男「特別なハロウィン」(24)
ピンポーン
男(あれ、こんな時間に誰だろ)
男「はーい、今出まーす」ガチャ
女幽霊「お~か~し~く~れ~」
男「」
女幽霊「お菓子をくれないと呪い殺すぞ~」
男「う...うわ......って女かよ!?びっくりさせんな!」
女「えへへ、バレちゃったか」
男「前髪で顔隠してても、流石にわかるわ」
女「お邪魔しまーす」
男「おいおい、勝手に上がるなって」
女「だから、お邪魔しますって言ってじゃん」
男「全く...」
女「はぁ落ち着くな~、男の家は」
男「てかさ、なんでハロウィンなのに、日本風の幽霊的な仮装してるんだよ」
女「う~ん、何でだろうね」
男「理由無しかよ...」
女「理由はあるけどね...」ボソッ
男「え?」
女「なんでもな~い」
男「?」
女「ね~お腹減ったな~」
男「はぁ...飯でも作るか」
女「よっしゃ!」
男「まあ、材料が限られてるから大したもの作れないけどな」
女「チャーハンがいいな!」
男「チャーハンね...まあ出来るけど、ハロウィン関係ないじゃん」
女「別に良いじゃん、男が作るチャーハン好きなんだもん」
男「まあ、わかったよ」
女「よろしく!」
男「じゃあちゃちゃっと作るから、テレビでも観て待っててよ」
女「おっけー」
男(えーと、ご飯は冷凍してた奴で良いかな...あとはミックスベジタブルと、ベーコン入れちゃうか~)
男「~~♪」
男「あとは盛り付けるだけっと」
男「おーい!チャーハン出来たぞ~、取りに来て」
女「はいはーい」
女「お、中華スープ付きですか~、気が利いてますねぇ」
男「まあな、ありがたく食べてくれ」
女「じゃあ、いただきまーす!」
男「おう、召し上がれ」
女「むぐむぐ...やっぱり美味しいな~」
男「女でも作れると思うんだけどなぁ」
女「え~、面倒じゃん」
男「はぁ...チャーハンを面倒臭がったらなぁ...」
女「なに?」
男「ううん、なんでもないよ」
女「ふぅ...ごちそうさまでした~」
男「お粗末さまでしたっと...皿は後で洗っておくから、置いておいて良いぞ」
女「うーん、一緒に洗わない?」
男「え?珍しいこともあるもんだ...」
女「じゃあ運んじゃうね~」
男「おう」
女「スポンジこれだよね、男は洗ったお皿拭いてね」
男「おう、皿割るなよ?」
女「それはもしかして、振りですか?」カチャ
男「お、おいやめろよ?」
女「嘘でーす、それとも本当に割ってみる?」
男「はぁ...いいから、洗ってくれ」
女「はいは~い」
カチャカチャ
フキフキ
男「さてとっと、梨でも剥くか?」
女「...」
男「ん?いきなり黙りこんでどうしたの?」
女「ちょっと話があるんだけど...」
男「改まってなんだよ...」
女「私さ...」
男「うん?」
女「好きなの...」
男「え、ああ」
女「男のことが、好きなの」
男「お、俺もす」
女「でもね、ごめんね」
男「え...?」
女「私、死んじゃったんだ」
男「お、女...なに言って...」
女「今日ここに来る途中でさ...」
女「車とぶつかっちゃって...」
男「や、やめろ...」
女「気づいたら男の家の玄関にいて...」
男「やめてくれぇぇぇぇっっ」
女「男、さよなら」スゥ
男「うわぁぁぁぁぁ!」
男「はっ...」
男「あ、あれ...?」
男「ゆ、夢かよ...」
男(大学から帰ってきて、うたた寝してたみたいだな...)
男「飯でも作るかぁ...」
男「チャーハンかな」
ピンポーン
男「!!??」
男「お、落ち着け...多分Amazonだ...」
男「はーい」ガチャ
女「お菓子くれなきゃいたずらす、ふぇ!!!???」
男「女!!」ギュッ
女「え!?ど、どうしたの!?いきなり抱きついてきて///」
男「......」
女「え、泣いてるの...?」
男「女...好きだ!」
女「え、う...////」
男「もう離したくない...」
女「//////」
男「あ、そうだ...チャーハン食べるか?」
女「え、ええ?作ってくれるの?」
男「うん、いくらでも作るよ」
女「そ/////そうだ...男!」
男「ん?なに?」
女「さっきのって告白だよね?」
男「え...あ、そうかな」
女「じゃあ返事しなきゃね」
男「あ、ああ...」
女「じゃあさ、トリックオアトリートって言ってくれない?」
男「え?トリックオアトリート...」
女「ごめんね、お菓子持ってないから...」
女「いたずらしたって、いいんだよ?/////」
おしり
数日前に書いたハロウィンネタでした~
良かった…悲しいハロウィンはなかったんだな…
乙
>>21
現状、ネトゲしてss書くだけの悲しいハロウィンになってるんだけどね
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