提督「安価で安価な男の料理」 (563)

・雑な飯テロ

・雑な男料理

・安価は食材で


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提督「―――食、っていうのは以外と単純だ」

提督「生き物ならば全く食に関わらないモノは例外一つないとも言える」

提督「七つの大罪の一つにも食に関係する暴食があり、三大欲求の一つとも言われるな」

提督「本来ならば有毒なモノや本来廃棄してた物まで調理で食べられるようにするとは業の深いことで」

提督「古い話、お伽噺や文学作品においても何かを食べる、食べさせる描写がたくさんある」

提督「人間は食にとりつかれているといってもいい」

提督「…まぁ、俺もその人間サマなわけで美味いモノは食べてみたい」

提督「だが現実ではそうはいかない」

提督「美味いモノは高価、求める人間が多いということは価格も上がる、当然だ」

提督「それとは別に付加価値をつけた食も増えている、当然その付加価値分モノの値段は上がる」

提督「血統書付き、有機栽培、期間限定、遺伝子組み換え食品…最後は違うか?」

提督「とにかくこだわりも多種多彩であり、手順を一手変えるだけで新たな姿を見せたりして奥が深い」


早霜「司令官…、食は単純と最初に仰っていましたが…?」


提督「…それは、あれだ、単純だといったが底が浅いとは言ってないな、ウン」

提督「ゴホン…さて時刻は深夜帯、手元にはいくつかの食材がある」


早霜「ご飯、乾麺類、お肉にお野菜…色々ありますね?」


提督「間宮さんにお願いして保存庫の一部、俺の夜食用として使わせて欲しいと頼み込んだ賜物だ」

提督「調理器材もちゃんと清掃し元に戻すなら使用しても良い事も確認済み」


早霜「あら、手の早いお方…。ふふふ、流石ですね」


提督「では本日の夜食会をはじめよう」

提督「うん…そうだな、初回ということでまずベーシックに…『白飯』をメインにした料理にしよう」

提督「さて、作るのは嫌いな人はいないだろうチャーハンだ」

提督「冷蔵庫に眠る端材処理にももってこい、米と卵だけでも十分美味しい代物だ」


早霜「炒飯…そういえば清霜が武蔵さんを真似て作った炒飯、ベチョベチョになってたわ」

早霜「あのパラパラに仕上げるのは難しいのではなくて?」


提督「作った炒飯がベチョベチョになる要因の一つは、単純に温度が足りないからだな」

提督「事前にフライパンをしっかり温めておけばベチョベチョになりにくい…まぁ調理しながら説明しよう」





提督「では調理を始める!」

提督「まずは具材を決めよう。モノによっては後乗せの方がいいが、大体は軽く火を通した方が美味い」

提督「冷蔵庫整理の為なら尚更、残ってたものが痛み気味だった時に生でアタると流石の俺も腹を下す」


早霜「看病ならいつでもお任せくださいな?」


提督「いざとなったらな?…ふむ、ハムに人参、玉ねぎ…彩りの緑が欲しいな、後で青ネギも刻もう」

提督「まずは材料を刻んで(トントントンッ)…で、まとめて鍋で軽く煮立てる(ザッザッ)」


早霜「司令官?炒飯なのに鍋なのですか?」


提督「炒飯がベチョベチョになる理由その二、野菜から出る水分を考えていなかった」

提督「野菜って火をいれると結構水分が出てくるものなんだよ。新鮮なら尚更、ね」

提督「だから先に煮立てておこうという発想だな。それに鍋だから目を離してても焦げる心配もなし」

提督「冷凍のミックスベジタブルなんか使う場合は電子レンジでチンすればそれだけでもいいしな」


早霜「まぁ、それはお手軽で素敵ね」


提督「足すだけで彩りになるから重宝してる…っと、フライパンも温まったな」

提督「さて、ご飯を入れるのだが…早霜、この冷えたご飯でフライパンの温度を下げたくない…どうする?」


早霜「さっきの話題に出てきた電子レンジ、ですよね?」


提督「正解。温めることで水分が少し抜けてご飯粒がひと粒ひと粒ほぐれやすくなる利点もある」

提督「さらに俺はここで先に白飯と卵を混ぜてしまう」

提督「炒めながらご飯ひと粒ひと粒を卵コーティングするのは素人には無理だ、ならば逆の発想」

提督「先に卵コーティングしてしまえばいいのだ」


早霜「という裏技をテレビでやってましたね、そういえば…」


提督「…」


早霜「…」


提督「…さて、炒めるぞ!」

提督「火力は中火…よりちょっと強めがいい。常時菜箸でかき回すからフライパンの温度が下がりやすいからな」

提督「油はサラダ油、バター、マーガリン…なんでも構わない、ある物を使えればいい…よっ(ジュー)」

提督「油が熱くなってフライパンに馴染んだら適度に菜箸でかき混ぜながら卵ご飯に火を通す!(ガシャガシャ)」

提督「…で、火が通ると塊がなくなってパラパラになる。そうなったら一度玉子炒飯を味付け前に皿にあげる」


早霜「味付け前に、ですか…?」


提督「完成じゃないからな、フライパンは火にかけたまま具材鍋の方に手を回す」

提督「ザルで具材をザッと湯切り、そのままフライパンに投下する(ジュワー)」

提督「そのまま残りの水分が少なるまで炒めて、焼き目が付く手前くらいになってきたら具材に味付けをする」


早霜「あぁ、具材の方に味付けをするのですね」


提督「両方とも味付けはするが、混ぜてからだと炒飯の飯側に味が付きすぎて具材によっては味が浮いてしまうんだ」

提督「だから具材にしっかり味を付ける事も考えて、俺は先に具に味付けをするんだ」

提督「で、味付けはシンプルに塩コショウでも、焦がし醤油でも、焼肉のたれでも…何でもありだ」

提督「焦がし醤油はお醤油におろしニンニク、もしくはショウガを入れて水で少し希釈、濃さを調整するといい」

提督「焼肉のたれ等も同様、そのまま使うと焦げやすいから少し水で薄めて使ったほうが良いな(ジュワー)」

提督「そして焦げ付かないうちに皿に上げておいた玉子炒飯を投入!」

提督「醤油やタレを吸わせて具と炒飯に一体感を持たせる為に足した水分が飛びきる前に入れるべし」

提督「味付けが塩コショウの場合は具材だけにかけると具だけが辛くなる。具材に半分、炒飯を入れて半分入れると良い」

提督「濃い味や香りに仕上げたいなら、味の素や顆粒の鶏ガラスープなんかを足しても旨い、調整に塩コショウを足すのも良い」

提督「あとはひたすらっ(ジャッジャッ)菜箸で混ぜたりっ(ガシャガシャ)フライパンを振ってっ(ジャッジャッ)しっかり水分を飛ばせばっ(ガシャガシャ)」


カッカッカッ、コトッ


提督「刻みネギをパラパラっと…これでお手軽炒飯の出来上がり!」


早霜「ん…、お醤油とほのかに香るショウガの香りがいいわね…私もお腹が(クゥー)っ…///」


提督「ふはは、ちょっと多めに作ったし一緒に食べるか!」


早霜「…はい、ご相伴に預からせていただきますわ、…ふふっ♪」

…という具合の短編SS詰め合わせ、前作を覚えてくださっている人が居るという驚きと嬉しさを隠せない…ありがとうございます!

毎回材料安価を出して終わり、という形になりますので今日は終わりです
よろしければまたきてくださいな…あ、あと日替わり秘書艦娘もお好きにレスどうぞ、全ては拾えませんが

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理デス

今日の食材【ホッケ】



提督「今日も今日とて提督稼業、深夜帯までご苦労様です…っと」


天龍「お前が昼のうちにもっと仕事進めてりゃこんな時間にならなかったんだぞ…」


提督「いやぁ、お昼ご飯が美味しくてついつい食後の余韻に浸ってそのまま…分かるだろ?」


天龍「あぁ…気持ちは分かるけど、ふぁ…眠ぃ…」


提督「もう少しで…よっし、本日のお仕事終了。…お詫びと言ったらなんだが夜食、食べてくか?」


天龍「お、夜食作るのか?たまには付き合ってみるもんだなぁ。いただくぜ」


提督「よっし…寝る前にガッツリ、というのはアレだな…ん、ササッと作れるしアレにするか」

提督「(ゴソゴソ)お、これはホッケのみりん干しか…うんメインはこれにしよう」




提督「では調理を始める!」

提督「まずはホッケだな…ホッケは足が早くいからだいたい加工済で出回ってるから手を加えずとも美味い」

提督「ピンキリはあるが、大抵グリルで炙るだけでも夕食の一品として十分にいただけるほどだ」


天龍「でも干物だろ?おかずにするにゃ物足りないんじゃねぇか?」


提督「いや、ホッケはみりん干し等にされることが多くて身が柔らかいんだ」

提督「干物、乾物=硬いモノという考えだと食べたらビックリするぞ?期待してるといい」

提督「そうだな…、ここは素直にグリルかトースターで香りを立てる為に焼いていこう」

提督「次はだしの準備だな、鍋に水を入れて顆粒ダシを溶かす…個人的にはいりこだしが好きだが、今回はカツオで」

提督「それに砂糖に醤油を…既にホッケがみりん干しになってるから煮物のように色がつくまで入れない」

提督「あくまで出汁の香り付け意味合いで入れる程度だな」

提督「なんだかノってきた、こうなるとかやくと海苔も欲しいな…ふむ(ガサゴゾ)」

提督「お、これにしよう。味噌汁に使う巻き麸」

提督「これを砕いて準備しておいた白ご飯の上にパラパラっと」

提督「ついでに味付け海苔をハサミで短冊状にチョキチョキっと…」


天龍「(クンクン)お…あの干物からいい匂いがしてきたぞ…、焼けたんじゃねぇか?」


提督「もう焼けたのか(カシャンッ)、あっちち…!これをまな板に乗せて、半分は角切りに、半分は皮から剥がして…」


天龍「おぉ、本当に柔らかそうだし、匂いも美味そうだ。一品にするってのもあながち冗談じゃないのな」


提督「だろ?モノはピンキリだがね…っと、身をほぐして、これをだし汁に投入…ついでにシッポまで入れちゃおう」

提督「…うむ、ホッケのダシとみりんがカツオダシに溶けて甘く良い香りが出てきたな」

提督「で、角切りにしたホッケはご飯の上へ…その上に刻み海苔をパラパラっと」

提督「そして、みりん干しの香りと味が行き渡ったダシをかけて…ついでに白ごまもかけて見栄え良くっ」

提督「ホッケのダシ茶漬けの完成っ…あ、ホッケの尻尾忘れてた(ヒョイパクッ)」


天龍「おいおい、最後の最後で締まらねぇなぁ…」

提督「いいじゃないか、俺っぽくて。ほら(コトッ)」


天龍「そうだな、もらうぜ…(ズズッ)おぉ、こりゃ腹が温まるなぁ…この干物も全然固くないし」


提督「じゃ、俺も…(ムグムグ)あ、あとお好みでネギをかけたり梅干を潰して混ぜてもさっぱりして旨いぞ」


天龍「そうなのか?んじゃ梅、と…これは?(チョンチョン)」


提督「大根の葉の浅漬け。箸休めにしてもよし、混ぜて一緒にかっ込んでもいいぞ」


天龍「至れりつくせりだ…間宮さんの飯も旨いけどこういうのも悪かねぇな…(カチャッ)ごっそさん、食ったら眠くなってきやがった…」


提督「おう、片付けはやっとくからゆっくりお休み。お疲れ様な」


天龍「ん、サンキュ提督、おやすみ…」


提督「おやすみ、天龍」

実はホッケ、一度だけしか食べた覚えがない…しかも焼くだけで。柔らかくて美味しかったからこれでも美味しくいただけるはず
生食をご所望だったら申し訳ない、手をつけたことがないから分からないのです…

だし茶漬けは夜食のお供や、時間のない朝に漬物と作りおきのだし汁で手早く作れてかき込めるからおすすめ
本日はこれにて終了、細く長く続けていくつもりで小出しにしてます。ガッツリ見たい人はごめんなさいね

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※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理

本日の食材【分厚いステーキ肉】

提督「…(キョロキョロ)よし、誰もいないな…(ガパッ)」

提督「おぉ…、いい感じに汁が出て味も染みてるな…(ペリリッ)」

提督「うん、やっぱり前日に下拵えして正解だったな」



―――前日―――



間宮「―――という訳で牛もも肉が余ってしまって…」


提督「まぁ仕入れミスなら仕方ないよ、肉たっぷりのカレーで駆逐艦の子達は喜ぶだろうし結果オーライ」

提督「それにちゃんとミスに気づいて無駄が少なくなるように調整したならこちらも咎める気はないさ」


間宮「そう言っていただけると幸いです…で、まだお肉がもう少し残ってて…提督さん、いかがですか?」


提督「お、貰っていいのか?喜んで使わせてもらうよ。でも、まぁ…うん、今日は間宮さんの牛料理を堪能しよう。頼むね?」


間宮「はいっ、腕によりをかけて作らせていただきますね」

………………………

………………

………


提督「―――間宮さんのドジっ子な一面も見れて大ぶりな牛肉もゲット。得した気分だ」

提督「うむむ、カレー粉も少し…玉ねぎも余ってるな。カレー…、は二日連続でも良いが…曜日感覚ズレるのは困る」

提督「うん、でもスパイシーな気分だ。食べやすさ重視でウチのカレーは甘めだからピリッとしたい」

提督「…うん、方向性決定。さぁ下ごしらえをはじめよう」

提督「といっても塩もみをして、粉末のカレー粉をすり込むだけなんだけどね?」

提督「…!(ティン)そうだ、玉ねぎだ!3/4をみじん切りにして(トントントン)、残りをすりおろす…目が痛い」

提督「お皿にラップを敷いてみじん切り玉ねぎ、お肉その上にまた玉ねぎ…そしておろし玉ねぎをかけて…」

提督「…あぁ、揉み込んだ分だけじゃカレー粉が少ないか…少し上からたそう(パラパラ)」

提督「そしてラップでくるんでその上から揉み込む…っとこれで良し、あとは冷蔵庫で寝かせるだけで―――」

―――

――――――

――――――――――


提督「―――うん、やっぱりカレー粉は少し足して正解だったな。玉ねぎにもカレー粉が効いてる(クンクン)」

提督「では調理を始める!」


???「…これはこれは、グットタイミングですねぇ♪」

提督「さて、まずはこいつを焼くか…既にフライパンは油を敷いて強火で温め済、お肉をドーン!(ジュワーッ)」

提督「やっぱこのお肉を焼く音と匂いは最高だなぁ…っと表面が焼けたらすぐにひっくり返すっ(ジュー)」

提督「反対面が焼けたら、もう一回ひっくり返してアルミホイルに載せかえてくるっと包み込む!」

提督「カレーのスパイスで引き立つ肉の香り、これだけでも美味そうである…が!この提督、容赦はせぬ!」


???「ほほう、如何にしますかっ?」


提督「愚問!このホイルに包んだお肉を200℃予熱済みのオーブンレンジで10分間!」

提督「その間にラップに残った肉汁とスパイシー玉ねぎをお肉を焼いたフライパンにザパー!」

提督「おっとと、これじゃ焦げる!中火まで火力を落として…ジャンジャン炒めるっ!」


オーブン(ビーっ、ビーっ)


提督「時間か…悪いなオーブン、貴様はそのまま余熱で肉のお守りをしているがいいっ!ふはは!」

提督「こちらはフィナーレといこう!白ご飯を丼にっ!」


???「はいはーい!(ペタペタ)」


提督「ついで片栗粉を溶かした中華スープをフライパンの玉ねぎにザパァ!とろみに溺れるが良いィ!」


???「ネバネバに囚われていく姿、よく見えますよ!」


提督「ついでにごま油を少し垂らして香味付け…よっし、完成っ!褒美だ、火から下ろしてやろう…!」

提督「そしてオーブンから肉を取り出し、一口大にカットカットカットォ!」

提督「丼に肉を並べてその上に飴色あんかけ玉ねぎを惜しげもなくドパァ!白髪ネギを添えて完成!」


???「題して!?」


提督「牛モモステーキのスパイシー丼だ青葉ァ!」


青葉「ありがとうございますっ!(パシャパシャ)」

提督「…」


青葉「…?どしました?」


提督「青葉ァ!?ちょ、おま、いつの間に来た!?」


青葉「いや~、記事編集中にお腹がすきましてですね?そのまま摘めるものでもあればと食堂に来てみれば…」


提督「…俺が夜食作ってた、と」


青葉「そのとおりですっ、しかもこんなに大きいお肉を…これは職権乱用疑惑がっ!一言お願いしますっ!」


提督「くっ、…口止め料だ、食え。…あとこれは(カクカクシカジカ)で発注ミス分を分けてもらっただけだ、OK?」


青葉「むぐむぐ…にゃるほど(ゴクン)、そういうことなら仕方ありません。司令官が不正に手を染めているわけでなくてよかったです!」


提督「元からその気もなかったくせに…半分食ったところで、ほら。中華スープだ、かけて茶漬け風にかっ込んでも旨いぞ」


青葉「おおっ、ありがとうございますっ!(ズズッ)ほぅ…これは丼の時の印度なスパイシーから中華に早変わり、素晴らしいです」


提督「気に入ってもらえたなら何より…、あまり徹夜すんなよ?お前、明日の沖ノ島行きの編成に入ってるんだからな」


青葉「青葉了解ですっ、御馳走様でした!ササッと記事仕上げて寝ますね!」


提督「…やれやれ」



※間宮さんのミスや提督の不正疑惑はありませんでしたが、スパイシー丼のお料理コラムが青葉新聞に掲載されました

ステーキといえば牛でしょォ!でもロースやヒレなんて買うお金がない…そんな貴方にモモステーキ
赤身の美味しさを詰め込んだ一般庶民の味方!歯応えもあり煮込み料理にももってこいの汎用性
最近は外国(米・OG)産も日本人の舌にあうモノが出始めてるようでさらに嬉しいですね

尚、このレシピは焼肉用のカット肉にも転用出来るのでもっと手早くしたいならそっちをどうぞ
その場合、塩もみとオーブン加熱なしでもOKでさらにお手軽!サイコロステーキでも同じようにどうぞ


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本日の食材【鯖缶】

提督「………」カリカリ


多摩「んにゃ~…」ゴロゴロ


提督「………」カリカリ


多摩「………」ゴソゴソ


提督「…っ」カリッ


多摩「…暇だから構えにゃ」ホッペタグニーン


提督「…はま、ひまはひふむひゅうは。おわっはらはまっへはる(多摩、今は執務中だ。終わったら構ってやる)」


多摩「三分前も同じことを言ったにゃ」グデーン


提督「三分で終わらせられるなら先に遊んでやるわ、このままじゃまだまだ時間かかるぞ」


多摩「そんなこと多摩には関係ないにゃ」


提督「今日の秘書艦はお前なんだがな?手伝え」


多摩「多摩はご褒美がないとやる気が出ないのにゃ」


提督「そーかい、じゃあ頑張ったご褒美の夜食もいらないのな…あーあ、残念だなぁ」


多摩「それを先に言うにゃ!ササッと終わらせるにゃ!」ガリガリガリ


提督「……」

―――それから数十分後―――

多摩「…っ、…っ!…っ(バンッ)終わりにゃっ!」


提督「はいお疲れ様…ったく、集中してやればそこまで時間かかるものじゃないんd―――」


多摩「夜食っ!早くっ、早くするにゃ!お腹がペコちゃんなのにゃ!」


提督「はいはい…、もう出来上がってる時間だし食べに行くか」




―――数時間前・食堂―――




提督「うーん…どうすっかなぁ…。今日の秘書艦は多摩、気分で手伝ったり手伝わなかったり…」

提督「機嫌がよければ手伝ってくれるだろうけど、下手すると完全無視どころかかまって攻撃でさらに遅れる」

提督「そうだな…餌で釣るか。この前の青葉新聞のコラムが原因かは知らんが夜食をねだる子も増えたし、多摩もその手合いだ」

提督「…ワザと執務作業をゆっくりする奴が出てきてるのはちょっと問題だな、まぁ今はこっちに集中しよう」

提督「(ゴソゴソ)ふーむ…、今日はあまり使いかけの食材とかは少ないのな…なら久々にレトルトや缶詰で済ませるのも…ん?」

提督「鯖缶?こんなのあったっけ…って消費期限結構近くなってるな。間宮さんが非常食の備蓄からこっちに移動させたのかな」

提督「…よし、メニュー決定。これなら素直に手伝ってくれても遅くなってもいいかな」




提督「では調理を始める!」

提督「メインは鯖だ、ほか素材は引き立て役…ならば彩りの人参と絹さや…あとは歯ごたえの筍の水煮。これだけでいい」

提督「これを千切りにする(トントントン)、これを鍋に入れて下茹…するんだがついでにこの鍋でダシも作ってしまおう」

提督「顆粒の昆布だしと砂糖、醤油、みりんを軽く煮立てて人参と筍をザパーっと」

提督「火を通しているうちにお米の準備、炊飯釜でしっかりお米を研いで…っと水なしでセット」

提督「そこに鍋から煮た具材を乗せてその上に絹さや、そして鯖缶をダバァして…」

提督「あとはお米の合数より少し少なめにだし汁を注いで…、炊飯ゴー!」


―――――――――

――――――

―――

提督「―――そして炊き上がったのがこの鯖炊き込みご飯でぇっす!」


多摩「ほわぁ…、おダシとお醤油の香りがいいにゃ~…」


提督「あとは鯖をほぐして、全体に具と鯖身が行き渡るように混ぜ返して…」


多摩「はやくっ、早くするにゃっ!」


提督「茶碗に盛って白ごまと刻み海苔をパラパラ…ほらっ、熱いから気をつけな?」


多摩「ハムッハフッハフハフッ」


提督「聞いちゃいねぇや。…にしてもちょっと作りすぎたか?まぁラップに包んで小分けにして冷凍すればいいか」

提督「何よりおにぎりにでもしてお昼の弁当替わりにも出来るから問題ないか…あぁ、ほら、ご飯がついてんぞ」


多摩「むぐっ、むにゅぅ…ありがとにゃ」


※料理は多摩が美味しくいただきました

多摩ちゃんはかまってかわいい、動物系の子は食べさせ甲斐があって良い

鯖缶はあまり買わないですけど、たまに食べると美味しい。味噌や醤油で味付けしてあればそのままでもうまうま
彩りで絹さや使いましたが、グリンピース大丈夫な人はミックスベジタブルで時短も出来るのでお試しあれ。…水煮筍高いなぁ

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本日の食材【牛缶】

秋月「本日の執務、お疲れ様でした!」


提督「うん、お疲れ様。悪いね、今日は出撃もあったのに書類仕事も手伝わせちゃって」


秋月「いえこれくらいなんて事はありません!この秋月、いつでも提督の為に誠心誠意尽くさせていただきます!」


提督「秋月は偉いなぁ…。でもたまには息抜きも大切、忘れないようにね?」


秋月「はい!」


提督「……」


秋月「……」


提督「…?秋月、まだ何かあるのか」


秋月「…えっ?いや、その…えっ、と…」


提督「秋月、何か言いたいことがあるなら正直に言いなさい」


秋月「……、執務を頑張った艦娘には提督が料理を振舞われると…聞いたもので…」

秋月「その、秋月は努力が足りなかった、のかと…」シュン


提督「あぁ…いや、すまない。そういうわけじゃなかったんだが…」


秋月「そうなのですか…?」


提督「実際は、自分用に夜食を作るんだがそれを秘書艦と一緒に食べる事が多いってだけなんだ」


秋月「そ、そうなのですか?!露知らず無礼を…申し訳ありません!」


提督「構わんさ。…そうだ秋月、ちょっと小腹が減ったんで何か食べよう。良かったら付き合ってもらえるか?」


秋月「えっ、…!あっ、はい!喜んでお供させていただきます!」

提督「(ゴソゴソ)で、秋月は何か食べてみたいものとかあるか?」


秋月「えっと、そうですね…。牛か…いえ、うーん…洋食、そう!洋食を食べてみたいです!」


提督「牛缶も、あるぞ?」


秋月「ぎ、牛缶はたまに食べるから美味しいんです!それにせっかく提督からのご褒美なのに牛缶では勿体無いです!」


提督「そう言ってもらえるなら作り甲斐もあるな。うん…よし、じゃあオムレツでいこう」


秋月「おむれつ、ですか!楽しみです!」





提督「では調理を始める!」

提督「まずは下拵え、玉ねぎと人参をみじん切りに。湯を張った鍋に投入して火を通す」

提督「その間にフライパンと卵の準備、フライパンにはバターを入れて温めて…お椀に卵を割入れ、牛乳を少しだけ混ぜる」

提督「そして牛缶」


秋月「えっ、牛缶ですか?」


提督「うん。秋月、食べたいんでしょ?」


秋月「えっと、その、…はい///」


提督「なら問題なし、鍋の野菜を湯切りして牛缶と一緒にフライパンに」ジュワー

提督「牛缶は元から味が濃いめだから味付けはなしで十分、野菜にも味が行き渡る」ジャッジャッ

提督「で、牛缶の味が全体的に馴染んで、身も柔らかくなったところで小皿に乗せて…」

提督「フライパンをキッチンペーパーで拭う…あっちち」


秋月「わざわざ調理用具を綺麗にするんですか?」


提督「そうだな、本来なら匂い移りを防ぐために別のフライパンで…と言いたいが面倒だからな」

提督「最初は卵の甘い香りで、スプーンを入れると中身の香りで、一品で二度楽しめる為の知恵らしいね」


秋月「なるほど!博識ですね!」


提督「西洋料理は香草・ハーブの香り付けするものが多いからこその調理法だろうなぁ」

提督「…で、フライパンにもう一度バターを溶かして温まったらお椀の溶き卵を投入」

提督「弱火から中火でじっくりすると鮮やかな黄色で、中火から強火で手早くするとトロっとした中身になるな」

提督「包むなら、弱火の方が綺麗に作りやすいから今日は弱火でじっくり…」

提督「卵の淵が固まってきたら少しずつ菜箸で剥がして返しやすくしておくと、後々やりやすいな」カリカリ

提督「ある程度火が通ったらフライパン中央…より少し奥側、持ち手の反対側に比重が行くように牛缶炒めを乗せて…」

提督「奥側の卵を少し返して具に被せる…ここからが正念場」

提督「フライパンの持ち手を上げてフライパンを傾けながら揺らす事で奥にオムレツを移動させる…」ガシャガシャ

提督「で、オムレツを破らないようにフライ返しを下に潜り込ませて…っ」クルンッ


秋月「わぁっ!綺麗にひっくり返りました!」


提督「成功して良かった…。フライパンの温度が低すぎて焼けてなかったり、油が足りないと破れたりするからな」

提督「あとは同じようにいて…(クルンクルン)、お皿に盛り付けたら…、牛缶オムレツの完成っと」

秋月「わぁ~、綺麗な黄金色…!」


提督「中身が牛缶だから…上から味付けは無しでも十分か、ほら召し上がれ」コトッ


秋月「で、では…いただきます…!」パクッ


提督「…どうだ?」


秋月「…とても、不思議な感じです…見た目は上品な洋食なのにいつも食べている牛缶の美味しさが…」


提督「ありゃ、あんまり好評ではない?」


秋月「い、いえ!なんていうか…洋食だからもっと“えれがんと”な感じを想像していたものですから…」


提督「そりゃ偏見だな、美味しいと思えるものには上品も下品もない。少なくとも俺はそう思うな」


秋月「…なるほど、そう、ですね!私も洋食を特別視しすぎていたのかもしれません…早速明日は間宮さんの所で洋食にちゃれんじしてみます!」


提督「そうか、がんばれよ」


秋月「はいっ!」

洋風卵焼きことオムレツ、づほに食べさせようかと思ったけどここまで洋食なしと気づいて路線変更
オムレツなのに味付けが和風とか日本の魔改造料理じゃないか!とか言われそうですが西洋風=洋風なのでモーマンタイ
調理ばかりで艦娘成分が少ないのを危惧し始めたこの頃、もっと出番増やさねば…


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本日の食材【大根】

提督「……」カリカリ


足柄「はーい、提督。第二艦隊帰還いたしました」ガチャッ


提督「ん、お疲れ様。報告を」


足柄「はい、(カクカクシカジカ)…以上です」


提督「ん、把握した。小破組は明石さんの所へ、中破した青葉は入渠するように」


足柄「了解しました、では指示を艦隊に伝えてきます。その後は執務補助でよろしいですか?」


提督「おう…、ん、あ、いや、今日は責務が少なかったからもう終わるな…」


足柄「そうですか、…あ、そうだ提督」


提督「ん?」


足柄「よければ今夜、少し飲みません?」

足柄「妙高姉さんと羽黒は明石さんのところですし、那智姉さんも鈴谷と一緒に遠征任務に入ってて暇なの」


提督「あー、そうだな…たまにはいいかもな。持ち寄りか?それとも鳳翔さんのところで?」


足柄「提督の料理が食べたいから持ち寄り!ねぇ、いいでしょ?」


提督「わかった、では指示伝達後に食堂でな」


足柄「了解!久々ね…楽しみだわ!」

………………………

………………

………

―――食堂―――

提督「…ん、足柄はまだ来てないか…、とりあえず何にするか決めるか」

提督「お、今日は野菜が多いな。お酒に野菜…悪くはないけどパンチが足りない…」
        アイツ
提督「多分、足柄はカツを揚げるからサッパリ方面で良いだろうけど…お、大根…か」

提督「煮物にするか…?いや、煮込み時間と味を染みさせる時間を考えるとちょっと厳しい…」

提督「でも今日はなんとなく大根な気分…そうだ、アレならカツにも合わせられるし丁度いい、うん決定」




提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜の準備…白菜、ネギ、人参を一口大に、大根を千切り、ゴボウはささがきでいいか」トントントン

提督「ゴボウと人参はアクが出るし、火が通りにくいから下茹でをしておく」ザッザッ

提督「次は肉だな…、カツは豚だからこっちは鶏にしよう。コレも一口大に」スッスッスッ

提督「あとはシメ…どうするか、鍋のシメは色々好みがあるからな…うん、トリアエズハ先にダシの方ニトリカカロウ」

提督「鍋に水で昆布だしを作って、塩と調理酒で香り付け こに鶏肉を入れて下茹でをする…」トポン

提督「野菜の方は…うん、だいぶ火が通ってるな。湯切りをしてまた鍋に戻す」ザッザッ

提督「人参だけ抜いてゴボウは鍋の底に並べて土台に、その上に白菜、ネギ、人参、大根を見栄え良く乗せて」

提督「茹で上がった鶏肉も乗せて、昆布だしを注ぐ」ジャーッ

提督「ここからが本番、大根をおろし金でひたすらすりおろすっ」ジョリジョリジョリ

提督「…よし、大根おろしが出来上がったら、キッチンペーパーで水分を絞る…このままじゃダシが薄まるからな」

提督「あとは足柄を待ちながら煮込むだけ」


足柄「(ガラッ)あ、提督。待たせちゃったかしら?」


提督「いや、問題ない。お前も作るんだろ?今場所を空ける」


足柄「ありがとっ、さぁ!カツ、揚げますか!」

………

………………

………………………

足柄「―――っと、これで足柄特製勝利カツの出来上がりっ!」


提督「ほぅ、良い出来だな…。これ、アイデアもらってもいいか?」


足柄「もちろん!では提督、おつまみは充分揃いましたし飲みましょうか」


提督「あ、すまん。こっちは後一手間させてくれ…十分に煮えた鍋に大根おろしを散らして」

提督「こっちも完成、みぞれ鍋だ。そういえばシメを準備してないな…うどんと雑炊、どっちにする?」


足柄「そうね…私は雑炊がいいわ。このお鍋だと卵雑炊が美味しそう!」


提督「了解、ではそうするとしよう…じゃ、酒をついで…」トクトクトク


提督・足柄「「乾杯っ」」チンッ

提督「うん、我ながら丁度いい塩梅に仕上げられたな。薄味ながら香るダシが箸を進める」ムグムグ


足柄「そうね、昆布だけじゃなくて鶏のダシとポン酢の酸味と香りも合わさっててお酒も進んじゃうわぁ」ゴクゴク


提督「おいおい、飲み過ぎるなよ…?あ、あとみぞれ鍋の大根おろし出汁をカツにかけてポン酢を垂らしてみな」


足柄「?(パクッ)…へぇ!これはいいわね!サッパリしながらもカツのドンっとした主張!素敵だわ!」


提督「だろ?市販のおろしソースは濃いが多いからなぁ…、だがこういうサッパリしたのも美味いだろう」


足柄「うんうん、とてもいい感じ!」


提督「さて、と…いい感じに減ってきたし雑炊に行くか。もう一度火にかけて、溶き卵を投入…」

提督「卵がある程度固まったら火を止めて白ご飯を入れ、軽く混ぜ込むだけ…ほら」


足柄「やっぱり鍋のシメはダシたっぷりの雑炊よね…、身体の芯から温まるわ…」ホワァ


提督「気に入ってもらえたなら何より。…そろそろ日付も変わるし、お開きとするか」


足柄「提督、今日はありがと。楽しい時間を過ごせたわ、また機会があれば飲みましょう」


提督「そうだな、また飲もう」

一応、艦娘ダブりは極力無いようにしていくつもりでいます
安価はあくまで食材で、その安価に無理がない艦娘だったら採用させてもらってます
なので足柄さん採用しました、天龍ちゃんが大好きな龍田さんはごめんなさい、しばらくおあずけで

水炊き、ちゃんこなどに押されて比較的知名度の低いみぞれ鍋、その実はシメまで美味しくいただける一品です
普通の鍋におろし大根を足すだけでも出来るのでぜひお試しあれ。作中の出汁カツも美味しいですよ


次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理

しまった、sage投稿してた
ここレス除いて安価とります

二度も同じミスをあばばばば

本日の食材【筍】

提督「…遅い、もうそろそろ阿武隈の遠征部隊が帰ってきてもおかしくない時間なのに…何かあったか?」


阿武隈「(コンコン)て、提督。旗艦阿武隈遠征の報告に来ました!」


提督「お、噂をすれば…入れ」


阿武隈「失礼、します…」ガチャ


提督「……」


阿武隈「……」ボロッ


提督「…阿武隈、遠征に行ってきたんだよな?」


阿武隈「…はい」


提督「なんで、中破状態なの?」


阿武隈「い、いえっこれは、さっき廊下で北上さんが…」


提督「…ご愁傷様」


阿武隈「…はい」

提督「…となれば補給を済ませて執務を手伝ってもらうわけにもいかんよなぁ…」


阿武隈「いえっ、私、このままで全然OKです!あとで入渠すればいいだけなのでっ!」


提督「俺が気にするんだよ、さっさと入ってこい。作戦前準備期間だからバケツ温存、今日の秘書艦も終了で」


阿武隈「は、はいぃ…」


―――数時間後―――



提督「……」カリカリ


コンコン


提督「…?誰だ」


阿武隈「し、失礼します、阿武隈です」ガチャ


提督「阿武隈?もう終わっていいと言わなかったか?」


阿武隈「提督が良くても、阿武隈的には全然OKじゃないんです!お仕事も出来ないなんて北上さんに笑われちゃう!」


提督「とは言ってももう仕事、終わったも同然なんだが」


阿武隈「あっ…、あぅぅ」ショボン


提督「まぁその気持ちだけは受け取ろう…まぁついでだ、夜食作るから一緒に食おう」


阿武隈「…はい」

提督「材料は…あ、水煮筍買ってきてたんだ。そいえば今日は中華にしようと思ってたんだっけ」

提督(うーん…でも阿武隈は美容とかに気を遣う子だからなぁ…寝る前の油たっぷり中華は…)

提督「となれば…、あっさり系にするか。人参、ニラ、鶏ミンチに小麦粉と鶏ガラスープの元…」

提督「…もう少し欲しいな、もやしとキャベツ…玉ねぎもいい。うん、こんなもんだな」




提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜をカットする。人参、ニラ、筍をみじん切りにする」トントントン

提督「次は鶏ミンチ、塩コショウ、おろしショウガ…あと小麦粉を少し混ぜて馴染んだところで野菜も混ぜ込む」


提督「鍋の方も準備しておこう、鍋に鶏ガラスープを準備」

提督「具材はもやし、キャベツ、玉ねぎ、筍を一口大にカット、もやしはしっかり水洗いして鍋に投入」ザパァ

提督「キャベツに火が通ってきたら、野菜だけ器に移動…」


提督「残った鶏ガラスープにさっき作った鶏つみれをスプーンを使い、一口大に整形しながら入れる」

提督「しっかり中身まで中火でコトコト、十分に火が通ったら水溶き片栗粉を足してとろみをつける」


提督「これをさっき器に盛った野菜にかけて…」トロッ

提督「筍入りつみれの野菜あんかけの出来上がり、っと」

提督「ほら、阿武隈」コトッ


阿武隈「…いただきます」


提督「…どうだ?」


阿武隈「美味しい、とっても…美味しいです…」


提督「…美味しいならにっこり笑えー!」ホッペグニーン


阿武隈「ふへぇ!?へ、へいほふ!?はなひへー!(ふえっ!?て、提督!?離してー!)」


提督「笑うか?ちゃんと笑って美味しいって言えるかー!?」


阿武隈「ひ、ひへはふ!ひへはふはら!(い、言えます!言えますから!)」


提督「ならよし」パッ


阿武隈「うー…いきなり何なんですか!流石の私も怒っちゃいますよ!」


提督「いつまでもしょんぼりしてるからだっての。可愛い顔が台無しだぞ?」


阿武隈「かっ、カワイイだなんて…!もうっ!」

提督「大方、大切な作戦前なのにしょうもない所で資材を無駄にした事を気にしてるんだろ?ついでに執務放棄」


阿武隈「うっ…そう、です」


提督「…俺はお前たち全員がちゃんと作戦遂行してここに帰還出来るようにしたいから準備をしてるんだ」

提督「だから準備段階で無理させちゃ、…俺的には全然ダメなんですよ」


阿武隈「…私の口調、真似した?全然似てない」


提督「…コホン、つまりは、だ。俺はお前たちに余裕を持って戦って欲しい、楽をしてほしいから日々奔走してるってことだ」

提督「阿武隈が俺のために頑張ろうって努力してるのと同じわけさ…だから、な?これ以上言わせるなよ、恥ずかしい」


阿武隈「…はい、阿武隈了解です!」


提督「さ、真面目な話は終了。明日に備えてさっさと寝るぞ」


阿武隈「はーいっ!…提督、ありがと、ね」


提督「…おう」

阿武隈はちょっと生意気な姪っ子のような子。ベッタリもせず邪険にもしない神バランスなかわゆさ
根は真面目っ子で愛らしい、らぶりー・ぷりちー・あぶくーまはもっと流行っていいと思う

夜食の方はごま油やラー油を垂らせば香り倍増、野菜もたっぷり取れて満足、満足っ
時短するなら冷凍の鶏団子、水洗いもやし、鶏ガラスープを鍋に入れて数分煮込むだけ、塩コショウで調味してどうぞ


次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、ついでに新イベ艦も不可

本日の食材【春雨】

―――食堂―――

春雨「むー…、どうしようかな…」


提督「お?春雨じゃないか。どうしたんだ、こんな時間に」


春雨「あ、司令官。お疲れ様です…いえ、ちょっとお料理のレシピを考えていたんです」


提督「料理のレシピ…って春雨の?」


春雨「はい、そろそろ新しいレシピを考えてみようかと」


提督「好きだねぇ」


春雨「同じ名前ですし…、それにカロリー控えめでダイエットにもいいんです!」フンス


提督「女の子にとっては死活問題だよね」


春雨「そうなんですよ!…でもちょっと行き詰まってしまっていて、あ、知恵をお借りできませんか?」


提督「そうだな、喜んで」

提督「メインは春雨…、イメージでは中華風だよな。和風洋風もいいがあまり思い浮かばない」

提督「(ゴソゴソ)ん…、これ…いや、でも…まぁいいか。洒落てるといえばそうだし」

提督「ならばこれに合わせて…、人参、玉ねぎ、ミンチ…カロリー抑えるなら鶏でいいか」




提督「では調理を始める!」

提督「まずは春雨、適当な量を2センチ位にカット…硬いから調理用ハサミを使う」チョキチョキ


春雨「し、司令官!?切っちゃうんですか!?そんなに細かいと食べにくいですよ!」


提督「普通ならそうだが、今回のは逆に長いままだと食べにくくなるからな、まぁみてな」


春雨「はぁ…、司令官がいうのなら、わかりました」


提督「次に野菜をみじん切りに、そして春雨と一緒に下茹でをする」ザパッ

提督「次は油の準備…、別の鍋で油を温める」


春雨「揚げ物にするんですか…?ちょっと面倒そう…」


提督「意外と楽なもんだよ?油壺と油こしがあれば劣化も抑えられて結構保つし、何よりお酒のつまみに…げふん」


春雨「…聞かなかったことにします」


提督「そうしてくれ」

提督「話を料理に戻そう、野菜と春雨が茹で上がったらザルにあげてフライパンへ」

提督「そこに水を少し足して砂糖、塩、醤油、みりんで味付けをする」ジュワー

提督「そして水溶き片栗粉でとろみをつけてあんの完成」


春雨「あん、ってことは…点心ですか?揚げる点心…あっ!」


提督「そう、春雨あんの春巻きだよ。あとは春巻きの皮にあんを乗せてくるっくるっと…」

提督「出来上がったらそのまま油へ投下っ」ジューッ

提督「表面がきつね色になったら油から上げて完成だ」

提督「ほら、揚げたてアツアツをお一つどうぞ。お酒…はダメだから牛乳がいいか?」


春雨「はい、いただきます!」サクッ


提督「…どうだ?」


春雨「はふっ、はふっ、ほ、ほいひいでふ!(クピクピ)っ、はぁ…アツアツですね…」


提督「そりゃ揚げたてだもんな」


春雨「それに春雨の食感がしっかり残っていて、食べてる!って感じです!」


提督「食感をもっと楽しみたいなら、もうちょっと大ぶりに切ってもいいかもしれないな」


春雨「なるほど…司令官、ご助力ありがとうございます!」


提督「なに、俺はお酒のつまみになりそうなものも新しくできたしお互い様って事で」


春雨「お酒、控えめにお願いしますね?」


提督「はいはい、了解ですよ」

春雨ちゃんは幼馴染属性がマイジャスティス、お世話系幼馴染は不遇と言われようが王道正義に変わりなし
こんな幼馴染がいたら僕はもう…!

という訳で今回のメニューは春雨春巻きです、完全にダジャレの発想で作りました。やってみると意外と美味しかったので素直に採用
多分、筍やゴマなんかを入れて食感変化とかさせたらさらに美味しくなると思う、あとミンチを小さめカットの角切りチャーシューにしたり
お酒の友に最適…、お、お酒飲んだから寝落ちしたせいで遅くなったんじゃないんだからねッ!


次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

本日の食材【つみれ】


提督「……」カリカリ

ヤ……セン…

提督「……来たか」

ヤセン…ヤセン…!

提督「……」スッ

ヤセンダヤセン!ヤセンー!

提督「(3,2,1…)…っ!」


川内「(ガチャッ)提督!夜せン゛っ…?!」ガッ


提督「やかましい!秘書艦の仕事放置して何処走り回ってたんだ!この夜戦バカ!あとちゃんとノックぐらいしろ!」


川内「ちょっと!夜戦を馬鹿にするのは提督だろうと許せないよ!?」


提督「夜戦を馬鹿にしたんじゃない、お前を馬鹿にしてるんだ!」


川内「あ、そうなの?なら問題なし!」フンス


提督「もう手の施しようがないな、お前は…」ハァ

川内「で、今日の夜戦任務は!?あるんでしょ?ねぇ夜戦!夜戦任務!」


提督「ない」


川内「…えっ」


提督「夜戦が発生する任務は、ない」


川内「…ない、のかー」グデン


提督「夜戦がないからって弛れるな、夜通しの夜勤ならあるぞ、ホラホラ」ピラピラ


川内「自分、体育会系だもんー。デスクワークなんてつまらないー…」ドローン


提督「おうお前、俺の戦場を全否定しおったな…。こっちの戦場では夜戦なのに流石の川内さんも惨敗ですか~?」


川内「むっ、むぐぐ…。そこまで言うならやらざるおえないね、いいよ!かかってきなさい!」


提督(チョロイ)

―――三分後―――

川内「…あ゛き゛た゛ー」グデーン


提督「お前の忍耐力はカップラーメン並かよ」


川内「…お腹もすいた」チラッ


提督「……」


川内「……」チラッチラッ


提督「ハァ…わかった、俺も小腹が空いてきたところだ。軽いの食べるぞ」


川内「やったぁ!夜食っ、夜食っ♪」

―――食堂―――

提督「…今回は手抜きで行こう、マジで忙しいってのに」

提督「月見そば…、でいこう。川内的にも喜ぶだろう…し」ぐぅぅ…

提督「…むぐぅ、だがもうちょっと足すか。山菜そば…、肉そば…、うーん」

提督「(ゴソゴソ)…、そういえば鶏ミンチ残ってたな…、つみれにすっか」



提督「では調理を開始する!」

提督「とはいっても簡単、サッと作るだけか」

提督「鶏ミンチに小ネギと醤油、片栗粉を混ぜ込んで…、よし」

提督「次は出汁、鰹だしを溶かして…そこにつみれを投入」トプン

提督「それが煮えるまでにそばを湯がく…ちょっと硬めに」グツグツ

提督「あとは、器にそばを入れて、ダシとつみれを入れて」

提督「卵を割って器に入れて蓋を1,2分しておけば…」カパッ


提督「流れ星月見そばの完成っと」

提督「ほれ」


川内「いただきますっ!」ズルルッ


提督「速ぇよ」


川内「…っ(カタッ パンッ)、ご馳走様っ!」


提督「食い終わるのも速ぇよ!味わえ!」


川内「美味しかった!次、栄養補給したし夜戦だね!」


提督「ねぇよ!」

川内はやかましいけどこれくらい夜戦バカなのが見ているだけで楽しい、やかましいけど
夜川内好きの別称持ちの提督は少なからずいるでしょう、かくいう私もですがね

お蕎麦は市販つゆと蒸し蕎麦を使えば時短にもなるのでどうぞ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

今日の食材【鶏胸肉】

提督「……」カリカリ


陸奥「提督、こちらの書類は終わったわ。チェックをお願い」トサッ


提督「ありがとう。右の山に」


陸奥「次のお仕事はあるかしら?」


提督「んー、(ペラッペラッ)…あとは全部俺が目を通しておかなきゃならん物ばかりだな」


陸奥「…書類、いつもより多いわよね?昨日も執務室に篭ってたのに…何か別の事でもシてたのかしら?」ニコニコ


提督「…昨日の秘書艦は川内、といえばわかるか?」ハァ…


陸奥「あー、それはご愁傷様…ね」

提督「陸奥、常時詰めてても仕方ないから休憩に入ってもいいぞ」


陸奥「あら、いいの?」


提督「今渡せる書類はもうないからな。業務終了、と言いたいが新しい書類が来たら俺がパンクしちまう」

提督「…悪いな、貧乏くじ引かせちまったみたいで」


陸奥「そのくらい気にしないわ。…!(ティン)それじゃ、少し席を開けさせてもらうわね」


提督「あぁ」


陸奥「…提督、楽しみにしててね?」バタン


提督「おう、…ん?何を?」

―――食堂―――

陸奥「えっと、確か提督の食料庫はここ、よね?」キィッ

陸奥「…ホント、いろいろ取り揃えてるわねぇ。これも一種のこだわりなのかしら?」

陸奥「さて、と…どうしましょうか…。執務中だからつまみ易いおにぎりかサンドイッチ…」

陸奥「お米は…(ゴソゴソ)、丁度切れてるみたいね…。ならサンドイッチね」

陸奥「あの調子だともうちょっと時間かかりそう…、精をつけてもらうのにはお肉にしましょう」

陸奥「(ゴソゴソ)…ちり、そーす?ペロッ…あら、これ美味しいわね。これ使いましょう♪」

陸奥「あとはこれとこれで…よしっ」




陸奥「さて、お料理はじめましょ♪」

陸奥「まずは材料ね。野菜を洗って、キャベツの千切り、玉ねぎをみじん切りに」トントントン

陸奥「キャベツは水入りボウル、玉ねぎはレンジに入れて火を通して…、トマトは…まぁあとで切りましょ」


陸奥「次はお肉、鶏の胸肉を食パンに挟める厚さとサイズにカット」スッスッスッ

陸奥「油を用意して…、卵と小麦粉を混ぜたものに水を足して、揚げ物の衣を作る」カチャカチャ

陸奥「三つ作った整形した鶏胸肉の一枚を衣に通して油へ」ジュワー

陸奥「しっかり揚がったら、油を切って少し休ませる…次に行きましょう」

陸奥「フライパンに砂糖を溶かした水を投入、コポコポと泡立つまで中火で加熱」ジュゥゥ

陸奥「泡立ってきたら少し水を足して、醤油、調理酒、みりんを加えて照り焼きタレを作る…」ジュワー

陸奥「二枚目の鶏胸肉に小麦粉を軽くまぶして、照り焼きタレの中に投入、中火から弱火でじっくり焼きましょう」

陸奥「両面にしっかり照りと焼き目が付いたら皿にあげて熱冷まし…あともう一品ね」


陸奥「フライパンを綺麗にして、もう一度温める…。油はバターを、おろしニンニクを一緒に炒めるわ」

陸奥「そこに最後の胸肉が登場、ハーブとスパイスを揉み込んだらフライパンへ」ジューッ

陸奥「しっかり火を通して…、お皿へあげる。あとは仕上げね」

陸奥「六枚切りの食パンの片面にバターを塗る…」

陸奥「一枚目は揚げた鶏肉、レンジで温めた玉ねぎにスイートチリソースを和えてたっぷり乗せる…そしてサンド」ギュムッ

陸奥「一品目、スイートチリサンドの出来上がり…次ね」


陸奥「同じようにバターを塗って、水を切ったキャベツの上に照り焼きを乗せてサンド」ギューッ

陸奥「二品目、照り焼きサンドの出来上がり。次がラストね」


陸奥「トマトを輪切りカットして、バターを塗ったパンの上へ」

陸奥「その上にスライスチーズを乗せてハーブ焼きチキンを乗せてサンド!」ムギュッ

陸奥「三品目、ハーブチキンサンドの出来上がり♪あとは三種全部カットして」ズッズッズッ


陸奥「三種のチキンサンドイッチの完成よ!…飲み物はコーヒーがいいかしら?」

提督「…はぁ、疲れた。(ぐぅぅ)…ついでに腹も減った…」

コンコン

提督「入れ」


陸奥「(ガチャッ)失礼します。提督、お夜食はいかがですか?」


提督「おぉ…、美味そうな匂い…サンドイッチか」


陸奥「根を詰めすぎても仕方ないわ、一緒に休憩しましょ?」


提督「いや、ありがたい…早速もらっても?」


陸奥「あらあら、いやしんぼさん。どうぞ、私の分もあるから食べ過ぎないようにね?」


提督「ん、これはチリソースか。試しに買ってみた物だが中々いい味してる。玉ねぎの甘さと交わり最高だ」ムシャムシャ


陸奥「そう?良かった。…うん、ハーブチキンサンドも我ながらいい出来だわ。あっさりしてて食べやすい」パクパク


提督「照り焼きの甘辛ダレも良い塩梅だぞ。香りも食欲をそそる…ご馳走様。とても美味しかったよ」フゥ


陸奥「気に入ってもらえて良かったわ、たまには料理ってのもイイものね」


提督「だよな。…さて、陸奥から活力もらえたし、残りも済ませるか!」


陸奥「はいはい、がんばってね♪」

陸奥姉さんに甘やかされたい
長門型は勇ましさが全面に出ている二人だけど、女子力もかなり高いはず。妹でさえあの姉力ですよ?
具体的には私もサンド(意味深)して欲しい

調理中に出たスイートチリソース、大体一本100円前後で売ってます
汎用性抜群でサラダや揚げ物ソース、丼もののタレにも転用できる優れモノ。私はだいたい月1本は買ってます
ハーブチキンはハーブ無し、塩コショウのみでも十分に美味しいので、おかずにぜひどうぞ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

今日の食材【おあげ】

コンコン

日向「提督、演習の報告だ」


提督「せめて返事を待って開けてくれないか?」


日向「うん?見られては拙い物でもあるのか?」


提督「いや、ないが…まぁいいや。報告を頼む」


日向「承った、(ズイズイウンウン)…で瑞雲が大活躍だったな」


提督「…補給後、龍驤に執務室へ招集と伝えてくれ」…ハァ


日向「何故?彼女は瑞雲ほどではないがMVPと言って良い働きをしていたぞ?」


提督「お前が瑞雲の報告しかしないからだよ」アタマイタイ…

龍驤「―――以上や、…これでえぇか?」


提督「十分だ。すまないな、日向がちゃんと報告出来ていれば招集する必要もなかったんだが」


日向「まぁ、そうなるな」


提督「お前は少し自分を省みろ」


龍驤「えぇって、えぇって。日向が報告に行った時点でなんとなーくこうなりそうやとは思うてたし」

龍驤「どうしてもってゆーなら、今度またお礼でもしてくれたら嬉しいなー…ってな?」


提督「あいよ、何か考えておく」


龍驤「よろしくねー」バタン


提督「…さて、と。で、日向さんや?何で君はまだ執務室に居座ってるんだい?」


日向「…?私の記憶が間違いではなければ、今日の秘書艦は私だったはずだが」


提督「あとは書類仕事だけだ。…やらせないからな?」


日向「む、手伝うつもりでいたのだが…」


提督「隙あらば装備開発で瑞雲レシピ回そうとする奴に資材管理を任せられるか、戯け」

提督「…っと。これで最後か…疲れた…」ノビー


日向「お疲れ様」


提督「…あー、酒が飲みたい…、どうすっか…鳳翔さんや間宮さん…って気分でもないなぁ…」


日向「…これなんかどうだ?」っ日本酒


提督「どこに隠し持ってたお前。…まぁ、ありかな」


日向「つまみはどうする?乾物あたりなら用意できるが」


提督「それもいいな…、なら俺も一品作るか」


日向「ほぅ、それは楽しみだ」


提督「ササッと作ってくる。日向はグラスを、あと適当なつまみも頼む」


日向「任された」

―――食堂―――

提督「さて、どうするかな…。お酒…おでん、は時間がかかるから却下」ゴソゴソ

提督「うーん、…油揚げ?…おいなり、はお酒にご飯物は…、そうだ、巾着にしよう」

提督「となれば材料…、鶏ミンチ、人参、乾燥ひじき、ホウレン草…位でいいか、よし」



提督「では調理を始める!」

提督「まずは下ごしらえ、鍋でひじきを戻す…この間に野菜を切る…」トントントン

提督「ひじきが柔らかくなったら、ひじきを上げて野菜投入。火を通す…ひじきも歯応えが残る程度にカット」


提督「次は鶏ミンチ。砂糖、醤油、みりん、小麦粉を足して全体に味がなじむように混ぜ込む」

提督「野菜に火が通ったら、湯切りをしてひじきと一緒にミンチの中へ」


提督「次は煮出汁…、面倒だしおでん出汁の素を使おう。適量を溶かして…」サァーッ

提督「本命の油揚げ、二等分にして手のひらで軽くもむ…と、これで口が開きやすくなる」グニグニ

提督「混ぜた具材を詰めて、巾着の口を蛇腹に…そして爪楊枝で閉じる、っと」プスッ

提督「あとは出汁でゆっくり煮立てれば出来上がり…っと」

提督「(ガチャ)すまない、待ったか?」


日向「いや、問題ないさ」グイッ


提督「もう始めてるじゃないか…。ほら、追加のつまみだ」


日向「ほう、巾着か…いいセンスだ。この瑞雲に負けずと劣らぬそそる見た目、素晴らしい」

日向「味も染みてる…、これ…ひじきか。柔らかさの中のつぶつぶの歯ごたえが良いな」ムグムグ


提督「お前少し位我慢しろよ…まぁいいや。それじゃ改めて」スッ


日向「あぁ」スッ


提督「今日もお疲れ様」キンッ


日向「お疲れ様」

料理と瑞雲、化学変化させちゃアカンやつやこれ!
提督への発言が結構容赦ない感じだけど、それだけ近い関係だと思えばご褒美でしかない件

巾着の具は割と何でも詰められる、余り物四天王・ライス王炒飯に引き続き煮込みの巾着、ここに現る
個人的に鶏ミンチ、人参、枝豆、ひじきの詰め巾着が好きだけど今回は汎用性の高めなホウレン草使用で

あ、龍驤はチョイ役だから以降キャラ指定しても大丈夫です

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

申し訳ない、本日は更新無しです
モツ系は食べるの得意じゃないからレシピが思いつかない…良いモツ食べたことあるなら別なんだろうが

今日の食材【レバー】


提督「…なぁ金剛、どうしてもダメなのか?」


金剛「そ、そんな目で見ないで欲しいデース…。いくら提督の頼みでも…」


提督「こんなに頼んでも、ダメなのか?」


金剛「うぅ…」


提督「俺は金剛のために努力する、知恵を絞って最善を尽くすつもりだ…それでも?」


金剛「ダメ、デース…。ワタシは、ワタシは…!」








金剛「―――レバーだけは絶対ノーなのデース!」

提督「いや、だがなぁ…榛名から聞いた限りでは生臭さと歯ごたえに難有りと見た」

提督「その部分を何とかしてやるから挑戦してみよう…な?」


金剛「ノー!あの、あのムニグニでザラドロの食感は提督のお願いでも二度とゴメンデース!」


提督「そうか…、金剛と一緒に食べる予定だったんだがなぁ…俺一人で寂しく食べるか…」


金剛「…っ、テートク、その言い方は卑怯デース…」


提督「食感がダメなら漉してスープにすればいいし、味や臭いがダメならスパイスで変えられる」

提督「それでもダメなのか?」


金剛「…オーケイ、提督がそこまで言うなら少しだけ、挑戦してみマース」

金剛「食べて、ダメなら、ワタシはノーセンキュー…オーケイ?」


提督「十分だ。待ってろ」

提督「…とは言ったものの、形が残ると拒否しそうだ…。なら漉すか?いや、そこまで子供じゃないだろう」ゴソゴソ

提督「食感がダメならパリッとさせよう、パリっと表面を焼き上げて…うんそれがいい」

提督「方向性はそれで決定、料理自体の匂いも強いとなお良しか?…煮込むか」ムムム

提督「…トマト、トマトジュースかありだな。採用、あとはミックスベジタブルを準備して…」




提督「では調理を始める!」

提督「まずはレバーの下ごしらえ、しっかり水で洗い流して皮膜や筋を切る」ギュッギュッ

提督「鍋を二つ準備。一つはお湯を、一つはコンソメを溶かし、レバーをお湯で下茹でする」

提督「一緒に臭い消し用のローリエとネギを投入、火が通るまでしっかり煮立てる」コトコト


提督「もう一つのコンソメ鍋にミックスベジタブルを投入、火を止めてフライパンに選手交代」

提督「煮上がった鶏レバーを小さく角切りに、油をひいたフライパンで炒める」

提督「表面がパリっとしたら黒胡椒で香味付け(パラパラ)。小皿へあげて…、コンソメ鍋に戻るぞ」


提督「コンソメを再び温める、この時に食塩無添加のトマトジュースを入れて…」トポポポ

提督「そこに白ご飯を投入、リゾットは硬め炊きのしっかりお米の食感が残った方がいい」

提督「馴染んだところで小皿のレバーも投入、あとは塩コショウで味を整えて…」



提督「鶏レバーのトマトリゾットの完成っと」


提督「ほら」コトッ


金剛「oh…レバー、デスネ」


提督「鼻も食感もそれなりに考慮した。全く別物なら食べたとは言えないからな」


金剛「全く分からなくしてくれた方がよかったデース…いただきます」オソルオソル

金剛「…リゾットはとても美味しいデスネ、レバーの匂いも…無いデス」ムグムグ

金剛「も、問題はこのレバー…(プルプル)、南無三っ」パクッ


提督「…どうだ?」


金剛「…生臭くはないデス、でも食感が…。ブ二、グニ…」プルプル


提督「…でも、食べられないワケじゃないだろ?」


金剛「そこは、否定できまセン…ちゃんと食べられてマス、不思議ですネ?」


提督「金剛の苦手意識は噛んだ時に溢れ出る臭いが原因で歯ごたえ自体は別に問題ないって事だよ」


金剛「そうみたいデース…もう少し食べても良いデスか?」


提督「おう、ゆっくり食べな」

金剛は子供心を忘れない可愛い系お姉ちゃん、ここではレバーは嫌いなのデース!というキャラ付け
モツは好き嫌いがはっきり出るから仕方ないね
でもヤル時はヤル、ダイヤモンドは砕けない素敵な姉貴分。某所の江戸っ金剛大好物です

リゾットですが、レバーの代わりにウインナーや鶏こま切りなど使っても美味しいです
実はレバーは二品作ったんですが、昨日作ったレバーのディップソースが失敗だったのでお休みでした
牛乳で生臭さが消えると聞いてレバーを漉してホワイトソースに混ぜ込んでみた結果、レバーの生臭さがホワイトソースを蹂躙しました
失敗品もちゃんといただきました。もう当分レバーは食べたくない…

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

焼き鳥かレバニラくらいしか思いつかなかったけどこんなレシピもあるのか
すごい

今日の食材【鶏胸肉】

長良「司令官、艦隊帰投しました!」


提督「お、戻ったか。状況は」


長良「はい!第一艦隊の旗艦扶桑さん率いるカレー洋制海権奪取連合艦隊は敵主力部隊に打撃を与えることに成功!」

長良「カレー洋への制海権奪取、敵主力舞台を撤退させることに成功しました!」


提督「そうか…!やっと主作戦の下地が整った、連合艦隊の面子には労いとして間宮券を渡しておいてくれ」

提督「被害を受けている子は入渠させて、遠征組も今日は作戦終了。今日半日と明日一日休養日とする!」


長良「了解です!」


提督「長良も秘書艦作業終了だ。自由時間に当ててくれ」


長良「了解ですっ!では失礼します!」


バタン


提督「さてと、ではさっさと終わらせるか…」フゥ

………………………

………………

………

提督「…っ~!はぁ…疲れた、…見栄張って秘書艦まで休みにするのはマズったなぁ…仕事が終わらん…」グデー

提督「…ダメだ、頭が煮詰まってる。休憩がてら食堂で何か作って食べよう…」


ガチャッ


提督「ぅおっ!」ビクッ
長良「きゃっ!」バッタリ


提督「おぉ、長良…?今日の秘書艦は無しだと言わなかったっけ?」


長良「あ、えっと。日課のトレーニングをしてたのでちょっと遅くなりましたが、秘書艦とか関係なくお手伝いにきました!」

長良「少し見ただけでも結構な量のお仕事残ってましたし!」


提督「そうか、正直助かる。見栄張ってしまったと後悔してた所だ」


長良「ついでに美味しい物も食べたいなー?」キラキラ


提督「お前もちゃっかりしてるなぁ…丁度いい、今から作るところだ。何か希望はあるか?」


長良「トレーニング上がりだからタンパク質…鶏肉で!」


提督「了解、鶏肉だな。じゃあ行ってくる」

提督「…とは言ったものの、トレーニング上がりの食事なんぞ流石に守備範囲外だな」

提督「鶏…鶏かぁ―――鶏となると陸奥の三色サンド、美味かったな…、そうだタレ焼きにしよう」

提督「サンドイッチでもいいがご飯が食べたい、定食にする…?いや、そこまでこだわらなくてもいいか。丼にしよう」

提督「(ゴソゴソ)…ショウガ、生姜焼き…うん、サッパリして運動上がりでも食べられそうだし良いかもしれない」

提督「あとは添えモノ…玉ねぎともやしと、人参でいい。多くてもイマイチだし。…よし」



提督「では調理を始める!」

提督「まずは下ごしらえ、鶏胸肉を火が通りやすくする為に薄切りに」ズッズッ

提督「玉ねぎ、人参も火の通りを良くするために千切り、もやしはしっかり洗っておく」トントントン

提督「焼きダレは砂糖、塩、醤油、みりんを混ぜておろし生姜と混ぜるだけ…これでよし」

提督「さぁ炒めるか。フライパンに油を垂らして温める、この間に鶏肉と小麦粉を小袋に入れて振ってまぶす」バサバサ

提督「フライパンがしっかり熱くなったら鶏肉を投入、火が通ったら一度取り上げて野菜を投入」ジュー

提督「野菜に火が通ったら焼きダレと鶏肉を入れる。しっかり絡めたらご飯を盛った丼に乗せて…」


提督「鶏の生姜丼、完成だ」

ガチャッ


提督「お待たせ、ほら」トンッ


長良「わぁ…美味しそうな匂いですね!いただきますっ!」

長良「うーん…!ツンとくる生姜の香りが箸が進みますっ!」パクパク


提督「好評のようで何より。…うん、もやしのシャキシャキ感も丁度いい」モグモグ


長良「鶏肉にも濃厚な味がついててとっても美味しいです!」


提督「こういう濃い味の品には白ご飯が一番だな、うんうん」


長良「―――ご馳走様でしたっ!では残りのお仕事、頑張りましょう!」


提督「ん、そうだな。さっさと済ませるか!」


長良「はい!」

長良ちゃんという無自覚な健康的色気が素晴らしい後輩は惑わす魔力を持っていると思う by世のオジサン代表
あれだね、無自覚だから良いモノっていろいろあるよね。○ッチキャラが悪いってわけじゃないけど

今回はちょっと手抜き感たっぷり。食べられるご飯にするだけならそう手間も材料もなくて良い代表の丼料理、それが生姜焼き丼。
牛や豚でも充分代用可、揚げ物を突っ込んでも充分美味しいです

>>158
ぶっちゃけると既存レシピとお題を頭の中で組み立てた適当レシピです。○○で作るならこうアレンジするといいかな?と
味が想像できないモノは実際に作って食べないと書けません、本職の料理人でもないから仕方ない

>>159でセリフミス
×敵主力舞台 ○敵主力部隊 デス

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

カットした後にまぶした小麦粉で焼きダレがお肉に絡みやすくなってるので、初めて作るなら下味は無しをオススメします
濃い味がお好きなら小麦粉をまぶす前に鶏肉に醤油とおろし生姜を揉み込んでまぶすと良いかも?

今日の食材【ニンニク】

提督「―――編成は以上となる。みんな、生きて帰ってこい!」


艦娘「了解!」


提督「ではリランカ島攻略部隊、出撃だ!」


「連合艦隊旗艦比叡!気合っ、入れてっ、出撃しますっ!」ザパァッ

「第二艦隊旗艦利根、出撃じゃ!吾輩についてこいっ!」シュバッ


ザァァ…ザァァ…


提督「…さて、約束しちまったし準備するか…」

―――出撃前―――

提督「…つまりはリランカ島攻略ご褒美の準備をして待ってろ、と」


赤城「要約するとその通りです、帰る理由があるというのはとても心強いので」


提督「…本音は?」


赤城「本音ですよ。慢心はしません、今までの勝利だって先の先を上手く取れるように提督が計らってくれたからこそ」

赤城「…だからこれからも提督に助けて欲しいんです。装備面だけではなく、精神面でも」


提督「わかった、宴会の準備をして待ってる。…だから全員揃って帰ってこい」


赤城「了解しました。…一航戦赤城の名と名誉にかけて、皆を守り、戦う事を、改めてここに証明してみせます!」

―――――――――

――――――

―――

提督「…アイツ、前のMI作戦以降変わったな。吹っ切れて自然体で動けるようになった…喜ばしいことだ」

提督「さて、今日はあまり仕事もないからさっさと宴会準備しておくか、じゃないと文句のひとつふたつ言われることになるからな…」

提督「宴会、か…宴会準備といっても酒は隼鷹や千歳、ビスマルクあたりが良いのを持ち込むからまずは放置」

提督「となればつまみか…ビールや日本酒、焼酎、ワイン、…全部に対応するのは難しいな」

提督「酒に負けない濃い味で、酒のより強く香る、宴会だから量産しやすく、そして食欲をそそる…」


提督「餃子…うん、いいな餃子。タネの種類を増やせば楽しめるし、何よりたくさん作れて作りすぎても保存できる」

提督「となれば材料…、豚ミンチ、あっさりタイプの鶏も準備しよう。変わり種も少しだけ…」

提督「スタンダードにニラ、ニンニク、甘味に玉ねぎ、食感にキクラゲ、ひじき…あ、メンマも残ってる。使うか」


提督「…うずら卵もいいな、揚げ餃子にするのも視野に入れよう。となればじゃがいもとかぼちゃでラビオリ風も…」

提督「中、洋ときたら和風も足そう。…小豆、餡子を詰めて焼き菓子・揚げ菓子風にするか…よし、大体出揃ったな」



提督「さて調理を始めよう」

提督「まずはスタンダードなモノからか始めようか」

提督「豚ミンチにみじん切りにしたニラ、玉ねぎ、ニンニクは刻みとおろしニンニクの二種、ごま油を入れて混ぜ込む」

提督「で、とりあえず三つに分けて…一つ目は水で戻したキクラゲとひじきを詰めやすい程度に刻んで混ぜる」

提督「もう一つはメンマを刻んで…前の水煮筍もあったな、それも刻んでから混ぜ込んで…と」


提督「これでまずは三種…次は鶏ミンチ、こちらはみじん切りの玉ねぎとおろしニンニクだけ、それに塩コショウだ」

提督「こっちは二つつに分けて、…先にラビオリ風の下ごしらえか」

提督「フライパンで鶏ミンチを炒める…この時、そぼろ状になるように出来るだけほぐしながらやると良い」

提督「次はじゃがいもとかぼちゃの皮を剥きさいの目切りに、柔らかくなるまでコンソメスープで煮立てる」グツグツ

提督「これは3:1位で分ける。多い方を潰して塩コショウを。香り付けのバジルなどのスパイスを少々」パッパッ

提督「しっかり混ぜたら残りのじゃがいもとカボチャを混ぜて…そこにフライパンで炒めた鶏ミンチも混ぜ込む…よしっ」


提督「餡子…これは買い置きがあるからそれを使うか。種は揃ったな、あとは詰めるだけか」

提督「小鉢に水を張って…、餃子の皮を一枚取り出す。そこに具材を乗せて、皮のふちに指で水をつける」ピッ

提督「あとは半分に折り畳むように皮と皮寄せて、波を作りながら貼り付けて…ん、こんなもんか」クニクニ

提督「うずら卵は半分にカット、具をのせてからその両端に鶏ミンチをのせてからあとは同じように…出来た」

提督「上々だな。さて他のも全部詰めるか!」

………

………………

………………………

提督「…ふぅ、全種類詰め終わった。…結構量作ったなぁ、ちょっと味見でもするか」

提督「まずは焼き餃子から、フライパンに油を引いてしっかり温めてから餃子を並べる」ジューッ

提督「少し焼き目が付いたら、水をフライパンに少し入れて鍋蓋でしっかり蒸し焼きに…よしよし」ズゴゴ


提督「揚げ餃子もしっかり油を温めて投入…皮が破れてない物じゃないと油が大惨事になるから注意しないと…」

提督「よし、こんなもんか。さて、試食―――」


赤城「……」ジーッ

提督「……」

赤城「……」ジーッ

提督「…赤城、いつ戻った?」

赤城「今の今です。…ちゃんとみんな揃って帰投しましたよ?」

提督「…そうか、よくやった。ダメージを受けた子は全員バケツ入渠、宴会の旨を全員に通達すること」

赤城「了解しました!…あとつまみ食いは厳禁ですからね?」

提督「はいはい、わかってるさ…」





提督「…赤城」

赤城「はい?」

提督「お帰り」

赤城「…ただいま、ですっ」

昨晩は書き途中で寝落ちしてしまい申し訳ないデス…

うーん、自分で書いておいてこの正妻感…加賀さんがツンとしがちだから赤城がお茶目系になるのは仕方ない
そして真面目っぽさと親愛を足すとここまで愛らしいことになる。加賀さんや吹雪がゾッコンになるのもわかる

餃子の皮、万能食材。生来の使い方はもちろん、書いたとおり中身の詰め方で色々できるのが面白い
春雨回もこれの変わり種具材として使おうかと思いましたが、春雨×春巻の春々の方が洒落効いてるよね?という裏話


次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

本日の食材【鶏もも肉】


バァン!


雷「しれーかん!私に料理を教えてっ!」ズズイッ


提督「うぉっ…、いきなりどうした?料理?って」


雷「清霜に料理おしえたんでしょ?なら私にもおしえてくれたっていいじゃない!」


提督「話が読めん…、清霜に料理?覚えがないんだが…」


雷「だって!この前のお料理勉強会で美味しそうな炒飯作ってたもん!」

雷「聞いてみたら、司令官が炒飯のコツを教えてくれたって!」


提督「…あぁ、そういえば早霜が清霜の炒飯がどうとか言っていたな。俺は直接教えてないぞ、それ」


雷「それでも教えたんでしょ?ずるーい!私だって司令官に料理教えて欲しいもん!」ムッキー


提督「教わりたいならプロの間宮さんがいるだろ、そうじゃなくても鳳翔や陸奥あたりに言えば教えてくれるだろうに」


雷「私は司令官に教えて欲しいの!」


提督「あー、はいはい、わかったわかった…。んじゃ仕事が終わったあとの休憩でなんか作るからその時な」


雷「わかった!待ってるわね!」

………………………

………………

………


提督「―――それで、雷は何を教えて欲しいんだ?」


雷「料理!」


提督「いや、何の料理を教えて欲しいのかってことなんだが…」


雷「…あっ、えっと…ね、うーんと…」タジッ


提督「やっぱり考えてなかったのか…」


雷「…ごめんなさい」シュン


提督「まぁいいさ、料理は気分転換にもなるからな。…それじゃ、何か希望はあるか?調理法とか食材とか」


雷「えっと、うーんと…。鶏肉…?」


提督「鶏肉ね、一般的にとてもよく使われているお肉の種類だな。料理初心者にはもってこいだ」

提督「じゃあ、ミスをしにくくする料理法…というか心得を勉強してみよう」


雷「うん!司令官…先生、よろしくお願いします!」


提督「はいよ」

提督「そうだな、今回は和風にしようか。和風調理はダシと煮込む食材で色々変わるんだ」

提督「牛や豚は脂分が多く濃い味になりがちに、鶏は薄味でさっぱりした物に」

提督「これは外国から牛や豚を食べる文化が入ってきたことが大きく関係している、と俺は考えている」

提督「…っと、これは別に関係ないな。話を料理に元に戻そう…雷、和食と言ったら何だ?」


雷「えっ?わ、和食と言ったら…うーん…肉じゃが?」


提督「肉じゃがか。じゃあ、肉じゃがの肉は牛?豚?それとも鶏?」


雷「牛肉じゃないの?」


提督「そうだな。牛肉、いいじゃないか。…だが答えはどのお肉でも肉じゃがは作れる、だな」

提督「そもそも肉じゃがの元は西洋料理のビーフシチューを原型としていると伝聞されたりしているな」

提督「ワインがない、ならば醤油で香味付だ。香りが足りない?日本酒やみりんも足そう…と、色々試行錯誤した結果とも言われるな」


雷「じゃがいも、牛肉、にんじん、たまねぎ…本当、具材もそっくりだわ」


提督「だろ?そしてこれが一番大切な部分なんだ、『料理は自身の知っている事で様々な代替が可能』って事が」

提督「今回は和風の料理で作って説明してみようと思う…それでいいか?」


雷「はい先生!よろしくお願いするわ!」

提督「今回は和風で一汁一菜を鶏メインで作るとしよう…まずは汁物から」

提督「鶏もも肉をこま切れに、人参はいちょう切り、玉ねぎはくし形切りに」トントントン

提督「これらを鍋に、鰹だしを溶かした煮汁で沸騰しない程度の火力で煮立てる…、その間に主菜だ」


提督「こっちも鶏もも肉だ。塩コショウを振り、味が絡みやすくする為にその上から小麦粉を振り揉み込む」モミモミ

提督「フライパンで焼く準備だ、油を馴染ませてしっかり温まった所で皮を下にして鶏肉を焼く」ジュー

提督「そこにみりんを回し入れる、みりんは焦げやすいから目を離さないこと…」

提督「みりんが色付いてきたら、そこに砂糖と醤油に調理酒、水を入れて肉をひっくり返す。蓋をしてそして蒸し焼きに」


提督「焦げ付かせないようにフライパンを適度に振りつつ焼いて…で、焼ける音が少なくなってきたらまたひっくり返す」

提督「そのあとは蓋をせずに皮の面に照りと焼けがつくまで中火で焼き続ける…」

提督「蓋をする前にたまねぎや下茹でしたジャガイモなんかを一緒に入れると、付け合せとして美味しく食べられるのもオススメ」

提督「だが今回は一汁一菜だからナシで。―――ほら、鶏の照り焼きが出来上がり」

提督「そして汁も火が通ったな、味見してから醤油、調理酒、みりんで好みの味に調整したら完成だ」

提督「…さて出来上がったこの料理だが、これは和食か?雷」


雷「え、和食でしょ?最初に和食を教えてくれるっていったじゃない」


提督「その通り、だがその通りでもないとも言える。和食、和風、日本食…これらは同じようで実際は似ているだけだったりする」

提督「カリーはインド料理、だがカレーライスはインド料理ではなく日本料理と言われている」

提督「同じく拉麺は中華料理だが、日本のラーメンはほぼ別物になっていると言われている」

提督「逆にビーフシチューを元にした肉じゃがは和食と言えるのかな?」


雷「う、ううん…?」


提督「…すまん、暴走してしまった。とりあえず俺が言いたいのは、調理法と材料を変えれば一つ覚えでも色々出来るようになるって事だ」

提督「照り焼きでも、ソースをバジルソースに変えれば鶏のバジルソテーに変わる」

提督「鶏汁でも鰹だしをコンソメに変えればコンソメスープになる」

提督「ここで最初に戻る…雷、料理というのは応用力と対応力だ。それぞれの基本を理解できれば、すぐ作れるようになるさ」


雷「むぅ…難しいけど私、司令官の為にがんばる!おいしい料理が出来たら絶対食べてね?」


提督「ああ、楽しみにしてるぞ」ナデナデ


雷「…えへへ」

雷ちゃんに母性を覚える人が多い中、私は逆に子供っぽさがある方が魅力的だと思う今日この頃
具体的には卯月や清霜、時津風あたりと一緒になってワイキャイしてるやってた方が可愛らしさ爆発するはず
世話焼き枠は夕雲さん、新妻枠は大鯨ちゃんとライバルの多い世話好き雷の明日はどっちだ?

さて、料理の方は前回の鶏でペペロンチーノレスをみて「これはネタにせねばなるまい」とハッスルした結果がこれですわ
現状は素材で差別化してあるだけ、結構一つ覚えの調理法を誤魔化しながら書いてます…実はネタストックがヤバイ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

今日の食材【梅干し】


提督「…難しいな」


木曾「俺達の鎮守府で火力と連携を考えると、現状ではこの布陣がステビア海の攻略に最適なのは間違いない」

木曾「そう焦るな、お前の作り上げた艦隊に吹けば飛んじまうようなヤワな奴はいないさ」


提督「そう、だな…。すまん木曾、俺がアイツらを信じてなくちゃいけないのに弱音を吐いた」


木曾「あんなの、弱音のうちにも入らないさ。自分を疑い、最善を模索するのは良い提督の証拠だ」


提督「…おう、そうあり続けるために俺も頑張らなきゃな」


木曾「その意気だ…さて、出撃組が戻る前に軽く腹拵えでもしておくか?武蔵達が戻ったら作戦の微調整もするんだろ?」


提督「あー…そうだなぁ…、腹減ってるのに難しい事考えても煮詰まるだけ、か。うん、食うか」


木曾「了解した、それじゃ作ってこよう」


提督「お?食いに行くんじゃないのか?久々に木曾の料理食えて嬉しいが」


木曾「…おいおい、今日は食材仕入れに行くから昼は各自で、って間宮さんから伝達があったじゃないか」

木曾「それに秘書艦や予備戦力以外は半休とする、って自分で言ったのはお前だろう?」


提督「おおぅ…、海域の事ばかり考えてて失念してた…。悪いが頼めるか?」


木曾「了解だ、任せておけ」

木曾「…さて、料理するのは久々だな。最後に作ったのは…あいつと一緒に作ったのが先月くらいか」

木曾「任せろと言ったからにはそれなりのものを出さないとな…ふむ」

木曾「長丁場になりそうな予感がするからな…、食べやすく力が出る物が良いか」

木曾「うなぎ…は、流石に無いか。白焼きでもあれば手早くうな重にするのも良かったんだが…」

木曾「豚…カツ丼か―――いや、少し前に足柄と宅飲みしたと言っていたか。ならばカツも除外だな」

木曾「…となれば、俺が失敗せず手早く作れるとすれば…ハンバーグ。そうだな、いいじゃないか」

木曾「となればミンチ…だが鶏だけ?…そうか、仕入れ前だからあまり材料がないんだったか」

木曾「デミグラスもケチャップも無し…ソースに使えそうなのは…梅に大根。…和風だな、よし」




木曾「さて、料理を始めよう!」

木曾「まずはソース作り、潰した梅干の果肉、砂糖、みりん、ごま油、小口切りにした細ネギを混ぜ合わせる」カチャカチャ

木曾「鶏ミンチと刻んだ玉ねぎ、卵、パン粉に塩コショウで味付け、しっかり混ぜ合わせてタネを作る。それの中心に梅ソースを詰める」

木曾「分厚いと火が通らないから平べったくして…、ソースは大葉で包んで漏れにくいようにする、だったか?」

木曾「あいつも提督なのに妙ちきりんな事ばかり知ってるな…。教わった俺も俺なんだが」


木曾「あとは熱したフライパンでじっくり焼くだけ…っと、かけるソースの方を忘れてたぜ。無いと見た目も味も寂しいからな」ジュー

木曾「大根おろしをフライパンに落として辛味が抜ける程度にサッと炒める…、ハンバーグにのせてポン酢をかけるだけ」


木曾「よし、サッパリ和風ハンバーグの出来上がりだ」

木曾「ほら、できたぞ」コトッ


提督「んー、いい匂いだ。木曾が作る料理を食べるのは久しぶりだな…練習とかしてるのか?」


木曾「悪い、最後に作ったのはお前と一緒に作った時だな」


提督「って事は結構ブランクあるのにこの出来か。良い嫁さんになれそうだ」


木曾「っ、…食べてないのに過大評価しすぎだな」カァッ


提督「…照れてるのか?」


木曾「うるさい、さっさと食べろ。じゃないと俺が片付けるぞ」


提督「それは困るな、いただきます…うん、美味い。な」モグモグ


木曾「そうか、それは良かった」


提督「ほれ、お前も食ってみろ」アーン


木曾「…やっぱりお前は俺をからかっているんだろ」


提督「気安い関係だから仕方ないな」


木曾「…あぁわかった、そういう事にしておいてやる。…うん、まずまずだな」パクッ


提督「顔、真っ赤だぞ」


木曾「うるさいっ」

イケメンの端々に見える乙女マインド、萌えると思いませんか?私は萌えます
今イベントではお留守番しがちですが頼りになるお人であるには変わりなし、掘り作業で荒れた心を癒してくれる…
はやくRomaさんきてよ、私は早く磯風掘りに行きたいのよ

今回液漏れを防ぐために大葉を使いましたが、大葉の風味が苦手な人は梅ソースは上から掛けても美味しいデス
和風といえばおろしソースというイメージなのでそっちに引きずられた結果がこのダブルソース
ちょっと味が喧嘩してたのでどちらか片方の方が安定すると思います

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

本日の食材【鮭】


提督「」グデーン


曙「…いつまでくたばってるのよ」


提督「…辛い、眠い、バケツ、ヤバイ」


曙「弱音を吐けるならまだ余裕はあるでしょ、ほらっさっさと指示出すっ!」


提督「うぐぐ…だめだ、完全に煮詰まってる…。とりあえず遠征組はバケツ回収重視で、足りなくなりそうだ」

提督「連合艦隊メンバーには鎮守府前海域で暖気(キラ付け)指示、終わり次第出撃準備状態で待機」


曙「了解、支援部隊の待機組はどうするの?」


提督「連合艦隊と一緒に暖気指示を、交代制で疲労が残らないようにしておくよう厳命を忘れずに」


曙「わかったわ。支持を回してくるからアンタは気持ちの切り替え、しっかりしておきなさい」

曙「ちょっとうまくいかない程度でダラけるなんて、見苦しいったらありゃしないわ」


提督「…あいよ」

提督「……」

提督「……」ダラーン

提督「……」

提督「…だめだ、頭がネガモードだ、切り替わらない。飯、飯を食おう」

提督「煮詰まってる…、煮物?いや、曙を待たせると面倒だから却下。手早くつるるっと行きたい」

提督「…麺類、焼きそば、ラーメン、…蕎麦って気分じゃないな、(ゴソゴソ)乾麺、パスタか…これでいいや」

提督「ソース…ナポリタン、クリーム、ペペロンチーノ…何がいい、俺は今何を欲している…?」

提督「焦るな、材料を見てから決めても遅くはない…、野菜、肉、魚…」


提督「…魚、シャケ。うん、ティンときた。シャケが良い、ホイル焼きに変更…いや、まて」

提督「パスタ、クリーム、シャケ。行けるだろ、問題ない、全部行こう」

提督「ホウレン草、人参。シャケがあるからサポートのみの布陣…いける」



提督「では調理を始めよう」

提督「まずは下拵え、温めたフライパンでバターを溶かし、シャケを焼く」ジュー

提督「出来たらバターを足して小麦粉を炒める…そこに牛乳とコンソメスープを足してホワイトソースを作る」コトコト


提督「並行してパスタも煮る…前に野菜か。鍋に湯を張ってザク切りにしたホウレン草と千切り人参を投下」

提督「火が通ったらしっかり湯切りして、そのお湯でパスタを茹でる」ザララッ


提督「粗熱を取ったシャケの皮と骨を取り除きながらほぐして…、ホウレン草と人参と一緒にホワイトソースに入れる」トポン

提督「具材が固まらないようにしながら絡めつつ…っとパスタが茹で上がるか」

提督「茹で上がったパスタに少しだけオリーブオイルを垂らして乾燥しないようにして盛り付け、そこにソースをかければ」



提督「鮭とほうれん草のクリームパスタ、完成っと」

ガチャッ


曙「やっぱりここにいたのね…。ホント、アンタは食欲だけは一人前なんだから」


提督「そりゃ人間はメシがなけりゃ生きていけないもんで。それで、ぼのちゃんはたべる?」


曙「ぼのちゃん言うな!…どうしてもって言うなら味見だけしてあげてもいいわよ?」


提督「ぼーの辛辣ー。…はい、あーん」


曙「ぼーの言うな…、(パクッ)…まずまずね」モグモグ


提督「まずまずかー…ほれ、もう一口」


曙「も、もういいわよ、あとは自分で食べなさい」


提督「…そんなに不味かったのか?」


曙「いや、不味いわけじゃないから…あぁもうわかったわよ!もう一口だけっ」パクッ


提督「おぉ、良い食べっぷり。ささ、まだありますゆえにー」


曙「…アンタ、何で私の時だけ食べさせたがるのよ…恥ずかしいんだけど」


提督「その恥らいが可愛いからー、癒されー…なんてね?」ニヘラッ


曙「ちょっと!人を愛玩扱いするんじゃないわよ!このクソ提督!」

ぼのちゃんをいぢめるには司令レベルが足りなかった…クソ提督ではないから魅力半減致し方なし
ツンツンされるよりデレデレが好きなのです、ぼのちゃんの控えめデレも好きですが

鮭の皮はオーブンでパリパリに焼き上げてスタッフが美味しくいただきました
今回はあまり捻りない品ですね、手抜き感満載ですが結構イケます
ホワイトソースの元やレトルトパウチがあればパスタ茹でる間に出来上がるので具なしクリームパスタは良く作ってます

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

本日の食材【オクラ】


羽黒「―――と言うわけで…司令官さん、どうでしょうか…?」


提督「うーん…とは言っても中々難しいもんだよ?鈴谷のヌメヌメ嫌い克服は」

提督「他の子達も試してみてるんだよな?」


羽黒「妙高姉さんは真正面から長いもをご飯に掛けた麦とろろを食べさせようとして失敗…熊野さんに食べさせて逃げました」


提督「まぁ苦手な相手に真正面から言っても逃げられるよな。次は那智か」


羽黒「はい。那智姉さんはお酒を飲ませて知らないうちに食べてもらおうとしましたが…彼女、思考が鈍る量を飲まないみたいですね」


提督「みたいだな、というより最上型は全員お酒の嗜み方が上手いよ。自分の限界をちゃんと理解して飲んでるみたいだ」


羽黒「で、足柄姉さんは…放置だそうです。曰く『機が来るまで待ちの一手』だそうです」


提督「…それ待ちじゃなくてお手上げ宣言に近くないか?」


羽黒「ですよね…それで最後、私の番になってしまって…。どうすればいいでしょうか…」


提督「苦手克服なんて門外漢なんだがなぁ…」

提督「口触りでもうダメっていうなら門前払いだし、それを無くしてしまうと克服の意味合いがないし…」

提督「とりあえず食堂で考えようか」


羽黒「は、はいっ」

提督「で、羽黒はヌメヌメ克服の食材は何にするかあたりはつけてるのか?」


羽黒「えっと、オクラとかならいけそうかな、って…シャキシャキした歯ごたえがあるので誤魔化しも効きそうですし。ただレシピが…」


提督「なるほど、…オクラか、オクラ。うーん…オクラ、ねぇ」


羽黒「やっぱり、難しいですかね…?」


提督「見た目が目立つから避けられると意味がないんだよな…、おろしちゃうとシャキシャキ感も半減だし」


羽黒「うーん、うーん…戦闘だったら避けた先に偏差砲撃を撃ち込むようにすれば良いですが、そういうわけにも…」


提督「…避けた先、そうかなるほど。避けた先だ、それでいこう」


羽黒「えっ、ええっ?」


提督「材料はオクラ…とそれを隠すネギは必須か」

提督「生地は普通の小麦粉…じゃもったいないか、長芋も使おう…卵もあるし良いかな」




提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜のカットから、ネギは小口切り、オクラは半月切りにして半分に分ける」トントントン

提督「生地には長芋を2/3位をたっぷりすりおろす、残りは細く千切りに」ズリズリ

提督「長芋をボウルに移し、小麦粉と卵をいれてしっかり混ぜる。だいたい混ざったらオクラも投入」

提督「それを熱したフライパンで焼き上げる」ジュゥー


羽黒「これって、関西風お好み焼き…?」


提督「そうだ、生地にとろろを混ぜ込む店は結構あるし不思議じゃない…店によって具材が変わるからお好み焼き、ってね」

提督「だからオクラが入ってても鈴谷には文句言わせないからな…」ニタリ


羽黒「司令官さん…すごく、悪い顔です…」アハハ・・・


提督「おっと、顔に出てたらバレちまうな…。焼けてきたら豚バラ肉を上面に並べて、ひっくり返、っす!」クルン

提督「成功、あとは火が通るまでじっくり焼くだけだな…。ついでだ、トッピングは色々やってみるか」

提督「素直にお好みソースとマヨネーズは鉄板か。ほかには青のり、白ごま、鰹節、ネギ…」


羽黒「チーズや紅しょうが…明太子なんかはどうですか?」


提督「アリだな、あとはあんかけやシーフード…はちょっと手間になるか…また今度に、っとちょうど焼きあがりだ」

提督「お皿に上げて適当な大きさにカット、そしてその上にお好みソースとマヨネーズ、トッピングをパラパラっと」




提督「とろふわ関西風お好み焼き、完成だ」

提督「ほら、とりあえず試食してみてくれ」コト


羽黒「わぁ…では、いただきますっ(パクッ)…美味しい、生地がふわふわしてて千切りの長芋もシャキっと自己主張してます」

羽黒「ネギもシャキっとしてて…あ、オクラもありました。うーん、食べちゃうとちょっと目立つかも…?」


提督「それは目論見通りだな、分からなければ克服にならない…オクラの緑もネギに隠れて箸をつけやすいだろうし」


羽黒「そうですね…提督、ご協力してくださりありがとうございます!」


提督「いいのいいの、たまにはこういうレシピ作りとかするのも楽しいのが料理だから、ね?あ、ついでに足柄に伝言を」

提督「『敵前逃亡とは情けない、飢えた狼の名は捨てたのか?』、そう煽ってやれ。本気になるだろうさ」


羽黒「そうですね、足柄姉さんは負けず嫌いですからきっと、ですね。ふふっ」

羽黒って末っ子なのにお姉さんの空気を感じる、不思議!色々無茶ぶりして困らせたい
メシの顔じゃないですけど、きっと美味しいって言いながら笑顔で料理を食べてくれる子。可愛がりたいね

関西風は広島風と比較されたりしますがぶっちゃけ別物です、発祥が違うのに同一視するのは勿体無いと思いますわ(広島県民並感)
オクラの代わりにキャベツやもやしなんかでかさ増し出来たり、炭水化物でリーズナブルでジャンキーな美味しさですわ

追伸:湯葉は食べた事ない貧乏人なのでちょっと難しいので安価下になります…スミマセン
あと申し訳ないですが、Romaが本格的に出ないので諦めるか掘り終わるまで更新ナシになります

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可、ただし新イベ艦は不可

本日の食材【椎茸】


提督「では、誰一人と欠ける事なく作戦を完遂したことを祝って―――」


艦娘『かんぱーい!』


タカナミチャーン!オネエチャンデスヨー!ギューッ!
ヒャワッ、マキグモオネエチャン!?
アラアラ、マキグモサンタラ モウオネエチャンカゼフカセテ…


イラッシャイ、オナジカイガイカンヲダイヒョウシテカンゲイスルワ!
ア、アリガトウ…ゴザイマス…?
ビスマルク、アナタヒカレテルワ


ウンリュウネェ、アマギネェ!
マタアエテウレシイワ ホカノクウボノミナサンニモアイサツシテラッシャイ?
ウンッ!イッテキマスッ!


レンソウホウチャンガ イチバンナノー!
ニシキタイテイチャンノホウガ キュートカモ!
ワ、ワタシハチョウジュッセンチホウチャンノホウガ…


ワイワイ ガヤガヤ


―――――――――

――――――

―――

提督「…ふぅ」


那智「…ここにいたのか、探したぞ」


提督「んお…あぁ、那智。楽しんでるか?」


那智「十二分に、な。貴様こそこんな狭苦しい隅にいていいのか?」


提督「いいのいいの、今日は作戦を頑張った皆と新しく入った子の歓迎会なんだ。上司の堅苦しい視線がない方が楽しめるだろ?」


那智「はっ、何を言うか。貴様を邪険にする輩はこの鎮守府内にはいないだろうさ…私を含めて、な」


提督「そう言ってもらえるのは上司冥利に尽きるね」グイッ


那智「…グラスが空いたな。酌をさせてくれ」トンッ


提督「ん、ありがとう…っとと」トクトクトク


那智「では改めて、乾杯」


提督「乾杯」チンッ

那智「(モグモグ)ふむ、このつまみは会場の方には無かったな…作ったのか?」


提督「あぁ、会場から持ってきたつまみは全部駆逐艦の子達に持って行かれてしまってな…」

提督「また会場に戻るのも何だからササッと作ってきた」


那智「なるほど…、このキノコのバター炒めは中々良いな。おそらくはワインにも焼酎等にも合うだろう」


提督「どんな飲み物の酌でも美味しく食べられるようにと作ったからな。サッと出来て良いつまみだよ」


那智「レシピを聞いても良いか?姉妹と飲む時に羽黒にでも作らせる」


提督「那智は作らないのか?」


那智「妹が頑張っている姿を応援するお姉さんだからな」


提督「理由になってないな」


那智「まぁそう言うな」

提督「で、レシピだったか…材料は椎茸、ベーコン、白ネギ、あとバターと調味料だな」

提督「基本はこれだが、白ネギの代わりに玉ねぎ、ベーコンの代わりに鶏肉、キノコも色々と代用も効くからそのつもりで」


那智「ふむ、続けて」


提督「まずは椎茸だな、しっかり水洗いをして細切りに。鍋に少なめの水で煮出す」

提督「他の具材も細切りだな、これを温めたフライパンでバター炒めに」


那智「順番も考えずに全部入れてもいいのか?」


提督「火の通りが良くない鶏や根菜類を使うならそれを先に入れた方がいいな、もしくは鍋でキノコと一緒に煮出すかだな」

提督「火が通ったら、鍋からキノコをフライパンへ移動。鍋に残った煮汁にガラスープと片栗粉を溶かして餡掛けに」

提督「そうしている内にフライパンの方も頃合だ、塩コショウで味を調整して皿へ、その上からキノコ出汁の餡を掛けて完成だ」

提督「見栄えを良くするなら紅しょうがや鰹節、刻みネギなどをふるのも良いな」


那智「なるほど…これなら本当にサッと作れるな」

那智「―――さてと、そろそろ私は会場に戻らせてもらおうか」スッ


提督「ん、そうか」


那智「…提督、皆の帰る場所になってくれて本当に感謝している」

那智「帰ることが出来る、というのは思いのほか大きな力になのだ。だから、ありがとう」


提督「なんの、お安い御用さ。皆の拠り所たるはこの鎮守府で、それを守るのが俺の仕事だ」

提督「こちらこそちゃんと帰ってきてくれて、ありがとう」


那智「…あぁ」

ナッチもイケメン枠だ、間違いない。なにせこの野武士力…え?違う?
妙高型は半分以上カッコイイ方向に振り切れてるから仕方ないね

今回もキノコのバター炒めとポピュラーなつまみ夜食になっちまいまして申し訳ない
酒飲み思考、恐ろしいね。でも白ご飯にのっけて丼ものにしても十分美味しいので主食とも言えるのデース

にしても新外国艦のリットリオは可愛いなぁ…イタリア艦ですよ?パスタメニューがはかどりますね
…ローマなんて居なかった チクショウ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【ニンジン】

―――食堂―――

提督「こんばんわー、間宮さん。B定食お願いします」


ア、ハイー オモチシマスネー


提督「さて、っと…席、席…ん」


U-511(以降ユー)「……」


提督「隣、良いか?」


ユー「…?あ、admiral…どうぞ…?」


提督「ありがと、っと…ご飯、ユーはもう食べ終わったのか?」


ユー「…?今食べてる…これ」っ野菜ステック


提督「これ、ってサラダだけ?もっと食べてもいいんだぞ?」


ユー「んーん、お野菜、とっても美味しい…。マミヤのお野菜は、新鮮…」


提督「それはそうだが…、いざとなった時お腹空かない?」


ユー「ユーは、kraftstoffeffizient…燃費がいい?レーべやビスマルクもびっくりしてた」


提督「あぁ、うん…(この前、ビスマルクに粗食強要してるのか!って詰問されたのはこれが理由か…)」

ユー「特にこのニンジンさん、とっても甘いの。お気に入り…」ポリポリ


提督「ん、そうか」

提督(とは言え、潜水艦娘達は結構出撃頻度があるからなぁ…。もしもがあったら困るのも事実だし…)


ユー「…~♪」オイシィ


提督(この幸せそうな顔を邪魔するのもアレだなぁ…うん、少し考えてみるか)


―――――――――

――――――

―――


提督「さて、大体の方針は決まった。食材は人参メイン、食べやすさと甘味を重視…そして糖質とカロリーもしっかり取れる物」

提督「…スイーツ系が無難か。他の潜水艦娘達も好きだし、何より久しぶりに俺も甘いもの食べたい」

提督「砂糖と卵と薄力粉…ゼラチンは今回スルーしよう。冷たい水中でお腹が緩くなっちゃマズイ」

提督「となれば…焼き菓子?いやサクサク食感が重要な焼き菓子は湿気に弱いし…」ゴソゴソ

提督「タルト型…タルト、そうかその手もあるか。一口サイズにすればいつでもサクサクだし、これに決定」





提督「さて調理を始める!」

提督「まずは人参、1/4を残してすりおろす。残りは1cm位の角切りに」ズリズリ

提督「鍋に人参が浸る程度の水をいれて砂糖を投入…人参の甘味があるからちょっと控えめでもいいかな」

提督「これを弱火で焦げないように気をつけながら煮込む…角切りが柔らかくなったら火を止める、っと」

提督「その間にクリームを準備しよう。卵を三つ、卵黄と卵白を分けてボウルに準備」カパッ

提督「卵黄を泡立て器でしっかり混ぜて柔らかくなったら、少しずつ人参を混ぜていく」カッカッカッ

提督「混ざったら薄力粉を足して加熱…少ないと柔らかく、多いと固めになるから二回目があればそこも聞いておこう」

提督「その間にもう一つのボウルの卵白は砂糖をいれてひたすら泡立ててメレンゲに」カッカッカッ

提督「…こんなもんか。ニンジンとメレンゲの二種類のクリームができたら、あとはタルト生地に絞り出して…」



提督「よし紅白キャロットタルトの出来上がり、っと」

ユー「……」ポリポリ


提督「や、お隣良いかい?」


ユー「あ、はい、どうぞ…?それ、なぁに?」


提督「これはある艦娘の食事が細くて心配だなー、と思ったからカロリーのあるスイーツを作ってみたんだ」

提督「ちょっと試しに食べてみてくれないか?」


ユー「えっと、はい…では、いただきます?」パクッ

ユー「…甘くて、美味しい…ふわふわでサクサク…♪…あ、これ…ニンジンさん…?」


提督「その子が美味しそうに食べてたからね、使ってみたんだが…気に入ってもらえたようで何より」


ユー「もしかして…、これ、ゆーのために…?」


提督「たまたまだよ、ニンジンが好きだって言ってたからね。…でもユーももうちょっと食べてもいいとは思うな?」

提督「時間が空いたらまた作るつもりだけど…また食べてくれるかな?」


ユー「えっと、はいわかりました。味見、喜んで…♪」

ユーちゃんとうーちゃんでユニット『だぶるらびっつ』とか組んでデビューしませんかね?しませんよね…
うちの小動物可愛いユーちゃんはろーちゃんになって元気にオリョクルしてます。日々のお勤めdanke!です!

そういえば甘味系も無いなぁ、と。大人は甘味が少なめな分可愛い子に食べさせました
砂糖は焦げやすいのでニンジンを煮込む時、特に粉を足してからの加熱は注意しましょう
市販のタルト型を使えばものの2,30分で出来ます。素敵だね?


次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【キムチ】

ガチャッ

龍田「第三艦隊、遠征から帰還しましたよ~」


提督「お、お疲れ…もうそんな時間か」ノビー


龍田「ちゃぁんと高速修復材も回収してきました~えへへ~♪」


提督「いつも助かる、この前の作戦で大分消費させてしまったからな…遠征部隊には苦労をかける」


龍田「そんなことないわ~、みんなを万全の状態で送り出すための事なんだから、提督は気にしないの~」


提督「そう言ってもらえる内は安心だな、…何だかんだ長くやってるが、この規模の艦隊になっても未だに最善が見えん」


龍田「ふふっ、そ~ねぇ~。最初会った時はしかめっ面でウンウン唸ってばかりの人だったのにねぇ~?」


提督「何だかんだ言って憎まれ口に助言を混ぜてくれる子達がいたからな、…本来なら秘書艦の役割なんだが、まぁ…」


龍田「五月雨ちゃんは頑張り屋さんだけど、空回りしちゃうものね~。そこも可愛らしいけど~」ウフフ


提督「それには同意だ、おかげで間宮さんが来るまでの料理番は俺がする羽目になったからな」


龍田「そうねぇ…懐かしいわぁ~」

提督「…んし、報告お疲れ様。今日の遠征は終了だから自由にしていいぞ」


龍田「んふふ…、それじゃ~あ~…」ギュゥ


提督「…どうした?何か欲しいものでもあるのか?高い物や個人的な物は無理だぞ」


龍田「ん~?昔を思い出してたらね~?久しぶりに~、提督の料理が食べたいな~?」ニコニコ


提督「そっか…、それくらいならいいか。一段落つくまでちょっと待ってろ、俺も小腹が空いてきたところだ」


龍田「やった♪提督のご飯ってふつうだけど、なんとなぁく特別な感じがするのよねぇ。得しちゃった~♪」


提督「おだてても特に特別なものは作らないぞ、俺はデスクワークがもう少し残ってるんだからな」


龍田「ぶーぶー」

―――食堂―――

提督「さて、龍田は何が食べたい?寝る前ならあまりガッツリしたものは良くないか」


龍田「私、太らないからガッツリでも大丈夫よ~。燃費が悪いから食べても大丈夫~」


提督「世のダイエット女性が激怒しそうな発言だな…。まぁそれでもパパっと食べ終われるものにするが」

提督「んー…、夜食の定番ラーメンでいいか。で、何にするか…中華麺もあるが即席麺が…」


龍田「即席麺は味気ないわよね~?」ニコニコ


提督「…じゃあ中華麺で。となるとスープは…(ゴソゴソ)お、キムチ、ピリッとさせるのも…うん、美味そう」

提督「合わせるのはひき肉、玉ねぎ、ニラ…あとは見栄えの白ネギも出して…よし」




提督「では調理を始める!」

提督「まず玉ねぎとニラを細かく切って、温めたフライパンに投入、ひき肉と調理酒もいれて中火~強火の間で炒める」

提督「次はキムチ、食感や絡みやすさを考えて好みでカット。それをごま油と豆板醤を垂らして混ぜる…辛味調整は豆板醤の量で」

提督「そうこうしてるとお肉のいい匂い…フライパンを火から上げて、麺つゆの入った器に一時避難」トポポッ


提督「あとは中華麺をゆでて、冷水で締める。それを皿に盛り付けて準備完了」

提督「麺つゆの器から肉そぼろだけ麺の上に、その上に豆板醤キムチを」チャッチャッ

提督「その上から全体に行き渡るように残りのめんつゆをかけて…刻んで白髪ネギにしたネギをチョン、と載せたら」



提督「完成、冷製ピリ辛キムチ麺だ」

提督「ほら、おあがり」トンッ


龍田「わぁ~…、美味しそう♪いただきま~す」チュルルッ


提督「おう、…俺も、いただきます」ズッズズッ


龍田「…見た目が結構辛そうなのに意外とそうでもないのね?めんつゆの香りも柔らかくて良いわぁ~」


提督「(ムグムグ)寝る前だろ?だから辛さ控えめで。物足りなければ七味唐辛子を振ってもいいぞ」パッパッ


龍田「ん~ん、私はこのままで~(ツルルッ)はむ、美味しぃ…♪」ホワワァ


提督「…まぁまた食いたくなったら作るよ。いつも世話になってるからな」


龍田「ではお言葉に甘えて…、次は天龍ちゃんも呼ぼうかしら」


提督「そうだな、俺に黙って美味しい思いするなんてズルい!とか言われそうだな…」


龍田「そうねぇ~、こんな可愛い子にご飯を食べさせるなんて美味しい思いは中々できないわよ~?」


提督「そっちのオイシイじゃねーよ…」

龍田さん、お姉さんっぽいけど実は無防備なだけとかアリだと思う
経験豊富なお姉さんっぽいけど実は天然なだけでぴゅあぴゅあでした、そんな龍田さんも素敵

手早さ重視で具材は少ないですが、もやしや錦糸卵、きゅうりやハム等の冷やし中華具材を盛っても美味
期待レスを避けて中華まんにしようと思ったけど、実用性のうすい蒸し器なんて一人暮らしじゃ邪魔だから持って無い
このスレは一人暮らしの食卓を応援しています!ただし全体的に野菜少なめなのでサラダも追加で食べよう!

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【シメジ】


提督「(ムグムグ ゴクン)…ご馳走様でした」パンッ

提督「さて、仕事に戻るか…朝潮、先に執務室戻ってるからな。ゆっくり食ってくれ」ガタッ


朝潮「…あ、は、はい!わかりました!この菌の化物を片付けしだい行きます!」


提督「菌の化物って…きのこか。確かにあれは菌だが…朝潮はキノコ、嫌いなのか?」


朝潮「き、嫌いというわけではありません!例え歯ごたえや何とも言えぬ臭いがあろうとも!」

朝潮「私は、だ、出された料理、ならば…全部、ぜんぶ、美味しく、うぅ…」ウルウル


提督「あぁ、泣くな泣くな…俺は好き嫌いで責めたりしないから…」ヨシヨシ…


朝潮「め、面目次第もありません…。こうなったら、特訓して苦手克服を…!」


提督「無理しなくてもいいんだぞ?それに特訓っていってもどうするつもりだ?ひたすら食うか?」


朝潮「うっ…そ、それは…―――!はい!朝潮、意見具申です!司令官、キノコ料理を作ってください!」


提督「は?いや、まぁ構わないが…いきなりどうした?それなら俺より間宮さんや鳳翔さんに相談したほうが…」


朝潮「鈴谷さんの事は聞き及んでいます!正面から迫り、苦手なヌメヌメを食べさせたと!」


提督「あ、あー…その歪曲されそうな表現方法、青葉だな?…あとでシメる」

朝潮「前例もありますし、今日は秘書艦のお仕事もあります!この機会を大切にすべきかと…いかがでしょうか?」


提督「まぁ朝潮が挑戦したいと言うならば俺は止める理由はないな…わかった、執務が終わったら少し時間を取ろう」


朝潮「ありがとうございます!」


―――――――――

――――――

―――


提督「―――と言うわけで、メニューを決めるか…。苦手なのは食感…歯ごたえと臭いだっけ…?」


朝潮「は、はい。焼き物や炒め物ではあのシャキともグニとも似つかないあの食感が…」

朝潮「そして噛んだ瞬間に溢れ出る臭い…、あれがどうしても苦手で…」


提督「了解、まずは刻んでその食感と臭いを少なくしてみよう」

提督「んー…、炒めるより煮込んだ方がより軽減されるかな…?となると香辛料の強いスパイスかハーブか…」ゴソゴソ

提督「朝潮?肉と魚、どっちがいい?」


朝潮「夕食はお肉だったのでお魚でお願いします!」


提督「了解、ならば洋風にしよう。コンソメ、野菜、シーフードミックスもある…よしよし」




提督「では調理を始める!」

提督「まずは下ごしらえ…の前にコンソメの素を湯で溶かして鍋に準備、具材を煮る準備をしておく」

提督「野菜…今日は玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモを小振りに…あとブナシメジは根元を切り落としてザルで洗う」ジャーッ

提督「野菜を洗う作業は意外と仕上がりの匂いや味に影響するから具材によって変えるといい」

提督「…今回はしっかり洗おう。食感も苦手ということだから、さらに刻んでこま切れに」ギュッギュッ


提督「この材料をコンソメ鍋に投入、蓋をしてじっくり煮込む。この間にシーフードミックスを解凍しつつ、ホワイトソースの準備だ」

提督「フライパンにバターを広げて小麦粉をダマにならないよう炒め、馴染んだら牛乳とコンソメ鍋のスープを少しずつ混ぜる」

提督「出来上がったホワイトソースにシーフードミックスを投入、馴染んだらコンソメ鍋にホワイトソースを流し込む」カッカッカッ


提督「あとは煮込みつつ、塩コショウ、おろしたショウガやニンニクで香味付けを」

提督「とろみが足りなければホワイトソースを足したり調整すれば…」



提督「完成、きのことシーフードのシチューの出来上がりだ」

提督「出来たぞ。白ご飯とパン、どちらで食べる?」


朝潮「ご飯をお願いします!(クンクン)ほわぁ…いい匂いです…」


提督「了解。ほら、熱いから気をつけて食べなよ」


朝潮「はい!いただきます!(フーフーパクッ)~っ、お野菜がホクホクです!」

朝潮「スープも味がギュッとしててご飯との絡みもいいです!」


提督「うんうん、それは良かった。…それできのこはどうだ?やっぱり気になるか?」


朝潮「あ、そうだキノコ。…うーん、味がわかりません…食感も感じません…確かに食べてるはずなのに…」

朝潮「うぅ…、これじゃ苦手克服とは言えません…」シュン


提督「なに、自分からキノコを食べたって事が重要だよ。食わず嫌いなんて言葉もあるんだ」

提督「自分はちゃんと食べられる!っていう自信をつける所からはじめればいい。今の朝潮はちゃんと食べられてるよ」


朝潮「提督の優しさ、身にしみます…!朝潮、一層の努力を続けていつかこの菌類の化生を克服してみせます!」フンス!


提督「…とりあえず、キノコを敵対視するのからやめような?な?」

巷ではワンコ系朝潮ちゃんが流行しているらしい、うちの子もわりとワンコ気質だ
やっぱり駆逐艦は素直で直情な子が多いからね、かわいいね?やっぱり駆逐艦は最高だz(ry

在庫処理や苦手な食べ物を食す料理四天王の一角、シチュー降☆臨
野菜もしっかり取れて栄養価もバッチリ。作り置きって楽だね?じゃがいもは悪くなりやすいので注意な!

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本日の食材【十割そば】

―――鎮守府前商店街―――

イラッシャー!ヤスイデー!

提督『や、どうも。何か気になる事とかないかい?』

『お、提督さんじゃないかい。お陰さまで何事もなく商売させてもらってまさぁ!』

提督『そう、それは良かった。何か不都合があればいつでも相談して貰えるとありがたい』

『あいよォ!…お、そうだ!今打ちたての蕎麦持ってくるから持ってってくれな!』

提督「あぁ、いや、そんな、貰うわけには…」

『おう蕎麦屋テメェ!狡い真似してんじゃねーよ!提督さんよ!うちの野菜ももってけ!』

『ならアタシん所は鰹節だ!良いの仕入れてんだから美味しく食べとくれ!』

『軍人なら肉だろ!肉!ほら、持ってってくれや!』

オーイ、コッチモモッテケー!ズルイゾテメェ! ワーワー!

提督『あぁ、ちょ、あの…!』

………………………

………………

………

提督「―――と言うわけなんだ…」ハァ


神通「それは…、よ、良かったですね?」


提督「地域住民に故意にしてもらうのはありがたいが、こういう贈り物は賄賂扱いされるからなぁ…」


神通「…(駆逐艦の子達がお手伝いしたり、お菓子を貰ったりするのは黙ってましょう…)」

提督「さて、貰ったのは麺屋から蕎麦、乾物屋から鰹節、肉屋からは牛の切り落とし…」

提督「八百屋からはネギ、玉ねぎ、ニンジン、惣菜屋から袋いっぱいの牛コロッケ…これはあとで皆に分けよう」


神通「こちらの包は…?(ガサガサ)大根に、ごぼう…。しっとりした土も付いてるので掘りたてですね…」


提督「あ、それは帰り掛けに農家のお爺さんが乗っけた奴だ…。だが全員分には足りなさそうだ」


神通「間宮さんに使ってもらいますか?」


提督「いや…俺が貰ったものだ、ちゃんと食べてお礼を言うべきだろう。それがせめてもの礼儀だ」

提督「…流石に一人分にしては多いから付き合ってくれ…蕎麦、嫌いだったっけ?」


神通「お蕎麦、好きですよ。仕方ないので共犯に立候補させてください」


提督「ははっ、仕方ないよな?…じゃ、調理をはじめよう」

提督「まずは鰹節…、鍋に湯を張ってたっぷり投入。沸騰させない温度でじっくり煮立てる」バサァ

提督「その間に他の具材をかき揚げにしよう…ゴボウと玉ねぎ、ニンジンを千切りに」

提督「ボウルに小麦粉と卵をいれてダマにならないようにしっかり混ぜる…。そこに少し出汁と鰹節を混ぜよう」

提督「もう一つ鍋を油を準備して、出汁かき揚げを投入…揚がったらしっかり油を切る」

提督「出汁鍋から鰹節を上げて、牛肉を投入。少し煮立ったら砂糖、醤油、みりんを足してめんつゆに」

提督「肉に火が通ったら小皿に上げて、出汁も鍋ごと流水で冷やす…と」

提督「ここで本命の蕎麦登場。沸騰するかしないかのお湯で茹でる…10割は繋ぎの小麦粉がないから煮過ぎないよう注意」

提督「ちょっと堅めに仕上がったらすぐに流水で冷やす。しっかり水切りした後、盛り付け…ここにかき揚げと甘煮の牛も添える」

提督「そしてめんつゆ、ここに大根おろしをたっぷりいれて蕎麦にかければ…」ジョボボボ



提督「ミックスおろし蕎麦の完成だ」

提督「よし、ササッと食べてしまおう。ほかの子達に見つかると厄介だからな」


神通「ふふっ、そうですね。いただきます…♪(何だかイケナイ事をしている気分…)」


提督「(ズッズズッ)んふー、流石の10割。蕎麦の匂いがガツンと来る、良い仕事してるわ」


神通「そうですね、このお野菜達も自然な甘さが際立ってます。主張せず、しかし協力しあっている美味しさですね」サクサク


提督「あぁ、このそばをここでしっかり味わうことが出来んのが勿体無い…そうだ、今度の休みは店に寄らせてもらおう…」


神通「あ、その…私もご一緒してもよろしいですか…?」


提督「神通もか…うん、そうだな。共犯者だし、一緒に行くか」


神通「…!はいっ!楽しみにしてますね!ふふっ」

神通=鬼教官、サムライ、川内型の苦労担当etc…いろんな神通さんいますがお嬢系神通さんもええんやで?
公私をしっかり分けるなら文句言わない優しさも持ち合わせた嫁候補にしたいメンバーの一人です

普通のお蕎麦なら蕎麦巻きにしようと思いましたがこの10割そば、とても歯応えが良い…というより歯切れが良すぎる
伸びたりしたら、巻きにするにはよろしくない…なので素直に肉そば&かき揚げそばです。鰹だしからは難しいので市販のつゆでどうぞ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【海老】


ヤセンー!ヤセンノジカンダー!

提督「…もうこんな時間か。んー…!急ぎの仕事もないし今日はもう終わるか…」ノビー

提督「作戦の余韻も抜けて日常が戻ってきたな…。久々に川内の夜戦時報(22:00)を聞いた気がする」

提督「さて…今晩は素直に寝るか、それとも軽く晩酌でもして寝るか…」


隼鷹「ていとくー、お仕事どーよー?」ガチャッ


提督「おう、今一区切りつけたところだ。急を要するモンもないし今日はこれで終わろうかと」


隼鷹「ほー、そいつぁイイコトを聞いたよ。ならアタシと飲まない?」

隼鷹「さっきまで部屋で飲んでたんだけどねー?飛鷹が『これ以上騒ぐならシメる』って顔で睨んできてさー…」


提督「そりゃ相部屋なのにやかましくしていれば怒られるさ、お前が悪い」


隼鷹「まーねぇ、この前のへべれけ事件以来飛鷹ってば極端にお酒を敬遠するようになっちゃって…」

隼鷹「一緒に飲む相手がいない寂しさを飲んで忘れようってのは悪いことなのかねぇ」ヤレヤレ


提督「むしろ煽ってるようにしか思えないぞ、その行動」


隼鷹「や、飛鷹も我慢できずに飲み始めないかなーとかおもってね?」


提督「酒の問題を酒で解決しようとするな…」ハァ

隼鷹「で、どうどう?付き合ってくれない?今なら美人さんのお酌がついてくるよん?」


提督「黙っていれば、という言葉が頭につくがな?…まぁ構わんが」


隼鷹「話がわかるゥ!じゃ、アタシはここでグラスやら準備しておくから、提督はつまみをよろしくねー」


提督「あいあい。…言っておくが長時間酒盛りするつもりはないからな。これが終わったらお前もさっさと寝ること」


隼鷹「うぇーい…、まぁ仕方ないかー…」


―――――――――

――――――

―――

提督「さて、つまみか。…揚げ物を適当にでいいか」ガチャッ

提督「小麦粉、卵を準備して…。材料、なにかあるか?(ガパッ)…お、冷凍庫にむきえび…エビチリもいいなぁ」

提督「…一種類だけってのも味気ないな、フリッターにして色々作るか。そっちのほうがいい」

提督「玉ねぎと各種調味料…あと木っ端野菜の浅漬けも揃えて、よし」ゴソゴソ



提督「では調理を始める!」

提督「ではフリッターから始めようか、卵を卵黄と卵白と分けて…まずは卵白、塩を少し足して冷やしながら混ぜることでメレンゲ状に」

提督「卵黄には小麦粉をダマにならないように混ぜて、よく馴染んだところで両方を混ぜる」


提督「むきえびは必要量を湯でる、臭い消しにネギやおろしショウガを一緒に茹でてもいいが、今回はナシで」

提督「湯切り後、キッチンペーパーでしっかり水分を取って粉振り、そのままフリッターの衣へ投入」

提督「おっと、油の準備を忘れてた…たっぷりの熱々の油に一粒ずつくっつかないように気をつけながら投入」

提督「表面がキツネ色になったらキッチンペーパーにあげて油きりと熱冷ましを…と。これでOK」


提督「ここからはソースだな。簡単なやつから…、まずは玉ねぎをみじん切りにしてレンジでチン」

提督「それにスイートチリソースを混ぜて、一種類目」

提督「ケチャップとマヨネーズ、そこに塩コショウで味を調整してレンジでチンした玉ねぎを混ぜたオーロラソース」

提督「大根おろしとポン酢を足した和風おろし」

提督「レモン汁とオリーブオイルと酢を少々、そこに黒胡椒をゴリゴリ…っと、これでピリッとサッパリ洋風ソース」


提督「あとは…浅漬けの素でつけておいた大根の葉や余り物の人参と玉ねぎをみじん切りに」

提督「マヨネーズと酢で混ぜ合わせて、塩コショウで整えたらなんちゃってタルタルソースの出来上がり」



提督「…よし、エビフリッターと5色のソースの出来あがりっと」

提督「(ガチャッ)おう、飲んだくれ。つまみが来たぞ」


隼鷹「おぉっ、まってましたー♪…ほほう、フリッターかぁ…中々良いもの作ったねー?」


提督「何の酒か聞き忘れたからな…まぁ日本酒でも洋酒でもこれなら何でもイケるだろ」


隼鷹「そだねぇ、んじゃオーロラから…いただきまーっす」パクッ

隼鷹「…ふははっ、このジャンキーな感じがやっぱりいいねぇ!お酒も進むよぉ」


提督「ジャンキーって…、お前が作る本格派なモンと比べればどんな料理も手抜きだろうが。レトルトよりは手をかけてんだぞ?」

提督「…ったく、(ジュワッ)…うん、やっぱ和風も合うな。エビ天のサクッもいいが、このカリっとした違う食感も面白い」


隼鷹「ごめんごめん、このタルタルも良いアイデアだと思うよ?アタシだったら材料なけりゃ諦めるし」

隼鷹「チリソースもだけど、玉ねぎでかさ増しと食感を追加するってーの?発想は男の人っぽい感じ。素敵じゃないのー」ケラケラ


提督「褒められてるのに、褒められてる気がしない感想をどーも」


隼鷹「ははーん?提督、拗ねてる?拗ねてるでしょ?かーわいーんだぁー」ウリウリ


提督「うっさい、お前限定で禁酒令出すぞコラ」


隼鷹「はいはいごめんなさーい、んーウマウマー♪」

隼鷹さんはお嬢なの?それとも悪友?どっちも楽しめて一人で二度おいしいお人ですよ
陽気でお嬢様で気安くて思慮深くて仲間思いな彼女、今なら練度次第で改二も付いてくる!え?今更?

今回はエビのフリッターです、衣自体に味付けをしてそのまま食べるってのもアリですね
良く惣菜コーナーで売ってるエビチリもフリッターを使っている事が多いです。ソースが決め手のおかずですね

タルタルに使った浅漬けはタッパーに浅漬けの素をいれて、使いにくい余り物野菜を色々入れるだけ
朝の箸休めやタルタルやお茶漬けにも使い道が出来てオススメ、生ゴミが減るって…!?エコだよそれは!

リットリオちゃんのお料理教室に私も通いたい

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

申し訳ない、今仕上げてます。ちょっと遅れる、たぶん投稿は40分前後から

本日の食材【チョコレート】


叢雲「……」ツーン


提督「……」チラ


叢雲「……」ムッスー


提督「…なぁ」


叢雲「……」イライラ


提督「そんなに楽しみにしてたなら…」

バンッ

叢雲「書類不備」キッ


提督「…すまん」

提督(…いや、間宮のお茶請けを彼女の分を取り置きしてなかったのは確かだが、いらないって言ったじゃないか…)

提督(だから遠征帰りの子に振舞ったのに…理不尽だ…)


叢雲「手が止まってるわ」ジロッ


提督「…あいよ」

叢雲(ったく、この朴念仁は気が利かない!もう少しで終わるから今はいらないって!済ませませてゆっくり食べるって事でしょ!)

叢雲(しかも間宮さんのチョコチップアイスは私の好物だってアイツもわかってるでしょうに…!あーっ、もう!)


提督「(カリカリ)…これでおしまいだ」カタッ


叢雲「お疲れ様。…はぁ、私、もう帰るわ…。急を要する書類が回ってきたら呼んでちょうだい…」


提督「…あ、そういえばちょっと頼みたいことが―――」


叢雲「…なによ」キッ


提督「そう睨むなって…、実は近所の婦人会に御呼ばれしてお茶会をする事になってな?」

提督「手土産をなにか持って行く予定なんだ。高価なものは賄賂扱いで出せないからな、菓子あたりを作ろうと思ってる」

提督「すまんが試食を手伝ってもらえるか?」


叢雲「…ふん、ご機嫌取りのつもり?短絡的…いいわ、付き合ってあげる」


提督「…ありがたい」

提督「―――さて、どうするか…。お茶会に出しても不自然じゃなくて叢雲の好みにあう物…」

提督「アイツ、チョコ系好きだったよな。しかも甘すぎるのはダメ、と…ストレートティに合わせると言えば良い」

提督「お茶請けと言えばスコーン、クッキー、焼き菓子、ケーキ系…和菓子もあるがチョコと和菓子…うーん」

提督「数作れるカップケーキあたりか…その線で行くとフォンダンショコラあたりか?飲み物がアイスでもホットでもイケルし」

提督「となれば材料…バター、薄力粉、卵、ココア…決め手のチョコ、揃ってて良かった…メニューも決まりだな」


提督「では調理を始める!」

提督「まずはボウルに卵と砂糖を入れてしっかり混ぜる。大体混ざったら薄力粉とココアをふるいにかけながら少しずつ混ぜる」

提督「次、チョコを溶かす、バターとチョコを別容器でレンジでチン、少しずつお互いが馴染むまでしっかり混ぜる」

提督「出来上がったものを生地と混ぜ合わせてカップへ注ぐ」トポポ


提督「オーブンは予熱200℃で準備しておいて、180℃で焼き上げるだけ…。あとはお茶を準備しておこう」


提督「ヤカンでしっかり沸騰させたお湯をティーポットへ、その湯をティーカップに注いでそのお湯は捨てる」ジャパッ

提督「…なんだっけ、紅茶を入れるときはお湯の温度が味と香りを左右するのデース!(by金剛)…だったか?」

提督「冷たいポットやカップだとお湯の温度が下がって美味しくないって言ってたな…こんな所で役立つとは思わなかった…」

提督「二度目も捨てて、三度目で茶葉を通す…高所から注いで茶葉を躍らせるとか空気を含ませるってのは流石に無理だな…」

提督「…で、あとは茶葉を蒸らす時間を間違えないようにするんだったな…よし」


提督「フォンダンショコラのティーセットの完成、っと」

提督「…どうぞ」カチャッ


叢雲「…何?試食と言いながら一品だけなの?それなら試食の意味ないじゃない」


提督「元からレパートリーは少ないし、菓子作りは久しぶりでな?出す相手が女性だし意見が欲しいと言うだけだ」


叢雲「…いただくわ(ムグッ)―――!」パァァ

叢雲「っ、…ま、まずまずじゃないかしら?ただ、ちょっと甘すぎる気もするわ」ゴホンゴホン


提督「そりゃ紅茶と合わせるつもりだかな。とりあえずストレートでどうぞ、渋ければミルクティーにもできるからな」


叢雲「ふん…(コクッ)、…うん、いいんじゃないかしら?」


提督「それなら良かった…さて、仕事上がりのお茶会…楽しんでいただけましたか?お嬢様」


叢雲「執事のくせに感想を欲しがるなんで三流よ?…ご機嫌取りとしては上々だけど」フッ


提督「俺は執事じゃないからな。ご機嫌が治ったならそれ以上はないさ…同席しても?」


叢雲「えぇ、アナタの分は私が用意するわ」

叢雲さんマジムラムラする、改二の髪の毛をもふもふしたい。しかもあの長年連れ添ってきたような雰囲気、素敵すぎる
初春もそうだけど駆逐艦のモフモフヘアーが好きすぎて困るな、撫で回したい。もふもふ

チョコ素材となればお菓子系にせざるおえないな、となればティーセットもご愛嬌
本格的なお店で紅茶は飲んだことないですが、ティーバッグでも上記の入れ方で結構味も香りも変わるからびっくり
ぜひお試しあれ

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【ひよこ豆】



提督「(カリカリk)…っくしょん!くそ、今日は冷えるな…。遠征の子達は大丈夫だろうか…」


祥鳳「そうですね…、海上ではもっと冷えるでしょう。とはいえ艤装の熱もありますし風邪っぴきになる子はいないと思いますが」


提督「それでも寒いことには変わりないだろう。…祥鳳はそのスタイルで寒くはないのか?」


祥鳳「えぇ。私、結構代謝は良いんですよ?この程度の寒さ何てこと…も…っ」クシュン!


提督「その服じゃ寒くて当然だろうに…無理せず上着を羽織ってきてもいいんだぞ?」


祥鳳「い、いえ、職務中はいつでも正装でいるべきです!お気遣いはありがたいですがこれはルールなので!」ムン!


提督「うん、まぁそこまで言うなら強制はしないが…体調管理はしっかりな?」


祥鳳「もちろんです!」

―――――――――

――――――

―――

提督「―――ってちゃんと言ってたよな?」38ド…カンゼンニカゼダナ


祥鳳「ふぁ、ふぁい…」inオフトゥン


提督「まぁ済んだ事は仕方ない、体調は崩すときはどうしようもないもんだ。幸い今日の執務は少ないからゆっくり休むこと」


祥鳳「ずみまぜん…」ズビビ


提督「気にしなくていいさ。いつも世話になってる事を考えればこれくらい軽い軽い。じゃあな」


パタン


提督(…さて、他の風邪っぴき達の分も含め身体の温まるものでも作ってやるか)ポキポキ

提督「さて、風邪の時は温かいものを食べさせて新陳代謝を良くするのが一番。野菜とタンパク質だな」ゴソゴソ

提督「お、ひよこ豆か。量も栄養価も申し分なし、メインはこれで…他の野菜は人参、玉ねぎ、ジャガイモ…とくれば…」

提督「めっけ、ホールトマト。ミネストローネだな、肉は何でもいいが…鶏ミンチにするか」

提督「あとは病人用にショウガとニンニクを準備して…よし」



提督「では調理を始める!」

提督「まずはひよこ豆を戻すところから、沸騰させない温度で茹でる…アクとりは忘れずに」コトコト

提督「その間に野菜準備だ。ニンジン、玉ねぎ、ジャガイモの3/4を賽の目切りに、残りをすりおろす」ズリズリ

提督「フライパンを準備、サラダ油を少しだけ引いて鶏ミンチをそぼろに。味付けはまだせずに小皿へ」ジャッジャッ


提督「ひよこ豆が柔らかくなってきたら、一度お湯を捨てて軽く水洗い。浸かる程度の水を張って温める」ジャーッ

提督「そこにコンソメスープの素と賽の目切りにした野菜を投入、火が通るまで中から弱火でアクとりしながら煮込む」

提督「火が通ったらホールトマトを一度器にだし、大きめの塊を潰してから鍋へ。一緒におろした野菜も投入」タパパッ


提督「全体的にトマトが馴染んだらそぼろミンチ、おろしショウガとニンニクを入れて塩コショウで味を整えたら盛り付けだ」

提督「皿に注いで、粉チーズとドライパセリとバジルを添えて…」パッパッ



提督「完成、ひよこ豆の野菜たっぷりミネストローネだ」

コンコン


祥鳳「…?はい」ケホッ


提督「ちゃんと寝てたか?」


祥鳳「て、提督…?どうかなされたのでっ、けほっ…」ウゥ…


提督「良いから寝てろ…風邪の時は栄養付けるもんだからな、これを作ってきた」コトッ


祥鳳「ありがとうございます…。ご迷惑をおかけしてしまいましたね…」


提督「気にすんな。第一、他の子もダウンしてたりするから今日は臨時休業みたいなもんだ。それに過ぎたことは仕方ない」

提督「今はしっかり飯食って、身体治して、いつでも大切な人達を守れるコンディションに戻すようにする事を考えるべきだ」


祥鳳「そうですね(クゥーッ)っ!?…料理、もらえますか?実はお腹が減っていて…」モジモジ


提督「はは。ほら、熱いからゆっくり食べな」


祥鳳「はい、いただきます。(フーフー ズズッ)…美味しい、野菜の甘さとトマトの甘酸っぱさが丁度いいです…」


提督「それは良かった、ちゃんとお腹が空くならすぐ治るだろう。食べたらしっかり寝て、明日からまた頼むよ」


祥鳳「はい、ありがとうございます!では、またあした…」

祥鳳さん、なんであんな露出服なん?いや、素敵だけど中身淑女さんなのに…天然なの?
真面目な風紀委員さんタイプ、でも素直でやさしいところもあって後輩に愛されるタイプお人ですね

今回のミネストローネはなんちゃってミネストローネです。実際にはもっと手間暇かけて作ります
金剛のトマトリゾットに近い出来になるので、ご飯投入してリゾットにするのもアリかと
ひよこ豆は今回レトルトパウチの水煮を使いましたが、乾燥ひよこ豆は戻すのに時間がかかるみたいですね。大変だ…

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【人参】

???「ぅおびゃぁぁぁぁぁぁっ!」バンッ!


提督「!?」


卯月「しっ、しれぇかぁ…か、匿っ…」パクパク


「卯月ちゃーん!何処ですかー!?」


卯月「くぁwせdrftgyふじこlp!?」バタバタ


提督「お、おい、机の下は隠れる場所じゃ…卯k―――」


鳳翔「失礼します、提督。ここに卯月ちゃん来ませんでしたか?」ガチャッ


提督「ほ、鳳翔さん?卯月なら―――」


卯月「―――!!―――!?」ブンブンブンブン


提督「…見てませんね。何かありましたか?」


鳳翔「いえ、余りにも好き嫌いが多かったので“注意”してたんですが、途中で逃げてしまったので…」


提督「あぁ…なるほど…」


鳳翔「執務中失礼しました。…全く、隠れてその場しのぎするような悪い子にはお仕置きも考えないと、ですね」


提督「あは、あはは…」


卯月「」チーン

提督「…さて、説明してもらうぞ」


卯月「ぅみゅぅ…、い、言わなきゃダメっぴょん…?」


提督「…鳳翔さん、まだそこらへんを探してるはz」


卯月「嫌いなお野菜をやよぴょんに食べさせてましたぁ!」ビシッ


提督「素直でよろしい。…で、それが鳳翔さんにバレたと」


卯月「うぅ…、うーちゃん悪くないっぴょん、あの赤いアクマがワルいっぴょん!」

卯月「アイツのせいで美味しいハンバーグが台無しっぴょん!断固抗議すべきっ!」


提督「赤い悪魔…って人参か?お前、いっつもぴょんぴょんしてるクセにニンジンがダメって…」


卯月「ウサギが好きだからってウサギの好きなニンジンが好きとは限らないっぴょん!って、この前見たアイドルも言ってたぴょん!」


提督「まぁ道理だな…言い分はわかった。鳳翔さんはどう思います?」チラッ


卯月「ぴっ…!!?!?」ビクーン!


鳳翔「そうですね、一理あります。しかし野菜嫌いでいてもいいという理由にはなりません。さぁ、克服しましょう?」ニッコリ


卯月「…残念、卯月の命はここで潰えるのでありました…ぴょん」ガクブル


鳳翔「…はぁ、提督?少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」


提督「ん、わかってる。とりあえず試してみるよ」


鳳翔「お願いいたします…」

提督「―――と言うわけで苦手克服、やるぞ」


卯月「ぃやだ~、いやだ~…でも鳳翔さんの方がこわぃ…」


提督「なら改善の見込み有り、って所まで頑張れ。そうしたら庇ってやれるから…俺でも苦手なモノもあるんだし」


卯月「が、がんばる…ぴょん」


提督「やる事は至って簡単、自分で作って自分で食べて、美味しければ改善するだろう作戦。材料はここに準備するから待ってろ」


卯月「ぁい~…」


提督「さて、準備するのは砂糖、生クリーム、卵、人参と塩、沢山の氷と…人参。これだけ」



提督「さて調理を始める!」

卯月「…ぴょん」

提督「じゃあ、まず人参をフードプロセッサーですりおろすぞ。入る大きさまで切ってみろ」スッ

卯月「とん、とん、とん…これでいいっぴょん?で、フードプロセッサーに…入ったっぴょん」ゴロゴロ

提督「よし、そこに砂糖と生クリームを少しだけ入れて、滑らかになるまで回すんだ」

卯月「ぐぃぃぃぃぃん!なんちって―――ってすごいっぴょん…ちょっと綺麗な色っぽい?」

提督「だろ?でもこのままじゃニンジンの生臭さがひどいからな、弱火のお鍋でコトコト火を通すんだ。焦がさないようにな?」

卯月「りょ~かいでーっす!コトコトグツグツぴょーんぴょんっ」マゼマゼ


提督「じゃ、こっちも準備するか…大きいボウルとそれよりちょっと小さいボウルを準備、大きいボウルに氷を敷き詰めて」ガラガラッ

提督「その氷に塩を振る。これで氷の温度が0度より下がるようになる…そこに小さいボウルをセットする窪みも準備して、と」

提督「冷やす準備はOK…卯月?ニンジンの具合はどうだ?」

卯月「甘い匂いがしてきたっぴょん…多分焦げてないはずっぴょん」クンクン

提督「そうなれば十分だ。火を止めてこっちに来て…この小さいボウルに卵黄と砂糖を投入して一気に混ぜるんだ」っハンドミキサー

卯月「了解!いくっぴょーん!」ギュィィィィン!

提督「いい感じだ。充分混ざって白っぽくなったら、そこにニンジンと残りの生クリーム、バニラエッセンスを入れて馴染ませる」

卯月「馴染ませるだけ?がっつり混ぜなくてもいいっぴょん?」

提督「それは今からだ…よし、大きいボウルに小さいボウルをセットして、泡立て器でひたすら混ぜるんだ!」

卯月「はぁ~い!やるっぴょーん!」フンス!

―――数分後―――


卯月「うぎぎ…重い、っぴょん…!」グギギ


提督「そりゃどんどん固まっていくからな…。まぁこんなもんか、混ぜるの止め!」


卯月「うへぇ…疲れたっぴょん…」フゥ


提督「あとは盛り付けて食べるだけだ」


卯月「づがれだっびょ~ん…」グデーン


提督「…ほれ」っアイス


卯月「あ~…(パクッ)―――!美味しいっぴょん!」


提督「だろ?これは卯月ががんばって作ったキャロットアイスだ。ちゃんと食べられたな」


卯月「うーちゃん、これならいくらでもおなかに入るっぴょん!もっともっと~!」アーン、アーン!


提督「沢山作ったし、睦月型のみんなを呼んで食べよう。一人で食べるより美味いぞ?」


卯月「わかったっぴょん!卯月、いってきまーす!ぴょん!」

うーちゃん、げんきだぴょん!悪ガキちっくだけどこんな姪っ子がいたら可愛がること間違いなし
素直に言ってくれる分、良い関係が築けるはず。甘えたがりなうーちゃんはいかがぁ~?

二回連続でデザート系になってしまいましたね…苦手克服は好物でするもの=子供っぽいなら甘味=アイスとしました
レーズンや湯煎で溶かしたチョコを混ぜて色々とアレンジできるので手間を惜しまないなら好みのアイスがつくれますよ?

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

訂正>>359 指摘ありがとうございます
×提督「さて、準備するのは砂糖、生クリーム、卵、人参と塩、沢山の氷と…人参。これだけ」
○提督「さて、準備するのは砂糖、生クリーム、卵、人参と塩、沢山の氷…これだけ」

寝落ちしてた…スマンね、今から投稿

本日の食材【豆腐】


五月雨「聞きました提督!お料理教室、私も参加したいですっ!」


提督「そんな事実はありません」カリカリ


五月雨「えっ、うそ!?えっ、あれぇ…?」


提督「…カタンどこでそんな噂話を聞いたんだ?」


五月雨「えっと、卯月ちゃんからです…。『むふー、うーちゃん司令官と一緒にお料理したっぴょん!(ドヤァ)』って」


提督「まぁ間違いじゃないが…、それはアイツのニンジン嫌いを何とかするためにやったんだわ」

提督「第一、俺が教えられるのはパパッと適当に作る料理で本格的にやるなら間宮さんや鳳翔さんに教わるほうがいい」


五月雨「あうぅ…そうなんですか…」ショボーン


提督「ま、その向上心は大切だから、必要になるまで大事にしまっておくといい」


五月雨「…そうですね。はいっ、わかりました!」


提督「…さて、その代わりとはいかないが簡単に賄い作るのを見ていくか?参考になるかはわからんが」


五月雨「いいんですか?!ぜひお願いします!」

提督「さて、今日は何にするか…五月雨は何か作ってみたいものとかあるか?」


五月雨「えっ?そ、そうですね…一汁一菜の基本位は作れるようになりたいとは思います」

五月雨「春雨のように料理が得意…まで行かなくても、時雨や涼風くらいの嗜みは心得ておきたいな、って…」


提督「なるほどな…では汁とおかず一品を作ろう。和、洋、中、どれにする?」


五月雨「えっと、和で。時雨も涼風も和風だったから、教えてもらったらその後も一緒にがんばれるし」


提督「良い心がけだ、じゃあこの中から適当に材料選んでみて?」トントン


五月雨「はいっ!…和、風ならお味噌汁…お豆腐…油揚げ…大根…あとなんだろう…?あ、白菜も入ってたような?うん、これで!」


提督「ん、了解…お味噌汁の具だね。おいもさんやゴボウ、ネギ、お麩なんかは入れないのかい?」


五月雨「あぁっ!そ、それも追加で!」アセアセ


提督「いやいや、全部入れる必要はないよ?五月雨のお味噌汁なんだから。…だから材料はこれでやろう」



提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜をカットする。葉野菜はザク切り、根菜は短冊、千切り、いちょう切り、何でも構わない」ザクッザクッ

提督「ちゃんと口に入る大きさで火が通るようにするなら飾り切りに挑戦するのもいい…俺はできないが」


提督「鍋にダシの素を入れて野菜を茹でる。出汁は何でも…鰹、昆布、合わせ、いりこ…いろいろ試して好みを見つけてくれ」

提督「そこに水洗いしたカット野菜を投入、火が通るまで沸騰させないように煮込む」ザポン

提督「煮込む時に沸騰させると香りが飛んでしまうとかよく言われるな…」

提督「俺は特に気にしないが、そこまで手間じゃないしやるに越したことはないだろうから覚えておいて損はないな」


提督「で、その間におかずを作ってしまおう」

五月雨「・・・あっ!おかずのことすっかり忘れてました!ど、どうしましょう・・・!?ざ、材料選びます!?」

提督「だろうね、でも食材種類が少ないからと出来ないわけじゃない。お豆腐を手のひらに乗せて座布団形にカットしていく」スッスッ

提督「カットしたお豆腐はキッチンペーパーでしっかり水を切る、そして表面に小麦粉をまぶしていこう」ギュッギュッ

提督「フライパンに油をひいて、表面をパリっと焼き上げる。表面に焼き目が付いたら準備しておいたお皿に盛り付けておく」

提督「フライパンはそのままでザク切りにした白菜を炒めてそこにお味噌汁の鍋からダシを少し入れる」

提督「ダシが行き渡ったら砂糖、調理酒、みりんをいれて馴染ませ、仕上げに水溶き片栗粉を投入…これで和風あんの完成」

提督「これをお皿のお豆腐にかけて和風あんかけ焼き豆腐の出来上がり、お味噌汁も仕上げるよ」


提督「油揚げを千切りに、お豆腐を賽の目切りにしてゆっくり投入。そして最後はお味噌、火を止めてこれをゆっくり溶かしたら…」



提督「和風お豆腐セットの完成だ」

提督「と言うわけで、いただきます」スッ

五月雨「い、いただきます!」パンッ


提督「…どうだ?」


五月雨「美味しいですね!なんていうか、そのあったかい味です!」


提督「そりゃそうだ、何の捻りもない普通のお味噌汁だから基本を押さえれば不味く作るほうが難しい」


五月雨「あんかけ豆腐も美味しいでふ!(ゴクン)白菜のシャキシャキとお豆腐のもっちり肉厚です!」


提督「それは良かった。さて今回の料理は勉強になったか?」


五月雨「(モグモグ)…?」


提督「…料理、勉強するんだろ?」


五月雨「(ポク ポク チーン)…あっ?!えっ、いや、忘れてたとかじゃなくって、そっ、その…!」


提督「…料理ができるようになるまでの道のりは長そうだなぁ」


五月雨「あうぅ…」

五月雨ちゃんはドジっ子ですが、そこにポンコツを足してハイブリッドにするとか…改二、ありませんかね?
おしとやかでしゃらんらーな雰囲気に親しみやすい雰囲気が加わり最強に見える

お豆腐は常備すると悪くなるのが早くて困る、けど買っておかないといざという時物足りなさを感じてしまう…そんな名脇役さん
キッチンペーパーで水気をおとして冷凍すると良いらしい?私はそこまでやらないので詳しくは知りませぬが

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本日の食材【里芋】


加賀「…終わりました、こちらの書類確認を」ペラッ


提督「ん、…問題ないな。今日の執務は終了…っ」ノビー


加賀「お疲れ様でした。…提督、このあとのご予定は何か?」


提督「ん?んー…約束も何もなかったと思うが…」


加賀「では空母寮の会合に参加されませんか?会合、といっても簡単な食事会のようなものですが、お酒も出ますので」


提督「おー…、心惹かれるものがあるな…。誰が参加するんだ?」


加賀「今日は大鳳、瑞鳳の艤装整備、瑞鶴と天城、葛城の明日の出撃準備組以外はおそらく全員参加です」


提督「ほぅ…結構参加率高いのか」


加賀「まぁ人数が少なくても、会合が飲み会に変わるだけなので問題ありませんが」シレッ


提督「あぁ、理由をつけて飲みたいだけなのな…」


加賀「それで、各参加者は適当な一品を持参する…というルールなので提督も一品お願いします」


提督「なるほど…分かった、何か出したらダメな物とかはあるか?」


加賀「ありません。五航戦のあの子がいる時に七面鳥を調理して出したこともありますし」


提督「鬼か」


加賀「いいえ、加賀です。楽しみにしてますね…では失礼します」バタン

提督「―――さて一品か…一品といっても、皆でつまめる物がいいよな?そういう場だし…」

提督「ならば、揚げ物、炒め物、煮物…あとはサラダとかか?そこらへんだな…」ゴソゴソ

提督「量を作るとすれば、炒め物か煮物だが…里芋が結構あるな、里芋なら煮物か…うんそうしよう」

提督「だが、流石に量が足りない…人参やゴボウ、レンコンもあるが、人数が人数だし…」ウーン

提督「…そうだ、芋だんごにしよう。そうすればかさ増しもできるし一石二鳥…方針決定」



提督「では調理を始める!」

提督「まず下ごしらえ、里芋、ニンジン、ゴボウ、レンコンすべて洗って皮をむく」

提督「ニンジン、ゴボウ、レンコンは乱切りに、里芋は煮えやすくなる位の適当な大きさにカット」トントントン


提督「鍋を準備して里芋とゴボウをアク取りしながら先に茹でる…火が通ったらザルにあげて里芋とゴボウを分ける」ザパァ

提督「鍋にニンジン、レンコン、茹でたゴボウを入れて、鰹だしを溶かす。砂糖、醤油、みりん、酒を加え弱火でゆっくり煮立てる」


提督「その間に芋団子を作ろう。柔らかくなった里芋をマッシャーやフォークを使って潰す。粗挽きでもしっかりでも構わない」

提督「そこに小麦粉を足してしっかり混ぜ合わせ、一口大の円形に形成する…っと」グニグニ

提督「芋団子を油をひいたフライパンで表面に焼き目をつけてカリッと仕上げる」

提督「焼き目が付いたらそこに醤油とみりんを混ぜたタレを回しかけ、ひっくり返して両面に香りと味を付ければ芋もち完成…っと」


提督「鍋の野菜が煮えたら、あとは芋団子を鍋に入れて馴染ませたら…」



提督「里芋団子のごった煮の出来上がり…鍋ごと持っていくか」

―――空母寮―――

コンコン

加賀「…きましたか、ちょっと出てきます」


エ、ゼンインイルヨネ?
タイホウカ ズイホウジャナイカシラ
カガサンダレー?


提督「よ、お邪魔するよ」


エッ、テイトク!?
チョ、キイテナイ!ナンデ!?
ミ、ミナサンオチツイテ…!
ヒャッハー!マツリダァー!


提督「…加賀、俺が参加するって言ってなかったのか?」


加賀「えぇ、参加不参加は自由ですので」

バタバタ…!

赤城「く、来るなら来ると教えてくれてもいいんじゃないの!?あぁ、恥ずかしい…!」アセアセ


加賀「サプライズ成功ですね、やりました」ドヤァ…


提督「サプライズの範疇超えてるよ、この惨事」


加賀「では提督の一品をいただきます…これはなかなか良い物ですね。状況も含めお酒が進みます」クピクピ


提督「あぁ、うん、そうだな…お前はそういう奴だよな…ははっ」


アー、モー!ドウニデモナレー!
コレハキブンガコウヨウシマス
テイトク、ドノクライノメバワスレテクレルカシラ…
…オレ、アシタモシゴトガアルカラナ?



※このあとめちゃくちゃ飲み明かした

加賀さんって結構おちゃめなのも可愛くね?と心で思ったとき既にこんな加賀さんになってた…
正妻のデレ加賀さんも素敵だけど、クールで茶目っ気たっぷりなこんな加賀さんがいてもいいよね?

ごった煮含め、煮物は醤油加減や調味料間違えたりしない限りはかなり安牌な料理となっております
しかも材料はよほどの物じゃなければ何でも突っ込めるので、作り置きに最適。作り過ぎにも注意

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【イカ】


提督「ん、んー…。そろそろ休憩するか…」


名取「お、お疲れ様です!これ…お茶、どうぞっ」コトッ


提督「お、助かる…ありがとう(ズズッ)。…そういえばお茶菓子がここに…(ゴソゴソ)あったあった、名取の分もあるから一緒にどう?」


名取「いえ…、私はいいです…。提督さんだけで(クゥルル…)―――っっっ?!」


提督「あはは、身体は素直じゃないか。別に遠慮することはないんだぞ?」


名取「あ、あの、そういうわけではなくて…じ、実はダイエットを…ですね…」


提督「ダイエット…?そんなに太ってるようにも見えないが…」


名取「でも、お姉ちゃんと一緒に沢山お肉食べたり、鬼怒ちゃんや阿武隈ちゃんと一緒におやつ食べちゃって…その…」


提督「気になっている、と…」


名取「はい…、で、でもですね!?今のは違うんです!お昼をちょっと控えめにしてたから…」


提督「名取名取、食事量を減らすだけのダイエットはおすすめしないぞ。空腹はストレスになって集中力が薄れる」

提督「海上で意識散漫にしてて、名取がいなくなった、なんて俺は考えたくない。…だから、な?」


名取「あ…はい…」シュン…


提督「ということでサラダでも作るからお腹に入れておこう。ダイエットは栄養とかそういうこと考えながらね?」


名取「…はい、わかりました」

提督「食べやすいサラダ、それでヘルシーかつ栄養もしっかり…か、うーん」ゴソゴソ

提督「レタス、ニンジン、トマト…動物性タンパク質で鶏肉も…ありゃ、鶏肉ないか…どうするか」

提督「魚…おっ、イカだ。今晩は刺身にして…いや、うん、そうだな、これをつかってマリネにするか。ちょうどいい」

提督「他の魚は…あー、冷凍のネギトロ位しかないか…まぁ十分だな」

提督「あとは調味料各種準備して…よし」



提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜、ニンジンは千切り、トマトは角切り、レタスはちぎって一口サイズに、ボウルに集めて氷水でシメる」


提督「次はイカ、刺身用だからこのままカットしてしまおう。一口サイズにカットカット」スッスッ

提督「ネギトロも流水で自然解凍、この間にドレッシングだな」


提督「オリーブオイル、砂糖、酢、レモン汁を混ぜて、黒胡椒でピリッとさせる…うーん、お醤油もちょっと足して、と…」チョロロ

提督「あとは薬味のおろしショウガを溶かしてOK、新玉ねぎのスライスと青ネギを刻んで…あとは盛りつけだな」


提督「ボウルから野菜を上げて盛り付け、そこにイカとネギトロを混ぜた魚介具を広げる」

提督「その上にスライス玉ねぎ、最後にドレッシングを垂らす。っと、青ネギ忘れてた…これで」パラパラッ



提督「イカとトロのマリネサラダの完成っと」

提督「おまたせ、どうぞ」


名取「これ、お魚のサラダ…?」


提督「そそ、どうぞ?」


名取「は、はい…いただきます…(シャクッ)お野菜がシャキシャキしてて美味しいですね」


提督「そかそか。一応、薄味に作ってあるから物足りないならお醤油かポン酢あたりを足すと良い」


名取「いえ、これで十分です。…イカもコリコリしてて食べごたえがあります」ムグムグ


提督「やっぱりご飯は美味しく食べられないとね。ダイエットも良いけど無理なく頑張ろう、ね?」


名取「提督さんがおっしゃるなら…はい、そのように頑張ります!」


提督「うんうん、がんばって」

名取ちゃん、ぶっちゃけちゃうとオドオドしてる子の印象しかない…この子、水雷戦隊の旗艦やってたのにね?
影の努力家ちゃん、アリかもしれない…うちにはいないからどうしても薄味になっちゃう…すみませんね

マリネサラダは鮮度が大切、新鮮なお魚ならなんでも美味しいよ!素敵!
ドレッシングも市販のものを使えばものの数分で作れちゃうからお野菜不足の一人暮らしさんは野菜食べよう!

追記:
改造で名前が変わる子の所属はどちらかひとりになります、ゆーちゃん=ろーちゃんとか大鯨=龍鳳ですね

あと安価スピードがすごいのでコンマ範囲を広げようと思います、『このまま』か『広げる』かどちらかご意見お願いします
『今回は意見を含めた安価のみを採用します』

次の飯テロ材料↓1~3、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理
※艦娘希望も可

本日の食材【ヨーグルト】


提督「…うむむ、どうするか」

提督「確かに最近肉食しすぎたとは思うが…歳かな…っく」グヌヌ

提督「…ダメだ、諦めよう…後々で考えるか…」

―――――――――

――――――

―――

???「―――く、―――とく?」


提督「……」ウーン


???「提督、聞いてますか?」ツンツン


提督「ほわ?おお、すまん、雲龍。ボーッとしてた、なんだ?」


雲龍「いえ、筆が止まっていた御様子だったので…時間も頃合ですし一息つかれては?」


提督「もうそんな時間か…すまん、そうさせてもらう。雲龍はどうする?」


雲龍「お気になさらず、お腹はすいていませんので」


提督「…そうか、じゃあ少し席を外すな」ガタッ


雲龍「はい、ごゆっくり…」

提督「…はぁ、気を使わせてしまった。いや、いかん。悲観することもない、体質改善から考えるか」

提督「とりあえずコーヒーでも…いや、こういう所から考えなきゃいかんのか…難しいな」

提督「とりあえずビタミン系…確か冷凍庫に―――あった、冷凍のベリーミックス」

提督「あとはバナナと牛乳…ん、いや、こういう時はヨーグルトの方がいいか…」

提督「…うーん、ヨーグルトを凍らせてフローズンにしてもいいが、そんな時間もないか」


提督「よし、各材料を小ぶりにカットして砂糖を少々、ミキサーで混ぜれば…」

提督「ヨーグルトのベリードリンク完成、っと…雲龍分も持っていこう」

ガチャッ


提督「すまん、待たせた…ほら」コトッ


雲龍「お早いお帰りですね…これは?」


提督「ヨーグルトドリンクだ…最近腹の具合がアレでな?」


雲龍「あら、そうなのですか…私はいつも快調ですよ」


提督「そりゃ基本素食で運動もしっかりするなら悪くなる理由もないな」


雲龍「お肉がちょっとつきやすいのが悩みですね、どうにかなりませんか?」ムニムニ


提督「流石に体質を何とかするのは無理だな…あと、その発言は一部の子達には嫌味に聞こえるから注意な?」


雲龍「そうですか?結構重くて私としては問題なんですけどね…マッサージで脂肪燃焼という話を聞いたことが―――」


提督「俺は揉まないからな、天城か葛城に言え」


雲龍「葛城にお願いしたら怒られました…ぐすん」


提督「…まぁ、これでも飲んで元気出せ、な?」


雲龍「はい…」

雲龍さん、天然のホワホワお姉さん…相手の視線を気にしなさすぎで世の少年達はムズムズすることになるぜ!Ya-ha-!
初恋が優しい近所のお姉さんとか男の子の夢やん?素敵やん?近所の男の子が男になってカッコイイとか純愛させたいやん?

ヨーグルトはケーキや隠し味以外じゃこれくらいしか思いつかなかったよ…内容薄くてスマンね
でもこれから夏に入ると食欲減衰でビタミン系不足しちゃうから、朝に一杯飲んで登校・出勤とかにオススメ
両方とも冷凍庫に入れておけばひんやり美味しいフローズンシャーベットにすることも、お風呂上がりにでもどうぞ

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

追記:
とりあえず1~5まで広げました、ご意見感謝します

冷蔵庫ならよほど冷気直撃じゃないと凍らないとは思う…冷凍庫ならヨーグルト次第ですね
ホエー(ヨーグルトに入ってる半透明の液)は凍りやすい、加糖だと凍りやすい…だったかな?
小パックを振って攪拌後、製氷機部分に一晩入れればで朝シャリシャリになってます

では本編をどうぞ

本日の食材【コンソメ】


大和「ヒトヒトマルマル…。提督、そろそろ昼食の準備をしないと…。何がいいですか?」


提督「ん、もう飯時?」ンッ


大和「はい、もうランチタイムですよ。で、如何いたしますか?お作りします?」


提督「ん、…大和の料理は美味い、がなぁ…上品すぎて肩がこる」


大和「あら、美味しく食べて頂ければどのような作法でも私は気にはしませんよ?」ニコニコ


提督「それでも、…いや、何でもない。頼んでも良いか?」


大和「はい、承りましたっ♪では暫し席を外させてもらいます。御用があれば…」


提督「ベルな?了解、わかってるよ」


大和「では失礼いたします」パタン


提督「…こういうのは過剰サービスで注意したほうがいいのか…?」

―――――――――

――――――

―――

大和「ふふっ、久々にお料理を任せていただきました。毎回お願いした甲斐がありましたね♪」ニコニコ

大和「っとと、それよりランチの内容を考えないと。各種ブイヨンや食材は準備してますし…何にしましょう」ウーン

大和「…ど、どうしましょう、お出しする事ばかりを考えて作るものを全く考えていませんでした!」オロオロ

大和「えっと、えっと…ビーフシチュー…時間が足りません、パエリアも…あぁ、どうしましょう」アワワ

大和「お、落ち着いて作れるものから…ブイヨン、お野菜、お肉、お魚、ある程度の加工食品もあります…」

大和「…コンソメスープ?いえっ、スープだけでは活力になりません!パンを添えて…」

大和「あぁ、でも提督は上品過ぎると…!しかし、ふぁすとふーどのようなものは…!うーん、うーん…!」

大和「あぁ、どんどん時間が…!もうコンソメスープにするしかっ…?」

大和「…コンソメ?そうです!コンソメで何か…食べごたえがあって、満腹になる…ポトフ、そう!ポトフにしましょう!」

大和「ジャガイモ、人参、玉ねぎ、キャベツ…ロールキャベツ、は時間がないですね…ならばお肉は…ウインナーかベーコン」

大和「…あ、ベーコンは厚切りの物がありますね。こっちにしましょう…!あとはフランスパンを添えれば…!」



大和「大和、いざ参ります!」

大和「まずはジャガイモ、ニンジンの皮むきして、キャベツと一緒に乱切りに、玉ねぎはくし切りですっ」トントントン

大和「これを鍋でアクが出なくなるまで下茹でをします、コンソメスープも準備…!」


大和「その間にお肉、ベーコンを一口大にカットしてフライパンで表面に焼き目をつけますっ!」ジューッ

大和「火を落として焼けたベーコンに黒胡椒で下味を付けます、これで食べごたえも上がるはず…!」

大和「あっ、フランスパンを忘れてました!カットしてトーストに…表面がカリッとなるまで、です!」


大和「煮えた野菜をコンソメスープに!、角切りベーコンも同時に投入!」トポポンッ

大和「…!(ティン)もうひと工夫!ニンニクを刻んでベーコンの残り油で炒める、そこにミックスハーブ!」パラパラ

大和「冷蔵庫からバターを出して小皿に、そこにニンニク炒めを混ぜてガーリックバターに…!」

大和「焼けたフランスパンの表面に塗って…、ガーリックトーストです!」

大和「あとはポトフ…、煮込みは良し!盛り付けて、黒胡椒とバジルをかけて」パララッ


大和「完成です、ポトフとガーリックトーストのランチ、ですっ!」

コンコン


大和「失礼します。ヒトフタマルマル、ランチタイムです提督」


提督「ん…おぉ…飯か。…いい匂いだな」


大和「はいっ!具沢山ポトフです、付け合せにガーリックトーストをご用意しました」


提督「これはいいな、がっつり食べれる…手拭きを、「どうぞ(スッ)」ん、助かる。では…」パクッ

提督「…うん、野菜もホクホクしてて黒胡椒がガツンと効いてる。大きめカットのベーコンも食べごたえがあるな」


大和「ありがとうございます!味に飽きてきましたら、付け合せのガーリックトーストをスープにつけてお食べください」


提督「ガーリックトーストか(チョンチョン パクッ)…なるほど、ニンニクのガツンとした香りと濃厚なバターが合うな」


大和「お気に召しましたでしょうか?」


提督「あの短時間で作れたのなら十分だ…たまに作ってもらうのもいいかもしれんな」


大和「はいっ!大和、よろこんでお作りいたします!」

大和さんの威風堂々とした姿とおっちょこちょいなオロオロ姿、両方ともステキな大和さんです
雷ちゃんがまっすぐ育ったらきっと大和さんのような大鑑巨峰…じゃない巨砲を持つでしょう。え?あれが徹甲だ(ry

ポトフ、ぶっちゃけると洋風おでんです。お好きな材料でゆっくり煮込みください
おでん材料で和風ぽとふ作ってみると意外と美味しい。野菜もたっぷり取れるよ!作りすぎ&食べすぎに注意しよう

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

本日の食材【枝豆】


提督「…っと。よし、本日の執務終了…今日は早く終わったな」

提督「…にしても、最上はどうしたんだ?お茶を入れに行ったっきり帰ってこないが…」


最上「(バタンッ)て、提督!もうお仕事終わっちゃった?!」ハァ、ハァ


提督「おぉ、今の今な。遅かったが―――?それ、持ってるの枝豆か?」


最上「あぁ…えっと、どこから説明すれば…。お茶を入れようと思って、お茶請けがなかったからちょっと商店街の方へ行ったんだ」

最上「それで適当なお饅頭を買った帰り、畑仕事してたおじいちゃんが『採れたてを持ってけ!』ってコレ押し付けられちゃって…」


提督「断りきれずに受け取ってしまった、と」


最上「ごめんっ!賄賂扱いになるって分かってても断りきれなかったんだ…」ショボーン


提督「あのおじいちゃんか、俺も押し付けられた事がある…、断るのはもう諦めたよ」アハハ


最上「そ、そうなんだ…ボクだけじゃなくて良かった…」ホッ


提督「俺たちに出来る恩返しは美味しくいただいて、それを力に海の平和を守る事だな」


最上「そうだね…うん、より一層頑張ろうっ!」

提督「さて、この枝豆どうするか…。最上、食べるか?」


最上「うーん、特には考えてないね…。でも今晩は最上型のみんなで女子会する予定だから塩ゆででもいいかなって」


提督「女子会で塩ゆで枝豆…」


最上「な、なにさ!いつもお酒の席になるから問題ないもんね!あ、料理ができないと思ったの?嗜み程度には料理できるし!」


提督「いや、そこまで聞いてないが…」


最上「うぅ、ボクだって三隈のような料理上手には憧れるさ…でもあまりレパートリーが多くないんだから仕方ないよ…」ウルウル


提督「あぁもう、悪かった悪かった。機嫌なおせって…」


最上「…一品作って」グスッ


提督「…は?」


最上「許して欲しかったら、この枝豆で一品作って。それで許してあげる」ニヤリ


提督「…もしかして、ハメたか?」


最上「つーん、しりませーん。…へへっ」


提督「ふはは…ったく、かなわないわ…。まぁお嬢さんのご機嫌取りをさせていただきましょうかね」

提督「さて、材料は枝豆…。女子会、…ずんだもち?いやいや、お茶会というより飲み会よりらしいから…ないな」

提督「…オイオイどうする?最上にはああいったが俺もあまり思い浮かばないぞ…?やばいやばい、とりあえず冷蔵庫…」ガパッ

提督「野菜、お肉、お魚…うーん、ピンと来ない…付け合せじゃこの量は使い切れないし、豆ご飯じゃお酒は進まない…」

提督「いっそ巾着に包むk…、巾着?…おでん、がんも…じゃない!さつま揚げ!さつま揚げにしよう!」

提督「ならば話は早い。白身魚、人参、玉ねぎ、ひじきも入れよう。あとはメインの枝豆と各種調味料…よし」



提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜、枝豆を茎からハサミで切り落とす。この時に茎の根元より枝豆の房側をカットするとゆで上がりが早くなる」

提督「ザルに移して、流水で汚れを落とす。鍋に塩を振ったお湯をセット、これで枝豆を茹でるぞ」ジャーッ


提督「次、ニンジン、タマネギを適当にカット。これを下茹でひじきと一緒に下茹でする」ジャボン

提督「白身魚をフードプロセッサーに。そこに砂糖、醤油、ショウガ、酒、みりんを加えすり身に」ウィィィィィン

提督「いい具合になったらそこに下茹でした野菜とひじきを小麦粉と一緒に投入、再びフードプロセッサーで混ぜる…」


提督「その間に茹で上がった枝豆を湯切り、流水で粗熱を取る」ジャーッ

提督「房から枝豆を出す。好みによって軽く刻んでもいいだろう…これをすり身と合わせて整形」ペタペタ


提督「あとは熱した油で表面がキツネ色になるまで中火でじっくり揚げる…っと、タレを忘れてた」

提督「フライパンに鰹だし、醤油、みりん、おろしショウガ…軽く煮立ったら水溶き片栗粉で粘りを出してあんの完成」

提督「できたさつま揚げを盛り付けて、あんをかける…そして刻みネギをパラパラ…っと。よし」



提督「つぶつぶ枝豆のさつま揚げの完成だ」

提督「と言うわけでどうぞ」コトッ


最上「へぇ…さつま揚げにしたんだ。美味しそうだね?つまんでみてもいい?」


提督「もちろん。多分、お酒にも合うと思うが…日本酒?洋酒?」


最上「いや、今日は鈴谷の持ち込みだから多分缶チューハイあたりじゃないかな?じゃ、いただきまーす」パクッ

最上「んー、美味しいね!枝豆のつぶつぶ感と甘辛なあんも良い感じだよ」


提督「そっか、じゃ、俺もひとつ(モグ)…うん、なかなか。…だがこれは酒が欲しくなる味だ」


最上「良かったらくる?提督ならみんな歓迎するだろうし。こんなお土産があれば喜ばれると思うよ?」ニヤニヤ


提督「…まさか、ここまで計算尽くじゃなかろうな…?」


最上「ふふ、どうだろうね?さてさて、提督は女性のお誘いを無下にする人なのかな?どうかな?」


提督「はいはい、負けました…残りも持ってくるから先に他の子達に伝えてこい…」ハァ


最上「それでこそボクらの提督だねっ」イェイッ

もがみんファン多いですよね。ボーイッシュなお姉様、王子様といってもいい、女子校なんて男の夢ですよ。…現実は見ない
イマドキの妹やお嬢様っぽい妹が持て囃される事多いもがみん、頑張れ!負けるな!キミも素敵だ!生えてないよ!(意味深)

今回のさつま揚げですが、白身魚でなくても出来ます。余らせがちな冷凍シャケ等を自然解凍して使っても変わり種っぽくて素敵
ただ、塩鮭や塩さばあたりの元から味がついてるのには気をつけて。辛くなったりするのでね?塩分注意っ!

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

本日の食材【硬くなった食パン】


提督「…ふぅ、書類はもう終わるな…。遠征の報告まで少し時間あるし、休憩挟むか」

提督「にしても夜は静かだ…、だがもうそろそろ―――」


シーン


提督「…」


……


提督「…?川内、騒がないな…何か起きたのか?…出撃も遠征任務もなし、鎮守府待機のはずだが…」


???「…ていとく」ヌゥッ


提督「ぬぉっ!?…せ、川内か…驚かせやがって…どうした?」


川内「ぱんが、おいしくない…」ゲソッ


提督「パンが、って…食パン?(サワッ)あぁ…確かにカチコチだ。いつのだ?」


川内「わかんない、夜食用に買ってたのに放置しちゃってた…。神通が『食べ物を無駄にするな』って…」


提督「そりゃ、自業自得。俺でも同じ事を言う」


川内「だよねー…はむっ」ウゥ…

提督「…、生で食べるよりトーストにしたほうがいいんじゃないか?少しは食べられるようになるだろ」


川内「…じつはこれ、3斤目。トーストはもう飽きちゃって…」


提督「買いすぎだ、ド馬鹿」コツン アイテッ


川内「だから恥を忍んでお願いに来た…お願いっ、何か美味しく食べられるような物に作り直してくれない?」パンッ


提督「…ひとつ条件がある、俺も食うぞ。タダで料理してお前だけが美味しい思いするのは許さん」フン


川内「やった!いいよ、いいよ!もちろんOK、いっしょに食べよう!ね、ね、何作るの?ねぇ!」


提督「いきなり元気になったなオイ…まぁいい。行くぞ、手伝わせるから覚悟しておけよ」


川内「りょーかいっ!」

提督「さて、とりあえず作るのは二種類、パンとパンの耳で一品ずつ。卵と牛乳、調味料で作れるモンだ」

提督「まずは卵と牛乳、砂糖とハチミツをボウルに入れて混ぜる、ほら頑張れ」ドンッ


川内「これ、どれくらい混ぜればいいの?」カシャカシャ


提督「卵の白身が分からなくなる位だな、…よし、そんなもんだ。それにパンの耳をカットしておいた食パンを漬ける」


川内「…!これ、フレンチトーストだ!」


提督「正解、硬くなってるから少し染みさせる時間を長めに取るぞ。その間にパンの耳で一品だ」

提督「油を鍋に準備して温めておく。その間にパンの耳を半分にカット。これを揚げる、油が跳ねるから気をつけろよ」


川内「わかってるって!」ジュワー


提督「で、表面がカリッとなったら油から上げて、キッチンペーパーで油きりをする…ほら、ここに」スッ


川内「あいよっ!」カラカラッ


提督「で、粗熱が取れるのを少し待ってビニール袋を準備、ここに砂糖とシナモンパウダーを入れて、パンの耳も投入」

提督「袋の口を閉めて、パンの耳がバキバキに割れないように加減しながらシェイクしてまぶせば…」バサバサ

提督「パン耳ラスクの出来上がり、おやつにも小腹がすいた時でも軽くつまめるぞ」


提督「…さて、卵はパンに染みてきたかな?…よしよし、十分だな。フライパンを準備して焼き上げるぞ」


川内「アイサー!」


提督「卵を染みこませた分、重くなってその上千切れやすいから注意しろよ?そーっとだ」


川内「そーっとだね?そーっと…やった、成功っ」ジュワー


提督「そうそう、そしてあとは弱火から中火位でゆっくり焼き上げる…」

提督「表面だけカリッとさせたいなら最後だけ強火にしてもいい、…もう焼きあがったか、ほら」っ皿


川内「ありがとっ、これで完成?」


提督「あぁ、お好みでバターやハチミツなんかをかけて…フレンチトーストとラスクのパンづくし、完成だ」

提督「では―――」


提督「いただきます」パン
川内「いただきまーす!」モグッ


川内「んー!美味しい!甘いっ!柔らかいっ!最高っ!」バンバンバン


提督「痛い痛いやめろ馬鹿っ…!ったく…(パクッ)ん、うまいうまい」


川内「あーあ、こんなに美味しくなるんだったら先に持って来ればよかったー…」


提督「ズルは許容できないぞ。自業自得として覚えておけ…」


川内「そうじゃなくってさ!これ、神通や那珂の分も作れたらよかったなーって…」


提督「……」


川内「な、何さ…」タジッ


提督「…ふっ」


川内「も、もー!なんなのさ!その笑いは!いいじゃない!思っただけなんだからー!」ムキー!

ドーモ、センダイ=サン。カノジョ、ベリーかわいいですね?真性の夜戦忍者でも根底は姉妹の絆を忘れないステキなお人
恥ずかしがりにしたら思いのほか破壊力があった。もうちょっとテレテレさせても…いいよね?

硬い食パンにせず、美味しいうちに食べましょう…私からのお願いです。柔らかいうちに作って食べるほうが倍美味しいですし
フレンチトーストは夜に厚切りカットした食パンを液に一晩つけて分厚くて液がしっかり染みさせると時短にもなって良いです

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

にょわー…保存しそこなってて書き直してました…投下しやー

本日の食材【ハマグリ】


提督「腹減り腹減りはらほろひれはれー、なんて…」チラッ


高雄「……」ムスー


提督「…いい加減機嫌治してほしい所なんだが」


高雄「知りませんっ」ツーン


提督「大体、触っちゃったのも事故じゃないか…。怒るのは最もだが助けようとした結果だから大目に…」


高雄「胸を鷲掴みにしても抗議すべきではない、と?そうおっしゃるのですか?」


提督「言い逃れできない言い方するな、オイ。ちゃんと謝罪もしただろう…」


高雄「謝罪は確かに受けましたがこれは私の気持ちの問題なのでお気になさらずっ」


提督「…(書類を手伝ってくれるから助かるが、このままでもなぁ…)」

提督「―――よし、本日の執務一時中断!高雄、飯にしよう」


高雄「えっ、ちょ、提督?」


提督「待ってろ、パパッと作ってくるからな」


高雄「…もうっ、提督の鈍感」フゥ

提督「よし、ササッと飯を作るぞ。待たせて気分を害されるとさらに面倒だ…」ゴソゴソ

提督「おおよその目星は付けてある…まずはパスタ、アイツ洋食が好きだからな…、パスタのおいしいお店がーって言ってたし」

提督「で、どうするか…駆逐感や質より量の軽巡達ならナポリタンで大喜びなんだろうが、高雄だからなぁ…」

提督「何か上品っぽくなりそうな…、お?真空パウチのハマグリ…うん、これは使えそうだ。これを主軸にしよう」

提督「となれば、ピーマン、パプリカ、タマネギ…あとは調理酒、バター、バジル、鷹の爪、各種調味料…よし」



提督「では調理を始める!」

提督「最初に鍋とフライパン二種類準備、鍋にはたっぷりのお湯でパスタを茹でる準備をしておく」コトン

提督「フライパンに調理酒、塩、少量の水を入れてハマグリを並べる…、中火で上から鍋の蓋をして蒸し焼きに」ジュゥ


提督「これらが出来上がるまで他野菜の準備だ、彩りのピーマン、パプリカを千切り、タマネギをくし切りとみじん切りに」トントントン

提督「カットして水洗いを済ませたらフライパンの蓋を開け、いっしょに蒸し焼きに。焦げ易いからたまに少し振るのを忘れず」ガシャガシャ


提督「水分が無くなってきたら火を一度止めて飾り付けの2,3個を除き、ハマグリの身を取り出す。大ぶりならついでにカット」

提督「合わせてパスタを茹でる…、同時にできれば一番良いがハマグリの開き具合次第だから仕方ない」

提督「…で、パスタを茹でる間にフライパンで野菜と剥いたハマグリをバターで炒める、ついでに黒胡椒をふって味付け」パッパッ


提督「パスタが茹で上がったら、湯切りをしてそのままフライパンへ投入」ガシャッ

提督「パスタにバターがしっかり絡まったらお皿へ盛り付け

提督「フライパンに残ったバターでこまかくきざんだ鷹の爪を少しだけ炒めて、それと飾り付け用のハマグリを皿に盛れば…」



提督「酒蒸しハマグリのパスタの完成だ」

提督「(ガチャッ)すまん、遅くなった」


高雄「ホントです、暇を持て余してしまいましたよ」ムスッ


提督「それに関してはスマン、どうやって謝罪の気持ちを表すかとか考えてたからそこまで気が回らなかった」


高雄「…まぁ、私のためにやってくださったのですから責めるのは筋違いでもありますが」フゥ


提督「…そか。じゃ、これは受け取ってもらえるのかな?」


高雄「受け取らない理由もありませんわ。では…(チュルッ)、ん、美味しいです」ホゥ…


提督「そうか、気に入って貰えて良かった。流石にパスタ屋には連れてけなかったからこれで勘弁な?」


高雄「あら、覚えてくださっていたのですね。雑談でポロっと零した程度でしたのに」


提督「これでも提督だからな、みんなの行動趣向には目を光らせておかないといけないし」


高雄「あら、束縛趣味ですか?」フフッ


提督「曲解するなよ?俺はみんなが間違った道を向いて進もうとするなら全力で正しい方向に振り向かせる」

提督「それが俺が出来る、提督の仕事だ」


高雄「男らしいですね、惚れちゃいそうです♪」ニヤニヤ


提督「はっ、言ってろ…」モグッ

高雄さん、おねショタで大人気のお方その…何人目?おねショタ界隈が喜びそうな高雄型ネームシップさん
普段は素直になれないけど、お酒の席等でポロっと出る本音、素敵でしょ?アンソロジーの高雄さんきゃわわ

ハマグリ、最寄りのお店で売ってなくて店をハシゴしました…意外と売ってないのね、はまぐりさーん
下ごしらえで酒蒸しにしましたが、時間がなければササッと少なめの水で煮てもバターの風味が強めの仕上がりになってまたいい感じ

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

本日の食材【ナス】


提督「…ふぅ、そろそろ演習から帰ってくる時間だな…最近、他提督の部隊の編成が凝ってるな…ウチも何とかしないと」


コンコン

妙高「失礼します、演習へ出向した艦隊が帰投しました。素晴らしい戦果でしたよ」ガチャッ


提督「お、お疲れ様。帰投部隊には補給指示を頼む、演習資料をもらえるか?」


妙高「はい、こちらです(スッ)では私は補給指示を伝達してまいりますね」


提督「頼む、こっちは問題ないから妙高も一緒に補給と休息を取ってくれ」


妙高「はい、では失礼します」

パタン


提督「…さて、もう少しで昼時だしキリの良い所までサクッと済ませるかね」


コンコン

提督「…?どうぞ」


妙高「失礼します、部隊指示が終わりましたので執務のお手伝いに」スッ


提督「休んでもいい…といっても聞かないか。…はぁ、ではこれを頼む」


妙高「了解しました。…ふふっ」

―――――――――

――――――

―――

提督「…こんなもんか、昼前に終わって良かった」ノビー


妙高「お疲れ様です。…私がいて良かったでしょ?」


提督「全くだ。もういいから休憩に入ってもいいぞ」フゥ


妙高「提督もお昼休みに入られるのですよね?ご一緒してもよろしいですか?」


提督「なるほど、そういうことか」


妙高「えぇ、そういうことです」ニコッ


提督「了解、じゃちょっと待ってくれな?作ってくる」


妙高「はい、楽しみにしてます♪」

提督「飯、飯…昼からもガッツリ執務あるからしっかり食べたいなぁ…中華でドサッと食べたい」

提督「だがなぁ…、妙高も女の子だもんな…。お昼からニンニクは…うむむ、とりあえず食材チェックだな」

提督「ミンチ、白飯、野菜…チャーハンもいいなぁ…、腹が減る…お?ナスだ…デカイな、山雲農園の育ちすぎた物か?」

提督「鮮度が違うから美味いんだよな…ありがたく使わせてもらおう。となれば揚げ、煮物、炒め物…中華なら炒めるか」

提督「そうと決まればキャベツ、ニンジン、もやし…調味料もある。量も十分だな、よし」


提督「では調理を始める!」

提督「まずは野菜をカットしよう、キャベツをザク切り、人参を千切り、ナスをいちょう切りに、もやしと一緒に水洗いをする」

提督「鍋に水を張り、ナス以外に湯通しをする。ナスはキッチンペーパーで水気を切って小麦粉をまぶす」

提督「フライパンに油をたっぷり注いでナスを揚げ焼きに、表面がこんがりしたらナスを皿に上げてフライパンの油も油壺へ」パチパチ


提督「油の残ったフライパンにミンチを投入、今回は牛豚合挽を使う。少し強火でどんどん炒める」ジャッジャッ

提督「火が通ったら、中火に落として湯通しした野菜を投入」

提督「砂糖、みりん、中華ダシ…がないから今回は鶏ガラスープを準備、それに味噌を足して味噌ダレにして投入する」ジュォォ

提督「ある程度絡めたら、揚げナスも一緒に炒める。味噌の強い香りが出てきたら水溶き片栗粉でトロッとさせれば…」



提督「揚げナスの味噌炒めの完成…あとはチャーハンだな」

提督「おまたせ、ナスが美味しそうだったから味噌ナスにしてみた」


妙高「ありがとうございます。…いい匂いです、ご飯が進みますね」スンスン


提督「午前中からキツイ演習をしてたんだからしっかり食べて昼からのエネルギーを補給しておいてくれな」


妙高「もちろんです、では…(ハムッ)あぁ、いいですねぇ…。味噌の少し焦げた香りも食欲をそそります」


提督「白飯も良いが、チャーハンとの相性も良いな…」ムグムグ


妙高「…一口よろしいですか?」


提督「ん、構わないが…ニンニク結構多いぞ?いいのか?」


妙高「一口だけですから、…女性だって美味しいものは食べたいですよ」


提督「んじゃ…ほら、あーん」っレンゲ


妙高「あーん(パクッ)、美味しいですね?うふふ」


提督「だな。じゃあ午後の活力、しっかり補充して頑張るか」


妙高「はい、がんばりましょう」

妙高姉さんは優しくてステキな女性…某駆逐艦に怖い言われてますが優しさと厳しさが共存って良いヒトじゃないか、首狩りは除く
女性を意識させたり、パートナーを強調したり、こういう強かな好意を寄せるデキる女性。実は隠れ小悪魔系な彼女
妙高型人気だね、コンプリートだよ!

ナスはこれからが旬になる夏野菜ですね、煮物、炒め物、漬物、何にでも対応できる美味しい夏の味覚ですわ
粉振って揚げることでタレとの絡みが良くなるのよ、粉振りで表面焼くだけでも出来るからお試しあれ

食材は同じ物でも違う料理に出来るので特に同一・類似食材でもよほどがない限り規制はしませんので大丈夫です

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

本日の食材【ペンネ】


提督「……」カリカリ


『―――!―――!!』


提督「……」


『―――♪―――♪』


提督「……」イラッ


『―――♪―――…』


提督「…っち」ガララッ!


『貴方のハートにこうry』


提督「うるさいぞ那珂ァ!もうちょっと音量下げろ!戯けがァ!」ガーッ!


『ひゃぅっ!?ご、ごめんなさーいっ!』


提督「…くそっ」ピシャッ

―――――――――

――――――

―――

那珂「―――と言うわけで提督にごめんなさいしたいの…」ショボーン


川内「なるほど…演習報告した時に妙にイライラしてたのはそういう事だったんだね」アー…


神通「もう…提督からも時と場合を考えてのライブなら、と何度も言われてたじゃないですか…」ハァ


那珂「な、那珂ちゃんはアイドルだから!ファンの要望には答えないtごめんなさい、すみません、私が軽率でしたっ!」ビシッ


神通「…よろしい。さて、どうしましょうか…?提督も虫の居所が悪かっただけとも思えますけど…姉さん?」


川内「そうだねぇ…、夕食前だしご飯の差し入れしつつごめんなさいで良いんじゃない?」


那珂「そっか…歌付きディナー、いいアイデアかも!」


川内・神通「那珂(ちゃん)、歌は無しでね」


那珂「…はぁーい」

神通「では何を作るか決めましょう…私は比較的手軽に作れるおうどんやパスタあたりが良いと思います」


川内「あぁ、いいねぇ!月見そばをずるるっと手繰るのも…あ、今は提督の話だったね…ごめん、神通、だから睨まないで…」


那珂「えーっ、でもぉー、それじゃ全然派手じゃないし面白くなーいー」ブーブー


神通「今は面白さより、提督に許してもらう事を重視すべきですよ…。ほら、これなんて面白いですよ?」


那珂「ペン…ネ、え?これってパスタなの?すっごーい、カッコイイ!おしゃれだねっ!私これにする!」ワー♪


神通「はい、わかりました。…姉さん?何をしているのですか?」


川内「ん?あぁ、いや、こっちのレトルトパウチが消費期限近づいてるなーって」っホワイトソース


神通「ではそれを使ってしまいましょう。提督さんもそうするはずです、…ダメにしかける何処ぞの姉とは違いますし」


川内「…ゴメンナサイ」


神通「では後はお野菜とお肉と…、チーズも頂きましょう。あとはパン粉…こんなものでしょうか」




那珂「じゃぁ那珂ちゃんクッキング、スタートっ☆」

神通「まずはお野菜とお肉を切りましょう。皮をむいてニンジンを千切り、タマネギも半割にしてそこからスライスにしましょう」


那珂「はーいっ、とんっとんっとんっ…」トン…トン…


神通「姉さんはお鍋の準備を、お湯を沸かしてペンネを茹でる準備をお願いします」


川内「あいよっ」ガチャン


神通「お野菜が終わったら次はお肉ですよ、ベーコンを一センチ幅位でカットしてください。全部切ったらフライパンで炒めますよ」


那珂「はーいっ、フライパンだねっ」


川内「お湯が沸いたからペンネ、茹でても大丈夫?」グツグツ


神通「お願いします。…那珂ちゃんの方も大丈夫?火が通ったら弱火にしてレトルトパウチのホワイトソースを入れるのよ?」


那珂「ばっちり大丈夫っ!」トパパッ


川内「神通、ペンネあがったからそっちに行くよ!」


神通「那珂ちゃん、準備は?」


那珂「オッケーだよ!」


川内「ペンネ投入っ!」サパァ


神通「上出来です、那珂ちゃんはそのまま焦がさないように混ぜましょう。耐熱容器を準備してあるので絡まったらそこに」


那珂「はーいっ、そーっとそーっと…入ったよ!」トロロッ


神通「表面に黒胡椒をふって、その上にとろけるチーズ、最後にパン粉をパラパラっとふって…」パララッ

神通「トースターを準備してあるのでそこで焼き目をつけましょう」


那珂「はーいっガシャンと装填っ!那珂ちゃん、焼きますっ!」カリリリッ


神通「あとは焼き上がりまで待つだけですね…」

ガチャッ


提督「…んん?おぉ。三人揃って何やってるんだ?」


那珂「あっ、提督…えっと、あのっ…」


川内・神通「…」ジーッ


提督「んー…、いい匂いだな。料理してたのか」


那珂「そ、そうなんだけど…ね?その…」


トースター(チンッ)


那珂「っ、出来たっ!提督!これっ、ごめんなさい!」っグラタン


神通「ペンネのグラタンです。…この子が提督の為に頑張って作ったんですよ」


那珂「そのっ、うるさくしちゃったから…。ごめんなさいって…」


提督「…仕方ない、それをよこせ」フゥ


那珂「え?」


提督「買収されてやるってんだ。だから秘書艦サボったのはナシだ(パクッ)…ん、美味い」


那珂「ありがとうっ!川内ちゃん、神通ちゃん、許してもらえたよ!手伝ってくれてありがとうっ!」


川内「あー、うん、そう、だね…?」


那珂「…?神通ちゃん?」


神通「…那珂は、秘書艦を、サボったんですか?」


提督「おう、今日一日サボりだ。お陰で仕事がまだ終わらんよ…」ハァ


那珂「あ゛っ、秘書艦の日だったの忘れてたっ!」

                     グラタン
提督「…俺からはもう何も言わん、 コレ で買収されたからな。神通、あとは頼む」


神通「はい、承りました」ニッコリ


那珂「ご、ごめんなさーいっ!」

みんなのアイドル、那珂ちゃんだよーっ!料理はあんまりしないけど、愛エプのようなメシマズではない
誰かの為に頑張れる女の子、那珂ちゃん今日もカワイイ!一つのことに一生懸命になりすぎて忘れっぽいのもご愛嬌
そして祝・川内型コンプリート。いろんな所に引っ張りだこの愛され三姉妹ですわ

ペンネとはペン先のような形状のパスタ、麺状のパスタばかり見慣れている日本人はパスタじゃない、と言われそう
茹で時間の差はあれど、マカロニのようにサラダにも使えるので意外と汎用性高いです。食べごたえも十分

次の飯テロ材料↓1~5、この投稿コンマに一番近いコンマ

※なるべくスーパーで売ってるような汎用食材で、触れたことない食材は無理、艦娘希望も可

提督「まずは具材を決めよう。モノによっては後乗せの方がいいが、大体は軽く火を通した方が美味い」

提督「冷蔵庫整理の為なら尚更、残ってたものが痛み気味だった時に生でアタると流石の俺も腹を下す」


早霜「看病ならいつでもお任せくださいな?」


提督「いざとなったらな?…ふむ、ハムに人参、玉ねぎ…彩りの緑が欲しいな、後で青ネギも刻もう」

提督「まずは材料を刻んで(トントントンッ)…で、まとめて鍋で軽く煮立てる(ザッザッ)」


早霜「司令官?炒飯なのに鍋なのですか?」


提督「炒飯がベチョベチョになる理由その二、野菜から出る水分を考えていなかった」

提督「野菜って火をいれると結構水分が出てくるものなんだよ。新鮮なら尚更、ね」

提督「だから先に煮立てておこうという発想だな。それに鍋だから目を離してても焦げる心配もなし」

提督「冷凍のミックスベジタブルなんか使う場合は電子レンジでチンすればそれだけでもいいしな」


早霜「まぁ、それはお手軽で素敵ね」


提督「足すだけで彩りになるから重宝してる…っと、フライパンも温まったな」

本日の食材【ピーマン】


提督「今日は開発運のない日だったな…、疲れた…」ガチャッ



時津風「(プラーン)」宙吊り状態


鳳翔「……」ニコニコ


提督「…何が起きた」


鳳翔「卯月ちゃんと同じ、と言えばご理解いただけます?」


提督「納得」ハァ


時津風「しれぇー、たすけろー…。逆さ吊りはちと辛いー…」ウァー


提督「己を助けるのは自分自身、だぞ?時津風。…ちなみに何を拒否したんだ?」


鳳翔「ピーマンですね、丸々残してました」


提督「昼は…ピーマン肉詰めか。ほじくり返して肉だけ食べるならそりゃ自業自得だわ」


時津風「あれは悪魔の野菜だよ。無理無理ー、食べらんないー」


提督「じゃあ卯月と同じくお料理教室を―――」


鳳翔「いえ、この子は絶対逃げるのでこのまま宙吊りです。今回は食べさせるだけで」


提督「あいよ、了解」

提督「さて、ピーマン。独特の青臭さと苦味が世のちびっ子には嫌われる野菜…どうしてやろうか」

提督「火を通せば青臭さは多少マシになるが苦味は流石に味付けじゃないとどうしようもない…」

提督「強めの香辛料で味付けをするか。で、そうなると選択肢はカレーとなるが…」

提督「…思い出した。去年、アイツ夏野菜カレーの時は俺にピーマンを押し付けやがったんだ」

提督「んー…だが、カレー案がジャストフィットであるのは確かなんだよな…お」

提督「ミンチ…があるならキーマカレーにするか。避けられるなら回避不可能攻撃で対応、これだ」

提督「タマネギ、ニンジン、コーンと各種調味料を準備して…全部あるな」



提督「では調理を始める」

提督「まずは野菜、タマネギ、ニンジン、ピーマンをみじん切りに。コーンは解凍していつでも入れられるように」トントントン

提督「次にフライパンを準備、おろしにんにくとミンチ…今回は鶏ミンチを油をひいたフライパンで炒める」ジャッジャッ

提督「全体に火が通り、ポロポロになったところで他野菜も投入。…少し大きめのフライパンを使ってて良かった」


提督「全体的に混ざったら、そこに具材が浸る位の水と鶏ガラスープを少々加えて、中火でゆっくり煮込む」グツグツ

提督「火が通ったと思ったら人参を一欠片試食。しっかり柔らかくなってればOK、カレー粉を溶けやすく刻んでフライパンへ」

提督「弱火に落として、全体にカレー粉が馴染むようにしっかり混ぜる」ジャージャー

提督「馴染み具合が気になるなら水を少し足して、全体的に馴染むようにしてもいいだろう…あとは水分が飛ぶまで弱火でコトコト」

提督「…おっと、ライスを忘れてた。こっちはバターライス(バター炒め)でもオニオンライス(前記+刻みニンニク)でもいいな」

提督「今回はとりあえずキーマカレーがメインだから普通の白ご飯で、出来上がったルゥをかければ…」トパッ


提督「完成、野菜たっぷりキーマカレーだ」

ガチャッ


提督「戻った、不在中に何か問題は?」


鳳翔「ありませんよ。時津風ちゃんのミノムシダンスが上手になったくらいで」


時津風「しれぇー、たすけろー!このままじゃ時津風はミノムシになっちゃうぞー!」プランプラン


提督「それはお前の自業自得だろうがよ。…鳳翔さん、これでいいですかね?」っキーマカレー


鳳翔「んー…、ちょっと甘い気もしますが…期待する、ということで良しとします」


提督「ほら、時津風。これをキレイに完食すればお許しが出るぞ、あーん」クチアケロ


時津風「宙吊りで食べられると思ってるの?しれぇーって馬鹿なの?」


提督「(イラッ)鳳翔さん、吊る場所を変えましょう。空母寮の布団干しへ、あそこは日当たりもばっちりなのできっと良いでしょう」


時津風「わぁーっ!ごめんごめん!謝る謝るからっ!」アセアセッ


提督「ったく、…下ろしたぞ。逃走防止で簀巻き解除は出来ない、口を開けろ」アーン、ダ


時津風「んあー…(パクッ)むぐむぐ…っ!美味しいっ、これいいね!美味しい美味しい!もっともっと!」アーン、アーン!


提督「…解いてやっても?」


鳳翔「いいでしょうね、…はい」パラパラ


時津風「しれぇ、ちょうだいちょうだい!」ガバッ


提督「わかった…ッ、わかったからちょっと落ち着け」シレェーッ!


鳳翔「あらあら」

時津風=わんこ。ナマイキなのは多分愛玩犬タイプだから仕方ない、日本犬タイプの白露型ダブルわんことは違った可愛らしさ
かまってちゃんは匙加減が難しいよね?かまえばウザい、かまわなければかまえ攻撃…そこが良いところでもあるけど

キーマカレーはお肉お野菜たっぷり取れてボリュームも段違い、ちょっとだけ奮発したい時のお料理とかにもイイね
カレー粉での味付け前ならドリアやパスタ、丼ものなんかにもアレンジ可能なので冒険してみたい方はぜひどうぞ

先日は誠に申し訳ありません、実はリアルで身内のゴタゴタが再発しまして…
不定期にするか落とすか悩みましたが、前回も同様の事件がおきまして結局落としたので今回も落とします
応援してくださった方、ありがとうございました。私用で打ち切りというのは心苦しいですがまた機会があればお願いします

俺も妙高姉さんのようなしっかりした素敵な姉が良かったよ…、ヒキニートのモラハラ姉なんてマジ要らない

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月02日 (火) 18:00:36   ID: SGy6arWO

腹減ってきた

2 :  SS好きの774さん   2015年08月13日 (木) 13:50:25   ID: yiiSLlEs

このssを見てると腹が減るw

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