綾「私と、付き合って」 (8)

綾「す、好きなの……」

蚊の鳴くようなか細い声。
放課後の、私と陽子しかいないこのひっそりとした教室で、だけど雨の音に紛れてしまったんじゃないかと思うほどに。

ううん、そうだったらどんなに良いだろう。

一度口にした言葉は戻らない。
覚悟を決めたはずなのに、私はすでに後悔の念に囚われそうだった。

陽子「綾……?」

綾「陽子」

それでも、もう後になんて引けない。
私は陽子の顔を見ることもできずに、ただ、震える声で、言った。

綾「私と、付き合って」

はい乙ありがとうございました

http://i.imgur.com/QMuj14Y.jpg

続けよ

>>3
が的確すぎて吹いた

陽子「綾、それってさ」

どれだけの時間が経ったかなんて分からない。
私の中ではとてつもなく長く、実際にはきっとほんのわずかな時間が流れた頃、
陽子の声がした。

いつもの陽子の声より、少しだけ上擦っているようだった。

陽子「それって、私を、その、そういう意味で、好きってこと?」

言葉を選ぶように、陽子は私に訊ねた。
そういう答えが返ってくるのは予想していたけれど、やっぱり少しだけ、辛い。

私は、「そう」と頷いた。
陽子は「そっか」と、それだけ言うと。

陽子「あのさ、綾」

綾「な、なに!」

陽子「もうちょっとあとで、決めていい?」

支援

勇が横たわるあややを見て
「中に誰も居ないわよ」って言う展開
お願いしマース

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