メイド「ふふふ・・・魔王城に潜入成功・・・!」(67)

メイド(魔王城に潜入してはや3日・・・)フキフキ

メイド(堕落したエルフを装い魔王城でこの職を得て)フキフキ

メイド(仕事にもだいぶ慣れてきた・・・)

メイド(剣の腕で売り込んだのになんでこのポジかはわからないけど)

メイド(身辺の世話を仰せつかるお仕事なんだからむしろ好都合)ニヤニヤ

メイド長「おい」

メイド(魔王が私の手によって滅びるのも時間の問題・・・)ニヤニヤ

メイド長「おい!」

メイド「あい!ただいま!」ビクッ!

メイド長「まーたニヤニヤしやがって・・・変態かお前」

メイド長「皿拭きの手を止めるな!どんどん山積みになってるぞ!」

メイド「ひぇぇ・・・」

メイド「・・・」サッサッ

メイド(くそぉ・・・箒じゃなくて剣握りたい・・・)サッサッ

メイド(使用人の類は帯刀できないとかなんなの・・・)サッサッ

メイド(確かに仕事には必要無いけど、これじゃあスキ見つけても・・・)サッサッ

ガヤガヤ

メイド「ん?」

狼男「んでよぉwww」

骸骨「えwwマジ?www」

メイド(うぜぇ・・・掃除の邪魔になるとこに居座りやがって・・・)ザッザッ

メイド(どいてくれないかなー・・・)ザッザッ

狼男「おい!!」

メイド「あ?」ザッ

狼男「なんでてめぇの方がふてぶてしいんだよ」

狼男「さっきから砂当たってんだけど、何?嫌がらせ?」

骸骨「痛いというか痒いからやめてほしいはwww」

メイド「いやいや・・・当たるとこいる奴がわるいでしょ」

狼男「俺らがいるんだぜ?配慮すんのが当たり前じゃねぇの?」

骸骨「新入りの分際で偉そうなんやなwww」

メイド「偉そうじゃないでしょ。だべってる一兵卒より仕事してる私の方がよっぽど偉いわ」

メイド「はいどいたどいたー」ザッザッ

狼男「うわっぷ!」

骸骨「ろくでなしでサーセンwww」

狼男「おい・・・手ぇ出さねぇでおいたらいい気になりやがっ」

メイド「突きぃ!」

ドゴッ

狼男「うぐぉえっ!?」

ドサッ

狼男「 」ピクピク

メイド「はいはい正当防衛正当防衛」ザッザッ

骸骨「wwwwww」

メイド「アンタも何か文句あります?」ザッザッ

骸骨「おおwwこわいこわいwww」

メイド「なにこいつ・・・」ザッザッ

メイド(次は屋内の拭き掃除か・・・)

ゾ ク ッ

メイド「ひっ・・・!」ビクッ

魔王「・・・」ツカツカ

メイド(ま、魔王・・・)

魔王「・・・」ツカツカ

メイド「こんにちは、陛下」ペコッ

魔王「・・・」ツカツカ

メイド「・・・」

メイド(・・・びっくりした)

メイド(魔王を見るのはこれで二度目・・・)

メイド(あれが倒すべき敵・・・)

メイド(しかしどうやって倒しましょうかねぇ・・・)フキフキ

メイド(私の理想としては・・・)フキフキ



グサッ

魔王『なっ・・・!』

メイド『玉座の裏から失礼しますよ・・・陛下』ググッ

魔王『き・・・貴様はあの時の・・・っ!!』ガタガタ

メイド『陛下・・・あなたには私の里の繁栄と師の面目躍如の礎になっていただきます!』

魔王『ば、ばかな・・・!』

メイド『ふふふ・・・トドメですよっ!必殺のフェイタリティー!」

ベチャッ

メイド長「わー冷たーい」

メイド「あっ・・・」

メイド長「・・・」

メイド(そうだそうだ、メイド長で思いついた)ズキズキ

メイド(陛下に近づきたかったらまずはそれなりの地位を掴まないと・・・)フキフキ

メイド(あるいは・・・部屋から剣持ち出してなんとかするか・・・)フキフキ

メイド(ん・・・?そういえば地下に危険な魔物を封印しているとかなんとか・・・)フキフキ

メイド(解放しちゃうのもアリかなぁ・・・)フキフキ

メイド「・・・」

メイド「誰だぁ!そこにいるのは!」バッ

ベチャッ

魔王子「ひゃっ!?」

メイド「お、王子だと・・・!」

魔王子「う、うぅ・・・」ジワァ

メイド「うわわわ!」

メイド「お、王子!失礼しましたぁ!」

魔王子「ううう・・・」グスグス

メイド(巡回してるメイド長に見つからなくてよかったけど!)

メイド(お泣かし申し上げたら結局ばれるぞ・・・!)

メイド「私の不注意で・・・」サスサス

魔王子「痛かった・・・」グスグス

メイド(というかここメイド達用の更衣室なんですけど・・・なぜ入り込んだ・・・)

メイド(というか・・・)

メイド「王子、お付きのメイドはどうなされたのですか?」

魔王子「どっか行った・・・」

メイド「え・・・?」

メイド(仕事し始めて3日でサボり?)

魔王子「メイドー・・・遊んで・・・?」

メイド「あ、はい。なんなりと」

メイド(サボりのとばっちり食らったって言えば怒られないよね・・・)

魔王子「やった!」

魔王子「じゃ、じゃあさっき他のメイドとやってた続き・・・」

メイド「あらら、遊びの最中に抜け出すなんてひどい方ですね・・・」

メイド「どういう遊びです?」

魔王子「こっち!」グイグイ

メイド「わ!ちょっと待ってください!」

<魔王の部屋>

バタン

魔王「・・・」

側近「陛下、いかがでした?」

魔王「・・・」

魔王「流石、長年我が側近として仕えてきただけあるな・・・」

魔王「握手させてくれ」グッ

側近「お褒めにあずかり光栄の極み」グッ

魔王「我が好みをよく理解しているではないか」

魔王「新しく雇い入れたメイド10人・・・どれも非常にいい」

魔王「目移りして嫁候補選びが捗らんぞ!」

側近「焦らずともよろしいのですよ、陛下。時間はたっぷりございます」

魔王「そうであるな」

魔王「見た目は完璧である」

魔王「だがしかし・・・実力を伴わなければな」

側近「そうでございますね・・・得にご子息」

魔王「うむ」

魔王「あやつをうまく扱える者でないと我が嫁は勤まるまい」

側近「はぁ・・・」

魔王「はぁ・・・」

側近「いらっしゃればよろしいですけどね・・・」

魔王「是非いてほしいものだ」

側近「では、様子を伺ってまいります」

魔王「頼んだぞ」

<地下庭園>

魔王子「ここだよー」

メイド「はぁー、城の地下にこのような場所が・・・」

メイド(薄気味悪いうえによくわかんない植物まみれ・・・)

魔王子「もう少し奥だっけ・・・」ガサガサ

メイド「あーもう、だからお待ちくださいって!」

ゲシッ

メイド「ん?」

猫メイド「は、はひっ・・・」ヒクヒク

メイド「うわ!?」

メイド(お、王子お付きのメイド!?なにこれ!?)

メイド「ちょっ、王子!ここ危ないですよ!」

メイド「王子ー!どこですかー!」



魔王子「・・・」ブツブツ

魔王子「・・・出てきて、エビルプラント」ボソッ



ズオッ

メイド「む?」

エビル「・・・」ニョキニョキ

メイド「な、なにこいつ!?」

魔王子「いっぱい遊んであげて・・・?」シュッ

ザクッ

エビル「!?」

エビル「グオオォォォ!!」ペシーン

メイド「うっわ!」ヒョイッ

魔王子「さっきは悦ぶとこ見たから」

魔王子「次は苦しむとこ見たいなー・・・」ニコニコ



メイド「起きてくださーい!」

猫メイド「ひひ・・・ひ・・・」ヒクヒク

メイド(な、なんか完全に目がイってる・・・)

エビル「ウグオアアァァ!!」ヒンッ

メイド「おっと・・・」ヒョイ

パシーン

猫メイド「ひぎぃっ!?」ビクッ

メイド「あ・・・これはまずい」

メイド(得物は無し。この人を護りながら戦うしかないとなれば・・・)

メイド(・・・魔法効くかな)

メイド「モノは試し!」バッ

メイド「イヴォーク、旋風玉!」ヒュッ

バッコーン

エビル「アァァァ!」ズボッ

メイド「効いてない・・・?それなら」

ズボッ ガシッ

メイド「う・・・ぐっ・・・!」ギリギリ

メイド(地面から・・・触手が・・・)ギリギリ

メイド(や、やば・・・お星様見えてきた・・・)ギリギリ

?「おやおや、お死にになるのはまだ早い」ガツッ

ボコッボコッ ブチブチッ

エビル「ギャアアァァァ!!」ブッシャアァ

?「植物の類は根絶やしにするのが一番であるな」

ドサッ

メイド「ぐっ・・・」

メイド「ゴホッゴホッ・・・側近様」

側近「少々無粋であるが介入させてもらった。悪く思うな」

メイド「そ、そんな、悪くなど・・・」

側近「ふむ、そこに倒れていr」グッ

エビル「アァアァァァ!!」ブンッ

ドシャッ

側近「 」ピクピク

メイド「そ、側近さん!?」

メイド「寝てるとこすみません、腰の剣お借りしますね!」

エビル「オォオオォァァ!!」

メイド「剣持ったら私の勝ちです!」ザッ

<魔王の部屋>

エビルだったもの「 」

メイド『体中が液体まみれで臭い・・・』ヨタヨタ



魔王「ほう、エビルプラントを倒したか!」

魔王「誰かさんに傷を入れられ凶暴化した奴を倒せるとは中々だ・・・」

魔王「側近の醜態がちょっとアレだが・・・まぁいい。命は取ってはならぬからな」

魔王「・・・」

魔王「ビデオ・・・巻き戻してみるか・・・」ピッ

魔王子「あ!メイド!どうしたのこれ・・・」

メイド「王子!勝手にどっか行っちゃあダメですよ!」

メイド「王子と遊んでる最中に猫メイドはやられたようです」

メイド「それに側近様もずっこけて瀕死・・・」

メイド「ここは危ないとこなんですから勝手にお入りになってはいけません!」
魔王子「わ、わかったよぅ・・・」シュンッ

魔王子「メイド、僕疲れたからお部屋つれてって」ギュッ

メイド「はいはい・・・」

魔王子(メイドの首が絞まる時のお顔よかった・・・)

魔王子(もいっかい見てみたいな・・・)ギュッ

~数時間後~

メイド長「はぁ・・・今日の仕事はこれで終いだ。ご苦労さん」

メイド(うえ・・・しんどい・・・。今日は魔王とか考えずに寝よ・・・)

霊メイド「はい」サッ

メイド長「どうした?霊メイド」

霊メイド「この部屋、青臭い」

メイド「わ、悪かったですね!!」

霊メイド「あと、この部屋、9人しかいない」

狐メイド「む、そういえばそうじゃな・・・」

淫魔メイド「目ぇ付けてたのにねぇ・・・」

メイド長「ああ、猫メイドは病棟行きだ」

7人「「「えっ!?」」」

メイド→エルフ
猫メイド
霊メイド
狐メイド
メイド長→?
後五人→?

なぜか思いつかない助けて・・・

淫魔メイド忘れてた
後四人・・・

メイド「かくかくしかじかというわけで地下庭園は危険です!入らないように!」

霊メイド「だから青臭い」

メイド「しつこい!」

魔女メイド「そもそも私達の担当区域じゃないわけだけど。注意はしておきましょうか」

妖精メイド「エビルプラントデスか!お話してみたかったデスねー」

狸メイド「猫ちゃん心配だわ・・・」

邪神メイド「ククク・・・そんなゴミ等、我の軽い暗黒魔法でもオーバーキルであっただろうなぁ・・・」ニヤニヤ

メイド長「まぁ一人抜けた穴くらいはどうにかなるか」

メイド長「後は王子の子守誰がするかなんだけどさ」

メイド「私文字通り引きずり回されたんで・・・勘弁です」

淫魔メイド「ねぇ・・・その子どんな子なの?」

淫魔メイド「ちょっと興味あるわぁ~♪」

メイド長「じゃあ任されてみるか?」

メイド「適当ですね・・・」

メイド長「リーダーなんてやったことないから適当だ。ほっとけ」

淫魔メイド「じゃあやってみようかしら?」

魔女メイド「淫魔さんが引き受けてくださるのなら通常業務ね」

邪神メイド「邪なる者を見かけた際は遠慮なく言え・・・」

邪神メイド「そのような者は我のみで十分だからな・・・ククク・・・」クスクス

妖精メイド「皆さん明日もファイトデスよー」

~翌日~

魔王子「今日は淫魔メイドがお世話してくれるの?」

淫魔メイド「よろしくねぇ~」

魔王子「え、えへへ、よろしくね!」ニコニコ

淫魔メイド(んふふ~、思ったより可愛い子ねぇ・・・)

淫魔メイド(味見しちゃったら怒られる・・・?)

魔王子「今日はおにごっこやりたいなぁ・・・」

魔王子「他のメイド呼んでくる!」タタタ

淫魔メイド「あら、お一人はいけませんよ~」フワフワ

狸メイド「邪神さん、そっちのシーツ頼んだよ」

邪神メイド「クッ・・・純白に目が焼かれそうだ・・・」タジタジ

狸メイド「ほらほらー、シャキッとシャキッと!」パシパシ

邪神メイド「くぅ・・・」

魔王子「メイドー!」

狸メイド「あれ?王子様!」

邪神メイド「・・・フ、我に何の用だ?我が君の息子」

魔王子「いっしょにおにごっこやろー!」

邪神メイド「遊戯に興じるか・・・それもまた一興か」

邪神メイド「我が君の息子よ。我が十二分にその役目全うしてやろう」

魔王子「んふふー、ありがとー」ニコニコ

狸メイド「まだお仕事終わってないよ・・・?」

邪神メイド「我一人で十分だ。貴様は一人でそれを片付けていろ」

邪神メイド「我は白など大嫌いだ」

狸メイド「そんなこと言ってもさぁ・・・」

魔王子「僕は黒と赤色好きだよ?」

邪神メイド「ククク・・・解っているではないか。将来有望、期待しているぞ」ナデナデ

魔王子「えへへー」ニコニコ

狸メイド「もー・・・」

淫魔メイド「あ、ここにいましたかぁ」

魔王子「あ、淫魔メイド!みんなでおにごっこやるよ!」

狸メイド「皆でって事は私も?」

魔王子「うん!」

<メイド達控室>

霊メイド「・・・」パチパチパチ

ガチャ

メイド長「はーっ、午前中の仕事は終った終った」バタン

霊メイド「・・・」パチパチッ

メイド長「ん?霊メイド、何やってるんだ?」

霊メイド「給料計算」カキカキ

霊メイド「昨日、入院した猫メイドには労災が下りるから、計算してる」

霊メイド「業務中に、魔物に襲われて大怪我の場合、これだけ」ピラッ

メイド長「へぇ、割と貰えるじゃん」

メイド長「っつーか変なとこに気が利いてんな・・・」

霊メイド「金勘定大好き」

メイド長「見た目に合わないこと言うよな・・・」

ガチャ

メイド「ほんっと助かりました!妖精さん!」

妖精メイド「高い所はお手の物なのデスよ!」エヘン!

狐メイド「羽か・・・羨ましい限りじゃ」

魔女メイド「あなたと淫魔さんを見た限り、浮くときに羽はあまり使ってないようだけど」

魔女メイド「いったいどんな原理なのかしら?」

狐メイド「! 原理があればわしも飛べる見込みが!」パアァ

妖精メイド「さぁ・・・?なんなんデスかねぇマッタク」ヤレヤレ

狐メイド「自分でもよくわかっとらんのか・・・」

メイド長「入口で話すのもいいけどそろそろ昼飯だからなー」

5人「「「はーい」」」

メイド長「もう少ししたらあと3人も帰ってくるだろ」

<尖塔内部>

狸メイド「ほぇ~、天井高すぎて見えないね」

邪神メイド「この暗さといい湿度といい実に心地がいい・・・ククク」

淫魔メイド「開放感あふれる場所もアリよねぇ~♪」フワフワ

魔王子「ここ、使ってないからガラガラなんだって!」

魔王子「いっぱいおにごっこできるねー」

狸メイド「これだけ広ければ騒ぎがいがあるよきっと」

邪神メイド「騒ぐ?・・・ククク、我が鬼になった暁には騒ぐ暇も無い程に素早く息の根を止めてやる・・・」

狸メイド「冗談で言ってるんだよね・・・?」

魔王子「はいはいっ!僕が鬼やる!」

邪神メイド「なに・・・?」

邪神メイド「貴様・・・ジャンケンの行程を差し置いて自身を鬼呼ばわりなどと・・・!」

魔王子「だめ・・・?」ジワァ

邪神メイド「・・・」

魔王子「うぅ・・・」ウルウル

邪神メイド「・・・チッ、好きにするがいい」

魔王子「・・・ありがと」ニコッ

淫魔メイド「邪神ちゃんも鬼やりたそうだったのにねぇ。えらいえらい」ナデナデ

邪神メイド「さ、触るな馬鹿者が!!」



魔王子「・・・ふふふ、じゃあそろそろ追いかけてみよっか」

魔王子「起きてるよね・・・?カティ・サーク・・・」

ギロッ

カティ・サーク「・・・」

キャオォォオォッ

狸メイド「!?」

邪神メイド「邪な気配・・・なるほど・・・」

淫魔メイド「何かしら・・・」

カティ・サーク「キャオォォオ!!」バサッバサッ

淫魔メイド「まぁ、ドラゴンみたいよ・・・?」

邪神メイド「・・・」

ドスンッ

魔王子「うわぁ!」

狸メイド「お、王子!私に隠れてください!」グイッ

魔王子「うん・・・」サッ

魔王子(この人達も、昨日のメイドみたいに強かったら皆強いのかな・・・?)

魔王子(カティに負けるくらいだったら・・・僕がいじめちゃうかも・・・)

淫魔メイド「逃げたほうがいいんじゃなぁい?」

狸メイド「で、でもあのドラゴンすごく早い・・・」

邪神メイド「逃げたければ餌を残すのが手っ取り早いが」

邪神メイド「我が餌になってやっても構わんぞ?」

狸メイド「いや・・・それはダメだよ」

邪神メイド「そうか、ダメか。ならば」

カティ・サーク「ィキャオォォオッ!!」

邪神メイド「できるだけ無傷で凱旋したいものだな」

狸メイド「う、うん・・・」

淫魔メイド「なんとかなるかしらねぇ」

淫魔メイド「私、補助系の魔法しか使えないのよぉ」

邪神メイド「・・・何だと?」

狸メイド「わ、私は回復系が得意で・・・」

邪神メイド「・・・」

邪神メイド「・・・チッ、使えん奴らめ」

淫魔メイド「種族柄必須なのよん♪」

邪神メイド「ではどうしろというのだ?我は対空は好まんのだが?」

狸メイド「私達を当てにしてたんだ・・・」

魔王子「ど、ドラゴン来てるよぉ・・・」フルフル

カティ・サーク「グルルル・・・」バサッバサッ

邪神メイド「チッ、無駄に肉のついたバカ共が・・・地上に奴を引き寄せろ」

狸メイド「む、無駄にって・・・」

淫魔メイド「ある程度降りて来させればいいのねぇ?」

邪神メイド「なるべく近くだ。墜落させてやる」

淫魔メイド「じゃあそうときまれば・・・」スッ

チュッ

狸メイド「な、何するの!?」///

淫魔メイド「身体能力増強の強化魔法よぉ。頑張りましょ?」

狸メイド「う、うん・・・///」

邪神メイド「破廉恥な奴らめ・・・」

狸メイド「私は違うから!!」

淫魔メイド「ドラゴンさん?こっちよぉ~♪」フワフワ

カティ・サーク「キャオォォオ!!」バサバサッ

邪神メイド「弁解はいいから早く行け!」ゲシッ

狸メイド「あいたた・・・」

邪神メイド「我が君の息子、貴様は下がっていろ」

魔王子「頑張ってね!メイド!」タタタッ

邪神メイド「・・・」

カティ・サーク「キャオキャオォォオ!!」ボボボッ

ドシャア ドシャア

邪神メイド「クッ・・・貴様ら!何をやっている!!」ドシャア

狸メイド「何って囮だけど・・・」

淫魔メイド「なぜか邪神ちゃんに行っちゃうわぁ」

淫魔メイド「怨みでもあるのかしらぁ・・・?」

邪神メイド「ヘの役にくらいたってみろ!バカ共が!」

狸メイド「口悪いって邪神さん・・・」

淫魔メイド「そうねぇ、狸ちゃん派手派手な事できる?」

狸メイド「派手?」

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