【艦これ】陽炎「司令が泊地に着任したわ!」【女提督】 (1000)
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【艦これ】摩耶「提督が泊地に着任したぜっ」【女提督】
【艦これ】摩耶「提督が泊地に着任したぜっ」【女提督】 - SSまとめ速報
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【艦これ】秋月「司令が泊地に着任しました」【女提督】
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【艦これ】朝潮「司令官が泊地に着任しました!」【女提督】
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【艦これ】電「司令官さんが泊地に着任したのです」【女提督】
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【艦これ】春雨「司令官が泊地に着任しました」【女提督】
【艦これ】春雨「司令官が泊地に着任しました」【女提督】 - SSまとめ速報
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[ご注意]
・不定期の上に遅い更新
・掲示板の形式に慣れてない
・ネタはいつでも募集中。気が向けば拾うかも
・キャラ崩壊があったらごめんなさい
・急に地の文差し込む可能性あり
・女性提督
・百合要素あり
・安価次第ではエロもあり
・場合によっては死要素あり
・安価に限らずコンマも使うかもしれない
上記がダメな人はそっとブラウザバック
読んでくださる人は生温かく見守ってください
一応前作
【艦これ】漣「提督が基地に着任しました」【安価あり】
【艦これ】漣「提督が基地に着任しました」【安価あり】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428729925
キャラクターまとめ
【女】
海軍少佐。20代半ばくらい。
元護衛艦“くらま”航空隊のSH-60Kパイロット。
口が悪く、気性は荒いが物事に筋は通す。
新人を戦場に送り込むのは自分には重責だと思っている面がある。
喫煙者だが、パラオ泊地に来てから量はめっきり減った。
意外と女子力が高かったりする。
酒豪。酔うと結構暴れるが、そこまで飲む頃には大抵周りは寝ている。
余談だが、パラオ泊地に異動する直前まで、一週間の謹慎処分を受けていた。
【金剛】金剛型巡洋戦艦1番艦
母親がイングランド人の英国ハーフ。
普段はあからさまな似非英語口調で話すが、実際普通に英語を話すことも可能。
エクストリーム提督LOVE。
ビスマルクとは喧嘩友達。
宿舎では一人部屋。
【ビスマルク】ビスマルク級戦艦1番艦
日本在住ドイツ人の娘。
国籍は日本で、日本とドイツを行ったり来たりする幼少時代を過ごす。
日本語もドイツ語も達者。
ドイツ連邦軍に艦娘として入隊、その後日本に派遣される。
指揮権は完全に日本に移っており、ドイツに帰れる見込みは当分ないが、日本にも帰る家がある。
最近は貞操の危機を感じ、プリンツオイゲンを多少避けている節がある。
金剛とは喧嘩友達。
宿舎では一人部屋。
【赤城】天城型航空母艦2番艦
お酒の強さ:13(その辺の駆逐艦のがまだ飲めるレベル)
才色兼備の才女。
実力があり、実戦の経験も豊富で、戦果も多い。
一方でその戦果に固執する様子も見られ、女からは危険視されている。
しかし実態は意外とお茶目さんで、欲求も敢えて抑えないことが多いが、これは隊のムードを保つためでもある。
食欲を封じれば今度は大体性欲か眠欲に走る。
翔鶴にはそれを欠点に見られているのを少々残念にも思っている。
艦種関係なく姉貴分として接し、ムードメーカーでいようともしている。
駆逐艦の面倒見も良いが、中でも春雨を特に可愛がっている。ある意味翔鶴より良い方向に育ってくれたらしい。
宿舎では翔鶴と相部屋。
【翔鶴】翔鶴型航空母艦1番艦
赤城を追いかける後輩。
実力はあるが、戦果はあまり多くない。
そのため、配属先が同じで、同じ正規空母である赤城を目標にしている。
しかし赤城の戦う面しか見ていない節があり、それ以外の赤城の茶目っ気は欠点だとすら思っている。
赤城と明確に違う点は戦うこと自体に固執していること。
赤城ばかりを追っており、他の艦娘とは親しくない。阿武隈から避けられていることには気付いている。
宿舎では赤城と相部屋。
【秋月】秋月型駆逐艦1番艦
防空駆逐艦。
貧乏症の癖があり、給与明細の数字に未だに見慣れない。
性格自体は普通の良い子そのものなのだが、多少流されやすいところがある。
朝潮と並んで駆逐艦の面子を束ねるリーダー格。
朝潮、春雨と仲が良い。陽炎の事は少なからず快く思っていない。
実戦の経験はそれなりにあるが、対艦戦は苦手な他、潜水艦と交戦した経験がない。
宿舎では五月雨と相部屋。
【朝潮】朝潮型駆逐艦1番艦
生真面目で融通の利かない性格の持ち主。
所謂優等生で、秋月と並んで駆逐艦を束ねるリーダー。
秋月と明確に違うのは少々頑固で譲らないところ。
しかし自身の認めた相手等にはとても忠実で、従順になる。
真面目な点とその点も含めて、女からは苦手に見られている。
秋月、春雨と仲が良い。
実戦の経験は割と豊富だが、防空射撃を苦手としている。
宿舎では電と相部屋。
【電】吹雪型駆逐艦24番艦
姉と一緒に海軍に入隊し、一緒に合格したが、任地は分かれてしまった。
気弱な性格で、一人で行動することを不安がる。
姉とは教育隊まで一緒だったが、任地は分かれてしまった。女の着任とほぼ同時に配属された。
陽炎についていっている他、春雨と仲が良い。
実戦の経験はなく、演習の経験も少ない。基礎訓練をやっとこさ乗り越えたばかりである。
宿舎では朝潮と相部屋。
【春雨】白露型駆逐艦5番艦
お酒の強さ:33(慢心しなければある程度はいける)
気弱な性格だが、はっきりと言う時は言う。
割と友人を作りやすい性格ではある。
ガチレズ。実は女に一目で惚れている。
家は母子家庭で、学校で見つけた艦娘募集要項を見て母親に内緒で応募、合格してしまう。
母親にそれをきちんと説明できないまま、江田島へ送られた。
秋月、朝潮、電と仲が良い。また、実は赤城からはかなり可愛がられている。
輸送任務に何度か参加しただけで、実戦の経験はあまりない。
戦闘中に軽くパニックに陥り、自分の射撃を観測していなかったため、戦果は不明。
対空射撃は比較的得意な様子だが、やはり撃った経験より撃たれた経験の方が彼女の中では大きい様子。
宿舎では陽炎と相部屋。
【陽炎】陽炎型駆逐艦1番艦
気丈な性格で、物事をずばずば言う。
同時に弱い自分が気に入らないという面もある、所謂負けず嫌い。
正義感が強い分、他人の事にも首を突っ込んでしまう。
なんだかんだ反発しながらも女の言うことが正しいことは認めている。
電がついてきているが、実質孤立している。気に掛けられてはいる。
基礎訓練を終えて配属されたばかりで、実戦経験はなく、演習の経験も少ない。
宿舎では春雨と相部屋。
【五月雨】白露型駆逐艦6番艦
素直で気の弱い性格に対して豊富な経験を持つ。
実力は高く、同じ駆逐艦からは何かと畏敬の念を持たれているが、その分孤立してもいる。
しかし、同じように孤立している響と仲が良い。
輸送任務に多数参加した他、護衛任務も多い。
宿舎では秋月と相部屋。
【響】吹雪型駆逐艦22番艦
物静かな性格。無表情。
目が完全に死んでいる、と言われる程に目に光がない。
実戦の経験もあり、実力は確かだが、その戦い方は半ば捨て身ですらある。
宿舎では巻雲と相部屋。
【巻雲】夕雲型駆逐艦2番艦
お酒の強さ:21(その辺の駆逐艦)
天真爛漫な性格。
子供っぽい性格で一生懸命な姿勢を持つ。
家族どころか親戚や友人なども多くが死亡しており、帰る場所がないという。
実の姉でもある夕雲とパラオで再会したが、作戦で亡くした。
完全に孤立している。というより、自分から人を寄せ付けていない。
宿舎では響と相部屋。
【摩耶】高雄型重巡洋艦3番艦
竹を割ったようなさっぱりした性格。
女とはよく気が合うのか彼女なりに好意を持っている。
経験は豊富で、実力はパラオ泊地で最高位にいる。
対空戦闘を得意としているが、敵艦撃沈の戦果も多数持つ。
海軍に入隊する前は非行に走らない不良だったらしい。
しかし友人の為に傷害事件を起こし、補導される。その後自衛隊への入隊を宣言、実行した。
実はこっそり下着を穿かないなど露出の気がある。
二年ほど前の入隊。パラオに来たのは一年と半年ほど前で、基地設置当初から居る。
夕張、プリンツと仲が良い他、赤城とも親しい。
宿舎では一人部屋。
【衣笠】青葉型重巡洋艦2番艦
お調子者で天真爛漫な性格の持ち主だが、どこかセンスがズレている。
携帯電話を持ったことがなく、電子機器にも疎い。というより全体的に古い。
その代わり将棋などのボードゲームは結構強いが、相手が利根のため、負けてばかりいる。
器用貧乏で、索敵も砲撃も雷撃も出来るが、全部中途半端。
困った時は衣笠さんにお任せ。
利根と親しい。
宿舎では利根と相部屋。
【プリンツ・オイゲン】アトミラール・ヒッパー級重巡洋艦3番艦
ドイツから来た。指揮権は完全に日本側に移っており、ドイツに帰れる見込みは当分ない。
しかし本人も日本文化が結構楽しいらしく、帰れても帰る見込みは当分ない。
パラオに来てからも結構戦果を上げている実力者。
日本の文化に色々触れていくに連れて、主に夕張辺りに毒されてもいる。
ガチレズであり、オープンな変態。主に夕張のせい。
曰くナメクジの交尾のような濃厚なレズセックスがしたいらしい。恐ろしいのは、相手は問わないこと。
日本語は達者だが、やはり毒されている。主に夕張に。
父親と兄と弟がベルリンの実家に居る。母親はあんまりに女と浮気するので離婚したらしい。
しかし血は色濃く受け継がれており、近所の女性やクラスの友達と肉体関係になることも多々あった。
それで離婚の原因を作りだしたことがあったが、その頃には連邦海軍に逃げ込んでいた。
夕張と親しい他、案外摩耶と仲が良い。利根とはあまり気が合わないらしい。ビスマルク大好き。
宿舎では一人部屋。
【利根】利根型重巡洋艦1番艦
のじゃロリ。
見た目には幼いが、高校卒業済み。
趣味は将棋でいつも衣笠や翔鶴を相手に対局している。とても強い。
就職した矢先に職場が空襲で焼けてしまい、仕方なく海軍へ入隊。
最初の方は敵艦に恨みつらみをぶつけていたが、やがてそれがつらくなっていき、一時戦えない時期もあった。
現在はある程度割り切っているが、沈めた敵の数などから目を背けようとするのは変わらない。
また、戦闘時に出てくる戦争を楽しんでいる自分に自分が塗り変えられていくことを恐れてもいる。
塗り変えられてしまう前に死のうとも考えており、死に場所を求めている。
入隊から一年と3カ月程度。パラオに来たのは約一年前。
衣笠と親しい。
宿舎では衣笠と相部屋。
【夕張】夕張型軽巡洋艦1番艦
アニメ好きでオタク趣味。
工廠で色んなものを作っては人を困らせる。
プリンツオイゲンに色々日本文化を教えているが、それの方向性も割と間違っている。
なんでもかんでも技術者の視点から見てしまい、好奇心も非常に旺盛。
ある意味戦争を一番楽しんでいる。
艦娘になったのは一年と半年程前。パラオには基地設置当初から居る。
摩耶、衣笠、プリンツなどと仲が良い。阿武隈には避けられているが、本人は気にしていない。
宿舎では阿武隈と相部屋。
【阿武隈】長良型軽巡洋艦6番艦
気質として明るいが少々悲観的。
また普段は結構怖がりでかつ寂しがり屋。
世話好きで、姉力が存外に高いが、元々は一人っ子。
実は少々夕張を恐れている部分がある。
艦種や練度に関係なく、皆と仲が良いが、夕張だけは苦手。
駆逐艦相手には良い姉貴分であり、巡洋艦や戦艦空母に対しては弄られ役に徹している。
宿舎では夕張と相部屋。
【39日目:木曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「さて、初陣だ」
陽炎「えぇ!」
女「あんまり気負うな。どうせ戦えやしねぇ」
陽炎「なっ……」
女「なんのために空母と組ませたと思ってやがる」
本日の哨戒班
翔鶴、プリンツ、朝潮、陽炎
本日の秘書艦
電、巻雲、摩耶、衣笠、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
ごめん、赤城と間違えてたね
再安価
本日の秘書艦
電、巻雲、摩耶、衣笠、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「これは……利根だな」
利根「うむ、吾輩に任せておくが良いぞ!」
女「おう」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「利根、茶にしよう」
利根「うむ」
女「今日は紅葉饅頭があるぞ」
利根「楽しみだな!」
コンコンコン
女「ん……?」
入ってきた艦娘
電、巻雲、摩耶、衣笠、金剛、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
赤城
>>24赤城
用件
(コンマ2桁の和が6以下で利根と交流)
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
「赤城です」
女「おう、入りな」
赤城「失礼します」ガチャ
赤城「どうぞ、報告書です」
女「あぁ」
赤城「ところで……」
赤城「夜偵、どうされました?」
女「夜偵? 確か……衣笠が持ってたか?」パラパラ
利根「いいや、今は吾輩が持っておる」
女「そうだっけ?」
女「……そういや前回も出たな、この話」
利根「うむ、吾輩がしたな」
女「阿武隈に夜偵を、か……」
1.阿武隈に夜偵を持たせる
2.阿武隈の装備は変更しない
3.その他
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1
女「……そうだな」
女「阿武隈は一応夜偵を扱う訓練は受けてたな?」
利根「ばっちりじゃ」
女「そうか」
女「よし、決まりだ」
赤城「良かったです」
女「お前ら打ち合わせでもしてたのか」
利根「まさか」
赤城「滅相もない」
女「……そうかよ」
女「利根! 阿武隈を叩き起こしてこい」
利根「うむ!」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
阿武隈「うー……」
女「すまねぇな」
阿武隈「別に、いいですけど……」
女「任務に支障は出ねぇよな?」
阿武隈「出しませんっ」
隣に座った艦娘
秋月、電、巻雲、巻雲、摩耶、衣笠、夕張、金剛、ビスマルクの中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
摩耶「提督、隣いいか?」
女「おう」
摩耶「ん、じゃあ座るぜ」
摩耶の話題
1.他の艦娘の事(艦娘指定)
2.女提督の事
3.その他
↓2
摩耶「あの、提督さ……」
女「おう」
摩耶「ヘリパイだったんだろ?」
女「あぁ」
摩耶「その……撃墜されたこととか、なかったのかよ?」
女「ねぇな」
摩耶「やっぱ凄かったんだな……」
女「……なんで急にそんな話を?」
摩耶「な、なんとなく……」
女「……そうかよ」
摩耶「……悪い」
女「別に」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「利根、茶だ」
利根「うむ。では淹れてくる」
女「あぁ」
コンコンコン
女「誰だ?」
入ってきた艦娘
電、巻雲、衣笠、金剛、ビスマルクの中から
ただし、コンマ40以下で緊急電
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
衣笠
>>52衣笠
用件
(コンマ2桁の和が6以下で利根と交流)
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
「衣笠さんよ!」
女「おう、入れ入れ」
衣笠「やっほ、提督。はい、書類」
衣笠「今夜任務だけど大丈夫?」
女「何が?」
衣笠「寝たりしなくていいの?」
女「昼寝はしたぞ」
衣笠「そう? なら良いんだけど」
衣笠「……あの、さ」
女「ん?」
衣笠「この前と同じ、なんだよね……?」
女「一応な」
衣笠「じゃあ、敵も……」
女「大方この前と同じだろうな」
衣笠「そっか……じゃあ、これで分かるんだね」
女「……阿武隈か?」
衣笠「うん。すっごく気にしてたから」
女「……」
1900:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「さて……」
翔鶴「これから作戦ですよね?」
女「あぁ。お前らが出くわさなかった以上、そうなるな」
陽炎「……」
女「おう、お前、初の戦闘哨戒はどうだった」
陽炎「……別に」
女「はー……一応言っとくけどな」
女「お前、もう抜け出せねぇぞ」
陽炎「……?」
隣に座った艦娘
朝潮、電、陽炎、巻雲、プリンツ、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1~3でコンマの数値が最も低いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
朝潮「司令官、お隣よろしいですか?」
女「あいよ」
朝潮「失礼します」ストン
朝潮の話題
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
女「……そういや、今日の陽炎の動きはどうだったよ?」
朝潮「陽炎の、ですか」
朝潮「訓練通りでした。何もかも」
女「あー……成程。まぁ、一回戦うよりねぇわな」
女「艤装の点検は入念にするように言われるんだってな」
朝潮「はい。教育隊では何度も連帯責任で腕立ての憂き目に」
女「お前自身は少ないもんな」
女「しかし、即応戦闘となるとあれだよなぁ」
朝潮「あれですね」
女「手順をいくつか飛ばさなきゃならんからなぁ」
――フィリピン海、パラオ諸島沖
夕張「電探に感あり」
夕張「1、2、……7隻」
夕張「発行信号送らないと……」
夕張「あれ? あの信号は……阿武隈よね?」
任務行動開始
任務:CF作戦
内容:敵輸送船団の撃破
水雷戦隊
夕張、阿武隈(旗艦)、秋月、春雨、五月雨、響
阿武隈≪無線封鎖を解除します≫
夕張「はいはい。早く撃とう」
阿武隈≪それなんだけど……≫
秋月≪……! 逆探に反応あり! 捉えられました!≫
夕張「あー……こりゃあっちにも逆探が居るね」
夕張「つべこべ言ってらんないや」
阿武隈≪でも、夜偵から敵艦発見の報告がないの≫
夕張「今どこを飛んでるの?」
阿武隈≪所属不明艦隊の真上≫
夕張「所属不明?」
阿武隈≪う、うん。重巡1、軽巡1、駆逐2で丁度あの敵艦隊と同じなんだけど≫
夕張「当てにならないわ……偶然居合わせた味方かも」
阿武隈≪……もう一回基地に連絡とってみるね≫
夕張「そんな時間は……」
夕張(……あれ?)
――パラオ泊地、司令部施設 司令塔
「所属不明艦隊について、どうすれば良いかと」
女「所属不明?」
女「無線や発光信号で聞くわけにもいかねぇしな……」
女「……無視だ。脅威になるようなら排除しろ」
女「今は目の前の敵艦に集中するように言え」
「了解、そのように伝えます」
利根「……」
――フィリピン海、パラオ諸島沖
夕張≪まずこっちでは敵艦隊しか捉えてないんだけど≫
阿武隈「こっちは敵艦隊を捉えてないもん」
夕張≪はあ?≫
秋月≪あの……本当に敵艦なんでしょうか?≫
夕張≪……どういう意味?≫
秋月≪阿武隈さんの言う所属不明艦隊とあの敵艦隊が同一の艦隊だとしたら……≫
夕張≪じゃあ敵艦隊でしょ≫
阿武隈「待って、所属不明って言っても味方の可能性が大だよ?」
阿武隈「殊に先頭の重巡は妙高型の可能性高し、って……」
夕張≪深海棲艦には日本軍型のも居るじゃん≫
阿武隈「そうだけど……」
阿武隈「あ、返信……」
夕張≪なんて?≫
阿武隈「不明艦隊は無視、目の前の敵を攻撃せよ、って」
阿武隈「ど、どうしよう……」
阿武隈の指示
1.探照灯を照射
2.砲雷撃開始
3.監視を続行
4.その他
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
阿武隈「っ……探照灯を照射するよ」
秋月≪危険です! 私が……≫
阿武隈「ううん、これは旗艦の仕事だから……」
阿武隈「探照灯用意、照射!」バッ
夕張≪……敵艦、先頭から妙高型重巡、球磨型軽巡、陽炎型か夕雲型……≫
夕張≪……に、見えるね。これまでもあった例だけど……≫
春雨≪あのタンカー……初めて見る型です≫
五月雨≪貨物船の型も見たことがありません≫
≪こちら夜偵、不明艦隊は現在探照灯を照射されている≫
阿武隈「了解」
阿武隈(同一艦隊でほぼ確定、かな……)
阿武隈の指示
1.あれは敵である(攻撃を開始)
2.あれは敵ではない(基地に連絡)
3.まだ分からない(監視を続行)
4.その他
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価
阿武隈「もう暫く監視しよう」
夕張≪はいはい≫
阿武隈「……一向に撃ってこないね」
夕張≪任務を優先してるんじゃない?≫
阿武隈(確かに、敵からしてみれば最優先すべきは私達より輸送船……)
春雨≪向こうもこちらが敵か味方か分からないんじゃないでしょうか≫
五月雨≪確かに、夜ですし……≫
秋月≪……微妙に距離が開き始めています≫
相手の動き
コンマ20以下で発砲、21~50で増速、51~80で転進、81以上で変化なし、00またはぞろ目で……?
直下
阿武隈「……離れてくね」
夕張≪夜偵は?≫
阿武隈「追尾中だよ」
秋月≪追わないのですか?≫
阿武隈「他に敵が居ないか探ってみよう」
夕張≪……はいはい≫
夕張≪他に艦影なし……≫
夕張≪やっぱりさっきのが目標だったんじゃない?≫
阿武隈「でも……」
秋月≪確かに、数も艦種も事前情報と一致します≫
秋月≪……阿武隈さん?≫
阿武隈「……もしも、これで作戦失敗だったら……?」
阿武隈「誰が……誰が責任とるのかな……?」
夕張≪そりゃこれまでの経験則から言って……≫
秋月≪……!≫
春雨≪そんな、まさか……!≫
秋月≪……追撃しましょう。まだ電探で捉えてるし、夜偵も見てる。間に合います≫
秋月≪今から攻撃を仕掛ければ、敵に損害を与えて、夜明けには帰投出来るでしょう≫
五月雨≪で、でも、敵じゃなかったら……!≫
阿武隈「っ……」
夕張≪五月雨ちゃん、今は余計なこと言わないの≫
夕張≪阿武隈? 今考えてる?≫
阿武隈「……じゃあ、……」
1.攻撃を行い、作戦続行
2.追撃はせず、作戦中止
3.その他
↓1~3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は再安価
阿武隈「……追撃はせず。作戦中止」
秋月≪そんな! 目標は……!≫
阿武隈「旗艦の指示には従って」
阿武隈「……悪いけど、敵とは認められない」
秋月≪っ……!≫
春雨≪……あの≫
阿武隈「意見具申は聞かないよ」
春雨≪いえ……えっと、作戦中止、って……≫
阿武隈「うん。作戦中止」
春雨≪失敗じゃ、ないんですか……?≫
阿武隈「目標現れず、作戦続行不可につき中止とする」
阿武隈「これで良い?」
春雨≪あ……はい……≫
秋月≪……≫
夕張≪あーあ、残念だったなぁー……≫
阿武隈「……何が?」
夕張≪今日さ、15.5cm持ってきてたんだよね、副砲も含めて≫
夕張≪使いたかったなー、って≫
阿武隈「……」
阿武隈「進路、このまま。帰投します」
――パラオ泊地、司令部施設 司令塔
「作戦中止を通達してきました」
女「中止?」
「えぇと……敵影見えず、作戦続行不可」
女「……そうか、成程……」
利根「結局何だったんだろうな?」
女「……おい」
「はい」
コンマ30以下で試行
直下
女「……いや、やっぱりいい」
女「お疲れさん」
「お疲れ様です」
女「中止、中止か……」
利根「……考えたな、阿武隈め」
女「どうだか」
任務行動終了
任務:CF作戦
内容:
敵輸送船団の撃破【作戦中止】
被害:
なし
評価:
作戦中止
明日の哨戒班
哨戒班
電、巻雲
巡洋艦級
摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
摩耶、電、巻雲
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、利根の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「じゃ、風呂入るか」
利根「うむ、吾輩も入ろう」
女「おう」
女(……)
【39日目:木曜日】終了
取り敢えずここまで
夕方再開します
≪投下開始でち!≫
【40日目:金曜日】
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
秋月「……おはようございます」ジトッ
阿武隈「あ、うん、おはよう」
秋月「……」
阿武隈「……」
春雨「……あ、秋月ちゃん!」
秋月「……行こ」
秋月「それでは」
春雨「あ、うん……」
阿武隈「あ……」
女「……」
赤城「うーん……」
本日の哨戒班
赤城、摩耶、電、巻雲
本日の秘書艦
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「これは……陽炎か」
陽炎「私?」
女「おう。光栄に思えよ」
陽炎「……うん」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「陽炎、そこの資料持って来い」
陽炎「これ?」
女「そうそれ」
コンコンコン
女「誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、春雨、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
秋月
>>120秋月
用件
(コンマ81以上で陽炎と交流)
↓2と↓3でコンマ2桁の和が低い方、同値の場合は↓1
「秋月です」
女「入りな」
秋月「失礼します」ガチャ
秋月「昨夜の任務の詳報です」
女「おう、お疲れさん」
秋月「……なんだったんですか、あれは」
女「ああ?」
秋月「阿武隈さんの指揮です」
秋月「目標海域に居た所属不明の艦隊を敵ではないと言い張り、挙句作戦中止」
秋月「相手は電探でこちらを探していました。その後探照灯も照射したのに……」
秋月「そこまでやっておいて、攻撃はせず」
秋月「結局何がしたかったのか、あの場に居た私ですら分かりません」
秋月「敵から攻撃がなかったから良かったものの……」
女「……はぁ」
女「それはあたしの采配に対するものか?」
秋月「えっ……」
女「あいつに指揮を任せたのはあたしだ」
女「任せたあたしが悪かったんだな?」
秋月「そ、そういうわけでは……!」」
女「ならこの話はお終いだ。下がりな」
秋月「……失礼、します」
ガチャ バタン
女「……阿武隈の詳報を待つか」
陽炎「……」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「ここのカレーも大分慣れたな」
陽炎「そうなの?」
女「もう一カ月半近いからな」
隣に座った艦娘
朝潮、春雨、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
金剛「お隣座りマースネー」ストン
女「あぁ」
金剛「いつも通り美味しそうなカリーだネー」
女「いつも通り美味ぇよ」
金剛「ところで、提督ー」
女「ああ?」
金剛「今朝から秋月達がなんだかギスギスしてますネー」
女「……あぁ」
金剛「Um……良くないネー」
女「あぁ、良くない」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「ふーっ……」
コンコンコン
女「誰だ?」
「陽炎よ。資料室から戻ってきたわ」
女「おう、おかえり」
陽炎「ただいま」ガチャ
陽炎「……って、煙草吸うなら窓くらい開けてよ!」
女「ああ? 良いだろ、別に」
陽炎「ただでさえ、においが付きそうなのにわざわざこんな密閉空間作らないでよ!」バンッ
女「細けぇ」
コンコンコン
女「今度は誰だ?」
入ってきた艦娘
朝潮、春雨、五月雨、響、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、ビスマルク、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓1
阿武隈
>>136阿武隈
用件
(コンマ68以上で陽炎と交流)
↓1と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
「阿武隈です」
女「おう、お前か。入りな」
阿武隈「失礼します」ガチャ
阿武隈「昨夜の任務の詳報を持ってきました」
女「あぁ……んん?」
女「なんだこりゃ? やけに多いな?」
阿武隈「……勝手ですけど、追加資料を」
女「あぁ、そういう……」
女「ご苦労さん」
阿武隈「はい」
女「……あ、そうだ」
女「秋月と仲直りしとけよ」
阿武隈「……」
阿武隈「……はい」
バタン
女「……さて」パラ
女(前回、FF作戦ではこちらは相手を敵だと確信していた)
女(だから会敵と同時に攻撃を開始、相手に反撃の隙を与えなかった)
女(だが……同時に妙にも感じたんだよな)
女(遅い発砲、見当違いの照準、そして所属を尋ねる信号)
女(報告を読んで妙に感じたあたしが本土に電話したのは流石に誰も知らねぇわな)
女(さて……まずは前回作戦と今回作戦の相違点だ)ペラ
女(……あいつ、結構ブリーフィングの細かい内容まで覚えてんだな)
女(敵艦隊の内容……確かにFF作戦の時は通達されてなかったな。指令書には書いてなかったし)
女(逆に言うとこいつはCF作戦では目標の内容が完全に割れていたことを不自然に思ってる)
女(……疑問に思うほどのことでもないと思ってたんだがな、あたしは)
女(で、問題の発光信号だ)
女(FF作戦では敵艦隊が最初こちらを味方と誤認、所属を尋ねてきた、ということになってるが……)
女(相手はこちらが無線封鎖していることに気付いていたのか? それとも散々試した挙句のあれか?)
女(どちらにせよ、連中はもう海の底だ)
陽炎「司令、お茶よ」コトン
女「あぁ」
女(そういえばこいつ、きな臭い、って翌日くらいに言ってきたんだよな)
女(……大方春雨の戦闘詳報を盗み見たかなんかなんだろうが……)ペラ
女(FF作戦の戦闘の経過に入ったな)
女(秋月、夕張の電探に艦影が映ったのはほぼ同時)
女(夕張が発光信号で全艦に通報、阿武隈が単縦陣を伝達)
女(ここで一つ妙なことが起こる)
女(距離が近過ぎて敵艦隊もこちらの動きを察したんだろうな)
女(敵艦隊も同じく単縦陣の進路を取り始め、こちらと合わせて同航戦を狙ってきた)
女(戦闘配置の伝達、そして砲撃用意の合図、発砲)
女(ここまで阿武隈達は完璧に訓練通りのことをやってのけた)
女(逆に言うとそれだけの隙が相手にはあった)
女(敵の“情報艦”に電探を逆探知されてたのは確実だ)
女(なのに、敵は攻撃をしてこなかった。こちらの出方を窺った)
女(攻撃を待っていたとしか思えん。もしくは、攻撃されるとは思っていないか)
女(最初に撃ったのはこっちだ。主砲で一斉射した)
女(効果は上々、敵はろくな回避行動もとらずに多数の命中を受けた)
女(この時単縦陣の横をすり抜けて退避しようとしていた鈍足の輸送船が大きな被害を受けたらしいな)
女(タンカーと思しき輸送船に命中弾、炎上。駆逐艦も1隻が炎上した)
女(この時丁度真ん中辺りの駆逐艦と中途半端な位置のタンカーだったんで、周囲が明るくなった)
女(そこで敵の艦種が割れたわけだな)
女(軽巡1、駆逐3。後はコンテナ船1と貨物船1、タンカー2。典型的な護送船団)
女(そこまできて敵はやっとこさ探照灯を照射。目標は恐らく阿武隈)
女(だが、それでも攻撃はしてこなかった。ただの威嚇)
女(夕張と秋月が電探を頼りに砲撃、軽巡を炎上させて探照灯を潰した)
女(炎上したタンカーの横を抜けていこうとしていたコンテナ船に命中弾)
女(でかい焚火の横を通ろうとしていたもんで、恰好の的になったわけか)
女(攻撃を受けたコンテナ船は傾斜。秋月がコンテナが零れ落ちていくのを見てる)
女(その段になって漸く敵艦は発砲してきた。目標は夕張)
女(敵の砲撃はいずれも夕張の近辺に落ちた)
女(後ろから見ていた駆逐連中の記録には夾叉したと書いてあるし、夕張自身は至近弾を受けたと書いてる)
女(だが、夕張は回避の為に不意に速力を絞ったところに降ってきたと書いてる)
女(つまりあのままの速度なら至近にもならなかった筈だ)
女(じゃあ、あの砲撃は何か?)
女(答えは簡単だ。探照灯照射の延長。ただの威嚇射撃。阿武隈も夕張も戦闘中にそれを疑っている)
女(五月雨が魚雷を発射、駆逐艦に命中している)
女(春雨も続けて魚雷を発射。ここで阿武隈が砲撃を受けるが、大きく外れていた)
女(阿武隈と夕張の砲撃も外れた)
女(ここで炎上していたタンカーが爆沈した)
女(最後に残った駆逐艦1隻が速度を落とした)
女(どうも軽巡を待っていたようだが、その軽巡は魚雷によって撃沈された。恐らく春雨のだ)
女(輸送船とタンカーがある程度離れたので残った駆逐艦も退避を開始)
女(阿武隈の判断で追撃はせず、魚雷を放って終わりにした)
女(輸送船とタンカーを撃沈)
女(こうして敵艦隊は駆逐艦1隻を残して全滅したわけか)
陽炎「……それ、昨日の?」
女「あぁ」ペラ
陽炎「そっか……」パク
女(次にCF作戦だ)
女(経過を分かりやすく、FF作戦の事も交えて書いてるな)
女(まず索敵。FF作戦と違って、夜偵があった)
女(阿武隈は夜偵を使ってなるべく事前情報に近い編成の艦隊を探した)
女(で、見つけたのが所属不明艦隊だ)
女(編成が事前情報と全く一致するのに不明としたのは輸送船の甲板の積荷に自動車が見えたからだそうだが……)
女(それは明らかに陸軍か海空軍警備隊用の補給物資だ。どんな自動車かにもよるが、記録がねぇか)
女(軍用車でなけりゃ密輸だ。日本車好きのオージー向けの。少なくとも深海棲艦じゃねぇ)
女(だが、夕張と秋月の電探にはそんなもんは映らねぇ。ただの目標にしか見えん。意見の相違はここからだな)
女(で、無線封鎖解除後に秋月が敵の電探を逆探知した。互いに捉えられた)
女(前回より少し距離が離れてたんで、夜偵が見つかったか逆探知されたか、まぁ敵にはバレたわけだ)
女(そこで意見の相違がはっきりしたんだよな。夜偵が見てる所属不明艦隊と、電探で捉えた敵艦隊)
女(判断に苦しんだ阿武隈は基地に連絡してきた。賢明な判断だな)
女(あたしはそんなことは露知らず、所属不明を無視して敵艦隊を攻撃しろと指示した。や、当然のことだが)
女(それで、阿武隈と夕張の口論だ。駆逐艦は黙って身の振り方を考えてたようだが)
女(で、距離を詰めながら阿武隈が探照灯を照射。一応威嚇のつもりかね)
女(目視で敵艦隊の顔触れを確認した)
女(戦闘艦は妙高型1、球磨型1、陽炎型もしくは夕雲型2。輸送船はいずれも見たこともない型だったと)
女(阿武隈は監視を続けることを指示、夕張もそれには従った)
女(FF作戦ではもうこの段で敵艦隊は半壊状態になってたな)
女(ここらへんで駆逐艦も喋り始める。少なくとも春雨と五月雨は敵ではないかもしれないと思っていたようだ)
女(夕張は頑なにそれを敵だと思っていたようだし、秋月もそれに近いな。響はこの辺りに言及なし)
女(相手は進路をずらし、微妙に距離を開けていった)
女(この対応はFF作戦にも通ずるものがある。こっちを無視しているのか警戒しているのか、だ)
女(少なくとも敵対はしてこなかった。見掛け次第攻撃をしてくるわけでもなかった)
女(やはり攻撃を待っているかのような、もしくは攻撃を受けないと思っているかのような)
女(この頃、阿武隈が作戦失敗の場合を考えて、それを口にしてる)
女(まぁ、確かにあたしの責任にはなるが、被害が出たわけじゃねぇからまだマシだろう)
女(……が、秋月はそう冷静でいられなかったようだ。春雨は案外冷めた頭で考えてたようだが)
女(攻撃を進言したが、阿武隈は却下。作戦は中止された)
女(全員、どこか疑心暗鬼のようなところがあったんだろうな)
女(これを本当に撃って良いのか? 撃っても何の問題にもならないか? 撃たないのが問題なのか?)
女(多分、何の疑いもなく撃ちたいだけ撃とうと考えていたのは夕張か響くらいだろうな)
女(阿武隈も、秋月も、春雨も、五月雨も、そんなに太い神経をしてなかったんだろう)
女(まぁ、兎にも角にも作戦は失敗じゃなくて中止)
女(失敗よりはよっぽどマシだ)
陽炎「……」モグモグ
女「……お前、何食ってんだ?」
陽炎「え、モナカ……悪かった?」
女「おまっ……全部食いやがったな! 返せ! 食ったもん返せ!」
陽炎「ごごごごめん! 無理!」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「……阿武隈は?」
春雨「分かりません。プリンツさんに聞いてみたらどうですか?」
女「なんで?」
春雨「訓練後、シャワー一緒に行ってましたから」
女「なんであいつは自分から見えてる機雷触りに行くんだよ……」
隣に座った艦娘
朝潮、電、春雨、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2
摩耶「提督、隣座ってもいいか?」
女「おう、勝手にしな」
摩耶「じゃあ、座る」ストン
摩耶の話題
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
摩耶「阿武隈は?」
女「分からん。まだ風呂かな」
摩耶「プリンツと一緒に入ったんじゃなかったか?」
女「あぁ」
摩耶「お前……あいつを魔の手の中に置いとくのか」
女「あいつ自身が満更でもないらしい」
摩耶「どうしようもねぇな」
女「どうしようもねぇよ」
2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場
女「あー……」シュルシュル
女「誰のだっけな、これ」パサッ
置いてある服の持ち主
秋月、春雨、陽炎、響、巻雲、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
秋月
>>160秋月
何をしていたか
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
カラカラカラ
秋月「……」
女「よお」
秋月「……あ、司令」
女「何か悩んでたろ」
秋月「そんなことは……」
女「阿武隈とは仲直り出来たか?」
秋月「……まだです」
女「阿武隈にも言ったんだがな」
秋月「……」
女「……」
女「背中、流してやるよ」
秋月「……私、阿武隈さんに酷いことを……」
女「それが自覚出来てんなら十分だ」ヌルヌル
秋月「……その、私、軽率でした。司令のことを考えてたら、つい……」
女「嬉しいね」ヌルヌル
秋月「えっと……」
女「はぁー……」
女「で? 結局これはガキの喧嘩か?」
秋月「っ……はい……」
女「……責任問題がどうこうは大人の仕事だ」
女「艦隊がどうこうも旗艦の仕事だ」
女「うちの巡洋艦はワーカホリックばっかだからな、仕事をとってやるな」
女「まぁ……どっちからでも良い。謝るなり張り倒すなりして解決しろ」
女「お前はそうしたいんだろ? あいつだってそうしたいんだからな」
女「あいつもそうだが、春雨や五月雨は案外頭冷やすの早かったぞ?」
秋月「……はい」
女「……ま、肩の力抜けや」ニュルッ
秋月「ひゃっ!?」ビクッ
2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
秋月「すー……すー……」
秋月「んっ……」ピクンッ
女「どうしてこうなった」
明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響の中から
↓2 ↓4
哨戒班
春雨、陽炎
巡洋艦級
衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
利根、春雨、陽炎
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……寝よう」
秋月「ん……しれい……」
【40日目:金曜日】終了
取り敢えずここまで
もっとこう……泣かせたい
誰をとはいわないけど
≪今日こそは頼むぜ≫
≪コンマ神にでも祈ってろ≫
≪投下するぞ!≫
【41日目:土曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
春雨「……」ジトー
秋月「?」
春雨「秋月ちゃん……」
秋月「何?」
春雨「今朝、なんで司令部から出てきたの?」ジトー
秋月「えっと……」
春雨「……司令官、だよね?」
女「察しが良いな」
春雨「秋月ちゃんばっかり、ズルイ」
女「悪かったって」チュッ
春雨「んっ……」
本日の哨戒班
翔鶴、利根、春雨、陽炎
本日の秘書艦
秋月、朝潮、電、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「……電だな」
電「電が秘書艦なのですか?」
女「おう」
電「が、頑張るのです」
女「そんなに気張んなくても良いよ」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「さて……茶にするか」
電「それでは、電がお茶を淹れてくるのです」
女「おう、頼んだ」
コンコンコン
女「ああ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ40以下で緊急電
↓2
衣笠
>>197衣笠
用件
(コンマ48以下で電と交流)
↓1~4でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
衣笠「衣笠さんにお任せ!」バンッ
女「またお前か」
衣笠「提督! 遊ぼ!」
女「勤務中だろうが」
衣笠「今休憩でしょ?」
女「あー、はいはい」
女「で? 将棋か?」
衣笠「偶にはチェスでもしようよ」
女「ああ? チェスのルール知ってんのか」
衣笠「知らない!」
女「お前……よくチェスやろうなんて言い出せたな」
衣笠「提督は知ってるんでしょ?」
女「出来んことはないが……」
衣笠「じゃ、やろっ!」
女「盤と駒は?」
衣笠「……持ってない?」
女「持ってるわけねぇだろ」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「ったく……」
衣笠「ぶー」
女「もう少し考えてから行動しろ」
衣笠「いーじゃんさ」
隣に座った艦娘
秋月、朝潮、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は↓1
金剛「提督ゥー、お隣いいデースカー?」
女「おう」
金剛「阿武隈と秋月、仲直りしたんですネー」
女「そうなのか?」
金剛「一緒に訓練してましたヨー」
女「いつも通りに?」
金剛「イエス、アズユージュアル」
女「そうか、そりゃ良かった」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「さて、と……」
女「茶にするか」
電「はいなのです!」
コンコンコン
女「誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ40以下で緊急電
↓2
夕張
>>215夕張
用件
(コンマ95以上で電と交流)
↓2
「夕張でーす」
女「おう、入りな」
夕張「失礼しますねー」ガチャ
夕張「提督、将棋しませんか?」
女「利根とでもやってろよ」
夕張「今日居ないじゃないですか」
女「じゃあ衣笠だ」
夕張「さっきなんか必死に手品の練習してたんで、邪魔したら悪いですよ」
女「あたしの迷惑は考えねぇんだな」
夕張「もうっ、やりましょうよ」
女「あー、はいはい……」
勝敗
コンマ奇数かぞろ目で提督の勝利、偶数で夕張の勝利
直下
女「ほら、詰んだ」
夕張「えー? あれ? おっかしいなぁ……」
女「攻めが単調すぎんだよ。すぐ崩せる」
女「それにお前、将棋慣れてないだろ」
夕張「分かります?」
女「なんとなくな」
女「少なくとも今お前があたしに勝つのは無理だろうな。出直してこい」
夕張「あーい……」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
春雨「司令官!」ギュッ
女「おう、お疲れさん」
春雨「司令官も、お疲れ様です!」チュッ
女「ん、あぁ」
隣に座った艦娘
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、利根、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
再開します
利根「提督よ、隣いいか?」
女「勝手にしな」
利根「うむ」ストン
利根の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2
利根「夕張と将棋をしたそうだな?」
女「あぁ」
利根「吾輩は夕張とは指したことがない」
利根「どうだった?」
女「どうもこうも……そうだな」
女「弱いと言えば弱かったぞ」
女「慣れてないのもあったが、それとは別問題に妙な弱点があってな」
女「合理的で論理的だが、それだけに単調に過ぎる。あいつ自身が気付かないうちに引っ繰り返せる」
利根「ふむ……」
利根「……将棋には、人の心が出る」
女「……ああ、成程。あいつの心、ね」
利根「うむ」
利根「ただ……やはり奴とはあまり指したくないな」
女「……そうか」
2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場脱衣場
ガラガラ
女「……おっ」
脱衣場に居た艦娘
朝潮、春雨、陽炎、巻雲、摩耶、衣笠、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
金剛「Oh, 提督」
金剛「今からお風呂デスカー?」
女「そういうお前も今からか?」
金剛「イエース!」
女「そうか」
女「さて……背中でも流してやろうか、イギリスン」
金剛「What? ほんとデスカー?」
女「おう」
金剛「では、お願いしマース!」
女「よっ……」ヌルヌル
金剛「んんっ……」
金剛「提督の手、気持ち良いデース……」
女「そうか?」ヌルヌル
金剛の話題
1.金剛の事
2.この泊地の事
3.女提督の事
4.その他
↓2
女「……そういやさ、お前は先代の、も一つ前の提督のことは知ってんのか?」
金剛「2代目提督のことデスカ?」
女「そう、それ」
金剛「I know」
女「聞かせてくれるか?」
金剛「Um……どこから話しマショウ」
金剛「そうですネー……彼はいつもsmileでしたヨー」
女「笑ってた?」
金剛「イエス。どんな時も、常に、Always」
金剛「利根や摩耶はなんだか気味悪がっていましたケド」
女「お前は?」
金剛「大好きでしたヨ?」
女「そうか」
女「摩耶や利根以外には?」
金剛「Umm……あ、翔鶴もあの提督の事はあんまり好きじゃなかったみたいデス」
金剛「あと赤城は、はっきりと“嫌いです”と言ったことがありマース」
女「あいつが?」
金剛「イエース」
女「意外だな……」
女(一体どんな奴だったんだ……?)
2200:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「前代に引き続き、前々代か……」
女「……なんか、引っ掛かるんだよな、いつも笑顔ってのが……」
女「どこだっけ……どっかで聞いた……」
女「……いや、見た特徴だぞ……」
明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、朝潮、電、五月雨、響、巻雲の中から
↓1 ↓2
哨戒班
秋月、響
巡洋艦級
摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
阿武隈、秋月、響
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、金剛、ビスマルク、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……思い出せんな」
女「そうこう考えてるうちに決まっちまったよ……」ゴロン
【41日目:土曜日】終了
取り敢えずここまで
質問とか受け付けます
赤城さんっていつも笑顔だよね
2代目提督の影響かしら?
>>265
昔からよ
2代目って五月雨や朝潮からの受けが良い提督だよね?
金剛も好きだけど少なくとも摩耶利根赤城翔鶴からはよく思われてない、不思議だな
>>267-268
付き合い方
上官として付き合うのは良いけど、人としては……って感じ
そういった点で夕張は便利な心の持ち主だったりする
まぁ追々解き明かしてみてね
午前7時30分頃より投下します
≪投下準備よし、進路適性、目標確認≫
≪投下ァ!≫
【42日目:日曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
阿武隈「……」ドンヨリ
夕張「ふあーあ……」
女「眠そうだなぁ」
夕張「仕方ないじゃないですか、眠いんですから……」
女「お前、昨夜何してた?」
夕張「レズ物のAV見てました。阿武隈も強制的に」
女「……」
阿武隈「……」ドンヨリ
本日の哨戒班
摩耶、阿武隈、秋月、響
本日の秘書艦
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「……翔鶴」
翔鶴「あら……」
女「お前事務仕事苦手だったよなぁ」
翔鶴「えぇ……」
女「ま、事務以外のことをやってもらうかな」
翔鶴「それでしたら……」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「翔鶴」
翔鶴「どうぞ、お茶ですね」コトン
女「ん、ありがとな」
翔鶴「いえいえ」ニコッ
女「……?」
コンコンコン
翔鶴「誰でしょう?」
入ってきた艦娘
朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ20以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
春雨
>>278春雨
用件
(コンマ77以上で翔鶴と交流)
↓1~3でコンマの数値が最も低いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
「春雨です」
女「ん? あぁ、入りな」
春雨「失礼します」ガチャ
女「……どうした、凄ぇ形相だな」
春雨「最近感覚が鈍っていると赤城さんに言われたので」スンスン
春雨「甘味の所在と名前を当てにきました」
女「お、おう」
春雨「……ここですね!」
春雨の回答、お菓子と場所
コンマ2桁の和が10以上で正解
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
春雨「右の棚……上から二段目! 羊羹が!」カッ
女「……翔鶴」
翔鶴「はい」パカッ
翔鶴「これですか?」
女「正解だな」
春雨「ふーっ……!」
春雨「次はー……」
春雨の回答、お菓子と場所
コンマ2桁の和が8以上で正解
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
27で不正解じゃないかな
練り切り 執務机横の隠し扉
>>292
うわ恥ずかしい
直前までコロコロ変えてたから8以上だと思ってたわ
春雨「机の上に置かれた提督の帽子の中、豆大福が!」
女「流石にバレるか」ヒョイ
女「お前にやろう」
春雨「わぁ、ありがとうございます!」
女「翔鶴、こいつの分も茶を頼む」
翔鶴「了解です」ニコッ
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「そういや、自然保護区に深海棲艦が潜んでるとかって話あったな」
翔鶴「そうなんですか?」
女「捕獲作戦らしいが……どうなったんだろうな」
女「今度夕張辺りに聞いてみるか……」
隣に座った艦娘
朝潮、電、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2
朝潮「司令官、お隣よろしいですか」
女「おう」
朝潮「では、失礼します」ストン
朝潮の話題
↓2
朝潮「司令官、将棋が流行っているそうですね」
女「……そうなのか?」
朝潮「そうなのです」
女「そうか……」
朝潮「なので、司令官」
朝潮「私ともやってくれませんか?」
女「お前指せるのか」
朝潮「いいえ、出来ません」
朝潮「ルールからお願いします」
女「お前……」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「ふぅっ……」
翔鶴「提督、お茶です」コトン
女「ありがとな」
女「……お前、事務仕事以外は普通に有能だな」
翔鶴「褒められているのでしょうか……?」
コンコンコン
女「ああ?」
入ってきた艦娘
電、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ2桁の和が5以下で緊急電
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
電
>>308電
用件
(コンマ84以上で翔鶴と交流)
↓2
「電なのです」
女「おう、入りな」
電「失礼しますのです」ガチャ
電「あの、これ……」
女「なんだそりゃ?」
電「えっと、2代目の提督の資料だそうです。金剛さんが……」
翔鶴「……」ピクッ
女「そうか。ご苦労さん」
女「……本人は?」
電「その……ビスマルクさんと喧嘩を……」
女「あぁ、いつものか……」
女「さて、と……」ペラッ
女「……ああ? この名前は……」
女「……ああ、クソッ、そういうことかよ……」
女「あいつ……ここに居たのか……」
翔鶴「……お知り合いだったのですか?」
女「知り合いもクソも……」
女「こいつはあたしの同期だ。防大のな。大犯罪者だぞ」
翔鶴「……犯罪者?」
女「何人殺したと思ってんだ……いや、あたしも共犯みたいなもんか」
女「聞きたいか? クソみてぇな話だぞ」
翔鶴「……」
1.やめておく
2.聞いてみる
3.その他
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
翔鶴「……お聞かせください」
女「……あー……」
女「お前、入隊はいつだった? その時もう海軍だったか?」
翔鶴「えぇ……自衛隊ではありませんでした」
女「そうか……なら知らねぇかな」
女「政府が再軍備を宣言する直前、何が起こったか覚えてるか?」
翔鶴「政権が交代しました」
女「そう、マスコミは新政府の横暴だのと騒いでたな」
女「実はな……あれはクーデタの結果なんだよ」
翔鶴「く、クーデター?」
女「首謀者はこいつ……いや、計画者かな」
女「こいつ自身は何枚も重ねられたシナリオを書いて、新幹部の連中に一枚だけ見せただけだ」
翔鶴「その、シナリオとは……?」
女「再軍備、国民総決起計画だ」
女「それとは別に、反乱の予兆ありという情報を内調に、偽クーデターの計画をマスコミにリークした」
女「つまり、奴は新幹部の連中と政府の連中とマスコミを同時に騙したわけだ」
女「序でに同期のよしみで協力を仰がれたあたしらも騙されたといえば騙されたな」
女「最初にあたしにコンタクトとってきたのは開戦から1週間ほどだ」
女「……いや、そん時はまだ“戦争”じゃなかったな」
女「政治家の連中が一連の事件にありがたいお名前をつけようと考えてた頃だ」
女「前線では自衛隊が米軍諸共苦しんでた頃だよ。あたしもそこに居た。艦娘もまだ試験段階だったしな」
女「“人形遣い”だなんて妙な差出人から手紙が来てな」
女「面白そうだったから待ち合わせ場所に行ったら、防大の時の気味の悪ぃ同期じゃねぇか。笑っちまったよ」
女「そん時は特に変わった話もしなかったが、その後も度々休暇を利用して会ってたな」
女「あいつの話はそれなりに面白かったぞ。憲法改正、軍への再編、役に立たない政権の排除と新政権の樹立」
翔鶴「……」
女「……実行に移さなければ、の話だったが」
女「開戦から1年くらいだったかな」
女「防大を出たばっかりの、新幹部の連中が幕僚監部やら総理官邸やらを襲撃した」
翔鶴「具体的には?」
女「あたしも全部は知らねぇ。まぁ警察庁から都庁まで、思い付くものは全部だよ」
女「だが、マスコミの多くはこの事実を報道出来なかった」
女「襲われるのは国会だけだった筈で、まさか中央官庁が片っ端から占拠されるとは思わなかっただろうからな」
女「内調の方はそんなことは百も承知で、夕方の勤務終了間際の襲撃に対してその翌朝には封鎖を完了してた」
女「マスコミは入る隙もなく、反乱部隊が携帯電話で連絡を取り合ってる可能性があるとかで東京中の電波の遮断までした」
女「あたしがやったのはその後だ。本当に隊群司令部から命令が降りてきやがった」
女「何しろ兵隊が全然足りねぇ。何より計画が綿密で、一晩のうちに内閣の偉いさんは全滅しちまったからな」
女「ま、そんなことも知らずに自衛隊の各部隊は超法規的措置とかで治安出動したわけだ。政治家を救出するとか言って」
女「関東圏の陸自も間に合わねぇってんで千代田区近辺の警察署のいくつかは海自が制圧することになってな」
女「いっつもの臨検と同じ手口だ。警察署の真上まで行って、制圧射してから降下した」
女「案外に抵抗が激しくてな、一度撤退することになった」
女「負傷者多数、退却だ。互いに死人は出てない」
女「取り敢えず包囲はしといて、数日待ってから今度は早朝に行った」
女「そしたらてんで静かなんで、中に入って調べてみたら新幹部が二人、自分の頭撃ち抜いて死んでたよ」
女「そこの指揮官はそれだけだったらしいが、他も大体似たような感じだったらしい」
女「その後すぐに新政権が発足してな。今の政権だよ」
翔鶴「再軍備、ですか」
女「そういうこった。で、憲法も改正されて今の日本国軍が誕生したってわけさ」
翔鶴「新幹部達が自決したのは、どういうことなんでしょう?」
女「これは後で別の同期の奴と飲んだ時、そいつに聞いた話なんだがな」
女「なんでも、帰順工作ってやつをやってたらしい。下っ端は応じた」
翔鶴「よく応じましたね」
女「元々は上官命令で取り敢えず出てただけだ」
女「そんな士気の低いのに二日も包囲されて、攻撃まで受けたんだ。投降するさ」
翔鶴「それで、新幹部は……」
女「あぁ。まさか総監部も参加した新幹部が全員自決するとは思ってなかったらしい」
女「人形遣いのシナリオにはしっかり書いてあったようだがな」
翔鶴「ええと……彼は何故軍人を続けられたのでしょうか?」
女「あいつは英雄さ。クーデタを事前に察知して、密告した」
女「……そういうことになってる」
翔鶴「人形遣い……そういうことだったんですね」
女「で? あいつはもう死んだんだって?」
翔鶴「はい。提督が来る二か月程前、乗っていた輸送機が撃墜されたそうです」
女「そっからその後の二か月に繋がるわけか……」
女「……あいつ、案外まだどっかで生きてるかもしれねぇな」
翔鶴「……」
女「死ぬところが想像出来ねぇ。死ぬ時もニコニコ笑いながら死ぬのかね」
一旦CMです
再開します
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女(てっきり何かやらかして消されたもんだと思ってたんだがな)
女(案外、自分で自分が死んだように見せかけてるだけかもしれん)
女(……あいつ関連の事は、全部疑ってかからねぇとな)
女(そう言ったのは、あいつ本人だ)
春雨(何か考え事かな……?)
隣に座った艦娘
秋月、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
秋月「司令? お隣、良いですか?」
女「おう」
秋月「失礼します」ストン
秋月の話題
↓2と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓1
秋月「……司令、噂話なのですが」
女「あん? どんな?」
秋月「自然保護区に深海棲艦が居る、という話です」
女「ああ……捕獲作戦してるぞ。知らなかったのか」
秋月「いえ、それ自体は知っているのですが……」
秋月「保護区のローラー作戦をすり抜けたか、単純に見落としたか……」
女「……探し尽くしても見つからなかった、って?」
秋月「はい。えぇと……その後のこと、陸戦守備隊の人達が言ってたんですけどね」
秋月「マラカル島の方に逃げた、っていうのともう一つ……」
女「本島の方か?」
秋月「いいえ……ここです。メユッグスに」
女「橋落ちてんだろ」
秋月「渡る方法はあります」
秋月「奴らが艦娘と同じことが出来るのなら、の話ですが……」
女「……洋上機動が可能な艤装が残っていた、か」
女「外海に逃げなかったのは哨戒に引っ掛かる可能性があるのと、燃料か?」
秋月「はい。戦闘艤装を解除した状態は案外と燃費が悪いので」
秋月「深海棲艦に当てはまるかどうかは分かりませんが……」
女「……しかし、ここに、ね……」
女「夕張は喜びそうなもんだが」
秋月「……っ……ご馳走様」ガタ
2100:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場脱衣場
女「はー……」シュルシュル
女「結構バラけてんだなぁ、入ってる時間」パサッ
置いてある服の持ち主
秋月、春雨、陽炎、巻雲、衣笠、夕張、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
ビスマルク
>>335ビスマルク
何をしていたか
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価
カラカラカラ
ビスマルク「うー……」フリフリ
女「……何してんだ?」
ビスマルク「……見て分からない?」フリフリ
女「いいや、さっぱりだ」
ビスマルク「……漢字のね、練習をしていたの」
女「ああ……何書いてんだ?」
ビスマルクが宙に描いていた漢字
↓2
ビスマルク「提督、って」
女「……ああ、以前書けなかったからか」
ビスマルク「今は書けるわ、きっと!」
女「じゃあやってみな」
ビスマルク「こうでしょ?」フリフリ
女「うんうん」
女「それじゃ“題督”だな」
ビスマルク「ええっ!?」
女「前途は多難だな」
2200:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「さて……」
明日の哨戒班
駆逐艦級
朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、巻雲の中から
↓2 ↓4
哨戒班
電、巻雲
巡洋艦級
衣笠、プリンツ、利根、夕張の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
利根、電、巻雲
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、ビスマルク、衣笠、プリンツ、夕張の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……いつまでも考えても仕方ねぇか」
女「寝よ」ゴロン
【42日目:日曜日】終了
一旦CMです
……こんなとこで宣伝しても売れないって?
【43日目:月曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「装備のチェックしとかねぇとな……」
摩耶「?」
夕張「やだなぁ、うちの瑞雲は大丈夫ですよ」
プリンツ「私知ってるよ。それ“死亡フラグ”ってやつだよね」
赤城「まず我が基地は瑞雲を保有していないのですがそれは」
本日の哨戒班
赤城、利根、電、巻雲
本日の秘書艦
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルクの中から
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2
女「恒例の秘書艦決定ですよっと」ゴソゴソ
女「……で、恒例の春雨だな」
春雨「頑張ります!」フンス
女「慣れたもんだろ」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「春雨、そろそろ……」
春雨「あ、はい。淹れていきます」
女「今日は桜餅だ」
コンコンコン
女「……赤城は哨戒中だよな……?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、陽炎、五月雨、響、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
陽炎
>>372陽炎
用件
(コンマ94以上で春雨と交流)
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
「陽炎よ!」
女「おう」
陽炎「失礼しまーす」ガチャ
陽炎「はい報告書」
女「はいはい、お疲れさん」
陽炎「ん、じゃあ……」
陽炎「……それ、将棋盤?」
女「あぁ。出来るのか?」
陽炎「地元じゃ棋士の先生のとこ通ってたのよ?」
陽炎「艦娘になるから諦めたけどね」
女「そっちに進みゃ良かったものを」
女「じゃあ一つ、指してみるか?」
陽炎「もっちろん」ニッ
勝敗
コンマ30以下で陽炎の勝利、00は100扱い
直下
陽炎「ぐぬぬ……」
女「もうこいつを動かしたら詰みだな」
陽炎「うー……」
女「お前な、次の手がバレバレなんだよ」
陽炎「し、仕方ないじゃない。まだ、基本しか教わってなかったわけだし……」
女「そういうことじゃなくてな……」
女「まぁ、利根じゃあるまいし、そんな詳しくやらねぇか」
陽炎「……他に将棋得意な人っているの?」
女「割と誰でも出来るぞ。利根辺りに挑んでみろ。泣いて喜ぶぜ、あいつ」
春雨「おかわりですか?」
女「いや、いい」
女「陽炎との将棋に結構時間とられたな」
春雨「そうですね……」
春雨の次の行動
↓2
春雨「……司令官」
女「あん?」
春雨「私とも一局、指してください」
春雨「私が勝ったら……ご褒美ください」
女「……念のため聞いておくが……」
女「どんなのが欲しいんだ」
春雨「えっとぉ……夜戦……」ボソッ
女「……あ、そう……」
女(やっぱりこいつ淫乱なんじゃないか)
春雨「駄目ですか?」
女「分かった、分かった」
勝敗
コンマ20以下で春雨の勝利
直下
女「はい、終わり」
春雨「あーうー……」
女「お前、精々ルール知ってるくらいだろ」
春雨「そうですけど……」
女「甘い甘い。あたしには勝てねぇぜ」
女(初心者特有のわけの分からんことをしてこない限りは)
春雨「うー……」
女「さぁ、仕事だ仕事」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「ほんと将棋が妙に流行ってんだな」
春雨「流行ってるみたいですね」
女「誰のせいなんだろうな」
隣に座った艦娘
秋月、朝潮、五月雨、響、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
五月雨「提督、お隣よろしいですか?」
女「おう、座りな」
五月雨「失礼します」ストン
五月雨の話題
↓1と↓2でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
五月雨「うーん……」
女「……どうした?」
五月雨「いえ……」
五月雨「その、数日前から、将棋の駒が頭にちらつくんです」
女「はあ?」
女「……すると、あれか? ここ最近妙に将棋が流行ってんのは、それか?」
五月雨「分かりません。私は将棋のルールを知りませんから……」
女「他の奴にも聞いてみる必要があるかな……」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「……春雨、お前最近将棋の駒が頭の中でちらついたりは……」
春雨「?」
女「……しねぇみたいだな」
女「どう違うんだろうな……」
コンコンコン
女「っと、誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、響、摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
「夕張でーす」
女「あいよ」
夕張「失礼しまーす」ガチャ
夕張「漸く捕まりましたよ!」
女「……ああ、例の」
夕張「いやー、まさか市内に居るとは思いませんでした!」
女「噂ってのは当てにならねぇな」
女「で? うちが引き取るんだったか?」
夕張「はいっ! 提督のお好きなように出来ますよ!」
女「含みがあるな」
夕張「身柄引き渡しは明日だそうです」
夕張「あ、これ一応捕獲後すぐに撮った写真です」ピラッ
女「……これが?」
捕獲された深海棲艦
(人型のもの)
↓最初に3票
女「衰弱しているのか?」
夕張「はい。数日間何も口にしていない様子でした」
女「人間と同じものが食えるんだったか」
夕張「まぁ、過去の実験データ上は」
女「……衰弱してるにしては、気違いじみた笑い顔だ」
夕張「ですよねぇ」
春雨「?」ヒョコッ
春雨「……!」ゾクッ
女「やめとけ」ピラッ
春雨「遅いです……」
女「気味の悪い奴だ。正気じゃねぇ」スッ
夕張「私達の言う“正気”だったら人間と戦争なんかしませんよ」
女「お前もそんなこと言うんだな」
夕張「一応ね」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「あー、まったく……」
赤城「どうかされたんですか?」
女「何もかもだ」
赤城「何もかもですか」
隣に座った艦娘
秋月、朝潮、電、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1
利根「提督よ、隣に座ってもいいか?」
女「あぁ」
利根「うむうむ」ストン
利根の話題
↓2
利根「将棋が流行っているようじゃないか?」
女「……あぁ、妙にな」
利根「うむ、いいことじゃ」
女「お前さ、なんか心当たりないか?」
利根「というと?」
女「こう……あれだ」
女「お前、他の連中に暗示でもかけてんじゃねぇだろうな?」
利根「そんなことするわけないだろう」
女「だよなぁ……」
女「どうもな、五月雨曰く頭に駒がちらつくとか」
利根「……やるとしたら夕張じゃないか」
女「あいつが?」
利根「うむ。ああいったことはあいつの得意分野の筈だ」
女「そうか……一応、聞いてみるかな……」
2120:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場
女「ん……」コキコキ
カラカラカラ
女「……誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、春雨、陽炎、巻雲、衣笠、プリンツ、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1
衣笠「あ、提督」
女「衣笠か」
衣笠「うん。偶然だね」
女「そうだな」
衣笠の話題
1.衣笠自身の事
2.女提督の事
3.他の艦娘の事(艦娘指定)
4.その他
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
再開します
ごめん
間違えた
衣笠「ひゅー……」カポーン
女「あー……」カポーン
衣笠「……提督ってさ、何でも出来るよね」
女「なんだ、藪から棒に」
衣笠「いや……だって」
衣笠「仕事は出来るよね。事務仕事から力仕事まで」
女「一通り叩き込まれるだろ」
衣笠「でも、仕事の内容は凄くキチンとしてるじゃん」
女「まぁ、そうかな……」
衣笠「それと……提督、ちょっときりっとした顔して」
女「なんで」
衣笠「いいから」
女「あー……こう、か?」キリッ
衣笠「えっ」ドキッ
女「……んだよ」
衣笠「ごめん、予想以上に普通にイケメンだった……」
女「なんだそりゃ」
衣笠「と、兎に角、顔も良いよね」
衣笠「スタイルも良いし……」
女「どの口が言うんだ」
衣笠「この口よ」チッチッ
衣笠「将棋も強いって聞いた」
女「それほどでもない」
衣笠「英語喋れるじゃん」
女「海軍士官としてな」
衣笠「……摩耶は、凄いパイロットだったって聞いたって言ってた」
女「ツイてただけだ」
衣笠「……」
衣笠「……なんでそんなに謙遜するの?」
女「謙遜じゃねぇよ」
女「あたしよりすげぇ奴なんて世の中にごまんといるだろ」
2210:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「なんであんなこと聞いてきたんだろうな、あいつ……」
明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、響の中から
↓1 ↓2
哨戒班
秋月、朝潮
巡洋艦級
摩耶、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
プリンツ、秋月、朝潮
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は翔鶴、金剛、ビスマルク、摩耶、衣笠、夕張、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……」
女「……ふあ……」ゴロン
【43日目:月曜日】終了
今回は取り敢えずここまで
質問受け付けます
とりあえず将棋事変の鍵を夕張が握っていそうなのはわかるけど
他にどんな問題を抱えていたかそろそろ思い出せなくなってきたんですが
>>462
誰かまとめてくれませんかねぇ
私がまとめるのは少し問題があるんですよ
E3って上ルートの方が楽なんじゃなかろうか
でもAマスに行けない
≪投下開始! 投下開始!≫
【44日目:火曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「……ん?」
女「おい、朝潮」
朝潮「なんですか?」
女「ブラウスのボタン、外れてるぞ。上から三番目」
朝潮「えっ?」
朝潮「あ、あれ……ない、ない……!?」
女「あー、どっかいっちまったんだな」
朝潮「ごめんなさい! すぐに直します!」
女「いや、いい。予備の一枚くらいあるだろ?」
朝潮「あ、ありますが……」
女「もう直してる時間もねぇだろうし、着替えて来い」
ビスマルク(よく気がつくなぁ)
本日の哨戒班
ビスマルク、プリンツ、秋月、朝潮
本日の秘書艦
電、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2
女「今日の秘書艦は、と……」ゴソゴソ
女「……五月雨か」
五月雨「私ですか?」
五月雨「精一杯頑張りますね!」
女「おう」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「五月雨、この資料を書庫に持っていってくれ」
五月雨「はい!」
女「落としたりすんじゃないぞ」
五月雨「落としませんよぉ!」ガチャ
五月雨「きゃっ」ドンッ
女「早速か……誰にぶつかったんだ?」
入ってきた艦娘
電、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
利根
ほんとだ、ごめん
>>475利根
用件
(コンマ91以上で五月雨と交流)
↓1~3でコンマ2桁の積が最も低いレス、同値の場合は再安価
将棋がここまで問題化するとは微塵にも思ってなかったんだよ
再安価
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
五月雨「ご、ごめんなさい!」
利根「いや、いい。気をつけてな」
利根「提督よ、電文だぞ」
女「あぁ、ご苦労さん」
利根「うむ」
女「……嬉しそうだな。何かあったのか?」
利根「ん? そう見えるか?」
利根「実はな、皆が将棋を始めて最近楽しいのだ」
女「ああ……なんか熱病みたいなもんだとは思うが」
利根「ふん、なんでも良い。我輩は楽しいからな」
利根「まぁ……その、あれだな。まだ死ねん気がしてきた」
女「……今更かよ?」
利根「……うむ、考えてみれば今更だ」
女「まぁ、あたしとしても勝手に死なす気は更々ねぇけどな」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
夕張「提督、さっき深海棲艦届いたんで、後で確認してもらっていいですか?」
女「あぁ、飯食ってからな」
女「……五月雨は平気か?」
夕張「さぁ? 摩耶さんと巻雲ちゃんはもう声かけましたけど」
女「お前、また……」
夕張「何か悪いんですか?」
女「一応捕虜じゃねぇのか」
夕張「実験体ですよ」
女「そうかよ……」
隣に座った艦娘
電、春雨、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓2
春雨「司令官、お隣いいですか?」
女「おう」
春雨「では、失礼します」ストン
春雨の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓2
春雨「あの、司令官」
五月雨「あ、提督」
春雨「……」
五月雨「……」
女「……」
女「……お前らさ、お互いになんか話とかしねぇのか」
春雨「えっ……」
春雨「訓練のときとかは、頻繁に……」
女「もっと日常的にだよ」
五月雨「うーん……あんまり、しないですね」
女「なんかお前らグループ出来てんだな」
春雨「そ、そんなことないです」
女「いや、別にそれ自体は自然なことだから良いんだが……」
女「決して仲が悪いわけじゃねぇだろ?」
春雨「勿論です」
春雨「ただ……」
五月雨「……えっと」
五月雨「私、ここが結構長くて、練度も皆とは少し差があるから……」
女「……ああ、古参だからか」
女「どことなく避けられてんだな」
春雨「そんなことは……」
五月雨「ううん、いい。気にしてない」
春雨「……ごめん」
女(そんな大きな問題でもないとは思うんだがな……)
1400:執務中
――パラオ泊地、部隊施設 工廠
夕張「来ましたね」
女「……こいつが?」
夕張「はい」
レ級「……」ジャラッ
女「案外と小さいな」
夕張「駆逐艦の姫級か鬼級かと思うんですけどね」
夕張「艦の姿が分からないので、どうとも……」
レ級「……」ニタッ
女「……また笑ったな」
夕張「さっきから誰か入ってくるとその人に向かって笑うんです」
巻雲「こうするとやめますよー」ドスッ
レ級「っ!」
夕張「あんまり強くしないでね」
摩耶「……」
女「あー……まぁ、これで確認ってことで」
夕張「あ、はい。ここにサインお願いします」
女「おう……」ピラッ
女「……おい、待て。あたしの指示の元でこいつを殴ったことになってんのかよ」
夕張「当たり前じゃないですか」
夕張「あ、提督も殴っときます?」
女「冗談じゃねぇ」
夕張「許可いただけませんか?」
女「こいつがどうかした時の責任くらいはとってやる」
女「ただ、あたしの指示ってのは納得いかねぇな」
夕張「何を今更」
女「今更もクソもねぇだろ」
女「前の奴はこれで納得してたのかよ」
夕張「前任の彼はさして見もせずに二つ返事でサインくれましたよ」
女「あの野郎……」
女「兎に角、あたしは駄目だ。少し変えるからな」
夕張「はいはい。まぁ、ここで自由にしてもいいって許可はくれるんでしょ?」
女「一応な」
レ級「……」ニタニタ
女「……さっきからこいつはあたしらの言ってることが分かってんのか?」
夕張「さぁ?」
巻雲「むー、生意気です」
夕張「摩耶さん?」
摩耶「……あー、おう、そう、だな……」
女「……?」
摩耶の行動
↓1と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
摩耶「……」ジーッ
レ級「?」ニタニタ
夕張「摩耶さん?」
女「……?」
摩耶「……なんとなく、どこかで見た顔だと思ったんだけどな」
摩耶「気のせいだ。多分」
レ級「……」ニタニタ
巻雲「笑ってないで何か言ったらどうなんですかねー」
女「喋れた験しがあるのか?」
夕張「今のところはないです」
夕張「無線でそれらしき声を聞いた、っていう報告はありますけど」
女「地上で聞いたことはないわけか。艤装の力かね」
夕張「さぁ?」
夕張「分かりません」スッ
レ級「……」ガリッ
夕張「いった!?」
摩耶「っおい!」ガッ
レ級「!」
夕張「いったぁー……」
夕張「血ぃ出てる……まさか噛まれるなんて……」
女「不用意に手出すからだろ……」
夕張「痛いじゃない!」パシィン
レ級「っ!」
レ級「……」ニター
女「……こいつ……」
女「……やけにあたしを見るな?」
夕張「見覚えでもあるんでしょうか?」
女「少なくともあたしから見覚えはねぇよ」
巻雲「それにしても生意気な顔ですねー」ダバダバダバ
摩耶「……」
女「……バケツに水溜めて、何してんだ?」
巻雲「下準備です」
巻雲「夕張さん、いいですかー?」カラン
夕張「待って、パイプは早い」
巻雲「じゃあ素手ですね」
巻雲の行動
↓1~3でコンマ2桁の和が最も低いレス、同値の場合は再安価
再安価
↓1と↓3でコンマ2桁の和が低い方、同値の場合は↓2
それはそれで春雨が責任をもってわるさめを保護してたんじゃないの?
あくまでも人型って書いてあったから足欠損してるしどうなんだろうと思ってわるさめにしなかったけどアリだったのかな?
巻雲「んしょっ」キュッ
レ級「?」ニタニタ
巻雲「うーん、と」ギリギリギリ
レ級「っ、かっ、っ……!」
レ級「っ……っ……!」
巻雲「えいっ」キュッ
レ級「っ……」カクン
女「……上手いな。落とした」
巻雲「寝ちゃいましたかー?」
巻雲「まぁ、下準備した甲斐がありましたー」バシャアッ
レ級「っ……?」
夕張「巻雲ちゃんはほんとこれが好きだよねー」
レ級「……?」キョロキョロ
女「……朦朧としてるな」
巻雲「起きてください」パンッ
レ級「っ」
レ級「……!」ニター
女「……またあたしか」スッ
女「いや、摩耶か……?」
摩耶「……あたし?」
レ級「……」ニタニタ
女「……何か基準があるんだろうな」
夕張「どうでしょうね」
夕張「次、摩耶さんの番ですよ」
摩耶「……あぁ」
摩耶の行動
↓1と↓3でコンマ2桁の積が低い方、同値の場合は↓2
摩耶「……」ゴッ
レ級「っ!」
摩耶「……」
レ級「……!」ユラッ
レ級「……」ニター
摩耶「……イカレてやがるな」
女「今に始まったことじゃねぇ」
巻雲「摩耶さん? ひょっとして手加減してますか?」
摩耶「……まさか」
巻雲「そうですか」ヒュンッ ヒュンッ
女「……それは?」
巻雲「チェーンです。自転車とかの」
夕張「もう使うの? 傷になるよ」
巻雲「前のはいっぱい傷作ったじゃないですか」
夕張「あー、うん、外も中もね」
巻雲「変わりませんよー」
女「……中?」
夕張「ほら、一応人間の女性と同じような姿なわけですし」
夕張「色々実験したかったんですよ」
女「……そうか」
巻雲「いきますよー」
摩耶「……」
レ級「……」ニタニタ
巻雲の行動
↓2
巻雲「てやっ」ビシュッ
レ級「っ!」
巻雲「右太腿もらいです」
巻雲「次はどこ狙いますかー?」
夕張「お腹!」
巻雲「はーい」ビシュッ
レ級「ーっ!」ビクンッ
巻雲「命中ですねー」
巻雲「司令官様もどうぞ!」
女「……腹。反対側な」
巻雲「かしこまりましたっ」ビシュッ
レ級「――っ!」
巻雲「お役立ちですっ」
夕張「ふんふん、やっぱり血は赤いんだ」
夕張「そもそもこんなに白い肌して、血が流れてるのが不思議なくらいだけど」
摩耶「……」
女「……お前らさ」
夕張「ささ、次は摩耶さんの番ですよ」
夕張「そろそろこっちも試したいですよねぇ?」サスサス
レ級「……?」
女「……」
摩耶「……あぁ、そう、だな……」
摩耶の行動
↓1と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
摩耶「……」ガシッ
レ級「……」ニタッ
摩耶「――!」グイッ ドコッ
レ級「っ――」
摩耶「っ……!」カツカツカツ
女「おい」
バンッ バタンッ
夕張「あらー」
レ級「……」ニタニタ
巻雲「こいつが何かしたんですかね?」ゴッ
レ級「っ!」
夕張「アッパー入ったら次は?」
巻雲「頭が下がったところを膝です」スッ
女「もうやめとけ」
女「あたしももう外すけど、あんまりやり過ぎんなよ」ギィ
夕張「そうねー、次はちょっと外的なものから外れて……」
夕張「うーん、プリンツさんが居ないのが残念かな」
巻雲「何から使うんですか?」
夕張「最初から大きいのは無理でしょ?」
夕張「じゃあやっぱり私の指だよねー」ワキワキ
バタン
女「……はぁー……」
女「っ……はっ……」
ツカツカツカ
――パラオ泊地、司令部施設 第3会議室
女「……ここか」
ガチャ
摩耶「……ここは空き部屋だぜ」
女「こっちの台詞だ」
カツカツ
女「あー……」スッ
女「火をくれ」
摩耶「……さっき切れちまったよ」
1.「そうかよ。あたしのは……」
2.「今咥えてるじゃねぇか」
3.「仕方ねぇな、やめとくか」
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
女「……残念だ」
女「仕方ねぇな、やめとくか」スッ
摩耶「……」
女「……」
摩耶「あの、さ……」
女「あん?」
摩耶「……その、幻滅、したか?」
女「何に」
摩耶「……」
1.レ級に怖気付いた自分に対して
2.レ級を暴行した自分に対して
↓3まで多数決
出掛けるので安価だけ投げておきます
摩耶「その……あたしがああいうことしてるのに対して、だよ」
女「……別に」
女「お前、あんまり乗り気じゃなかったろ」
摩耶「そりゃあ……」
女「夕張と巻雲は楽しんでたぞ」
摩耶「……」
女「……お前は、ああいったことを楽しむ性質じゃねぇよな」
摩耶「……まぁな」
女「奇遇だな、あたしもだ」
摩耶「……」
摩耶の次の行動
↓2と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓1
摩耶「……」
女「……」
摩耶「……じゃあ、あたしもう行くから」
女「工廠にか?」
摩耶「……あぁ」
女「……」
女「あんま無理すんなよ」
摩耶「……」
バタン
女「……」
女「……」スッ
女「……」カチッ カチッ
女「……つかねぇや」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「あー……」グデーン
五月雨「もー、お仕事してください!」
女「悪い、気分良くねぇんだ」グデーン
五月雨「もうっ!」
コンコンコン
五月雨「どちら様ですか?」
入ってきた艦娘
電、陽炎、響、巻雲、摩耶、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
「夕張でーす」
女「あー……入りな」
夕張「失礼しますね」ガチャ
女「折檻はもういいのか?」
夕張「巻雲ちゃんと摩耶さんが見張ってます」
夕張「それで、あの深海棲艦の食事なんですけど」
女「あぁ……数日は食ってなさそうだ、って話だったな」
夕張「はい」
夕張「で、捕獲されてからも何も食べてないみたいなんですよね」
女「で、今夜は与えたいと」
夕張「その通りです」
女「構わねぇよ、勝手にしろ」
夕張「ありがとうございます」
女「……あ、そうだ」
女「あんまり急に良いもん食わせんなよ? 死んじまうからな」
夕張「分かってますって」
1910:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
巻雲「私達が食べ終わったらあの子もご飯です」
女「そうか」
巻雲「大分大人しくなりました」ニコニコ
女「そうか……」
隣に座った艦娘
秋月、朝潮、電、陽炎、響、巻雲、摩耶、プリンツ、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1
阿武隈「てーとく、お隣いーですか?」
女「おう」
阿武隈「お邪魔しまーす」ストン
阿武隈の話題
↓2
阿武隈「今日の秘書艦、五月雨ちゃんでしたよね?」
女「あぁ」
阿武隈「あの子、事務仕事は出来るんですか?」
女「正直言うとあんまり任せたくない」
阿武隈「結構ドジっ子ですもんね」クスクス
女「そうだな」
女「……」
阿武隈「……?」
女「……あいつ、なんでリンチに参加したんだ?」
阿武隈「えっ……」
阿武隈「……知ってたんですね」
女「まぁ、色々とな」
女「お前も参加したらしいじゃねぇか」
阿武隈「……だって」
阿武隈「……」
女「……」
女「悪い、飯は楽しまねぇとな」
阿武隈「……白露ちゃんと、由良姉ぇと、夕雲ちゃんと……」
阿武隈「みんなのこと思えば……」
女「……」
阿武隈「……」
女「……あ、プリンツ。こっち来た」
阿武隈「!?」バッ
女「冗談だ」
阿武隈「っ……もーっ! 脅かさないでくださいよー!」
女「……試験工廠の裏だったかな」
夕張「あ、はい。そこです」
女「牢屋なんかあったのか」
夕張「懲罰用の営倉ですけどね、本来は」
女「似たようなもんさ。何回も入った」
夕張(なんでその歳で少佐なんだろう)
夕張「あ、一応見に来ます? 今日の当番私と摩耶さんですけど」
女「あー……」
1.一応見に行く
2.やめておく
3.その他
↓最初に2票
2000:執務時間外
――パラオ泊地、部隊施設 営倉
夕張「丁度空いてて良かったですよ、ほんと」
女「やけに手薄だが……」
夕張「警備システムがしっかりしてますからね」
夕張「逃げようものなら即警報です」
女「で、厳戒態勢か」
夕張「場合によっては陸軍にも連絡がいって本島の方も戒厳令です」
女「おっそろしいな……」
摩耶「……おっ、提督」
女「よぉ」
摩耶「飯は?」
夕張「はいはい、これです」
夕張「態々作ってあげたんですからね、お粥」
女「……他には?」
夕張「一応消化に良い物で揃えました」
夕張「まだまだ死んでもらっては困りますからね」ニヤニヤ
ガチャ
夕張「ごっはんだよー?」ニヤニヤ
レ級「……?」
女「(……ボロ雑巾みてぇになってんだが……)」
摩耶「(……少しな)」
夕張「じゃーん、夕張さんが態々作ってあげましたぁー」コトン
夕張「お粥、大根とジャガイモのスープ、大根おろし、蜂蜜ヨーグルト。健康的だね?」ニヤニヤ
女「割と豪華だな」
レ級「っ……」ムクリ
夕張「あ、飲み物は水しか用意してないからね」ニヤニヤ
夕張「ほら、席について」
女「(さっきから何にやにやしてんだ?)」
摩耶「(さぁ……)」
レ級「……っ」フラフラ
レ級「……」ストン
夕張「んん? 誰が……」
夕張「椅子に座って良い、って言ったかな?」ガッ
レ級「!」ドシャッ
女「……」
夕張「椅子は貴女のために置いてあるものじゃないんだよ? 勘違いしないでね」ニヤニヤ
夕張「あ、抵抗なんて考えないようにね。食器は全部プラスチックだから。こっちは三人居るしね」
レ級「……」ムクリ
夕張「ここに置いとくから、私達が見てる間に食べてね」
夕張「食べ残したら……分かってるよね?」
レ級「……」フラフラ
レ級「……」カチャ
夕張「うんうん、スプーンの使い方は分かるみたいだね」
レ級「……」パクッ
レ級「……!」パクッ パクッ
夕張「あ、美味しかった? それは良かった」スッ
夕張「私も嬉しいよっと」ガターン
レ級「!?」ドシャッ
ガラン カランカラン
摩耶「っ!」
女「なっ……!」
夕張「ね?」ニヤニヤ
レ級「……!」フルフル
レ級「……」
夕張「あれ? 残さず食べてよ。ねぇ」ニヤニヤ
レ級「っ……!」ギリッ
レ級「っ……」
女「(やりすぎじゃねぇのか……)」
レ級「……」
夕張「ふーん……食べないんだ?」
夕張「夕張さん傷ついちゃうなー?」ツカツカ
レ級「……っ」ジロッ
夕張「……何その目」
夕張「ご飯持ってきた人に向ける目じゃないでしょ?」ガシッ グイッ
レ級「っ、がっ」
夕張「食べてよ。私が作ってあげたご飯」グイグイ
レ級「っ、っ!」
女「……はぁ……」
摩耶「……」
摩耶の行動
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
手持ちのガムを投げる
>>597
……ガム?
なんでガム?
すまんが理由らしい理由があるなら聞きたい
未開封のじゃなく、噛んでたやつを投げ捨てた、ってことでよろしい?
レ級「っ……っ……」ゴクン
夕張「はい、よく出来ました」ニヤニヤ
夕張「それにしても……」
夕張「ご馳走様の一言も言えないの?」
夕張「あ、言えないかぁ! 喋れないみたいだし!?」ケラケラ
レ級「……」
夕張「あれ? もしかして、私が何言ってるのかも分かってない?」
夕張「そんなわけないよね? 夕方お話したもんね?」
レ級「……」
夕張「ま、良いけどさ」
夕張「じゃ、私は食器片付けてくるから。摩耶さんと提督に可愛がってもらってね?」カチャカチャ
バタン
レ級「……」
女「……」
摩耶「……」
摩耶「……災難だったな」
レ級「……」ムスッ
摩耶「……笑わねぇのか?」
摩耶「……笑えねぇよな……」
女「……」
摩耶「……これやるよ。食い方は……まぁ分かるよな?」ヒュッ
レ級「……」パシッ
レ級「……? ……!」
レ級「♪」ピョコピョコ
摩耶「案外と元気じゃねぇか」ニガワライ
摩耶「ガムは……まぁ捨てる時は窓の外にでも投げ捨てとけ。ガムくらいなら出れるだろ」
レ級「ハッ」バッ
摩耶「……別に殴らねぇよ。大人しくしてろ」
女「……」
レ級「……」ジーッ
摩耶「じゃあ、な。あたしらももう行くからな」
摩耶「変な気起こすなよ。また捕まってエライ目に遭わされるぞ」バタン
摩耶「……」
摩耶「はぁーっ……」ストン ズルズルズル
女「……夕張はあれで素なのか?」
摩耶「知らねぇよ……前もああだったんだから……」
女「お前、よく耐えられるな」
摩耶「そっくりそのままお返しするぜ……」
女「前の奴の食事もこんな感じだったのか?」
摩耶「前のは……巻雲が腕をへし折っちまったからな」
摩耶「椅子に縛り付けた状態であたしが食わせてた」
摩耶「……流石に蹴り倒したりはしてないし、飯引っ繰り返したこともねぇからな?」
摩耶「……少なくともあたしは」
女「……そうか」
女「鍵確認して、今日はもうお終いだ。風呂入って寝ろ」
摩耶「……あぁ」
2120:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場
女「夕張は一体何抱えてんだ……?」
女(普通高校生くらいのガキがあんなけったくそ悪い真似出来ねぇよな……?)
カラカラカラ
女「おん?」
入ってきた艦娘
春雨、陽炎、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
利根「取り敢えず吾輩に聞けば良いとでも思っとるだろ!」
女「お、おう、いきなりなんだ?」
利根「ふと、な。頭を過ったのだ」
利根「うむ、背中を流してやろうか?」
女「もう洗っちまった」
利根「うぬぬ、そうか……」
利根の話題
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
女「はー……」カポーン
利根「時に提督よ」ゴシゴシ
女「あー?」
利根「深海棲艦を捕まえたそうだな?」
女「あぁ……」
女「夕張と巻雲が色々してる」
利根「あいつらは……」
利根「……以前衣笠から聞いた話なんだがな」
女「どんな」
利根「夕張の話だ」
利根「以前捕獲した深海棲艦の事は知っておるだろう?」
女「あぁ。腕をへし折ったとか」
利根「それは巻雲だったかな……」
利根「……夕張はその深海棲艦を殺してしまったのだ」
女「虐待の末に、か?」
利根「いいや。実験の結果だ」
利根「化学兵器がどの程度通用するのか、という実験だったらしいが」
女「……ガスか」
利根「うむ。酷い有様だった」
女「直接見たのか?」
利根「……処分したからな」
女「……一人でか」
利根「流石に一人でやるには大仕事だったし、精神的にも持たん」
利根「赤城と一緒だった」
女「……夕張本人は?」
利根「……別件でな」
女「……そうか」
女「気のせいかな。似たような答えを以前別の話で聞いたんだが」
利根「……気のせいだ」
2230:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「……色々と難儀だな」
明日の哨戒班
駆逐艦級
電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓1 ↓2
哨戒班
春雨、陽炎
巡洋艦級
摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
段々このSSの着地点がわからなくなってきたわ
哨戒班
夕張、春雨、陽炎
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、摩耶、衣笠、利根、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……」ゴロン
【44日目:火曜日】終了
一旦ここまで
44日目に関する言いたいことをどうぞ
>>623
俺も分かんね
あ、書いてる側としては超楽しかったです
いいよね、こういうの
でもこれで夕張や巻雲を嫌いになったりしないでね
俺はこの二人大好きだよ
暫く質問を受け付けます
あそこで夕張を制止して虐待を止めさせたらどうなってたんだろう
夕張や巻雲が逆上したりしたのかな...
レ級じゃ止める理由が無いじゃない
もうちょい擁護したくなるようなほっぽちゃんとか春雨に似てるわるさめとかだったら止めるか止めないかの選択肢が出たかもしれんが
俺も最初は「まあ深海の連中に情けなんてねえ……」って思ってたけどガムもらって無邪気に喜んでるレ級みたら分かんなくなった
どーすっかね
>>639
そうやって読者が苦悩するようなものを書くのが大好きです
勿論読むのも大好きです
もっとこういうの増えろ
≪投下する。準備よろしいか≫
【45日目:水曜日】
0600:起床
――パラオ泊地、部隊施設 宿舎前
『そぉいんおこし……』
パーパラッパ↑パーパラッパ↑パーパラッパパーラパッ
パーパラッパパーパラッパ パーパッパラッパパー↑
女「……」スパー
バンッ
陽炎「あたしが一番乗りね!」
春雨「陽炎ちゃん、待って……!」タッタッタッタ
春雨「あれ……?」
女「……」スパー
春雨「ちょっ……朝から煙草ですか!」
女「ああ? ああ……寝覚めが悪くてな」
陽炎「……司令、大分短いけど……」
女「ん……?」ジリリ
女「あっつぅ!?」バッ
陽炎(ぼーっとしたまま吸ってたのかしら……?)
春雨(司令官……?)
本日の哨戒班
摩耶、夕張、春雨、陽炎
本日の秘書艦
秋月、朝潮、電、響、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、阿武隈、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「こいつ……あー、衣笠か」
衣笠「衣笠さんにお任せ!」バーン
女「お前最近それはまってきたな」
衣笠「うん!」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「衣笠」
衣笠「うん?」
女「茶を淹れろ。休憩だ」
衣笠「はーい」
コンコンコン
女「誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、電、五月雨、響、巻雲、プリンツ、利根、阿武隈、赤城、翔鶴の中から
ただし、コンマ40以下で緊急電
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
朝潮
>>651朝潮
用件
(コンマ90以上で衣笠と交流)
↓1と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
「朝潮、入ります!」
女「おう」
朝潮「失礼します」ガチャ
朝潮「訓練報告です」
女「あいよ、ご苦労さん」
女「序でだ、茶飲んでけよ」
朝潮「いいのですか? それでは……」
衣笠「はい、朝潮の分」コトン
朝潮「ありがとうございます」
女「……お前さ、親は居ないって言ってたな」
朝潮「はい。親戚のお世話になりました」
女「……家で、どんな躾を受けたんだ?」
朝潮「……えっと……」
朝潮「朝は、5時までに起きて朝ご飯を作る手伝いと、玄関の掃除と……」
朝潮「お風呂と土間も掃除して、学校に行って……」
朝潮「学校から帰ったら、お夕飯を作るお手伝いと、部屋の掃除と、廊下の雑巾がけと……」
朝潮「お夕飯の後はお皿洗って、お鍋洗って……あ、お買い物も時々……」
朝潮「えぇと、それで、学校の事でお叱りを受けてから、お風呂に入って、宿題やって……」
女「……ちょっと待て、それ全部お前の仕事か」
朝潮「はい。お手伝いさんを雇わなくて良くなった、って褒められました」
衣笠「あ、あのさ、それ一軒家だったの?」
朝潮「農業をしていました。田植えや稲刈り、草刈りを手伝ったことがあります」
衣笠「ほ、他に兄弟とか……」
朝潮「親戚のお姉さんは県外の大学に行って、兄さんは漁師に……」
朝潮「戦争で死んでしまいましたが」
女「……学校の事で叱られる、ってのは?」
朝潮「えぇと……まずテストの点数が100点以外であることを怒られて、次に友達から雑誌を借りたことを怒られて……」
朝潮「あ、川で遊んで服を濡らしてしまったのも怒られました。午後4時半までに帰らなかったのも」
女「お前……軍隊みたいな家で生活してたんだな……」
朝潮「そうですか?」
衣笠「今時そこまで怒る人も珍しいよ……」
女(結果、こういう奴が出来上がるんだな……)
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「そういやあいつは一日何食与えるんだ?」
プリンツ「朝と夜なので、2回ですね」
女「そうか」
隣に座った艦娘
秋月、電、五月雨、響、巻雲、プリンツ、利根、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2
秋月「司令、お隣失礼してもいいですか?」
女「おう」
秋月「ありがとうございます」ストン
秋月の話題
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は再安価
秋月「えっと……深海棲艦を、拘束してるとか」
女「あぁ」
秋月「……昨日、夕張さんと巻雲ちゃんが喜んでました」
女「そうか」
女「……営倉には行かねぇことをお勧めする」
秋月「言われなくても、近付きません……」
女「それがいい」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「衣笠、茶だ」
衣笠「衣笠さんにお任せー」カツカツ
コンコンコン
女「お?」
入ってきた艦娘
電、五月雨、響、巻雲、プリンツ、利根、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
ただし、コンマ50以下で緊急電
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
金剛「イマァァァジェンシィィィィ!!」バァンッ
女「うおっ」
衣笠「えっ、なになになに?」
金剛「緊急電デースヨー!」
女「お、おう、行くぞ」ガタ
衣笠「吃驚しちゃうじゃない」
――フィリピン海、パラオ諸島沖
夕張≪駆逐艦3、軽巡1、重巡1。数的不利ってやつですねー≫
摩耶≪問題にならねぇだろ、これくらい≫
夕張≪そうですね≫
夕張≪じゃ、摩耶さん。一発決めちゃってくださいよー≫
摩耶≪はいよ……あー、あー、こちらは日本国海軍≫
摩耶≪航行中の艦隊、所属を伝えよ≫
≪……≫ザー ザー
≪……≫ブツッ
摩耶≪……うっし、戦闘準備だ≫
春雨≪はい!≫カーン カーン カーン カーン
陽炎「了解!」
陽炎(初めての実戦……!)
先制攻撃
コンマ5以下で敵が先制、00は100扱い
直下
摩耶≪主砲、斉射! 喰らえーっ!≫ズドーン
夕張≪主砲、副砲、斉射ーっ!≫ズドーン ズドドーン
春雨≪てーっ!≫ドーン
陽炎「目標、敵重巡……よーい!」
陽炎「てーっ!」ドーン
攻撃効果
コンマ80以上で直撃多数、50以上で至近多数直撃あり、11以上で至近多数、10以下で効果なし、00は100扱い
直下
摩耶≪観測急げ!≫
夕張≪観測中……よしっ、当たった!≫
夕張≪敵軽巡炎上! 摩耶さんの20センチね!≫
摩耶≪おっしゃあ!≫
夕張≪後方駆逐艦2隻にも命中弾……私と、誰かな?≫
春雨≪あ、私です……≫
夕張≪当てるようになったね≫
夕張≪おっ、敵重巡に命中弾! 時間的には陽炎ちゃんね!≫
陽炎「あ、当たった……!」
春雨≪……! 敵艦発砲!≫
摩耶≪遅ぇ遅ぇ! 飛ばせ!≫
陽炎「第3戦速……!」
春雨≪第4戦速です! 速度を揃えて!≫ドーン
バシャーン バシャーン
夕張≪おっと……!≫
夕張≪……雷跡! 魚雷来るよ、陽炎ちゃん!≫
陽炎「ハッ……!?」
摩耶≪速力上げろ、新米!≫ズドーン ズドーン
陽炎の回避
コンマ20以下で大破、40以下で中破、60以下で小破、61以上で回避成功、00は100扱い
直下
摩耶と春雨の砲撃
コンマ90以上で直撃多数、60以上で至近多数直撃あり、21以上で至近多数、20以下で効果なし、00は100扱い
↓2
陽炎「っ……はぁっ……!」
陽炎「か、回避! 魚雷を回避したわ!」
夕張≪弾着観測! 夾叉、夾叉、命中せず……命中!≫
夕張≪敵軽巡爆発! 敵駆逐艦に直撃! 後ろから二番目の駆逐艦に夾叉!≫
摩耶≪あたしのだ。春雨は今日よく当たるな≫
春雨≪そ、そうですか……?≫
春雨≪あっ、敵艦発砲!≫
バシャーン バシャーン
陽炎「なんで、なんで私ばっかり!」
陽炎「ひっ……!」カチカチ
摩耶≪目立ってんだよ、お前! 速力上げろ!≫
バシャーン バシャーン
陽炎「あっ、えっ……!? なんで、速力……!?」カチカチ
摩耶≪おい!≫
夕張≪機関減速! スロットル上げ過ぎ!≫
陽炎の回避
コンマ71以上で回避成功、70以下で至近弾、40以下で小破、20以下で中破、10以下で大破、ぞろ目で火災発生、00は100扱い
直下
夕張の魚雷
コンマ75以下で命中、00は100扱い
↓2
陽炎「っ……!」キュッ
陽炎「……?」
摩耶≪当たってねぇ、当たってねぇから排気絞れ!≫
摩耶≪砲弾じゃなくて自分の機関で沈んじまうぞ!≫
陽炎「あっ……はいっ!」
夕張≪敵重巡撃沈! 魚雷が当たったのね!≫
春雨≪敵艦隊の速度が落ちています。追撃を?≫
1.追撃せず帰投
2.追撃戦に移行
3.その他
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
摩耶≪当然だ! 追撃戦に移行する!≫
摩耶≪あたしに続きな!≫
夕張≪陽炎ちゃーん? 機関復活したー?≫
陽炎「も、もう大丈夫です!」
春雨≪……≫
摩耶≪残るは駆逐艦2隻だ! しかも片方は炎上中だぜ≫
摩耶≪敵艦射程内! 主砲、喰らえっ!≫ズドーン
夕張≪斉射っ!≫ドーン ドーン ズドーン
バシャーン バシャーン
摩耶≪まだ撃ってくるな≫
夕張≪無駄無駄、当たらないよ≫
春雨≪……ソナーに感あり?≫
夕張≪は? まさか?≫
ソナーに感あり?
コンマ50以下で感あり
直下
摩耶と夕張の砲撃
コンマ85以上で直撃多数、50以上で至近多数直撃あり、11以上で至近多数、10以下で効果なし、00は100扱い
↓2
夕張≪今アクティヴ打つからね……≫
夕張≪ああ、もう、砲撃の着弾が五月蠅い!≫
摩耶≪あんまり当たってねぇなぁ≫
夕張≪……!≫
夕張≪対潜戦闘用意! 敵潜水艦1、2……3……4!≫
摩耶≪……誘い込まれちまったらしいな≫
夕張≪群狼の中にね!≫
夕張≪注水音! 魚雷発射の準備をしてる!≫
春雨≪対潜戦闘!≫カーン カーン カーン カーン
陽炎「ば、爆雷、用意しないと……!」
陽炎「い、いけない、また……どうして、どうして震えるの……!?」カチカチ
夕張≪敵潜魚雷発射!≫
陽炎「えっ……ま、また私……!?」
春雨≪爆雷投下、始めーっ!≫
陽炎の回避
コンマ20以下で大破、40以下で中破、60以下で小破、61以上で回避成功、00は100扱い
直下
春雨の爆雷
コンマ40以下で敵潜撃沈、70以下で敵潜損傷、00は100扱い
↓2
陽炎「きゃあっ!」ズズン
春雨≪ひ、被雷! 陽炎ちゃんが被雷しました!≫
夕張≪くっ、爆雷投下!≫ドボン ドボン
夕張≪陽炎ちゃん! 一度機関を原速に戻して! 煙の色が悪い!≫
陽炎「はっ……はっ……原速、原速……!」カチカチ
春雨≪っ! 注水音! 敵潜、魚雷発射します!≫
摩耶≪クソッ!≫
陽炎「あ、あれ……!? 速力が……!?」
夕張≪もう原速だよ! これ以上下げたら……!≫
摩耶≪おい! 雷跡だ! またお前だぞ!≫
陽炎「やだっ、やだっ……!」カチカチ
夕張≪徹底的に沈めるつもりだわ……!≫
ドーン
陽炎の被害
コンマ20以下で航行不能、40以下で大破、60以下で中破、61以上で軽度浸水、ぞろ目で火災発生
直下
夕張の爆雷
コンマ50以下で敵潜撃沈、80以下で敵潜損傷、00は100扱い
↓2
陽炎「ひぐっ……!」
摩耶≪陽炎! 被害を知らせろ!≫
陽炎「し、小破……! 機関異状あり、浸水中ですが、軽微です……!」
摩耶≪ダメコン急げ! 浸水をなんとかしたら、さっさと撤退するぞ!≫
春雨≪あ、圧壊音! 敵潜、機関始動! 転進します!≫
夕張≪逃がさないわよ!≫
摩耶≪待てよ。もう無理だっての、帰投するぞ≫
夕張≪でも……!≫
摩耶≪……≫
夕張≪……了解≫
陽炎「……ぐすっ……」
春雨≪……重油です。敵潜1……ピンガー音です。浮上出来ないようですね≫
摩耶≪……なんでピンガー打ってんだ……?≫
春雨≪……! 注水音!≫
摩耶≪そういうことか!≫
夕張≪あいつ、まだ諦めてないの!?≫
春雨≪だ、誰が狙われているのか……!?≫
陽炎「ハッ……! わ、私!? また!?」
陽炎の回避
コンマ20以下で火災発生、40以下で航行不能、60以下で大破、80以下で中破、81以上で回避成功、00は100扱い
直下
ドォン
陽炎「いっ……!」
陽炎「あっ……っつ……熱い……!?」
春雨≪か、火災です! 火災発生です!≫
摩耶≪とんだ置き土産をしていきやがった! 発射管が近ぇ!≫
摩耶≪陽炎! 陽炎! 落ち着け!≫
陽炎「消火……消火!」カチカチ
摩耶≪魚雷を捨てろ! 引火したら火災どころか吹っ飛ぶぞ!≫
陽炎「消火、しないと……!」カチカチ
摩耶≪陽炎!!≫
陽炎「ひゃいっ!?」
摩耶≪魚雷捨てろ! 基礎訓練で習わなかったか!≫
陽炎「ハッ……ぎ、魚雷投棄!」バスン バスン
摩耶≪よし、捨てたな!?≫
春雨≪……! 陽炎ちゃん! 装填装置に火が!≫
陽炎「……あっ、えっと……!」
春雨≪魚雷装填! 投棄!≫
陽炎「装填、装填……投棄!」バスン
陽炎「消火開始!」
夕張≪あっぶない……!≫
摩耶≪陽炎の消火が完了し次第、帰投だ≫
1610:執務中
――パラオ泊地、部隊施設 埠頭
女「随分派手にやられたな」
陽炎「ぐすっ……」
女「こいつだけか?」
摩耶「あぁ。こいつばっか狙われてな」
女「そういう日もある」
女「装備の修理、点検を怠るな」
夕張「はい」
女「あー、それと春雨は陽炎連れて風呂行ってこい」
春雨「はい!」
陽炎「うぅ……ぐすっ……」
春雨「行こ?」
陽炎「ぅん……」
摩耶「……」
夕張「はー……」
摩耶「提督」
女「あぁ……」
女「……まぁ、良い薬になったろ」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「さて、と……」
衣笠「後半出番がなかったんだけど」
女「知らん」
隣に座った艦娘
電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、プリンツ、利根、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の差が高い方、同値の場合は↓1
春雨「司令官、お隣いいですか?」
女「おう」
春雨「では、失礼しますね」ストン
春雨の話題
↓1と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓2
春雨「……なんだか、渋いような、安心してるような……」
春雨「複雑な顔をしていますね」
女「あたしが?」
春雨「はい」
女「……そうか」
春雨「……陽炎ちゃん、お風呂で泣いてました」
春雨「足引っ張ってばっかりだったって」
女「だろうな」
女「あいつ自身思いもしなかっただろうよ、あんな目に遭うなんて」
春雨「でしょうね……」
女「あいつは結局考えてなかったわけだ」
女「自分が実戦に出た時の事を」
2030:執務時間外
――パラオ泊地、部隊施設 営倉
夕張「今日ね、貴女のお友達に私のお友達がファックされかけたのよ」クチュクチュ
レ級「っー! っー!」ビクン
夕張「分かるかな、この気持ち。貴女達は仲間意識とかどのくらいあるのかな?」クチュクチュ
レ級「っっ!!」プシャアアァァ
夕張「あらら、イっちゃった」
巻雲「お仕置きですね!」
レ級「ぁ……ぁ……!」ヒクヒク
巻雲「次はこれとか入れちゃいます?」クスクス
夕張「コーヒー缶はまだ早いんじゃない?」クスクス
ガチャ
女「……」
摩耶「……」
夕張「あ、ご飯の時間でしたっけ」
夕張「どうします? 今日は巻雲ちゃんですけど」
女「あー……」
1.一応見ていく
2.やめておく
3.その他
↓2
女「一応……居るよ」
夕張「そうですか。じゃ、ごゆっくり」バタン
摩耶「……立てよ」
レ級「ひゅぅ……ひゅぅ……」ガクガク
巻雲「立ってくださいよ」ドスッ
レ級「ぎっ!」ドシャッ
レ級「……っっ……!」ググッ
摩耶「飯に……しようぜ」
レ級「……!」フラフラ
摩耶「そこ座りな」
巻雲「早くしてください」ガッ
レ級「!」ドシャッ
レ級「……」ムクッ
摩耶「あんまり蹴るなよ。早く済ませたいんだ」
レ級「……」パクパク
摩耶「口に合うか?」
レ級「♪」モグモグ
巻雲「感想のひとつでも言ったらどうです?」ガッ ガチャンッ
レ級「っ!」
レ級「……」ベチャア
摩耶「っ……おい!」
巻雲「なんですか?」
摩耶「一応あたしが作ったんだぜ」
巻雲「ふわ、ごめんなさい」
摩耶「……ほら、さっさと食いな」
レ級「……」パクパク
女「……」
2130:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場
女「巻雲も……結構アレだよな」
女「あの二人……」
カラカラカラ
女「んん?」
入ってきた艦娘
秋月、朝潮、電、響、巻雲、衣笠、夕張、阿武隈、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
赤城「あら、提督」
女「……よお」
赤城「お背中お流ししましょうか?」
赤城「それとも、気持ち良くして差し上げた方がいいのかしら」
女「背中で良い」
赤城「あら」
赤城の話題
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
赤城「今日は春雨が頑張っていたようですね」ヌルヌル
女「いっつもさ」
赤城「春雨の事を高く買っているのですね」ヌルヌル
女「一応な」
赤城「魅力的な子でしょう?」ヌルヌル
女「そう……だな」
赤城「彼女に色々教え込んだのは私なんですよ」ギュッ
女「……なぁ、お前あたし相手にも平気でそういうこと言うよな」
赤城「平気ですから」ムニュッ
女「お前に触られるのは……なんだか平気だ」
赤城「平気ですからね」モニュモニュ
女「……あぁ」ピクンッ
2240:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「利根に聞いても分からんことは……」
女「……赤城に聞けば良いのかね」
明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、朝潮、電、五月雨、響、巻雲の中から
↓2 ↓4
哨戒班
朝潮、巻雲
巡洋艦級
衣笠、プリンツ、利根、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
プリンツ、朝潮、巻雲
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は赤城、翔鶴、金剛、ビスマルク、衣笠、利根、阿武隈の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……」ゴロン
女「問題は山積み……ただし、放置も出来る、か」
【45日目:水曜日】終了
一旦ここまで
言いたいこと聞きたいことどうぞ
結構今日の戦闘ヤバかったじゃない
コンマが悪ければ轟沈する可能性もあったの?
問題は艦娘の数(秋月春雨レ級?除く)だけある?
>>762
ゼロじゃあなかったよ
でも大体沈む前に周りの先輩方がなんとかしてくれる予定でした
>>763
提督自身にもあるし、泊地自体にもあるし、海軍の方にも問題がある
要するにいっぱいある
全部解決は事実上不可能になってるかな
畳んできてやったぜ!
このスレもそろそろ畳んでいいかなとか思い始めてるんだぜ
だって次の話書きたいし……
更新は20時以降になる可能性が高い
ご飯食べないと元気が出ないからね
でも22時過ぎたらおっかない女がまたうちに泊まりに……あばばば……
奴がシャワー浴びてる間に……
【46日目:木曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
春雨「むぅ」
女「どうした?」
春雨「いえ……」
プリンツ「?」
本日の哨戒班
赤城、プリンツ、朝潮、巻雲
本日の秘書艦
秋月、電、春雨、陽炎、五月雨、響、摩耶、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓2
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「おっ、摩耶」
摩耶「ん? あたしか」
摩耶「えっと、まぁ、よろしくな」ボソボソ
女「おう」
女「?」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「摩耶、茶を淹れてくれ」
摩耶「ん、分かった」ガタ
コンコンコン
女「んん? 誰だ?」
入ってきた艦娘
秋月、電、春雨、陽炎、五月雨、響、摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓2
春雨
>>789春雨
用件
(コンマ31以下で摩耶と交流)
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
「春雨です……」
女「入りな」
春雨「失礼します……」ガチャ
春雨「報告書、持ってきました、はい……」
女「……どうした」
春雨「えっ、その……」
女「はっきり言え」
春雨「……えっと」チラッ
摩耶「……あ、もしかしてあたし外したが良いか?」
女「……」
1.居ても良い
2.外してほしい
3.その他
↓最初に2票
春雨「……いいえ。居て、ください」
摩耶「あ、あぁ」
春雨「昨日の夜、摩耶さんと司令官が工廠に行くのを見たんです」
春雨「今朝になって、夕張さんに聞いたら、嬉しそうに教えてくれました」
春雨「……摩耶さん」
春雨「捕獲した深海棲艦を、殴ったり蹴ったりしてるって……本当の話なんですか……?」
摩耶「……」
摩耶「……あぁ。本当の事だよ。あたしは……」
女「……」
摩耶「……連中を、殺すのが好きだからな」
摩耶「殴るのも、蹴るのも……苦しめるのも……大好きだ」
春雨「……」
1.黙っている
2.言う
3.その他
↓最初に2票
春雨「……嘘です」ズイッ
摩耶「っ……」タジッ
春雨「嘘です、そんなの……」
摩耶「な、なんでそう言えんだよ」サガル
春雨「だって、摩耶さん今……」ズイッ
摩耶「なんだよ……?」サガル
春雨「……とっても、悲しい顔してました」ズイッ
摩耶「あ、ああ?」トンッ
女「……摩耶、これ以上下がるな。あたしの仕事に支障が出る」
摩耶「っ……」
女(あの摩耶が押されるか……)
春雨「……」ジッ
prrr prrr
春雨「……あ」
摩耶「っ!」ダッ
バタンッ
春雨「……」
女「……空気読めよな」カチャ
女「もしもし」
≪やあ≫
女「なんだ。切るぞ」
≪待て! 待ってくれ! 重要な話なんだ!≫
女「イソップ童話を読みな。今のあんたは羊飼いのガキにそっくりだ」
≪作戦の話だ! 確かにこの前は嘘をついたが! あれは申し訳なかった!≫
女「……で? 仕事の話か」
女「言っておくが、あんたが持ってきた仕事のせいであたしは大いに悩んでる」
≪大井に代わろうか?≫
女「……」スッ
≪待て! 寒かったのは認めるから!≫
女「……で?」
≪えーと、それでな……≫
≪今度の作戦は大仕事になる。君のところには是非主力を張ってもらいたい≫
女「今度はちゃんとした“敵”だろうな?」
≪当たり前だ! 敵と標的以外を撃たせるものか!≫
女「標的、ね……」
女「はいよ。で? 今度こそ別の奴が来るよな?」
≪すまんな、もう彼を送ってしまった≫
女「……」ガチッ
春雨「……」
春雨「あ、あの……」
女「……良いよ、あたしが捜す」ガタ
――パラオ泊地、司令部施設 第3会議室
バタン
女「ここはお前の避難所か?」
摩耶「……空き部屋だ」
女「そうか」
女「どっちでもいい。火をくれ」
摩耶「……」
1.ライターでつけてあげる
2.今吸っている煙草から火を移す
3.ライターを貸す
4.その他
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
摩耶「悪ぃが、もう火は……」
女「今咥えてんだろ」
摩耶「……あぁ、そういう……」スッ
女「ん……」
ジリリ……
女「まったく……やれやれ、だ」
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「喜べ、午後は客が来るぞ」
摩耶「任務か?」
女「あぁ、一応な」
隣に座った艦娘
秋月、電、陽炎、五月雨、響、衣笠、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
↓2と↓3でコンマ2桁の積が高い方、同値の場合は↓1
秋月「司令、お隣いいですか?」
女「おう」
秋月「では、失礼します」ストン
秋月の話題
↓1と↓3でコンマの2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
秋月「……陽炎が、いやに謙虚になりました」
女「だろうな」
秋月「彼女が実戦で何を体験してきたのかは知っています」
秋月「ただ、まさかあそこまで変わるとは思いませんでした」
女「もう殴る必要はなさそうだな?」
秋月「もうっ、司令ったら……」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
摩耶「提督、休憩にしようぜ」
女「んん? もうそんな時間か……」
コンコンコン
摩耶「……誰だ?」
入ってきた艦娘
電、陽炎、五月雨、響、衣笠、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、翔鶴の中から
ただし、コンマ40以下で緊急電
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
五月雨ちゃん
>>826五月雨ちゃん
用件
↓2
「五月雨です」
女「おう、入りな」
五月雨「失礼します」ガチャ
五月雨「あの……」
女「……なんだそれ? お前も将棋しにきたのか?」
五月雨「い、いえ……さっき、なんだか届いて……」
五月雨「見ての通り、折り畳みの将棋盤なんですけど……これが幾つか届いてるんです」
女「ああ?」
五月雨「も、もしかして、私達のために提督が用意してくれたのかな、って……」
女「まずそんなもんの存在をたった今知ったばかりだ」
女「誰だ注文しやがったのは。利根か?」
摩耶「帳簿にはなかったよな?」
女「“娯楽物品”とでも書けばいくらでも買えるだろ」
女「……いや、ないな。あたしが来てこっち、そんな注文が帳簿に載ってた記憶がねぇ」
五月雨「じ、じゃあ、あれは……?」
女「……仕方ない。残念だがうちには既に私物があるんでな」
女「摩耶、そこの帳簿取ってくれ。陸戦守備隊の連中にでも送り付けよう」
摩耶「あいよ」
五月雨(良いのかなぁ……)
1610:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
コンコンコン
女「あいよー」
「本土より参りました。機関員です」
女「おう、入れよ」
大尉「失礼します」ガチャ
大尉「今度の作戦の概要です」
女「そこ置いとけ」
女「お前の顔も見飽きてきたなぁ」
大尉「私も出来れば来たくないのですが」
女「お互い様だ。おら、出てった出てった」
女「……あ、ちょっと待て。これやるよ」ヒョイッ
大尉「……これは?」
女「一人寂しく暇潰ししな。将棋のルールくらい分かんだろ?」
大尉「……」
大尉「失礼しました」ガチャ
バタン
摩耶「提督、お茶入ったぜ……ってなんだそれ?」
女「次の仕事」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
プリンツ「むぅ」
女「どうした?」
プリンツ「赤城さんに比べて翔鶴さんは少し小振りじゃないですか」
プリンツ「でも、きっと綺麗なおっぱいしてるんだろうな、って」
女「あいつはやめとけ……」
隣に座った艦娘
朝潮、電、陽炎、響、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は↓1
陽炎「司令、隣、いいかしら?」
女「あぁ」
陽炎「さーんきゅっ」ストン
陽炎の話題
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
陽炎「……昨日のね」
女「おう」
陽炎「……私の戦闘詳報、実は春雨が書いたの」
女「見りゃ分かる。あいつの字が二つあったからな」
陽炎「……」
陽炎「戦闘中の事、殆ど覚えてないのよ」
女「そんなもんだ」
陽炎「覚えてるのは……痛かったこと、熱かったこと、それと……」
陽炎「……みんなの足、引っ張ってばっかりだったこと」
女「……」
陽炎「私、自惚れてたのよ……実戦に出たら、出来るって、自分を過信して」
陽炎「それで、みんなに迷惑かけた……笑っちゃうよね」
女「いいや?」
陽炎「……笑ってよ」
女「笑えねぇ。おかしくもなんともねぇ」
女「お前の答えだろ? 実際に、戦場の海を踊った感想だ」
女「あたしも最初はそんなもんだったさ」
女「……まぁ、お前と違うのはあたしは“死ぬ”と思って飛んでたってことだが」
陽炎「……司令は、どのくらい戦場の空を飛んでたの?」
女「あたしの総飛行時間は精々2,200ってとこだ」
女「ツイてたからかな……先輩方も、後輩共も、同期も、良い奴は最初の半年で片っ端から死んでったしな」
女「クソみてぇなところさ。人死には当たり前、下手すりゃ自分も戦死者のリストに載っちまう」
女「なにより一度入ると抜け出せねぇ」
陽炎「……私も?」
女「言ったろ」
陽炎「……そっか」
陽炎「……でも、生きて帰ってこれて、良かったかな……」
女「……」
女「お前の目は、まだシャバを忘れてねぇ」
陽炎「?」
女「春雨と一緒だ。まだ、シャバの感性で生きられる」
女「まだ、どっぷり浸かってねぇ」
陽炎「……」
女「後先考えて行動するようにな」
女「それだけだ」
2040:執務時間外
――パラオ泊地、部隊施設 休憩室
利根「……今夜もか」
摩耶「……あぁ」
利根「主ゃ、楽しんでないのぅ」
摩耶「楽しんでるぜ?」
利根「お前は嘘をつく時、腕を組みながら片手で髪を掻き揚げる」
摩耶「なっ……!」バッ
利根「冗談だ。図星だったようだがな」
摩耶「……五月蠅ぇよ、ほっとけ」ツカツカ
キィ
女「……」
利根「……提督よ、主も行くのか?」
1.行ってみる
2.やめておく
3.その他
↓2
女「……いいや? 飲み物を買いに来ただけだ」
利根「そうか」
女「お前もなんか飲むか?」
利根「いいのか?」
女「あぁ」
利根「うむ、ならば烏龍茶を頼む」
女「あいよ」チリン
2140:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場脱衣場
女「さて、と……」
女「……誰か入ってんな」
置いてある服の持ち主
春雨、陽炎、響、巻雲、衣笠、プリンツ、夕張、阿武隈、金剛、ビスマルク、赤城、翔鶴の中から
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
陽炎
>>855陽炎
何をしていたか
↓1~3でコンマ2桁の差が最も高いレス、同値の場合は再安価
カラカラカラ
陽炎「……あ、司令」ヌルヌル
女「よお、また会ったな」
陽炎「うん」ヌルヌル
陽炎「……えっと、背中、流してあげよっか?」
女「じゃあ、頼むかな」
陽炎の次の行動
↓2と↓3でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
陽炎「……あのさ」ヌルヌル
女「ん?」
陽炎「最近、私のことちゃんと呼ぶようになったよね」ヌルヌル
女「……どうだろうな」
陽炎「……嬉しいの」
陽炎「これからも、陽炎って呼んで」
陽炎「ルーキーとか、お前とか、そういうのじゃなくて」
陽炎「陽炎、って」
女「……あぁ」
陽炎「……」ギュッ
女「……陽炎?」
陽炎「うん」
女「陽炎、どうした?」
陽炎「うん……」
女「……おい、陽炎?」
陽炎「うん……」ギュウッ
女「……はぁ……」
女「陽炎」
陽炎「うん……」
2250:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「ん……」コキコキ
女「あいつも、あいつなりに解決したんかね」
明日の哨戒班
駆逐艦級
秋月、電、春雨、陽炎、五月雨、響の中から
↓2 ↓4
哨戒班
電、響
巡洋艦級
摩耶、衣笠、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1~3でコンマの数値が最も高いレス、同値の場合は再安価、00は100扱い
哨戒班
阿武隈、電、響
空母もしくは戦艦もしくは更なる巡洋艦級を追加する?
追加する場合は翔鶴、金剛、ビスマルク、摩耶、衣笠、利根、夕張の中から
追加しない場合はその趣旨の文言
↓1と↓3でコンマ2桁の和が高い方、同値の場合は↓2
女「……そろそろ消灯か」
女「喉渇いたな……」ゴロン
【46日目:木曜日】終了
一旦ここまで
シメに入ろうと思ったらこのレス数である
≪再開するよー≫
≪あ、敵の……な、なんだあいつは!≫
【47日目:金曜日】
0630:朝食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
翔鶴「……!」ゾクッ
翔鶴「……?」キョロキョロ
女「どうした?」
翔鶴「いえ……悪寒が」
女「……」
プリンツ「……」ジーッ
本日の哨戒班
翔鶴、阿武隈、電、響
本日の秘書艦
秋月、朝潮、春雨、陽炎、五月雨、巻雲、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓1~3でコンマ2桁の積が最も高いレス、同値の場合は↓1
女「今日の秘書艦は……」ゴソゴソ
女「秋月か」
秋月「はいっ」
女「今日は一仕事ある。ま、いつも通りだ」
秋月「はい!」
1000:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「一仕事ってのはあれだ」
女「お前とやるのは何度目かな」
秋月「作戦の部隊編成ですか……」
女「今回は大仕事だぞ。稼ぎ時でもある」
秋月「司令の経歴に花を咲かせましょう」
女「言ってくれる」
コンコンコン
女「んん?」
入ってきた艦娘
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
ただし、コンマ30以下で緊急電
↓2
巻雲
>>898巻雲
用件
↓1と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓2、00は100扱い
「巻雲でしゅっ」
「噛んじゃった……」
女「あいよ」
巻雲「失礼しますっ」ガチャ
巻雲「司令官様! 報告書を持ってきました!」
女「はいはい」
女「秋月、休憩にしよう。茶を淹れろ」
秋月「はい」
女「巻雲もだ。座れ」
巻雲「はわっ、ありがとうございますっ」
女「おう」
女「大福と饅頭と桜餅、どれがいい」
巻雲「お饅頭を所望しますっ」
女「ん、じゃあそうしよう」
秋月「お茶が入りました」コトン
女「ご苦労」
巻雲「ありがとうございます!」
1100:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「さて、編成だ」
秋月「えぇと、今回は?」
女「大規模な作戦だからな」
女「スールー海は分かるか?」ペラッ
秋月「えぇと、フィリピンとマレーシアの間の海ですよね。ここですか」トン
女「そうだ」
女「先週、深海棲艦がいつの間にか巣を作ってたレイテ湾を空軍が空襲したらしい」
女「ただ敵艦隊は大多数が離脱、空軍はF-2が1機やられたそうだ」
女「どうもスールー海に逃げ込んだらしいが、上手いこと隠れてるらしく、詳しいことは分からん」
女「ただ、パラワン水道は翌日からブルネイの連中が海上封鎖を始めたからそっからは逃げてないらしい」
女「そうすると道は一つだ」トントン
秋月「セレベス海、ですか……」
女「あぁ。うちは東の入り口の北側を担当する。南はブルネイの連中の担当だ」
女「マカッサル海峡は空軍と護衛艦が面子をかけて見張るらしい」
女「こいつはブルネイ泊地、護衛隊、更には空軍との共同作戦だ」
女「うちは二つの戦隊を合わせて艦隊を組む」
秋月「12名ですか」
女「あぁ。水雷戦隊は確定だから駆逐艦は6名が出ることになる」
秋月「基地に残るのは2名、ですね」
女「航空戦隊なら戦艦と巡洋艦が、打撃戦隊なら空母が残るさ」
女「じゃ、まずは方針を決めるぞ」
基本方針
1.航空戦隊(空母2、巡洋2、駆逐2+巡洋2、駆逐4)
2.打撃戦隊(戦艦2、巡洋4+巡洋2、駆逐4)
↓最初に3票
女「今回は打撃戦隊で行くか……」
女「相手に空母が居るとヤバイかな」
秋月「金剛さんとビスマルクさんと……後は?」
女「巡洋艦だな。水雷戦隊の事も考えねぇと」
女「この際重軽の区別はつけないことにする」
巡洋艦枠
摩耶、利根、プリンツ、利根、夕張、阿武隈の中から
↓1 ↓3
利根が二人居る…prinz
>>912ごめんミス
打撃戦隊
金剛、ビスマルク、摩耶、夕張
巡洋艦枠
衣笠、プリンツ、利根、阿武隈の中から
↓1 ↓2
打撃戦隊
金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張
巡洋艦枠
衣笠、利根、阿武隈の中から
直下
女「打撃戦隊は金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈だな」
秋月「水雷戦隊を重巡が?」
女「そうなるな」
女「駆逐艦決めてくか」
打撃戦隊
金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈
水雷戦隊
衣笠、利根
駆逐艦枠
秋月、朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲の中から
↓1 ↓3
打撃戦隊
金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈
水雷戦隊
衣笠、利根、秋月、響
駆逐艦枠
朝潮、電、春雨、陽炎、五月雨、巻雲の中から
↓1 ↓2
女「水雷戦隊は衣笠、利根、秋月、響、春雨、朝潮だな」
女「ある程度の火力も確保できるだろう」
秋月「では、旗艦を決めましょうか」
女「今回は一つの艦隊を作るわけだ」
女「旗艦と副旗艦を決める」
秋月「どう違うんですか?」
女「旗艦になんかあっても副旗艦が指揮を引き継ぐんだよ」
1.打撃戦隊旗艦
金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈の中から
2.水雷戦隊旗艦(副旗艦)
衣笠、利根、秋月、響、春雨、朝潮の中から
↓各艦隊一人ずつ選んで最初に2票入った艦娘
女「よし、旗艦はビスだ」
女「あいつはああ見えて気遣いの出来るタイプだ」
女「それに、案外と冷静だからな」
女「……少々頭は残念だが」
秋月「……」
女「副旗艦は利根に任せよう」
女「頼れるベテランだからな」
秋月「決まりですね」
女「あぁ」
女「作戦名は“世号作戦”だとよ。ストレートに過ぎる」
任務:世号作戦
内容:敵艦隊の討伐
パラオ艦隊
金剛、ビスマルク(旗艦)、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈
衣笠、利根(副旗艦)、秋月、響、春雨、朝潮
1200:昼食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
秋月「カレーですね」
女「あぁ、食い慣れた海軍カレーだよ」
秋月(私の作った料理もそんな風に言われてみたいな……)
女「?」
隣に座った艦娘
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、ビスマルク、赤城の中から
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
ビスマルク「お隣、いいかしら?」
女「おう」
ビスマルク「座るわね」ストン
女「丁度お前の話してたんだよ」
ビスマルク「そうなの?」
女「あぁ」
女「面白い奴だな、って」
ビスマルク「あら、ありがとう」
秋月(褒めているのでしょうか……?)
ビスマルクの話題
↓2
女「あとお前さ、割と気の利くタイプだよな」
ビスマルク「そうかしら?」
女「子供とか結構好きだろ」
ビスマルク「うーん……分からないわ」
ビスマルク「暁もそうだったけど、向こうから寄ってくる感じ」
女「……あぁ、成程」
女「子供っぽいのに、きちんと大人だもんな」
ビスマルク「ちょっと、どういう意味?」
女「褒めてんだよ。悪い意味じゃねぇ」
女「こう、親しみが持てるだろ? 子供から見て」
ビスマルク「うーん……」
女「で、実際話してみると列記とした大人なわけだ」
女「なんていうか、姉貴なんだ。上の姉妹」
ビスマルク「……ごめんなさいね、よく分かんないわ」
ビスマルク「でも、悪い気はしない。ダンケ」
1500:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 司令官執務室
女「さて、ブリーフィングの準備も出来たし……」
女「茶にしよう」
秋月「はい」
コンコンコン
女「誰だ?」
入ってきた艦娘
朝潮、春雨、陽炎、五月雨、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、金剛、赤城の中から
↓1~3でコンマ2桁の和が最も高いレス、同値の場合は再安価
五月雨
>>950五月雨
用件
↓2と↓3でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
「五月雨ですー」
女「あいよ」
五月雨「失礼します」ガチャ
五月雨「艤装の使用証明を出しに来ました」
女「おう」
五月雨「では、これで……」
女「あー、一つ、いいか?」
五月雨「はい?」
女「お前、響と仲良かったよな?」
五月雨「はい」
女「……無茶しねぇといいんだが」
五月雨「?」
女「いや……引き止めて悪かったな。行って良いぞ」
五月雨「はい、失礼します」
バタン
女「……」
秋月「どうぞ、お茶です」コトン
女「ん、あぁ」
1730:執務中
――パラオ泊地、司令部施設 作戦会議室
女「本日最後の課業だ」
女「ブリーフィングを始める」
http://www.youtube.com/watch?v=Y6__YBUTxkI
女「本土の中将殿から伝言だ」
女「『本作戦は我が軍のフィリピン方面の戦いにおける重要な局面の一つである。奮励努力し、日本民族の意地を見せよ』」
女「はいはい、かっこいいかっこいい。戦うのは日本人だけじゃねぇんだがな」
女「作戦を通達する。スライド」
秋月「はい」ペラッ
女「先週、空軍がレイテ湾の敵施設を攻撃した」
女「地上施設は壊滅したが、多数の艦艇を取り逃がした」
女「この敵残存艦隊はスールー海へ逃げ延びたと思われ、パラワン水道はブルネイの主力が封鎖した」
女「で、ここで確認されてないってことは逃げるところは一つ、セレベス海だ」
女「マカサル海峡は空軍と護衛艦が見張り、うちとブルネイの艦隊でこの東の出口を固める」
女「うちは北側だが、場合によっては南側の救援も必要かもしれん」
女「何せ、南側を封鎖するのはブルネイの中でも新米揃いの軽空母で、しかもジャワ海から迂回してきてクタクタの連中だ」
女「まぁ、その為にこのパラオには高速艦が集められていると考えても良いかもな」
女「どちらにせよ敵は来るとしたらこっちだからな」
女「作戦自体が数日間に渡って続く。その間の哨戒は護衛艦が肩代わりしてくれる」
女「作戦中の指揮権はビスマルクに委ねられる。その指揮権をどう使うかはお前次第だ」
女「以降、このメンバーは第2遊撃戦隊と呼ぶ。いつも通り臨時だ」
女「情報によると、戦艦と空母も数隻混じってるらしい」
女「うちは今回航空戦力を出さねぇわけだから、空は南を固めるブルネイの新米共に任せ切りだ。気をつけろよ」
女「金剛と衣笠は水偵を積め。利根は夜偵だ」
女「ビスマルクには広域の対水上電探を貸し出す。高ぇからな、壊すなよ」
女「秋月以外の駆逐艦には全員に酸素魚雷を持って行ってもらう。これも高ぇからな。抱えたまま沈むことは許さん」
女「摩耶と秋月は対空電探と新式の高射装置だ。同じく高価なものだからな。壊すんじゃねぇぞ、沈むんじゃねぇぞ」
女「夕張と阿武隈は対潜装備だ。潜水艦に対して戦艦や重巡は無力だからな。春雨も念のため対潜向けの装備で出てもらう」
女「夕張と春雨には新式のアクティヴソナーを貸す。阿武隈は悪いが、個数が足りなかった。今のやつで我慢してくれ」
女「水偵、電探、そして目視。それぞれでしっかり見張っておけ。飛行機の一機も見たら即通報だ」
女「夜戦もありえるからな。十分注意しておけよ」
女「以上だ。何か質問はあるか?」
質問者
金剛、ビスマルク、摩耶、プリンツ、夕張、阿武隈、衣笠、利根、秋月、響、春雨、朝潮の中から
質問がない場合はその趣旨の文言
↓3まで
利根「……」スッ
女「利根」
利根「今回の任務はいつ始まるか、はっきりと決まっていないのか?」
女「あぁ。待ち伏せだ」
女「海上で待ってれば補給は定期的に来るし、面倒ならダバオで地上で待ち構えてても構わん」
女「どうせなんかあれば空軍なり陸軍なりが通報してくるしな」
女「海上で待ってなくても良い、ってことだ」
利根「うむ、分かった」
プリンツ「はーい!」
女「プリンツ」
プリンツ「私には!? 私には何か特別な装備はないんですか!?」
女「あー……」
ビスマルク「なんでもないわ、了解よ」グリグリ
プリンツ「いだだだだっ!」
女(既に最新鋭なんだよなぁ)
女「質問は以上か?」
シィン
「「質問なし」」
女「よし」
女「作戦名は“世号作戦”だ。出撃は明日の昼。明日からは哨戒もないからな」
1930:夕食
――パラオ泊地、部隊施設 食堂
女「武蔵だけは絶対に許さん」
秋月「な、なんですか、いきなり」
女「……いや、何かが囁いた。>>1かもしれん」
隣に座った艦娘
朝潮、電、春雨、陽炎、響、摩耶、衣笠、プリンツ、利根、夕張、阿武隈、金剛、赤城、翔鶴の中から
↓2
利根「提督よ、隣いいか?」
女「あぁ」
利根「うむ」ストン
利根の話題
↓1と↓2でコンマの数値が高い方、同値の場合は↓1、00は100扱い
女「お前さ、歳の割に達観してるよな」
利根「そうでもなかろう」
女「もうその喋り方からな」
利根「やかましい」
利根「元々訛りが酷かったのだ」
女「無理に修正しても普通はそうならねぇよ」
利根「ぬぅ……」
女「あの“吾輩”ってのはなんなんだ」
利根「あれか? かっこいじゃろ?」
女「いいや?」
利根「うぬぬ……冗談だと言うのに少し悲しくなったわ」
女「……前に衣笠だかの話した時もこんな話してたな」
利根「そうだったかな……」
2020:執務時間外
――パラオ泊地、部隊施設 宿舎前
夕張「あ」
女「ん?」
夕張「こんばんは」
夕張「これからあれのご飯ですけど、来ます?」
女「あー……」
1.行ってみる
2.やめておく
3.その他
↓2
電ちゃんは暁型四番艦だったような…
気のせいか
――パラオ泊地、部隊施設 営倉
夕張「元気ぃー?」ガチャ
夕張「ご飯の時間だよー?」ニヤニヤ
レ級「……」ジッ
巻雲「なんだか蹲ってこっちを見るばっかりで、反応が薄いんですよ」
夕張「前もそうだったでしょ?」
夕張「動物としては正常な反応よ。人もね」
レ級「……」ジーッ
夕張「ふーん……」
夕張「今日はちょっと時間がなくてねー?」
レ級「?」
夕張「こんなものしか用意出来なかったんだよね」ヒョイッ
巻雲「それっ」ガッ
レ級「!」ドタッ
ベチャッ
レ級「……」ボタボタ
巻雲「顔で受け止めちゃいましたねー」ニコニコ
夕張「ポテトサラダでーす」ニヤニヤ
レ級「……」パクッ
レ級「っ……」パクパク
夕張「あはっ、食べてる、食べてる!」
夕張「作ったの一週間くらい前なのに! とっくに傷んでるのに!」クスクス
レ級「っ……っ……」パクパク
女「……」
2120:入浴
――パラオ泊地、部隊施設 大浴場
女「……」チャプ
カラカラカラ
女「ん……?」
入ってきた艦娘
春雨、陽炎、五月雨、響、巻雲、摩耶、衣笠、プリンツ、阿武隈、ビスマルク、赤城の中から
↓1と↓2でコンマの数値が低い方、同値の場合は↓1
響「司令官」
女「……よお」
響「元気がないな」
女「そう見えるか?」
響「あぁ」
女「そうか……」ザブッ
女「まぁ……こういう日もある」
響「“あの日”というやつかい?」
女「違う、そうじゃない」
2220:消灯前
――パラオ泊地、司令部施設 司令官私室
女「んー……」ボスン
女「あー……」ゴロン
【47日目:金曜日】終了
次スレ
【艦これ】五月雨「提督が、泊地に着任しました!」【女提督】
【艦これ】五月雨「提督が、泊地に着任しました!」【女提督】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431913328/)
後は質問とか受け付けます
>>974
特型駆逐艦を指して吹雪型駆逐艦ともいう
暁型は特Ⅲ型なので、電は暁型の末っ子にして吹雪型の末っ子にもなる
例えば潮は特Ⅱ型(綾波型)の末っ子だけど、吹雪型の20番艦でもある
【おまけ】
――太平洋、四国沖
≪無茶を言わないでください≫
≪新米の面倒を見ているんですよ、こっちは≫
≪航空司令部より呉練習艦隊≫
≪敵艦隊のコース……≫
≪足摺岬を基点に080から200≫
≪軽巡大井、付近を航行中の貴艦隊しか間に合わない≫
≪チッ……阿武隈、長波。後ろにつきなさい≫
≪教導艦のみで敵を出迎える。残りは避退よ≫
――広島県、呉市 海軍呉鎮守府
少佐「すまねぇな」
阿武隈「いいえ……」
阿武隈(自分も相当参ってるだろうに、水雷戦隊指揮官の彼は、あたしに謝った)
阿武隈(生き残った教導艦はあたし一人)
阿武隈(帰ってきた時、大井さんも長波ちゃんも海で既に死んでいた)
阿武隈(この人の責任ではない)
阿武隈(演習中に敵襲があったことは)
阿武隈(そして、新人達を逃がした北東が、敵のキルゾーンだったことは)
阿武隈(航空司令部がいくらか間違えた方位の為に、7人が死んだ)
少佐「あの夕雲。あいつの反撃は見事だったんだがな」
阿武隈「見てられません」
阿武隈「夕雲ちゃん! あんなやり方じゃ死ぬわよ!」
夕雲「死にません」
阿武隈(ただ一人生き残った新人、夕雲ちゃんが、囁くように言った)
阿武隈(残った部下は夕雲ちゃん)
阿武隈(今日は陸上に居た、新米の駆逐艦が数人)
阿武隈「……文句もいっぱいあるだろうけど、人手も足りないから」
阿武隈「明日からは貴女達も戦隊配属だよ」
阿武隈「海ではあたしの傍から離さないから」
阿武隈「夕雲ちゃん」
夕雲「はい」
阿武隈「貴女は2番。目を付けてないと何をしでかすか分からないからね」
夕雲「……」
阿武隈(その後暫くは呉で水雷戦隊旗艦をしていた)
阿武隈(戦隊のみでの接敵・戦闘は勿論、空母の護衛も務めた)
阿武隈(少しして、夕雲ちゃんは異動になり、彼女の代わりに新米の駆逐艦が来た)
阿武隈(新人教育を続けていたら、今度はあたしが異動になった)
阿武隈(行き先はパラオ泊地)
阿武隈(夕雲ちゃんと再会した)
阿武隈(パラオは呉に比べて大分緩かった)
阿武隈(呉では中の上くらいの実力だった夕雲ちゃんは、パラオでは一線級の実力者だった)
阿武隈(何より、彼女の妹が居た)
阿武隈(ここの提督は変わっていた)
阿武隈(いつもニコニコ、ニコニコ)
阿武隈(薄気味が悪いくらいに、ニコニコ)
阿武隈(仕事は勿論、なんでも出来る完璧人間だった)
阿武隈(駆逐艦の子達には人気があったけれど)
阿武隈(あたしは、彼の事を好きになれなかった)
阿武隈(でも、彼との付き合いは短かった)
阿武隈(ある日、彼の戦死が伝えられた)
阿武隈(彼が死ぬ場面なんてとても想像出来なかったけど)
阿武隈(考えてみれば、普段仲間達を見ていて、死ぬところなんて想像出来ないのも同じだった)
阿武隈(何より、彼の後任が問題だった)
阿武隈(前の提督より嫌いだった)
提督「次の作戦はマレーシア、ヴェトナム方面になる」
提督「旗艦は君だ、阿武隈」
阿武隈「……はい」
提督「作戦を完遂してくれたまえ」
阿武隈(作戦を聞いていた、あたしの指揮下に入る子達の顔が青ざめた)
阿武隈(あたしを含め、戦死の危険が非常に高い、無謀な作戦だった)
阿武隈「敵艦を撃沈……!」
阿武隈「作戦目標を達成、帰投します……」
暁≪狭霧が……狭霧がぁ……!≫
黒潮≪……≫
白露≪っ……≫
秋月≪……白露ちゃん、大丈夫? 黒煙が……≫
白露≪……だいじょーぶっ! だいじょーぶぅ!≫
阿武隈「……」
阿武隈(白露ちゃんは、きっと持たない)
阿武隈「報告します……」
阿武隈「我々、水雷戦隊は作戦通り、レイテ湾の敵連合艦隊を襲撃」
阿武隈「敵数は事前情報通り18、空母含む半数を撃沈し、他にも損害を与えました」
阿武隈「敵艦隊は撤退、撃沈確認戦果9……」
阿武隈「こちらの被害は白雪、狭霧が戦闘中に戦没、戦闘後に白露の戦死を確認……」
阿武隈「その他、秋月とあたしが中破、黒潮が大破……」
阿武隈「以上、戦果報告を終わります……」
提督「ふむ、ご苦労だった」
提督「彼女らの犠牲は無駄にならないだろう。もう下がって良いぞ」
阿武隈「……失礼します」
バタン
阿武隈「……」
阿武隈「……!」ガンッ
阿武隈(“嫌い”なんてものじゃない……これは……)
阿武隈「憎い……!」
阿武隈(とうとう、彼の作戦は完全に失敗した)
阿武隈(夕雲ちゃんも死んだ)
阿武隈(こっちに来てから、色々とあたしの面倒を見てくれた由良姉ぇも一緒だった)
阿武隈(作戦の生き残りは二人。作戦終了後に司令室で一人減って、巻雲ちゃん一人)
阿武隈(数日後、あたしは提督を袋叩きにするという計画に誘われた)
阿武隈(それを聞いたあたしは、ある行動に出ていた)
朝潮「寝ていろ、ですか?」
阿武隈「うん。絶対に起きちゃ駄目。分かる?」
朝潮「阿武隈さんのご命令なら、命に代えても実行します」
阿武隈「……うん」
阿武隈(ごめん、朝潮ちゃん)
阿武隈(あたしは、袋叩きに参加した)
阿武隈(由良姉ぇの分、白露ちゃんの分、夕雲ちゃんの分……)
阿武隈(自制するつもりが、気付いたら思い切り殴っていた)
阿武隈(殴るのに使ったタオルの中身は、靴や財布ではなく、辞書だった)
阿武隈(最初から、手加減なんてするつもりはなかったのかもしれない)
阿武隈(提督をベッドから転げ落ちた時も、思い切り踏みつけた)
阿武隈(気分は晴れなかった)
阿武隈(由良姉ぇが、余計に恋しくなっただけだった)
春雨「あの……」
提督「ひぃっ!?」
春雨「えっ……」
提督「ち、近寄るんじゃない!」ツカツカツカ
春雨「あ……え……?」
ビスマルク「……良い気味」
摩耶「あいつ、更迭だろ?」
ビスマルク「次は良い提督が来ると良いわね」
摩耶「あいつは提督じゃねぇ」
阿武隈「……じゃあ何?」
摩耶「クソだ。とびきりの」
【-7日目:月曜日】終了
暁は居ないの?
完全にエスコン5が溶け込んでたな
春雨の初出撃の時に爆撃食らって死んだってビス子が言ってた気がする
このSSまとめへのコメント
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