京介「ポケモン?」あやせ「はい」桐乃「その3!」(121)

前スレ

京介「ポケモン?」あやせ「はい」
京介「ポケモン?」あやせ「はい」 - SSまとめ速報
(http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1330745235/)

京介「ポケモン?」あやせ「はい」桐乃「その2!」
京介「ポケモン?」あやせ「はい」桐乃「その2!」 - SSまとめ速報
(http://logsoku.com/thread/hayabusa.2ch.net/news4vip/1331113979/)

――土曜日、罰ゲームの日――


京介「ぐっ……!ヤベ、マジ死ぬ……!」

あやせ「お兄さん遅いです。早く進んでください」

京介「む、無理言うな!これが精一杯だ!」

桐乃「あ、兄貴……ホントに大丈夫なの……!?」

京介「だ、大丈夫だ……なんとかな」

桐乃「イヤ、どうみてもそういう風には………あ、あやせ……やっぱりアタシも……」

あやせ「桐乃、これは罰ゲームなんだから……ね?」スウーッ…

桐乃「ひぃっ!?」

京介「き、桐乃!俺はおまえのその心配してくれる気持ちだけで充分だ!」

桐乃「でも……」

京介「大丈夫だ!ノーパソと無線LAN機器とポケスペ39冊持たされた程度で潰れる俺じゃない!」

――しばらくして、新垣家――


京介「」ゼーハーゼーハー

桐乃「兄貴……ほらコレ飲んで」つД ←スポドリ

京介「サンキュ……」ゴクゴク

桐乃「にしても……相当重かったっぽいね、まだ腕震えてるし」

京介「罰ゲームとはいえ……流石にあれだけの荷物を秋葉からあやせん家まで持って帰らされるとは思いもしなかったぜ……」プハッ

あやせ「とりあえずポケスペは棚の上に置いて……これでよし、っと。ご苦労様でしたお兄さん。ありがとうございます」

京介「ん?ああ、気にするな。罰ゲームなんだから……ちょっとヒデェとは思うけどな……」ボソッ

あやせ「最後のほう何か言いましたか?」ニコッ

京介「いいえ何も言っておりません」

桐乃「それでこれからどうするの?」

京介「ああ、それなんだが……あやせ」チラッ

あやせ「何ですかお兄s……なるほど、そういうことですか。いいですよ別に……今日は大丈夫な日ですから」

桐乃「ハァアア!?あああああやせ!!アンタ何とんでもないこと口走っちゃってんの!?///」

あやせ「桐乃には関係ないことだからちょっと黙ってて」

桐乃「関係ないって……!」

京介「あやせ……。本当にいいのか…………?」

あやせ「ええ、構いません……。きてください、お兄さん」

京介「後悔……するかもしれないぞ?」

あやせ「しませんよ……。だって……相手がお兄さんですから……」

京介「……っ!」

あやせ「準備してきますね」ガチャ

桐乃「ちょ、ちょっとあやせ準備って!?」

京介「フフフフフ……ついにこの日が……!」ニヤニヤ

桐乃「………………」キッ! スタスタ

京介「くくくくく……」ニヤニヤ

桐乃「アンタいったいどういうことなのよ……!」ガッ! ギリギリ

京介「ぐえっ!?ぎりの……ちょ、はなぜ……ぐるじい……」

桐乃「うっさい……いいから早く説明しろ……!」ギリギリ

京介「もう……げん……が…………い……」ガクッ

桐乃「ちょっと、早く説明し……きゃっ!」ガクッ パッ

京介「げほっ、げほっ!おまえ何いきなり首絞めてきやがんだ!」

桐乃「うっさい!アンタがあやせに手ェ出したからでしょうが!」

京介「出してねーよ!出すわけねーだろ!?」

桐乃「ハァ!?この期におよんでトボける気!?さっきもあろうことかアタシの前で……え、エッチする話してたじゃん!!///」

京介「はぃいいい!?何の話だよ!?」

桐乃「さ、さっき大丈夫な日がどうとか言ってたじゃないこの変態!鬼畜!!ロリコン!!!」

京介「ちょ、落ち着け!!」


京介「あれはあやせにポケモンバトルを挑んだだけだ!!」

桐乃「は?」

京介「やっと落ち着い――」

桐乃「そんな嘘が通じるとでも思ってんの!?バカなの!?死ね!!」

京介「――てないのかよ結局!そしてあの台詞がより直接的になってる!?」

桐乃「だいたいあの一連のやりとりがどうやったらポケモンバトル挑んでるふうになんのよ!!せめてもうちょっとマシな言い訳考えろっての!!」

京介「いやだからあれは……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

京介「あやせ……。本当に(バトルして)いいのか…………(余裕こいてんのも今のうちだぞ)?」

あやせ「ええ、構いません……。(かかって)きてください、お兄さん」

京介「(負けて)後悔……するかもしれないぞ?」

あやせ「しませんよ……。だって……相手が(所詮)お兄さんですから……」

京介「……っ!(コイツなめやがってコンチクショ~!)」

あやせ「(ポケモンバトルの)準備してきますね」ガチャ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

京介「……って意味なんだが」

桐乃「うっ……たしかに辻妻はあってるケド……そう!その前!その前の『今日は大丈夫な日ですから』って台詞はなんなのよ!」

京介「あれは『今日は(家に親が居ないからここでポケモンバトルしても)大丈夫な日ですから』って意味だよ。あやせの親はゲームとか禁止してるらしいからな」

桐乃「そ、そんな言い訳が通じると思って……」

あやせ「おまたせしました。さぁバトりましょうか、お兄さん」ガチャ

桐乃「」

京介「な、言っただろ」

桐乃「じゃ、じゃあ本当にあの会話は……」

京介「そういうことだよ。…………おまえ、正直エロゲーのやり過ぎなんじゃねーの?」ボソッ

桐乃「~~~~~!//////」ドカドカ

あやせ「ちょ、桐乃!?どうしたの!?」

京介「痛い痛い痛い!!効果音からして一撃一撃がなかなか重いですよ桐乃さん!?」

桐乃「うっさいうっさい!アンタ達が変な言い方するから悪いんでしょーがぁ~~~!!///」ドカドカ

――5分後――


桐乃「ぜぇ……ぜぇ……」

京介「……よ、ようやく……落ち着いたか」ゼェゼェ

あやせ「お兄さん。私にはなにがなんだかわからないんですけど……」キョトン

京介「気にするな……。もう問題はかたづいた」

あやせ「そうですか。それでは……」チャキ

京介「おうよ!」チャキ

桐乃「だからなんでそんなにノリノリでDS構えてんのよ……」ゼェゼェ

あやせ「今回は時間もあんまりないんでガチな耐久は抜きでやりましょう」カチカチ

京介「ガチな耐久っつーと?」カチカチ

あやせ「きせき系とかみがわり系とかですね」カチカチ

京介「ナットレイは?」カチカチ

あやせ「ダメです」カチカチ

京介「ハピナスは?」カチカチ

あやせ「んー……回避率上げ型じゃなければアリで」カチカチ

京介「オーケー」カチカチ

桐乃「あれ?ひょっとして今アタシ凄く空気?」

   京介の手持ち

ゴウカザル ほのお、かくとう
ガブリアス ドラゴン、じめん
トゲキッス ノーマル、ひこう
ハピナス ノーマル
サメハダー みず、あく
ゲンガー ゴースト、どく


   あやせの手持ち

ヘラクロス むし、かくとう
ロトム(ウォッシュフォルム) でんき、みず
ボーマンダ ドラゴン、ひこう
ユキメノコ こおり、ゴースト
ブーバーン ほのお
ジバコイル はがね、でんき

さあ例によってしばらくパソコン禁止なっちまったよ

保守してくれるなら嬉しいけど落としてもかまわない

まぁとりあえずは全部できてるから。

――京介Side――

京介(ゴウカザルは確定だな……)

京介(全体的に特殊多めだから受けにハピナス……あとは格闘潰しにトゲキッスってとこか?)カチカチ

京介(フフフ、見てろよあやせ……前の俺とは違うってことを証明してやるぜ!)


――あやせSide――

あやせ(うわ……前と較べて随分パーティが変わってますね……。同じタイプでもエンブオー(笑)がゴウカザル(ワロエナイ)に変わってますし……。まぁ当然でしょうけど)

あやせ(にしてもメタグロスがいないのは予想外でしたね。前回のバトルで調子にのってまた使ってくると思ったんですけど……)

あやせ(とりあえず今回私のパーティは特殊アタッカーが多め……。単純なお兄さんのことですからハピナスは絶対出してくるとして、ヘラクロスは確定……)

あやせ(あとは物理殺しにボーマンダと……トゲキッス対策にロトムってところですね)カチカチ

あやせ(フフフ……今回も勝たせてもらいますよ。お兄さん♪)

――あやせがしょうぶをしかけてきた!

  ――あやせはヘラクロスをくりだした!

  ――ゆけっ、ゴウカザル!


――京介Side――

京介(100族以上が四体いる俺に対して一体目ヘラクロス!?……コイツはおそらくスカーフ!!)

京介(俺のゴウカザルはスカーフじゃない……先攻はあやせか……)

京介(まぁ地震来るよな……ここはトゲキッスに変え……)

京介(……いやまてよ。あのあやせがそんな単純に攻めてくるとはかぎらない……。トゲキッスへの交替を見越してエッジ……ってことも充分にありえる……)

――あやせSide――

あやせ(フフフ……お兄さんが最初にゴウカザルを出してくるのはだいたい読めてるんですよ。さぁ地震で軽ーく一乙に……)


ヘラクロスはどうする?

メガホーン インファイト ねごと ストーンエッジ


あやせ(ああああああ!!ねむり対策に ねごと 覚えさせたままで じしん 覚えさせるの忘れてましたぁーーー!!)ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!

――京介Side――

京介(あやせがなんか動揺してる……?)

京介(これはなんかあるぞ……)

京介(あれか?地震覚えさせるの忘れてたパターンか……?)

京介(いや、そんな都合のいい展開があるわけねーよな……)

京介(地震なら交替だが……それを読んでのエッジならギリで耐えるだろうからドライブ……逆にあやせがそのドライブを読んでいたら地震で来るだろうから……)

京介(物理相手にハピナスは出せないとなると……トゲキッスか、ドライブか……)

京介(どうする……?)

――あやせSide――

あやせ(う~、困りました……)

あやせ(等倍で確実に倒せる保証はありませんし……万一襷の場合を考えるとやっぱりヘラクロスの死亡は免れませんね……)

あやせ(しかしハピナスが出てきてない以上ヘラクロスを失うわけもいきません……。やっぱり交替させるのがベストですか……)

あやせ(でも向こうも地震読みで交替する可能性もありますよね……)

あやせ(だとしたら、ゲンガーかトゲキッス……)

あやせ(私の選択肢は、ボーマンダかロトム……)

あやせ(どうしましょうか……?)

桐乃(長い……長すぎる……!もう一分近く経つのに二人ともまだ悩んでるなんて!)

※注:桐乃は今回も京介の背中にくっついて戦いを見ています。

京介(よし!)

あやせ(決めました!)

京介(こっちだ!)

あやせ(こっちです!)


  ――あやせはヘラクロスをひっこめた!

  ――あやせはボーマンダをくりだした!

  ――ゴウカザルのこうげきがさがった!

京介「しまった!」

京介(俺が後攻だからってつい後手にまわっちまった!あやせが交替する可能性を考えてなかった!)

あやせ「よしっ!」

あやせ(トゲキッス対策のロトムを温存して尚お兄さんが交替しない場合にもゴウカザルの弱体化をはかる!私の読みが当たりました!)

あやせ「フフフ、やはり私の方が一枚上手でしたね。お兄さん」

京介「くっ……!」

京介(やはりここでのドライブは失敗だったか……っ!)


  ――ゴウカザルの フレアドライブ!

  ――こうかはいまひとつのようだ……

  ――きゅうしょにあたった!

  ――あいてのボーマンダはたおれた!

  ――ゴウカザルは はんどう でダメージをうけた!

  ――ゴウカザルは いのち がすこしけずられた!

あやせ「えっ」

京介「えっ?」

桐乃「えっ!?」

一同「「「ええええええっ!?」」」

あやせ「まさか……急所とはいえ威嚇を受けて……しかもいまひとつなのに、一撃……!?」

京介「ヤベェ……珠ドラ強ぇ……!!」

桐乃「アタシ何か物凄いもの見ちゃった気がする……!」

京介「おぉうっ!?き、桐乃おまえいつから俺の後ろに!?」

桐乃「ハァ!?もしかして気付いてなかったの!?手持ち見せあいのときからずっといたじゃん!」

京介「あー、どうりで右肩が重いわけだ!」

桐乃「ちょっとそれ禁句!モデルに重いとか禁句だから!」バシバシ

京介「痛てててて!やめろ右肩を叩くな!」

あやせ「………………」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  ――あいてのメタグロスの コメットパンチ!

  ――きゅうしょにあたった!

  ――グライオンはたおれた!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あやせ(忘れてましたね……お兄さんの腹立たしいほどの幸運スキルを!)

あやせ「お兄さん、遊んでないで続きやりますよ」

京介「ん?ああ、悪い悪い」


  ――あやせはヘラクロスをくりだした!

京介(フフフ……今の攻撃で完全にわかったぜ!このヘラクロスに地震はない!)

京介(いけ!ゴウカザル!連続フレドラでたたみかけろぉぉぉおおおお!)

あやせ(まぁこれは普通に……)


  ――あいてのヘラクロスの インファイト!

  ――ゴウカザルはたおれた!

  ――あいてのヘラクロスのぼうぎょがさがった!

  ――あいてのヘラクロスのとくぼうがさがった!


京介「」

あやせ(まぁ、フレドラの反動に珠のダメージもあれば普通に落ちますよね)

京介(いっけね、スカーフあんの忘れてた……)

京介(インファイト……まぁここは普通に相性から考えてトゲキッスだろ……)


  ――ゆけっ、トゲキッス!



京介(ここでわざわざハピナスに替える意味はないよな……。とりあえずエアスラ打っときゃあやせが何出してきても大丈夫だろ……)

あやせ(ここはロトムに替えるしかないみたいですね……。どうせお兄さんはエアスラ打ってくるでしょうから)

――あやせはヘラクロスをひっこめた!

  ――あやせはロトムをくりだした!

  ――トゲキッスの エアスラッシュ!

  ――こうかはいまひとつのようだ……


京介(ロトムか……相性がいいからって対策したつもりなら甘いぜあやせ!)

京介(ロトムのHP種族値は所詮50!特防が106あろうともソイツ程度の耐久力じゃ俺のスカーフトゲキッス(臆病CS極)は止められない!)

京介(そして何より天の恵みエアスラひるみコンボに勝てるヤツなんていねーんだよ!)


  ――あいてのロトムは せんせいのツメ でこうどうがはやくなった!

  ――あいてのロトムの ひかりのかべ!

  ――あいては ひかりのかべ でとくしゅにつよくなった!

あ、すんません……。友達と実際バトって起こったことですんで…。


京介「!?」

あやせ「フフフフフ……まだまだ甘いですね」

京介(コイツ……まさか見せあいのときからトゲキッスが来るのをわかってロトムを……!?)

あやせ(まぁゲンガーハピナストゲキッスは壁張れば止めれますし、サメハダーの電気対策は基本地震しかないでしょうから、ロトムが入るのは必然だったんですけどね)

あやせ(C極振りなら10万VでH極振りトゲキッスも一乙にできますし……)

あやせ(まぁこのロトムはあえての穏やかB252,C100,D156なんですけど……)


  ――トゲキッスの エアスラッシュ!

  ――こうかはいまひとつのようだ……


京介「クソッ!全然ダメージが伸びねぇ!」

京介(だが先攻が取れればロトムは怯んであやせは何もできない!一応せんせいのツメ 持ちみたいだが一撃でやられるほどトゲキッスの特殊耐久は低くない!……ハズだ)

あやせ(あ、今エアスラ打ってきたってことは十中八九スカーフで決定ですね。そして交替しないところを見ると『電岩鋼にはひるみ判定が薄い』ってことをお兄さんは知らないみたいです……フフフッ♪)

親帰宅

――トゲキッスの エアスラッシュ!

  ――こうかはいまひとつのようだ……

  ――あいてのロトムの いたみわけ!

  ――おたがいのたいりょくをわかちあった!


京介「い、いたみわけ だと……!?そしてなんで怯まねーんだよ!?」

あやせ「お兄さん、ひとつ教えておいてあげます」

京介「ん?何だ?」

あやせ「でんき、いわ、はがねタイプにはエアスラのひるみ判定が薄いんですよ」

京介「……oh」/(^o^)\ナンテコッタイ

京介(こりゃ負けたな……)

  ――トゲキッスの エアスラッシュ!

  ――こうかはいまひとつのようだ……

  ――あいてのロトムの 10まんボルト!

  ――こうかはバツグンだ!

  ――トゲキッスはたおれた!

  ――ゆけっ、ハピナス!

  ――あいてのロトムの いたみわけ!

  ――おたがいのたいりょくをわかちあった!

  ――ハピナスの れいとうビーム!

  ――きゅうしょにあたった!

  ――ハピナスは たべのこし ですこしかいふく

  ――あいてのロトムの ハイドロポンプ!

  ――ハピナスの れいとうビーム!

  ――きゅうしょにあたった!

  ――あいてのロトムはたおれた!

  ――あいての ひかりのかべ のこうかがきれた!

  ――ハピナスは たべのこし ですこしかいふく

  ――あやせはヘラクロスをくりだした!

  ――あいてのヘラクロスの インファイト!

  ――こうかはバツグンだ!

  ――ハピナスはたおれた!

  ――あやせとのしょうぶにまけた!

京介「また負けた……orz」

桐乃「……ドンマイ」ポン

京介「……ありがとよ」

桐乃「まぁアンタがエアスラの怯みいまひとつ判定を知らなかったのはバカじゃん?って思ったケド」

京介「え!?おまえ知ってたの!?」

桐乃「うん」

京介「知ってたなら言えよぉぉぉぉぉおおおおお!!」

――新垣家の近くの道――


あやせ「というわけで、お兄さん。勝者の命令権で今からカラオケに行きます」

桐乃「もちアンタの奢りでね」

京介「へいへい……頼むからとんでもねー勢いで注文とるのだけはやめてくれよ。俺の財布はおまえらと違って薄いんだから……」

あやせ「わかってますよ」

桐乃「フフン、せいぜいアタシの歌声に聞き惚れないように注意しときなさいよ!」

京介「んなこと絶対ねーっての」

――数十分後――


あやせ「着きましたね」

桐乃「カラオケとか久しぶりー!」

京介「ホント久しぶりだな……」

加奈子「へぇー、オメーカラオケ来たことあんのか。ちょっと意外だな」

京介「バカにすんなよ、俺だってカラオケぐらい……って加奈子!?」

あやせ「えっ?」

桐乃「えっ!?」

加奈子「ちぃーっす」

京介「おまえなんでここにいんの!?」

加奈子「歌いに来たに決まってんじゃーん♪それともアレか?『お兄ちゃんに会いにきたんだよ♡』とでも言って欲しかった?シスコンの京介お兄ちゃん♪」

京介「んなっ……!?」

桐乃「っ!!」ツー

あやせ「ちょ、桐乃!?鼻血出てるけど大丈夫!?」

桐乃「う、うん……」ポタポタ

加奈子「うわ、桐乃オメー……大丈夫?」ジッ ウワメヅカイ

桐乃「」ブフォッ!

加奈子「おおう!?ちょ、その量マジでヤバくね!?」

京介(いかん!このままだと桐乃が加奈子にキュン死に……もとい出血多量でリアル死にさせられる!)

あやせ「ほ、ほら桐乃ハンカチ!」

桐乃「うん……ありふぁほ……」ボタボタ

京介「な、なぁ加奈子!おまえも俺らと一緒に歌うだろ?」

加奈子「あぁ?ったりまえじゃーん。ダチに会ったのに一人で歌うとかバカじゃね?ンな寂しーことすっかっての」

京介「だよな!だったら桐乃はあやせに任せて俺達は先に部屋をとっとこう!な?」

京介(一刻も早く桐乃からコイツを引き離さねーと!)

加奈子(これって……一時的だけど二人っきりのチャンスじゃね?)

加奈子「だ、だな!そーと決まれば早く行こうぜ!」グイッ

京介「おい引っ張るな!というわけであやせ!桐乃をたのんだぞ!」

あやせ「ちょ、ちょっとお兄さん!?」

桐乃「まふいふぉあやへ……ふぁなふぉあいふのふぉとまひふぇふひひはいふぁふぁふぁ……」ポタポタ

あやせ「まずは鼻血を止めよう?桐乃」

桐乃「うん……」ポタポタ

――個室――


京介「403……、404……、お、あった。ここだ405」

加奈子「んじゃサッサと入ろうぜェ~♪」ガチャ

京介「えらくご機嫌だな、おまえ……」

加奈子「き、京介お兄ちゃんと二人きりだからかな……///」

京介「!?」

加奈子「…………//////」

京介(何故に妹キャラ!?)

加奈子(アレ?コイツがシスコンだからって加奈子が可愛い妹になりきんのは流石に無理があったか……?)

京介「ホ、ホラ!早く座ろうぜ!」ドサッ

加奈子「うん……」トサッ


  ピトッ


京介(隣に座って密着してきたぁぁぁぁぁぁぁああああああああ!?)

加奈子「/////////////」

京介「あの……加奈子サン?何で隣に密着してお座りになられるのですか……?」

加奈子「あ……、う…………///////////////」

加奈子(ヤベェ、マジヤベェ!めっちゃハズくてドキドキして顔熱くて声出ねー!//////)ドキドキ

加奈子(勢いでひっついたケドこのあとどーすりゃいーんだよ~!//////)ドキドキ

京介(これは……マズイ!)

京介(俺は壁際に座っちまったから逃げられねーしなんかいいにおいするし柔らかいし……)

京介(まてまて高坂京介!おまえはロリコンじゃない!そうだろう?そうだよな!?いや頼む!そうであってくれ!!)

京介(そうだこういうときは素数を数えろ!2、3、5、7、11、13……)

加奈子「ひ、ひつじが一匹……///」

京介「寝ようとしてる!?」

加奈子「ふえっ!?な、何だよ!?加奈子素数数えてただけだし!///」

京介「いろいろ間違ってるしそもそも1は素数じゃねーよ!?」

加奈子「ね、ねねね寝るって……///そんなまだ付き合ってもねーし……///」

京介「お、落ち着け!そして人の話を聞け!」

  ガチャ


加奈子「!!」バヒュン!

あやせ「おまたせしましたー!……ってあれ?」ゼェゼェ

桐乃「ちょっとアンタ達ー!……ってあれ?」ゼェゼェ

加奈子「ナニ?どったの?二人ともそんな息切らして」

あやせ「う、ううん!なんでもない……」

桐乃「何も起こってない……だと……!?」

京介「………………」

京介(アイツ……ドアが完全に開くまでの一瞬で反対側の壁際まで移動しやがった……!)

加奈子(っぶねー……、あと一瞬遅かったらマジヤバかったわ……)


その後、席位置は個室を画面から見て右席に高坂兄妹、前席にあやせ、左席に加奈子となりました。

加奈子「じゃー加奈子からいくぜェ♪」ピッピッ

画面「Everything」

  ~♪~~♪

京介(ま、まさかこれは……)

加奈子「すれ~ちが~う…とき~のな~かで~……♪」

京介(やはり MISIA の Everything だと……!?コイツが歌上手いのは知ってっけど…………いったい自分の歌唱力にどれほどの自信が……!?)

加奈子(フフン、加奈子のすごさを見せてやんヨ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


加奈子「You're everythi~ng♪You're every~thi~ng♪あ~な~た~がぁ~、おも~うよりつよ~くぅ~♪」

京介「すげぇぇぇえええええええええええ!!!!!」

桐乃「加奈子すごいじゃん!」

あやせ「なんかこのあと歌いにくい……」

京介(まさかここまでとはな……)

加奈子「ふぃ~、終わった!どーよ京介?加奈子の歌は」

京介「ああ、歌上手いのは知ってたけどやっぱおまえすげーわ!」

加奈子「だろだろ~!加奈子のコト見直したっしょ?」

京介「見直したマジ見直した!」

加奈子「えへへへ……///」

京介「けどよ……」

加奈子「ん?どったの?」

京介「いや、おまえ明日ステージあんだから今日は無理すんなよ?おまえのステージ楽しみにしてるヤツはたくさんいんだから……」

加奈子「お、おう…………ちなみに、さ……」

京介「ん?」

加奈子「その……オメーも加奈子のステージ楽しみにしてくれてるワケ……?」

京介「ああ、もちろん」

加奈子「マジ!?」パアアア

京介「わざわざ席まで取ってもらったしな」

加奈子「……イヒヒ、明日は加奈子に惚れないよう注意しとけよ?」

京介「んなこた起きねーよ。安心しろ」

加奈子「ま、まぁ惚れてくれたほうが嬉しいケドな///」

京介(少し前から気になってたがなんでコイツステージでのキャラモードなんだ?)

京介(あれか?本番に備えての予行練習ってやつか?思ったよりコイツ仕事に向けて努力してんのな)

天の声「あわれなり加奈子」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あやせ「じゃあ次は私が歌いますね」

京介「おう、あやせは何歌うんだ?」

あやせ「それは……聞いてからのお楽しみということで」

京介「そうか」

あやせ「じゃあいきますね」ピッピッ

画面「はっぴぃ にゅう にゃあ」

京介(な、なんだこの電波全開のタイトル……!?)

桐乃「……なんですって!?」

  ~♪~~♪

あやせ「にゃーん!///」

京介「ぶふぉお!?」

加奈子「んなっ!?」

あやせ「んでっ♪んでっ♪んでっ♪にゃあっ!///」

京介「ぶふぅっ!?」

あやせ「にゃーんでっ♪かまってかまってほしいの♪」

京介(ちょ……ヤベェ!顔真っ赤にしながらにゃあにゃあ言ってるあやせたんマジ天使!!)

加奈子(んだよこの歌。キメェ……なんかメルルの歌とおんなじ感じするし……)

桐乃(なんかとられた感じでむかつく)

あやせ(うう……すごく恥ずかしいです……///)

あやせ(でも……昨日スレ建てて質問した結果がこの曲ですから、信じてやってみましょう!)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


あやせ「は~っぴぃ、にゅう、にゃあ~♪はぁ~じめまして~♪」

京介(やべぇ眼福すぎてもう死んでもいい……)ツー

加奈子「ちょ、京介オメー鼻血出てんぞ!?」

京介「はっ!?いつの間に!?」ポタポタ

桐乃「………………」ゲシッ!

京介「ひょ、きひの(ちょ、桐乃)!?はなひがいのほころからもひゅっへつはへひょうとふふな(鼻以外の所からも出血させようとするな)!!」ポタポタ

桐乃「うっさい!何言ってんのかわかんないから黙って蹴られてなさい!」

京介「ほんはひふひんふぁよ(どんな理不尽だよ)!?」

あやせ(フフフ……バンギラスに格闘ぶつけるくらい効いてるみたいですね。この曲を薦めてくれた人たちに感謝です!)

加奈子「京介、オメー一回便所行ってきたがよくね!?」

京介「ほれふぉみのはふはへひふぁいふぁんほふぁ(これを見逃すわけにはいかんのだ)……」ポタポタ

加奈子「イヤ、だから何つってんのかわかんねーよ……」

あやせ「にゃーん!///」

京介「ぶふぉっ!」ポタポタ

桐乃「ちっ…………」イライラ

加奈子(……つかJCの妹のダチ見て鼻血垂らしてる兄貴っつーこの構図……犯罪の一歩手前じゃね?)

あやせ「ぐずぐず~しない♪ひろえば~♪いいじゃん♪」

京介(滅多に見られないシーンを拾わせていただきました!!)ポタポタ

あやせ「にゃーん!///」

京介「ぶふっ!」ボタボタ

加奈子「オ、オイ……マジで血の量ヤバくなってきてるって……!」オロオロ

京介「ほ、ほうふぁふぁ……ひょっほほひへひっふぇふふは(そ、そうだな……ちょっとトイレ行ってくるわ)」ボタボタ ガチャ

加奈子「だから何つってっか(ry」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


京介「ただ地図をひっろげて♪ただ風を待ってたんだ♪答えもぉ~なぁ~くぅ~♪」

桐乃「………………」

あやせ「………………」

加奈子「………………」

京介(いや、なんか反応しろよ!)

三人娘「普通すぎてなにも言いようがない……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


桐乃「ず~うっと~♪あたしがこのぉ~まま~♪いるな~んて、思~わないで~よ~♪」チラッ

京介(ちっ……いやに御鏡事件を連想させるなこの歌……。そんでさりげなくこっち見てんじゃねーよ)

桐乃「き~いっと~い~つか~♪どこかの、だ~れか~があたしのっこと~♪もら~あって、し・ま・う・の♪わぁかって~る~の~!?♪」ズイッ

京介「大声で歌いながら顔近付けてくんじゃねぇ!うるせーし唾が飛んでくるだろーが!」

京介(歌詞的にもなんか気まずいし!)

あやせ(これはもしかして……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


桐乃「そんな~♪か~お♪したって~、ダメ~なん~だから~♪」チラッ

京介(だから意味ありげにこっち見てんじゃねぇ!俺が今どんな顔してるってんだよ!?)

桐乃「で~も~ね~♪」ジッ

京介(なんだよ、マジ顔でこっち見やがって)

桐乃「い~つ~もサンキューってお~もってたり~♪し~て~♪//////」プイッ

京介「!!?」

あやせ(やっぱり!桐乃……その歌なんかずるい……)

加奈子「ん~、加奈子次何歌お?」

――3時間後――


店員「ありがとうございましたー」

京介「5800円……思ったより安かったな。おまえら俺の奢りの割にはあんま飲み食いしないし」

桐乃「ハァ?アンタ馬鹿じゃん?アタシら体型崩したらダメだし」

あやせ「そうですよ、下手したらクビになるかもなんですから」

京介「そりゃわかってるけどよ……加奈子」

加奈子「なっ、何だヨ!?」ドキッ

京介「何でおまえは水一杯だけなんだ?桐乃たちでも飲み物はジュースなのに」

加奈子「……………………ーが」ボソッ

京介「あん?なんだって?」

加奈子「オメーの所為だろーがコンニャロー!!」ポカポカ

京介「ちょ、痛い!やめろ!」ダッ!

加奈子「あ!逃げてんじゃねーヨ!」ダッ! ポカポカ

京介「痛ててててててて!俺が何したってんだよ!」スタタタ

加奈子「ウッセー自分の胸に訊いてみやがれ!このっ!このぉ!」スタタタ ポカポカ

桐乃「ちょ、今の加奈子萌える……ポカポカとか……でへへへへへ」ポタポタダラダラ

あやせ「桐乃!?鼻血とよだれが同時にでてるよ!?」

桐乃「でへへへへへへ……待っててねー、かなかなちゃーん……」ジリ…ジリ… ポタポタダラダラ

あやせ「お兄さーん!!桐乃を止めてくださーい!!」

京介「無理だっ!!その前に加奈子を止めてくれー!!」

加奈子「コンニャロ!コンニャロー!!」ポカポカ

桐乃「うぇっへっへっへっへ…………」ジリ…ジリ… ポタポタダラダラ ワキワキ

――そのころ、五更家――


黒猫「………………」カチカチ

黒猫「………………」カチカチ

黒猫「っ!!やった……!!」グッ

日向「ルリ姉、どうしたの?急にガッツポーズしちゃって」

珠希「姉さま、どうかされましたか?」

黒猫「」ハッ

日向&珠希「?」

黒猫「フフフ……ついにやんちゃHABCSパルシェンが産み出されたのよ……」

日向「いや意味わかんないよ……」

珠希「せいかくがやんちゃでえいちぴーとこうげきとぼうぎょととくこうとすばやさのこ体ちが31のパルシェンができたんですね」

日向「いやわかるの!?ものすっごく専門的な話みたいだけど!!」

黒猫「そうね……名前はつららばりにちなんで……」カチカチ

日向&珠希「グ・ン・グ・ニ・ル?」

黒猫「『主神の槍』よ。フフフ……」

日向「ルリ姉ェ……」

珠希「ふわぁ~!かっこいいです、姉さま!」

日向「珠希ェ……」

――しばらくして9時頃、高坂家――


京介「お~とこなら~♪誰かのた~めに、つ・よ・く・な~れ♪」カチカチ

大介「ふむ、いい歌だな。歌詞が質実剛健を表しているかのようだ」

京介「おおうっ!?親父!?」

大介「京介、最近ゲームばかりしているようだが勉強の方は大丈夫なのか?」

京介「ま、まあA判定だし一応は……」

大介「そうか、ならいいが……京介」ギロッ

京介「はいぃっ!!」ビクゥッ!

大介「そのゲームは桐乃もやっているのか?」

京介「あ、ああ……」

京介(まさか……エロゲーと思ってる!?)

大介「……そのゲームはなんという名前なんだ?」

京介「…………は?」

大介「いいから答えろ」

京介「いや……、ポケットモンスターホワイトっつー名前だけど……」

大介「内容は」

京介「ポケモンっつー生き物を育てて戦わせる普通のゲームだよ。一応言っとくけどこのゲームはいかがわしいモンじゃないぜ」

大介「そうか、ならいい」

佳乃「お父さんお風呂沸いたわよー」

大介「うむ。今入る」

京介「………………」

京介「……まさか親父もポケモン始めたりしねーだろーな?」

――槇島家――


沙織「ふぅ……。ようやくプラチナが終わりましたわ」

沙織「次はエメラルドですわね……」

沙織「あ、そういえば明日はメルルイベントでしたね……」

沙織「……一応対戦することを考慮して今日はブラックをやるべきですわね」

沙織「現在対戦用は十体……あと一体いればいいでしょう」

――五更家――


黒猫「………………」カチカチ

日向「……ルリ姉さ、ポケモン楽しいの?」

黒猫「愚問ね。楽しくなかったらやらないでしょう?」カチカチ

日向「……そんな風に育て屋さんの前をうろちょろするのが楽しいの?」

黒猫「これは異形の獣を召喚するための神聖な儀式よ」カチカチ

日向(ルリ姉ェ……)

黒猫「この儀式によって産み出されたケルベロス(サザンドラ)は闇の世界の住人を何人も葬ったわ」

日向「いや、わけわかんないよ……」

珠希「サザンドラがランダムバトルで強いっていみです。お姉ちゃん」

日向「だからなんで珠希はわかるの!?あたしランダムバトルって単語すら初めて聞いたんだけど!?」

――新垣家――


あやせ「………………」カチカチ

あやせ「…………………」カチカチ

あやせ「……………………」カチカチ

あやせ「………………………」カチカチ

あやせ「…………………………」カチカチ

あやせ「……………………………」カチカチ

――来栖家――


加奈子「あぁぁぁぁぁぁぁああんもぉぉぉぉぉぉおおおおおおおありえねぇぇええええええええ!!!!!!」

加奈子「ゲーチスのサザンドラうっぜぇぇぇっぇえぇぇえええええええ!!!!!!!」

加奈子「これで負けたの8回目だぞチクショォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

加奈子「ああもう寝てやる!!」ドサッ

加奈子「………………」

加奈子「………………」

加奈子「………………zzZ」

加奈子「……きらぁっ☆、むにゃむにゃ……zzZ」

――高坂家――


京介「ぶふっ!はっはっは!!ばっかじゃねーの!?」

桐乃「でしょ!?グライオンの技構成がエッジ、シザクロ、炎の牙、ギガインパクトとかありえなくない!?」ニコニコ

京介「ねーよマジ!!はっはっは!!」

桐乃「しかもね、ハッサムが破壊光線使ってんの!!」ニコニコ

京介「意味ねーーーー!!」

桐乃「でしょでしょー!!」ニコニコ

京介「ヒー、ヒー……なんかえらく上機嫌だなおまえ」

桐乃「んなコトないってー!それでさー!」ニコニコ

――こうして夜は更けていき、翌日のメルルイベント迎えるのである。

着実に力をつけるもの、翌日に備えるもの、翌日の波乱など予想もしないもの。

それぞれが出会い、それぞれの意地と誇りを懸け、対決する。

しかし彼らはそのような波乱が起こることなど知る由もなかった。


第三部、完

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom