【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 淡「あははっ頑張れーっ!」【3rd6】 (1000)


□目的

・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、

・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、

・あんなこと(入部や部の設立、コーチ引き受け)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ

・略してSOA安価スレ

・イチャイチャが目的ではありません(棒)

□能力―ステータス―


・精神――

その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる

・麻雀――

麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない

・異能――

麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する

こんな感じ。あとは、

・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)

・5分経ってレスなしであれば連投も可

・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです

・麻雀判定は朝方であれば連投可

・判定・選択の安価において、ステルスモモは安価下とします

>>1000について

・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)

・番外として、本編無関係の小ネタも可

・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、

・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります

今週sswiki http://goo.gl/c6vV12  前週sswiki http://goo.gl/hddKF8  前々週sswiki http://goo.gl/AY8HR

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395382517

3周目前スレ

【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 裕子「すると思いますよ。きっと」【3rd5】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 裕子「すると思いますよ。きっと」【3rd5】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395149977/)
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 良子「イエス」【3rd4】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 良子「イエス」【3rd4】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394904762/)
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 照「できるの?」【3rd3】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 照「できるの?」【3rd3】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394543422/)
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 はやり「牌のお兄さんで☆」【3rd2】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 はやり「牌のお兄さんで☆」【3rd2】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394256637/)
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」【3rd1】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」【3rd1】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392509912/)

2週目継続非安価(姫様ルート)

【安価】京太郎「俺が活躍する!?」咏「鬼畜高校生だぜぃ」【2nd 15スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」咏「鬼畜高校生だぜぃ」【2nd 15スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1392352425/)


京太郎(知名度23(026/050)、精神11(94/100)、麻雀121(115/250) 、異能102(038/250) )


4月 第2週の2日目(火)

       本日             >       前日

Ss>大星淡  (従妹 10.3/10.2)   >大星淡  (従妹 10.3/10.2)

SP>戒能良子 (好意 6.7/4.9)   >戒能良子 (好意 6.2/4.4)

   宮永咲  (友人 3.0/3.0)    >宮永咲   (友人 3.0/3.0)

   宮永照  (友人 3.7/4.4)    >宮永照   (友人 3.7/4.4)

   九十九  (信頼 5.3/9.8)    >九十九   (信頼 5.3/9.8)

     新見  (知人 1.0/1.0)    >新見    (知人 1.0/1.0)

  瑞原はやり (友人 5.0/4.2)    >瑞原はやり (同居 4.0/3.2)

  三尋木咏  (友人 2.6/2.2)    >三尋木咏 (友人 2.6/2.2)

  野依理沙  (PTSD 0.5/0.5)   >野依理沙 (PTSD 0.5/0.5)

  佐藤裕子  (知人 1.9/1.8)    >佐藤裕子 (知人 1.9/1.8)

  福与恒子  (知人 0.7/0.6)    >福与恒子 (知人 0.7/0.6)

  村吉みさき (知人 0.8/0.7)    >村吉みさき (知人 0.8/0.7)

    ネリー  (興味 1.6/1.8)    >ネリー     (興味 1.6/1.8)

  八岐大蛇  (憑物 2.0/1.6)    >八岐大蛇 (憑物 1.6/1.2)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=特殊(特殊な繋がりを持つキャラ)


4月 第2週 10日 街道 (水/ex)


(おい、何するつもりなんだよ!)

京太郎「言ったであろう? 我がしたいことをする。と」

(お前がしたいことって……なんだよ)

京太郎「さて……なんだろうな」

大蛇はニヤッと笑い、携帯を取り出す

メールをするのか

それとも電話をするのか

不安によって思考力の鈍る俺をあざ笑うかのように

大蛇は携帯をしまった

京太郎「では、するとしようかのう」


対象判定


安価下コンマ判定


098 プロ
165 アナ
432 高校生


ごめん抜けてた

7は対象が良子の予定だったんだけど


自由選択のほうがいい?

大蛇さんのターンは終わり?


>>13 終わりじゃない


1、良子でイベント開始

2、対象を自由選択


35分


1、良子でイベント開始

2、対象を自由選択


安価下~下5


4月 第2週 10日 ホテル (水/ex)


する。と言いつつ

大蛇がしたのは6000円相当のネクタイの購入だけで

あっさりとホテルへと舞い戻ってきていた

とはいえ

6000円相当のものを買われただけで、俺にとっては大ダメージなんだけれども

(なぁ、どういうつもりだよ)

京太郎「何がだ?」

(お前……つーか、俺がネクタイ買う意味なんて無いだろ?)

俺の問いに対して、

大蛇は呆れたようにため息をつきながら、鏡に映る京太郎……

つまりは俺のことを睨む

京太郎「お主は携帯電話という文明の利器を持ちながら有効に扱わぬのだな」


(どう言う意味だよ)

京太郎「お主は携帯電話の中にいくつもの個人情報とやらを収納しておるであろう?」

(ん? まぁ……)

京太郎「その中には――」

大蛇が最後まで言う前に

部屋の扉がピーッと音を鳴らし、

開錠されたことを知らせると同時に、戒能プロが帰って来た

京太郎「お疲れ様です、良子さん」

良子「起きていたのですか?」

京太郎「ええ、まぁ……」

大蛇はまるで俺のように、

戒能プロの言葉に対して照れくさそうに頬を掻く

京太郎「実はその、今日、良子さんの誕生日だってあのあと気づいて……だからその、これを……」

良子「え?」

少し申し訳なさそうに言いながら

俺のお金で買ったネクタイを差し出し、首に巻く

京太郎「お、お誕生日……おめでとうございます。良子さん」


良子「え、わ、え……えっ?」

京太郎「本当は時計とかにしようとも思ったんですけど良いの見つけられなくて……」

良子「そ、それはノープロブレム……バッド、こんなことはしなくても……」

戒能プロは何が何やらといった感じで

呆然としているし

それは俺だって同じことで

大蛇扮する京太郎だけが、しっかりと考えながら言葉を話していた

京太郎「こんなことなんかじゃないですよ。良子さんが生まれた大切な日じゃないですか」

良子「ぁ、ぅ……」

京太郎の清々しいほどの笑みに見つめられて恥ずかしさを感じたのか

戒能プロは即座に顔を逸らし、俯く

京太郎「良子さん? どうかしました?」

良子「い、いえ……その……わ、私……」


安価下コンマ判定

2 良子「っ……う……」

0 良子「う、嬉しいです……」

7 良子「サンキューです、京太郎くん!」


ゾロ目=7より上

77=ゾロ目より上


戒能プロはギュッと何かを踏み止まり

良子「サンキューです、京太郎くん!」

そして、京太郎へと抱きついた

良子「誕生日おめでとうとメールをくれる人はいても、お祝いはされないのかなって……私」

京太郎「あはは……忙しい身ですからね」

京太郎はそう言いながら

抱きつく戒能プロの頭を優しく撫でて、告げる

京太郎「でも、帰った先にいる俺なら。貴女を祝うことができる」

良子「っ……」

京太郎「俺にしかできないことだからこそ、ついさっき知ったせいで何も飾れないとしても。俺はちゃんと、貴女を祝ってあげたかった」

(お前……)

そう言うと、戒能プロは京太郎の方を見上げ、嬉しそうに微笑んだ

良子「サンキューです。本当に……嬉しいです」


安価下コンマ判定

4 ベッドへと押し倒す

2 抱きしめる

0 京太郎「喜んでもらえたなら嬉しいです」

5 京太郎「ネクタイ、大切にしてくださいね」

7 京太郎「あぁほら……泣いたらダメですよ」


ゾロ目=7の上

44=4


京太郎「ネクタイ、大切にしてくださいね」

良子「オフコース! 絶対に使用しません」

京太郎「い、いえ……そういうことじゃなくてですね」

戒能プロのあまりの反応に

大蛇も流石に動揺……しているわけはなく

戒能プロの頭をポンポンッと触ると、笑みを向けた

京太郎「大切に使って欲しいってことですよ。使って貰えないとネクタイに意味は無くなっちゃいますから」

良子「そう……ですね。でも、すぐに汚れるのも嫌です」

そう呟いた戒能プロは

少しだけ考えてから、パンッと手を叩き

良い案が浮かんだのか、嬉しそうに笑う

良子「これは私が大切だと思うときに使用する勝負ネクタイにしましょう」

京太郎「あはは……なんだか凄く恥ずかしいです。そこまで大切にされると」

良子「それほど私はハッピーということです。京太郎くん」


・1日を終わります
・良子と交流した! (大蛇が)


4月 第2週 10日 ホテル (水/ex)


戒能プロが眠ったあと

大蛇は普通に体を返してくれた……けど

京太郎「…………………………」

(お主は学ぶことができたか?)

……あんなの、俺には無理だ

学ぶとかどうとか

そういうレベルの話じゃない……

(我はお主が学びたいと願うから、小娘の誕生日を利用して教えてやったのだぞ?)

格が違いすぎるんだよ!

もっとこう……運命的な部分が特に

(まずはもう少し些細なことに気を配れ。小娘共の言葉、その情報。そこから付け入る隙を探せ)

……簡単に言うなよ

俺はお前とは違うんだよ……何もかも


・本当に1日終わり


精神現在残り 10

安価下コンマ判定


123 1減少

  4 半減

 56 3減少

  8 4減少

 90 2減少


  精神経験値 減少3x10=30

京太郎(知名度23(026/050)、精神11→12(7)(24/100)、麻雀121(115/250) 、異能102(038/250) )


4月 第2週の3日目(水)

       本日             >       前日

Ss>大星淡  (従妹 10.3/10.2)   >大星淡  (従妹 10.3/10.2)

SP>戒能良子 (好意 8.5/6.7)   >戒能良子 (好意 6.7/4.9) 交流ブースト補正

   宮永咲  (友人 3.0/3.0)    >宮永咲   (友人 3.0/3.0)

   宮永照  (友人 3.7/4.4)    >宮永照   (友人 3.7/4.4)

   九十九  (信頼 5.3/9.8)    >九十九   (信頼 5.3/9.8)

     新見  (知人 1.0/1.0)    >新見    (知人 1.0/1.0)

  瑞原はやり (友人 5.0/4.2)    >瑞原はやり (友人 5.0/4.2)

  三尋木咏  (友人 2.6/2.2)    >三尋木咏 (友人 2.6/2.2)

  野依理沙  (PTSD 0.5/0.5)   >野依理沙 (PTSD 0.5/0.5)

  佐藤裕子  (知人 1.9/1.8)    >佐藤裕子 (知人 1.9/1.8)

  福与恒子  (知人 0.7/0.6)    >福与恒子 (知人 0.7/0.6)

  村吉みさき (知人 0.8/0.7)    >村吉みさき (知人 0.8/0.7)

    ネリー  (興味 1.6/1.8)    >ネリー     (興味 1.6/1.8)

  八岐大蛇  (憑物 2.0/1.6)    >八岐大蛇 (憑物 2.0/1.6)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=特殊(特殊な繋がりを持つキャラ)

京太郎の精神はいつまで大蛇を内に飼うことに耐えられるかな
あと今回結ばれた契約はこれで満了なんかな
失効せずにまだ契約が活きてると、今後好きなタイミングで身体を強制的に奪われる可能性が残るはず


大蛇さんは別に悪気があるわけじゃないんだよ? 本当だよ?

ただ単に女の子をはべらせるのが上手いだけなんだ……コンマ運的に


>>72

満了

教えるためなら好きなことをして良いってだけだったしね



大蛇モードはコンマ運が良すぎる。これはさすがにどうしようもない


とりあえず一旦中断で


せ、選択肢で上手く選べば良いだけだって!
そうすればダイジョーブ


そして淡までもが京太郎(大蛇)の虜になるのであった……


4月 第2週 11日 ホテル (木/朝)


安価下コンマ判定


4 ぎゅーっ

0 なし

7 良子「あっ……え、ぇっと……ぐ、グッドモーニング」


ゾロ目=7

44=4


4月 第2週 11日 ホテル (木/朝)


京太郎「……戒能プロは?」

(もうすでに出たぞ)

京太郎「そっか」

正直……助かったと思う

挨拶できなかったのは悪いと思うし

それを助かったと思うのはもっと悪いと思う

でも、昨日の俺のように

上手く会話できる気がしない

だから……会えなくてよかった。と

俺は思ってしまった


(そういう卑屈な考え方をしているからダメだとは思わんのか?)

京太郎「………………」

(……まぁ良い。お主がそれでいいと思うのであれば、そうしたら良い)

大蛇は少し呆れたようにため息をつきながら

そう言い捨てて、俺の内側に隠れていく

京太郎「…………解らないよ。馬鹿」

何かを返してくれることを期待した言葉

でも

大蛇が何かを言うことはなく、時間だけが過ぎていく……

京太郎「……くそっ」



1、電話
2、メール
3、出かける
4、大蛇と話す


安価下~下5


少し……出かけよう

行くあてなんてないけれど

いったところで

何かできるとも思えないけれど

でも、

ここにいるだけなのは……嫌だった

京太郎「………………」

高校、通えば良かった

そうすりゃ、俺

こんなことにもならなかったかもしれない

京太郎「どこに……行くかな」


1、公園
2、A局
3、B局
4、白糸台
5、臨海女子
6、事務所
7、大星家
8、住宅情報槓
9、その他自由


50分


いくよー


1、公園
2、A局
3、B局
4、白糸台
5、臨海女子
6、事務所
7、大星家
8、住宅情報槓
9、その他自由


安価下~下5

86218 7

=8


4月 第2週 11日 住宅情報槓 (木/朝)


俺は何の迷いもなく住宅情報槓に着ていた

理由はもちろん、新しい部屋を探すためだ

(お主、小娘に話してはおらぬのではないか?)

京太郎「だから?」

(昨日の我と小娘の会話はお主の脳には記録されておらぬのか? 契約なのだぞ? 主と小娘の間にあるものは)

俺が新しい部屋を用意して

戒能プロに部屋を借りる必要がなくなれば

それで……契約は終了だろ?

(……愚か者め、だからお主は人を傷つけることしかできぬのだ)

京太郎「はいはい、どうせ俺はダメなやつだよ」

八岐大蛇なんかに

人との接し方で負けるほど……ダメなやつだよ

京太郎「認めるよ。それでいいだろ」


「お客様。ご要望をお申し付け頂ければ、こちらでお探し致しますよ」

京太郎「……どうも」

ご要望……か

正直何も考えてない

というか、どんな条件なら大丈夫なのかとか

正直言って何もわからない

俺はまだ15歳だし

お金だってないし

……よく考えてみれば

ここに来る必要なんてなかったのかもな

京太郎「……そうですね」


1、駅近(高め)
2、白糸台近く(普通)
3、A局近く(普通)
4、B局近く(普通)
5、臨海女子近く(ちょっと高め)
6、高級マンションッ!
7、一軒家ァッ!
8、ダンボールハウスッ!
9、お姉さんの家!
10、おすすめは?
11、また今度来ます
12、その他自由


45分


いきます


1、駅近(高め)
2、白糸台近く(普通)
3、A局近く(普通)
4、B局近く(普通)
5、臨海女子近く(ちょっと高め)
6、高級マンションッ!
7、一軒家ァッ!
8、ダンボールハウスッ!
9、お姉さんの家!
10、おすすめは?
11、また今度来ます
12、その他自由


安価下~下5


京太郎「とりあえず、パンフレット貰っても良いですか?」

「かしこまりました」

店員からパンフレットを受け取り

また今度来ます。と

そう告げて後にする

(……それだけで良いのか?)

京太郎「色々問題があったんだよ」

別に、お前に言われたからじゃない

よく考えたら契約するまでの問題があって

それは俺一人じゃ無理だったってだけだ

京太郎「一人でできるなら……やってるよ」

(そうか)


・パンフレットを手に入れた


4月 第2週 11日 街道 (木/昼)


安価下コンマ判定


1 はやり

3 咏

5 良子

7 淡

9 九十九

4 理沙

0 照


ゾロ目は再安価


……しまった

同時判定を忘れた


安価下コンマ

奇数 電話   偶数 遭遇


街を適当に歩いていると

☆が鼓膜に突き刺さった……ような錯覚を覚える声が

俺の背中にぶつかった

京太郎「……瑞原プロ」

はやり「はやや? 今日の須賀くんは清々しくないね☆」

正直に言うと

戒能プロの次に会いたくない人だった

だって、この人との関係を取り持ってくれたのは八岐大蛇

その際に、京太郎は瑞原プロを押し倒した

柔肌に触れ、強く縛り付け……穢そうとした

それがたとえフリであってもしたことには変わりがない

京太郎「どうしたんですか? こんなところで」

はやり「ちょっとお散歩。夕方からは仕事だよ☆」


別に聞いてはいないし、聞かなくてもわかった

だって、俺は5月からこの人のアシスタントとして

同じ番組に出演するんだから

とはいえ、夕方から仕事……か

良かったんだか、悪かったんだか……

(小娘とは話す気がないのか?)

話しづらいんだよ。あんたのせいで

(我はただ、お主と小娘の関係を戻しただけに過ぎぬぞ?)

京太郎「………………」

お前の観測する世界と、俺の観測してる世界は違う

あんたにはこう言えば、わかってもらえるだろ?

(…………………………)

はやり「須賀くんはなにしてるのかな?」


1、瑞原プロに会えないかな……なんて
2、家を探そうと思ったんです
3、別に、なんでもないですよ
4、散歩ですよ。蜘蛛の巣をくぐれず、引っ掛かってもがいてる最中です
5、おい、大蛇。お前に任せる
6、その他自由


30分


いきます


1、瑞原プロに会えないかな……なんて
2、家を探そうと思ったんです
3、別に、なんでもないですよ
4、散歩ですよ。蜘蛛の巣をくぐれず、引っ掛かってもがいてる最中です
5、おい、大蛇。お前に任せる
6、その他自由


安価下~下5


京太郎「時間が空いてたので、散歩してました」

はやり「そっか☆ はやりと一緒だね☆」

瑞原プロは少し嬉しそうに微笑む

でも、俺はそれを素直には喜べず

むしろ苛立たしさを感じた

瑞原プロに。ではなく

自分の中の、隠された存在に

……だって、あいつが何もしなかったら

瑞原プロは笑わなかっただろう

つまり、大蛇に頼らなければ瑞原プロの笑顔はなかったということであり

それはつまり、今の瑞原プロの微笑みは

俺ではなく、この前の八岐大蛇扮する京太郎に向けられたようなものだからだ


安価下コンマ判定


4 はやり「あ、ねぇ、このあとなんだけど……」

0 はやり「あったのも何かの縁☆ って言いたいけど、ごめんね。そろそろ準備の為に帰るから☆」

7 はやり「……何かあるなら頼ってくれて良いからね? はやりは、大人だからっ」


ゾロ目=ぎゅーっ

44=4

77=7の発展


はやり「あったのも何かの縁☆ って言いたいけど、ごめんね。そろそろ準備の為に帰るから☆」

京太郎「あーいえ、全然気にしなくていいですよ」

はやり「ごめんね☆」

観測している世界が違う

それがはっきりわかったのは

俺が言葉に込めた感情に対して

瑞原プロが笑ったからだった

本当に気にしなくて良かった

むしろ、早くいなくなって欲しかった

俺の観測する世界ではそんな感情のこもる言葉

でも瑞原プロが観測する世界では、社交辞令のような

気遣った言葉に感じられるのだろう

京太郎「……俺は一体、どこの世界にいるんだろうな」


・【検閲不可】フラグ1が成立しました
・瑞原はやりと別れました


4月 第2週 11日 街道 (木/夕)


安価下コンマ判定


1 裕子

3 咏

5 良子

7 淡

9 九十九

4 理沙

0 照


2 再判定(未登場キャラ)


ゾロ目は再安価


同時判定  二桁目が (裕子、照、九十九は遭遇のみ)

奇数 電話   偶数 遭遇


……ほかの人出てこないのかな?

せっかくスレタイにしたのに……淡



4月 第2週 11日 街道 (木/夕)


なんだか嫌な予感がして

逃げるように道を進んでいくと

その、嫌な予感を発する人物に

俺は対面することになってしまった

良子「京太郎くん、ちょうど良かったです」

京太郎「ちょうど……いい?」

あぁ、やっぱり世界が違う

俺と、戒能プロのいる世界が違う

全然丁度良くなんかない

最悪だ、最悪だよ……俺にとっては


良子「私は今日もまた夜に仕事があるんですよ」

京太郎「……一応、解ってますけど」

良子「そ、それでですね。イエスタデイのお礼でも。と思って、ディナーにでもと」

戒能プロは気恥かしそうにもじもじと

まるでデートにでも誘おうとしているかのように誘ってくる

いつもなら嬉しかった。

でも、今の俺にとっては地獄行きに等しいものでしかなくて

呆然としているふりをしながら

必死に……答えを考えていた


1、すみません。このあと約束があるんですよ
2、いいですよ。そんなに気にしなくて
3、なら、血をくださいよ。生意気な大蛇を黙らせるために、もっと、もっと!
4、大蛇、誘われてるのはお前だぞ
5、……すみません。昨日のは全部俺じゃないんですよ
6、ごめんなさい、今日はちょっと具合悪くて
7、その他自由


30分


いくよー

7 わかりました、ご一緒させていただきます
これで行くわ


1、すみません。このあと約束があるんですよ
2、いいですよ。そんなに気にしなくて
3、なら、血をくださいよ。生意気な大蛇を黙らせるために、もっと、もっと!
4、大蛇、誘われてるのはお前だぞ
5、……すみません。昨日のは全部俺じゃないんですよ
6、ごめんなさい、今日はちょっと具合悪くて
7、その他自由


安価下~下5


7承諾=>>286でいいかな?


京太郎「わかりました、ご一緒させていただきます」

良子「り、リアリィ?」

京太郎「ええ」

良子「サンキュー京太郎くん!」

嬉しそうに笑う戒能プロに対して

俺もまた、偽りの仮面のような笑みを向ける

お前のことを誘ったんだろうけど

別に俺が相手しても問題はないよな?

(我はお主として小娘に接したのだ。小娘の誘いは間違いなくお主じゃぞ)

それは戒能プロの観測する世界での話だろ

俺の観測する世界では

須賀京太郎だけど、そうではない須賀京太郎を戒能プロは誘い

須賀京太郎ではない須賀京太郎ではない須賀京太郎が誘いに乗る

……少し特殊だけど

戒能プロが二股かけてるっていうかなんていうか

こういうの、ドラマで言う寝取るってやつなのか?

(我もお主も肉体的接触を行っていない以上、それは誤りだ)

ふ~ん。そうなのか

まぁ、別に、どうでも良いけれど


・良子ディナーです
・京太郎はやさぐれているようです
・【開示不可】のフラグ1が立っています
・【開示不可】のフラグ2-2まで解放されています
・【開示不可】のフラグ2-3を開放すると、【開示不可】のフラグ2が達成されます
・【開示不可】のフラグ1、フラグ2を立たせることで【開示不可】が開示されます

京太郎の言ってることが意味わからないんだが

思ってもいない事を、住民から無理やり言わされる京太郎かわいそかわいそ


とりあえず今日はここまでお疲れ様でした



コンマ運が良いのか悪いのか
良子とはやりしか出てこない遭遇判定
このままでは京太郎の精神がやばい

それはともかく、なぜ電話とメールを使わないのかなと疑問に思ふ


世界云々は……夢現世界とか良く解らないやつではない


>>309

良子視点では京太郎を誘い、京太郎が承諾してくれただけにしか見えないけど
京太郎視点では良子は京太郎(大蛇)を誘い、京太郎(本物)が承諾したように見える

ということ


>>314

はやり「かわいそかわいそなのですよー。にぱー☆」



再開は11時頃の予定  早くて10時……かな? かな?


4月 第2週 11日 レストラン (木/夕)


連れて来られたそこはやっぱり

俺が連れて行ったお店とは段違いの

高級そうなお店だった

良子「遠慮せずにどうぞ」

京太郎「……でも、悪いですよ。こんな」

良子「それだけ、あなたがしてくれたことは嬉しかったということです」

そう言って微笑む戒能プロ

でも、貴女は知らない

その喜びを与えたのは俺であって俺ではないということを

それによる笑みを向けられる俺が

凄く……嫌な気持ちになるということも

(だからって小娘の表情までも曇らせるのか? 小僧)

っ……それは

(主は何も解ってはおらぬ。何にも気づいてはおらぬ。だが、それを愚かだとは言わん。されど、目の前にあるものくらいは理解せよ。小僧)


目の前にあるもの……?

言われて正面を見てみれば

メニュー表を見ながら悩む戒能プロの姿がある

でも、それだけしかない

それが何だって言うんだ

(それだけだ)

は?

(今、お主の目の前にあるのは戒能良子という小娘ただ一人。ゆえに、お主が考えるべきは小娘のことだけで良い)

大蛇は俺の心の中からは出ずに

俺の目を通して戒能プロを見つめ、目を細めた

(さぁ、喜怒哀楽。選べよ小僧。お主は小娘にどれを与えたいのかを)

京太郎「……………………」

(向かい合う会話で重要なのはその選択だけだ。一つに絞れば、言葉の選択も容易であろうぞ)


言葉の選択が容易だとか

そんな簡単に言わないでくれよ……

喜怒哀楽から選択する?

そんなの……怒らせたり、悲しませたりなんて嫌に決まってるじゃないか

でも、俺は今までほとんど出来たためしがない

怒らせて、悲しませて……そればっかりだ!

(のう、小僧)

なんだよ……

馬鹿にするのか? 代われって言うのか?

(お主は今まで、向かいあっていた時。本当に目の前の者を考えていたのか?)

え……?

(己や、その他の者を考えておったのではあるまいか?)

それは……

思い返してみれば、確かに色々なことを考えていた

目の前にいる人一人のことだけを考えていたわけじゃなかったと思う

でも、それは必要なことだった……他の人のことも考えなくちゃいけなかった。そうだろ?

(それは大人がするものだ。小僧風情が手を出す領域ではない。それはお主も良く良く理解していることであろう?)


じゃぁどうすればいいんだよ

他の人のことも考えなくちゃいけない

そんな場面で俺は……

(のう、愚か者)

俺の質問に――

(既にお主は、戒能良子を視覚、聴覚、思考。それらから排除しているのではないか?)

あ……

慌てて瞬きし、前を見つめれば

戒能プロは不思議そうに首を傾げていた

良子「オーケーですか?」

京太郎「あー、えっと……その、いろいろありすぎて、あと少し……すみません」

(そういうことだ。複数を悩めば必ず綻びが生まれ、気づかぬうちに己までも落としている)

……………………

(一つ一つ、確実に解決することがお主がするべきことであろうぞ。故に、まずは目の前の小娘に集中するべきなのだ)


そもそも、誰のせいでこんな悩まなくちゃいけないと思ってるんだよ……

なのに、簡単に言ってくれやがる

……確かに言ってることは間違っちゃいないかもしれない

でも、そんな簡単なことじゃないんだよ

メニュー1つとったって

どれを選ぶかで、相手の受ける印象は変わっちゃうんだ

遠慮するな

そう言われて本当に遠慮しない場合はどうなる?

そう言われて本当に遠慮した場合はどうなる?

そう言われて……くそっ

(ふむ……その選択は実に容易じゃ。我が答えることも可能ぞ。されど何も言わぬ。お主が決めよ)

京太郎「え、えーっと……」


1、遠慮しない(ちょっとお高い)
2、遠慮する(普通)
3、お、オススメはなんですか?
4、戒能プロと同じやつにしようかな……(ちょっとお高い)
5、良子さんと同じやつにしようかな……(ちょっとお高い)
6、その他自由


23分

いきます



1、遠慮しない(ちょっとお高い)
2、遠慮する(普通)
3、お、オススメはなんですか?
4、戒能プロと同じやつにしようかな……(ちょっとお高い)
5、良子さんと同じやつにしようかな……(ちょっとお高い)
6、その他自由


安価下から下5


京太郎「良子さんと同じやつにしようかな……」

良子「私と?」

京太郎「俺、こういうお店には慣れてなくて」

長野の俺が住んでいる辺りには

こういうお店はないし

あったとしても、お母さんが家で作るから

あんまり行くことはないからな

京太郎「その……駄目、ですか?」

良子「いえいえ、全然」

戒能プロは少し嬉しそうに笑うと店員を呼び

俺のことを見つめた

良子「ただ……」

京太郎「良子さん?」

良子「いえ、ちょっと欲が過ぎただけです」

戒能プロは困ったように笑って

言おうとした言葉を誤魔化す

俺の選択は間違いだったのかな……

(問題はなかろう。ただ、お主が解らず知らずの部分があっただけのこと。それが不足することで悪影響はないはずだ。今の所はな)


運ばれてきた料理はすごく美味しくて

値段の割に云々とか

そういう非の打ち所のないものだった

……まぁ

そこらへんのお店どころか

コンビニの弁当でも満足できるような舌の俺が言ったところで

料理の評価なんてあてにならないだろうけど

良子「満足しましたか?」

京太郎「それはもちろん。でも、良いんですか? 奢って貰うなんて……」

良子「ノープロブレム。持ってるだけのお金に意味はありませんから」

戒能プロは嬉しそうに笑う

だから、俺が選択したことは間違いではない

そう思えた


安価下コンマ判定

4  7  ゾロ目 でイベント   いずれも同じ


良子「…………京太郎くん」

京太郎「はい?」

良子「このあと、私は仕事なのでこのままお別れですね」

京太郎「え、ええ」

(…………………………)

戒能プロは少し残念そうに言いながら

俺のことを見つめ、微かに笑う

良子「1人で食べるよりは2人で食べた方がやっぱり美味しいです」

京太郎「それはまぁ……そうですね」

それに対しての言葉はなく

戒能プロを見つめてみれば

恥ずかしそうに顔を伏せていて

視線に気づき、

上に上げたその顔は少し……赤かった

良子「……で、では」

京太郎「はい、お仕事頑張ってください」

良子「オフコース、頑張りますよ」

そう微笑んだ戒能プロを見送り、俺はまた一人になった

正確には1人+1匹だけど


4月 第2週 11日 街道 (木/夜)


安価下コンマ判定


23 高校生

56 プロ

89 アナ


安価下コンマ一桁判定


1 健夜
3 はやり
4 理沙
5 秋一郎
6 咏
7 九十九
8 照

092 の場合は2桁目で判定


4月 第2週 11日 街道 (木/夜)


「あっ、須賀くん!」

ホテルへの帰り道で

俺は誰かに呼び止められ、振り向く

その先にいたのは中が……小が……いや

少なくとも俺よりは年上のちっさい先輩だった

「良かったぁ……須賀くんじゃなかったら私すっごく恥ずかしい人だったよ……」

京太郎「九十九さん……」

ちっさい先輩の九十九さんは

照れくさそうに頭を抱え、横に振り

俺のことを見上げて微笑む

「えへへっ、久しぶりだね。須賀くんっ」


京太郎「久しぶりです。1週間近く会ってないんでしたっけ……」

「電話とかもしようと思ったんだけど、忙しいなら邪魔もダメかなって……ごめんね。連絡しないで」

京太郎「い、いえ。それは俺がするべきでしたし……」

九十九さんは俺に会えたことを喜び

高いテンションのままに明るい声で言う

本当……久しぶりだ

「もう事務所には帰らないの?」

京太郎「あー……今のとこは、まぁ」

「そっか……ちょっと残念」

九十九さんは少し残念そうに言いながら

俺に対して、笑みを浮かべた

「ところで、最近はどう? 何か困ってることある? お、お食事とか、お食事とか……ぇへへ」

京太郎「えっと……」


困ってること……か

家探し?

コミュニケーション能力?

体の中の大蛇?

……ほかに何か。あるか?

野依プロの件……とか

………………

そういえば、最初は家に悩んでるだけだったんだよな

で、九十九さんが弁当作ってくれる

ただそれだけだったのにな



1、特にないですよ
2、俺……人との付き合い方が解らなくなっちゃって
3、俺、実は取りつかれてるんですよ。八岐大蛇に
4、あることでトラウマを植え付けちゃった人がいて……
5、抱きしめる
6、家を探してるんです
7、今まですみません。でも、もう平気ですよ
8、そのほか自由


18分


いくよー


1、特にないですよ
2、俺……人との付き合い方が解らなくなっちゃって
3、俺、実は取りつかれてるんですよ。八岐大蛇に
4、あることでトラウマを植え付けちゃった人がいて……
5、抱きしめる
6、家を探してるんです
7、今まですみません。でも、もう平気ですよ
8、そのほか自由


安価下~下5


どれもこれも

九十九さんに言うようなことではない

そうは思うけれど……でも

京太郎「俺……人との付き合い方が解らなくなっちゃって」

言ってしまった

だって……怖いんだよ

いっぱい選択肢があって

その中でどれを選択したらいいのか

絞れても、減らせても

どれが正解かなんてわからなくて……

「須賀くん……」

九十九さんは困ったようにそう言った

何を言えばいいのか解らない

そんな風に、首を傾げた

俺の選択は……九十九さんを困らせてしまった


安価下コンマ判定


4 九十九「ごめんね、私にはなんて言えば良いか解らないよ……」

0 九十九「……あんまり、悩まないほうがいいと思う」

7 九十九「……大丈夫だよ」


ゾロ目=7の上

77=九十九「そんなの、私にも解らないよ」

44=4


「須賀くんが凄く悩んでるのかもしれないっていうのはね、なんとなく解る」

でも。と

間髪いれずに九十九さんは続けた

「……あんまり、悩まないほうがいいと思う」

京太郎「どうして……ですか?」

「付き合い方なんて解るもじゃないと思うんだよね。私」

えへへっと

九十九さんは困ったように笑いながら

俺のことを見上げるその瞳は

しっかりと………俺を捉えていた

「時と場合によって常に正解は変動していて、それを解ろうっていうのは多分。雲を掴むような話なんだと思う」

京太郎「……………………」

「それにね? そういうのは直面して初めて考えられる。あるいは、悩むことであって、そうじゃない時に悩むことは出来ないんじゃないかな」


九十九さんはそう言いながら

何言ってるんだろう私。なんて

子供のような愛らしい笑顔で笑う

でも、言ってることは子供が考えるようなことじゃなかった

京太郎「悩むことができない……?」

「えっと……正しくは無駄。かな」

京太郎「無駄……?」

「だって、須賀くんは自分が見ていない誰かの不幸を予想して、会ったらこう言ってあげよう。なんて考えられる?」

そんなこと……出来ない

それによってその人がどれだけ苦しんだか、辛かったのか、悲しんだのか

対面してようやく分かることで

言葉なんてきっと……役に立つことはないし、しようとしていたことなんて

きっと、できることはない

京太郎「無理……ですね」

「だよね。えへへ……実はそれ私もだったりする」


九十九さんは笑顔を崩すことなく

真剣に話を進めた

「でね? 須賀くんがわからないって悩むってことは人付き合いで後悔ばかりしてるんだと思う」

京太郎「っ……」

「でもそれはきっと、須賀くんが自分に自信がないだけ」

九十九さんは自分の胸に手を当てながら

どこか遠くを見るような目で、俺を見つめる

「だから、自分には無理だ。自分には出来ない。そうやって選択肢を無くして、また後悔する」

京太郎「……………………」

確かに、そうだったかもしれない

女の人との会話とかが苦手だっていうのもあるにはあるけど

大蛇が俺として活動し、戒能プロ達と接した時

俺は、自分にはできない。俺には無理だ。そう……思うことばかりだった


安価下コンマ判定


4 7  共通イベント

ゾロ目 4、7の上位イベント


「でも、須賀くんは」

九十九さんはゆっくりと俺に近付き

垂れ下がっていた手を取ると、自分の頬へと宛てがう

俺の手からは

柔らかくて温かい、九十九さんの優しさが感じられる

そんなことに戸惑い

何も言わない俺に対して、九十九さんは微笑み

そして口を開く

「私は須賀くんの言葉に救われたよ。間違いなく……」

京太郎「え、あ……」

「だから、ね? 須賀くんは自分に自信を持って良いんだよ?」

俺の手をやさしく包み込み

手のひらに頬擦りしながら、九十九さんは言い放つ

「例え須賀くんが信じられなくても私は須賀くんを信じてる。だから、どうしてもダメなら私を信じて。須賀くんは大丈夫だって。ね?」


京太郎「九十九さん……」

目の前にいる人は

俺が信じるに値する人だという

それでも自分のことに自信が持てないのなら

私のことを信じろと……九十九さんは言う

(のう、小僧)

……………………

(小娘にこう言わせてもなお、女々しく閉じこもるのか?)

お前に言われなくても

それじゃダメだってことくらい解ってる

少し黙っててくれ


1、俺が誰かを傷付けるとしても?
2、なんでそんなこと……言ってくれるんですか?
3、解りました。俺、自分のこと信じてみます
4、解りました。俺、九十九さんのこと信じます
5、抱きしめる
6、その他自由


15分


いくよー



1、俺が誰かを傷付けるとしても?
2、なんでそんなこと……言ってくれるんですか?
3、解りました。俺、自分のこと信じてみます
4、解りました。俺、九十九さんのこと信じます
5、抱きしめる
6、その他自由


安価下~下5


京太郎「解りました。俺、自分のこと信じてみます」

「うんっ」

九十九さんは俺の言葉が嬉しかったんだろうか

満面の笑みを浮かべて、そう言った

子供みたいな姿なのに

大人みたいなこと言うなんて……

やっぱり、人は見た目じゃないんだなぁ……と、認識を改めながら

眼下に見える小さい大人を見つめると

「んっ?」

九十九さんもまた、俺を見上げた

京太郎「ありがとうございます、九十九さん」

頭を撫でたい衝動に駆られながらも

なんとか抑えて、礼を言う

「えへへっ、私は須賀くんの味方だからねっ」


・九十九と交流した
・【開示不可】の取得フラグは中断されました
・【開示不可】の取得は以後不可能です

包囲網のほつれから、なんとか活路を切り開くことができたようだな
やれやれだ


問題解決につき、精神を回復します  減っていたのは12-7=5=経験値50

京太郎(知名度23(026/050)、精神12(74/100)、麻雀121(115/250) 、異能102(038/250) )


4月 第2週の4日目(木)

       本日             >       前日

Ss>大星淡  (従妹 10.3/10.2)   >大星淡  (従妹 10.3/10.2)

SP>戒能良子 (好意 9.1/7.4)   >戒能良子 (好意 8.5/6.7)

   宮永咲  (友人 3.0/3.0)    >宮永咲   (友人 3.0/3.0)

   宮永照  (友人 3.7/4.4)    >宮永照   (友人 3.7/4.4)

   九十九  (信頼 6.1/10.3)    >九十九   (信頼 5.3/9.8)

     新見  (知人 1.0/1.0)    >新見    (知人 1.0/1.0)

  瑞原はやり (友人 5.3/4.5)    >瑞原はやり (友人 5.0/4.2)

  三尋木咏  (友人 2.6/2.2)    >三尋木咏 (友人 2.6/2.2)

  野依理沙  (PTSD 0.5/0.5)   >野依理沙 (PTSD 0.5/0.5)

  佐藤裕子  (知人 1.9/1.8)    >佐藤裕子 (知人 1.9/1.8)

  福与恒子  (知人 0.7/0.6)    >福与恒子 (知人 0.7/0.6)

  村吉みさき (知人 0.8/0.7)    >村吉みさき (知人 0.8/0.7)

    ネリー  (興味 1.6/1.8)    >ネリー     (興味 1.6/1.8)

  八岐大蛇  (憑物 2.0/1.6)    >八岐大蛇 (憑物 2.0/1.6)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=特殊(特殊な繋がりを持つキャラ)

【開示不可】の内容って、「称号:ヘタレ男子!」みたいなバッドスキルかな
そういえば「称号:ヘタレ男子!」はもう消えてるのだっけ?


オロチ変更忘れ  八岐大蛇(憑物 2.2/1.8)>八岐大蛇 (憑物 2.0/1.6)


とりあえず一旦中断します

再開は19時~20の間  もしかしたら18時半


淡は九十九さんに場所をとられた


そして事務所内の関係を泥沼化させていく京太郎であった……

照「ねぇ、京ちゃん。私だよね? 私だよね? 京ちゃんが好きなのは……私だよねっ!?」


4月 第2週の5日目(金/朝) ホテル


安価下コンマ判定

9 イベント

2 ネリー



ゾロ目かぁ……ふむ


1、良子とのイベントを起こす

2、良子とのイベントを起こさない


12分


1、良子とのイベントを起こす

2、良子とのイベントを起こさない


安価下~下5


4月 第2週の5日目(金/朝) ホテル


京太郎「んっ……」

良子「ふふっ」

京太郎「っ!?」

寝ぼけ眼をこすると

普段は見れない戒能プロの微笑みが視界に映り

思わず、両手で顔を覆ってしまった

良子「ふふっ、グッドモーニングです。京太郎くん」

京太郎「お、おはようございます……」

俺の寝顔なんか見て

戒能プロは一体何が面白かったんだろう

つーか、見られてたって思うとさらに恥ずかしいんだが……


良子「可愛い寝顔でしたよ」

京太郎「い、言わなくていいですから!」

良子「そうですか……」

戒能プロは少し残念そうに言うと

布団から出て、大きく体を伸ばした

良子「今日、私はお昼から夕方は仕事なのですが。夜は空いているんですよ」

京太郎「そうなんですか? 俺はまぁ、夕方は用事ありますけどそれ以外は暇ですね」

ごく自然に答えた俺に対して

戒能プロは少し意味ありげに目を細め、俺のことを見つめた

良子「夜。この間のドライブの続きにでも行きませんか?」

京太郎「え?」

良子「ちょっと遠出。みたいな感じですが」

明日、俺は大会があって、戒能プロも朝からも仕事

それを把握している上でのお誘い。か


1、良いですね。行きましょう
2、明日も仕事とかありますし、仕事がないなら夜はゆっくり休みましょう
3、その他自由


40分


いきます

いや、別に断っても問題はないけどね



1、良いですね。行きましょう
2、明日も仕事とかありますし、仕事がないなら夜はゆっくり休みましょう
3、その他自由


安価下~5


京太郎「良いですね。行きましょう」

この前は俺の行動が原因で

中途半端に

しかも嫌な終わり方しちゃったもんな

良子「では、約束ですよ」

京太郎「はいっ」

声には出さなかったけれど

小指に小指を絡め、指きりげんまん

ハリセンボン飲む。なんてことはないけれど

でも、破るわけには行かない。絶対に

良子「今日も一日、ファイトです」

京太郎「ええ、頑張りましょう」

照れを残す戒能プロの微笑みは

女性というよりも女の子で……心なしか、可愛いと思った


4月 第2週の5日目(金/朝) ホテル


さて、戒能プロの約束が夜に入り

遡って夕方には臨海女子の特別コーチ

で朝昼は暇……と

(お主、遅刻をするでないぞ?)

解ってるよそんなこと

部活に参加してからでも

夜の戒能プロとの約束には間に合うさ

(ならば良いが……それで、どうするのだ?)

京太郎「ん~……」


特にするべき行動はないんだよな

いや、解決すべき問題として

野依プロとのことがあるけど……どうしよう


1、電話
2、メール
3、出かける
4、京太郎「良子さん、家を探したいんですけど……」
5、京太郎「良子さん、今から少し出かけませんか?」
6、京太郎「良子さん、大蛇が血を飲みたいって言うんですけど……」
7、その他自由


安価下~下5


まぁ何をするにせよ

ホテルにいるだけっていうのも味気ないしな

とりあえずは出かけるけど……何か問題はあるか?

(我に問う必要はあるまいて)

それもそうだけど

一応は共存しようって言ってるわけだし

聞いておこうと思っただけだよ

(ふんっ、余計な気は回さんでいい)

さいですか

京太郎「良子さん、俺先に出ますね」

良子「テイクケア……行ってらっしゃい」

そう言い微笑む戒能プロは

なんていうか……そんな姿を初めて見たからかもしれないけど

ドラマとかでよく見る玄関先のシーンに思えて

京太郎「い、行ってきます」

気づけば、演じるように手を振っていて

戒能プロもまた少しだけ恥ずかしそうに苦笑しながらも

良子「はいっ」

手を振り返してくれた



4月 第2週の5日目(金/朝) 街道


で。出かけるとはいったものの

どこに行くべきなんだろうか

(用事もないのであれば、臨海女子とやらの下見に行くのもよかろう)

京太郎「ん~……挨拶しておく必要もあるかな」

とはいえ、

そこらへんの連絡はないし

平気なんだとは思うけど……

(では、我は大星淡とやらを見てみたいぞ)

京太郎「なぜ……」

(名前に炎と入っておるからのう。中々に魅力的な名前ゆえ、目を通しておきたいのじゃ)

なんていうか、食べようとしてないか?

炎って入ってはいるけど炎じゃなくて淡だからな? さんずい入ってるからな?

(そのくらい解っておるわ。馬鹿にするでないぞ。小僧)


不安しかない……

まぁ、俺が体を貸し出さない限り

大蛇が俺の体を動かすことなんてできないし

会うことくらいは許してもいいけど……

京太郎「別に絶対ってわけじゃないんだろ?」

(できればの話だ。大星淡とやらも学生なのであろう? 遭うことは少々難しかろう)

京太郎「……ん。どうすっかな」

雀荘で肩慣らししておくのもいいし

大蛇の望みに応えて、淡に会いに行くのもアリといえば有りだ

親戚でプロで、来賓としてなら多分通れるはずだしな

……その場合、なんか頼まれそうな気がしなくもないけど

あとは臨海女子の下見も有りか

他には大蛇の望み繋がりで瑞原プロの血……だけど

まぁ……色々あるか


1、白糸台
2、臨海女子
3、事務所
4、A局
5、B局
6、はやりの家(在宅)
7、雀荘
8、携帯の淡の写真を見せる


安価下~下5


京太郎「臨海女子にいくよ」

連絡が来ていないとは言え

一応お邪魔するんだし

挨拶くらいはしておくべきだろ?

(お主は呼ばれた側なのだがな。人間関係が関わらなければ律儀な面もあるのかのう?)

余計なお世話だ

ただ、常識的にそうする必要があるのかもってだけでさ

(対人でもそれくらいに気を回せれば良いものを)

京太郎「うるさいそこ」

とりあえず臨海女子に言って

監督に挨拶しておこうかな

監督の手が空いてればの話だけど……


・臨海女子に行きます


4月 第2週の5日目(金/昼) 臨海女子


アレクサンドラ「おー初めまして。アレクサンドラ・ヴィントハイムです。わざわざどうも」

京太郎「初めまして、須賀京太郎です」

臨海女子

学校方針で留学生ばかりの学校で

今年からは改正があって、先鋒に留学生は入れられなくなった………けど

それでも、去年のインターハイ個人戦2位の辻垣内智葉という強力な人を持ってるんだよな

アレクサンドラ「意外と若いね」

京太郎「あはは……一応まだ15歳なんですよ」

アレクサンドラ「それでプロねぇ……」

監督は俺のことをじっと見つめ

何か聞いてくるのかとも思ったけど

アレクサンドラ「余計な詮索はしないよ」

監督は聞くことなく、そう言った


アレクサンドラ「ネット検索しても全然出てこないし、見てみたかったんだよ」

京太郎「見てみてどうですか?」

アレクサンドラ「予想外。でも、だからこそ面白い」

京太郎「あんまり期待はしないでくださいね」

正直、辻垣内さんには勝てる気しない

だって、個人2位だし

けどまぁ……コーチ的な立場で来た以上

そう簡単に諦めるわけにもいかないし

ましてや弱気でいるわけにもいかないし

京太郎「俺、所詮無名プロなんで」

アレクサンドラ「残念だけど宛にならないんよ。新人って頭についてるからね」

笑う俺に対して

監督は少しだけ細めた視線を送ってきた

……怖い人だ

つくづく、無名でよかったと思うぜ


アレクサンドラ「そういえば、お昼の予定ってある?」

京太郎「お昼ですか?」

時間を見てみれば

もうそろそろそんな時間だったようで

アレクサンドラ「学食でもどう?」

京太郎「良いんですか?」

アレクサンドラ「別に問題ないっしょ。どうせ夕方にはまたここ来るわけだし」

せっかくの誘いだ

特に予定があるわけでもないし

誘いに乗っても問題はないわけなんだけど……

(好きにしたらよかろう。お主がしたいことがあるならば断るもよし。なければ受けるも良し。お主の自由だ)

そんな事は解ってるって

お前は俺の母親かっての……


1、受ける
2、すみません、他にしておきたいこともあるので


安価下~下5


安価下コンマ判定

1 ネリー
3 ダヴァン
4 智葉
6 慧宇
7 明華


それ以外で無し


4月 第2週の5日目(金/昼) 臨海女子


アレクサンドラ監督と昼食をご一緒する予定だったのだが

女子高というだけあって

男の人は目立ってしまうようで

ネリー「来てくれたんだね」

京太郎「ん、ネリーさん」

ネリーさんに見つかってしまった

いや、別に見つかってなんの問題もないし

良いんだけど

アレクサンドラ「ネリーさんって時々聞くメリーさんみたいだね」

ネリー「メリーさん?」

京太郎「あはは……そういえば確かに」

メリーさんについて話したら

ネリーはお化けじゃないって怒られてしまった


ネリー「次からはネリーって呼んでよ?」

京太郎「わ、解りました………はい」

別に悪気があったわけじゃないんだけどな

まぁ、お化けつーか怪談の中の登場人物に似た呼び方なんて

普通は嫌だよな

そこらへんはさすがに配慮が足りなかったな

(……ふむ)

ん?

どうかしたか?

(いや、あの九十九という小娘の言葉一つで中々に変わるものだ。とな)

……まぁな

俺はあの言葉に救われたから。

俺が信じられない須賀京太郎という人物を、あの人は信じてくれていて

その上で救われたって言ってくれた

それでもなお自分を信じないと、

その九十九さんの言葉というか思いというか

そういうのを否定しちゃうかもしれないからさ

(そうか……)

大蛇は心なしか嬉しそうに、息を吐いた


思ったんだけどさ

(ん?)

いや、俺って今凄い所にいるんじゃないのかなって

アレクサンドラ監督とネリーと一緒に食事してるのはそうだけど

ここ女子高なんだよね

そんな場所で学食食べてるなんて

高校生の可能性もあった俺としては

すげーなぁって

(馬鹿なことを言うものだ。その程度はなんでもなかろう)

大蛇は少し呆れたように言いながら言う

(プロ雀士である小娘。アイドルである小娘。それらと共に夜を過ごした経験があるではないか)

……た、確かに

(そんなことを考える暇があるならば話でもしたらどうだ?)



1、監督って授業は取り持ってるんですか?
2、監督って意外と若いですよね
3、監督ってなんていうかかっこいい漢字ですよね。スーツが決まってます
4、ネリー、特別コーチに誘ってくれてありがとな
5、ネリーは学校だと普通の制服なんだな
6、ネリーは民族衣装も似合うけど、制服も似合ってるな
7、部活の方はどんな感じなんです?
8、学食美味しいですね
9、その他自由


安価下~下5

複数不可


京太郎「部活の方はどうなんです?」

ネリー「楽しいよ?」

京太郎「それは良かったですけど、でもそうじゃなくて……」

アレクサンドラ「普通に日本の麻雀ルールでやってるよ」

京太郎「なるほど……」

多国籍だし

時々ほかの国のルールでやってる。みたいなことも考えてたんだけど

そんなことはなくてよかった……まぁ

それが当たり前と言えば当たり前なんだけどさ

京太郎「監督も打ちますか?」

アレクサンドラ「いや、私は見てる」

京太郎「そうですか」

ちょっと残念だ

監督になる人だし

手練ではあると思ったんだけどな……

京太郎「今日はよろしくお願いします。また後でちゃんと挨拶しますけど……一応」

ネリー「うん、よろしく」

アレクサンドラ「よろしく。コテンパンにしてあげていいから」

京太郎「あはは……」

そんな無茶な

まぁ、やれるだけやらせてはもらいますけども


・ネリー、アレクサンドラと交流した


4月 第2週の5日目(金/夕) 臨海女子



アレクサンドラ「――ということで、知ってるとは思うけど」

京太郎「今日はよろしくお願いします」

ネリー「よろしく!」

明華「よろしくお願いします」

智葉「よろしく頼む」

慧宇「よろしくお願いします」

ダヴァン「よろしくデス」

とりあえずの挨拶を終え

まぁ、言うまでもなく部活であり

ここは麻雀部

ということで、対局をすることになったわけだけど

どうするべきかな

俺がいきなり対局するのもいいけど

まずは実力を見せて貰ってからがいいのか?

でも、把握するには実際打った方がより正確にできる


1、対局する
2、対局してもらう


安価下~下5


京太郎「じゃぁ、とりあえず力を見たいんですけど……」

そう言うと

あらかじめ想定していたのか

ネリーと辻垣内さんが横に下がった

ネリー「ネリーはやってるから平気だろうし、サトハは強いから」

智葉「ダヴァンがどうしても打ちたいというからな」

ダヴァン「スミマセン」

京太郎「あぁいえ、別に構いませんよ」

いずれにせよ

有力な人たちということに変わりない

まぁ、辻垣内さんがバックで見ているとなると

少々やりづらいが……仕方ない

京太郎「では、お願いします」



安価下コンマ判定

1桁 明華  2桁  慧宇

安価下2コンマ判定


1桁 ダヴァン  2桁 京


親決め


ダヴァン→慧宇→京太郎→明華


東一局 〇本場 (ダヴァン)


京太郎「さて……と」

どう考えても

何もない人たちではないだろうな

慧宇さんは良く解らない

というか、なん情報もないんだよな、一年生だから

ダヴァンさんと明華さんに関しては

去年のこともあるし

多少の知識は持ってるけど……

中国だし、中国麻雀というものもある

おそらくはそれに適応した何らかの仕掛けがあるのだろうけど……ふむ

(……あの小娘は風か)

風……? 明華さんのことか?

(黒い方は流れ……水であろう。と、言いたいところだがそこに沈む大岩といったところだな)

黒い方っていうのは失礼じゃないか?

(事実だろう? ただ、中国の小娘は少し異質だ。下手を打てば主でも抜かれるであろうぞ)

京太郎「……ほう」


俺でも抜かれる……か

それほどまでに特異な能力でもあるっていうのか?

(そうではなく、あの小娘は他と違って属性に決まりがない。我には食えぬ)

喰うつもりだったのかよ……

それは出来るだけ止めて欲しいんだけど

(首は喰らわん。せいぜいあの炎の小娘のようにはみ出た部分を喰らうだけだ)

それならいい……のか?

いや、あんまりいい気もしないけど

京太郎「……ん。そだ」

お前は狙い打てば見えちゃうのか?

(あれは我が常に出ていたからに過ぎぬ。お主が【八岐大蛇】を行使しなければ我は見えんよ。力も食わぬ)

……そうか


狙い撃ちは使う?

1、ダ(77+65)  確定
2、明(76+80)  確定
3、慧(79+81)  奇数で50以上の場合は失敗
4、使わない

安価下2


【龍を司る者】

1、使う
2、使わない


安価下


【八岐大蛇】

A、使う

B、使わない


安価下2


京太郎「……やりすぎるなよ?」

(承知)

狙いは定めた

悪いとは思いますけど、明華さん

まずは狙わせてもらいます

俺の上家だったことを恨んでください。みたいな?

まぁ、特に関係はないんだけど

明華「……え?」

視線に気づいた明華さんにはきっと

俺と同じように、舌をちらつかせる大蛇の頭一つが見えているんだろう

チラ見で収まってないや

智葉「どうした?」

明華「い、いえ。気のせいです」

ダヴァン「……そうデスネ」

全体的に影響あるダヴァンさんは【八岐大蛇】の効果範囲だから

見えてしまっているらしい

なんていう被害……マジでやりすぎはやめろよ?

(わかっておる)



安価下  ダ(77+65)    【止岩】×
安価下2 明(76+80-50) 【風神】×  
安価下3 慧(79+81)   【中国麻雀】
安価下4 京(121+102+50) 【狙い撃ち】、【龍を司る者】、【八岐大蛇】


安価下 槓判定

 5134 0
   86 1
    9 2
    0 3
    2 4
    7 京太郎の四槓子


槓3=通常4枚+(赤2)+(槓3=12)=ドラ最大14

安価下コンマ判定

01~35=ドラ4
36~40=ドラ5
41~40=ドラ6
46~50=ドラ7
51~55=ドラ8
56~60=ドラ9
61~65=ドラ10
66~70=ドラ11
71~75=ドラ12
76~80=ドラ13
81~85=ドラ14
86~90=ドラ14
91~95=ドラ10
96~00=ドラ9


ダ(77+65+52)=194
明(76+80-50+35)=141
慧(79+81+04)=164
京(121+102+50+20)=293

293-141=152=満貫(5翻)+ドラ4(4翻)=倍満(9翻)  16000


やっぱり

頭のでっかい蛇がそばにいたら気になるようで

あんまり集中できていないような感じがする

でも、手を抜いたりはしない

すみませんね、軽い狡です

京太郎「明華さん、それロンです」

明華「あ、は、はい」

京太郎「トイトイ、三槓子、三元刻子、ドラ4で倍満、16000です」

智葉「……ほう」



1位 京 25000+16000=41000

2位 ダ 25000+0=25000

3位 慧 25000+0=25000

4位 明 25000=16000=9000


ダヴァン→【慧宇】→京太郎→明華


東二局 〇本場 (慧宇)



(中々に美味しい風だ)

風って……呼吸してるようなものじゃないか

まぁ、そのおかげで万貫まで持って行けたわけだし

助かったけどさ

(しかし……貧弱すぎではないか? これではつまらんぞ)

そんな無茶言うなよ

俺は曲がりなりにもプロで

しかもお前みたいなのがいるんだぞ

(ならば仕方があるまいな)

京太郎「慧宇さんの親番。か」

明華「二局目で9000点ですか……」

ダヴァン「あれは流石に予測できまセン。余剰牌でしたし」

明華「そうですけど……少し、悔しいですね」


さっきは俺が和了しちゃったから

慧宇さんの手は見れずに終わったけど

各自の河を見ての感じと

明華さんの狙い手、俺の手

そこらへんから考えても

あれは多分、一盃口+平和だったはずの手

でも途中で崩して平和のみ

そんな変な手で上がる予定だったのか?

京太郎「………………」

何か裏がありそうだけど、ちょっとわからないな

(……まだ一局なのだろう? 先に進めば良い)

言われなくてもわかってるさ




狙い撃ちは使う?

1、ダ(77+65)  確定
2、明(76+80)  確定
3、慧(79+81)  奇数で50以上の場合は失敗
4、使わない

安価下2


【龍を司る者】

1、使う
2、使わない


安価下


【八岐大蛇】

A、使う

B、使わない


安価下


※安価下でまとめちゃいます


悪いけど、今度はおとなしくしててくれよな

(構わん、この者どもは下級すぎる)

そんなこと言うなよ

俺からしたら

お前の力なしでは結構きつかったりするんだから

(ふん。戯言を)

戯言って……実際

さっきのは大蛇の手伝いがなかったら満貫にすら届かなかったんだし

余裕で勝てるなんて思ってないぞ

(その素の実力ですらお主が上だと言っておる。もちろん、運が悪ければお主でも無理だがのう)

京太郎「…………?」

明華「! すみません」

京太郎「いえ」

明華さんは大蛇が気になって仕方がない。か

まぁ、今はもういないから気のせいだって思ってくれると信じようか



安価下  ダ(77+65-50+20) 【止岩】
安価下2 明(76+80-10+40)   【風神】  
安価下3 慧(79+81-10)   【中国麻雀】
安価下4 京(121+102+50-10) 【狙い撃ち】


ダ(77+65-50+20+87)=199
明(76+80-10+40+41)=227
慧(79+81-10+12)=162
京(121+102+50-10+57)=320

320-199=121=役満   32000


京太郎「ん……」

風牌が一枚も来ない

それで持って、ドラも来ない

……大蛇さん。何をしてるんだ?

(いや、大人しくしてろと言うのでな。龍が近づかぬようにしておるだけじゃ)

それは静かにしてないぞ

明らかに邪魔してるぞ

(良いではないか……ほれ。お主の勝ちであろう)

京太郎「……だな」

智葉さんたちに見られている手前

わざと手配を崩したりするのは

悪印象にしかならないだろうし……仕方ない

京太郎「ロン! 四暗刻、32000!」

ダヴァン「なっ!?」


1位 京 41000+32000=73000

2位 慧 25000+0=25000

3位 明 25000-16000=9000

4位 ダ 25000-32000=-7000


とりあえずここまで。お疲れ様でした

明日も昼前には再開できるといいかな



狙い撃ちだけでもチートレベルの実力だったという

高校生じゃ多分きっと絶対勝てない

明華ルートが良いんだけどチャンスアルよね?
吸血プレイされる側で映えると思うんだ<明華


>>623
交流すればなんとか……というか
別にルート決まってるわけでもないし、誰目指してもいいんじゃないかな


シリアス展開が多くて、ちょっとお疲れでしょうし
ここからは欝展開に切り替え……ではなく

ちょっと新しいシステムを細々と入れていってみてます


……正直、1年やるのに好感度等のやつが10で大好きなのはおかしいと思います


京太郎「終局ですね」

ダヴァン「トビ……デスカ」

明華「倍満の役満。さすがプロですね」

……ちょっとやりすぎたか?

様子を見るためだったし

もう少し、手を抜くべきだったかもしれない

まぁ、初対面ということもあるし

俺が指導するに相応しい実力があると思ってもらうためには

必要なことだった……はず。

智葉「ダヴァン、変わってくれ」

慧宇「入るんですか?」

智葉「あぁ、少し打ってみたい。次も本気で打って貰えるか?」

京太郎「あー……んー……」


指導するための時間が減っちゃうけど

智葉さんたっての申し出だ

受けてもいいかもしれないけど……

(周りの実力に不満か?)

いや、そういうわけじゃないんだけど

秀でてる者同士が本気を出し合うとさ

周りがそこに追いついていない場合

ただ置いていかれるだけだと思うんだよ

だから、明華さん達のことも考えるとすると

受けないべきだと思うんだよな

(全体について考える……か。ふむ。どちらかを選びつつ、選ばない方に優しい言葉を選べばよかろう)

京太郎「………………」


1、すみません。今回は指導が目的ですし、また今度機会があったら本気で打ちましょう
2、すみません、それはちょっと無理ですね
3、智葉さんはお強いですし、その必要もないかと
4、ほかの人もしっかりと指導したいので、すみません
5、良いですよ
6、解りました。明華さん、慧宇さんももう一度お願いしますね
7、時間減っちゃうけど……まぁ、俺も打ちたいですから。お願いします
8、その他自由


安価下~下5


京太郎「すみません。今回は指導が目的ですし、また今度機会があったら本気で打ちましょう」

智葉「……そうか」

辻垣内さんは少し残念そうに……見えない

けど、声は残念そうに聞こえた

京太郎「すみません」

智葉「いや、もともとはその予定だった。気にしないでくれ」

京太郎「さて……」

明華「?」

最下位だったのはダヴァンさんだけど

東二局で終了だったし

一番弱いというのはおかしい話だ

打ってみた感じでは

結構平均的なチームで

智葉さんがずば抜けている。という感じだろうか

まぁ、智葉さんは去年の個人戦で考えてだけど……


大蛇はどうだった?

アンタから見て、伸びしろがある

あるいは、俺が指導しやすいであろう人はいたか?

(我がお主の体を借りるのであれば、明華という風使いが最適だ。次点でダヴァンという娘だ)

なんで大蛇が教えることになってるのかはさておいて

大蛇を行使しての指導はそれが最適……と

じゃぁ、慧宇さんと智葉さん。あと、ネリーに関しては?

(それは我よりお主であろう。言わせて貰うならば、あの辻垣内という小娘の刃は我には通らん。砕け散るぞ)

そりゃ、素戔嗚尊の剣は尾を切れずに折れたんだからな

……って、剣だってわかったのか?

(感じただけに過ぎん。それが本領かは解らんよ)

……さて、どうするかな

最適な教え方をするなら、大蛇に代わって貰いつつ明華さんとダヴァンさん

それ以外では俺が普通に指導。か


俺が対局しながら……というのもできなくはないけど

ちゃんと教えるには俺は外野として見てる立場の方が良いだろうな……多分

京太郎「監督はいつもどんな感じで?」

アレクサンドラ「私は卓につかないね。横から教える感じだわ」

京太郎「……なるほど」

誰かに教えるというのは初めてだし

アレクサンドラ監督のやり方を真似るのもアリといえばアリだな

もちろん、実際に卓につきながらの方が

特殊な部分は感じやすいからな……

(我が指導するのであれば、対局するぞ)

そっか……


1、大蛇に頼む(明華、ダヴァン固定 あと一人自由選択  明華が倍、ダヴァンが1.5倍)
2、対局する(相手3人を自由選択 いずれも1.0 特化して教える人を選択可能 そのキャラは1.5倍)
3、対局しない(相手4人を自由選択 いずれも1.0 特化して教える人を選択可能 そのキャラは1.5倍)


安価下~下5

選択されなかった人は成長率0.5 誰かを特化させた場合はさらに半分になる




慧宇 4
智葉 3
ネリ 4
明華 3
ダヴ 2


慧宇、智葉、ネリー、明華を指導します

成長率は

慧宇(1.0)、智葉(1.0)、ネリー(1.0)、明華(1.0)、ダヴァン(0.5)


誰か特化させますか?(特化出来るのは、対局を選択したメンバーのみです)

1、慧宇
2、智葉
3、ネリー
4、明華
5、しない


安価下2


安価下  智葉

コンマ64以内で成功 ゾロ目で大成功

安価下2 ネリー

コンマ72以内で成功 ゾロ目で大成功

安価下3 明華

コンマ90以内で成功  ゾロ目で大成功

安価下4 慧宇

コンマ84以内で成功 ゾロ目で大成功

安価下5 ダヴァン

コンマ88以内で成功  ゾロ目で大成功


京太郎「じゃぁ、とりあえずいつも通りに対局してください」

ネリー「対局?」

京太郎「ええ、アレクサンドラ監督と似たようなやり方にします」

明華「解りました」

さて……メンバーをどうするかなんだけど

実力的には智葉さんを後回しが当然の選択かもしれないけけど……

(いや、あの黒い方で構わん)

え? それはまたなんで?

(あの小娘は流れを止める大岩だ。特殊な方を見るには少々邪魔だ)

邪魔って……

ダヴァンさんを見てみると

飛ばされたことがショックだったのか

少し気を落ちしているようにも見える……けど。仕方ない

京太郎「智葉さん、明華さん、慧宇さん、ネリーの4人でお願いします。ダヴァンさんはすみません。一回お休みで」

ダヴァン「解りマシタ」

京太郎「対局していない智葉さんを集中的に見ます、邪魔にはならないようにするのでいつも通りに」

智葉「解った」


・臨海女子の特別コーチをやった
・全員の指導に成功しました
・成長は、智葉・ダヴァン以外は+1、ダヴァンは+0.5、智葉は+1.5です


アレクサンドラ「中々良かったんじゃないか?」

京太郎「素直に従ってくれて凄くやりやすかったからですよ」

智葉さんの話し方は少し硬いけど

話はしっかり聞いてくれるし、答えてくれるし、指示にも従ってくれる

明華さんは少し扱いづらいかも。と

口調や雰囲気から勝手に思ってたけどそんなことはなかったし

慧宇さんも中国麻雀を織り交ぜているっていうのでやりにくいとは思ったんだけど

聞けば中国麻雀の方は――と答えてくれるから意外と教えやすかった

ネリーは言わずもがな

元気だけど話は聞くし指示には従う。まぁ応用を聞かせようとするあたりの子供っぽさがあるのが

淡に似てて……別に問題はなかった

ダヴァンさんは落ち込みはしたけどすぐに切り替えてくる

やっぱり、ちゃんと従ってくれるからやりやすかったな

アレクサンドラ「また今度来てくれても良いよ。学校には私から話しておくから」

京太郎「良いんですか?」


アレクサンドラ「結構良かったから。歓迎するよ」

京太郎「おぉ……」

まさかさらに誘って貰えるなんて

思ってもみなかった

喜びに燥ぎたい気持ちを押さえ込み

笑をこぼしてしまう俺を見て

アレクサンドラ監督は小さく笑う

アレクサンドラ「いつ来ても良いけどね。事前に電話くらいはしてくれると助かる」

京太郎「解りました」

アレクサンドラ「今日は助かったよ。ありがとう」

京太郎「いえ、こちらこそ。ありがとうございました。良い経験になりました」

アレクサンドラ監督の連絡先を頂いて

俺は臨海女子をあとにした


・仕事完了!
・アレクサンドラ監督の連絡先を手に入れた


安価下コンマ判定


1 ネリー
3 慧宇
4 智葉
6 だヴァン
9 明華

それ以外は無し

ゾロ目では自由


臨海女子の校舎から出ると

丁度、ネリーと出くわした

京太郎「ネリーも今か」

ネリー「うん」

この前の民族衣装と違って

制服を着込んだネリーはなんだか新鮮に見える

まぁ、それも今日一日で見慣れちゃったんだけども

ネリー「今日は来てくれてありがとね。お金も払えないのに」

京太郎「いや、別にお金目的で来たわけじゃないから。全然良いよ」

申し訳なさそうに言うネリーに対して

思っていることをそのまま告げる

京太郎「俺にとってもいい経験になったし、学食が美味しかった。それでこの仕事の分の報酬は十分だよ」

ネリー「そっか」


ネリーは嬉しそうに笑ってそう言うと

俺のことを見上げた

ネリー「また来てくれる?」

京太郎「監督にはいつでもOKって言われましたよ」

ネリー「じゃぁ……毎日来ることも?」

京太郎「それは俺の都合的に難しいですよ」

5月からは夕方に仕事があるわけだし

毎日はさすがに無理だし、それで嘘をつくのもな

ネリー「だよね。プロなんだし」

京太郎「ええ、まぁ」

他愛ない会話をしながら歩いていき

辿りついた分かれ道

ネリーは笑顔のままに俺を見つめ、手を振り

ネリー「またね。須賀プロ」

そう言った



1、ええ、また
2、また学食食べましょう
3、今度からは京太郎でいいですよ
4、今度から須賀でいいですよ
5、その他自由


安価下~下5


京太郎「ええ、また」

手を振るネリーに手を振り返し

姿が見えなくなるのを確認してから背を向ける

このあとどうしよう。というのは言うまでもなく

戒能プロとのドライブに出かけるわけで

今からでも時間的に問題はない

京太郎「な? ちゃんと間に合うだろ?」

(当然であろう)

ま、それもそうか

特に感情を込めない大蛇のため息に合わせて息を吐き

大きく背筋を伸ばす

京太郎「よしっ、行くか」


4月 第2週の5日目(金/夜) 車内


良子「………………」

京太郎「……………」

戒能プロと合流し

車に乗り込んだはいいものの

戒能プロはなんだか悩んでいるような感じ

というか

躊躇っているような感じで

最初に言葉を交して以降黙り込んだままだった

……何か言ったほうがいいのかな?

(ふむ……かけても問題はなかろう。言葉にもよるであろうが……な)

なんで不安になるようなことを付け足すかな……

ちょっと怖くなるんだが


都心の凄く明るい場所からは離れているせいか

車内は月明かりメインになっていて

それに照らされて映える

戒能プロの紫色の髪と大きな瞳は

なんだかすごく……綺麗だった

もちろん、それが関係なくともスーツはビシッと決まっていて

スタイルだっていい美人なお姉さんなんだけれども

より一層その魅力を引き立てられているように見える

だからこそ……黙り込んだままっていうのは

何か少し勿体無いような気もして

でも、なんて言えばいいのかはちょっと解らなくて……ん?

よく見れば、今朝していたネクタイではなく

俺……正確には大蛇扮する京太郎がプレゼントしたネクタイを

戒能プロは使っていた


1、どうかしたんですか?
2、今日は俺臨海女子の特別コーチだったんですよ
3、何も言わない
4、月が綺麗ですね
5、どこに行くんですか?
6、今日はどうでしたか?
7、今日の良子さんはいつもよりも綺麗ですね
8、それ、使ってくれてるんですね
9、その他自由


40分


いきます


1、どうかしたんですか?
2、今日は俺臨海女子の特別コーチだったんですよ
3、何も言わない
4、月が綺麗ですね
5、どこに行くんですか?
6、今日はどうでしたか?
7、今日の良子さんはいつもよりも綺麗ですね
8、それ、使ってくれてるんですね
9、その他自由


安価下~下5


京太郎「それ、使ってくれてるんですね」

良子「……え?」

それっていう言い方では伝わらなかったらしく

前を見ることは忘れずに聞き返してきた戒能プロに言い直す

京太郎「そのネクタイですよ」

良子「あ……イエス。大事なことなので」

戒能プロはそう言いながら

片手だけでネクタイに触れると

どこか嬉しそうに、小さく息をついた

そういえば今日

俺みたいな練習の対局ではなくて

戒能プロはちゃんとした大会みたいなのをやってきたんだよな

やっぱり、大事な試合だったんだろうか


あれこれと考えるうちに車は停まり

戒能プロがシートベルトを外した

良子「つきましたよ」

車を降りた瞬間から視界に広がっていった夜景は

全てが自然のものではなく

人工的な建物や人工的な光があって

夜景なのに、昼間のように明るい光が漂い

けれど、決して夜の静けさを壊すようなものではなくて

むしろ

星が見えにくい東京の自然な夜空に、人工的な星を散りばめたような

自然と共に作り出されたプラネタリウムのようにも感じる

京太郎「……綺麗ですね」

長々と浸りながらも

それを前に出てきたのはそんな一言で

良子「ええ、ビューティフルです」

けれど戒能プロは満足そうに……そう返してきた


安価下コンマ判定

ゾロ目 さらに上位イベント

  47 上位イベント

スルー イベント


良子「……京太郎くん」

そんな景色から流れてくる風に乗って

戒能プロの声が聞こえてくる

いつもより静かで

いつもより滑らかで

いつもより……優しい声

引かれるように目を向ければ

戒能プロは俯いていて……

京太郎「良子さん?」

良子「…………その」

言い淀み、言葉を詰まらせる戒能プロ

少し黙り込んで、ネクタイを握り締めて……顔を上げた

良子「京太郎くん、私のチームに来ませんか?」


京太郎「戒能プロのチーム……ですか?」

良子「イエス」

戒能プロは短くそう答えて

ネクタイを握り締める手はそのままに

俺のことを見つめた

良子「大蛇とか、貸し借りとか、そういうもの無しで……私は貴方をチームに招きたい」

京太郎「………………」

良子「一緒にいても同じチームなら多少は問題ないし、同じチームなら仲間として……だから、お願いします」

戒能プロはそう言って、頭を下げた

無名プロでしかない俺を誘うのに

戒能プロは頭を下げてまでお願いしてきた

それほど寂しいということなのだろうか?

(我は何も言わん。言う必要もない。受けるか受けぬかの二つに一つ。それはお主が決めよ)

京太郎「……………………」


1、良いですよ
2、ごめんなさい
3、戒能プロがうちに来るのはどうかなぁ……なんて
4、その他自由


05分


いきます



1、良いですよ
2、ごめんなさい
3、戒能プロがうちに来るのはどうかなぁ……なんて
4、その他自由


安価下~下5


戒能プロの気持ちはすごく嬉しかった

今いる事務所なんかよりも

ずっと設備は良くて

ずっと待遇も良くて

ずっと仕事だって入ってくるだろう

でも

だけど

戒能プロのことを見つめ返して

京太郎「すみません。俺、東京でやっていきたいんです」

そう答えた

それは移籍の拒否

戒能プロのお願いを断る方の答え

京太郎「仕事だってあるし、お世話になってる人だっているし、なんていうかその……色々あって。だから、すみません」


良子「……そう、ですか」

ネクタイを握っていた手は離れ

重力に従って下へと落ち

流れるように、視線までも下へと落とす

京太郎「でも、いつでも会いに行きますから」

良子「………………」

京太郎「これでお別れってわけじゃないですから」

離れるのが寂しいのかもしれないけど

別にここで別れたら最後

もう二度と会うことはなかった……なんてことにはならないだろうし

会いに行けばいいだけ。と続けた

良子「………………」

涙を拭うかのように

戒能プロは隠れた表情の上を袖でなぞり、俺を見上げる

そこにあるのは、笑顔だった

良子「そうですねっ」

女性というよりも

女の子という方が正しい笑顔

綺麗な夜景の前で月明かりのスポットライトに照らされる戒能プロは

美しさも、可愛らしさも、どちらも兼ね備えた

いい女性だと……感じた


・一日を終了します
・移籍はしませんでした


安価下コンマ判定(雀力)

コンマx2x0.7x2(指導成功報酬)


安価下2コンマ判定(異能)

コンマx2x0.7x2(指導成功報酬)



安価下3コンマ判定(知名度)

コンマx2x2(指導成功報酬)


   雀力:異能:知名度経験値=224:47:260

京太郎(知名度23→28(036/050)、精神12(74/100)、麻雀121→122(089/250) 、異能102(085/250) )


4月 第2週の5日目(金)

       本日             >       前日

Ss>大星淡  (従妹 10.3/10.2)   >大星淡  (従妹 10.3/10.2)

SP>戒能良子 (好意 10.0/8.1)  >戒能良子 (好意 9.1/7.4)

   宮永咲  (友人 3.0/3.0)    >宮永咲   (友人 3.0/3.0)

   宮永照  (友人 3.7/4.4)    >宮永照   (友人 3.7/4.4)

   九十九  (信頼 6.1/10.3)   >九十九   (信頼 6.1/10.3)

     新見  (知人 1.0/1.0)    >新見    (知人 1.0/1.0)

  瑞原はやり (友人 5.3/4.5)    >瑞原はやり (友人 5.3/4.5)

  三尋木咏  (友人 2.6/2.2)    >三尋木咏 (友人 2.6/2.2)

  野依理沙  (PTSD 0.5/0.5)   >野依理沙 (PTSD 0.5/0.5)

  佐藤裕子  (知人 1.9/1.8)    >佐藤裕子 (知人 1.9/1.8)

  福与恒子  (知人 0.7/0.6)    >福与恒子 (知人 0.7/0.6)

  村吉みさき (知人 0.8/0.7)    >村吉みさき (知人 0.8/0.7)

    ネリー  (教子 2.3/2.5)    >ネリー     (興味 1.6/1.8)

  辻垣内智葉 (教子 1.7/1.9)    >辻垣内智葉 (教子 1.0/1.0)

     雀明華 (教子 1.7/1.7)    >雀明華    (教子 1.0/1.0)

      慧宇 (教子 1.7/1.7)    >慧宇     (教子 1.0/1.0)

    ダヴァン (教子 1.5/1.6)    >ダヴァン   (教子 1.0/1.0)

 アレクサンドラ(教子 1.5/1.7)    >アレクサンド(教子 1.0/1.0)

  八岐大蛇  (憑物 3.5/3.0)    >八岐大蛇  (憑物 2.2/1.8)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=特殊(特殊な繋がりを持つキャラ)


~事務所~

「明日大会だけど大丈夫?」
「うんっ、大丈夫」
「……なにかあった? 良い事」
「えへへっ、そう見える?」
「うん、昨日よりも元気」
「実は須賀くんと会えたんだよね。昨日」
「須賀くんと? それで……?」
「ちょっとお話して、それだけ」
「そっか……相談?」
「うんっ。あ、でも、内容は言えないよ? 須賀くんの個人的な――」
「別にいい」
「照ちゃん?」
「明日に支障をきたさないなら。それで」
「……そっか。じゃぁ明日。頑張ろうねっ」
「できれば決勝で打ちたい」
「そうだね」
「二人で須賀くんを狙い打つために」
「えっ、そっち!?」



~白糸台~

「もう二週間かぁ」
「ん? 何だ急に」
「四月になってからもう二週間近く経つんだなぁって」
「……大星が黄昏てると、なんかあれですね」
「むーっ、セイコに言われたくないかも!」
「それで、どうかしたの?」
「んーどうかしたというかどうもしていないというか……」
「どういうこと?」
「こっちに来てる人がいるんだよね。知り合いで」
「だから?」
「来たはいいけど一度も会ってくれないんだよね」
「会いに行けばいいだろ」
「チッチッチー、スミレは甘いなぁ」
「……妙にイラっときたんだが」
「ぶ、部長どうか見逃しで……」
「……で…………何が甘いんだ?」
「どこに住んでるのか知らない」
「ほう……甘いのはお前だ大星ッ!」
「きゃーっ怒った助けてタカミー」
「うん、それ無理」
「ごめんなさーいっ」
「お前は今日は部室清掃だ!」
「いやーっ」


~アナ&プロ~

「本日はお集まりいただき――」
「そーいうのは良いってえりちゃん、座んなよ」
「こういうのはちゃんと」
「いやいや、もうおっぱじめちゃってるし。ほら」

「いえーい、飲め飲めみんなぁっすこやんの奢りだよっ」
「そんなこと言った覚えないよ!?」
「えーケチ」
「ケチとかそういうのじゃなくて!」
「はやりはあんまり飲むの止めておこうかな」
「何かあるんですか?」
「んーそういうことでもないんだけど、朝早く起きれるようになりたいかなって☆」
「今もアイドルですからね」
「なんか嫌味に聞こえたんだけどなぁ、みさきちゃん☆」
「そ、そんなことないですよ」

「……本当ですね」
「真面目にやるのも良いけど、ハメを外すのも大事よ。針生さん」
「佐藤アナ……」
「かくいう佐藤アナは裸スーツだもんねぇい」
「そ、それは違います!」
「わっかんねー、剥いてみなきゃわっかんねー」
「やったら怒りますよ、それは」
「じょ、冗談だって……マジで」

「……………………」
(化物なんて言ったのに)
(傷つけちゃったのに)
(私だけ……こういうことして)
(……誰か知ってるかな。あの子のこと)
(三尋木プロなら……)
「っ……教えて!」

「「「「ん?」」」」

「す、須賀京太郎について!」


一旦ここまで


一時間くらいでもどる……はず


臨海は交流したから無しです


再開ー安価下コンマ判定

47  共通イベント


ゾロ目  上位イベント


4月第2週 13日(6日目 土/朝)ホテル


京太郎「おはようございます、良子さん」

良子「おはよう、京太郎くん」

戒能プロはそう言って微笑む

昨日の一件で気落ちした様子もなし

……良かった

(のう、小僧)

ん?

(今日は麻雀の大会であろう? 負けるでないぞ?)

解ってるさ

元より、負けるつもりなんてないし

負けられるわけがない

俺の実力を証明するためにも……な


今日は俺も戒能プロも朝から麻雀の大会で

特例がない限り、朝、昼、夕は良子さんには会えないだろう

まぁ、会えないってだけで

電話やメールくらいならできると思うんだけどな

良子「普通の家なら、ランチでもお作りしたかったのですが……」

京太郎「ランチ……?」

良子「お弁当です」

戒能プロの手作り弁当は食べてみたくあるけど

あんまり料理とかしてなさそうな感じもするし

でも……どちらかといえば欲しかったな

そんなことは言えないけど

京太郎「そこまでしてもらう必要はないですよ。気持ちだけでも嬉しいです」

良子「ふふっ、そうですか」


1、良子さん。優勝しましょう
2、精一杯頑張ってきます
3、頑張りましょう
4、俺、良子さんの期待に添えるよう――優勝してきますね
5、行ってきます
6、その他自由


安価下~下5


余計な言葉は要らない

(ふむ……)

頑張ってきますとか頑張りましょうとか

言おうとも思ったんだけどさ

戒能プロは言うまでもなく頑張るだろうなって

(当然だ)

え?

(本当に頑張っている人間は常に結果で語るものだ)

……そっか

じゃぁ、俺も結果で語らなきゃな

そのためにも

京太郎「行ってきます」

良子「行ってらっしゃい」

まずは会場に行こうか、優勝という座を得る為に


・大会に赴きます
・大会は小規模ですが、人気のため参加人数は多いです
・大会は総当たり+勝ち抜けとなっています
・予選の1回戦、2回戦、3回戦、4回戦は東風戦で総当たりとし
・連続トップはその時点で勝ち抜けとします 
・凖決勝は1位、2位の勝ち抜け半荘一回
・決勝は半荘一回


4月第2週 13日(6日目 土/朝) 大会会場


京太郎「うっわぁ……」

小規模っていうか

不定期にランダムで開催される大会と聞いていたから

そこまで人はいないのかもしれない。なんて思ってたけど

そんなことはなかった

「あっ、京太郎くん」

京太郎「九十九さん」

照「私もいる」

京太郎「解ってますよ。九十九さんも参加するんですか?」

「うんっ、そのために照ちゃんと特訓したんだからっ」

照さんと特訓か……

これは一筋縄では行かなそうだ

でも

京太郎「負けませんよ」

「もちろんっ」

照「当然」

九十九さんも照さんもやる気だ

でもだからって、手加減は無しだ


安価下コンマ判定

最低 1  最高 0


大会のレベルは6=相手の力は 69以下

ただし、照、九十九が出場します

それ以上の敵はレベル6では出場しません


大会は総当たり+勝ち抜けとなっています

予選の1回戦、2回戦、3回戦、4回戦は東風戦で総当たりとし

連続トップはその時点で勝ち抜けとします 

凖決勝は1位、2位の勝ち抜け半荘一回

決勝は半荘一回




安価下コンマ判定

1桁 モブA  2桁  モブB

安価下2コンマ判定

1桁 モブC  2桁 京


A B 京 C


東一局  〇本場(モブA)


「俺オーラスか」

「あたしが親番ね」

「よろしくお願いします」

アマチュア、プロ

その枠を超えた大会

色々な人がいる

それはつまり、色々な経験ができる

京太郎「……さて、と」

(この者共に我は見えぬであろうぞ。使いたければ我の力を使うが良い)




狙い撃ちを使う? 安価下

1、A(58+55) 確定
2、B(50+62) 確定
3、C(52+52) 確定
4、使わない


能力も言うまでもなく使わなそうなので判定カット



京太郎「久しぶりに縛りなしで行ってみようか」

(縛りなし……?)

いや、普段は誰かを狙って

相手の余剰牌で和了するからさ

結構手が縛られてきちゃうんだよ

でも、そうしなきゃツモができる

リーチもできる。ダブリーだってできる

な? 縛りだろ?

京太郎「久しぶりにツモらせて貰おうかな」

(……何も言えんな)



安価下  A(58+55)
安価下2 B(50+62)
安価下3 C(52+52)
安価下4 京(122+102)


A(58+55+12)=125
B(50+62+50)=162
C(52+52)=跳満ロン確定
京(122+102+82)=306

CがAから跳満ロン   12000


「ロン、12000」

「えっ、うっそ……」

京太郎「………………」

あれぇ?

おかしいな……役満狙ったのがダメだったかな

(お主、手を抜いておるのか?)

いや、真面目にやってたよ

実際、あそこで女の人が不用意に危険牌を切らなければ

次のツモで俺は和了出来てたんだからな

……まぁ、あくまで予想だけど

それはともかく

こういうのがあるのが面白い

プロ相手ではこういうサプライズもないもんな

京太郎「楽しまないと」


1位 C 25000+12000=37000

2位 B 25000+0=25000

3位 京 25000+0=25000

4位 A 25000-12000=13000


A 【B】 京 C


東一局  〇本場(モブB)


京太郎「……さてと」

跳満程度なら

出ることはまぁ、珍しいかもしれないけど

そこまででもない

けど、あんまり連発されると

Aさんが飛んじゃう可能性もあるからなぁ

かと言って、狙い打つか? と聞かれると

実力的には微妙だ

プロとの対局よりも考えることが必要になりそうだ

プロとの対局では危険牌を切らない。という大前提がある

ましてや、満貫以上に差し込むなんて基本的にはありえない

だからこそ、警戒はそこまでしなくてもいい

でも、アマチュアや素人は違う

とりあえずの鳴き、とりあえずの槓。考えなしの場合が多い

京太郎「ふむ……」

(……プロゆえの思考。それを捨てるか否か。お主は一人の対局者ということを忘れるでないぞ)

京太郎「え?」

(プロ、素人、アマチュア、どれも一人の対局者。ということだ)



狙い撃ちを使う? 安価下

1、A(58+55) 確定
2、B(50+62) 確定
3、C(52+52) 確定
4、使わない


京太郎「そういうことね……」

自分の方が実力が上だからって

あんまり調子にのるなってことだろ?

(別にそうは言っておらん。常に警戒は怠るなということだ)

解ってるよ

例え数ある試合の中の一局だとしても

負けるわけにはいかないからな

「この調子で……」

「んーっ、わっかんねー」

「……………………」

京太郎「決めた」



安価下  A(58+55)
安価下2 B(50+62)
安価下3 C(52+52-50)
安価下4 京(122+102+50) 【狙い撃ち】


A(58+55+97)=210
B(50+62+27)=139
C(52+52-50+41)=95
京(122+102+50+71)=345

345-95=250=4倍満


京太郎「………………」

河から相手の手牌を予測

聴牌してるかどうかは

ツモから打牌までの速さで大体わかる

初心者の頃

聴牌したってわかったらもう絶対に手を変えない

なんてことをすることは俺も何度かあったし

一局目を見た感じそれで間違いではない

Aさんはまだ聴牌なし、Bさんは鳴いてるし牌的に……三色同順か?

でもってCさんは――

京太郎「ロン!  チンイツ、イッツー平和で……ドラ4 32000!」

緑一色でも狙ってたかな? 萬子出しすぎだ


1位 京 25000+32000=57000

2位 B 25000+0=25000

3位 A 25000-12000=13000

4位 C 37000-32000=5000


A B 【京】 C


東一局  〇本場(京太郎)


さっきだって別に手を抜いたわけではないし

今回はもちろん、手を抜いてなんかいない

ただ、周りが初心者とアマチュアで

俺が予想し得ないようなやり方をするというのなら

誰よりも早く聴牌し

誰よりも早く和了に集中すればいいだけだ

まぁ、プロが相手だとそんな簡単にはいかないんだけどな

さっきだって結構あからさまにチンイツ狙ってたし

プロとかもう少し慣れた相手なら、確実に見破られてただろうし

なにはともあれ

京太郎「俺の親番っすね」



狙い撃ちを使う? 安価下

1、A(58+55) 確定
2、B(50+62) 確定
3、C(52+52) 確定
4、使わない


さすがにこの点差で狙い打つのはやりすぎか……

大蛇みたいにトラウマを植え付けるのも嫌だしな

(あれは我が腹を空かせていたからであって本意ではないぞ)

そうなのか?

(無意味な嘘はつかん)

そうか……

野依プロにも、ちゃんと話をしないとな

そのためにも麻雀の実力で有名になって

誰も傷つける事が無くなっているってことを知って貰えたら良いな

(……迷惑をかける)

妙にしおらしく呟く大蛇に心の中で笑いながら

首を横に振る

気にすんな、俺だって迷惑かけてるんだから



安価下  A(58+55)
安価下2 B(50+62)
安価下3 C(52+52)
安価下4 京(122+102)


A(58+55+3)=116
B(50+62+63)=175
C(52+52+24)=126
京(122+102+48)=272

272-116=156=満貫(ツモ)


正直な話、俺は八岐大蛇がいなきゃ

狙い撃ちをするために鍛えた観察眼くらいしか

持ち合わせてはいない

だから当然、淡のダブリー連続とか

照さんの連続和了とか

淡曰く、ギギギーってやつとかには憧れた

いつかは和了してみたいなーって

特に、ダブリーが凄く……やってみたかったんだ

京太郎「ダブリー一発、ツモ、平和。満貫、4000オール!」

ダブリーってすばらっ!


1位 京 57000+12000=69000

2位 B 25000-4000=21000

3位 A 13000-4000=9000

4位 C 5000-4000=1000

A B 【京】 C


東三局  一本場(京太郎)


「もういいよ、もういいよぉ……」

「や、役満をぶち当てればいける!」

「厳しいな……」

ちょっとやりすぎたかな? なんてことは思うけれど

それで手を抜いて敗退なんて無様な真似できるわけがない

京太郎「一本場」

三尋木プロ、野依プロ、瑞原プロ、戒能プロ

そして、臨海女子のみんな

俺が負かしてきたみんなの名前が廃らないように

俺は全力で当たらせてもらう

京太郎「いきます!」


狙い撃ちを使う? 安価下

1、A(58+55) 確定
2、B(50+62) 確定
3、C(52+52) 確定
4、使わない


京太郎「さすがに二連続ダブリーは無理だよなぁ」

淡じゃあるまいし

なんてこと言ったら

へっへ~んとか鼻を伸ばしそうだ

……そういや

淡の声はなんども聞いてるけど

東京に来てから一度も会ってないんだよなぁ

家の場所も教えてないし

つーか、家じゃなくてホテルだし

戒能プロと同室だし

教えられるわけ……いや別に教えてもいいのか?

(それはあまり推奨できぬぞ)

そっか……



安価下  A(58+55)
安価下2 B(50+62)
安価下3 C(52+52)
安価下4 京(122+102)


A(58+55+81)=194
B(50+62+6)=118
C(52+52+35)=139
京(122+102+73)=297

297-118=179=三倍満(ロン) B


せっかく2位のままで残っているBさんには申し訳ないとは思うんだけど

京太郎「それ、ロンです」

「………………」

ここで和了せずにやり過ごしたら

観客がいるこの場では八百長

あるいは舐めプって蔑まれる可能性が高い

だからすまん

京太郎「36000の一本場は36300!」


1位 京 69000+36300=105300

2位 A 7000+0=7000

3位 C 1000+0=1000

4位 B 19000-36300=-17300


とりあえず今日はここまで。お疲れ様でした


予選は飛ばし安定の模様

個人戦で持ち点10万点超える化け物の誕生

知名度鰻上り安定

+80300(東三局で)


ここからはなるべくマイルドな展開に仕上げていこうかなと
心に優しいはず……多分


予選第2試合もやりたい?

1回戦と同レベルのモブを蹂躙するだけだけど


安価下コンマ判定

2 5 照

6 9 九十九

7 ゾロ目 再判定


4月第2週 13日(6日目 土/昼) 大会会場



予選を2回戦連続トップで通過した俺と同じく

照さんも得意の連続和了で連続トップ通過をした……けれど

九十九さんは予選全試合を行い

なんとか勝ち残った

「2人とも凄いよ……私も連続トップに立ってみたいなぁ」

京太郎「まぁ、これからですよ。これから」

九十九さんは最初あった時と比べて

身長はともかく、雀士としては成長しているし

それを促したのが照さんなのだから

照「……凖決勝も別みたいだけど、負けないでね?」

京太郎「誰に言ってるんですか、負けるわけないじゃないですか」


照「そう言ってる人が負ける」

京太郎「またそうやって照さんは……」

呆れたようにため息をつく俺を睨むように見上げ

照「実際、人は気づかないうちにフラグを立ててるもの」

そう言い放つ

照さんお得意のどっかの本の言葉である

照さんの知識……というか

雑学の大半は本からのものであり

深い部分や。どこか抜けた部分を突っ込むと、本では~と、ごまかしたりする

そこがまだ子供っぽいところだ

「準決勝進出者は各卓についてくださーい!」

感慨にふけっていればあっという間にその時間はやってくる

A~D卓まで有り、そのトップのみが決勝へと進む

準決勝が始まる



1、頑張りましょうね、九十九さん
2、やれることをやればいいんですよ。九十九さん
3、照さんこそ、負けないでくれよな
4、頑張ろうぜ、照さん
5、っし、行こう!
6、7○5プロ……ファイッ!
7、その他自由

安価下~下5


京太郎「頑張りましょうね、九十九さん」

「あ……うん」

ちょっと不安そうな九十九さんだけど

でも……大丈夫

九十九さんの実力はこの大会ではトップクラスと言っていい

京太郎「じゃぁ……決勝で」

照「ん」

「う、うんっ」

照さん達と別れ、準決勝の卓へと向かうと

他三人は俺を見て、表情を暗くする

「「「よ、よろしくお願いします……」」」

京太郎「え、あ、はい……よ、よろしく」

なんか怯えられてない?

(仕方あるまい、連続トップなのだからな)

京太郎「……だといいけど」


安価下コンマ判定

1桁 モブA  2桁  モブB

安価下2コンマ判定


1桁 モブC  2桁 京


【京】 B A C



東一局  〇本場  (京太郎)


京太郎「俺の親番みたいですね」

「そーっすね」

「と、止める」

「鳴いて鳴いて泣きまくるっ!」

……この卓

俺対この三人なのかな?

(基本的にそうなのではないか?)

いや、普通は1対1対1対1なんだけど……

まぁ予選でのやり方を見たら俺をどうにかしようとするのが普通かな?

正直、三対一でうまくやっていけるなんて自信はないんだよなぁ

だからと言って、勝てないとは言わないけどさ



狙い撃ちは使う?

1、A(65+58)  確定
2、B(63+61)  確定
3、C(66+67)  確定
4、使わない

安価下


【龍を司る者】

1、使う
2、使わない



【八岐大蛇】

A、使う

B、使わない


安価下


※まとめちゃいます


安価下  A(65+58-50)  
安価下2 B(63+61)  
安価下3 C(66+67)  
安価下4 京(122+102+50)  【狙い撃ち】、【八岐大蛇】


安価下


A(65+58-50+12)=85
B(63+61+02)=126
C(66+67+42)=175
京(122+102+50+96)=370

370-85=285=4倍満(ロン) A


はてさて……なんともはや

聴牌したからには

見逃すなんてことはあまりしたくないし

どうせ勝てない。なんて諦めムードを漂わせているなら

早急に終わらせてあげるのも、必要なことだよな?

(さぁな、やりたいようにやれば良い)

そっか……じゃぁ

京太郎「ロン……チンイツ、トイトイ、三暗刻、三槓子、三色同刻。要らないけど……ドラ3  48000」

「え……」

「は?」

「うそ……」



1位 京 25000+48000=73000

2位 B 25000+0=25000

3位 C 25000+0=25000

4位 A 25000-48000=-23000


・終局!


三色はミス 


まぁ、今回は運が良かったというかなんというか

お前は別に余計なことしてないんだろ?

(我は何もしてはおらん。周りの者に勝つ気がなかった。ゆえに、お主に牌が集まった。ただそれだけだ)

大蛇は少し大雑把にそう言って

体を丸めて一息つく

どうやら、オロチにとっては退屈すぎるらしい

京太郎「……照さんは」

なんて様子を見るまでもなく

部屋の外にまで完成は広がってくるほどのことをしているらしい

三連続和了をしているようで

まぁ……誰にも止められずに八連荘にいくか

そこに行くまでに誰かが飛ぶのが落ちだろうな


安価下コンマ判定


4 7  イベント


ゾロ目  上位イベント


もっと公の大会なら

あんなことしたらそれはもうすごい話題になるんだろうけど

人が多いとは言え

小規模活不定期でそこまで表雑多募集もしていないこの大会では

雑誌記者とかがいる訳もなく

すれ違う人に

ひそひそと金髪の魔物とか言われたり

天江衣の親戚なのかどうか。と

変な噂が立つ程度

京太郎「残念ながら天江衣の親戚ではないぞ」

「あっ、そうですか」

京太郎「そうなんすよ」

決勝始まるまで……暇だな


暇になっちゃったとはいえ

どこかに出かけるわけにもいかないし

できるとしたら観戦か電話かメール

ネットで掲示板見たりもいいかもな

ネトマは長引いたりしてもアレだし

やるのは控えておいたほうがいいだろう

京太郎「……どうするかな」

暇だけど出来ることは少ないという手狭な感じがもどかしい

照さんも九十九もまだ終わってないから

この場での話し相手は大蛇のみ

……ふむ


1、電話
2、メール
3、大蛇と話す
4、ネット
5、何もしない


安価下~下5


2できります


京太郎「メールでもしようかな……」

照さんと九十九さんには必要ないとして

誰にするか……

戒能プロ? 淡?

ネリー? 瑞原プロ?

三尋木プロに佐藤アナ

咲にアレクサンドラ監督とか

相手は結構いるんだけど……どうしようかな


1、良子
2、裕子
3、ネリー
4、はやり
5、咏
6、淡
7、咲
8、アレクサンドラ


安価下2


よし、淡にメールすることにしよう

(大星淡か?)

淡にメールすることを決めた途端

大蛇が食いついてきた

名前に炎っていう文字が入ってるからって

気に入りすぎだろ……と

少し呆れ混じりの溜息が聞こえたのか

大蛇が目を細めた

(別に良かろう。我は龍。ゆえに炎は好きじゃ)

京太郎「へぇ……」

まぁ、三尋木プロの大火で目が覚めたって話だし

そう言うのも関係してるのかねー知らんけど


メールしようとはいうものの

なんてメールするべきか

先週の日曜日以降、連絡していないような気がするし

その時に何か言われたような気がする

それ忘れるとたぶんきっと怒られるだけど……

京太郎「久々に会うのもアリと言えばありだよな」

せっかく東京に出てきたのに

電話とかメールだけでしか連絡しないっていうのも

もったいない話だ

まぁ、ここまで放ったらかしにしてると

会ったらなんかしらのデザートを奢らされるのは確実だろうな

所持金は大蛇のせいで5000円

まぁ、口座にはまだあるけどあれは家を借りたりするとき用だし

できれば手をつけたくないところだ


京太郎「んー……」

(のう、お主)

京太郎「ん?」

(写真とやらを添付とやらして貰うのはどうかのう?)

……淡に?

自分の写真を撮って送ってくれないかって?

京太郎「………………」

受けてはくれるかもしれないけど

色々と問題があるようなないような……

まぁ悩んでても仕方がない


1、淡ー淡の写真が欲しいんだけど
2、最近音信不通でごめん。実はさ、5月から月火金土の夕方の牌のお兄さんやるんだ!
3、今日の夜会えないかな?
4、元気にしてるか?
5、聞いてくれよ、今日。ダブリー一発で和了できたんだぜ!
6、家のことなんだけどさ
7、その他自由

複数も可能

ただし、2個まで

05分


とりあえず次スレ

大蛇はあわあわが見たいだけよ……きっと


【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 ネリー「出来たらお金一杯?」【3rd7】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 ネリー「出来たらお金一杯?」【3rd7】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1395669575/)


いくよー



1、淡ー淡の写真が欲しいんだけど
2、最近音信不通でごめん。実はさ、5月から月火金土の夕方の牌のお兄さんやるんだ!
3、今日の夜会えないかな?
4、元気にしてるか?
5、聞いてくれよ、今日。ダブリー一発で和了できたんだぜ!
6、家のことなんだけどさ
7、その他自由

複数も可能

ただし、2個まで



安価下~下5

2

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