メイド「メイド喫茶STGにようこそ」 (99)

お客「メイド喫茶STG?なんか変わったメイド喫茶だなー」

お客「入ってみるか」

カランカラーン


メイド「死ぬがよい」

キィ バタン

メイド「」

メイド「チーフ!チーフ!接客マニュアルの通りにお出迎えしたら」

メイド「お客さ、ご主人様は逃げるように帰っていきましたけど?」

チーフ「ふっ、当然だわ!シュバルリッツ・ロンゲーナ大佐のお言葉を聞いて逃げるなんて」

チーフ「言語道断だわ!このお店に入る資格なんてないのよ!」

チーフ「いい気味だわ!ほほほっ」

メイド「で、ですよね(おい、大丈夫かよこのメイド喫茶)」

メイド「でも、チーフこのままだと売上がヤバいですよ」

チーフ「たしかにそうね!オーナーと店長にきつく言われるわね」

チーフ「く、仕方ないわ!メイド達には任せてはおけぬ『私自らが出る!!』」

メイド「おお、チーフ自らのお出迎え」

お客「あーこのお店っすよ」

お客2「ここが噂の『死ぬがよい』って接客してくれるってメイド喫茶?」

お客「そうそう桜夜たん似のメイドがボム撃つ時みたく『死ぬがよい』ってお出迎えしてくれるみたい」

お客2「うはー楽しみすぎるー」

カランカラーン

チーフ「ヴァー」

キィ バタン

チーフ「」

メイド「ちょ、チーフチーフ!お出迎えの言葉違うじゃないですか?」

チーフ「あ、ああ、アンタが死ぬがよいで敗北したから私なりのお出迎えしたのよ」

メイド「そ、そうなんですか……。」

チーフ「大体、死ぬがよいなんて物騒な言葉で入店するご主人様なんて居ると思う?」

メイド「シューティング好きでしかもケイブ好きならともかく、一般の方はまず居ないかと」

チーフ「そう思ってシュバルリッツ・ロンゲーナ大佐からゼロスフォースのヴァー様に変更したのよ」

メイド「な、なるほど。(意味わかんねー)」

メイド「で、でもお二人のご主人様ダッシュして逃げていきましたよ?」

チーフ「あのご主人様達、にわか中のにわかなのよ!カリスマ的存在のヴァー様を知らないなんて」

チーフ「逃げて当然よ!ほほほほ」

メイド「ですよね(ほほほじゃねーよ)」

店長「えーいよいよ、明日は以前から伝えておりました日曜日コスプレイベントです」

店長「明日は各自、持参のSTGのキャラのコスプレで、なりきって接客してもらいます」

店長「キャラクターになりきってのご主人さまへのご奉仕よろしくお願いします」

メイド・チーフ「よろしくお願いします!」

店長「で、メイド君は何のコスプレにしたの?」

メイド「私は迷ったんですが、結局、式神の城の結城小夜にしました」

店長「おー小夜ちゃんね。巫女さんオッケーオッケー期待してるよ」

メイド「はい。悪鬼退散で頑張ります!」

店長「あー、こほん、チーフは何のコスプレ?」

チーフ「おーほほほほ、明日までのお楽しみで(キリッ」

店長「ご主人様が喜ぶようなキュートな可愛いキャラ頼むよ」

チーフ「とびっきりの可愛いやつなので期待してください!」

店長「あはははは、き期待してるよ(不安だ)」

店長「ちょっと、メイド君メイド君(ボソ」

メイド「はい、なんでしょうか?(ボソ」

店長「チーフが何のコスプレやるか聞いてないかい?(ボソ」

メイド「店長、それが私が聞いても教えてくれないんですよ(ボソ」

店長「そうか、ありがとう(ボソ」

店長「ふ、不安だ……。」

店長「最初のコスプレイベントはアールタイプのゴマンダー……」

店長「二回目は斑鳩の石のような物体……」

店長「そして、前回はバトルガレッガのブラックハート……」

店長「なにげにブラックハートのコスプレは評判良かったからなぁ」

店長「ワインダーとか両手に水鉄砲持って店前で撃ち水もとい打ち水してちゃんとワインダーを再現してたし」

店長「今回はチーフの性格からして更に調子に乗る予感が……」

店長「あー不安すぎて胃に来たかも……」

店長「おはようございます」

メイド一同「おはようございます」ガシャーンガシャーン

店長「今日はコスプレイベントなので張り切ってご主人様をご奉仕しましょう」

メイド一同「心得ました」ガシャーンガシャーン

店長「で、チーフ?四足歩行の姿勢で朝の挨拶してるけど、そのコスプレは、な何かな?」

チーフ「えっ、STGが売りの喫茶店の店長ともあろうお方がこのコスプレが分からないと?」ガシャーンガシャーン

店長「すまん。にわか店長で……」

チーフ「これはカプコンの1996年1月に発売した19XXの6面のアウターリミッツの双胴型航空戦艦のボス部分の艦橋」ガシャーンガシャーン

チーフ「強襲4足歩行型機動兵器のコスプレです(キリリッ」ガシャーンガシャーン

チーフ「ちゃんとビットも再現してるんですよ有線ですが、ほらっ」キュイーン!ガシャーンガシャーン

店長「」

メイド「(ほらっじゃねーよ)」

店長「えー今日のイベントですが、予想外に大好評で無事に終わりました。お疲れさまでした。」

店長「あと、これオーナーからの大入り袋です。」

メイド一同「ありがとうございます。お疲れさまでした」

店長「明日からはまた通常営業に戻りますが」

店長「いつも通りのご主人様へのご奉仕よろしくお願い致します」

メイド一同「心得ました」

メイド「それにしてもチーフ凄い人気でしたね!」

チーフ「ふふ、当然の結果よ!午前は六面丸々ボスのアウターリミッツのコスプレで(キリッ」

チーフ「午後は二面のボス超巨大戦艦「雷鳴」のコスプレだもの(キリリッ」

チーフ「でも今日のご主人様達は長門だの武蔵だの大和だの判ってない人ばかりだったわね」

チーフ「19XXの戦艦と言ったら二面のボスの大和型の雷鳴に決まってるじゃない!」

チーフ「大和型で大和そっくりだけど大和じゃないのよ大和じゃ!!!」

メイド「て店長、チーフ気付いてませんよ?(ボソッ」

店長「偶然にも巫女もスク水も居たし(ボソッ」

店長「ほとんどのお客様が艦これのイベントと勘違いしてたってのは内緒でねメイド君(ボソッ」

メイド「了解しました。(ボソッ」

メイド「チーフ、暇ですねー」

チーフ「ご主人様が不在で暇な時こそ脳内トレーニングの時間よ!」

メイド「脳内トレーニングって、たとえば何です?」

チーフ「しりとりに決まってるじゃない!STGしりとりよ!」

チーフ「はい、メイド、えすてぃーじーの『じ』」

メイド「えっいきなり?」

チーフ「もう始まってるわよ!3・2・」

メイド「ええっ、じっじっじ」

チーフ「1・ゼロ、ぶっぶー!はい時間切れ」

メイド「ぐおおおお」

チーフ「まずはメイドの一敗ね!3回負けると罰ゲームの緋蜂の刑だから」

メイド「ちょ、ななな、なんですかチーフ、緋蜂の刑って?」

チーフ「負けてからのお楽しみよおほほほほ」

チーフ「メイドの負けだからスタートコールしていいわよ」

メイド「じゃあ、チーフと同じ、えすてぃーじーの『じ』で!」

チーフ「ジーストリーム(G-STREAM)の『む』」

メイド「えっ答えるの早っ!」

メイド「てか、ジーストリームって何ですか?Gダライアスを決め打ちしてたのに」

厨房メイド「オリエンタルソフトのアーケード新規参入第一弾だよ」

メイド「え、そうなんですか!架空のSTGじゃないんですね」

チーフ「藤野社長のファンなら大体知ってるわよ」

厨房メイド「でも辛い出来事だったらしいですね……」

メイド「辛いとか藤野社長とか知りませんよ!誰ですか、まったくもう」

厨房メイド「トライアングルサービスの社長だよ!シューティングラブ。の会社」

メイド「あー知ってます。知ってます!」

チーフ「っゼロ。はい、時間切れ、お喋りがすぎたわね!二敗目よ」

メイド「ちょ、え、えーーー大目にみてくださいよチーフ」

チーフ「駄目よ、あとがないわねおほほほほ」

メイド「ぐぬぬ(このケチチーフ!略してケチーフね!)」

チーフ「さあ運命のスタートコールしなさいな!おほほほ」

メイド「ケチーフ(あ、いけない声に出しちゃった)」

チーフ「えっ?」

メイド「いえチーフ、提案があるのですが…(ふう、聞こえてないみたいで助かった)」

チーフ「分かっているわよ!この勝負に勝った方が勝ちにして欲しいのでしょ?」

メイド「はい、そうです。そうです。(おーケチーフのくせに優しい」

チーフ「負け犬のメイドに情け掛けてあげるわウェーハッハッハッーーーー」

メイド「ありがとうございます(むきーウェッハ笑いむかつくー)」

メイド「じゃあ始めます。もう一度、えすてぃーじーの『じ』で勝負です」

チーフ「じゃあメイドがかわいそうだから、私も乗ってあげるわ」

メイド「ありがとうございます」

チーフ「Gダライアスの『す』」

メイド「ス、スターフォースの『す』」

チーフ「「す」返しとはやるわね!スペースインベーダーの『だ』」

メイド「ダライアスの『す』」

チーフ「また「す」とか、さすが作戦を考えてただけあってやるわね」

チーフ「これはどうかしら?スタージャッカーの『か』」

メイド「カラドリウスの『す』」

チーフ「「す」ばかり攻めても意味ないわよ」

チーフ「ストームブレードの「ど」」

メイド「おっしゃあああああ!!!チーフ勝たせてもらいます」

メイド「ここで奥の手使わせていただきます」

メイド「アーケードのシューティングに「る」のタイトルないのご存じですか?」

チーフ「がびーん!!!な、なんですってー」

メイド「はい、怒首領蜂大往生ブラックレーベルの『る』」

メイド「「る」ですよ!チーフ、るるるのるー(ニヤニヤ」

メイド「さーチーフ、カウント始めちゃいますよーさん・にい・いーち」

チーフ「くっまさか、そんな卑怯な手を……」

メイド「ぜー」

チーフ「ルパン三世 ザ・シューティングの『ぐ』」

メイド「へっ?」

チーフ「だから、聞こえなかったのかしら?ルパン三世 ザ・シューティングの『ぐ』よ!」

メイド「えっなにそれ?」

厨房メイド「セガの2001年発売のアーケードゲームだよ。ガンシューティングだけど」

チーフ「その通り。奥の手には奥の手よ(ドヤァ」

メイド「えっガンシューティングなんてありなんですか?」

チーフ「ガンシューもれっきとしたシューティングゲームよ(キリッ」

チーフ「しかもタイトルにバシッとシューティングって記されてるじゃない!」

メイド「まーそーですけど…」

チーフ「さあメイド時間ないわよ!「ぐ」よ「ぐ」

げってあったっけ

メイド「うぐぐぐぐ……ぐ、グラディウスの『す』」

チーフ「やるわね。しかも「す」で返すなんて、でも終わりよ!」

チーフ「ずっとこの時を待っていたのよ!メイドが「る」を使う時を!必ず死なーーす!」

チーフ「スクランブルの『る』」

メイド「えっ」

チーフ「はい、「る」よ「る」るるるのるーさんにーいちぜー」

メイド「チーフ、マネしないでくださいよぉ。恥ずかしいじゃないですか……もう降参です……」

チーフ「ろ。はいはーい、メイドの負け確定しました」

>>37
チーフ「ゲイングランドがあるわよ!ふふん」

メイド「で、罰ゲームの緋蜂の刑っていつ執行されるんですか?」

チーフ「今に決まってるじゃない」

チーフ「オーラ撃ちぃぃぃい!ほっぺにチュッ////」

メイド「えっ?」

メイド「ほっぺにキスとか、これが緋蜂の刑なんですか?」

厨房メイド「チーフ、ガチ百合だから……」

チーフ「緋蜂のアナタにオーラ撃ちしてダメージ与えるのは当然のことよ!ごちそうさま!おほほほほ」

メイド「あ、ああ、私が緋蜂役なんですね……」

メイド「てっきり、緋蜂の攻撃に関する罰ゲームと思ってビクビクしてましたよ」

厨房メイド「メイドくんメイドくん」

メイド「なんですか厨房さん?」

厨房メイド「実は『る』のタイトルだけどアーケードでまだあるんだ」

メイド「えっマジですか?」

厨房メイド「タイトーの「ルナレスキュー」ってやつなんだ」

メイド「そうなんですか。もちろんそれはチーフも」

厨房メイド「当然、奥の手のさらに奥の手ってやつだね」

チーフ「ちょっとちょっと!教えちゃ駄目じゃない厨房ちゃん」

厨房メイド「ボクも散々チーフ負けたからね」

メイド「厨房さんおはようございます」

厨房メイド「メイドくんおはよう」

メイド「そういえば、知ってますか?昨日、店長に教えてもらったんですが」

メイド「カプコンが30周年でアーケードゲームの総選挙やってるの?」

厨房メイド「知ってる知ってる。ボクも店長に教えてもらったくち」

メイド「そうなんですか。ひょっとして店長プロギアの嵐を推してませんでした?」

厨房メイド「推してた推してた(笑)」

メイド「私の読みだとプロギアの票が欲しくてこの総選挙を教えてくれたと予想なんですが」

店長「そのとーーーーおーーーーーーりーーーーー!!!」

メイド「あ、店長おはようございます」

厨房メイド「おはようございます」

店長「おはよう。君たちプロギアに投票してくれたかな?」

メイド「はい。私もケイブシュー好きなんでもちろん投票しました」

店長「ありがとう。メイド君」

厨房メイド「ボクも店長が泣きながら全裸になって土下座して頼むからプロギアに」

メイド「全裸で土下座って、まぢ…ですか……店長?」

店長「いやいやいやーしてないしてない!!するはずもない厨房君の作り話だ。でもありがとう」

厨房メイド「作り話です。どういたしまして(笑)」

メイド「でも店長、現在はプロギアと19XXが接戦でほぼ同率一位ですね」

店長「正直プロギアには飛び抜けてほしいけどね」

店長「アーケードのSTGがほとんど低迷してるのにSTGタイトルで首位争いは嬉しいことだね」

厨房メイド「もしかしたら上位が移植するかもーって噂ですから」

厨房メイド「過去に移植されてないタイトルが強いかと」

店長「それを言われると元も子もないかな」

店長「でも、その勢いでSTGが盛り上がってうちのお店も繁盛してくれると助かるんだけどね」

メイド「ですよね」

チーフ「私抜きでなに良い話でまとめてるのかしら?」

チーフ「話は聞かせてもらったわ!!!」

メイド「あ、チーフ居たんですか?おはようございます」

チーフ「おほほほ、居たわよおはよう」

チーフ「厨房ちゃんもおはよう。あとついでに店長も」

厨房メイド「チーフおはようです」

店長「おはよう!俺は店長なのについでなのか…扱い酷すぎ…」

メイド「カプコン総選挙の話なんですが」

メイド「チーフは以前に19XXのコスプレとかしてますし、19XXに投票されたんですか?」

チーフ「基板持ってるから投票してないわ」

店長「な、ならチーフもプロギアに投票したのかな?」

チーフ「プロギアに投票するとかこの愚か者めが!」

店長「ひーすみませんすみません」

メイド「(それにしても店長弱すぎだろチーフに対して)」

チーフ「店長はプロギアの恐ろしさを知らないわね?」

店長「えっ恐ろしさ?」

チーフ「そう、プロギアの嵐の本当の恐ろしさよ!」

チーフ「それを語るには私が怒首領蜂大往生をプレイしてた時に遡るわ」

チーフ「そう…彼はプロギアばかりやってたのでプロギアさんと呼ばれてたわ」

チーフ「あの日は二人のプレイヤーによって緋蜂が陥落した記事がゲーム雑誌を彩った月だったわね確か…」

メイド「何か突然語り出したんですけどチーフ(ボソッ」

厨房メイド「いつものことよ気にしちゃ駄目(ボソッ」

過去の出来事 -とあるゲーセンにて-


ちゅどーん

チーフ「ぐぬぬ(また2-4レール地帯でミスか……)」

プロギア「2周目のレール地帯は相変わらず鬼畜ですねー。あ、こんばんは」

チーフ「どうも。プロギアさんこんばんは」

チーフ「鬼畜と言うならプロギアも狂ってましてよ」

チーフ「ところで今日もリトライ50ぐらいですか?」

プロギア「今日は時間あるのでリトライ99+アルファぐらいで」


過去の出来事 -おわり-

チーフ「と言うことがしばしばあったのよ」

チーフ「ふふん、どう?プロギアの恐ろしさ分かったかしら?」

メイド「えっ?今の回想ではさっぱりなんですが……」

店長「リベットさんとキャッキャウフフ出来ればいいので恐ろしさが分かりません」

チーフ「メイドはいいとして、恐ろしさが分からないなんて店長失格よ!にわか店長は黙ってなさい」

店長「はい」シュン

厨房メイド「これは恐ろしいよ」

チーフ「厨房ちゃんは恐ろしさに気付いたみたいね」

厨房メイド「3リトライが50円、30リトライ500円、90リトライ1500円、99リトライが1650円」

厨房メイド「さらに練習で2-3リトライ99+a、2-4リトライ99+a、2-5リトライ99+aとプレイした場合は合計5000円オーバー」

厨房メイド「一日経たずしてSTGでインカム約5000円稼ぐとは恐ろしい子プロギア!」

厨房メイド「もし100円のゲーセンならさらにインカム倍」

メイド&店長「な、なんだってー」

メイド「でもあの短い回想でよく細かい事を把握出来ましたね?」

チーフ「あー厨房ちゃんはプロギアの基板持ってるからプロギアには詳しいのよ」

メイド「なんだ、なるほどです」

チーフ「私もプロギアさんが2-5開幕でジャブジャブと連コインしてる姿を見てプロギアの恐ろしさを垣間見たわ」

メイド「プロギアの恐ろしさは理解出来ましたけど、なんで投票するのは駄目なんですか?」

チーフ「確かにプロギアが移植されてお茶の間で出来るなんてことになったら嬉しいことよ!」

チーフ「でも移植されるとプロギアの嵐の肝とも言える『RETRY:99』をゲーセンでトライするプレイヤーはぐっと少なくなるわ」

チーフ「そして移植されたが為に高インカムを叩き出すことも出来ずにプロギアはゲーセンから姿を消す…」

チーフ「今でも基板の電池関係で玉数が少ないと言うのに……」

チーフ「そしてプロギアのインカムに頼っていた個人店はインカムも入らず次々と閉店を閉める事態になるのよ!!!」

チーフ「そう!これがプロギアの移植によって引き起こす悲劇「プロギアショック」よ!!」

チーフ「移植されたらプロギアショックでアーケード業界も大波乱必死なのよ!」

チーフ「プロギアの嵐は移植させちゃ駄目、投票はしてはいけない。アーケード業界の未来のためにもね」

チーフ「わかったかしら?」

店長「うおおおおお!!!プロギアの移植にはそんな恐ろしい未来が待っていたのかああああ(涙」

店長「もうプロギアに投票するの止めるよ(涙」

メイド「わ、私もプロギアに投票するの止めます(涙」

チーフ「お、おほん、で、もしもどれに入れるか迷うなら『エリア88』、『エリア88』がおすすめよ!」

チーフ「スーパーファミコンには移植されたけどアーケード完全移植はまだなのよ『エリア88』」

店長「チーフのおすすめなら投票するよエリア88に」

メイド「私も!」

チーフ「ありがとう二人とも!」

チーフ「『どうだ!コントローラー全部あたりだろ?』(ドヤァ」

厨房メイド「そのセリフが言いたかっただけなのでは?」

チーフ「////正解!」

厨房メイド「こうして、チーフによるプロギアショックでっち上げ計画でエリア88の票を無事に確保したのであったまる」

厨房メイド「めでたしめでたし」

チーフ「厨房ちゃんネタばらし早すぎるわよまったく」

メイド・店長「」

厨房メイド「追伸」

厨房メイド「「プロギアの移植は期待したいけど、厨房ちゃんから基板借りればいいから私は投票をエリア88にするわ」」

厨房メイド「「だから厨房ちゃんもエリア88に投票してね」ってチーフに言われてたけど」

厨房メイド「ボクはエリア88より、まだ移植が全くされてない『U.S.ネイビー』に投票したことは内緒」

喫茶店内

客「いやーやはりケツイのドゥーム戦の曲は素晴らしいですなwww」

客2「オウフwww拙者もそう思ってwww静かにNO REMORSEを聴いていたでござるwww」

アー! ユー! レディー!!!!!

客2「コポォwwななwwなんとwwお次の曲はハードコアテクノでござるよwwwwwww」

客「キタコレwwオペレーションラグナロクwwwwまたしてもさんたるる氏wwww」

客2「氏の曲はもはや官能的でシビレますなwwwwフォカヌポォwwwwww」

客「あーメイド氏メイド氏wwwホットミルクおかわりをwwww」

客2「ヌホホwww拙者もでござるよwwwww」

厨房メイド「ご主人様かしこまりました。今しばらくお待ちを」

厨房メイド「ご主人様、ホットミルクおかわりお待たせしました」

客「キターwwwメイド氏のホットミルクを注ぐ姿は最高おおおおおう!!」

厨房メイド「ありがとうございます」

客2「ドプフォwwwメイドさんにホットミルクを注がれながら聴くさんたるる氏のオペレーションラグナロクはまさに至高でござる」

厨房メイド「今なんと?」

客2「え?」

厨房メイド「誠に残念でございますが今店内に流れている曲は並木学諸氏の作曲でもラグナロクの音楽でもございません」

客・客2「へ?」

厨房メイド「今流れてる曲は1992年発売のナムコの「F/A」です」

厨房メイド「作曲は細江慎治諸氏と相原隆行諸氏でございますので」

厨房メイド「ご主人様、く れ ぐ れ もお間違え無きようよろしくお願いします、ね(ギラリ」

客・客2「ははは…はい……」

厨房メイド「ではご主人様ごゆるりと」

客「うはwwwメイドさんに間違いを指摘されたったwwwwっwwたっwwたwwww」

客2「コポォww客氏だけずるいでござるww客氏ずるいでござるwww」

客2「大事なことなので二回言いましたwwwwwwww」

客「おkwwww把握wwwwww」

客2「デュフフwwwwさっそくVIPにスレを立てるでござるよwww客氏wwwwww」

メイド「ご主人様達、全然懲りてないですよ。むしろ喜んでるような」

厨房メイド「ボクは間違いを正しただけでご主人様が喜ばれるならむしろ本望?」

厨房メイド「メイド冥利に尽きるよ」

厨房メイド「でもチーフがお休みの日で本当に良かった。チーフが居たら修羅場だったよ…」

チーフ「ですね(最後の一言だけはマジ顔だ(笑))」

チーフ「」ピョン

チーフ「」ピョン

チーフ「」ピョンピョンピョン

メイド「チーフ、何回も飛び跳ねて足をジタバタしてなにやってるんです?」

チーフ「お店ラストスパートだからレバガチャして足出して気合い入れてるのよ!おほほほ」

メイド「はあ?」

厨房メイド「そこは「ファンタジーゾーンじゃないんですから空中は歩けませんよ」って返すとチーフ喜ぶよ(ボソッ」

メイド「チーフ、ファンタジーゾーンじゃないんですから空中では歩けませんよ」

チーフ「な、なんでアンタがその小ネタ知ってるのよばか////」

メイド「あ、チーフ照れてる照れてる(笑)」

チーフ「すみません。遅刻してしまいましたわ…」

店長「遅刻は困るなーチーフ、一応チーフなんだからしっかりしてもらわないと」

メイド「(おおーなんか店長が店長っぽいことしてる(笑))」

店長「最近たるんでるんじゃないかな?」

チーフ「ほんとすみません。実はエスプレイドのちらし稼ぎやってて遅れました」

店長「え、チーフ、エスプレイド始めたのかい?時間掛かりそうだよねあの稼ぎ?」

チーフ「始めたんですが店長、あの稼ぎは時間が掛かるから見てる方もやってる方も苦痛で」

店長「俺は見る専門だけど分かる分かる」

チーフ「けど遅刻は出来る限りしたくなかったのですが」

チーフ「ガラ婦人に『おのれ、、、生かして帰さん、、、、』って言われたので」

店長「チーフ、ガラ婦人のマネ上手いね」

チーフ「ありがとうございます////」

チーフ「で、今回は止むを得ないとおもって……遅刻してしまいました……」

チーフ「でも、聞いてもらえるかしら店長」

店長「お、なんだい?」

チーフ「苦痛の稼ぎを乗り越えての自己べ更新プラス大台に乗るプレイだったのに」

チーフ「ガラ婦人の容赦ない張り手に轢かれて」

チーフ「その後はお決まりの惨殺ショーの始まりでゲームオバ……」

店長「それは酷いな」

チーフ「どう思います?遅刻の原因はガラ婦人じゃないですか?」

メイド「(ちょ、ガラ婦人に罪を擦り付けた。むしろガラ婦人はゲームにケリをつけてくれたから良い人なんじゃ?)」

店長「チーフの言うことがもっともだ!それはガラ婦人が悪い!」

メイド「(おいおい店長言いくるめられたよ……駄目じゃん店長)」

チーフ「ということで遅刻はなかったことで」

店長「いろりんのおでことベレー帽に誓ってなかったことにしよう」

メイド「(チーフ恐るべし、結局遅刻をなかったことにしてるし(笑))」

店長「えー明日はいよいよ人気イベントのダライアス祭り第三回目です」

店長「一回目はダライアスのイベント」

店長「二回目がダライアスⅡのイベント」

店長「そして今回はダライアス外伝のイベントです」

店長「あと各々が好きなダラ外の巨大戦艦をイメージしたコスプレでのご奉仕をお願いします」

店長「各自、明日の確認などを忘れずに。来店されるご主人様を盛大に警告音を鳴らしてお迎えしましょう!」

メイド一同「心得ました!」

店長「皆さんお疲れさまでした!では解散」

店長「ふう…」

メイド「どうしたんですか店長?溜息なんかして」

メイド「またチーフのコスプレ関連で悩み事ですか?」

店長「その通りだけど……巨大戦艦のボス限定だからそんなには気にしてないんだ…」

店長「チーフのことだから行き過ぎるコスプレかもしれないけど」

店長「ダラ外が大好きなご主人様達メインの接客だから。そしてご主人様だってそれを楽しみにしてるからね」

店長「ああ、でもやっぱり凄い不安だ……」

メイド「チーフは前回と前々回はどんなコスプレしたんですか?」

店長「ダライアスの時はアイアンハンマーだったかな」

店長「シュモクザメのT字の頭の部分を帽子みたいにして似合ってたよ」

店長「ダライアスⅡの時はヤマトのコスプレ」

店長「この時もアレンジしたヤドカリの帽子とヤマトの艦橋の帽子を午前と午後でわけて頭に被ってた」

メイド「前回のコスプレと比べるとあっさりしてチーフにしては意外ですね。」

店長「そうなんだよ。」

店長「でも実は一回目と二回目は準備に忙しくて派手なコスプレは出来なかったんだよなチーフ」

メイド「あーそんな理由があったのでですね」

店長「そう。ダライアス筺体がなくて稼働させられないからアストロ筺体三台無いし二台で無理やり稼働させててね」

店長「その準備やらセッティング作業やらは全部チーフがやってて、でコスプレに時間掛けられなかったと愚痴っていたんだ…」

店長「で、今回ダラ外は一画面だから俺でもセッティング出来るから」

メイド「チーフはコスプレに全力を注げる訳ですね」

店長「そうそう。明日が不安で押しつぶされそうだ…」

メイド「でも安心してください軽めのやつですよ」

メイド「なんのコスプレするかは当日まで内緒ですが私チーフがするコスプレ知ってるので大丈夫ですよ」

店長「そ、そうなのかメイド君。なら少しほっとしたよありがとう」

店長「おはようございます」

メイド一同「おはようございます」

店長「本日はイベントの第三回ダライアス祭り外伝dayです!」

店長「ダライアス外伝一色でお店を盛り上げてご主人様へのご奉仕よろしくお願いします」

メイド一同「心得ました」

店長「で、三人とも色違いの海老みたいな同じ恰好してるけど、なんの巨大戦艦のコスプレかな?」

チーフ「この愚か者めのにわか店長がっ!」

店長「ひーごめんなさいごめんなさい」

メイド「店長!海老じゃなくてシャコですシャコ!クラスティハンマーですよ!」

チーフ「STGを売りにしてるメイド喫茶の店長が間違えてどうするんですか!」

店長「以後、気を付けます。で、なんで三人ともシャコなの?」

メイド「三人で話し合って決めたんですよ店長」

メイド「私がPゾーンのシャコこと、海シャコでーす!(カマピース」

厨房メイド「トゥクトゥルティィイリリリンン♪ボクがRゾーンのシャコ!空シャコさ!」

チーフ「わたくしの出番ね!おーほほほほ」

チーフ「稼ぎルートから外れてるスコアラーには人気のないTゾーンのシャコよ!陸シャコ又は赤シャコとお呼びなさい!」

メイド一同「私たち三人揃ってシャコシャコシスターズでーす☆(キラリン」

店長「ま、これはこれで有りだな!」

メイド「ようこそご主人様ダライアス祭り外伝dayに」

客「よろしくー君はカマ持ってるからひょっとしてシャコかな?」

メイド「ご主人様大当たりでーす!」

メイド「えへへ、私がPゾーンのシャコこと、海シャコでーす!(カマピィィィス!」

メイド「ご主人様はご注文お決まりになりましたカマ?」

客「注文決まらないから後で呼びます(シャコはコテンパンにやられた記憶しかないから他のメイドさんにしよう)」

客「すいませーん注文お願いします」

厨房メイド「畏まりました(アイアイアイーズ♪」

厨房メイド「ボクを呼んだかいご主人様?」

厨房メイド「トゥクトゥルティィイリリリンン♪ボクがRゾーンのシャコ!空シャコさ!」

厨房メイド「よろしくご主人様」

客「ボクっ娘のシャコのメイドさんだとぉぉぉ(く、しかし僕みたいな初心者はやっぱりフウセンウナギにご奉仕されたい)」

客「あ、ごめんなさい。やっぱ迷ってるので注文は後にします(居るはずだ必ずフウセンウナギのメイドさんがっ!)」

厨房メイド「了解。注文が決まったら呼んでくださいカマ(ヘイヘイヘーイ♪」

客「注文お願いしまーす」

客「(これ以上注文を長引かせられない。これがラストチャンス!来てくれフウセンウナギのメイドさん」

チーフ「呼んだかしら?」

客「!!!」

チーフ「よく来たわねご主人様!何を隠そう、わたくしがそう『夕日に映える赤いシャコ』こと」

チーフ「稼ぎルートから外れてるスコアラーには人気のないTゾーンのシャコよ!陸シャコ又は赤シャコとお呼びなさい!」

客「…(うわああああああまたシャコだよシャコのメイドだよおおおおおお)」

客「……(外伝だからシャコは分かるけど、シャコしか居ないのはちょっとな…)」

チーフ「貴方、6面はシャコよりカガミダイって感じね」

客「へ?は、はい。その通りです」

チーフ「貴方、マンボウのルートは行ったことあるかしら?」

客「あ、はい。べレムナイト経由で、演出が凄く綺麗ですよね音楽もシンクロしてて」

チーフ「確かにYゾーンは美しいわ、でもね、Tゾーンもそれに劣らず綺麗な演出なのよ!なのに」

チーフ「スコアラーからは稼げないから無視されて初心者や中級者からはシャコは強すぎだからと敬遠」

チーフ「一部のシャコ好きぐらいしか来ないのよこのゾーンは!わかるかしらこの切ない気持ち」

チーフ「そう。忘れ去られたゾーンなのよTゾーンは……」

チーフ「夕日をバックに警告音ともに崩れ去る廃墟、そしてこちらに転がり寄るシャコ」

客「ゴ、ゴクリ…」

チーフ「そしてシャコとシルバーホークは対峙し戦うわ」

チーフ「戦ってると次第に沈む夕日、暮れゆく夕日、そして完全に沈んで夜になって星が輝き始めるのよ」

チーフ「最後はシルバーホークがシャコを倒してクリア!素晴らしいじゃない!どうTゾーンは?」

客「聞いていてそのTゾーンのシャコに会いたくなりました」

チーフ「そう。それは良かったわ。で注文は決まったかしら?」

客「じゃあ、この赤シャコ定食を一つお願いします」

チーフ「ふふん、ありがとうご主人様」

店長「皆さんお疲れさまです」

メイド一同「お疲れさまです」

店長「ダライアス祭りもシャコのみで最初は不安でしたが盛況で無事終わりました」

店長「次回も開催日は未定ですがダライアス祭り第四回をやります」

店長「次はGダライアスなので皆さんもGダラの練習よろしくお願いします」

メイド一同「心得ました」

チーフ「店長、赤シャコ定食一番売上あったのに大入り袋とかはないんですの?」

店長「あーそれがね、オーナーが次々回のダライアス祭りでダライアスACの筺体を買う資金にするって言ってなくなったんだよ」

チーフ「ぐぬぬ、おのれオーナー。頑張って頑張って赤シャコの魅力を伝えたのに(グスン」

店長「大入り袋は出ないけど、このあとオーナーが回らないお寿司屋さん招待してくれたから」

チーフ「よーし、うなぎ食べまくるわよ!ふふん」

メイド一同「ダライア寿司にレッツゴー!!!!」

チーフ「すみません。また遅刻してしまいました」

店長「困るよチーフ!最近多いんじゃない遅刻」

チーフ「すみません。寝坊し、あ、いや実は家にあるサラマンダのオリジナル筺体でタダクレジットの練習やっ(ry」

店長「今、寝坊って言ったね!今回は話術に丸めこまれないよ」

チーフ「そっ」ピタッ

店長「チーフ、なに俺に寄り添ってくっついてるの?」

チーフ「店長が台風みたいに怒りちらしてるので」

店長「へ?」

チーフ「あ、いえ、ファンタジーゾーンのウインクロンも目の上に乗れば安全じゃないですか?」

店長「俺はウインクロンかい、、、まったくチーフときたら」

チーフ「ふふん(ドヤッ」

店長「懲りてないようだから今月はトイレ掃除追加で」

チーフ「」


厨房メイド「たしかに安全なんだけど逆に逃げられないから全く意味のない安地なのであった」

メイド「チーフ相変わらず暇ですね」

チーフ「平日だから仕方ないわ」

チーフ「暇なときはお手玉に限るわ」

メイド「お手玉?」

チーフ「そうよ!このお手玉は適当にお手玉したら残り一個でお手玉するの!」

メイド「一個でお手玉?」

チーフ「そう。で、一個のお手玉になったら高速に14回お手玉したら右に走り去るのよ!」

メイド「なんかとても変わったお手玉ですね」

チーフ「ふふん」

厨房メイド「このお手玉はナムコのギャプラスのボーナスステージのマネなんだけどね」

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