女「ごめん。もう別れよ」 男「え…」(41)

諸事情によりすこし駆け足で投下していきます

誤字脱字やストーリーに矛盾などあり稚拙な文章ですが暖かい目でみてくれたら嬉しいです

女「もう男のこと好きじゃなくなっちゃった」

女「だからもう一緒にはいれない」

女「いままでありがとう」

女「バイバイ…」

タッタッタッ…

某ファミレス

男「てのが昨日の出来事」

友「んでそれから女とは?」

男「電話にも出ずメールも返信なし」

男「学校ではあからさまに避けられてます」

友「なにやらかしたのお前」

友「女が理由もなくお前から離れるなんてありえねーぞ」

男「いや前に3日くらい女が学校休んだだろ?あれから少しよそよそしくなってきて…本当に心当たりないんだよ…」

友「じゃあお前デリカシーないからきっとその辺でストレス溜まってたんだろーね」

男「うっ…否定はできないけど…」

男「頼む友!間に入って女の話きいてくれない?」

男「終わるなら終わるで納得して終わりてーんだ」

友「コーラ一年分」

男「一週間分!」

友「半年」

男「一ヶ月でお願いします…」

友「仕方ねーな」

友「まぁ幼稚園の頃からお前達の恋愛見守ってた俺としても変な終わり方されるのは不本意だし少し動きますか」

男「ありがとうございます友様」

友「んじゃここの会計しといてねー。早速女の家行ってくる」

スタッ… オテテヒラヒラ

アザッシタマタノオコシヲ

男「うぇ…コーラ買ったら今月ピンチだ…」

友との会話でわかる通り俺と女と友は幼稚園からの幼馴染ってやつだ

幼稚園の頃から三人いつも一緒

幼稚園時代

女「わたしねぇ、おっきくなったらおとこのおよめさんになりたいのー」

男「ぼくもね、おんなちゃんのおむこさんになりたい!ぜったいけっこんしよーね」

友「ヤクルト一年分で友人代表スピーチやってやるよ」

小学生時代

女「男くん一緒にかえろー」

男「うん!かえろー」

モブ1「ヒューヒュー」

モブ2「ラブラブー」

モブ3「おまえらもう五年生なのにいっつも手ぇーつないでイチャイチャしてきもちわるー」

女「……」プルプル

男「イチャイチャしてねーし!」

男「こんなやつ好きでもなんでもねーよ」

女「えっ…」ウルウル

モブ達「「「うわこわーい!にっげろー」」」ダッダッダ

女「おとこのばかー」ウェーン

ダッダッダ

男「あっ…」

友「仲直り手伝って欲しいならチューペット一年分」

男「明日のぼくのオヤツあげるからおねがいします…」

中学時代

男「志望校判定Cだった…」

女「もう!三人で同じ学校行こうって約束したでしょ」

女「男と違う学校とか嫌だよ…」ボソ

友「この時期にCはキツイな」

男「友様見捨てないで!どうか…どうか…勉強をお教えくださいぃぃ」

友「じゃあ今から課題出すわ」

友「毎日放課後に女と図書室で勉強すること。この課題一日でもサボったらみすてるよ」

男女「「えっ…」」

友「女ごめんね。ちょっとめんどくさいかもしれないけど付き合ってあげてよ」

女「わ、私は大丈夫だけど…」

女(男と毎日二人っきり…///)

友「いいアシストしたんだから受験も恋愛も成功させろよ」ヒソヒソ

男「なっなにいってんだよ…別に女とはそんなんじゃ…」ヒソヒソ

友「今更俺に隠せてると思ってんの?このアシストのお礼はファンタ一年分でいいよ」ヒソヒソ

俺「一ヶ月分で…」ヒソヒソ

そして志望校に三人で合格して卒業式の日に告白して付き合うことに

付き合ってから特に喧嘩もなくとても幸せな日々を送ってたと思った矢先に別れようって…

この半年間が本当に幸せだと感じてたのは俺だけだったのかな…

女の家

女「いらっしゃい。友が一人でうち来るなんて珍しいね」

友「俺にそういう前置き不要なのわかってるでしょ?」

女「…だね。男とのこと話に来たんだよね?」

友「なにかあるんだろ?」

友「俺は男と女の二人とも親友だと思ってる」

友「だから親友達が本気で好き同士なのに別れることに納得いかない」

友「二人の事だって言われたら確かに無関係なのかもしれないけど男にも女にも幸せになって欲しいから話て欲しい」

女「ふふっ」

女「やっぱ友は私達の頼れるリーダーだね」

女「大丈夫。元々友には全部話すつもりだったからさ」

友「ありがとう」

女「でも一つ約束して!」

友「内容によるかな」

女「今から話す内容は男には絶対に言わないで」

女「親友の友だから話すの。お願い…」

友「話の内容による。」

女「ふふっ。そこはわかったて言うところでしょ。まぁ友らしいけど」

女「でも友はきっと黙っててくれる。だから話すよ。実は…………」

友「……………………」

…………………………………………

女「私の話はこれで終わり…」グスッ

友「悪かった」

女「ふふっ。なんで友が謝るの?」グスッ

NTRはないかな

友「いや…。」

女「きにしないで。でもごめん一人になりたい…」

友「長居してごめん。また一ヶ月後かな?学校で」

女「うん。またね」


翌日男の家

友「女と話てきた」

男「え…?今日女は学校も休んでたからてっきり話してないのかと思った」

友「なんか家族と一ヶ月後くらい海外旅行いくらしい」

男「なんでまたこの時期に…夏休みにでも行けばよかったじゃん」

友「女父さんがまとまった休みとれたんだと」

男「なるほど。で、どうだった?」ドキドキ

友「………。」

男「友…?」

友「もうお前女は諦めろ」

男「えっ…」

友「やっぱりお前は女からしたら家族みたいなもんなんだと」

友「お前との関係をこれ以上進めたらもう戻れなくなるとこまでいきそうだから終わらせたい」

友「大切だから離れたいんだと」

男「……」ウルッ

友「偶然にも一ヶ月後間顔合わせることないんだ。あいつが帰ってきたら幼馴染として笑顔でおかえりって言ってやれ」

男「友…」グス

友「お前の気持ちもわかってるつもりだ。でも俺はお前の親友でもあるしあいつの親友でもあるんだ」

男「本当に…グス…本当に好きだったんだよ…」グスン

友「知ってる」

男「あいつしか…女しかいねーんだよ…」

友「わかってる」

友(女…これでいいんだよな…?)

男「だから本当のこと教えてくれよ友…」

友「本当のこと?」

男「俺は馬鹿で鈍感だよ」

男「友も女も頭良くていつもいろんなこと気がついてなんで俺なんかと一緒にいてくれるんだろって思うくらい優秀で…」

男「でもな…だから俺はお前らがどんだけ優しいか知ってんだよ」

男「あの日別れ話した時の女の顔…」

男「今日この話した時の友の顔…」

男「いっつもお前らが俺に優しく接してくれる時の顔じゃねーか」

友「そりゃ親友が振られたら優しくなるだろ… 女もお前を嫌いになったわけじゃねーんだからさ」

男「いい加減にしろ」バンッ

友 ビクッ

男「友はいつだって俺に優しいのも知ってる。俺の味方でいてくれるのも知ってる」

男「俺が自分で対処できないことを影でわかりやすく整理してくれたりしてたのも馬鹿なりに理解してた」

友「………」

男「でも今回のことは…女のことだけはどんだけ辛くても全部受け止めるからごまかすよーなことはやめてくれ…」

友「………」

男「頼む友。本当のこと教えてくれ…」

友「俺はお前の親友だ。お前のことを本当に大切な存在だと思ってる」

男「じゃあっ…」

友「確かに女に頼まれて俺はお前に本当のことを言ってない。でもな女も同じだけ大切なんだよ。」

友「斜に構えた態度で人にうまく馴染めなくて誰にも本当に理解されない俺を理解してくれるお前達二人が本当に大切なんだ」

友「女は本気でお前に隠し通したいことがあるんだよ。それも別にやましい気持ちからじゃない。だから少し考えさせてくれ。すまん」

友「お前の気持ちが本気なよーに女の気持ちも本気なんだよ…」

男「ありがとう友。怒鳴ってごめん」

友「とりあえずあいつが帰ってきたら元彼じゃなく幼馴染の男としておかえりって言ってやってくれ」

男「わかってる」

一ヶ月後 女の家

男「おかえり女」ニコッ

友「おかえり」

女「男…ただいま二人とも」

男「なんか痩せたな。ちゃんと飯くってんのかよ」

友(………)

女「やっぱり日本食は偉大だね!海外の食べ物は合わなくて食細くなっちゃった」

男「ただでさえ細いんだからちゃんと食えよ」

女「うん…」

友「まぁ女も帰って早々だし疲れてるだろーから今日は帰るか」

男「おかえりっていいに来ただけだしな」

女「気を使わせたみたいでごめんね。バタバタしててお土産も用意してないし」

男「気にすんなよ。また学校でな」

女「うん。明日まで休むからまた明後日からよろしくね」

友「まぁそろそろいくわ」

友「明日話がある」ヒソヒソ

女「わかった」ヒソヒソ

男「ん?いこーぜ友」

友「あ、ああ。」

女「じゃーね」

男友「「おじゃましましたー」」

パタン

友「男」

男「ん?」

友「あの日の話なんだが後少しだけまってくれ。すまん」

男「大丈夫。友が話してもいいって思ったら話てくれたらいいさ」

男「女も気まずいだろーけど普通に接してくれそうだし俺もこれから女との関係を普通にしていく努力していくからさ」

友「悪いな」

男「友が謝ることじゃないって」

男「まぁとりあえずまた明日な!」

友「おうっ」

翌日 女の家

女「いらっしゃい。はやかったね」

友「学校終わってそのまま来たからな。体調はどうだ?」

女「大丈夫。心配しないで」

友「わかった。早速本題に入る」

友「こないだ男と話したよ。もちろん伏せたままで」

女「嘘つかせてごめんね」

友「それは俺がそのほうがいいと思っただけだ。でも男には嘘ってばれてたよ」

女「ふふっ。やっぱりか…」

友「女。俺は男に本当のこと言うべきじゃないかなと思ってる。あいつがお前を思う気持ちは本物だ」

女「…わかってる。けど男は優しいからきっと全部背負わせてしまう。」

女「私は男の重荷になりたくないよ…」

友「女…」

女「お願いがあるんだけど聞いてくれる?」

友「俺にことなら」

女「本当のこと男に伝えるなら来月の第三月曜以降にしてくれないかな」

友「それは構わないけどどうして?」

女「……………………………………」

友「……………………………………」

……………………………………………

友「女、どんなことになっても俺たちは親友だから。なにかあったら頼れよ」

女「ありがとう。また明日学校でね」

??日後

友「男、今から少し付き合え」

男「どこに?」

友「海」

男「へっ?」



男「はっハックション」

友「きたねーなぁ。ほらティッシュ使え」

男「ありがとう。てかなんでこの時期に海?」

友「そろそろカレイのシーズンだからな」

男「いや知らないよ…」

友「あの話しよーと思ってな」

男「え?」

友「最後まで聞かず女のとこ走って行かれても困るしゆっくり置竿してカレイでも狙いながらゆっくりはなそーかなと」

男「友の晩飯確保のついでだろ?」

友「まーそれもある。とりあえず椅子用意したから座れよ」

男「ありがとう」

友「とりあえず今からするのが女から聞いた話だ。最後まできいてくれ」

男「うん」

……………………………

女「でも友はきっと黙っててくれる。だから話すよ。実は私病気なんだ」

友「え?」

女「私が学校を3日くらい休んだの覚えてる?」

友「ああ。その辺りから女がよそよそしくなったって聞いた」

女「あの日ね。家で倒れて病院に運ばれたんだ」

女「運ばれた先の病院で検査してもらったんだけどそこで詳しくは検査できないからって大きい病院の紹介状もらったんだ」

女「そして大きい病院の検査結果がでたんだけど結構な…大病で…」

女「幸いなことに早期発見で手術したらほぼ問題ないとは言われてるんだ。だから明日から手術のために入院するの」

友「………」

女「ふふっ。そんな顔しないで。」

友「手術したら大丈夫なんだろ?男は絶対そんなの気にしないぞ?」

女「病気自体はね…でも手術で…右胸の7割切除…って言われ…てて…」プルプル

女「私だって…グス…男とこれからも…グス…一緒にいたいよぉ」グス

女「でもね…グス…男ならきっと受け入れてくれるのはね…グス…わかってるんだ」

女「でも男にはね…グス…欠陥した幸せじゃなくて…グス…本当の幸せになって欲しいの…」

友「女がいない幸せのほうが男には欠陥した日常だろ。そんな時くらい男に甘えろよ!」

女「ふふっ…グス…男に醜い体見せたくないんだ…」

女「ほんとに男のことが好きなの…」

女「背負わせたくない…憐れまれたくない…失望されたくない…」グス

女「男のために身を引くみたいな言い方したけど本当は私のわがまま」

女「でも男には…大好きな男の中だけでは綺麗なままの私を残しときたいんだ…」

女「私の話はこれで終わり」グス

………………………………

男「嘘…だろ」

男「なんで女が…」フルフル

友「その後メールであいつが手術のために一ヶ月くらい入院することとかをおまえにどう誤魔化すか打ち合わせした」

友「男、黙っててすまなかった」ドゲザ

男「ちょっ、友、やめろ」

友「すまなかった本当に」

男「謝るのは俺の方だごめん」

男「女がそんな辛い思いしてることに全く気付かないし友がどんだけ悩んでるかもしらないで自分だけ被害者みたいに感じてて…」

男「俺さ…女と話してみようと思う」

友「おまえならそう言うと思った」

友「謝りついでにもう一つ話があるんだ」

男「ん?」

友「本当は来週の月曜日以降までは黙ってろって言われたんだ女に」

男「月曜日って明後日か」

友「あいつ日曜の間に引っ越しするんだって」

男「え…どういうこと?」

友「一応手術は成功したらしいんだけどその後も定期的な通院や万が一の再発に備えて病院の近くに引っ越すらしい」

友「学校も変わるんだと」

男「……った」フルフル

友「え?」

男「流石に怒った」

男「あいつなにも言わずに消える気かよ!」

友「引っ越したら連絡するとは言ってたから落ち着け」

男「それじゃ遅いんだろ!今から女の家いってくる」

友「まぁまて」

友「おまえが興奮しながらだと話しできるものもできないだろ」

友「せっかく海にいるんだ。頭冷えてからいけ」

男「でも…」

友「でもじゃない。本来ならこの話すべておまえは女がいなくなってから知るはずだったんだ」

友「まだ間に合うんだ。落ち着け」

男「ふぅ…まだ間に合う…そっか。そうだな。友、話してくれてほんとにありがとうな」

友「いや遅くなって悪かった。男、一つ約束してくれ」

男「約束?」

友「女を幸せにしてやってくれよ絶対に」

男「もちろんそのつもりだ」

女の家

女「いらっしゃい。急にどうしたの?」

男「友に聞いた」

女「ふふっ。やっぱりか」

女「どこまで聞いた?」

男「多分全部。女の身体のことと引っ越しのこと」

女「聞いちゃんたか。まぁそうなるとは思ってたんだけどね」

男「女。一番近くにいたはずなのになにも気付かなくてごめん」

女「必死で隠したからね」

男「女が隠してた理由も別れた気持ちも友からきいたけどそれでも俺は女が好きだ」

男「お願いだ。女の辛さを半分背負わせてくれ。やり直そう」

女「ふふっ。やっぱり男は優しいね…」

女「男の優しいところ本当に大好きだよ」

男「じゃ、じゃあ…」

女「でもごめん。私は欠陥してても女の子なの」

女「男の前なら誰よりも可愛くありたいし誰よりも綺麗でありたいの」

男「………」

女「私は男の前で水着すらきたくない。このまま付き合ったらやっぱり…いろいろやるだろうし…きたない身体なんて見られたくないよぉ…」ヒク

女「なんで私なの…ヒク…私はただ男と仲良くいろいろな経験して大人になって普通の幸せが欲しかっただけなのに…グス」

男「女っ!」ダキッ

女 ビクッ

男「女は誰よりも綺麗だ。水着を着たくないなら着なくていい!プールにいけないなら違う楽しみを見つけよう。」

男「そりゃ俺も男だ。女といろいろ経験したい…そういうことだってしたいとは思う。」

男「でも女が近くにいてくれて女もそう思ってくれたらそういうこともしたいってだけだ」

男「そんな行為なくても俺は女といるだけで幸せなんだ。女ができないことがあるなら俺が一緒に違う幸せ探すよ」

男「だから…だから一緒にいてくれよぉ…グスン」

女「おとこぉ…エーン…わたし男に甘えても…ヒック…いいの…?」

男「当たり前だろ。みんなが持ってる幸せを手に入れられないなら2人だけの幸せいっぱいさがそう」

女「おとこぉ…ウェーン…おとこぉごめんね…ウェーン」

男「いいんだよ…」ウルウル

男女「「エーン」」

……………………………

男「落ち着いた?」

女「うん。ありがとう」

男「いや俺もないちゃったし」

女「ふふっ。男が号泣するの見るなんていつ以来だろ」

男「お恥ずかしい」

女「ふふっ。男酷い顔」

男「女だって」

男女「「あははは」」

男「女。明日友と見送りにくるから」

女「うん。待ってる」

男「じゃあそろそろ今日は帰るか」

女「きてくれてありがとう。おやすみ男」

男「ああ、おやすみ女」スクッ

女「男!」ダッ

男「ん?」クル

女 チュッ

男 ビックリ

女「大好きだよ男。また明日」

男「おおおおおおおおう。ままままままた明日」

女「ふふっ。気をつけてね」

バタン

男「……………………」

男「……………………」

男「/////」


翌日 女の家前

女「二人ともわざわざありがとう」

女「むこうで落ち着いたらすぐ連絡するから」

男「うん。待ってる」

友「女、約束守らなくてごめんな」

女「謝らないで。友のおかげで前に進めたんだよ。ありがとう」

友「ならよかった。どうなったかは後からこいつに聞いとくよ」

女「うん。本当にいろいろありがとう」

女母「女そろそろいくわよ。車乗りなさい。」

女「はーい。じゃあ二人ともまた連絡するね」

男「なにかあったらすぐ連絡しろよ」

友「無理せずがんばれよ」

女「うん!」

バタン

友「いっちまったな」

男「大丈夫。そんなに遠くないからいつでもあえる」

友「だな。よーしおまえと女がヨリ戻した雰囲気だしうちでコーラパーティすっか」

男「そのコーラ買ったの僕なんですが…」

数年後

携帯 ブルブル ブルブル

ピッ

友「もしも『ともぉぉぉぉぉ!』

友 キーン

友「ちょ、おまえ落ち着け耳いてぇよ」

男『産まれた!!産まれたよ友!!』

友「おお おめでとう」

友「双子だったか?」

男『そう双子!男と女!双子!』

友「いい加減落ち着けよおまえ」

男『やっと…ヒック…やっと産まれたんだよ』

友「おめでとう ほんとおめでとう」

友「女は元気か?」

男『元気だよ。今は子どもと共にいろいろされてるみたい』

友「いやー男と女がパパとママか。ほんとにめでたいな。出産祝い用意しなきゃ」

男『気にすんなよ!友がいなきゃ俺たちはここまでこれなかったんだから』

友「おまえたちの努力があったからの結果だよ。ほんとよくがんばったな二人とも」

男『んじゃご褒美ちょーだい』

友「ご褒美?」

男『女とも話してたんだけどさ。子どもの名付け親になってくれ』

友「は?やだよそんな一生背負う物なんだから親であるお前たちがつけてやれよ」

男『俺も女も友につけてもらいてーんだよ。頼む友。お願い!』

友「ほんとに俺でいいのか?」

男『友しか考えられねーよ』

友「仕方ねーな。ビール一年分用意しとけよ」

おわり

読んでくれた方ありがとうございました

いろいろあった友達夫婦に子どもが産まれたので記念にと思い書かせて貰いました

なんとか夜勤開始前に終わってよかった

男と女のモデルとなったのは友人夫婦ですが内容は全部が全部実話ではないです

長々お付き合いいただきありがとうございました

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