モバP「うちの事務所のアイドル達の格闘ゲーム、ですって?」(123)

ちひろ「はいっ!」

P「……いやいや、アイドルですよ?」

ちひろ「アイドルだからですよ! 可愛い女の子が戦う。いいじゃないですか! 実に!」

P「そういうものなんですか……?」

ちひろ「そういうものです。ババーンと登場アイドルは100人以上!」

P「……いったいどこから資金が?」

ちひろ「私のポケットマネーですけれど」

P「なん……だと……?」

ちひろ「まぁ、それはいいじゃないですか。ね?」

P「……そう、ですかね?」

ちひろ「はい♪」

ちひろ「さて、早速起動してみましょうか!」

P「は、はぁ……わかりました」

ちひろ「アーケードモードには簡単なストーリーがついてますが、今回はキャラ紹介をメインでしますからVSモードに」

P「はいはい……うわぁ」

ちひろ「どうしました?」

P「いや、こうして並んでいると壮観ですね……うちのアイドル、多すぎませんか?」

ちひろ「ちゃんと選択画面にはおさまってますが、まぁ初代ポケモン級の人数ですからね……」

P「……よく会社が回ってるなぁと思うんですが」

ちひろ「私もお手伝いしてますから♪」

P「ありがとうございます……」

ちひろ「いえいえ、これも楽しむためだと思えば当然の出費です!」

P(楽しむためって言ったよこの人……)

P「さて、じゃあ……」

ちひろ「まぁ、最初はわかりやすい子から……凛ちゃんでいいですかね」

P「凛……まぁデフォルトでカーソル乗っててわかりやすいですね」

ちひろ「そうですね、主人公ポジションその1ってところでしょうか」

P「じゃあ、選択っと……」カチッ

凛『さぁ、走り出そう』

P「選択ボイスもちゃんとあるんですか……いつ撮ったんですか?」

ちひろ「トップシークレットです♪」

P「……まぁ、いいでしょう。で、相手は……」

ちひろ「とりあえず、卯月ちゃんにしておきましょう。紹介は次で」

P「わかりました」カチッ

卯月『頑張ります!』


渋谷凛(15)

≪IDOL BATTLE LIVE START!≫

P「おぉ……ちゃんと動く……」

ちひろ「当然でしょう。さて、凛ちゃんの基本性能ですが……スタートから技表見れますよ」

P「波動拳コマンド、昇竜券コマンド……ごく普通のキャラっぽいですね」

ちひろ「まぁ、その通りです。少し技を出してみてください」

P「はいはい」カチャカチャ

凛『やぁっ!』

P「……波動拳みたいなのが出ましたが」

ちひろ「歌声の力を飛ばしたんです。撃つ時にマイクを構えましたよね?」

P「な、なるほど……じゃあ昇竜は」

凛『はぁっ!』

P「マイクを持った手で昇竜拳しましたね」

ちひろ「アイドルですからね」

P「……アイドルってなんでしたっけ」

P「……あと、気合の声はまだわかるんですが」

ちひろ「はい、なんでしょう?」

P「さっきの技が卯月に当たった時に食らいボイスがちゃんとありましたけど、いったいいつ撮ったんですか?」

ちひろ「トップシークレットです」

P「またそれか……えーっと、あとは」カチャカチャ

凛『ハナコ!』

P「ペットのハナコでの攻撃……立ちガード不可、と」

ちひろ「まぁ、凛ちゃんはひな型みたいなものですから、オーソドックスですね。超必殺技もありますよ」

P「じゃあとりあえずぶっぱなしてみましょうか」ガチャガチャッ

凛『……行くよ』

 ガッ ビシッ ドッガッ ドドドドッ ドンッ!

P「乱舞技『静かな闘志』と、もうひとつのコマンドは?」

ちひろ「真空波動拳みたいなものですね。『エトワールプリズム』ですけど」

P「ビームですか」

ちひろ「音波ですよ。長い」

P「まぁ、人間離れなんて突っ込んだらダメなんでしょうね……さて、もうひとつの技も」ガチャガチャッ

凛『負けないから……はぁぁぁっ!』カッ!

卯月『きゃぁぁぁあっ!』

 ドサッ

卯月『が、がんばったのに……』

凛『私の勝ち、だね』

≪凛 WIN!≫

P「……割と普通に遊べそうですね。動かしてて」

ちひろ「まぁ、それなりに凝っていますから! さぁ、次は卯月ちゃんにいってみましょう」

P「卯月、ですか」


島村卯月(17)

≪IDOL BATTLE LIVE START!≫

P「技コマンドは……ほぼ凛と同じ?」

ちひろ「オーソドックスキャラその2ってところですね」

P「波動コマンド」カチャカチャ

卯月『がんばろーっ!』

P「昇竜コマンド」カチャカチャ

卯月『がんばるぞーっ!』ピョンッ

P「……」

ちひろ「どうしました?」

P「いえ、別に……真空波動コマンド」ガチャガチャ

卯月『頑張っちゃうぞーっ!』カッ

P「……乱舞技」

卯月『頑張ります!』グッ

P「こいつ頑張るしかいわねぇぞ!?」

P「どういうことですか、これ」

ちひろ「やっぱり、個性を売り出した方がいいと思ったんですよ」

P「は、はぁ」

ちひろ「それで卯月ちゃんの個性といえば?」

P「……努力家、ですか?」

ちひろ「そういうことです!」

P「だからって、よく考えてみればキャラ選択も敗北も『頑張ります』だったじゃないですか!」

ちひろ「仕様です♪」

P「……ちなみに勝利ボイスは」ガチャガチャ…

卯月『がんばりまーすっ!』グァッ!

凛『きゃぁぁぁ……』


凛『負け……か』

卯月『頑張りました!』

≪卯月 WIN!≫

P「案の条だな、おい」

P「……凛はまともでしたが、少しばかり嫌な予感がしてきましたよ」

ちひろ「いやだなぁ、アイドルの子のイメージを崩したりなんかしませんよ。安心してください」

P「ちひろさんに言われるとちっとも安心できないです」

ちひろ「ひ、ひどいっ……傷ついちゃいますよ、くすん」

P「わざとらしい演技は結構です。さて、次は誰にしようかな……」

ちひろ「うーん、じゃあ愛梨ちゃんとかどうでしょう」

P「……愛梨ですか。シンデレラガール投票1位ですね」

ちひろ「はい、気合を入れて作成しましたよ!」

P「じゃあ、とりあえず……」カチャカチャ

愛梨『ここ、暑くないですか……?』

P「先行き不安な選択ボイスですけど」

ちひろ「仕様です」


十時愛梨(17)

P「もう1人は……じゃあ、らん」

ちひろ「幸子ちゃんにしておきましょうか」

P「え? ……まぁ、いいですけれど」

ちひろ「ありがとうございます♪」

P「蘭子だと何か問題でもあったんですか?」

ちひろ「いえ、愛梨ちゃんとぶつけると少し……」

P「なんです?」

ちひろ「なんでもありません。それじゃあ幸子ちゃんお願いします」

P「はぁ、わかりました……」カチャカチャ

幸子『ボクが一番カワイイですよね!』

P「アイコンもドヤ顔だ……」


輿水幸子(14)

愛梨『ふぅ……ここ、暑くないですか……?』

幸子『ボクが一番カワイイって、証明してあげますよ!』

≪IDOL BATTLE LIVE START!≫

P「さて、愛梨の技は……」カチャカチャ

愛梨『スイートバレンタインっ!』ヒョイッ

P「……」

愛梨『えっ、出番っ!?』ガタッ

P「割と普通にみえますけれど。スイートバレンタインは速度の遅い飛び道具、出番? は対空技ぐらいで……」

ちひろ「あとひとつ技があるでしょう?」

P「え? あぁ……」カチャカチャ

愛梨『暑いですね、ぬぎます!』ヌギッ

P「うぉぉい!?」

P「って下からはいつもの服が……え?」

ちひろ「リアルな脱ぎモーション! ここに力を入れました!」

P「何やってんだアンタって人は!」

ちひろ「あと、なにもしないで立っていると胸元をパタパタさせます」

愛梨『あつーい……』パタパタ

P「だからってアイドルに脱ぎキャラっていうのは……だいたい脱いだらなんなんですか」

ちひろ「脱いだ後の服はトラップになります。ジャギのオイルみたいなものですね」

P「……何かが間違ってる気がする」

ちひろ「気のせいですよ♪」

P「まぁ、でも……脱いでも同じ服だったらそりゃあ暑いでしょうね」

ちひろ「CERO対策で仕方なく……」

P「本当に脱がす気だったのか」

P「超必殺は……」

愛梨『トッピングは私です!』バッ

 ビシッ ヌギッ ドドッ ヌギッ ヌギッ ヌギヌギ… ベシッ! ドゴオォッ!

P「こ、こいつ、脱ぎながら戦ってやがる……!」

ちひろ「はい!」

P「ちひろさん、力のいれどころ間違えてますね」

ちひろ「ここに力を入れないでどこに力を入れるんですか」

P「……いや、バランス調整とか」

ちひろ「バランスなんかよりもキャラが魅力的なことの方が大事です」

P「言いきりおった」



幸子『このボクがぁぁぁ……』

愛梨『ふぅ、ありがとうございました! ……暑いなぁ。脱いじゃおう』

≪愛梨 WIN!≫

P「まだ脱ぐか」

ちひろ「それから、ですね」

P「次は幸子……え?」

ちひろ「アーケードで締めにでてくるキャラクターはボスモード的な状態が実装されてるんですよ」

P「へぇ、そうなんですか。それはあとでも……」

ちひろ「まぁまぁ。せっかく何でやっちゃいましょうよ。12Pカラーで……」

P「って下着姿!?」

ちひろ「アクティブな水着姿です。あくまで水着なので問題ありません」

P「その理屈はどうかと……で、どうなるんですか」

ちひろ「そうですね、例えば愛梨ちゃんの場合こうなります」


ジョインジョイントトキィデデデデザタイムオブレトビューションバトーワンデッサイダデステニー
ヌギッペシペシヌギッペシペシアァーンヌギッアァーンスイートバレンタヌギッデバンッヌギッヌギッヌギッフゥハァ
ヌギッココアツクココアツクナイデスカワンピヌギッデバンーハァースイートバレンタインヌギッ
ハアアアアキィーントトキトッピングハワタシデスK.O. イルイハナゲステルモノ
バトートゥーデッサイダデステニー プロデューサーハアアアアキィーン テーレッテートトキンマジシンデレラガールハァーン
FATAL K.O. コレカラモミッチャクシテクダサイネ ウィーントトキィ (パーフェクト)


P「十時じゃなくてトキじゃねぇか!」

P「っていうか勝利ポーズで脱ぎましたけど!?」

ちひろ「背中をこちらに向けているので問題ありません」

P「ありますよ!」

ちひろ「でも綺麗な背中だったでしょう?」

P「……はい」

ちひろ「ならいいじゃないですか」

P「っていうか選択や戦闘開始の声も変わってたんですがどういうことですかね……」

ちひろ「仕様です」

P「……仕様ですか」

ちひろ「はい、仕様なんです♪」

P「ジャアシカタナイデスネ」

ちひろ「はい!」

P「……幸子いきましょうか」

ちひろ「そうですね♪」

P「……」カチャカチャ

幸子『ボクが一番カワ』

愛梨『ここ、暑くないですか……?』

ちひろ「やっぱり選択3回目だと早いですね

P「まだまだアイドルもいますしね……」

ちひろ「そうですね、楽しくなってきましたか?」

P「ははは、そんなわけ……」

ちひろ「……」ジッ

P「……まぁ、ちょっとは」

ちひろ「正直が一番ですよ」

≪IDOL BATTLE LIVE START!≫

P「さて、幸子は……待ちキャラだと?」

ちひろ「はい。こういう子も必要ですよね」

P「結構イメージが違うような……」

幸子『ふふん!』

P「あ、挑発コマンドが3種類もある」

ちひろ「えぇ、力を入れてみました!」

P「どこに力を入れてるんですか、じゃあとりあえず……」

ちひろ「あ、その前にちょっと愛梨ちゃんで技出しますからガードしてみてくださいね」

P「え? あぁ、わかりました」

愛梨『スイートバレンタインっ!』ヒョイッ

P「で、ガード……」

幸子『うっ……』

P「あれ?」

P「食らいましたけど。立ちガードできないんですか?」

ちひろ「いいえ、ガードはできてますよ」

P「……あ、本当だ。ライフは削り分しか減ってない」

ちひろ「だけど技を受けるとうめきますしひるみます」

P「何故そんな仕様なんですか?」

ちひろ「幸子ちゃんのやられボイスには凝ってみたので、つい」

P「ついじゃないですよついじゃ! だいたいガードしたままコンボされるってどういう仕様ですか!」

ちひろ「だから切り返しが強くなってるんですよ。ガーキャン無敵もありますし」

P「……なるほど?」

ちひろ「さぁ、技を出してみてください」

P「……」カチャカチャ

幸子『ボクってカワイイですよね!』ドヤッ

P「ドヤッ、って音が飛ぶソニブですか」

ちひろ「割と使いやすい性能です」

P「で、対空は」カチャッ

幸子『その程度なんですか?』ドヤッ

P「アッパーカット?」

ちひろ「バク中すると見えちゃいそうだったので、泣く泣く」

P「異次元判定っぽいんですが大丈夫なんですかね」

ちひろ「そこら辺はまぁ、プレイしてくれる人が調整しますから」

P「……超必殺技は」

幸子『さぁ、いきますよ!』

P「なんだ、ガードモーションがやられと同じなだけで普通の……」

愛梨『きゃぁぁぁぁ!』ビリビリ

P「愛梨が脱げた!?」

ちひろ「愛梨ちゃんは超必殺技でやられると脱げます」

P「どういう仕様してるんですか……で、倒れるといつもの服に戻ってるのは?」

ちひろ「泣く泣く仕様で……」

P「便利な言葉ですね、仕様って……」

ちひろ「はい!」

P「幸子の技の仕様ではないんですね?」

ちひろ「残念ながら、そうですね」

P「……そういう仕様にしようとでも思ってたんですか?」

ちひろ「ははは、幸子ちゃんは違いますよー」

P「幸子『は』ってことは他のキャラで……」

ちひろ「ほら、いいですから次にいってみましょう! ね?」


愛梨『はぁ……はぁ……あ、暑いよぉ……』

幸子『やっぱりボクってカワイイですね』ドヤッ

≪幸子 WIN!≫

P「じゃあ、次は蘭子でいいですか?」

ちひろ「はい、大丈夫です」

P「さっき止めたのは愛梨の脱ぎやられのインパクトのせいですか?」

ちひろ「蘭子ちゃんはちょっと凝っているので、つい」

P「まぁ、いいですけれど……」カチャカチャ

蘭子『ククク……血が滾るわ!(がんばります!)』

P「このセリフに違和感が出ないことがあるなんてなぁ……」

ちひろ「相手は……きらりちゃんにしておきましょうか」

P「わかりました」カチャカチャ

きらり『にょわーっ! がんばるにぃ☆』

P「すみません、顔グラがちょっと上にはみ出てるんですが」

ちひろ「仕様です」


神崎蘭子(14)

蘭子『……これもまた運命。さぁ、我が力の前にひれ伏せっ!』

きらり『うきゃーっ! きらりハピハピすぅ! いっくよー☆』

≪IDOL BATTLE LIVE START!≫

P「技は……うわぁ」

ちひろ「どうしました?」

P「すごく読みにくいんです……」

ちひろ「そうですか? ちなみにこの『溢レ出ル狂気ノ響キ』が飛び道具です」

P「……」カチャカチャ

蘭子『狂え!』ボッ

P「これ、蘭子に収録させましたね? ノリノリじゃないですか」

ちひろ「……てへっ」

P「まぁ、楽しそうなんでいいんですが……」

蘭子『響け!』ビュゥッ

P「超必殺技は……」

ちひろ「詠唱があるのでぶっぱは難しいですが、強力ですよ」

P「詠唱、ですか……『滲ミ否定ス暗黒ノ魂~鎮魂歌第3章~』」

P「1章と2章は?」

ちひろ「まぁ、そこら辺は勢いですから」

P「……わかりましたよ、どれどれ」ガチャガチャッ

蘭子『滲みだす混濁の紋章 不遜なる凶器の器』ゴゴゴゴ…

P「……ん?」

蘭子『湧き上がり・否定し 痺れ・瞬き 眠りを妨げる』ゴゴゴゴゴゴ

蘭子『爬行する鉄の王女 絶えず自戒する泥の人形!』ドドドドド

蘭子『結合せよ 反発せよ 地に満ちおのれの無力を知れ!』

蘭子『破道の九十、黒――』

P「うおぉぉぉいっ!?」

ちひろ「なんです?」

P「著作権! ヘイ、著作権!」

ちひろ「大丈夫です。許可はいただきました」

P「そうじゃなくて、というか何をやってるんですか……」

ちひろ「ちなみに威力を落として詠唱破棄もできます。あれはロマン技ですね」

P「だったら実装しないでくださいよ」

ちひろ「ロマンを追い求めるのは、男も女も変わらないんですよ」

P「はぁ、もういいです……」

ちひろ「ちなみにシンデレラモードの蘭子ちゃんは全ての超必殺技および一撃必殺技の詠唱を破棄したまま威力を維持できます」

P「シンデレラモード?」

ちひろ「あぁ、ボスモードの正式名称です。女の子は誰だってシンデレラ、でしょう?」

P「というか、一撃技ですって?」

ちひろ「一部のキャラは基本から、シンデレラモードには基本的にロマン的な一撃必殺技が実装されてます。愛梨ちゃんもそうでしたよね?」

P「あぁ、あのアレですか」

ちひろ「はい! 蘭子ちゃんはノリノリだったのでいろいろ凝ってるんですよ」

P「……ちなみにシンデレラモード蘭子のグラフィックは?」

ちひろ「水着ですが」

P「……」グッ

ちひろ「はい、握手!」

P「さて、ちなみに一撃技は……?」ガチャガチャガチャッ


蘭子『闇に……飲まれよっ!』コォォォ… カッ!

きらり『にょわーっ』 ニョワーッ ニョワァ……


P「ブラックホールだと……!?」


蘭子『ふっ、闇に飲まれよ!(お疲れさまでした!)』

≪蘭子 WIN!≫

諸星きらり(17)


P「次はきらりか……」

ちひろ「きらりちゃんも結構凝ってますよ?」

P「へぇ、どれどれ……あれ、ちひろさん? なんでコントローラー持ってるんですか?」

ちひろ「蘭子ちゃん相手に使うのは、正直罪悪感を感じますが、いきますよ!」

P「ちょ、ちょっとまってください。それってどういう……」

ちひろ「レッツハピハピです、プロデューサーさん!」カチャカチャッ

きらり『にょわーっ!』ガシッ

P「あ、あぁ蘭子が振り回されている!?」

きらり『うきゃーっ!』ギュゥゥゥ…

P「締め技だと!?」

きらり『ハピハピすぅっ!』

P「飛び込み技!?」

P「ちょ、ちょっと、いきなり対戦なんて……こうなったら距離をとって」

きらり『きらりんビーム☆』カッ!

P「飛び道具まで完備とかアホか!」

ちひろ「初心者から上級者まで安心して使えるキャラになってます」

P「勘弁してくださいよ……もう、いいかげんに」

ちひろ「そしてこれでトドメです!」ガチャガチャッ

P「くっ、投げ技なら一旦距離をとれば……」

きらり『みんなーっ! はぴはぴすぅぅぅぅ!』

P「馬鹿な! 周りの可愛いものをとりこんで巨大化だと!?」

きらり『きらりんビィィィィイイイム!!』ドォォォォン!

蘭子『あぁぁぁっ……』


蘭子『くぅ……なんと強き波動……(ま、負けちゃった……)』

きらり『おっすおっすバッチシ☆』

≪きらり WIN!≫

P「マブカプのロックマンの必殺技みたいなの最後にでましたが」

ちひろ「イメージとしてはそんな感じですね。ちなみにきらりちゃんはカラーによって微妙に大きさが変わります」

P「へぇ……?」

ちひろ「シンデレラモードでは、こうなります」カチャカチャ

P「……」

ちひろ「どうしました?」

P「大きいですね」

ちひろ「はい。成長期ですからね」

P「きらりが背景に移動して上半身だけこちらに乗り出してるんですが」

ちひろ「食らい判定は手にあります」

P「アポカリプスじゃねぇか!」

ちひろ「まぁ、成長期ですから……」

P「成長期って言っておけば許されると思わないでくださいよ!?」

ちひろ「ほらほら、次のキャラいきましょうよ次のキャラ!」

P「まったくもって解せないんですが、もういいです」

ちひろ「そうですねー、まだまだアイドルは大勢いますからね!」

P「本当に多いですよね、150人近くいるっていうのにどうやったんですか?」

ちひろ「それはもう、いろいろとしましたから」

P「いろいろって、ちひろさん……」

ちひろ「聞きたいですか?」

P「いえ、結構です」

ちひろ「そうですか、残念……」

       /:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.⌒\

      ./:.:./:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:.:.:.:.ヽ          署     ち
       ′/:.:.:/:.:.:. /:.:.:.:.:.: / | .:.:.:.:.:.: |      
     :|/ :.:.:.:..:.:‐く:.:/:.:./  '|:.: |:.:.|.:.:|          ま     ょ
    /:.:.:/:.: /:./|/     |:.7ト:.:|:.:.|       
.   ⌒7/]:. /' ___      x:=ミ. |: ノ.:.:..           で    っ
      |:|、|/{  ^⌒ヾ    ノ^i} ∨:.:.:.トゝ      __ 
     .八\_ ゙ :::::       弋ソ /:::イ-ゝ        / /  来    と
.      \:小、      '   ::::〃_ノ     「 i   / /
      _]三\  `ト┬   ノノ.        |/^^ヾ′   い
    /⌒^|.:.: ヾニソTニノT<三[.        |/⌒  |
   ./__ハ:.:.:.:.∨ レ'  ト、 )、:.:.\      |/   /
   ノpolice|.∧:.:.:.|     '/\ \_)、   |   /
  ∧   / ヽ|.:.:.:|    /\:::\. <⌒\>、 '.   |)
  / ̄ ̄\  ノ:.:ノ    /‐| ∧:.:.:∨ハ⌒^∨>f|_( )ノ
. 〈く√ \ \ /   / | |:.:.:.:.∨|   |/>.|  ‘,

双葉杏(17)



P「杏……あれ? 動かない!?」

ちひろ「杏ちゃんは基本的に操作をうけつけませんからね。コマンド入力してください」

P「コマンド? 弱Pと弱Kを交互にリズムよく……歩く!?」

ちひろ「杏ちゃんはめんどくさがりなのでそれを表現してみました」

P「プレイヤーにまで面倒をかけてどうするんですか!」

ちひろ「まぁまぁ。それに杏ちゃんは……」

P「なんですか?」


杏『あー、もうつかれた、やーらーれーたー』

 T.K.O!

P「はぁっ!? ライフがゼロに!?」

ちひろ「10カウントで自動敗北します」

P「AnzuChang!」

P「し、シンデレラモードなら!」

ちひろ「やってみますか?」

P「え、えぇ!」


≪IDOL BATTLE LIVE……?≫

P「あ、あれ?」

 ヒュゥゥ……ピラッ

『今日は めんどくさいので 帰ります あんず』

P「AnzuChang!」

ちひろ「自動敗北機能つきです」

ご飯食べてきます

P「まともなキャラ、まともなキャラを使う……」

ちひろ「みんなまともじゃないですか、やだなぁ」


P「ち、智絵里!」

ちひろ「コンボ起点のカラミティエンドとガード不可のエクスカリバーの2択を迫ることのできる強キャラです」

P「チョップを極めただと!?」

ちひろ「さらに上下に振ることも可能という」


P「クラリスさんを!」

ちひろ「その目が開く時相手を六道に送り……」

P「また黄金聖闘士か! というか信仰してる神様が違うじゃないですか!?」

ちひろ「一撃技も実装されてます」

 コノメニウー

P「演出はともかく音楽アウトじゃないですかね!?」

P「仁奈、仁奈は……」

ちひろ「ランダムできぐるみを着替えて闘います。装備しているきぐるみによって性能も変わって……」

P「なるほど、どれどれ……ん? あの」

ちひろ「なんでしょう?」

P「この周りに浮かんでいる珠は……?」

ちひろ「きぐるみ珠ですね。最強のきぐるみに着替えるのに必要となります」

P「ザッパじゃねぇか!」

ちひろ「そうともいいます」

P「認めやがった!」


P「茜は……」

ちひろ「突進とタックルと突撃が使えます」

P「脳筋キャラにしたってもう少し考えてあげられなかったんですか?」

ちひろ「一旦落ちついて腕を組むと抜刀術の要領で」

P「黄金聖闘士はもういいです」

P「李衣菜とか、いったいどんな感じに……」

李衣菜『ウヒョーっ』

P「飛び道具の性能が微妙に悪い……」

ちひろ「まぁ、李衣菜ちゃんらしさを出した結果結構お調子者っぽくなっちゃいまして」

P「これじゃあ可愛いダンじゃないですか!」

ちひろ「可愛いならいいじゃないですか」

P「それもそうか」


P「ちなみに小梅は……?」

ちひろ「霊を召喚して戦えます」

P「なんでよりによってそこでネタが被るんですか!?」

ちひろ「でも仁奈ちゃんはパワーキャラですが小梅ちゃんはトリッキーですからね」

P「でもザッパですよね」

ちひろ「そうともいいますね」

P「川島さんとか、どんな感じなんでしょう?」

ちひろ「あぁ、結構いい出来ですよ」

P「あ、本当だ。割と普通に……挑発コマンド?」

瑞樹『うふっ♪』キャピッ

P「……」

ちひろ「相手の必殺技ゲージを下げる挑発が撃てるのが特徴です」

P「次いきましょう」


P「志乃さん……当て身投げが」

志乃『仙道波紋シュート!』

ちひろ「こうなりました」

P「でも投げ技で」

志乃『いただきます……』ズキュン ズキュン

P「どっちなんですかこれ?」

ちひろ「間をとってアルティメットシィングでいいんじゃないですか?」

P「木場さん、かっこいいですね」

ちひろ「力を入れてますからね!」

P「見ろよあの身体、鋼みてぇだ」

ちひろ「ヒューッ、こいつはやるかもしれねぇな」

P「はい、サイコガンついてますけど?」

ちひろ「かっこいいですよね」

P「コブラじゃねぇか!」


P「小春とか、あまり戦いに向いてなさそうな子は……」

ちひろ「あぁ、それはもちろん調整してありますよ。ほら」

P「……」

ちひろ「どうしました?」

P「ヒョウくんが人間大になってるんですが」

ちひろ「仕様です」

P「都とか、直接戦う姿はあまり想像できませんが……」

ちひろ「何いってるんですか。探偵ですよ?」

P「え?」

都『バリツ!』

P「シャーロキアンでしたっけ、みや、こ……?」

都『トライアセンド! 見えた!』

P「トイズ……だと……」

ちひろ「シンデレラモードだとビームも出せるようになります」


P「……まゆ」

まゆ『なんですかぁ?』

P「ひっ!?」

ちひろ「あ、あれ? おかしいですね。ランダムパターンにこんな音声いれたっけ……?」

まゆ『邪魔な人には、容赦しませんから……』

P「が、画面が赤く染まってフェードアウト、だと……!?」

P「良心派にいきましょう。美羽とか……」

美羽『えーっと、アイドルは、いどぅが多くて疲れるなぁ……』

美羽『い、今のはアイドルとあ、いどぅをかけてですね……あれ?』

P「と、時止め……だと……!?」

ちひろ「……これは収録現場での悲しい一幕がモチーフになっております」

P「次、いきましょう……」


P「比奈は……」

比奈『ヘブンズドアーッ!』

P「荒木違いだチクショウ!」

ちひろ「いやぁ、比奈ちゃんの描く漫画って引き込まれる何かがあると思うんですよね」

P「そういうことじゃないです」

P「春菜!」

ちひろ「起き眼鏡と飛び眼鏡、および相手を強制的に眼鏡状態にする超必殺技があります」

P「眼鏡づくしとは豪華だなぁ……え、相手を眼鏡状態?」

ちひろ「専用グラフィックもありますよ」

P「どこに力入れて……いや、今さらですねもういいです」


P「レナさんとかは、ギャンブルっぽく……」

ちひろ「コイントスでレベルのあがる抜刀術が――」

P「ジョニーじゃねぇか!」

ちひろ「そうともいいますね」

P「少しは懲りましょうよ!?」

ちひろ「まぁまぁ、まだほかにもアイドルはたくさんいますし……」


――――

――

P「あぁ、もう……一通り見るだけでもえらく疲れましたよ」

ちひろ「お疲れさまでした♪ はい、アイスノンどうぞ」

P「ありがとうございます。……ところで」

ちひろ「なんでしょう?」

P「一周ざっとプレイして、確かに面白そうだとは思いましたけど……」

ちひろ「あら、じゃあ大丈夫そうですかね?」

P「未央、どこですか?」

ちひろ「……カンのいいガキは嫌いだよ」

P「えっ」

ちひろ「冗談です! いやぁ、流石はプロデューサーさん。これだけの人数でいない子に気付けるなんて!」

P「いや、冗談じゃありませんよ。未央は今こそ売り出すべきで……」

ちひろ「わかってますよ。だから基本がシンデレラモードの隠しアイドル。豪鬼ポジションででてくるんです!」

P「な、なんだってー!?」

ちひろ「いやぁ、本当はクイズにして凛ちゃんか卯月ちゃんでアーケードして、ラストにでてくるのを見て驚かせたかったんですが」

P「そういうことだったんですか。いや、驚きましたよ……」

ちひろ「『そういえばいなかった!』って言わせたかったんですけどね。まぁ、それじゃあ選択方法をお教えしますね?」

P「はい、お願いします」


本田未央(15)

ちひろ「まずは愛梨ちゃんにカーソルを持っていって1秒以上起きます」

P「はい」ピッピッピッ

ちひろ「みくちゃん、小春ちゃん、春菜ちゃん、美羽ちゃん、春菜ちゃん、瑞樹さん、小梅ちゃん、茜ちゃん、みくちゃんとカーソルを動かします」

P「なるほど……」ピッ ピッピッピッピッピッピッピッピッ

ちひろ「みくちゃんにカーソルを合わせたまま1秒以上待ちます」

P「はい……」

ちひろ「そして、小キックと大キック、さらに大パンチボタンを同時押し!」

P「はい!」ポチッ!

ちひろ「画面上のみくちゃんが消えて、未央ちゃんが出てくれば成功です」

P「すみません、ちひろさん」

ちひろ「なんですか?」


みく『がんばるにゃぁ!』

P「失敗しました」

ちひろ「あ、みくちゃんはいいです」

みく『え、ひどくない……?』

おわりです
ここのところ連続で落としてしまっていたので軽めに書きたかったんです
体調ちゃんと整えてからまた書こうと思います

保守支援ありがとうございました!

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