照「咲に何の用だ」 和「同級生が遊ぶのはおかしいのでしょうか?」(327)

照「……」

和「……」

照「お、おかしくはないが今咲は忙しいんだ!」

<おねえちゃーん誰だったのー?

照「……」

和「へぇ、忙しいんですか咲さん」

照「と、とにかく忙しいんだ!」

和「咲さんはどうして忙しいんですか?」

照「さ、咲は……夕飯の仕込みをしている」

和「まだお昼ですよ?」

照「咲はしっかりものだからな、早くできることは早くするんだ」

<おねえちゃーん

照「も、もうちょっと待っててくれ咲」

<わかったー

和「ところで先程から忙しい咲さんが待っているようですが、私もお手伝いしましょうか?」ニコ

照「そ、そんな事を家族でもないものに頼むのは気が引けるから必要ない」

和「いえ、こう見えてもお料理も家事もお母さんが別居中なので得意なんですよ」ニコ

照「い、いや、咲が気にしてしまう」

和「私が咲さんと遊びたいから無理にお願いしたという事なら気になさらないのではないでしょうか?」

照「だ、駄目だ駄目だ」

和「そうですか……」

照「あぁ、悪いが今日は……」

和「実は清澄高校麻雀部として連絡すべきことがあるのですが」

和「お姉さんでは元敵校なだけに話せませんね……」

照(こいつ……)

和「いえ、私はお姉さんを信頼したいんですよ?でも万が一を考えるとそれはダメだと思うんです」

和「メールも盗み見の危険、電話もお姉さんが聞いてしまう危険がありますからね」ニコ

照(引く気がない……)

和「あ、もしもよろしければ何時ごろに用事が終わるかを教えていただいても構いませんが」

照「今日は駄目だ、咲は忙しいんだ」

和「1日も夕飯の仕込みを?」

照「い、いや……他にも掃除とかがあって……」

和「先程も言いましたがお手伝いさせて頂きますよ?」

衣「ののかー」

和「え?衣さん!?」

照(また咲と私の二人だけの空間に邪魔者が増えそう……)

衣「咲とののかと遊びに来たんだ!とーかが心配していたが衣は一人で遠くにぐらいいけるというのに」

和「そうですか、私も咲さんと遊ぼうと思ってここに来たんですよ」

衣「ん?だが咲の姿がないぞ?」

照「悪いが咲は忙しいんだ」

衣「そうなのか……せっかく電車に乗ってきたんだが…・・・」

照(くっこのちっこいの……追い返そうとしたらなんて罪悪感だ……)

和「そうですね、龍門渕高校は鶴賀学園に比べれば近いですがそれでも時間がかかりますからね」

照「うぐ……」

衣「だが無理なものは仕方がない、ののか、遊ぼう!」

照「あぁ、悪いが……」

咲「もーお姉ちゃん誰とずっとお喋りして……あ、和ちゃん、衣さん!」

照(しまった……)

和「こんにちは咲さん」

咲「今日はどうしたの和ちゃん、衣さん」

衣「咲と遊びに来たんだ、だが忙しいみたいだな」

咲「え?別に忙しくないよ?」

照「い、いや、咲が疲れているように見えたから休ませたほうがいいと思って……」

咲「そうかなぁ?」

和「いえ、お姉さんが言っているのですから本人が気がついていないのかもしれませんね」

咲「うーん」

和「もしものことを考えてよろしければ衣さんと私もお家におじゃましてもいいでしょうか?」

咲「あ、うん大丈夫だよ!」

照(こいつ……私を利用して咲の部屋に入るつもりか!)

衣「わーい」

和「それにしてもいいお姉さんですね」

咲「えへへ」

照(原村和……私が倒すべき相手!)

照「ま、待て咲」

咲「どうしたのお姉ちゃん」

照「お前の部屋ではこの人数は狭いだろう、リビングに案内してあげなさい」

和「待ってくださいお姉さん、咲さんがもしも倒れたらすぐ近くにベッドがある方がいいのではないでしょうか?」

照(こいつ……)

咲「うーんどうしよう……」

衣「衣は咲の部屋を見てみたい」

咲「じゃあ私の部屋でいいかな、お姉ちゃん」

照(まずい、普通妹が遊んでいる時に姉が部屋にいるのは不自然、リビングならと思ったのに……)

照「そ、そうだ、麻雀をするなら相手になるぞ」

衣「奇幻な手合いばかりのこの面子、是非やりたいが、あいにく今は昼だ……」

和「全国元チャンピオンと全国チャンピオンと戦えると考えると麻雀部としては嬉しいのですが」

咲「うーん、私も体調が悪いかもしれないならやめておいたほうがいいかなぁ」

照(くっ乗ってこない……)

照「結局私が一人に……」

照「……」ピッピッ

プルルルルル

淡「あれ?宮永先輩どうしたんですか?」

照「淡……助けてくれ……」

淡「そう言われても今は先輩って長野から白糸台に通ってるから今長野ですよね?」

照「あぁ……」

淡「さすがに今からそっちに行くことはできませんよ」

照「わかった、状況を説明するからいい案が欲しい」

淡「そういう事なら」

淡「咲ちゃんが友達と一緒にいて寂しいと」

照「違う、咲をあの原村和の魔の手から守らなくてはならない、お前は実際にあいつを見ていないから私の勘違いと思っているだけだ」

淡「まぁそのへんはわからないんで先輩の自由にしてください」

照「あぁ」

淡「先輩と咲ちゃんの部屋がわかれているんなら入る方法はあまりありませんね」

照「……」

淡「でも、咲ちゃんが体調不良の可能性があるからと付きそうのは可能なんじゃないですか?」

淡「原村和や天江衣と言うことは麻雀部関係ですし、お喋りしていても入り込みやすいかと」

淡「それに天江衣は咲ちゃんより上級生で他校ですし、その原村和が使ったという清澄関係って理由は使えないかと」

照「そうか、だがこうして一度出ていったのにどうやって咲の部屋に入り込めば……」

淡「それは客人をもてなすお菓子やジュース、そして咲ちゃんへ薬を届けて様子を見る感じでどうですか」

照「なるほど、ありがとう」

淡「いえ、あ、そうそう菫先輩が言っていたんですけど」

照「なんだ?」

淡「引退したし、帰りが遅くなるからといっても少しは部活に顔を出せとのことです」

照「考えとく、じゃあ」

淡「ではまた」

照「あいつにお菓子やジュースを出すのは癪だけど……」

コンコン

咲「あれ?お姉ちゃんどうしたの?」

照「お菓子やジュースを持ってきた、あと一応咲のために薬を」

咲「待ってね、今開けるから」

ガチャ

衣「わーいオレンジジュースだー」

和「わざわざありがとうございますお姉さん」

照(原村和が自然に咲のベッドに座っている……)ギリ

照「咲が心配だからここで咲を見ていたいんだけどダメ?」

咲「え?うーん私はそう言ってくれるのは嬉しいけど……」

衣「衣は咲の姉と話をして友達になりたい!これほどの力なら衣とも楽しく遊べるはずだ!」

照(天江衣、いい子だな……今度から天江衣に警戒するのはやめよう)

和「私も麻雀部として宮永さんのお姉さんのお話は聞いてみたいですね」ニコ

照(原村和……あいつは駄目だ、あいつは絶対に咲を狙っている……)

咲「よかったぁ」

和「私も麻雀部として宮永さんのお姉さんのお話は聞いてみたいですね」ニコ

和「私も麻雀部として咲さんのお姉さんのお話は聞いてみたいですね」ニコ

衣「咲の姉は」

照「照でいい、咲の姉じゃ言い難いだろうし、友達になるというなら照でいい」

衣「本当か!衣と友達になってくれるのか!」

照「あぁ」

衣「わーいやったー」

和「じゃあ私もこれからは照さんと呼ばせて頂きますね」

照(お前に名前で呼ぶ許可を出したわけじゃない!とはいえないか……)

照「それでなんだ」

衣「照はどうして東京から戻ってきたんだ?」

衣「いくら咲の頼みとはいえ学校を考えれば難しいことじゃないのか?」

照「そうだな、たしかにそうだ」

照「だが、咲が必死に家族皆で一緒に暮らしたいと全国大会で言われて気がついたんだ」

照「その……家族の大切だにな……」

照(こんなにいい子に育った妹に悪い虫がついていたし……)

和(睨まれていますね……)

咲「お姉ちゃん……」

衣「衣も咲に負けてとーかや皆が家族で友達だってきがつけたんだ」

照「ふっ私とお前は似ているのかもしれないな」

照「とはいえまさか個人戦で咲に負けるとは思わなかったよ」

咲「お姉ちゃんと戦えるって張り切ってたなぁ」

和「そうですね、目に炎が宿ったような雰囲気でした」

衣「照と咲の二人が座った卓からは衣も怖いカンジがするほどだった」

照「私も咲を意識していたからな」

―――――
―――

咲「そういえば和ちゃんってエトペンがないと眠れないんだよね?」

和「そうですね、このベッドなら眠れるかもしれませんけど」

咲「え?そうなの?」

和「安らげそうな臭いを感じますから」

衣「衣もとーかが近くで本を呼んでくれると眠くなるな」

和「それと同じようなものかもしれませんね」

照(このおっぱいお化けめ……)

和「家族の大切だにな」

咲「家族の大切だにな」

衣「家族の大切だになー」

照「ぐぬぬ・・・」

紫煙

保守

なんで残ってるんだ

咲「また全国のみんなと麻雀したいなぁ」

衣「衣もやりたい!」

和「代表校というくくりも今ならありませんし、練習試合という形で行くのもいいかもしれませんね」

和「部長が受験なので龍門渕と一緒にいけば衣さんも一緒ですし」

衣「名案だ!」

照(まずい、咲がこいつらと旅行に出かけかねない……)

照「練習に白糸台のメンバーなら紹介できるぞ」

照「私や菫が抜けてもそんじょそこらの代表校に負けるレベルにはなっていない」

咲「淡ちゃん強かったなぁ、今度連絡してみようかな」

照「え?咲、淡と連絡をとれるのか?」

咲「え?うん、お姉ちゃんを訪ねて白糸台の部屋に行こうとした時に仲良くなったんだ」

照(まさか身近にもう一人敵が……)

和「部長に言えば姫松や宮守、永水女子の方とも連絡がとれるかと」

和「せっかく全国に出ることでできた縁だから大切にしたいって」

咲「部長らしいね、でも宮守の人ってみんな3年生だし岩手はちょっと遠いよね……」

和「そうですね……」

咲「あ、和ちゃんの友達がいる阿知賀女子の方はどうだろう」

衣「おぉ、あいつらなら衣も知っている!」

和「そうなんですか?」

衣「ののかと遊びたいからと衣達に練習試合を挑んできた」

衣「あの時は相手の心をわざと折るような事はしていないが衣に何度も立ち向かってきた」

和「そんな事が」

照(まずい、もう麻雀部で全国強豪校めぐりをしかねない勢いだ……)

照(さらに私が話の流れから3年だから蚊帳の外……)

照「お前たち、全国の強豪校をめぐっていくにしても咲と衣は違う学校だろう?」

衣「ん?そうだな」

照「県代表としてはどちらかが蹴落とされる事になるが」

咲「どうなるかわからないけど、衣さんを倒してまた来年も全国にいくんだ」

衣「清澄高校は3年が抜けた穴が大きいし部員不足、鶴賀学園も同様……」

衣「来年全国にいくのは衣ととーか達だ!」

和「どちらが勝つかなんて麻雀は運の要素がありますしわかりませんが……負けませんよ」

咲「そういえば衣さんは今年は個人戦は?」

衣「今年度は満足して満ち足りていたから参加しなかった……だが来年は個人もいただく!」

照(まずい、県代表戦の話でさらに蚊帳の外に……)

照「さ、咲!」

咲「うひっ!と、突然どうしたのお姉ちゃん」

照「清澄高校は確か前の部長が監督替わりだったな」

咲「あ、うんそうだよ」

照「だがその部長は忙しいんだったな」

咲「うん」

照「一時はインターハイと言われれば私と言われたぐらいだ、良ければ監督替わりにだな……」

咲「え、お姉ちゃんも来てくれるの!」

照(よし!)

和「ですが現状で他校である照さんに監督替わりっていいのでしょうか?それに染谷先輩にも何も言っていませんし」

咲「あ、そうだね……」

照(くっこのデジタル脳……)

照「案ずるな、白糸台は私がいなくても強い、自分たちで牌譜の研究ぐらい行なっている」

照「私が教えられるような情報はすでにあっちは掴んでいる」

咲「すごい……」

和「そうですね、確かに照さんの準決勝の牌譜を見る限り、相手を研究されていましたね」

照「あぁ、それに私はOBとして白糸台の麻雀部にぐちぐちと口をだすつもりはない」

和「わかりました、といっても染谷先輩次第ですが……」

照(こいつ……)

衣「なんでもいい、強い手合いとうちにいきたい!」

咲「子ども…出来たみたい」
照和淡「っ!もちろん私の子だよな(ですよね)(だよね)」

しえーん

衣「そういえば、咲とののかはゆーきも含めて仲良しと思っていたがこないのか?」

咲「そうだ、優希ちゃんも呼んでみようか」

照(いいぞ、ここまで人が増えたならこのデジタルおっぱいと咲さえ二人きりにならなければ……)

照「いいんじゃないか、楽しく時間を過ごしたほうが咲の体調も良くなるだろう」

咲「全然体調が悪い感じしないんだけどなぁ」

和「あ、でも優希なら今日は用事でお出かけしていますよ」

照(さらりと呼ぶことを止めにきたか……)

おやつ食べてくる
そしてネタをくれ

照(あえて今から淡を呼んで……駄目だ、遅すぎる……)

照(何か人を増やす方法を……)

咲「そういえば、お姉ちゃんって全国大会で私達と反対のブロックだったよね」

照「そうだな」

咲「お姉ちゃん側のブロックで印象に残っているところってどこだった?」

和「そうですね、知らない学校のことも聞いてみたいですね」

照(やばい、団体戦に関しては決勝までたいして苦労していないから印象が……)

照「そ、そうだな……」

照(えーと準決勝は……千里山と阿知賀と新道寺だったか……で、あたったのが……)

照(こうして思い出してみると変な奴ばかりだな)

照「まず準決勝の千里山、阿知賀、新道寺だが……」

照「やはり千里山の園城寺の未来を知ることで新道寺と結託してきたのはなかなかだったな」

照「そして新道寺の花田は強くはないがなぜか倒しきれない、そんな不思議さは感じられた」

照「あとは阿知賀の松実だが、ドラが奪われるから打点が高くしにくくは感じたな」

衣「一番印象的なのは誰なんだ?」

照「そうだな、やはり2度あたって潰しきれなかった花田だな、特にあのすばらっというのがよくわからなくて印象的だ」

和(先輩……)

照「新道寺は……確か福岡だな」

照「遠いが永水女子に会いに行く事があれば寄っても損はないはずだ」

衣「だがそのすばらというのは3年ではないのか?」

照「あっ」

照「……3年じゃないのは阿知賀の松実だけだな」

咲「3年生の人を数に含めないとすると多くの学校が厳しいね」

照「やはり3人以上引退する場合のほうが多いからな」

あ、やべ、そうだった
まほちゃんでなんか変な計算してた

照「新道寺は……確か福岡だな」

照「遠いが永水女子に会いに行く事があれば寄っても損はないはずだ」

衣「だがそのすばらというのは倒しきれないだけで強いわけではないのではないか?」

照「あっ」

照「……そうだな、確かにその通りだ」

衣「それにその学校に3年生が多いのであれば、全国に出てきたメンバーが半分以上引退しているのではないか?」

咲「3年生の人を数に含めないとすると多くの学校が厳しいね」

和「そうですね、3人以上引退する場合のほうが多いですし」

照「旅行をしたいというなら何も言えないが」

照「私や衣、そして咲に……原村和」

和「あ、和でいいですよ照お姉さん」

照(くっ未来のお姉さんといわんばかりに……)ギリ

照「とにかくこれだけの面子が揃っているんだ、他にも長野は有望な選手が多い、わざわざ出向くこともないかもしれないな」

照「普段と違う打ち手というなら淡や亦野、渋谷も雪辱を果たすために喜んで練習試合を受け付けてくれるはずだ」

照(というか受け付けさせる)

咲「そう言われると淡ちゃんともう一度打ってみたいなぁ」

和「全国決勝の大将戦はすごかったですね」

衣「衣もやってみたい!」

照「じゃあ早速こっちに来るように連絡しておく」

照「埃をかぶっていたが雀卓はここにもあるからな」

和「学校としてではなく個人的な形にするわけですね」

照「それなら面倒な事もすくないだろう?」

和(衣さんも強い人と遊べたらいいという感じなので断りはしないでしょう……)

和(咲さんを外へ出さずに目の届く範囲に置くためにそこまでしますか……)

照「お菓子も尽きたしなにか持ってこよう」

和(でも同級生で同じ学校をすごすアドバンテージは並ではないですよお姉さん)

照「というわけで」

淡「話の流れが全くわかりませんよ先輩」

照「頼む!」

淡「まぁ咲ちゃんと打ってリベンジをっていう気持ちはあるからいいですけど」

照「そうか、助かった」

淡「でももっとこっちの事も考えてくださいね先輩」

照「ところで……」

淡「はい?」

照「お前、うちの可愛い咲に手をだそうとしていないよな?」

淡「え?」

照「咲がお前と仲良くなって連絡先まで知っているといっていた」

淡「え、あぁそうですね」

照「そうなのか!狙っていたのか!」

淡「え?いやいやそっちじゃなくて!」

照「まぁいい、そのへんの話は次に学校に行った日にでもする」

淡「あのー先輩ー勘違いですって」

照「とにかく長野にお前たちが来る事になるかもしれない」

照「もしくは白糸台の方に咲と行くことになるかもしれないからいい雀荘を探しておいてくれ」

照「あくまで個人的にあって一緒に麻雀で遊ぶだけだからな」

淡「私は宮永先輩の使いっ走りじゃないんですよもう……」

照「とにかく任せたぞ淡」ピッ

照「さてと……」ピッピッ

プルルルルル

菫「なんだ照」

照「他人を家から追い出す方法を教えてくれ」

菫「は?」

照「原村和を家から追い出す方法を教えてくれ」

菫「すまないが順を追って説明してくれ」

菫「なるほど、それで原村和を家から追い出したいと」

菫「しかし無理に追いだそうにも天江衣がいるわけか」

照「どうしたらいい」

菫「いや、どうせ女同士で結婚もなにもないだろう、お前も姉妹なのだから」

菫「素直に妹の友達に優しくして妹と一緒にいられるようにしたほうがよくないか?」

照「はぁ……菫にはがっかりだ」

菫(一般論だと思うのだが……)

照「いいか、咲は可愛いんだ」

菫「あぁ、そうか」

照「そしていま咲は原村和に狙われている」

菫「それで?」

照「結婚を狙っているんだぞ!」

菫「お前も同じで狙っているんだろ?」

照「……うん」

菫(ダメだこいつ……)

照「とにかく追い出す方法を教えて欲しい」

菫「……天江衣の家は遠いんだったな」

照「あぁ」

菫「天江衣の帰りが遅くなるおそれがあるから迎えをよこすようにいっておけ、天江衣は電車なのだろう?」

照「なるほど、つまり一人が帰ると全員が帰る流れになるということか」

菫「あぁ」

照「さっそくしてみる、ありがとう」ピッ



菫(迎えが来るまでに時間が掛かることに気がついていないみたいだがまぁいいか……)

照「迎えも呼んだ……これで……私の勝ち!」

照「原村和……追い出してやる……」ゴゴ



衣 咲「!」ゾク

咲「お姉ちゃん……どうかしたのかな」

照「すまない、お菓子を選んでいたら遅くなった」

咲「あ、お姉ちゃんさっき何かあった?」

照「なんでもない」

衣「しかしいましがた……」

照「何もなかった……」

照(おかしい、あの原村和の気配がしない……)

照「な!」

和「すぅ……すぅ……」

咲「あ、えっと和ちゃんが眠っちゃって」

照(まずい、奴はおそらく寝たふり……しかし天江衣が帰るときに眠っていると思われていれば)

照(帰るタイミングを失い、下手をするとそのままお泊りだ!)

和(ふふっお姉さんもまだまだですね)

照「そうか、寝てしまったのか」

咲「うん、本当にエトペンなしで寝ちゃうなんて思わなかったよ」

衣「ののかもまだまだ子供だな!」

照(どうする、どうやって追い出す……)

照(確かこいつの家は……父親だけだったな……)

咲「さっきお家に連絡してみたんだけど誰も居ないみたいで」

照(くっこれでは追い出せない!)

衣「それにしてもののかは胸が大きいな……」ジィー

咲「ちょっと羨ましい……」

照(咲はそのままでいいんだよ、あと衣もそのままでいい)

衣「羨ましい……この大きさがあればきっと衣も大人扱いだ」ツンツン

和「っ///」

照(いいぞ!そのまま寝ていられなくするんだ!)

衣「だがとーかは胸は貧しいが大人扱いだ……やはり身長だろうか……」ツンツン

和(っ///)ピクピク

照(いいぞ!もっとやるんだ!)

咲「あはは」

衣「一と衣はそんなに身長が違うだろうか……」ツンツン

和(くすぐったい)

照(雰囲気的なものもあるだろうな)

すまん、出かけることになった
日付またぐかもってことで則り大歓迎だし

照(原村和は寝たふりをしているから下手に動けないとなると…)

照「咲、天江衣と一緒に原村和にかける毛布を持ってきてくれないか」

咲「うんいいよー」

照(この隙にこいつの処女をいただく!)

和(急に寒気が!?) 

照(毛布は事前に隠しているから10分いや5分位かかる)

照(だが私にかかれば5分でも多いくらい)

照「ではまずパイタッチ」

和「……ンッ」

照「起きろ起きろ起きろ」

和「起きちゃだめだ起きちゃだめだ起きちゃだめだ起きちゃ…」

咲「お姉ちゃんお布団持ってきたよ」

衣「衣も持ってきたぞー」

照(な、なん…だと…)

照(早い早すぎるぞ咲)

照「さ、咲どこに毛布あったんだ!」

咲「んーとねなぜかお姉ちゃんの部屋にあったよ」

照「あ、あれぇどうして私の部屋にあったんだろう
お母さんがおいたのかな」

和(あなたが置いたんでしょう)

照(クソッ!どうする…)

衣「毛布のせのせ~♪」

照(そうだ!)

照「…ああそうだなしっかりのせないとな
しっ  か  り  と  な!」

和(どうしてこうなったんでしょうか…)

照(処女は奪えなかったがそのかわり10枚近くの毛布で原村和をグルグル巻きにしてやった)

咲「…お姉ちゃん巻き過ぎじゃないかな」

照「いやいや咲の友達が風邪にかかってしまってはだめだろうだからこれぐらい当然さ」

咲「う、うん」

和(くっ、動けません)

超期待

和(どうにかして逃げ出さないと……アレッ?)

和(巻いてる毛布から咲さんのにおいが!)

照(?…ムダオッパイの様子が変わったような)

衣「わーい♪毛布から咲のにおいがする~」
[グルグル和の上にとび乗る]

照「!?」

照「さ、咲どういうことだ!」

咲「へ、えっとね昔お姉ちゃん達が出ていったあとなんだけど」

咲「私まだ小さかったから寂しくてお姉ちゃんやお母さんのにおいがする毛布や枕を使ってたんだ///」

咲「たぶん家の中にあるのかたっばしに使っていたと思うから原村さんに巻いているのも…///」

照「」

和「///」

照(ソンナジャアムダオッパイハサキノニオイニカコマレテイルコトニ…)

照(ツマリサキニダカレテイルノトオナジコト)

照(…ン、待てよということはつまり)

照「咲今日は一緒に寝よう」

和咲衣「」

咲「…お姉ちゃん何いってるの」

照「咲はお姉ちゃんがいなくて寂しかったでしょ」

照「だからお姉ちゃんがそばにいてあげるわ」

照「……そして咲の体にお姉ちゃんが必要だってわからせてあげるのチャントスミズミマデ」

咲「?何いってるのお姉ちゃん私にはお姉ちゃんが必要だよ!」

咲「だって私はお姉ちゃんが 大 好 き だもん!」

照「くjyらtgrjサヤorz」

照(おいおい今マイエンジェルはなんていった)

大好き→世界一好き→子供ほしい→結婚

照「結婚しよう咲」

和「何でそうなるんですか!?」

衣「あ起きた」

和「さっきから黙って聞いていればなんなんですかあなたは!」

照「何だって聞かれても咲の婚約者だけど」

和「婚約者じゃなくて姉妹ですよね!」

咲「原村さんおはよー」

和「はいおはようございます宮永さん」

和「というか姉妹は結婚できません」

照「愛は法律の壁さえ乗り越える」

和「そんなオカルトありえません」

照「もーなんなんだよ私と咲の間のじゃまして…」

咲「お姉ちゃん私も結婚はちょっと…」

照「…わかったなら一緒にお風呂入ろう」

咲「えぇ!?」

和「お風呂なら私も!」

照「ロールオッパイは黙っとけ(笑)ほら子供もいっしょにはいろうな~」

衣「子供じゃない衣だ///」

照「ハハハッそれじゃ三人で入ろうか」

咲「えっと原村さんは…」

照「寝てるんじゃないか(棒)」

和「ちょ、ちょっとま/ry」
<コークスクリュー発動>

和「」

照「じゃ行こっか」

子供「お風呂お風呂(^^)」

和ちゃん……

池田ぁ「乱入せずにはいられないな」

照咲衣「」

照「ここであなたに質問です
どれがいいか選びなさい」

1.この四人で麻雀
2.コークスクリュー
3.誰かに引き取りにきてもらう

池田ぁ「3番!迷わず3番だし」

照「そう、  

もしもし警察ですか」

和「疲れました」

和「作者は疲れたようです
とロール状態の原村和はいいます」

ー風呂ー

咲「お、お姉ちゃんどこさわってるの///」

照「どこって咲の胸だけど」

咲「だからってそんなに触らなくても///」

照「触っているんじゃない!揉んでいるんだ!!」

咲「///で、でも…体の洗いっこだよね///」

照「大丈夫シタの方は私のシタでなめるから」

衣「zzz」

おやすみ

わかった昼まで残ってたら続きかく

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