2．


芳乃「またコンビニに来たのでしてー」

芳乃「今日も暑いゆえー、アイスクリームを買うのでしてー」

芳乃「ほー。いろいろなアイスがありましてー」

芳乃「これは……126円。あれは……126円」

芳乃「………」


芳乃「やはりー、アイスはガリガリ君（70円）なのでしてー」

芳乃「当たりが出ればもう一本でしてー」

※アイスの値段を気にする

3．


芳乃「レッスン、終わったのでしてー」

P「おつかれさま。お菓子買ってあるから、好きなの食べていいぞ」

芳乃「ありがとうございますー」

芳乃「どれを食べましょうかー」

芳乃「………」



芳乃『じゃがーりこーじゃがーりこー』ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ

芳乃『ぽてーちー』ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ

芳乃『がーりがーりくーん』ｶﾞﾘｶﾞﾘ


芳乃「迷うのでしてー」


※いっぱい食べた気分になるので、とりあえず音が出る食べ物が好き

4.


芳乃「かけるのでしてー」

P「かけない」

芳乃「ぶっかけるのでしてー」

P「断る」

芳乃「わたくしのお気に入りゆえー、そなたにも一度試してほしいかとー」

芳乃「ひとたびぶっかければーそなたにも良さがわかるのでしてー」

P「絶対嫌だ」

P「だって……」



P「ご飯に味噌汁をかけるのはなんか違うだろう」

芳乃「違わないのでしてー。ばばさまもおいしいと言っていますー」

芳乃「試すだけ試してみましょうー」

P「普段以上に押しが強いぞ……」

茄子「冷汁派です♪」

P「第三勢力がきた！」


※妙なところにこだわりがある

5．


芳乃「カレーせんべいはおいしいのでしてー」ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ

芳乃「初めて食したときは驚きましたがーもうこの辛さもお手の物でしてー」

芳乃「わたくしはきっと辛さに強いのでして」

芳乃「今日の昼餉は辛口カレーにいたしましょうー」


その後


P「芳乃。お昼はもう食べたのか？」

芳乃「ひょひゃたー」

P「え？」

芳乃「ひりひり……ひたがひりひりふるのへしへー」ｳﾙｳﾙ

つかさ「半端な気持ちで激辛カレーに手を出したツケだな」

楓「ぬか漬けだけに？」

つかさ「65点！」

P「なんだこれ」


※辛いのは苦手

6．


芳乃「ついついコンビニに足を運んでしまうのでして」

飛鳥「やぁ。奇遇だね」

芳乃「ほうー、飛鳥殿もお買い物ですかー」

飛鳥「あぁ。ここには自然と足を運んでしまうのさ」

芳乃「わたくしと同じでしてー」

芳乃「なにを買っているのでして？」

飛鳥「これさ」

芳乃「コーヒーですかー」

飛鳥「いつもより甘さ控えめ。たまにはこういうのもいいと思ってね」

芳乃「わたくしも買ってみるのでしてー。普段はお茶なので興味が湧きましてー」

芳乃「一緒に飲みましょうー」

飛鳥「あぁ。共に往こう。苦みとの闘いへ」



買い物後


飛鳥「………」ﾁﾋﾞﾁﾋﾞ

芳乃「………」ﾁﾋﾞﾁﾋﾞ


飛鳥「………にが」

芳乃「にがぁ……でしてー」


※たまに人の好みに影響される

7．


芳乃「マックポテトでしてー」

芳乃「もぐもぐ」

芳乃「良い食感でしてー」

※ポテトが揚げたてだと幸せ


別の日


芳乃「マックポテトでしてー」

芳乃「もぐもぐ」

芳乃「………」

芳乃「次は別のお店で買うのでしてー……」

※しなしなだとしょんぼり

8．


芳乃「そなたーそなたー」

P「やばいやばい。満塁だ」←テレビで野球観戦中

芳乃「ねーねーそなたー。聞いていまして？」

P「9回表……あとふたり抑えれば勝てるんだ。頼むよ本当に」

芳乃「ねーねー」

P「よし、三振獲った！　あとひとり！！」

芳乃「………」ﾌﾟｸｰ

芳乃「かくなるうえはーこのしょうゆせんべいでー」

P「初球、初球大事だぞ。丁寧に」


芳乃「バリボリバリボリバリボリバリバリ！！！」

P「うわあっ！？　なんだ今の音！？」


※せんべいの咀嚼音で気を引こうとする


かきーん！

P「ああっ！　目を離しているすきに逆転タイムリー打たれてる！」

9．


芳乃「もぐもぐ」ﾊﾞﾘﾎﾞﾘ

P「またせんべい食べてるのか」

芳乃「でしてー」

芳乃「……ぽたぽた焼きの袋のおばあちゃんを見ているとー、ばばさまを思い出すのでしてー」

芳乃「とても遠くにいってしまった、ばばさまのことを……」

P「芳乃……そうか。芳乃のばばさまは、もう亡くなって」

芳乃「今は海外旅行中でしてー」

P「ピンピンしてるじゃないか」

柑奈「それ私の持ちネタ！」


※たまに人のネタに影響される

10．


P「芳乃ってさ」

芳乃「なんでしょうー」

P「神秘的でタダモノじゃない雰囲気出してる割りに、結構庶民派だよな」

芳乃「ほうー。わたくし、神秘的でして？」

P「いや、なんだか底の知れないところがあるから」

P「かと思えば、些細なことで喜んだり落ち込んだりするし……」

芳乃「ふむふむ」

芳乃「それは、当たり前のことでしてー」

P「当たり前？」

芳乃「些細に思われることでも、ひとつひとつじっくり見ていけばー」

芳乃「そこには、小さな幸せが隠れているのでしてー」

芳乃「わたくしの願いはー、人々に幸せを届けることゆえー。まずは自分がー幸せを探すことに長けていなければなりませんでしょうー？」

P「……なるほど。小さな幸せ、か」

P「芳乃は、探し物が本当に上手なんだな」

芳乃「照れるのでしてー」ﾆｺｯ

P「俺も、そういう意識を持ってみようかな――」





美城専務「ご飯に味噌汁はありえません」ｶﾂｶﾂ

今西部長「そうかね？　おいしいと思うんだがね」ｽﾀｽﾀ

美城専務「邪道です」ｶﾂｶﾂ




芳乃「………」

芳乃「わからせてやるのでしてー」ｽﾞﾝｽﾞﾝ

P「だからその味噌汁ご飯へのこだわりはなんなんだ！」


※よしのんはかわいい


おしまい