まどか「さやかちゃん羨ましいなぁ…」 (10)

さやか「どこがよ!…嫌だよ…そんな…不人気学級だなんてさ…」

まどか「なに言ってるのさやかちゃん!このクラスで不人気学級に行けるのはさやかちゃんだけなんだよ?」

仁美「羨ましいですわ。さやかさん…」

さやか「仁美!あんたも不人気じゃん!」

仁美「私はいいのですわ。メインではありませんし、あそこに行けるのはメインキャラだけの特権ですの」

まどか「特権ってひびき良いよね、なんか優遇されてるみたいだよ」

仁美「やりましたわね、さやかさん。優遇ですわ!あなたは選ばれし者なのですわ!」

さやか「ううう…」

まどか「さやかちゃん、時間だよ、そろそろ授業始まっちゃうよ?」

さやか「ひ、ひどい…ひどいよみんな…」


ほむら「……」

ほむら(実際、美樹さやかは人気が無いから仕方ないとはいえ、少しかわいそうになってきたわ…)

ほむら(上条恭介も志筑仁美と付き合い始めてしまったし
    …このままではマズいわね。魔女化が加速する一方よ)

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さやか「……」

さやか(なんでこうなるのよ…あたしが何したってのよ…)

さやか(やっぱみんなあたしのことが嫌いだったのかな…)

さやか「ハァ…」テコテコ

さやか「……」チラッ

   不人気の輪

さやか(…不人気の輪…なんか薄汚れた看板があるけど、ここよね?…)

さやか「友達できるのかな……」グスン

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