照「咲の読書好きは私の影響とかそういう…」 (73)

落ちると思ってなかった…

最初っから投下したらくどい?

照、咲、床に座って本を読んでいる


照「……」ペラッ

咲「……」ペラッ

照「……」パタン

咲「……」ペラッ

照「…読み終わった」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「読み終わった」

咲「うん。聞こえてるよ」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「…咲は何読んでるの?」

咲「お姉ちゃんが読んでたのの上巻だよ」

照「あぁ、そう」

咲「うん」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「…咲、その体勢つらくない?」

咲「え?別に…」

照「背もたれになってあげる」ギュッ

咲「!?ど、どうしたの急に!」

照「寄っかかるものがあった方が楽かなって」

咲「大丈夫だよー。ずっとこれで読んでたし」

照「遠慮しなくていい」

咲「で、でも、自由に読んでた方が楽だし」スルッ

照「あっ…」

咲「お姉ちゃんは好きなことをすればいいと思うよ」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」ギュッ

咲「!?だ、だからいいってー!」

照「好きなことしてるだけだから」

咲「…私に後ろから抱きついて身動きを取れなくすることが?」

照「説明的だね」

咲「はぐらかさないでよぉ」

照「だって、前からじゃ咲の読書の邪魔しちゃうでしょ?」

咲「そ、そうだ読書!」

照「?」

咲「お姉ちゃんも読書してればいいでしょ!」

照「だから、読み終わったって」

咲「本なら他にもいっぱいあるよ」

照「読み終わって、すぐ次の本を読みたくない」

咲「うぅ…それは分かるけど」

照「ね?余韻に浸りたい」

咲「うん」

照「でも、なにもしないのも寂しい」

咲「はぁ…」

照「そんなときに咲の丸まった背中が!」

咲「えー…」

照「抱きつかずにはいられないな!」

咲「……」

照「…というわけなんですが」

咲「どうして敬語なの…」

照「いや、なんか…」

咲「…分かったよ」

照「え?」

咲「え、っと、私もそういう気持ちになるときあるし…」

照「抱きつかずにはいられないな?」

咲「ううん、余韻」

照「ですよね」

咲「そういうときに、私に触れたいって思ってくれたなら…」

照「なら?」

咲「嬉しい…なって」

照「!!」ギュッ

咲「うぐっ」

照「浸る浸る、すごく浸る!余韻に」ギゥウウッ

咲「く、苦しい…!」

照「あぁ、ごめん」パッ

咲「うん…えっと、読書の邪魔はしないでね?」

照「分かった」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「…ふぁ」

照「!!」

咲「っくしゅん」

照「寒い?」

咲「ううん。大丈夫」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「…咲、読むの遅くない?」

咲「えっ」

照「次のページ、はやく」

咲「あっ、読んでたの?」

照「うん」

咲「お姉ちゃんは1回読んでるから速いんだよー」

照「そうかもしれないけど…」

咲「そうだよー」

照「このあとの、雨が降ってきて展開が変わるところがはやく読みた…」

咲「うわぁあああ!!!」

照「ど、どうしたの?」

咲「ネタバレやめて!ネタバレ!」

照「あっ…ごめん…」

咲「あーもう!今のでちょっと読めちゃったよ…」

照「ご、ごめんね…悪気はなくて…」

咲「分かってるよ!分かってるけど…」

照「うぅ…」

咲「お姉ちゃんは静かにしてて」

照「本当ごめん…」

咲「ね?」

照「…はい」

咲「……」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「…咲」

咲「……」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「…退屈」

咲「……」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」ウトウト

咲「……」

照「……」ウトウト

咲「…?」

照「……」グラッ

咲「!?」

照「」バタン

咲「うぁっ!?」ドサッ

照「!!いたっ」

咲「な、なにが起きたの!?」

照「あっ…寝てた?」

咲「こ、こっちが聞きたいよー」

照「あんまり静かだから…」

咲「……」

照「眠くなった」

咲「もー…」

照「……」

咲「……」

照「えっと、重い」

咲「っ!!ご、ごめんね」

照「いや、いいんだけど」

咲「へ?」

照「こう横に倒れてくれると…」ドサッ

咲「うわぁ!?」

照「楽」ギュッ

咲「うぅ…」

照「…どうかした?」

咲「これじゃあ、読めないよ…」

照「そう?いつも横になって読んでる」

咲「そうだけど…ほ、ほら!」

照「何?」

咲「背もたれの役目果たしてないし!」

照「あ、それは咲に抱きつくための言い訳だから」

咲「えー…」

照「邪魔しないから、続けて」

咲「そんな…」

照「……」

照「……」

咲「……」

照「……」

咲「分かったよ…」

照「うん」

咲「……」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」

照「……」

咲「……」ペラッ

照「……」

咲「……」

照「……」サワッ

咲「!?」

照「……」サワサワ

咲「じゃ、邪魔しないって!」

照「…静かにはしてる」サワッ

咲「ひゃあ!?どこ触ってるの!」

照「えっ…」

咲「……」

照「…スイッチ?」

咲「なんの!?」

照「咲が読書を止めて、私に迫ってくるスイッチ?」

咲「説明的だね…」

照「あっ…やる気スイッチ?」

咲「……」

照「…ごめんなさい」

咲「…集中できなくなるから」

照「うん」

咲「喋るのも、触るのもダメ」

照「うん…」

咲「ね?」

照「分かった」

咲「うん。ありがとう」

あ、この辺からエロ展開入るから逃げる方は逃げて

8レスくらいかなぁ…

照「…でも、どうしよう…」

咲「?」

照「私の、やる気が…」

咲「…へ?」

照「入っちゃった」ドサッ

咲「!?」

照「だって、咲「ひゃあ!?」って」

咲「え…なに…」

照「可愛すぎ」

咲「そ、そんな…」

照「ん」チュ

咲「んっ…んんっ…」

照「……」プチプチ

咲「あっ…待って…本っ…」

照「そのあと薫が父親の…」

咲「うわぁああああ!!やめてやめて!!」

照「…読書は諦めて」

咲「うぅ…」

照「…ごめんね」チュ

咲「ん…んっ…」

照「……」ヌガセヌガセ

咲「わ、分かった。本は諦めるから…でも…」

照「でも?」

咲「電気消して…」

照「どうして?」

咲「は、恥ずかしい…」

照「なにが?」

咲「み、見られるのが!」

照「私は見たい」ペロッ

咲「!?」

照「恥ずかしくなんてないよ」サラサラ

咲「まっ…ほ、本当に消してくれないの?」

照「うん」ギュッ

咲「んっ…」

照「咲…」チュ

咲「んっ…」

照「かわいい」チュ…レロッ…

咲「あっ…」

照「んっ…んっ」

咲「眩しい…」

照「え?」

咲「電気点いてるとまぶしいよ…」

照「あー…そっか」

咲「ね?消して?」

照「なにか遮るもの…」

咲「…え?」

照「あ、服でいい?」

咲「え?え?なになに!?」

照「これで、目隠しになる?」ギュッ

咲「うわっ!見えない!」

照「大丈夫そうだね」チュ

咲「ひゃ!?」ビビクン

照「ん…」チュ…チュルッ…

咲「あっ…あっ…待って」

照「…咲、注文多い」

咲「えっ…えぇーごめんね」

照「ううん。咲の言うことはなるべく聞きたい」

咲「今のとこ1個も私の意見通ってないけどね…」

照「なんでも言って」

咲「スルーされた…」

照「……」

咲「え…っと、目隠しをされると何も見えないから…」

照「…感じる?」

咲「違うよ!」

照「えっ…」

咲「そ、その、なにされるか分からなくてびっくりするから…」

照「あぁ」

咲「できれば、電気をほの暗くして…」

照「それなら大丈夫」

咲「えっ」

照「咲の首、細くて綺麗」

咲「へ?///」

照「……」レロッ

咲「!?」

照「首から肩のラインが、女の子らしくて好き」サラッ

咲「な、なにこれ…」

照「鎖骨…大人っぽくなったね」ナデナデ

咲「え…嘘…」

照「脇…はくすぐったがるからやめとく」

咲「実況されるの!?」

照「腕…細すぎ、心配」チュッ

咲「なんだろう…言えば言うほど状況が…」

照「指先…ちょっと硬いね。麻雀のやり過ぎ?」チュパチュパ

咲「うぅ…恥ずかしい…」

照「胸…はあんまり成長してない…」サワッ

咲「ひ、ひどい…」

照「え?咲の胸好きだよ」ナデナデ

咲「うぁっ…」

照「左の方が少しだけ大きくて…」モミモミ

咲「うっ…んっ…」

照「咲の声が可愛いから」ペロッ

咲「んんんっ!」

照「ん…ん…」レロッ…チュッ…

咲「あっ…あっ…」

照「贔屓したくなる」ハムハム

咲「ふぁあっ!」

照「…かわいい」

咲「も…もう…」ハァハァ

照「なに?」

咲「はやく終わらせて…」

照「っ…!」

咲「……」

照「ごめん…」

咲「…え?」

照「そんなに嫌だった…?」

咲「え、ち、違うよ」

照「でもはやく終わってほしいって」

咲「あ、うんはやく終わってほしい」

照「……」シュン

咲「そ!それはその、このままだと…変になりそうで…」

照「っ!///」

咲「だから、はやく、ね?」

照「…やっぱり、目隠し取っていい?」

咲「え」

照「咲の、顔が、見たい」スルッ

咲「うわっまぶしい!」

照「咲」チュ

咲「んっ」

照「咲…さき…」チュ…レロ…

咲「んっ…んっ…」

照「んっ…んんっ」

咲「あっ…ん…」

照「……んんんっ」ギュゥッッ

咲「んーーー!!」

照「…んっ」

咲「ぷはっ」

照「…咲」

咲「はぁ…はぁ…なに?」

照「好き」

咲「!あっ、ありがとう///」

照「…咲は?」

咲「えっ…えー…っと」

照「言って、ほしい」

咲「わ、私も好き!」

照「…早口」

咲「えー…」

照「もう1回」

咲「む、無理…」

照「聞きたい」

咲「言ったもん…」

照「…分かった」

咲「よかった…」

照「代わりに、もう1回しよ」

咲「お姉ちゃんのことが大好き!」

照「……」



カン!

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咲「あー…どこまで読んだか分かんなくなっちゃった…」

照「どうしたの?」

咲「しおり、挟まないで本閉じちゃってたみたい」

照「あー…あるある」

咲「お姉ちゃんのせいだよ!」

照「ご、ごめんね…」

咲「まぁ、なんとなく読み直せば分かると思うけど…」

照「どの辺まで読んだの?」

咲「えーと…引っ越した後、新しい家に馴染めないなぁ…みたいなとこ」

照「…132ページ?」

咲「えっ」パラパラ

照「……」チラチラ

咲「あ!ぴったりここだ!」

照「よかった」

咲「すごいすごい!どうして分かったの?」

照「1回読んだ本だから」

咲「すごい…じゃ、じゃあ」パラパラ

照「えっ」

咲「森のおじいさんに話しかけられるところは?」

照「……」

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