだって……君も指揮者と同じ……?」

チェロ「ううー……」チャキッ

チェロ「ごめんね助手さん……ああああああ!!」フ゛ン

助手「はわ、はわわわわわ!!」
カ゛キン
探偵「っと!リコーダーも役に立つな」

助手「せ、先生!?死んだんじゃ……」
チェロ「あれ……確かに……殺したはず……」

探偵「残念でした」ヘ゜ロッ

探偵「悪いね。体の頑丈さには自信があってね」

探偵「どうせ今ので現行犯だが一応推理はしといてやろう。探偵ssだからな」

探偵「まず、動機は告白の失敗。その恨みを晴らすために消音室に呼び出し、殺したと」

探偵「どうやって消音室からホールまで運んだか?それは……ゴミ箱だった」

助手「ご、ゴミ箱?」

探偵「ゴミ箱の下にな、通路があったんだよ。明らかに誰かがドリルか何かで削ったような感じの穴さ」

探偵「ごめんね。私を運んでる間に気絶していたフリをさせてもらった」

探偵「そしてエレベーターのある階まで行き、ホールに辿り着いた。地図探っててわかったが、
   リハーサル室の前にエレベーターあったな。アレ使ったんだ」

探偵「そして私を消音室の棚に放り込んだ後、ここに来たと」

探偵「後を追って来たらこのザマだ。アブねぇなぁ。元々管理人の鍵はいらなかった訳だ」

探偵「ゴミ箱からエレベーターの階まで下りればホールに行けるしな」

探偵「そんでもっかい告白してダメだったから殺そうとした!」

探偵「そして鈍器が棒だったのはクラリネットに容疑を向けるためだったんだな?」

探偵「こんの……自己チューバカクソ虫が!」

チェロ「……俺を侮辱したな……許さん……」フ゜ンッ

探偵「おせーんだよ」シャッ
ト゛コ゛ッ
チェロ「……うっ……」

警察「おーい!ここに居たか!すげーんだぞ!なんとゴミ箱の下に……ん」

探偵「ごめん、わかってるソレ」

警察「(´ ・ω・`)」

助手「せ、せんせぇ……」クタッ

探偵「よしよし、怖かったな」ナテ゛ナテ゛

青年「先生!カッコイイです!助手さんを間一髪で助けたそうですね!」

探偵「ん?いや、ただ体が勝手に動いちゃったってだけ」

青年「超カッケー……」

美人(なんて羨ましいんだろう……!!)

探偵「……ま、誰にも助手は渡さないけどさ」

青年「超カッケェェェェェェェェェェェェェェェェェ!!!」

助手「先生……惚れ直したっス……もっと好きになったっスよー……///」

探偵「ん?そうか?ありがとなー」

助手「今夜は抱いてくださいっス……///」

探偵「もちろんだよ……////」

警察(帰ったらこんな感じになろう)

硝煙の修羅場探偵事務所
☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁☁

探偵「で、帰ってきたけどなんでお前らが居る」

警察・警官「………」

警察「ぶっちゃけ言おう。家が用意できるまで一週間ここに住まわせてくれないか?」

探偵「?なんで?」

警察「妻が帰省中なんだけど、その間に家賃滞納で大家さんに追い出されて、
   警官の家に住む用意が出来る一週間の間住まわせてくれ」

探偵「ん、別にいいぞ。お前だしな」

警察「恩にきる!」
カ゛チッャ
?「すいませーん……」

探偵・助手・青年・美人・警察・警官「ようこそ!硝煙の修羅場探偵事務所へ!」

終われ

ありがとうございました!また書こうと思ってます!
次はストーリーごってり練った奴にしようと思ってます。おやすみなさい1

探偵「特に何もすることないし短めに書くか」

助手「そうっスね!賛成っス!」

警察「俺が入ったのに使わない手は無いだろう」

警官「もう俺んち住んでますけどね」

美人「最近空気!」

青年「同意!」

☆深夜☆

青年「トイレ……」カ゛タッ

青年「……ん、先生のトコ電気が……」スッ

「助手が可愛いぃぃぃぃぃぃぃ!」
「あんっ♥先生すごいぃぃぃ!」

青年「………っっ////」

青年「>そっとしておこう」

☆朝だお☆

青年(眠れなかった……声でっかい……)

探偵「どうした青年。ケ゛ッソリしてるな」ツヤツヤ

助手「そうっスよ!元気出すっス!」ツヤツヤ

青年(無理……助手さんと先生の乱れる所が浮かんでくる……)

美人「どうしたの?元気無いよ?」

青年(いつしか美人とも……ハァハァ)

美人「ど、どうしたの……?」

青年「すいません……広告にでも行ってきます……」

探偵「うむ。よろしこ」

助手「行ってらっしゃいっス!」

美人「あたし、お茶でも入れます……」

探偵「よろしくねー」

助手「!そうか……出番を増やすためっスね!」

美人「べ、別にそういう訳じゃ……」

ーー事務所外ーー

青年「さーせーん……探偵事務所でーす……」

青年「ダメだ……鮮明に蘇るあの場面……」

??「すいませーん……」

青年「はぃ、なんでしょう?」

??「あのー私ちょっと占いの勉強してましてー……拝見させてもらっていいですか?」

青年「あぁ、どうぞ」

??「ムッ!これは……」

??「この運命線……あなた最近精神的に疲れてませんか?」

青年「す、すごい!当たってる!」

??「そしてこの生命線の動き……昼は醤油ラーメンですね?」

青年「す、すごい……!全部当たってる!」

??「うん!間違いない!私の先生に見てもらった方がいいです!」

青年「わ、わかりました!」

ーー雑居ビルーー

青年「すげー……いかにもって感じだ……」

??「さぁ、先生のトコです」

先生「どうも」

青年「あ、どうも」

先生「む!……カネ……カネノニオイカ゛スル……」

青年「どうしたんですか?」

先生「い、いえ!なんでもないですね!はは!」

先生「そうですね、あなた最近、仕事場の事で悩んでません?」

青年「すごいです!当たってます!どうしてそんな当たって……ムケ゛!」

??「ふふ、大人しくしてくださいよ……」

先生「よし、こいつの仕事場には金の匂いがする。早急に乗り込むぞ」

??「了解しました」

ーー硝煙の修羅場探偵事務所ーー

探偵「うぅぅぅぅぅぅぅぅわぁぁぁぁぁぁ!!暇ぁぁぁぁぁ!」

助手「先生、もうそのジャンプ読むとこないっスよ」

美人「青年君……いない……」

探偵「あいつどこまで広告に行ってんの?」

助手「もう3時間経ってるっス」

美人「き、きっと事件に巻き込まれたんだ……大変だ……」

探偵「そーんなわっけないだろーww」

助手「そうっスよねーww」

美人「で、でも……」

探偵「だいたいよぉ、あいつ真面目なんだからちゃんと帰ってくるって!
   何もなかったかのような顔して」

助手「そうっスね。でも、今日元気無かったみたいスけど……」

美人「き、きっと疲れて誰かに騙されてるんだ……はわわわ」アワアワ

探偵「まっさかーww」

助手「そうっスよねーww」ヒ゜ーンホ゜ン

探偵「客だ!それか青年!な?あいつ真面目だから……」

探偵「ういーす!ようこそ硝煙の修羅場探偵事務所へ……ってあれ?」

先生「大変です!あなたの助手さんがこの近くの雑居ビルに連れていかれました!」

探偵「……はぁぁ!?おい、助手!警察呼べ。あと警官もセットで」

探偵「美人、私のカバンの準備しとけ。あと日本刀。」

助手「はいっス!」
美人「は、はい!」タ゛タ゛タ゛タ゛

先生「……クケケ。もぬけのカラだ。マヌケだな。他人を入れたまま行くなんて」

??「大成功ですね」

探偵「よし、ここら辺だな。雑居ビル群」

警察「おいおい、どこのビルか聞いてから呼べよ」

警官「その通りです!だいたいあなた方は……」

美人「うっせぇ!!黙って探せやゴラァ!あたしのフィアンセ攫われてんのよ!?」

警察「す、すいません……」

探偵「しらみ潰しに探すか」

探偵「どーこだーい!青年くーん!」

助手「おーい!居たら返事するっスー!」

ーービル内ーー
青年「ムコ゛コ゛コ゛!」

青年(が、ガムテープ……美人助けて……)

青年(美人とキスもしてないまま死ぬわけにはいかない……)

青年(頑張れ俺……)

カ゛チャッ

探偵「おーい、ここかー?」

助手「どこに居るっスー?」

美人「クンクン……青年君の匂いする!ここだ!」クンカクンカ

青年(!美人の声……先生……助手さん……)

青年(よーし……)カ゛タッタッ!

探偵「あ!ここの棚揺れてる!ここだ!」

助手「あ、青年君!ガムテープはがすっスよ!」

青年「ぶえ……美人……」

美人「せ、先生!やっぱり言ったじゃないですか!騙されてるって!」

青年「あれ……なんで知って……」

美人「バカか……」

探偵「しょうがないな、帰るか!」

助手「そうっスね!ははは!」

探偵事務所ーー

探偵「ただいまー……!?」

助手「あ、荒らされてるっス……うわわわわ!き、昨日のコンドーム……////」

美人「助手さん、なんですかそれ?」

助手「な、なんでもないっス!」ササッ

青年「あわわわわ……婚約指輪がない……」

探偵「ん、紙置いてあるぞ。なにこれ。」カ゛サッ

【やーいハゲ!金は頂いた!悔しかったらここまで来い!ばいにゃら!】

探偵「……腹立つなにこれ」

探偵「無性に腹立つし親からもらった金も数億だ。絶対取り返す」

助手「許せないっス!」

青年「殺す……婚約指輪をよくも……絶対殺す……」

美人「一緒に住めなくなっちゃう!やだー!」

探偵「よっしゃ行くぜぇぇぇぇぇぇぇぇ!全員チャリ持ってこい!」

「「「おおー!」」」

探偵「ってよく見たら住所が……」

助手「どこっスか……!?」

青年「こ、ここって……」

探偵「……唐変木孤児院だな」

美人「えっ?えっ?どこそこ?えっ?」

探偵「ふん、あの時のやつらか?上等だよ……」

助手「あの時みたいにぶっ飛ばすっス!」

青年「腕が鳴ります……」

美人「……よ、よーし!頑張るぞー!」

探偵「prrrr……もしもし、警察?パトカー飛ばしてくんない?
   なに?だから唐変木孤児院行くからだよ!わかったか!」フ゛チッ

探偵「タクシー呼んでおいたから。十分以内に来るよ」

五分後……

警察「唐変木孤児院と聞いて!」
警官「しょうがないですね……」

助手「ほ、ホントに来たっス……」

警察「乗れ!早く!腕がウズウズするぜー!」

警官「何のスイッチが入ったんですか?」

探偵「五年前のスイッチが入ったんだよ……ククク」

助手「もう二度と行きたくないっスが……」
青年「僕もですよ……」

美人「え?な、なんでなの?」

フ゛ロロロロロロロロ………

警察「着いたぞ!」

探偵「ホントにあの時のままだな……」

警官「僕はここで待ってますから……」

助手「いざ!トラウマへの挑戦っス!」

青年「が、頑張るぞ!」

探偵「確か、紙によると……院長室か。懐かしいな」

警察「そうそう!ここでお前にロリがぶつかって来たんだよな!」

青年「ここでみんなと戦いましたね……」

美人「えっ?だから何の話?」

カ゛チャッ……
探偵「よぉ、久しぶりだな。院長」

院長「わはははははは!久しぶりだな!忌々しい探偵に、警察!
   そして少女!いや、助手か?それにショタ、いや、青年……」

警察「だぁははは!あの速攻で本棚の下敷きになった院長か!久しぶりだなぁ!」

院長「ムッカー!あ、ちなみにあのインチキ臭い先生は地下に放り込んでおいた!
   生徒役が楽しかったから連れて来た!」

探偵「説明乙」

探偵「で、なんすか。私達を呼んだからには理由あるでしょ?」

院長「もちろん、リベンジだ!五年前のあの事件以来、ガキ共利用して
   働かせてたことがバレ、ムショに入れられた!おかげでリベンジの方法も考えついたがな!
   そして思いつき、完璧だとわかれば速攻で脱獄して来たのさ!」

探偵「なるほど、五年前とは違うんだと。」

院長「そういうことだ!覚悟しろ!」

警察「へっ!俺にやらせろ探偵!思えばこいつと戦ってないしな!」

探偵「好きにしろ」

院長「お?お前か?」

院長「ククク、ただの合法ロリだと思うなよ…」

警察「ふん、ただの警察だと思うなよ」

警察「警棒発動!」
院長「ハンマー発動!」

ト゛カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛カ゛

警察「おらおらおらおら!」カ゛カ゛カ゛カ゛
院長「甘いんだよぉぉぉ!」ト゛コ゛ッ

警察「………カッ……!?」

探偵「あーあザマァねぇな。やられてやんの」

院長「だっははははは!見たか!」

警察「ちっ、すまねぇ探偵……」

青年「許さん……警察さんまで……!」

院長「ん?次はお前か?ショタ」

青年「婚約指輪返せこらぁぁぁぁ!」フ゛ンッ

院長「おっと、中々やるな」

院長「んー、でもな、スピードがちっと足りないなぁ!」ト゛コ゛ッ

青年「あ゛あ゛あ゛あ゛!まだまだぁぁぁぁ!!」ト゛カ゛ッ

院長「いっだぁぁぁぁぁぁ!調子に乗るなぁぁぁぁぁぁ!」ト゛ト゛ト゛ト゛

青年「あ゛っ……ぐっ……」

探偵「おいおい、なにやってんだよ」

青年「先生、すいません……」

探偵「だーっ!もう!メンドくせぇ!でもやるか!」

助手「かっここいっス先生!やっちゃってください!」

院長「ふふふ……ついにお前か……!」

院長(こいつは正直ヤバい……ここは一つ……)ソソクサ

院長「ほーら捕まえた!この助手がどうなってもいいのかー!」

助手「な、い、いつのまに……」

院長「ほらほら、ハンマーでボッコボコに……!?」

探偵「……………」ス゛ォォォォ

院長「な、なんだこの威圧感は……」

探偵「てんめぇぇぇぇぇぇ!汚ねぇ手で助手に触るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ死ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

探偵「警察!警棒借りるぞ!」

院長「え、ちょ、待って……って言ってんだろうがぁぁぁ!」カ゛キン

助手「と、止めた!?」

探偵「へぇ、止めてもこの強さか。本当に強くなったらしいな」

院長「伊達でムショで鍛えてたんじゃないんでね!」

探偵「助手に触った罪はでけぇぞコラァァァァァァァァ!!」ト゛カ゛カ゛カ゛カ゛

院長「あは、あはははははははは!!」ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛

探偵「あ゛あ゛あ゛ーーー!」ト゛ト゛ト゛ト゛ト゛

院長「ゔゔゔゔゔゔああああああ!」ハ゛ハ゛ハ゛ハ゛

ーーー数時間後ーーー

探偵「はっ……あっ……ぐっ……」カ゛キン

院長「ああああ……うう……」カ゛ァン!

院長「はっ……あ!?」ツルッ

探偵「いぃぃぃまだぁぁぁぁ!死ぬぁぁぁぁぁ!!」ト゛コ゛ァ!

院長「ぐぁぁぁぁぁぁ!!」ト゛サッ

助手「せ、先生!」タ゛ッ

探偵「ふふっ……助手……帰る…ぞ…」ト゛サッ

助手「せ、先生!」

カ゛チャッ
警官「どうしたんですか!?これは……」

助手「警官と美人!早く先生達をパトカーで運ぶっス!あとお金!」

美人「わ、わかりました」
警官「なにがなんだか……」

院長「ぐぁぅぅ……再び逮捕……なう……」カ゛クッ

警官「よし、逮捕」

パトカー内・・・

警察「ぐっ……あいつは……?」

警官「逮捕しました。脱獄してたので」

探偵「zzz…」

助手「先生、頑張ったっス……」

青年「zzz……」

美人「い、今がチャンス!」チュッ

美人「きゃーっ!////」

探偵事務所

探偵「にゃはははは!院長捕まったし金は戻ってきた!」

助手「頑張ったっスね!先生!」

美人「ふふ……キスしちゃった……ふふ……」

青年「キス……美人と……えへへ……」

探偵「よーし!バカも捕まったし!温泉行くか!」

助手「いいっスね!傷を癒すっス!」

青年「この勢いで本番……なんつって……////」

美人「い、いいよ……?///」

探偵・助手「にやにや」

探偵「ふふ、決定だな。温泉行こう。」

助手「そうっスね!暇ですし!」

青年「美人……美人の体……ハァハァ……」
美人「青年君……ハァハァハァハァ」
カ゛チャッ

「すいませーん、今私神様に関する本を……」

探偵・助手・青年・美人「帰れ!」

終わった

次こそ!ごってりしたのにしたいです!おやすみなさい!

探偵「くっそ暇杉ワロタ」

助手「ネタも無いですし、宣言した通りごってりしたネタもまだ練れてないっスしね」

探偵「よーし、旅館行こうか」

助手「待ってたっス!スレ落ちしてたか最近心配だったっス!」

探偵「レッツらゴー」

探偵「冬だ!ケガだ!慰安旅行だ!ドキッ!?男と女の旅館旅ー!」

助手「わーい!」
青年「やった!」
美人「温泉ー!」
警察「悪くないな」
妻「温泉かー……」

探偵「思えば旅館が出会いだったな、妻と警察」

警察・妻「いやぁ……///」

探偵「そんでさ、前回は院長にやられて体ボロボロなもんですから、慰安旅行しようと」

助手「いいっスね!また変な女将出て来たりして!」

警察「お前に勝てる可愛さの女将はいないよ……」

妻「もう♥バカ♥」

探偵「……思ったけどココにカップル3組いるんだったな」

探偵「おい、準備出来たか?」

助手「はいっス先生!おやつも用意したっス!」

探偵「こらこら、ちゃんと三万以内だぞ?」

助手「はいっス!えっと、ブラックサンダー、ビッグカツ、うまい棒、チロルチョコ……」

探偵「よーし、ちゃんと染みチョコも用意するように。染みチョコはバスで食べろよ。
   溶けるから」

助手「はいっス!楽しみっス!」

警察「よーし、おい探偵!そこって山あるか!?」

探偵「ん?ああ、あるぞ。結構高いな」

警察「ふふ、よーし、山登り……」

妻(ああ、エキセントリックな警察君可愛い……)

妻「そうだ!お菓子用意しないと!あとウノ!」

警察「そうだな!チョコも用意しよう!あとあと、最中食べよう!」

妻「ああん!和菓子ありなら羊羹と饅頭!」

警察「この食いしん坊め♪」
妻「いやん♥」

青年「初めてだなぁ、旅館なんて。温泉も……」

美人「え?どうして?」

青年「言ってなかったっけ?僕って孤児院入ってて、色々とやってないことあるんだ」

美人「そ、そうだったんだ……」

青年「孤児院入った時はほとんど赤ちゃん同然だったからさ、
   色々と先生には初体験をさせてもらってるんだ」

美人「そっか……じゃ、楽しまなきゃね!」

青年「とりあえず……お菓子用意しよ!」

美人(とりあえずお菓子が出て来るなんて……可愛い……)

探偵「準備はー出来たかー!」

妻・警察・青年・美人「おー!」

探偵「はい出発」

助手「ずいぶんとドライっすね!」

探偵「あんまりテンション上げて燃え尽きてもアレだし」

探偵「あ、バスも手配してあるよ」
助手「わーい!」

探偵「ではバスの人お願いします」

助手「……ん、あれ、どっかで……」

ガイド「どぉぉぉぉぉぉもぉぉぉぉぉぉ!!このぉ?バスはぁ?
    旅館行きでぇぇぇぇぇぇぇす!」

警察「あ!あんときのベースガイド!」

ガイド「覚えてて頂きぃ?ありがとうございまぁぁぁぁぁす!!」

警察「おっと!今回は津軽三味線持ってきたぜ!」

ガイド「セッションgoooooooooo!!!」

探偵「じゃあお願いしまーす」

助手「わーい!出発っスー!」

青年「は、初めて……ドキドキ……」

美人「久しぶりだなー……」

コ゛ォォォォォ………

探偵「もう結構山の方に入ってきたな」

助手「zzz……」スヤスヤ

青年「zzz……」ク゛ゥ……

美人「やだ……可愛い……///」

妻「むにゃ……」ク゛ウク゛ウ

警察「もう!可愛い!写メしとこ!ああ~っ!可愛い!」カシャカシャ

キ゛ャァァァァァァァァァァン

ガイド「まぁぁぁぁもぉなぁぁぁぁくぅぅぅぅ?旅館にぃぃぃぃ?着きまぁぁぁぁぁぁぁす!」

妻・青年・助手「!?」

探偵「よぉ、やっと起きたか」

美人「もうすぐ着くって!」

警察「ふ、ふふ……鍵フォルダに入れよう……」

キ゛ャキ゛ャァァァァァァァァン

ガイド「着ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

探偵「うるせぇ。よし、染みチョコ食べたし、温泉入れるし、最高」

助手「ああ!染みチョコ食べ損ねたっス!」

探偵「大丈夫。残しておいた」

助手「先生……」キラキラ

女将「いらっしゃいやせー」

女将2「………さい……せ……」

女将3「ぃらっしゃい!予約して野郎どもだな?部屋、案内するぜ!」

女将「こ、こら!お客様に……」

女将2「そう……です……」

助手「なかなかココも個性たっぷりっスね!」

探偵「面白い。真面目系にあがりしょうにガテン系か」

警察「でもでも、君には敵わない……」

妻「えへへ……もう女将辞めたけどね♪」

女将3「おう!ここが予約してた椿の間、鷹の間、禿鷹の魔だぜ!」

警察「あのぅ、なんで禿鷹だけ、魔?」

女将3「なんでも、おっかねぇ噂があんだってよ!
    名前の通り、泊まると死体になって発見されて、禿鷹に食われるからだってよ!」

警察「こぇぇ」

女将3「でもでも!そーんなことにゃさせねーから、安心しろよな!」

探偵「心強いな、警察」

警察「………え?俺らこの部屋?」

探偵「私達の組が椿の間だ。」

助手「わー!広いっス!絶景っスー!」

探偵「一番高いとことっちゃった」テヘ

助手「流石っス先生!」

探偵「とりあえずお菓子食べるか!ポテチあるぞ!」

助手「わーいわーい!」

青年「僕らが鷹の間だね」

美人「すごーい……鷹の木彫り……かっこ良い……」

青年「ねぇねぇ!川も見えるよ!見て見て!」キラキラ

美人「あぁ~ん、もう可愛い……まるで少年のようなはしゃぎよう……」

美人「うん!どれどれー?」

青年「あのね、川がほら!どーんって!それからね!ほら!魚が跳ねたの!」

美人「はぁぁ……カワユス……」トロン

警察「俺らが禿鷹の魔か……ホラゲーかよ」

妻「こ、ここ……ここだけなぜか茶菓子の配分が豪華……」

警察「んー、ま、別に気にすることはない!ただの噂だし、お前がいてくれれば俺は大丈夫だからさ!」

妻「う、うん!そうだよね!警察君大好きー!」

警察「もー♥俺も俺もー♥」

女将「すいません、お食事の用意が出来ました。」

探偵「あ、ありがとーございます」

女将「……つかぬ事をお伺い致しますが、何をしておいでで?」

探偵「ああ、今、ヨガやりながらウノやってんです」

助手「楽しいっスよ!健康にもなるっス!」

女将「……はぁ」

女将2「す、すいま、せん……お、食事の、用意が……」

青年「え?なんです?」

女将2「あ、あの……お、お食事の、用意が……」

青年「すいません、もっと大きな声で……」ス゛イッ

女将2(はぅぅ、ち、近い……///)「あ、あ、の……ううー!」タ゛タ゛タ゛

青年「どうしたんだろ?」

美人(あの女ぁ……青年君を間近で見やがって……)

美人「覚えてろ!」

青年「???」

女将3「おう!食事の用意できたぜ!お二人さん!」

警察「あ、そうですか!今行きます!」

妻「ごっはん!ごっはんー♪」

女将3「あ、そうだ!さっきは変な話とかしちまって悪かったな!
    お詫びに今回の食事の方、無料で食ってもらっていいぜ!」

警察「あ、ほ、ホントですか!」

妻「やったー!食べ放題!」

女将3「じゃあよ!大広間で待ってっからな!」カ゛ラッ

警察「なかなかボーイッシュな女将さんだ。ジャージだしふすまを足で開けるし」

妻「ご飯ごーはーんー!」

警察「ははは!行こっか!」

☁大広間☁

探偵「おお、メシだー」

助手「鯛飯っス!焼き肉にシチュー!」

青年「わー!豪華だね!あれ、美人の皿には無いのに僕の皿にはプリンが……」

美人「………」チラッ

女将2「………」ウツムキ

美人「チッ」

警察「わーい!無料だー!トロトロシチューに地鶏の竜田揚げー!」

妻「美味しそう……シ゛ュル」

探偵「もしゃもしゃ……んぐ?あれ、どっかで見たような……」

助手「………あー!小説家さん!」

小説家「おや、また旅館で会いましたね……あ、原稿ですこれ。完成したてです」

探偵「約束覚えててくれたんですね……」ヘ゜ラヘ゜ラ

小説家「またお会い出来て、光栄です助手さん……」

助手「ど、どうもっス!」

小説家「貴方のおかげでムショ生活も苦ではなく、実刑は軽かったので
    あっという間のムショでした……あの時はどうかしてました。しかし、また助手さんの
    おかげで純粋な気持ちになりました……」

助手「あ、ありがとうっス!」

探偵「ふふ、中々面白いですね、コレ。ユーモアもありますし」

小説家「貴方のおかげでもありますよ。この作品が出来たのは」

探偵「おや、それは光栄ですね」

警察「よぉよぉ!小説家じゃねぇか!支配人はどうしたぁ!?」ケラケラケラ

小説家「ああ、無期懲役ですよ。ずっと出てこられません」

警察「そかそかぁ!はっはっは!」助手「酒が入ってるっスね……」

警察「あぁ!?だってよぉ、女将に聞いたらアルコールもあるからってよぉ!」

妻「飲み過ぎだって……」

警察「そんなこと言わずにぃ~!チューしようよチュー!」

妻「や、やだ……////」

警察「もー!照れちゃって可愛いぃぃ!」

探偵「ああはなりたくないな」

助手「はげどっス」

警察「うひゃははははははは!」

女将「ど、どうしましょう!あんなに乱れて……他のお客様がぁ」オロオロ

女将2「でも……他の人も……遊んでます……あの人と、一緒に……」

女将3「まぁまぁ!楽しいならいいじゃねぇか!楽しいならよぉ!」カラカラカラ

女将「そういうことじゃないの二人とも!あと女将3!いつまでジャージなのあんた!」

女将3「あ?だってよ、楽じゃねーか!ゆったりした動きなんか無理だっつーの!」

女将2「でも……旅館主様が………ダメって……」

女将3「どーせ滅多に帰ってこねーんだからいいじゃねーかよ!」カラカラカラ

女将「と、とにかく!速攻でお酒が覚めるようにしないと……」

女将3「んな固い事言うなってー!ほらほらぁ!」ク゛イク゛イ

女将「ぶぐぐ………ごくごくごく……」

女将2「………あ………」

女将「うひゃはははははははははは!宴で乱れなきゃ宴じゃねーよなぁ!?」

女将3「そのいきだぜぇ!かっかっか!」カラカラカラ

女将2「……どう、しよう……」

女将2「……青年、さん……」

一旦寝ます!昼頃再開したいと思います!おやすみなさい!

すいません!再開します!

女将2「すい……ま、せん……青年さん……」

青年「はい?呼びました?」

女将2「あ、あの、ちょっと、困ったことが、あって、手伝ってくれます?」

青年「あ、はいはい!わかりました」

女将2(ホッ……)「お、お願いします……」

美人「……ぐぎぎ」

女将「うひゃはははは!酒足せー!」

女将3「はいはいwwwひゃひゃひゃ!」カラカラカラ

青年「ちょ、ちょっと!業務中でしょうが!」

女将3「あー?そーんなこと関係ないって!宴なんだからよー!」

青年「いやあんた達は宴しちゃダメでしょうが」

女将3「チッ、融通効かねーなー………」

女将「あー?」

女将3「そうりゃっ!」カ゛スッ

女将「あー……」カ゛クン

女将2「よ、よかった……」

女将「はっ!わ、私は一体……」

女将2「気、気がついた……」

女将3「うひゃうひゃ!ちょっとばかし悪戯しただけよ!安心しな!」カラカラカラ

青年「やれやれ、記憶が飛ぶタイプですか。便利ですね」

女将2「あ、あり、ありがとうございます………」

青年「いえいえ、大丈夫ですよ」ニコッ

女将2「……////あ、ありがとうございます……失礼します……////」

青年「と、どうしたんだろ……」

青年「ただいまー」

美人「どうしたの?」コ゛コ゛コ゛

青年「(なんだ?)いや、ちょっと酒乱を止めてきた」

美人「(なんだ……ホッ)そ、そっか!すごいなー青年君!」

青年「そ、そうかなぁ………////」

女将2(なんでしょうか……青年さんの顔が、頭から離れないです……)

女将2(あの……笑顔が……ずっと頭に……)

青年『いえいえ、大丈夫ですよ』ニコッ

女将2(………////)

女将2(お、お仕事、しなくちゃ……)

女将3「やっべ、腐った卵出しちゃった」

女将3「まぁいいか」

女将3「ジャージ最高だ」

探偵「おや、いいですねそのジャージ。プーマですか」

女将3「お、よくわかったな!このデザインあんま出回ってないのに!」

探偵「いやいや、私も結構事務所ではジャージでして」

女将3「はっはっは!そうか!奇遇だなぁ!私もずっと家でジャージだよ!」カラカラカラ

探偵「ははは!似ていますなぁ!」ケラケラケラ

助手「先生、今何の話してたっスか?」モヤモヤ

探偵「いやな?ジャージの話してたらよ、プーマの限定デザイン持ってたからびっくりしちゃって!」

助手「(ホッ……)そ、そうっスか!ジャージが好きなら私だって着ますのに!」

探偵「いやいやいいよ。ずっとお前は半袖半ズボンで居ろ。そっちの方が好きだし」

助手「そ、そうっスか……////」

警察「いやー……無料で食えて最高……」

妻「ホントだねー……ゲプ」

警察「ほらほら、ご飯粒ついてるよ?」チョン

妻「あらやだ////」

警察「もーおっちょこちょい♪」

妻「えへへ♥」

女将「申し訳御座いません。皿の方お下げ致します」

警察・妻「………」

探偵「メシ食ったし、体を癒すために温泉入るぞー!」

青年「わーい!初めてですー!」

助手「また混浴だったらいいっスね……////」

警察「どんなんだろーなー」

妻「wktk」

女将3「温泉の場所、案内するぜー!」カラカラカラ

「「「「「おー!」」」」」

カコーン……風呂☆

探偵「案の定混浴だった」

助手「>>1がどうしても混浴がいいっていう意見っス!」

青年「わー!広いー!月が見えるよー!」

美人「ふふ、可愛い……」

妻「ほら、流してあげる」

警察「ありがとなー……」シミシ゛ミ

助手「先生!私も流すっス!」

探偵「頼むわ」

探偵「きゅーっ!傷がー!染みるけどこの痛みもまたいいー!」

警察「いてて、腕が……」

青年「あれ、腹の傷がまだ……」

妻「あ、あそこに傷を直すって効能のドラクエっぽい温泉あるよ」

警察「ホントだ。温泉ランドかってくらい温泉あるなココ」

美人「一緒に入る?」

青年「………!!」コクコク

助手「わーい!借りきりっス!泳ぐっスー!」

探偵「私も泳ごう」

探偵「おっと、借りきりじゃないみたいぞ」

小説家「いえいえ、構わないでください。助手さんがいいなら泳いで構いません」

助手「ありがとうっス!クロールっスー!」

美人「全く、子供じゃないんだから……」

青年「………」ヒ゛クッ

美人(泳いでた……)

警察「バタフライー!」ハ゛シャハ゛シャ

妻「ふふ、かわゆい……」

助手「大変っス!『大探偵ゴロゴロの事件簿』が今日はspで8時からっス!」

探偵「やべ、録画予約してねぇ」

探偵「上がるぞ!早急に!」

警察「全くあいつら……あ、やべ、『実録!警察25時!』に部長出るから見なきゃ!」

妻「ム、部長さん出るから見るの……?」

警察「いやさ、何か嬉しいでしょ?身内が出るって」

妻(それはわかるけど……むぅ……)

警察「早急に上がる」

妻「け、警察君が行くなら……」

小説家・青年・美人「……」(何も用事ない……)

小説家「はぁ……もう9時ですか……もうあがります。のぼせそうですね」

青年「あ、では……」

美人「……二人きり?」

青年「……そうだね……///」

美人(裸で……二人きり……頭爆発しそうなほど美味しい状況だわ……)

青年(くっ、二人きりだということを意識したらマトモに顔も見れない……)

美人・青年「あ、あのさ!」

美人・青年「へ?」

美人・青年「………////」

青年「……ねぇ」

美人「んー?」

青年「襲っていい?」

美人「……どうぞ////」

青年「美人ちゃぁぁぁぁぁん!」カ゛ハ゛ッ

美人(キタ─────────(゜∀゜)────────────!!!!)

その頃椿の間では

探偵「いやー、いいedだ。チャットモンチーいいよね

助手「あの声好きっス!」

探偵「私とどっちが好き?」

助手「せ、先生っス!」

探偵「だーよーねー♥」

助手「先生ー♥」

女将「すいません、お布団の方を敷かせていただきますが」

探偵「あ、自分でやるんで!!」(真顔

女将「わ、わかりました……」

さらに禿鷹の魔では

警察「すげー……超カッケーよ部長……」

妻「ム……私とどっちがカッコイイ?」

警察「んー、お前はどっちかって言うと、可愛いよー♥」

妻「ば、バカ………////」

女将3「おう!お楽しみ中わりぃな!布団、敷かせてもらうぜ!それとも、
    自分で敷くか?」

警察「おう、別にいいぞ。自分達で敷くからさ」

女将3「おっと、そいつは助かるねぇ。ほらプリンやるよ」

警察「サンキュ」

妻(ら、ライバルがいっぱいだわ……警察君は私の旦那なのにー……)

9時頃、鷹の間

青年「はぁ……もう疲れちゃった……」ツヤツヤ

美人「そうだね……だってあんなに激しく……はぁぁ……////」ツヤツヤ

青年「もぅ……あんなにしたのも美人ちゃんのせいだよー……///」

女将2「ぁ……の……」

青年「わっ!女将さんいたんですか!?は、話聞いてないですよね!?」

女将2「?……な、なんのこと、でしょうか……」

女将2「ぁ、あの、お布団のご用意をさせていただきます……」

青年「あ、お願いしまーす」

女将2「で、では………10分ほどで……終わるので……お土産コーナーでも見ていると、
    た、退屈しないですよ……」

青年「あらそう?じゃ行くか」

美人「うん♪」

女将2「…………」(はぁ………)

探偵「おい、禿鷹の間とか突撃して遊ぼうぜ」

助手「面白いっスね!お菓子奪うっス!」

探偵「レッツゴーイング」

助手「いぇーい!」

ーーー禿鷹の魔ーーー

警察「探偵達のお菓子奪って食べて笑ってやろう。禿鷹にしやがって……」

妻「よーし!悪戯の範囲でやってやろ!」

カ゛チャッ

探偵「あ」
警察「ん」

探偵「よ、よぉ、なんだ?」

警察「あ、ちょ、ちょっとトイレにな……」

探偵「トイレなら室内にあるぞ」

警察「あ、そ、そうだったんだー!ありがとな!」カ゛チャッ

警察・探偵「失敗か」

探偵「チッ、恐らく同じこと考えてたんだろう。私と思考回路の似ている男だ」

助手「忘れてたっスけど、この旅館何日居るんスか?」

探偵「えーっと、………今日を入れて四日だ」

助手「わーい!じゃあ明日は遊ぶっス!」

探偵「その予定だ。楽しいぞー。低山も近くにあるし」

助手「明日に備えて寝るっス!」

探偵「そうだな、布団敷くか」

警察「んだよ。アイツも同じこと考えてたな。つまらん」

妻「明日は何するのー?」

警察「探偵の奴が遊びに行くってよ……どこかは知らんが」

妻「この近く、いっぱい緑があるし、山とか川じゃない?」

警察「もしそうだったら登山セット持っていこう。体力勝負だし、今日は早く寝ようよ」

妻「うん。わかった」

青年「そろそろ敷き終わってるよね」

美人「戻ろっか」
カ゛ラッ
女将2「もふもふ……青年さんの布団……もふもh……」ヒ゛クッ

美人「……………」コ゛コ゛コ゛

青年「あ、あのー、女将さん?」

女将2「は、はわわわわわ、ご、ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!」タ゛タ゛タ゛

青年「どうしたんだろーなー」

美人(青年君の布団に自分の匂い染み付けるなんて……いい度胸……)

青年「さて、布団も敷かれたし、寝るか」

美人「そうだね。もう疲れちゃったよ」

青年「おやすみー」

美人「……はっ!寝る時に抱くぬいぐるみを忘れた!!アレが無いと……
   まぁいいや青年君に抱きつこう」キ゛ュー

青年「うう……苦しい……」(ほのかに甘い匂いがするが……女将さんか……?)

朝☆

探偵「あーさーだー」

助手「歯磨きしながらラジオ体操しながらヨガやるっス!」

警察「ふぁぁ……」

妻「むしゃむしゃ……」

警察「もうお前お菓子食べてるの?」

青年「おはようございます。」(ハ゜リッ

美人「むにゃ……それおからクッキーじゃないよ……青年君……」ク゛ゥク゛ゥ

青年「寝顔にチューして起こすってやってみたいな……やってみよ」
チュッ
美人「んむー……」青年「おはよ」

美人「ああー……幸せでしゅ……」ムクリ

朝☆

探偵「あーさーだー」

助手「歯磨きしながらラジオ体操しながらヨガやるっス!」

警察「ふぁぁ……」

妻「むしゃむしゃ……」

警察「もうお前お菓子食べてるの?」

青年「おはようございます。」(ハ゜リッ

美人「むにゃ……それおからクッキーじゃないよ……青年君……」ク゛ゥク゛ゥ

青年「寝顔にチューして起こすってやってみたいな……やってみよ」
チュッ
美人「んむー……」青年「おはよ」

美人「ああー……幸せでしゅ……」ムクリ

女将「失礼いたします。朝食の準備が出来ました」カ゛ラッ

女将「……何をしておいでで?」

助手「歯磨きとヨガとラジオ体操っス!」

女将「……はぁ。そうですか。」

女将2「ぁ……の……」

青年「はい?」

女将2「ちょ、朝食の……準備が……うぅ……」

青年「わかりました!今行きますね!」

美人「…………チッ」

女将2「うぅ……」

女将3「おーっす!目覚めはどうだぁ!頭起きてっかー?」

警察「お、どうもおはようございます。プリン美味しかったですよ」

女将3「ホントか?そりゃ良かった!あれ私の手作りなんだよ!」カラカラカラ

警察「そうなんすか!?上手いですねー」

女将3「んなこたぁねぇや!はははは!朝食出来てっからよ!食べに来いよ!」

警察「ありがとうございます。行くか!」

妻「うんうん!今日のごっはんはなーにっかなー?♪」

女将3「今日は美味いぞ!プリンも付いてるし、プリンダメならババロアだってあるからな!」

警察「すげぇ揃ってるなー」

食堂ーーー

女将「それでは、召し上がってくださいね」

探偵「おおお、ホントにすごい!魚に味噌汁に……ババロアとプリン?なんで洋菓子……」

助手「わーい!海苔もあるっス!」

警察「マジでババロアあった……」

妻「美味しいぃぃぃぃぃぃ!」

美人「ほら、あーん」

青年「あ、あーん!」モク゛モク゛

女将2(……………)

探偵「昨日は気付かなかったけど結構泊まってる人いるんだな」

女将「ええ、この旅館、実は結構経営不振が続いていまして。
   サービス券やら格安温泉やらを足したら、段々と客足が増えまして。
   でも、どうしてサービス期間が終わっているのに探偵様はお泊まりに?」

探偵「いや、ただの慰安旅行だったんですけど、安いとこ行ってもなぁって思いまして。
   高めのこの旅館選んだんです」

女将「なるほど、慰安旅行ですか。いいですね」

探偵「はい。充実してて、楽しいですよ。遊べるし」

女将「ふふっ、そうですか。ささ、朝食が冷めますよ。召し上がってください」

探偵「はい。ありがとうございます」

探偵「じゃあそろそろ予定していた山登りへ」

警察「やっふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

助手「先生!川とかありますか!」

探偵「ああ、あるぞ。」

助手「わーい!」

青年「おやつ持っていこう」

女将2「すぃません……あの……お弁当もあるので……是非……」

青年「あっと、ありがとうございます」ニコッ

女将2「はぅぅ…………///」

美人「…………」

美人「へー!弁当もらったの!私のもあるよ?」

青年「ありがと!……って、重箱……でか……」

美人「美味しいよ?」

青年「美味しいならいくら食べてもいいな。ありがと!」

美人「ふふん、どういたしまして」

警察「お前は何か弁当ある?」

妻「厨房を借りてちょっと作ったの。どう?」

警察「お、おう」

警察「てか、どうやって借りたんだ?」

妻「女将3さんにね?貸してって言ったら、いいぜって!」

警察「あの人も大概フリーダムだ」

警察「ちょっと食べていい?」

妻「いいよ♪」

警察「……うむ。流石は元女将。美味しいし」

妻「でへへ……」

探偵「……弁当ある?」

助手「ないス!でもおやつはあるっス!」

探偵「……ああそう」

探偵「じゃあそろそろ出発するか」

探偵「行ってきまーす」

女将「行ってらっしゃいませ」ヘ゜コリ
女将2「あ、い、行ってらっしゃい……青年さん……///」
女将3「おう!行ってこいよ!プリン用意しとくぜ!」

警察「ありがとうございまーす」

助手「よーし!川で魚釣りっス!」

警察「山登りオナシャス!」

青年「初めての山……頑張るぞ!」

美人「よーし!かっこいいトコ見せよう!」

探偵「私はー……楽しもう」

一旦寝ます!また後で再開したいです!

探偵「登山なうー」

助手「登山っス!」

青年「はぁはぁ…」

美人「ウェホ゛ロロロロロロロ」

警察「とっざん♪とっざんー♪」

妻「登山だねぇ~♪」

男「なんか色々あって人旅行者少ないらしい」

友「うん」

男「格安だからきたけど」

友「3000円だからね~。安いよね」

探偵「低山登山って書いてあったけどこれ全然低山じゃない……」

警察「何言ってんだ。軽い方じゃねーか。」

探偵「ああ、登山部だっけ」

警察「その通り」

妻「私も山は大好きなんですー!」

助手「元気っスね……おやつ食べるっス……」ムシャムシャ

青年「よしよし、大丈夫?」スリスリ

美人「ひぐぅぅぅ………」

頂上付近

探偵「わー…セ゛ェセ゛ェ……頂上だぁ……」

警察「案外楽だな」

妻「ちょっとキツいかも」フゥ

青年「よしよし」

美人「」ヒ゛チャヒ゛チャ

探偵「弁当タイム!」

助手「わーい!おやつタイムっス!」

警察「……美味い……」ムシャムシャ

妻「ふふふ…」

美人「ねぇねぇ、どっちの弁当先に食べる?あたしのと女将さんの」

青年「美人ちゃんの」

美人「だーよーねー♥」

青年「もーちーろーんー♥」

警察「うざっ」

探偵「もしゃもしゃ……ん、なんじゃありゃ」

助手「穴っスかね?洞穴」

探偵「面白そうだ」

青年「危ないですよ。火曜サスペンスみたいに石に頭ぶつけただけで死にますよ」

美人「絶対死なないよねアレ」

探偵「じゃあやめとくか」

警察「どんな基準だよ」

探偵「おっと、夕日だ。結構時間経ってたんだな」

助手「綺麗っス……」

警察「無性に拳銃ぶっ放したくなる」

妻「すごーい……」

青年「あれが夕日かぁ……初めて見た……」

美人(よっぽど孤児院生活が長かったんだ……)キ゛ュ

探偵「おっとまずい、山は日が暮れたら下るのむずいぞ」

警察「早めに行くか」ク゛イッ

妻「あ、ありがと……手を引いてくれるなんて何て紳士……」

助手「先生!私も手引いてくださいっス!」

探偵「もちろんだよ」ク゛ッ

青年(どうしよう……ここで手を引く流れなのか……)

美人(確実に手を引くだろここは……)

青年「…………」ク゛ッ

美人「…………////」

探偵「旅館前だな」

助手「そうっスね!」

女将2「お、おかえりなさい……青年さん……」
女将3「よっ!警察さん!おかえり!」

青年「ただいま帰りました。女将さん」
警察「うっす。ただいま。プリンある?」

女将3「もちろんあるぜー!っとその前に夕食だがな!」カラカラカラ

美人「むぐぐ」
妻「むぐぐ」

大広間

女将「どうぞ。夕食でございます。お召し上がりください」

探偵「いただきまーす」

助手「うっひょー!すごいっス!てんぷら!」

警察「うまそうだ」

女将3「おう!全部美味いぜ!どんどん食えや!」カラカラカラ

女将2「今日は……お疲れのようなので……頑張りました……」

青年「ホントですか?すごいですねー」

女将2「………////」

美人「………ふん」

探偵「美味い」ムシャムシャ

助手「……」モシャモシャ

女将「そ、それ美味しいですか?」ソワソワ

探偵「ん?ああ、美味しいですよ」

女将「そ、そうですか……」

探偵「どうかなさいました?」

女将「いえいえ、上手くできたか心配だっただけですよ」

探偵「そうですか。とても美味しいですよ」

女将「ふふ、そうですか。ありがとうございます」

女将3「おーい!予約してた客来たぜぇ!」

女将「はいはい」

探偵「ああ、新しいお客さん来てたんだ」
カ゛ラッ

警察「……!?部長!?」

部長「あああああれ!?な、なんで警察君が!?」

探偵「お久しぶりです、部長さん」

助手「どうもっス!」

美人「誰?」

青年「さぁ……」

探偵「ここ座って一緒に食事どうですか」

部長「え、遠慮します……」

女将3「お?なんだ知り合いか?おらおらーもっと仲良くしろよー」ク゛イク゛イ

部長「え?ちょっと……」

妻「なんで」警察「こんな」部長「並び順に」

探偵「見事に警察挟まれた」

助手「可哀相っス!部長!」

すいません!またネタ練り直します!おやすみなさい!

すいません!再開します!

部長「あ、すいませーん、日本酒とかあります?」

女将「はい。ただいま……」ササッ

女将2「……ウォッカも……ありますが……」

部長「じゃあウォッカも」

女将2「……はい……」

探偵「バーボンは?」

女将3「おっ!探偵さんも好きだねぇ!もちろんあるぜ!」

警察「ここは酒屋か」

女将「日本酒です」

部長「ありがとうございまーす」

女将3「おら!女将も飲め飲め!」ク゛イク゛イ

女将2「……あ……」

青年「あ」

女将「ぶひゃははははははははは!おらおらぁ!じゃんじゃん飲めよぉ!
   どーせ酒代主人から出てるからなぁ!」

探偵「おいどうしたこの人」

青年「酒乱なんです」

探偵「へー。日本酒程度で。弱いんですねー」

女将「んなこたぁねぇよぉ!」ヒック

探偵「じゃあ私も飲みますか」ク゛イッ

助手「あ」

探偵「……………」ク゛ク゛ク゛イッ

助手「ちょっ、ちょっと先生!」

探偵「…………っさい」

助手「す、すいません……」

青年「ど、どうしたんですか?」

助手「先生はお酒飲むと凶暴になるっス……」

探偵「…………っぷは」

助手「せ、先生……もう7瓶目っス……」

青年「どうしたんですか先生!」

美人「せ、先生?」

探偵「…………」ハ゛キッ

青年「ぶべらっ!」ハ゛タッ

美人「先生!?」

探偵「…………あー」

探偵「うー……じょしゅー……」

助手「どうしたんスか先生」

探偵「抱っこしろー」

助手「はいはいっス」ヒョイ

探偵「うへへへ………」

助手「夕食続けてくださいっス」スタスタ

青年「」
美人「完全に気絶してる……」

探偵「zzz……」

助手「全くしょうがないっスねえ……」

助手「久しぶりの添い寝っス」

助手「うへへへへ」

青年「うぅ……」

美人「き、気がついた?」

青年「ぼ、僕は一体……」

美人「先生にぶん殴られてたんだよ」

警察「すげぇな。酔った姿初めて見た」

妻「大丈夫かな……」

女将3「そいや!」カ゛シッ

女将「あうっ」

女将「はっ!私は一体……」

女将2「酔いが……醒めた……」

警察「大丈夫ですか?」

女将「な、何がですか?」

妻「面倒なタイプだこいつ」

美人「すごい仕組みだ」

女将3「便利だ」

女将「す、すいません……あれ、探偵様は?」

警察「助手が部屋に連れてったぜ」

女将3「慣れた手つきだったぜー!」

女将「お、お詫びしないと……探偵様に……」

女将「失礼致します。先ほどは申し訳御座いません……」*スラッ

探偵「zzz……」
助手「zzz……」

女将「…………」

女将「」ヒ゜シャッ

女将2「すい…ません……青年、さん……」

青年「はい、なんでしょう?」

女将2「女将さんが……泣いていて……困っちゃって……」

青年「わかりました。相談に乗りませう」

女将2「ありがたい……です……」

美人「……いってらっしゃい」

女将「うぅ……」ク゛スッ

青年「すいません、どうしました?」

女将「うぅ……青年様……探偵様と助手様はどういった関係で……?」

青年「え?恋人ですけど」

女将「っっうわぁぁぁぁぁぁぁん!わ、わらひは!わらひはもう死にますぅぅぅぅ!」

青年「どどどどどうしたんですか!?」

女将「包丁!包丁持ってきてくださいぃぃぃぃ!腹かっ捌いて切腹ですぅぅぅぅぅ!」

青年「落ち着いてください!」

女将「びぇぇぇぇぇぇん!」

女将3「うるさい」カ゛スッ

女将「ぐぅ……」*カ゛クッ

女将2「ど、どうしたんですか……?」

女将3「うるさいから気絶させたんだよ。ヒステリー起こすからなこいつ」

女将「………」

青年「どうしたんでしょう……」

女将2「……探偵さんが……好きだったんじゃ……」

青年「まっさかーww」

女将3「そういえばこいつずっと食事中そわそわしながら探偵さんのとこ見てんだよ。
    調子狂うなぁ全く」

青年「………」

青年「え……じゃあ……マジで?」

女将「う、うう……」ムクリ

女将「探偵様……探偵様……ぐぅぅ……」ク゛スック゛スッ

女将2「大丈夫……」

女将3「大丈夫だってよ!男なんてそこらじゅうに居るから!」カラカラカラ

青年「ちょ、笑い事じゃない……」

女将「わかりました……玉砕してきます……」

青年「は?」

女将2「告白に……行ったのかも……」

青年「ナンテコッタ!」

探偵「ふぁぁ……よく寝たなぁ……」

女将「失礼します……」

探偵「あれ、女将さん。どうかしました?」

女将「単刀直入に申します。好きになってしまいました。付き合ってください」

探偵「………悪いね。先約が入っててね。受けることは出来ないね」

女将「……ありかどうございます。諦めることが出来ます。失礼致します」スッ…

探偵(涙の跡……泣いてたのか……)

探偵(ちょっとした希望は、かなえてあげたい……)


女将「……はぁ……」

探偵「すいません、女将さん」

女将「はい、なんでしょうか?」ケ゛ッソリ

探偵「(やつれている)せめて、ご要望には答えたいんです。何か、私にして欲しいことは
   ありますか?」

女将「……そうですね、なでなでしてぎゅーってしてくれたら、私は満足です。
   それ以外、望むものは無いですね」

探偵「……わかりました。これやったら、寝て忘れてください」

女将「……はい」

探偵「では、ちょっとこちらに」

女将「……はい」

探偵「………」ナテ゛ナテ゛

女将「……はぁ///」

探偵「………」キ゛ュー

女将「………っ///」

探偵「……どうです?」

女将「ありがとうございました……安心して眠れます……」

探偵「……それは良かった。おやすみなさい」

女将「はい。おやすみなさいませ、探偵様」

2日目夜

探偵「安心してもらえた。良かった」

助手「zzz……」

警察「眠気が……」

妻「お菓子用意しとこう……」カ゛サ゛カ゛サ

青年「女将さん大丈夫かなぁ……」

美人「女将2さん……調子に乗りおって……」

女将「はぁ……探偵様ぁ……ダメですよぉ……////」ムニャムニャ
女将2「………青年、さん……」ク゛ゥ
女将3「ぐがぁ……」ク゛ゥ

小説家「夜だと執筆が進むな」

部長「早く次の相手探して素敵な恋を……」フ゛ツフ゛ツ

朝☆

探偵「起きろ。朝だぞ」ユサユサ

助手「ぐー……」

女将「お早うございます。朝食のご用意ができました」スラッ

探偵「おっ!おはようございます。女将さん」

女将「っ///お、お早うございます。」(夢が……昨日の夢が……////)

助手「ふぁぁ、おはようっス」

女将「あ、お早うございます」キリッ

青年「ふぁぁ……おはよ……て起きてないか……」

美人「zzz……」

女将2「あ、お、お早うございます……お、食事の、準備が……」

青年「あ、わかりました!ありがとうございます!」

女将2「………////」

青年「どうかされました?」

女将2「い、いえ……なんでもありません……」

警察「zzz……」
妻「zzz…」

カ゛ラッ
女将3「おい!朝日登ってんぞー!起きろこらー!」カラカラカラ

警察「あ、おはよー……」

妻「……」ムクリ

女将3「ほらほら!目を開けろー!朝ご飯出来てっからよ!早く来いよな!」

警察「あ、はい~……」

女将「では、お召し上がりください」

探偵「いただきまーす」

女将「はいどうぞ♥」

助手「いただきますっス!」

女将「…………どうぞ」

助手「……?」

探偵「そういえばあと2日かー」

助手「今日も遊ぶっス!」

警察「今度どこ行くんだ?」

青年「はいはーい!川!川がいいです!山の中の川って見たことなくて!」

美人「いいねー!お魚釣ったりだとか!」

妻「賛成だよー!」

探偵「じゃあ川行くか」

女将3「高校生ノリか!」カラカラカラ

女将「行ってらっしゃいませ」ニコッ

女将2「……お気をつけて……青年、さん……」ヘ゜コッ

女将3「楽しんでこいや!」カラカラカラ

探偵「行ってきます」ニコリ

青年「はい!行ってきます!」

警察「おう!行ってくる!」

探偵「川に着いたけどさ、道具とか何も無くない?」

警察「確かに……俺は登山具しか持ってないし……」

青年「どうしよう……」

美人「魚……」

妻「………水着でいちゃいちゃ……」

助手「プリン食べたいっス」

探偵「……ん、なんだアレ」

女将「す、すいませーん……道具色々持ってきたんで使ってください……」

助手「あ、ありがt……」

女将「どうぞ!」

探偵「おっと、ありがとうございます。気が利きますね」

女将「そ、そんなぁ………ウフフ……////」テレテレ

助手「………」

女将2「せ、青年……さん……」スッ

青年「わ、いつのまに居たんですか?」

女将2「すいません……お、お弁当……作ってきたので……」

青年「あ、ありがとうございます!」

女将2「い、いえいえ……ふふ」

青年「え?どうかしました?」

女将2「な、なんでも……ありません……」

女将3「おーす!警察さんよ!」

警察「来ると思ってましたよ」

女将3「勘がいいんだなぁー!」カラカラカラ

女将3「ほらよ!デザートも持ってきてやったぜー!」

警察「ずいぶんと多いんですね……バスケットに……」

女将3「ああ!プリンいっぱい持ってきたぞー!」カラカラカラ

警察「ありがとうございます!プリン好きなんで!」

女将3「……だからいっぱい持って来たんだろ……」ホ゛ソッ

警察「?何か?」

女将3「あ、ああ!何でもねぇよ!とっとけ!」カラカラカラ

女将「では、ごゆっくり」ササッ

女将2「ぎょ、業務に……戻るので……」ササッ

女将3「よっしゃあ!遊ぼうぜ!」

探偵「なんであんた帰らないんだよ」

女将3「どうせ暇だしジャージだから動きたくてよー!」

警察「なるほど納得」

警察「じゃあ川っぽいことするか」

探偵「水切り得意だぞ」

助手「先生はすごいっスよー!すげー飛ぶっス!」

女将3「おっと!もっと得意なのがココに居るぜ?」

探偵「勝負します?」

女将3「おうよ!」

探偵「そぉいや!」*ハ゜シュハ゜シュハ゜シュ

女将3「ほっ!」ハ゜シシシシシシシ

探偵「ははは!勝負ありましたね!十二回連続で、私の勝ちです」

助手「すげーっス先生!流石っスー!」

女将3「だっははははは!本気出しても勝てない相手がいるとはなー!
    世界は広いな!」カラカラカラ

探偵「もっと遊ぶぜぇー!」

美人「ほいっ!」ハ゜シッ

ヒ゜チヒ゜チ

青年「すごい!こんなにいっぱい魚が!」

美人「ふふん!どうだ!惚れ直した?」

青年「……それはともかくすごいなー!」

美人「………そうでしょー!すごいでしょー!ははは!!」

美人(ちくしょう)

警察「…………」ホ゛ー

妻「……………」ホ゛ー

警察「………はー」ホ゛ー

妻「やること無いねー」ホ゛ー

警察「釣り竿とられたし」ホ゛ー

妻「川眺めてるだけでも結構楽しいねー」ホ゛ー

警察「眺めてるのはお前だけどな」ホ゛ー

妻「………そっかー………」ホ゜ー

探偵「……あ?なんかあるぞー川上の方に」

助手「また……洞穴っスね」

探偵「火サスになるな」

助手「触れるのはやめておくっス」

美人「見て見てー!お魚ー!」

探偵「中々すごい。持って帰るか」

探偵「もう夕暮れだ。とっとと帰らないと河童が出るぞ」

助手「なんスかそれ?」

探偵「いや、お父さんによく言われてて」

女将3「zzz……」

警察「あらら、女将さん遊び疲れて寝てますわ。よいしょっと」

妻「おんぶ出来るなんてすごーい!男らしいー!」

警察「そ、そうかなぁ……////」

美人(………)

妻「わー!すごーい!」

助手「すげーっス警察この野郎!」

探偵「ははは、力はあるバカだからな」

警察「ちゃんと頭もあるわボケこら」

美人(……おかしい……)

探偵「ただいまー」

女将「おかえりなさいませ……」
女将2「お、お夕食の準備も……出来てますから……」

女将「……ってアレ、女将3!コラ!」

女将3「ふぁぁ……あら?旅館?」

警察「お目覚めですか?」

女将3「ああ……って、ななな、なんでおぶわれてんだ私!?」

警察「だって寝ちゃうんですもん」

女将3「あ、ありがとよ………////」

警察「………?」

女将「では、召し上がってください」

探偵「いただきまーす!」

女将「ハァハァ……どうぞ探偵様……♥」

助手「いただk」

女将「どうぞ」キリッ

警察「あれ、なんで今日はプッツンプリンなんですか?」

女将3「あー……っと……あ、後ですっげープリンあげるからよ!それで我慢してくれ!」

警察「ホントですか!?わーい!」

女将3「ふふ……」

青年「ん、美味しいですねこれ」

女将2「……あ……それは……私が……」

青年「へー!美味しいですよこれ!好きな味です!」

女将2「そ、それは良かった……です……///」

美人(………これは……)

探偵「ごちそう様でしたー」

女将「ありがとうございました……」

助手「部屋に戻るっス先生!」

探偵「おい助手、風呂を忘れてるぞ」

助手「そうっスね!ちょっと準備するっス!」

タタタタ

美人「ちょっと!助手さん来て!」

助手「なんスか?」

美人「いいから!」

助手「どうしたんスか美人さんに妻さん」

妻「さぁ……」

美人「思ったんですけど!なんで二人とも異変に気付かないんですか!?」

助手「異変ってなんスか?」

妻「さぁ……」

美人「アホかあんたらーーーー!」

美人「どう見ても男性陣が女将に誘惑されてるわ!」

妻「そうでしょうか?ただプリン貰ってるだけだし……」

助手「出迎えてくれてるだけっス」

美人「でも見たでしょあのデレよう!いただきますの時何かハァハァしてたし!」

助手「でも別に関係無いんじゃないスか?」

妻「警察君は違うもんねー!誘惑されてホイホイ行くような感じじゃないもん!」

助手「先生だってそうっス!そんな感じだったら困るっスよー」

美人「………」

美人(ここまで鈍感だったとは……まずい……)

美人(このままだと完全に寝取られるわ……)

美人(あたしから矯正していかないと……)

探偵「おーい風呂まだー」

助手「先生!今行くっス!」

探偵「いやーお風呂いいなー」

助手「そうっスねー>>1が風呂入る描写入れ忘れたせいで風呂入ってなかったっスもん」

警察「いい加減にしろ>>1。体ベットベとじゃねーか」

女将「まぁまぁ、落ち着きましょうよ」

助手「……なんで居るんスか?」

女将「私も体ベットベトなんです。風呂くらい入らないと……」

探偵「ま、間違ってはいない。」

女将(あぁ……探偵様……私をフォローしてくれるなんて……優しいですわ……)

女将(探偵様ぁ……ハァハァ……)

女将2「……落ち着いてください……女将さん……」

青年「あれ?居たんですか?」

女将2「ずっと……居ました……どうせ……存在感も薄いですし……」

青年「いやいや、そんな事ありませんよ!可愛いんですから、もっと自信持ってください!」

女将2「あ、え、か、可愛い……ですか……///」フ゜シュー

女将2「…………………………//////」

青年「……どうしました?」

女将2「も、もう、限界、です……出ます……」

青年「大丈夫かなー……」

美人(ヤバい……)

女将3「あーあー、褒められ慣れてねーんだよあいつ。陰にいるからさ」

警察「いつのまに?」

探偵「結構前から居たぞこの人」

助手「ずっと沈んでたっス」

妻「浮上してきたわ」

女将(そ、そして……完全に理性を飛ばした探偵様が……わ、私を……)

女将(はぁ……想像するだけで興奮が……)

探偵「あの、すいません。顔真っ赤ですよ?」

女将「な、なんでもありません。大丈夫です……」(顔が……近い……)

女将3「だっはははは!マジで顔真っ赤だぜ?大丈夫かー?」カラカラカラ

女将「だ、大丈夫だって……」(マジ無理です妄想でこのシチュやりましたもん)

女将3「うーん、私もそろそろキツいな!上がるとするわ!」

妻「わ、私もちょっと……」

警察「じゃ、上がるか」サ゛ハ゛ッ

青年「僕もそろそろ」

美人「青年君待ってー!」サ゛ハ゛ッ

助手「すいません先生、牛乳飲みたいんで出るっス」

探偵・女将「………………」

探偵「は、はは、みんな上がっちゃってどうしたんでしょうね」

女将(これは偶然?いや、運命……探偵様と二人きりのお風呂……)

女将(とにかくこのチャンスを活かさない手はない……)

探偵「いやー、もう一回体洗います私。まだのぼせて無いし」

女将(よっしゃあ!早速チャンスが来たわ!)

女将「あ、洗って差し上げますよ!折角なんで!」

探偵「へ?」

探偵「いやいや、いいですってホントに」

女将「いいですから!大丈夫です迷惑はかけません!」

探偵「いや迷惑なの女将さんのほう だと思うんですけど……」

女将「なにを言ってるんですか!全然そんなこと無いです!さぁさぁ!」

探偵「はぁ……じやあお願いします……」

女将(ハァハァ……夢にまで出た探偵様の体……)ハァハァ

探偵(やはり熱いのを我慢しているのかもしれない)

女将(あぁ……背中……今すぐスリよりたいですわ……でも……我慢……)

探偵「あの、すいません、我慢しなくていいですよ?」

女将「な、なぜ心の声を!?」

探偵「や、やっぱり我慢してたんですか……いいですよ無理しなくて)

女将(こ、これは…お誘い!?我慢しないで甘えてって誘いなの!?我慢しないでって言ってたし!)

探偵(やっばり熱かったんだなぁ……我慢しなくていいのに……)

女将(そうだ……夢が現実に……)スリッ

探偵「ッ!?」

女将「ふぁぁー……探偵様の背中温かい……」スリスリ

探偵「あ、あの、女将さん?」

女将「なんでしょうか?はぁぁ……////」スリスリスリスリスリスリスリリスリスリスリスリスリスリ

探偵「ちよ、ちょっとくすぐったいと言うか……」

女将「あら、いけませんでしたわ。私ったら……」

探偵(ほっ)

女将「では前ですわね……」スリスリ

探偵「なんでっ!?」

女将「………」キ゛ュースリスリスリ

探偵「あのー、女将さん?なんでこんな積極的に……」

女将「いいじゃないですか、どうだって。私はもう探偵様さえいればいいですわ……」スリスリ

探偵(何か枷が外れてしまったのか……気が済むまでこうしてあげよう……)

女将「はぁ……探偵様ぁ……////」スリスリスリスリ……カ゛ク

探偵「あれ、気絶してしまった」

探偵「丁度いい。部屋に運ぼう」

探偵「よいしょよいしょ」

女将2「あ……どうしたんですか……女将さん……」

探偵「すいません、部屋に運んであげたいんですが」

女将2「……そこの右の扉です……」

探偵「ありがとうございます」カ゛チャッ

女将「はぁぁ……探偵様……探偵様ぁ……♥」

探偵「……………」

探偵「なんだこれ……ポスター……私の……写真もこれアングル的に盗撮だし」

探偵「女将………」

女将「ふぁ……わ、私は一体……」ハ゜チッ

女将「って……わ、わわわわわ!!」アワアワ

探偵「女将さん…これ……」

女将「ち、違うんです!違うんですー!こ、これは……」

探偵「……あの」

女将「はい!?」

探偵「……おやすみなさい」

女将「……はい……おやすみなさいませ……」フラフラ

探偵「ただいまー」スラッ

助手「お帰りっス。みんなでウノやってるっスよ!」
青年「強いですね女将2さん」
女将2「いえ…そんなことは……///」
美人「なんなのよ……」
警察「ドロー4!」
妻「ドロー2」

美人「あー!」

助手「はい6枚っス美人さん」

探偵(大丈夫だろうか……女将さん……)

女将(しししまったぁ……盗撮がバレたぁ……探偵様…幻滅していたかしら……)

助手(また長風呂っスか……風呂好きなんスね先生……)

美人(明らかに先生が帰ってくる時間がおかしい……もしや浮気では……)

警察(なんだかやつれてるな、奴め)

妻(明日のお菓子……)

女将2「どう……したの……」

女将3「元気ねーなー?」カラカラカラ

女将「い、いや、なんでも無いの。なんでも……」

女将2「………嘘」

女将3「おいおい、私にもバレるような嘘つくなよなー」カラカラカラ

女将「……嘘でも言えないの!」

女将「いや……ちょっと……探偵様に私の趣味がバレてしまって……」

女将2「……あ……」

女将3「……アレか」

女将「えっ?」

女将2「あれ……一応……犯罪、です……」

女将3「バレたんだったら即刻出頭しろ」

女将「なんで知ってるの!?」

女将2「バレバレ……です……」

女将3「あとお前の部屋から騒音が来ててうるさいんだよ。何で名前をあんな大声で……」

女将2「……夜……何回も探偵さん目が覚めてました……」

女将「うわわわわわ………」

探偵「すいません、失礼しまーす」

女将「うわわわわわ!」

探偵「どうしました?」

女将2「………」
女将3「www」カラカラカラ

探偵「いやぁ、目が覚めたようで。どうですか大丈夫ですか?」

女将「は、はい!ちょっとのぼせただけですし!」

女将2「………」

女将3「おい探偵さんよ!ちょっと女将が話あるってよ!
    私達は邪魔だから遊んでようぜ!」

女将2「……女将の……セリフじゃない……」

女将3「じゃあな!」ヒ゜シャッ

女将「………!!」
探偵「………??」

女将「あの、えっと、ですね、あの写真はその……」

探偵「いえ、いいですいいです言い訳は。別になんとも思ってませんよ。女将さん写真上手いんですね」

女将「へ?……いやいやいや!す、すいません……」

探偵「ですから気にしてませんて。いい写真ですし、女将が純情だってこともわかりましたよ」

女将「そ、そんな、純情だなんて………////」

探偵「そういうところが純情ですよ。素直に恥ずかしがるって、ピュアで可愛いじゃないですか」

女将(か、可愛い!?や、やっぱり探偵様は私のことを意識していらっしゃる!)

探偵「?どうしました?」

女将「…………」フルフル

探偵「……どうしました?震えて……寒いんですか?」

女将「……はい。ですから、探偵様にあっためて欲しいですぅぅぅぅ!」カ゛ハ゛ッ

探偵「ぬををっ!?」ト゛サッ

女将(ややややっちゃった……押し倒しちゃった……)

探偵(なななんだ!?変だぞ今日の女将さん!)

女将(ここまで来たからにはやるしかない……)

女将「た、探偵様!チューしてください!そしてあっためてください!」

探偵「なな、何言ってるんですか!?落ち着いて……」

女将「も、もうダメなんです……やるしか無いですぅぅぅぅ!」チュッ

探偵「むぐ、ぐぐぐ……」

女将(か、体が……熱くなってきました…も、もう少しで意識が……飛ぶ……)カ゛ラッ

助手「どうしたっスか?さっきっからうるさいっス……よ……」

探偵「じょ、助手!助けてくれ!なんか暴走しとる!」

助手「せ、先生に限ってそんなことは無いと思ってたっス……うあぁぁぁぁん!」タ゛タ゛タ゛タ゛

探偵「ち、違う……」

女将「ちゅー………カ゛クッ」←意識吹っ飛んだ

探偵「うぅ……どうしよう……勘違いされた……」

女将「ふへへへ……探偵様ぁ……ふふ……」カ゛クカ゛ク

探偵「あの……すいません女将さん……」

女将「ふふふ……キス……探偵様の……うへへ……」

探偵「アへ顔になっている……もう意識が無いんだろう……」

探偵「やば、私も眠く…なって……zzz」

鷹の間

助手「うぁぁ……ひっく…ぐすっ……」

美人「どうしたの?」

女将2「……泣いてる……」

妻「どうしたんですか?」

助手「せ、先生が……先生が……」

☎-----------キリトリ線------------☎

美人「ほら見たことか!」

妻「あわわわわ……このままだと警察君が危ない!危険が危ない!」

女将2「日本語……じゃない……」

美人「ほら見ろ!寝取られてんじゃねーか!」

女将2「ね、寝取るって……」

美人(次はこいつか……)キ゛ロッ

女将2「……?」ヒ゛クッ

妻「あわあわあわあわ」

助手「じ、自分……どうしたら……」ク゛スッ

美人「……先生はなんて言ってた?」

助手「えっと、『助けてくれ』って……」

美人「……助かるわ!まだ救済の余地はある!」

美人「よし!先生のとこ行くわよ!」

助手「へ?な、なんでっスか?」

女将2「…………3、p……?」

美人「……あんた清純そうに見えてエロキャラなのね」

美人「とにかく!先生のトコ行くのよ!」

妻「よ、よーし!」

探偵「zzz………」
女将「zzz………ふへへ……探偵様ぁ♥……ダメですよぉ……激しいですぅ♥……うへへ」

美人「……なにこれ」

妻「探偵さんが押し倒されたまま寝てますね」

女将2(意識……飛んだんだ……)

助手「先生……」ク゛スッ

美人「恐らく、勢いで押し倒し、キスで迫ったが意識が吹っ飛んだと言ったところね」

美人「助手さんが早とちりしなければ暴走した女将を止められたのに……」

女将2(完璧な……考察……)

美人「とりあえずひっぺがしておきましょ」

助手「そ、そうっスね……ふん!」ク゛ッ

助手「あ、あれ?」ク゛イク゛イ

女将「あぁ……探偵様ぁ……ずっと一緒ですぅ……ふへへへ」キ゛ュー

助手「せ、先生から離れるっスー!」

美人「………末期だわ……」

美人「それに……今気付いたけど……壁一面の写真…一枚残らず先生のだわ……」

助手「ヤンデレの典型っス」

妻「ス、ストーカーになってた……まともそうだったのに……」

女将2「……言動も……おかしかった……こんなの、初めて……」

美人「もしかして……初恋?初恋は女子にとって異例の事態……暴走しがち…」

妻「……ふーむ」

女将2「………この、ままなんですか……」

助手「……仕方ないっス。はがれないし」

美人「寝ましょう。ただし、女は全員禿鷹の魔で寝ること。これに乗じてまた寝取られないために」

女将2「私も……ですか……」

美人「あたぼぅよ」

美人「おやすみ!はい布団からもう出ない!」

助手「修学旅行みたいっス」

妻「懐かしいわー」

女将2「おやすみ、なさい……」

「「「「………zzz」」」」

朝ですけど何か質問ある?
チュンチュン

女将「ふぁ~あ……意識飛んじゃったわ……!?」

女将「な、なんでこんな着物がはだけて……ひっぱられたような……」

女将「はっ!もしかして私の意識が飛んだ後に欲情してしまった探偵様が私の体を求めそして……」

女将「うふふふふふふ………やだ探偵様ってば大胆……♥」

女将「さて!お仕事お仕事!」キリッ
☎-------禿鷹の魔------☎
女将2「…………」ムク

女将2「…………お仕事……」スタスタ

探偵「ふぁぁ……あれ、誰もいない……昨日のは夢……?」

女将「おはようございます♥探偵様ぁ♥」

探偵「う、うわっ!居たんですか?」

女将「ひどいですよー」

探偵「ごめんなさい……」

女将「ほらほら♪おはようのチューですよ!んー!」

探偵「な、ななななんですか!し、しませんよ!」

女将「もー♪照れ屋さんなんですねー……♥可愛いです……」

探偵(どうしたんだ……?何かおかしいぞ……)

女将「あ!朝ご飯の用意できてますよー?早く来てくださいね!」

探偵「はいはい、わかりました」

女将(へへへ、夫婦みたい……♥)

探偵(なんだ……?)

女将2「すい……ません……ご飯が……」

妻「zzz……」
美人「zzz…」
助手「先生……先生……zzz……」

女将2「………ご飯……」

女将3「おーっす!起きてっかー?メシ出来たぜ!」

女将3「おいおい、なーんで男ども集合してんだ?」

青年「いやぁ、わかりませんけど寝る場所が……」

警察「とられちゃったんで、寝てたんす」

女将3「だっはははははは!そういやブツブツ会議してたからな!それよりメシ出来てっから早く来いよな!」

青年「はい!行きますか」

警察「うむ。腹減った上に出番もしばらく無かったからな」

女将「では、召し上がってください」

探偵「いただきまーす」

女将「どうぞどうぞ♥」(探偵様……夫みたい……♥)

助手「…………」モンモン

妻「美味しい!天ぷら美味しい!」

警察「美味しい!海鮮丼!」

美人「……………」キ゛ロ

女将2「!?」ヒ゛クッ

青年「……?」

小説家「空気なう」

部長「一応まだ居るからね」

探偵「ん?今日はやけに静かだ……」

助手「………」モンモン

女将「そうですか?あ、後でちょっと来てくれますか?探偵様」

探偵「はい?いいですけど…」

女将「ふふ、いいものありますから……」

助手「ん?先生、どこ行くっスか?」

探偵「ああ、呼ばれたんだ」

助手「……そうっスか……」

探偵「ちょっと行ってくる」

助手「………行ってらっしゃいっス」

探偵「で、なんですか?いいものって」

女将「じゃーん♪」

探偵「あのー……私の目に間違いがなければ、それ婚約届に見えるんですけど」

女将「もちろんですよ!あんなことやこんなことしたくせに……////」

探偵(おかしいな、全く記憶が無い。それだったら……本当の可能性も……いや……)

探偵「すいません、再三言うようですが、私には先約がいるので」

女将「そーんなこと関係無いですよー♪もう私達結婚するんですからー♪」

探偵「………へ?」

女将「もー、納得してください!それとも、納得するまでえっちなことしてもいいんですよ……?////きゃっ♥」

探偵(キャラが崩壊している)

助手(やっぱ気になってついてきて良かったっス……こんなことに……)

探偵「ですから!どれだけ過ちを犯しても!私には助手しかいないんです!悪いですが、お断りします!」

助手(先生………)

女将「……へぇ」

助手「残念っスが、そういうことっス」カ゛ラッ

女将「あらあら、助手様。盗み聞きとはあまりいい趣味ではありませんね」

助手「ふん、聞き捨てならないセリフが聞こえたもんっスから」

女将「しょうがないです……少し外へ出て行きますから」スッ

助手「とっとと出て行くっスよ。ふん」

探偵「じょ、助手ぅ……」ウルウル

助手「すいません先生……疑ったりして……」

探偵「いいんだよぉそんなの……ク゛スッ」

---川---

女将「探偵様……探偵様はきっと迷ってるんだわ……だからあんなことを……」

??「おやおや、悩んでるようですねぇ。力を貸しましょうか?」

女将「……誰です?」

院長「いえ、通りがかりの囚人です。ふふふ」

女将「力を貸す、とは?」

院長「考えてご覧なさいな。こうなったのは誰のせい?探偵さん?」

女将「……違う……」

女将「こうなったのは……先約……助手……」

院長「簡単な話ですよ。誰にもわからないよう、彼女をサクっと殺せば、
   心のよりどころは貴女だけ……どうです?」

女将「……そのお話、乗りましたわ。なぜ考えつかなかったんでしょう……」

院長「……………ふふ」ニヤッ

院長「方法は至って簡単です。あたしの言うことに従ってください……」

女将「………ほうほう……なるほど……」

☎-----禿鷹の魔-----☎

美人「……感動したわ。中々男らしいじゃないですか先生」

助手「えへへ……////」

探偵「いやぁ……」

妻「なるほど……だ、だったら警察君も大丈夫だね!だって元々男らしいから!」

女将2「なんで……私も参加……」

美人「青年君は……弱いところあるからなぁ……」

☁----椿の間----☁

青年「最近女キャラばっか出し過ぎだ>>1

警察「ラブコメとヤンデレが大好きだからってひどい」

小説家「僕……出て来た意味がわからない……」

部長「あたし女なんだけど何で参加してんの?女キャラじゃなくて出番無いキャラじゃね?」

青年「……とにかく!>>1にちゃんと出番もらわないと登場してきた甲斐が無いというか!」

警察「そ、そうだそうだ!」

部長「………そ、それもそうね……」

小説家「頑張ります」

(゜ω゜)---女将の部屋---(゜д゜)

女将2「……やっと帰ってきました……」

女将3「ったく、女将がいないんだったら仕事になんねぇぜ……」

女将2「帰って来ない……」

女将3「お前は料理出来ねーけど掃除とかは早く出来るよな」

女将2「あなたは……料理出来るけど他が出来てなi……」キ゛ュゥゥ

女将2「い、痛い……です……」

女将3「ホントお前って反応無いよな。ほっぺこんなに抓ってんのに」カラカラカラ

女将2「………」

探偵「考えたけど、この旅館に居るのも今日が最後なんだよ。」

助手「明日帰るっスか……」

警察「昨日とかお前がバタバタしてたらしいから遊べなかったじゃねーか」

妻「まあまあ、川とか山登りとかしましたし、私は充分だよ?」

青年「僕も楽しかったですよ!」

美人「なんの悔いもない」

探偵「せめて今日は遊ばない?」

探偵「と、いう訳で再び川に来た」

助手「遊ぶっス」

警察「今度こそ遊ぶ」

妻「間違えて水着じゃなくてタオル持って来た」

青年「泳ぐ?僕はtシャツだし大丈夫」

美人「いやいや、あたし水着持ってきて無いしtシャツだけど、その……////」

青年「ごめん僕が悪かった」

探偵「よーし!釣り竿持ってきたか!」

助手「はいっス!……てアレ、無い……」

探偵「えー?どこー?」

助手「先生!なんか知りませんが上流の方にあります!」

助手「自分とってくるっス!」

探偵「いってら」

助手「よいしょっと、岩場だから結構キツいっス……」

助手「よーし!釣り竿ゲッtス゛ルッ!

助手「ちょ、ちょっと!誰が引っ張ってるっス!」

??「さーて、誰でしょー?」

助手「こ、この無性に腹立つ声は……」

院長「ふふ、あたしだよっ!」

助手「こ、ここは……あの洞穴……」

院長「あんたに用があるから連れて来てあげたのよ」ホ゜イッ

女将「用あるのは私だけどね……」

助手「む!残念っスけど先生はあげないっス!」

女将「そう……話せばわかると思ったのに……」

女将「探偵様は私と結ばれるべき……運命なんです……邪魔なんです……」

院長「じゃ、お邪魔なようなんであたしはここで★」スタタタ

助手「…………」

女将「いえ、殺すようなことは致しませんわ……少し眠っていただくだけで、いいんです……」

助手「ど、どういうことっスか!」

女将「ふふ……こういうことですよ……」シュゥゥゥゥゥ

助手「ガ、ガス?……っス、か……」

女将「ふふ、ふふふふ……」

「おーい、どこまでとりいってんだー?」

女将「おやおや、探偵様がいらしたようだわ……うふふふ……」

探偵「うーむ、上流とは言ってたがここまで来たのか?どんだけ視力いいんだよ……」

女将「あれ?探偵様。何かお探しですか?」

探偵「……女将さん……なぜここに?」

女将「いえ、少し頭を冷やそうかと思いまして」

探偵「……そうですか……助手、知りません?」

女将「助手様なら、走って旅館に戻っていきましたよ?」

探偵「……わかりました」

警察「ん、おい。なにやってんだよ。釣り竿は?」

探偵「すまんが、少し協力してもらえないか?」

警察「ん、なんだ?」

探偵「青年、お前もだ」

青年「はぁ……なんですか?」

探偵「……重要なことだ」

---洞穴---

助手「zzz……」

女将「ふふふ、ぐっすり眠っておいでですわ……」

女将「でもでも、邪魔なんです……消えてもらいませんと……」

女将「うわぁぁぁぁ!」カ゛シッ
女将「えっ?」

女将3「よぉ!なーに面白そうなことやってんだ?バカでかい包丁なんて持ってよぉ。
    それ、西洋の肉切り包丁だろ?あっぶねぇな」

女将「な、なんであなたが……」

女将3「うーん、警察さんに呼ばれちゃってよぉ、『上流で助手を探して欲しい』ってよ」

女将3「んで、うろうろしてたら洞穴から変な匂いすっから、なんだろーなーってね」

女将3「おい!女将2!」

女将2「は、はい……」スゥ

女将2「すーーいませーーーーーーーーん!いーーーまーーーしーーーーたーーーー!!」キィィィィィン

女将「……………!?」

女将3「普段は声ちっせぇけど本気出せばバカでけぇ声出んだよあいつ。
    あ、あいつも警察さんについでに呼ばれたんだよ」

探偵「ここか!」
警察「ふむ。奥に手首釣り下がってる奴がいる。多分助手。確保」
青年「こ、ここまでです!」

女将「な、ななんで……旅館に戻ったんじゃ……」

探偵「すいませんね、勘だけは働きまして」

探偵「すいません、あなた言いましたよね?『旅館に走って戻っていった』って。
   ここ、川の上流ですよ?どうして旅館に戻っていったことがわかったんです?」

女将「そ、それは……」

探偵「それに、助手だって女です。貴女を見れば、何をしているか問いただすはず。
   女の因縁ってのは怖いですよ。嫌いな奴が視界に入ればすぐにだって喧嘩を始めるし、
   段々興奮して声も甲高くなる。」

女将「…………」

探偵「あと、そのでっけー肉切り包丁でなにするつもりですか?
   その形、普段は豚などの解体に使用するとにかく切れ味がすげーやつです。」

探偵「もちろん骨までは切れませんが、関節くらいならフ゛ツッと一発で切れますよ」

探偵「その包丁と、手首から釣り下がってる助手見て貴女のやろうとしてること、わかりましたよ……」

女将「……うふふ、バレちゃいました?」

探偵「貴女……助手を……バラバラに……?」

女将「その通りです!ここは上流ですし、魚も雑魚からでっかい奴まで様々です!」

探偵「……なるほど、そのまま死体を流せばあとは勝手にエサになっていく、と」

女将「なんていう素晴らしい手でしょうか……邪魔者も消えるし、死に方だって面白いです……
   アイデアをくれたあの方にお礼を言いたいですわ……」

探偵「………さて、どうします?逃げられませんよ」

女将「……どうして……私は……探偵様のために……」

探偵「貴女は仮にも私の愛する人を殺そうとした挙げ句バラバラにするつもりだった」

探偵「私は……かつて無いほど怒ってますよ……」フルフル

女将「ど、どうして?どうして怒っていらっしゃるんですか?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして……」

探偵「……警察」

警察「ふむ」

警察「えーと、逮捕するよ。殺人未遂で」

助手「ま、待ってくださいっス……」

警察「あ?」

探偵「目が覚めたか……」

助手「た、逮捕するのは、勘弁してあげてくれないっスか?」

探偵「!?」
警察「はぁ!?」

探偵「だ、だからな?お前、女将にバラバラにされるとこだったんだぞ?」

助手「お、女将が言ってることが……少しわかったような気がしたんス……好きな人は……
   とられたくない……他の人と居ることが悔しい、妬ましい……好きな人に振り向いてもらために……
   いっぱい、努力したい……女将は……そんな純粋な人だったっス……」

探偵「だ、だからって何の罪も無しに……」

警察「………おい、助手」

助手「何スか」

警察「……てめーの勝手にしろ。逮捕していいなら即刻投獄。許すなら、俺がなんとかする」

探偵「お、おい……」

助手「わ、私は……」

助手「こいつを……許すっス……」

探偵「……そうか」

女将「……………探偵様……私は……」

探偵「……女将さん、改心する気があるなら私の事務所まで来てください。
   改心する気も無く、まだ助手を殺そうと考えているなら、旅館に戻って、また女将を続けてください」

探偵「……どうしますか?」

女将「探偵様……私は……」

探偵「どうなんですか?」

女将「……私は……探偵様について行きます……行かせてください……」

探偵「……そうですか。晴れて、また仲間が増えましたね……」

女将「………ありがとうございます、助手様……」

助手「ただ、先生はあげないっスよ!………でも、チューくらいなら許すっスけど…」

女将「………ありがとうございます……」

女将「……よろしくお願いします、皆様……」

女将2「……喋り方が……被ってて困る……」

女将3「だっはははは!!そうかぁ!元気でやれよな!料理以外も覚えなきゃいけねぇし、
    こりゃ忙しくなるぜ!」

女将2「………主人様に、説明しておく……」

女将「……ありがとう。」

探偵「て、忘れてたけど、帰るの明日だった」

女将3「よーし!今日のメシはぜーんぶ無料!女将の転職祝いだ!」

女将2「……賛成……します……」

女将「ふふ、そうね。最後の女将としての仕事します!」

警察「わーい!メシが無料だー!」

妻「と、いうことはバイキングね!?バイキング方式ね!?」

助手「ありがとっス、女将」

女将「罪滅ぼしの第一歩です……これからもご奉仕させてもらいますわ」

助手「……よろしくっス!女将!」

女将「はい!」

---旅館---

女将「では、召し上がってください」

探偵「いただきます」
助手「いただきますっス!」
女将「ふふ、召し上がれ……」

警察「いただきまーす!ひゅー!ステーキ!」
妻「ケーキあったからこんなにとっちゃったよー!」
女将3「おう!もちろんプリンもあっからよ!遠慮すんなよー?」

青年「いただきます!今日も美味しいですね!」
美人「……ホントだ。これ美味しいわ」
女将2「あ、ありがとう……ございます……///」
美人「あんたちょっと見直したわ。やるわね。是非教わりたいくらいだわ」

小説家「あ、サラダ……」
部長「なによ、サラダあるじゃない。場所が目立たないのよここ……」
ヒ゜トッ
小説家「ん」
部長「あれ」

部長「あ、す、すいません、手なんか触れちゃって……」

小説家「あ、こ、こちらこそ……」

部長(ななななにこの少女漫画展開!も、もしかして……小説家さんこそ運命の人……?)
小説家(じょ、女性の手に初めて触れた……暖かい……)

部長「すいません!アドレスとか……」
小説家「す、すいません!電話番号を……」

部長・小説家「あれ?」

助手「ふふ、新しい恋って、いいっスね」
探偵「ああ、こっちまでドキドキしてくる」

---夜---
探偵「で、なぜいるんですか?女将さん」

女将「なぜもなにも、好きな人と一緒に寝たいのは、誰だって一緒ですよ」

助手「じゃあ左側もらっス!」

女将「私は右側を」

探偵「おい……全く……」

---朝---

主人「よし、海外から食材が安く手に入る店探してきたぞー!やはり海外まで行ってよかった!
   女将3はアホみたいに一回の食事で大量に作るからな……」prrrrr

主人「はいもしもし」
女将2「あ……主人様…すいません…女将が辞めますので……」
主人「はぁ?」
女将2「かくかく…しかじかなんです……」
主人「………………一番まともだったのが……消えた……」

主人「……どうしよう……」

探偵「……そろそろバス来るな」

助手「またあの運転手っスけど」

警察「おさらばかー、結構ここ好きなのに」

妻「私もこの自然好きなのにねー……」

青年「よーし、また今度来よう。次は美人ちゃんと二人で」

美人「……ふふっ、楽しみにしてる」

女将2「……また……いらしてくださいね……青年、さん……」
女将3「これ!土産にプリンやるよ!またプリン食べたくなったら、来いよな!」

警察「いえ、今度は貴女に会いにここに来ますよ。楽しみにしてます」

女将3「……な、なーに言ってんだよ!恥ずかしいじゃねーか!はは、は……
    あ、あのなぁ!絶対来いよな!絶対だぞ!」

警察「もちろん」

運転手「ゔぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!出発ぅ?しまぁぁぁぁぁぁぁぁぁーす!!」

探偵「では、また」
助手「さよならっス」
警察「絶対行きますんで!」
妻「バイキング!」
青年「今度来たら料理教えてくださいよ!」
美人「あ、あたしにも教えるんだからね!」
女将「ありがとう…みんな…頑張ってね……」

女将2「……はい……」
女将3「かーっ!寂しくなるねぇ!元気でやりな!」カラカラカラ

運転手「はいバス発車しまーす」

探偵「ふぁぁ……また眠くなっちまった……」

助手「最後の最後で>>1が小説家さんと部長さん使ってくれて良かったっス」

美人「あたしも印象良くなったし」

女将「ていうか回を踏むごとに仲間が増えて行く気がする」

妻「そこらへん>>1適当だから」

運転手「だよねー」

助手「お前普通に話せるじゃないっスか!」

女将「一応、endでーす」

---end---

すいませんでしたヤンデレ好きですいませんでしたありがとうございました

探偵「思ったんだけどさ、『ヤンデレ女将編』だけ妙に長くね」

助手「そっスね。他のはパパっとやってんのに」

探偵「でさ、いつまでも女将だったら他の旅館行ったとき不便じゃね」

助手「じゃあ……『雌豚』とかどっスか」

女将「あなたに雌豚呼ばわりされる筋合いはありません!」

探偵「で、どうしましょう、雌豚。」

雌豚「はい探偵様♥私は一生探偵様の雌豚です♥」

助手「……末期っス」

探偵「で、良いんだ。雌豚で」

雌豚「はい♥探偵様の雌豚で幸せですよぉ♥」

探偵「ああそう……」

青年「すいません、硝煙の修羅場探偵事務所のhp出来ました」

探偵「gj青年。どれどれ……」

助手「………意外と地味っスね」

探偵「いやいいよコレ。地味なトコに凄腕探偵居たらドラマっぽいだろ」

助手「それもそうっスけど……」

探偵「よーし、ドメインとったら風呂入るから私」

雌豚「は、はい!色々用意致します!」

助手「専属のメイドみたいっス」

美人「ヤンデレからドmになったわ……」

探偵「まぁいいじゃん。お、ありがと」

雌豚「お褒めにいただき有り難いですわ……///ああお優しい探偵様ぁ……♥」

助手「ホントに末期っス」

風呂後☆
探偵「ふいー、あ、やべ。マット用意すんの忘れてた」

雌豚「探偵様ぁ♥私が足拭きマットですわ♥どうぞ踏んでください!」

探偵「……いや、遠慮しておく」

助手「なにやってんスか先生、足拭きマット持ってきました」

雌豚「くっ……どうして私で拭かないんですか探偵様……」

探偵「いやぁ、そんなひどいこと出来ませんよ」

雌豚「あぁ……お優しいですわ……探偵様……♥」

探偵「思ってたんですけど、その呼び方ってなんとかなりませんか?」

雌豚「じゃ、じゃあ……前から憧れだった……『ご主人様』と、お呼びしてもよろしいですか?」

探偵「もうなんでもいいです」

雌豚「あぁご主人様……なんて良い響きなんでしょうか……
   もっともっとお呼びしたいですわ……♥」

探偵「用があるときだけ呼んでください」

雌豚「はい♥ご主人様ぁ♥」

青年「あああああああああああ!!先生!大変です!ウイルスが!
   hpにウイルスがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

探偵「おいおい、ちゃんと防壁作ってんの?」

青年「防壁?なんですそれ」

探偵「いやいや……ファイヤーウォールとかさ……」

青年「ふぁいやーうぉーる?ブラックサンダーの親戚ですか?」

探偵「ダメダメだ……」

探偵「しゃーなしだ、ちょっと貸せ」カチカチッ

青年「なにするんですか?」

探偵「あん?だからよ、ハッキングしてきた履歴調べて、逆にこっちがハッキングしてやるんだよ」

助手「すげーっス!高速フィンガーっス!」

美人「す、すごい……速い……」

雌豚「あぁ……カッコイイご主人様……踏まれたいです……♥」

探偵「ふむ、大方調べてみたが、こりゃー普通のpcで出来るクラックじゃねーな」

青年「普通のpcで出来ない……?」

美人「……スパコン?」

探偵「正解。こんなでけープログラム使ってうちのちっさい中古pcクラックするなんて
   超絶余裕だろうし。情報技術も相当のもんだ。なっげーソース書きやがって
   解読面倒なんだよチクショー」

助手「発信元のコンピューターとかわかるっスか?」

探偵「ああ、だいたい場所は特定出来た。……が」

助手「どうしたっスか」

探偵「……ちょっと警察呼べ」

10分後
警察「警察参上!どうした」

探偵「かくかくしかじか……ああもう面倒臭い雌豚頼むわ」

雌豚「ハイ♥ご主人様ぁ♥」

警察「……女将?」

雌豚「いいえ違います!私はご主人様に忠実な雌豚です!」

警察「どうしたのこの人」

助手「ドmっス」

雌豚「そして、かくかくしかじかです!」

警察「……なるほど」

警察「で何?俺が呼ばれた理由は」

探偵「ソースから出所がわかった。………唐変木孤児院の院長室にあるスパコンだ」

警察「………!?」
助手「まーた院長っスか」
美人「この前青年君をボロボロにしやがって……」キ゛リリ

探偵「と、いう訳だ。私としても許せん」

雌豚「あのぅ、誰なんですか?院長、って」

探偵「あれ、言ってなかった?」

助手「白髪のロング、いつも長めのスカートに緑の目の合法ロリっス」

雌豚「……!!その方……私に助手様をバラバラにするよう命じた人ですわ……」

探偵「……はぁ。あいつか。あんなことするよう仕込んだのは」

助手「大方、私を殺して出方を見るつもりだったっスね……卑怯っス……」

警察「ククク…唐変木孤児院と聞いてまた血が騒ぐぜ……行くぞ!」

探偵「うむ。私のhpをハッキングするとは。許せん」

10分後
警察「着いたなう」

探偵「あ、行っておく。あの殴り込みから年月も結構経ったし、奴もさらに強くなっているはず。
   この前も三人がかりでやっと倒せた程度だ。今回はさらにスパコンの破壊と言う
   ミッションも付いてくる。不用意に戦闘するのは危険だし、本来の目的さえ達成できない。
   途中で誰かと会っても、戦闘するな。私達がいる情報を発信できないようにしろ」

助手「ういっス!」

警察「ふふ、血が騒ぎ肉が踊るとはまさにこのこと……」

青年「戦場に飢えてませんか?」

美人「あ、あたし格闘技とか全然出来ないんだけど……」

助手「私が付いてるっスよ!」

探偵「しかし、野郎のことだ。とっくに院長室からはスパコンを移動させているはず」

警察「手分けして探すか」

探偵「それぞれ戦闘力が均等になるようにしよう。ふーむ……」
-----キリトリ線-----
探偵「出来た。」

探偵「まず警察、青年」

警察「よし!」
青年「お願いしますね」

探偵「えー、助手、美人」

助手「頑張るっス!」
美人「だ、大丈夫なの……?」

探偵「最後に私と、雌豚」

雌豚「頑張りますわご主人様ぁ♥」

探偵「じゃ、このチームで捜索しろ。わかりましたかー?」

「「「「「はーい」」」」」

探偵「いいか、中に入ったらまず警察チームは東側。
               助手チームは西側。
               雌豚チームが中央だ。」
助手「わかりましたっス!頑張るっス!」

警察「よーし!行くぜー!」

雌豚「必ずご主人様をお守り致しますわ♥」

美人「誰とも会いませんように……」

青年「いざ!スパコン!」



---院長室---
院長「くふふ、来るとは思っていたがこんなにも早いとは。さっさと隠しておいて良かったぜ。
   しかし今日こそぶっ倒す!従業員全員呼び戻しておいたぜ……」

院長「さぁ来れ!勇者達!うははははは!」
----東側----

警察「懐かしいな。ここらへん掃除した場所だぜ」
青年「ここの突き当たりのドアが働いていた場所でしたね」
警察「あー……早くエンカウントしねぇかなぁ……」
青年「そんな魔族じゃないんですから……美人ちゃん大丈夫かなぁ……」

----西側----
美人「はくしゅん!」
助手「だ、ダメっスくしゃみなんかしたら!誰かに見つかるっス!」
美人「だ、大丈夫よ……」

従業員「おい!誰だお前ら!(うわ!二人とも可愛い&巨乳!?)」

助手「や、やばいっス……」
美人「あわわわわわ」

----中央側----
探偵「あの……そろそろ腕離して……」

雌豚「ああん♥ご主人様ったら恥ずかしいんですか?照れ屋で可愛いですよぉ……♥」

探偵「いや、だからさ、敵に会ったら大変でしょ?」

雌豚「敵なんて私がなんとかしますからぁ♥」

探偵「そんなこと言ってて大丈夫なのか……ん」ヒ゜クッ

雌豚「どうしたんですの?ご主人様?」

探偵「……助手がヤバいかもしれない」

雌豚「………?」

----西----
従業員「とにかく!こっちへ来い!」

助手「仕方ないっスねぇ……美人さん!そいつの右肘蹴ってくださいっス!」

美人「えぇ!?な、なんで!?」

助手「いいっスから!」

美人「そぉい!」

従業員「いっだぁぁぁぁぁ!ケガしてたのにぃぃぃぃぃ!」カ゛クッ

助手「よーし、猿ぐつわしてベッドの下にでも放り込むっス」

美人「案外弱いわね……」

----東側----
警察「うわー……すげー部屋の数だ」
青年「ああ、ここは従業員の寮棟です。部屋数はとにかく多いですよ」
警察「しらみ潰しか……」
青年「そうですね……」

警察「よーし、失礼しまーす」カ゛チャ

従業員「ん?」
係「は?」
係2「ありゃ」
係3「フォヌカホ゜ウwwwwww」

警察「あ、あれ?あんとき全員逮捕されたんじゃ……」

青年「あわわわわわ、あ、あの係の人……怖い人……」

係3「クンクン!この匂いはショタ氏でござるか!?拙者早くペロペロしたいでござるよぉぉ!」

警察「こ、怖い……」

青年「ち、違います!こっちはこっちで怖いですけど本当に怖いのは……」チラッ

係2「………」

従業員「おいおい、部外者が勝手に上がるたぁ、無作法な」

係「誰だお前ら」

係2「………」

係3「早くペロペロしたいでござる!」

警察「しゃーなしだ!邪魔なんで消えてください!」ト゛ト゛ト゛

係「ぶべっ!」
従業員「ぐぁぅぁ!」ト゛サッ

係3「おそwwwwwwいwwwww」ササッ
係2「……………」ヒョイヒョイ

警察「んだぁお前ら、並の動きじゃねーな。ピザのクセに」

係2「……………答える義務は無い」
係3「そのwwwwwww通りでござるよwwwwww巡査氏ww」

警察「ったく、カンに障る野郎だ。そっち任せた」
係2「………………」

青年「任されました!」
係3「倒してペロペロするでござるwwwwwww」

警察「さーて、青年君うまくやれよな……」

係2「……始めよう」

警察「わーってるってのぉぉぉ!警棒発動!」カ゛キン

警察「!?……トンファーか」

係2「………いかにも」

警察「うらうらうら!」カ゛カ゛カ゛

係2「………」ヒュン

警察「ぶべっ!ってぇな!回転しやがって!」

係2「……………遅い」ヒュヒュン

警察(っくそ!どうやって止める……両手に一本づつ……)

係2「……諦めろ……捕まれ」ヒュン!

警察「ふんっ!」カ゛キン ホ゛キッ

係2「!?………両腕で止めた……!?」

警察「あーあ片腕やられたか……こっちにゃ足もあるがなぁ!」

係2「っ!しまっ………」ト゛スッ

係2「…………あ゛っ……」ト゛サッ

警察「…………っぺ!ざまぁ見ろ……」

青年「うらぁぁぁぁぁぁぁ!」フ゛ンッ

係3「うひひひwww遅いでござるよwwwwwペロペロwwwwwwww」

青年(確か……先生は足を狙っていた!)

青年「うらっ!」

係3「遅いってwwwwww言ってるのにwwwww」ヒ゜ョン

青年「か、かわした!?どうして……」

係3「弱点くらい克服してるでござるwwwww」

警察「こいつもキモい!」ト゛カ゛ッ

係3「フ゛フォッ!?」カ゛ンッ

青年「へ、ヘッドキック!?ありがとうございます!うりゃ!」

係3「フ゛フォ……いい所無さ杉ワロタ……」カク

----中央側----
探偵「そろそろスパコンあったって報告ないかな」

雌豚「ご主人様、あの方達は誰でしょうか?」

探偵「え?」

従業員「あ!なんだお前ら!」

探偵「うっわきたよ」

雌豚「私にお任せください!ご主人様♥」

探偵「だ、大丈夫か?」

雌豚「ああ……私の心配をしてくださるなんて……お優しいご主人様……♥」

従業員「怪しい奴は即刻確保!」タタタタ

探偵「く、来るぞ!」
雌豚「うふふ、甘いですよぉ」シュン

従業員「き、消えた!?」

雌豚「うふふー、動いたら頸動脈……プチっ☆ですよぉ?」

雌豚「ご主人様に危害を加えるならこの肉切り包丁で関節いっていいんですよぉ……?」

従業員「…………」ヘタヘタ

探偵「あいつこそ真のドs」

従業員「すすすいませんすいません……なんでもしますので……」

雌豚「なんでも?」

従業員「はい……」

雌豚「……スパコンどこか知ってますかぁ?」

従業員「はい…案内します……」

雌豚「やりましたご主人様♥」
探偵「よしよし、帰ってたら踏んでやるからな」
雌豚「やった♥」

----東側----

警察「なに?わかった?よし、今から行く!片腕やられたけど!」
青年「が、頑張ってください!」

----西側----
助手「わかったっスか?そこに行くっス!」
美人「よーし!青年君寂しかったよー!」

----院長室----
従業員「大変です!スパコンの在処が拷問によってバレました!」

院長「チッ、情弱が。急いでスパコンまで行くぞ!」

----中央側----
探偵「早くみんな来いよ」
雌豚「ずっと一緒に待っていたい……ご主人様ぁ……♥」

----スパコン前----
探偵「ん?おやおや……あなたでしたか……まーた脱獄したんですか?」

院長「くふふ、リベンジと思えばなんてことは無かった……そこのバカ利用して助手を殺ろうと考えていたが、見込み違いだったかな。
   なぁ、女将?」

雌豚「ご、ご主人様に好かれるなんて嘘言って!私はもう騙されません!」

院長「ご主人様?まぁいいが、スパコンがバレちゃいたずらも出来ねぇ。止める」

探偵「やれるもんならやってみろ。私のhpをハックするとはいい度胸だ……絶対破壊する」

院長「破壊されんのはお前だっての!ハンマー!」
従業員「どうぞ」
院長「……ハンマー発動!」

探偵「おっと、今回は日本刀だぜぇ。親父が買ってきた安物だがな!」

探偵「うらうらどりゃぁぁぁぁ!」

院長「ははっ!相変わらずつぇぇ!だがあたしは相変わってんだよね!」ト゛コ゛

探偵「………あ?」サ゛スッ

院長「くふふ、あははは!弱いねぇ!あんたもっと強くなかったっけ!?」

探偵「あ、あと……頼んだ……」

院長「あははははは!誰に頼んで……!?」

雌豚「ご、ご主人様……許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない……」

院長「そういや……あんたが居たね……」

雌豚「ゆ、ゆ、許さない、許さ、な、ない……」カタカタ

雌豚「うおぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

院長「は!?早……」サ゛シュ

院長「あ゛あ゛あ゛あ゛!!腕がぁぁぁぁぁぁぁ!」

助手「先生!ここに居たっスか……!?」
警察「院長の……片腕が……」
背年「ぶった切られて……ます……」
美人「」ハ゛ターン
探偵「」キュゥ

雌豚「フゥーッ……フーッ……」スッ

警察「やべぇ!もう一本いく気だ!」

青年「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」カ゛シッ

雌豚「離して!ご、ご主人様を……よ、よく、よくもよくも……!!」

助手「先生!起きてください!落ち着かせてくださいっス!」

探偵「ん……雌豚……?」

雌豚「ご、ご主人様!目が覚めましたか!?」

探偵「院長は……?」

雌豚「や、やりました!やっつけましたー♥」

助手「やりすぎっス……」

警察「俺は院長連れて刑務所行って突き出すから帰るわ」

探偵「じゃ、スパコン破壊するか」

探偵「これがスパコンか」

助手「青年君!頼むっス!先生は腹やられてるっス!」

青年「そ、そうですね……うぉりゃっ!」カ゛ッシャァァァァァァン

スパコン「解せぬ」

美人「やったわ!院長もやったし、さっさと帰りましょうよ!」

探偵「ああ、帰るか。ありがとな、雌豚」

雌豚「や、約束ですから、帰ったら、踏んでくださいよ……?♥」

探偵「わかってるよ」

雌豚「ありがとうございます、ご主人様……♥」

----硝煙の修羅場探偵事務所----
探偵「そらそらぁ!どうだ!こ、こんな感じ?」ケ゛シケ゛シ

雌豚「ああ♥もっと♥もっと汚く罵ってください♥あひっ!?」ヒ゛クヒ゛ク

探偵「こんなの慣れてないから……わからない……この雌豚が!もっとおねだりしてみろ!」

雌豚「んぁぁぁぁ♥最高でしゅう♥もっとしてくだしゃいいいい♥」

雌豚「はぁん……♥良かったでしゅ……ご主人様ぁ……♥」

探偵「………ヤバい、クセになったかも」

助手「先生……私にも、してくれていいんスよ……?」

探偵「お前とは普通にsexしたい」

助手「先生……♥」

青年「……」
美人「……」

雌豚「あへぇ♥踏まれて♥気持ちいいでしゅ……♥」ヒ゛クッヒ゛クッ

探偵「あ、寝るとこだった。青年!hpの確認!」

青年「あ……元戻ってます!ふぁいやーうぉーるもかけました!」

美人「私そろそろ寝ます……ふぁぁ……」

探偵「そうだな。疲れたよ」

助手「私にもsmプレイして欲しいっス……」

雌豚「あ、あへっ♥うへっ♥」ヒ゜クッヒ゜クッ

警察「今夜泊めてくんない……いや、やっぱいい」カ゛チャッ
探偵「……ごめん帰って」

----終わり----

すいませんsmプレイ好きですいませんありがとうございました

探偵「なんかさ、>>1がファンタジー色強いやつやりたいんだってよ」

>>1「だってssなのになんで真面目に探偵やってんだよって話だよ」

助手「それもそうっスね……」

青年「たまにはいいじゃないですか」

美人「やりましょう!」

----変竹林刑務所----
院長「ククク、やっとこさ完成した!」

院長「ついに……完成したのだー!義手でよくここまでやった!」

院長「今度こそ一泡吹かせた上にゲロ吐かしてやる!」

院長「あははははは!目に浮かぶぜぇ!」

----硝煙の修羅場探偵事務所----
探偵「へくしっ!」

雌豚「ご主人様、ちーんてしてください」スッ

探偵「ちーん!」フ゜ルフ゜ル

雌豚「ああ……ご主人様の鼻水……とっておきましょう……ハァハァ」

助手「どうしたっスか?先生」

探偵「なーんか誰かに呼ばれたような……」

青年「ありますねー、そんで誰も呼んでないっていうプチ恐怖体験」

美人「誰かと会話してるときによくあるわね……」

カ゛チャッ
警察「おーっす、暇なんだよ。遊ぼうぜ」

青年「公務員のセリフじゃないですね」

妻「まぁまぁ、遊びたいのはみんな同じ……」

探偵「一応仕事中なんですけど」

警察「まぁそう固いことを言うな。孤児院に不法侵入したくせに」

探偵「それはお前も同じだろ」

---事務所の外---
院長「ククク、まーた遊んでやがるぜ……新しく開発した義手とともに
   新しく開発したこの『夢の中に飛ばしちゃう君』を使えば……」

院長「そんじゃ一発、お見舞いするぜ!」

院長「バルス!」ホ゜チッ
ク゛ィンク゛ィンク゛ィンク゛ィン
院長「……少々音が卑猥だがそんなことは気にしない!ははははは!!」

院長「さて、逃げますか」スタタタタ

探偵「……ん?急に……眠く……」zzz

助手「あれ?先生……どう……した……っスか……」zzz

青年「え?あ、あれ……」zzz

警察「はぁ……?」zzz

妻「おろろ……?」zzz

美人「え、は……」zzz

雌豚「きゅう……」zzz

探偵「む……あれ、ここどこだ?」

助手「zzzz………」

警察「……」ムクリ

妻「ふぁぁ……」

青年「わー!ここどこですか!広大な荒野!」

美人「……?」(どっかで見たような……)

雌豚「zzz……ご主人様……もっと……踏んで……」zzz

美人(そうだ……見たことあるな……確かここで……イノシシが……)

探偵「……ん、何か茶色いのが…」

警察「なにアレ」

助手「zzz」

妻「どどどどどうしよう……」アワアワ

雌豚「あん……ご主人様ぁ……もっと……罵ってください……」zzz

青年「……あれイノシシなんじゃ……」

美人(そうだ……突進してきて……みんな吹っ飛んで……)

イノシシ「フ゛ォォォォォォォォ!!!」

探偵「わわわ、こっち来た!」

イノシシ「おりゃ!」フ゛ーン

探偵「うわぁぁぁぁ!助手ぅぅぅぅぅぅ!」カ゛シッ

助手「っぶわ!?ななななんスか!」ハ゜チッ

青年「美人ちゃん!」カ゛シッ

美人(男らしい……かっこいい……)

警察「妻ぁぁぁぁぁぁぁ!」カ゛シッ

妻「はわはわはわ!」カ゛シッ

雌豚「ふぁぁ……どこですかここ?空?」

雌豚「はっ!ご主人様が飛ばされていく!ご主人様ぁぁぁ!」ヒューン

探偵「いっだ!」ト゛サッ
助手「あわわわわわせせせせ先生……」ト゛サッ
雌豚「ご主人様ぁぁ!大丈夫でしたか!?」

警察「いつつつ……」ストッ
妻「きゃああああ……あ?」スッ
警察(受け止められた……)
妻(……お姫様だっこ……////)

青年「しゅわっち!」
美人「ほっと!」シュタ

探偵「……イノシシの野郎吹っ飛ばしたか」

助手「なんのつもりっスかねぇ。ていうかここ何処でしょうか」

探偵「全くわからん。眠気に襲われて眠ったと思ったら荒野にいて……イノシシが……」

---現実---

院長「あー気味がいい。まとめて誰かの夢の中に意識を閉じ込めてやったわ」

院長「ざまぁ見ろ!一生夢の中でうろうろしてるがいい!」

院長「あっはっh…」

警官「……ああ!脱獄した院長!ここにいたか!」カ゛シッ

院長「ややややば……」カ゛シャン

院長「いっけね、落とした!」

警官「こっち来い!即刻投獄だ!」

院長「ひぃぃぃ……」

警官「ん、なんだコレ。怪しいな。没収しておく。」

院長(しまったーーーーーーーー!!)

---夢---
探偵「あれ、景色がぐにゃぐにゃして……」
助手「おかしいっスねぇ……」
雌豚「はわわわわ、ご主人様、こ、怖いです……」
探偵(なんでこんな時だけ可愛いんだよもう)

青年「わわわわ、地面が……」
美人「せせせせ青年君……!!」カ゛シッ

警察「おっとと、なんだ?辺りの景色が変わってったぞ?」
妻「変だねぇ……」

ト゛ォォォォォォォォォォォォン

探偵「のわぁぁぁぁぁぁ!」

助手「にゃぁぁぁぁぁぁ!」

雌豚「あぁぁぁぁぁぁぁん♥」

警察「ぐぁぁぁぁぁ!」

妻「あわわわわわわわ!」

青年「のぉぉぉぉぉぉぉ!?」

美人「ふぎゃーーーー!!」

ヒューン

探偵「いつつつつつ……どこだここは……さっきの荒野とは別な……」
探偵「………ラブホ?」

助手「いっだ!……どこっスかここは!」
助手「……?大学、っスか?」

警察「しゅわっち!」スタッ
警察「ここは……旅館か?」

妻「むぎゅう!」ト゛サッ
妻「ん……教習所、かな……?」

青年「わぎゅ!」トスッ
青年「いてて……ん、家……?」

美人「うおぁ!?」ト゛ッ
美人「こ、ここ……孤児院……」

雌豚「あぁんっ♥」ト゛サ゛ァァァァ
雌豚「うーん……またこの孤児院ですかぁ?」

探偵「……ベッドに誰か……私と……雌豚?」

探偵?『おらおらおらぁ!もうヘバってんのか?まだだよっ!』ハ゜ァン

雌豚「あひぃぃぃぃ♥もっと叩いてくだしゃいご主人様ぁぁぁ♥」

探偵?『おらおらおら!』ハ゜ンハ゜ンハ゜ン

雌豚「くふぅぅぅ♥し、幸せでしゅぅぅぅぅ♥」

探偵「なんじゃありゃ……smプレイしとる……」

探偵「誰か助けて……」

雌豚「はれ?ご、ご主人様が二人?ああでもどちらも大好きですわぁ♥こっちにきてくださいよぉ♥ご主人様ぁ♥」

探偵「ゲッ、バレた……」

探偵「ううう、なんで私がこんなことに……自分に犯されている雌豚を見るハメに……」

探偵?『おらおら!』ス゛ンス゛ン

雌豚「おほぉぉ♥しゅ、しゅごいれしゅぅぅぅぅ♥」

探偵「なぜこうなったんだ……」
---省略---
雌豚「ふひっ♥あへっ♥」ヒ゜クンヒ゜クン

探偵「……………」(そういえば気になる……)

探偵「なぁ雌豚、なんで私に固執する?」

雌豚「……ご主人様が旅館にいらして、料理を褒めて頂いたことがありましたね……
   実は、料理を褒められたのって、初めてなんです。」

雌豚「お客さんは皆『料理を作るのが当たり前』『マズい料理を作らないのが旅館』
   だとお思いになってらして……初めて料理を褒めて頂いた時、『ああ、この方に私は初めて、女将として初めて仕事を評価していただいた……』
   そう思えました……生き甲斐を見つけたのです。『もっと、褒めて頂きたい』『どう思われているか、知りたい』と……」

雌豚「……今ご主人様に仕えさせていただいて、私は最高に幸せですわ……今まで、そんな事を考えずに生きてきたのに」

雌豚「誰かに仕えるとは、こんなにも素晴らしいものだと、私に教えて頂いたのは、ご主人様ですわ」

雌豚「……本当に、感謝しております……」

探偵「…………」

探偵「……ふふ、雌豚……やっぱり純粋なのは変わらないんですね」

雌豚「そう言って頂けたのも、ご主人様が初めてですわ……」

探偵「そうですか……貴女も、乙女なんですね」

雌豚「そ、そうでしょうか……?」

探偵「答えてもらった代わりに、何かしたいことはありますか?」

雌豚「……そうですね、ぎゅーってして、一緒に寝てもらえませんか……?」

探偵「……わかりました」キ゛ュー

雌豚「……うふふ……」zzz

---大学---
助手「うう、ここはどこっスか……?緑も多いし……みんな金髪っス……」

助手「あっ!先生っス!せんせー!」

探偵?『ん?誰だお前は』

助手「へ?なに言ってんスか。私っスよ!」

探偵?『いやだから誰?だいたい、ハーバード大で日本人とは、君もよほどの頭脳みたいだな』

助手「はぁ?ハーバード大?」

探偵?『ふーむ、迷いこんだと、そういうことか?』

助手「そ、そうなんス!助けてくださいっス先生!」

探偵?『先生ってなんだ……まぁいいか。私の家へ来るか?』

助手「はいっス!是非行きたいっスー!」

助手(そういえば先生の家って行ったこと無いっス……)

助手「わー……でけーっス……」

探偵「まぁ大手it企業の家と言ったらコレだろう。入れ」

助手「ありがとうっスー!」

探偵「ただいま」

探偵母「あら、おかえり。どう?バイト先見つかった?」

探偵「だから僕は探偵事務所を開くんだ!普通に働くなんざ、やなこった!」

探偵父「やいやいやい!探偵になろうなどと、許さんぞ!我が会社を受け継いでもらう!」

探偵「ふん!嫌だ!僕は僕の事務所を立ち上げるんだ!」

助手(なにやら言い争ってるっスね……)

助手(それに……まだ探偵事務所を開いてないみたいっス……おかしいっスね……)

探偵父「よーしそこまで言うならな、立ててみろ!見事に自分一人で立ち上げられたら、
    ご祝儀として5億やろう!」

助手「ご、ご、5億!?」

探偵母「あら?みかけない方ね。がーるふれんどって奴かしら?」

探偵「あ、いや、大学の方で迷子になってたんだ。迷ってしまったようで」

探偵母「あらぁ、優しいわね。どう?ご飯でも」

助手「わーい!頂くっス!」

助手「どうしたっスか?なんで事務所を開くことに反対してるんスか?」

探偵「父さんは自分の会社を継がせるつもりだったけど、僕が事務所を立ち上げるって言って、
   必死になって説得してるんだけど……」

探偵「僕は嫌だ。僕は探偵になって、多くの人を救い、そして助けたいと心から思ってる。募金しただけで
   助けた気になってる人じゃない。募金され、それを物資に変えて届けるような、そんな仕事なような気がするんだ。
   it会社も魅力的だが、それも人間がなくちゃ意味を成さない。僕は直接人を助ける人になりたいと思ってるからね。
   素敵だと思わないか?」

助手「……すげーっス……格好いいっス……また惚れ直したっス……」

探偵「ふふ、そうかな?」

探偵「さーて!大学卒業したらさっさと日本に戻って立ち上げる場所を決めよう!」

助手「ふふ、頑張るっスよ!」

探偵「……ああ、なぜだか君に言われると、妙に説得力があるが、なぜだろう」

助手「気のせいっス……あれ」

助手「ご飯食べたら……眠くなってきたっス……」

助手「zzz……」

---旅館---
警察「……どっか見覚えがあるな……」

女将「あ~れ~?なにをしてらっしゃるんで~すかぁ~?」

警察「あれ?お、女将さん!」

女将「ん~?お~かし~いで~すねぇ~、な~んで私の名前、知ってるんでぇ~すかぁ~?」

警察「は?そりゃ知ってるに決まってんじゃないですか……」

女将2「はわわわわわわわ、だ、誰ですか?ここここ顧客リストに載ってない顔ですよ?」

警察「あれ、なんでこんな所に?我が妻よ」

女将2「つ、つつつつつつつ妻!?なななな何を言ってらっしゃるのですか!
    か、かか、からかわないでください!」

警察「はぁ?」

女将「う~ん、ど~うしてこ~んなところにいる~んでぇ~すかぁ~?」

警察「わかりませんけど、吹っ飛んで目が醒めたらこんなところに」

女将2「と、ととととととりあえず!女将のへへへへへ部屋に行って!事情聴取でも受けてもらいます!ます!」

女将「お~ねが~いしま~すねぇ~?」スタスタスタスタ

女将2「ふぇぇ!?ちょちょちょ、ちょっと待ってくださいよぉ……」シクシク

警察「……大丈夫?」

女将2「だ、だだだだだ大丈夫です!ははは、早く来てください!」

女将2「じゃ、じゃあ!早く説明してください!どどど、どうしてあんな場所に居たんですか!」

警察「ですから……吹っ飛ばされて……」

女将2「せ、説明になってないです!おおおおお怒り!ますよ!」フ゜クーッ

警察「……ぷぷっ、ちょっと可愛いですね」

女将2「ほえ……?」

警察「いやいや、なんでも無いですよ。ふふ」

女将2「………////」

女将2「ああああの……ごご、ごめんなさい……こ、こんな喋り方で………」

警察「いやいや、大丈夫ですよ」

女将2「いいいいつも、こんな喋り方で、ま、周りから鬱陶しく見られるようになって、
    それで、いいいつも、陰からしか支えることしかできず……わわわ、私は、
    いつも、そんなで……情けないです………」

警察「なにいってるんですか」

女将2「……?」

警察「いいじゃないですか。周りから鬱陶しく見られるだ、情けないだって……」

警察「比べるべきは他人ですか?違いますよ。比べなきゃいけないのは過去の自分です。
   いくら他人より劣っていたって、他人が衰退すれば自分が変わってなくたって自分のランクは上がります。
   それって成長してるってことですかね?違いますよ。自分だけ変わらなかっただけ。
   他人にどう思われようが、今成長出来ていればいいんじゃないんですか。これから成長していけばいいんじゃないんですか」

警察「………俺は、少なくともそう思います」

女将2「………!!」

女将2「わ、私も……かか、かわ、変われるんでしょうか……?」

警察「……はい。変われるってことを一番知ってるのは、この俺ですから」

女将2「ああああの、なんだか、不思議な方ですね……」

警察「ははは!よく言われますよ!」ケラケラケラ

警察「はー……久々にマジレスしたら眠くなってきちゃいましたよ……」

警察「すいません、寝ますわ」zzz

女将2「ええええ!?あああの……本当に、不思議な方です……」

----教習所----
妻「へー……どこだここ……」

妻「ポスターからして……警察の教習所……か」

警察「すいません、何をしてるんですか?」

妻「はわわわわ、ご、ごごめんなささい……って、警察君?」

警察「ん?どこかでお会いしましたか?なぜ俺の名前を……」

妻「なぜって……だってあなたの妻でしょ私は」

警察「…………へ?まさかの許嫁?いたっけ……」モンモン

妻「許嫁じゃなくて……もう!」

妻「ひどい!相思相愛だったのに!」

警察「ええええええ!?だって俺は彼女いない歴=年齢だしだいたい出会いの場も無いし……」

妻(……どういうこと?なんで私を知らないの……?)

警察「とにかく!なにをしていたんですか!」

妻「なんか……こう……吹っ飛ばされて……」

警察「………はぁ?」

妻「もー!わかってよ!私達の仲でしょ!」

警察「いや、仲って言われても初対面に……」

妻「だから!わかんないの!吹っ飛ばされたんだから!」

警察「はぁ……わけわからん……」

教官「おい、誰だそいつは。警察」

警察「は、はっ!なにやらうろついていたので確保……うわっ!」

妻「はわわわわ、だだだだ誰?かか、顔が強面だよぉ……」ササッ

警察「ちょ、ちょっと……後ろに隠れないで……」

教官「………いつのまに彼女なんか出来たのか」

警察「いえ、彼女じゃなくて、その……」

教官「……そうか、幸せにやれ」スタスタスタ

警察「だから……はぁ」

妻「どうしてため息なんかついてるのー?」

警察「ほぼあなたのせいなんですけど……まぁそりゃ、いつもため息ついてますけど」

警察「考えてみれば女性に出会ってロクなことが無かった……
バレンタインは周りがどんどん貰っていくのを見て孤独感を感じたし告白罰ゲームだって受けたことがある。期待させておいて彼氏がいた、なんてこともあった。
このまま一生異性という言葉に縁が無いまま一生を過ごすのかと思えば余計に辛かった……なんでこんなに周りにいくらでも居るってのにこんなに遠い存在なのかわからない……
だいたい出会いの場が設けられても俺はずっと周りを盛り上げてくっつけてあげるだけのキューピット役しか回って来ない。合コンだってずっと幹事の席を用意されたまま。
俺だって出会いが欲しいけど、それをわかってくれる友達なんかいやしない。生きていてちょっと辛くなるかな……」

妻「………大丈夫だよ。だって警察君優しいから……私があがり症なのに、ちゃんと接してくれたのは警察君だけ。
  そんな優しいところを、みんな知らないだけかもしれない。でも、私だけはちゃんとみんなのために陰で活躍してくれる警察君を、
  ちゃんと見て、私はあなたと結婚したの。これだけはわかっててよ……」

警察「……そんなこと……生まれて初めて言われた……お母さんにも言われなかったのに……」

妻「だからちゃんと自信もって!ね?」

警察「……そうか、俺はこのままでいいのか……」

妻「ふふ、ホント、いつ見ても……可愛いね……zzz」ト゛サッ

警察「あ、あれ?どうしたの?おかしいな……」

警察「……ありがとうございます」ヘ゜コッ

----民家----
青年「どこだここ……普通の家っぽいぞ……」

美人「あれ?誰かいるの……」カ゛チャッ

青年「あれ」
美人「ん?」

美人「うわわわ、だ、誰なの!?なんでうちに!?」

青年「え!?び、美人ちゃん!?」

美人「あれ!?なんであたしの名前……」

青年「はぁ?」

青年「なんだ、美人ちゃんの家だったんだ」

美人「ええ!?知らないで入ってきたの!?」

青年「うん。いや入ってないけど」

美人「はぁ?」

青年「実はかくかくしかじかで……」

美人「…………なにそれ?」

青年「はぁ?」

青年「だから吹っ飛ばされて……」

美人「はぁー……わけわかんない」

青年「えー……なんで……」

美人「こっちが聞きたいわ。なんで吹っ飛ばされて部屋にいるのよ」

美人「だいたいあなた、なんなの?なんで荒野から吹っ飛んで私の部屋に……」

青年「そんなのこっちが聞きたいんだけど……」カ゛チャッ

美人母「あら?誰かいるの?」

美人(か、隠れて!)

美人「ち、違うよー、電話だよー」

美人母「あらそう」

美人母「電話もいいけど、さっさと大学のこと考えなさいよ」カ゛チャッ

美人「べー!」

青年「どうしたの?」

美人「ママはね、ずっと大学へ行けってうるさいの。でもあたしは早く留学して英語をしたいの」

美人「ママどころか、パパもそう言ってるの」

美人「ずっと言われてるから、これ以上親に迷惑かけられないし、留学も諦めてる……」

青年「……思ったけどさ、それ違くない?なんで迷惑かけてるからって自分の好きなことしちゃダメなの?
   迷惑かけられないからって、おかしくない?今はむしろ親が君に迷惑をかけてるんじゃないかな。そんなものエゴだよ。
   いい大学でていい会社に就職出来れば親は満足するだろうけど、君はどうなの?
   君の意見はどうなるの?まるで親の敷いたレール渡ってるだけじゃない?操り人形じゃないんだ君は。
   僕だって本当は普通に学校行ったりしたかったけど、親のエゴで孤児院に入れられた……君もそんな寂しいことになってもいいの?」

美人「………!」

美人「そうだ……あたし……いつも親の言いなりになってた……
   いい子になるってずっと言って……言うこと聞いて……」

青年「……どうなの?大学、行く?」

美人「……いかない!やっぱり好きなことぐらいしたいね!あたしだってもう大人だし!
   いつまでも親の言うこと聞いてたらキリがないわ!断ってくる!」

美人「ありがとっ!不審者!」カ゛チャッ タッタッタ

青年「ふふっ……不審者じゃ……ないよ……」カ゛クッzzz

----唐変木孤児院----
美人「ここの雰囲気嫌いなのよ……寒いし……」

ショタ「……?誰?お姉ちゃん。見かけない顔だし、従業員の服も着てない……」

美人(ん……?青年、君……?でも……ちっちゃい……)

ショタ「な、なんでそんな見てるの?」

美人「な、なんでもないよ!ふふっ!」

ショタ「変なのー」

美人「ねぇ、名前は?」

ショタ「ショタだよ」

美人(!!……青年君と……同じ名前……と、いうことは……)

ショタ「……?どうしたの?」

美人(幼少時代の……青年君か……可愛い……!!)

ショタ「お、お姉ちゃん?」

美人「いやんもう可愛い~~~~~!!」キ゛ュー

ショタ「ほえ!?あれ……」ホワン

ショタ「なんだろう……これ……」

ショタ「ねぇねぇお姉ちゃん!今なにしたの?」

美人「なにってこう、ギューって……」

ショタ「へー……初めて……」

美人「されたことないの?」

ショタ「うん。僕がここに入ってきたころ赤ちゃんだったからずっと抱っこはされてたけど、
    そうやってギューってしてもらったことはないんだ……」

美人「……そっか……お友達にしてもらわないの?」

ショタ「おともだちってなに?」

美人「…………え?」

美人(……あれ?友達ってどう説明したらいいんだろう……)

ショタ「ねぇねぇ、おともだちってなぁに?」

美人「えーっと、みんなで遊んだり、みんなでお喋りしたりする仲のいい人達のことよ」

ショタ「そんな事しないよ。遊んじゃダメなの。ずーっとお仕事しなきゃいけないの」

美人「はぁ?なんで孤児が仕事しなきゃいけないの?」

ショタ「院長さんが、そういってた……」

美人「あんの院長……子供に……」

ショタ「それに、お喋り出来るのは休み時間しか無いの」

ショタ「おともだちっていうのも、ずっと出来ないのかな」

ショタ「僕、おとうさんとおかあさんって言う人にも会ったことないし、何も知らないの」

ショタ「ずっと、寂しいままなのかな」

ショタ「そんなの、やだな……」

美人「……大丈夫よ!だって、いつか救世主が来るんだからね!」

ショタ「きゅーせいしゅ?」

美人「そう!いつかね、コート羽織った人が助けに来てくれるのよ!不敵な笑い浮かべて、
   いつか助けに来てくれるから!」

ショタ「……ほんと?」

美人「ほんとのほんと!だから、そんな寂しいこと言わないで……」

ショタ「……わかった。待つ。頑張る」

美人「ふふ、よしよし、いい子ね」ナテ゛ナテ゛

ショタ「……いい子?」

ショタ「僕、いい子?」

美人「うん!ちゃんといい子にしてたら、きゅーせいしゅさんも来てくれるの!」

ショタ「……わかった!」

美人「ふふ……ホントに……いい子……zzz……」ク゛ゥ

ショタ「……お姉ちゃん?寝ちゃったの?」

ショタ「……お姉ちゃん、ありがとう」

---唐変木孤児院---
雌豚「うーん、嫌ですねぇここ。寒いですし」

少女「………………」シ゛ー

雌豚「あら、誰かしら?誰かに似てるような……」

少女「……お姉さん……誰……」

雌豚「でも喋り方が違いますわ。別人かしら」

少女「……?」

雌豚「やっぱり、温もりというものが欲しいですわ。寒い」

少女「………来て」スッ

雌豚「あら、何?」

少女「……いいから」

雌豚「案内でもしてくれるのかしらねぇ」スタスタ

少女「……………」

少女「私の……部屋……」

雌豚「……?なにかしら?従業員なんかよりもっとずっといい部屋ですわ?」

少女「………私は……なぜか……特別なの……」

雌豚「あら、なぜ?」

少女「………わからない……」

雌豚「適当ですわね」

少女「わかってる……特別じゃない……私は……」

雌豚「私だってわかってますわ。特別だったらそもそもこんな場所にいないもの」

少女「でも……院長さんが……特別だって言えば……特別……」

雌豚「あら、そんなことはありませんわ。院長さんは神様かなにかじゃないんだから。
   個人的に特別なら別でしょうけど、全体に影響するようなこと、決めて欲しくないですわ。」

少女「でも……特別だって決められたから……みんなみたいに仕事もしなくていいけど……
   ホントは……みんなと仕事したいの……みんなと同じことしたい……」

雌豚「……そう言えるだけ、幸せなことですわ。本当の特別に恵まれた人は天狗になって堕ちていく人ですわ。
   そうならない人が世界を回しているのです。ご主人様は……金に恵まれてこそいましたが、天狗になった人にあるどこか寂しい感じは、
   全く感じられませんでしたわ。本当はお金のことなどどうでもいいのでしょうね。だから探偵になったのかもしれません……」

少女「……そんな人も……世界にはいたの……」

雌豚「……ええ。ですから、自分は特別じゃないって思った方が本当はいいものですわ。」

少女「……わかった……」

雌豚「ふふ、わかっていただければ……よろしいですわ……」

雌豚「ふぁぁ、暖かいと眠くなるものですわね。少し横になりますわ……zzz」

少女「……ありがとう、お姉さん」

----現実----
警官「うーん……なんだろうこれ……」

警官「この箱……?っぽい機械……」

警官「……ん、説明書ついてる。ケータイ並みの厚さだが」

警官「へー……ほーん……はぁー……」

警官「構造自体はちょっと複雑だけど、工学部卒業の僕は超わかりやすい説明書だ」

警官「……ん?ちょっとここシャフトがねじれてるな。回線も一部切れてるし」

警官「暇だし、ちょっと修理して遊ぼう」カ゛チャカ゛チャ

警官「ふんふーんふー♪」カチャカチャ

警官「出来たー!」チャッチャカチャーン

警官「ん、電源がoffになりかけだ。ちゃんとonにしよう」カチッ
キ゛ュィンキ゛ュインキ゛ュイン
警官「おう……音が卑猥……////」

警官「なんか感動するわー」シ゛ーッ

探偵「……お」

助手「ふぁぁ……」

警察「……」ハ゜チッ

妻「むぅ……」ムクリ

青年「はっ!?」ハ゛ッ

美人「あ、あれ?」ハ゜チッ

雌豚「あんっ♥ご主人様ぁ……らめれしゅ……♥」ムニャムニャ

探偵「私は……寝てたのか……?」

助手「おはようっス……先生……」

探偵「どこか変な夢を見ていたような希ガス」

助手「私の夢に先生が出て来たっス!」

警察「俺の夢には妻が……」
妻「あら、私の夢にもあなたが……」
警察「やっぱり相思相愛なんだねぇ♥」
妻「もうバカ♥」

青年「美人ちゃんが出て来た」
青年「ちっちゃい頃の青年君なんて、知らないのになんで夢で見たんだろう……」

雌豚「知らない少女が出てきましたわ。長い黒髪の…無口な…」

助手「あ、それたぶん私っス」

雌豚「え?や、やっぱり……」

探偵「どういうことだ……」

助手「ふぁぁ、結構寝たような気がするっス。今何時っスか?」ヒ゜

tv「それで、その『夢の仲に飛んじゃう君』とはなんですか?」

tv「ええ、他人の夢の中に飛んでしまうんですよ。過去の記憶や欲望が混じった
  他人の夢というのは面白いものです。そこで、これを開発しました」

助手「へー!警官っス!すげーっスね!」

警察「……ん?なんかひっかかるな……まぁいいか」

助手「先生!人を救うため、早く事務所開けましょう!」
探偵「な、なんで知って……まぁ、そうだな。早くしようか」

妻「さ、折角妻がいるんだし、家に帰ってイチャイチャでもしない?」
警察「お、おう////」

美人「ほーら、青年君!ギュー!」キ゛ュッ
青年「ふええ!?あ…温かいね……」

雌豚「せいぜい、天狗にならないことですわ!いつまでも特別じゃないと思いなさいよ!」
助手「ど、どうしたっスかいきなり」

探偵「さてと、料理でも作ってくれよ、雌豚さん」
雌豚「は、はい!精一杯頑張りますわご主人様!」

警察「……よーく成長したな、妻」
妻「へ?そ、そうかしら?……////」

青年「ねぇ、今なんかしたいこと、ある?」
美人「そうねぇ……青年君と一緒にいたい、かな」
青年「ふふ、自分で決められるっていいことだなぁ」

助手「天狗に……ならないっスか……」

探偵「モグモグ……うん、やっぱり美味しいなぁ、上手いなぁ!」
雌豚「ああ……我が生き甲斐ですわ……♥」

「すいませーん!助けてください!」

探偵「ようこそ!硝煙の修羅場探偵事務所へ!」

---終われ---

自分からこみ上げる何かを文にしてぶん投げましたすいませんでしたありがとうござました

探偵「やべぇ……ネタが……」

助手「でも!でも先生!>>1000までやるって決めたじゃないっスか!」

探偵「思うんだけどさぁ、最終手段で安価で場所決めて即興でやってく?」

助手「若干危険っス!やっぱりこう、過去編もいいかなとか思いましたが
   合わせて夢の中に飛んじゃう君回でネタ消費したっス!」

探偵「うぁー……もうさ、ずっとラブコメにする?」

助手「それも危険っス!ヤンデレ物のエロゲーしかやってこなかった>>1が危険っス!」

探偵「あぁー……」

探偵「いいの思いついた。バックトゥーザフューチャーでいかない?」

助手「……!!その手があったっス!」

探偵「ネタが思いついたぞぉぉぉぉぉ!!」

助手「頑張るっス!」

----変竹林刑務所----
院長「ククク……ようやく完成した……」

院長「この!『旅行先で家の鍵閉め忘れたのに気付いたけどこれで解決君』がようやく完成したぞぉぉぉぉ!」

院長「ぶっちゃけた話タイムマシン!これで過去に戻って二人掛かりで探偵と警察をぶっ飛ばす!」

院長「脱獄して開発した甲斐があったぜー」スタスタ

警官「おい!院長!まーた脱獄したな!逮捕だ!」

院長「や、やべ……」カ゛シャ

院長「あわわわわわ!」

警官「さぁこい!」カ゛シッ

院長「待ってぇぇぇぇぇ!」

探偵「あっああああ!!」

青年「はいチェックメイトですよ」

助手「はははは!弱いっスねぇ先生!」

探偵「ちげーんだって青年が強いんだって」

美人「あぁ……青年君かっこいいわ……」

雌豚「大丈夫ですよご主人様!仇は私がとります!」

青年「お?やりますか?腕には自信ありますよ」

雌豚「望むところですわ……?」

青年「え?ちょ、あれ……クイーンとられた……」

雌豚「ポーンも使いようですわ?ふふ、あと二手でチェックメイト……」

---外---
警官「またまた変なものを押収してしまった」

警官「なになに……『旅行先で家の鍵の閉め忘れに気付いたけどこれで解決君』……
   長い……」

警官「また説明書がある。……ほー……ふーん……」ヘ゜ラヘ゜ラ

警官「……!!タイムマシンじゃないか……」

警官「………ちょーっとだけ動かしてみよう。それっ!」カタカタカタ

----事務所----
雌豚「よ、よし!あと……あと一手で!チェックメイト!」

キ゛ュィィィィィィィィィィン

警官「おう……音が卑猥……」

雌豚「あれ?」
探偵「お?」
助手「はれ?」
青年「グググ」
美人「ほっ?」

キ゛ュィィィィィィィィン

探偵「なんだ……周りが光ってるぞ……?」

助手「わーい!浮いてるっス!無重力っス!」

雌豚「ああ……これで新しいオナニーが開発できそうですわ……♥」

青年「ここから打開するための一手が必要か……どうすれば……」

美人「ちょっと!まだチェスのことを!?」

探偵「……あれ?なんか吸われてね?」

助手「確かに……先生の椅子の方に引き寄せられtスホ゜ッ

探偵「ワームホールに似てるな」

助手「すげーっス!ドラえもんみたいっス!」

美人「きゃっ!?スカートが……」

青年「うわわわわ……酔ってきた……」

雌豚「この下着がスースーとする感覚……たまらないですわ……♥」

探偵「ん、そろそろ終わりみたいだぞ」

助手「えー?終わりっスか?」

探偵「うげっ!」ト゛サッ
助手「ひゅー!」ト゜サッ
雌豚「あんっ♥」ス゛サ゛ァァァァァァ
美人「おっとと!」ストッ
青年「あわあわあわ!」

助手「いつつつ……どこっスかここは……」

探偵「本当だよ……なんなんだ……」

雌豚「うーん……」サスサス

美人「スカートが……」

青年(やはりあのポーンを除けるべき……)

探偵「しかしどこか懐かしい感じがするのは何故……」

助手「……先生、あそこの駄菓子屋って潰れたんじゃなかったっスか?」

探偵「ん?ああ、駄菓子屋のババァが腰痛めて潰れたんだっけ」

助手「……新装開店してるっス」

探偵「……は?」

助手「子供達が随分と群がってるっス」

探偵「ほ、ホントだ……嘘だろ……」

助手「おかしいっスよ……」

青年「ヨーグル食べようぜ!」

美人「うん!懐かしいな!」

探偵「どうなっているんだ……」

助手「すいませーん、うまい棒くださいっスー」

おばちゃん「ああ……あいよ。10円。」

助手「はいっス!」チャリン

探偵「すいません、新聞あります?」

おばちゃん「ああ……あいよ。390円。」

探偵「新聞買うんだ……どぞ」チャリン

おばちゃん「う………うい」

ハ゛サッ
【1890年3月14日カメレオン新聞】
探偵「………!!」

探偵「………私が……幼少時代の新聞……」

助手「どうしたっスか?」ムシャムシャ

青年「そうですよ。駄菓子買わないんですか?」モサモサ

美人「はげどです」モサモサモサ

探偵「……この新聞の日付を見たまえよ」

雌豚「………なんですの、これ」

青年「ぼ、僕が生まれる前……」

美人「あたしも生まれてない……」

助手「私もっス!」

探偵「確かこの時私は……7歳……」

助手「先生の幼少時代ってことっスか?」

探偵「ああ、そうなるな」

雌豚(ああ……ご主人様がショタに……ペロペロしたいですわ……)

>>642
間違えたwwwwwwwww「1980年」だwwwwww何時代だよwwwwwww

探偵「丁度この頃『名探偵モッサリの冒険』と『ボランティア精神』を読んで
   探偵になることを決めた……」

助手「へー……」

青年「そんなことが……」

美人「7歳ですごい決心だわ」

雌豚「やはりご主人様、恰好いいですわぁ……♥」

探偵「確か……私の家はまだ日本にあったはず……」

助手「ついてあっていいっスか?」

探偵「ああ、私の家に来るか?ちょっと恥ずかしいな」

雌豚「私も行きたいですわ♥ご主人様♥」

青年「僕も興味あるんで……」

美人「古い家行ってみたかったんですー!」

探偵「えっと……こっちだったな……」スタスタ

助手「楽しみっス!」
青年「どんなだろう……」
美人「先生の親って……一体……」
雌豚「早く両親さんに挨拶に行きたかった所ですわ……♥」

1時間後……
探偵「ここだ」

ス゛ォォォォォォ

助手(……すごいオーラっス……)
青年(なにここお化け屋敷?)
美人(木造建築……玄関こわっ!)
雌豚(趣のある素晴らしい家ですわ……うちの旅館よりすごいかも……)

探偵「いやぁ、狭いけど入って入って」ト゛ント゛ント゛ン!

探偵「ただいまー!」スッ

「………合い言葉は?」

探偵「駄菓子は10円から」

探偵母「おかえり探偵ちゃん……あら?すこし大きくなってない?」

探偵「ちょっと説明がいるけど、いい?」

探偵母「うーんでも、大きくなっても自分の子だってことくらいはわかるわ。
    あら?お友達?」

探偵「いや、部下……」

探偵母「あらぁ、偉くなったのねえ……どうぞどうぞ上がって?」

助手「いろいろフリーダムっス」

探偵母「あなたー!探偵が帰ってきたわよー!」
カ゛ラッ
探偵父「はぁ?もう探偵は帰って……きてるぞ……」

探偵「や、父さん」

探偵父「お前……探偵……いや……もう帰ってるはずだし……」

探偵父「……ちょっと地下室に籠っている」

探偵「お父さんな、いっつも悩み事があると地下室に行くんだ」

助手「よっぽど混乱したっスね……」

少年「どうしたんだよ父さん母さん……」カ゛ラッ

少年「お、お前誰だ!?」

探偵「まさか自分に言うとは思ってもなかったよ」

少年「はぁ?何言ってんだ。自分?」

探偵「私は……未来のお前だ!」

少年「嘘だろ……そんな……こんなオッサンに……」

助手「先生はまだ20っス!お兄さんっス!」

少年「うわっ!誰だよお前も!きょ、巨乳……」

青年「お邪魔しまーす」

美人「お、お邪魔しまーす」

雌豚「お邪魔しますわ。あら……見ただけでわかります……ご主人様……探偵様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」カ゛ハ゛ッ

少年「う、うわっ!」ト゛サッ

雌豚「ふーっ、ふーっ、ああ……興奮して今にもご主人様の童貞を奪っtぇぇぇぇ!」ト゛カ゛ッ

助手「なにやってるっスか。歴史上私に童貞を奪われる予定なんス。未来を変えちゃダメっスよ!」

少年「な、なにやってるかはわからないけど大変なような気がする……」

探偵「こんなところで立ち話もなんだし、私の部屋に行くか?」

助手「いいっスねー!」

少年「お、おい……」

少年「おいおい!僕の部屋に入るには合い言葉が必要なんだぞ!」サッ

探偵「……『黄門様は自分の庭散歩してるだけ』だろ?」

少年「う……せ、正解……」

探偵「入って入って。私の部屋。」

少年「僕の部屋だ!」

少年「さて、未来の僕しかまだわかんないんだけど、そこの、
   巨乳のお姉さん、そこそこイケメンのお兄さん、イケメンにベタベタしてるお姉さん、さっき僕を押し倒したお姉さんは誰なの?」

助手「まず、先生……じゃなくて君は探偵になりたいっスよね?」

少年「そうだ!人々を救い、手助けをするのが夢だ!」

助手「君は将来その夢を実現して、私達を助けてくれたっス。」

少年「……ホントか!?」

助手「そうっス。そして君に尊敬して、私達は助手として働いてるっス!ただし、そこの美人は違うっスけど」

美人「青年君が好きなので助手になりました」

探偵「そういうことだ。わかったか?」

少年「なんということだ……夢は叶ったんだ……」

雌豚「私もある意味、ご主人様に救われましたわ……ご主人様がいなければ私はただの、
   仕事のみをして生きるロボットになっていたところでしたわ……ご主人様が生き甲斐を教えてくださいました……」

探偵「そんな大層なもんじゃないよ」

少年「…ふふ、やるではないか。僕よ」

探偵「うるせー、偶然さ」

助手「カッコイイっス先生!」

雌豚「ああもうどちらのご主人様も可愛らしいですわ……♥」

探偵「どれ、記憶も曖昧だし、散歩しようかな」

助手「あーん、待ってくださいっス先生ー!」

青年「僕も行きたいな!いっぱい知りたいことあるし!」

美人「もう可愛いな青年くん……♥」

ト゛タト゛タト゛タ
雌豚「………」チラッ
少年「………?」

探偵「いやー……懐かしいな……この辺に通ってた小学校あるんだよ」

助手「ほんとっスか!どれっスか!?」

探偵「ほらあれ……あの鉄塔が建ってるとこ」

青年「へー……孤児院に似てますね」

探偵「ああ、すげーだろ。でも唐変木よりかはちっさいけどな……」

探偵「……ん、待てよ、小ちゃい頃……誰かに襲われたんだっけ……」

探偵「丁度今くらいの夕日……!!」

探偵「ちょっと帰るぞ」タタタタ

助手「ま、待ってくださいっス!」
青年「せ、先生!?」
美人「ちょっとー!」

探偵「おい!」カ゛チャッ

少年「むぐぐ……ぐぇぇ……」

雌豚「ご主人様ったら照れちゃって可愛いです……ペロペロペロペロ……ちゅー……」

少年「助けて……死ぬ…」ホ゜ー

雌豚「いやんもう♥可愛いですわ……♥」ヘ゜ロヘ゜ロチュー

助手「なにやってるっスかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ト゛コ゛ッ

雌豚「ひゃん♥」ト゛サ゛ァァァァァ

少年「ふぁぁ……死ぬ……なんだあの……未体験の快感は……」ホ゜ー

助手「襲われたって……そういうことっスか……」

雌豚「ああご主人様……可愛いですわ……初々しい反応……♥」

助手「……」ト゛カ゛ッ

雌豚「いやん♥」

探偵「………あのな、ダメだぞこんなことしたら」

雌豚「申し訳ございません……どうしても我慢出来なくて……つい我を忘れて」

助手「なんでそれがディープキスと顔ペロペロになるんスか」

雌豚「その小さな口……整ったお顔……ご主人様が可愛すぎるからいけないんです……♥」

助手「そ、それはわかるっスけど……」

美人「わかるんですか」

青年「わかんないな……」

探偵「聞いてて恥ずかしい」

探偵「どうする?許すか?昔の私よ」

少年「死ぬか思ったけど……ちょっと……気持ちよかったっていうか……////」チラッ

雌豚「ご主人様はやはり私を選んだんですわ……ご主人様ぁぁぁぁぁぁ!」カ゛ハ゛ッ

少年「うひゃぁぁぁぁぁぁ/////」

雌豚「ペロペロ……ぷふぁぁ……ご主人様……♥チュー……」

雌豚「今ならフェラだってなんだって出来ますわ……♥今すぐ咥えたいですわ……♥ケ゛フ」ト゛カ゛

助手「そうはさせないっスぅぅぅぅぅぅ!」

雌豚「きゃん♥」

探偵「うう……恥ずかしい……記憶がおぼろげだったのが仇になった……」

少年「ぷぁ……クセになっちゃったかもしれない……////」

雌豚「ああ……ご主人様可愛い……♥」

雌豚「ちょっと助手さん!邪魔しないでください!ちっちゃいご主人様は私を選んだのですよ!」

助手「せ、先生!どうなんスか!」

探偵「あ、ああ……別にいいんじゃない?私の決めたことだし」

少年「お姉ちゃん大好き……///」テレ

雌豚「ああああ♥ご主人様!もう一回!もう一回言ってください♥」

少年「やだ……恥ずかしい………///」

雌豚「可愛いですわご主人様ぁぁぁぁぁぁぁ♥」キ゛ュー

少年「えへへ……////」

助手「……堕ちたっス……」

青年「………」ホ゜ー
美人(こうやって誘惑されたら青年君どうするのかしら……)

助手「納得いかないっス……」

探偵「いいじゃん別に。私はお前が好きだよ……」

助手「せ、先生……////」

少年「お姉ちゃん!おやつあげるー!」

雌豚「そう?ありがとうございますご主人様♥」

少年「はい、あーん!」

雌豚「あーん……もぐもぐ……し、幸せでふ……」モク゛モク゛

少年「へへへ……////」

少年「お姉ちゃん!僕の学校紹介してあげる!」

雌豚「まぁ……それは楽しみですわ、ご主人様」

少年「ほらほら!来てー!」キ゛ュッ

雌豚「はぁ……小さくて……温かいご主人様の手……♥」

探偵「おいおい、私達も行くぞ」

助手「はいっス!」
美人「あ、あたしも行く!」
青年「待って……」

友人「ん?おお、少年じゃねぇか。誰だそいつら」

少年「うーん……口で説明するのは難しいな……あ!このお姉ちゃんはね!僕のお嫁さんなんだ!」

雌豚「嗚呼……ご主人様に……ついに、ついに私……!!」

助手「なーんかむずがゆいっス……」

探偵「いいじゃないか別に」

友人「へー、なんだかよくわからんが、楽しそうだな」

少年「いいだろ!お嫁さん!」

雌豚「…………」ホ゜ー

友人「いいなぁ!俺も欲しいや!」ケラケラケラ

探偵「………この笑い方……」
助手「どっか聞き慣れたような……」

友人「俺だってな!すっごい刑事になっていっぱい事件解決することが夢なんだ!」

少年「すっげー!」

探偵「……気のせいか」

少年「行こっか!お姉ちゃん!」

雌豚「はい♥ご主人様♥」

少年「ほら!ここが僕の学校なんだ!」

雌豚「あの鉄塔はなんですの?」

少年「えっとね、前に電波塔として使われてたんだけど、あそこでちょっと、事件が起きてね……」

雌豚「………?」

少年「……殺された人が、あそこに吊るされてたんだ」

探偵「………!!」
助手「!?」
美人「キュウ」ハ゛ターン
青年「ウェホ゛ロロロロロ」

少年「この事件を解決して、探偵になることをお父さんに認めてもらうんだ!」

雌豚「ご主人様……その解決、協力いたしますわ!」

探偵「おいおい、どうやって協力するって?」

雌豚「ですから!その犯人を捕まえるんです!」

助手「なに言ってるんスか。どうやって……」

雌豚「ど、どうしてもです!」

探偵「ったく、どうやって捕まえるんだ?そもそも、まだ殺されて吊るされてるのか?」

少年「うん。毎週火曜の何時かにいつのまにか吊るされてるんだ……」

探偵「……まず一個目の手がかりだな」

雌豚「ご、ご主人様……協力してくださるんですね……」

探偵「自分に協力してやらんと、探偵になれなかったかもしれないからな」

助手「よーし!早速調査っス!」

美人「ふふ、仕事しますか!」

青年「うん!」

探偵「まずはここらの地理からだな。適当にブラブラして思い出そう」

助手「今日は何曜日っスか!」

少年「月曜日だよ」

雌豚「よーし!明日に絶対また殺されるってことですね!」

美人「あたし達は?」
青年「うん」

探偵「お前ら、学校行って鉄塔のこと調べろ。雌豚と私も一緒に」

雌豚「かしこまりました。ご主人様!」

探偵「よし、行くぞ助手!」
助手「はいっス!」

少年「行こっ!お姉ちゃん!」
雌豚「はい!ご主人様♥」

美人「………」スタタタ
青年「………」スタタタ

---学校---

少年「ごめんなさーい、鉄塔って、どこから行けますか?」

教師「だ、ダメだよ!殺人鬼が出るんだから!」

雌豚「……ご主人様の頼みを断るんですの?」

教師(だ、誰だこの可愛い人……)「だ、ダメっ……て……」

雌豚「………」スラリ

美人「だ、ダメよ一般人に肉切り包丁向けたら!」

教師「こっちの階段から行けますんで!」カ゛タカ゛タ

雌豚「こっちですって♥ご主人様♥」

少年「行こう!」

----こっちの階段----
少年「ふぅ……結構疲れた……けどまだ階段あるし……」セ゛ェセ゛ェ

雌豚「ご主人様、私がおんぶしてあげますから!」

少年「ありがと!お姉ちゃん大好き!」

雌豚「はぁぁ……ご主人様……幸せです……ずっとここに居たい……」

雌豚「さぁ!行きますよご主人様!」タッタッタッ

少年「すごい!すごーい!」

美人「ご、ごめんね……おんぶさせて……」

青年「ううん!いいのいいの!負けてられないからさ!」

美人「青年君……///」

雌豚「さぁ!鍵開けて入りましょう!」カ゛チャッ

雌豚「うーん……ずいぶんと屋上は殺風景ですわね……」ヒュゥゥゥ

雌豚「うう、メイド服というものは寒いですわ……」

少年「ほら!ジャンパー貸してあげる!はいお姉ちゃん!」ハ゜サッ

雌豚「ありがとうございます……ご主人様……」

雌豚「それにしても高い鉄塔ですわ……」

美人「とても死体持って登れる高さじゃないわ……」

青年「ホントだね……」

雌豚「ここって、何階ですの?」

少年「4階だよ」

雌豚「ううーん、屋上には鍵もかかってますし、どうやってここに吊ったのでしょう……」

青年「それに、ここって目立ちやすいです……速攻通報されるんじゃ……」

雌豚「いい報告が出来ますわ……」

雌豚「謎ですわ……あ、ここが職員室ですか?」

少年「そうだよ」

雌豚「すいません、鍵をお返しにきましたわ」

教師「はわっ!そそそそうですか!す、す、すいませんでした……」カ゛タカ゛タ

雌豚「うふふ、ありがとうございました」

美人「ほとんど脅迫だわ……」

雌豚「生憎、ご主人様以外には優しくするなんて、ありえませんから…」

青年「尽くしすぎだ」

----公園---
探偵「懐かしいなー……」

助手「ここらへんって、よく遊んだっスか?」

探偵「ああ、この土管を使って大砲みたいなの作って先生に怒られたな」

助手「ど、土管でドカン!?」

探偵「うまいな」

探偵「………ん、あそこの鉄塔、ここまで見えるな」

助手「ホントっス」

探偵「うーん、なんだったかな、ここら辺の道路、なんかなってたような……」

助手「ちょっと聞いてみるっすか?」

探偵「ああ、そうだな」

探偵「おーいそこのガキ共……あれ!?シュージ!?チョコ!?」

シュージ「だ、誰だ?オッサン」
チョコ「うーん……少年君に似てない?」

探偵「懐かしいなー!よく三人でトンネル掘ってたなー!」

シュージ「ど、どうしてそのことを……三人だけの秘密だったのに……」

探偵「まぁいい!ちょっと聞きたいが、この道路なんかなってたよな?」

チョコ「う、うん。いっつも日が暮れると車がいっぱい通るから、8時っから通行止めになるんだ」

探偵「……ああ!そうだ!それで近道出来なくて困ったし……」

探偵「ありがとな!シュージ!チョコ!」

助手「ありがとっス!」

シュージ「……やっぱり、アイツ少年に似てるよ」
チョコ「未来の少年君だったりして」
シュージ「そんなバカな」

探偵「そうか……」

探偵「ただいまー」

探偵母「おかえり!ご飯で来てるわよー?」

雌豚「お母様ありがとうございます……」

少年「未来の僕、報告することがいっぱいあるんだよ」

雌豚「そうですわ!実はかくかくしかじかでして……」

探偵「ふーん……」

助手「シュージとチョコってやつに会ったっス」

探偵「さて、明日にかけるか」

助手「そうっスね。明日が火曜日…決戦っス」

美人「過去の世界ってのも悪くないけど、やっぱり未来が一番ねぇ。そう思う」

青年「僕だって、まだ未来に婚約指輪置いたままなんだからプロポーズ出来ない……!!」

少年「頑張るぞ!あーん♪」

雌豚「モグモグ……おいひいでふ……ご主人様、あーんでございます♪」

少年「あーん♪ぱくぱく……」

雌豚(ああ……ずっとこの世界に居たいですわ…ずっとお嫁さんになったまま……)

雌豚(でも……帰らないといけない……)

雌豚(ご主人様……)

探偵「さて、そろそろ寝よう。」

探偵母「あら、じゃあ和室があるから皆で寝てね?」

助手「はーいっス」

探偵母「あれ、でも一人足りないわねー……布団……」

少年「え、えっとね!このお姉ちゃんと一緒に寝るの!僕の部屋で!」

探偵母「あらあら、じゃ、お布団敷いてらっしゃい」

少年「はーい♪」

雌豚(ご主人様……)

探偵「おやすもー」
助手「おやすzzz」
美人「はやっ!」
青年「zzz…」
美人「こっちもはやっ!」

---少年部屋---
雌豚「ご主人様……私はもう、明日事件を解決したら、帰ることになります……」

少年「……うん……」

雌豚「ですが、こうやって過去に来れたからには、また来ることだってできます。きっと。だから……あまり心配しないでくださいね……」

少年「……うん!」

雌豚「いい子ですね、ご主人様……」ナテ゛ナテ゛

少年「……ねぇお姉ちゃん」

雌豚「……なんですか?」

少年「おやすみの、ちゅー」

雌豚「ふふ、はいはい。わかりました……」チュッ

少年「……もっと」

雌豚「もう……ご主人様は甘えん坊ですねー……」チュー……

少年「……もっと」

雌豚「………わかりました。ご主人様が寝るまでずーっとしてあげますから……」

少年「……ありがと、僕のお嫁さん」
雌豚「どういたしまして、私の旦那様……」チュー

☁☁☁朝☁☁☁
探偵「決戦ときはきた。武士ども。今こそ事件解決するのだ」

一同「おー」

探偵「しかし……吊るされるのは決まって夕暮れ時。朝だ今は」

助手「どうするっスか?」

探偵「遊ぼう!」

青年「わーい!やっぱりだ!」

美人「期待を裏切らない」

シュージ「おーい!少年!遊ぼうぜ!」

少年「あれ?学校は?」

シュージ「開校記念日だろ……」

チョコ「忘れてた?」

少年「う、うん……いこう。お姉ちゃん」

雌豚「はい!ご主人様!」

シュージ「誰だあのお姉さん」
チョコ「さぁ……メイド服……」

シュージ「さて、缶蹴りやるぞ!」

チョコ「おー」

探偵「久しぶりだな、缶蹴り。チョコが集中攻撃されて泣いたっけ」

助手「可哀相っス」

美人「懐かしいわねー、缶蹴り」

青年「缶蹴りって……なに?」

美人「ほら、ちっちゃい頃遊んだこと……」

青年「無い……」

美人「………そうだった……」

探偵「はい最初はグー!ジャンケンポン!」ク゛ー

助手「はいっス!」ハ゜ー

雌豚「……」ク゛ー

青年「はい!」ク゛ー

美人「ほい!」ハ゜ー

少年「とら!」ハ゜ー

チョコ「」ハ゜ー
シュージ「あい」ハ゜ー

探偵「最初はグー!じゃんけんポン!」チョキ

雌豚「はい!」チョキ

青年「おりゃ!」ハ゜ー

探偵「青年だな。」

雌豚「よ、よかった……」

少年「やったねお姉ちゃん!」

雌豚「そうですわね……ふふふ」

青年「あわわわわどうしよう……ルールが……」

美人『相手が見つかったら缶を踏むんだよ!』

青年「そそ、そうだ……缶を踏む……」

シュージ「それっ!」タ゛ッ

青年「はいシュージ君みっけ。缶踏んだ」ヨッシャ

雌豚「ふふ……遅いですわ」シャッ

青年「なにっ!?」カーン

雌豚「缶蹴った♪」

少年「速い……」

探偵「ふぁ~……もう夕暮れ時だけど……」

青年「いやです!ずっと負けっぱなしです!」

探偵「助手頼むわ」

助手「了解っス!」

探偵「さて、行きますか」

犯人「ごめんね、話をするためにこんなところに」

女の子「うん。いいよ。話って何ですか?」

犯人「ふふふ……それは……」シャッ

犯人「吊るし上げるためだ!」

女の子「……いや意味わかんねぇ」

犯人「ならば実体験してみろ何事もぉぉぉぉぉ!」カ゛チッャ

探偵「そこまでだ!犯人こと、先生よ!」

先生「……おや、誰ですかな君達は。少年君によく似ている……」

探偵「本人なんで一応」

探偵「さて、恒例の『じっちゃんの名にかけてタイム』始まりますよ」

探偵「まず、先生の時点で扉の鍵は関係なくなった。所持者だからな」

少年「そして死体を運ぶ必要もなかった。なぜならここで殺していたから」

探偵「そして吊るし上げたのは……そう、この振り上げてたぶっといロープ…」

少年「あとは滑車の法則ってことでこのロープ持って校舎から飛べば、一瞬で逃げられるし吊り上げられる」

探偵「なぜバレなかったか……それは」
少年「この時間帯に起こる交通渋滞だった」

探偵「過密状態なら車が邪魔で校舎なんか見えないし」
少年「吊られる状態もはっきりわかった」

少年「神妙に」
探偵「お縄につけ。変態教師」

教師「お、俺は……吊り上げることによって……芸術性を感じ、実現してきたというのに…」

教師「捕まってたまるかぁぁぁ!」ヒュン!

探偵「ふん。ナイフ程度では私は倒せない……!?」

教師「お前からだ!」シャッ

少年「僕かよ!」

雌豚「させませんわ!」ヒュッ ハ゛キッ

教師「く……」タ゛ッ

探偵「マズいな、ロープで飛んで逃げますか」

雌豚「逃げられますわ……」

探偵「………あ、あいつらがいた」

青年「まだまだぁ!あと、あと一回チャンスを!」

助手「3人相手になに負けてんスか……」

シュージ「疲れた……」

チョコ「チョコ食べたい」

探偵「おーい、捕まえろそいつ!」

教師「おらおらぁ!邪魔だ!」キ゛ラリ

助手「お?ナイフっスか?」
青年「犯人ですかねぇ」
シュージ「せ、先生!?」
チョコ「大変……」

助手「私が右上、青年君が左上、二人は下をやるっス!」

四人「ラァァァァァリアットォォォォ!!」

教師「下の二人はラリアットじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」ト゛カ゛ッ

教師「くっ……」

雌豚「ち、ちっちゃいご主人様に刃を向けるなど……ご乱心maxですわ!」

探偵「縛っとけ助手」

助手「ういっス」

シュージ「かっけー……」
チョコ「ドラマみたい……」

探偵「一件落着ぅ!にゃはははは!」
少年「僕が推理して……犯人を捕まえた……あははは!気持ちいい!」

---現代---
警官「うーん……やはりすごい。発表すべきか?」

警官「……いやいやダメだ。悪用されてパラドックスでも起こされたら事だ」

警官「ちゃんと保管しておこう」

警察「うーす、なんだこれ」

警官「あ、え、ぇっと……ちょ、貯金箱です!」

警察「へー、atmみてぇだな。いじらせろや」

警官「あ、ちょっと……」

警察「ほほー!すっげー!」カタカタ

警官「あ……」

探偵「……お、なんだ?体が薄く……」

助手「はわわわ!こ、怖いス!」

青年「すっげー」

美人「活躍のないまま終わるなんて……」

雌豚「ああ……ちっちゃいご主人様、いつかまた、来ますから……」

少年「や、やだ!いかないでお姉ちゃん!」

雌豚「大丈夫ですわ……またいつか、来ますわ……いい子にして待っていれば、きっとまた会えますから……」

少年「……お姉ちゃん……」

探偵「じゃあなシュージ!チョコ!昔の私よ!」スゥ
助手「さよならっス!」スゥ
青年「ま、また缶蹴りして勝つからな!」スゥ
美人「頑張って青年君!」スゥ
雌豚「また来ます……いい子でいてくださいね、ご主人様……」スゥ

少年「……バイバイ、お姉ちゃん」

---現代---
探偵「ぐわぉ」ト゛サッ

助手「いて」
青年「いつつ……」
美人「もう慣れた落ちるの」スタッ
雌豚「………」ト゛サ゛ァァァァ

探偵「ふぅ……ほぽテンプレ展開だぜ……」

雌豚(……ちっちゃいご主人様……)

警官「すいません、お願いが……」カ゛チャッ

探偵「ああ、どうした警官」

警官「これ、預かってて欲しいんです……たぶん永久に使わないですけど」

助手「?なんスかこれ?」

警官「……実は、タイムマシンなんです」

探偵「!!……なーるほど、納得したぜ」

助手「だ、誰が作ったっスか?」

警官「院長です。恐らく復讐で使うつもりだったんだろうと」

青年「タイムマシンですか……すごいですね……」

警官「悪の手から守るべく、これを預かっててもらえますか?」

探偵「もちろん」

警官「助かります。それでは……あ、あと一応これ、取扱説明書です。一緒に保管しててください」

探偵「おいーっす……」

雌豚「……ご主人様……それ、少し借用してよろしいですか?」

探偵「ん?ああ、いいけど……なにしに行くんだ?」

雌豚「少し、約束を守るために」

探偵「……あっそ、行くぞー」カタカタカタ

キ゛ュィンキ゛ュインキ゛ュイン

助手「お、音が卑猥っス……////」

キ゛ュィィィィィィィィン

雌豚「……いってまいります」ハ゜ッ

---過去---
少年「あれから三日経った……きっと、明日はきてくれる」

少年「あれから四ヶ月経った……きっと、明日に来てくれる」

少年「あれから半年経った……きっと、明日は……」

少年「あれから一年が過ぎて、今日は3月15日。……もう、来ないのかもしれない」

少年「いい子にしてたのに……うう……お姉ちゃん……」

少年「お姉ちゃん……来てよ……」シクシク

「……ご主人様、誰か、お探しですか?」

少年「……………!!」

雌豚「どうされましたご主人様、おめめが真っ赤ですよ?」

少年「うう……お姉ちゃん……」キ゛ュッ

雌豚「あらあら、相変わらず、甘えん坊なんですね……」ナテ゛ナテ゛

少年「だって……もう来ないかと思って……」

雌豚「私は、ご主人様との約束は破りませんわ……」

雌豚「今度は少し長く居れるようになりました。いっぱい遊びましょう、ご主人様……」

少年「………うん!」

少年「お帰り、僕のお嫁さん」
雌豚「ただいま、私の旦那様」

---終わりだと思う---

探偵「おいどうする。>>1がファンタジーに味をしめているぞ」

>>1「だって雌豚ちゃん大好きなんだもん」

助手「ああー、『俺の嫁』って言ったっスもんね」

>>1「と、いう訳で終わりです。まだまだ書くつもりなので」

>>1「すいませんでしたこのend書きたくてやりましたありがとうございました」

探偵「おいマジでどうするよ。タイムマシンで一気にネタの要素が広がったのにも関わらず、
   >>1が全くネタが無いって言ってんだけど」

助手「無理っスよあいつには。ほぼ即興ですもん」

青年「頑張れよ」

美人「応援してるよ>>1

探偵「お、>>1がネタ思いついたらしいぞ」

助手「始まるっス!」

---数週間後---
少年「ほらほらー!そっちいったよー!」

雌豚「オッケーですわ!それ!」ホ゜ーン

シュージ「あああーっ!」

雌豚「サッカーなど余裕すぎて血反吐がでますわ」

チョコ「反吐にしとこうよ。病院行くことになるよ」

雌豚「!ご主人様!おやつの時間ですわ!家へ帰りましょう!」

少年「うん!じゃーな!」

シュージ「いいなー……お嫁さん……」
チョコ「僕が女だって忘れてるの……?」
シュージ「………え?////」
チョコ「………////」

tv「だっちゅ~の♥」

雌豚「wwwwwww」
少年「wwwwwww」

探偵母「夕食出来たわよー!」
少年「はーい!」
雌豚「わかりましたわ!」

雌豚「ふぅ……ご飯食べたら眠くなってきましたわ……」

少年「お姉ちゃん!お風呂!」

雌豚「あら、そうでしたわ。ちゃんと入らないと……」

少年「一緒に入ろ!」

雌豚「はいはい、わかりましたわ♥ご主人様♥」

少年「早く早く!」

雌豚「うふふ……」

カコーン……

雌豚「ふぁぁ……気持ちいいですわ……」

少年「背中洗ってあげるよ!」

雌豚「あら、背中だけじゃなくて色んなところも洗って構いませんのに……」

少年「………」コ゛クリ

雌豚「うふふ……可愛いですわ、ご主人様……♥」

少年「あ、そ、そうだ!湯船入ろうよ!」

雌豚「そうですわね。入りましょうか」

少年「水でっぽー!」
雌豚「やりましたわね!それそれ!」

探偵母「歯磨いた?早く寝なさいよー」

雌豚「じゃ、寝ましょうか!ご主人様」

少年「……うん……」

雌豚「早く布団に入らないと、寒くなりますよ……?」

少年「……うん」

少年「……ねぇ、お姉ちゃん。明日帰っちゃうんでしょ?」

雌豚「そろそろ帰らないといけませんから……」

雌豚「でも大丈夫ですわ!ご主人様がいい子でいれば、また来れますから……」

少年「……そっか!」

雌豚「ほら、おやすみのチューですわ、ご主人様」

少年「………ん」チュッ

雌豚「チュー……おやすみなさいませ、ご主人様……」

少年「んん……zzz」キ゛ュッ
雌豚「ふふふ……」キ゛ュッ

---翌朝---
雌豚「……そろそろ時間ですわ」

少年「そっか……バイバイ、お姉ちゃん」

雌豚「はい……また、来ますからね。ご主人様♥」スゥ…

少年「……ばいばい」

探偵「ああああああああ……暇だなぁ……」

助手「……そろそろ、雌豚が帰ってくるっスね」

美人「数週間ぶりね」

青年「本当、どんだけ一緒にいたかったんでしょう」

助手「……私も襲っておけば良かったっス」ホ゛ソッ

探偵「ん?」

助手「な、なんでもないっスよ!」

スゥゥ……雌豚「ただいま帰りましたわ、ご主人様♥」

探偵「ああー、やっと暇が潰せる。人生ゲームしようぜ」

助手「どうせなら全部車使いたいっスもんね」

青年「今度こそ億万長者……」

美人「頑張って!青年君!」

---外---
院長「はぁ……はぁ……そうよまた脱獄したのよ!」

院長「無期懲役になってたまるものですか……この確実に奴らをぶっ飛ばすことが出来る装置を使わないでね!」

院長「この『最低浮気野郎2号』!こいつを使えば好きな人がいても途端に興味がなくなる女にとって恐ろしすぎる装置!」

院長「ん!………」キョロキョロ

院長「ふぅ……警官はいない……くらえ!」カ゛ッコン

キ゛ュゥゥゥゥゥゥゥゥン

探偵「よっしゃー!株主になって大もうけ!収入2000万が……」ヒ゛クン

青年「ああああ!株券……」カ゛クン

カ゛チャッ
警察「ごめーん、金貸してくれる……」ヒ゛クンヒ゛クン

助手「!?」
美人「!?」

探偵「」ハ゛タッ
青年「」カ゛クン
警察「」ト゛サッ

助手「せ、先生!?先生!」

美人「せ、青年君……?」

助手「それに警察まで……妻さんに電話しないと……」prrrrr

美人「どどどどうしよう……」

妻「どどどどうしたんですか!警察君!?」

雌豚「………ご主人様?」

助手「と、とりあえず落ち着くっス!」

妻「あわばばばばば」

雌豚「ご、ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様ご主人様……」

助手「ふぇぇぇん……先生ぇ……助けてください……」

探偵「………」ムクリ
青年「………」ムクッ
警察「………」ハ゜チッ

助手「せ、先生!」
美人「はぁ……青年君……」
妻「け、警察君!良かった……」

探偵「あーあツマンネェ面しやがって、おい、キャバクラでも行くか?」

青年「賛成ですよ。いいですねー」

警察「遊びにいってもいいよね」

助手「……え……」
美人「ハ゛ターン」キュウ
妻「」ハ゛ターン

雌豚「ご、ご主人様?」

探偵「あれ……お前……そんな可愛かったっけ……?」

雌豚「……は?」

探偵「……雌豚、お前すげぇ可愛いよな」

雌豚「はわわわわ………ご主人様……ついに助手を捨てて私を……!」

助手「せ、先生!何言ってるっスか……」

探偵「……うるせぇ。てめーには飽きたんだよ」

助手「せ、先生……?」

探偵「そんなことより雌豚、これからは一緒に寝ようぜ」

雌豚「ああご主人様……ちっちゃいご主人様も可愛いですが……でっかいご主人様もカッコイイですわ……♥」

助手「せん、せい……」

探偵「……」フイッ

助手「………」

青年「いいなー、雌豚さんがいて。僕には誰もいないですよー」

美人「あ、あの、青年君……?」

青年「ああ、美人ちゃんはもうどうでもいいんだ。一緒にいてつまんないからさ。他の娘探すよ」

美人「………うぁぁん!」ハ゛ッ

警察「やーいやーい泣かしたー」

青年「うるさいですね……あいつが勝手に泣いたんですよ……」

警察「つまんねーし、マジキャバクラ行こうかなー」

妻「ね、ねぇ、警察くん!」

警察「あ?なに?その喋り方やめろよ。聞いてて鬱陶しいだけだし」

妻「え……え……」

妻「警察、くん……」

妻「………」カ゛チャッ

助手「もう……先生なんか知らないっスよぉぉぉぉぉ!」カ゛チャッ

美人「ま、待って助手さん……」カ゛チャッ

探偵「ふん、全くうるせーのがいなくなったな」

雌豚「そうですわねご主人様……♥」

探偵「おいおい、ちゃんと『あなた』って呼べよ」

雌豚「あ、あなた……♥」

探偵「ああー!やっぱり可愛いー!」スリスリ

雌豚「ふぁぁ……夢のようですわ……あなたぁ……♥」スリスリ

---公園---
助手「…………」ホ゛ー
美人「…………」ホ゛ー
妻「死にたい…」ホ゛ー

助手「先生……なぜ……っスか……」

美人「ううっ……ひぐっ……青年君……うぇぇん……」シクシク

妻「…………………………………」ホ゜ロホ゜ロ

助手「なにが……なにがいけなかったんスか……」

美人「びえぇぇぇぇん!青年君……もう……ひぐ、うぇぇぇぇぇん!」

妻「………………………………」ホ゛ロホ゛ロ

助手「………そうっス、何かおかしくなかったっスか?」

妻「わーそりゃおかしいよだって私のこと喋り方鬱陶しいとか言ってたもん警察君が言ってたもんそりゃおかしいにきまってるよね絶対そうだようふふふふ………」

美人「ひぐぅ……おかしいって、どういうことですか?」ク゛スッ

助手「思い出すっス。なんかこう、雷に打たれたように痙攣して、一回気絶したっス」

妻「……あ……」

助手「あれもう絶対おかしいっス!突然過去に行ったのだって、タイムマシンみたいな装置が原因っス!
   今回も何かが絡んでいることは必至っス!」

美人「そ、そうだよね……急に嫌われるなんてありえないし……そもそもあんなに拒絶していた雌豚さんを
   いきなり可愛いって言い出して愛でてるなんて……」

妻「そ、そうだよね!警察君があんなこと言うわけないもん!」

助手「……装置……十中八九院長が絡んでるっス……警官に話聞くっスよ!」

美人「よーし!」
妻「頑張るぞ!」

---警察署---
警官「……うん。確かに三日前に院長が脱獄してて、今捜索中だよ?それが?」

助手「実は……かくかくしかじかで……」

警官「そんな……あんなに職場で妻の話してきて正直お前が鬱陶しいと思っていたあの一途な警察さんが……」

妻「だ、だからね!絶対解決するの!手伝って!」

警官「もちろんですよ……そんな警察さん、見たくないですしね!」

美人「仲間が増えたわ」

警官「やっぱりアレ、僕が思うに電波的な何かが脳に影響したんだと思う」

助手「それで、どうするっスか?」

警官「工学部出身の僕にかかれば、おかしい電波をキャッチする装置など速攻で作れる。待ってろ」

妻「頑張れ」
美人「期待してるよ」

警官「心無しか棒読みなのはなぜ」

警官「はい完成!そして起動!」カ゛チッ

フ゛ーン……

警官「お、変な電波発見。地図表示するから待ってろよ」カタカタカタ

警官「……またか」

助手「ここって……」
美人「ホント、ここ好きよねあいつ」
妻「……唐変木孤児院……」

警官「こっからサクサクいくぞ!パトカーで行くからな!」

助手「わかったっス!」
美人「はいはい」
妻「ありがとー」

警官「ククク……可愛い子を三人も同時に助けたとなればほぼ人気者は確実……」

---探偵事務所---
雌豚「あ、あなた♥ちゅーしたいです♥」

探偵「はいはい♪んー!」チユー

雌豚「ぷぁぁ………はっ!そうだ!なぜここまでご主人様がメロメロだというのにセクロスを言ってなかったんでしょう!
   やはり処女はご主人様に捧げたいですわ……♥」

探偵「……いいのか?襲っちゃうよ?」

雌豚「構いませんわ……♥」

探偵「雌豚ちゃぁぁぁぁぁん!」カ゛ハ゛ッ

雌豚「ふぉぉぉぉぉぉ!あなたぁぁぁぁぁ♥」

---孤児院---
助手「ようし!速攻で乗り込むっスよ!」

美人「女の意地見せてやろ」

妻「警察君を……よくも……」キ゛リッ

カ゛チャッ

院長「んー?おやおや?今日は女だけだねぇ?なんかあったの?それとも、捨てられちゃった?」クスクス

助手「さーてどうっスかね。お前のその後ろにある装置、なんなんスか?」

院長「あらら、バレてた?これは『最低浮気野郎2号』!!恋人への興味が一気に冷める魔の装置!!」

助手「それで先生達を………許さないっス……」

美人「青年君には後でたっぷり甘えなきゃいけないからね……」

妻「警察君に色々してもらわなきゃ……」

院長「ふん、お前らに何が出来る?」
助手「出来るっスよ」

助手「美人!電気スタンドの首叩くっス!」

美人「そおりゃっ!」カ゛ンック゛ラク゛ラト゛シーン

院長「ぐえっ!?」ヨロッ

助手「妻さん!大外刈りして袈裟固めで抑えててくださいっス!」

妻「そいやっ!おおおおっ!」カ゛シッ

院長「くっ、離せ!」

警官「逮捕ぉぉぉぉぉぉ!」

警官「やった!お手柄だぜぇぇぇぇぇ!」カ゛チン

院長「そんな……確実と思ったのに……」

助手「生憎、そんなヤワじゃないっスから」

美人「その通り」
妻「はげど」

助手「よーし!それぶっ壊すっス!」

妻「あああああああ!」ク゛シャァァァ

美人「っ……はぁぁ……」ヘタヘタ

妻「終わりましたね……」

助手「先生!待ってるっスよ!」スタタタタ

助手「先生!」カ゛チャッ

探偵「あぁ……助手……」カ゛クカ゛ク

雌豚「どうしたんですかぁ?あなた♥」

探偵「私は……一体どうしたのだ……」

助手「大丈夫っスよ!もう大丈夫っス!私のこと嫌いじゃないっスよね?」

探偵「もちろんだよ……」

雌豚「…………ご主人様は……やっぱり助手の方がいいですか……でも、夢のような時間が過ごせただけ幸せでしたわ……」

探偵「雌豚も、それなりには好きだけどな」

雌豚「……ご主人様!もう一回言ってください!やっぱりご主人様が大好きですわぁぁぁ♥」

探偵「あーもうひっつくな!」

青年「うう……僕は……何を……人生ゲーム……」

美人「青年君!一個確認するけど、私のこと好き?」

青年「そ、そんなの……好きに決まってるじゃないか……////」

美人「ふふふっ!ねぇギューってしていい?」

青年「ど、どうしたの?今日変だねぇ……」

美人「なんでもないっ!」キ゛ュー

妻「ねぇねぇねぇ!私、鬱陶しいのかな……」

警察「ん?そんなことないよ!絶対!みんながそう言っても俺は言わないって!」

妻「…………」ハ゜ァァァァァ

警察「可愛いな、今日は。なんかあった?」

妻「……今夜は抱いてください」

警察「妻のほうからのお誘いだなんて大胆だね……その誘い、乗った!」

妻「警察くぅぅぅぅん♥」チュッチュ
警察「つぅぅぅまぁぁぁぁぁ♥」キ゛ュー

探偵「よーし、人生ゲームまた始めるか!」

警察「あ、忘れてたけど金貸してくれる?」

青年「絶対お断りします」

雌豚「やったぁ!同じマスの人と結婚し、子を授かる!ご主人様、さぁ子を孕ませてくださiぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」ス゛サ゛ァァァァァァ

助手「アホっスか!子供枠増えるだけっスよ!」

美人「株券暴落か……」

探偵「やっぱり、お前らとゲームすると楽しいわ」

終われ

探偵「なんかよー、>>1がend考えてなかったらしいぜ」

>>1「だって女チームが捨てられて悲しむところが書きたかったんだもん」

助手「なんちゅードsっスか……」

>>1「とりあえず、ありがとうございました途中他のスレに誤爆してすいませんでした」

探偵「あと250くらいなんだな……」

助手「あと一、二話で終わりそうっス」

探偵「どうする?次スレ立てる?」

助手「いや、>>1が言うには姉or妹か、幼馴染スレ書きたいそうっス」

探偵「……ラブコメの方行きたいのか」

助手「ヤンデレとラブコメ大好きっスから」

探偵「>>1がネタ思いついたそうだ」

助手「了解っス>>1!」

青年「始めましょう」

美人「わーい」

探偵「ああああああああああああ……暇………」

助手「ゲームもやりつくしたっスね」

美人「蹴り馬でもする?」

青年「だめだよ、雌豚さんが蹴ってくれってうるさくなるから」

雌豚「だって……だって!踏んだり蹴ったりされたいんですもの!」

青年「ほら」

美人「しょーがないからあたしが蹴ってあげましょうか?」

雌豚「ドアホゥは黙ってていただけます?」

美人「なんですってぇ!?」
雌豚「ん?やりますか?」

探偵「あーあーうっせーなもう……そんなんだったら当初の私の印象ガラッと変わるじゃねぇか。やめろっつうの」

美人「ふーんだ!べー!」

雌豚「ふん、こんなアホは放っといて踏んだり蹴ったりしてもらえます?」

探偵「ああ、丁度素足が寒いと思ったんだ」ク゛リ

雌豚「んほぉぉぉ……最高ですわ……♥」ハァハァ

美人「変態!青年君!買い物でも行こう!」

青年「ああ、いいねぇ。暇だったし」

助手「いってらっス」

カ゛チャッ

---百円ショップ---

美人「へー、缶電池残量がわかるメーター……」

美人「あ、このお皿可愛い!ねぇねぇ!」

青年「……………ふふ、このクッションいいなー……ゲコゲコ」ハ゜クハ゜ク

美人「ねぇってば!」

青年「ん?何?」

美人「このお皿良いでしょ!」

青年「おっ!可愛いなぁ。いいんじゃない?」

美人「だーよーねー♥」


??「……やっと見つけました……青年様……」

青年「このクッションも買おう……よし!行こっか!」

美人「はーい!」スタスタ


??「………青年様………どこへ……?」

??「…………」テクテク

青年「ただいま帰りましたー」

美人「見てください!こんな立派なの100円で!」

助手「うわ!可愛いスね!」

美人「やっぱりそうですよねー!」

探偵「え?ああ……可愛いんじゃない?」

美人「ですよねー!どっかの豚とは大違いに可愛いですよー!」ニヤ

雌豚「……チッ」

雌豚「………!」ヒ゜クッ

雌豚「ご主人様!避けてください!」ヒュッ

探偵「え?」

雌豚「にゃぁぁぁぁぁ!!」ト゛カ゛ァァァァン

助手「ど、どうしたっスか!いきなり壁なんか殴って……」

雌豚「………あなた、何者です?ご主人様の背後に隠れている、そこのあなたです」

探偵「……は?」

??「……バレましたね…予想外ですよ……」ヘ゜ラッ

助手「う、うわ!隠れ身の術っス!」

美人「壁紙の紙……」

雌豚「誰ですか、と問うているのです。誰なんですか?」

後輩「私……後輩……青年様の……後輩……」

青年「え?僕?」

後輩「……そう……仕事を……変わってくれた時から……ずっと……好きだった……」

青年「いやいやいやちょっと待って、後輩ってことは、孤児だった?」

後輩「……そう。唐変木孤児院にて拾われた……」

助手「ってことは……同期っスか?」

後輩「違う……私は……かなり後から入ってきた……新参者……」

助手「なるほど、だから後輩だったっスね」

青年「あともう一つ気になることが」

青年「ずっと……好きだった……?」

後輩「…………そう………////」

後輩「私は……新参者だったから仕事も多く任された……というか……押し付けられた……」

後輩「それで困ってた……泣いた……そしたら……青年様が……助けてくれた……」

後輩「私……今まで優しくされたこと、無い……幸せ……」

後輩「ご理解、いただけましたか……?」

青年「…………なるほど……」

雌豚「嗚呼……その気持ち、痛いほどわかりますわ……後輩さん……」

探偵(そうか……今まで評価も何も無かった自分にとって、初めての体験をさせてもらった同士……)

青年「えーと、悪いけど、気持ちには応えられない……ごめん」

後輩「………なぜ……」

青年「なぜならそこに居る、美人さんと付き合っているからです」

美人「そうなんですよね、残念ながら」ホ゛イン

後輩「……………」ツルヘ゜タ

後輩「………でも……貴女は……青年様のこと、あまり知らない……」

美人「………え?」

後輩「貴女……青年様の……誕生日、知ってる……」

美人「………………ぁっ」

後輩「貴女……青年様の愛用している歯磨き粉、知ってる……」

美人「し、知らないです……」

後輩「貴女……孤児院での青年様の勇気、知ってる……」

美人「く、詳しく聞いてない……」

後輩「………失格………」

美人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」カ゛チャン

探偵「あららのら行っちゃったよ」

青年「あわわわ、待ってよー……」

後輩「青年様は……行かなくていい……」カ゛シッ

青年「で、でも…」

後輩「大丈夫……大丈夫……」ク゛ルク゛ル

青年「で、も………」

後輩「大丈夫です…………」ク゛ルク゛ル

青年「………………そっか………大丈夫か……」

後輩「そうです……大丈夫ですから………私に任せてください……」

後輩「うふふふふふふふ………」

探偵(……おかしい……)

助手「ど、どうしたっスか?青年君?」

青年「へー?何がですか?」ク゛ルク゛ル

雌豚「あの、美人さん行っちゃいましたけど……」

青年「あー、いいのいいの。後輩がいてくれるから」ク゛ルク゛ル

後輩「そうですよ青年様……ずっと私はここに居ますよー……」

青年「やっぱり優しいなー……えへへへ……」ク゛ルク゛ル

雌豚「ど、どうしたんですか?」

青年「どーもしてないですよー……」スリスリ ク゛ルク゛ル

探偵「……やっぱり、暗示をかけたのかも知れん」

助手「あ、暗示っスか?」

探偵「ああ、もう心の底に焼き付いてるんだよ。『後輩が居れば全部どうでもいい』と」

助手「なんつーことっスか……」

探偵「ふむ、美人の奴、どうしたのだ」

雌豚「な、なにをしたんですか?どうしたんですか?」

後輩「……貴女も、同じ人………」

後輩「邪魔なものは、消したい主義……我慢ならない……」

雌豚「………確かに、そうですわ………」

後輩「……一緒に……協力して……もらえますか……」

雌豚「そ、そんなの……」ク゛ルク゛ル

後輩「協力して……頂けますか……」ク゛ルク゛ル

雌豚「わ、わかりましたわ……」ク゛ルク゛ル

後輩………うふふ……」ク゛ルク゛ル

探偵「おい、どこへ行く」

雌豚「野暮用ですわ……すぐ戻りますわ……」ク゛ルク゛ル

後輩「………」カ゛チャッ

雌豚「うふふふふ」ク゛ルク゛ル
後輩「うふふふふ」

---公園---
美人「そうだ……考えたら何も知らなかった……」

美人「思えば誕生日とか一回も祝ってないし風呂入ったらそれぞれ寝室に行くし孤児院の話は聞きづらいし……」

美人「……ん?」

雌豚「うふふ、どうも……」
後輩「………」

美人「……何?笑いに来たの?」

後輩「………はい。大笑いに、来ました」ヒュッ

雌豚「ごめんなさいですわぁ……」ヒュン

美人「は?」

探偵「てめぇこらぁ!目を覚ませ!」カ゛ンカ゛ン

青年「痛いですよ先生!痛い!」ク゛ルク゛ル

助手「いい加減にするっスこらぁぁぁぁぁ!!」ト゛スッ

青年「ぐぅ」ト゛サッ

青年「ぁ……ぅぅ………」ハ゜チハ゜チ

探偵「きたか……」

---公園---
美人「うぇぇぇぇ!?」カ゛キン

後輩「………!!」ヒ゛クッ
雌豚「貴女ですかぁ……?」

院長「うーん、懐かしい声が聞こえたと思ったら……お前か?新参者よ」

後輩「院………長……」ヒ゛クヒ゛ク

院長「何?殺す気だった?残念だけど、こいつはあたしが殺す予定なんでね、邪魔しないでもらえる?」

後輩「はわわわ……院長……助けて……青年様……」

院長「ククク、こりゃまた懐かしい名前だ。何年も聞いてなかったな。青年……」

美人「な、なんなの……?助けてくれた……?」

院長「あぁ!?あたしが殺すんだから殺されちゃ困るんだよぉ……それまで生きてねぇと、生き甲斐っつうもんが無くなる」

雌豚「!!」ヒ゛クッ

後輩「……どうしたの……雌豚さん……」

雌豚「……ああ、目が覚めましたわ……私は……生き甲斐を奪うことは出来ません……」カチャン

後輩「あわわわ、助けて……青年様……」カ゛タカ゛タ

院長「そんじゃいっちょぉ!」フ゛ンッ

カ゛キィン!
青年「大丈夫?後輩」

後輩「はわわわわ、青年様……」タ゛キッ

院長「………お前らの仲間入りでもしたか?」

青年「うーん、どうしようね」

院長「………じゃ、そいつを殺すことは出来ねぇな。同じ穴のムジナにゃなりたくねぇ」

院長「……また会おう、探偵のバカ共……ククク」シャッ

青年「っ……ぷはぁぁぁぁぁ………」

美人「せ、青年君……」

青年「いやー、心配で来ちゃいましたよ。あははは」

青年「うーん、何かおかしかったような気がするけど、何だったっけな」

美人「あ、あのさ……ごめんね……青年君のことよく知らないクセに……」

青年「別にどうだっていいよ。知ろうが知りまいがどうだって。美人ちゃんは美人ちゃんだし、いいんじゃない?」

後輩「わ、私……私……青年様……」

青年「あはは!気にしなくていいよ!何かわかんないけど、君は悪くないよ!僕はどうとも思ってないし!」

後輩「青年様……やはり半年かけてストーキングした甲斐があったというもの…………」キ゛ュー

美人「……ちょっと腹立つけど、家とかあんの?」

後輩「私は……ずっと公園に住んできました……孤児院がなくなって……居場所は無いんです……」

美人「……だったら、うちに来ない?」

雌豚「それだったら青年さんと一緒に居られますわ?」

青年「家だってあるし!ね?」

後輩「……青年様……天使のようです……ついていきます……」

探偵「……で、そいつが来た、と」

雌豚「そういうことになりますわ」

助手「どうするっスか。もう部屋無いっスよ」

探偵「じゃあ増築する?牧◯物語みたいな」

助手「するとしても、増築するまで寝室とかどうするっスか?」

青年「誰かと一緒に寝ればいいじゃん?」

後輩「私は……青年様と一緒に……」

雌豚「私はご主人様と共に♥」

探偵「はいじゃあ新しい助手に拍手ー」ハ゜チハ゜チ

助手「わー」ハ゜チハ゜チ

雌豚「うふふ」ハ゛チハ゛チ

青年「ひゅひゅー!」ハ゜チハ゜チ

美人「………………」

後輩「よ、よろしく……お願いします……」

探偵「やべーぞ、>>1がend決めてなかったらしい」

助手「だからキャラメタコメで終わってんじゃないっスか」

>>1「後輩キャラとか欲しかったから」

探偵「マジ考えろよキャラ増えて面倒なだけじゃねーか……」

助手「一話終わるごとにキャラが増えていく説が濃くなってきたっス」

>>1「それはホント俺も思ってたからやめて」

>>1「一応終わりです。即興でごめんなさいありがとうございました」

探偵「なぁ、助手」

助手「どうしたっスか」

探偵「>>1がもう正直辛いんだってよ」

助手「なるほど……1000は、無理っスか」

探偵「ああ、ギブだそうだ」

助手「………次スレには出番あるっスよね?」

探偵「ああ、チラっと出してもらえるそうだ」

探偵「ただ、後輩と雌豚はお気に入りらしいからほぼ主要キャラに使うんだって」

助手「ずるいっスそんなん……」

>>1「もう無理今度は萌えシチュ書いてく」

探偵「ほら」

助手「と、いうわけで」

探偵「1000まで埋められませんでした」

>>1「今まで読んでくださった方、ありがとうございました。またどっかのスレに出没いたします」

探偵・助手・青年・美人・雌豚・後輩・警察・妻「本当に、ありがとうございました」

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