【艦これ】響「司令官が泊地に着任したよ」【女提督】 (1000)

8スレ目だWryyyyyyy
(元ネタは知らない)

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【艦これ】摩耶「提督が泊地に着任したぜっ」【女提督】
【艦これ】摩耶「提督が泊地に着任したぜっ」【女提督】 - SSまとめ速報
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【艦これ】秋月「司令が泊地に着任しました」【女提督】
【艦これ】秋月「司令が泊地に着任しました」【女提督】 - SSまとめ速報
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【艦これ】朝潮「司令官が泊地に着任しました!」【女提督】
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【艦これ】電「司令官さんが泊地に着任したのです」【女提督】
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【艦これ】陽炎「司令が泊地に着任したわ!」【女提督】 - SSまとめ速報
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【艦これ】五月雨「提督が、泊地に着任しました!」【女提督】 - SSまとめ速報
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[ご注意]
・不定期の上に遅い更新
・掲示板の形式に慣れてない
・ネタはいつでも募集中。気が向けば拾うかも
・キャラ崩壊があったらごめんなさい
・急に地の文差し込む可能性あり

・女性提督
・百合要素あり
・安価次第ではエロもあり
・場合によっては死要素あり

・安価に限らずコンマも使うかもしれない

上記がダメな人はそっとブラウザバック
読んでくださる人は生温かく見守ってください


一応前作
【艦これ】漣「提督が基地に着任しました」【安価あり】
【艦これ】漣「提督が基地に着任しました」【安価あり】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421482589/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437520442

キャラクターまとめ
【女】
 海軍少佐。20代半ばくらい。
 元護衛艦“くらま”航空隊のSH-60Kパイロット。
 口が悪く、気性は荒いが物事に筋は通す。
 新人を戦場に送り込むのは自分には重責だと思っている面がある。
 喫煙者だが、パラオ泊地に来てから量はめっきり減った。
 意外と女子力が高かったりする。
 酒豪。酔うと結構暴れるが、そこまで飲む頃には大抵周りは寝ている。
 余談だが、パラオ泊地に異動する直前まで、一週間の謹慎処分を受けていた。

【金剛】金剛型巡洋戦艦1番艦
 母親がイングランド人の英国ハーフ。
 普段はあからさまな似非英語口調で話すが、実際普通に英語を話すことも可能。
 エクストリーム提督LOVE。
 ビスマルクとは喧嘩友達。
 宿舎では一人部屋。

【ビスマルク】ビスマルク級戦艦1番艦
 日本在住ドイツ人の娘。
 国籍は日本で、日本とドイツを行ったり来たりする幼少時代を過ごす。
 日本語もドイツ語も達者。
 ドイツ連邦軍に艦娘として入隊、その後日本に派遣される。
 指揮権は完全に日本に移っており、ドイツに帰れる見込みは当分ないが、日本にも帰る家がある。
 意外と気遣いの出来る、大人の女性。
 最近は貞操の危機を感じ、プリンツオイゲンを多少避けている節がある。
 金剛とは喧嘩友達。
 宿舎では一人部屋。

【赤城】天城型航空母艦2番艦
 お酒の強さ:13(その辺の駆逐艦のがまだ飲めるレベル)
 才色兼備の才女。
 実力があり、実戦の経験も豊富で、戦果も多い。
 一方でその戦果に固執する様子も見られ、女からは危険視されている。
 しかし実態は意外とお茶目さんで、欲求も敢えて抑えないことが多いが、これは隊のムードを保つためでもある。
 食欲を封じれば今度は大体性欲か眠欲に走る。
 翔鶴にはそれを欠点に見られているのを少々残念にも思っている。
 大学卒業後、一般的な就職を嫌い、戦争もあって誰かの為になると思い、自衛隊へ入隊。
 艦種関係なく姉貴分として接し、ムードメーカーでいようともしている。
 駆逐艦の面倒見も良いが、中でも春雨を特に可愛がっている。ある意味翔鶴より良い方向に育ってくれたらしい。
 宿舎では翔鶴と相部屋。

【翔鶴】翔鶴型航空母艦1番艦
 赤城を追いかける後輩。
 実力はあるが、戦果はあまり多くない。
 そのため、配属先が同じで、同じ正規空母である赤城を目標にしている。
 しかし赤城の戦う面しか見ていない節があり、それ以外の赤城の茶目っ気は欠点だとすら思っている。
 赤城と明確に違う点は戦うこと自体に固執していること。
 性格自体は至極温厚かつ大らかで、割と気さく。天然ボケな面もある。
 赤城ばかりを追っており、他の艦娘とは親しくない。阿武隈から避けられていることには気付いている。
 宿舎では赤城と相部屋。

【秋月】秋月型駆逐艦1番艦
 防空駆逐艦。
 貧乏症の癖があり、給与明細の数字に未だに見慣れない。
 性格自体は普通の良い子そのものなのだが、多少流されやすいところがある。
 朝潮と並んで駆逐艦の面子を束ねるリーダー格。
 朝潮、春雨と仲が良い。陽炎の事は少なからず快く思っていない。
 実戦の経験はそれなりにあるが、対艦戦は苦手な他、潜水艦と交戦した経験がない。
 宿舎では五月雨と相部屋。

【朝潮】朝潮型駆逐艦1番艦
 生真面目で融通の利かない性格の持ち主。
 所謂優等生で、秋月と並んで駆逐艦を束ねるリーダー。
 秋月と明確に違うのは少々頑固で譲らないところ。
 しかし自身の認めた相手等にはとても忠実で、従順になる。
 真面目な点とその点も含めて、女からは苦手に見られている。
 実家は沿海部の田舎。幼い頃に両親を交通事故で亡くし、親戚に育てられる。
 非常に厳しい躾を受けていた為、現在の従順な性格が出来上がった。
 秋月、春雨と仲が良い。
 実戦の経験は割と豊富だが、防空射撃を苦手としている。
 宿舎では電と相部屋。

【電】吹雪型駆逐艦24番艦
 開戦初期の攻撃で父親を失い、母親と姉と共に避難生活を送っていたが、精神病を患う母親を見兼ねて艦娘に応募。
 姉とは教育隊まで一緒だったが、任地は分かれてしまった。女の着任とほぼ同時に配属された。
 気弱な性格で、一人で行動することを不安がる。
 陽炎についていっている他、春雨と仲が良い。
 実戦の経験はなく、演習の経験も少ない。基礎訓練をやっとこさ乗り越えたばかりである。
 宿舎では朝潮と相部屋。

【春雨】白露型駆逐艦5番艦
 お酒の強さ:33(慢心しなければある程度はいける)
 気弱な性格だが、はっきりと言う時は言う。
 割と友人を作りやすい性格ではある。
 ガチレズ。実は女に一目で惚れている。
 家は母子家庭で、学校で見つけた艦娘募集要項を見て母親に内緒で応募、合格してしまう。
 母親にそれをきちんと説明できないまま、江田島へ送られた。
 秋月、朝潮、電と仲が良い。また、実は赤城からはかなり可愛がられている。
 輸送任務に何度か参加しただけで、実戦の経験はあまりない。
 戦闘中に軽くパニックに陥り、自分の射撃を観測していなかったため、戦果は不明。
 対空射撃は比較的得意な様子だが、やはり撃った経験より撃たれた経験の方が彼女の中では大きい様子。
 宿舎では陽炎と相部屋。

【陽炎】陽炎型駆逐艦1番艦
 気丈な性格で、物事をずばずば言う。
 同時に弱い自分が気に入らないという面もある、所謂負けず嫌い。
 正義感が強い分、他人の事にも首を突っ込んでしまう。
 なんだかんだ反発しながらも女の言うことが正しいことは認めている。
 ただの正義感から入隊したため、実戦に出た時どうなるかなどはまるで考えていない。
 電がついてきているが、実質孤立している。気に掛けられてはいる。
 基礎訓練を終えて配属されたばかりで、実戦経験はなく、演習の経験も少ない。
 宿舎では春雨と相部屋。

【五月雨】白露型駆逐艦6番艦
 素直で気の弱い性格に対して豊富な経験を持つ。
 実家は豆腐屋。昔ながらの豆腐屋だったが、空襲で祖父を失う。
 おじいちゃん子だったこともあり、両親の反対を押し切って応募した。
 実力は高く、同じ駆逐艦からは何かと畏敬の念を持たれているが、その分孤立してもいる。
 しかし、同じように孤立している響と仲が良い。
 輸送任務に多数参加した他、護衛任務も多い。
 宿舎では秋月と相部屋。

【響】吹雪型駆逐艦22番艦
 物静かな性格。無表情。
 目が完全に死んでいる、と言われる程に目に光がない。
 海軍に入隊後、教育隊で出会った暁と仲良くなり、一緒にパラオに来た腐れ縁となる。
 しかし、パラオの提督の作戦で暁や多くの仲間を失い、以降歳に不釣り合いな表情の持ち主になった。
 実戦の経験もあり、実力は確かだが、その戦い方は半ば捨て身ですらある。
 宿舎では巻雲と相部屋。

【巻雲】夕雲型駆逐艦2番艦
 お酒の強さ:21(その辺の駆逐艦)
 天真爛漫な性格。
 子供っぽい性格で一生懸命な姿勢を持つ。
 小笠原諸島の出身で、家族どころか親戚や友人なども多くが死亡している。姉だけは生き残り、一緒に入隊した。
 更に出身の島が避難指定されている為、帰る場所がないという。
 実の姉でもある夕雲とパラオで再会したが、作戦で亡くした。
 完全に孤立している。というより、自分から人を寄せ付けていない。響とは同室でありながらお互いに無関心である。
 宿舎では響と相部屋。

【摩耶】高雄型重巡洋艦3番艦
 竹を割ったようなさっぱりした性格。
 女とはよく気が合うのか彼女なりに好意を持っている。
 経験は豊富で、実力はパラオ泊地で最高位にいる。
 対空戦闘を得意としているが、敵艦撃沈の戦果も多数持つ。
 海軍に入隊する前は非行に走らない不良だったらしい。
 しかし友人の為に傷害事件を起こし、補導される。その後自衛隊への入隊を宣言、実行した。
 実は少女漫画が好きな他、こっそり下着を穿かないなど露出の気がある。
 二年ほど前の入隊。パラオに来たのは一年と半年ほど前で、基地設置当初から居る。
 夕張、プリンツと仲が良い他、赤城とも親しい。
 宿舎では一人部屋。

【衣笠】青葉型重巡洋艦2番艦
 お調子者で天真爛漫な性格の持ち主だが、どこかセンスがズレている。
 携帯電話を持ったことがなく、電子機器にも疎い。というより全体的に古い。
 その代わり将棋などのボードゲームは結構強いが、相手が利根のため、負けてばかりいる。
 器用貧乏で、索敵も砲撃も雷撃も出来るが、全部中途半端。
 困った時は衣笠さんにお任せ。
 利根と親しい。
 宿舎では利根と相部屋。

【プリンツ・オイゲン】アトミラール・ヒッパー級重巡洋艦3番艦
 ドイツから来た。指揮権は完全に日本側に移っており、ドイツに帰れる見込みは当分ない。
 しかし本人も日本文化が結構楽しいらしく、帰れても帰る見込みは当分ない。
 パラオに来てからも結構戦果を上げている実力者。
 日本の文化に色々触れていくに連れて、主に夕張辺りに毒されてもいる。
 ガチレズであり、オープンな変態。主に夕張のせい。
 曰くナメクジの交尾のような濃厚なレズセックスがしたいらしい。恐ろしいのは、相手は問わないこと。
 日本語は達者だが、やはり毒されている。主に夕張に。
 父親と兄と弟がベルリンの実家に居る。母親はあんまりに女と浮気するので離婚したらしい。
 しかし血は色濃く受け継がれており、近所の女性やクラスの友達と肉体関係になることも多々あった。
 それで離婚の原因を作りだしたことがあったが、その頃には連邦海軍に逃げ込んでいた。
 夕張と親しい他、案外摩耶と仲が良い。利根とはあまり気が合わないらしい。ビスマルク大好き。
 宿舎では一人部屋。

【利根】利根型重巡洋艦1番艦
 のじゃロリ。
 見た目には幼いが、高校卒業済み。
 趣味は将棋でいつも衣笠や翔鶴を相手に対局している。とても強い。
 就職した矢先に職場が空襲で焼けてしまい、仕方なく海軍へ入隊。
 最初の方は敵艦に恨みつらみをぶつけていたが、やがてそれがつらくなっていき、一時戦えない時期もあった。
 現在はある程度割り切っているが、沈めた敵の数などから目を背けようとするのは変わらない。
 また、戦闘時に出てくる戦争を楽しんでいる自分に自分が塗り変えられていくことを恐れてもいる。
 塗り変えられてしまう前に死のうとも考えており、死に場所を求めている。
 入隊から一年と3カ月程度。パラオに来たのは約一年前。
 衣笠と親しい。
 宿舎では衣笠と相部屋。

【夕張】夕張型軽巡洋艦1番艦
 アニメ好きでオタク趣味。
 工廠で色んなものを作っては人を困らせる。
 プリンツオイゲンに色々日本文化を教えているが、それの方向性も割と間違っている。
 なんでもかんでも技術者の視点から見てしまい、好奇心も非常に旺盛。
 そこに人道的な面は薄く、ある意味戦争を一番楽しんでいる。
 家族は全員が開戦直後に死亡。一人生き残った後は孤児院に住みながら工業高校への進学が決定。
 しかし引っ越しの準備の最中に艦娘に応募し、合格。あっさりと去った孤児院生活は半年ほどであった。
 快楽主義者であり、一方で理性的かつ打算的な面もある。
 良心の呵責などなく、何をしても罪悪感などを感じないことから、なんらかのパーソナリティ障害の可能性が高い。
 艦娘になったのは一年と半年程前。パラオには基地設置当初から居る。
 摩耶、衣笠、プリンツなどと仲が良い。阿武隈には避けられているが、本人は気にしていない。
 宿舎では阿武隈と相部屋。

【阿武隈】長良型軽巡洋艦6番艦
 気質として明るいが少々悲観的。
 また普段は結構怖がりでかつ寂しがり屋。
 過去に訓練中に襲撃を受け、自分以外の教官と新米の艦娘を失ったことがある。
 世話好きで、姉力が存外に高いが、元々は一人っ子。
 実は少々夕張を恐れている部分がある。
 過疎地域になりつつある田舎の農家の出身。周辺の歳の近い子供は皆年下で、兄弟や姉妹のように振る舞った。
 艦種や練度に関係なく、皆と仲が良いが、夕張だけは苦手。
 駆逐艦相手には良い姉貴分であり、巡洋艦や戦艦空母に対しては弄られ役に徹している。
 宿舎では夕張と相部屋。

【57日目:月曜日】
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

春雨「秋月ちゃんは聞いた? あの噂」

秋月「噂?」

春雨「大規模作戦のこと。またソロモン方面だって」

秋月「え? でも、今あそこは……」

衣笠「余計な噂話はよしときなよ。所詮は噂だよ」

春雨「あ、す、すいません……」

衣笠(私自身も結構気になる話なんだけどね……)


本日の哨戒班
赤城、衣笠、秋月、電

本日の秘書艦
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い

女「今日は……と」ゴソゴソ
女「朝潮だな」

朝潮「はい、お任せください」

女「おう」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「んん……」ノビ

朝潮「お茶にしますか?」

女「あぁ、じゃあ頼もう」

朝潮「了解です」

コンコンコン

女「誰だ?」


入ってきた艦娘
春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

春雨

>>23春雨

用件
(コンマ15以下で朝潮と交流)
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

「は、春雨です」

女「んあ? 入りな」

春雨「失礼します」ガチャ
春雨「弾薬の使用証明を持ってきました」

女「おう、ご苦労」

春雨「あ、あの……」

女「あん?」

春雨「大規模作戦の、噂なんですけど……」

女「ああ?」
女「あー……噂だ、そんなもん。ほっとけ」

春雨「で、でもっ……!」

女「怒るぞ」

春雨「あっ……ご、ごめんなさい……」

女「はぁ……来な」

春雨「……」オズオズ

女「ほら」ナデナデ

春雨「んっ……」

女「噂は噂だ。あんまり真に受けんな。今朝衣笠にも言われてたろ?」ナデナデ

春雨「はい……」
春雨「あの……司令官……」ギュッ

女「ん?」

春雨「最近、構ってもらってません……」スリスリ

女「……そうかな」

春雨「そうです……」シュルッ

女「まだ昼間だぜ」

春雨「構いません、ね……?」チュッ

女「んっ」
女「……春雨、下りろ」

春雨「……え」

朝潮「お茶をお持ちしました」コトン

春雨「ひゃあっ!?」

女「朝潮……お前は少しは動じろよな……」

朝潮「?」

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

春雨「うー……」

女「まぁ、その内な……」


隣に座った艦娘
陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1

五月雨「提督、お隣いいですか?」

女「あぁ、構わねぇよ」

五月雨「では、失礼しますね」ストン


五月雨の話題
↓2

五月雨「……お互いの昔話でも、してみませんか?」

女「唐突だな」
女「しかも昔話ときた。詮索屋は嫌われるぜ?」

五月雨「いけませんか?」

女「……別に、悪いとは言ってねぇだろ」
女「概ねクソ面白くもねぇ話しか出来ねぇんじゃねぇか、って話だ」

五月雨「構いません」
五月雨「私は……一年くらいここに居ますけど」

五月雨「殆ど護衛任務ばっかりでした」
五月雨「多少、無茶はしましたけど」

女「……大体そんなもんかい」
女「あたしは、そうさなぁ……」

五月雨「……提督って、ヘリコプターに乗ってたんですよね?」

女「シーホークな。そうだなぁ……色々やったな」
女「うちのクルーは優秀でな、あたしが乗ってる時は一人も死なせなかったよ」

女「死なせたくねぇし、あいつらが死んだら“くらま”どころか2護群の大きな損失だ」
女「……他の機もだけどな。隊長機はよく被弾して、よくクルーが死んでた。隊長はタフだから生きてたけど」

女「基本的に3機いて、大抵被害は隊長機が一番大きい。確認できる中ではな」
女「もう1機は……何回落とされたかな。入れ替わり立ち替わりでな、作戦の度に人員が入れ換わってた気がするよ」

五月雨「……全員、覚えているんですか?」

女「当たり前だろ。何年“くらま”に乗ってると思ってんだ。殊に飛行科と整備科の連中は全員家族みたいなもんだ」
女「助けれるだけ助けたし、助けられることもあった。助けることが出来なかったこともな」

女「うちの隊長ほんとタフでなぁ。撃墜されたのに平気な顔で帰ってきたこともあったよ」
女「……あたしは被弾したことがなくてな。よく対照的に見られてた」

五月雨「被弾したことが?」

女「避けること自体は簡単なんだよ。こっちはホバリングが出来るからな」
女「ただ、避け続けることは無理だ。乱戦になったら、もう運だな」

女「フレアで牽制も出来たし、クルーが出来る奴なら撃墜も出来た。実際あたしのクルーは撃ち落とした」
女「被弾しないコツは、狙われない飛行を心掛けることだな。海面スレスレを飛んだり、静止して待って急旋回したりな」

五月雨「それでも、被弾したことが無いのは凄いと思います」
五月雨「なんだか、天使だとか、女神だとかのご加護でもついてるみたい」

女「おい」ガシッ

五月雨「えっ」

女「……今後、あたしに聞こえる所でその言葉を口にするな」

五月雨「いや、え、あの……?」

女「分かったな」ググッ

五月雨「いっ……わかっ、分かりましたっ、言いません、言いませんっ」

女「……」スッ
女「食おうぜ」

五月雨「あ、はい……」
五月雨(地雷だったのかな……?)

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「……あー、朝潮。窓を開けろ」

朝潮「はい」カラカラカラ

女「外は暑いな」シュボッ

朝潮「そうですね」
朝潮「……あの、煙草くらいなら、気になりませんが……」

女「気にする奴が居るんだよ」スパー

朝潮「はあ……」

コンコンコン

女「誰だ?」


入ってきた艦娘
陽炎、響、巻雲、摩耶、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

阿武隈

>>46阿武隈

用件
(コンマ75以上で朝潮と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も低いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「あ、阿武隈です!」

女「あいよ」

阿武隈「失礼します!」ガチャ
阿武隈「てーとく、お願いがあってきました!」

女「聞こうか」

阿武隈「えっと、プリンツさんと、部屋を交換してください!」

女「……部屋を? お前は……そうか、夕張か」

阿武隈「はい……」

女「そうだな……」


1.部屋の交換を許可する
2.部屋の交換は許可しない
3.その他
↓最初に3票

女「……あー、分かった。認めよう」
女「移動は明日の課業を免除する。今夜は一緒に寝るんだな」

阿武隈「はい……」

女「交換だよな?」

阿武隈「あ、はい」

女「一人部屋とは良い御身分になるぜ」

阿武隈「あ、え、それは……」

女「気にすんな。あの変人同士なら気が合うだろ」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

赤城「提督」

女「あん?」

赤城「報告書にも書きましたが、今日味方の大艦隊を見かけました」
赤城「……あ、索敵機の報告です。衣笠にも秋月にも電にも伝えていません」

赤城「本土から、南に向かっていました」
赤城「気になったことがあって……」

女「気になったこと?」

赤城「……練度が、低すぎるんです」
赤城「私の艦載機を敵機と誤認したらしく、突然対空攻撃してきました。すぐに止みましたが」

赤城「戦艦を先頭に、駆逐艦や軽巡が単縦陣に並んでいたのですが……」
赤城「やたらと進路の修正をしていましたから、艦隊運動もままならない新人ばかりかと」

女「……そこはかとなく嫌な予感がしてきたぜ」


隣に座った艦娘
秋月、電、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2

プリンツ「提督ー、お隣気にしますか?」

女「気にしねぇよ」

プリンツ「じゃ、失礼しまーす」ストン


プリンツの話題
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い

プリンツ「ふふふふ、提督! 聞きましたよ!」

女「何を」

プリンツ「阿武隈と相部屋になるそうですね、私!」

女「いや、交換だから夕張とだな」

プリンツ「なんですと!?」
プリンツ「……まぁいっか。夕張もあれで可愛い子ですし」

プリンツ「夕張って、私に日本の事色々教えてくれたんですよねー」
プリンツ「……普段色々教えてくれる夕張を……えへへ……」ジュルッ

女「飯食ってる最中はせめて食欲に向けようぜ……」

2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場脱衣場

女「よし……っと」パサッ

カラカラカラ

女「ん?」


入っていた艦娘
秋月、春雨、陽炎、巻雲、衣笠、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

巻雲

>>75巻雲

何をしていたか
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

巻雲「姉さん……姉さん……」グスッ

女「……?」ヒタ

巻雲「!」バッ

女「……巻雲か」

巻雲「あ……司令官様」
巻雲「……ん」バシャアッ

女「……頭から湯被ってどうした」

巻雲「なんでもありませんっ」
巻雲(なんで、今になって涙が出てきたんでしょう……)

女「……そうかい」バシャッ

巻雲「……」ゴシゴシ

女「……お前、白いなぁ」

巻雲「ふぇっ?」

女「肌だよ、肌。手とか、腕とか……脚は少し焼けてるか」
女「顔に比べて身体が焼けてなさすぎなんだよ。陸上運動する時は体操着があるだろ?」スッ

巻雲「!」ビクッ

女「あ……悪い。触れられたくなかったか」

巻雲「……平気です。ちょっと、びっくりしちゃいました」

女「そうか」
女「そういえば、お前いっつもダボダボな服着てるな。焼けねぇわけか」

巻雲「……」

女「袖も随分余ってるし、偶に靴脱いでるの見ると足も靴に対して小さい。靴擦れするぞ」
女「で、疑問なんだが、本当に寸法合わせたのか?」

巻雲「……」

女「こうして裸で見ると、また随分小さい身体だ」
女「体格に合ってんのは眼鏡くらいのもんだろうな」

巻雲「……」

女「……夕雲か」

巻雲「!」

女「まぁ、よくある話だわなぁ……姉貴のお下がりなんて」
女「……それともお前、多分自分の服のサイズ知らなかったのか」

巻雲「……」

女「そんで、入隊の時、取り敢えず姉貴と同じサイズで注文して……」
女「……それが気に入ったのかね」

女「まぁ、同じサイズの同じ制服ってのは何かと都合も良かっただろうし」
女「……何よりお前、今も替えの何着かは姉貴のやつだろ」

巻雲「……」

女「資料室に過去に居た艦娘の資料もあってな」
女「色々調べさせてもらった」

女「……夕雲型駆逐艦1番艦、夕雲」
女「教育隊を優良候補生として卒業、呉水雷戦隊に配属」

女「数々の夜間襲撃や対潜戦闘に従事、この時の戦隊長は今うちにいる阿武隈だったか」
女「その後、パラオ泊地に異動。いくつかの作戦に参加した後、敵巡洋艦隊攻撃作戦にて戦死」

巻雲「……!」

女「小笠原諸島出身。本名……」

巻雲「やめてっ!」ガシッ

女「……」

巻雲「ふーっ……ふーっ……!」

女「……なんだか、お前の人間らしい表情を初めて見た気がするよ」

巻雲「ふーっ……っうー……!」ポロポロ

女「お前、普段のガキっぽい性格は作り物だろ」
女「本当の自分を隠すために、上から被せた仮面だ」

巻雲「うー……!」ポロポロ

女「いつから被ることになったのか知らねぇが」
女「少なくともお前は実はまともだ」

巻雲「ひぐっ、ぐすっ……!」ポロポロ

女「普通に考えて、実の姉が死んだのに明るいままだってのは、壊れてる」
女「だが、お前は自分が壊れるのを防ぐために、自分から壊れたんだろうな」

女「……そう演じた」
女「お前の演技は時々ボロが出てた。その理由が資料を見て、今こうしてお前と接して、漸く分かったよ」

巻雲「ぐすっ……!」ポロポロ

女「お前の演技は人を騙すためのものじゃねぇ」
女「お前自身を誤魔化すためのものだ」

巻雲「うえぇぇぇ……!」ポロポロ

女「溜まるストレスは暴力だ」
女「サンドバッグは色々。自分が正しいと信じていれば、暴力も怖くねぇ」

巻雲「うわぁぁぁぁぁ……!」ポロポロ

女「……あ」

巻雲「あああぁぁぁぁぅぅぅ……!」ポロポロ

女「……戯言だ。全部、これまであたしが喋ったお前の事は、全部戯言だ」
女「あたしの、独り言だ。お前は何も関係ない」ギュッ

巻雲「うっ、ひぅっ……!」

女「お前は姉を失って、壊れちまった哀れな艦娘だ」ナデナデ
女「ブカブカの服を着て、ブカブカの靴を履いて、姉貴の温もりに頼ってる、ただの哀れな艦娘だ」ナデナデ

巻雲「ぐすっ……ぅっ……」

女「……だから、いつものガキっぽいお前を見せろ」

巻雲「……すんっ……司令官様ぁー」
巻雲「なみだが、なみだが止まりません……」グスグス

女「……そうか」ナデナデ

女「……落ち着いたか?」

巻雲「……はい」

女「流石に寒いな。髪洗って、さっさと浸かろう」

巻雲「……あのー、司令官様?」

女「あん?」

巻雲「後で、お部屋に行っても、いいですか?」

女「あー……」


1.構わない
2.駄目だ
3.その他
↓最初に2票

女「……駄目だ」
女「時間が時間だしな。また今度、空いてる時間にしよう」

巻雲「むぅ……分かりました」

女「物分かりが良くて助かるよ」
女「さ、髪洗ってやろう」

巻雲「はいっ、お願いしますっ」

2210:消灯後
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「消灯時間過ぎちまったな……」
女「明日の哨戒考えたら即刻寝ねぇと」


明日の哨戒班
駆逐艦級
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓2 ↓4

哨戒班
春雨、巻雲

巡洋艦級
摩耶、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

哨戒班
摩耶、春雨、巻雲

空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は翔鶴、金剛、ビスマルク、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

女「よし……」
女「寝るっ」ゴロン


【57日目:月曜日】終了

艦隊運動もままならない新人ばかりの味方大艦隊(←new)
この不穏感よ

取り敢えずここまで

これでーいいのだー

……意見だの質問だのあればどうぞ

空母無しか…
艦載機で疑惑の新人艦隊の情報が得られんぞ

なるほどね
これからの哨戒って出来るだけ空母入れた方が良いのかな?

>>109 >>111 >>112
もう通り過ぎたんで空母も特に意味はないです
因みにあん中でも戦艦はそれほど練度低くないです

基本空母入れるように安価投げてるんだけどね、緊急電入っても先制して割と安全

しかし巻雲が「実はまとも」(女提督談)に落ち着くとは驚いた

寧ろ追加しないメリットってあるのか?

>>114
最初から決まってた設定です

>>115
ない
ないけど選択肢には入れる

バイト終わった! 絵描きながら! 更新!

【58日目:火曜日】
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

金剛「Hey、あの噂は本当デスカ?」

利根「さてなぁ」

ビスマルク「騒がないでよ、ライミー」
ビスマルク「年長者である私達が浮足立ってちゃ駄目でしょ」

金剛「ビスマルクは固すぎマース」

ビスマルク「これが普通なの!」

女「……赤城」

赤城「はい?」

女「火消しに徹しろ。めんどくせぇ噂が立ち過ぎてる」

赤城「大規模作戦の噂ですね」
赤城「……私達には、関係が無いと良いのだけれど」ボソッ

女「なんか言ったか?」


本日の哨戒班
摩耶、春雨、巻雲

本日の秘書艦
秋月、電、陽炎、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2

女「今日の秘書艦は、と……」ゴソゴソ
女「夕張か」

夕張「はーい、よろしくお願いしますね」

女「あぁ」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

夕張「……あれ? 提督、この報告書なんですけど」

女「ああ?」

夕張「ほら、ここ」

女「……書類不備だな。電もまだまだだってこった」

夕張「どうします?」

女「他の三人の奴と帳尻を合わせて直しとけ」

夕張「はーい」

コンコンコン

女「うん?」


入ってきた艦娘
秋月、朝潮、電、陽炎、五月雨、響、衣笠、利根、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
ただし、コンマ2桁の和が5以下で緊急電
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

金剛

>>130金剛

用件
(コンマ2桁の数値が55から前後5以内で夕張と交流)
↓2

「金剛デース」

女「おう、入りな」

金剛「入りマース」
金剛「人の噂に戸は立てられないものネー」

女「人の口、な」
女「で? 何の話だ?」

金剛「分かってる筈デース! 大規模作戦の噂デース!」

女「デースデース五月蠅ぇ、潜水艦来るぞ」
女「大規模作戦の話はあたしも知らん。何もねぇ、噂は噂だ」

金剛「ぐぬぬ……!」

女「夕張、摘み出せ」

夕張「はーい」

金剛「ヘーイ、夕張! 夕張は気にならないんデースカー!」

夕張「別に気にならないですから、ほら出てった出てった」グイグイ

金剛「シーット!」

バタン

夕張「……で、あの噂ほんとなんですか?」

女「お前な……」
女「本当に知らねぇよ、あたしは。通達も何もきてねぇんだから」

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「なんだか浮足立ってんな……」

赤城「すいません、私も宥めているのですが……」

女「仕方ねぇさ」


隣に座った艦娘
秋月、朝潮、電、陽炎、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

阿武隈「てーとく、お隣いいですか?」

女「あぁ」

阿武隈「じゃ、失礼しまーす」ストン


阿武隈の話題
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00が100扱い

阿武隈「……あの、提督」

女「あ?」

阿武隈「……前の、作戦……」
阿武隈「FF作戦とCF作戦の事、まだ気になってるんです」

女「……そうか」
女「……そうだな。お前には、あれの真相を教えてやろう」

阿武隈「……」

女「食後にな」

――パラオ泊地、部隊施設 埠頭

女「……」スパー
女「何から話したもんかな……」

阿武隈「……」

女「……取り敢えず敵の正体だな」
女「こいつはあたしもつい最近知った。クソ爺が漸く口を割ったからな」

女「FF作戦、CF作戦ともに目標に指定された“敵艦隊”はいずれも佐伯湾泊地所属の艦娘だ」

阿武隈「……!」
阿武隈「じ、じゃあ、あ、あたし達は……!?」

女「……最後まで聞け」
女「佐伯湾泊地の指揮官は横須賀から左遷された奴らしい」

女「左遷の理由は規定違反。備品の横流しが主だったらしいが、孤児なんかの人身売買も含まれていたらしい」
女「事態を重く見た軍は、一先ず火消しに走った」

女「マスコミに漏れるとまずい、国民に知れるのはもっとまずい。ただでさえ国民の士気は低い」
女「嗅ぎ回ってた記者を何人か消し、警察に便宜を図ってもらって事件もなかったことにした」

女「この取引で軍と警察、場合によってはもっと別の所まで、どのくらいカネが動いたのかはあたしも知らん」
女「事件が無かったことになった以上、佐伯湾の奴に大っぴらに処分は下せん。佐伯湾泊地に“異動”だ」

女「問題はこの後だな。こいつ、反省の色はなかったようで、今度は密輸に手を出した」
女「艦娘を使って、任務の名目で書類上で“解体”した艦娘の艤装を売り飛ばそうとしたらしい」

女「FF作戦で沈めた輸送船の中身は巡洋艦と駆逐艦の艤装と軍用のコンピュータ機器類だったそうだ」
女「CF作戦の時には艤装と車だ。取引相手がただの日本車好きのオージーなら良かったんだがな」

女「取引相手はどっかの宗教テロリストだ。深海との戦争に付け込んで西側の転覆を狙う連中な」
女「で、その段になって漸くあいつを消すことになった。遅ぇよな」

女「少し時間はかかるが、計画は動いてたらしいな」
女「その“少し”の間に行われた輸送があの二回だ。出ちまったもんは仕方ねぇから洋上で沈めるわけだ」

女「お前らがやらなけりゃ、どうせまだ行く先の連中がやることになる」
女「……概ね、そんなところだ。お前らは何も悪いことはしちゃいねぇ」

阿武隈「……なんでだろ。不思議と、落ち着いてます」
阿武隈「でも、なんだか、そんな自分が……嫌、です」

女「……そうか」
女(政府や軍上層部では色んな奴の思惑が蠢き、国民はこの戦争をテレビの中の物語みてぇに涼しい顔で見てる)

女(苦しむのは現場の人間の仕事だ。それは分かってる)
女(分かってても……)

阿武隈「……」

女「……クソみてぇな戦争だよ」

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女(誰にも言うなと厳命しておいたが……)
女(一応、全員が知っておく権利はあるんだよなぁ……)

女(案外、春雨や五月雨辺りは割り切ってるかもなぁ)
女(……朝潮は、どうだろうな)

夕張「提督? なんかさっきからずっと考え事してませんか?」

女「……いや、別に?」
女(少なくともこいつは問題ないだろうな)

コンコンコン

女「誰だ?」


入ってきた艦娘
秋月、朝潮、電、陽炎、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
ただし、コンマ2桁の和が5以下で緊急電
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

プリンツ

>>150プリンツ

用件
(コンマ14以下で夕張と交流)
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い

「重巡Prinz Eugen! 入りまーす!」

女「……」

プリンツ「提督!」ガチャ
プリンツ「今日夕張をいただきます!」

夕張「えっ」

プリンツ「つきましては一緒にどうですか!?」

女「帰れ」

プリンツ「えー」

夕張「ちょ、待、私は!?」

女「知らん。課業終了後プリンツとよく話し合え」

夕張「アイエエエエ!?」

1540:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

コンコンコン

女「あん?」

「失礼します」

女「……誰だ? まぁ入りな」

中佐「よろしいかな?」ガチャ
中佐「ふむ、噂通りの美人だ」

夕張(制服綺麗だし、こんな暑いところで夏服一種だし、多分本土の人だ)

女「……本土の中佐殿が何のご用ですかねぇ?」

中佐「……噂通りの態度の悪さだ」
中佐「階級が上の者には敬礼するのが義務ではないのかね」

中佐「それとも、艦娘部隊は欠礼が当たり前なのかな?」チラッ

夕張(こっち見んな気持ち悪い)

女「……元は護衛艦乗りですよ、知ってるだろうけど」
女「で? 引き籠りさんが何のご用ですかね」

中佐「どうにも護衛艦乗りや艦娘部隊というのは潮風に頭をやられていていかんな」
中佐「君に仕事があるから持ってきたのだよ」バサッ

女「そりゃどーも」

中佐「君のような汚れ者にお似合いの仕事だよ」
中佐「まったく、彼が何故君を気に入っているのか理解が出来んね」

女「あたしもあんたがなんでここに来れたのかが甚だ疑問ですな」

中佐「ふん」
中佐「……ああ、そうだ。くれぐれも、他の部隊に洩らしたりはしないようにな」

女「言われなくとも」

中佐「そうかね」
中佐「それじゃあね、精々生き長らえたまえ」

バタン

女「……チッ」

夕張「なんです、あの人」

女「さあな」
女「少なくとも、あのクソ爺の使いじゃなさそうだな」

1930:夕食
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「……」

コンコンコン

女「……」

コンコンコン

女「……」

「司令官ー? ご飯ですよー?」コンコンコン

女「……春雨か。分かってるよ、先行ってな」

「そうですか? 早めに来てくださいね?」

女(……こいつらに、出来るのか……?)
女(誤射でも不明目標でもなく、分かってて味方を撃つなんてことが)


隣に座った艦娘
秋月、朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、利根、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2

――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女(空いたな……)

電「あの、司令官さん。お隣、いいのです?」

女「あぁ、構わねぇよ」

電「失礼します、なのです」ストン


電の話題
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

女「哨戒任務はどうだ?」

電「えっと……」

女「あー……そうだな、一緒に出た奴にどう思ったよ?」

電「一緒に出た人、ですか? うーん……」
電「陽炎ちゃんは、一度戦闘を経験して以来、きちんと秋月ちゃんや朝潮ちゃんの言うことをよく聞くようになったのです」

電「砲撃も、雷撃も、電より上手いのです……」
電「……あ、勿論、電も負けないのです!」

女「その意気だ」

電「利根さんは……きちんと、色んな事を教えてくれるのです」
電「聞きたいことがあったら聞け、といつも言われているので……」

電「基礎的なことでも、きちんと教えてくれるのです」
電「……偶に、冗談を言って笑わせてくれるのですが、よく分からないこともあるのです」

女「あいつは……まぁ、なぁ」

電「あ、それと赤城さんですね」
電「赤城さんも色んな事を教えてくれるのです」

電「いつも優しいけど、偶に厳しいこともあります」
電「お姉ちゃん、というよりお母さんみたいなのです」

女「……そうか」
女「良い仲間が出来たろ」

電「はいなのです!」

2120:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場脱衣場

女「……」パサッ
女「……先客か」


置いてある服の持ち主
秋月、春雨、陽炎、響、摩耶、衣笠、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2

衣笠

>>170衣笠

何をしていたか
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

カラカラカラ

女「……衣笠?」

衣笠「……あ、提督」ゲンナリ

女「なんか元気ねぇなぁ」

衣笠「ちょっと、ね……」
衣笠「金剛さんとビスマルクさん、もう少しなんとかなんないかな……」

女「ああ、痴話喧嘩に巻き込まれたか……」
女「なんだかんだ、あいつらはあれで楽しそうだからなぁ」

衣笠「周りを巻き込むのはやめてほしいかな……」

女「静かすぎるよりはマシだろ」

衣笠「……そだね」

2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「>>1め、消灯時間を間違えてやがったな」


明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、朝潮、電、陽炎、五月雨、響の中から
↓2 ↓4

哨戒班
秋月、朝潮

巡洋艦級
衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

哨戒班
利根、秋月、朝潮

空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

女「……作戦、どうすっかな」


【58日目:火曜日】終了

取り敢えずここまで

書きたいことあればどーぞ

【59日目:水曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「言わないってのも……一つの手か」
女「……いや、通用しないかもな」

利根「? 何の話だ?」

女「気にする程の価値もねぇ、独り言さ」


本日の哨戒班
ビスマルク、利根、秋月、朝潮

本日の秘書艦
電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「……ん、春雨か」

春雨「頑張りますっ」フンス

女「おう」

秋月「……」

女「お前も哨戒頑張ってこい、な?」ナデナデ

秋月「……はいっ」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「さて……」
女(これをあいつに伝えるのは少々酷な気もするが……)

春雨「うー……ん。司令官、そろそろお茶にしませんか?」

女「ん、そうだな」

コンコンコン

女「はいよー」


入ってきた艦娘
電、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓2

五月雨

>>208五月雨

用件
(コンマ20以下で春雨と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「五月雨です」

女「入りな」

五月雨「失礼します」ガチャ
五月雨「曳航標的の使用許可を貰いに来ました」

女「そっちの棚」

五月雨「ここですね。ありがとうございます」
五月雨「あ、それと……」

女「ん?」

五月雨「……妙な、噂が」

女「……お前も大規模作戦の事か?」

五月雨「いえ、違います……」
五月雨「CF作戦と、FF作戦の……」

女「……!」ゾクッ
女「……その話、誰から聞いた」

五月雨「こ、高射隊の人達が話してるのを、偶然……」

女「……どんな話だ」

五月雨「えっと……あの夜間作戦での目標は、実は艦娘だったって……」

女(クソッ、埠頭の職員はとっくに上がってたと思ってたってのに! 残ってる奴が居たのか!)

五月雨「あの、嘘……ですよね?」

女「それは……」


1.誤魔化す
2.真実を話す
3.その他
↓最初に2票

女「……隠しても、仕方ねぇか」
女「端的に言うと、目標は本土の戦争犯罪者の密輸船だった」

女「つまり、人間が乗った船と、艦娘だったわけだ」
女「……あまり気に病むな。悪い奴を裁いた。それだけだ」

五月雨「そんな……!」
五月雨「……ありがとう、ございます。口外はしないようにしますね」

女「あぁ、助かる」

五月雨「では……」
五月雨「失礼しました」バタン

女「……」
女「……ん? 春雨の奴、茶を二杯淹れるのにどれだけかけて……ハッ」

春雨「……」

女「……五月雨にも言ったけどな、あんまり気に病むなよ」

春雨「大丈夫、大丈夫……です、はい」

女「……なら、良いけどよ」
女(次の任務の事を伝えられる感じじゃねぇよな……)

春雨「……」

女(でも、今日中に編成決めて、ブリーフィングはしねぇといけねぇ)
女(どうすっかな……)


1.伝える
2.伝えない
3.その他
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

再安価

春雨に次の任務の事を
1.伝える
2.伝えない
3.その他
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

女(……先延ばしは、良くねぇな)
女「こんな時になんだがな……次の任務はもっとアレだぞ」

春雨「……アレ、って」

女「……幕僚監部からのお達しでな」
女「今度は最初から艦娘だと分かってて撃ってもらう」

春雨「なっ……!」
春雨「なんで……どうして私達がそんなことしなくちゃいけないんですかっ!?」ガシッ

女「……」

春雨「……!」

女「……あたしにも分からん」
女「この手の命令は知った時点で拒否が出来ん。その時消されるのはあたし達だ」

春雨「……分かり、ました」
春雨「司令官のためなら、どんな任務も全うします」ギュッ

女「……悪いな」

春雨「司令官と一緒なら、何にも怖くないです」スリスリ

女「……」ギュッ

女「任務内容を確認しよう」
女「4日後に開始される大規模作戦の一部だ」

女「作戦の全容としては分断されたオーストラリアとの定期航路復活の為の深海棲艦排除」
女「二方面で作戦を展開し、うちが参加すんのはインドネシア方面作戦だ」

女「本隊は戦艦を駆逐艦と軽巡で護衛し、敵が封鎖しているセラム海とバンダ海を突破する」
女「この時、戦艦を守るためにいかなる犠牲が出ようとも突入を行うそうだ」

女「この作戦だけでも相当なもんだが、問題はそこでのあたしらの仕事だな」
女「あたしらの仕事はこれの随伴でも補給でもない」

女「味方の後方で待機し、軽巡・駆逐の逃亡を阻止、または逃亡した者の撃沈処分。つまり……」
女「……督戦だ」

春雨「と、督戦……!」

女「存在するだけで逃亡を阻止することになるからな、運が良ければ撃たなくて済む」
女「無線は開いておけ。警告を与え、従わなければ撃つ。それだけだ」

女「夜間逃亡への対処の為、巡洋艦を基幹とした水雷戦隊を編成せよ、とのことだ」
女「ただそれだけだと昼間対処出来ねぇ可能性が高ぇから戦隊を二つ連合させないとな」

女「……つらい任務なのは分かる。あたしだってつらい。実際に撃つお前らはもっとだろうな」
女「……基本方針を決めていこう」


基本方針
1.航空戦隊(空母2、巡洋2、駆逐2)
2.打撃戦隊(戦艦2、重巡4)
3.混成戦隊(空母1~2、戦艦1~2、巡洋1、駆逐2)
↓最初に4票

女「……そうだな、混成戦隊で行くか」

春雨「主力を少し傾けつつ、ある程度の航空戦力と火力を両立させるんですね」

女「そういうこったな」
女「まずは……空母戦艦枠だな」


混成戦隊

金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1 ↓3

混成戦隊
赤城、ビスマルク

空母戦艦枠
金剛、翔鶴の中から
↓2

女「火力を重視しよう。艦隊防空だけなら赤城一人でなんとかなる」
女「次は巡洋艦だ」

春雨「軽重は関係ないんですね」


混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク

巡洋艦枠
摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓最初に2票

女「衣笠……だな」

春雨「衣笠さんですか?」

女「あいつはあれで結構頼れる」
女「殊にこういう作戦はな」


混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠

駆逐艦枠
秋月、朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓2 ↓4

女「ここは秋月とお前に任せたいと思う」

春雨「私、ですか……」

女「昼間なら、駆逐艦は直接戦闘しないこともあるからな」
女「……贔屓かね」

春雨「……嬉しい、です」

女「そうか、なら良かったよ」
女「次は水雷戦隊だ」


混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨

水雷戦隊

巡洋艦枠
摩耶、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1 ↓4

女「水雷戦隊の巡洋艦はプリンツと夕張にしよう」
女「あいつらなら適任だろう」

春雨「適任、ですか……」

女「次は駆逐艦だな」


混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨

水雷戦隊
プリンツ、夕張

駆逐艦枠
朝潮、電、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓1 ↓3

混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨

水雷戦隊
プリンツ、夕張、電

駆逐艦枠
朝潮、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓2 ↓4

被ったらその分だけ別個にするつもりだった
連絡不足で申し訳ない


混成戦隊
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨

水雷戦隊
プリンツ、夕張、朝潮、電、五月雨

駆逐艦枠
陽炎、響、巻雲の中から
↓最初に3票

女「さて……」

春雨「これで決まりですか?」

女「そうだな」
女「次は旗艦を決めよう」

女「出来れば味方撃ちの罪悪感に耐えられる奴か……」
女「……何も気にしない奴が良い」


1.混成戦隊旗艦
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨の中から

2.水雷戦隊旗艦
プリンツ、夕張、朝潮、電、五月雨、響の中から
↓各戦隊一人ずつ選んで最初に3票入った艦娘

女「……そうだな、赤城と夕張にしよう」

春雨「赤城さん、頼りになりますもんね」

女「……夕張はある意味こういう任務には打って付けだ」
女「決まりだな」

春雨「作戦名はなんですか?」

女「ない。ついでに名誉もない」


任務:豪州打通作戦インドネシア方面逃亡防止措置
内容:味方艦隊の逃亡阻止及び逃亡者の処分

混成戦隊
赤城(旗艦)、金剛、ビスマルク、衣笠、秋月、春雨

水雷戦隊
プリンツ、夕張(旗艦)、朝潮、電、五月雨、響

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女(で、あのメンバーに何と言うかはまだ決まってないわけだ)
女(大方赤城や夕張、響辺りは何も言わんだろう)

女(……ビスマルクか、衣笠辺りには殴られても文句言えねぇなぁ)
女(今思えば電入れたのは失敗だったかもしれんし、摩耶と利根を外したのもまずかったかもしれん)

女(基地防衛に当たってもらう……とは体の良い言い訳か)
女(ああ、クソッ……クソッタレ戦争め)


隣に座った艦娘
電、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い

プリンツ「提督、お隣いいですかー?」

女「あぁ」

プリンツ「じゃ、座りまーす」ストン


プリンツの話題
↓2

女「昨夜から夕張と相部屋だったか」

プリンツ「はい。とっても美味しかったです」

女「おいし……手が早いな、お前」

プリンツ「善は急げ、って日本の諺にもあるじゃないですか」
プリンツ「夜中ぶっ通しでいただいても飽きることのない反応でした」

女「夕張もお前相手じゃ型なしか」

プリンツ「あ、私も結構イきました」
プリンツ「もうお互いに相性ばっちりで!」

女「……そうかい」

プリンツ「イライラモヤモヤの解消にもいいですよ、レズセックス!」

女「あたしはいいよ……」

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「ブリーフィングの資料は概ねこんなところか」
女「茶にしよう」

春雨「あ、淹れてきますね」

コンコンコン

女「ん、誰だ?」


入ってきた艦娘
電、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2

金剛

>>322金剛

用件
(コンマの数値が63の前後5以内で春雨と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「金剛デース!」

女「入りな」

金剛「失礼しマース!」ガチャ
金剛「ヘーイ、テートクゥ、ティータイムですヨー!」

女「知ってる。今日は麦茶しかねぇぞ」

金剛「Oh、とっても残念デース」ストン

女「でも寛いでくんだな」

金剛「イエス!」

春雨「えっと……」

女「気が利くな、何も言ってないのに三杯とは」

春雨「あ、ありがとうございます、はい」

金剛「ふんふん、偶には麦茶もいいですネー」

女「お前、いっつも紅茶ばっかだもんなぁ」
女「お前の紅茶好きは親の影響か?」

金剛「No、ただ血が騒ぐのデース」

女「物騒なこと言うんじゃねぇ」

春雨「えっと……あの、金剛さんはどうして海軍に入ったんですか?」
春雨「ご家族のお話や、各地を転戦されたお話はよく聞きますけど……」

金剛「Um……とても単純デスヨ。Super simple」
金剛「私の家の近所には小学校がありマシタ」

金剛「戦争が始まっても、私の住んでる地域は何もなかったけど」
金剛「ある日その小学校に墜落機が突っ込みマシタ。子供もいっぱい死にマシタ。それで入隊決めたネ」

女「よく親が許してくれたな」

金剛「勿論反対はされましたヨ」
金剛「But、最終的に決めるのは私自身デース。意思をはっきり伝えたら、認めてくれマシタ」

女「成程」
女「各地を転戦ってのは?」

金剛「イエス! 私の戦歴はVery glorious! ……And dirty」
金剛「大湊、舞鶴、佐世保、ショートランド、トラック……今はここパラオですネ」

金剛「大湊と舞鶴は演習ばっかりでしたが、佐世保に行ってからは作戦に参加するようになりマシタ」
金剛「ショートランドに居た時はとても忙しかったデース」

金剛「……あそこではダーティな仕事もいっぱいやりマシタ」
金剛「陸上でも色々したネ。あの子達には殺されても言い返せまセン」

女「あの子達?」

金剛「……ショートランドで、提督の命令で捕まった逃走者の処刑をしマシタ」
金剛「次から次へと送られてくる補充はルーキーばかりで、戦艦の護衛に就くと、すぐに沈むか、逃げようとするネ」

金剛「逃亡者が出て捕まると、旗艦の私達は責任を取るために、処刑を命じられマシタ……」
金剛「……とても、つらい思い出ネ」

女「……」

金剛「But、トラックは楽しかったヨ。みんな良い人デシタ」
金剛「ここも最初は良かったデース」

金剛「……その次は、Fuckin」
金剛「今はとっても楽しいデース!」

女「……そうかい」

春雨「……」

金剛「……?」

女「夕方のブリーフィングには遅れるなよ」

金剛「オフコース!」

1730:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 作戦会議室

女「時間だ」
女「全員揃ったな。ブリーフィングを始めるぞ」

http://www.youtube.com/watch?v=Y6__YBUTxkI

女「今回、あたしらには本土から伝言はない」
女「先に言っておく。この任務には名誉も、栄光も、勲章もない。汚れ仕事だ」

女「なんかあっても、お前らに責任はねぇ」
女「一切合切、あたしのせいにしろ。作戦を通達する」

春雨「……」ペラッ

女「4日後、この泊地南方で大規模作戦が開始される」
女「知っての通り、開戦以来オーストラリアは孤立しっ放しだ。アメリカも手を出せなかった」

女「ソロモン諸島を封鎖する深海棲艦は強力で、数も多い」
女「日本はその島々を一つ一つじっくりと攻略してきたが、珊瑚海での敗北以来3カ月、手を拱いていた」

女「今回、本土の主力部隊の一部が動員され、ニューギニアを挟んで二方面で豪州打通作戦が展開される」
女「一つはソロモン方面作戦。ブインとラバウル、そして本土の空母機動部隊がソロモン海をブチ抜き、珊瑚海に突入する」

春雨「……」ペラッ

女「もう一つはインドネシア方面。セラム海とバンダ海を本土の戦艦部隊が突破する」
女「問題はこの二つの海はソロモン海と違ってまだ敵の主力が跋扈していることだ。これまで小競り合いがなかったからな」

女「本土の連中もこれは百も承知だ。だから今回、ある作戦に出た」
女「主力の戦艦群には軽巡と駆逐がついて回る。敵の攻撃から戦艦を庇うためにな」

女「……ここで戦艦の盾に使われるのは練度の低い新人だ。当然、逃亡などが予想される」
女「ここでうちの仕事だ。お前らはこの主力部隊の後方に待機し、逃亡を阻止する」

女「具体的には逃亡してきた艦への警告、威嚇発砲など」
女「対処に困ったらすぐに連絡しろ。全ての行動にはあたしが責任を持つ」

女「また、本土は敵の襲撃の心配はほぼないと見ている。昼間は空軍が飛び回るし、周りの海域は護衛艦が封鎖してる」
女「だからといって安心は出来ん。深海棲艦にも警戒しろ。特に潜水艦な」

女「赤城は艦隊防空と偵察に徹しろ。爆装した機は待機させておけ」
女「混成戦隊の対潜は春雨にかかってる。最新装備を持たせるから、空は秋月と赤城に任せて、潜水艦の音を聴き逃すな」

女「プリンツには電探の他に夜偵を貸し出す。壊すんじゃねぇぞ」
女「電も電探を持って行け。お前の仕事は索敵だ。怪しい奴は絶対に見逃すな」

女「響には最新の対潜装備を貸す。絶対に壊すな。沈むな。無茶をするな」
女「兎に角近づくものは早く発見し、それがなんであろうと取り敢えず通報しろ」

女「以上だ。何か質問はあるか?」


質問者と質問内容
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、秋月、朝潮、電、春雨、五月雨、響の中から
質問が無い場合はその趣旨の文言
↓4くらいまで

赤城「……はい」スッ

女「赤城」

赤城「監視の為に、最初から艦爆と爆戦を使用しても?」
赤城「……“うっかり”敵に落とすかもしれませんが」

女「……さっきも言った通り、爆装した機は待機させておけ。飛ばすこと自体は許可する」
女「ただ、味方の上を通過することになるだろうから、飛ばす時はあっちの許可をとれ。撃ち落とされても文句は言えん」

赤城「……分かりました」

女(こいつも相当頭に来てるな……)

響「……いや、ほどほどなら良いんじゃないかな。私達ではない誰かが撃ったんならそれは名誉だろう」
響「戦績や諸々の帳尻合わせは我らが優秀な司令官がやってくれると信じてるよ」

女「いや、おい」

ビスマルク「ところで、“後方で待機”ってどのくらいの距離での待機なの?」

女「……27カイリ前後の予定だが」

ビスマルク「後ろ過ぎないかしら? あんまり後方すぎると威圧にならないし、退屈よね」
ビスマルク「ドイツ人の私が言うんだから間違いないわ」

女「それは歴史的自虐か?」

ビスマルク「どうかしらね」
ビスマルク「それで、もう少し対象に近づいたらどうかしら。それこそ、戦艦の砲撃が“うっかり”敵に当たるくらいに」

衣笠「もし味方への威嚇が敵に当たっちゃう、なんてことになったら衣笠さん達の練度もまだまだってことだねー」

女「お前ら好き勝手言いやがるな……」
女「待機する位置は味方主力の15カイリ以上後方、ただし15カイリ以上離れていれば自由だ。これでいいか」

ビスマルク「えぇ、十分ね」

夕張「あの……戦わないに越したことはないんじゃないの?」

「「……」」ジトッ

夕張「えっ、私またなんかまずいことを……?」

女「……一発だけなら誤射かもな。ブリーフィングを終了する」
女「作戦名はない。それと、あまりこの作戦のことは口外するな」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

金剛「いっそ私達が敵を攻撃してしまえばいいのデース」

衣笠「誤射よ、誤射」

赤城「誤爆ですね」

女「お前らとうとう伏せなくなったな」


隣に座った艦娘
秋月、朝潮、電、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

秋月「司令、お隣いいですか?」

女「あぁ」

秋月「では……」ストン


秋月の話題
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1

秋月「……そういえば」

女「あん?」

秋月「さっき、工廠の裏手にヨモギが群生しているのを発見しました!」

女「ヨモギ?」

秋月「はい! まるで宝です!」

女「ヨモギを宝ってお前……」

秋月「茹でればおひたしから天ぷらまで、色んな方法で食べられます!」

女「……そういえばお前は軍隊入る前はよく野草を食ってたんだったな」
女「でもここパラオだぜ? 延々夏みてぇなもんだが、食って大丈夫なのか」

秋月「天ぷらにすれば何でもいけます」

女「お前はな」

2120:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

カラカラカラ

女「ん? そういえば服が……」


入っていた艦娘
秋月、春雨、陽炎、衣笠、夕張、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2

陽炎

>>362陽炎

何をしていたか
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

陽炎「……あ、提督」

女「よお」
女「何してんだ?」

陽炎「……」
陽炎「誤射とか、誤爆とか、何の話?」

女「こっちの話だ」

陽炎「……意味分かんない」
陽炎「任務があるっていうのは聞いたけど、誤爆するための作戦なの?」

女「……ある意味な」

陽炎「……」
陽炎「余計分かんなくなっちゃったわ」

女「その方が良い」

2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「……」
女「……あ……なくなっちまったか」


哨戒班
陽炎、巻雲

巡洋艦級
摩耶、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

哨戒班
阿武隈、陽炎、巻雲

空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は翔鶴、摩耶の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

女「煙草……煙草……と」
女「完全にねぇな、畜生」ゴロン


【59日目:水曜日】終了

取り敢えずここまで

言いたいことの山ほどもあろうが、私は楽しいです
質問等あればどうぞ

今思えばこんな胸が苦しくなる作戦を初期の初期で突っぱねた一代目女提督は
大分剛胆だったのかそれとも実は結構えらかったのか

あまり本人達が希望を持って作戦に臨むとそれを潰したくなるのが>>1のサガ
だから昼間に嫁艦滑り込んだことも素直に喜べない

初代一スレ目の>>589の任務ってこれだったの?
まあ難易度チュートリアルだしやるかやらないかの選択肢があったんじゃねえのか?
この鎮守府は確か難易度ノーマルだろ?拒否出来なくてもしゃーない

>>388
あれは拒否権があった
作戦の重要度が違うし、何より今回と違って情報隊の将校が正攻法で来た
今回は殆ど幕僚監部の騙し打ちみたいな形で任務を押し付けられてる
因みに作戦の重要度っていうのは、あの時はただの一軍事作戦に過ぎないけど、今回は国の威信を懸けた戦略的な作戦ってこと

>>389
よく分かってらっしゃる

>>390
時系列的にいうと全然別の作戦です
ブインとパラオじゃ距離も大分ある

秋月の軍隊に入る前の生活が物凄く気になる
お金の為に軍隊に入った春雨なんかよりずっと貧困生活を送ってそう
案外孤児とかだったりして

やはり春雨には戦艦改装を(ry

時系列でいうとやっぱりこっちの方が一代目より後の話なの?

駆逐艦の練度ってどうなってるの?
五月雨>響>朝潮=秋月=巻雲>春雨>陽炎=電
こんな感じ?

全く違うジャンルのスレに翔鶴の誤爆があってこのスレだろうなと思ったらやっぱりこのスレで草生えた

>>393
「福祉国家」という建前上、孤児や高齢者は割と手厚く保護されるのよ
夕張が良い例だけど
戦争中のこの国で本当に貧しいのは春雨や電みたいな片親か、もしくは家族の人数ばかりが多い低所得者層
余談だが逆に戦争で豊かになった人間も居る

>>394
その内分かるんじゃない?

>>395
概ねそんな感じだが、朝潮と秋月は並んでない(艤装の性能もあるが)
五月雨も雷撃が極端に上手いだけで、全体的な実力は響とそれほど変わらない
並べるとこう↓
五月雨=響>秋月>朝潮=巻雲>春雨>陽炎=電

>>396
そういうことか……部屋ん中で一人笑っちまったじゃねーか

今回の作戦って電や利根と相性悪そう
響、巻雲、夕張辺りの感情無い組かある程度大人で割り切れるキャラじゃないとキツイね(無論プリンツは別枠だが)
>>149で朝潮はどうだろうって言及されてるけどそんなに朝潮って脆いのかな?

なにせ敵ですら助けたいって言ってる奴と敵を倒すのが辛い奴だもんな

初任務の電には荷が重そう

長10cm砲ちゃんって居ないの?

>>397
この返答を見ると大家族の長女っぽいな秋月
前作の雷と同じ様な立ち位置かな

提督と春雨秋月の百合ん百合んはもうないの?

これから晩飯を作ります
完成したら食べます
食べたらレポートを書き始めます
そしてきっと「〆切までまだあるからテンション高い時にやろう」と途中で投げて更新しに来ます
つまり今ものすごくテンション低いです

>>402
分からない、というのが本当のところ
脆いかもしれないけど、そうでないかもしれない

>>403
つらかろう、つらかろう
だが、選んだのはみんなであって、私ではないからな!

>>404
秋月型の艤装は特殊な自律ユニットがある
長10cm砲ちゃんはこれに当たるが、そこら辺は本人らの方針による
この秋月は普段は他の艤装と同じように工廠に預けている

>>405
掘り返してみてね

>>406
安価をとりたまえ、話はそれからだ

【60日目:木曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「明日の早朝だからな。身体をしっかり休めとけ」

赤城「はい」

女「……珍しく頭に来てるようだからな。きちんと頭冷やしとけ」


本日の哨戒班
翔鶴、阿武隈、陽炎、巻雲

本日の秘書艦
秋月、朝潮、電、五月雨、響、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「……秋月、お前だ」

秋月「あ、よろしくお願いします」

女「ん」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「……そこの資料とってくれ」

秋月「はい」

女「ん、ありがとう」

コンコンコン

女「んん?」


入ってきた艦娘
朝潮、電、春雨、五月雨、響、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

>>419

用件
(コンマ94以上で秋月と交流)
↓2

「響だよ」

女「入りな」

響「邪魔するね」ガチャ
響「司令官、部屋の事なんだけど……」

女「部屋? ……そういや、もう一週間か」
女「今日元に戻ったんじゃなかったのか」

響「いや、それが聞きたかった。いいんだね」
響「摩耶さんといるのも居心地が良いから、このままでもいいんだけどね」

女「戻れ、戻れ。お前は良くても摩耶はどう思ってるか分かんねぇだろ」

響「うん、分かった。戻るよ」

バタン

女「……あいつはどうにもマイペースに過ぎるな」

秋月「ああいう子です」

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

「哨戒班から入電です」

女「緊急電……じゃなさそうだな。どうしたんだ」

「翔鶴が偵察機を用いてかなりの長距離偵察を行ったようですね」
「敵影なし、味方もなし、不気味なほど静かだと」

女「……大規模作戦も近い。嵐の前の静けさか」


隣に座った艦娘
朝潮、電、春雨、五月雨、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1

摩耶「提督、隣……いいかな?」

女「構わねぇよ」

摩耶「ん、サンキューな」ストン


摩耶の話題
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い

摩耶「さっき響が出てったよ」

女「そうか」

摩耶「でもこれからちょくちょく遊びに来るとか抜かしてやがったぜ、あいつ」

女「良かったじゃねぇか」

摩耶「バッ……! んなわけねぇだろ!」
摩耶「折角出てって清々したのに、また遊びに来られても迷惑だぜっ」フイッ

女(その割に顔は嬉しそうだったがな)

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

秋月「……あ、えと、お茶にしませんか」

女「あ?」チラッ
女「……もうそんな時間か。じゃあ、頼んだぜ」

秋月「はいっ」

女「今日は良いもん持ってきたからな」

秋月「良い物?」

女「昨日お前が言ってたヨモギな」
女「少し採って間宮に持ってったら餅にしてくれた」

秋月「本当ですか!?」
秋月「すぐにお茶淹れますね!」

コンコンコン

女「お?」


入ってきた艦娘
朝潮、電、春雨、五月雨、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

夕張

>>442夕張

用件
(コンマの数値が55の前後5以内で秋月と交流)
↓1と↓3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は↓2、00は100扱い

「……」

女「……?」

サリサリ コン

サリサリ サリサリ サリサリ コン サリサリ

サリサリ コン サリサリ サリサリ

コン サリサリ コン サリサリ サリサリ

女「なんだ……?」ガタ

サリサリ サリサリ コン コン コンコン サリサリサリサリ コン

サリサリ サリサリ コン

コン サリサリ コン サリサリ コン

コン サリサリ サリサリ コン

女「……成程、モールスか」
女「最初のが分からん。プリンツは分かった」

サリサリ サリサリ サリサリ サリサリ

サリサリ コン サリサリ

コン ガタッ

「夕張! 見つけた!」

「きゃあああっ!」

ダダダダダッ

女「……こ、わ、……へ、じゃねぇよな」
女「あー……」


1.放っておこう
2.止めに行こう
3.その他
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

再安価

1.放っておこう
2.止めに行こう
3.その他
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

女「……夕張は、もう不運と踊っちまったとしか……」
女「……餅食おう」

秋月「お茶が入りましたよ」

女「おう」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

翔鶴「大規模作戦は相当の激戦になりそうですよ」

女「どうしてそう言える?」

翔鶴「索敵範囲を大幅に拡げてみましたが、見掛けたのは護衛艦が2隻と航空隊の対潜哨戒機が数機のみです」
翔鶴「それ以外には敵も味方も全く見当たりません」

女「無線は試したか?」

翔鶴「常時オープンですよ。味方からの交信なし、こちらから投げかけた護衛艦が応答してくれたのみでした」

女「……そうかい」


隣に座った艦娘
朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

プリンツ「提督、お隣失礼しまーす」ストン

女「夕張はあっちに居るぜ」

プリンツ「釣れないこと言わないでくださいよー」


プリンツの話題
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2

プリンツ「今度の任務……」

女「ん?」

プリンツ「やっぱり、実際に“処理”しちゃうのは、なるべく駆逐艦なんかより、私や夕張の方が良いですよね?」

女「……プリンツ、お前……」

プリンツ「大丈夫ですよ、別に何とも思ったりしません」
プリンツ「ドイツ人はそんなの慣れっこです」

女「お前も歴史的自虐か」
女「ドイツ連邦軍がどんな風に艦娘を運用してたかは知らねぇが、少なくとも日本はこうしてるわけだ」

女「……気にしてねぇってんならそれでいいが」
女「無理はするな」

2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

女「あー……」バシャアッ
女「……はぁ」

カラカラカラ

女「ん?」


入ってきた艦娘
秋月、春雨、陽炎、五月雨、響、衣笠、利根、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

春雨「あ、司令官……」

女「よお。早めに入ったんじゃなかったのか」

春雨「えへへ……そうしたかったんですけど……」
春雨「あ、背中……」

女「いや、いいよ」

春雨「でも……いえ、そうですね、はい」

女「……」

春雨「……」


春雨の次の行動
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

春雨「あの……」

女「ん?」

春雨「……私が、こんなこと言うのもなんですけど……」
春雨「電ちゃんが、ずっとつらそうにしていました。今日遅くても声をかけてあげてください……」

女「電か……」

春雨「一人だけ、顔面蒼白のレベルが違っていました。あの子は……これが初めての任務だから」

女「そうか……そうだったな、考慮すべきだった」
女「取り敢えず分かった。風呂上がったら行ってみる」

春雨「お願いします……」

2220:消灯前
――パラオ泊地、部隊施設 宿舎 朝潮・電の部屋

コンコンコン

朝潮「はい」

「あたしだ。ちょっといいか?」

朝潮「どうぞ」

女「ん、入るぞ」ガチャ
女「電は?」

朝潮「上のベッドです。もう寝ていると思いますが……」

女「……カーテンを閉め切ってるな。電?」

「……」

女「……開けるぞ」シャッ


電は……
1.寝ていた
2.起きていた
3.その他
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い

電「ひゃっ」

女「……起きてたのか」
女「大丈夫か?」

電「大丈夫、なのです」
電「電も、漸くお役に立てるのです。みんなの足を引っ張らないように、頑張るのです」

女「……そうか」
女「あー……その、なんだ。つらい時はつらいって言うのも大事だぜ」

電「はい……」

女「初任務だ、あんまり気負い過ぎんなよ」
女(……こんなことしか言ってやれねぇのか、あたしは……)

2250:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「泣き腫らしてたな……」
女「……涙は十分流した、か……」


【60日目:木曜日】

木曜日、終了?

ふう

夕雲型はなんかみんなエロいよね
特に巻雲がエロい
あ、ちょっと待ってください憲兵さんこれは違うんです確かに俺でしたすいません

書きたいこと等あればどうぞ

>>487
ごめん
終了の文字入れ忘れてたね

巻雲はだぼついた服が小柄さを強調していて犯罪性を加速させていると思う

夕雲姉さんにならちょっと苛めてほしいかも

>>490
あの服の中はかなり小柄に違いないよね
夕雲姉さんと同じサイズを無理して着てるとかだったら可愛いよね

>>491
ドゴォ

鋼鉄ノ鳥 という曲を聞いていた
涙が出てきた

≪憲兵が華麗なクラウチングスタートで逃げたぞ! 追え!≫

【61日目:金曜日】
0400:起床前
――パラオ泊地、部隊施設 埠頭

女「この作戦に名誉はない。くれぐれも発砲には気をつけろ」
女「分かってると思うがあたしは長々とした訓示が嫌いだ。聞くのも嫌いだし、言うのも嫌いだ」

女「だから一言で済ます」
女「帰ってこい。それだけだ」

赤城「……敬礼!」

ザッ

女「直れ」
女「行け。パラオ無名艦隊、出撃だ」


本日の哨戒班
なし

作戦行動中
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、秋月、朝潮、電、春雨、五月雨、響

本日の秘書艦
陽炎、巻雲、摩耶、利根、阿武隈、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1

女「今日の秘書艦はだな……」ゴソゴソ
女「これだ」

利根「む、吾輩か」

女「問題か?」

利根「いいや、任せておけ」

女「ならいいんだ」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「ヒトキュウマルマル合流予定、だとよ」

利根「予定通りいくといいな」

女「……そうだな」

利根「……すまん」

女「いいさ……内容が内容だからな」

コンコンコン

女「ん?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、阿武隈、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

阿武隈

>>510阿武隈

用件
(コンマの数値が63の前後5以内で利根と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も低いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「阿武隈ですー」

女「あぁ、入れ」

阿武隈「失礼しますっ」ガチャ
阿武隈「てーとくに、摩耶さんから」

女「……封筒か」スコン
女「お、セッタ」

阿武隈「お礼、言ってあげてくださいね」

女「言われなくても。しかし、なんで直接渡しに来ないんだ?」

阿武隈「摩耶さんは今シャワー浴びてます」
阿武隈「あたしは今朝預けられたのを、今の今まで忘れてて……」

利根「摩耶に報告だな」ケラケラ

阿武隈「や、やめてくださいよ!?」

女「さぁねぇ」ケラケラ

阿武隈「もーっ!」

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「さて……」

利根「がらんとするな」

女「あぁ」


隣に座った艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

翔鶴「……」ストン

女「……おう、さらっとあたしの隣に座ったな」

翔鶴「いけませんか?」

女「いいや」


翔鶴の話題
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

翔鶴「……こ、これだけ少ないなら、バラバラじゃなくてみんなで寄って食べましょう!?」

女「ブッ」
女「おまっ……今阿武隈みてぇな声だったぞ」ケラケラ

翔鶴「う、うう、裏返っただけでしゅっ」

女「なんでお前そんなテンパってんだ」

翔鶴「テンパってませんっ」

女「序でに摩耶とか利根とかもう食い終わって出てったしな」

翔鶴「ひぇ!?」

女「あ、今の最高に阿武隈」

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

利根「翔鶴の奴は阿武隈の物真似が上手いらしい」

女「阿武隈は翔鶴の物真似が出来るのか?」

利根「いや。あいつは落ち着いた声が出ん」

コンコンコン

女「おっと、お客さんだ」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶の中から
↓2

陽炎

>>531陽炎

用件
(コンマの数値が32の前後5以内で利根と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「陽炎よ」

女「おう」

陽炎「失礼します」ガチャ
陽炎「司令、また私を任務から外したのね」

女「ん、まぁな……」

陽炎「次の任務は入れてよね」
陽炎「……そのためにも、巻雲と訓練したいんだけど、いい?」

女「知らん。そんなもんは阿武隈の許可をもらえ」

陽炎「えー」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

「先程味方主力部隊の後方についたと、連絡が」

女「そうか。概ね予定通りだな」
女(作戦自体が、“最初の予定”の通りいくといいが……)


隣に座った艦娘
巻雲、摩耶の中から
↓2

巻雲「司令官様ぁー、お隣いーですか?」

女「あぁ」

巻雲「ありがとうございますっ」ストン


巻雲の話題
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

巻雲「司令官様、後でお部屋に行っても、良いですか?」

女「……風呂の前か後、だな」

巻雲「じゃ、お風呂入ったらすぐ行きますっ」

女「あぁ」

2100:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

女「何の用事だろうな……」

カラカラカラ

女「ん?」


入ってきた艦娘
陽炎、摩耶、阿武隈、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

摩耶「お、提督」

女「よお」
女「煙草サンキューな」

摩耶「いいって。お互い様だろ?」

女「そうだっけ?」

摩耶「火が欲しい時に火種がねぇのは困るってこと」

女「……ああ、成程な」


摩耶の話題
↓2

摩耶「昼飯の時、翔鶴さんの声が外まで聞こえてたぜ」

女「ああ、あの阿武隈声な」

摩耶「……翔鶴さんもあの人なりに考えて、まとめようとしてんだよ」
摩耶「赤城さんみたいにな」

女「成程……」

摩耶「……あたしは、好感が持てるぜ、ああいうの」

女「まぁな」

摩耶「……普段、あたしらをまとめてんのは赤城さんか、ビスマルクさんか、金剛さんだ」
摩耶「殊に赤城さんは全部知ってる。泊地の事は、全部な」

摩耶「赤城さん曰く、それが正規空母艦娘の役目なんだってよ」
摩耶「……多分、翔鶴さんも聞いたんじゃねぇかな」

女「……先任伍長、か」

摩耶「なんだそれ?」

女「護衛艦や地方隊ではそう呼ぶんだよ、そういう兵卒のまとめ役みたいなのを」
女「多分、お前ら艦娘にはそういう制度がないんじゃねぇかな」

摩耶「ねぇなぁ」

女「赤城がその制度を知っていたかどうかは分からんが」
女「そういう役割を果たそうとしているのは分かる」

女「あたしが来た頃の翔鶴は、あいつにとってはガキみてぇなもんだったのかもな」
女「その翔鶴が今になって“赤城”に一歩近づいたわけだ」

2140:執務時間外
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「……」ペラ

コンコンコン

女「ん? ……ああ、そういや巻雲」
女「入りな」

巻雲「お邪魔しまーす」ガチャ

女「何の用事だ?」


巻雲が部屋に来た理由
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

巻雲「陽炎ちゃんについて、です」

女「ん? そういやお前と訓練がしたいって言ってたな」
女「お前は嫌か?」

巻雲「いいえ、別に」
巻雲「……陽炎ちゃんは印象が悪いので」

女「ああ……まぁ、仲良くしてやれよ」

巻雲「むぅ」

女「用事は終わりか?」

巻雲「はいっ」

女「そうか」

巻雲「あれっ、それはなんですか?」

女「これ? 見ての通りビールだが」

巻雲「ほー」ジーッ

女「……飲まさんぞ」

意外と仲悪いのか陽炎と巻雲って

2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「漸く落ち着いて飲める……」
女「まったく……」


【61日目:金曜日】終了

取り敢えずここまで

質問等お答えしまっせ

>>563
良くはない
秋月や朝潮と漸く打ち解け始めた陽炎と、周りに人を寄せつけようとしない巻雲

【62日目:土曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「作戦開始は明日らしいな」

利根「心配か?」

女「……まぁな」


本日の哨戒班
なし

作戦行動中
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、秋月、朝潮、電、春雨、五月雨、響

本日の秘書艦
陽炎、巻雲、摩耶、阿武隈、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

女「まったく、このがらんどうっぷりは寂しさすらあるな」ゴソゴソ
女「今日は……翔鶴か」

翔鶴「はい」

女「空回らんようにな」

翔鶴「大丈夫です」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

翔鶴「どうぞ、お茶です」コトン

女「おう、ありがとな」

コンコンコン

翔鶴「あら……?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根、阿武隈の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

巻雲

>>579巻雲

用件
(コンマ04以下で翔鶴と交流)
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

「巻雲ですっ」

女「あぁ、入りな」

巻雲「失礼しますっ」ガチャ
巻雲「司令官様! 利根さんと将棋をしてみたいです!」

女「……んん?」

翔鶴「?」

女「いや、なんでここに来たんだ? 勝手にやりゃいいじゃねぇか」

巻雲「……あっ!」
巻雲「ふぇぇ、今日の秘書艦は翔鶴さんでしたぁーっ!」

バタン

女「……要するに、勘違いか?」

翔鶴「……どうでしょう?」

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

「司令、少し良いですか」

女「なんだ」

「前線の主力部隊から入電です」
「味方艦載機が主力部隊上空を通過、敵機と誤認して戦闘態勢に入ったと」

女「……赤城か?」

「はい。どうやらそのようです」

女「……艦載機飛ばす時は注意しろって言っとけ」

「はい」

翔鶴(赤城さん……!)


隣に座った艦娘
陽炎、摩耶、利根、阿武隈の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2

利根「隣、いいか?」

女「ん」

利根「では、座るぞ」ストン


利根の話題
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

女「そういやお前、衣笠とは付き合い長いのか?」

利根「ん? そうだな、吾輩が一年、あいつが半年くらいか」
利根「思えば長いな」

女「いっつも将棋してるよなぁ」

利根「それは何度か言ったが、吾輩もあいつもそれ以外に暇を潰す手段がない」

女「気が合うのかね」

利根「合わん。合わんから面白い」

女「それを気が合ってるっていうんだよ」
女「面白ぇ昔話とかねぇのか?」

利根「そうだな……あいつが来た時の話だが」
利根「吾輩の元々の同室は、吾輩が来てすぐに死んでな」

利根「吾輩は遺品の処分に困っておった。何せ、そいつは孤児の出だったからな」
利根「色んなものを集めるが好きでな、遺品がいっぱいあったのじゃ」

利根「そこにやってきたのが衣笠なのじゃ」
利根「吾輩は一先ず邪魔にならぬよう、吾輩のベッドの下に遺品を移動した」

利根「今度は吾輩の私物がはみ出してな、赤城に怒られた」
利根「困っておったら、衣笠が言ったのじゃ」

女「衣笠さんにお任せ、ってか?」

利根「うむ、その通り」
利根「衣笠は部屋に広げ、手でかき分け始めた。最初吾輩は漁っているのだと思って、怒ったのじゃ」

利根「あいつ、意に介さん様子で一通りかき分けるとそのまま部屋を出てってな」
利根「すぐに箱を二つ調達してくるとかき分けた通りに箱に入れた」

利根「それで、遺品の持ち主の名を聞いてきてな。吾輩は艦娘としての名しか答えられんかったが」
利根「衣笠はその艦娘の名を箱に書くと、また部屋を飛び出してった」

利根「二時間くらい経ってから、今度はメモ用紙を一枚持って戻ってきてな、箱に人の名前を書いたのじゃ」
利根「後で聞くと、その遺品の持ち主の本名を、態々資料室で調べておったらしい」

利根「最後にその箱を吾輩と一つずつ持って行って、海へ流したのじゃ」
利根「……吾輩は何も出来んでな、悔しかったのかもな。吾輩が思いもつかんことをしたからな」

女「……人が困ってる時に、助けたくなるって性質なんだろうな」
女「出来るだけ、誰も傷付けない方法で」

利根「うむ」

女「……」
女(あいつ……今回の作戦で、撃てるのか? 味方を……)

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「……ん……」
女「翔鶴、茶にしよう」

翔鶴「はい」

女「今日は牡丹餅だ」

コンコンコン

女「お?」


入ってきた艦娘
陽炎、摩耶、阿武隈の中から
↓2

阿武隈

>>602阿武隈

用件
(コンマ15以下で翔鶴と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

「阿武隈です」

女「入りな」

阿武隈「失礼します」ガチャ
阿武隈「……あの、深海棲艦の世話の事なんですけど」

女「ああ……今は摩耶と巻雲が世話してるな」
女「夕張と違ってあんまり用心深くないからな、あいつら」

阿武隈「あ、あのっ」

女「ん、悪い。あれがなんだって?」

阿武隈「今なら……ある程度、冷静に世話できると思うんです」

女「……」
女「お前、あれ以来営倉に行ったか?」

阿武隈「いいえ……」

女「……今夜、行ってみろ。あたしもついていくから」

阿武隈「……はい」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「あ? 近ぇ?」

「はい。主力部隊から苦情が……」

女「……うちの連中に、もう少し下がれと言っておけ」
女「あと、頭冷やせってな」


隣に座った艦娘
陽炎、摩耶の中から
↓2

陽炎「司令、お隣いいかしら?」

女「あぁ」

陽炎「陽炎、お隣座りまーすっ」ストン


陽炎の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2

利根と巻雲の将棋を観戦していた
その際の二人のぼやきや傍から見ていた感想

>>613

>>613>>615が同一人物であるか否かで対応も変わってくるが面倒臭いので再安価

陽炎の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

陽炎「利根さんと巻雲の将棋を観戦したわ」

女「聞くのも野暮だが、どっちが勝った?」

陽炎「利根さん。3戦3勝」
陽炎「一試合目を除いて、本当に早かったわ」

女「巻雲は初心者か」

陽炎「さあ? 私も初心者だもの」
陽炎「二人ともずっとぼやいてたわ」

女「例えばどんなことを?」

陽炎「ここでこう来るかとか、いや待ってよとか」
陽炎「利根さんも結構独り言多いのね」

女「多分巻雲に気を使ってのことだろう。あたしとやったときは終始黙ってたぜ」

陽炎「ふーん」
陽炎「なんだか、巻雲の指し方って妙なのよね」

女「妙?」

陽炎「駒を取られまい取られまいと、結局悪手に飛び込んじゃうのよ」

女「……前にも、捨て駒の話をした時顔が変わったな」

陽炎「……」
陽炎「……将棋って、人の心持が出るんだって。巻雲は、何を持ってるんでしょうね」

女「……さぁな」

2010:執務時間外
――パラオ泊地、部隊施設 営倉

摩耶「……大丈夫なのか?」

女「本人は大丈夫だっつってるよ」

巻雲「ご飯ですよー」ギィ

レ級「……」ムクリ

阿武隈「……」ゴクッ

巻雲「ここに置きますねー」コトン

レ級「……」ヨタヨタ

巻雲「さっさと歩いてください」ゴッ

レ級「!」ドシャッ

阿武隈「……」

巻雲「いつまで寝てるんですか? 早くしてくださいよ」ガッ

レ級「っ!」
レ級「……!」ググッ

巻雲「私達も暇じゃないんですよ。ご飯をもらえるだけ、感謝してくだしゃい」
巻雲「噛んじゃった」ガッ

レ級「っ……!」ドシャッ

阿武隈「……」

女「……あいつ、まさか」

巻雲「じゃあ、私はお片付けしてきますね」

女「あぁ」

阿武隈「……」

女「……阿武隈」

阿武隈「……提督……」
阿武隈「あたし……あたし、変なんです……!」

阿武隈「あの深海棲艦が殴られても、蹴られても……」
阿武隈「あたしは、何も感じない……! 何とも、思わなくて……っ!」

阿武隈「そんな自分が……そんな自分が、どうかしてると、そんな気がして……!」
阿武隈「あたし、どうしちゃったんですか……?」

摩耶「……提督」

女「……あぁ」
女(夕張……)

女(こいつは、無自覚に壊れた。全くの無自覚に)
女(罪悪感だの良心だのを殺せるようになっちまった)

女(……無意識に、だ)
女(恐らく自己防衛本能のようなものなんだろうが……)

女(……その防衛本能自体が、こいつを苦しめてる)

2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

女「どうも俺は♪ 長く、生きていけないような、気がするから、だから君にやるよ♪」

カラカラカラ

女「ん?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、阿武隈、翔鶴の中から
↓2

翔鶴

>>632翔鶴

もう一人
陽炎、巻雲、摩耶、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2

(ボクの歌を全て君にやるとはまた古い)
摩耶

翔鶴「あら……提督」

摩耶「よっ、提督」

女「お前らか」

摩耶「また古いもん歌ってたなぁ」

女「なんでお前は知ってんだよ」

翔鶴「?」クビカシゲ

女「しかし珍しい組み合わせだな」

摩耶「ん、まぁ、そうだな」

翔鶴「防空訓練ではいつも一緒するんですけどね」

摩耶「そっすね。出来れば、赤城さんと一緒したいことも」
摩耶「……すいません、失言でした」

翔鶴「いいんですよ。私もまだまだですからね」

摩耶「あ、背中流します」

翔鶴「あら……では、私は提督の背中を」

女「案外と打ち解けてんだな、お前ら」

2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「……」フゥー
女「……あちっ……灰が」


【62日目:土曜日】終了

取り敢えずここまで

レポート完成した……見直しだぁ……


質問等あればどうぞ

とりあえずレポートオメ。推敲こそカギ
摩耶が歌を知ってたのは>>635でタイトル書いたから?

乙です
夕張はこれから先、真人間とまでは言わずとも
もう少し人間らしい感性が芽生えたりするんです?
安価次第かな

>>643
うむ、よーく推したり敲いたりするぞ
歌について特に理由はないです
>>635で言われたからとも、摩耶も偶々知ってたとも
こういうネタは気が向いたら拾ってく

>>644
安価次第で逆も然り
阿武隈みたいのが増える可能性も

>>1は気まぐれ。そういえば知っていた
阿武隈はプリンツに食われたり夕張に壊されたりすごい弄られ役ですね(白目)

>>648
阿武隈だからな!

【63日目:日曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「……ん、分かった」

「では……」

女「そのまま待機だ」

「了解、そう伝えます」

摩耶「……作戦開始か」

女「あぁ」


本日の哨戒班
なし

作戦行動中
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、秋月、朝潮、電、春雨、五月雨、響

本日の秘書艦
陽炎、巻雲、摩耶、利根、阿武隈の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1

女「今日はっと……」ゴソゴソ
女「阿武隈だ」

阿武隈「が、頑張りますっ!」

女「おう」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

「以上が報告になります」

女「……予定より早いな」

「そう……ですね。理由は不明ですが」

女「いい。知っても良いことぁなさそうだ」

「では、失礼します」

バタン

女「……」

阿武隈「……大規模作戦の事?」

女「あぁ。作戦開始が予定より一時間早い」

コンコンコン

女「ん?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

翔鶴

>>660翔鶴

用件
(コンマ16以下で阿武隈と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価

「翔鶴です」

女「あぁ、入りな」

翔鶴「失礼します」ガチャ
翔鶴「お恥ずかしながら、艦載機を落としてしまいまして……」

女「アルミの使用記録はそっちの棚だ。持ち逃げすんなよ」

翔鶴「ありがとうございます」
翔鶴「……あ、それと」

女「まだなんかあんのか」

翔鶴「阿武隈さん……なんだか、私を避けてらっしゃいませんか?」

阿武隈「ひぇっ!? そ、そそ、そんなことないですっ」

翔鶴「……そうですか?」

女「あー……まぁ、そんな感じは少しあるな」
女「単純に馬が合わない、ってわけでもなさそうだが」

阿武隈「……」シュン

女「……小さくなんな」

阿武隈「に、苦手だったんですよ……」
阿武隈「その……翔鶴さん、怖かったですし」

翔鶴「へっ?」キョトン

女「あー……成程」
女「こいつのピリピリした雰囲気が苦手だったわけだ」

阿武隈「はい……」

翔鶴「……なんだか、すいません」

女「声似てんのにな」

「「それとこれとは関係ないですっ」」

女「はもった、はもった」ケラケラ

翔鶴「もうっ」
阿武隈「もーっ」

……そうだね、和の高いレスじゃなかったね
もうこの際気にせんでくれ……

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

「司令、主力戦艦部隊から入電です」

女「また近ぇって?」

「いいえ、パラオ艦隊については言及ありません」
「主力戦艦部隊はセラム海に突入、敵艦隊と交戦し、これを撃滅」

「こちらの被害は駆逐艦2戦没、軽巡1大破、駆逐艦1中破」
「作戦を続行するとのことです」

女「……そうか。うちの連中にもついていけって言っとけ」

「了解」


隣に座った艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根の中から
↓2

巻雲「司令官様、お隣失礼していいですか!」

女「あぁ」

巻雲「失礼しますー!」ストン


巻雲の話題
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

ちょっと力をためてきます

巻雲「もう食べられないかもー」

女「口についてるぞ」フキフキ

巻雲「んむっ……」
巻雲「……って、姉さんしか触っちゃ駄目なんですよーっ」

女「悪い、悪い」

巻雲「……なんか、司令官様って偶に姉さんと被ります」

女「あたしが? どんなところがだよ」

巻雲「良い部分がですよ?」

女「……生憎、あたしは夕雲を知らんのだが」

1420:
――セラム海、セラム島沖

≪彩雲より赤城、彩雲より赤城!≫

赤城「こちら赤城、どうしましたか」

≪敵艦隊反復! 味方戦艦部隊と交戦を開始!≫
≪味方駆逐艦1が部隊から落伍しつつあり……反転しました! 北上中!≫

赤城「……了解」
赤城「仕事の時間です」

ビスマルク≪……はぁ≫
ビスマルク≪これ以上接近できないのが残念ね≫

赤城「ビスマルクさん、味方主力司令隊に確認を」
赤城「駆逐艦1が反転北上中です」

ビスマルク≪もう? 奇襲を受けて混乱したのかしら≫
ビスマルク≪ちょっと待ってね……≫

ビスマルク≪こちらパラオ艦隊、こちらパラオ艦隊≫
ビスマルク≪臨時司令部、応答求めます≫

≪こちら臨時司令部。どうした≫

ビスマルク≪セラム島東4マイルの海域で作戦中の戦艦部隊から駆逐艦1が反転、単独で北上中≫
ビスマルク≪そちらの命令でしょうか?≫

≪こちらではそんな命令は出していない。よく確認せよ≫

ビスマルク≪ありがとうございました≫
ビスマルク≪……赤城。言いにくいけれど、きっと脱走よ≫

赤城「……そうですか。残念です」
赤城「爆戦隊、発艦始め!」

赤城「こちらはパラオ艦隊。北上中の駆逐艦、応答してください」

≪……≫

赤城「繰り返します。北上中の駆逐艦、応答してください」

≪……ハッ、こちら駆逐艦朝霧! き、救援ですか!?≫
≪助けてください! 私は、もう大破して……!≫

赤城「貴女の行動は重大な命令違反です」
赤城「直ちに反転し、戦闘に復帰してください」

≪なっ……!?≫

赤城「……繰り返します。貴女の行動は命令に違反しています」
赤城「直ちに反転し、戦列に復帰しなさい」

≪じ、冗談じゃないです! 私に死ねというんですか!?≫

赤城「……」
赤城「……反転しない場合、貴女を撃沈せねばなりません」

≪そんな……! 嘘でしょう!? どうして、そんなこと……!?≫

赤城「……反転してください。これは命令です」

≪やめっ……きゃあっ!?≫

バシャーン バシャーン

赤城「……私の艦載機の練度ならば、駆逐艦を1隻撃沈することなど造作もないでしょう」
赤城「直ちに反転しなさい! 次は直撃させますよ!」

≪っ……!≫
≪私はっ……私はただ死にたくないだけなんです!≫

赤城「……残念、です」
赤城「各艦は念のため戦闘用意を」

ビスマルク≪くっ……!≫ビー ビー

金剛≪……≫カーン カーン カーン カーン

秋月≪うぅ……!≫カーン カーン カーン カーン

赤城「爆戦隊! 目標は依然北上中の駆逐艦! 次は当てなさい!」

≪了解!≫


黄中隊(爆戦隊)の水平爆撃
コンマ30以下で直撃多数、55以下で至近多数直撃あり、70以下で至近多数、71以上で命中せず、00は100扱い
直下

ドォン ドボォ ドドォン

≪いやああああああっ!!≫ブツッ

赤城「……」
赤城「……彩雲、戦果報告を」

≪こちら彩雲……目標は炎上中……至近弾の方が多かったようですが≫

赤城「……」

≪……あ、爆発。爆発しました。後部の魚雷発射管か、装填装置のようです≫

赤城「……沈没しましたか?」

≪いえ……まだ浮いています。傾斜中なので、その内沈むと思いますが……≫

赤城「……了解。監視を続けられたし」

秋月≪……≫

春雨≪……≫

金剛≪……≫

ビスマルク≪……≫

衣笠≪……≫

赤城「……こちらパラオ艦隊。主力戦艦部隊の随伴と見られる駆逐艦朝霧の脱走を確認」
赤城「警告に従わなかったため、爆撃によって……処分しました」

≪こちら臨時司令部。よくやった。引き続き任務に専念せよ≫

赤城「了解……」
赤城「……ごめんなさい」

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

「報告は以上です」

女「あぁ、ご苦労」

「では、失礼します」

バタン

女「……」

翔鶴「……」

女「……あたしのせいさ」

翔鶴「……」

女「茶を淹れろ」

翔鶴「……はい」

コンコンコン

女「……誰だ」


入ってきた艦娘
陽炎、摩耶、利根の中から
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

摩耶

脳内補完で……

>>688摩耶

用件
(コンマの数値が55の前後3以内で阿武隈と交流)
↓2

「摩耶だぜ」

女「あぁ、入りな」

摩耶「訓練が終わったから、報告書だ」ガチャ
摩耶「課業はこれで終わりか?」

女「……ん、そうだな。終わりだ」

摩耶「そっか」
摩耶「……実は作戦の内容さ、聞いてんだよ」

女「……誰から」

摩耶「……赤城さん」

女「あいつが……意外だな」

摩耶「あの人、なんだかんだいって優しいからさ」
摩耶「……心配だぜ」

摩耶「あのさ……」
摩耶「提督も、なんだか沈んでんな。やっぱり……」

女「皆まで言うなよ」

摩耶「……そうだな」
摩耶「あたしなりに心配してんだ」

摩耶「赤城さんやビスマルクさんみたいにはいかねーかもしんねぇけど」
摩耶「偶には、相談とかも……してくれて大丈夫だからさ」

摩耶「じゃなっ」

バタン

女「……部下にそんなこと出来るか、ダアホ」

阿武隈「……」コトン

1610:
――セラム海、セラム島沖

ビスマルク≪……レーダーにて異状確認。主力部隊後方、駆逐艦と思しき艦3。落伍かしら≫
ビスマルク≪赤城、偵察機で確認できない?≫

赤城「確認してみます」
赤城「彩雲、応答してください」

≪こちら彩雲。現在味方主力部隊の右方1カイリを高度1,200で飛行中です。どうしましたか≫

赤城「主力部隊から駆逐艦か何かが3隻、落伍したりしていませんか?」

≪観察中……居ます、確かに。駆逐艦3が艦隊から低速で離脱中。1隻が黒煙を噴き上げています≫

赤城「ありがとう」
赤城「臨時司令部、応答願います」

≪こちら臨時司令部、どうぞ≫

赤城「前方の主力艦隊から駆逐艦3が離脱中。どうしましたか」

≪こちらでは落伍者の連絡は受けていない。本当に見ておられるのか?≫

赤城「……ありがとうございました」

≪……こちら彩雲! 落伍していた駆逐艦が反転し始めました!≫

ビスマルク≪……こっちのレーダーも同じような動きを捉えてるわね≫

赤城「……はぁ」

≪味方主力部隊、重巡が発砲中……失礼、着弾観測を行います≫

ビスマルク≪……1隻沈んだわ。殆ど一撃の下にやられたようね≫

≪味方射程外に出ました……北上中、そちらに向かっています≫

赤城「……味方を相手に、戦闘用意ね」
赤城「各艦、対艦戦闘用意!」

金剛≪Rog.≫カーン カーン カーン カーン

赤城「こちらパラオ艦隊。接近中の艦、応答せよ」

≪……!≫

赤城「……こちらパラオ艦隊、接近中の艦は直ちに応答してください」

≪……こちら、こちら駆逐艦吹雪です≫
≪あの……≫

赤城「貴女方は重大な命令違反を犯しています」
赤城「……直ちに戦列に復帰してください」

≪み、見逃してください……! わ、私は復帰します! なので、せめて……≫
≪せめて磯波ちゃんだけでも!≫

赤城「……!」

≪こ、この子は中破して……魚雷も弾薬も全部捨ててるんです! もう戦えません!≫
≪で、ですから、せめて艤装の修理と補給を……!≫

赤城「……っ」

ビスマルク≪……赤城?≫


赤城の判断
1.督戦隊としての任務を全うする
2.一時的に身を隠すように言う
3.その他
↓最初に3票

赤城「……ビスマルクさん。今、レーダーに何か映っていますか?」

ビスマルク≪そりゃ、さっきから駆逐艦が2……≫
ビスマルク≪……貴女、まさか≫

赤城「彩雲は何も見ていません」
赤城「私達も、私達以外の誰とも交信していません。分かりますね?」

金剛≪イエス、うっかり誤認して戦闘用意してしまいマシター≫

赤城「そうですね……そういえば、セラム島の北……」
赤城「あの小さな島はもう索敵範囲から外しても大丈夫でしょうかね」

秋月≪……そうですね。北部に小さな町が一つあるだけで、南はビーチとジャングルばかりですからね≫
秋月≪あの近辺の浅瀬なら、もう何もないでしょう。最も、駆逐艦の1隻や2隻いても分かりませんか≫

衣笠≪あそこって日本円が使えるのかしら≫

春雨≪さぁ……?≫
春雨≪何か珍しいものでも持っていれば、交換してくれるかもしれませんよ≫

赤城「さて、司令部に連絡を入れましょう。脱走した艦娘は……」
赤城「見失いました、と」

≪……! あ、ありがとうございます!≫

赤城「……さぁ、逃げ出した駆逐艦を探しに行きましょうか」
赤城「どうやら、こっちには来ないみたいですし」

ビスマルク≪……貴女ね≫

赤城「……ビスマルクさん。これは秘匿事項です」
赤城「私達だけの。水雷戦隊にも、提督にも言えない」

ビスマルク≪……分かってるわ≫

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

「先程交代の連絡が」

女「逃亡は夜の方が可能性が高かったんだっけか」
女「あいつら、昼寝てた分今夜眠れなくなるぞ」


隣に座った艦娘
陽炎、利根の中から
↓2

陽炎「司令、隣座っていい?」

女「勝手にしな」

陽炎「じゃ、座るわね」ストン


陽炎の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2

陽炎「哨戒出てて思ったんだけどさ」

女「あん?」

陽炎「電ってなんだかんだ私より砲撃が上手いのよね」

女「ああ……あれな、測距儀で間違ったまんま撃ったら当たったらしいぞ」

陽炎「なっ……! わ、私砲撃の成績負けたんだけど!?」

女「よく狙えってこった」
女「朝潮はどうだ? ケツ蹴られたんだろ?」

陽炎「うん。私頭に来ちゃって、殴り合って一緒にお風呂入って仲直りしたわ」

女「少年漫画か」

陽炎「今思えば、そうね……」

女「あと、お前翔鶴とも割と仲良かったよな」

陽炎「翔鶴さんは……ここに来た時から、私の目標なの」

女「お前は空母にはなれねぇぞ」

陽炎「分かってるわよ」
陽炎「人間としての目標よ」

女「はあ」

陽炎「温厚で、物静か」
陽炎「でも、心の奥底には誰よりも熱い心を秘めているのよ、きっと」

陽炎「ああいう女性になりたいものね」
陽炎「ちょっと薄幸な感じもするけどね、翔鶴さん美人だから」

女(そういう人物像はどっちかっていうと赤城なんだよなぁ)

2140:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

女「偶には一人ってのも……」

カラカラカラ

女「ですよねー」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、阿武隈、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い

翔鶴

>>737翔鶴

もう一人
陽炎、巻雲、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2

女「……仲直りは出来たか?」

阿武隈「最初から喧嘩なんてしてないですー」

翔鶴「そうですね」

女「そうかい」
女「阿武隈、なんか歌えよ」

阿武隈「えぇっ!?」

翔鶴「突然の無茶ぶり、というあれですね」
翔鶴「では、私からもお願いします」

阿武隈「え、え、えっと、えっと……」
阿武隈「は、はーるかーそらひびいてる、いのーりはー、きーせきにー……」

女「……初めて聞くな」

阿武隈「♪、~♪」
阿武隈「まよなかの蒼に溶けて、流れてく涙の粒♪」

阿武隈「迷いなく、包み込む、温もりに出逢った♪」
阿武隈「真っ白な雪のように、どこまでも素直な言葉♪」

翔鶴「鉄の羽根まとった♪ 僕を動かしてく♪」

阿武隈「し、知ってたんですね……」

翔鶴「友人がよく歌っていたので」クスクス

女「知らないのはあたしだけかい」

阿武隈「てーとくなら知らないと思って選んだんです……」
阿武隈「翔鶴さんが知ってたのは意外でした……」

翔鶴「あら。続き歌いましょう?」
翔鶴「傷付く度に♪ 優しくなれる♪」

阿武隈「えと、君のその笑顔だけ、守り抜きたい、願いはひとつ♪」

2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「私今日ね、古い映画を見たの♪ 小さな恋のメロディよ♪」
女「ねぇ、二人はさ、トロッコに乗って逃げてくの♪」

さぁ、第二幕よ!

その前にキャベツ買ってきます

2350:
――セラム海、セラム島沖

夕張「……んー」

プリンツ≪……どうしたの?≫

夕張「電探にね、駆逐艦っぽいのが2つ」

響≪脱走艦かな……?≫

プリンツ≪こんな時のための夜偵だよね≫

プリンツ≪……あ、これっぽい。島から出たとこみたい≫
プリンツ≪交代の時にすり抜けられたのかな? 特型駆逐艦が2隻≫

夕張「大分近いけど……あの島の陰?」
夕張「先回りして、ちゃちゃっと正体明かしちゃおっか」

五月雨≪……無線で警告するのが先じゃないんですか≫

夕張「えー? 面倒じゃん」
夕張「作戦図見る限りこんなとこ航行してんの私達だけだよ?」

五月雨≪案外、予定外に行動している味方艦がいるかも……≫

夕張「それが脱走艦でしょ」
夕張「それにここじゃ遊ぶにも少し後ろすぎるかな」

五月雨≪でも……!≫

夕張「もし脱走艦だったら無線で警告した瞬間逃げるよ」
夕張「向こうも駆逐艦で、こっちに空母も戦艦も居ない以上は奇襲するしかない」

磯波「はぁっ……はぁっ……」

吹雪≪……どう? 速力は……これが限界かな?≫

磯波「ご、ごめんね……? 私の為に……」

吹雪≪いいよ、別に≫
吹雪≪まず北のブーラって街を目指そ? セラム島に沿っていけば辿り着く筈だから≫

磯波「うん……」

吹雪≪夜なら空軍の哨戒もない筈だし……大丈夫≫
吹雪≪っていっても、私達逆探も持たされてないから、レーダー照射されても分かんないんだけどね≫クスクス

磯波「も、もう、こんな時に冗談……」

吹雪≪……≫

磯波「……どうしたの?」

吹雪≪……待って、聞こえない? 飛行機の音……≫

磯波「……」
磯波「確かに、エンジンみたいな音は聞こえるけど……」

吹雪≪……あっ!≫
吹雪≪磯波ちゃん! 水上機が、そっちに……≫

ドォン ドォン バシャーン ドォン バシャーン ドバァン ドォン

磯波「……えっ」

夕張「……命中、命中っ」

プリンツ≪……命中したのは健在な方みたい≫
プリンツ≪狙い通りだね≫

夕張「まーねっ」
夕張「手負いの方はどう? どのくらい抵抗してきそう?」

プリンツ≪んー……抵抗はない、かな≫
プリンツ≪航行がやっと、って感じ≫

夕張「じゃあ、やっぱり警戒すべきはさっきの……」

朝潮≪敵艦発砲!≫

バシャーン バシャーン

夕張「さっき私が居た辺り……ってことは当てずっぽうかな」
夕張「砲撃っていうのはこうやるのよ!」ドォン ドォン

響≪燃えているから、よく見えるね≫

夕張「まさしく轟沈、ってやつね」
夕張「後はあの手負いだけど……」

電≪……カチカチ≫

夕張「雷撃処分とさして変わりないよねぇ、あれじゃ」
夕張「標的には丁度良いかも。ね、電ちゃん?」

電≪ひっ!?≫

プリンツ≪……私がやるよ。戦果、戦果っと≫ズドーン

プリンツ≪目標、炎上中≫

夕張「燃えてるわね」
夕張「じゃ、これで仕事完了ね」

響≪沈んでないけど、いいのかい?≫

プリンツ≪……あれならすぐに沈むわ≫
プリンツ≪次の仕事を探しにいかなきゃ≫

夕張「ん、そうね」

五月雨≪……≫

電≪……ふぅっ……ふぅっ……!≫


【63日目:日曜日】終了

まだまだ夜は長いよ

【64日目:月曜日】
0110:
――セラム島、ワルー 海岸

バシャッ……バシャッ……

「はぁっ……はぁっ……!」
「っう……痛っ……!」

「……応急救護講習を思い出して……火傷……は……」
「布……を……」ガクン

ドシャッ

0120:
――セラム海、セラム島沖

夕張「……電探に感あり」

プリンツ≪夜偵も捉えたよ。軽巡1、駆逐1≫
プリンツ≪多分、脱走艦かな≫

五月雨≪こちらパラオ艦隊、こちらパラオ艦隊≫
五月雨≪北上中の艦へ、応答願います≫

≪……こちら、軽巡五十鈴よ≫
≪同行している駆逐艦は朧。満身創痍よ……退却して何が悪いの?≫

五月雨≪貴女達の行為は重大な命令違反です≫
五月雨≪直ちに反転し、部隊に復帰してください≫

≪……くっ……!≫

≪い、五十鈴さん……戻りましょう。今なら、まだ……!≫

≪駄目よ! このままむざむざと殺されることはないわ!≫

≪で、でも……!≫

夕張「うーん、なんかごたごたしてきたわね……」
夕張「ま、いっか……どうせ、今回の任務が初めての新人ばっかりだって話だったし」

夕張「対艦戦闘用意、複縦陣」
夕張「威嚇なんていらない。即、沈めてあげる」

≪ま、待ってくださいっ!≫

夕張「てっ」ドォン

朝潮≪撃ーっ!≫ドーン ドーン

五月雨≪……≫ドーン

プリンツ≪Feuer!≫ズドーン

響≪アゴンッ≫ドーン ドーン

≪私はただ家に帰りたっいぎゃっ!≫

≪朧! い、一体どこから……!?≫

夕張「やっぱり新人ね。この距離から撃たれて気付かないなんて」
夕張「この距離なら……」

≪……ハッ≫

ドォーン

夕張「魚雷だってこんなに簡単に当たるのにね」

≪やだっ……やだ、やだ……死にたくない、死にたくないよぉ……!≫

夕張「駆逐艦……朧ちゃんだっけ?」
夕張「貴方も気の毒だったわね、逃げなければこんなことにならなかったのに」

夕張「プリンツと私で五十鈴にとどめを刺しましょ」
夕張「朝潮ちゃんに任務命令。あの朧の始末は頼むわ」

朝潮≪……了解≫バスンッ

≪え、魚雷……うああああああっ!!≫ドバァン

夕張「撃てっ、撃てーっ」ドーン ドーン

ドォン ドォン ドバァン ドォン

夕張「止まってる上に燃え上がってるなんて、良い的ね」
夕張「じゃ、脱走艦五十鈴と朧、始末と」

五月雨≪……≫

今日試験や……
また夜に……

やるよー! ほいさっさー!

0300:
――セラム海、セラム島沖

夕張「ふわー……あ……」

プリンツ≪……ん?≫
プリンツ≪わっ、こりゃえらいこっちゃ≫

夕張「何? どうしたの?」

プリンツ≪味方……だね。駆逐艦が……4≫

夕張「……輸送護衛とか、そんなんじゃないよね?」

プリンツ≪どれもこれも損傷してる。脱走だ≫

夕張「あー……もう、集団とは考えたわね……」
夕張「駆逐艦4隻じゃもう、立派な駆逐隊じゃない」

五月雨≪……警告を?≫

夕張「えー……」


夕張の判断
1.警告から段階を踏む
2.警告から威嚇なしで当てにいく
3.無警告で奇襲
4.その他
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

夕張「……じゃあ、五月雨ちゃん警告してよ」
夕張「手順通りよ」

夕張「あ、でも抵抗があればこっちもただじゃすまないからね……」
夕張「対艦戦闘用意! 各艦複縦陣!」カーン カーン カーン カーン

朝潮≪念のため、司令部に問い合わせてみます≫

夕張「あ、うん」

五月雨≪……≫
五月雨≪……こちらはパラオ艦隊≫

五月雨≪接近中の駆逐隊に伝えます≫
五月雨≪貴隊は重大な命令違反を犯しています。直ちに反転し、復帰してください≫

≪……≫

五月雨≪……こちらはパラオ艦隊です≫
五月雨≪命令違反の艦は直ちに反転、原隊復帰してください≫

≪……≫

五月雨≪……っ……指示に従わない場合≫
五月雨≪……攻撃を行います。直ちに、反転してください≫

≪……≫

≪……こ、こちら駆逐艦三日月≫

≪あ、こらっ、答えたら……!≫

五月雨≪……≫

≪わ、私達は全員が損傷しています。こ、この行為が敵前逃亡であることは認めます……≫
≪ですが……私達にだって、生きる権利くらいある筈です……せめて、まともに戦えるように……!≫

五月雨≪……警告に、従わない場合は、攻撃を……攻撃を、行います≫

≪じ、冗談じゃないぞ! 私は小破だが……≫
≪三日月は中破、東雲と霰は大破だぞ! これでは戦う前に……!≫

夕張「……待って、待って待って待って。今妙なこと言った?」

≪……妙なこと?≫

夕張「戦うとか、どうとか……」

≪そ、それの何がおかしい≫
≪私達は戦艦の護衛の水雷戦隊として組織されて……≫

夕張「……新人ばっか集められたのに、違和感を感じなかったの?」

五月雨≪ゆ、夕張さん……この人達、もしかして……≫

≪……確かに、新人だけ集めて、きちんと護衛が務まるのかどうかは私も少々疑問には思っていたが≫
≪練度の高い主力は第二次作戦の為に温存しているんだろう? それで私達は初陣を飾って……≫

夕張「……結果は散々。そうでしょ? そりゃそうよね」
夕張「多分、戦艦は殆ど被害を受けてないし、それは幕僚監部の爺様方の思惑通りね」

≪……待て、何を言っている? まさか、私達を……≫

夕張「弾除けに使うだけなら、新人の軽巡駆逐でも事足りると思わない?」

≪……!≫

≪う、嘘でしょ……!?≫

五月雨≪……知らされて、なかったんですね……≫

響≪恐らく、ただの戦闘任務だと伝えられたんだろうね≫

電≪……≫

≪……こちら駆逐艦、東雲。これより、反転し、原隊に復帰します≫

≪待て、東雲! ここまで来て……!≫

≪ほっといてくださいよ! 前に進めば敵に沈められる! 後ろに下がれば味方に沈められる!≫
≪八方塞じゃないですか! どうせ死ぬなら戦死して保険金に……!≫

電≪あ、あの……≫
電≪し、東雲ちゃん……なのですか?≫

≪えっ……?≫
≪い、電……ちゃん……?≫

電≪や、やっぱり東雲ちゃん? こんなところで会うなんて……≫

夕張「あら? 感動の再会? 嫌な所で再会したね」

五月雨≪……≫

≪……東雲、知り合いか?≫

≪教育隊の同期……同室です≫
≪……電ちゃん、どうして……どうしてそっちに居るの?≫

電≪こ、これは……≫

≪……出撃は初めて?≫

電≪は、はい≫

≪そっか……私も、初めてだったよ≫
≪同じ……同じ、初陣なのに、どうしてこんなに違うんだろうね……≫

電≪……≫

≪東雲……≫

夕張「……はー」
夕張「で? 東雲ちゃんとやらは原隊復帰? 他は?」

≪……く、駆逐艦三日月! 原隊に復帰します!≫

≪なっ……三日月!≫

≪……ごめん、長月。東雲ちゃんと、一緒に逝くね≫

≪っ……霰は?≫

≪……駆逐艦、霰。霰は……≫
≪原隊に、復帰しません≫

夕張「……良いのかな? もう十分に意思は確認できた、ってことで」

電≪ま、待ってください! 東雲ちゃんも、みんなも……≫

夕張「ごめんねー、電ちゃん?」
夕張「あの二人は戻る気ないみたいだし?」

≪……やはり、見逃してはくれないか≫

プリンツ≪ごめんね、こっちも仕事だから≫

≪私が沈んでも、霰は本土に帰すからな……!≫

夕張「まぁ呆気なかったね」

プリンツ≪そりゃ……小破と大破だし≫

夕張「あの生意気な睦月型……長月はまだ浮いてるけど」
夕張「上部兵装はほぼ喪失……無線も途絶かな」

夕張「途中までは悲鳴の一つも聞こえてたんだけどね」
夕張「朝潮ちゃん、命令。雷撃処分。沈んだの確認しとかないと」

朝潮≪了解≫バスンッ

電≪……≫

五月雨≪……朝潮ちゃん≫

朝潮≪なんですか?≫

五月雨≪陸に上がったら……少し、話したいことがあるの≫

朝潮≪はい≫

0600:
――セラム島、ブーラ 埠頭

赤城「……了解しました。それでは、お疲れ様でした」
赤城「夜まで、ゆっくりと休むように」

夕張「はい。それでは、お気をつけて」
夕張「水雷戦隊はヒトハチマルマルまで解散」

五月雨「……朝潮ちゃん」

朝潮「はい」

五月雨「……よく、味方を何の躊躇いもなく撃てるよね」

朝潮「任務だから」

五月雨「任務……任務だったら、何をしてもいいの!?」

朝潮「それが任務であるならば」

五月雨「っ……!」
五月雨「……先、行ってるから」

朝潮「……?」

ちと休憩……

更新まだー?









……よく見ろ、俺だ
再会するよ

0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「昨夜だけで6人か……」

摩耶「そもそも何人参加してんだ?」

女「分からん。戦艦4に随伴多数としか……」

摩耶「……数える価値もねぇとでもいうのかよ……」


本日の哨戒班
なし

作戦行動中
赤城、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、秋月、朝潮、電、春雨、五月雨、響

本日の秘書艦
陽炎、巻雲、摩耶、利根、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1

女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「……翔鶴、だな」

翔鶴「はい」

女「お前も段々慣れてきたんじゃねぇか?」

翔鶴「どうでしょう」ニコッ

女「……少なくともその顔は自然だよ」

1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

「報告は以上です」

女「ん、ご苦労」

「では、失礼します」ガチャ

バタン

女「……まずいな」

翔鶴「……そうですね……」

女(オーストラリアがあそこまで追い詰められていたとは……)

コンコンコン

女「誰だ?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

任務長いな
阿武隈

>>806阿武隈

用件
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2

「阿武隈ですっ」

女「入りな」

阿武隈「失礼しますー」ガチャ
阿武隈「補給証明持ってきました」

女「翔鶴」

翔鶴「はい。どうも」

阿武隈「ありがとうございます」

女「お前ら二人の組み合わせ最近よく見掛けるなぁ」
女「仲悪いんじゃなかったのか?」

阿武隈「もうっ、言ったじゃないですかー」

女「そうだったな」
女「お前ら二人だとどっちがここ長いんだ?」

翔鶴「えっと……私がここに来た時には阿武隈さん居ましたよね?」

阿武隈「はい。一カ月くらいでした」

翔鶴「入隊は……私は一年くらい前だけど」

阿武隈「あ、同時期です。多分、同期なんじゃないですかね?」

翔鶴「言われてみれば……教育隊で貴女を見たかもしれません」

阿武隈「やっぱり! 班が違うと案外に接点ないですよねー」

翔鶴「そうですね」ニコニコ

女「あー……そういえば阿武隈。お前、あの話は知ってるか?」
女「ほら、あの、“夕張プール”」

翔鶴「ちょっ!?」

阿武隈「……あっ! 赤城さんが言ってた……」

翔鶴「や、やめてください! あの話は……!」

女「ははは」ケラケラ

阿武隈「ふふ……」クスクス

翔鶴「もうっ!」

1030:執務中
――バンダ海、カイ・ケチル島沖

赤城「バンダ海をやけにあっさり突破したと思ったら……」
赤城「この有様ですか」

秋月≪あ、あそこで傾斜しているのは……?≫

衣笠≪多分……駆逐艦かな。戦闘艤装も解かずに、何してんだろ?≫
衣笠≪無線に応じないってのは途絶か拒否か……≫

赤城「恐らく、航行不能で動けないから、精一杯の延命をしているのでしょう」
赤城「処分は……私達の仕事です」

衣笠≪……≫

春雨≪……≫

ビスマルク≪……私がやるわ≫
ビスマルク≪それよりも赤城、本隊は今どこまで進んでるの?≫

赤城「ヤムデナ島の西を通り抜けるようです」
赤城「情報通りであれば、ティモール海で合流予定だったオーストラリア海軍とは合流が出来ませんから……」

金剛≪……全滅したんでしたネ≫

赤城「仕事ですよ。ビスマルクはあそこで傾斜している駆逐艦でしたね」
赤城「南南西2カイリに軽巡1と駆逐1、いずれも航行不能の模様ですが、こちらは私がやります」

ビスマルク≪まったく……臨時司令部は何考えてんのかしらね≫
ビスマルク≪残敵の掃討と、落伍者の処分だなんて……≫

1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「さて……」
女「駄弁ってても課業が終わっちまう。凄ぇ」

翔鶴「人数が少ないですからね……」


隣に座った艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根の中から
↓1と↓3でコンマの数値が56に近い方、同値の場合は↓2

陽炎「提督、お隣いいかしら?」

女「あぁ、構わねぇぞ」

陽炎「さーんきゅっ」ストン


陽炎の話題
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

陽炎「ブフッ」

女「……どうした」

陽炎「ま、摩耶さんがパンツ履いてない!」

女「いっつものことだろ」

陽炎「そ、そうだけど……」
陽炎「スカートが……」

女「……めくれ上がってるな。あいつ気付いてないぞ」

陽炎「ち、ちょっと食堂出る前に言ってくる!」ガタッ

女「殴られても知らねぇぞ」

1430:執務中
――バンダ海、ヤムデナ島沖

赤城「31カイリ先に味方主力艦隊、方位195」

ビスマルク≪漸く追い付いたわね……≫

赤城「……主力艦隊は戦闘中。敵は……」
赤城「空母機動部隊のようね」

ビスマルク≪せめて制空権くらい助けてあげたら?≫

赤城「すいません、戦闘機は私達の上を守る分しかないんです」

ビスマルク≪残念ね……≫

≪……♪……≫

春雨≪……! ち、聴音機に何か……!≫

赤城「対潜警戒!」
赤城「艦攻隊、発艦始め!」

金剛≪春雨に懸かっていマース!≫

春雨≪は、はいっ!≫

秋月≪電探にも……! 低空侵入の大型機4!≫

赤城「あと少しで最後の1機が……!」

衣笠≪しっかりしてください! 回避が優先よ!≫

秋月≪て、敵雷撃機4! 対空戦闘用意!≫カーン カーン カーン カーン

パッパラッパパッパラッパパーラッパラー→
パッパラッパパッパラッパパーラッパラー↑

赤城「っ……! 高高度にも警戒を!」

衣笠≪私が!≫カーン カーン カーン カーン

パッパラッパパッパラッパパーラッパラー→
パッパラッパパッパラッパパーラッパラー↑

金剛≪今日は夕張が良い物をくれたネー!≫
金剛≪副砲、Fire!≫ズドーン

ビスマルク≪私は高高度を警戒するわ≫

秋月≪て、敵雷撃機が一瞬で全滅……!? 金剛さん、一体何を!?≫

金剛≪夕張特製のマジックヒューズというものデース!≫
金剛≪三式弾仕様で、威力は最高ネ!≫

春雨≪ピンガーを打ちます≫
春雨≪……反応なし。近辺に潜水艦らしき反応はありません≫

赤城「念のため、警戒は解かないでください」

衣笠≪……水偵との通信途絶! 撃墜された……!?≫

赤城「……! 彩雲が敵に追尾されています」
赤城「こんな時に冗談を言うなんて」

ビスマルク≪なんて?≫

赤城「“我に追い付くグラマンなし”と。何を言っているんだか……」
赤城「戦闘機隊は迎撃に! 爆戦隊は爆弾を投棄、艦隊の前で防空を行ってください!」

赤城「金剛さんはあとどのくらいVT信管のストックが?」
赤城「高角砲用の砲弾にもありますか?」

金剛≪Sorry、12.7cmのマジックヒューズはないデース≫
金剛≪でも、マジックヒューズ自体はまだまだありマース!≫

赤城「では、引き続き低空に警戒を」

衣笠≪水偵より入電! 空母1、巡洋艦1、駆逐艦3!≫
衣笠≪距離18カイリ、方位280!≫

ビスマルク≪やけにあっさり通れたのはそういうことね……≫
ビスマルク≪ババル島辺りに隠れていたのかしら≫

赤城「大型機は一体どこから……?」

秋月≪……南から、来ていますが……≫

衣笠≪ありえない……ここからオーストラリアまでの間には島が無いのよ!?≫

赤城「……兎に角、敵艦隊を撃退しましょう」
赤城「攻撃隊! 発艦始め!」

≪緑中隊、敵艦隊を視認! 通報通りだ!≫

≪まず空母を狙う! 巡洋艦や駆逐艦は艦爆隊の連中に譲ってやる!≫

≪敵戦闘機だ!≫

≪こちら赤中隊! 任せろォ!≫

秋月≪……敵攻撃機! 方位265!≫

ビスマルク≪おっと……上空に赤城の戦闘機が向かって行ったわね≫
ビスマルク≪……爆撃機だわ。赤城の睨んだ通りね≫

≪緑中隊より赤城! 我、突撃す! 目標は敵空母!≫

≪何機やられた!?≫

≪雷撃に集中しろ!≫


緑中隊(艦攻隊)の航空雷撃
コンマ75以下で直撃多数、90以下で少数直撃、91以上で命中せず、00は0扱い
直下

(赤城さんの艦載機の妖精に宮部久蔵はさすがにいないよな)

>>829
そういえば宮部さんは赤城に乗ってたね
永遠の0は見る度に涙が止まらなくなってしまう
特にミッドウェーのシーン

再開します

≪命中! 命中!≫

≪当たったぞ!≫

≪ええい、私の魚雷は当たったのか!≫

≪クソッ、あの空母諦めが悪い!≫
≪傾斜したまま発艦を再開してやがる!≫

≪緑中隊より赤城! 第二次攻撃の要を認む!≫

赤城「了解。引き続き目標は敵空母!」
赤城「空母を無力化し次第巡洋艦を狙ってください!」

金剛≪Shit! 砲身が焼けついたヨ!≫

秋月≪私が撃ち続けます! 冷却を急いでください!≫
秋月≪っ……! 敵雷撃機、防空網を抜けます!≫

赤城「目標は……私と金剛さんね……!」

金剛≪Fooooo!!≫


赤城の回避
コンマ85以下で回避成功、95以下で直撃あり、96以上で直撃多数、00は0扱い
直下

金剛の回避
コンマ80以下で回避成功、90以下で直撃あり、91以上で直撃多数、00は0扱い
↓2

青中隊(艦爆隊)の急降下爆撃
コンマ55以下で直撃多数、75以下で至近多数直撃あり、95以下で至近多数、96以上で命中せず、00で敵全滅
↓3

ごめん、今夜はもう酒飲んで寝ます
明日の夜は祭りに行くのでやっぱり更新は期待せんでください

赤城「くっ……!」

金剛≪か、回避成功デース!≫

≪こちら青中隊! 敵空母に爆撃を敢行! 戦果を観測中!≫

≪至近弾あり! 至近弾あり!≫

≪!≫

≪敵空母、引き続き艦載機を発艦! 未だ健在! 繰り返す、敵空母は航行不能ながらも未だ無力化ならず!≫

≪傾斜は酷くなっているが、まだ惰性で動き続けてやがる!≫

≪クソッ! 第三次攻撃の要を認む!≫

赤城「はぁっ……!」
赤城「艦攻隊、艦爆隊は帰投! 補給受けられたし!」

≪こちら赤中隊! 増援求む! 高高度に敵艦爆多数!≫

赤城「しまったっ……!」

秋月≪っ……! 観測、角度距離ともによしっ! 目標、敵艦爆! 高度が高いうちに……≫
秋月≪っ撃ェー!!≫ドーン ドーン ドーン ドーン


赤城の回避
コンマ95以下で回避成功、96以上で直撃あり、00で航空運用機能喪失
直下

金剛の回避
コンマ90以下で回避成功、91以上で直撃あり、00で砲塔に直撃弾
↓2

赤城「っと……ふぅっ」
赤城「艦攻と艦爆に随伴した戦闘隊も補給を! 爆戦隊は今暫く空で持ち堪えてください!」

≪了解!≫

秋月≪撃墜! 敵機撃墜!≫
秋月≪……! 敵雷撃機……機数4! 方位295!≫

金剛≪Fire!!≫ズドーン ズドーン

ドバァン

衣笠≪うわっ!≫
衣笠≪金剛さん近いよ!≫

金剛≪Oh, sorry≫

秋月≪敵雷撃機全滅! すごいです、金剛さん!≫

金剛≪Very easyネ!≫

≪彩雲より赤城。敵は撤退を始める模様≫

赤城「撤退?」

≪巡洋艦が航行不能の空母を曳航する準備をしている模様です≫

赤城「……警戒を続行」
赤城「追撃はしません」

1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室

女「あー……なんか悪いことが起こってるような気がするぞ」

翔鶴「悪い予感、というものですか?」

女「そんなところだ」

コンコンコン

女「ん?」


入ってきた艦娘
巻雲、摩耶、利根の中から
↓2

利根「隣いいか?」

女「あぁ」

利根「うむ、座るぞ」ストン


利根の話題
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価

ごめん、すげぇ恥ずかしい
でも直さない

「利根であるぞー、良いかー」

女「……白昼夢か。そういうことにしておこう、暑いからな」
女「入りな」

利根「書類を持ってきたぞ!」ガチャ

女「そこ置いとけ」

利根「うむ!」バサッ

女「お前、テンション高ぇなぁ」

利根「陽炎と将棋をしてな! あいつは良い物を持っておるぞ!」

女「そうかい……」
女「お前さ、いっつも将棋してるけど他になんか出来ねーの?」

利根「トランプのゲームなら大体出来るぞ」
利根「後は……チェスかのう。あまり得意ではないのだが」

女「あたしもあんまり得意じゃねぇなぁ」

利根「偶には将棋じゃなくてチェスも悪くないかもしれんな」

女「盤も駒もねぇけどな」

利根「うむ、吾輩も持っておらん」

1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂

女「こっちに大した被害がなくて良かったよ」

翔鶴「そうですね」

女「しかし、VTヒューズなんぞ持っててたとはな」

翔鶴「……う、頭が……」

女「?」

利根「艦の記憶だろう」

摩耶「あたしも良い思い出はねぇなぁ、VTヒューズ」

女「マリアナか……」


隣に座った艦娘
巻雲、摩耶の中から
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い

摩耶「隣、座るぜ」

女「勝手にしな」

摩耶「おう」ストン


摩耶の話題
↓2

摩耶「……あのさ、いつからあたしが下履いてないのが暗黙の了解になってんだ?」

女「少なくともあたしはここに来た時からだよ。お前、あん時も履いてなかったろ」
女「今は履いてんのか?」

摩耶「履いてるよっ」バサッ
摩耶「で、いつからだよ。他の連中が知ったのは」

女「知らん。あたしが来る前からだったかもしれねぇだろ」
女「お前と一緒に風呂入るとすぐ分かるぞ」

摩耶「ああ?」

女「上着脱いで、パンツ脱ぐって過程が明らかにねぇからな」

摩耶「そこか……!」

女「お前自身が気付かなかったのかよ……」

2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場

女「はー……」カポーン
女「……今日は一人だな……」

2200:
――バンダ海、ヤムデナ島沖

夕張「気を張ってね。掃討が完全に済んでないらしいから」

プリンツ≪偵察機が敵艦隊を捕捉……巡洋艦1、駆逐艦2≫
プリンツ≪昼の残党だとすると、空母と駆逐艦1隻は迷子かな?≫

夕張「今回は色々持ってきたのよー」ニヤッ
夕張「各艦、複縦陣!」

朝潮≪了解!≫

五月雨≪……了解≫

響≪了解だ≫

電≪り、了解なのですっ≫

夕張「さあ、色々試してみても、いいかしらっ!?」

力をためます

私はお前の死神だ。お前の寿命の蝋燭は私がいつでも吹き消せるぞ。

分かる人は握手しよう
2巻までしか読んでないけど


今から予告しておくけど、明日は多分更新しません。
……別に、黙祷自体は毎日しているのだけどね。開闢以来、人の死ななかった日などないからね。

再開するよ

http://www.youtube.com/watch?v=LZfgEHto71s

プリンツ≪夜偵を発見されたみたい≫
プリンツ≪もう対艦戦闘隊形になってる≫

夕張「やる気十分ね」

電≪で、電探に感あり、なのです……!≫

夕張「方向、距離、敵の数」

電≪あ、はいっ≫
電≪えっと……3時方向、距離7カイリ。敵数は3です≫

夕張「オーケイ、あいつらね。もっと寄せましょ」
夕張「敵艦見ゆ! 対艦戦闘!」カーン カーン カーン カーン


コンマ偶数またはぞろ目で味方が先制、コンマ奇数で敵が先制
直下

五月雨≪……! 敵艦発砲!≫

電≪ら、雷跡! プリンツさんが狙われてるのです!≫

朝潮≪くっ……!≫

夕張「各艦、回避運動!」


朝潮の回避
コンマ85以下で回避成功、95以下で至近多数、96以上で直撃弾、00で航行不能
直下

プリンツの回避
コンマ80以下で回避成功、90以下で直撃少数、91以上で直撃多数、00で航行不能
↓2

朝潮≪っ、わっ、わっ……!≫
朝潮≪……! し、至近弾!≫

プリンツ≪……っと! あっぶなー……≫

夕張「被弾はない!?」

朝潮≪至近弾を受けましたが、大丈夫です!≫

プリンツ≪こっちもだいじょーぶ≫
プリンツ≪今度はこっちの番よっ≫ズドーン

夕張「いっくわよ!」ドーン ドーン ドーン


夕張の砲撃
コンマ80以上で直撃多数、50以上で至近多数直撃あり、15以上で至近多数、14以下で命中なし、ぞろ目で敵艦多数撃沈
直下

プリンツの砲撃
コンマ85以上で直撃多数、40以上で至近多数直撃あり、20以上で至近多数。19以下で命中なし、ぞろ目で敵艦多数撃沈
↓2

夕張「弾着観測……! 当たった!」

プリンツ≪至近弾がいっぱいだね≫

夕張「……駄目ね。敵駆逐艦1が炎上中、それ以外は健在」

朝潮≪雷撃用意! 発射!≫バスンッ

五月雨≪発射!≫バスンッ

響≪アゴン≫バスンッ

電≪い、電は……≫


雷撃効果
コンマ95以下で命中多数、40以下で命中あり、ぞろ目で敵艦隊全滅
直下

夕張「命中……命中。あ、沈んだ」

朝潮≪私と響の魚雷のようです。敵駆逐艦撃沈≫

プリンツ≪炎上中の駆逐艦は完全に落伍だね。航行が止まってるのにほっとかれてる≫

夕張「可哀相だからとどめを刺してあげよう」バスンッ

五月雨≪……≫

夕張「問題はあの巡洋艦よ! そろそろ魚雷も当たらなくなる!」
夕張「電ちゃん! 攻撃よ!」

電≪は、あ、はいなのですっ!≫ドーン ドーン
電≪なのですっ!≫バスンッ

五月雨≪えっ、一遍にやるの!?≫


電の砲撃
コンマ95以上で直撃多数、60以上で至近多数直撃あり、30以上で至近多数、29以下で命中なし、ぞろ目で敵艦撃沈
直下

電の雷撃
コンマ90以上で直撃、ぞろ目で敵艦撃沈
↓2

夕張「弾着観測……するまでもないわね。見えたわ、爆発した」

プリンツ≪砲撃が直撃したみたい。殆ど全弾かな?≫

電≪は、はわわわ……≫

夕張「大金星じゃない、やったわね」

響≪敵巡洋艦の足が完全に止まったようだ≫

夕張「撃沈ってことにしておこうかしら」
夕張「電ちゃん、おめでとう。初戦果よ」

2230:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 休憩室

女「……」コトン
女「……ん?」

キィ

女「……こんな時間に、こんなところで何してんだ?」


入ってきた艦娘
陽炎、巻雲、摩耶、利根、翔鶴、阿武隈の中から
↓最初に3票

翔鶴「……提督」

女「何の用事だよ」

翔鶴「いえ……」
翔鶴「……失礼しますね」ストン

女「……なんか飲むか?」

翔鶴「あ、自分で……」

女「いいよ、奢らせろ」

翔鶴「……では、綾●を……」

女「選ばれたのは、ってか」チリン ピッ

ガコン

女「ほら」

翔鶴「ありがとう、ございます……」

女「……で、どうしたんだ? こんな時間に、こんなところで」


翔鶴の行動
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価

翔鶴「実は……今晩、提督のお部屋にお邪魔しようかと迷っていました」

女「あたしの部屋? なんでまた?」

翔鶴「……その、以前、利根さんが提督のお部屋で美味しいお酒を飲めると言っていたので……」

女「本当に美味かったのはあいつの私物だったと思うが……」
女「あたしの部屋来ても、ビールくらいしかねぇぞ」

翔鶴「……美味しいかもしれません」クス

女「ただの缶ビールだぜ?」

翔鶴「提督との晩酌ですから、美味しくない筈がありません」

女「……お前」

翔鶴「……いけませんか?」


1.承諾
2.断る
3.その他
↓最初に2票

女「……しょうがねぇな。本当にビールしかねぇからな?」

翔鶴「いいえ」ニコッ

女「はー……」
女「良い嫁さんになるよ、お前……」

キィ

――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室

女「そこ座ってな」

翔鶴「はい」ストン

女「クリアアサヒしかねぇぞ」

翔鶴「構いません。一緒に飲めるのですから」

女「そうかい」
女「ほら」スッ

翔鶴「ありがとうございます」カシュッ

女「上官より先に開けるやつがあるかい」カシュッ

翔鶴「あら、それはすいません」クスッ

女「まったく」クスッ


翔鶴の行動
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い

翔鶴「提督はお強いんですか?」

女「どうだかな」

翔鶴「そうですか」
翔鶴「……今夜は、晩酌には絶好の夜ですね」

女「そうか?」

翔鶴「ほら……月も、綺麗ですし」

女「……ああ、そういや今夜は月が明るくて……」
女「……どうしたんだ、急にそんなこと」

翔鶴「いえ……」
翔鶴「……ん」グイッ

女「おう、一気にいくな」


翔鶴の酒の強さ
目安は大体50(ただし80で女と同じくらい)、00は100扱い
直下コンマ×1.3

弱そう

>>914翔鶴の酒の強さ:84.5 = 85

普通に強いんですがそれは

翔鶴の酒の強さ:85(普通にザル)

翔鶴「ふぅっ……」

女「……ぜんっぜん、平気だな……」

翔鶴「まだ、飲みませんか?」

女「……ほら」

翔鶴「ふふ、ありがとうございます」カシュッ

女「ペース早いな」

翔鶴「ふふふ、うふふふ」ニコニコ

女「……お前、酔ってきたんじゃねぇか?」

翔鶴「まさかぁ」ニコニコ

女「はぁ……あんなペースで飲むからだ」

翔鶴「酔ってませんよぉ」ニコニコ
翔鶴「……」ジーッ

女「……どうした」

翔鶴「てーとくって、お綺麗ですよねぇ」ニコニコ

女「いきなりなんだよ」

翔鶴「ねぇ、てーとく……」ギュッ

女「……やめな。分かってるだろ」

翔鶴「……」スリスリ


翔鶴の次の行動
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価

今日〆切のレポートが二つあるとは思わなかったんだ……

更新は多分明日になります

レポート終わった!
これで後は演習一回あって、それで完全に夏休みや!


更新します

翔鶴「てーとくぅ……」ギュウッ

女「おい、あのな?」

翔鶴「私だってぇ……赤城しゃんみたいにぃ……」
翔鶴「みんなにぃ……頼られたいんですよぉ……?」

女「……そうか」ナデナデ

翔鶴「んっ……」
翔鶴「なのにぃ……うまく……いかなくてぇ……」

翔鶴「これじゃぁ……いつまで……」
翔鶴「……たっても……」コテン

女「……翔鶴?」

翔鶴「すー……くー……」

女「……ん、しょ、と」スッ
女「はぁ……今夜はここで泊まりか、良い身分だな」


【64日目:月曜日】終了

次スレ
【艦これ】巻雲「司令官様が泊地に着任しましたっ」【女提督】
【艦これ】巻雲「司令官様が泊地に着任しましたっ」【女提督】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438945265/)


女、朝潮、巻雲、摩耶、夕張の中から
↓最初に3票


【おまけ】
――神奈川のどこか

「舞耶って変に家庭的だよね」

「あたしが?」

「だってほら、いっつもスーパー寄ってんじゃん」
「買うのも野菜とか魚とかばっかりだし。今日も」

「まぁ、な……いーだろ、別に」

「うーん、そうだけどー」
「あー、私舞耶みたいなお嫁さんほしいなぁー」

「なんだよ、それ」

「ほしいもん」

「女同士だろ」

「……そうだね」
「あっ、いけない! 今日ピアノあるのよ!」

「ん、じゃーなっ」

「えぇ、また明日!」
「バイバイ!」タッタッタ

「さて……と」

「おーい、居るかぁ?」ガラガラ

「おっ、舞耶ちゃん。学校帰りかい?」

「ん、まーな」
「ほら、頼まれてたの、買ってきたぜ」

「いっつも悪いねぇ」

「いいんだよ、あたしが好きでやってるこったし」
「爺さんこそ大丈夫かよ? こっちの地区は一昨日空襲されたんだろ?」

「ただの機銃掃射だったよ」

「でも死人が出たって言ってたぜ?」

「……あぁ、隣の隣のきよっさんがね……」
「大丈夫、一度来たところは中々来ないものだ。前の戦争を生き残ったわしが言うんだ、間違いないね」

「……それうちが危ねぇじゃん」

「はっは」

「笑いごとじゃねぇよ、爺さん」ニガワライ

ガラッ

「……あれ? ――? どこ行ったんだ、――?」
「っかしぃーなぁ……?」

「あいつ、時間には厳しい方だったんだけどなぁ……」
「……」ゴロン

「あっちぃ……」パタパタ
(……なんだか、嫌な予感がするな……)

「舞耶さんっ!」バンッ

「おっ、と、どうした?」ムクッ

「――が……――がっ!」

「?」

「――、お前……その制服……」
「……破られた、のか?」

「……舞耶」
「ごめん、私……」

「謝ることねぇだろ」
「……誰だよ、誰がやったんだよ?」

「……」

「なぁ……ただの、喧嘩じゃねぇよな? それは……」

「……南高。あいつら、私が一人になるタイミング見てて、それで……!」グスッ

「……分かった」

「舞耶……? 舞耶? やめて、一人で行ったら、舞耶まで……!」
「舞耶っ!」

――神奈川県のどこか、警察署 取調室

「……」

「……」

「……三度目だよ、これで」

「いいや、今回は補導じゃない」
「場合によっては逮捕だ。相手が大怪我してるからね」

「……」

「あのね、いくら友達が酷い目に遭わされたからといって、あそこまで殴ることはないだろう?」
「一人は下手したら死んでいたんだよ? 後遺症も残るかもしれない」

「……あんたに……」

「うん?」

「……あんたに、何が分かるってんだよ……!」
「あいつのアレは後遺症にならねぇってのかよ……!」

「……」

「……」

「はぁ……」
「今日はもう帰りなさい。後日出頭してもらうから」

――神奈川県のどこか、舞耶の家

「……舞耶」

「……」

「……ごめんね、私の為に」

「謝んな、って言ってるだろ……」

「……ううん」ギュッ
「……舞耶、あのね」

「……」

「私が……初めて舞耶と会った時のこと、覚えてる……?」

「……あたしが一人で煙草吸ってる時に、取り上げた」

「うん……それで、叩かれたよね」

「それが今やダチだもんな」

「……」
「……舞耶、あのね」

「あぁ」

「へ、変に思うかも、だけど……」
「私ね、舞耶の事……」

「……」

「……ごめん、忘れて。変、だよね……」

「……ごめんな」

「ううん……」ギュウッ

「……で、君なりの答えは見つかったのかね」
「個人的にはね、君を施設に送るようなことは避けたい」

「……」

「だが今回ばかりはね、流石に駄目だ。犯罪だ」

「……あたしさ」

「うん」

「……戦争、行くからさ」
「今、自衛隊って、人を募集してんだろ……?」

「駄目だ。行くな」
「……とは、言えんのが今のこの国の現状だ」

「……」

「……海自が、艦娘というのを募集しているらしい」
「陸空よりも条件が簡単で、賃金も良い。掛け合ってみよう」

――広島県、江田島 海軍艦娘基地

「――、――、――。以上だ」

「(今回はたった8人……!?)」

「(……落ちた、のか……? あたし……)」

「先程呼ばれた者は、最終試験の不合格者である」
「それ以外は合格だ。新たな艤装と受領をもらってこい」

「……じゃあ……」
「あたし、艦娘になったのか……!」

「舞耶ちゃん、新しい名前聞いた?」

「あぁ。笑っちまうぜ」

「お? 何何?」

「摩耶、だってよ」

「まやぁ? そのまんまじゃん」

「字が違ぇんだよ。あたしの“ま”は“舞い”の“ま”」
「新しい摩耶の“ま”は“摩擦”の“ま”だぜ」

「おおー」

摩耶「よっし、摩耶様だ」ビシッ

「前から舞耶様じゃーん」

摩耶「へへっ」ケラケラ
摩耶「あたしは、摩耶様だぜっ!」


【おまけ】終了

こんな感じ
因みに俺の友達にも“まや”という子は居ます
っていうか元カノでした


女、朝潮、巻雲、夕張の中から
↓最初に3票

【おまけ】
――小笠原諸島、とある島

「姉さんっ……姉さんっ……」グスグス

「……――さん、あのね」
「私、海軍に行こうと思うの」ギュッ

「えっ……?」

「お父さんも、お母さんも居なくなって……」
「おうちも、あの通り」

「この島にも、もう居られないって、聞いてなかったかしらね」
「だからね、私は海軍に行くわ。この前、学校で募集の広告を見たから……」

「ね、姉さん、私は……? 私はどうすればいいんですかぁっ」

「――さん、だからね? 今こそ、――さん自身が、決めるのよ」
「本土に行って、新しい生活を見つけるか、私と一緒に海軍に来るか……」

「……」
「……お父さん、お母さん、私と、永遠に暮らすことも、出来るかもしれないわね」

「……! ――! ――は! 姉さんと一緒に居たいです!」

「……そうね。それじゃあ、お父さんとお母さんと一緒に……」

「はいっ!」

「……」
「そうだわ、あっちのなら……」

「……崖?」

「……そう、崖。ここから飛べば、きっとみんなで一緒に暮らせるわね」

「……! 嫌ですっ! 嫌ですっ、死にたく、ないですっ……!」
「私はっ、私は姉さんと一緒に居たいです!」

「……? ……お父さんと、お母さんはいいの?」

「……」
「今は、姉さんだけですっ」ギュウッ

「……そう」
「じゃあ、生活の為にも、海軍ね」

「はいっ!」

――広島県、江田島 海軍艦娘基地

「――さん、新しい名前はもうもらったかしら?」

「はいっ、姉さん!」
「私、駆逐艦巻雲ですっ」

「……巻雲?」
「あら、これはどうしたことかしら……不思議ね?」

「?」

「私達、艦娘になっても姉妹のままだわ」
「私は駆逐艦夕雲。貴女の一番艦……お姉さんよ」

「おおー!」

「……あら、貴女その服、ダボダボじゃないの。どうしたの?」

「あ、えへへ……ごめんなさい、姉さんと同じサイズで書いちゃいました……」

「あらあら……もう」クスクス

――広島県、呉市 海軍艦娘教育隊宿舎

夕雲「巻雲さん、残念なお報せよ」

巻雲「ふぇ、なんですか?」

夕雲「私ね、呉の配属になったの。巻雲さんはパラオ」
夕雲「江田島でも教育隊でも一緒だったけど、とうとう分かれちゃったわね」

巻雲「あぅー……」
巻雲「あ、でもでも、夕雲姉さんは優秀だったから呉になったんですよね!?」

夕雲「え、えぇ」

巻雲「すごいですっ! 夕雲姉さんはやっぱり私の立派な姉さんです!」
巻雲「私も夕雲姉さんに追い付けるよう、頑張りますっ!」

夕雲「そう……無理はしちゃ駄目よ?」

巻雲「大丈夫ですっ」

――パラオ泊地、部隊施設 食堂

巻雲「ふぅっ、ご馳走様でしたぁー」カチャン

初霜「あ、すいません。私もすぐに食べ終えますから……」

巻雲「はいっ、一緒にお風呂行きましょー」

響「暁、まだ食べ終わらないのかい?」

暁「レ、レディは急いで食べたりしないのよ!」

ビスマルク「……あら、暁。その煮物は嫌いなの?」
ビスマルク「ニンジンにもダイコンにも味が染みてて、日本的美味しさが楽しめるわよ」

暁「こ、これは……」

ビスマルク「素敵な大和撫子なら、日本食はきちんと食べられるわね?」ニコッ

暁「……!」
暁「勿論、きちんと食べます!」

巻雲「姉さんみたいなこと言ってます」

初霜「ふふふ、うちのお母さんも同じようなことを言っていました」

巻雲(夕雲姉さん、元気でしょうか……)

――パラオ泊地、部隊施設 宿舎前

提督「今日は本土から駆逐艦が一人来る」
提督「巻雲と同じ、最新鋭の夕雲型だ」

提督「艤装の性能がぴか一なのは、巻雲で実証済みだね?」
提督「みんなも負けないように、無理せず頑張ってくれたまえ」

提督「朝礼終わり。分かれ」

巻雲「異動してきた夕雲型って誰なんでしょう……?」

初霜「案外、貴女のお姉さんかもしれませんね」

巻雲「はいっ」

夕雲「夕雲型駆逐艦、夕雲です……あら? 巻雲さん?」

巻雲「お久しぶりですっ、夕雲姉さん!」

夕雲「異動したりしたのかと思っていたわ。また一緒に頑張りましょうね」

巻雲「はい!」

摩耶「なんだ? 知り合いか?」

巻雲「姉さんです!」

摩耶「姉妹艦だろ?」

夕雲「いいえ、実の姉妹でもあるんですよ」

赤城「珍しいですね。中々見掛けない例です」

提督「本日付で、戦死した前任に代わって配属となった」
提督「どうぞよろしく頼む」

提督「早速だが、戦力を確認したい」
提督「セレベス海に敵艦隊を発見したと通報があったからな」

提督「タウイタウイやブルネイに先を越される前に……」
提督「……我が戦果とせねば」

赤城「……」

暁「ひっく……ぐす……ひぅ……」

夕雲「……」

巻雲「……」

秋月「……」

ガンッ

暁「っ!」ビクッ

阿武隈「……」ガチャ

由良「……阿武隈ちゃん」

阿武隈「……何」

由良「さっきの音……」

阿武隈「……ごめん、聞こえてたんだ……?」

春雨「……」

響「……」

春雨「あの……」

響「……すまない。今は、少し話しかけないでくれないか」

春雨「あ……ごめんなさい……」

響「……別に」ガタ

スタスタ……

巻雲「……」

夕雲「……大丈夫、大丈夫よ巻雲さん……」
夕雲「私が、守ってあげるからね……」

提督「今回の作戦は敵巡洋艦隊の撃破だ」
提督「なんとしても完遂していただきたい」

提督「旗艦は由良、君だ」
提督「期待しているぞ」

由良「……了解しました」

霞「っ……!」

霰「……」ボーッ

吹雪「……」

夕雲「(大丈夫、巻雲さんは私が守るわ……)」

巻雲「(姉さん……)」

由良「……私ね、もう疲れたのよ」
由良「だから、この作戦で終わりにしたいの」

吹雪「お、終わりって……?」

由良「……」
由良「敵の編成が事前情報通りなら、一番生存率が低いのは……」

夕雲「……」

巻雲「……」

吹雪「あ……」
吹雪「私、ですね……あはは、参ったなぁ……」

由良「……だから、ね」
由良「この作戦、意地でも失敗するわ」

由良≪……水偵より報告。敵艦隊……≫
由良≪重巡2、軽巡3、駆逐1≫

霰≪んちゃ……勝ち目、ありません……≫

由良≪いい? みんな、私が沈むまで発砲しちゃ駄目よ≫
由良≪私が沈んだ後は……もう自由、かな。後を追ってきてくれても……いいよ≫

吹雪≪っ……頑張りましょうっ! みんな、きっと沈まずに作戦を失敗させることだってできます!≫

霞≪……今、その策が浮かばなくて困ってるんじゃないの≫

霰≪……敵艦、発砲≫

ドォォン

巻雲「えっ……?」

霞≪霰っ!≫
霞≪くっ……このっ!≫ドーン ドーン

由良≪……どうして? ……どうして旗艦を先に狙ってこなかったの……?≫

ドォン ドォン

由良≪いっ……熱い……っ!≫

吹雪≪由良さん、火災が!≫

由良≪……平気……平気よ。まだ沈まない……≫

霰≪……あぁ……水が入ってきた……冷たい、な……≫

霞≪霰! 霰ぇっ!≫

吹雪≪痛いっ!≫
吹雪≪み、みんなっ! 最後まで、グスッ諦めないでっ……!≫

由良≪……中々、沈まない……ものね……≫

吹雪≪グスッ……大丈夫、大丈夫! みんな、諦めちゃ……ヒグッ駄目です!≫
吹雪≪ひっ……!≫

ドォォン

夕雲≪……巻雲さんっ!≫

巻雲「姉さんっ!」

ドバァン

夕雲≪っ……く……!≫
夕雲≪だい、じょうぶよ……少し、穴が開いた……だけ……≫ブツッ

巻雲「姉さん! 姉さぁぁぁんっ!!」

吹雪≪グズッ……まだ、諦めるにはっ……!≫ブツッ

由良≪……みんな……ごめんね≫ブツッ

巻雲「ねえさぁぁん……ぅあああぁぁぁ……っ!」

霞≪くっ……作戦は失敗! 失敗も失敗、大失敗よ!≫
霞≪退却! 退却するわ! 空軍に支援要請!≫

霞≪我、作戦失敗せり! ただいまより撤退に移る!≫
霞≪繰り返す、こちらパラオ艦隊旗艦代行、駆逐艦霞! これより撤退する!≫

――パラオ泊地、司令部施設 廊下

霞「しっかりなさいっ……!」

巻雲「姉さん……ねぇさぁん……」ユラユラ

霞「いくら呼んでもあんたの姉さんはもう帰ってこないのよっ!」

提督『くそっ、この失敗は大きいぞ……!』
提督『……まさか空軍にまで知れるとは、なんという失態か……!』

霞「……!」ダッ

巻雲「姉さん……」ドサッ

霞「この、外道!」バンッ

提督「っ……!」
提督「……何の真似だ、それは」

霞「殺してやるっ……! 殺してやるわっ!」ガチンッ
霞「……ハッ」

提督「……どうやら作戦中に撃ち切ったようだな」
提督「上官に砲を向けるとは良い覚悟だ。だが、私も丁度頭に来ていてね……!」チキッ

霞「っ!」

パァンッ パァンパァンパァンッ

巻雲「……」ベキッ バキバキッ

「ぎぃっ!? ぎいぃぃぃっ!?」

夕張「おおー、派手に折っちゃって」

摩耶「どうすんだよ、それ……もう飯も食えねぇぞ」

夕張「摩耶さんが食べさせてあげればいいじゃないですか」

摩耶「……」

巻雲「……」ガッ ガッ

夕張「でも、あんなに無邪気だった巻雲ちゃんがこんなになるとはねー」
夕張「身内が死ぬってそんなに大事なのねー」

巻雲「……」ピタッ
巻雲「……」

夕張「巻雲ちゃん?」

巻雲「はいっ! なんですかぁー?」

夕張「あれっ?」

摩耶「……続けろよ、好きにな」

巻雲「はーい」ゴッ

摩耶「……あいつはもうぶっ壊れた。お前と同類だよ、夕張」

夕張「私壊れてませんよ? 元からこうでしょ?」

摩耶「……そうだったな」

巻雲「……今夜です」

金剛「オーケイ……ビスマルクも賛成しマシタ」

摩耶「……利根と赤城は別の仕事があるらしい。秋月、プリンツ、翔鶴も別件だ」
摩耶「衣笠と阿武隈も一応誘ったけど、乗るかなあいつ……」

黒潮「初霜も参加の方向や」
黒潮「あと、一応春雨はんにも声かけとくわ。後は……」

摩耶「夕張なら、用が済んだら行くってよ」

黒潮「……念のために聞くけど、何の用事なん?」

摩耶「……ガスがどうたら」

金剛「Oh……相変わらず、madですネー……」

提督「ぐかー……すひゅー……」

金剛「(ビスマルク、now!)」グッ

ビスマルク「(ヤヴォール)」グイッ

提督「んぐ……」モゾッ

巻雲「……」バサッ

提督「んぐっ!?」
提督「むぐっ、ぐぅーっ!?」ジタバタ

夕張「それっ!」ボスッ

提督「ぐうぅっ!?」

響「本当は、殺してやりたいところなんだ……っ!」ボスンッ ボスッ ボスッ

提督「ぐぅっ、ぐあっ!」

摩耶「普段のお礼だぜ、おらっ!」ドスッ

提督「ぐっ!」

衣笠「……」スッ
衣笠「たぁっ!」ダンッ ボスンッ

提督「ぐっふっ!?」
提督「ぐぅ……うぐぅ……!」

金剛「Die, you SOB!」ボスッ ボスッ

提督「ぁぐっ、ぅっ……!」

ビスマルク「前から一度……こうしてみたかったのよっ」ドスンッ

提督「ぐふっ!」

初霜「あぶ……貴女も」

阿武隈「あ、うん……」

夕張「これで全員ね」

阿武隈「こ、これは、由良姉ぇの分っ! これは、白露ちゃんの分っ!」ボスッ ボスッ
阿武隈「これは……夕雲ちゃんの分っ!」ドスッ

提督「うっ、あぐっ!」

巻雲「……!」
巻雲「……」スッ

摩耶「おっと」

夕張「おーわり」スッ

提督「ぐっ、げほっ、ごほっごほっ!」ゴロン

ドサッ

提督「ぐぅふ……げふっ、ごふっ!」ググッ

巻雲「……」ガッ

提督「ぐがっ!」ドタッ

巻雲「……」ガスガス

夕張「踏んじゃえ」ガッガッ

阿武隈「っ……!」ガッガッ

五月雨「……」ゲシッ

金剛「今夜のことは悪い夢デース」ガスッ

ビスマルク「でも、私達がこう思っていることを忘れないことね」ガッ

春雨「あの……」

提督「ひぃっ!?」

春雨「えっ……」

提督「ち、近寄るんじゃない!」ツカツカツカ

春雨「あ……え……?」

巻雲「……」

ビスマルク「……良い気味」

摩耶「あいつ、更迭だろ?」

ビスマルク「次は良い提督が来ると良いわね」

摩耶「あいつは提督じゃねぇ」

阿武隈「……じゃあ何?」

摩耶「クソだ。とびきりの」


【-7日目:月曜日】終了

以降は質問等受け付けます

質問か残念
もう一人ぐらい読めると思ったが

>>972
残り30レスともなるとちと怖い
収めねばならんからな

>>966が最初何が起きたかわからなかった
鹵獲した深海棲艦痛めつけてたってこと?

なんとなく霞曙辺りかと思ってたら本当にそうだった>提督に砲向けた子

>>974
レ級の前に捕獲されていた深海棲艦
捕まった後は暫く夕張にあれこれ調べられていたが、巻雲が腕をへし折り、最期は夕張のガス実験で殺された
死体は赤城と利根が処分した。ガスで死んだんでその辺に埋めるわけにもいかんし

>>976
予想されていたか……(棒)

こんな時でも挟まるDBパロだが心休まりませんでした(白目)

赤城利根のその日の動きは分かったがそうなるとプリンツ秋月翔鶴の別件が気になるわ

>>978-979
データベースのパロってなんだ(図書館学並み感)

追々分かっていくといいね

ドラゴンボール……(餃子飲茶天津飯ピッコロの恨み)

夕張さんガス実験なんてどのタイミングで使うんですか喋る事できる姫・鬼級鹵獲は難しいっすよ

実用性云々よりも単に研究者特有の探究心では?

>>981
どこまでも人に近い身体を持っていることが分かったら、人と同じ手法で人と同じように死ぬのか試してみたくなるもんだろう?
要するに>>982の答えが的を射ているかな

??「そういう実利無視好奇心優先なところも含めてmadデース!」

やってる事はこの際棚に上げて
軍という後ろ盾で探究心推し進められるのは素直に羨ましい。ずるい(現役研究者並み感)

そういやなんでガスで死んでると埋められないの?

>>984
パーソナリティ傷害で罪悪感がなく、極度の快楽主義者だが、理性的かつ打算的な一面を持っていて損得勘定もしっかり出来る、マッドサイエンティスト夕張ちゃん

>>985
捕獲したサンプルを好きな方法で殺しても「実験の為でした」って言って、報告書もでっち上げれば何しても許される戦争
だって相手人間じゃないもん
知ってると思うけど>>1は文系です

>>986
化学兵器の欠点としても挙げられるけど、環境が汚染される可能性が捨て切れない
……という名目だけど、実際は深海棲艦を埋葬する習慣自体がないってのもある
火葬すると骨も形を残さずに粉になってしまうから、一部をサンプルとして本土に送って、残った粉は基本的に管理者に任される
赤城と利根は海に撒いた

ぶっちゃけ相手が人間でも戦時中なら何しても許されるんだよな
それが元で科学が発展して今の生活があるんだしな
しかし土に埋めようが海に撒こうがどっちにしろ汚染されるという罠

>>988
『海と毒薬』は一度読みたいと思っている。
人類の発展の歴史は同時に戦争の歴史だし……停滞期? 宗教の時代だよ

や、焼いたら大丈夫だって夕張が言ってたから……(震え声)

これはフラグ、トリガーですね……>焼いたら大丈夫
不安の種ばら撒きすぎィ

朝潮ちゃんprpr

>>990
実際大丈夫でした(パラオは)


>>991-992
特高さんこいつらです

>>969
五月雨ちゃんに踏まれるなんてご褒美やんけ
それはそうと案外駆逐艦や軽巡は使い捨てのイメージがあるけど戦艦や空母は沈んでる描写が無いから使い捨てに出来ないぐらいには希少価値が高いのかね?

確かにこの世界の艦娘適性基準は気になるよね
駆逐艦は幼くて戦艦、空母は大人びてるけど年齢によって艦種の適性が変わるのだろうか

よしロリ空母の瑞鳳の出番だな

>>994
希少価値っていうかコストが高い
駆逐艦と戦艦の艤装じゃシャーマンとティーゲルくらい違う
駆逐艦の艤装はステン短機関銃くらい安価に作れるが、空母の艤装は下手すれば自走砲一個作るくらい高い
軽巡は駆逐艦より少し高いけど相変わらず安価だし、適性のある年齢的に駆逐艦をまとめ易い

>>995
概ね年齢と妖精の好みだろうと言われている
大体小学校中学年くらいから中学三年生くらいまでが駆逐艦、中学一年から高校三年くらいまでが巡洋艦、それ以上は大体空母戦艦
が、時々ハタチ直前の軽巡とか高校生くらいの年齢の駆逐艦とかも居るし、中身超子供の子供の戦艦とか空母とかも居る
ただ、総じて容姿は上の年齢に当てはまるので、年齢より容姿を重視される模様
前作の那珂ちゃんとか利根とか良い例だと思うけれど
要するに適性者は妖精が決める

>>997
因みに瑞鳳がレアな理由は妖精が適性と思う条件が「子供っぽい容姿を持った成人」だかららしい
つまりブルネイの提督は貴重な合法ロリを一人殺したことに……

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