妹「ん~、やっぱり妹SSは最高だね~」
妹「特に実妹もの。ウチもこんな展開になるんじゃないかと憧れちゃうなぁ」
妹「けど、もっとこう、萌える妹を前面に出すんじゃなくてカッコイイ兄を前面に押し出したSSはないのかなぁ」
妹「まぁそれじゃあ読んでる側が感情移入出来ないってのも分かるんだけど、私としても萌え~な妹に感情移入しにくいんだよね・・・」
妹「う~ん・・・たまにはSS速報じゃなくて2chのVIPで探してみようかな?」
妹「もしかしたら、お宝スレが埋もれてるかも!」
『2chVIP』
妹「やっぱりIEじゃ見づらいなぁ。けど、専ブラ入れる程見に来る訳でもないし・・・」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428918027
妹「ざっと見た感じだと、それらしいスレはなし・・・と」
妹「うん?これは妹SS?・・・じゃないや、安価スレか」
『【安価】妹に安価でイタズラする』
妹「あ~いやだいやだ。妹を大切に出来ない兄なんて電話しか出来ないスマホみたいなもんじゃん」
妹「名前だけスマホで、その実中身が伴ってないというか。最重要要因が欠落しているというか」
妹「ウチのお兄ちゃんを見習えって感じだね」
『暇だし安価で妹にイタズラする。
違法な内容や、他人に迷惑を掛ける内容は安価下。
スペック
兄
20歳大学生
彼女なしのフツメン
童貞
妹
15歳の先日から高校生
多分彼氏はいないけど、かなり可愛い
処女(であると信じてる)
安価する前に質問あれば聞く』
妹「違法な内容はNGとか言うんなら、そもそもイタズラすんなよって思うけど」
妹「てか、スペックが私とお兄ちゃんで丸被りなんだけど・・・まさか、ね」
妹「それにしても質問って言ってるのに『パンツうp』とか『おっぱいうp』とかしか書き込まれてないわね」
妹「VIPPERは本当にどうしようもないわ」
『パンツもおっぱいもうpしない。
俺は妹を本当に大切に思ってるからな。
けど、イタズラはする
【安価下】』
妹「ちょっとカッコいい事言ってる風だけど、結局イタズラするのね・・・」
妹「それで、肝心の内容は・・・」
『壁ドン』
妹「・・・普通のイタズラレベルね。案の定、安価取った人が批難されてる」
妹「私が言うのも何だけど、どう考えても性的な内容を期待してたんだろうね」
妹「まぁSSじゃないんだし、SS速報に戻って妹SSを発掘する作業に戻るとs」
ドンッ!!
妹「っ!?」ビクッ
妹「な、何!?お兄ちゃんの部屋の方から大きな音がしたけど・・・」
妹「・・・もしかして、『壁ドン』っ!?」
『今、壁ドンした。
妹の反応を待つ』
妹「・・・このタイミングで実施報告。まさか、本当に・・・」
妹「試してみようかな・・・」
---
--
-
兄の部屋。
コンコンッ ガチャ…
妹「兄貴いるの!?なんか凄い音がしたんだけどっ!?」
兄「お、おう、いるぞ。スマンな、床に落ちてたジャンプに躓いちまって・・・」
妹(兄はパソコンの前に座ってる。ディスプレイは暗いままだけど、本体の電源ランプは付いてる)
妹(ヘッドホンはしてないからエロゲーをしていた風でもないし・・・こりゃ確定かな・・・)
妹「ビックリすんだから気を付けろよ!部屋くらいちゃんと片付けとけ!」
妹「それにジャンプとか言ってどうせ妹モノのエロゲーなんだろ!?」
妹「ふざけんなバカ兄貴っ!!」バタンッ
兄「・・・壁ドンだけですげぇキレてるよ・・・安価スレ立てたの失敗かなぁ・・・」
---
--
-
妹の部屋。
妹「さて普通の妹ならこんなに怒らないだろうし、これでスレの反応報告を見れば・・・」
『妹にすげぇキレられた…
てか、あいつ何で俺が妹モノのエロゲー持ってる事知ってんだ!?』
妹「・・・はい、完全にアウトですね・・・」
妹「しかし本当に妹モノのエロゲーを持ってたとは・・・重要なのは義妹か実妹かだけど」
妹「とりあえず今は置いといて・・・お兄ちゃんがその気なら私にも考えがあるよ!」
『SS速報VIP』
妹「ふっふっふ・・・ついにこの私も、ここにスレを立てる時が来たようね」
『【安価】安価で兄のイタズラを迎撃する』
妹「NIPPERの恐ろしさをVIPPERに思い知らせてやるわ!」
『ウチの兄が2chVIPに安価スレを立てて私にイタズラしようとしてきます。
なので兄のイタズラを安価で迎撃します。
違法な内容、他人に迷惑を掛ける内容は安価下』
妹「っと。あとはスペックを書いてっと・・・」
妹「あ、さっそくレスが付いた」
妹「・・・『SSじゃないなら依頼出せ』?」
妹「うっさいわボケ!ハゲ散らかして氏ね!」
妹「おっと、そんな事言ってる間にお兄ちゃんのスレに安価が・・・」
『妹怒らせたくないけどイタズラしたい・・・出来れば軽いヤツで頼む』
イタズラ安価
>>9
妹ものエロゲを大音量プレイ
妹「妹ものエロゲを大音量プレイ、か。精神的なイタズラね」
妹「けど、これはエロゲの妹が実妹なのか義妹なのかを確かめるチャンス!」
妹「さぁお兄ちゃん!安価は絶対だよ!」
『ナニ オニイチャン ドウシタノ?』
『イヤ!ダメダヨ、オニイチャン! ワタシタチ キョウダイナンダヨ!?』
妹「お?早速始まりましたね!」
妹「しかも、安価で指示されてないのにちゃんとエロシーンから始めるあたり律儀だなぁ」
『トウサンカラキイタヨ…オレタチ チガツナガッテナイッテ…』
妹「義妹モノかよ!?お兄ちゃんの意気地なし!」
『ソレデモ…ワタシニトッテハ ダイスキナ オニイチャン ダカラ…』
妹「はいはい、戯言戯言。好きなら自分から押し倒せっての」
妹「あぁ、テンション急降下だよ・・・けど、放っておくとご近所さんにもエロゲーの音がダダ漏れだしなぁ」
妹「迎撃というより、どう反応するかだね」
『兄が大音量で妹モノのエロゲーをプレイし始めました。どう反応すればいいですか?』
迎撃安価
>>12
実妹ものを大音量で流し返す
妹「実妹ものを大音量で流し返すかぁ。けど、エロゲ自体持ってないから安価下かな?」
妹「いや、エロゲという指示は安価にないから・・・ここはYOU TUBEで・・・」カタカタ…
妹「あったあった!伝説にして妹モノの原点『シスター・プリンセス』のOP!」
妹「あれ?でもこれって必ずしも実妹じゃないんだっけ・・・」
妹「それにご近所さんへの音漏れが全く解決してないけど」
妹「まぁいいや。ここは先達の言葉にあやかり・・・『こまけぇこたぁいいんだよ!!』っと」再生
『お兄ちゃん!』
『お兄様!』
『おにいたま!』
『お兄ちゃまぁ!』
『兄上様…!』
『あにぃ!』
『兄貴ぃ!』
『にいさま!』
『兄くん…!』
『あにちゃま!』
『兄君様!』
『兄や!』
妹「・・・自分で流しておいてなんだけど、相変わらずぶっ飛んでるなぁ」
妹「仮にお兄ちゃんが12人いるアニメやゲームがあったとしたら・・・うん、絶対に見ないな」
妹「お兄ちゃんはお兄ちゃんひとりで十分だよ」
妹「それに、今このゲームを作ったら絶対に全員死亡ENDが盛り込まれるよね」
妹「それもこれも、ひぐらしが悪い」
コンコンッ!コンコンッ!
兄『ちょ!ちょっと妹!パソコンの音量大きいよ!?』
兄『ご近所さんに迷惑だからもっと下げて!』
妹(おっと。早速お兄ちゃんに反応があったね)
妹「うっさいバカ兄貴!自分のこと棚に上げて人の批判ばかりすんじゃねぇよ!」
兄『わ、わかった!俺も音量下げるってか、ヘッドホン使うから・・・頼むから音量落として・・・』
妹(お?結果オーライかな?)
妹「初めからそうしろよ!愚図!ノロマ!考えなし!!」
兄『す、すまん・・・』
妹「迎撃成功♪それに、お兄ちゃんは私がシスプリの動画を見てるって気付いただろうし」
妹「この意味を考えてモンモンとするがいいわ」
妹「さてさて、兄スレの反響はっと・・・」
『妹がシスプリの動画を大音量で流して応戦してきた…あいついくつだよ…
とりあえず、ご近所さんに迷惑がかかるのでこのイタズラはここまで』
妹「うんうん、やっぱりシスプリって気付いたんだね」
妹「そして、安価を断念したことによりレスは批判の嵐」
妹「ここで止めるなら、傷も浅いよ?お兄ちゃん」
『そんなに批判されることかよ…次の安価いくぞ。
妹以外に迷惑の掛からないヤツで頼む』
妹「お?まだやる気だね?それなら、私も受けて立つよ!」
イタズラ安価
>>17
スキダァ~~~~~~!!!っと叫ぶ
妹「スキダァ~~~~~~!!!っと叫ぶってまたご近所迷惑なヤツじゃん」
妹「そして案の定、兄は再安価を要求するも『安価は絶対』の大合唱」
妹「このまま押し切られそうだから、今のうちに私も安価しておこうかな」
『兄の安価が「スキダァ~~~~~~!!!っと叫ぶ」になりました。
兄はごねてますが、たぶんこれに決まりそうです。
兄が叫んだ場合の返事や反応をお願いします。
ちなみに好きの対象が私だという指定は兄の安価にはありません』
妹「私じゃないと勘違いして嫉妬しちゃうのもいいし、私だと早とちりして舞い上がっちゃうのでもいいなぁ」
妹「ちょっと楽しみかも♪」
迎撃安価
>>19
妹の部屋に来たなら、「私も好きだよ」(モジモジ)した後、「んなわけねーだろ、この馬鹿が」と言って煽る。
部屋に来なければ、壁ドン
妹「おぉ、中々柔軟性のある安価が・・・」
妹「けど、どうだろう。ご近所迷惑を考えれば私の部屋に来て外まで聞こえないように叫ぶだろうけど」
妹「VIPのスレでヘタレてるからなぁ。私の部屋に来ないでさっさと済ませる可能性もあるね」
妹「う~ん、どっちだろ?」
コンマ判定安価
>>21
偶数で妹の部屋に来る
奇数で妹の部屋に来ない
安価神は絶対神
兄『スキダァ~~~~~~!!!』
妹(ヘタレたかぁ・・・でも後からのご近所付き合いを考えたら、この選択の方が勇気があると言えなくもないかな)
妹「とりあえず壁ドン、っと!」『右ストレート』
ドンッ!
妹「もう一発っ!」『左フック』
ドンッ!
妹「これもおまけだぁ!」『ケンカキック』
ズドンッ!! ガシャーン!
妹「あぁ!?壁掛け時計が落ちて割れちゃった!」
妹「あぁ~・・・調子に乗りすぎたよぉ・・・」イソイソ…
コンコンッ!コンコンッ!
兄『お、おい!なんか凄い音がしたけど大丈夫か!?』
妹「げっ!?な、何でも無いわよバカ兄貴!」
兄『本当か?何かあったなら手伝うけど・・・』
妹「勘違いしないでよね!何でもないんだからね!」
兄『そ、そうか・・・何かあったら遠慮なく言えよ』
妹「・・・ふぅ、焦ったぁ・・・」
妹「なんか焦りすぎてツンデレみたいなセリフになっちゃった。まぁお兄ちゃんが好きなのは間違ってないし、別にいいか」
妹「ガラスは端に寄せておいて、片付けは後でいいや」
妹「それよりも、兄スレの反応はっと・・・」
『好きだって叫んだ瞬間、妹の部屋からもの凄い音と何かが壊れた音が…
何かあったのかドア越しに聞くと
「勘違いしないでよね!何でもないんだからね!」
これはもしかして、フラグが立ったのか!?』
妹「あちゃ~、やっぱり盛大に勘違いしてるよ・・・」
妹「けど、本質的には勘違いじゃないし、ややこしいなぁ」
妹「そして兄スレはテンプレに盛り上がること盛り上がること・・・」
妹「まぁ、いっか」
『この勢いで安価いくぞ!次も妹フラグを立てる安価でよろしく!』
妹「お兄ちゃんも調子に乗ってるなぁ。イタズラってことを忘れてるみたいだよ」
イタズラ安価
>>26
突撃からなでまくる
妹「うぉおお!神降臨!ありがとうございます!ありがとうございます!」
妹「お兄ちゃんになでられるなんて何年ぶりだろ?あぁどうしよう、顔がニヤけるのを抑えられないよ~」
妹「っと、こんなことをしてる場合じゃないよ。突撃してくるならPCの電源は落として、スマホから安価しないと」
妹「それにしてもVIPPERの安価なんてすぐ押し倒せだの、脱がせてうpだの言ってくると思ってたけど・・・反省しよう」
『ID変わってますが1です。
兄が突撃してきて、頭を撫でまくるようです。
対応をお願いします』
迎撃安価
>>28
嫌がるそぶりを見せつつもされるがままにさせる
安価ありがとうございます。
今日は雨のせいで頭痛がしてきたのでここまでです。
安価スレは初めてですが、安価にも恵まれて楽しく書けました。
明日以降、頭痛が治ったらまた来ますのでよろしくお願いします。
よかったら>>1の過去作と現行スレを暇つぶしにでもよろしくどうぞ。
QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ!」
QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ!」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1412427060/)
劇場版・魔法少女まどか☆マギカW ~Endless Waltz~
劇場版・魔法少女まどか☆マギカW ~Endless Waltz~ - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412770065/)
霊夢「あんた、神様なの?」アルティメットまどか「う、うん…一応」
霊夢「あんた、神様なの?」アルティメットまどか「う、うん…一応」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413265932/)
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双子姉「・・・第1回シスターサミット(SS)」双子妹「開幕~!!」兄「・・・」 - SSまとめ速報
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【Defense Witches】コルネット「私の力、返して貰うのだ!」【iOS】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427724792/)
妹「おぉ!?なんて理想的な安価!ありがとうございます!ありがとうございます!」
妹「けど、迎撃って言ってるのにされるがままって・・・NIPPERは何を望んでいるのやら」
妹「とにかく、顔がニヤけないように精神統一しとこう。むむむむむ・・・」
コンコンッ ガチャ…
兄「妹、少しいいか?」
妹「(来たっ!)何?今忙しいんだけど」
兄「・・・何もしてないように見えるけど?」
妹「(し、しまった!)しゅ、宿題だよ宿題!暇人大学生の兄貴と違って女子高生は忙しいのっ!」
兄「す、すまん。けど、すぐに済むから」スタスタ
妹「(落ち着け・・・落ち着け、私)何の用なのよ?」
兄「・・・・」ナデナデ
妹「ふにゃっ!?(ちょ!変な声出ちゃった!)」
妹「い、いい一体何のつもりよ!い、いきなり妹の頭を撫でるなんて・・・」
兄「いや、妹にはいつも世話になってるなって思って」ナデナデ
兄「共働きの両親に代わって掃除してくれたり、ご飯作ってくれたりな。いつもありがとう」ナデナデ ニコッ
妹(え?えぇ!?そんなセリフ想定外だよ!?安価になかったよね?)
妹「・・・ふ、ふん!そう思うなら兄貴も少しは手伝いなさいよ!」
兄「そうだな、確かにその通りだ」ナデナデ
兄「お前も高校生になって忙しくなるだろうし、オレも皿洗いとか風呂掃除くらいは手伝うことにするよ」ナデナデ
妹(うぉぉおお!ビバ安価!何これ?夢なの!?)
妹「そ、そんな当然のことを偉そうに言わないでよね!・・・け、けど・・・ありがと・・・」
妹(ヤバいヤバい!これ絶対に顔真っ赤だよ!)
兄「え!?う、うん。どういたしまして・・・」ナデナデ
妹「・・・・」
兄「・・・・」ナデナデ
妹「・・・・」
兄「・・・・」ナデナデ
妹(い、いつまで撫でてるつもりなの!?そろそろ私のキャパシティが限界寸前なんですけどっ!?)
妹(で、でも安価だからこっちから拒否は出来ないし・・・てか、したくないし)
妹(早く終わって欲しいけど、ずっと終わって欲しくない!どうすればいいのよ~!!)
カチャカチャ…ガチャ
『ただいまー』
兄「あ、あれ?珍しく母さんが帰ってきたみたい。出迎えに行こうか」
妹「あっ!う、うん・・分かった・・・」
妹(やっと終わった・・・でも、この残念さときたら・・・)ハァ…
---
--
-
1階、玄関。
兄「お帰り母さん。こんな早い時間に帰ってくるなんて珍しいね」スタスタ
母「出先が近場だったからね。無理矢理直帰してきたわ」
兄「大丈夫なの、それって」
母「いいのいいの!いっつも遅くまで働いてやってるんだから」
妹「お帰り、お母さん」テクテク
母「はい、ただいま。どうしたの妹ちゃん、何かいい事でもあった?」
妹「ふぇっ!?な、何もないけど?」
母「そう?なんだかニコニコしてたみたいだったから」
兄「・・・・」ジッ
妹「な、何もないよ。別にいつも通りだよ、うん」アセアセ
母「そう。とにかく今日は私が晩御飯作るから、妹ちゃん手伝ってくれる?」
兄「あ~、妹は宿題があるらしいからオレが手伝うよ」
母「え?珍しいこと言うわね。けどアンタは邪魔だから別にいらないわ」シッシッ
兄「・・・いやいや、ちょっと言い方・・・」
母「じゃあ風呂でも掃除して沸かしといて。妹ちゃんもご飯の前に宿題終わらせちゃいなさいね」
妹「うん、分かった・・・」
---
--
-
2階、妹の部屋。
妹「はぁ・・・せっかく今日の晩御飯は気合入れて作ろうと思ったのになぁ」
妹「お母さんのツマミっぽい料理はたまに食べると美味しいから、いつもなら嬉しいんだけど」
妹「こんな日に限って早く帰って来なくてもなぁ・・・」
妹「う~ん、宿題も本当にある訳じゃないし今のうちに結果報告しておこうかな」
『兄が突撃してきてナデナデしてきたので、罵声を浴びせながらも拒否はしませんでした。
以下、兄と私のやり取りです。
~以下略~』
妹「これは・・・文章にしてみるとまるっきりツンデレを狙った発言にしか見えない・・・」
妹「レスも『ツンデレ乙』とか『これが罵声だと思うのなら病院に行った方がいい』とか」
妹「うん?『SSじゃないみたいなので通報しました』?」
妹「うっさいわ短小童貞がっ!釘バット突っ込んで処女喪失させるぞボケ!」
妹「はぁ・・・とりあえず兄スレの方もチェックしておこうっと」
『突撃して妹をナデナデしてきた。
口は悪かったけど、顔を真っ赤にして頭をオレの方に傾けてきてめっちゃ可愛かった。
何よりも避けられたり、手で払いのけられたりしなかった。
これはもう妹ルート確定ですわ』
妹「あれ?風呂掃除してるんじゃないの!?」
妹「てか、話を盛るなよ!顔は真っ赤だったかもしれないけど、頭を傾けてたとか・・・してないよね?」
妹「うわぁ、めっちゃ恥ずかしい!少なくともお兄ちゃんにはそう見えてたってことだよね」
『ご飯の前にもうひとつくらい安価をこなせると思う。
風呂掃除が終わったら安価するから、おまえらは最高のイタズラを考えておいてくれ。
ちなみに1階に母さんがいるからそれも考慮してな』
妹「おぉ?お母さんがいるのにまだやるつもりなんだ。なら私も」
『兄は今、風呂掃除をしています。
風呂掃除が終わったら晩御飯の前に安価でイタズラをしてくるようです。
安価が決まったら、また迎撃内容を安価するのでお願いします。
【迎撃】←これ重要』
妹「これでよしっと。兄スレの安価が決まるまで明日の予習でもしておこうっと」
とりあえずここまでです。
今日の夕方か夜に来れたら来ますので、安価はその時にします。
その時はよろしくお願いします。
---
--
-
15分後。
妹「そろそろかな?てか、お兄ちゃんが気になって勉強なんて手につかないよ・・・」
『風呂掃除終了。
イタズラ安価いきます。
晩飯が出来るまで30分くらいなので、それまでに終わるような感じのヤツを頼む』
イタズラ安価
>>45
仮面ライダー剣を大音量で見る
妹「仮面ライダー剣?また微妙なラインのモノを・・・」
妹「そこは主人公がシスコンの『カブト』か黒幕がシスコンの『龍騎』でしょうに」
妹「まぁ30分じゃ1話しか見れないし、あまり意味はないかな」
妹「それじゃあ私も今のウチに迎撃安価を・・・ん?」
『すみません、仮面ライダー剣のDVDもありませんし録画が残ってる訳でもありません。
行動不可能ということで再安価をお願いします』
妹「ありゃ、そりゃそうか。お兄ちゃんは別に仮面ライダー好きって訳じゃないもんね」
イタズラ安価
>>47
実妹もののエロ小説を大声で朗読
妹「また音量系のイタズラ?VIPPERはウチのご近所付き合いに恨みでもあるのかしら?」
妹「けど実妹モノのエロ小説とか、それ自体結構レアだと思うなぁ」
妹「実妹モノのエロゲかエロ本なら持ってるだろうけど」
『たびたびすみません、実妹モノというかエロ小説自体持ってません。
これも行動不可能ということで再安価お願いします。
晩御飯出来るまで残り10分程なのでサッと出来るイタズラで』
妹「やっぱりね。てか、お兄ちゃんもいい加減諦めればいいのに」
イタズラ安価
>>49
間違った意味の方の壁ドン
妹「うぉお!?またもや神降臨!ありがとうございます!ありがとうございます!」
妹「間違った方ってもちろんあのドラマのヤツだよね!?」
妹「優しい系のお兄ちゃんじゃ安価でもない限り絶対にやらないヤツだよ!」
妹「テンション上がってきたぁ~」
『兄の安価が「間違った方の壁ドン』に決まりました。
ドラマは一緒に見ていたので意味は分かってると思います。
セリフや拘束時間の指定はなしです。
これに対応する安価をお願いします』
妹「まさか無言ってことはないだろうけど、いきなり告白めいたことをする勇気もないだろうなぁ」
妹「ある程度アドリブがいるだろうけど、お兄ちゃんにキュンキュンしてる最中に対応出来るか心配・・・」
迎撃安価
>>51
過剰にデレる
妹「過剰にデレる?過剰ってどうすれば・・・」
妹「・・・いや、いける!ドラマ見ながら私とお兄ちゃんで妄想してたヤツでいこう!」
妹「そうだよ、刃牙みたいにリアルダメージまであるような妄想してたんだから全然大丈夫なんだった!」
妹「お兄ちゃんは私をキュンキュンさせるつもりで来るだろうけど、逆に私がキュンキュンさせちゃうぞ♪」
コンコンッ
兄『おーい、晩御飯出来たってさ』
妹(うん?まずは私を部屋から出す作戦かな?)
妹「今行くー」
ガチャ
兄「・・・・」
妹「何?さっさと行くよ?」
妹(さぁタイミングは今しかないよお兄ちゃん!まさかお母さんの目の前でやる訳にもいかないでしょ?)
兄「妹っ!」ドンッ!
妹「・・・何よ?(キタ━(゚∀゚)━!)」
兄「・・・今日の晩御飯は、サラダと麻婆ナスだよ」
妹(うぉお顔近い!目のピントが合わなくてぼやける感じ、最高・・・っ!)
妹(おっと!キュンキュンしてる場合じゃなくてデレないと!)
妹「ふぅん・・・」サッ
兄「・・・?」
妹(まずは壁に押し当ててるお兄ちゃんの手を取って・・・)
妹(私の頬に当てる)
兄「っ!?」ビクッ
妹(そこから兄の手を動かすんじゃなくて、私の顔を動かしてスリスリ攻撃!)スリスリ
兄「あ、あの・・・妹?」
妹「私、中華料理って作るの苦手だけどお兄ちゃんはどう?」ジッ
兄「えっと・・・」
妹「中華料理、好き?」ウワメヅカイ
兄「えっ!?い、いや好きだけど、どちらかと言えば麻婆豆腐の方が・・・」
妹「そうなんだ・・・じゃあ今度作ってあげるね」
兄「あ、うん。ありが」
妹(決めセリフ発動!お兄ちゃんの耳元で・・・)
妹「・・・お兄ちゃんの、ためだけに・・・」
兄「お、おにっ!?」
妹「うん」ウワメヅカイ & クビカシゲ
兄「あ、あの、先に下へ行ってるから・・・っ!」タッタッタ
妹「・・・・」
妹(やったぁー!これだけ過剰にデレればこっちのものでしょ?)
妹(いやぁたまには全力でデレるのもいいなぁ・・・クセになりそう♪)
妹(けど、次があるなら壁ドンをもっと全力で堪能してみたいかなぁ)
妹「とりあえず、ご飯食べよっと」タッタッタ
---
--
-
1階、ダイニング。
兄・妹「いただきます」
母「はい、どうぞ」ビール ゴクゴク…
妹「やっぱりお母さんの料理はおいしいね」
母「いやいや、今じゃもう妹ちゃんの方が料理の腕は上だよ」プハァ…
妹「でも中華料理って苦手なんだよねぇ・・・調味料の種類が多くって・・・」
母「あぁ、これ?味付けは市販の合わせ調味料だぞ?」
妹「えぇ?そうだったの?」
母「そりゃそうだよ。ウチに中華系の調味料なんて置いてないだろ?」
妹「・・・だから、ウチに置いてある調味料で出来るんだと思ってた・・・」
母「あはは!そりゃいくらなんでも無理ってもんだよ」
母「中華なんて特にね。妹ちゃんも今度使ってみたら?」
妹「う~ん・・・でも、やっぱり私は『私の味』で作りたいし、食べて欲しいな」
妹「ね?兄貴~?」
兄「うぇ!?あ、まぁ・・・そう、かな」
母「やっぱり妹ちゃんは今日機嫌がいいよね?男子にでも告白された?」
兄「っ!?」ビクッ
妹「えへへ~、秘密だよ~」ニコニコ
母「うんうん、若いっていいなぁ。お父さんなんて今日も残業なのにさぁ」イジイジ
妹「お父さんの会社は5月決算なんだから仕様がないよ」
母「それでもたまにはふたりっきりでデートとかしたいのよぉ」
妹「決算が終わったらしてくればいいよ。何なら外でお泊りしてきてもね」
母「え!?いや、それだとさすがに・・・」
妹「私たちのことなら大丈夫だよ。普段から兄貴の面倒は私が見てるようなものだし」
妹「それに今度から、兄貴も家事を手伝ってくれるんだってさ。ね、兄貴?」
兄「あ、うん、そうだね。気にしないで行ってきなよ」
母「う~ん、そうかぁ・・・じゃあちょっと誘ってみようかなぁ」
母「よ~し、なんだかまた明日から仕事を頑張れる気がしてきた!」
妹「ふふ、いつもお疲れさま」
---
--
-
晩御飯後、お風呂。
妹「さて、ご飯も食べ終わってお風呂タイムな訳だけど・・・」
妹「これ、絶対に安価で突撃してくるパターンだよね?」
妹「でも私のアイフォンじゃお風呂に持ってこれないから、迎撃安価も出来ないし」
妹「仕方ないから脱衣所にも鍵を掛けておこう」
妹「私としては入ってきても全然OKなんだけど、今日はお母さんもいるし仕方ないか」
妹「じゃあ、さっさと入っちゃおっと」チャプン…
妹「う~ん・・・いいお湯。安価もいい感じだし、今日は楽しかったなぁ」
ガチャ…ガチャガチャ…
ギシ…ギシ…
妹(そして案の定、脱衣所の扉をガチャガチャする音が・・・)
妹(お兄ちゃんとVIPPERの考えなんてお見通しだよっと♪)
…シーン…
妹「諦めたみたいだね。私も上がろっと」
---
--
-
2階、兄の部屋の前。
コンコンッ
妹「兄貴ー上がったよー」
兄『あいよー』
妹「さてさて、早速兄スレのチェックを・・・」スタスタ
『晩御飯終了。
壁ドンの結果は予想以上のデレデレ対応だった。
危うく押し倒してしまうところだったよ。
そして妹は今、風呂に入ってる。
ここは当然安価だな。
ただ母さんもいることを忘れないでくれよ。
1.風呂に突撃
2.風呂に特攻
3.風呂にスネーク
4.風呂にスーパーゴースト神風アタック』
妹「・・・酷い安価もあったもんだね・・・」
妹「まぁ結果は失敗に終わるんだけど」
『すまん、風呂場どころか脱衣所にも鍵がかかってた。
普段はかけてないと思うんだけど・・・夕飯前のデレデレは夢だったのか?』
妹「そしてやっぱり住人からフルボッコにされるお兄ちゃん」
妹「これは・・・何ともいえない高揚感があるよぉ」ウットリ…
妹「とりあえず、お兄ちゃんがお風呂から上がるまで私のスレにも結果報告してっと」
妹「どうせお風呂から出たら寝るまでに安価するんだろうけどね」
---
--
-
30分後。
タッタッタ…ガチャ…パタンッ!
妹「お兄ちゃんが戻ってきたみたいだね。兄スレをチェックっと・・・」
『風呂から上がった。
もしかしたら妹が突撃してくるかと思っていつもより長めに入ってたけど気配すらしなかった・・・
やっぱり夕食前のデレは夢だったのだろうか?
否!断じて、否!!
妹ルートのフラグは立ってるはずだ!
と、いう訳で安価いくぞお前ら!』
妹「・・・いつもより長いと思ったらそんな訳か・・・」
妹「なんかテンション高いし、のぼせたのかなぁ?」
イタズラ安価
>>62
歯ブラシ交換
妹「安価下だから、肩もみからのくすぐりかぁ」
妹「私くすぐったがりだから、これは演技とかで対応出来なさそう・・・」
『次のイタズラは『肩もみからの、くすぐり』に決まりました。
私はくすぐったがりなので無反応とか演技で対応するのは難しいと思います。
努力はしますが、出来ればくすぐられる前に迎撃する内容や回避する内容だと実行しやすいです。
ただ、くすぐられるにしても夜も更けてきたので近所迷惑になる前には逃げるのでご了承下さい』
迎撃安価
>>67
足ツボを押して痛みで対抗
安価ありがとうございます。
今日はここまでです。
明日は来れないと思いますが、来れる日の昼間に今日の安価分を投下しますので、その時はまたよろしくお願いします。
妹「足ツボ・・・なぜNIPPERは私が足ツボをマスターしてると思ったのかと問いたい」
妹「問い詰めたい。小一時間(ry」
妹「そもそも肩を揉まれながらお兄ちゃんの足ツボを押すとか物理的に不可能だからね」
妹「宇宙の法則が乱れる!ってやつだよ」
妹「う~ん・・・安価下かなぁ」
妹「あ、でも健康マニアのお母さんに相談してから決めよっと」タッタッタ
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1階、リビング。
テレビ『ビビーン!浜田、松本、アウト!』
母「あははは!ビビーンめっちゃウケるwww」ビール ゴクゴク
妹「お母さーん」タッタッタ
母「おお妹ちゃん、どうした?一緒に飲みたいんか?」ケラケラ
妹「そんな毒物と劇物を混ぜたような危険物なんて飲みたい訳ないよ」
妹「てか、お母さん健康グッズとかいろいろ買ってるのに毎晩お酒飲むとか矛盾してない?」
母「分かってないなぁ妹ちゃんは。毎晩美味しくお酒を飲むために健康でいようとしてるんだよ」ドヤッ
妹「うん、全然分からない」
母「まぁ大人になれば分かるよ。なんせまぁ、私とあの人の子供だし?」
母「それはそうと、何か用があったんじゃないの?」ゴクゴク
妹「あ、そうだった。お母さん、何か足ツボを刺激するようなもの持ってない?」
母「足ツボ?なんで急に足ツボ?」キョトン…
妹「ま、まぁ何と言うか・・・クラスでちょっとしたブームって言うか・・・」
母「高校に入学した途端、足ツボブーム!?訳分かんねぇwww」ケラケラ
妹「い、いいでしょ別に。それで、何かいい物ないの?」
母「う~ん、マッサージ俸みたいなモノはあるけど足ツボなんて正確に押さないと意味ないしなぁ」
母「あ~でも、激痛で封印したヤツならあるけど?」
妹(激痛!?ktkr!)
妹「それそれ!ちょっと見せてよ」
母「なんでそんな嬉しそう?・・・確か、和室の押し入れに放り込んでたような・・・」ガサゴソ…
母「お、あったあった。足ツボマット」
妹「うわぁ・・・カラフルな石がたくさん付いてるけど、全部が全部尖ってるっていう」キラキラ
母「だから何で嬉しそう?言っとくけど、マジで痛いぞ?」
妹「そうなんだ・・・ちょっと乗ってみてもいい?」
母「まぁ痛いって言ってもケガする訳じゃないけど、大声は出すなよ?」
妹「大丈夫だよ。それじゃ、失礼して・・・」ソー…ヒョイ
妹「あばばばばばっ!!!?何コレ!?めっちゃ痛い!!」
母「だから言っただろ?痛すぎて封印したって」
妹「えぇ・・・足ツボが痛いってことは、私がよっぽど不健康ってこと?」ドヨーン…
母「いや、ただ単に慣れてないだけだと思うぞ?これも正確に足ツボを刺激してる訳じゃないしな」ゴクゴク
妹「だといいけど・・・とりあえず、これ借りてもいい?」
母「いいぞー。別に押し入れの肥やしになってるだけだしな」
妹「じゃあこれちょっと借りてくからね」
ガチャ…
兄「あれ?ふたりでなにやってるの?」
妹(お兄ちゃん!?なんでここに・・・って、私が部屋に居なかったから探しに来ちゃったのかぁ)
妹「別になんでもないよ。私はそろそろ寝るから。おやすみ」スタスタ
母「おお、おやすみ~」
兄「・・・じゃあオレも寝るかなぁ。母さんあまり飲みすぎるなよ」
母「分かってるって!あんたは私のおふくろか!」
兄「いや、おふくろはアンタだし」
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2階、妹の部屋。
妹「さて、じゃあこのマットを私の椅子の後ろにセットしてっと」
妹「さっきと同じミスはしないように、机の上に教科書とノートを広げないと」
妹「これで、私の肩をももうと思ったらこのマットの上に乗らざるをえないよね」
コンコンッ
兄『妹ー、ちょっといいか?』
妹(お、さっそく来たね)
妹「何よ?宿題終わったから寝るとこなんだけど?」
ガチャ…
兄「あ~いや、何て言うか・・・そう!いつものお礼に肩でも揉もうかなぁ、なんて・・・」
妹(苦しい言い訳っすなぁ。ちょっとからかってみようかな?)
妹「は?別に肩なんてこってないけど?」
妹「そんなに揉みたいならお母さんの肩でも揉んであげればぁ?」
兄「えっ!?い、いや・・・母さんはまた今度と言う事で・・・」アセアセ
妹(あぁ、困り顔のお兄ちゃんも可愛いなぁ)
妹(でもあんまり苛めすぎると兄スレの存在に気が付いてるって疑われるかもしれないから・・・)
妹「まぁ感謝の気持ちを行動で示そうって姿勢は評価するわ」
妹「ほら、さっさと揉みなさい」
兄「あ、うん。それじゃあ失礼して・・・」
妹「あ!でも、私の部屋の物を勝手に触ったり動かしたりしないでよ!?」
妹「兄貴の部屋と違って完璧な配置になってるんだからね!」
兄「えぇ!?まぁ片付いてはいるけど・・・これが完璧な配置なの?」キョロキョロ…
妹「キョロキョロすんな!嫌なら出てってよ!」
兄「わ、わかったよ。勝手に触ったりしないから」
妹「分かればいいのよ。ほら、揉むんならさっさと揉みなさい」
妹(けど、くすぐりまでは出来ないよお兄ちゃん♪)
兄「う、うん・・・じゃあさっそk」スタスタ…フミ
兄「あばばばばばっ!?い、痛い!?何?何なのこれ!?」アタフタ
妹(あはは!私と同じようなこと言ってるwww)
妹「・・・急に変な声出さないでよ。お母さんから借りた足ツボマットよ」
兄「あ、足ツボマットって・・・何でこんな所に・・・」
妹「そんなの私の勝手でしょ?もう終わりなら私は寝るけど」
兄「いや、まだ揉んでないから・・・ちょっとこのマット動かしてもいい?」
妹「はぁ!?ダメに決まってるでしょ!さっきの約束もう忘れたの!?」
兄「い、いや忘れた訳じゃないけど・・・じゃあ動かさないで揉むね」
妹「さっさと揉んで早く終わらせなさいよ!」
兄「う、うん。よいしょ、よいしょ・・・どう、気持ちいい?」モミ…モミ…
妹(ふぉぉおお!鼻血モノのセリフっすなぁ!)
妹(けど、興奮してる場合じゃないや)
妹「・・・全然弱い。そんな腰が入ってない揉み方じゃ全然意味ないよ」
兄「だ、だって足ツボマットがあるから・・・」
妹「じゃあもう終わり!寝るからさっさと出てって!」
兄「分かったよ・・・くぅう・・・我慢、我慢だ」
兄「・・・えいっ!」ヒョイ
兄「あばばばばばっ!!やっぱり無理ぃ!!」アタフタ
妹(そりゃそうよね、このマットは早々慣れるもんじゃないよねwww)
妹「はいはい、じゃあ終わり終わり!」
妹「寝るから出てった出てった」オシオシ
兄「いや、まだちょっと・・・」
妹「それじゃ、おやすみ」ギィ…バタン…
妹「・・・・」
妹「完・全・勝・利♪」
妹「NIPPERにかかればVIPPERなんて敵じゃないわね!」
妹「今日はこの辺で最後かな。お兄ちゃんは夜弱いし」
妹「次は添い寝がお約束なんだろうけど、残念だったなVIPPER諸君!」
妹「・・・若干私も残念ではあるけど・・・」
妹「まぁかなり面白かったかな。明日は休みだし、お兄ちゃんがまたイタズラしてくるようなら安価で迎撃しよっと」
妹「最後に私のスレに報告して・・・明日もあれば安価しますっと」
妹「それじゃあおやすみ、お兄ちゃん」キャッ
すみません、今日は前回の安価を消化したここまでです
明日の夜にまた来ますので、次の安価はその時にします
次回もよろしくお願いします
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翌朝、午前7時。
妹「う~ん・・・もう食べられないよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「CoCo一のカレー1300グラムを20分で食べきったら無料なのに、もう食べられないよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「えぇ!?そのサービスはすでに終了してる!?」ムニャ!?
妹「聞いてないよぉ・・・そしてもう食べられないよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「え、お兄ちゃん?ここは任せろって?」ムニャ?
妹「お兄ちゃん凄いよぉ・・・あっと言う間に食べ終えちゃったよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「そして会計も全部出してくれるよぉ・・・お兄ちゃん大好きだよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「・・・ん」パチッ
妹「ふぁあ・・・よく寝たぁ」ノビー
妹「う~ん、なんだか無性にカレーが食べたくなってきた」
妹「今日の昼ごはんはカレーにしようかな」
妹「とりあえず、兄スレをチェックしてみようっと」
『イタズラ安価失敗・・・なんか足ツボマットとか言うのがセットしてあって無理だった・・・
そもそも、なんであんなピンポイントでセットしてあったんだろうか?
もしかして、妹このスレ見てる?
まさかね・・・もしこのスレ見てたら回りくどく反撃してこないで直接文句を言ってくるだろうし
もしかしたら2、3発手が出そうなものだろうし
とりあえず今日のイタズラはこれで終了
明日朝一のイタズラを安価してこのスレが落ちてなかったら実行します』
妹「あちゃ~・・・昨日の迎撃はちょっとあからさま過ぎたみたいだね」
妹「でもまだ疑ってるだけみたいだし、兄スレも落ちてないから今日もイタズラしてきそう」
妹「とりあえず、『期待、保守』っと」
妹「それで、肝心のイタズラの内容は・・・」
イタズラ安価
>>90
お帰り~
面白いイタズラが思い浮かばないから安価下
すみません、昨日は他の方のSSを読んでたら寝落ちしてました・・・
これから投下します。
妹「5分とか長っ!お兄ちゃんにそんな勇気あるかなぁ・・・」
妹「でも、抱きしめられるってどんな感じなんだろ?ナデナデよりも気持ちいいのかな?」
妹「この時間じゃお兄ちゃんはまだ起きてないだろうけど、とりあえず迎撃安価出しておこっと」
妹「う~ん、待機場所も安価で決めた方がいいかなぁ。お母さんは出勤してるだろうし、リビングに居た方がお兄ちゃんも抱きついてきやすいかも・・・」
妹「・・・うん?兄スレに新しい書き込みが・・・」
『イタズラ安価完了!
妹はまだ寝てたから寝顔を間近で堪能しつつ抱きしめてきた。
「起きてる妹」って指示はなかったから違反じゃないよな?
しかし理性で本能を押さえつけるのに苦労した・・・これなら起きてる時の方が難易度低かったかも・・・』
妹「・・・・・・・え?」
妹「なっ!?えぇっ!?嘘!?もう行動済み!?」
妹「なんでこんな日に限って早起きなの!?」
妹「あぁ、もう・・・意味わかんない・・・なんだか、無性に負けた気分」
妹「これどうしようかなぁ・・・とりあえず迎撃じゃないけど反撃?安価した方がいいかなぁ」
『兄のイタズラ安価は『5分間抱きしめて、その後しらばっくれる』に決まってました。
そして兄は私が寝ている間に実行していたようです。
迎撃ではありませんが、安価で反撃したいと思います。
実際は寝ていましたが、実は起きていた前提での行動でも構いません。
よろしくお願いします』
妹「でも、よく考えたら寝ている妹を5分間も抱きしめてたとか、かなり鬼畜な行動だなぁ」
反撃安価
>>97
膝の上に五分
妹「だから5分って結構長いし」
妹「あ、でも抱きしめるのよりは難易度低いかな」
妹「う~ん・・・でも、お兄ちゃんが自分の部屋にいたら難しいか・・・」
妹「リビングのソファーが一番実行しやすいかな・・・お兄ちゃんが部屋に居て新しいイタズラ安価を指定しても面倒だし」
妹「そうと決まれば、少し早いけど朝食を作ろうっと」タッタッタ
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1階、キッチン。
妹「とりあえずご飯は炊いてないからトーストだね」
妹「いつも思うけど、トーストって何語なんだろ?英語?」
妹「食パンの元ってイギリスパンぽいからやっぱり英語なのかなぁ」
妹「英語の料理名とか?まさかね、パンを焼いただけだし」
妹「えっと、いつものヤツでいいかなぁ」
妹「食パンの淵にマヨネーズで土手を作りまーす」ウニュウニュ…
妹「土手が出来たら卵を割って土手からこぼれないように乗せまーす」パカーン
妹「ごま塩を振って、アルミホイルを敷いたトースターに入れまーす」パッパッ
妹「あとは卵が半熟になるように時間調整をして・・・とりあえず5分かな」ピッピッ…
妹「今のうちにお兄ちゃんを呼んでこよっと」タッタッタ
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2階、兄の部屋の前。
妹「兄貴ー!朝ごはん作ったから降りてこーい!」コンコンッ
兄『えっ!?あ、うん・・・今行くよ』
ガチャ…
兄「お、おはよう妹。今日は早起きだね」アセアセ
妹(なんか焦ってるね。罪悪感でも感じてるのかな?)
妹「あ~、何か今朝は寝苦しくて。早く目が醒めちゃったんだよね」
兄「えぇ!?それは、その・・・」アセアセ
妹「・・・何よその反応は。まさか、何か知ってるの?」
兄「い、いやいや何も?そ、それよりも今日の朝食は何かな~と・・・」スタスタ…
妹(焦ってるお兄ちゃん可愛い♪さっきまで負けた気分だったけど、これでスカッとしたよ)
妹(けど、反撃はまだ始まってもいないんだからね、お兄ちゃん)スタスタ…
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1階、ダイニング。
兄「いただきます」
妹「いただきます」
兄「・・・・」モグモグ…チラッ
妹「・・・・」モグモグ…
妹(なんか、あからさまにこっちの様子を気にしてるなぁ・・・)
妹(罪悪感じゃなさそうだけど・・・もしかして、意識しちゃってるとか?)
妹(なんてね。バレてないか心配してるだけでしょどうせ。まぁバレちゃってる訳なんだけど)
妹「・・・何?私の顔に何か付いてるの?」モグモグ…
兄「い、いやなんでも・・・このトースト美味しいなって・・・」
妹「そう?自分で作っておいてなんだけど、たぶんカロリー凄いことになってるよ?」
兄「あぁ、マヨネーズと卵使ってるからね・・・けど、美味しいのは事実だよ」
妹「ふ~ん。良薬口に苦しって言うし、逆に体に悪い物ほど美味しいのかもね」
兄「確かに、それは言えてるかも・・・」
妹「・・・・」モグモグ
兄「・・・・」ソワソワ
妹「・・・・」モグモグ
兄「・・・ご、ごちそうさま。それじゃあ、部屋に戻ってるから・・・」
妹「なんで?」
兄「え?なんでって・・・」
妹「もうすぐ遊戯王始まるじゃん。リビングのテレビで見ていけば?」
兄「え!?あぁ、うん・・・自分の部屋で遊戯王見てるって知ってたの?」
妹「うん、私も毎週見てるし。なんでリビングで見ないのかなって思ってた」
兄「そ、そうだったんだ・・・じゃあ、リビングで見ようかな」
妹「その前に皿洗ってよ。昨日約束したでしょ?」
兄「あ、そうだ、忘れてた・・・じゃあ先に洗っちゃうね」
妹「ついでにご飯炊いておいて。お昼はカレーにするから」
兄「はいよ」
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1階、リビング。
妹(さて、これで皿洗いが終わったらお兄ちゃんはリビングに来るね)
妹(そしたら膝の上に5分。まぁ何をするか指定はなかったけど)
妹(普通に考えたら膝の上に座るってところかな?エロを期待してるNIPPERもいるみたいだけど)
妹(まぁ伏線も張っておいたことだし、ここは定番の・・・)
兄「洗い物終わったよ」テクテク
妹「そ、ありがと。もうすぐ始まるから座れば?」
兄「あ、うん。そうだね」
テレビ「デュエル シヨウゼッ!」タトエ ヒノナカ ミズノナカ クサノナカ …
妹(遊戯王っていえばやっぱり城之内お兄ちゃんだよね!)
妹(妹を本当に大切に思ってるし、何より安価でイタズラとかしないもんね)ハァ…
妹(まぁ私も安価で反撃してるから、人のことは言えないけど)
妹(さて、そろそろ・・・)
妹「・・・ふぁあ~・・・」ノビー…
兄「妹?眠いの?」
妹「さっきも言ったでしょ?今朝は何故か寝苦しかったって」チラッ…
兄「え!?あ、そ、そうだったね・・・」サッ…
妹(そんなあからさまに視線を逸らしちゃって・・・分かりやすいなぁ)
妹「・・・だから、ちょっと膝借りるね」コテン
兄「え?いや、あの・・・妹さん?」
妹「何よ、寝不足の妹に膝枕くらいしてあげようって思わないの?」
兄「いや、別にそれは構わないけど、何で急に・・・」
妹「何?嫌なの?嫌なら退くけど?」
兄「あ、いや。そのままでいいよ、うん」
妹「ふん。昨日の肩もみも中途半端だったんだから、これくらい当然よね」
兄「あ、そうだったね」ナデナデ
妹「~っ!!(ふぉお!不意打ちのナデナデ!また変な声出そうになっちゃった!)」
妹「ほ、ほら!テレビ始まったんだからちゃんと見てなさいよ!」
兄「うん、そうだね」ナデナデ
妹(そうだねとか言いながらナデナデは続行ですか!?)
妹(これヤバいなぁ・・・5分間も耐えられるだろうか・・・)
妹(興奮して鼻血出したりして・・・あれ?でも何だかホントに眠くなって・・・)
妹「・・・zzz」ムニャムニャ…
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30分後。
妹「う~ん・・・もう食べられないよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「ココイチの5辛・・・辛すぎて食べられないよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「大人しく甘口にしておけばよかったよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「ここは念の為に持参したマヨネーズで辛さを中和するよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「うにゃ!?店員に見付かったよぉ!?」ムニャ!?
妹「仕方がないよぉ・・・頑張って食べるよぉ・・・」ムニャムニャ…
妹「あぁ、こんな時にお兄ちゃんが居てくれたら・・・」ムニャムニャ…
妹「・・・ん」パチッ
兄「・・・・」ニコニコ
妹「・・・ぎゃぁぁああああっ!?」ムクッ
兄「え?」
ゴチンッ!☆
妹「~~~~~っ!?」
兄「~~~~~っ!?」
妹「イタタ・・・なんで兄貴がいるの!?」
兄「なんでって・・・お前が膝枕してくれって言うから・・・」
妹「え・・・?(そ、そうだった!すっかり寝ちゃってたんだ!)」
妹「そ、そうかも知れないけど!そんなマジマジと女の子の寝顔を見るもんじゃないでしょ!?」
兄「そ、それはゴメン。なんだか面白い寝言言ってるなと思って・・・」
妹「~~~~~っ!!!」カオマッカ
妹「う、うるさいバカ兄貴!もう知らない!部屋に戻る!」タッタッタ
兄「・・・なんか、イタズラした時より怒られた・・・」
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2階、妹の部屋。
妹「あぁ~めっちゃ恥ずかしい!」ジタバタ
妹「勝った気分でいたのに、再び負けた気分だよ・・・」ハァ…
妹「寝言・・・何て言ってたんだろ?変なこと言ってなければいいけど・・・もう!」マクラ バフバフ
妹「はぁ、結局5分どころか30分以上してたのかぁ。とりあえずスレに報告しないと・・・」
妹「あ、お兄ちゃんも兄スレに報告してる」
妹「『イタズラしてないのにイタズラした時よりも何故か怒られた』って・・・私にも何でか分からないよ・・・」ハァ…
『お昼ご飯はカレーらしいので、早めに作り始めると思う。
妹のカレーは絶品だが、もっと肉を入れて欲しい。
まぁそれもオレの体を案じてると思うと嬉しくはあるんだが。
料理中のイタズラは危ないから、料理開始前に1つか2つのイタズラをする。
さっきも言ったが、怒られたばかりだからほどほどのイタズラで頼む』
妹「ほどほどのイタズラって・・・イタズラをしないって選択肢はないのかなぁ」
イタズラ安価
>>111
激甘のコーヒーの差し入れ
妹「激甘のコーヒーを差し入れねぇ。私は甘党だから大抵は大丈夫なんだけど・・・」
妹「私が甘党ってことはお兄ちゃんも知ってるから、どのレベルで甘くしてくるのか不明ね」
妹「加えてお兄ちゃんはブラック派だから交換するとか、自分のヤツと間違えて飲むとかその類の手は通用しないっと」
妹「・・・なかなか微妙な線を突いてくるわね・・・とりあえず安価しよう」
『次のイタズラは「激甘のコーヒーを差し入れする」です。
私は甘党なので溶けきらない量の砂糖を入れてくるとかではない限り問題ないです。
これを飲んだ時のリアクション、または飲まないですむような回避方法をお願いします。
飲み物とは言え食べ物を無駄にするような安価なら再安価するかもしれませんが、ご了承ください』
妹「それにしても優しいイタズラが続くなぁ・・・ヌクモリティって奴かな?」
妹「あ、振りじゃないよ?別にこのままの緩い路線でも全然平気・・・って、誰に言い訳してるんだろ?」
迎撃安価
>>113
間違えて塩を入れたココアを差し入れ
妹「あ~、砂糖と塩を間違えるっていうドジっ娘パターンね」
妹「ただまぁ、これは食べ物を無駄にしてると言えなくもないから・・・」
妹「そもそも家にココアパウダーが無いっていうね」
妹「私が甘党って言っても食べ物とかお菓子の話だし」
妹「なので、申し訳ないけど再安価しまーす」
『すみません、食べ物を無駄にするような安価+家にココアパウダーの用意がないので再安価させていただきます。
出来れば反撃ではなく飲んだ時のリアクション、もしくは回避する方向でお願いします。
注文が多くて申し訳ありませんが、よろしくお願いします』
妹「そういえばミロってココアって分類に入るのかな?」
妹「まぁミロの用意もないんだけどね」
迎撃再安価
>>115
兄に口移しで飲ませて貰うようにせがむ
妹「あぁ!?ついに無茶振りの安価が来ちゃった!?」
妹「絶対に再安価したせいだ!うわぁ・・・こんな事ならコンビニでココア買って来てでも実行しておけばよかった・・・」
妹「し、仕方ないか・・・安価は絶対。安価は絶対だよ」
妹「それに『せがむ』ってだけだから、必ずしも口移しされる必要がある訳じゃない・・・っ!」
妹「激甘とはいえ、さすがにファーストキスがコーヒーの味なんて洒落にならないからね」
妹「よ、よし。お兄ちゃんがコーヒーを入れてくるまで精神統一だ!」
妹「・・・むむむ!トン・ナン・シャー・ペー・スー・シー・ホー!!ハク・ハツ・チュン・デ・ダイ・サン・ゲン!!」ムムム…カツッ!!
コンコンッ
兄『妹ー、入るぞー?』
妹「うひゃあ!?ひゃい、どうぞ!?」ビクッ
ガチャ…
兄「どうした?なんか変な声が聞こえたけど・・・」
妹「な、なんでもないよ!それより、何か用なの?」アセアセ
妹(うぅ・・・妹友ちゃんに聞いた九字切り?とか言うの全然効かない・・・)
妹(妹友ちゃんは『これをやれば神が下りてくるんや!』とか言ってたのに・・・)
兄「あ~、コーヒー入れたから妹もどうかなって思って」
妹(うぅ・・・仕方がない、覚悟を決めよう!)
妹「ありがと・・・でも、それって淹れたてでしょ?」
兄「え?うん、今淹れたばかりだけど・・・」
妹「私猫舌だから熱いと飲めないんだけど?」
兄「そ、そうか・・・でもオレが飲める程度には冷めてるはずだよ」
妹「・・・証明して」
兄「えっ?」
妹「飲んで証明してみせて」
兄「いいけど、そんな疑わなくても・・・」つ『ブラック』
妹「そっちじゃない」
兄「えっ?」
妹「私の方のコーヒーよ。そっちは兄貴の分でしょ?」
兄「そ、そうだけど。どっちも一緒だよ?」アセアセ
妹「私の分が冷めてないと意味ないよ。早く飲んで」ジー
兄「う、うん・・・」つ『激甘』
妹「あ、飲むって言っても口に含むだけよ」
兄「え?それはどういう・・・」
妹「それは私の分なんだから、全部私が飲むの!」
兄「えぇ!?さっきから言ってることが滅茶苦茶だよ!?」
妹「簡単なことでしょ。今から口に含む分も私に飲ませてくれればいいの!」
妹(あぁもう、やぶれかぶれだ!メッチャ恥ずかしいっ!)カオマッカ
兄「え・・・えっと・・・」オロオロ
妹「は、早く飲みなさいよ!そんで・・・私に口移しするのよっ!」カーッ
兄「は?え、うん・・・はぁ!?」
妹「早く!早く飲みなさい!ハリー!ハリー!ハリー!ハリー!ハリィィィイイイイイーーーー!!!」ガァーーー!!!
兄「ちょ!?こ、怖っ!分かった、分かったから・・・」つ『激甘』ゴク…
妹(あぁもう!こうなったらお兄ちゃんに任せるよ!これが私のファーストキスでも、一片の悔いなしっ!!)
妹「ん・・・・」ギュ…
兄(え?マジで?そんな目を閉じて・・・これって・・・)
ゴックン…
兄「・・・あ、飲んじゃった・・・」
妹「・・・・」ギュ…
妹(まだ!?するなら早くしてよ!)フルフル
兄「あ・・・あぁ!!飲んじゃったから、コーヒーはまた今度ね!」
妹「・・・え?」キョトン…
兄「いや~約束だったもんなごめんなー(俸)」
妹「え?うん?」???
兄「こ、これはオレが全部飲むからごめんなーまた今度なー(俸)」ソソクサ
ギィ…バタン…
妹「・・・行っちゃった・・・えっと、回避成功ってことかな?」
妹「うはぁ・・・めっちゃ緊張したぁ・・・お兄ちゃんがヘタレでよかった・・・」
妹「でも、せっかく覚悟までしたんだから別によかったんだけどなぁ」
妹「とりあえず、スレに報告っと」
妹「あ、お兄ちゃんも兄スレに報告してるね」
妹「そしていつも通り、ヘタレたことにスレ住人からフルボッコにされると・・・」
妹「はぁ・・・でも今回ばかりは私もスレ住人と同じ意見かも」
『なぜここまでフルボッコにされるのか・・・
安価はこなしたんだから問題ないだろ!?
それにオレはファーストキスなんだから、いくらなんでもコーヒー味はねぇよ!
とにかく次だ、次!』
妹「やっぱり私と同じようなことを言ってるね」
妹「そしてこの流れで安価とか・・・嫌なフラグが見えるよ・・・」
イタズラ安価
>>123
兄に金的
安価ありがとうございます。
今日はここまでです。
次は少し時間が開くかもしれませんが、次回もよろしくお願いします。
妹「『兄に金的』って・・・誤爆?」
妹「ヤ、ヤバい!私のスレと兄スレを両方見てる人の誤爆だ!!」
『兄に金的って・・・オレがイタズラしてるのは妹なんだが・・・
昨日からおかしいと思ってたんだが、やっぱり妹はこのスレを見てるのか?
昨日の足ツボマットの配置とか安価の誤爆とか見る限り、妹もここか別の掲示板でスレ立てしてるようだな。
よし、決めた!次が最後のイタズラだ!
昼食はカレーと言っていたから、最後のイタズラは食後に安価下の「レモンティーを口移しする」だ!
いいか?オレは食後に1杯だけレモンティーを淹れて口移しをする。
妹がこのスレを見ていない場合、甘党の妹はもう1杯ミルクティーを淹れるように言うだろう。
そのままレモンティーを飲もうとすれば問答無用で口移しをする。
妹がこのスレを見ていても見ていなくても、さっきの態度から口移しを拒否するとは思えない。
この作戦でいくぞお前ら!』
妹「あぁ、もう完全に疑っちゃってる・・・けど、この穴だらけの作戦は・・・」
妹「私がミルクティーを淹れるように言えば疑いは晴れるよね?」
妹「い、いや!?私はミルクティーに限らず紅茶なんて普段から飲まないんだった!?」
妹「危ない・・・普段飲まないミルクティーを催促するとか不自然すぎる。これは二重の罠だよ」
妹「じゃあ正解は・・・ご飯を食べたらさっさと部屋に戻る?」
妹「けど、さっきみたいに部屋まで持ってこられたら・・・」
妹「食後にすぐに外出する・・・のも不自然」
妹「どのみち帰宅してからでも十分に時間はあるし・・・普段飲まないんだから普通に断るのがいいのかな?」
妹「あぁでも、さっきは普段飲まないコーヒーを飲もうとしてた!」
妹「しかも自分から口移ししてって言ったのに、レモンティーだと断るのも不自然」
妹「もう訳わかんない・・・どの選択肢も不正解のような気がする・・・」
妹「安価で決めても大丈夫なのかな・・・とりあえず、昼食まで時間があるし保留しておこう」
妹「まずはカレーを作りながら精神統一と作戦タイムを・・・こういう時カレーって時間がかかるからいいよね」スタスタ
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1階、キッチン。
妹(マズい・・・完全に想定外・・・)
兄「やぁ、妹。カレーを作りに来たの?」ニコニコ
妹(罠は『ミルクティー』だと思ってたのに・・・)
兄「さっきは妹のコーヒーまで飲んでしまって悪かったね」ニコニコ
妹(無駄に選択肢を用意してたのもフェイクで・・・本命の罠は・・・)
兄「だからコーヒーのお詫びに『レモンティー』を淹れたんだ」ニコニコ
妹(『昼食後』という時間的な猶予があると思わせること・・・っ!?)
兄「せっかくだから、昼食を作る前に飲んでよ」ニコニコ
妹(ど、どうする私!?どうするのが正解!?)
妹「い、いや・・・えっと・・・」アセアセ
兄「うん?あぁそうだね、妹は猫舌だったよね」ニコニコ
妹「ふぇ!?ま、まぁ・・・そう・・・」アセアセ
兄「もちろん熱くないか飲んで証明もするよ?」ニコニコ
妹「あ、あの・・・」アセアセ
兄「当然、飲んだ分も妹のモノだからね。口移しで飲ませてあげるよ」ニコニコ
妹「~~~っ!///」カオマッカ
兄「さぁ、目を閉じて」ニコッ
妹(も、もうダメだ・・・何も考えらんない・・・///)
妹(安価も選択肢もどうでもいいや・・・もう、お兄ちゃんの好きにして・・・///)ギュッ…
妹「・・・・」
兄「・・・・」
妹「・・・・」
兄「・・・なんてね」フフッ
妹「・・・え?」キョトン…
兄「まさか、大切なファーストキスを安価で使う訳にはいかないからね」
妹「え・・・うん・・・」
兄「それに、不意打ちだったから妹も安価だしてないでしょ?」
妹「・・・気付いてたの?」
兄「いいや」ニコッ
妹「?・・・あ!あぁ!?」
兄「ふふ、見事に誘導尋問に引っかかったね」
妹「あぁ・・・まさか、私がしてやられるなんて・・・」ガク…
兄「ちなみにいつから気付いてたの?」
妹「・・・最初の『壁ドン』から」
兄「まさかそんな早いとは思わなかったけど・・・てか、妹もVIP見てたんだね」
妹「いや、私が主に見てるのはSS速報だよ。昨日はたまたま・・・」
兄「そっか。それは物凄い確率だね・・・運が悪かったのかな」
妹「あの・・・怒ってる?」オズオズ…
兄「いや、怒ってはないけど・・・妹の方こそ怒ってないの?」
妹「え?なんで?」キョトン…
兄「いや、安価でイタズラなんてしようとしたから・・・」
妹「・・・まぁそれは別に・・・安価も緩かったし」
兄「あ~、それは思った」
妹「もし『押し倒せ』とか安価が来たらどうしてたの?」
兄「その時はエロゲの画像でもアップして釣り宣言してたかな」
妹「ふふ、ちゃんと考えてたんだ」
兄「そりゃあね。妹が本気で嫌がることなんて、したくないよ」
妹「・・・じゃあ、私が押し倒されて喜ぶとしたら?」
兄「え?」
妹「ねぇお兄ちゃん。もう一回安価出してよ」
妹「そしたら私が安価を取るよ。そして、『押し倒せ』って書き込む」
妹「・・・そしたら、どうする?」
兄「・・・それでも、釣り宣言するよ」
妹「お兄ちゃんは私の事が嫌い?」ウルウル
兄「まさか。大好きだし大切に思ってるよ」
妹「・・・じゃあ・・・」
兄「でもさ、まだしばらくは兄妹でいたいんだ」
兄「『恋人』が特別な存在だってことは分かるけど・・・それと同じくらい」
兄「いや、それ以上に『妹』という存在も特別だって思うんだ」
兄「何しろ『妹』という存在は妹しかいない、世界でたったひとりの存在だから」
妹「・・・よく分からない」
兄「う~ん・・・変な話、恋人なら世界中の誰とでもなれるけど」
兄「兄妹になることは出来ないよね」
妹「それは、まぁ・・・」
兄「だから今はまだ、世界でたったひとつの『兄妹』っていう関係のままでいたいんだよ」
兄「ダメかな?」
妹「・・・うん、なんとなくは分かった」
兄「ありがとう」ニコッ
妹「まぁ考えようによっては今の状態でも同棲か結婚してるのと変わらない訳だし」
兄「まぁそれは確かにね」
妹「でも、それと安価とは別だよ?」
兄「・・・え?」
妹「お兄ちゃんはまだ安価を実行していないよね。違う?」
兄「え、いやそれは・・・」アセアセ
妹「けど、私もファーストキスはレモンティーの味なんて嫌だから」
妹「・・・だから・・・」ギュ…
兄「・・・うん・・・」…チュ…
妹「・・・ふふ、ファーストキスは甘酸っぱいって言うけど甘々だったね」
妹「それになんだか、コーヒー風味」
兄「あ!さっき二杯も飲んじゃったから・・・」
妹「あはは、お兄ちゃんらしいや」
兄「あ~、それで妹さん。その『お兄ちゃん』って呼ばれるの照れくさいんだけど・・・」
兄「いつも通り『兄貴』って呼んでくれませんかね?」
妹「う~ん・・・ヤダ」
兄「えぇ!?」
妹「これが安価で妹にイタズラしようとするお兄ちゃんへの仕返しだよ♪」
妹「ね?お兄ちゃん♡ 」
おわり
完結です。ありがとうございました。
作中で土日の間は継続する予定でしたが、ちょうどよかったので完結とさせていただきました。
次回は姉と弟で同じような安価スレを立てる予定です。
次回もよろしくお願いします。
乙
誘導してくれるとうれしい
>>137
ありがとうございます
立てたらこのスレで報告させていただきます
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