京介「ポケモン?」あやせ「はい」(304)

あやせ「来ました!むじゃきHACSの4Vサルです!」

あやせ「セーブセーブっと……」

あやせ「………………」

あやせ(なんか虚しいですね)

あやせ(こんなことしても戦う相手なんていないのに……)

あやせ(これじゃあわざわざお母さんに内緒で買った意味がありません)

あやせ(そうですね、誰かに布教しましょうか)

あやせ(だとしたら誰に……)

あやせ(そうだ!お兄さんなら!)キュピーン!

あやせ(あのお兄さんなら私の頼みを断るわけがありません)

あやせ(そしてお兄さんを私とおなじようにポケモン廃人にしてしまえば……)

あやせ(お兄さんにかまってほしいがために桐乃もポケモンをやりだすハズ!)

あやせ(うまくいけばお姉さんや加奈子あたりも……!)

あやせ「フフフフフ、そうときまれば早速実行です」パカッ

prrrr・・・

京介『なんだねあやせたん!』

あやせ「ワンコールで出るって早いんですねお兄さん」

京介『いや、あやせだけ着信音が違うからすぐに出れるんだ』

あやせ「ど、どれだけ私と話したいんですか!?気持ち悪いです!ブチ殺しますよ!?」ドキドキ

京介『できれば一生おまえと喋っていたい。結婚してくれ』キリッ

あやせ「い、いい加減にしないと切りますよっ!///」

京介『ごめんなさい調子に乗ってました切らないでくださいあやせさま』<ズザー!orz

あやせ(電話越しでスライディング土下座の音が聞こえるって一体……)

あやせ「……まあいいです。それでお兄さんにご相談があるんですけど」

京介『あぁ?また加奈子のマネージャーか?』

あやせ「いえ、今回は私の個人的な相談です」

京介『わかった!俺は必ずお前を幸せにしてみせる!』

あやせ「だ、誰も結婚したいなんて言ってません!ブチ殺しますよ!?」///ドキドキ

京介『冗談だよ。で?結局俺はなにすればいいんだ?』

あやせ「(冗談ですか……)とりあえずいつもの公園に来てください」

京介『わかった、すぐ行…』<ウヒャヒャー!アヤカチャンカワイイヨォォォ!マジエロイッテェ、ヒャヒャー!

あやせ「」

京介「」

あやせ「……い、今……物凄く聞き慣れた声が性犯罪者みたいな台詞を言ってた気がしたんですけど……」

京介『……キノセイデス、ソレジャマタ』ブツッ


プー、プー


あやせ「………………」

あやせ「桐乃ェ……」

――公園――


あやせ「それでご相談というのは、その……ゲームのことなんですけど」

京介「ゲ、ゲーム!?」

京介(ま、まさかさっきので桐乃のエロゲー全部捨てろとか言うんじゃ……っ!?)

あやせ「お兄さんはポケモンって知ってますか?」

京介「あ?ああああああ、ハッハ!昔アニメなら観てたなーアッハッハ!」

京介(良かった!エロゲーの話じゃなくて本当によかった!)

あやせ「?なに気持ち悪く笑ってるんですか」

京介「気にするな、今回のミッションが最悪の事態じゃなかったからうれしかっただけだ」

あやせ「はぁ……」

京介「んで?そのポケモンがどうしたんだよ」

あやせ「はい、実は私そのポケモンのゲームに物凄くはまってしまったんですけど……」

京介「へぇ、意外だな。けどどうしたんだ?」

あやせ「……いないんです」

京介「へ?」

あやせ「対戦してくれる人がいないんです!」

京介「」

あやせ「というわけでお兄さんに布教しようとおもいまして」

京介「ち ょ っ と ま て」

あやせ「なんですか?」

京介「なんですか?じゃねぇ!俺受験生よ!?知ってる!?」

あやせ「そんなこと知ってますよ」

京介「知ってるなら尚更性質悪いわ!受験生にゲームすすめようとするな!」

あやせ「休日の暇なときはえっちなゲームばっかりしてるお兄さんが今更何言ってるんですか」

京介「んげっ……!何で知ってるの……?」

京介(ホントは桐乃に無理矢理やらされてんだけどこれも桐乃のため、兄貴の俺が泥を被ってる設定を通さないとな)

新垣家はウチと同じでいろいろと厳しいという認識なんで


あやせ「お兄さんの行動は監視してます。天井うr……いえ、なんでもないです」

京介「なんかあるよなぁあ!?絶対天井裏になんかあるよなぁ!?こえーよ!お前はストーカーか!」

あやせ「ひっ、人聞きの悪いこと言わないでください!お兄さんのような性犯罪者をのさばらせておくわけにはいかないからやってることなんです!」

京介「叫ぶなよ!!周囲の人にきこえたらどうする!?ここの近く交番あるし!」

あやせ「とにかく、えっちなゲームやってるくらいならポケモンを育てて私と対戦してください。この前の模試でもA判定だったお兄さんなら勉強の方は大丈夫でしょうし」

京介「なんでそんなことまで知ってんだよ……」

あやせ「ちなみに私と対戦して勝ったら……何でも言うこときいてあげますよ?」

京介「喜んでポケモンをやらせてもらう」キリッ

あやせ「即答!?食いつきすぎです!ブチ殺しますよ!?」

京介「しかしあやせ、俺はゲーム機もカセットも持っていないのだが」

あやせ「はぁ……、その点は問題ありません。私が既に買っておきました」

京介「え!?いいって、いいって!そのぐらい俺が自分で・・・・・・」

あやせ「いいえ、私が無理を言ってお願いした以上お兄さんにお金を使わせるわけにはいきません。これは私なりのけじめなんです」

京介「そ、そうか。悪いな」

京介(本音を言えば、無理を言ってるとわかっているなら最初から頼まないで欲しかったんだが……)

京介(まぁ、あやせとも遊べるしこれはこれで役得だからいいか)

あやせ「いえ、当然のことです。それじゃあお兄さん。二日後には本体とカセットがお兄さんの家にお兄さん宛てに送られて来ると思うのでクリアしたら連絡してください」

京介「おう、わかった。じゃあな」

あやせ「はい、お兄さんさようなら」

――数日後、京介の家――



桐乃「兄貴ー、なにしてんの?」

京介「ポケモンだ」カチカチ

桐乃「・・・・・・なんでこの時期に買ったワケ?」

京介「色々あってな」カチャカチャ

桐乃「フーン・・・・・・てゆーかアンタそれDS-Liteでしょ?なんでそんな旧型買ったの?」

京介「なんでもこの型以降はダブルスロットができないからポケモンのすべてのバージョンをプレイするにはこの型が一番いいらしい」カチカチカチカチカチ

桐乃「何その言い方、誰かから聞いたみたい」

京介「まあな」カチカチ

桐乃「………………」

京介「………………」カチャカチャ

桐乃「………………」

京介「………………」カチカチカチカチ

桐乃「・・・・・・・・・・・・ねぇ兄k」

京介「っあああああああぁぁっぁぁああ!!」ブツッ!

桐乃「なっ、何!?」ビックゥ!

京介「うっぜぇ!」

桐乃「な、なによ!せっかくアタシがシスコンのアンタにかまってあげてんのにうざいとか……!」

京介「ゲーチスのサザンドラうっぜぇ!」

桐乃「は?」

京介「相性で有利なエンブオーでなんで勝てねーんだよ!」

桐乃「」

親帰ってきたしばらくむりぽ

京介「っつ、ああぁああぁもおぉぉぉおおあああ!!」ジタバタ

桐乃「あ、兄貴落ち着いて!」ガシッ!ダキツキッ!

京介「これが落ち着いていられるかぁぁぁぁあああ!!」ジタバタ

桐乃「カリ●ア――」

京介「落ち着きました」ピタッ

桐乃「………………ねぇ」

京介「何だ?」

桐乃「そんなに……ポケモン、面白いの?」

京介「まぁ、な」

桐乃「フーン……」

隠しカメラ「」ジー

――同時刻、あやせの家――




あやせ「フフフフフ、予定通り桐乃もポケモンに興味をもったみたいですね」

     <トコロデキリノ、イツマデソウシテイルツモリダ?
     <エッ?ア、アアアアンタナニシテンノヨ!コノシスコン!/// ゲシッ!
     <イッテェ!モトハトイエバオマエガダキツイテキタンダロウガ!
     <ウッサイシャベンナ!シスコンヘンタイアニキ!///

あやせ「……お兄さんには今度少しおしおきをする必要があるみたいですね。フフフフフ」

――翌日、桐乃の通う学校――



桐乃「なんかさぁ、あのバカ兄貴が今更ポケモンとかやってたんだケド」

あやせ「へぇ~、お兄さんってポケモンするんだ」

桐乃「あれ?あやせってアニメとかゲームとか毛嫌いしてなかったっけ?」

あやせ「やだなぁ桐乃、ポケモンやドラえもんとかなら私も普通に観てたよ」

桐乃「フーン」

あやせ「あと私もポケモンのゲーム持ってるんだ。今度対戦してもらおうかなぁ」

桐乃「」ガターン!

あやせ「ど、どうしたの桐乃!?急に椅子から落ちて!?」

桐乃「あ、あやせ、さっきの台詞本気……?」

あやせ「え?椅子から落ちた?」

桐乃「その前!」

あやせ「お兄さんと対戦するって話?」

桐乃「そうそれ!本気で言ってんの?」

あやせ「う、うん。せっかく持ってるなら戦ってみたいし」

桐乃(冗談じゃない!あやせと兄貴がゲームで対戦なんてしたら昔のときみたいにまた……!)ギリッ

桐乃「あたしもする」

あやせ「え?」

桐乃「アタシもポケモンする!」

あやせ「ホント!?嬉しい!じゃあ今日帰りに一緒に買いに行こうね!」

桐乃「うん」



あやせ(――計画通り!)ニヤリ

――同時刻、京介の通う学校――




麻奈美「きょうちゃーん、眠そうだね」

京介「まぁな……ふあぁ~あ」

麻奈美「夜更かしはしちゃ駄目だよー」

京介「わかってるけど事情があってな、上手くいけばかなりいいことがあるんだ」

麻奈美「へぇー、いいことって?」

京介「結婚」

麻奈美「け、けっこん!?」

京介「冗談だ。まぁせいぜいなんかおごってもらえる程度だよ」

麻奈美「あわわわ、きょ、きょうちゃんが、けけけ・・・」

京介「おーい、正気にかえってこーい」

――放課後、ゲー研部室――



瀬菜「高坂せんぱい、最近ずっとポケモンしてますけど受験大丈夫なんですか?」

京介「A判定だ。問題ない」カチカチ

黒猫「それにしても貴方の必死さは異常よ。なにがそこまで貴方を突き動かしているというの?」

京介「」ピタ

黒猫「?どうしたのかしら」

京介「やった……」

瀬菜「なにがですか?」

京介「マップコンプリート!やったよラブリーマイエンジェル!」

黒猫&瀬菜「遅っ!たしか一週間ぐらい前からずっとやっていたわよね(ましたよね)!?」

京介「何とでも言え、今の俺はとても寛容だ」ピポパポ、ピロリン

瀬菜「じゃあうちのお兄ちゃんと絡み合ってください」

京介「黙れこの腐れ女!胸揉むぞ!」

瀬菜「せ、セクハラですせんぱい!っていうか全然寛容じゃないじゃないですか!」

京介「いくらストライクゾーンを広げようと危険球が飛んできたら誰でもキレるわ!」アーノーヒーエガーイター♪

黒猫「先輩?電話がなって……」

京介「悪いが俺はもう帰る!じゃあな!」ダッ!ガラッ!バタン!

黒猫「……るわよ」

瀬菜「なんかあたし達の扱いが雑な気がする」

――学校の外――



京介「なんだねあやせたん!」

あやせ『出るのが遅いです。10コールも待たせるなんてどういうつもりですか?』

京介「数えてたのかよ!」

あやせ『この前常に1コールで出れるみたいなこと言ってたのは嘘だったんですか……?』

京介「嘘じゃないんだが今学校でな、すぐに出るわけにはいかなかったんだ」

あやせ『ええ!?まさかとは思いましたけど……お兄さん学校でもプレイしてたんですか!?』

京介「ああ、駄目人間と罵ってくれてもかまわないぜ」

あやせ『っ……!嬉しいです……!』

京介「なんだよ、俺を罵れるのがそんなに嬉しいのか?」

あやせ『……いえ、お兄さんがそこまでポケモンにはまってくれたことが嬉しいんです』

京介「へ?」

あやせ『……私は今回自分のワガママでお兄さんにかなり無理な事を頼んでしまいました』

あやせ『けどお兄さんって優しいから……嫌々ながらも結局頼みを聞いてくれますから……正直ポケモンをつまらないって思いながら私のために仕方なくプレイしてくれてると思ってたんです』

京介「………………」

あやせ『だけどお兄さんが学校にまで持ち込んで……寸暇を惜しんでプレイしてくれてるって今わかって……私……!』グスッ

京介「お、おい、気持ちはわかるけど泣くこたぁねぇだろ……」

あやせ『あ、はい……すみません』グスッ

京介「だいたい俺はお前のために嫌々やってんじゃねえよ」

京介「対戦してくれる友達がいないで寂しい思いをしてるお前を見たくなかったから」

京介「見てると“俺が”なんか嫌だから」

京介「俺は俺自身のために、今ポケモンをやってんだよ」

あやせ『クスッ……やっぱりお兄さんは優しいですね』

京介「そんなつもりはないんだけどな」

あやせ『自覚してないだけでお兄さんはとっても優しいんですよ……無節操に』ボソッ

京介「ん?最後のほうなんか言ったか?」

あやせ『いえ、「俺は俺自身のために、今ポケモンをやってんだよ」って台詞、すごく駄目な人だなー。って』

京介「いろいろと台なしだなオイ!」

あやせ『さて、こっちもちょっと時間がないんでそろそろ本題に入りましょうか』

京介「華麗にスルーしやがった!?」

あやせ『とりあえずクリアおめでとうございますお兄さん』ニコッ

京介「お、おう(なんだ!?見えないハズなのにラブリーマイエンジェルの笑顔が見える気がする!)」

あやせ『正直遅いと思いましたけど』

京介「ゲー研の後輩にも言われたよチクショウ!」

あやせ『まぁ初心者にしては上出来だと思います』

京介「そうかい、ありがとよ」

あやせ『というわけでお兄さんもクリアしたことですし明日早速対戦します』

京介「『します』!?決定事項なの!?」

あやせ『ちなみにお兄さんに拒否権はありません』

京介「まぁいつものことだからいいけどよ……にしたって少し急過ぎないか?」

あやせ『それは対戦のあとお兄さんに教えることがたくさんあるからです。お兄さんのことですから私がいろいろ教えてあげないといつまでたっても弱いままで、私の方がつまらないですから。幸い明日は土曜日ですし』

京介「ひでぇ言われようだな。俺もお前に勝てるなんてあんまり思ってないけどよ、運次第ではお前が負けることだってあるかもしれねえんだぜ?」

あやせ『たしかにポケモンは運ゲーです。でもどんなに運が良くても今のお兄さんが私に勝てる確率は0です。断言します』

京介「ほう、言いやがったな。そこまで言うなら俺も全力で勝ちに行かせてもらうぜ」

あやせ『無駄ですよ。勝つのは私です』<アヤセー、イツマデデンワシテンノー?

あやせ『あ、桐乃を待たせてるんでそろそろ切りますね』

京介「ああ」

あやせ『ルールはシューター無しのフラットルールです。レベル50以上のポケモンを6匹用意してください』

京介「わかったよ」

あやせ『それじゃあお兄さん、また明日』

京介「ああ、またな」

――あやせSide――




あやせ「おまたせー」

桐乃「ちょっと長くない?」

あやせ「ごめーん、桐乃。お詫びに飲み物買ってきたから」ハイ

桐乃「あ、アリガト。まぁ、別にいいケドさ……」ゴクゴク

あやせ「ねぇ、桐乃。明日桐乃の家に行ってもいい?」

桐乃「え?勿論いいけどどうしたのいきなり?」ゴクゴク

あやせ「お兄さんと対戦したいの」

桐乃「くぁwせdrftgyふじこlp」ブフーーーーーーーーーーーッ!!

あやせ「き、桐乃!?どうしたの急に噴き出して!?それとなんて発音したの!?」

桐乃「あやせ……明日の何時に来るつもり?」ゲホッゲホッ

あやせ「え……に、二時くらいに……」

桐乃「今すぐ買いに行くわよ!」ダッ!

あやせ「え、ちょっ、桐乃!そんなにひっぱらないで!」ズルズル

桐乃(もうあのときみたいな思いは二度と……!)

桐乃(急いで買って死ぬ気でプレイして……)

桐乃(明 日 絶 対 乱 入 し て や る……!)


――――ドドドドドドドドドドドドドドドドドド!


あやせ「痛い痛い痛い痛い!放して桐乃ー!」ズルズルズル



あやせ(――だ、だけど計画通り!)ニヤリ

――その日の夜、高坂家――




佳乃「もうすぐ七時なのに桐乃おりてこないわね……京介、桐乃呼んできてちょうだい」

京介「へーい」ガチャ

――桐乃の部屋――




桐乃「………………」カチカチカチカチカチ!

桐乃「………………」カチャカチャカチャカチャ!

桐乃「………………」カチカチカチカチカチ! <オーイキリノ、メシダゾー コンコン

桐乃「………………」カチャカチャカチャカチャ! <キリノー、キイテンノカー? コンコン

桐乃「………………」カチカチカチカチカチ! <ヘンジガネェナ……ネテンノカ?

京介「桐乃ー?入るぞ」ガチャ

桐乃「………………」カチャカチャカチャカチャ!

京介(コイツ……!ゲームに夢中で何にも気づいてねぇ!)

京介(しかも……やってんのはポケモンじゃねえか!)

京介「お、おい桐乃?」ポン

桐乃「ひゃっ!?って、アンタなに勝手に人の部屋入ってきてんのよ!この変態!」

京介「お前……ノックしても返事がねぇから寝てんのかと思って入った兄貴に変態はねぇだろ……」

桐乃「うっさい!さっさと出てけ!シスコンに構ってやってるヒマはないの!」

京介「ポケモンしてるだけじゃねぇか!」

桐乃「い い か ら 出 て け !」グイグイ

京介「わかった!わかったからメシだ!早くおりてこいよ」バタン

桐乃「え?嘘!?もうそんな時間!?」ガチャ

――夕食後、京介の部屋――


京介「しかし……まさか桐乃のやつまでポケモンをやり始めるとはな……」

京介「ん?メールがきてる……赤城のヤツか?それとも麻奈……」

from あやせ

京介「ふもぉぉぉぉおお!?」ダッ!パカッ

件名:わすれてましたが
ゼクロムやキュレムといった伝説のポケモンは使えません。
ウルガモスやコバルオン、テラキオン、ヒジリオン
トルネロス、ボルトロス、ランドロスは正確には準伝説と
呼ばれる類のポケモンなので使えますけどね。

京介「げ……俺あと一体50以上のやつ作らないといけねーじゃねーか……」

京介「ん?まだ続きが……」

それと明日は二時頃に私がそちらにお邪魔します。
既に桐乃にも言ってあるのでご心配なく。

京介「……なん……だと!?」

京介「こうしてはおれん!今から片付けを始めねば!」ドタバタ

フラットならレベル50にする必要なくね?

――翌日――



京介「ふぁ~あ、おはよ」

佳乃「あら京介、おはよう。あんたが桐乃より先に起きるなんて珍しいわね。ね?お父さん?」

大介「うむ、そうだな」

京介(桐乃がまだ来てない?……まさか)

京介「もうすぐメシだし桐乃起こしてくるわ」

佳乃「いいけど……桐乃に変なコトしないようにね」

大介「………………」ジロッ

京介「しねーよ!親父もこっち睨むな!」

>>47
ポケモン五世代クリア後のやつ借りてやったことしかないからよくしらね

――桐乃の部屋――



京介「桐乃ー」コンコン

京介(やっぱり返事がない……まさかとは思うが)

京介「き、桐乃ー、入るぞ」ガチャ

桐乃「………………」カチカチカチカチカチ!

京介「」

京介(やっぱりかぁぁぁぁあ!!こいつなら徹ゲーぐらいやりかねんとは思ってたけど!!)

京介「き、桐乃さん・……?」ポン

桐乃「ひゃっ!?ア、アンタいつの間に!?てゆーかなんでアタシの部屋に!?ま、まさか夜這……」

京介「んなことするわけねーしもう朝だ!!」てやったことしかないからよくわかんね

>>50
ミスった…orz
最後の京介の台詞のあとの書き込みは忘れて

桐乃「え!?嘘!?もうそんな時間!?」

京介(なんだろう、既視感を覚える台詞だ)

桐乃(ヤバイヤバイヤバイあと七時間しか……)

京介「て、てかお前今凄い顔だぞ。クマあるし目血走ってるし」

桐乃「う、嘘っ!?」バッ!( ゚д゚) 〇←手鏡

桐乃「………………!」ガ━━(;゚Д゚)━━ン!! 〇

京介「き、桐乃?」オソルオソル

桐乃「………………っ!」クルッ(゚皿゚ )ギンッ!

京介「ひいっ!?」ビクッ!

桐乃「………………あ、ああああああ///」プルプル

京介(ヒィイッ!めっちゃ顔怖ぇー!赤くなっててまさに修羅そのものじゃねーか!下手すればあやせよりも怖ぇーぞコイツ!)(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

桐乃「…………で」

京介「で?」

桐乃「出 て けーーーー!///」ドゲシィ!

京介「ぶへらっ!?」ドカッ!

桐乃「に、二度と入ってくんなこのシスコン!!///」バタン!

京介「痛つつ……まぁ、あやせよりは怖くない、か?」

――その頃、あやせの家――



あやせ「くしゅん!」

あやせ「なんでしょう、今ものすごく不名誉なことで比較対象に挙げられた気がします」

あやせ「気のせいですかn<prrrr!prrrr!>」

あやせ「こんな朝から電話……?加奈子から……?」ピッ

あやせ「もしもし加奈子?何の悪い知らせ?」

加奈子『あぁ!?あやせオメー何で加奈子からの電話を悪い知らせって決め付けてんだよ!』

あやせ「ごめんごめん。だって普通加奈子が休日のこんな早い時間に起きるわけないし」

加奈子『七時にぐらい起きてるってーの!オメー加奈子を嘗めてんのか!?』

あやせ「へぇー、加奈子って意外と真面目なんだね。で、何の用?用がないなら切るけど」

加奈子『チッ……あのヨー、前にオメーが連れてきたマネージャーいたじゃん?』

あやせ「ん?おn……あのコスプレ大会のときの人のこと?」

加奈子『そーそいつ、オメーあいつの連絡先知ってるっしょ?加奈子にも教えてくんね?』

あやせ(んなっ!?まさかお兄さん……加奈子にまでフラグを……!!)

あやせ「……も、もしかして加奈子、好きになったの?」オソルオソル

加奈子『ななっ!?あぁ!?か、加奈子があのクソマネをすす……好きになるとかンなわけねーってーの!!ブ、ブリ公が会いたいとか言うからわざわざテメーに電話したんだっての!かか、勘違いしてんじゃネーヨ!!///』

あやせ(うわ、バレバレ……まったくお兄さんは!)

あやせ(いや……これはもしかしたらチャンスでは……?)

加奈子『つ、つーワケで早くあいつの連絡先教えろヨ』

あやせ「わかった、あとで送るね。それであの人に会うならブリジットちゃんに……いや、やっぱりなんでもない。気にしないで」

加奈子『あんだよ、気になんじゃねーか。言えヨ』

あやせ「いや、単にあの人の趣味のことだから気にしないで」

加奈子『かっ、加奈子から伝えておくから言えヨ!』

あやせ(めっちゃ食いついてきた!)

あやせ「いや、実はあの人ゲームが好きでね、ポケモンが特に好きで、寝るのも惜しんでやってるんだって」

加奈子『フーン……』

あやせ「でも、通信対戦する友達が少ないって言ってたから対戦しようって誘えばかなり喜ぶと思うよ。って言おうとしたんだけど、無理矢理買わせることになるかも。って思って」

加奈子『ゲームか・・・・・・金足りっかな』ボソッ

あやせ(ヒット!)ニヤリ

あやせ「それじゃあ加奈子、またね。連絡先は切ったらメールで送るから」

加奈子『おーサンキューな』

あやせ「じゃあね」

加奈子『んー』ブツッ


プー、プー


あやせ(――計画通り!)ニヤリ

あやせ(まずは加奈子にメールを送って・・・・・・)ピポパポ、ピロリン♪

あやせ「さてと、厳選、厳選♪」

――高坂家、京介の部屋――



京介「よし、だいたい片付いたな」

京介「そして次は掃除機掃除機っと」ソンナーヤサーシークーシナイデー♪

京介「ん?電話?知らない番号から……」ホラマータキーズーツーケアーッテ♪

京介「……嫌な予感がするが出てみるか」ピッ

京介「はい、もしもし?」

加奈子『よう、クソマネ。久しぶりだな』

京介「人違いです」ブツッ!



プー、プー



京介「なんであのクソガキが俺の番号知ってんだよ・・・・・・」

京介「あやせが教えたのか……?」ソンナーヤサーシークーシナイデー♪

京介「また……って違う番号?」ピッ

京介「…………もしもし?」

ブリジット『え、えと……あのときのマネージャーさん……ですか?お、お久しぶりです。ブリジットです』

京介「ああブリジットちゃんか。おう、あのときのマネージャーであってるよ。久しぶりだな」

ブリジット『あ、はい!えと……おはようございます』

京介「おう、おはよう。それでどうしたんだ?わざわざ俺の番号調べてまで電話してきて」

ブリジット『あ、はい!実は、あの……ひゃわっ!?』

京介「ど、どうした!?ブリジットちゃん!?」

加奈子『おいクソマネ!テメー加奈子が電話したときは切りやがったクセしてブリジットだとフツーに出るったーどーゆーコトなんだよ!?』

京介「げっ!?お前いたのかよ!!」

加奈子『アレか?オメーロリコンだったり?だから加奈子のときにブチ切りやがったワケ?』<カナカナチャンデンワカエシテヨー

京介「ブリジットちゃんよりガキに見えるお前からの電話を無視したところでロリコンと言われる理由にはならんわ!」

加奈子『じゃあなんで切りやがったんだよ!?……もしかしてそんなに加奈子が……嫌い、なのか……?』シュン

京介「うん」

加奈子『即答かよ!ヒデェ!流石の加奈子も傷付いたぞ!?』

京介「理由1、口が悪い。理由2、態度が悪い。理由3、人格に裏表がありすぎる」

加奈子『オイ、1と2はともかく3はあやせの方がヤバイっしょ?』

京介「それ以上言うな!それ以上言ったらお前の身が危ない!」

加奈子『ハァ?アイツが聞いてるわけじゃねーし、ナニ?ビビっちゃってるワケ?』<メールメルメルメルメルメルメー♪

加奈子『あ、メール来た』

京介(着信音メルルかよ)

加奈子『ひぃっ!?』

京介「どうした?」

加奈子『あ、あああやせからメールが来て……』

京介「……なんて書いてあったんだ?」ゴクリ

加奈子『件名なしで……「加・奈・子?」って……』

京介「加奈子、おまえのことは忘れない」

加奈子『縁起でもねーコト言ってんじゃねーよ!』

京介「お前のこと、言ったほど嫌いじゃなかったぜ」

加奈子『マ、マジで?じゃ、じゃあさ、その、ホントは……ど、どのくらい……好き?』モジモジ

京介(あれ?これなんてエロゲ?)

両親による説教開始しばらく無理

>>70
物書き()

>>72

マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

♪ ∧,_∧
   (´・ω・`) ))
 (( ( つ ヽ、   ♪
   〉 とノ )))
  (__ノ^(_)

^ ^;

沙織「ヤーティしかありえないwwwww」

親にSSでも朗読されてんのか?

しのはらほす

>>164
親「京介「あやせたん!」」

まだ残ってた!みんなありがとう!

あの後30分ぐらい怒られたあとPC触るなって言われた…orz
仕方がないから容疑者Xとビブリア古書堂読んでたら時間がたって親が母屋に飯作りにいった。
もうすぐ再び投下開始するぜ!

あとまだバトルパートは電子書籍としてのデータからの編集が終わってないから更新遅くなるかと
そして>>1はガチで廃人ってわけじゃなく、役割論理とかあんま分かんないケド気にしないでください。
ただその分廃人じゃなくてもわかりやすいようにはしてるつもりです。


京介(しかし!なんだかんだと訊かれたら、答えてあげるが世の情け!)

京介「そうだな、ポケモンってわかるか?あれと同じくらい」

加奈子『なぁあああああぁああぁぁぁぁぁああああ!?///』

京介(まぁなんだかんだでコイツ悪いヤツってわけじゃないしなポケモン程度ならいいだろ。ポケモンはまぁ好きだけど別にそこまで好きってわけじゃないし)

加奈子(マジかよ!?確かコイツってあやせの話じゃ寝る間も惜しんでするほどポケモン好きだったよな!?ヤベーヨ加奈子めちゃくちゃ愛されてんじゃん!!///)

京介「じゃあな、加奈子。残りの人生精一杯生きろよ」ブツッ

加奈子『あ、あうあうあ~』プシュ~(///Δ///)


プー、プー


京介「あれ?結局あいつらって俺に何の用事だったんだ?」


――加奈子とブリジットのいる場所――



加奈子「あうあうあ~///」

ブリジット「かなかなちゃん、どうしたの?急に叫ぶなんて」

加奈子「ああ~///か、加奈子め、め、めっちゃ愛……///」

ブリジット「かなかなちゃ~ん?」

加奈子「あうあうあ~……///」

ブリジット「うわーーーーーーん!かなかなちゃんがおかしくなっちゃったよ~!!」

――二時、高坂家――



京介「そろそろあやせが来る頃だな……」


ピンポーン


京介「と思ったら来た。桐乃……のヤツはまた部屋に篭って何も聞こえてないだろうから、俺が出るしかないか……」

<アラー、アヤセチャンヒサシブリネー
<オヒサシブリデス、オバサマ!
<アヤセー、ハヤクアガリナヨー
<ウン、オジャマシマース……ッテ、キリノ!?ドウシタノ!?スッゴクヤツレテルケド
<ソウナノヨー、イッタイドウヤッタラココマデヤツレルノカ
<ベ、ベツニイイジャン。サ!キニシナイデアタシノヘヤイコ?
<ウ、ウン
<ユックリシテッテネー

京介「いや、下にいんのかよ」


京介「ま、なんにせよ桐乃の部屋に行くみたいだから暫く俺の出番は……」


<コンコン


京介「すぐに来ましたねー。どーぞー」

あやせ「どうもお兄さんこんにちは」ガチャ

桐乃「ちょ、ちょっとあやせ!なんでいきなりコイツの部屋に入るワケ!?」

あやせ「ポケモントレーナーがポケモンバトルを求めるのに理由なんていらないんだよ、桐乃」チャキッ

京介「そういうことだ」チャキッ

桐乃「なんで二人ともそんなノリノリでDS構えてんのよ」


――京介の部屋にて通信中、ユニオンルームへ――


あやせ「まずはトレーナーカードの交換からやりましょう」カチカチ

京介「ん?いきなりバトルするわけじゃないのか?」カチカチ

あやせ「挨拶みたいなものですよ」カチカチ

京介「ふーん、そんなもんなのか」カチカチ

あやせ「……実は私、誰かとトレーナーカード交換するのって初めてなんですよね」カチカチ

京介「そうか、じゃあ俺らはお互い初めての交換相手ってわけか。……なんかあやせと最初に交換できるのは嬉しいな」カチカチ

あやせ「も、もうお兄さんったら!調子のいい嘘つかないでください!///」カチカチ ドキドキ

京介「嘘じゃねーよ。俺はあやせと交換できて嬉しいさ」カチカチ


あやせ「そ、そうですか・・・・・・えへへ///」カチカチ テレテレ

京介(くぅ~!やべぇ超可愛い!あやせたんマジ天使!)カチカチ

桐乃「フンッ!」ゴスッ!

京介「痛って!なにすんだよ桐乃!?」サスリサスリ カチカチ

桐乃「うっさい!アンタがさっきからあやせのことヤラシー目で見てるからでしょうが!妹の友達に手ェ出すとかキモいんですケドー!」カチカチ

京介「見てねーよ!……って、お前なにさりげなく通信に参加してんだよ。いつユニオンルーム入ったんだ?」カチカチ

桐乃「さっき入ったの!アンタとあやせ二人きりにすると危ないからね!(いろいろな意味で!)」カチカチ

京介「ゲームの中で一体どんな不祥事が起きると!?」カチカチ

桐乃「うっさい!とにかくアタシもトレーナーカード交換するの!」カチカチ

京介「へいへい……」カチカチ

あやせ「……むぅー」カチカチ

――トレーナーカード交換後――


あやせ「さて、そろそろメインのポケモンバトルといきますか」

京介「望むところだ」

あやせ「いい返事です。どうせ私が勝ちますけどね」

京介「いや、勝つのは俺だ……!」コオオォォオオ

桐乃(な、なんか兄貴が珍しく真剣な顔してる……。ちょっとかっこいいかも……///)

あやせ「へぇ……初心者にしてはなかなかいいオーラじゃないですか」ヒョオオォオ…!

桐乃(オーラ放ってんの!?どこの念能力者よ!?)

あやせ「でも、ポケモンをするには普通すぎますね。とても、真っ直ぐで、馬鹿正直すぎるオーラです」ヒョオオォオ・・・!

桐乃(わかるの!?オーラの違いがわかるのあやせ!?キャラ変わりすぎじゃない!?)

京介「いーんだよ、俺は普通で。馬鹿正直で、な」

あやせ「そうですか……」

京介「っていうかあやせも大口叩いた割にはたいしたことねーオーラだな。俺はもっと大きな力を想像してたけど……実際のお前のオーラは想像より随分と可愛いもんだぜ」

桐乃(兄貴も見えてるんだ……そしてついに厨二台詞まで……うわぁ…)

あやせ「大きな力……ですか。大きな力っていうのは……」ニコッ

桐乃(ひぃっ!?なんだか笑顔が逆に怖い!)

あやせ「こういう力のことを言ってるんですか?」ブァッ! ニコニコ

京介「んなっ!?一気に力が噴き出して……!?」ゾゾッ!

桐乃(なにこのひとたちこわい)

あやせ「さぁ、小競り合いはこのへんにしてそろそろ戦いに入りましょうか……」カチカチ ヒョゴオオォオ…!

京介「クソッ!こうなったら当たって砕けろだ!」カチカチ



あやせ「さぁ!戦闘開始です!」

バトルパート編集してくる。
きりりんの態度が後半変になってくるけど気にしないで

げる

京介の手持ち

  エンブオー ほのお、かくとう
  サザンドラ あく、ドラゴン
  ウルガモス ほのお、むし
  バンギラス あく、いわ
  マンムー  こおり、じめん
  メタグロス はがね、エスパー


あやせの手持ち

  ラッキー  ノーマル
  サンダース でんき
  ゴウカザル ほのお、かくとう
  ハッサム  むし、はがね
  グライオン じめん、ひこう
  ギャラドス みず、ひこう

――あやせSide――


あやせ(お兄さんのポケモンは……うわ、600族が3体も……ぶっちゃけサザンドラとエンブオー以外そんなに育ててない気しかしませんね。きっと運よくバンギラスとマンムーとメタグロスが野生で出てきたんでしょう)

あやせ(なんにせよあのメンツならギャラドスとゴウカザルは決定ですね。あとは物理受けにグライオンといったところでしょうか)カチカチ


――京介Side――


京介(どうしよう、ラッキーとギャラドスとサンダース以外名前もタイプもわかんねー……)

京介「(なぁ、桐乃。お前こいつとこいつとこいつのタイプわかるか?)」ヒソヒソ

桐乃「(ハァ?アンタそんなことも知らないでポケモンやってたの?)」ヒソヒソ

京介「(しょうがねぇだろ、俺は最初のバージョンのアニメとこのバージョンでしかポケモンを知らねぇんだから。頼むよ、お前だけが頼りなんだ!)」ヒソヒソ

桐乃(え……『あたしだけ』って……///)

桐乃「(そ、そこまで言うなら仕方ないわねっ!///お、教えてアゲルから、感謝しなさいよ!///)」ヒソヒソ

京介「(へへー、ありがとうございます妹様)」ヒソヒソ


桐乃「(ったく///このシスコンは……///んっとね、この真っ赤なヤツはハッサムっていってストライクの進化形。それでもってタイプは『むし、はがね』)」ヒソヒソ

京介「(ほうほう)」ヒソヒソ

桐乃「(そしてこの赤黄白のやつがゴウカザル。『ほのお、かくとう』タイプで、ダイアモンドパール版の最初の三匹のうちの一匹の最終進化形ね)」ヒソヒソ

京介「(へぇー)」ヒソヒソ

桐乃「(最後にこの紫のヤツはグライオン。グライガーの進化形でどくタイプっぽく見えなくもないけど『じめん、ひこう』タイプだかんね。どう?全部わかった?)」ヒソヒソ

京介「(ああ、ありがとよ桐乃。おかげでなんとか対策ぐらいは立てれそうだ)」ヒソヒソ


桐乃「(そう……ならよかった)」ヒソヒソ ニカッ

京介「(お、おう)」ヒソヒソ ドキッ

京介(はっ!?いかんいかんいくら可愛い笑顔とはいえ何妹相手に動揺しとるんだ俺は!)

桐乃「(いい?妹のアタシがシスコンのアンタにわざわざ教えてあげたんだからね?簡単に負けたらタダじゃおかないわよ!)」ヒソヒソ

京介「(お、おう!見てろよ桐乃!俺は必ずあやせに勝ってみせるぜ!)」ヒソヒソ

桐乃「(いや、さすがに勝てるとはアタシもあんまり思ってないから)」ヒソヒソ

京介「(ですよねー)」ヒソヒソ

あやせ「お兄さん遅いですよ。私ずっと待ってるんですけど」

京介「あぁ、悪い悪い。今終わったよ」

あやせ「そうですか、じゃあいきますよ……!」ヒョゴオオォオ…!

京介「ああ……来い……!」ゴォオオッ!

あやせ(んなっ!?お兄さんのオーラが増している!?一体どうして……)

桐乃「………………兄貴頑張れ///」ピトッ

あやせ(桐乃がお兄さんの背中にくっついて!?成程……シスコンの為せる業というわけですか……!)

京介「オイコラ今失礼なこと考えなかったか?」

あやせ「いいえ別に何も」

あやせ「ところでお兄さん、勿論約束は忘れてないですよね?」

京介「あれか?俺が勝ったら……」

あやせ「はい、勝った方が負けた方に一つだけなんでも命令できるって約束です」

桐乃「なんですって……!?」ギュッ!

京介「痛い痛い!肩をつねるな桐乃!てかあれって俺からあやせにだけじゃなかったの!?」

あやせ「そんなわけないに決まってるじゃないですか。そんな不公平な約束なんて私はしませんよ」

桐乃「あやせ、アンタ……!」ギリッ

あやせ「フフフフフ♪」ニヤリ

桐乃「兄貴!絶対勝ちなさいよ!!てか負けたら殺す!!」

京介「ひぃっ!?背後からの応援が急にプレッシャーに!?」

あやせ「さぁ、いきますよ……お兄さんの死へのカウントダウン。スタートです……!」

京介「縁起でもないこというな!!お前が言うと演技でもなさそうだし!!」

京介(よし俺今うまいこといった!)

桐乃「うわ、くだらな……」

京介「」シュン

――ポケモントレーナーのあやせがしょうぶをしかけてきた!

――ゆけっ!サザンドラ!

――ポケモントレーナーのあやせはギャラドスをくりだした!

――サザンドラのこうげきがさがった!


あやせ(竜舞一詰み130族抜き調整までしかしてないとはいえ正直抜かれるとは思ってませんでしたね。まあシナリオメンバーみたいですから絶対にないって思ってたワケじゃなかったですけど)

京介(フハハハ!こいつが俺のエースだ!いきなり一匹倒してイニシアチブは俺が握らせてもらうぜ!)

桐乃「負けたら殺す負けたら殺すころすコロスコロス……」ブツブツ

京介(まだ死にたくないしな)ゾゾッ

――サザンドラの りゅうのはどう!

――あいてのギャラドスの りゅうのまい!

――あいてのギャラドスのこうげきがあがった!

――あいてのギャラドスのすばやさがあがった!


京介「ハハッ!1ターン無駄にしたなあやせ!次でお前のギャラドスは終わりだ!」

あやせ「フフッ、お兄さん案外可愛いところあるんですね」ニコッ

京介「え?そ、そうか?」ドキッ デレデレ

桐乃「………………」ギュッ!

京介「痛ててててて!!背中をつねるな!!」

あやせ「ホント、小学生みたいで……」

京介「バカにされてる!?」

あやせと京介の戦力比ってどんなもんなの?
ポケモン知らない俺におせーて

>>221 巨人と横浜

>>221
ゴミとラディッツ

>>223
>>225
ありがとー

沙織「んんwwww水はヤドランしかありえないwwww」

こういうゲームは沙織が鬼のように強そうだな

夕飯じゃないかな

せなちー乱数読んで無双しそうね

黒猫は悪統一な気がする

>>256
悪というより中二ネームばっかだろ
バハムート
クトゥルフ
ルシファー
ロンギヌスとか

さるさんくらっちゃったwwww

でもその二分後にお母様カムバックあぶねぇwwwwこれでよかったのかも


何度も言いますが>>1の家は少し厳しいのでポケモンバトルはリア友としかやったことがありません。
そしてトレーナーのレベルとしては初級の上ランク程度です。
だから流行のマイナーとかわからないし、読みとかも雑です。

それでは投下

――ギャラドスの こおりのキバ!

――こうかはバツグンだ!

――サザンドラはたおれた!

京介「」

あやせ「フフフフフ、終わりはお兄さんのほうでしたね」

京介「バ、カな……!?俺の切り札が、一撃だと……!?」

桐乃「殺す殺すころすコロスコロス……」ブツブツ ギュウウウウ

京介「痛い痛い痛い!物凄い握力で肩を握り潰そうとするな!」

あやせ「さぁ、どんどんいきますよ」

京介「クソッ!仇をとってくれ!メタグロス!」

あやせ「無駄ですよ。先攻がこっちである以上、ギャラドスの じしん が先にメタグロスを……」


――メタグロスは せんせいのツメ でこうどうがはやくなった!

――メタグロスの しねんのずつき!

――あいてのギャラドスはたおれた!


あやせ「なん……だと……!?」

京介「よっしゃあ!ざまぁみやがれ!!」

桐乃「や、やったね兄貴ー!///(棒)」ダキツキッ!

京介(あれ?デレた!?なんか気持ち悪っ!)

桐乃「も、もし次負けたらこのまま鯖折りくらわすケド///」ボソッ

京介(よかった。いつも通りでした)

あやせ「ぐぬぬ……!」ギリギリ

桐乃「えへへへへへ……///」ギュッ デレデレ

あやせ(あのギャラドスは作るのに4時間39分かかったというのに……!)

あやせ「もう許しません徹底的に叩きのめしてあげます!GOですグライオン!」

京介(やばい最後のとこ可愛い!あやせたんマジ天使!)

桐乃「………………」ギュウウウウ!

京介「痛い痛い痛い!桐乃さん!?俺はまだ負けてないですからね!?」

――あいてのグライオンの つるぎのまい!

――あいてのグライオンのこうげきがぐーんとあがった!

――メタグロスの コメットパンチ!

――メタグロスのこうげきがあがった!

――あいてのグライオンは たべのこし ですこしかいふく


京介「げっ!半分も効いてねぇ!」

あやせ「追加効果とは運がいいですねお兄さん。でもこれで終わ……」


――メタグロスは せんせいのツメ でこうどうがはやくなった!

――メタグロスの コメットパンチ!

――きゅうしょにあたった!

――あいてのグライオンはたおれた!


あやせ「……りましたね、私のグライオン(作成にかかった時間5時間22分)」

ポイヒじゃなかったか

>>267
新垣家はウチと一緒ぐらいの厳しさでとらえてるんで


京介「急 所 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

桐乃「やったやったー!(棒)……でっへっへっへっへ///」ダキッ デレデレ

京介(く、首にまで抱き着いてきた!?実はコイツ本当にデレてんじゃね!?)

桐乃「へ、変な勘違いしないでよね!///負けたときすぐに首絞めるためだから!///」デレデレ

京介(ですよねー)

あやせ(わたしの5時間22分が野生あがりなんかに負けるなんて……)

あやせ「………………」スゥーッ… ズオオオォォ…!


――あやせの瞳から光彩が消えた!

――嫉妬と悔しさであやせのオーラが大きくなった!

京介(な……なんだこの禍々しいオーラは!?危ない!!!今まで感じていたものとは段違いに!!!)

あやせ「……少しお兄さんを嘗めすぎていたみたいですね。600族とか運とか色々考慮してもここまでやられるとは全く思ってませんでした」

京介「いや、でも……今俺が勝ってる理由って、ぶっちゃけ運……だけじゃないですか……?」オズオズ

あやせ「『運も実力のうち』ですよお兄さん。それにポケモンは運ゲーです。運が良いほうが勝つと言っても過言じゃありません。だけど……!」ズアアアァァァ…!

京介&桐乃「ひぃっ!?」

――そのときのあやせの顔を、俺と桐乃が忘れることは決してないだろう。

本来ならさっさと忘れてしまいたいところなのだがこれほどまでに恐ろしいあやせの姿は俺らのトラウマになるのは必然で、俺と桐乃が泣きながら抱き合って震える原因となるには充分すぎる迫力だった。

あやせ「始めて一週間ちょっとの初心者に私が負けるわけにはいかないんですよ……!!」ズオオオォオオオォオォォォォオオ…!!

京介&桐乃「ヒイイイィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイッ!!!」((( ;゚Д゚)(゚Δ゚; )))ガクガクブルブル

――あいてのゴウカザルの だいもんじ!

――こうかはバツグンだ!

――メタグロスはたおれた!

――あいてのゴウカザルは いのち がすこしけずられた!

――ゆけっ!バンギラス!

――すなあらしがふきはじめた!

――あいてのゴウカザルの インファイト!

――こうかはバツグンだ!

――バンギラスはたおれた!

――あいてのゴウカザルは いのち がすこしけずられた!

――ポケモントレーナーのあやせとのしょうぶにまけた!

猿対策無しとか京介アホ過ぎだろ

その後、俺と桐乃はあやせにポケモンのなんたるかを長々と聞かされ、メタモンによる厳選方法、遺伝、努力値の振り方等を教わり、俺は今度あやせと桐乃の買い物につきあわされることとなった。

 ちなみに桐乃は一晩とあやせが来るまでのうちにポケモンを全クリしていた。どんだけやりこんでんだよ。

リベンジをしようとしてまた負けてカラオケに付き合わされたり、その際加奈子に会ってしまったり、厨ポケ使いの黒猫が現れたり、次の日から桐乃と俺が頻繁にポケモンバトルをするようになったりするのはまた別のお話。


すみません…。
これ以上やると自分のもしもしの契約やウルトラマンファンには誇れるリアルタイム録画ティガ&ダイナのビデオコレクションが危ないんで…。

一応続編を電子辞書にて執筆中です。メインは加奈子ですね。
>>1は今年卒業して3月いっぱいは暇なんで、また両親が家をあけたりした時に投下したいと思ってます。
続き期待してた方々すみませんでした。

あやせ「お兄さん、最近アレが来ないんです」

その一言から始まる、俺とあやせの勘当ラブストーリー

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