垣根「安価で人生リスタートだ」(1000)

安価で垣根を導くスレです


一週目 垣根×サローニャ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1354097020

テンプレ

連続安価は2回まで。3回目取った場合は安価下(コンマ安価は除く)
基本的に安価に従いますが、余りに無茶な安価は多少工夫して実行。死亡安価は安価下
連投は特に制限なし。前に2回連続で安価取ったなら安価下
また複数安価、安価繋げ(例:内容+>>2)は、最初の内容のみ採用
深夜も出来るだけルールに従いたいですが、あまりに進まない場合は適用しないかも


キャラクター(主に女性)の好感度を見ることができます

☆×0~1 嫌われ気味
☆×2~3 知り合い
☆×4~5 友達
☆×6~7 友達以上恋人未満
☆×8~9 フラグ濃厚
☆×10  恋愛成就

好感度が変わる時はコンマ安価を出します(進行上の例外あり)


恋人候補の条件

・好感度☆×6以上
・垣根の心を強く揺り動かす

のどちらかを満たす


攻略対象は好感度を見たキャラクターが優先的になります

――――――

垣根「――理由は知らんが、どうやら俺はまた人間をやれるらしい」

垣根「まずは、俺が死んでる間にあったことを調べるとすっか」



~1時間後~

垣根「よし、大体は分かった。どうやら暗部も解体されちまったみたいだし、どうすっか……+1」

垣根「就職しよう。ニートだけは避けたいからな」


~職安~

垣根「なんかいい職業ねぇかなー」

垣根(俺の出来る事といったら人殺しくらいのもんだからな……)


ウイーン


垣根(誰か来た……)


入ってきたのは?+2

禁書「ここがしょくあんってとこかー」

垣根(シスター?学園都市にか?でも、シスターが何故職安に……)

禁書「ねぇねぇ、お仕事が欲しいんだけど」

垣根「俺もだよ」

禁書「ここに来ればお仕事もらえるんだよね?」

垣根「いや、それはどうか知らんが……」

禁書「+1」

禁書「頑張って働くからお仕事くださいなんだよ!」オジギ

垣根「それを俺に言われても……」

禁書「このままじゃ、とうまも私も餓え死にしちゃうんだよ!」

垣根「とうま、ってのは誰だ?兄弟か何かか?」

禁書「+1」

禁書「命の恩人なんだよ。だから恩返ししないと駄目なの」

垣根「へぇ、そりゃあ張り切るのも分かる。でもよ、俺は他人に進言出来るような立場の人間じゃねぇんだ」

禁書「どうして?」

垣根「俺、相当の悪だからよ」

禁書「でもここにいるってことは、改心しようって気になったからだよね?」

垣根「まさか、気まぐれだよ」

禁書「+1」

禁書「でも、優しい目をしてるよ?」

垣根「おいおいよしてくれよ。じゃ、俺は先に帰るぜ」スタスタ

禁書「ねぇ!」

垣根「ん?」

禁書「あなたにも、神の祝福が与えられる時が来るから……諦めないでね」

垣根「……どうも」



垣根「はぁ……何が神だ、ここをどこだと思ってやがる」テクテク

垣根(だがまぁ、不思議と元気は出た。あのシスターそのものの力かね)

垣根「さて、どうするか……」+1

垣根「そういえば心理定規はどうしてるだろう」

垣根「することもねぇし、探してみるか」バサッ



――――――

垣根「あ、心理定規……」


彼女は何をしている?+2

心理「……そうですか」

垣根(人探し?誰を探してるんだ?)

垣根「よう、久しぶり」

心理「……!」

垣根「どうした、幽霊でも見たかのような顔して?」

心理「+1」

心理「あら、生きてたのね。つくづく悪運の強い人ね」

垣根「正確にはいっぺん死んでんだけどな」

心理「なら尚更よ、生きててよかったわ」

垣根「心の篭ってない言葉だ」

心理「篭めてないもの」


好感度 コンマで決定+1

00-40 1
41-70 2
71-99 3

好感度 ☆☆


垣根「まぁいい、お前も元気そうでよかったよ」

心理「あらどうも、言葉だけ受け取っておくわ」

垣根「ところで、お前は今なにしてんだ?」

心理「+1」

心理「ド、ドラゴンボール探しよ」

垣根「ドラゴンボール……」

心理「そう、7つ集めて願いを叶えるっていうあれ」

垣根「で、そこまでして叶えたい夢ってのは?」

心理「+1」

心理「だらしないリーダーを、生き返らせようと思ってね」プイッ

垣根「お前ってそんな冗談言う奴だったっけ?」

心理「ばれた?やっぱ不自然よね」

垣根(一瞬でもいい奴だと思った俺がバカだった)

心理「で、あなたは何?することないからぶらついてるって?」

垣根「鋭いな、さすが心理定規という能力の持ち主だ」

心理「能力関係ないけど」

垣根「+2」

垣根「住むところが無いんだけど一緒に住まわせてくれない?」

心理「お断りよ」

垣根「まぁそうだよなー、でもそこをなんとか!」

心理「あなたlevel5でしょ?お金くらい持ってるでしょ」

垣根「そうなら初めから頼まないっつの!今金欠なんだよ~」

心理「公共の場で土下座なんてやめて、こっちまで恥ずかしいわよ」

垣根「心理定規さまーー!」

心理「ごめんなさい、やっぱ無理。他当たって」

垣根「そ、そうか……」

心理「+1」

心理「まあ不動産屋くらいは紹介するから」つ住所

垣根「あぁ、サンキュー。じゃあまたな」

心理「えぇ、元気でね」

垣根(元気で、か……)



――――――

~昼・不動産屋~

垣根(手持ちには何故か現金30万程が入ってた。これで生活しろってか?)

垣根(ここ、俺が住んでたマンション……うわ、こんなにすんのかよ!どんだけ金持ちだったんだよ俺!)

垣根「なぁ、どっかいいとこねぇの?」

店員「それでしたらここなんかはいかがでしょう?」


薦められた物件+2

垣根「ふーん、まぁ贅沢言えねぇし、ここにするわ」



――――――

~アパート~

垣根「……ここだな」

心理「あ……」

垣根「あれ、お前もここに住んでるの?」

心理「隣の部屋なんだけど……」

垣根「+1」

垣根「これ引っ越しの挨拶です、どーぞ」

心理「洗剤……意外と普通ね」

垣根「ところがどっこい、どんな汚れもたちまち落としちゃう未元物質配合洗剤なのさ☆」

心理「有難迷惑」

垣根「まぁ騙されたと思って使ってみてくれよ」

心理「そうね、雑巾で試してみるわ」

垣根「+2」

垣根「あんまかけすぎんなよ?雑巾溶けるから」

心理「そんな危ないもの使わせる気だったの?ホント迷惑」

垣根「悪い悪い、只の洗剤だよ、ちょっとからかってみただけだ」

心理「ううん、なんかもうこの洗剤使いたくない、返すね」

垣根「ちぇー」

心理「+1」

心理「変なところ子供みたいなんだから」クスッ

垣根(あ、笑った)

垣根「お前、普通に笑うと可愛いのな」

心理「失礼ね、いつも普通よ」

垣根「いやいや、いつもはこう、腹にいちもつ抱えてそうな笑いばっかじゃん?」

心理「……」

垣根「そう不機嫌になるなって」

心理「+2」

心理「なってないわよ」プイッ

垣根「なってるし……そうだ、せっかく再会したんだし、どっかご飯食べに行こうぜ」

心理「あなた金欠じゃなかったの?」

垣根「なーに、まだなんとかなるさ」

心理「それ、一番駄目なパターンだと思う」

垣根「まぁまぁ、俺も腹減ってんだ、いいだろ?」

心理「……」ハァ



――――――

~ファミレス~

心理「+1」

心理「なに頼もうかしら♪」

垣根「えらく上機嫌だな」

心理「当然よ、普段外食なんてしないんだから気分も高まるわよ。あ、これもいいね……」

垣根「節約ってやつか」

心理「そ、貴方みたいな金持ちじゃないから生きてくのも大変よ」

垣根「そんな俺も今や貧乏人だ、これからどうやって生きてくべきか……」

心理「+1」

心理「まぁ働かざるもの食うべからずよ頑張って。じゃあこのサーロインステーキにしよ」

垣根「そうだな、なんか仕事みつけねぇと……いくら奢りだからって一番高いの選ぶ?」

心理「遠慮すんなって言ったのは貴方よ?」

垣根「まぁそうだけど……」



心理「あーおいしかった」

垣根「+1」

垣根「結構いい肉つかってたな。ファミレスにしては」

心理「そうね、最近のファミレスも侮れないわね」

垣根「でも、こんな豪華な食事もこれで最後か……」

心理「働けばいくらでも食べられるわ」

垣根「そういや、お前は今何して生きてんだ?冗談抜きで」

心理「+2」

心理「まあ塾講師ね、高校とか大学受験の」

垣根「すげ、お前人に教えられるくらい勉強出来たのかよ」

心理「いちいち引っかかる言い方するわね。ていうか、貴方の方がもっと頭いいはずだけど?」

垣根「講師か……そうだ、その手があったか!」

心理「どうしたの?」

垣根「心理定規、俺家庭教師やる!この頭があれば余裕だろ!」

心理「そう、頑張って」

垣根「+1」

垣根「もし家庭教師探してる奴がいたら紹介してくれないか?」

心理「商売敵にそんなことすると思う?自分でどうにかしなさい」

垣根「わかったよ、なんとかしてみる」



――――――

垣根「さて、家庭教師をするとはいったものの、どうしたら雇ってくれるのか……」

垣根「学生が果たして見ず知らずの男に金払ってでも勉強したいかどうか」

垣根「うん、とりあえず営業だな、あちこち回ってみよう」



~とあるアパート~

垣根「すみませーん」


出てきた人+2

吹寄「どちら様?」ガチャッ

垣根「家庭教師とかどうかなーって」

吹寄「あなたが家庭教師?」

垣根「怪しいと思ってるだろ?でも頭だけはホントにいいから、まずは試しに3日間無料でどうだ?」

吹寄「+1」

吹寄「まあ三日間無料ならお願いするわ」

垣根「そうか、ありがとよ。これ、連絡先な」

吹寄「垣根帝督さん……私は吹寄制理」

垣根「吹寄制理ね、じゃあ明日来るからよろしく!」バサッ

吹寄「羽!?」


バッサバッサ


吹寄「……変わった能力ね」



――――――

垣根「早速一件ゲット……と、後はどうやって本契約までもっていくか」

垣根「さて、どうすっか……+2」

垣根「教師の人にアドバイスを貰うか」

垣根(この際教師だったら誰でもいいや。どっかその辺の高校にでもお邪魔しよ)


――――――

垣根「えっと、これから家庭教師をやってみようかなーと思って、現職の人のアドバイスを……」


尋ねた先生+1

小萌「家庭教師って、君はまだ学生でしょ?」

垣根「いや、勉強に限っては絶対の自信があるから!だって俺level5だぜ?」

小萌「そうだったんですかー、でも勉強が出来るだけじゃ駄目ですよー?」

垣根「そうなの?」

小萌「はい、勉強以外にも大切なことがあります!人に教える側の人間なら誰しもが持ってるものです!」

垣根「それは一体……?」

小萌「+1」

小萌「ズバリ、愛国心です!」

垣根「あ、愛国心?」

小萌「そうです、自分は日本の未来を作る役目を担ってるんだという自覚をもって取り組めばきっと上手くいきますよー」

垣根「ハァ……」

小萌「まぁ、そこまで固くなる必要はないですけど、生徒さんを大事にしてください。これだけは忘れちゃだめですよ?」

垣根「分かった、ありがとよ」

小萌「困ったことがあればまた聞きにくるといいですよー」



――――――

~夜・自宅~

垣根「生徒を大事に、か……出来るかねぇ俺に」

垣根(吹寄制理、どんな奴だろうな……)

垣根「……女で制理って名前ひどくね?」


今日はここまで
今回はどうなることやら

再開します
因みに今回は垣根に好感度は見えません


――――――

~翌日・吹寄宅~

垣根「――お邪魔しまーす」

吹寄「部屋狭いけど我慢してくださいね」

垣根「気にしてないよ」

垣根(サプリのボトルにバランスボールにぶら下がり健康器……)

垣根「何と言うか、女の子らしくない部屋だな」

吹寄「+1」

吹寄「それじゃあ、早速ですが数学を教えて下さい」

垣根「あ、あぁ……」

垣根(聞いちゃまずいことだったか?)



~20分後~

垣根「……基礎はある程度出来てるみたいだな。じゃあ次は……」

吹寄「垣根さん」

垣根「?」

吹寄「+2」

吹寄「健康食品に興味はありますか?」

垣根「え?いや、大して興味ねぇけど」

吹寄「良ければこれを」つビタミン剤

垣根「……何で?」

吹寄「+1」

吹寄「知り合いになった人全てにプレゼントしてるんです……。別に他意は有りませんよ」

垣根「そう、じゃあ貰っとくよ」

垣根(とはいえ、こんなもん渡されたところで怪しくて飲めないっつの)

吹寄「続きお願いします垣根さん」

垣根「ん、じゃあ今度はこの問題を……」



~1時間後~

垣根「ふー、一旦休憩するか」

吹寄「+2」

吹寄「飲み物入れますけどお茶にします、それともコーヒー?」

垣根「コーヒーで」

吹寄「分かりました、ちょっと待っててくださいね」パタパタ

垣根「……」

垣根「+1」

垣根「意外にあいつ勉強できるじゃねぇか…。なかなか真面目だし悪くねえ」

垣根(でも、こんな簡単に男を家に上げていいのか?もっと警戒すべきだと思うが……)

垣根(信用してる……てことか?)

吹寄「お待たせ、安物だけど不味くはないと思いますよ」

垣根「いやいや、ありがとう」ズズー

吹寄「ところで、垣根さんは大学生ですよね?こうして高校の課題内容を教えてくれるんですから」

垣根「+1」

垣根「あれ?俺って何歳だっけ?」

吹寄「いや、そんなこと聞かれても」

垣根「いやー色々ありすぎて年なんて数える暇なかったからさー」ハハハ

吹寄(どんな生活を送ってたの……)

垣根「だから敬語とか別に使わなくていいぞ、ある意味年下だし」

吹寄「???」

垣根「とにかく、これからはタメ口でいいからな」

吹寄「分かりま……分かった」

垣根「+1」

垣根「その調子だ、ふっきー」

吹寄「何そのふっきーって」

垣根「今考えたあだ名。どう?」

吹寄「うーん、却下で」

垣根「駄目かー、語呂はいいと思うんだが」

吹寄「でも却下、普通に吹寄って呼んで欲しい」

垣根「分かったよ」

吹寄「+1」

吹寄「私は垣根って呼ぶからそのつもりでね」

垣根「どうぞ結構。そろそろ勉強再開といこうか」



~30分後~

垣根「……水平リーベ僕の船、聞いたことあんだろ?」

吹寄「えぇ」

垣根「+2」

垣根「アノ歌には悲しい逸話があるんだ」

吹寄「そうなの?」

垣根「昔々、ある港町にリーベという水兵がいた。彼は戦後、海での経験を活かして漁師になろうと思ったんだ」

垣根「そしてなけなしの金で買った船。見てくれはよくないが、それでもリーベにとっては戦艦よりも立派に見えた」

吹寄「……」

垣根「でも、彼は一つ悩みを抱えていた……船の名前だ。これから苦楽を共にする相棒の名前を、リーベは決めかねていたのさ――」



~5分後~

垣根「――そして彼は言った。『名前ならある。“sipsクラーク”だ』ってな」

吹寄「……」

垣根「どうだ?」

吹寄「+1」

吹寄「そんな話を5分も聞かせたの…?」

垣根「楽しんでもらえたか?」

吹寄「もう、集中力が途切れちゃうじゃない!」

垣根「即興にしては出来た方だと思ったんだがな」

吹寄「何しにここへ来たのよ」

垣根「あー悪い悪い、勉強再開だ」



――――――

~夜・アパート前~

垣根「――とまぁこんな感じで一日目は無事終わった」

心理「+2」

心理「リーベは最後どーなったの? 幸せになれたの?」ネーネー

垣根「それは各々の想像に任せる」

心理「ま、そんなくだらない話はおいといて、とりあえずお疲れ様。貴方にしては頑張ったんじゃない?」

垣根「まだ二日あるからな。なんとか気に入ってもらえるよう色々してみないと」

心理「程々にしないと本来の目的を忘れちゃうわよ?」

垣根「分かってるよそれくらい」

心理「ならいいけど」

垣根「+1」

垣根「お前からなにかアドバイスとかあるか、センパイ」

心理「特にないわ。言ったところで聞かないだろうし」

垣根「なんだそりゃ」

心理「ま、先生と生徒との距離を縮めるってのはあるかもね」

垣根「距離かぁ……よし分かった、明日試してみる」

心理(余計なこと言っちゃったかしら?)



――――――

~翌日・吹寄宅~

垣根「+1」

垣根「さぁ、今日も頑張れ」

吹寄「よし、今日は国語をやるわよ」



~20分後~

垣根「国敗れて山河あり、城春にして草木深し……はい復唱」

吹寄「え、音読もするの?」

垣根「読む方が覚えやすいぞ、はい」

吹寄「……国敗れて山河あり、城春にして草木深し」

垣根「いいね、これが杜甫の有名な詩『春望』だ」

吹寄「+1」

吹寄「有名よね。中学でも習ったわ」

垣根「そう、時に感じては花にも涙を濺ぎ、別れを恨んで鳥にも心を驚かす」

吹寄「時に感じては花にも涙を濺ぎ、別れを恨んで鳥にも心を驚かす」

垣根「……吹寄」

吹寄「なに?」

垣根「+1」

垣根「お前よく肩凝らない?」

吹寄「……どこを見て言っている」

垣根「誰だってそう思うだろ。そんなサイズなかなか見ないぞ?」

吹寄「貴様という奴はっ!」ゴチーン

垣根「でっ!女が頭突きかますかよ!?」

吹寄「+1」

吹寄「天誅だばかっ!」

垣根(うぐぐ、思った以上に純情だったようだ)

垣根「い、一旦休憩にしよう……」



吹寄「全く、男ってどれも一緒ね」

垣根(いや、あれ見て反応しない男はいないっつーの)

垣根「……あ、鼻血」タラー

吹寄「+1」

吹寄「もう仕方ないわね。ふき取ってあげるから顔こっち向けて」

垣根「いや、これくらい自分で……」

吹寄「もう一発欲しい?」

垣根「お願いします」

垣根(なんだろこれ……)フキフキ

吹寄「はい、取れたよ」

垣根「悪いな、お前の頭突きがクリーンヒットしてたみたいで。この俺に傷を負わせた奴は吹寄で二人目だ」

吹寄「何の自慢よそれ」

垣根「しかし腹減ったなー、どっか食べに行くか?」

吹寄「+1」


今日はここまで

再開します


吹寄「よかったら何か作るわよ。手料理の方が身体にいいもの」

垣根「料理出来るのか?」

吹寄「人並みにね。それに、出来物って変な薬とか入ってて身体によくないのよ」

垣根「俺はここ数年外食とかコンビニでしか食べてねぇな」

吹寄「なに!?よく生きていられるな!」

垣根「そんな驚くことでもねぇだろ……」

吹寄「よし、なら私が手料理の素晴らしさというのを教えてあげるから、心して待っていろ!」

垣根(何でそんな必死なんだ……)



~30分後~

吹寄「はい、お待たせ」

垣根(これは……)

垣根「+1」

垣根「カイホウグオパー!あの伝説のおこげ料理、お前どこでこんなの覚えてきたんだ!?」

吹寄「中国のある地でね。ていうか、よく咄嗟にその名前が出てきたね」

垣根「ってことは、このおこげを割ると……おぉ!餡が流れてきた!」

吹寄「さ、遠慮せずに食べなさい」

垣根「いたたきまーす!」ガツガツ

吹寄「どう?」

垣根「うめぇ!このサクサクおこげとトロトロの餡が絶妙に重なった食のハーモニー!」

吹寄「でしょ?これが手料理の力よ!」フフン

垣根「+1」

垣根「手料理ぱねぇ、っていうかフッキーがぱねぇ」

吹寄「フッキーはやめなさい」

垣根「いやーこれは何度でも食べたくなるなー」

吹寄「垣根も覚えたらいいのよ、3年ぐらいかかるけど」

垣根「お前マジで何者だよ……」

吹寄「さて、お昼ご飯も食べたことだし、勉強再開といきましょう」

垣根「そうだな」



~20分後~

垣根「あーここはこうで……そう、いいぞ」

吹寄「ねぇ」

垣根「なんだ」

吹寄「+1」

吹寄「肩もんで。ちょっと疲れちゃった」

垣根「そりゃ肩も凝るだr……なんでもない」

吹寄「余計なことは言わなくていいからね」

垣根「はいはい……」モミモミ

吹寄「うーん……」

垣根「どうだ?気持ちいいか?」モミモミ

吹寄「+1」

吹寄「そこは秘孔・・・ひ、ひでぶ!!」

垣根「北斗真拳は無敵だ」

吹寄「いいノリしてるわね、そういうの好きよ」

垣根「気に入ってもらえて嬉しいよ」モミモミ

吹寄「あっ、そこそこ、あーいいわぁー」

垣根「+1」

垣根「おまえなーちょっとは気を付けろ発言に」

吹寄「え?何か変なことでも言った?」

垣根「気付いてないならいいけど……」モミモミ

吹寄「んー、そこいい……」

垣根(それをやめろって言いたいんだよ)

吹寄「+1」

吹寄「鈍感、私を押し倒してもいいのよ」

垣根「っ!?」ドキッ

吹寄「なーんて、そんなことしたら頭突き200発だからね」

垣根「わ、わかってるよ」

垣根(何を言い出すんだコイツは……)

吹寄「さ、勉強再開」



――――――

~夜・アパート前~

垣根「――と、今日は色々ビックリさせられる日だった」

心理「+1」

心理「浮気者。私というパートナーがいながらなにやってるのよ」

垣根「もうその件はいいって」

心理「それにしても、カイホウグオパーを作れる人が学園都市にいたのね」

垣根「だろ?生きてるうちに出会うことなんて殆どないんだぜ?ついてるなー俺」

心理「もう一度食べたいなら、その子との繋がりを大切にすることね」

垣根「あぁ、絶対本採用してもらうぞ!」



――――――

~翌日・吹寄宅~

垣根「一応今日でお試し期間が終わるが、最後までしっかり指導してやるからな!」

吹寄「えぇ」

垣根「+1」

垣根「しくよろでーす。ってことで、今日は世界史やろうぜ」



~30分後~

垣根「――あれだよな、世界史に出てくる人物ってやたらと最後に“ス”がつくよな」

吹寄「ソクラテス、アリストテレス、ブルータス、アレクサンドロス……これは日本で言うところの“~助”みたいなものじゃない?」

垣根「かもな」

吹寄「で、それがどうしたの」

垣根「ん、別に。ちょっと気になっただけ」

吹寄「+1」

吹寄「なんなのよもうっ」フフ

垣根(あれ、怒ると思ったんだけど意外といい反応)

垣根「まぁそれはおいといて、チンギス・ハンが……」



~20分後~

吹寄「ふぅ、そろそろ休憩ね」

垣根「+1」


今日はここまで

再開します


垣根「まぁそれはおいといて、ジャムカが……」

吹寄「そこは学校で習わないからいいわよ」

垣根「おいおい、学校で教わらない事を学ぶのが本当の勉強ってもんじゃねぇの?」

吹寄「あーあ、折角またアレ作ってあげようと思ったのに勉強するんじゃ無理ねー」

垣根「よし、休憩だ」



垣根「ふー、美味かった」

吹寄「現金な人」

垣根「+1」

垣根「男は食い物に弱いのは定説だからな」

吹寄「そうなの?」

垣根「そうだ、だからお前も意中の相手がいるならまず胃袋を掴んでやるんだ」

吹寄「別に意中の相手なんかいないけどね」

垣根「まぁ覚えとけって、いつか役に立つからよ」

吹寄「これが勉強ってこと?」

垣根「え?」

吹寄「……何でもない」



~20分後~

垣根「大体の教科は終わったけど、何かやりたいことってないか?」

吹寄「+2」

吹寄「ずっと頭使ってばかりだから少しは運動しましょ?」

垣根「運動か?いいぜ」



~外~

垣根「で、なにするんだ?」

吹寄「+1」

吹寄「キャッチボールよ!やったことあるでしょ?」

垣根「いや、初めてなんだが」

吹寄「えっ」

垣根「ボールを投げ合うってのは知ってるが実際にやるのはこれが初めてだ」

吹寄「へぇー、男なら皆やったことあると思ってたけど、アンタみたいなのもいるのね」

垣根「うるせぇな、さっさと始めようぜ」

吹寄「よし、じゃあいくわよ……!」

垣根「+1」

垣根「じゃあ俺は座って構えるぞ」

吹寄「そのままじっとしてて、よ!」ブン

垣根「いって!けっこう力強いのな」

吹寄「さ、今度はアンタが投げる番よ」

垣根「おし、見てろよー……これが俺のトルネード投法!」ブン

吹寄「+1」

吹寄「蚊が止まって見える遅さね」パシッ

垣根「ば、馬鹿な……あれを片手で」

吹寄「やっぱり、アンタ運動音痴でしょ」

垣根「誰がウンチだ誰が!」

吹寄「略して言わないでよ、違う意味に聞こえるから」

垣根「このlevel5が女の運動能力に劣るとは……」グヌヌ

吹寄「+1」

垣根「え?今なんて……」

垣根「ん、だからこのlevel5が女の運動能力にーって」

吹寄「アンタ、level5なの!?」

垣根「あ、言ってなかったっけ?そう、俺、実はlevel5の第二位でしたー」

吹寄「どうして言わなかったのよ!」

垣根「別に言う必要ないだろ?家庭教師なんだから」

吹寄「+2」

吹寄「くっ……良いわ、なら私の家庭教師に本採用するから、出来るだけ沢山私の家に来なさい」

垣根「え、いいの?」

吹寄「level5を家庭教師にするなんて贅沢、そうそうないからね。聞きたいこともいっぱいあるし」

垣根「やったー!仕事が見つかったー!」

吹寄「これからもよろしく、垣根センセイ」


好感度 コンマで決定+1
00-49 2
50-99 3

好感度 ☆☆


――――――

~夜・垣根宅~

垣根「なんと、本採用していただきましたー」

心理「おめでとう、これで脱ニート成功ね」

垣根「これからは一教師として頑張るぞ!ということで、今日はごちそうを用意した。さ、どんどん食え」

心理「+1」

心理「じゃあ贅沢させてもらうわ。特上寿司の出前頼める?」

垣根「ばっか、わざわざ出前頼むことあるかよ。目の前見てみろ」

心理「食卓一面真っ黒ね。何を作ったのかしら?」

垣根「右から海苔の佃煮(市販)海苔茶漬け(市販)焼き海苔(市販)海苔の天ぷら(市販)……」

心理「貴方……」

垣根「やめろ、そんな憐れみを込めた目で俺を見るな!4品目もおかずが並ぶ日なんてそうそうないんだぞ!」

心理「+1」

心理「いや食欲なくすわ、こうも混沌とした色合いは流石に」

垣根「わかったよ、じゃあ出前でも頼むか……」

心理「……ちょっと可哀想だから食べてあげるわ。タダで食べるのに文句はいけないし」パクッ

垣根「お前、いい奴だな」

心理「知ってる」

垣根(その一言がなければ……)



好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆


――――――

~翌日・自宅~

垣根「よく寝たぜー」ノビー

垣根「今日は家庭教師も休みだし、一日自由だ……が、金もねぇから何も出来ない」

垣根「……寝よ」ゴソッ


ピンポーン


垣根「誰だ?」


人物+2

定規心臓「やぁ、こんにちは」

垣根(……マジで誰だ?)

定規心臓「じゃ、そういうことで」ピュー

垣根「???どっかいっちまった」

垣根(イタズラか?)


ピンポーン


垣根「またか……」


人物+2

きっと定規(メジャー)心臓(ハート)っていう捻った安価だったとおもふ

>>205
素で理解出来てませんでした


トール「おっす」

垣根「……どちらさん?」

トール「俺トール、雷神やってます」

垣根「雷神だぁ?学園都市にも一人雷神みてぇのはいるけど、お前みたいなのは知らんぞ」

トール「そりゃあ俺は学園都市の人間じゃねぇからな」

垣根「観光客か?こんなボロアパートに何の用?」

トール「+1」

トール「吹寄は俺の女だ、手を出してんじゃねーよ」ギロリ

垣根「はぁ?何言ってんだお前」

トール「とぼけんな、お前が何度も吹寄の家に上がりこんでるの見てんだよ」

垣根「んなこと言ったって……だって俺、家庭教師だし。あ、昨日で本採用になったんだ」

トール「+1」

トール「あ、そうだったのか。悪い悪い勘違い」

垣根「ほら、用が済んだらさっさと帰れ」

トール「そうするぜ」バタン

垣根「……アイツ、男いたのかよ。俺のアドバイス既に実行済みだったよ」


ピンポーン


垣根「今日は客人があ多い日だなー」イライラ


人物+2

病理「こんにちはー」

垣根「……」

病理「ちょっとちょっとー、無言で突っ立ってないで何とか言いなさいよー」

垣根「……」バタン

病理「あ、なんで閉めちゃうのよ。あなたはそんな無礼な子じゃないはずよー」

垣根「よりによってアイツが来るか……」

病理「+1」

病理「窓から失礼しますねー。垣根くん」ガシャーン

垣根「おおおおおおい!テメっ、何してくれてんのおおおお!?」

病理「病理ちゃんが後で修理代出しとくからいいでしょ?」

垣根「そういう問題じゃねぇ!」

病理「あのね、実は折り入って話がしたいんですよ」

垣根「話?」

病理「+1」

病理「怖い先生に追われているので匿ってください、この通り!」

垣根「どの通りだ、窓ガラス直せ、俺が怒られんだよ」

病理「勿論後で直すわよ。それに、匿ってくれたら報酬もあげちゃうぞ」

垣根「報酬?」

病理「+1」

病理「貴方、家庭教師やってるそうじゃないですか。
なのでちょーっと仕事もあげます。私の研究所(ウチ)に住んでる木原円周って娘なんですけどねー。」

垣根「木原にも子供がいてんだな」

病理「木原は決して木の股から生まれてきた訳じゃないのですから当然ですよー」

垣根「で、いつかはテメェらみたいに狂った研究者になると……」

病理「そんな怖い顔しないでー病理ちゃん泣いちゃうぞ?」ウルウル

垣根(ムカつく言葉遣いだなこのババァ……)

垣根「で、誰に追われてるって?」

病理「+1」

病理「木原加群でーす」

垣根「なんだそりゃ、同じ木原に狙われてるのかよ」

病理「彼は木原の中でも特殊な方だからねー」

垣根(ってことは、割と常識が通じるってことか)

垣根「ソイツと鉢合わせになったら戦う可能性は?」

病理「おおいにあるね」

垣根「じゃあもっと報酬をよこせ。命狙われてんだろ?仕事くれるだけじゃ割りにあわねぇよ」

病理「じゃあ……+2」


今日はここまで

再開します


病理「私の事、好きにしていいよ?」

垣根「……悪い、もう一回言ってくれ」

病理「病理ちゃんは垣根君のものになるって言ってるんですよ///」

垣根「アホか、貧乏人の俺がお前の世話なんざ出来る訳ねぇだろ。迷惑な報酬だわ」

病理「えー、女の子を好きに抱けるなんてこれ以上にない報酬だと思うんだけどなー」

垣根「歳を考えろババァ」

病理「+1」

病理「じゃあ良いわよ、失礼するわ童貞クン」

垣根「どどどど、童貞ちゃうわ!あと修理費だけはおいてけ!」

病理「はいはい、もう、貴方ならと思って尋ねたのに残念です……」



垣根「……これ、どうしよう」

垣根「とりあえずダンボールでも貼っておくとするか」


ドゴーン!!


垣根「どわっ!?今度はドアが吹き飛んだーーー!」

垣根(今度は何だ!?)


人物+2

病理「帰ったと思った!?病理ちゃんでーす!」

垣根「テメェ!!俺に恨みでもあんのかこらああああ!!」

病理「あーあ、こんなに派手に壊したんじゃ出て行く訳にはいきませんねぇ。しっかり償わなくては」

垣根「こ、この野郎……やっぱ木原は皆ぶっ飛んでやがる」プルプル

病理「+1」

病理「んふ、私を追い出すのは諦めてね~?と言いつつ垣根君の布団に潜る病理ちゃんなのです」ゴソゴソ

垣根「おいやめろ!もう弁償とかいいから出てってくれ!」

病理「それは無理です、人の家を壊しといて逃げるなんて最低ですから」

垣根「お前、今まで見てきた中で最高の悪だよ」

病理「償うことの何が悪なのでしょう?」

垣根(それが質悪いってんだよ……)

垣根「つか、お前車椅子から降りて大丈夫なのかよ」

病理「+2」

病理「あ、忘れてたわ……」パタリ

垣根「気絶した!?」



――――――

垣根(くそ、何故こうなったんだ……)

病理「うーん……あれ?」

垣根「やっと起きたかクソババァ。人の布団でのんきに寝やがって」

病理「+1」

病理「あ~、垣根君の匂いがします~」クンカクンカ

垣根「何しやがる!」バッ

病理「あん、寒いですよー布団返してください」

垣根(コイツ、マジでこの家居座る気か!なんとか出てってくれねぇと俺の第二の人生が……!)

垣根「+1」

垣根「帰ってくれ迷惑だ」ドゲザ

病理「何もそこまでしなくとも……」

垣根「よし分かった、じゃあ今から木原加群とかいう奴ぶっ飛ばしてくるから、そしたら出てってくれ」

病理「えぇー」

垣根「うるせぇ可愛くねぇんだよ、いいから顔写真かなにか見せろ」

病理「はい」つ顔写真

垣根「……よし、じゃあ待ってろ」ビューン



――――――

~どっかの廃工場~

加群「いよいよあの女と決着を……」

垣根「お前が木原加群だな」シュタッ

加群「何者だ」

垣根「+2」

垣根「病理たんの旦那だ」

加群「何?」

垣根「隙ありぃ!!」ドゴッ

加群「ごっっ!!がああああああああ!?」

垣根「アンタに恨みはねぇが、俺の人生の障害となるなら容赦はしねぇ。じゃあな」ビューン

加群「一体……何をしたというのだ……?」ガクッ



――――――

~自宅~

垣根「おう、ぶっ飛ばしてきたぞ」つヘルメット

病理「本当にやっちゃったのね……」

垣根「殺してはいないが、当分追ってこないだろう。これで俺が匿う理由はなくなった、おら出てけ」

病理「+2」

病理「もう、垣根君ったら……お姉さん心配してたんだぞー?」

垣根「誰がお姉さんだババァ、もう弁償しなくていいから帰ってくれ」

病理「あとね、生活用品持ってきたから荷ほどき手伝ってぇ」

垣根「……」バサッ

病理「あ、どこ行くのよー!」

垣根「もういい!俺は出て行く!テメェはそこで一生暮らしてろーー!」ビューン

病理「……もう、照れちゃって可愛いぞ」


好感度 コンマで決定+1
00-40 4
41-99 5

好感度 ☆☆☆☆


――――――

~夜・街中~

垣根「くっそー、とんでもねぇ奴に目つけられた」テクテク

垣根(今日はその辺のホテルで一泊しよう……金勿体無いけど)

垣根「あーもうやだ……」


そんな彼の前に……+1

病理「垣根くーん、迎えに来ましたよ」

垣根「うわっ!何で居場所が分かった!」ビューン

病理「あ、待ってよー」シュゴー

垣根「なんだあの車椅子!ジェットエンジン搭載してやがる!?」

病理「今日は病理ちゃんが手間隙かけて美味しい晩御飯作ったんだから、帰って一緒に食べましょ?」ガシッ

垣根「追いつかれた!クソ、離せパジャマ!」

病理「諦めなさい、これはもう決まったことなのですよ」

垣根「いやだああああああああ!!」



好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆
病理 ☆☆☆☆



人生とは出会いであり、 その招待は二度と繰り返されることはない
                             
                             ――ハンス・カロッサ

――――――

~翌日・自宅~

垣根「……」

垣根(何度目を凝らしても、家には大きな風穴が空いている)

垣根「夢じゃなかったのか……」

垣根(そしてもう一つ)チラッ

病理「+1」

病理「ごめんね、垣根君……こんな体じゃなかったら、迷惑なんて掛けないのに」ゴホゴホ

垣根「今更病人面しようったってそうはいかねぇぞ」

病理「鋭いですねー、意外と私のこと見てくれてて嬉しいな」

垣根「……今日は家庭教師に行って来る」

病理「行ってらっしゃいアナタ」フリフリ

垣根「黙れ」バサッ



――――――

~吹寄宅~

吹寄「……ちょっと、顔色悪いわよ?」

垣根「+2」

垣根「まあ色々あってな……そういやトールって奴がうちに殴り込みにきたんだが知り合いか?」

吹寄「げ、また他所様に迷惑かけてた?ゴメンね、何度言っても聞かないのよ」

垣根「ふーん、俺以外にもやってたのか」

吹寄「今度きつく言っておくから安心して」

垣根「あぁ。で、結局どういった関係?」

吹寄「+1」

吹寄「秘密」

垣根「なんだよそれ、教えてくれたっていいだろ?」

吹寄「ひ・み・つ!!」

垣根「わ、分かった……じゃあ、勉強始めようぜ」



~30分後~

垣根「だからそれは壁じゃない、トムだ」

吹寄「いいえ、ペンに決まってるわ」

トール「おーっす」ガチャ

垣根「あ、昨日の雷神だ」

吹寄「+2」

吹寄「ちょ、また連れ戻しにきたわけ?」

トール「当たり前だ。早く俺んとこに来いよ」

吹寄「今勉強中なの、後にしてくれる?」

トール「じゃあそれが終わったら行こうぜ」

吹寄「勝手に決めるな!っていうか、前にも言ったよね?他人の家に殴り込みするなって」

トール「だって……」

垣根「え、なに?状況が掴めないんだけど。雷神は吹寄の男ってことで合ってる?」

吹寄「+1」

吹寄「だったらなによ?」

垣根「いや、なんかそれにしては険悪というか……」

トール「アンタには関係ない、これは俺と吹寄の問題だ」

垣根(おいおいここでも厄介事かよ……ババァから逃げるために来たってのに)

垣根「それはわかったから後にしてくれ。せめて勉強が終わってから、な?」

吹寄「そうよ、気が散るから帰って」

トール「吹寄、まさかこの男と……!」

吹寄「あーもううるっさいわねー!いいから帰って!」



垣根「……」

吹寄「+2」

吹寄「あいつ、私のこと大好きなのよね」

垣根「見たら分かる」

吹寄「ホント、好意を持たれるってのも困りものね」

垣根「で、お前はアイツのことどう思ってるんだ?」

吹寄「+1」

吹寄「愛してる」

垣根「そうか、じゃあ大事にしてやれよ」

吹寄「でもすぐ調子に乗るから甘やかしちゃだめなの」

垣根「恋人というより飼い主って感じだな」

吹寄「さ、そろそろ再開しましょ」

垣根「そうだな」

トール「終わったかー?」ガチャ

吹寄「まだよ!」


――――――

~夕方・アパート前~

垣根「疲れた……」

心理「お帰り、今日は一段とくたびれた顔ね」

垣根「そりゃあな、家も仕事場も厄介事だらけさ」

心理「+1」

心理「そんなあなたを見てる私はとても愉快だけどね」

垣根「はいはいそうですか、俺はもう駄目かもしれない」

心理「あら、貴方が弱気なんてらいくないじゃない」

垣根「俺の部屋見たろ?もう無茶苦茶だ……」

心理「あれ、てっきり襲われたのかと思ったわ。まぁ死なないとは分かってたけど」

垣根「+1」

垣根「そうかよ…じゃ病理「垣根くんおそーい!」トビツキ

心理「!?」ビクッ

病理「もう、早く晩御飯食べましょう?今日も張り切ったんだからー」

垣根「車椅子で突っ込んでくるな!!危ねぇだろ!!」

病理「あら、こちらの方は?」

心理「いえ、ただの隣人です、ではこれで」クルッ

垣根「お、おい!」

心理「あなた、年上好きなのね」

垣根「違ーーーーーう!」



好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆
病理 ☆☆☆☆


きょうはここまで

ちょこっと再開


――――――

~翌日・自宅~

垣根「……」

垣根(目を覚ましたら何故か木原がいない。それは嬉しい事なんだが……)

トール「起きたか」

垣根「何でお前が」

トール「+1」

トール「俺が化けていたのさ、未現物質くん♪ 」

垣根「……は?」

トール「だから、変装。そんな感じの事をしてたんだ」

垣根「は?はぁ??」

トール「まだ寝ぼけてるみたいだなー」

垣根「え、何?それ本気で言ってんの?」

トール「+1」

トール「なら、見せてあげるよ(木原の姿になる) 」

垣根「」

病理「どう、垣根君?どっからどう見ても病理ちゃんでしょ?」

垣根(窓ガラス割って入ってきた時からずっとコイツだったのか!?)

垣根(……布団のにおい嗅いでたのも、コイツ?)

垣根「+1」

垣根「いつからその姿で俺に会ってた?返答次第じゃただに済ませねぇぞ、ゴラァ!」

トール「まぁまぁ落ち着いて」

垣根「これが落ち着いていられるか!」

垣根(コイツ、もしかしたら色んな姿で俺に会ってるかもしれねぇぞ)

垣根「お前……ストーカーか」

トール「+1」

トール「一時間前だ。本物は今買い物に出かけている。理由?暇つぶしさ 」

垣根「うわ、お前女いる癖に男の尻追っかけんのかよ、キモいわー」

トール「いや、別にそんな」

垣根「これ吹寄にチクった方がいいよな」

トール「……」

垣根「更には女装癖もあるとか、お前はあれか、バイか?」

トール「+1」

トール「ゲイだ」

垣根「うわあああ!!」バサビューン

トール「あ!逃げんな!」

垣根「俺はノンケだあああああ!」



――――――

~吹寄宅~

垣根「き、聞いてくれ、トールの野郎ゲイだった」

吹寄「+1」

吹寄「マジで?最悪…別れよう」

垣根「いや、寧ろアイツとずっと一緒にいてくれ。このままだと俺は一生アイツに追いかけ回される」

吹寄「嫌よ。だって、男が好きなんでしょ?私のこと好きじゃないんでしょ?」

垣根「逆に吹寄の男っぽさ(?)がいいと思ってんだよ、吹寄は特別なんだよ!」

吹寄「何で男と同列に扱われないといけないのよ!」

垣根「+1」

あ、いや、語弊があるな。凛々しさっつかな…ふっきーのそういうとこ俺は好きだなー

垣根「……」ニヤニヤ

吹寄「な、何よその不気味な笑い」

垣根「+2」


一旦ここまで

>>337

大好きだようん

>>340
>>337の内容のみ採用


垣根「あ、いや、語弊があるな。凛々しさっつかな…ふっきーのそういうとこ俺は好きだなー」

吹寄「な、何をいきなり言い出す!それにふっきーはやめろと言ってるだろ!」

垣根「褒めてんだよ」

吹寄「うるさい、早く勉強教えてよ!」

垣根(取り乱すとこ、意外と可愛いな)

トール「おーい!」バンッ

垣根「げっ!」

吹寄「アンタ……」

トール「+1」

トール「もう我慢できん!せいり、モフモフさせてくれっ!」

吹寄「え?」

垣根「何?」

トール「うおおおおおおせいりいいいいいいい!!」ガバッ

吹寄「ふんっ!」バキッ

トール「おぶぇ!?」ズサー

垣根「お、おい……」

吹寄「+1」

吹寄「くたばれ!このホモ!」

トール「いや、でも俺は制理のこと本気で!」

吹寄「否定しないの!?認めるの!?やっぱりホモォ!?」

垣根「お、落ち着け吹寄」

吹寄「+1」

吹寄「別れる!二度と顔見せんな!」

トール「」

垣根(言いやがったよこの人!)

吹寄「もう二度とこの家にも近寄らないで!」

トール「」

垣根(こ、これが修羅場……)

トール「+2」

トール「俺が愛しているのは吹寄だけだ!!信じてくれ!」

吹寄「この期におよんでまだそんなこと……!」

垣根「ストップストップ!一旦落ち着け!頭を冷やそう、な?」

垣根(なんで俺がこんなことしなきゃなんねぇの……)

吹寄「出て行け!」

トール「分かった、じゃあまた後で話をしよう」

吹寄「話すことなんて何もない!」



~15分後~

垣根「お前、ホントに別れるのか?」

吹寄「+1」

吹寄「くっそー…さっさと次の男を探さなきゃ……やっぱ大人の男じゃなきゃダメね!ガキはもうウンザリ! 」

垣根「よりを戻そうとは……」

吹寄「しない!」

垣根「そ、そうか」

垣根(何か気まずいなー、言わない方がよかったか?)

垣根「+1」

垣根「トール……成仏しろよ」

吹寄「さ、勉強勉強」

垣根「そうだな、仕事サボる訳にもいかねぇし」



~20分後~

吹寄「……」

垣根「どうした?お前にしては随分間違いが多いぞ」

吹寄「+1」

吹寄「アンタの知り合いにいないの?良さげな大人の男」

垣根「いや、俺の知る大人の男は皆狂ったろくでなししかいねぇ」

吹寄「貴様はどんな環境で育ったんだ」

垣根「まぁ大変だったけど今は元気でいられるし、それはそれでいいかなーって」

吹寄「何それ……」

垣根「+2」

垣根「ふと思ったが、ゲイなのになんで吹寄と付き合えてたんだ?本当にゲイの人なら無理だろ…だって、異性が好きな人間からしたら同性のやつと付き合うもんなんだし」

吹寄「そんなこと言われても……」

垣根「……まさか」

吹寄「私はれっきとした女だから」

垣根「わ、分かってるって」

吹寄「+1」

吹寄「ねー、トールはゲイってどんな時に聞いたの?まさか、ジョークだったりしないわよね…?」

垣根「えっとだな、起きたらアイツが……」



垣根「――という感じだ」

吹寄「+1」

吹寄「そんな事より、私と付き合いたくはない? 」

垣根「な、なに?」

吹寄「貴様はまだガキだが第二位の肩書きは魅力的、顔も及第点だし、私はいいよ?」

垣根「お前な、そういうことはもっと真剣に悩んでから決めるもんじゃねぇの?何気に上から目線だし」

垣根「それに、お前はそんな安直な考えでトールと付き合ったのか?」

吹寄「+1」

吹寄「ゴメン、ちょっとトールと話してみる。勉強は一時休憩ね」

垣根「あぁ、行ってこい」

垣根(これでいいんだよな?)



~2時間後~

吹寄「お待たせ」

垣根「おう、話はついたか?」

吹寄「+1」

吹寄「とりあえずこれ以上付き合うのは不可能ね」

垣根「……そうか」

吹寄「でもトールが可哀想だから友達くらいならなってやってもいいわ」

垣根「優しいな」

吹寄「うるさい、勉強再開するぞ!」

垣根「はいはい」

吹寄「……その、さっきはありがとう。ああ言ってくれたから落ち着いて話出来たし」

垣根「礼には及ばねぇよ」フッ

吹寄「よし、気合入れていくわよ!」


好感度 コンマで変動+1
00-49 ±0
50-99 +1

好感度 ☆☆☆


――――――

~自宅~

垣根「男女関係のもつれは見てる方も疲れるぜー」

垣根(雷神がちょっと可哀想だけど、仕方ないか)

病理「ただいまー」

垣根「帰れ」

病理「おかえり、でしょ?」

垣根「うるせぇババ……」ハッ

垣根(そういや、朝雷神はコイツに化けてたんだよな)

垣根「お前、本当に木原病理か?」

病理「+1」

病理「うん、病理ちゃんだよ。どーしたの?」ピト

垣根「……本当の本当に、木原病理か?」

病理「私のような乙女はこの世に二人といませんよ?」

垣根(このムカツク言動は恐らく本物。だが言葉なんていくらでも真似出来るし……)

垣根「じゃあ、お前が木原病理である証拠を見せてくれ」

病理「+1」

病理「んー、垣根ちゃんの家の窓ガラスとドアをぶち破ったのは私です」

垣根「……まぁいいだろう、一応合格だ」

病理「後はー……」ンチュ

垣根「ッッ!?」ビクッ

病理「こんなこと出来るのも私だけですよー?」

垣根「何しやがるババァ!」

病理「えー、だって証拠見せろって言うから」

垣根(これでもし偽者だったら俺は……!!)

垣根「クソがあああああ!雷神ぶっ飛ばす!」


好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆
病理 ☆☆☆☆



女が男の友達になる順序は決まっている
まずはじめが親友、それから恋人、そして最後にやっとただの友だちになる
                                
                                ――チェーホフ

今日はここまで
雷神ドンマイ

エツァリをいじめないで!
ってことで再開


――――――

~翌日・自宅~

垣根「……今日は休みか」ボー

垣根(ここ数日厄介事ばかり起きてるから寝ても疲れがあまり取れねぇ)

病理「……」スヤスヤ

垣根「のんきに寝やがって」

垣根(さて、今日はどうしよう……+2)

垣根(木原円周とやらの家庭教師の仕事についても動き出してみっか)

垣根「おい木原、起きろ」ユサユサ

病理「やーん……そこは駄目ですぅー……」スヤスヤ

垣根「」



――――――

~とある研究所~

垣根「……ここか」

研究員「あなたが木原円周さんの家庭教師ですね、話は伺っております」

垣根「なら話は早い、そいつの元へ案内してくれ」

研究員「ではこちらへ……」



~個室~

円周「あなたが私の家庭教師?」

垣根「あぁ、垣根帝督だ。よろしく」

垣根(どんな奴かと思えば、ちっさい女の子じゃねぇか。これが木原なのか?)

垣根「+1」

それで、何を教えて欲しいんだ?

垣根「それで、何を教えて欲しいんだ?」

円周「んっとね……」

垣根(木原っていうくらいだから、やっぱ専門的な事とか聞かれるのかな?)

円周「+1」

つまり保健体育の第二次成長期か…

円周「男の人のおちんちんが見たい」

垣根「」

垣根(な、何を言い出すのこのロリ!?これが木原か!?)

垣根「えっと、つまり保健体育がしたいって事かな?」

円周「+2」

円周「早く見せて」ガシッ

垣根「あっ、コラ!ズボンに手掛けてんじゃねぇ!」

円周「きっと木原だったらこうするよね」グイグイ

垣根「知るか!セクハラで訴えるぞドスケベロリ!」ジタバタ

垣根(あのババァ、とんでもねぇ奴推薦しやがって!)

垣根「+1」

垣根「あっ。」ズルッ デロン

円周「おぉ」

垣根(し、しまったああああああああああ!俺の卑猥物質“ダークマラー”があどけない少女の目の前にいいいいいいい!!)

垣根「な、なんて事を……」サッ

円周「+1」

………………ッフ。


円周「………………ッフ」

垣根(鼻で笑われたあああああああああああ!!)

円周「初めて本物を見たけど、ふーん……」

垣根「お…お……」プルプル

円周「?」

垣根「+2」

俺のって、そんなちいちゃいの………?

垣根「俺のッ、臨戦態勢を見せてやる!」バキーン

円周「っ!」

垣根(男の誇りを馬鹿にされて黙ってられるかああああああああ!!)

円周「す、すごい。あっという間に倍くらい大きくなった」

垣根「まだまだこんなもんじゃねぇぞ!」

円周「+1」

でも数多おじちゃんとか乱数おじちゃんとかより……………ッぷ

円周「おっきぃ…」ニギッ

垣根「んなっ!?」ビクッ

円周「これ、どうやって大きくしてるの?」ニギニギ

垣根(こ、これも勉強の一環、いずれ知る事であるなら予備知識くらいは……)

垣根「男は興奮するとこれがおっきくなるんだ」

円周「先生は興奮してる?」ニギニギ

垣根「勿論」ビクゥ

垣根(ヤベ、こんなガキに不覚にも興奮させられてる。言っとくが、ロリコじゃねぇぞ!)

垣根「+1」

垣根「ちょっとまて!離せ離せ!」

円周「え?」ギュッ

垣根「おま、力入れんな!もう離せって!」

円周「でも、もっと見たい……」

垣根「そういうのはいずれ見る機会があるから今日は終わり!保険の授業終了!」

垣根(あぶねぇ、正気を失いかけてたぜ……)



~20分後~

垣根「もっと普通のことしないか?」

円周「+1」



ねぇ、『普通』って何?

何をもってして普通と定義するの?

しまった、 ID:Pj0hqHR60さんの安価連続3回だった


円周「ちゅーは?」

垣根「もうその辺から離れようぜ。一旦普通に勉強すること、分かったか?」

円周「はーい」



~1時間後~

垣根「驚いたな、俺が教える部分なんて殆どねぇぞ」

円周「+1」

ねぇ、『普通』って何かな?木原の皆は、『普通なんて馬鹿の事』なんて言うけど

円周「じゃあご褒美にちゅー」

垣根「……分かった、デコにしてやるよ」チュッ

円周「えへへ」

垣根(しかし変わった子だ。いや、木原基準では普通なのかね)

垣根「さて、じゃあ今日はこの辺で終わりにするか」

円周「また来るよね?」

垣根「そりゃあ仕事だからな、また来るよ」

円周「ばいばい先生」フリフリ

垣根(こうして見ると普通の女の子なんだけどなー)



――――――

~昼・街中~

垣根「まだ昼時かー……+1」

昼食ったら、また営業してみっかね?どっかのお宅に訪問して。

垣根「とりあえず腹減ったし、ラーメン食おう」



~ラーメン屋~


ニンニクマシマシ!
ヤサイマシマシ!


垣根(この店、すっげーボリュームだな……)ズルズル

垣根「あ」


垣根の視線の先には……+1


今日はここまで

一方

乙。念願の百合子とれてよかったな

再開します


垣根(あれは、第一位?にしてはなんか雰囲気が違う……)

百合子「?」ズルズル

垣根(雰囲気が柔らかいっていうか、女っぽいっていうか……女?)ズゾゾ

百合子「……」ズルズル

垣根(アイツ双子でもいたのか?まさかの女装?)ゴクゴク

百合子「+1」

百合子「こっち見ンな!ば垣根!」

垣根「あっち!」ビクッ

垣根(俺を知ってる?ってことはやっぱあの時の……?)

垣根「お、お前ってまさか、第一位?」

百合子「+2」

の、クローンだよ…製作者、天井お父様のせいで女に生まれたがなァ!

百合子「そ、そンなわけねェだろォ……じゃなくて、第一位って誰ですかァ?まさか女装癖が有るとでもォ?」

垣根「お前第一位知らないのに何で男だって分かるの?」

百合子「っ!!」

垣根「やっぱり……」

百合子「ち、違う!」

垣根「いいよ気にすんな、女装男子なら昨日見たから」

百合子「+1」

百合子「今はその優しさが辛い」

垣根「……」

百合子「おい黙るな、せめて笑ってくれ」

垣根「で、実際お前は男、女、どっち?」

百合子「+1」

百合子「どっちでもない」

垣根「はぁ?」

百合子「俺も分からねェよ。ホントは男なのか女なのか」

垣根「男か女か見分けるっつったら……」

百合子「おい、視線がキモイぞ」

垣根「+1」

垣根「でもちんこはついてないな」サワ

百合子「ッッ!!!」バキィ

垣根「ごっっ!!があああああああああああ!?」ドコーン



垣根(うぐぐ、まさかついてないとは……)

百合子「こンのドスケベメルヘンがァ~、もっぺん死んでくるかァ?あ゛ァ!?」

垣根「+1」

垣根「ごめん、悪かった。でもお前、身体の性別は女みてぇだな」

百合子「チッ、セクハラでしょっ引いてもらうか」

垣根「あれか、身体は女だけど心は男っていう病気か」

百合子「……かもな」

垣根「+1」

垣根「お前も色々大変なんだな」

百合子「同情すンな」

垣根「でもその格好をしてるってことは、女であろうとしてるってことだよな?」

百合子「これは……」

垣根「初対面ではまさか女だなんて思わなかったな。ん、声も若干変わってね?」

百合子「+2」

百合子「……ホントはさァ、子供ンころ木原くンに、むしられたンだ……ちンこォ…」シクシク

垣根「え……」ゾクッ

百合子「ンな訳ねェだろ、初めからついてねェっつの」

垣根「そうか、よかった」ホッ

百合子「何安心してンだキメェ」

垣根「いや、チンコちぎられるとか想像するだけでおぞましくてさ」

百合子「+1」

百合子「チンコやられるってそんなにいてェのか?」ギュゥゥ

垣根「GYAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

百合子「うお、いきなり大声で叫ぶな!」

垣根「バッキャロー!俺を殺す気か!!」

垣根(うぅ、あのロリに続きコイツにまで弄ばれるなんて……)

百合子「+1」

百合子「成程、お前ちんこが弱点か……」ニヤリ

垣根「何そのしたり顔、言っとくけどチンコが弱点なのは地球上の雄全員だからな」

百合子「そうかよ、じゃああの三下も……」

垣根(しっかし、女だと分かった途端コイツの印象が変わったな)

垣根「これからは女として生きるつもりか?」

百合子「+1」

百合子「オマエはどっちがいいと思う?」

垣根「知らん、自分で決めろ。としか言い様がねぇな」

百合子「やっぱ俺自身で決めなきゃいけねェか……」

垣根「一度きりの人生、道を選ぶのは自分自身だ」

百合子「カッコつけてンの?寒いンですけどォ」

垣根「うるせぇ、テメェのことくらいテメェでなんとかしやがれってことだよ」

百合子「ハ、言われなくとも」

垣根「+1」


今日はここまで

再開します


垣根「そういや、なんでまた女として生きようとしてんだ?何かあったのか?」

百合子「……気分転換」

垣根「気分転換?」

百合子「そォいうことだ、じゃあな」

垣根「おいおい待てって」

百合子「あァ?もォいいだろ、つか馴れ馴れしいンですけどォ」

垣根「+1」

垣根「俺は男のお前の方が気楽だし友だちとして好きだぜ」

百合子「いつ俺がお前と友達になったンだよキモイ」

垣根「それ以上に女の格好したお前がどうしても女装に見えて……」

百合子「死ね」バキィ

垣根「ごっっ!!がああああああ!!!」ギューン



垣根「ぐ、流石は第一位、俺を越える唯一の存在……」

垣根「あーあ、アイツもどっか行っちまったし……+1」

垣根「本屋に行くか。参考書でも買ってテスト作ろう」



――――――

~本屋~

垣根「これは簡単すぎるし、かといってこれは難しすぎだし……」

垣根「ん?」


垣根が何かに気付いた……+2

美琴「……」パラパラ

垣根(あれは常盤台のエース、超電磁砲?)

美琴「……!」パラッ

垣根(何の本読んでるんだ?)


美琴が読んでる本+1

垣根(暗黒黒魔術……オカルト好きなのか?)

美琴「……ふふ」

垣根(うわー本見ながら笑ってるよー恥ずかしい)

垣根「そっとしておこう」



垣根「結局本買わなかったな……」

「ストップ」

垣根「?」


声の主+2

垣根「お前か」

心理「ちょっといい?話があるの」

垣根「話?」



――――――

~ファストフード店~

垣根「く、金のない今水を飲むことしか出来ない……」

心理「……奢るけど?」

垣根「いや、いい。なんか情けないから」

心理「あっそ。あーこのバーガー美味しいわー、アツアツのお肉に新鮮なレタスがたまんない」

垣根「……で、話ってのは?」ジュル

心理「+1」

心理「あなたと一緒に仕事がある」

垣根「それってまさか……」ポタポタ

心理「安心して、裏の仕事じゃないから。涎拭いて」

垣根「ならいいけど、それ以外で一緒に出来る仕事なんてあったか?」ゴシゴシ

心理「+2」

心理「私の仕事場までの送迎をお願いしたいの」

垣根「何でまた?」

心理「最近はなにかと物騒で、朝の時間だって油断できないのよ」

垣根「それで盾兼タクシーをやれと」

心理「いいじゃない、どうせ暇でしょ?」

垣根「+1」


ごめんなさい、眠いので今日はここまで

再開します


垣根「月20万ならOK」

心理「そこは身内価格にしてくれない?」

垣根「知らない奴だったら100万だな。良心的だろ?」

心理「貴方ねぇ……」


好感度 コンマで変動+1
00-20 -1
21-99 変化なし

好感度 ☆☆


心理「まぁ、貴方にも仕事があるでしょうし無理強いはしないわ」

垣根「悪い」

心理「……で、家庭教師の仕事は順調?」

垣根「二件中二件が厄介なとこだった」

心理「厄介っていうと?」

垣根「ホモとセクハラ」

心理「えっ」

垣根「+1」

垣根「可愛くて大人しい貧乳娘はいないのかねぇ」

心理「ロリコン?」

垣根「ちげーよ。今俺の中で巨乳女はお腹一杯なんだよ」

心理「幸せそうな発言ね、イケメンだからこそ言えるのかしら」

垣根「おっ、俺のことイケメンだと思ってんの?」

心理「顔だけね。中身はアレだけど」

垣根「俺の何を知ってるってんだ」

心理「+2」

心理「男性器が弱点」

垣根「地球上の哺乳類雄ならみんなそうだよ。さっきも似た事言われた」

心理「え、私意外に弱点知ってる人いたの?私だけが知る秘密だと思ってたのに……」

垣根「もういいって」

心理「まさか、寝たの?」

垣根「んな訳ねぇだろ」

心理「そう、所詮童貞ね」

垣根「+1」

垣根「え?……ああ、うん」

心理「ま、その大人しくてかわいい貧乳少女がいたとしても変な気起こさないことね」

垣根「分かってるっつの、常識は通じなくてもモラルはある」

心理「そうなの?つまらないわ」

垣根「お前は俺に何を求めている」

心理「色々」

垣根「……」

心理「+1」

心理「まあ、ご飯くらいは作りに行ってあげるわ」

垣根「料理出来んの?」

心理「まぁ多少はね」

垣根「そうか、楽しみにしてるよ」

心理「じゃあ私は塾があるからこれで……」



――――――

~夕方~

垣根「アイツとはそれなりに付き合いがあると思ってたんだが、考えてる事が分からん」

垣根「もう夕方か……+1」

垣根「買い物にいこう。毎度あのババァの世話になりっぱなしじゃダメだしな」

垣根「……深い意味はねぇぞ、絶対」



――――――

~スーパー~

垣根「人がすげーな、こんなんで必要なものが買えるのか?」

垣根「高っ、牛肉如きが俺の財布を圧迫しやがるとはいい度胸だな」

垣根(以前はこんな事考えなくてもよかったのに……)

垣根「……ん?」


垣根が何かに気付いた……+1

垣根(タイムセール……時間を売る?)

垣根「なんだそりゃ、すげぇ!時間を買うなんて夢のようじゃねぇか!いってみよ!」


ワーワー


垣根「人が集まって何かを取り合ってる……時間が買えるんだ、当然か」

垣根「よし、俺も混ざってkぐふぅ!?」バキィ

垣根「いってー、くそ、流石に能力でどかす訳には……」

「大丈夫?」

垣根「あん?」


声の主+2

雲川「派手に吹っ飛ばされてたけど」

垣根「スーパーってとこは時間を売ってるんだってな。すげぇよ」

雲川「?」

垣根「こんなに競争が激しいのも頷けるぜ。時間は誰しもが欲してるもんだしな」

雲川「ちょっと、言ってる意味が分からないんだけど」

垣根「俺もそうだよ。学園都市はいつの間にか時間を売るなんて芸当が出来るようになってたんだな」

雲川「+2」

雲川「いや、タイムセールの意味を間違えているけど」

垣根「なに?」



~5分後~

雲川「――ってことよ、分かった?」

垣根「なんだ、そんな事か……だが、ものが安く買えるってのはいいな。俺も参戦するぜ」

雲川「もう終わってるけど」

垣根「」



――――――

~自宅~

垣根「ただいまーっと」

病理「おかえり、あなた」

垣根「+1」

垣根「ただいまハニー」

病理「まぁ、ハニーだなんて///」

垣根「そのまま蜂の巣へぶち込みたくなるからやめろ」

病理「いいじゃないですか何と呼ぼうと、減るもんじゃあるまいに」

垣根「今日は何も作ってないのか」

病理「そうですね、これから……その買い物袋は?」

垣根「今日は俺が作ってやる。味は期待するな」

病理「どうしました急に?」

垣根「+1」

垣根「たまには作ってみたくてな」

病理「そんな事しなくとも私が用意しますよ」

垣根「家主は俺だ、黙って座ってりゃいいんだよ」

病理「では、楽しみにして待っていますよ」



~20分後~

垣根「チャーハンだ、食え」

病理「ではいただきます」パクッ

垣根「……どうだ」

病理「+2」

病理「食覇入れればもっと美味しくなるわね」

垣根「そうかい」

病理「でも、美味しいですよ」クスッ

垣根「……そうかい」パクッ



垣根「ま、これくらいなら簡単に作れそうだな」

病理「+1」

病理「さすがねダーリン」

垣根「……もう作らねぇ」

病理「何でよダーリン!私、結構好きよあのチャーハン!」

垣根「ダーリンをやめろダーリンを!」



~風呂~

垣根「あーあ、ホント調子狂うぜ」

垣根(アイツ、一体いつまで住み込むつもりだ。部屋が尚狭くてたまらん)

垣根「+1」

垣根「まぁ、でも家に帰ってきたときに迎えてくれる奴がいるってのは良いよな…」

垣根(……なんてな)

病理「そうでしょう!ですからこれからも垣根君の帰りを待っていますよ!」バン

垣根「テメッ、勝手に入ってくんな!つか、聞いてたのかさっきの!?」

病理「いつも邪険にされるから不安だったのですが、今のを聞いてほっとしました。病理ちゃんは必要な存在なんですね」

垣根「聞けーーー!!」


好感度 ☆☆☆☆☆


好感度一覧


心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆


私たちは他人を愛して生涯の半分を過ごし、 他人の文句を言って残りの半分を過ごす

                                   ――ジューベール

今日はここまで
これから夜に来れなくなる日が度々あると思います

まだまだ続けますのでご安心を
では再開


――――――

~翌日・自宅~

垣根「……」

病理「~♪」

垣根(何か上機嫌だな……朝ご飯がいつになく豪華だし)

垣根「どうした、今日は偉く機嫌がいいじゃねぇか」

病理「+2」

病理「生理がまだ来てませんからね~。生理痛が無くて体が軽い軽い」

垣根「それで機嫌がいいと。女じゃねぇからよく分からねぇな」

病理「そうですねぇ、男だったら尿道に異物を突っ込まれたような痛みでしょうか」

垣根「朝からやめろ!聞いてるだけで痛いわ!」

病理「そういうのが周期的に起きるのが女性なのです。覚えておくといいですよ」

垣根「あぁ、そう……」

病理「では食べましょうか」

垣根(食欲が減退しちまった……)



病理「今日はお仕事ですか?」

垣根「+1」

垣根「ああ、また吹寄に授業してくる」

病理「行ってらっしゃい、あなた」

垣根「あなたじゃねぇ、行って来る」バサッ



――――――

~吹寄宅~

垣根「受精が終わった卵細胞は子房内の胚珠の中で成長して胚を形成する」

吹寄「ふむふむ」カリカリ

垣根「……こんな時に言うのもアレなんだが」

吹寄「なに?」

垣根「+1」

垣根「トール元気か?」

吹寄「あぁ、相変わらずストーカーしてくるけど元気よ」

垣根「まだ諦めてねぇのか」

吹寄「というより、もう一度口説き落とすとか言って迫ってくるわ。その度にゲンコツ食らわしてるけど」

垣根「おっかねぇ、そんなでも好きなんだな」

吹寄「何よその言い草」

垣根「ん、何でもない」

吹寄「+1」

吹寄「それより聞いて!新しい彼氏GETしちゃった! 」

垣根「マジか、どんな奴だ?」

吹寄「加群さんって言う素敵なおじ様よ。大怪我してるところを捕まえたの。ツイてたわ」

垣根「」

吹寄「もう少ししたら来ると思うから紹介するよ」

垣根(おい、加群っていつかぶっ飛ばしたアイツか!)

吹寄「どうしたの?」

垣根「+2」

垣根「そいつとはすぐに別れろ」

吹寄「何で?」

垣根「なんとなく、そいつはヤバイ臭いがする」

吹寄「会ってもないのに決め付けないでくれる?それに加群さんはいい人よ、昔先生をやってたらしいし」

垣根「と、とにかくそいつとは別れた方がいい!」

吹寄「はぁ?意味わかんないわよ」

垣根(なんでよりによってあのオッサンなんだ!)


ピンポーン


吹寄「あ、来たみたい」

垣根「+1」

垣根「居留守使うぞ」

吹寄「もうさっきから何言ってんの?開けるわよ」

垣根「ま、待て!頼む!今日だけは帰ってもらってくれ!」

吹寄「加群さーん、今開けるねー」ガチャッ

垣根「あ……」

加群「失礼する」


その刹那、垣根は……+2

垣根「あ、用事思い出した!またな!」バサビューン

吹寄「え、ちょっと!?」

加群「どうした?窓が開いているぞ」

吹寄「あ、えっと、さっきまで家庭教師の人が……」



――――――

~公園~

垣根「な、なんてこった……まさか加木原群が吹寄の新しい彼氏とは」ゼェゼェ

垣根「つか、あれって援交じゃね?犯罪だよな。いくら年上好きだからって線引きがあんだろ」

垣根(どうしよう、しばらく吹寄のとこへは行けないし……+1)

垣根「円周の所にいこう。仕事サボる訳にはいかねぇし」



――――――

~研究所・円周の部屋~

垣根「悪いな、今日は突然来ちまって」

円周「ううん、いいの」

垣根「さて、今日はどの勉強がしたい?といっても、教える事は殆どないかもだが」

円周「+1」


今日はここまで
明日は多分来れないと思います

再開します


円周「円周率について知りたいな」

垣根「円周率か、円周率πは無理数っていって、永遠に割り切れない数なんだ。今じゃ10兆桁まで計算されてるらしいな」

円周「うん」

垣根「で、公式は今と昔で全然……」



垣根「――こんな感じだ。これは雑学っぽいな」

円周「+1」

円周「ありがとう」

垣根「他に聞きたい事あるか?」

円周「……ねぇ、『普通』って何かな?木原の皆は、『普通なんて馬鹿の事』なんて言うけど…」

垣根「はぁ?」

円周「『普通』と『特別』ってどう違うのかな?」

垣根「普通ってのは一般とか並とか、特別ってのは一般とは違う、特に区別されるものって意味だけど……」

垣根(木原は相当変わってる、でもこれが木原にとっては普通なのかねぇ)

垣根「+1」

垣根「いいじゃねぇか普通、最高だぜ。俺は普通の円周が好きだぜ、周りの木原が馬鹿なんだよ」

円周「え?」

垣根「何が普通で何が特別なのかは自分で見て決めろ。それが答えだ」

垣根(少なくとも、俺が普通じゃないってのは普通なんだが)

円周「そっか……」

垣根「まぁ難しく考えるな。いつも通り生きてりゃ見えてくるさ」

円周「+2」

円周「好きだと思うのは普通なの特別なの?」

垣根「うーん、普通だけど特別でありたい?特別なんだけど普通な事みたいな……」

円周「よく分からないよ」

垣根「好きになるってのは脳が一種の催眠状態に陥る事を言うらしいからな。本人もなんで好きなのか分からない事が多いさ」

円周「先生が私を好きって言ったのも、脳が催眠状態だから?」

垣根「+1」

垣根「いいや、それは違うよ」

円周「え?」

垣根「俺は円周が好きだ、頭もハッキリしてるぜ?催眠なんかじゃねぇ、『俺』がそう思ってるんだ」

円周「……」

垣根(ん?これって告白じゃね?)

垣根「い、一旦休憩しよう。ちょっと頭を休めたい」

円周「+2」

木原「その要望は許可できないです。勉強続行」

垣根「え?」

木原「次は“諸葛亮公明が残した漢文の解読とメッセージ”を始めます」




――――――

~夕方・自宅~

垣根「つ、疲れた……」

病理「おかえりなさい、お疲れのようですね」

垣根「木原はもういいって」グター

病理「どうしたんです?」

垣根「木原は変人揃いだってことだよ」

病理「+2」

病理「円周ちゃんは可愛いですけどねぇ」

垣根「いや、あれも立派な変人だ、木原の血を引いてるだけある」

病理「そうですか?木原らしくないと言われていますが」

垣根(普通の女の子が初対面の男のチンポ見せろとか言うかよ……)

垣根「+1」

垣根「あ、漏れた!!」

病理「?」

垣根「いやいや、何でもない」

垣根(あっぶねー、いつのまにか口に出てやがった)

垣根「今日はもう寝るわ」フラフラ

病理「ご飯は食べないのですか?」

垣根「いい、頭がしんどい……」

病理「+1」

まあまあ、今日は暖かいシチューにしましたから、一緒にたべましょ……
あら? ボタンが取れかけています……付け直しますからじっとしててくださいね?フワッ

>>622
長いので上の行のみ採用します


病理「まあまあ、今日は暖かいシチューにしましたから、一緒にたべましょ……」

垣根「いいって、寝かせてくれ」

病理「食べなくては身体を直すエネルギーも出ませんよ?」

垣根「うっせぇな……分かったよ」

好感度一覧


心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆


人生は一箱のマッチに似ている。 重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である
 
                                          ――芥川龍之介

今日はここまで

長文というより内容が2つあると判断したので上の行だけにしました。紛らわしくてすみません

今日は来れませんが、これから昼ぐらいに来る事もあるかもしれません

再開します


――――――

~翌日・吹寄宅~

垣根「……」

吹寄「……」

垣根「……」

吹寄「+1」

吹寄「もう木原さんとは別れたわ…… 」

垣根「な、なんで?」

吹寄「流石に年が離れすぎだって……」

垣根「まぁ、無理もねぇわな」

吹寄「恋愛に年なんて関係ないじゃない!今は犯罪でも5年10年したら合法でしょ!?」

垣根「+1」


垣根「まあ、そうだな…。でも同い年の価値観を学ぶのも悪くないはずだぞ? 」

吹寄「……」

垣根「元気出せって、な?」

吹寄「+1」

吹寄「そうね…あんたも居るしね」ニコッ

垣根「そうだ、そうして笑えばいいんだよ」

吹寄「ありがと、元気出たわ」

垣根「よし、じゃあ勉強始めるぞ」



~2時間後~

吹寄「……」ハァ

垣根(全然元気じゃねえし)

垣根(なんかないかな……+1)

垣根「あー、気晴らしにどっか行くか?」

吹寄「え?」

垣根「いや、行こう、どこがいい?」

吹寄「急に言われても困るし」

垣根「どこでもいいから、言ってみろ」

吹寄「じゃあ……+2」

吹寄 「新しく植物園が出来たから行きましょう!園内のカフェのメニューがなかなか体に良さそうだから気になってたのよ!」

垣根「分かった、植物園だな」



――――――

~植物園・カフェ~

垣根「たまにはいいだろ、こうしてゆっくりするのも」

吹寄「+1」

吹寄「そうね、ケーキもおいしいしアナタといると楽しいわ」

垣根「嬉しい事言ってくれるね」

吹寄「嘘は言ってないわ」

垣根(あの木原と会わなくて済むのは助かった)

垣根「+1」

垣根「少しは元気出たか?」

吹寄「えぇ、このケーキのおかげかな」

垣根「マジで、じゃあ俺にも分けてくれ」パクッ

吹寄「あっ!」

垣根「んー、元気出た」

吹寄「もう、自分の残ってるじゃない!」

垣根「そんな怒らなくてもいいだろ」ハハハ

吹寄「ったく……」

垣根「+1」

垣根「でもこのケーキまじで美味いな」

吹寄「当然よ、このケーキの半分は大豆で出来てるんだから」

垣根「マジで?全然分からなかったなー」パクッ

吹寄「だから私のを食べるな!」



――――――

~植物園・外~

垣根「うわージャングルみてぇ」

吹寄「+1」


一旦失礼

再開


吹寄「ホント凄いわね…今日はありがとう。いい気分転換になったわ 」

垣根「気にすんな、生徒の心のケアも教師の務めだからな」

吹寄「アンタは家庭教師でしょ」

垣根「教師は教師だ」

吹寄「何それ」クスッ

垣根(やっと心から笑ってくれたか……)


好感度 コンマで変動+1
00ー70 +1
71ー99 +2

好感度 ☆☆☆☆☆


――――――

~吹寄宅~

垣根「今日はもう勉強いっか」

吹寄「仕事しなさいよ」

垣根「もう仕事はしたよ。今からするか?」

吹寄「やっぱいい。今日は疲れたわ」

垣根「ん、じゃあな」ガチャ

吹寄「あ、前……」

垣根「ん?」


ドアを開けると……+2

トール「なんだテメェ!俺と吹寄の仲を邪魔すんな!」

加群「そういう訳にもいかん。お前のストーカー行為は見過ごせん」

垣根(バイ神トール、と加群!)

垣根「すまん、俺は隠れる」ダッ

吹寄「ちょっと、どうしたの!?」

垣根「聞くな」ゴソゴソ

吹寄「もう……何してるの二人とも!」

トール「吹寄!このおっさんなんだよ!?吹寄に付きまとうストーカーじゃねえの!?」

加群「それはこっちの台詞だ。吹寄、今すぐ通報すべきだ」

吹寄「+2」

吹寄「いいや、二人とも警備員に捕まってもらうわ!」

加群・トール「「えっ」」

吹寄「迷惑防止条令違反!はい通報!」



垣根「助かった吹寄」

吹寄「この間もそうだけど、何で逃げたり隠れたりするの?」

垣根「まぁ、色々あって」

吹寄「……で、布団に潜ったと」

垣根「+1」

垣根「ソーリー。すぐ帰るからぶつのはよしてくれ」

吹寄「早くどきなさい!」バッ

垣根「剥がすな!寒い!」

吹寄「知るか!」



――――――

~夕方・アパート前~

垣根「――教科書とにらめっこだけが勉強じゃねぇなって思ったな」

心理「+1」

心理「実学は生活全てから学べるからね」

垣根「昨今の教師はこういう事も教えていかねぇとダメだな」

心理「そう、明日学校の先生に伝えとくわ」

垣根「そうしてくれ」

心理「家庭教師は順調のようね」

垣根「+1」

垣根「ああ、なかなか面白いな人にモノを教えるのは」

心理「うっかり余計な事まで喋らないようにね」

垣根「分かってるよ」

心理「ホントに大丈夫かしら」

垣根「大丈夫大丈夫」

心理「ならいいけど」

垣根「+1」

垣根「信用無いなぁ… 」

心理「あなたが口を滑らせると私にまで影響が出るんだもの」

垣根「はいはい気を付けるよ」

心理「ひいてはあなたの生徒を守る為でもあるのよ」

垣根「……気を付けるよ」

垣根(何か口うるさいなー。こんな奴だったっけ?)

心理「+1」


今日はここまで

再開します


心理「それはそうと、そのケーキの美味しい喫茶店、私も行きたいわ。今度連れてってよ」

垣根「あぁ、別にいいよ」

心理「ありがと、楽しみにしてるわね」



好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆



自分こそ正しい、という考えが、 あらゆる進歩の過程で最も頑強な障害となる。 これほどばかげていて根拠のない考えはない

               ――J.G.ホーランド

――――――

~翌日・自宅~

病理「垣根君」ユサユサ

垣根「んー、まだ寝かせろー……」

病理「起きてください、今日は約束の日ですよ」

垣根「約束ぅ?」

病理「+1」

病理「一緒に料理をするって約束ですよ」

垣根「そんな約束してねぇ……」

病理「酷い、嬉しさの余りお揃いのエプロン買ったのに……」シクシク

垣根「何勝手に話進めてんだコラ」

病理「責任とって私と一緒に料理してくださいよ」

垣根「どのみちやるのかよ……しかたねぇ」



垣根「で、料理って何を作るんだよ」

病理「+1」

病理「初心者でも簡単なホットケーキです。朝にはピッタリでしょ?」

垣根「まぁ、それくらいなら俺にも出来るかもな」

病理「では生地を作りましょう。ホットケーキミックスと卵と牛乳と……」



~5分後~

垣根「ちょっと味見してみよ」ペロッ

病理「これ作ると皆やっちゃうんですよねーそれ」

垣根「そうなのか、このままでも美味いな」ペロペロ

病理「+1」

病理「うふ、ほっぺについてるよ」クスクス

垣根「あ、ホントだ」

病理「さ、次はフライパンを温めて焼きますよ」



病理「こうして上から垂らします」タラー

垣根「俺にもやらせろ……ハッ、簡単だ」トロー

病理「お上手ですよ垣根君」

垣根「+1」

垣根「味見だ、食べるか?」

病理「まだ原液ですよ」

垣根「固い事言うな、ほら」アーン

病理「分かりました……」パクッ

垣根「どうだ?」

病理「悪くはありませんが、もう少し待ちましょう」

垣根「だな」



~10分後~

病理「では、いただきましょう」

垣根「おう」

病理「垣根君」アーン

垣根「ったく、しょうがねぇな」

病理「んーおいしいですねー」モグモグ

垣根「+1」

垣根「……あーん」

病理「あらあら、垣根君たら仕方のない子ね」

垣根「うるせぇ、散々やったんだから俺にもやれ」アーン

病理「はいはい」

垣根「うん、うまい」モグモグ

病理「+1」

病理「私達の愛の結晶ですもんねー」

垣根「これくらい余裕だ。んでもって愛は余計だ」

病理「だってそうじゃないですか、お揃いのエプロン着てくれたのが何よりの証拠です」

垣根「バカ、服が汚れるから着ただけだっつの」

病理「それでもいいです」

垣根(うーん、このババァはホントに疲れる)

垣根「+1」

垣根「もう帰ってくれ。十分過しただろ」

病理「えー」

垣根「えーじゃねぇ。もうドアも直ったし、とにかく部屋が狭い」

病理「……」

垣根「まぁ晩飯作ってくれたのは素直に感謝する、だがもういい」

病理「+1」

病理「既に住所はここに変更済みなのでーす。私の帰る場所は、あなたの隣ですから」

垣根「な、何勝手なことしてくれてんだボケ!」

病理「そう言わずに、これからも仕事で疲れたあなたを癒してあげますから」

垣根「いるか!」



好感度 ☆☆☆☆☆☆


今日はここまで

再開します


――――――

~翌日・植物園~

垣根「ここだよ」

心理「へぇー、ジャングルみたい」

垣根「俺と同じ反応だな」

心理「あなたと同じ思考回路だなんて悲しくなるわ」

垣根「学園都市第二位と同じ思考って、すげぇなお前」

心理「+1」

心理「今脳神経を引きちぎりたくなったわね」

垣根「怖い事言うなよ、森林浴しようぜ森林浴」

心理「森林浴って、ここ植物園でしょ」

垣根「似たようなもんだろ、あっち行こうぜ」



病理「こんにちはー」

垣根「うわっ」

心理「誰?」

垣根「押し掛け女房という名の迷惑人」

病理「+1」

病理「奇遇ですねダーリン♪」

垣根「誰がダーリンだババァ」

心理「女性にババァだなんて失礼な人」

病理「彼、照れてるんですよ」

垣根(……そうだ)

垣根「悪いな今日はコイツとデートなんだ」ガシッ

心理「えっ?」

垣根「+1」

垣根(後で何か奢ってやるから合わせてくれ)

心理(……高くつくわよ)

垣根「つー訳だ、今日は相手してやれなくて悪いな」

心理「ごめんなさい」

病理「えー」

垣根「さぁ、次はハエトリ草でも見に行くか」



垣根「んな嫌そうな顔すんなって」

心理「+1」

心理「病理さんかわいそう」

垣根「知るか、俺は呼んじゃいねぇ」

心理「そうじゃないわ。あなた、あの人に世話になってるんでしょ?」

垣根「お、俺は頼んでねぇ」

心理「でも世話になってるのよね?だったらそのお返しくらいしてあげてもいいじゃない」

垣根「……」

心理「違う?」

垣根「+1」

垣根「違わない。少なくともアイツの場合は」

心理「……あっそ」

垣根「奴は木原だ、頭のイカれた木原だ。常識なんかねぇんだぞ」

心理「あなたも似たようなものじゃない」

垣根「一緒にすんな、アイツは……」

病理「どうもー」

垣根「チクショー、やっぱりだ!」

心理「+1」

違わないって

お返ししなきゃの肯定じゃないのか?
kskst


違う?
いや違わないけど!みたいな

>>715
寝ぼけてました


心理「…もう、諦めて彼女とデートでもしたら?なんなら私気を使うけど…」

垣根「いいや、お前も来い。二人になると嫌な予感しかしねぇ」

病理「あら、欲張りな男ですね」

垣根「うるせぇ!付き合ってやるってんだから文句言うな!」

心理「何がそんなに気に入らないの」

垣根「全部だよ!」

病理「+1」

病理「じゃあ帰ります」
垣根「えっ」

病理「嫌々付き合わせても困らせるだけですし、彼女にも悪いですし……」

垣根(帰んの?そこは「もー照れなくていいですよ」って言うんじゃ……)

病理「では、私はこれで。夕飯いらないなら電話下さい」

心理「……」ジー

垣根「お、俺が悪いのか?」

心理「さぁ?」

垣根(くっそー、そう来たか!押して駄目なら引いてみるってか!)

垣根「おい……」

病理「?」

垣根「+1」

垣根「わかった、俺の負けだ、お前とデートでもなんでもする」

病理「そんな、無理しなくていいですよ」

垣根「無理してない」

病理「本当に?」

垣根「あぁ。だがコイツも連れていく」

心理「それってデートって呼べるの?」

垣根「俺に常識は、だ」

病理「そうですか、ではご一緒させていただきましょう」ニコッ

垣根(クソッタレ、ババァのくせにそんな笑顔向けんな……)


今日はここまで
疲れたので寝ます

メリークリスマス
再開します

――――――

垣根(あぁ面倒くさい……)

病理「浮かない顔ですね……あ、そこ右に曲がってくれます?」

垣根「へいへい」

心理「あなたに介護するなんて一面があったのね」

垣根「好きでやってるんじゃねぇよ」

病理「もうそんなこと言って、あ、止めてください」

垣根「+1」

垣根「息の根をか?」

病理「怖いですよ垣根君、そこの花が気になったものですから」

垣根「花……これが?」

心理「ビヨウヤナギって名前の花みたいね。中国が原産だってさ」

垣根「ふーん」

病理「これ、頂けないかしら」

垣根「あー、確かどっかで花屋があった気がするな」

病理「垣根君」

垣根「+1」

垣根「なんだ?」

病理「言わなくても、分かるでしょ?」ウインク

垣根「分からん、あとウインクやめろ」

心理「はぁ、あなたって意地悪ね……」

垣根「うるせぇな、分かったよ、花屋行きたいんだろ?行くよ行きますとも」

病理「ありがと」



~カフェ~

心理「これ、大豆なの?すごく美味しいわ」パクッ

病理「本当ですねー」

垣根(しかし、なんでいきなりこの花を欲しがったのか)

垣根「+1」

垣根「この花の花言葉は何だ?」

病理「秘密です」

心理「花言葉に興味あるの?メルヘンに磨きがかかるわね」

垣根「……聞いてみただけだ」

病理「メルヘンでもいいじゃないですか、可愛らしいですよ?」

垣根「フォローのつもりか」

病理「+1」

病理「そーいう所も好きって事です」

垣根「……俺は嫌いだ」

心理「あら、照れてる?」

垣根「照れてねぇ、気のせいだ」

病理「+1」

病理「うふふ、かーわーいーいー」

垣根「可愛くねぇぞ(木原が)」

心理(翻弄される彼は初めて見るわ)

病理「いい加減素直になってほしいものですね」

垣根「俺は常に素直なつもりだが」

心理「ふーん」

垣根「能力使うなよ」

心理「何も言ってないじゃない」

垣根「とにかく使うな」

心理「+1」

心理「はいはい使わないってば」

病理「どんな能力?」

垣根「やらしい能力」

心理「誤解を招く説明はやめて」

垣根「事実だろ」

病理「なになに?病理ちゃん気になっちゃうー」

垣根「……精神操作みたいな能力だ」

病理「+1」

病理「いやーん、過激ー」クネクネ

心理「どうしてくれるのよ」

垣根「わ、悪い」

心理「誤解しないでくださいね、私は他人との心の距離を測れるってだけですから」

病理「それってある意味怖い能力ですね」

心理「使い方を間違えなければ大丈夫ですよ」

病理「+1」


今日はここまで

今年も残り僅かですね
では再開


病理「なら安心ね♪てっきりやらしい能力かと思ったわ」

心理(どんな能力よ……)


吹寄「あっ」

垣根「あっ」

心理「知り合い?」

垣根「+1」

垣根「教え子だ」

吹寄「教え子って何よ」

心理「あなたが垣根に家庭教師してもらってる人?」

吹寄「は、はいそうですけど」

病理「+1」

病理「意外に垣根君に相応しい子ね……」

吹寄「はい?」

垣根「何言ってんだお前」

病理「その凛々しいお顔にナイスなバディ……私程ではないにしろ、なかなかの存在ですね」

吹寄「えっと……」タジッ

垣根「困ってるだろ。悪いな、コイツは頭おかしいから気にしないでくれ」

心理「+2」

心理「そして始まる、一人のヘタレを巡る女の戦い」ワクワク

垣根「何か言ったか?」

心理「なんでもないわ」

吹寄「垣根も気に入った?ここ」

垣根「まぁ悪くはねぇかな」

病理「む、今の言葉どういう意味ですか」

垣根「コイツに行きたいとこ教えろって言ったらここを紹介されたって話だよ」

心理「デートでもしてたの」

吹寄「別にそういう関係じゃないです!」

垣根「そうだ、生徒と教師という真っ当な関係だ」

病理「+1」


今年はここまで
生活のリズムが変わってから全然来れない日が続いてます
来年はいい年になりますように
では

明けましておめでとうございます。大晦日に食中毒に悶え苦しむハメになるとは……
では再開


病理「怪しいですねー、年頃の男女が二人きりでなんて何もない訳ないじゃありませんかー」

垣根「余計な事言わなくていいんだよ!」

吹寄「そうですよ!彼見た感じヘタレっぽいし、大丈夫ですよ!」

垣根(フォローになってねぇ……)



――――――

吹寄「いいんですか?ご一緒しても」

病理「いいのよー、こっちの方が安心ですし」

垣根(なんやかんやで吹寄も加わることになってしまった)

心理「+1」

心理「とりあえずご飯にしない?おなかが空いたわ」

垣根「さっきケーキ食ったばっかだろ、食いしん坊か?」

心理「育ち盛りなの」

垣根「そうか……?」ジー

心理「張っ倒すわよ」

垣根「怒るなって」

心理「何も怒ってなんかいないわ、視線が不快だっただけ」

垣根「+1」

垣根「はいはい、じゃあファミレスか何かで良いか?」

心理「そうね、それでいいわ」

吹寄「外食はあまり好きでないっていうか……」

病理「おや、珍しいですね」

垣根(そういやコイツはこんなだったな……)

心理「どうして?」

吹寄「ほら、外食ってあまり身体によくないし、お金だってかかるし」

心理「今日の外食事情を知らないの?今は栄養バランスや産地に拘ってて、価格も手頃に納まりつつあるのよ」

吹寄「でも……」

垣根(ややこしいなー)

垣根「+1」

垣根「ならお前の家で食べさせてくれても良いか?材料費は俺が出す」

吹寄「それならいいわよ」

心理(いいのね)

病理「手料理作れるの?なら私も手伝っていいですか?」

吹寄「いや、でも身体が……」

病理「こんなでも、毎晩垣根君の舌を満足させてるのは私なんですよー」

垣根(言い方が卑猥なんだよ)

心理「まぁ美味しいものが食べられるなら何だっていいわ」

垣根「お前ってそんなキャラだっけ」



――――――

~吹寄宅~

垣根「……うん、やっぱ美味い」モグモグ

心理「ホント、とっても美味しいわ」

病理「+1」

病理「この味付け学びたいわ……。教えてくれないかしら?」

吹寄「私のでよければ」

病理「ではキッチンへ行きましょう」




心理「……ねぇ」

垣根「どうした」

心理「+1」

心理「病理さんとは何処までいってんのよ? 」

垣根「はぁ?」

心理「男と女が同棲だなんて、何もない訳ないじゃない」

垣根「お前、あのババァと発想が同じだな」

心理「いいから答えなさいよ」

垣根「+1」

垣根「別にアイツが勝手に居ついてるだけで、俺は何もしてない」

心理「ならさっさと追い出せばいいじゃない。どうしていつまでも住まわせてるの?」

垣根「それは……」

心理「ヘタレってのも、案外正しいのかもね」

垣根「うるせぇ」

心理「+1」

心理「でもちょっとホッとしたわ」

垣根「なんで?」

心理「だって、私が欠片の魅力もないと思われるじゃない」

垣根「魅力……」

心理「あ、また変な目で私を見たでしょ」

垣根「んな訳あるか!」



病理「で、彼とはどこまでいったの?」

吹寄「!?」ビクッ

病理「教えてよー、誰にも言わないから、ね?」

吹寄「+1」

吹寄「彼って、垣根の事?」

病理「そうよ、他に誰がいるんですか」

吹寄「ホントに何もありませんから!大丈夫です!」

病理「うーん……じゃあ、彼のことどう思ってる?」

吹寄「えっと……+1」


今日はここまで
今年も一年よろしくお願いします

再開します


吹寄「いい友達だったり先生だったり……」

病理「だったり?」

吹寄「それだけです!だからそれ以上の事なんて何もありませんから」

病理「そうですか、なら安心です」

吹寄「随分彼を気にかけてるんですね」

病理「+1」

病理「ええ、彼はなかなか優しいですからねー。悪い人に乗せられないか心配なんですよ」

吹寄「はぁ……」

病理「ごめんなさい、あなたを悪く言うつもりはないわ、これからも仲良くしてあげて下さい」ニコッ

吹寄「はい」ニコッ



――――――

~夜・自宅~

垣根「おい、家ん中に花持って来るなよ」

病理「いいじゃないですか、垣根君のものですし」

垣根「はぁ?いらねぇっつの」

病理「そんな事言わずにもらって下さいよー」

垣根「+1」

垣根「何でそんなに俺に渡したいんだよ?」

病理「もう、聞かなくたって分かるでしょ?」キャー

垣根「……分かった、貰ってやる」

病理「え?」

垣根「え?じゃねぇ、貰うっつったんだよ」

病理「もっと嫌がると思ったので拍子抜けしました」

垣根「ごちゃごちゃうるせぇ、受け取らねぇぞ」

病理「遂に、遂に垣根君が素直になってくれました……」ウルウル

垣根「結局うぜぇまんまかよ」

病理「+1」

病理「私は変わりませんからね!いつまでも」

垣根「はいはい」

病理(ビヨウヤナギの花言葉は「諦め」ですが、「気高さ」という意味も込められてるんですよ)


好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆☆


やってくるこの毎日が人生だと知っていたら!
              
              ――スウェーデンのことわざ

――――――

~翌日・自宅~

垣根「んんー、よく寝た」


prrrr


垣根「ん、電話か?もしもし……」


電話の相手+2

心理『もしもし、起きてる?』

垣根「お前か、電話かけてくるなんて珍しいじゃねぇか」

心理『今日は仕事?』

垣根「まぁ夕方から」

心理『+1』

心理『午前中に外国人と会うけど来る?』

垣根「何で外国人?」

心理『留学生よ、折角なんだから何か教えてあげれば?』

垣根「教えるっつったってなー……」

心理『まぁ翻訳家が欲しいってのが本音だけど』

垣根「どこの国かも言わずに翻訳しろってめちゃくちゃだな」

心理『細かいことは言わない、場所は――』



――――――

垣根「ここか」

心理「待ってたわ。もうすぐ来る頃よ」

垣根「……あれか?」


外国人+2

オルソラ「初めましてー、ここが日本でよろしいのでしょうか?」

心理「シスター?」

垣根「みたいだな、しかも日本語話せるみたいだぞ」

オルソラ「私、オルソラ=アクィナスと申します、よろしくお願いします」ペコリ

垣根「俺は垣根帝督だ」

心理「心理定規って呼んでね」

オルソラ「はい。ところで、お名前は何というのでしょうか?」

垣根「え?だから垣根帝督……」

オルソラ「+1」

オルソラ「ていとくんでございますか?」

垣根「微妙に違う、て・い・と・く」

オルソラ「て・い・と・くんですね。分かりました」

垣根「どっから君が付いてくるんだ!」

心理「いいじゃないていとくん」プッ

垣根「お前な……」

オルソラ「+1」

オルソラ「それでていとくん、私はなぜここにいるのでしょうか?」

垣根「知るかよ、留学じゃねぇのか?布教か?」

オルソラ「それが、私にも分からないのでございます」

垣根「……」チラッ

心理「……」プイッ

垣根(何目を逸らしてんだ)

垣根「+1」

垣根「誰にここに行けって言われたんだ?もしくは連れてこられたんだ?」

オルソラ「えーっと、確かこの前……」

垣根「この前」

オルソラ「そうです!この前ずっと探していた書物が見つかったのです!」

垣根「それで?」

オルソラ「それをアニェーゼさんに返したら大喜びでした」

垣根「あぁ」

オルソラ「で、どうして私はここにいるのでしょう?」

垣根「おい何とかしろ心理定規」

心理「+1」


今日はここまで

お久しぶりです
では再開


心理「今こそ翻訳家の出番よ。頑張って」

垣根「翻訳ってなぁ……クソッ、負けるか!」

垣根「よし、この際何しに来たかは聞かん、ここで何がしたい?」

オルソラ「+1」

オルソラ「迷える人々を幸せにしたいのでさよ」

垣根(噛んだ)

心理(噛んだ)

オルソラ「世界には様々な人が救いを求めています。私はそんな人を一人でも多く救いたいのです」

垣根「そうかい。で、アンタはその為に何をしようと思うんだ?」

オルソラ「+2」

オルソラ「学園都市で不幸な人を助けたいのですよ」

垣根「……出来ると思うのか?」

オルソラ「はい、その為の私達ですから」

心理「ちょっとイラッとしたでしょ」

垣根「んなこたねぇよ」

心理「そう、ならいいけど」

垣根(チッ、鋭い女だ)

垣根「+1」

垣根「なるほど、じゃあ頑張ってくれ。心理定規、後は頼むわ」クルッ

心理「彼女を放って行くの?」

垣根「元々お前が担当しなきゃならない奴だろ、無関係な俺がこれ以上関わる必要ねぇ」

心理「そんなに気に入らなかった?」

垣根「宗教は信じないしあんな夢物語叶いっこねぇよ」

オルソラ「あの……」

垣根「何だ」

オルソラ「+2」

オルソラ「あなたと一緒に仕事をさせてくれませんか?」

垣根「は?」

オルソラ「恥ずかしい話ですが、シスターであっても所詮は人間。お金がない事には何も始められません」

垣根「へぇ、そんななりでも現実は見てるんだな」

オルソラ「どんな事でも構いません、どうかお願いします」

垣根「……」チラッ

心理「あなたに頼まれてるのよ、あなたが決めなさい」

垣根「……+1」

垣根「じゃ、アシやってくれ。アシスタントな」

オルソラ「はい!頑張ります!」

垣根(とは言ったものの、大して忙しいって事もねぇからなー)

心理「へぇー、薄給のあなたがアシスタント雇うなんて大丈夫?」

垣根「うるせぇ、今に大きくしてやるよ。ところで、今日からどこで生活するんだ?ホームステイとかあるのか?」

おるそら「+1」

オルソラ「はい、黄泉川さんというところに」

垣根「黄泉川?まぁそれならいいんだ。じゃあ早速だけど、今日夕方から仕事だから後で迎えに行くぞ」

オルソラ「ありがとうございます!精一杯頑張りますので!」ペコリ



――――――

~夕方・黄泉川宅前~

垣根「ここか……」ピンポーン

百合子「あ」

垣根「え、ここお前の家なの?」

百合子「悪いか」

垣根「いや、別に……それより、オルソラいるか?」

百合子「+1」

百合子「あァ。今風呂入ってっけどな」

垣根「そうかい。じゃあちょっと待つか」

百合子「アイツに何か用か?」

垣根「俺の仕事のアシスタントになったんだ、今からその初仕事」

百合子「仕事?」

垣根「家庭教師だ。汚い仕事じゃねぇよ」

百合子「そォかい」

垣根「+1」

垣根「夜の授業もあるけどな♪」

百合子「……」カチッ

垣根「冗談だよ冗談、殺気飛ばすな」

百合子「オマエが言うと冗談に聞こえないンだよ。何も知らねェ外国人に色々吹き込んだりとか」

垣根「あぁもうしねぇっての!しつけぇ!」

百合子「乙女の純潔を守るためだ……と、出てきたみたいだ」

オルソラ「あらあらごめんなさい。すぐ準備しますので」

垣根「……っ、早くしてくれよ」

百合子「+1」

百合子「…あがって待つか?」

垣根「いや、いい。すぐ出るから」

百合子「ンだよ、折角オマエみたいな奴に慈悲を与えてやろうってのに」ハァ

垣根「無理すんな、オルソラが来たらすぐ出てくよ」

百合子「あっそ」

オルソラ「お待たせしましたー」パタパタ

垣根「おし、じゃあな」バサッ

百合子「おォ帰れ帰れ」



――――――

~吹寄宅~

吹寄「……今度は宗教でも学ぶっての?」

垣根「いや、コイツはただのアシスタントだ、気にすんな」

オルソラ「よろしくお願いします」ペコリ

吹寄「こ、こちらこそ」ペコリ

オルソラ「+2」

オルソラ「私、オルソラ・アクィナスともうします」

吹寄「吹寄制理です。よろしくお願いします」

垣根「さて、じゃあ今日の授業だが……」



~20分後~

垣根(うーん、オルソラに何をさせよう……)

オルソラ「垣根さま、私は何を手伝えばよいのでしょうか」

垣根「そうだな……+1」

垣根「特にやらせる事もねぇし、本場の英語を教えてやってくれ」

オルソラ「私なんかでよろしければ……」

吹寄「お願いしますオルソラさん」



~30分後~

オルソラ「If there is anyone out there who still doubts that America is a place where all things are possible, who still wonders if the dream of our Founders is alive in our time, who still questions the power of our democracy, tonight is your answer.」

オルソラ「It's the answer told by lines that stretched around schools and churches, in numbers this nation has never seen. By people who waited three hours and four hours, many for the first time in their lives, because they believed that this time must be different, that their voices could be that difference.」

吹寄「ち、ちょっと休憩させてください……」ゼェゼェ

オルソラ「あ、すみません。つい勢い余って……」

垣根(やべぇ、これは使えるかも)

垣根「ちょっと休憩するか。サンキューオルソラ」

オルソラ「お役に立てて光栄です」

垣根「+1」


今日はここまで

お久しぶりです
では再開


垣根「流石俺の未来の嫁だな!!」

オルソラ「お、お嫁さんですか?」

吹寄「何言ってんの」

垣根「あ、いや、英語出来るお嫁さんって海外旅行の時に頼りになるよなーって」ハハハ

オルソラ「はぁ……」

垣根(何やってんだ俺……)

垣根「+1」

垣根「腹減った…フッキー、ご飯食べたい」

吹寄「フッキーって言うな!仕方ないわね、ちょっと待ってなさい」



垣根「いやーうまいうまい、この仕事しててよかったー」モグモグ

オルソラ「ええ、とってもおいしいですわ」

吹寄「そんなに褒めても何も出ませんよー」テレテレ

垣根「+1」

垣根「いや本当旨いわ嫁に欲しい、結婚してくれ」

吹寄「な、馬鹿言うな!」

オルソラ「まぁ、お二人はご結婚なさるのですか?」

吹寄「違いますよ!」

垣根「おい俺は真剣だぞ」

吹寄「どの口が言う!」ゴチーン



~1時間後~

垣根(くっそ~あの石頭め)ジンジン

吹寄「オルソラさーん」

オルソラ「何でしょう?」

吹寄「+1」

吹寄「結婚するにはどうしたら良いかな」

垣根「っ!」

オルソラ「まぁ、やはりお二人は……」

吹寄「違います、ただ興味があるだけです」

垣根「んなはっきり否定しなくたっていいじゃん」

吹寄「うるさい」

オルソラ「+1」

オルソラ「そうですねぇ、取り敢えず段階を踏む事と年齢をクリアしてください」

吹寄「段階?」

オルソラ「難しい事は何もありません、好きな男性と共に居られればいいのです」

垣根「そんな簡単に行くかよ」

オルソラ「はい、恋は盲目と言いますから」

吹寄「+1」

吹寄「なんとかかき……振り向いて貰うよう頑張るわ」

垣根「柿?」

オルソラ「牡蠣ですか?」

吹寄「はいはい今度剥いてあげるわよ柿」



――――――

~黄泉川宅前~

垣根「はいお疲れさん、初めてにしてはよかったぜ」

オルソラ「そうですか、ありがとうございます」ペコリ

垣根(まぁ大した事はさせてねぇけど)

垣根「+1」

垣根「はい給料、これからもよろしく頼むぜ」

オルソラ「頑張ります!」



――――――

~自宅~

病理「アシスタントですか?」

垣根「そう、初めは言葉が通じなくてどうしようかと思ったよ」

垣根「でも英語をやらせると俺より教えるのが上手いな。人柄もいいし、何より可愛い」

病理「+1」

病理「私よりも可愛いんですか」ブーブー

垣根「当たり前だ、年増と一緒にすんじゃねぇ」

病理「失礼ね、私はまだ結婚適齢期ですよ」

垣根「結婚……」ハッ

吹寄『結婚するにはどうすればいいんですか?』

オルソラ『好きな男性と共に居られれば……』

垣根「……お前、結婚したいのか」

病理「+1」

病理「当然、帝督と結婚したいです!」

垣根「年齢考えろ!20にも満たない学生と30はあるであろうババァが結婚出来る訳ねぇ!」

病理「では待ちます」

垣根「待たなくていい」

病理「今すぐ結婚します!?」

垣根「違うわ!」

病理「それに、愛に歳の差なんて関係ないですよ」

垣根(言われてみれば、吹寄が最後に付き合ってたのもコイツと同じくらいの……)

垣根「+2」

垣根「…じゃあ、そんなに言うなら、付き合ってみるか?」

病理「え、いいんですか?」

垣根「嫌ならそれでいい」

病理「そんな訳ないじゃないですか!こちらこそよろしくお願いします!」

垣根(何か勢いで言っちまったな……)


好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆☆


恋人【暫定】

病理



恋は盲目である。故に恋人達は自分たちが犯す愚行に気が付かない

――シェイクスピア


今日はここまで
このまま病理ルートで行くかはまだ分かりません

久しぶりの再開


――――――

~翌日・自宅~

垣根「……おい」

病理「?」

垣根「これは何だ」

病理「何って……+1」

病理「裸エプロンですよ?」

垣根「朝から生々しいもん見せんな」

病理「駄目ですか?帝督なら喜ぶと思ったのですが」

垣根「何名前で呼んで……」ハッ

垣根(そうだ、昨日俺はコイツと付き合うとか言っちまったんだった!)

垣根「と、とにかく服着ろ」

病理「+1」

病理「しかたないですねぇ……分かりました、私服に着替えますよ」ゴソゴソ

垣根「ったく……」

垣根(俺の息子が反応してるのは朝特有の現象であって、決して裸エプロンのせいじゃねぇからな!)

病理「帝督、着替えるの手伝ってくれませんか?身体が不自由なもので」

垣根「おま、じゃあ最初から脱ぐな!」

病理「そこのブラジャーとって下さいよー」

垣根(+2)

垣根(ヤバイヤバイヤバイブラエロい意外とカップあるし)

病理「どうかしました?」ニヤッ

垣根「なんでもねぇ、さっさと着けろ!」ポイッ

病理「乱暴はだめですよ」

垣根(クッ、俺としたことがガキみたいな反応とっちまった!)



病理「今日は休みですか?」

垣根「+1」

垣根「吹寄んとこで授業だ、一日中な」

病理「今日は帰らないの?」

垣根「あぁ、だからゆっくりしとけ」

病理「もう、彼女を一人きりにさせるなんて駄目だぞっ」

垣根「キメェ」

垣根(何であんなこと言っちまったんだ俺……)

病理「てことは、吹寄さんのところで寝泊りを?」

垣根「+1」

垣根「……いや、9時頃には帰る」

病理「でもさっき帰らないって」

垣根「うるせぇ、帰るっつってんだからいいだろ」

病理「ふふ、では待ってますよ」



――――――

~吹寄宅~

垣根「……」

吹寄「どうかした?」

垣根「+1」

垣根「なんでラバースーツなんだ?」

吹寄「な、なんかオルソラさんが持ってきて、折角だから着てみようかと……」

垣根「オルソラ……」

オルソラ「とても似合ってますよ、吹寄さん」

垣根「+1」

垣根「なかなかマニアック過ぎるだろ、男は興奮しかねんぞ」

吹寄「な、なんだその目は!///」

垣根「まぁ色々すげーなーって」

オルソラ「持ってきて正解でしたね」

吹寄「どこがですか!」

垣根「お前、このまま勉強するのか?」

吹寄「+1」


今日はここまで

再開ですん


吹寄「ふつうの服に着替えます、着替えさせて」

垣根「だよなー」

オルソラ「お気に召しませんでしたか?」

吹寄「ち、ちょっと私には早すぎると思います」

垣根「ふーん、じゃあ……+1」

垣根「終わるまで部屋出てるな。早くしてくれよ」

吹寄「分かってるよ」



垣根「クソッ、やけに元気じゃねぇかよ俺……」



~10分後~

垣根「さて、今日は一日勉強コースという訳だが、ただ出された課題をダラダラやってもつまらんだろ」

吹寄「はぁ」

垣根「お前が今やりたいと思う事を言ってみろ。なんでもいいから」

吹寄「そんなこと急に言われたって……」

垣根「じゃあ考えてろ。オルソラは?」

オルソラ「そうですね……+1」

オルソラ「今から全部英会話で話してみてはいかがですか?」

吹寄「それはちょっと……」

垣根「とりあえずやってみよう」

吹寄「えっ」



オルソラ「How is everybody doing?(みなさん大丈夫ですか?)」

垣根「Well, somehow(まぁ、なんとかな)」

吹寄「お、オッケーオッケー」

オルソラ「Is that so, I was relieved. Let's continue to remain in this(そうですか、安心しました。ではこのまま続けて行きましょう)」

垣根「あー、But such a little tired. I'm likely to accidentally talking in Japanese(でもちょっとしんどいな。うっかり日本語で喋ってしまいそうだぜ)」

吹寄「???」

垣根「+1」

垣根「アイラヴビョウリ」

オルソラ「Pathology?(病理?)」

吹寄「病理って……あっ」

垣根「Might you speak Japanese now have you?(あ、お前今日本語喋ったな?)」

オルソラ「I also heard certainly(私も確かに聞きました)」

吹寄「な、何?」

垣根「You're absorbing punishment. To what content?(こりゃ罰ゲームだな。どんな内容にする?)」

オルソラ「I punishment, did you commit sinful deeds so is she?(罰だなんて、彼女はそれほど罪深い行いを犯したのですか?)」

垣根「Thinking too deeply. I'm a little penalty(深く考え過ぎだっての。ちょっとしたペナルティだよ)」

吹寄「ちょっとちょっと、何を話し合ってるのよ……」

オルソラ「If you did ......+1(でしたら……+1)」

オルソラ「And kiss me(わたくしとキスを)」

吹寄「き、キス!?」

垣根「You're rules. Punishment game in peace and kisses Orsola(決まりだな。じゃあ罰ゲームはオルソラとキスで)」ガシッ

吹寄「ちょ、離しなさいよ!」バタバタ

垣根「Do not ...... I do not rage rampage(暴れんなよ……暴れんな)」

オルソラ「So, go ......(では、行きますね……)」ズイ

吹寄「えぇ、キスってオルソラさんと?嘘でしょ!?」

吹寄(そんな、キスだなんて私まだしてないのに……!!)


コンマでこの後の展開+1

00-40 キス
41-99 回避

オルソラ「ん……」チュッ

吹寄「ッッ!!」ビクッ

垣根(え、マジでやったの?てっきりほっぺにするもんだと……)

吹寄(あぁ、ファーストキスが女の人に奪われて……)

オルソラ「+1」


今日はここまで

再開ん


オルソラ(もっとした方がいいでしょうか?)ンチュレロ

吹寄「んむぅ!はふ……ッ」チュパチュパ

垣根(おいおいちょっとやりすぎじゃねぇか!?)

吹寄(ひいぃ、舌が絡み付いて、口の中舐め回されてる……)

垣根「す、ストップストップ!もうやめよう!これ以上は精神衛生上よろしくない!」

オルソラ「+1」

オルソラ「んー……ぷはっ、はぁ……何でしょうか?」

垣根「もうこの授業はおしまい!次いくぞ次!」

吹寄「なんか、続けられる自信ない……」シクシク

オルソラ「も、申し訳ありません!私ったらつい夢中に……」アタフタ

垣根「い、一旦休憩だ。俺トイレ行って来る」イソイソ

吹寄「うん」



垣根(鎮まれ、鎮まるんだ俺!)ギンギン



垣根「さて、吹寄はどんな事したい?」

吹寄「+1」

吹寄「オルソラさんとの、絡み……?」トローン

垣根「は?」

吹寄「な、なんでもない!」

オルソラ「絡みとは具体的に何をすればいいのでしょうか?」

吹寄「い、いやぁ何でもありませんよ!」ハハハ

垣根「吹寄……」

吹寄「+2」

吹寄「ちょっとトイレいってくる…(鎮まれ私の体)」ゾクゾク

垣根「あ、あぁ……」



垣根「失礼な事聞くけど、オルソラってまさかそっちの気があるのか?」

オルソラ「そっちの気、とは?」

垣根「あのー何て言うかその、さっきみたいに女にチューしちゃったりとか……」

オルソラ「+1」

オルソラ「女の子大好きです」

垣根「そ、そうか。でもアイツはどうか分からないだろ?だからあまりはしゃぎすぎんなよ?」

オルソラ「はい、以後気をつけます。ところで病理とは何ですか?」

垣根「え?え、えーっと……(何で急にその話になるんだよ!)」

オルソラ「+1」

オルソラ「彼女さんですかそうですかお幸せに」ニコニコ

垣根「まだ何も言ってねぇだろ」

オルソラ「ところで病理とは一体?」

垣根「わざとか」

オルソラ「それにしても吹寄さん遅いですねぇ」

垣根「ちょっと見てくる」



垣根「おーい大丈夫か?」コンコン

吹寄「+1」

吹寄「オルソラぁ……くぅ……ふぅ」

垣根「……」スッ



垣根「アイツちょっと体調悪いみたいだわ」

オルソラ「心配ですね……」

垣根(ヤバイ、アイツの何かが変わってしまった。何とかしなくては……)

垣根「この後の予定なんだが」

オルソラ「はい?」

垣根「+1」

垣根「もう、切り上げた方がいくない?」

オルソラ「え?」

垣根「俺もう帰るわ…お前も送るからよ」

オルソラ「吹寄さんはどうするんです?」

垣根「今から言ってくる」



垣根「今日はもう中止だ、ゆっくり休んでくれ」

吹寄「そ、そんな!」

垣根「+1」

垣根「大丈夫、オルソラは置いてくから好きにしろ」

吹寄「ホント!?」

垣根「嘘。つか今は何があってもオルソラには会わせねぇ」

吹寄「うぅ……」

垣根(どうしてこうなった、それはそれで確かに興奮するけど、先生として正しい道を教えてやらねば)

垣根「って、どの口が言うんだよ」

吹寄「?」

垣根「とにかく今日はもうおしまい。頭を休めろよ」

吹寄「+1」


今日はここまで
吹寄レズ化フラグ濃厚

再開

吹寄「お、お、オルソラさぁぁぁぁん!!」ドドドド

垣根「うおっ!?」



吹寄「好きですぅぅぅ!」ムチュー

オルソラ「あらあら、それは困りましたねー」ナデナデ

垣根「」



――――――

垣根「なんてこった、もう手遅れじゃねぇか……」

オルソラ「+1」

オルソラ「いえ、これはきっと運命だったのでございますよ」

垣根「運命?」

オルソラ「神が吹寄さんと私を結びつけたのです。あなたと出会ったのもまた、神の導きあってこそ」

垣根「悪いが、そんなもん欠片として信じてねぇ。物事には必ず原因がある。それを作り出したのは俺だ」

オルソラ「ですが、結果が出てしまった以上受け入れるしかないのでは?」

垣根「おかしな方向に歪ませておいてほったらかしになんて出来るか。元は普通の男と付き合う奴だったんだ」

オルソラ「人生何が起こるかわかりませんから」

垣根「起きなくて済む事が起きたんだよ!何とかならねぇか……」

オルソラ「必死なようですね」

垣根「+1」

垣根「元彼集めて再アタック、男のよさを再確認させるか…?」

オルソラ「うーん、あの様子ですともう無理な気がしますが」

垣根「決め付けんな、やれるだけやってみるさ」

オルソラ「私は今の吹寄さんでもいいと思いますよ」

垣根「アンタはよくても世間的にダメなんだっつの」

オルソラ「厳しい世の中ですねぇ」

垣根「そう、だからアイツには普通に生きてもらいたいんだよ」

オルソラ「+1」

オルソラ「海外では同性同士のカップルを、認めてますし良いのでは?」

垣根「ここは日本だ。とにかく、元彼を集めに行こう」

オルソラ「私は?」

垣根「あぁ、帰っていいぞ」



――――――

垣根「まずはトールを探すか」バサバサ

垣根(でもアイツ普段どこで何してんだ?)

垣根「……あれか?」


トールは……+1

垣根「孤児院ねぇ、アイツただのストーカーじゃなかったのな」

トール「会ってそうそう失礼な野郎だ」

垣根「お前、まだ吹寄の事好きか?」

トール「まぁ、でももう振られたし……」

垣根「よし、じゃあ吹寄を取り戻すぞ」

トール「は?」

垣根「詳しい話は後日な」



――――――


垣根「次は木原加群か、あまり会いたくねぇが吹寄の為だ」バサバサ

垣根「……いた!」


加群は……+1

垣根「……」

加群「そんな目で見るな」

垣根「何がどうなってそんなことになったんだよ……」

加群「話せば長くなる」

垣根「じゃあ言わなくていい。それよりアンタ、吹寄は好きか?」

加群「当たり前だ、あんな素直でいい子を嫌いになる筈がない」

垣根「よーしじゃあ今度学園都市へ行くぞ」

加群「何?」

垣根「まずは風呂入って服買ってだな……金やるからそれで身なり整えとけ」



――――――

~夜・自宅~

垣根「疲れた……」フラフラ

病理「お帰りなさい、ご飯にする?お風呂にする?それともワ・タ・シ?」

垣根「+1」

垣根「疲れたし寝るわ」フラフラ

病理「そこは『病理がいい』って言うとこですよー」

垣根「悪い、寝かせてくれ」

病理「そうですか……」

垣根「人生ってなんだろうな」

病理「?」

垣根「なんでもねぇ」


好感度一覧

心理 ☆☆
吹寄 ☆☆☆☆☆☆
病理 ☆☆☆☆☆☆


恋人(暫定)

病理


今日はここまで。次回は新スレで行うので意見などありましたらどうぞ。タイトルは

垣根「人生色々」病理「安価も色々」

で建てます。では

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