さやか「風邪ひきました」 (16)

※短いです。


風邪をひきました

さやか「あ、けっこうしんどいかも」

さやか「ていうか、魔法少女でも風邪ひくんだね...」ゲホッゲホッ

さやか「...なんだか、一人だと寂しいなあ...」

ピンポーン

さやか(だれだろう?)

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―――――――――――――――――

見舞い客2人目

まどか「小さい頃に私が風邪をひいた時、パパが一晩中頭をなでてくれた時があってね。そしたら、次の日には風邪が治ってたの」

さやか「へ~え、それで?」

まどか「だから、さやかちゃんを撫でてあげたら少しは良くなるかな、と思って」ウェヒヒ

さやか「相変わらずまどかは優しいねえ」

まどか「好きなだけ甘えてくれていいからね」ポンポン

さやか「おぉ~膝枕まで。さすがは私のよ...め...」

キィィィィ

まどか「少しは楽になったかな?」

ほむら「......」ゴゴゴゴゴゴゴ

さやか(や、殺られる...)


見舞い客3人目

ほむら「あなたが一人だと心細いだろうって、まどかが心配していたものだからね」

まどか「さやかちゃん、以外と寂しがり屋さんだからね」ウェヒヒ

さやか(見舞いに来た奴はあんな殺気は出さないでしょ...)

ほむら「まどかがこんなに心配してるんだから、早くよくなりなさいよね」スッ

さやか(?ほむらが膝枕?)

ほむら「こういう時くらいは、甘えてもいいのよ?」

さやか「珍しいね。それじゃあ、お言葉に甘えて...」




ほむら「ほら、耳かきしてあげるから...」

ドリル「」チュイイィィィン 

さやか「それで何を穿るつもり!?」

ほむら「そろそろ行きましょ、まどか」

まどか「じゃあね、さやかちゃん。お大事に」

バタン

さやか「あ~、殺されるかと思った...なんでお見舞いされる奴がこんな目に合わなきゃいけないの...」

ピンポーン

さやか「あ、また来た」

――――――――――
見舞い客4人目と5人目

仁美「お見舞いにきました」

恭介「さやかが熱で休むなんてめずらしいからね」

さやか「ありがと、心配してくれて」

さやか(さっきの組み合わせよりは大分マシな奴らでよかった...)

仁美「それでは、林檎でも剥きましょ...痛ッ!」

恭介「だ、大丈夫かい仁美さん!?」

仁美「平気ですわ。ちょっと包丁で指を切っただけですから」

恭介「良くないよ、傷口から変な菌が入ったら悪化しちゃうよ!」

仁美「そんな...そこまで心配してくれるなんて...」

恭介「あ、当たり前じゃないか...だって、君は僕の...///」

仁美「も、もう...///」



さやか「おいコラ。何も病人の前でイチャつかんでも」



さやか「あいつら、イチャつくだけイチャついて帰りやがった...」

さやか「なに?皆してあたしの風邪を悪化させにきたの?」

ピンポーン

さやか「またか...今度はまともな奴でありますように」

見舞い客6人目と7人目の6人目の方

マミ「おじゃまします」

杏子「暇だから来てやったぞー」

マミ「具合はどうかしら、美樹さん」

さやか「ま、まあ、なんとか...」ゴホッゴホッ

マミ「あまり良くないみたいね...ちょっと待ってて」


マミ「紅茶淹れてみたわ」

さやか「そういえば、紅茶は風邪に効くものもあるって聞いたことがあるような...」

マミ「ええ、そうよ。私も風邪をひいたらこれにお世話になってるわ」

さやか(やっとだ...やっとまともな人が来てくれた...)

マミ「はい、どうz」ガッ

杏子「あっ、マミが自分の足に躓いて...」

バシャアア

さやか「熱っちいいいぃぃぃやああぁぁ!!」

マミ「ご、ごめんなさい美樹さん!」

杏子「ま、今までの流れからして、何もないと油断したさやかが悪いってことで」

見舞い客6人目と7人目の7人目の方


杏子「実はあたし、風邪に効くおまじない知ってるんだ」

さやか「おまじない?」

杏子「ほら、宗教とかでもよく言うだろ?文字には不思議な力があるって」

さやか「そうなの?」

杏子「そうなの。あたしが魔力を込めて、そいつを書いてやるからさ、でこ貸しな」つ油性ペン

さやか「...まさかとは思うけど、でこに『馬鹿』って書くつもりじゃないでしょうね...」

杏子「」ビクッ

さやか「......」

マミ「......」

杏子「......」

さやか「...え、何この空気」


マミ「お邪魔しました」

杏子「腹出して寝るんじゃねえぞー」

さやか「んなことしてないって!」

バタン

さやか「あたしの周りにはまともにお見舞いできる奴はおらんのか」
 
さやか「...まあ、退屈はしなかったけどさ」ボソッ

見舞い客1人目

さやか「あ~、なんにせよ疲れた。早く寝よ...」バサッ

フトンの中

QB「きゅっぶい」

さやか「...何してんのあんた」

QB「君が体調を崩したと聞いてね。風邪の時は、誰かに傍にいてほしいものなんだろう?」

QB「だからこうして、君の身体に密着しているんだ。なに、僕らには風邪がうつる心配はないから、安心して抱き枕にすればいい」

さやか「......」

QB「......」



さやか「出てけえええぇぇ―――――!!」

ガシャアアン

QB「わけがわからないよ」キラーン

終わり

終わりです。
最近夜は寒くなってきたので風邪にはお気をつけて

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