【安価】京太郎「200馬力のMR-S」【咲‐saki‐】 (966)

 時代は21世紀、日本は免許取得年齢を引き下げ、高校生達はこぞって自動車免許を取得するようになった。

 そして、高校生モータースポーツ人口は千人を突破。

 これは高校生ドライバー達の熱き戦いである。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518682234

 頭文字Dを全話見終わって、泣いたから書きはじめる。

 主人公は京太郎、車両はMR-Sでスタートです。

 では、お付き合いオナシャス。

親父 「今日はこれくらいでいいか……」

京太郎「頭文字Dの見すぎだぞ親父……日に日に水の量増やすなよ……」

親父 「ドラテク磨けよ馬鹿息子」

京太郎「ピーキーなMRに繊細な何かを求めるな! 荷物載せてるからバランス取れてるだけで」

親父 「ラーメンの麺が大量に入ったダンボール三つ載せただけで車の制御は変わらん! おまえが成長してるだけさ」

京太郎「この人は本当にモータースポーツの世界に居たのだろうか……」

京太郎(このMR-Sだって中身は純正じゃなくて、七代目セリカSSⅡのエンジン乗せて無茶苦茶高回転型のチューンして運転しにくいってのに)

親父 (息子よ、そのMR-Sは本当にピーキーに仕上げてしまったことはわかってる。だが、面白半分で紙コップに水を入れて走らせて、帰ってきた時には全部残ってたんだ。たったの一年間でそれだけ腕を上げたんだ、維持しないともったいないだろ)

京太郎「もう行く……咲を迎えに行かないといけないから……」

親父 「……あの子はロータリーに乗らないのか?」

京太郎「あいつはレースの世界に行かないだろ。性格も穏やかだし、MR-Sを速そうって言ったんだぜ。350馬力のFDに乗ってる姉貴を知ってるのに」

親父 「360馬力だ。アレは俺の幼馴染がチューンしたからな」

京太郎「……ガソリン代凄そう」

親父 「リッター6は走るぞ」

京太郎「MR-Sに乗れてよかった」

親父 (息子よ、あのFDを抜き去った事があるのはこのMR-Sだけなんだぞ、親父さんが乗ってた時に俺とおまえで二回。長女さんが乗ってた時におまえが一回。それもサーキットで抜き去ったのはおまえだけ)

京太郎(ガソリン代で俺の小遣いは少ないからな、まだ最低リッター10走ってくれるこいつで良かった)

安価↓1~3(制作時間10分)

【遭遇】

1:S2000

2:シルビアS15

3:チェイサーツアラーV

詳しくないけど2

人い無さそうだから速攻採用の方向で10分待ってね

s2000好きだから1

おっと、人いたw

おっと、人いたw

3

なんとも三つ巴、これは書きにくい

s2000=和

s15  =まこ

チェイサー=久

になります、再審査を

↓1~4で

コンマとかで決めてもいいんじゃない?

じゃあチェイサー

おっと失礼
2で

コンマはもっと運の部分で使う方針でオナシャス

初っ端からグダって申し訳ない

特例発動で二台と遭遇でいいですかね? そっちの方が早いので

明日以降もやるなら酉欲しい

安価下

s15とチェイサー遭遇で十分後くらいに投下します

おk

と言うか今なら頭文字DよりMFゴーストですね
後、酉入れておいた方が良いかと

京太郎(もう何年この峠走らされてるのかな、中1の時から走ってるし)

京太郎「中1のこのぐらいの季節だったから、三年目かよ」

京太郎(最初は無免だったからビクビクだったよな)

京太郎「今でこそ免許あるから平然と走ってるけど、無免中坊のガキに車の鍵渡す親父はキチってるぜ」

ラーメン屋「あ、京太郎くんおはよう」

京太郎「はい、麺ダンボール三箱お届けです。それに水、休憩入れてどうぞ」

ラーメン屋「はは、僕の店は殆どの時間が休憩時間だよ」

京太郎「悲しいですね」

ラーメン屋「須賀製麺所が安く麺を降ろしてくれるから経営出来るのさ」

京太郎(ステッカーの代わりと言わんばかりに貼り付けられている須賀製麺所の文字。今でもイニDのパクリとしか思えない)

ラーメン屋「そうだ、最近速そうな車が朝早くから走ってるんだ。ぶつからないようにね」

京太郎「了解です、じゃあ、これで」

京太郎(さて、上りで少し攻めすぎたな、下りはラーメン屋の親父が言うように安全運転にするか)

???(居たわ、MR-S!)

???(本当に早いんじゃろか)

京太郎(シルビアのS15とチェイサーが通り過ぎたな、でも、速く走ってはいるが、攻めてるようには見えないよな)

???「まこ、追って」

まこ「……はぁ」

京太郎「S15がサイドターンして追っかけてきたな……抜かれるのもシャクだ……」

まこ「!? 普通のMR-Sと違うのぉ……」

京太郎「おお、綺麗なドリフト、サイドターンしてたからサイド引いてきっかけ作る下手くそだと思ったが」

京太郎「脚だけできっかけ作れるくらい早い人なんですね……興味あります……」

まこ(キツイコーナーじゃというのに全く減速せん、それに付け加えてツッコミも立ち上がりも抜群に上手い)

京太郎(そのS15、多分、峠仕様にしてるわけじゃない。走りを見る限り、峠というよりは)

京太郎「ジムカーナを走ってる人間のように見える」

京太郎(でも、地の利は俺の方にあるからな、バックミラーから消させてもらうぜ)

まこ(早い……スケートのように滑らせちょる……)

京太郎(面白かったよ、でも、下りだと恐怖心があるよな。その部分も公道とサーキットの違いだぜ)

まこ「自信あったけぇの……」

???「あらら、逃げられちゃった?」

まこ「まあ、のぉ」

???「でも、大きな収穫が一つ。この竹井久様の目が重大な事実を捉えたわよ」

まこ「なんじゃ、重大ななんちゃらとわ」

久「うちの学校の制服着てたのよ!」

まこ「ほう……」

久「車通学してる子を調べてみるわ、MR-Sなんて乗ってる子少ないだろうし」

まこ「そうじゃな……ダウンヒルを任せられるレベルの腕じゃ……」

京太郎「今日の配達は楽しめたかね」

咲  「京ちゃん今日は早いね」

京太郎「ああ、帰りに追っかけっこしたからな」

咲  「へぇ、速かった?」

京太郎「ジムカーナ風の走りしてたかね」

咲  「それじゃあよくわからないよ」

京太郎「綺麗に走ってたとしか言いようがない。地元の俺に理があっただけさ」

咲  「勝ったんだ」

京太郎「公道に勝ち負けは無い。俺の方が速く走れるから抜き去っただけだ」

咲  「……そう、だよね」

京太郎「行こうぜ、続きは車の中で」

咲  「うん」

 自動車部の夏の全国大会、そこではダウンヒル、ヒルクライム、ジムカーナ、レースと四つの種目に分かれていて、

 ダウンヒルとヒルクライムは350馬力以内、ジムカーナは無制限、レースは400馬力以内とある程度の規定もある、

 個人種目に一人一つ出ることも出来るし、

 団体でこの四つの種目に出場することも出来る。

 ダウンヒルとヒルクライムは実際の峠を封鎖して行われ、

 ジムカーナとレースは実際のサーキットで行われる。

久(300馬力までチューンされたS2000、これでヒルクライム部門のチャンピオンになったのよね)

和「どうしたんですか部長? わたしのS2000をマジマジと見て」

久「ターボは入れないの?」

和「ターボなんて下品な物入れるわけないじゃないですか! VTECが入ってる車にターボは不要です!!)

久「あ、ああ、そうなの?」

まこ「ストリートじゃとパワーを持て余すこともあるけぇのぉ」

優希「いや! 車はターボだじぇ!!」

和「優希はなんでもかんでもターボで解決すると思って! ターボは諸刃の剣なんですよ!!」

久(うちの部のターボ好きとターボ嫌い、これで中学時代からの親友なんだから不思議よね)

 ちょっと休憩、九時頃に戻ります。

安価↓ 1~3

1:「チューンには色々な幅があるのよ、ターボもその一つ」

2:「ノンターボで中学時代にヒルクライムのチャンピオンになったんだから、何も言えないわね」

3:「話しは変わるけど、馬鹿みたいに早いMR-S乗りの素性を割り出したわ!」 

一時間早いけど、安価

1

3

 人居ないし、今回も二つ合わせますかね、両方採用の方向で

20分くらい待ってくださいね

久「チューンには色々な幅があるのよ、ターボもその一つ」

和「で、でも! 後付けのターボはエンジンを痛めます!!」

久「そうよね、ターボ車はNAに比べて心臓の寿命が短いことも確か、でも、命を短くしてもターボを積む車にする人も多いのよ」

まこ「車は高い買い物じゃけぇ、大切にじっくりと乗るならNAの方がええじゃろ、わしは和の言うとうことわかるけぇ」

久「ターボ車に乗ってるくせによく言うわね」

まこ「元々から付いてるだけじゃ」

優希「なんでターボが最高だということに気付かないんだじぇ……直線での加速がダンチなのに……」

和「ターボラグが嫌いなんです……昔、父の知り合いが乗ってた後付けターボの86なんて怖くて乗れたものじゃ」

まこ「ターボとNAは住み分けがなされとる。和のS2000はターボの代わりにVTECちゅう強い武器を持っとるええくるまじゃけぇ、自分の実力がNAじゃ駄目になった時にでも付けんさい」

和「はい! 染谷先輩!!」

久「何よ! ターボは素晴らしいのよ!!」

優希「そうだじぇ! わたしのスープラなんてツインターボだからターボラグも殆どないじょ!!」

久「2リッターの車を安価に300馬力に出来るのもターボ!」

優希「限界を超えられるのもターボ!」

久&優希「ターボは車を救う!!」

和&まこ「うわ……」

久「あ、話しは変わるけど例のMR-Sの乗り手の情報を手に入れたのよ!」

まこ「早いのぉ」

久「こう見えて生徒議会長なのよ! この学校に通ってる生徒の情報なんてチョチョイのチョイよ!」

優希「テンション高いじぇ」

和「そうですね」

久「MR-Sの乗り手は須賀京太郎、須賀製麺所ってところの長男らしいわ」

和「須賀? 父からその名前聞いたことあるような……」

久「一年一組の帰宅部、自動車部に誘うにはもってこいじゃない!」

まこ「で、誘ったんか?」

久「私が行くと警戒するでしょ、だから……和!」

和「はい?」

久「明日貴方が行きなさい」

和「え?」

久「部長命令よ!」

和「わ、わかりました……」

久(和くらいのルックスなら一瞬でコロリでしょ、我ながら策士だわぁ)

まこ(和は口下手なところがあるけぇ、大丈夫かのぉ)

京太郎「へくしゅん! ううぅ」

咲「京ちゃん風邪?」

京太郎「いや、体だけは丈夫だからそれは無いだろ」

咲「なら噂かな?」

京太郎「どうだろうな、俺不細工だから」

咲「京ちゃんは普通より顔良いと思うよ」

京太郎「そうか? 親父に似て不細工だと思うんだが」

咲「自分の遺伝子を馬鹿にしない!」

京太郎「いって! デコピンするなし」

咲「わたし、卑屈な人嫌いだから」

京太郎「へいへい」

咲「京ちゃんと会ったのもこのくらいの時期だったね」

京太郎「そうだな、今となっては懐かしい」

咲「なんであの時助けてくれたの?」

京太郎「助けてくれたって言うってことは、イヤイヤだったんだな。やっぱり」

咲「……友達が欲しかったから、流された部分もあったかな」

京太郎「体を売ってお金を稼ぐゴミと友達にならなくていい。喋れる相手が一人でも居ればいいだろ」

咲「そう……だね……」

京太郎「咲、俺はおまえが心配なんだ。流されやすいおまえを止められる奴は俺だけだし」

咲「京ちゃんさぁ……わたしのこと好きなの?」

京太郎「わからん、どうにも俺は人間らしさが足りないらしくてさ、そういう感情を持ってるのかわからないんだ」

咲「……ばか」

京太郎(俺がおまえの姉さんをサーキットで抜き去ったから、一人になってしまったんだよな)

京太郎(俺があの人を倒したから、東京の学校、自動車部が強い学校に転校して、今もテクニックを磨いている)

京太郎(全部、俺のせいなのかもしれない。だから、俺は償うとは違うけど、おまえの友達じゃないといけないんだ)

咲「京ちゃん、また、運転上手くなったね」

京太郎「ああ、この車は乗りにくいからな」

咲「ねえ、京ちゃん……レースには出ないの? うちの学校、自動車部あるよ」

京太郎「俺はプロの世界とか別に夢見てないし、母ちゃん居ないから放課後は自分で飯の準備もしないといけないからさ」

咲「部活……する時間が無いんだね……」

京太郎「まあ、もっと車が好きになったら入るかもな、自動車部」

咲「入る時はマネージャーとかするからね!」

京太郎「ふっ……ありがとよ……」

安価↓ 1~3

1:「電話か?」

2:「メールか?」

1

2

暇なんで京ちゃんが乗ってるMR-Sの説明をば

【MR-S改】
 本来MR-Sに載せられている1ZZ-FEエンジンではなく、七代目セリカに初めて搭載された2ZZ-GEエンジンを搭載したMR-S。

 2ZZ-GEエンジンは1ZZ-FEエンジンをヤマハ発動機が改良して作り上げたもので、本来の140馬力ではなく、

 50馬力アップの190馬力にもなる強力なスポーツエンジンに姿を変えた。

 ヤマハが改良したエンジンということで1ZZ-FEエンジンが載せられている車に普通に収まるサイズになります。

 1ZZ-FEエンジンからポンと載せ替えることこそ出来ませんが、細々としたパーツを揃えるだけで載せ替えが可能です。

 皆さんもMR-Sを速くしたいと思うのであれば、2ZZ-GEエンジンを載せてみたらどうでしょうか?

44のがコンマが高いから採用の方向でいいですかね?

京太郎「メールか? ちょっとコンビニ寄っていいか」

咲「うん、お茶買ってくるね」

京太郎「ありがとう」

【メール】

 息子よ、今日の昼、宮永照って女の子、まあ、わかるよな。
 
 おまえの女友達のお姉さんから電話がかかってきた。

 今年の夏、自分はダウンヒルで個人と団体に出場するだってさ。

 どうするかはおまえ次第だ。

京太郎「……ダウンヒルね、考えとくよ、宮永さん」

咲「え? 名字で呼ぶなんて珍しいね」

京太郎「あ、ああ、違うんだ。おまえと同じ苗字の知り合いがいるだけさ」

咲「?」

今日はここまで! 明日の夜六時くらいから再開します。

りょーかい

京豚は他の漫画アニメを見るな
他作の設定やキャラ使われると他所様まで強姦してるみたいで申し訳ないんだよ
気持ち悪いから咲というジャンルだけでやっとけ

京豚かあ、たしかになぁ、京豚なのかも。

じゃあ、京豚と罵るあなた達は咲キャラ本人なんですよね!

俺、天鳳で四段でした!

つまり、何が言いたいかと言いますと……。

俺を京ちゃんと同じように焼き鳥にしながら飛ばしてみせろ。

京豚と言った後に【飛ばしてやる】や【焼き鳥にしてやる】って書いてね。

その場合、挑戦はしっかり受けるんで、場所は天鳳でもMJでもいいよ。

俺のことを潰したいなら麻雀で潰してどうぞ、人数合わせに鳳凰民の知り合いが四人はいるからさw

というわけで、麻雀への挑戦は常にオープンです。

京豚を一匹でも焼き鳥にしたいなら、いつでも挑戦どうぞ! 受けて立つんで!

では、明日の夜六時にまた

乙ー

【再開】

咲「はい、ほうじ茶。京ちゃん好きでしょ」

京太郎「ああ、ありがとう」

咲「120円になります」

京太郎「財布の中から適当に抜いてくれ」

咲「おっと、意外とお金持ち、一枚二枚三枚」

京太郎「麺の配達はアルバイトってことで一日一時間1000円貰ってるからな、ただ、ガソリン代は自腹だからたいして、な」

咲「日払いなの?」

京太郎「いや、20日にだいたい三万くれるだけだ。機嫌がいい時は五万くらいになるが」

咲「へぇ~」

京太郎「贅沢は滅多にしないし、飯も自炊することが多いから銀行に行けばもう少し溜まってる」

咲「色々あるんだね」

京太郎「まあ、な」

咲「京ちゃんありがとね、また明日ね」

京太郎「親父さんによろしく言っといてくれ」

咲「うん、わかった」

京太郎(なんだろうか、あいつの姉貴はインターハイ、ダウンヒル部門を二連覇してるキチガイだってのに、まるで面影がない)

京太郎(……赤いFD、親父は360馬力だって言ってたけど、今は350馬力に落とされてダウンヒル仕様にされてる)

京太郎(宮永照が乗る赤いFD、二つ名は -血餓の女帝- )

京太郎(ダウンヒルで獲物の血を求める……女帝、彼女のスピードに着いていくだけでクラッシュする奴らがぞくぞくと)

京太郎(相手にするだけ無駄なんだろうけど、無駄じゃないかもしれないんだよな)

安価↓ 一人

1:「自動車部、確か、ヒルクライム部門の覇者が居るとか、名前は……原村和……咲の友達に」

2:「まあ、なるようになれだ」

3:「……あの人を狩れるのは俺だけだよな」

 暇だからをば、車両説明を

【S2000】
 今作品で原村和が乗るホンダが作った最高のFRオープンスポーツ。

 和が乗っているのは前期型の2000ccVTEC仕様のS2000になります。

 分かる人はわかると思いますが、下ってよし、登ってよし、曲がってよし、引っ張ってよし、

 欠点が存在しないのではないかと思わせる程の万能でただただ速い車です。

 純正でもチューンされた車を追っかけ回すポテンシャルを秘めています。

用事が出来たので離れます、それまでに安価オナシャス、センセンシャル。

安価↓ 熱意がある人採用

1:「自動車部、確か、ヒルクライム部門の覇者が居るとか、名前は……原村和……咲の友達に」

2:「まあ、なるようになれだ」

3:「……あの人を狩れるのは俺だけだよな」

1

1

IDにFCが!? 採用、で1でストーリー開始

京太郎「自動車部、確か、ヒルクライム部門の覇者が居るとか、名前は……原村和……咲の友達に」

京太郎(マネージャやってくれるとか言ってたし、一回見学しに行くのも悪くないな)

京太郎「帰って宿題しねぇと」

親父「今日も帰宅部らしくお早いおかえりだな」

京太郎「俺が飯作らないと飢えるのは誰だよ」

親父「父さんだって飯くらい作れる」

京太郎「親父がそうだから母さん逃げ出したんだろ」

親父「いや、ただ単に他の男が好きになって、股開いて、のめり込んで帰ってこないだけだ」

京太郎「俺の頭の中では病気でこの世界に居ないって設定になってんだ、美化してんだよ。現実を突きつけるな」

親父「女ってのは怖いぞ、浮気する時はとことんだ」

京太郎「母さんみたいな女は引っ掛けないことにするよ」

親父「豹変するんだよ、どんなに大切にしても」

京太郎「はぁ……何食いたい?」

親父「ハンバーグ」

京太郎「ガキかよ……」

【翌日・昼休み】

和「……部長に頼まれましたけど、男の人に話しかけるのは少し、気が引けますね」

京太郎「……アンタ、自動車部の原村和だろ」

和「ひゃい!?」

京太郎「……違ったか? 桃色の特徴的な髪の毛してるって噂で聞いてたから、そうだと思ったんだが」

和「は、はい……わたしが原村和です……」

京太郎「へぇ、アンタがインターミドル個人ヒルクライム部門優勝者なのか」

京太郎「俺の名前は須賀京太郎、自動車部を見学させてもらいたいんだが、放課後大丈夫か?」

和「あ、あの、えっと」

京太郎「あ、予定あるのか」

和「……そ、そそそ、そういうわけでは」

京太郎「……よくわからないが、予定があるなら言ってくれ、都合が良い日に訪ねるからさ」

安価↓ 1~3 コンマが高い人採用

【混乱した和が言い放った言葉は】

1:「わたしは金髪に染めてるようなチャラチャラした男は嫌いです!」

2:「速い車持ってるんですか? 貧乏くさい顔してますけど」

3:「話しの主導権を握らないでください!!」

車の名前が出たら:「乗ってる車は?」

1

IDにFCが出たので無条件で「乗ってる車は?」になります。

和「乗ってる車は?」

京太郎「トヨタのMR-Sだけど」

和「……わたしはターボ車、GTR、トヨタ車が嫌いです」

京太郎「あ、そうなの」

和「MR-Sなんてなんちゃってスポーツカーなんてアウトオブ眼中!」

京太郎「そ、そうなの?」

和「あ……すいません、つい本音が」

京太郎「でも、MR-Sは速いぞ。俺のMR-Sは軽くだけどチューンしてるから」

和「ホンダ乗りにトヨタ車が速いなんて……屈辱です!」

京太郎(え、なんでキレてるの?)

和「放課後に部室に来てください! お説教です!!」

京太郎「あ、はい」

京太郎(ホンダ乗りって怖い)

和(ホンダが最高のメーカーなんです。無限チューンはすごく官能的です。トヨタ乗りには負けられません

え?ランエボでしょ?(煽り)

【放課後】

咲「京ちゃん、帰ろ」

京太郎「丁度良かった、自動車部に見学行くから一緒に行こうぜ」

咲「え、本当に自動車部に入るの?」

京太郎「ダウンヒル専門の走者が居ないなら考えるけど、普通に居るだろ、ダウンヒルは特別人気がある種目だから」

咲「へぇ……うん、付き合うよ」

京太郎「じゃあ、自動車部がある旧校舎まで車で移動だな」

ちょっとまた用事、三十分~一時間半待っててください

京太郎「ここが自動車部の部室か」

咲「なんだか部室というよりは体育倉庫みたい」

京太郎「旧校舎の体育倉庫をそのまんま使ってるからだろうな」

咲「でも、速そうな車が四台あるね」

京太郎「チェイサー、S15、スープラ、S2000……このチェイサーとS15、峠で会ったやつじゃないか?」

久「ようこそ自動車部へ!」

京太郎「あ、生徒会長」

久「のんのん、生徒議会長よ」

咲「どうも」

優希「見る限り、どこにでもいるようなド・ノーマルのMR-Sに見えるじぇ」

まこ「いや、エンジンサウンドを聞く限り、ちょっとちゃうじゃろ」

和「ホンダが最高なのに……」

久「えっと、隣の女の子も入部希望者?」

京太郎「入部前提なんですね……いや、一応見学というていで来たんですが」

久「スポーツカーに乗ってるんだから入部しなさい! 生徒議会長命令よ!」

まこ「職権乱用せん、わしは染谷まこじゃ、何日か前に負かされたS15乗りじゃけぇ」

京太郎「ああ、やっぱりあの銀色のS15でしたか」

まこ「そうじゃ、ここの部ではジムカーナを担当しちょる」

優希「わたしは80スープラに乗ってる片岡優希! この車ターボ入ってるのか?」

和「優希ったら……言わなくてもわかると思いますが、S2000の原村和です」

久「私が自動車部の部長、竹井久よ。愛車はチェイサーツアラーV」

京太郎「一年の須賀京太郎です。単刀直入に聞きたいんですが、この部、ダウンヒル担当は居ますか?」

安価↓ 1

1:下りに誰よりも自信があるなら歓迎よ

2:あれ、このMR-S、エンジンが違うじぇ

3:そんなことよりお説教です!

1

久「下りに誰よりも自信があるなら歓迎よ」

京太郎「じゃあ、ダウンヒルの人居るんじゃ」

久「一応、私が下り担当だったんだけど、三年生だし指令塔が一番かな~なんて、車もチェイサーだし」

京太郎「チェイサーは速いですよ、族車ですけど」

久「ちょっと! 族車って言われるの嫌いなのよ!!」

京太郎「あ、すいません」

和「それにしても、なんで走り屋の車ってトヨタと日産ばかりなんでしょう」

まこ「最近のトヨタはええ車ださんけぇ、マツダと日産の二強じゃろ」

優希「あちきはターボが二つ付いたスープラに惚れただけだし、メーカーとかこだわらないじぇ」

まこ「エンジンみてええかの? わしを抜かしたこいつの心臓、ちょっと興味あるけぇ」

京太郎「いいですよ、鍵は開いてます」

咲「フレンドリーな人達だね」

久「少数精鋭部隊だからよ、ギスギスしてたら何も始まらないじゃない」

京太郎(この人達なら咲が気軽に喋ってくれるかも)

まこ「……1ZZ-FEじゃないの」

優希「あれ、本当だ」

和「これは……」

京太郎「MR-Sの一般的な改造の一つですよ。本来の1ZZ-FEじゃなくて、七代目セリカの2ZZ-GEに載せ替える」

まこ「足回りも峠道に合うようにチューンされとる……」

優希「でも、ターボが入ってない車じゃあ、上りキツイじぇ」

和「優希、確かにこの車にはターボもスーパーチャージャーも入ってません。ですが、優希の80スープラより500キロ近く軽いんですよ」

まこ「馬力は190馬力に手を加えて200~220馬力程度じゃろうが、1トンを下回るこの車体に載せる馬力にしては高いくらいじゃ」

和「……初歩的な改造とは言いますけど、実行に移す人は少ないエンジン載せ替え」

久「あらら、この心臓ならヒルクライムでも普通に走れそうね」

和「わたしのS2000だって1トン切るとまでは言いませんけど、軽い車です! 負ける訳ありませんよ!!」

今日はここまで、ちょっと自分のMR-Sにガソリン入れに行かないと

ふんふむ何か宮永家(界さんと咲さんのお家)の車が気に成る所ですかね
照姉さんの愛車がFDだとすると初代RX―7でしょうか?

乙ー

【再開】

 オヤジ組が乗ってる車はキレッキレの奴ばっかですよ、須賀家がMRシリーズ、宮永家がRXシリーズ、原村家がタイプRシリーズみたいに

 そのうち新しい世代をボッコボコにするために登場しますよ。

久「でも、これに過給器入れたらどのくらいになるのかしら?」

まこ「現状どのくらい馬力あるんじゃ?」

京太郎「オヤジが言うには200馬力程度って聞いてますけど、210くらいあるんじゃないですかね、端数はバッサリ切り捨てるタイプなんで」

まこ「なら、色々と手を加えて280馬力にはなるじゃろ」

久「軽さと相まってホームコースなら和の華々しい戦歴も散らされるかも」

和「縁起が悪いこと言わないでください!」

京太郎「ターボもスーパーチャージャーも入れるつもり無いですよ、今でも十分速いんで」

優希「なんでターボ入れないんだよ、ターボ最高だじぇ! わたしのスープラに乗ってみるか?」

まこ「じゃけど、過給器を入れるとなるとMR-Sのボディーの弱さが出るけぇ、NAの状態が限界ギリギリかもしれんのぉ」

京太郎「確かに、MR-Sの車体は限界まで軽量化されてますから、過給器入れるとなるとボディーに手を入れないと駄目でしょうね」

久「和、最近の車が重い理由を言ってみなさい」

和「はい、今現在のスポーツタイプの車はトップスピードでの風圧やGに耐えられるだけの車体と安全性」

和「そして、しっかりと地面に動力を伝える確実性を高めるためにメーカー側が意図的に重くしている傾向があります。SUZUKIを除きますが」

和「その代わり、新しい年代のスポーツタイプはエンジンの熟成度が向上し、重量がある=遅いではなく、重量があっても十分な加速性能がでます」

和「その最たる例がGTRですね。大嫌いです」

久「合格」

まこ「そうにしても、足回りは手いれとうけぇけど、本来ピーキーなMRをあそこまで振り回すのは凄い技術じゃ」

京太郎「まあ、毎日あの峠走ってますからね。オヤジ以外に負けたら須賀の名前使えませんよ」

久「お父さんはレーサーか何かなの?」

京太郎「製麺所の社長です。まあ、昔はラリー齧ってたみたいですけど」

久(4WDがラリーの主流じゃなかった頃の人なのね)

優希「話しに着いていけなくなってきたじぇ……」

和「優希のスープラのチューンはわたしが殆どやりましたからね」

安価↓ 1

1:(でも……お姉ちゃんのFDより遅いんだよね……)

2:(京ちゃんのMR-Sの方がお姉ちゃんより綺麗に乗れてるんだよね)

3:(……ロータリーは居ないんだね)

2

咲(最近テレビでお姉ちゃんがFDに乗ってるのを見たんだけど、昔から本当に荒い運転するんだよね)

咲(それに無理矢理抜いていくし、駆け引きも何もない)

咲(一言で言うと下品な運転)

咲(多分、あの峠で京ちゃんと下り勝負したらお姉ちゃんは負ける)

咲(だから、お姉ちゃんは全国の舞台のホームコースじゃない峠で待ってるって言ったんだろうね)

咲(京ちゃんの表情見てたらわかるよ、お姉ちゃんが連絡入れたんでしょ京ちゃん?)

咲(でも、京ちゃんを負かすのは……)

京太郎「咲? おまえ、マネージャーしてくれるって言ったけど、鵜呑みにしていいのか」

咲「うん、京ちゃんが入るならわたしも入るよ。わたしだけ帰宅部だと車で送ってもらえないし」

京太郎「へへ、俺は運転手かよ」

咲「違うよ、腕のいい運転手」

京太郎「変わらねーよ」

久「入部してくれるのね! 五人以上になると部費が上がるのよねぇ、少しはガソリン代出せるかも」

京太郎「ダウンヒルのポジションを奪ってしまうことになりますけど、本当に大丈夫ですか?」

久「わたしよりダウンヒルが上手いまこを負かした子を起用しないわけないじゃない。私は指令塔がお似合いよ」

京太郎「族車ですからね」

久「族車って言わないでよ!!」

優希「ガソリン代が出るなんて凄いじぇ! もっと走れる!!」

和「優希のスープラは維持費が凄いですからね」

優希「メガスポーツの佐賀県だじぇ……」

まこ「切磋琢磨するのはええことじゃ、わしもダウンヒルの勉強させてもらうけぇ」

京太郎「殆ど感覚的に運転してるんで、教えられることは無いですよ」

咲(ここの人達と一緒なら、もっと京ちゃんが速く、美味しくなるよね……)

【宮永家】

界(二人が東京に行ってもう八年近くになるんだよな)

界(私が照に火を付けた……いや、須賀さんの息子が種火を本物の火にしたんだろうな)

界(照は彼の幻影を今でも追いかけてる)

界(多分、未だに運転が荒いのは彼を想像の中でも追いかけているからだろう)

界(……あのFDに乗せたのが過ちだったのかもしれない)

界(須賀さんの息子さんはレースの世界に消極的だって聞いてる。照を止めてくれるかわからない)

界(だから……この……)

安価↓ 1

1:「お父さんただいま、FCもただいま……あれ、その車は」

2:「やった……FCじゃ少し心配だったけど、これなら……」

3:「え、新しい車買ったの!?」

1

2
連続がダメなら安価下

他に人いたのか良かった

咲「お父さんただいま、FCもただいま……あれ、その車は」

界「ああ、咲、おかえり」

咲「RX8……あはは、お父さんの趣味全開だね、ミッドナイトブルーに染めて」

界「ああ、あのFDは幼馴染の趣味で赤だったが、私は青が好きなんだ」

咲「……ねえ、お父さん。免許取りに行っていい」

界「……照を」

咲「お姉ちゃんなんて眼中に無いよ。わたしが倒したいのは自動車部所属の須賀京太郎だから」

界「!?」

連投OKすよ、過疎ってるし、車に興味がある人少なそうだし

咲「RX7シリーズはロータリースポーツの最高傑作と言われてるけど、私はそうは思わない」

咲「確かに軽さ、ターボの力強さ、癖はあるけど使いこなせば最高のコーナリングマシーンになることはわかってる」

咲「でもね、ターボってのは一長一短、ダウンヒルでパワーなんて200~280馬力絞り出せればいい」

咲「RX8は重たいかもしれないけど、重量バランスはRX7より一枚も二枚も上」

咲「最高だよ! お父さん……免許取ったら京ちゃんを追っかけまわさないと……」

界(……あの子は咲まで火を付けてしまったんだな)

界(……でも、二代で須賀家にリベンジするのも悪くない)

界(私は、娘達を本気でサポートするだけさ)

【須賀家】

京太郎&親父「へくしゅん!?」

京太郎&親父「うぅうぅぅ」

京太郎「真似するなよ」

親父「くしゃみは移るんだよ」

京太郎「移してねぇよ、同時だっただろ」

親父「だが、以外に速かったな、照ちゃんを潰しに行くの」

京太郎「まあ、な……でも、自動車部の人達、良い人そうだったから、咲も気軽に喋れると思ってさ」

親父「堅物だったら?」

京太郎「秋頃にお姉さんのホームに行ってただけさ」

親父「……血は争えないねぇ」

親父(いい傾向だ。敵を作って美味しいところで叩き潰す)

親父(それが速い走りをする人間の鉄則だ)

親父(それに、ホームコースで潰すじゃなくて、アウェーで潰すのも走り屋として誇れ高い勝利の一つ)

親父(全国大会は東京で行われる。相手方のホームみたいなものだ、夏が楽しみだねぇ)

京太郎(ガソリン代少し出してくれるって言ってたけど、絶対出ないだろうなぁ)

安価↓ 1

【早朝に和遭遇、その理由は】

1:「須賀くんのホームコースはこの峠ですよね」

2:「ガソリンが少なかったので、ドライブのついでに走り慣れない峠に来ましたが」

お風呂入ってくるんで、それまでに安価オナシャス!

安価↓ 1

【早朝に和遭遇、その理由は】

1:「須賀くんのホームコースはこの峠ですよね」

2:「ガソリンが少なかったので、ドライブのついでに走り慣れない峠に来ましたが」

1

1

和「須賀くんのホームコースはこの峠ですよね」

和(私も最初はダウンヒラーでした)

和(小学生の頃から父の影響でモータースポーツの世界に足を踏み入れました)

和(ですが、両親の転勤でいつも振り回されて親しくなった友人達とは離れ離れ)

和(いつでも友達で居てくれたのはこのS2000だけ)

和(この子との出会いは小学六年生、カートを走らせていたわたしに父がこの赤いS2000を買い与えてくれました)

和(父に近くのサーキットに連れて行ってもらって、一日中走りました)

和(峠が閉鎖され、サーキットに変貌する日は一日でも欠かさずに出向きました)

和(峠にはGTRや400馬力近いチューニングをされたスポーツカーがゴロゴロと居て、対戦相手には不自由なかったです)

和(中学生になって、自動車部に入部して優希と出会いました)

和(小さな体なのに大きな80スープラに乗る姿はターボ車は嫌いでしたが、格好良く思いました)

和(一年目はS2000のコーナリングマシーンとしての特徴を活かしてジムカーナに)

和(二年目は本来のダウンヒルに)

和(三年目は花田先輩の後継者としてヒルクライムに)

和(今の部長はわたしのヒルクライムの腕しか知らないでしょうけど、本当はダウンヒルも大得意なんです)

和(今更、ダウンヒルに鞍替えするとは言いませんけど……ダウンヒラーのプライドがあります)

和(須賀くんの力、見極めさせてもらいます!)

京太郎(出待ち、赤いS2000……和か……)

京太郎(差し詰め、俺のMR-Sの戦闘力を見に来たと言ったところかな)

京太郎(インターミドルのヒルクライムは280馬力以内という規定がある)

京太郎(最近の自主規制が施されていないマシーンは意図的に馬力を落とさないと走れないし、自主規制で280馬力の車も心臓は純正のままだ)

京太郎(その点、S2000は非常に理にかなった車だ。ジムカーナ、ダウンヒル、ヒルクライム、レース、そのすべてに出場できる汎用性)

京太郎(そして、250馬力という心臓が30馬力分のチューンを可能にした)

京太郎(パワーを向上させるのは車との相談でどうにでもなる)

京太郎(だが、パワーを意図的に下げるのは車の性能を著しく低下させる)

京太郎(例えにGTRを使おう。32は本来400馬力~600馬力にセッティングされるべくして作られた車だ)

京太郎(それを自主規制で280馬力まで落としているということは、心臓をノーマルのまま走らせれば重たい亀になる)

京太郎(だから、インターミドルでハイパワーマシーンが優勝することは本当に少ない)

京太郎(逆に、FCやS2000みたいな車がヒルクライム、ダウンヒルで勝ち進む)

京太郎(軽さとチューン可能という利点が、腕以外の部分で現れる)

京太郎(わかるぜ、和……おまえは最初から最後までヒルクライムに出ていた訳じゃないんだろ)

京太郎(その車は、ダウンヒルの香りがする)

安価↓ 1

1:「男は女の尻を追いかけるのが好きなんだ、先に行かせよう)

2:「山登りダラダラしたからちょっと駆け抜けたいから、すまん、先行させてもらう)

1

まさかなんで過疎ってるのか分からないわけじゃないよな…?

京太郎「男は女の尻を追っかけるのが好きなんだ、先に行かせよう」

和「わたしの後ろに付いた……先行しろってことですか……」

和「受けて立ちます!」

京太郎(……100馬力違えば加速が違うよな。でも、俺のMR-SはおまえのS2000より150キロ近く軽い)

和(馬力の差は軽さでカバー、そうですよね、その車はそういう車です!)

京太郎(ここまで完成度が高いと笑っちまうぜ、親父とまでは言わないが、綺麗でしなやかな走りだ)

和(中学二年の頃のダウンヒルでは、ロードスターやMR-Sが沢山居ました。チューンされた車両も)

和(でも、ツッコミはわたしが上でした!)

京太郎(綺麗なツッコミ、立ち上がりも上手い、VTECの美味しい回転数を残しながら滑らせていく技術)

京太郎(普通に全国大会に出場する猛者より一枚上)

京太郎(魔物の領域に片足突っ込んでるぜ!!)

カーレースを題材にしたSSなんて過疎るに決まってるじゃんw

和(!? ツッコミと立ち上がりで負けてる……)

京太郎(俺は三年間毎日この峠を攻めてきた。ヒルクライムだって、ダウンヒルだって、峠には上りも下りもあるってことを思い知らされた)

京太郎(最初はヒルクライムだった。軽い車体に200馬力は非力ではないが、けっして速く走れるわけじゃなかった)

京太郎(だから、美味しい回転数を維持する走りを心がけた。一速も多用した)

京太郎(次はダウンヒルに取り掛かった。遅く感じていた200馬力が倍の400馬力に感じる程に加速が鋭利になり、そして、恐怖心を植え付けた)

京太郎(一速なんて使うことなんてない、最初から最後まで限界ギリギリを突きつけられる緊張感)

京太郎(だが、半年もしたら緊張感なんて消え去って、限界のその先を見るようになった)

京太郎(和、おまえは早い。ここがおまえのホームコースだったらもう少し引っ張られると思う)

和(オーバースピードです!? ガードレールに!!)

京太郎(でも、ここの限界は知り尽くしてるんだよ)

和(!? ……凄い)

京太郎「咲、迎えに行かないといけないからじゃあな」

和「……テクニックで負けました」

和「認めるしかありませんね……彼はダウンヒルを任せられる器です」

和「……S2000ごめんね、わたしが下手くそだから」

今日はここまでだけど、長野エリアのキャラクターの車を知りたいという人が居たら

安価↓ 1で

sage saga だとスレが上がらないんだよ

あ、そうなんだ、2cnでのSSの書き方っていうサイト見てこれがいいよって書いてたからこれにしてたけど、駄目なんだ。しらなかった。

どの設定が一番なんですかね?

普通のssならsageでもいいけど安価だからね
>>1はsagaだけでいいかと

安価なら透華

sagaだけでもいいって書いてた。sagaにしときます。

ありがとナス! この経験を活かします!!

sagaだけで良いんじゃない?

楽しみにしてるよ

龍門渕透華はBMW・Z4Mです。もちろん、和と戦うためにヒルクライムです。

sageのままだとスレに気づきにくいし
>>1だけsageしてなければ投下があったとき分かりやすいから

車うっすらとしかわかんないけど読んでる

ほへぇ、書き手になるの初めてだからそういうの全然わからないからなぁ

ありがとナス!

【BMW・Z4M】
 ドイツの名門BMWが発売した3.3リッタースポーツ。

 NAながら343馬力を絞り出す車で、透華が乗っている物はヒルクライムでタイムを叩き出す為に足回りを弄っている。

 日本車に例えるとフェアレディZシリーズに似た部分がある。

明日の六時~七時に出没します。

お休みなさい。


咲の世界だと運転しんどそうな身長のキャラがいるね。

乙ー

乙です
透華お嬢様が外車だとすると…
龍門渕高校のラインナップは外車でしょうかね?
てっきりのどっちさんと同じホンダの車をチョイスすると思ったんですが
つまり
純くん…インテグラタイプR
一ちゃん…シビックタイプR
衣お姉さん…S660
透華お嬢様…NSXタイプR
って予想して居ました
其れから界さんの愛車…FCなんですね
ならば愛さんの愛車は愛さん自身がハーフだからユーノスコスモで良いんでしょうか?

暇だから再開&エタったら教えられない情報なので龍門渕の車を教えときますか。

衣お姉さん:ロータス・エリーゼ(フェイズ1)

透華:BMW・Z4M

純:ランサーエボリューションⅧ

一:インプレッサ・クーペ

智紀:BR-Z

になってます。

透華お嬢様は↑が言うようにNSXにするつもりでしたが、衣の設定を考えている時にちょっと付け加えたい設定があって、Z4Mに。

【宮永家前】

京太郎「よう咲、迎えに来たぞ」

咲「うん、ありがとう」

京太郎「……咲、なにかいいことあったか?」

咲「わかる? お父さんが免許取りに行っていいって言ってくれたんだ!」

京太郎「おおー、それならあのFCに乗るのか?」

咲「アレはお父さんの車だから乗らないよ。セッティングも難しくされてるし、もっと実用的で楽な車買ってもらってるから」

京太郎(……目付きが……お姉さんと一緒だ。界さん、何に乗せるつもりなんですか……)

安価↓ 1

1:【回想・宮永照と関係】

2:【回想・宮永咲の闇】

3:【回想・須賀家との因縁】

安価↓ 1~3

1:【回想・宮永照と関係】

2:【回想・宮永咲の闇】

3:【回想・須賀家との因縁】

ゾロ:全部

1

あ、ゾロだ

一時間待ってくださいw

【須賀家との因縁】

界「それは因縁なのか、腐れ縁なのかわからない」

界「隣町の峠に信じられない速度で駆け抜けていくMR乗りが現れたって聞いて、心を踊らせて車を走らせた」

界「ホームコースを離れてアウェーを荒らすことも多かった」

【親父達が青年だった頃】

界「なんだって、隣町の峠に馬鹿みたいに速いMR2が居るって」

取巻A「そうなんだよ、扱いにくいって噂のMR2を手足みたいに扱うって」

取巻B「俺はそいつに負けたんだ! 1.6リッターに負けるとか屈辱ですよ」

界「へぇ、でも、俺のRX7が負けるわけ無いだろ」

界「確かにミッドシップはツッコミも立ち上がりもFRより上って噂だが、扱いにくけりゃ速いわけない」

界「車はフロントエンジン・リアドライブ! これが最高なんだ」

取巻A「じゃあ、界さんが潰しに行くんですね!」

界「ああ、どんな奴かわからんが、この辺りの峠は俺達の支配下だ、速い奴は速攻で潰す」

取巻B「やっぱ界さんはカッコイイや!!」

文太郎「あーあ、車買えばモテるって聞いてたのに全然だぜ」

文太郎「叔父さんが運転しにくいから20万で売ってくれたこのMR2、本当に運転しにくいわー最近はマシだけど」

文太郎「ガソリン代で給料が減るし、出たばっかりだから40万くらいで売れないかな」

文太郎「……もう夜かよ、暇だから峠行くか」

母(祖母)「もう二十歳になるのに女っ気が無いわねぇ」

文太郎「うるせー俺だって女欲しいんだよ」

母「孫の顔は何年後かしら」

文太郎「子供ねぇ……俺不細工だからわからんわ」

母「母さんとお父さんの息子なんだから不細工なわけないじゃない」

文太郎「説得力ねーよ」

文太郎「この峠は本当に寂しいねぇ、二週間前に走り屋っぽい車いたけど、遅かったし」

文太郎「まるで俺だけの道だわ」

文太郎「路面良好、視界安定、スポーツ走行はじめまーす」

界(アレがこの峠のMR2か、パワーが違い過ぎるからな、ダウンヒルでカモってやろう)

文太郎(あら、RX7が出待ちしてる)

文太郎(カッコイイよなぁRX7、俺も欲しいなぁMR2なんてリトラクタブルってところしか似てねぇし)

界(……足回り変えてる、MR2の足回りなんてあんまり出回ってないのに)

文太郎(追っかけてくる、ターボのRX7にMR2が勝てるわけ無いじゃん……)

界(は? ハザード……違う奴だったのか)

文太郎(でも、RX7の走りって興味あるからついて行けるだけついて行こ)

界(道譲ったけど、後ろから追っかけてくる。まあ、道を譲る奴なんて走り屋じゃねぇだろ)

界(すぐにバックミラーから消してやる)

文太郎(あら、コーナーで詰められる。あっちはターボなのに直線もたいして差が出ないし)

文太郎(もしかして、MR2って速いのか?)

界(なんだ……あのツッコミ……)

界(立ち上がりもあっちの方がスムーズだ……)

界(だが、俺はRX7に乗ってるんだぞ! 1.6に負けるわけ無いだろ!!)

文太郎(ペース上げてきた。でも、離されるレベルじゃない)

界(なんなんだ、MRだからってパワーの差が縮まるわけじゃない! じゃあ、腕?)

界(いや、俺はチームのリーダーになって負け知らず! 腕は確かなんだよ!!)

文太郎(綺麗な運転だ。俺もあんな運転しないと)

文太郎(おっと、集中集中)

界(冷静になれ、この峠は高速セクションが少ないからパワーの差が出にくい)

界(そして、下りならパワーの差が縮まる)

界(俺には経験が、あっちには地の利が)

界「もちろん、経験が上だ!!」

文太郎(!? まだペース上げられるのか……あっちが上げられるなら俺だって)

界「走り慣れない峠だが、一回も走ったことが無いわけじゃない」

界「ここをホームにしてた一番早いZ30を一回の練習で置き去りにした」

界「つまりは! ここでは二回目のバトルなんだよ!!」

文太郎(……なんか、気持ちいい)

文太郎(誰も走ってなかったから、自分のペースでしか走れなかったけど)

文太郎(速い人の後ろだと、勉強できる)

界(ツッコミだけは勝ってきた)

界(MR……侮っていたが、乗る人間が乗ればハイパワーターボを追っかけ回せる戦闘力だぜ)

文太郎(もっと! もっともっと!! 俺に教えてくれ!!)

界(やばい! 滑らせすぎてタイヤが……)

文太郎(膨らんだ! 鼻っ柱をねじ込め!!)

界(抜かれる! 負けたくない!! ブロック!!)

文太郎(ダメだ! あの車スピンする!?)

界「……負けた」

文太郎「大丈夫ですか!?」

界「なあ、どこもぶつけてないか」

文太郎「はい、大丈夫ですよ。RX7は綺麗にスピンしたし、俺もブレーキ間に合ったし」

界「……若いな、何歳だ?」

文太郎「二十歳です」

界「……リベンジに来るから待っとけよ」

文太郎「へ?」

【長野エリア某所】

染谷(まこパパ)「親父、宮永さんのRX7が負けたらしいぜ」

染谷父(まこジッジ)「マツダのロータリーなんて乗るからじゃ」

染谷父「車は日産じゃけぇ」

【長野エリア某所】

原村父「ここが長野……レベルが高いって聞いたが……」

原村父「私のシビックの相手になる奴は居るのだろうか」

原村父「ふっ……居るわけがない……」

【長野エリア某所】

片岡父「70を納車! ああ、かっけー」

片岡父「これで俺も走り屋だぜ!!」

片岡父「メッチャ借金したけど……」

安価↓ 1

【どっちを先に知りたい?】

1:「宮永照との関係」

2:「宮永咲の闇」

2

30分お待ちを

【宮永咲の闇】

咲「ここは三速」

教官(自動車の一発試験を受けに来る人間なんて滅多に居ない)

教官(そして、違反で免許を剥奪された人間くらいしか合格できない)

教官(それなのに……この子は……ありえない……)

咲(待っててね京ちゃん……絶対にバックミラーから消し去るから……)

【小さい頃】

咲「RX7カッコイイ!!」

照「咲、このRX7はFDって呼ぶんだよ」

咲「FDカッコイイ!!」

照「ふふっ」

界「照もFDの運転上手くなってきたな」

照「当たり前、ブラジャーより付き合い長いから」

咲「お姉ちゃんブラジャー付けてるの!? 大人!!」

照「ふふっ」

親父「あれ、宮永さん久し振りですね」

界「あ、須賀さん! 久し振りだなぁ、二年ぶりくらいですかね?」

親父「この俺に似て不細工なのが息子の京太郎、ほれ、挨拶」

京太郎「どうも、須賀京太郎です」

界「どうも……相も変わらずMRですか、好きですね」

親父「一時期S13に乗ってましたけど、やっぱMRですわ」

界「今日は走りに?」

親父「いや、息子に運転のしかたを教えに」

界「そうですか、照もこのくらいの時に乗せましたからね、いい頃合いでしょう」

照「お父さん、速く走りたい、今日は咲を隣に乗せるって約束したから」

咲「うん! 隣に乗るの!!」

界「はは、いいよ、行ってきなさい」

咲「やったー!」


界「じゃあ、私は娘達を見守ります」

親父「じゃあ、俺もクラッチの繋ぎ方教えますかね」

京太郎「本当に俺が乗るのかよ……」

親父「宮永さんの長女さんだっておまえくらいの年齢で乗ったんだから大丈夫だ。心配するな」

京太郎「……わかったよ」

界(似てるな、顔も……性格も……)

【数時間後】

咲「お姉ちゃん凄い! ドリフトしてる!!」

照「凄いでしょ、お父さんにも褒められたんだ」

咲「いいなー、わたしも運転したい……」

照「咲は体が小さいから、もう少し大きくなってからね」

咲「うん!」

咲「……あれ? 後ろから車が来てる」

照「貸し切りじゃないから、車はくるよ。でも、FDが一番速いから」

親父「いい感じだ、コーナーは滑らせろ」

京太郎「うぅ……むずい……」

親父(馬鹿みてークラッチの繋ぎ方小一時間で覚える小学生ってなんだよ)

親父(アホみてーサーキットとはいえ、はじめての運転でアクセル全開で滑らせながら抜けていく小学生ってなんだよ)

親父(このクレイジーさ、俺の遺伝子か?)


咲(後ろの車……お姉ちゃんより速い……)

咲「お姉ちゃん! 抜かせた方がいいよ!」

照「……絶対に嫌だよ。このFDがこのサーキットで一番速いんだから」

界(……嘘だろ、はじめて運転する小学生が差を詰めてる?)

界(いや、絶対須賀さんが乗ってるんだ……そうじゃなきゃ、説明が……)

界「このサーキットは高速区間が少なく、ヘアピンが多い……FDのパワーが決定打には……」

界(須賀さん……嘘だろ、どういう教育したらそんな風に走らせられるんだ……)


咲「お姉ちゃん! 怖い!!」

照「大丈夫、すぐにバックミラーから消して普通に走るから」

咲「お姉ちゃん……」

京太郎(滑らせるの楽しいかも)

親父(もう殆ど差が無い……次のヘアピンで終わりだな……)

照「絶対に抜かせない!!」

咲「お姉ちゃん!?」

京太郎「……スピンする」

親父(あの親子も似てるなぁ、宮永さんとはじめて会った時も……スピンしてたな……)


【数年後】

咲「お父さん、いってきまーす」

界「ああ、行ってらっしゃい」

咲「FC行ってきます」

咲(あの日響いた甲高いスキール音をわたしは忘れることが出来ない)

咲(スピンしたお姉ちゃんはわたしに顔を見せないように、両手で顔を塞いで泣いていた)

咲(白いMR-Sは颯爽と去っていった)

咲(お姉ちゃんは須賀くんを倒すために地元の中学から東京のサーキットに近い学校に転校して)

咲(お母さんもそれについていった)

咲「……車って、怖いな、人を変えちゃうもん」

【中学】

A美「宮永さん、帰りにお茶しない?」

咲「え、あの、えっと……」

A美「ずっと宮永さんとお話したいと思ってんだ、だからお茶しない?」

咲「あ、えっと……うん」

咲(ギャルで有名なA美さん……友達も多いし、この人と友達になったら、わたしも一人ぼっちじゃなくなるかも)

A美(げっちゅ……)

A美「この先に美味しい紅茶が飲める喫茶店があるのよね」

咲「そうなんですか……」

A美「はい……到着……」

咲「え?」

キモオヤジ「ああ、A美くんこんにちは」

A美「はいパパ、パパがどうしてもチョメチョメしたいって言った子連れてきたよ」

咲「あ、え、あえ?」

A美「宮永さん友達欲しいでしょ? パパとチョメチョメしてくれたら友達になって あ・げ・る」

キモオヤジ「いやー、こういう子好きなんだよね。もちろんA美ちゃんも大好きだよ」

A美「わかってるよもー」

咲(逃げないと……逃げないと……)

キモオヤジ「じゃあ、行こっか」

A美「最初は痛いけど、わたしが気持ちよくなる方法教えてあげるから」

咲(助けて……だれか……)

界さんを含む父親サイドの話が出たのですが
愛さんや嘉帆さんを含む母親サイドの話は出たりするんでしょうか?
って言うかこの世界の母親達を含む大人の女性達(プロ雀士達や麻雀部監督達)はどんな役回りなんでしょうか?
やっぱり最強クラスのチューナー兼ドライバーなんでしょうか?

京太郎「……見る限り、学生だよな」

京太郎「ラブホテル……援交か、まあ、知ったことじゃ――!?」

京太郎「……あの時の人の妹」

京太郎(まだ間に合う)

キモオヤジ「じゃあ、脱ごっか……」

咲「いや、やだ……やめてください……!」

A美「大丈夫、パパは上手だから……」

咲「やめて……脱がせないで……」

咲(もう……だめだ……)

 扉を蹴破る音と鬼の形相で二人を睨みつける背の高い男の子。

 何も言わないで上半身裸のパパと呼ばれていた男を殴り飛ばし、

 A美さんを思い切り叩いて、

 わたしに上着を着せてくれた。

京太郎「宮永さんだろ、何してるの?」

咲「……騙されて」

京太郎「……おい、おっさん、罪を償う覚悟あるか」

キモオヤジ「ま、待ってくれ! お金なら払おう!!」

京太郎「……大人って汚いよな、なんでも金で解決すると思ってる」

京太郎「そういう大人が世界で一番大嫌いなんだよ!!」

キモオヤジ「ぐはっ!?」

京太郎「少女買春と少女強姦、最高だな、最高の前科だな、変態」

京太郎「おまえも学校に居られなくなるだろ」

A美「ヒッ!?」

京太郎「罪ってのは、背負わないといけないんだぜ」

咲(罪って何? わたしを一人ぼっちにした張本人が何を言ってるの……)

咲(あは、あはは……そうか、今わかった)

咲(わたしは……この人に敗北の苦渋を飲ませたいんだ……)

咲(ありがとう……神様……)

咲(ようやく、やるべきことが見つかったよ)

休憩入れていいですかね? ガチで疲労が出てきました。

ゆっくりでいいよ~
咲が病んでる

プロ連中は600馬力のドラックマシーンを平然と振り回すキチガイ連中です。

ただ、峠系のレースは海外では盛んではないため、プロは基本的にサーキット走行を重きにおいてます。

もちろん、日本だけの活動で峠で速さだけを突き詰めているプロもいます。

どのプロが峠を突き詰めているか予想して楽しんでください。

エタらないことを祈ってね。

整備士は下手すると北見さんでるかも(プロ限定)

今更だけど、この作品の京太郎は女に靡くことは殆どありません。

というか、和の胸に注目しなかったからわかると思いますが。

恋愛は気が乗ったら考えときますね。

再開しまーす。

【宮永照との関係】

照「FD……貴方は遅いわ……」

淡「え、そのFD速いじゃん?」

照「……いたんだ」

淡「ずっと負け知らずだし、というか、テルーが負ける姿なんて想像つかないかな」

照「MR-Sに負けたの……このFDが……」

淡「え? 鈍亀のMR-Sに負けたの!? ありえないよ」

照「貴方だって鈍亀のAE86乗ってるでしょ」

淡「わたしのトレノは頭文字D並のチューンされてるから大丈夫なの!」

照「そう……まあ、ジムカーナで頑張って」

淡「わたしもダウンヒルがよかったのにーぶぅー」

照「そう」

照(……相手のホームコースで挑まなくていい。自分のホームで潰す)

照(……須賀京太郎、必ずダウンヒルで東京にやってくる)

照(絶対に、絶対に……咲とお父さんを泣かせた代償を払わせる……)

【小さい頃】

照(今日もサーキットで走れる。お父さんに感謝しないと)

照(わたしも高校生になったら公道で走れるし、咲に色々教えてあげないと)

照(でも、咲はまだ、FDのリアシートに座れるくらい小さいから、中学生になってからかな)

界「到着。照、今日も楽しむんだぞ」

照「うん」

咲「今日はお姉ちゃんの隣に座る!」

照「うん、いいよ」

照「タイヤを温めてくる、咲、温め終わったら隣乗っていいよ」

咲「うん!」

照(わたしのホームコース……)

照(このコースはハイパワー車が絶対的に速いわけじゃないけど、馬力があって自由自在に振り回せるFDが最高に輝ける場所)

照(最初の一周はタイヤを温めて、咲が乗ったら全力で走らせる)

照(咲、喜ぶだろうな……)

咲「RX7カッコイイ!!」

照「咲、このRX7はFDって呼ぶんだよ」

咲「FDカッコイイ!!」

照「ふふっ」

界「照もFDの運転上手くなってきたな」

照「当たり前、ブラジャーより付き合い長いから」

咲「お姉ちゃんブラジャー付けてるの!? 大人!!」

照「ふふっ」

照(新しい車が入ってきた。MR-S?)

文太郎「あれ、宮永さん久し振りですね」

界「あ、須賀さん! 久し振りだなぁ、二年ぶりくらいですかね?」

文太郎「この俺に似て不細工なのが息子の京太郎、ほれ、挨拶」

京太郎「どうも、須賀京太郎です」

界「どうも……相も変わらずMRですか、好きですね」

文太郎「一時期S13に乗ってましたけど、やっぱMRですわ」

界「今日は走りに?」

文太郎「いや、息子に運転のしかたを教えに」

界「そうですか、照もこのくらいの時に乗せましたからね、いい頃合いでしょう」

照「お父さん、走りたい、今日は咲を隣に乗せるって約束したから」

咲「うん! 隣に乗るの!!」

界「はは、いいよ、行ってきなさい」

咲「やったー!」

照(咲と同じくらい、わたしもこのくらいの年で乗せてもらったっけ。先輩として速さを見せないと)

照(お父さんを乗せて走らせてる、わたしも最初はそうだった。何回もエンストしたけど、帰りには普通にはしれてたよね)

咲「あの車遅いね」

照「はじめて車に乗るんだから当たり前よ。わたしもそうだった」

咲「お姉ちゃんにも遅かった頃があったの?」

照「誰だってあるよ、だけど、すぐに速くなる」

咲「わたしも速く走れる?」

照「大丈夫、咲はお姉ちゃんの妹なんだから絶対に早くなるよ」

咲「やったー!」

照(あれ、あのMR-S……さっきよりコーナーの侵入と脱出が上手くなってる)

照(……軽量でハンドリングが素直なMR-Sだからコツを掴んだけ、すぐにふらついていく)

照(!? なんて伸びなの……)

照(何分経った……まだ三十分? 嘘でしょ)

照(でも……まだわたしの方が速い……)

【数時間後】

咲「お姉ちゃん凄い! ドリフトしてる!!」

照「凄いでしょ、お父さんにも褒められたんだ」

咲「いいなー、わたしも運転したい……」

照「咲は体が小さいから、もう少し大きくなってからね」

咲「うん!」

咲「……あれ? 後ろから車が来てる」

照「貸し切りじゃないから、車はくるよ。でも、FDが一番速いから」

照(……!? 白いMR-S……コーナーからの立ち上がりが動画で見たプロレーサー並になってる……!)


親父「いい感じだ、コーナーは滑らせろ」

京太郎「うぅ……むずい……」

京太郎(でも、わかってきた)

京太郎(この車、お尻にエンジン乗せてるから曲がる時は重たいお尻の方が滑りながら曲がっていく)

京太郎(それを俺がハンドルを切る前のタイヤで抑えて、アクセルは出来る限り踏みっぱなしで、一番速く走れる数字のところを維持する)

京太郎(最初は嫌だったけど、楽しいかも)

咲「お姉ちゃん! 抜かせた方がいいよ!」

照「……絶対に嫌だよ。このFDがこのサーキットで一番速いんだから」

照(はじめてハンドルを握る子に負けられない!)

界(……嘘だろ、はじめて運転する小学生が差を詰めてる?)

界(いや、絶対須賀さんが乗ってるんだ……そうじゃなきゃ、説明が……)

界「このサーキットは高速区間が少なく、ヘアピンが多い……FDのパワーが決定打には……」

界(須賀さん……嘘だろ、どういう教育したらそんな風に走らせられるんだ……)

咲「お姉ちゃん! 怖い!!」

照「大丈夫、すぐにバックミラーから消して普通に走るから」

咲「お姉ちゃん……」

照(このヘアピン……普通よりずっとオーバースピードになるけど……)

照「絶対に抜かせない!」

照「あっ!?」

【現在】

照(あの時の感覚は今でも体に焼き付いている)

照(FDは軽い車で、今時のフロントヘビーな車に比べてタイヤマネジメントは簡単な筈だった)

照(焦ってた、タイヤの熱のことなんて考えられなかった)

照(ピットに帰った時、咲が泣いて、お父さんも苦い顔をしながら、小さな涙を流していた)

照(帰り道で聞いた。お父さんは公道の走り屋をしていた時、走り屋とも言えない素人の須賀京太郎の父親に負けた)

照(何度も挑戦したけど、一度も勝てなかったって)

照(そして、その人はラリーの世界に出ていって、自分一人置き去りにされた)

照(自分が育て上げた娘まで、須賀家に負けるのは、屈辱的だって)

照(だから、わたしは、須賀京太郎を倒さないといけない)

淡「てるー? 大丈夫? ……泣いてるよ」

照「……ねえ、淡……わたしのFDは速い?」

淡「うん! 速いよ!!」

照「そう……」

照(今年が最後、そして、須賀京太郎を公の場で倒せる唯一のチャンス)

照(今度は倒す、それだけ)

安価↓ 1~3

【好感度とか無いけど、好きなキャラと練習していいよ】

1:まことジムカーナの練習

2:優希にターボの素晴らしさを教えられる

3:和と雑談

4:久とオイルの買い出し

5:咲視点からの清澄高校自動車部

6:自動車部が麻雀部に変貌(天鳳個室の結果が反映)

ゾロ:安価+【回想・MR-S誕生の秘話】

選択時:長野エリアのキャラクターの車を知りたかったら名前を入れてね

凄いね、ゾロ出せるなんて凄いね

最初に和との雑談させて、その後にMR-S誕生秘話を書きます(三十分かかります)

京太郎「和、インターミドルってどんな感じだったんだ?」

和「唐突ですね」

京太郎「いや、今でこそ自動車部に入部したわけだけど、インターハイより規定が厳しいインターミドルってどんな感じなのかってさ」

和「そうですね、確かに規定が厳しいのは確かです」

和「ダウンヒルとヒルクライムはメーカー自主規制値の280馬力」

和「ジムカーナはインターハイみたいに無制限ではなく、400馬力まで」

和「レースも300馬力です」

京太郎「いやいや、チューンの幅が狭いインターミドルってどんな感じの戦いをするのかって聞いてるんだ」

和「戦いですか? そうですね……」

和「一年生の頃はジムカーナで走ってましたけど、ジムカーナはオーバーステアを克服したロードスターが強かったです」

和「ランエボみたいな車も居るには居ましたが、やはり高回転を維持して滑らせるFRが上位入賞してましたね」

和「二年生の時はダウンヒル、この時は4WD、ランエボやインプレッサが沢山出場してましたけど」

和「規定が厳しいのでそういう車は足回りだけの変更で苦戦しているのが目立ちました」

和「わたしも県大会個人ベスト8になれたんですが、この世代は全国で黄金期と呼ばれる程に層が厚かったので、全国に出れてもパッとしなかったと思います」

京太郎「へぇ、やっぱ和って凄いんだな」

和「……アウェーとはいえ、序盤に抜き去った人に言われたくありません」

和「……ダウンヒルを走らせてもらってた時はFFが速いことに驚かされました」

京太郎「確かに、ダウンヒルだとFFが速いこと多いからな。FRやMRなんて滑らせることくらいしか出来ないし」

和「ええ、FFの左足ブレーキはレースのテクニックですが、それをマスターして峠に応用すると生半可なドリフトじゃあ刃が立ちません」

京太郎「それに、FFはFRより引き出しが広いからな、軽い車も多いし」

和「わたしの父はインテグラRに乗っているのですが、お願いして峠を走ってもらうと凄まじいです」

京太郎「へぇ、やっぱり左足ブレーキも使うのか?」

和「ええ、技のデパートと呼べるくらいFFのテクニックを沢山。サイドを引いて平然とFドリした時は永遠に勝てないのじゃないかと思いました」

京太郎「俺の親父もそんな感じだわ。メッチャ滑るタイヤを自分の車につけてるのに俺より制御上手いんだよ」

和「MR-Sのタイヤもよく滑るって評判のタイヤじゃないですか」

京太郎「親父のタイヤは韓国製の本当の安物なんだよ」

和「それは凄いですね……」

京太郎「で、ヒルクライムはどうなんだ?」

和「ヒルクライムは足回り以外のチューンが出来なくても4WDが大多数でした」

和「でも、上位入賞は230馬力くらいの少し古い車を規定値までチューンした人ばかりでしたね」

京太郎「やっぱりメーカーに押さえつけられた車は弱いか」

和「弱いとまでは言いませんけど、やはり本来の馬力を引き出せない状態だと応答性の違いがありますから」

和「実は、インターミドルヒルクライム部門覇者の称号は持ってますけど、県大会は二位通過だったんですよ」

京太郎「そうなのか?」

和「ええ、でも、一位の人が規定値オーバーを隠蔽して優勝したので、実質一位でしたけど」

和「決勝で異様に直線が速かったんですよね、どうにかコーナーで追いかけ回しましたけど、蓋を開けたら420馬力だったなんて」

京太郎「……GTRか?」

和「ええ、そのせいで元々からGTR嫌いでしたけど、尚更嫌いになりました」

京太郎「なんか、和の話し聞いてると中学から初めてた方が良かったかもって思えるぜ」

和「須賀くんの中学には自動車部あったのですか?」

京太郎「無かった。周囲も車に興味ある奴少なかったし」

和「でも、須賀くんが中学からはじめてたらダウンヒル部門三連覇とかしそうで怖いですね」

京太郎「はは、褒め言葉として受け取っておくぜ」

和「あ、もうこんな時間ですね、帰らないと」

京太郎「鍵閉めは俺がやっておくよ」

和「ありがとうございます」

咲(……なんかイライラする)レイプ目


      '. : :.'. : : :.'._」 i -‐i‐‐|: :|: {_____i:.i__i: :i   i: : ハ: : : :ハ: {__i:}  |
     ∧:_:_:!>''"! l !_ . ハ_」_i:.|ハ: : : : : |. :{´i ̄:.「~¨`ヽ: : : :.}: : :.:`ヽ|   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     /        .!. : : :!; <{: | i:.| |: : : : : |: : 八: : | |: : ハ: : : ': : : : : :.:| 
.    /     { . :´: :! xく:|ヽ! iヘ:「ヽ! 八: : : :.:|ヽ:「 \| |:.:/ |: :./ : : :': : : .|  | なんか……
   /  ,  .∧ : : : i: :|ヽ| ,」⊥jL ヽ  \: :.|ヽァテ¬=ミ、 |ハ'. : :./. : : : |  |     
  ,'. :イイ: : : :. : : {ヽ|,.ァ7'"⌒ヽ`ヽ   ヽ|  ん'.:::::::ハ`Y /: : :/ : : : : :|  ヽ__________
  ,''´ | |: : : ∧: :Y 〃 ん'.::::::::ハ         { {::::::::::::i:} }}': :/ヘ: : : : : :.|
    { |: : : : : \! {{ { {:::::::::::i::}         Vヽ.__,ノリ ノ/|/  } : : :.∧|
       |: : : : : : ! \ .Vゝ--' ノ        ゝ--- '     /. : :./ ノ   _________
       |: : /{: :八 个 > '~´     ,        :.:.:::::   ;  /.: : :/     /
       |: / ヽ: :.:iヽハ   ::.:.::               /_,ノィ: :/      '  
       |/   \| ゝ:.      、ー― ァ        /: :./ ノ:/       |  イライラする……。
                }ヘ、        ̄         .イイ/  /     |
                |: />. .             .イ:./ ノ′        \__________
               {/  ヽ{≧ト .. __  .  ´ |/
                   ヽi           |_
                      ,|          ノ.::\
                       /.:|         /.:::::::::::\

休憩入れます、MR-S誕生秘話を書き終わったら戻ってきます。

期待

【MR-S改・誕生の秘話01】

親父「もうそろそろ英才教育する時期だよなぁ」頭文字D一巻

親父「FRに乗せてやりたいけど、選択肢がロードスターくらいしか無くなるんだよな」

親父「86は頭文字Dのせいでクソみたいに高いし」

親父「俺のMR2譲ってもいいけど、ピーキー過ぎて京太郎じゃ無理だろ」

親父「素直なハンドリングで200馬力くらいの後輪駆動が欲しいねぇ」

親父「100万くらいで面白いの無いかねぇ」

親父「……南蒲起きてるかね」

聡「はい、南蒲カスタム」

親父「100万で後輪駆動、小学生でも乗れるトヨタ車」

聡「……文太郎、おまえは馬鹿か、100万で買えるスポーツタイプなんて事故歴ありのアルテッツァくらいだ」

親父「アルテッツァみてーな遅い車いらねぇよ南蒲。いっつも隠し玉握ってるからなにかあるんだろ」

聡「図々しいのは昔からだな」

親父「残念、生まれ付き図々しいのさ」

聡「……はぁ、おまえのそういうところ嫌いじゃないぜ」

親父「あるのか?」

聡「うちの孫に買ったMR-Sがあるんだが」

親父「小学生くらいのガキに車買い与えるなんてどこのボケ老人だ」

聡「小学生くらいのガキに車買い与えようとしてるボケ親父に言われたくなね」

親父「だが、孫の車を売っていいのか」

聡「うちの孫はバカ息子に似てスバリストなんだよ」

聡「MR-S見せたらスバルじゃないって怒られちまった」

親父「それはそれは遺伝子強いねぇ」

聡「おまえのところのガキもおめーの不細工遺伝子色濃く受け継いでるだろ」

親父「バカヤローバレンタインチョコ三個も持ってきた優良遺伝子だ」

聡「はっ、かますぜ」

親父「1ZZは非力だからターボ入れてくれ、それで100万」

聡「1ZZにターボなんぞ入れたら速攻で心臓が逝くぞ」

親父「じゃあ、何入れたら逝かないんだよ」

聡「2ZZ」

親父「は? あるのか」

聡「ああ、あるぜ、峠で尻を思っきしヘコませた自称峠の走り屋のセリカから抜き取った2ZZが」

親父「ひゅー……いいねぇ……」

聡「だが、馬鹿みたいにピーキーになるぞ」

親父「俺のバカ息子だ、半年でどうにかなるだろ」

聡「確証は?」

親父「俺が振り回すMR2で吐かなかった」

親父「峠でツナマヨ食べる程の器だぜ」

聡「馬鹿みてー……いいぜ、70万でいい」

親父「あら、南蒲カスタムにしてはバリュープライス」

聡「はっ、ギリギリ生きてる車に走り足りない車のエンジン乗せるだけだ。そんなに取れるかよ」

親父「じゃあ、残りの三十万はサーキットに連れていく費用にするわ」

聡「おう」

聡「そうだ、近場のサーキットには界のところの長女が毎週走りに来てるらしいぜ」

親父「おお、宮永さんか、二年前に街でばったり会った以来だな、納車して走りに行く時に挨拶するわ」

聡「おう、よろしく言っといてくれ」

聡「……国の宝が死なないように高い足回りサービスするか」

聡「……あいつのお陰で俺の今があるかなぁ」

【MR-S改・誕生秘話】は残り三話くらいあります。安価でゾロ目出してどんどん見ていってね。

【清澄高校・自動車部部室】

久「は……嘘でしょ……」

まこ「どうしたんじゃ? 顔色悪いぞ」

久「なんで……もっと早く連絡入れないのよ……」

優希「じぇ?」

和「どうしたんですか部長?」

久「……ねえ、みんな、インターハイの団体の種目を言っていって」

和「ヒルクライムですね」

優希「レースだじぇ」

京太郎「ダウンヒル」

まこ「ジムカーナじゃな」

咲「?」

久「そうよね、その4つよね……でも、このFAXには5つ書いてるのよ」

四人「は?」

【FAX】

 自動車競技を行っている高校生の皆様へ。

 今回の夏の全国大会では新種目ダートラリーの追加を決定しました。

 個人、団体共に競技の追加を行います。

 急遽追加された種目になりますので、車両の馬力制限は280馬力までとなります。

 なお、ダートタイヤを装着した車はすべて参加可能です。

 連絡を入れるのが遅くなり、誠に申し訳ありません。

久「ちょっと抗議の電話入れさせてもらうわ」

和「それにしても急過ぎますね、確かに大会にラリーが無かったのは不思議でしたけど、学生に高価なラリーカーを必要とさせない措置だと思ってました」

まこ「まあ、世界的にラリーが一番有名な自動車競技じゃけぇのぉ」

京太郎「でも急過ぎますよ、うちにラリー出来る四駆なんてありませんよ」

久「……はい、はい、あ、わかりました」

久「……車はどうにかなりそうよ」

四人「へ?」

久「補助金が五十万円出るみたい。四駆持ってる学校はタイヤ代でしょうけど、うちは車本体に消えるわ」

和「でも、五十万円じゃあランエボもインプも買えませんよ」

久「うちの近くの車屋にセリカgt-fourが45万で売ってるのよ」

久「全員で買いに行くわよ!」

まこ「くたびれとらんならええがのぉ」

【高梨自動車(自)】

和「部長ってこの辺りに住んでるんですね」

優希「田舎だじょ」

久「五月蝿いわね! コンプレックスの一つなのよ!!」

京太郎「でも、本当にgt-fourありましたね」

車屋の親父(以降高梨)「お客さんが来るなんて珍しいのぉ」

まこ「お、高梨の爺様」

高梨「おう、染谷さんところの娘さんじゃないか、久しいのぉ」

まこ「葬式以来ですなぁ」

まこ「爺様、このgt-fourいくらくらいじゃ?」

高梨「どうしたんじゃ? みんなええくるま乗っ取るのにこんなやれやれのセリカ買おうなんて」

まこ「それがのぉ、部活で急遽四駆が必要になったけぇのぉ、五十万円以内で買えるこれ買おうと思う取るのじゃ」

高梨「四駆が必要っちゅーことは、土道を走るんか?」

まこ「ほうじゃ、もう少し早う言うてくれれば部費ためたんじゃけど」

高梨(……こんセリカは安うしちょるのに全然売れんけぇ、朽ちて逝くだけじゃと思っとったけど、こん子達に使われるのを待っとったのかのぉ)

高梨「5万でええよ、19万キロ走っちょるし、一回オーバーホールした方がええ。じゃけど、このセリカはまこちゃんが乗ってくれんか」

まこ「わしが?」

高梨「ほうじゃ、染谷さんには若い頃に世話になったけぇ、恩返しするならまこちゃんにしたい」

まこ「……わかった。こん車、綺麗にして早く走るけぇ」

高梨「ほうか、なら手続きするけぇ」

京太郎「染谷先輩の人徳のお陰ですね」

まこ「爺ちゃんは昔から車扱う人間に慕われたけぇ、この高梨さんもその一人じゃ」

久「これならオーバーホールしても若干お釣りが来そうね」

まこ「じゃけど、ジムカーナはどうするんじゃ? 久が乗るんか」

久「そうね……ちょっと考えないとかも……」

咲(……ジムカーナか、個人だけに出ようと思ったけど、京ちゃんのやる気が無くなったら嫌だしもうそろそろRX8持ってこないとかな)

明日早起きなんでここまで。

ラリーの急遽追加は原作で赤ドラが二枚になる下りあったじゃないですか、それのオマージュです。

質問があったら出没した時に答えます。

荒らしは即座に麻雀(天鳳個室)で答えるのでよろしくお願いします。

乙です
車詳しくないから安価踏めないぜ…


大丈夫俺もわからん

ちょっとまだ起きてるから、簡単な用語を書き記しましょうかね。

ダウンヒルとヒルクライムは峠道を走る時の用語で日本語に直訳すると本当に山登りと山下りです。

ジムカーナは広い駐車場みたいな場所でポールを立てて、決められたコースをスラロームしたり、サイドターンしたり、して、帰ってきた時のタイムを争う競技です。

レースはサーキットをこの世界では四台くらいで走り抜けていく競技で、まんま車のレースです。

ラリーは悪路を走りどれくらいのタイムが出るかという競技です。この点はジムカーナに似てますね。

キャラクターが乗っている車のことがわからないなら、どんどん質問してください、出来る限り簡単に答えさせてもらいます。

細々とした用語も書いてくれたら丁寧に説明させてもらいます。

気軽に質問していいんですよ。

では、知りたいこと書いてくれてたら、明日出没する時に乙

マツダ党とスバリストは素晴らしいって所しかわからん

乙ー

乙です
先ずラリー部門追加は予想外でした
てっきりゼロヨン部門追加かと思ったんで

其れから質問なんですが界さん達の奥様方(愛さんや嘉帆さん等)が全く出て来ませんが
彼女達は出て来るんでしょうか?
嘉帆さんは原典で麻雀に対して頓着が無かった様に車に対してもそんなに頓着無くても良いと思いますが
愛さんに関しては原典での幻のプロ雀士って言う扱いを省みて幻のプロレーサーってしたら面白いと思うんですが
如何でしょうか?

其れと…>>1さんの世界でのプロ雀士の皆さん(藤田プロとか)ってやっぱりプロレーサーだったりするんでしょうか?
其れで監督やコーチ(久保コーチやハギヨシ等)をやって居るキャラは部の車のチューナーなんでしょうか?
其処等辺は知りたいですね
あ…そう言えばのどっちさんって中一の時は阿知賀女子でしたよね?
其れならば阿知賀女子自動車部のラインナップを教えて頂きたいのですが
如何でしょうか?

眠れないからお答えします。

まず最初にラリー部門追加は本当に赤ドラが二枚になる描写を車で現すならどんな感じだろう? で、辿り着いた先がラリー追加なんですよ。

キャラ達のお母さんは強化合宿の後に親父組が酒を飲んでる時に回想安価します。

目立たないプロはチューナー、メジャーなプロはレーサーってことにしてます。

南蒲さんは原作でイマイチ出番が無いのでチューナーにさせてもらいました。

多分、出番が期待されてるプロはレーサーとして登場しますよ。でも、峠なのか、ジムカーナなのか、レースなのか、ラリーなのかは今後のお楽しみに。

久保コーチやハギヨシは監督兼ねチューナーです。

阿知賀女子のラインナップは、

新子憧:CR-X SiR (ダウンヒル)

高鴨穏乃:フェアレディZ31(ヒルクライム)

松実玄:GTOツインターボMR(レース)

鷺森灼:ロードスター(NC)(ジムカーナ)

松実宥:ランサーエボリューションⅤ(ラリー)

こんな風になってます。

正直、全国大会まで書き続けられるかどうか不安なので過度の期待は厳禁ですよ。

和の友達ターボ車ばっかり乗ってんなw

まあ、普通に考えるとターボいらないのダウンヒルくらいですからw

回答どうもです!
だとすると赤土先生の愛車は灼ちゃーの愛車の一世代前の車でしょうかね?

所で…のどっちさんの阿知賀こども麻雀クラブ(>>1さんの世界だと阿知賀こどもレーシングクラブでしょうか?)時代のエピソードは回想って言う形で期待出来ますかね?

後…そろそろ出て来る藤田プロの愛車に期待したいですね!

再開&安価↓1~3

1:【わたしがターボが嫌いな理由】(和)

2:【寂しがりのgt-four】(まこ)

3:【遅い車でも、それを速くするのが腕なのよ】(久)

ゾロ:安価+【MR-S改・誕生秘話02】

あ、すいません、お風呂入ってきます。

それまでに安価してくれたらうれしいです。

因みに、ゾロ目より安価被りのが強いので、ゾロ目が出た場合は秘話+被り安価になります。

安価↓1~3

1:【わたしがターボが嫌いな理由】(和)

2:【寂しがりのgt-four】(まこ)

3:【遅い車でも、それを速くするのが腕なのよ】(久)

ゾロ:安価+【MR-S改・誕生秘話02】

1

20:00になったのでコンマが高い1を適用させます。

少々お待ちを

【☓☓峠・展望台】

和「夜景が綺麗ですね……」

京太郎「そうだな……」

和「須賀くんが入部して、色々と回りはじめた気がします」

京太郎「そうなのか?」

【数時間前】

久「今日は遅いし部活終了、鍵は私が閉めておくわ」

まこ「おつかれさん」

一年生「お疲れ様です」

京太郎「じゃあ、咲、帰ろうか」

和「ちょっと待って下さい」

京太郎「ん? どうしたんだ和」

和「須賀くんに負けっぱなしは嫌なのでわたしのホームコースで一戦お願いできますか」

和「宮永さんは優希に送るよう頼んであるので」

優希「いやー部費のガソリン代を一ヶ月丸々くれるって言われたら送るしかないじぇ」

京太郎「和って案外負けず嫌いなんだな」

和「親しい人からはよく言われます」

京太郎「咲、すまないが優希に送ってもらってくれ」

咲「……うん、わかった」

優希「大丈夫、わたしは京太郎みたいに送り狼にならないじぇ!」

京太郎「は、よく言うぜ」

京太郎「で、和のホームコースってどこなんだ?」

和「☓☓峠です」

京太郎「ああ、あそこか。免許取ってから色々な峠回ったから三回くらい行ってるわ」

和「ならヒルクライムでいいですか?」

京太郎「おいおい、俺の連勝記録を露骨にストップさせようとするなよ」

和「わたしが本来走らないダウンヒルで勝負したんですから、次は須賀くんの番ですよ」

京太郎「うーん、じゃあ、100歩譲って上りと下り両方で勝負なら考えるぜ」

和「嫌です(満面の笑み)」

京太郎「うん、露骨だわぁ、露骨に勝ちたい顔してるわぁ」

和「わがままは女の子の特権ですから」

京太郎「わかったよ、ヒルクライム一本勝負受けて立ちますぜ」

京太郎(なんというか、和は正統派のドライバーだからなぁ)

京太郎(サーキット歴も長いみたいだし、峠もインターミドルヒルクライム部門覇者なんだから当然上手い)

京太郎(俺も下りならどこの峠でも勝てる自信はあるが、上りだとパワー差が出るよな)

京太郎(唯一の光は☓☓峠が上りも下りも直線が少ないテクニカルコースだってこと)

京太郎(だが、高回転域から溢れ出てくるVTECがあるから高回転域を維持することに長けた和はやりづらい)

京太郎(パワー差は禁断の一速を解禁してどうにか)

京太郎(勝つには……MR-Sのツッコミと立ち上がりの速さで押さえ込む、それしか無いわな)

【☓☓峠】

和「ここから頂上の展望台までの勝負です」

京太郎「OK、MR-Sの方が遅いから先行よろしく」

和「いいんですか? 置いていきますよ」

京太郎「俺のMR-Sは200馬力だぞ、軽さで食らいついていくぜ」

和「頂上で泣いても知りませんよ」

京太郎「生憎、峠の勝負で泣いたことねぇんだ」

和「……まあ、いいです。じゃあ、わたしが先行します。あの杉のところから全力疾走してください」

京太郎「了解」

京太郎(100馬力の差、遅い軽自動車二台分だ)

京太郎(そこを腕と技術でどうにかするのが走り屋なんだろうが……)

京太郎(スタート地点は地味に長いストレートだったりする)

和(スタート地点はストレート、馬力が低い格下の車を相手にして大人気ないですが)

和(須賀京太郎という走り屋を知っているわたしは油断しません!)

京太郎(だが、このストレートを抜けた先はキツイ右、その先は少しの直線を挟んで緩い左)

和「やはり、ツッコミと立ち上がりで負けますか……」

和(中学の頃にMR-Sと何度か当たりましたが、突き詰めたドライバーが居なかったので特別速いとは思いませんでした)

和(でも、今は違います)

和(一級の戦闘力を持った良いマシーンです……トヨタですけど……)

京太郎(気持ちいいくらい軽やかなフットワーク)

京太郎(走り慣れてるだけあってどこで踏み込んで、どこでハーフでアタックするかを見極めてる)

京太郎(タイヤの温め方もタイヤの冷まし方も知り尽くしてるってわけか)

京太郎(それにS2000は車重も軽くて美味しいタイヤの熱も維持しやすい)

京太郎「……だが、俺だってタイヤマネジメントは得意な方だ」

和(ゾッとします。これがダウンヒルならスタート地点で優雅に缶コーヒーを飲まれてたでしょう)

和(ですが、今日はヒルクライム……インターミドル覇者の誇りがあります……)

京太郎(次はこの峠にしては長いストレート……相手はVTECの恩恵を維持したまま突き抜けて行くだろう)

京太郎(やっぱりVTECはすげーや、ターボなんていらないって言えるのもわかるぜ)

和(ストレート! 差をつける!!)

京太郎(チッ! レットゾーンギリギリまで回してるのに直線で一気に離される……)

和(そして、このストレートを抜けた先は緩い二連!)

和(限界ギリギリの速度で侵入し、最短のラインを描きながら駆け抜けます!)

京太郎(走り慣れてるだけあるな!)

京太郎(やっぱり上りだと加速が鈍い。軽量でミドルパワーの車に仕上げてるのに登りだとパワーが違う……)

和(そして、ここを抜けた先にこの峠で一番の難所、キツイ傾斜のヘアピンカーブ)

和(そこの傾斜を利用し、滑らせながら適正速度に合わせて抜けた先のショートストレートでトップスピードへ)

京太郎(差を開かないので精一杯だ……コーナーで差を縮めようとしてもパワー差で縮められない……)

和「バックミラーから消えないのは須賀くんの凄いところです」

和「この峠では格上の車だって、この場所でライトの光すら見えなくなるのに」

和(パワーが無いからって手加減はしませんよ!)

京太郎「……なんか、楽しくなってきた」

京太郎「速い車の後ろを走るのは楽しくて仕方がない……」

京太郎「……親父直伝の限界走行やりますか!」

和「!? ……差が縮まりはじめた!」

京太郎(……親父が言ってた。不利な場面で必要なのはトップスピードと回転数を維持しながら侵入できる)

京太郎「ラインの判断」

京太郎(速い運転は……ブレーキを踏まない、ハンドルを切らない、タイヤを適正な温度にする)

京太郎(MR-Sはその三つ全部がやりにくい車だ。それは速くなるためにチューンされたから)

京太郎(だけど、癖を捻じ伏せて、その三つを可能にしたら?)

京太郎「100馬力の差は一歩二歩の差に変わる……」

和「緩いコーナーではグリップ走行に切り替えた!?」

京太郎(ドリフトは高回転域の美味しい部分を残しながら走る技術)

京太郎(グリップ走行は回転数を犠牲に一番早いラインを走る技術)

京太郎(並の人間じゃあ、ドリフトとグリップを切り替えるなんて出来ない)

京太郎「でも、親父はそれを平然とこなした」

京太郎「息子の俺に出来ないわけ無いだろ!!」

和(ヒルクライムで最も大切なのはトップスピードを維持しつつコーナーに立ち向かう判断力……)

和(もし、その判断力にミスが無ければドライバーの腕と少しの車の差しかなくなる……)

和「……いいでしょう、今から貴方のMR-Sはわたしが大嫌いなGTRです!!」

和「GTRにこの峠を荒させません!!」

京太郎「和……俺はおまえに負けず嫌いだって言ったよな。前言撤回するよ」

京太郎「――俺も負けず嫌いだわ!」

走り屋A「ダウンヒルの練習しねぇと」

走り屋B「ドリフトって難しいよなぁ」

走り屋A「カウンターのやり方が難しいんだよなぁ……」

走り屋B「ドリキンみたいなドリフトしてみてーよな」

走り屋A「ドリドリだったらこの先のヘアピンを全力で滑らせ……」

京太郎&和「邪魔だ(です)!!」

走り屋A&B「うわぁ!?」

走り屋B「あの二台、車間十センチも空いてなかったぞ……」

走り屋A「ああ……それに登りのヘアピンで信じられない速度のドリフト……」


和「GTRなんかに!!」

京太郎「親父以外に負けられないんだ!!」

安価↓ 集計(23:00まで)

1:和勝利

2:京太郎勝利

3:引き分け

京太郎「このコーナーが最後だ!」

京太郎「うっ!?」

和「後輪タイヤが滑りましたか……わたしの勝ちです……!」

京太郎「……速いな、やっぱり」

【☓☓峠・展望台】

京太郎「負けたよ、俺のタイヤマネジメントが劣ってた」

和「スポーツタイヤを履いてたら、負けてたかもしれません」

京太郎「ミドルパワーの車がハイパワーの車に勝てるわけないだろ」

和「負け惜しみは格好悪いですよ」

京太郎「うるせぇ……」

和「……でも、須賀くんの走り、少し懐かしく思えました」

京太郎「懐かしい?」

和「ええ、まだ長野に引っ越していない頃の友達の走りによく似てました」

京太郎「……そうか

今日はここまで、明日の出没で【原村和・奈良での日々】を書きます。

用語の質問、車の解説、キャラクターの車のネタバレあれば出没の際に書かせてもらいます。

荒らし行為は麻雀(天鳳個室)で解決するのであしからず。

乙ー

乙です
いやぁ…早くも阿知賀こどもレーシングクラブ(仮)と阿知賀のレジェンドこと赤土晴絵が登場しますか
中一玄ちゃーのドラ爆的激走に小六のどっちさんのSOAは炸裂するのか!?
非常に楽しみです!

あ…そう言えば玄ちゃーと憧ちゃーと穏乃ちゃー以外のこどもレーシングクラブ(仮)のメンバーもやっぱり実車の運転して居るんでしょうか?
流石にクラブ在籍時小学校低学年だった面々に実車の運転はさせられませんか
と言う事は当時の年少組の面々は全員シミュレーター限定でしょうかね?

再開

妙にキング・クリムゾンしてる部分あるけど、阿知賀編書く気になった時に使える部分を切ってるだけだら。

再開

和「それは普通の出会いでした」

和「心優しい二人がわたしの友達になってくれたんです」

京太郎「そうか……」

和「二人も車の運転が得意で……ライバルのような存在でした……」

和「他の子達からは六年生トリプルエースって呼ばれてたんですよ」

京太郎「なんかすげーな」

和「ダウンヒルのCR-X」

和「ヒルクライムのZ31」

和「ジムカーナのS2000」

和「あの辺りでは名のしれた小学生ドライバーだったんです」

京太郎「……俺より速いか?」

和「わかりません、色々な理由で離れ離れになりましたから」

和「……でも、わたしが穏乃のZ31を壊してしまったんです」

京太郎「……何があったんだ?」

和「周りはわたしのせいではないと言いましたが、全部わたしのせいなんです」

和「わたしがターボを嫌う理由。そのすべてがあの場所での日々にあります」

和「別に遅い速いでターボを嫌ってる訳じゃないんですよ」

和「わたしがターボを嫌う理由――それは……」

【原村和・奈良での日々】

穏乃「おっ……うひひっ……」

穏乃「とうっ!」

穏乃「憧!」

憧「バス着た?」

穏乃「あと三分!」

憧「あ、しず」

穏乃「あ!」

穏乃「おーい、転校せー」

憧「今日もフリフリだねぇー東京でそれ流行ってるの?」

和「いい加減に転校生やフリフリって言うのやめてください」

穏乃「じゃあ、なんて呼べば?」

和「和、原村和です」

穏乃「じゃあ、友達になろうよ! 和!!」

【少女全力疾走中】

和「うひゃっ!?」

穏乃「派手に転んだねぇ」

憧「これが都会のもやしっ子ってやつなのねぇ」

和「はぁはぁ……もやしっ子って言わないでください……」

穏乃「和って得意なこと無いの? 勉強以外で」

和「いきなり勉強全否定ですか……強いて言うなら……車の運転です……」

憧&穏乃「車の運転!?」

【放課後】

和「ここは……高校? 阿知賀……こんなところに女子校が……」

憧「こんなところって馬鹿にしたなー!?」

穏乃「こう見えて中高一貫のお嬢様高なんだー」

和「!? スキール音……」

憧&穏乃「ちょっ!? 和!」

和「はっ!?」

和「駐車場でジムカーナ……アスファルトの状態は悪いのに、あそこまで滑らせるなんて……」

穏乃「自動車部の練習って言いたいんだけど……もう無いんだよね、自動車部」

憧「やっほー」

小さい子達「あ゙ご゙ぢ゙ゃ゙ん゙だ゙ア゙ア゙ァ゙゙ァ゙ア゙~~~~~」

憧「うわっ!?」

晴絵「もう少し大きくなったらハンドル握らせてあげるからね」

女の子「うん!」

穏乃「センセー!!」

晴絵「お、しずぅ、ご無沙汰じゃないかー」

穏乃「へへっ、最近はお父さんがZ使ってて」

晴絵「まあ、そうだよね。あ、その子は?」

穏乃「有望な新人!」

晴絵「ほうほう、これは将来有望すぎるなぁ」

和「ちょっ!? どこ見てるんですか!」

晴絵「ははっ、私は赤土晴絵、大学生。ここで車が好きな子達にドリフトとか教えてるの。君は」

和「わ、わたしは原村和、小学六年生。S2000に乗ってます」

晴絵(最近、峠が閉鎖される時に馬鹿みたいに綺麗な運転をするS2000が現れるって……)

晴絵「その身長なら運転できるよね、乗ってみようか」

和「あのロードスターにですか?」

晴絵「このNBは運転しにくいよー、怖くなったらサイド引いてスピンさせていいから」

和「わ、わかりました!」

和(地味にマツダ車ははじめてです)

晴絵(うわ、スタートからアクセルベタ踏み、でも最初のポールを曲がりきれるかなぁ)

和(この速度! 回転数はここまで維持!!)

晴絵(っ!? ……S2000に乗ってるってのは本当みたいね)

晴絵(この歳で高回転域を維持しながら走るテクニック、でも、高回転からの伸びに少し違和感があるみたいね)

晴絵(でも、もう理解したみたいね、VTECが無いから限界ギリギリの美味しい部分を維持しなくていい)

晴絵(だから、次のポールでピークパワーの部分で曲げてくる!)

和(この回転数です!)

晴絵(これは胸以上に腕で将来が楽しみだわ)

穏乃「なんかムズムズしてきたー!! お父さん休憩してないかな!?」

憧「わたしもお姉ちゃんに電話する!!」

穏乃「お父さん! Z持ってきて!! 超特急で!?」

憧「もしもしお姉ちゃん! CR-X持ってきて!! 速い子が来たの!?」

穏乃「え、玄さんのお父さんにも連絡入れる? じゃあ玄さんも呼んでおくね!!」

穏乃&憧「わくわく」

和「ふぅー……マツダの車ははじめて乗りましたが、良い車ですね」

晴絵「ショートホイールベースからくるオーバーステアを初乗りでねじ伏せるなんてすごいわ」

和「わたしのS2000も似た部分がありますので、乗りやすかったです」

穏乃パパ「持ってきたぞ、しず」

穏乃「お父さんありがとー!!」

望「速い子が現れたって聞いたから飛んできたけど、どの子?」

憧「お姉ちゃんスピード違反したでしょ? でもありがと!」

玄「あれ、お父さんだ、まだ呼んでないのに」

玄パパ「暇だったからな」

CR-X「ゴゴゴゴッ!!」

Z31「ドドドドッ!!」

GTO「ババババッ!!」

ロードスター「ギギギギッ!!」

晴絵「わ、阿知賀四天車が全台集合……」

玄「あ、新しい人ですね! よろし……これはこれは……」

和「ど、どこ見てるんですか!?」

晴絵「セクハラしないの」

穏乃&憧(自分を棚に上げた……)

穏乃パパ「どうも松実さん、今日も綺麗に仕上げてますね」

玄パパ「洗車しただけですよ、高鴨さんも旧車をよくここまで維持出来ますね」

望「で、新しい子は速いの?」

晴絵「将来化けるよ、これは期待の新人を通り越して期待の鬼才ね」

憧「玄、和を隣に乗せて走ってみてよ」

玄「え、いいんですか?」

穏乃「和、玄さんの運転は凄まじいから身構えた方がいいよ」

和「そんなに凄いんですか?」

憧「乗ってからのお楽しみ」

玄「お父さん、運転するね」

玄パパ「ああ、全力で走りなさい」

玄「おまかせあれ!」

玄「自己紹介が遅くなりました、阿知賀こどもレーシングクラブの松実玄です」シートベルトカチッ

和「穏乃と憧の同級生の原村和です」シートベルトカチッ

玄「一応、このクラブで一番の年長なので全力で走らせてもらいます」

玄「舌を噛まないように気をつけてください!」

和「へ? わっ!?」

晴絵「玄の運転は神がかってるわよね、どうやったらジムカーナでワンハンドステア出来るのかしら」

玄パパ「私の真似をしてたんでしょうけど、もう現役の頃の腕を超えられてますね」

穏乃パパ「いやいや、現役の頃の松実さんの方がキレたカミソリでしたよ」

玄パパ「でも、あと二年もしたら確実に超えられますよ」

穏乃パパ「私も抜かれそうで怖いですよ」

和「オーバースピードです!!」

玄(おお……すごく揺れてます……ナイスおもち)

和(え? サイド……!?)

玄(もっと揺れてください!)

和「きゃぁあああああ!!??」

晴絵「FFベース4WDのGTOはグリップ走行で走るのが一般的なんだけど……」

晴絵「Fドリをベースに構築したGTOだけが出来るアグレッシブなドリフト」

晴絵「それをワンハンドステアで制御するあの子も化物ね」

穏乃パパ「あのドリフト、まだまだ切れ味が足りませんな」

玄パパ「いつもより抜いて走ってますね……隣の子を心配してるのか、それとも……」

玄(揺れてる揺れてる! たゆんたゆんです!!)

和(なんなんですか!? こんな限界を通り越したオカルト走行ありえません! SOA!!)

和「ぜぇぜぇ……SOA……」

玄「ふぅ(達成感)」

穏乃「やっぱり玄さんは凄いなぁ」

憧「はじめて乗せてもらった時は泣いたっけ」

【現在】

京太郎「なんというか、奈良県ってヤバイ奴らの巣窟なんだな」

和「レベルは長野と変わりませんよ、でも、際立って凄い人が居るのは確かです」

京太郎「そんなもんか」

和「それ以来、色々なことをしました、サーキットに行ったり、峠に行ったり、普通のドライブをしたり」

和「充実していました」

【過去】

和「そう言えば、なんで赤土さんはプロの世界に行かないんでしょうか」

和「あれだけ振り回せるならプロの世界でも十分活躍できるかと」

穏乃「そうか、和は転校生だから阿知賀のレジェンド4を知らないんだ」

和「レジェンド?」

穏乃「この奈良県で一番走りのレベルが高い高校、晩成高校」

穏乃「この学校は出来てからずっと県大会を勝ち抜いて、上位入賞も珍しくないのさ」

穏乃「でも、今から六年前。その晩成高校を団体戦で倒したのが阿知賀のレジェンド4」

穏乃「ダウンヒル、ヒルクライム、ジムカーナ、レースで県大会全勝優勝」

穏乃「その時、赤土さんはジムカーナで出場して、大会レコードを叩き出したんだ」

憧「わたしのお姉ちゃんもダウンヒルで出場したんだよ」

穏乃「全国大会も準決勝まで行ったんだけど……」

穏乃「今、色々な国内レースを荒らしてる小鍛治プロに負けちゃったんだよね」

穏乃「それに、その時小鍛治プロが乗ってたのはド・ノーマルのカローラ」

和「え、ただのカローラだったんですか?」

憧「MTだってとこ以外は本当にただのカローラ」

憧「それで全国大会レコード、今でも破られない記録を作り出したんだから」

和「……その走りは動画で見たことあります。でも、純正だとは」

穏乃「それがショックでリベンジに向けて色々な場所で練習したんだけど」

穏乃「先生が二年生の時、県大会でオーバーレブさせちゃったんだ」

和「あの赤土さんがですか?」

穏乃「それがショックでレースの世界から離れてたみたいなんだけど」

憧「わたしのお姉ちゃんが黙って車体だけ残してたロードスターにエンジンを積み直して」

憧「無理矢理勝負させたんだ。もちろんジムカーナで。そしたらお姉ちゃんが三秒以上差を開いて圧勝」

憧「それで火が付いたのか、また走り出したんだけど、自分はプロの世界には出られる器じゃないってことで」

憧「今は地元の子供達にテクニックを教えてる」

和「でも、峠にもよく行ってるみたいですし、プロからの誘いが来るのでは」

和「プロの世界に行ったら……このクラブは……」

穏乃「そんなの嫌だよ!」

和「……そうですね、プロから誘いがくることは稀ですし」

憧「……そうだといいね」

【数日後】

穏乃「中学は阿知賀かなぁ、家から近いし」

和「制服も可愛いですからね」

憧「……わたしは阿太峯中学かな」

穏乃「そっか、あそこは自動車部あるし、奈良で一二を争う強豪だから」

憧「制服は微妙だけど、二人も阿太峯中学に来ない? 一年目は活躍出来ないかもしれないけど!」

穏乃「……それもいいけど、遠いからお父さんが車持ってくるの大変だし」

憧「……そっか」

【駐車場】

トシ「奈良県の峠にとてつもない速さのロードスターがいるって聞いたけど、貴方だったんだねぇ」

晴絵「……プロの誘いは」

トシ「いいのよ、でも、うちは戦力不足が目立ってるの」

トシ「……奥さんが逃げて、子育てをしなくてはならなくなった須賀文太郎が抜けて7年」

トシ「最初は文太郎が育てた子達が頑張ってくれたんだけど」

トシ「あの馬鹿がいないと回らないってのが本当にわかったよ」

晴絵「須賀文太郎が所属していた実業団!?」

トシ「まあ、知ってるよね……小鍛治健夜が一度も前を走れなかった男」

トシ「ダウンヒル、ヒルクライム、ジムカーナ、レース、ラリーそのすべてで敗北を味わうことの無かった男」

トシ「生きる伝説。でも、貴方ならジムカーナで文太郎の後釜になれる」

晴絵「……文太郎さんに会わせてくれますか、それが出来れば、私は!」

文太郎「ったく、シングルファザーのむさい親父を遠い奈良県まで呼びつけて何のつもりだクソババア」

京太郎「奈良なのに鹿いないな」

晴絵「――!?」

トシ「このバカに会いたいって言うと思って、連れてきたよ」

晴絵「無敗の文太郎と無敗のMR2……」

文太郎「ったく、俺は復帰しねぇぞ。京太郎が仕事はじめるまでは父親やるって決めたんだからな」

トシ「ラストランの時に耳が腐る程聞いたよ……」

晴絵「あ、ああ……握手してください!」

文太郎「好みの女の子がいるって言ってたが、俺は同世代の女が好きなんだよ」握手しー

トシ「アンタが抜けたからうちの実業団はボロボロなんじゃないか、後釜のスカウトくらい手伝いな」

文太郎「へいへい」

晴絵「あ、あの! 私のロードスターに乗ってもらえませんか!?」

文太郎「あのNBにか、いいぜ、助手席に乗りな、舌噛まないように口は開くなよ」

晴絵(凄い……こんなに流しっぱなしで駆け抜ける人、初めて見た……)

文太郎「良いセッティングだ。初心者が気持ちよく滑らせられるセッティング」

文太郎「乗りにくいだろ」

晴絵「――!?」

文太郎「一級のドライバーってのは、自分の癖を車にカバーさせるんだ」

文太郎「だが、こいつは万人向けのチューン、ババアが誘う人間がこんなセッティングで走るわけがない」

文太郎「なに自分の腕にリミッターかけてんだよ

晴絵「……どういうセッティングだったらあの人に勝てますか?」

文太郎「小鍛治健夜と対等に勝負したいなら、人間らしさと殺意を両立させることが重要だ」

晴絵「っ!?」

文太郎「レースであいつの顔を見ると無性に腹が立つんだ」

文太郎「だから、尻を突っついてクラッシュさせるつもりで対戦してた」

文太郎「あんな化物みたいなやつ、再起不能にするってつもりで戦わんとだめだ」

文太郎「化物を倒すのは人間だ。人間の人間らしさだ」

文太郎「そこに殺意のスパイスを少々」

晴絵「それで倒せますか?」

文太郎「絶対とは言わないが、少なからず五分の勝負になるぞ」

文太郎「あとは腕のいいチューナーを探せ」

和「……なんででしょうか、わたしは赤土さんがプロになることを応援出来ませんでした」

和「……まだ、教えてもらいたいことがあったのに」

和「……みんな、泣いてましたね」

和「……同好会でも、個人戦には出られる」

和「憧と戦いたくありません。わたしは、ジムカーナに出ます」

【中学一年生・春】

和「ここの制服は本当に可愛いです」

穏乃「やっぱり和が着ると絵になるなぁ」

和「ふふっ、ありがとうございます」

穏乃「で、やっぱり同窓会作るんでしょ? わたしも入るから!」

和「ええ、大会の舞台で赤土さんに成長を見せるつもりです」

穏乃「憧にはわるいけど、一足早く大会に出させてもらおうかなぁ」

和「ふふっ、そうですね」

【中学一年生・夏】

和「穏乃! 大丈夫ですか!!」

穏乃「……わたしのZが」

穏乃「……Zが」

穏乃「……Z」

【現在】

和「長く乗ってましたから、全開走行の時にターボが」

和「……NAだったら、穏乃は駆け抜けられたでしょう」

和「……車ってものは家族なんです。長い時間を一緒にするとても優しい家族」

和「……ターボはそんな家族の寿命を短くする」

和「……だから、わたしはターボが嫌いです」

京太郎「……それからどうなったんだ?」

和「穏乃はZを廃車しました。穏乃もわたしも……引き取られていくZを見て泣きました……」

和「わたしが……わたしが悪いんです……」

京太郎「……車が家族か、そうだな、家族だ」

京太郎「体が汚れていたら洗ってやる」

京太郎「体調が悪いなら病院につれていく」

京太郎「走りにくいなら教えてやる」

京太郎「友達で、何よりも大切な家族だ……」

和「……穏乃はもう二度とレースの世界に現れないでしょう」

和「だから、わたしがレースの世界で走れない人達の分まで走るんです」

京太郎「……和、おまえはすげーや、俺が思ってるよりずっと高い場所にいる」

京太郎「……何もかも負けたよ」

京太郎「インターミドル覇者、胸張って友達の分まで駆け抜けろ」

京太郎「俺は、応援する」

和「夜景が綺麗ですね……」

京太郎「そうだな……」

和「須賀くんが入部して、色々と回りはじめた気がします」

京太郎「そうなのか?」

和「今更ですけど、須賀くんのヒルクライム、穏乃に似てました」

和「そして、負けても清々しい顔してるところも」

京太郎「……大会が終わったら、奈良に行かないか? ちょっと会ってみたい」

和「いいですよ、でも、奈良の峠もヒルクライムです」

京太郎「へいへい……」

少し休憩入れて、安価します。

てか、殆ど和がヒロインみたいになってる。

でも、恋愛要素は気が乗ったらですから、期待しないで。

いやぁ…まさかの展開ですね
って言うかすこやんの愛車がドノーマルのカローラって
ま…AE86ならまだ可愛げが有ると思うんですが
もしかしてすこやんのカローラはAE85ですか?


             ___

          ,. : ':´: : :.:.: : : : `:ヽ___
      ,.-、r/: : : ; : ; :.:.:,:.:.:.;.: ヽ: :`〈:::::::i
       |:::::/: :/:/:/:.:/i i: :!:i: ハ:、:.:゙、:..、゙、:::{
      }:: i :.:i:.:i.:i| :.:|:.!:|:.:|:.|_!_゙、、:.:i|:.:|.:.!:::|、
       ,!::| || || ;!-‐!ハ:!: :!ハ-!`|iヽ!|:.:i:.|‐'ヾゝ
    ∠/:i.:|:|.!:.|リ!_」_!、_ヽ、!ゝィ=‐、リ!:ノノ!_,、_〉

     ーァ|、!、!、! /!、::::i`   ト;:: ! 〉i;イノ: :|      「いいですよ、でも、奈良の峠もヒルクライムです」

       |:.`ヽ!゙、ヽゞ-'  ,    ̄  |ノi: : :|
        |: :.:.|:|ゝ、 ''''''  __ ''"" /:| !: : :!
      i: : :/ リ/i \_  ´ー ′ /|:.:|:|.: : :|
  r-、  //: /:.ハ!__!__/ノi ー--‐' |_ |:./: : : :.!
   ヽヽ.//: /:./ァ' ̄/:::r'      |;:\/: : : i|:|
    .,)┴'ヽ/:./':.:.::/:::::::ト、   __/:::::::|.: : : :||:|
   ;' 、ヽノ|./:.:.:/:::::::::::ト--へ/::::::::::| : : : :||:ト、
   |ヽJ┘ノ/:.:.:/\:::::::::|   /::::::::::::|...: : : ||:| |

すこやんのカローラは……

七代目(1991~2002)まで製造された5速MTカローラです。

今はもっと良い車に乗ってる設定ですが、すこやんがなぜ全国大会に出場したかはそのうち安価で

トシ「……奥さんが逃げて、子育てをしなくてはならなくなった須賀文太郎が抜けて7年」

ここの部分、すこやんと世代が合わなくなるから数年に脳内変換オナシャス。

安価↓ 1

1:一年生でお昼ごはん

2:麻雀卓発見

3:どうあがいてもロッカー

3

1

京太郎(なぜ、日本が戦争に負けたかご存知だろうか)

京太郎(それはジョン・K・ロッカーが提唱したロッカー論を勉強すればわかる)

京太郎(当時、日本はロッカーというものを使わず、棚や箪笥を使うという文化を持っていた)

京太郎(だが、ジョン・K・ロッカーが発売したロッカー論によってロッカーは飛躍的に活躍することになる)

京太郎(ロッカーは非常に優れた快適性と隠蔽率を誇り、戦闘の際、敵から身を隠す手段として用いられることも多かった)

京太郎(ロッカーはロッカーの戦闘の際での優位性を確信し、どこにでもあるような普通のロッカーを一個、小隊規模の舞台に導入すること勧めた)

京太郎(ロッカーのお陰で戦争で死亡する兵士の数は激減し、ロッカーのロッカー論は飛ぶように売れた)

京太郎(だが、ロッカー論を真っ向から否定するダンボール論がジョン・ドゥ、デイヴィッド・ドゥ親子によって提唱されたのだ)

京太郎(父であるジョンは旧ソ連に師匠を倒しに出かけた際、ダンボールというものを発見し、敵兵を欺いたとダンボール論に書いている)

京太郎(ジョンのダンボール論は単独での戦闘を命じられている兵士達にカルト的なまでの信仰を集め、当時、ロッカー論とダンボール論は真っ二つに割れた)

京太郎(米陸軍はロッカー論を取り入れ、一個小隊にロッカーを配備することを決め)

京太郎(米海軍はダンボール論を取り入れ、海兵一人一人にダンボールを配備した)

京太郎(当時、日本はロッカーを製造する鉄、ダンボールを製造する技術が不足しており)

京太郎(最初の攻勢が嘘のようにロッカーとダンボールによって崩れ去った)

京太郎(そして、終戦の後、日本を占領した米軍はJeepに乗りながらチョコレートの入ったロッカーを子供達に)

京太郎(だが、ロッカーは暴力団の資金源となり……)

安価↓ 1

1:一年生とお昼ごはん

2:麻雀卓発見

3:どうあがいてもロッカー02

3

京太郎(なぜ、日本の暴力団がここまで力をつけたのか、それはやはりロッカーの密売によってだ)

京太郎(当時、ロッカーは大量の鉄を用いて作られるものや、はたまた純金で出来た超高級ロッカーも存在した)

京太郎(暴力団はロッカーの需要を察知し、チョコレートが抜き取られたロッカーを組員達が回収し、闇市で販売したのである)

京太郎(当時の著書、「戦後の暴力団は」には、ロッカーがどれだけ高く売れるかという説明だけで20ページを割いている)

京太郎(日本最大の暴力団、山之組はロッカーを最も密売した暴力団として名高い)

京太郎(山之組に年賀状を出すとロッカーが送られてくることでも有名だ。それくらい山之組はロッカー売買に精通している)

京太郎(そして、山之組が送ってくるロッカーはヤマースチール製の国産ロッカーだけなのだ)

京太郎(ヤマースチール製の国産ロッカーは山田ダンボールと同じく自衛隊に装備として支給されている)

京太郎(そして、ヤマ―スチールと山田ダンボールは姉妹会社なのだ)

京太郎(これは俺の推測なのだが、日本をロッカー、ダンボール大国にしたのは指定暴力団山之組なのではないか)

京太郎(今でこそ戦術ロッカー、ダンボールを数多く輸出する国となった日本だが、やはり、そこでも山之組が関係しているのではないかと俺は考える)

京太郎(そうとしか考えられない抗争も数多く発生しているのだ)

京太郎(今から六十年前に誕生した龍々ロッカーとロンロンダンボールという会社をご存知だろうか?)

京太郎(この2つの会社は福岡県北九州市に本社を置く比較的新しいロッカー、ダンボールメーカーなのだが)

京太郎(この会社2つとも、同日ほぼ同時に山之組直系の暴力団によって襲撃されたのだ)

京太郎(そして、その山之組直系を鎮圧したのが警察ではなく、北九州市に本部を置く天竜会という指定暴力団だった)

京太郎(この2つの暴力団の抗争は十年間続けられ……)

安価↓ 1

【どうあがいてもロッカーは爆笑しながら書いてる】

1:一年生とお昼ごはん

2:麻雀卓発見

3:どうあがいてもロッカー03

お風呂入ってきます。

それまでに安価をお願いします。

安価↓ 1

【連投OK】

1:一年生とお昼ごはん

2:麻雀卓発見

3:どうあがいてもロッカー03

3

【部室】

京太郎「部室きたねーし、掃除するかなぁ」

京太郎「箒と塵取り発見、お掃除お掃除」ガタン

京太郎「ロッカーの上から何か……」

エロ本「かもーん」

京太郎「おお、エロ本か」ペラペラ

久「あれ、須賀くん何読んでるの?」グラビアかなー

京太郎「いや、掃除してたらエロ本発見して」ペラペラ

久「年頃の男の子が無表情でエロ本読むってどうよ……」うふーんあはーん(ちょっと赤面)

【ロッカー内】

京太郎(ロッカーとダンボールを巡る抗争は激化を辿り、武力だけではなく、商品のバリエーションの勝負も繰り広げられた)

京太郎(バブル期、龍々ロッカーは純金製のロッカーを)

京太郎(その対抗馬にヤマースチールはプラチナ製ロッカーを)

京太郎(山田ダンボールはダイヤモンドを散りばめたダンボールを)

京太郎(ロンロンダンボールは対抗馬に金の延べ棒を埋め込んだダンボールを)

京太郎(だが、武力抗争は一つの暴力団によって断ち切られる)

京太郎(広島県尾道に存在する暴力団、仁政会が2つの暴力団の仲介役として入り、武力による抗争は今日まで起こったことはない)

京太郎(だが、2つのロッカーメーカー、2つのダンボールメーカーは今なお工夫を凝らしたロッカー、ダンボールを製造している)

京太郎(最近のはやりロッカーはヤマ―スチールと山田ダンボールがコラボレーションしたロッカーダンボールだろう)

京太郎(金具以外全部ダンボール、壊れた場合はガムテープで補強しろと言わんばかりに付属されてるガムテープ)

京太郎(親父に頼んだが、ダンボールロッカーを買ってもらうことは叶わなかった……)

安価↓ 1

【連投OK】

1:一年生とお昼ごはん

2:麻雀卓発見

3:どうあがいてもロッカー(久)

【部室】

京太郎(……123m345p66678s東西 ツモ西)

京太郎(……69s西待ち聴牌)

京太郎(……ドラも何もない平凡な手だが、待ちがそこそこ多い)

京太郎「リーチ」ジャランッ

咲「……」打4s(ドラ)

優希「……」打赤5s

和「……」打赤5m

京太郎「君達さぁ、本当に麻雀やったことあるの?」

京太郎「特に言い出しっぺの優希、おまえ超強いとか言ってたよな?」

優希「……」そっぽ向き

京太郎「まあ、さあ、高校生が麻雀打てるわけ無いよな、うん、分かってる」

京太郎「でもさあ、なんで三人ともあんなに自信マンマンだったの?」

咲『麻雀ならやったことあるよ! (平行線の世界の自分が)』

優希『わたしの闘牌に酔いしれるがいいじぇ! (平行線の世界の自分の)』

和『麻雀ですか? ルールは知ってますよ!(強がり)』

和(宮永さん……リーチってなんですか?)

咲(なんか赤い点の棒投げたから、拾ってくれって言ってるんじゃ?)

優希(この棒少ないし貰おう)

京太郎「ちょっと待て優希、なんで点棒奪い取ろうとしてるの? チョンボだよ」

京太郎「麻雀打てないなら打てないって言ってくれよ、俺だけ打てて不公平に感じてきたわ!」

和(あ、リーチって棒をお小遣いみたいにくれる行為じゃないんですね)

咲(わたしもはじめて知ったよ)

優希(チョンボってなんだ?)

京太郎(もうやだ、この子達……)

安価↓ 1

【連投OK】

1:一年生とお昼ごはん

2:麻雀卓発見 (久&まこ参戦)

3:どうあがいてもロッカー(久)

1

【駐車場】

咲「あ、原村さんおはよう」

和「どうも、宮永さん」

京太郎「…………」

咲「S3000洗車したの?」

和「S2000です」

京太郎「…………」

咲「なんか、最近はターボの調子が良いって言ってたね」

和「VTECです」

京太郎(なに、この妙なギスギス?)

京太郎「お前達さぁ、仲悪の?」

和「いえ、全然」

咲「わたし、マツダの車以外は全然しらないから」

京太郎「……ちょっと親睦を深める為にお昼ごはん一緒に食おうか」

和&咲「へ?」

【木陰】

京太郎「しりとり」

優希「リス」

京太郎「スイフト」(スズキ)

優希「トール」(ダイハツ)

京太郎「ランドクルーザー」(トヨタ)

優希「ざはさにしていいか?」

京太郎「いいぜ」

優希「サニー」日産

京太郎「……参った」

京太郎「ニからはじまる車って無いよな」

優希「そういう時はニスモ仕様なんちゃらって言えばいいじぇ」

京太郎「なるほど、おまえ頭いいな」

優希「えっへん!」

京太郎「それにしても、咲と和こねぇな」

優希「じゃあ、シリトリの次はおままごこでもするか?」

京太郎「いいな、でも、泥団子は勘弁だぞ」

優希「じゃあ、中の人スイッチ入れるじぇ」

京太郎「じゃあ、俺も」

優希「あなた、今日は遅いお帰りね」

京太郎「上司にハシゴさせられただけさ……」

優希「知ってるのよ、あの女に会いに行ってることくらい……」

京太郎「アレは大学時代の友達だ。女ってだけで嫉妬するな。それに今日は本当に飲まされただけだ」

優希「わたしだって! ……貴方を愛してるから、嘘を見抜けるのよ」

京太郎「俺だっておまえを愛してる! それに、おまえのお腹には、赤ちゃんがいることだって……」

優希「なんで知ってるのよ……」

京太郎「わかるさ、男ってのは女が思ってる以上に気を配る」

優希「なら! なんであの時浮気したの!!」

優希「わたしは……尽くしてるのに……」

京太郎「あの女が無理矢理睡眠薬を飲ませて……俺を、汚しただけだ」

京太郎「本当に悪かったと思ってる……だが、薬を盛られるなんて誰も思わないだろ……」

優希「何も言わないで! 貴方に謝られると……心が痛いの……」

京太郎「俺だって……おまえにそんな顔されたら……されたら……」

咲&和(なんか、すごいことなってる)

京太郎「あ、二人が来たか」

優希「中の人スイッチ入れるとお腹が空くじぇ」

京太郎「今日の弁当は中華にしましたー」

須賀家お弁当「中華だぜ!」

和「凄いですね、わたしは幕の内をイメージして作りました」

原村家お弁当「幕の内っぽいだろ」

咲「わたしは普通のお弁当だよ」

宮永家お弁当「幼馴染が作る弁当って感じさ」

優希「……タコス」

学食のタコス「アミーゴ」

京太郎「女子力低いなぁ」

優希「うるさいじぇ! わたしだって作れば凄いんだからな!!」

京太郎「みえねぇー」

和「いただきます」

京太郎「ちょいまち、なに一人モクモク食おうとしてるの? こういう時はおかず交換ですよ」

和「え?」

京太郎「和、咲とおかず交換しなさい」

咲「え?」

京太郎「俺は思う、おまえ達二人は妙にギクシャクしてる」

京太郎「確かに、咲が近寄りがたい雰囲気出してるのもわかる。部室でも本読んでるし」

京太郎「だが、こういう日くらい何かアクション示そうぜ」

和&咲「は、はい……」

優希「まあ、わたしとダーリンはかけがえのない関係なんだけど」

京太郎「へいへい」

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 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
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       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
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           /:| ハ: :| |: :l | `ト、}lヽ: :'、: :ト、斗匕/ l | ||| l::r‐く|ヽ/{´

            ヽl |_l: : |: :|: :|rテ干示ト'\lヽl´::rf苡圷¨} |/-|:  ̄:|: :l |
            レ \ト、 \ヽ 弋:ツ : : ::. ::.   ゞ夕 ノ/ ´|: : : :|: :|  |   (イライラします)
                    イl| |\}l`.:xwx:. ,     .:xwx::.  _ノ;  ::| |  |
                / j|! ハ             // |  : :|:l: : :|
                  / .イ j|l介 、             /´   !  : :!:l: : : |
              / /| ||l|{  、 ´ `   イ_    |  : :l l: : 八
                / / l| |l|||  __」 ̄    {、:::::ヽ、  |  : :| !: : : ∧
            / // l| ||厶斗‐::´:r‐!     /::::::::::::`::|  : :ト、: : : : ハ
              l /   /| |::::::::::::::::::/-、   ァ´:::::::::::::::::::::八 . : }>、\: : :ヘ
              | 〃 ∧!  ト、::::::::::::::::l ̄ ̄ 7::::::::::::::::::::::::/  . :j   ヽ }: : :ヘ
             l//  }/'| 八::\::::::::::|    /:::::::::,.-‐::´:::// . ::/ /´∨: : : :ヘ
             // ∨ / ハ:.:.\::\::::l  /-‐::´:_,..:.: ̄// . ∨〃   }ヾ: : : :ヘ
          {イ  / / / l ヽ:.:.:}>-::!./-‐<:.:.:.:.:.:.:.:.:イ/   ∨イ     Vヽ 、: : }{
          |ハ  }ァ'./ {   `ー-ゝ、レ_∠≠=- ´ /   . :/ l|     ト:l | l: :ハ|
          | ∨} j |l|      {_j} /    / イ  Y ヾjl;     |::|Ⅳ}/ }|
              / / イ 八l      /:/:::Y    // l |/    Y      |::l / リ|
               l〃/l|   \   {::八::::}    /    |ハ|    }   ;/ |::|  /|

和「あの……わたしの鮭と唐揚げを交換しませんか?」

咲「うん、いいよ」

優希「あなた、わたしに酢豚ちょうだい……」

京太郎「ハニーいいぜ、口を開けな」

優希「二人が見てるじゃない……」

京太郎「何を言ってるんだ、俺にはおまえしか見えてない。誰もいないことと同じさ」

優希「もう、あなたったら……」

咲(明日の朝、RX8持ってこよ……)

和(また☓☓峠に呼びつけないといけませんね……)

京太郎「うーん、よく食った。これは午後からの授業は寝落ちしてしまいそうだ」

和(……あそこのコーナーで突き放して)

咲(……確か、京ちゃんのホームコースはあそことあそこがキツイからそこで)

優希「じぇ?」

今日はここまで、【安価】京太郎「横浜を出る喜び」咏「ふぇっ!?!」【三スレ目】を見に行くんで。

明日現れる時は【京太郎VS咲】が速攻で投下されます。

質問、車解説、ネタバレあれば出没の際にお答えします。

荒らし行為は麻雀(天鳳個室)で解決するので逃げないでください。

乙ー

ちょっと質問、わかる人いたら回答オナシャス。

【咲-Saki- 京太郎SSまとめ】

に自分で載せていいのかな、車好きな人がポンとクリックしてくれたら嬉しいし、

恥ずべき行為ならやめときます。

まだ載ってないならいいんじゃないかな、知らんけど

乙です
すこやんの名前を出した途端おそ松さん的ギャグに展開したんですが
やっぱり京太郎くんの中の人が一松だからでしょうか?
こいつは龍門渕高校自動車部の掛け声はハギヨシさんの中の人絡みで十四松の口癖「ハッスル!ハッスル!マッスル!マッスル!」成るんでしょうか?
あ…そうそう…そろそろ藤田プロが出て来ますかね?
私的に藤田プロにはケンメリGT―Rに乗って居て欲しかったりします!

いや、ただ単に奈良での日々でシリアス使い果たしたので、

クッスっと笑える感じのストーリーを書き連ねただけですよ。

因みに、おそ松さんはカラ松が好きです。

ネタバレしますと、藤田プロはダウンヒルとラリーが専門という設定にしてしまったので、残念ながらケンメリは無理です。ごめんなさい。

でも、あの時代のスカイラインはなんとも言えない色気がありますよね!

ぼちぼち再開しますかね、京太郎VS咲書き終わったんで。

【京太郎VS咲】

咲「お父さん、このRX8どんなセッティングにしてるの」

界「アクセル踏んでアンダー、ドリフト用のチューニングだが、おまえはドリフトなんてまだ……」

咲「そうなんだ、へー、大丈夫。ドリフトくらい出来るから」

界「馬鹿を言うな、免許を取ってまだ十日しか経ってないんだぞ」

界「それに一発試験で乗った時しか車に……」

咲「お父さんが寝た後にFC借りてたんだ……最初は戸惑ったけど、案外簡単だったよ……」

界「――!?」

咲「ドリフトは最初の一回でもマスターしたよ。なんたって、わたしはお父さんの娘なんだよ」

界(嘘だろ……あのFCを振り回せるのは俺だけの筈……)


咲「じゃあ、先回りして京ちゃん待ち伏せするから」

界「ああ、行って来い……」

界(……もし、咲が照以上に狂ってしまったら、俺が止めるしかない)

界(……FCおまえなら出来る筈だ)

界(なんたって、あの子達の母親を唯一負かした峠専用マシンだからな)

【須賀製麺所前】

親父「今日はこれくらいかねぇ……いや……」

京太郎「あれ、今日はえらく水すくねぇな」

親父「今日は何かヤバイ奴が待ち構えてる気がする。ラーメン屋に水やるなよ」

親父「これは、事故って水こぼすなっていう意味だ」

京太郎(親父の勘は鋭いからなぁ、和がまた出待ちしてるのかね)

京太郎「わかった、どこもヘコませないよ」

親父「ああ」


親父(……ちょっち宮永さんに連絡入れてみるか)

親父「もしもし、久し振りです宮永さん」

界「どうも須賀さん、電話してくるなんて珍しいですね」

親父「ロータリーサウンドが幻聴したもんで、照ちゃん帰ってきてるんですか?」

界「……いえ、照じゃありません」

親父「……? まあ、それならいいんですが」

界「……でも、咲が京太郎くんを待ってると思います」

親父「あの子、免許はまだ」

界「……一発試験でもぎ取ってきたんですよ。100点合格でした」

親父「――!? 宮永さん、ちょっとドライブに行きませんか? どっちかが事故ってたら怖いんで」

界「……須賀さんの勘は鋭いですからね、迷ってたんですが、わかりました」

【ラーメン屋】

京太郎「はい、今日の分」

ラーメン屋「あれ、今日は水くれないのかい?」

京太郎「今日はちょっち訳ありで、明日から持ってくるんで」

ラーメン屋「いや、いつもくれるから珍しいなって思っただけさ」

京太郎「確かに、何か悪いことが起こりそうですね」

ラーメン屋「事故らないでくれよ、事故ったら気分悪いから」

京太郎「了解です」

京太郎「安全運転したいとなぁ」

京太郎(青いRX8? ここらへんじゃあ見ない車だな)

京太郎(出待ちしてるのか?)

咲「……みーつけた」

京太郎「――っ!? ……なんて禍々しいオーラ出してんだよ」

京太郎(無意識の中で早く逃げないといけないって思えた)

京太郎(大型肉食獣に似た威圧感……)

咲「苦い苦い敗北を飲ませてあげる」ニンマリ

京太郎「全力で引き剥がすしかないな……」冷や汗


咲「やっぱりMR-Sの方が全部の特性でRX8より上だよね」

咲「でも、京ちゃんいつもの運転出来てないよ!」

RX8「ゴゴゴゴッ」

京太郎「ヤバイっていうレベルじゃない。威圧感だけなら親父以上だ」

京太郎「……気負うなよ、俺」

MR-S「ザザザザッ」

京太郎「…………」ズズズズッ

咲「…………」ズズズズッ

京太郎(その滑らせ方、まるで照さんみたいだ)

京太郎(――!? 咲なのか!)

京太郎「……お姉さんの敵討ちに来たか」

咲「……京ちゃんはわかってないよ、わたしは敵討ちなんてしない」

咲「ただ、貴方に絶望を突きつけたいだけ!」

【m.o.v.e / Rage your dream】をかけることをお願いします。

京太郎「……咲、俺はおまえのことを勘違いしてたみたいだ」

京太郎「……ずっと、俺のことを倒すために時を待っていたんだな」

京太郎「……多分、俺が自動車部に入って、今までより強い何かを持つようになったから」

京太郎「――今が一番、絶望を与えられると思ったんだろ!」

咲「もう、わたしが乗ってるって気が付いたんだね、流石京ちゃん、鋭いね」

咲「いつも後ろをちょろちょろしてた幼馴染に追っかけまわされる」

咲「ヒルクライムでも、インターミドル覇者の原村さんを序盤の序盤で抜き去ったのに」

咲「わたしのRX8は置いていけない!」

咲「その精神的な負荷が走りにダイレクトに現れる」

咲「京ちゃん、焦ってるんでしょ……わかるよ……」

咲「だって、この世界で一番大好きで! 大嫌いな人なんだから!!」


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京太郎(……咲、それがおまえの走りなのか)

京太郎(……お姉さんと瓜二つだ。多分、俺とおまえの走りの終着点は違う方向に向かってる)

京太郎(……だけど、今この場で俺を倒せば、俺の手の届かないところに消えるんだろ)

京太郎(――そんなの嫌だ! おまえは、おまえは! 俺の大切な、大切な友達なんだ!!)


            ,.  ´ ̄ ̄ `  、__
          /   ,      / /⌒Y
         /    /    ,:       | ̄\
        .:'    '  /__/   ,      |   \__
       /    /  ///\/ /   .'   '    {` ̄
     /イ ,.. 、イ /}/⌒ヽ、/´   // /   、   、
       { { Ⅵ /   Vオ {从 /-}/-、  }  、 \
       | |  {/       ∨ィ=、}/  ,  |、 }  ̄
       / 乂   u      ::::::: Vソ' ,l ∧l |
        /イ , 八   ,...、    '   /ムイ,'∧ | 「嫌なんだよ!!」
      /\ /  、 〈- 、\__     ム/ /   \
>----イ///\   .  `  ー '  イ/从
////////\///    、   .  ´
//////////\{    /`¨¨ 、

////////////>、  {、     〉
/////////////(_)}   ∨、_,イ/\
///////////////`¨¨¨|/\////\

//////_,. --- 、//|    |///\////>--、
/> ´   --、 ∨ム  //////////////}
     ´¨¨ヽ\〉 ∧///,イ/////////// |
        - \///{/イ//r- 、///////∧

【走馬灯】

咲「京ちゃん、今日の運転すごくよかったよ」

咲「京ちゃん、見てみて、苦手科目なのに80点! へへ、凄いでしょ」

咲「京ちゃんってわたしのこと好きでしょ?」

咲「京ちゃんのそういう顔好きだよ……落ち着く……」


     /: : : : : : : : : : : : ,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ : : : : : : ヽ
    /: : : :,: : : : : : : : : ://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ∨: : : : : : : .
 _,. :´: : : : :/: : : : : : : :/:/ ': : : : : : : : : : : : : : : : | : : : : : : : : : ∨: : : : : : :.

 `   ー /: : : : : : :-/:/-|: : : |: : : : : : : : : :|--- 、: : |: : : : : : : :V: : : : : : |
       ': : : : : : : /|/  |: : : |: : : : : : l: : : |、: :|: :`ヽ、: : : : : : :.|: : : : : : :|
     /:,: : : : :,: / {  {∧: {: : : : : 从: : :| \{、: : :|: : : : : : ,: |: : : : : : :|

     ': |: : : :/: |       {从: : : : :'  \{    \: |: : : : : :/: |: : : : : : :
      |: |: : : ': /|    --    \: : |           V: : : : : :': .' : : : : : : | 「京ちゃん!」
      {八: : :|:,: :},ィ≠≠ミ     \|  --      从: : : :/}/: : : : : : ,: |
      l  、 : |: V            ィ≠≠ミ、 / |: : : イ/⌒V: : : :/:/
       \|: ,  :.:.:.:.     '             |:/ /⌒} }: : :/}/
         V{                  :.:.:.:.:.  /    ノ 人:,:' /
         人      __              _ イ:/

           `      乂 ̄   ー‐ァ      イ: :/: : :/
           rrr==≧=- `  --  ´  r_:_´/|イ{: イ
             /|.||...................../ ̄| ̄´   7......`.. ̄ ̄≧=-、
          ,イ |.||.....................{---- 、  /...............///⌒ヽ
           /  |..V、.................|     /...............///   ∧}

京太郎「俺は、絶対におまえに抜かれない!」

京太郎「MR-S! 限界を超えるぞ!!」

MR-S「グゴォォォォン!!!!」

咲「――!? 羽……京ちゃんのMR-Sに羽が……」

咲「はは、やっぱり京ちゃんは凄いや」

咲「でも! わたしは伝説のレーサー愛・アークタンデと伝説の走り屋宮永界の娘!!」

咲「少し速い峠の走り屋に負けられない!!」

RX8「キュゥグゥゥゥン!!!!」

【ラーメン屋前】

親父「宮永さんはわかってないと思うが、俺は何度も宮永さんに負けてる」

親父「テクニック、ツッコミ、立ち上がり、そのすべてを宮永さんの後ろを走って身につけた」

親父「そして、最後に運良く前を走れただけだ」

親父「京太郎にいつも言ってる。公道に本当の勝ち負けなんて存在しない」

親父「ただ、前を走れたか、後ろを走れたか、それだけしかないんだ」

【ゴール地点】

界「本当はわかっている」

界「須賀さんに勝つことがどれだけ意味が無いことかなんて」

界「でも、娘達は酷く親孝行者で、俺を思って走ってるんだ」

界「だが、そんなの意味がない」

界「歳を重ねるごとに思う。公道に勝ち負けがあるとしたら」

界「それは、ただの自己満足なんだって」


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≧= 、圭圭圭三__//〃圭=┐i!//r圭// `ヽ_ 圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭
三 |7ミ)i二二二 ,ー'/ ゞ='三三三三三三三三三三ヽ圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭圭

ノ孑"_イ=-_ .rイ″.′.,ィ┬┬┬┬r――┬┬┬┬-゙,ニニニ ――-  辷圭圭圭圭圭圭圭
-‐ "_ イヾ.、 !ヘ___ハ___{=========|____!========!} _ .、    ̄ ̄  -―   二二 ‐ .
_ニイ.|、. i!I}┬!iL!_i二二二二二二二二二二二二} ̄ ` ヽ. 、゙   、 . ゜

圭彪| ト.))゙ {!j!ニ !ji!ヽ.二二二二二二二二二二二_/      丶ヽ ヾ. . .      ヽ
=イ 彡'ノ″.`ー"゙乂jjjj}、圭圭圭ソ三三三メ==辷弋ソ} ゜. `      ノ }i!! i .  ‘     ゛
三 ̄/" ″..  `””’¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨`”””′   ., , / イ ,″ ,       ノ. , ゜
             ゜  ,・      ,.   ’  ""__.彡' . ィ"/"


京太郎「……咲、俺は今この瞬間から! おまえを世界で一番の好敵手にする!!」

 バックミラーを傾ける。

京太郎「おまえの顔を見てたら情が出る。見てたまるか、おまえは俺の大好きで、大嫌いな敵だ!!」

咲「京ちゃん、わたしはね、京ちゃんが好きなの……この世界に存在してほしくないくらい……」

咲「激しい憎悪と強い愛情が、わたしの走りをこのレベルまで引き上げた」

咲「ありがとう、今ならお姉ちゃんも置き去りに出来るよ!!」

京太郎「曲がれ!!」

咲「曲がって!!」

MR-S「グオォォンンン!!」

RX8「キュグォォンン!!」

【文太郎&界視点】

親父&界「見えた!」

親父「……アレが咲ちゃんなのか」

界「……もう、限界ギリギリを遥かに超えた場所へ突入してる」

親父「言うならば、もう、覚醒状態になってるってわけか……」

界「だが……」

二人「経験が浅い方が負ける」


京太郎「…………」

咲「…………」

MR-S「ギギギギッ!!」

RX8「ギギギギッ!!」

MR-S「グオォォンン!!」

RX8「キュグォォンン!!」

京太郎「……もっとだ、もっと」

咲「……見えない場所へ」

京太郎「俺を」

咲「私を」

京太郎・咲「連れて行け!!!」


 少年少女はただ、前を見て走り続けた、

 限界を超えたその先に存在するものを見るために、

 二人は知っていた、

 公道に勝ち負けは存在しないことくらい、

 だが、

 人は知らない場所に足を踏み入れたがる、

 二人は、

 限界を超えた先を覗き込んだ、

 そこには、

 勝ち負けは存在せず、

 ただ、

 強く心を高ぶらせる世界が待っていた。

咲「……京ちゃん、今日はわたしの負け」

咲「……限界を超えた先」

咲「……わたしは、すこし怖くなっちゃった」

咲「……でも、すぐに貴方の場所に立つから」

RX8「ギギギギッ!!」


     /::.:.:.:.:!:.:.:.|.:.:.:.:.:|: : ::| : : : :|: : | | .i: : | | i:. :.:.:.:.i:.:.:.:.|
.    / : : : :i: : : |: : : | ! : ::| i: : :.:|::|::::::i i::::|::|::|::::::::::::i:::::::|
   / : : : : |: : : :!:.:.:.:ト、ヽ:.;!、i: :.:.:|::|、゙、'i´|:フiナi:|::::::::::::|:::::::|

   / : .:.:.:i:.:|:.:.:.:.:ヾ、:.'i´ヾ.::|!ヾ、:::゙、ヽハハヽハノ |ハ::::::::::|:::::::|
.  /.:.:.:.;ィ'|:.:.:i:.:.:.:.::i ヽ:|  ヽ!  ヽ::ゝ  `'  リ |::::::i:ノヽ:::| 「待っててね」
 彡 '´ リ i:.:.ヽ:.::.:.:゙、 ヽ___       ;==─-ソ::::::/ /:::!
      ヽ|:.:.ヾ:.、::ヽ≠'´ ̄`     ;;;;;;;;;;;; ノノ:ノ /;イノ

         ソ:.:.:::/::ヾー-;;;;;;;;;  ,     """ /ノ.;:‐'::/
       i.;イ:::;ハ、::゙、 """    ___      /:::::/
       ソ レ  ` ヾヽ    ヽ´  ノ   ィ´::/リ
              ` 、__    ̄  , ' |!;/
                 _"_〕ー--‐'    |__
                /:.::/:|       |:/\

界「京太郎くんのMR-S!? 咲は!」

親父「京太郎の奴、また成長したな……」

界「…………」サイド

親父「…………」サイド

MR2「ギギギギッ!!」

FC「ギギギギッ!!」


              _ . -――――――――――― - . _
          /.:: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄::. \
         /'.::::/.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.、\
       ,.//.:/.:/.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.V ヽ_
      ///.:;:: /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:Vハ \
     {__//--― =====ニニニニニニニニニニニニニニ= --ム_丿

     /,´ ̄` ー―――-_〃ニニニニニニニニニニニニヾ._‐-―― '´ ヾ\
    / , ′          `ー―――――――― '゜         ゙ヽ\
  ,ィ イ i______                        ┌――――! ゙...,ヽ
 ハ. ! |       i                              |         i ` ノi
 !、_ ,ィ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ'.:::!

. j::::ハ 、( ̄ ̄ ̄ ̄j                          { ̄ ̄ ̄ ̄j  j:l!:イ
. !::゙ト:::........... ̄ ̄ ̄.................................................................................... ̄ ̄ ̄ ̄..:::::ノレ!
. マ::ト、:::::::{::::::::::::::::::}:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::{:::::::::::::::::}::::::ノ.:;゜

  マ!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノイ
  ト、 、`气三三三三刈三三三三三三三三三三三三三三三三三三ヲ".:;'.:j|
  |=ト、:::::::ー――――'=====―――――=====――一.:::イ..=|
  |=l=三三三丁  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 辷圭三三三j
  ヽl三三三歹                             ヽ三三三三,′

                 ___ _____
          _ . ニ= ァイ´, ィ===、t=tj¨ >x、

         <__∠;i;i;i/ //圭{{三ヽ\;i;i;i;i;i;i;iゞ>―-- ,ニ、_   _
         ,{-  ̄___ ,'= ̄¨ =―ゝ了Y‐´く `    '<> ̄く'_{_
        〔== 〃气ミ、!___ ̄ ̄  = {-   _二_ー‐- <{´jノ`}
         `ー゙{{i!爻゙}i}Vニニニニニ=====!----〃气ミ、___γ <>ィノ
           ヽミ三ソ`======≧__i___{{ ※}i:}二二.土彡ィノ

                         ̄ ̄ ̄弋ニ彡'ー=-゙=イ


            ィ´, ̄二二ニニニニ ==、
          __//〃圭=┐i!//r圭// `ヽ_
         ,ー'/ ゞ='三三三三三三三三三三ヽ
        rイ″.′.,ィ┬┬┬┬r――┬┬┬┬-゙,
       !ヘ___ハ___{=========|____!========!}
       i!I}┬!iL!_i二二二二二二二二二二二二}
       {!j!ニ !ji!ヽ.二二二二二二二二二二二_/
       `ー"゙乂jjjj}、圭圭圭ソ三三三メ==辷弋ソ}
          `””’             `”””′

咲「ゴホゴホッ……叔父さんもお父さんも人の車をポールだと思ってサイドターンしないでよ……」

界「咲! 大丈夫か!!」

咲「大丈夫、ただ、タイヤが持たなかっただけだから」

親父「ふっ……良い好敵手が現れたもんだ……」煙草咥え、ライターシュッ

界「……煙草忘れたから一本よごせ」

親父「キャスターだぞ」

界「昔から変わらんな、変人煙草を吸うのは」煙草咥え、ライターシュッ


咲「お父さん、もっと良いタイヤを履かせてよ」

界「ふぅー……何を言ってるんだ。そいつは本物のスポーツタイヤだ」

界「スポーツタイヤだからグリップ力が強すぎて熱を持ったんだ」

界「文太郎、おまえのガキは本当に狂ってるな」

文太郎「若い頃に戻ったな」

界「疎遠になってたのがバカみたいだ」

界「俺とおまえは昔からこういう関係だ」

文太郎「けっ、調子乗りやがって、年上だからって敬語使わねぇぞ」

界「あのクソガキを千切る為の準備しねぇとな、あのまま勝ち続けられるのもシャクだ」

文太郎「あいつはダウンヒルでは無敗だからな……恵のクソ野郎に連絡入れるか……」

界「じゃあ、俺は片岡に連絡入れる」

文太郎「じゃあな、糞野郎」

界「ああ、馬鹿野郎」

 若者達は走り続ける、

 ただ、

 限界のその先にある、

 一筋の光を眺めるために。

休憩入れまーす。

出来る限り熱い戦いに仕上げてみたけど、心理状況を詳しく書けないのはキツイね。

ハーメルンみたいに読みやすかったら心理描写馬鹿みたいに差し込むんだけどさ。

というわけで、三時間~四時間経ってから安価するよ。

一旦乙

この作品は読み手を選ぶから安価を早めに投下しときます。

安価↓ 多数決(夜八時まで)

1:阿知賀編

2:そのまま清澄高校

3:どうあがいてもロッカー(久)

1

投票終了、全会一致で阿知賀編ね。

【高鴨宅】

穏乃「うへぇ……ロクな番組やってないなー……」

穏乃「お、ヒルクライムの決勝かぁ」

穏乃「わたしもZが壊れるまでは山登りしてたからなぁ、どんな車が走るんだろ」

実況『皆さまこんにちは、実況のジョン・川平です』

土屋『俺はどちらかというとダウンヒルのがわかるんだがけど』

土屋『ヒルクライムもバカ強い奴いるからねぇ』

土屋『おっと、ゲストの土屋圭市でーす』

実況『土屋さん、今回のインターミドル、ヒルクライム決勝、どう予想しますか?』

土屋『おいおまえさぁ、なんでそんな辛気臭い顔してんだよ、俺の魔王号乗せてやろうか』

実況『はは、実を言うとわたしはサッカー実況の人間なので』

穏乃「おおードリキンキレッキレだなー」

土屋『それにしても、なんでオリダーがダウンヒルの実況して俺がヒルクライムなの?』

土屋『俺のがあいつより暇してるよ』

土屋『おい、放送局教えろよ』

実況『では、インターミドル決勝に出場する車両を紹介させてもらいます』

穏乃「ドリキンを無視するとかネット荒れるだろうなぁ」

実況『ランサー・エボリューションⅣ、乗るのは北海道代表の蟹挟選手』

実況『ラリーで鍛えた腕は偽物ではありません』

土屋『正直、パワーを最大限に引き出せないターボ四駆でここまで上がってくるのも凄いね』

土屋『ダウンヒルは馬力あんましいらないけど、ヒルクライムは出来る限り馬力稼ぎたいし』

土屋『だけど、北海道の道が育てた純粋な峠ドライバーなのかも』

穏乃「ほへぇ、北海道ってすげー」

実況『S2000、乗るのは長野県代表の原村選手』

穏乃「へ? 原村……S2000……嘘……」

土屋『赤いS2000いいねぇ、250馬力を規定値の280馬力まで底上げしたんだろうね』

土屋『聞いた話によるとターボが嫌いでNAで走ってるってのも渋いねぇ』

土屋『それに俺も長野県出身だし』

土屋『ああ、そうか、俺が長野県出身だから呼んだんでしょ』

穏乃「――!? 和!」

穏乃「……そっか、ヒルクライムを走るようになったんだ」

土屋『お、スタートしたね』

実況『土屋さんはどう考えますか』

土屋『二本目に縺れることは無いでしょ、曲がり方にキレがあるから』

実況『確かに、ランエボのグリップ走行は綺麗ですね』

土屋『馬鹿野郎! 俺はS2000が勝つって言ってんの』

土屋『ヒルクライムはどれだけ美味しい回転数を残して曲がるかってのが勝負だからさぁ』

土屋『見る限りVTECの美味しい回転数保って曲がってる原村って可愛い子が何十枚も上手だよ』

実況『ですが、直線での差は開いているように感じますが』

土屋『よく見ろよ、おまえの目は節穴か!』

土屋『コーナーでの立ち上がりがスムーズ過ぎるだろ、現役プロ並みの運転してるぞ』


穏乃「和! がんばれ!!」

土屋『お、抜きに来たよ』

実況『え? まだ序盤ですよ』

土屋『あのランエボ下手くそだからかそれとも失速してるかわからないけど』

土屋『イン攻めすぎてるんだよ』

土屋『原村って子は高回転でVTECの恩恵を得られてるからアウトから引っ掻き回すよ』

土屋『それに、これからキツイカーブが増えるし』

穏乃「あ、和が抜きに行った!!」

土屋『上手いねぇ、外に付けて膨らもうとしたランエボにブレーキ踏ませたよ』

土屋『中学生とは思えない走りしてるよ』

実況『ダーティな走りになりましたが、どう思いますか』

土屋『峠ではなんでもあり! 自分からぶつけなきゃなんでもありの世界だよ』

土屋『無理矢理ブレーキ踏ませるなんて日常茶飯事、鋼の心臓もってたら普通にやるよ』

土屋『俺もああいう走りするし』

実況『蟹挟選手が劣勢に立たされましたね』

土屋『もう抜き返せないでしょ、温いグリップ走行してる奴に』

実況『では、もう勝敗は決したと』

土屋『ここから抜き返すなんてドリフトの制御してる時に尻を突っついてクラッシュさせるくらいしか』

穏乃「そんなことしたらFRだしスピンするよ!」

実況『少し気になりますね、蟹挟選手はブレーキ時に反則にならない接触が多い選手なので』

土屋『なんだって? そんな奴なんで決勝に来れるんだよ!』

実況『いえ、クラッシュする程の接触は今のところ無いので』

土屋『車ぶつける奴なんてクズしか居ないんだよ』

土屋『それにドリフト中に突っつかれたら』

穏乃「和!?」

実況『おっと! S2000がオーバーステア!?』

土屋『本当に突っつきやがったよ! ビデオ判定しろよ!!』

実況『ただいま蟹挟選手の接触を審議中です』

穏乃「なんて運転するんだ!」

土屋『どう考えても当てようとして当てたでしょ』

実況『審議の結果、故意の接触ではないと……』

土屋『バカ言うなよ! 相手がドリフト中なのに遠慮せず突っ込んでくる車がいるか!!』

実況『ですが、審議では白に……』

土屋『ああ、もう、ダーティな走りするなよ、プロなら先輩にボコボコにされるぞ』

土屋『だけど、これで闘争心に火を付けたね』

実況『ですが、差は開き始めましたよ』

土屋『最後の連続ヘアピンで原村って子も本気出すよ』

土屋『それまでの緩いコーナーは限界ギリギリのライン走って相手との差を縮める為に使うでしょうね』

土屋『ほら、もう十センチと車間開いてないし』

実況『本当ですね』

土屋『十五の女の子がやる走りじゃないよ、多分、ランエボを煽ってるんだろうね』

土屋『いつでも抜けるぞって』

実況『お、原村選手アウトに行きました』

土屋『決めに来たね』

穏乃「いけー!! 和ー!!」

土屋『あ、こりゃクラッシュするな』

穏乃「え?」

実況『おっと! 蟹挟選手!!』

土屋『もう一回突っついてくるって思ったんだろうね、だから突かれると思う瞬間に思い切りブレーキ踏んだ』

土屋『、この子は伸びるよ、駆け引き上手だ』

穏乃「よかった、和じゃなかった……」


                        ___
               _ >: : ̄: : : : : : : : ̄: ー.、
                  /: / : : /: : : : : : : : : : : : : : :\
            /: : :´\ : /: : : : : :/: : : : : :∧: : : : :\

             /: : : /: : : : 7: : : : /:/: : : : /:/  V: : :ヽ: :ヽ
          /: : : /: \: : i : ! : :ハハ:\/ハ!   V: : :}} : : ヽ
            /: : : : : {:ヽ: : ヽ:!: ハ:/r‐r示ミ` {   __レ‐:j: : : :ハ
         /: : : : : : :、: : : : : :V: :V ん/ハ     zzレイ: : : : :ハ}
.         /: : : : : : : :∧: /⌒V:./ 弋/ソ     ん:i 〉レ: :ノ: :ハ
         /: : : : : : : : : :∧ヽ  l: :!  ヽヽ      辷/ ハレ レ
      /: : : : : : : : : : :/ \ヽ.!: l        `ヽヽ': |   「でも、これで和の優勝だ!!」
     /:/: : : : : : : : ://   ヽ:!: !    { ̄  ァ   /: !
   /:/: : : : : : : : :_:/:/   rハ: {       _ /  ィj: :j
 /:/: : : : : : : :/  ヽ` ーく  ヽ:{   - _   < l :/
´ /: : : : : /: :/    i   ヽ  '\ ∧_     〃
. : : :_: /: : /     }   \ / 〉{く}   ‐、  ノ
 ̄  /: : /        ノ     r‐ヽo Y∧〉  ハ
. /: : : /         //     !: . : V/:⌒:┐ / ,′
∠ ―へ       //   レ: .┬く . : / / ′

    \  ヽ    〃   く: . : . 小: . Y }' イ
      ┬ 、  ー-V      \:/oハ: . :> ! │
      /   >‐┘           j    ,  }
      /   /   、         o!    ノ―'j
    /   /    ヽ      /  ∠ィ ̄
    /    /       、    /  /  }

安価↓ 1

1:このまま阿知賀

2:清澄に戻る

3:どうあがいてもロッカー(久)

         /             /    /  / 〃                i{   | \
       /           /    /  / 〃         |         i{   |
      /              /    /  / i{          |         i{   l    ',
   __/      /     ′  〃 /{  ハ   {    |  |ヽ
 ⌒ ̄ ̄ ̄ ̄  ア        i{    l l  i{{ l i{   {    |  | }  i{       /
.          /  ィ'       i{    | l 从| l i{   {    |  | } 从   〃   ′    l
         {/ /       i{    |jI斗===ミ i{   {    |   厂}/}/ }/ }   /⌒ 、
            '         ∧  狄Ⅵ汞≧八  {\  | ィ'“ 汞笊ぅ/ / 厂^ l    ′
         /  /    { ', {   ∨こリ \l   、! /   Vこツ{/i /    从  ′
        /  /    人 ', ',{            }ノ          }/   / ハ/   「遠征ですか?」
       ∠  ∠   イ  l\ 、 V                       }   / /
                  八  !  Ⅵ ヽl          j               l=‐≦/
                   \〉   v 汯         {              爪 〃
                    }  ∧                        / //
                       \{ 込、    ___           /{ ィ/
                     _ -=\   に ̄ ̄_)       {从
                      〃    }N\            /   j_ノ_}Y
                       ri{      i{   、          /_ -=ニニニニ|
                       |ム      i{    ー―― r≦ニニニニニニニ=|
                       |ニ}    /{            |ニニニニニニニニ=‐ |

久「そうよ、遠征。ちょっと戦って欲しい人がいるのよ」

京太郎「急ですね」

京太郎「それに、部長がそういうこと言い出す時は大抵企んでる時ですし」

久「まあまあ、そういう言わないで、行って欲しいのはSS峠」

和「SS峠、染谷先輩の家の近くですね」

久「そうそう、相手は夜に来るからそれまではまこのお店で羽を休めてて」

京太郎「というか、SS峠なら遠征というより遠足ですよ」

久「それもそうね……まあ、細かいことは気にしない」

久「まこは先回りして店に行ってるから」

京太郎「部長達は?」

久「宮永さんにジムカーナの基本を叩き込むわ」

咲「ジムカーナは走りの基本を覚えられるって言うし、頑張るよ」

京太郎「ああ、わかった」

和「頑張ってきてください須賀くん」

久「……あ、和、貴方も行きなさい。見るだけでも勉強になりそうだし」

和「え、ああ、わかりました」

久(本当は別の理由なんだけど……)

京太郎「確か、染谷先輩の実家は喫茶店だったよな」

優希「チッチッ、ただの喫茶店じゃないじぇ!」

優希「一言で言い表すと……」

優希「ちょっ……ワケわかんないんですケドこの店って感じだじぇ……」

京太郎「……なんか凄そう。早く行こうぜ和」

和「は、はい」

【喫茶・roof-top】

京太郎「染谷パイセン、これなんですか?」

まこ「おお、よう似合っちょる」

京太郎「レーシングスーツなんて初めて着ましたよ」

和「わたしもレースクイーンになるなんて……」

まこ「ここはレーシング喫茶! コーヒー、紅茶、オイルを売っちょる」

まこ「まあ、飾っちょるもんは日産だけじゃけぇのぉ」

京太郎「そうですね、四方八方日産だらけ」

和「わたしの服も大きくNISSANって書いてますし」

まこ「うちの爺ちゃんの趣味で日産スキー全開なんじゃ。まあ、わしもあのgt four以外、日産にしか乗ったこと無いんじゃけど」

京太郎「和はいいのか? GTRの写真けっこう飾ってるが」

和「わたしは32からのGTRが嫌いなだけで、その以前のGTRは嫌いではありません」

京太郎「下品に早くないGTRはOKなのか」

和「ええ、まあ、乗りたいとは思いませんが」

京太郎「親父さんの意思継いでるねぇ」

和「本田の親父さんはホンダ乗りの父親ですから」

まこ「じゃあ、接客頼むけぇ」

京太郎「了解です」

和「わかりました」

京太郎「接客は初めてだなぁ」

和「わたしもです。頑張らないと」

京太郎「まあ、気楽にやろうぜ」

お客さんA「あの、このGTカプチーノを」

お客さんB「わたしはコーラ、280馬力で」

京太郎「かしこまりました、全開走行でお持ちします」

お客さんC「可愛い子がアルバイトに着とるね」

和「ええ、先輩のお手伝いを」

お客さんC「何に乗っ取ると?」

和「……日産贔屓な店だから言いにくいですが、S2000に」

お客さんC「ええとよ、わいもベンツに乗っとるし」

安価↓ 1

1:セクハラ

2:和のミス

3:レースゲーム参加

2

和「きゃっ!?」

注文の品「あばよ!」

京太郎「おっと」抱きかかえ

和「すいません……躓いちゃって……」

京太郎「案外、おっちょこちょいなところもあるんだな」

和「は、はい……」

京太郎「それにしても、制服より胸が際立ってるな……」

和「……興味無さそうな顔で言われるとむかつきます」

京太郎「はは、そういうのにあんまし興味ないからな」

. . . . . /. . . : :/: : :/: : : : : : : :ヽ: : : 、: . . 寸三ニ7
: : : : /. . : /:/: : /:!: : : : : : :.|: : :゙、: : :!: : . . 寸三}
: : : /. . ://! !: :,':.:.|: :.:|: : : : :!: : : :ヽ: :l:| . . . ゙ニ7
: : / . .:Ll-┼┼-l、: :|: : : :.!|ヽ,r|''T:ーt、: : : :├'ヾ、
: :,'. : :.´!.! |:∧ | l.| ! ,'|:.l: : :|| |: !:||: |: : :.l: : !  ヽ、

: :l{: : : :|!| i'  ヾ |! |/,'/|: :/|! |/|' |:./!|:.,イ: :.i!   i!
: :l|ヽ: : | ┳━┳━/' /:/./'┳━┳' イ:/,': : ,'|    ノ
: :.i!: :lヽl ┃//┃  /'´  ┃//┃ イ'l/: :,イリ
: : : : |  ‘ ━ ’        ‘ ━ ’ '://: |
: : : : |                 ,':´:!: : . .!   (本当に男の人なんでしょうか)
: : : : L  """       '   """ |: : |: : . .l
: : : : ト.ヽ               イ: : l: : . ∧
: : : : |ヽ|ヽ      ⊿     .ィ´: !: : i: : . . .゙、
: : : : ト、l}  `   _    _ ....:チ: : :.,':λ: :!: : . . . ト、
: : : : ゙、/      7"/': : :.,': : :./:/ |: : !: : : . .ト、゙、

: : . : : lヽ      ,'-.、_: : /: : :./!,' .!: :.|:. : : . .l ヾ.
: : . . : :゙、:\   ∧:::::::::::-.:_//'   !: :.|: : : : . ! l:l
ヽ: . . . . ヽ、:`ヽ  ヽヽ::::::::::::|!`!    |: : !: : : : . | リ

京太郎「俺、これ片付けるから新しい品を作ってもらってくれ」

和「はい、すいません」

京太郎「いいんだ、それに……おまえのスカート短いし、掃除なんてさせられない」

男性客「チッ」

和「そ、そうですね……」スカート抑え

京太郎「さーて、お掃除お掃除」

京太郎「……なんか、エロ本見つけて部長にロッカーに詰め込まれたのを思い出すな」

京太郎(ロッカーのロッカー論を……)

京太郎「おっと、いけねいけね、なに考えてんだ」

安価↓ 1 (今日ラスト)

1:部室での情報整理

2:そのままアルバイト風景垂れ流し

3:部室で女子会

3

【部室】

久「正直驚いたわぁ、宮永さん免許取ってまだ一ヶ月もたってないのにアレだけ運転できるなんて」

咲「ええ、お父さんもお母さんも走り屋でしたから」

久「それにお姉ちゃんも?」

咲「ああ、調べたんですか」

久「まあ、宮永って名前聞いた時、ちょっち感づいてたけど」

優希「宮永って、あの宮永照?」

久「ええ、インターハイ個人、団体どっちも優勝してるダウンヒラー」

久「ちょっとダーティな面が目立つけど腕は全国一」

久「名前が轟いたのは、私が中1の頃だし、六年くらい離れ離れになってたってこと?」

咲「はい、まあ、京ちゃんが居たから寂しくはありませんでしたけど」

久「宮永さんって須賀くんのこと大好きよね」

咲「はい、好きですよ(存在を消したいくらい)」

久「ラブ・ロマンスとか無かったの? 結構な付き合いみたいだし」

咲「一緒のクラスになったことは無いんですけど、中学が一緒で、ちょっと助けてもらったのがきっかけで遊ぶように」

久「ほうほう、転びそうになったのを支えてもらったとか?」

咲「いえ、援交を無理強いさせられそうになった時に助けてもらいました」

優希「じぇ?」

久「……それは強烈なファースト・コンタクトね」

優希「ふふん! わたしだって京太郎とラブ・ロマンスあるんだじぇ」

久「へー、どんな感じの?」

優希「あれは公園に出没するタコス屋に行ったときだじぇ!」

咲「基本的に京ちゃんはわたしと一緒に居るんだけどなー」

                      __
                 _, '"´      `丶、
                /            \
                  / ,' /  / /  ヽ   `ヽヽ
               l l j __ // ,イ   、ハヽ   }! ハ
               l l 「 j_从7ヽハ  !七大 ` } リ }/
                | l Vf゙仡圷/ jl ノィアト、ヘ// /
                  j l  l  V_:ソ  ´  V:リ /jイノ  「ここが噂のタコス屋さんね」
               ,' ハ ヘ.       '  ` ,'  l !
                / / l  ヽ   ー ‐  .厶 |ハ
                //' ∧  弋ト 、 __ , r<7  l ヽ
          / / / ∧   Vー、 Kヽ{   ヽ  ヽ
         /  /./  /¨}   ',__∧_j_l::::ハ   \ }/

         ,′  l {  /:::/   /::::ヾ ☆Y:::ハ    X
         {   V r'::::::/   /::::::::::\__j:::::入xぅ/  \
         ヽ  l  { :::/   /::::::::::::::::::V://∠     ',
          }  ! j/  /:!::::::::::::::::::∧V _二}:ヽ   /

          /  /  {   〈:::::::l:::::::::::::::/:| j/ -ーソ:::ノ   /
         / /  |ヽ  \:::l:::::::::::/∠/j  rテ':〃  ( ヽ   ,
.      / /  、__jノ   ∧{::::::/ ,/ {  _/:::ハ   `ー彡
      /  〃  、__ >   /::;>'´   /! ∨ヘ::::ヾ::\   < _
      ヽ {{    =ァ 彡<::/     { >く{ ヽ:::::ヽ:::::ユ=―'´

                {      }
                    ヽ_ _{
                  /     〉
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                ((    |       ∨.: : : : : : : :.i /}从,: : : : : : : : :.\         ___
              .\   {      ゚。.: : : : :. :. :.{/__`リ、 从 :i: : :}: : : : :.:`ー=====彡   ̄ ̄}}
                  =≧‐|:         }.: : : : : : :.ヽ n ヽ:::::::: 从.: : : : : : : :.:{ ̄ ̄ ̄        .リ
             /: : : : :.:|:        }.: : : : :. :. :.{ ”¨ :::::::::::::___ヽ}: : : :.} :人
             〃 : : : : : : |:       }: : (: : : : :.:{   :::::::! ___,, `从: :./: : ) ヽ
          { : : : : : : : : {:        ∧: : \: : : :ヽ    ' ヽn ヽ〃ヽ{: : :(    「わたしがどの程度か見極めてあげるわ!」
           .}: : : : :.┌‐┤     ,/  ! '⌒ ヽ: : : :\._   ⌒/: : : : : : :.:\
             l: : : : :./'//,}         },'////,'}ヽ.:. :.:.\   イ : : : : __: :`ー――――― 、
            ノ: : : :./////!:        },'////,'} \ }ヽ: :.≦ {.: : : : : : : : : :. :.\: : :.,.; ; ; ; ; ; : :.:}
          ./.: : : :.//////{:        },'////,'}   ): :}: : : :ヽ`ー.: : : :. :. :.): : : :)/     }: :{
   -   一': : : : : : {,'/////,',         }/////,{ ⌒ヽ | :}i: : :.}: : : :―一': : : : /―┐    .ヽ `ー
/: : : : : : : : : : : : : :人//////         人////人   }{/ {: :ヽ} (: : : : : :=-一': : : : : :}      \:::
,: : : : : : : : : : : : : : : : : :.ヽ'////,゚。    / /\////\__ノ//,{: : :.\: : : :(: : : : : : :.{: : /
  ⌒ー―z: : : : : : : : : : : )'////,}.     /  `ー一'  ヽ/,人: : : : `ー―: :.、 : : 人 {
       ヽ.: : : :. :. :.,/'/////,}    /            `ー―─┬z: :}.    ヽ
        }: : : : :./,'//////,',|     /          }   |//ヽ: :.|  .リ
 , -──――一'///////////,'l   {              }'///,'从

./'///////////////////////,'}    i           ,′   ,'////,',}
  /⌒ヽ,'////////////////,'',                 { ヽ//,├─────ミ
       }///////////////// ゚。                   }\ \/////////////,\
      (////////// / ⌒ヽ///,ヽ            :}    ,'\ `ー.\///////////// ヽ
      \,'/////,',〃     }ヽ///,}           ,    /  \__   `ー┐//┌‐┐'//,}
        \__ノ      {//\/         {    /      .}     └―┘ .{'//,│
                    人___\           ヽ   {ヽ      ヽ           `ーz |
                       {___         }   } {      \              }}
           r-===、 _/ .′    .ニ=-      ,ノ  〉 \/      }            ノ
           /⌒ヽ   }/  ./     /    /  ニ=- ―<   {    ,人
          { \   \ 〃  /     /    /   }  ヽ  .}  `ー=、   }
         .{ヽ \   /   /     /    /    .|   } /      {三彡
        {  \ /⌒ヽr====、         l   |    { /‐┐/!  /   }
         ヽ\  {ヽ ./  } \  \  /   l   |   ./┐/  {  {    |
         \}ノ__.}/   .|   \  \        /  /   .ノ  } {  |

タコス屋「ごめんね、今日は売り切れだ」

優希「じぇ!?」

優希「……そんな、わたしがタコスを食べられないなんて!」

優希「そんなの、そんなの……」

                      ___
                    ´     `⌒丶、
                /             \
                               ヽ

              /

                 ∠ /       {     ハ     i
                | :|    _/|   八|   |  |   | |
                |八  │∧\     /|厶斗|   | |
                /\爪⌒心八 //心⌒}}   | |
                / . : | ゝ ヒリ ∨ ヒリ 'リ   | 人   「ありえないじぇ……」
                . : :│人:::::       ::::::人  八 : \
              /  : : : : :∧ 个    ‐-‐  个  ∧: : : : . \
          ( : : : : :/:::::|  ∨ く.l>‐ |>∨  /::::\: : : : : :)
            \: : :{_:::\|  |\. >< /  厶:/:_}: : : :
             ): :! ::::: ノ   厂 ∨マ^マ∨  (/::::::::j: : : (
            /: : :|:::/  /\_人_∀_人   \ ::::::|: : : : \
            / . : : : |/    /::::::::\::::::}{_/\   \::| : : : : . \
.         / . : : : : /    /::::::::::::::::::::/|:::::::::::: \   \: : : : : : . \
      /   . : : : : 人.  (::::::::::::::::::::/|i|:::::::::::::::::: )   ) : : : : : : .
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    (   : : : : : : : }/::::::::)   ヽ::::/ i|i|i|::::::::/   /:::::{ : : : : : : : : : /
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       /-‐ / ..-‐ =ミ、!彡ミ、ヾヽ.
      〃 // /;〃// 〃ミ、!,=、ヾ.、ヽ:、゙:,
      / '/〃/,'/,ィ//,'〃ヾ゙〃ヘヾ.ヾ.、ヾ ',
     ,′ /,'〃,'/ /7〃,':/     ゙,i ゙!ミ、ヽ.、!
    , 〃,':;'/,'/,/ ,' ,' ,'::{      ! ! lミ、ヾ!l|

    {l!,'〃!l! ;,'〃 i!:l!{.l!:l!    ,,,,,,,,l!l! !ミ、ヾi;
    ゚!: iハl!l!:l!:≧={:l!、!!:l!,,,ィ≦彡'''''''|:l!:l!厶l!;,

     ヾ! ヾト. !¨モテミヾ!ヾ!/'ィキラン l:!リ|⌒Y
      ゙  {ヾ!` ̄ `"  | ヾ ̄ ̄  リ iノノ'ノ
        ヽ{        !        iニイ  「優希じゃねぇか、どうしたんだよ」
         ‘,     l        j |/
          ゚,   ヽ'‐ '      ,ハ |
          ヽ  -=-=‐    /'  |
            ト. `¨¨¨´   //  j゙ヽ
          〈く} \     / /  /;;|
              };;;\ミ三7´__/_/;;;;;;;;ハ,、
         /ト'、;;;;;;;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;/ヾヽー、
      ,.イ!〃 !;;;;;;;;ー;;;;;;;;;-―;;;;;;;;;;;;/;;/ヾ./!l!: : `:ー:、
  ,.イ: : : :l!iヘ,,〃、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ゙/l!:!: : : : : : :`ヽ.

優希「あ、京太郎」

京太郎「こんなところでうずくまって、スカートが土だらけだぞ」ポンポン

優希「ちょ、セクハラやめるじぇ!」

京太郎「もしかして、ここのタコス屋に来たのか?」

優希「そうだじぇ……だけど売り切れ……」

京太郎「……冷蔵庫に入れて朝飯にしようと思ってたんだが、さっき買ったやつだ」

優希「タコス!?」

京太郎「食いたかったんだろ、まだ温かいから食えよ」

       -――- 、

     , ‐'´         \
    /           、  ヽ
    |l l / ハ 、 ヽ 、 ヽ ', 優希 デス
    ljハ トkハ ト、,斗くj │ハ
      l∧}ヾソ V ヾソ }! ! ヽ \  カリカリ
     リ /ゝ'', ─、_''.イ| ト、 ヽ ヽ  モフモフ
      ノ )Y##_Y^y{ Vl  } }
.     〈  (,入 #(~ )》y|l  ヽヘ { {
   / /し'7 ̄9\_ノヽ  }:::::\丶、
  ≦__,イ::<_7 ̄フ二〉/  ゝ、:::::`、リ
     ヾ::(_て_二Ti::\ _≧::::〉

        ̄  `'  `'ノ\ヾ::::::::/
                レ'

優希「うっ……」

京太郎「そんなに急いで食うから……俺のでよければ水、飲めよ」

優希「ごくごく……ぷはー」

京太郎「ふっ、おまえって本当にガキっぽいな」ナデナデ

優希「ふえっ?」

京太郎「これで馬鹿みたいにデカイ80スープラに乗ってんだからすげーよな」

優希「間接キスとナデナデのコンボ! これぞ青春だじぇ!!」

久「ちょっと美化されすぎだけど、中々に青春ね」

咲(レイプ目)

久「まあ、私には劣るわね!」

久「私もすごく青春体験したんだから!!」

疲れたから今日はここまで、

AAの多用はよろしくない行為かもしれないけど、彩りが足りないし許してくださいなんでもしますから!

というわけで、お疲れ様です。

乙ー

乙です
そう言えばのどっちさんのインターミドル決勝は1対1のバトルでしたが
咲-Saki-って作品を考えた場合やっぱり1対1対1対1のフェイタル4ウェイバトルにした方が良いと思いますが
如何でしょう?

其れから団体戦だと各カテゴリーに一人ずつ参戦って言う形で良いと思いますが
個人戦をやる場合一人で全カテゴリーを走らなきゃ成らないと思うんですが
如何でしょうか?
ま…この世界ののどっちさんはインターミドル個人戦王者に成れる位のオールラウンダーっぽいですから良いと思いますがね
って言うか個人戦はやるんですか?

それいいですね、ダウンヒル、ヒルクライムは安全上の考慮で4ウェイバトルは無理ですが、

レースはそれで進行できますね。

ジムカーナとラリーはタイムアタックとして、

ちょっとトーナメント表とにらめっこして、どういう試合運びをするか入念に吟味させてもらいます。

個人戦に関しては、一つの高校、一つの種目に最大二名出場できます。

京太郎は言わずもがなダウンヒル、

京太郎を倒そうとしてる咲もダウンヒル、

和はインターミドル・ヒルクライム部門個人戦覇者ですのでヒルクライム、

優希は400馬力にチューンされているので直前のパワーダウンが出来ませんのでレースに、

久は現状はヒルクライムに出そうと思ってます、キャップが個人戦でヒルクライムを走るので、

まこは出場登録の際にセリカを選択しているので車の変更が出来ず、ダートタイヤを履いている状態ですからラリーに。

阿知賀は五人全員が個人戦にも出場します。

ちょっと阿知賀編見てみたけど、個人無いの味気なく感じて。

まあ、阿知賀は安価次第で切り替わるので、どのタイミングで切り替わるかは運ですね。

ちなみに、県大会のダウンヒル、ヒルクライムの会場は長野県にある超有名な峠にしようと思ってます。

なんか、途中で区切られるの嫌なんで投下しときます。

【再開】

久「あれは普通に買い出しに行ったときよ……」

【回想】

京太郎「なんというか、高級車って感じしますね」

久「まあ、中身はそうだけど、走りは本物のスポーツカーよ」

京太郎「族車ですけどね」

久「族車言うな!」



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.           ,:.:.:.:.:|:/´|:.:.:.:.:.Vr斥テ心'     j丿j:ノ.:.:.:./:.:.:.:!
         i:.:.:.:.:|{  !i:.:.:.:.:.|  V.゚ソ      芹テ7} :.:./ .:.:.:, 「嫌いなのよ、族車って言われ方」
         |:.:.:.:.:|:ヽ八:.:.:.:.:|            V:ソ/:.:./:.:/:./
         |:.:.:.:.:|:.:.:.:.|:ヘ:.:.:.{          !  ムイ/jノ
         j:.:.:.:.:|:.:.:.:.|∨\{           ∧ノ
          / ::.:/ |:.:.:.:.|/   \    ´`  /!
        ':.:.:./.:∧:.:..:|'     ` 、 __ . イ:.:{!
       /,.:斗-‐=ヽ:j`\     { 、:.:|:.:.:|i:.:|:.|
.       /\\::::::::::::::::::::::::\    `ヽ.|:.:.八ノ:.{
      /   \\:::::::::::::::::::::::::ヽz-‐=}ノ:::::::::`ヽ
     ,    //\\::::::::::::::::::::::::\  |::::::::::::/ /`\

      i    //   \\:::::::::::::::::::::::\ |:::::::::/ /  〃}


久「それにしても、普通の運転でも綺麗に乗るのね」

京太郎「ちょっち重たく感じますけど、パワーがありますから」

久「ブレーキも全然振動こないし、宮永さんが運転手にするのも頷けるわね」

京太郎「……でも、もうそろそろあいつも車乗るでしょうね。免許は取ったみたいですし」

久「宮永さんって何に乗るのかしら」

京太郎「さあ、でも、マツダでしょうね」

久「宮永さんってマツダの車が好きなの?」

京太郎「英才教育です」

久(あ、察し)


京太郎「まあ、あいつがMR-Sから降りるのも寂しいですけど」

京太郎「MR-Sに乗り続けるのも違うと思うので」

久「付き合いが長いから言えることね」

京太郎「でも、咲が変わり始めたのは身をもって理解できます」

京太郎「部長も染谷先輩も気にかけてくれてますし」

京太郎「和は口下手だからアクション起こしませんが、優希を通じて話すこともあります」

久「もしかして、宮永さんを恋人にしたいと思ってる?」

京太郎「……熱でもあるんですか? あいつは腐れ縁ですよ」

久「ひゃ!? 冷た!」

京太郎「熱は無いようですね」

       /-‐ / ..-‐ =ミ、!彡ミ、ヾヽ.
      〃 // /;〃// 〃ミ、!,=、ヾ.、ヽ:、゙:,
      / '/〃/,'/,ィ//,'〃ヾ゙〃ヘヾ.ヾ.、ヾ ',
     ,′ /,'〃,'/ /7〃,':/     ゙,i ゙!ミ、ヽ.、!
    , 〃,':;'/,'/,/ ,' ,' ,'::{      ! ! lミ、ヾ!l|

    {l!,'〃!l! ;,'〃 i!:l!{.l!:l!    ,,,,,,,,l!l! !ミ、ヾi;
    ゚!: iハl!l!:l!:≧={:l!、!!:l!,,,ィ≦彡'''''''|:l!:l!厶l!;,

     ヾ! ヾト. !¨モテミヾ!ヾ!/'ィキラン l:!リ|⌒Y
      ゙  {ヾ!` ̄ `"  | ヾ ̄ ̄  リ iノノ'ノ  「よかったよかった」
        ヽ{        !        iニイ
         ‘,     l        j |/
          ゚,   ヽ'‐ '      ,ハ |
          ヽ  -=-=‐    /'  |
            ト. `¨¨¨´   //  j゙ヽ
          〈く} \     / /  /;;|
              };;;\ミ三7´__/_/;;;;;;;;ハ,、
         /ト'、;;;;;;;; ̄ ̄;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;/ヾヽー、
      ,.イ!〃 !;;;;;;;;ー;;;;;;;;;-―;;;;;;;;;;;;/;;/ヾ./!l!: : `:ー:、
  ,.イ: : : :l!iヘ,,〃、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ヾ゙/l!:!: : : : : : :`ヽ.

久「女の子の額に冷たい手を当てるなんて……お嫁に……」

京太郎「はいはい、それはよかったですね」

久「ちょっとーもう少しノッてくれたっていいじゃない! 優希と遊んでる時は普通にノッてくるのに」

京太郎「あいつは演技が下手くそだからノッてるんですよ」

久「じゃあ、本気にしちゃいそうなの?」

京太郎「あ、あそこにラブホテルありますよ、よります?」

久「へ!?」顔真っ赤

京太郎「俺、ラブホテルってどんな感じか興味あるんで」

京太郎「ちょうど良く、女の子も乗せてますからね」

京太郎「それに高級セダン。最高の組み合わせだと思いませんか」

久(あ、ちょ、え? わたし、買い物ついでにお持ち帰りされちゃうの!?)

京太郎「ふふっ、年下にからかわれてどうするんですか」

京太郎「案外、部長も初心なんですね」

久「むっ」顔真っ赤


                                | あだだだだだ!
                                | 割れる!割れる!割れる!!
                              〃  ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        /ヽ_/',          ┌/ ̄ ̄ ニヽ,         ヽ

        / ^/ , >― -- 、     /::l     ,_ニヽゝ/〃〃 l l ', l l .l   ∩
       ,' / ,' /       ヽ    /::::}__/`', ', `゙〃l_l.l_ll_ll_l l v l l l .l r⊂二^;
       j ,' ,' ,'    ,'   ∧ ハ  /:::::::::::::/  'J リ'.__ !| ´リ lノヨ j l  人⊂二 )
      ,' ,'  l    l   /::::',  ', /:::::::::::::::\,,./`‐=、ゝ__三ヲ リ ) |  ⊂二 l
      ,' l   !  l l   ノ::::::;  リ|:::::::::::::::::::/     Y l ,l  /N リ " (   /
      ! l   ', ヽ!l|/ l:::ノ|ノリ \::::::::/      ∧二.<.ノV   /::|  {:ヽ
     ,'    l ',\N   >     ,>'´       /::|_/:::::\__\|__ノ:|

     ,'  l.  l  |ヾ、、_/   _,,./        /:::::::o:::::::::::::::::::::::::::::|:::::::::::::::l
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京太郎「いってて……まあでも、俺、部長みたいな女の人嫌いじゃないですよ」

久「へ?」

京太郎「小学生の頃に母ちゃんが蒸発して、女の人が若干怖いんですよ」

京太郎「でも、部長には、自然と心を許せるというか」

久「……私以外の子達にも心開いてるじゃない」

京太郎「咲は腐れ縁だし、和は女友達、優希は世話の焼ける妹、染谷先輩が気の合う友達」

京太郎「心の底から年上の女の人って思えるのは部長だけですよ」

久「うっ」ボフッ

久「……須賀くんは彼女とか欲しくない?」

京太郎「今はいらないですよ、心に余裕がありますし」

京太郎「心に余裕がなくなったら、宗教か女の子に走るでしょうけどね」

久「……そっか」

京太郎「そういえば、部長に連絡先教えてませんでしたね」携帯取り出し

京太郎「部では、最後の連絡先交換です」

久「……私を後回しにしたの?」

京太郎「俺、好きな物は最後に食べるタイプなんです」


.           /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.\: ヽヽ
.         /: : : : : : : : :/ : : : : : : : : : : : ヽ: : :.ヽ:.ヘ‘,
        /: : : :/ : : : : {ヽ : ヽ : : : ヽ: : : : :‘,: :‘,',‘,
        .':.:..: : :|: : : : : :!  \.斗‐‐- \: : : :}: : : i/|!: :.
      i: : : : : | : i: |:_.:|    ヽ{\{ \j \: :|: : : |/|:: ::.
      |i.:i: : : :| : |イ,jノ        ,x=≠ミ、`j: : : :j、| : ::. 「本気にしちゃうわよ」
      |l:.| : : : ヽj丿 __     '"´     /: : : ,': }: : ::.
      |l:.|: : : : : :ハ ,ィ'"¨゙`          /: :/ / /!:.: : ::.
.      八j: : : : : : ハ     j      厶彡/'´:.:|:: : : ::.
          \: \: :.ヽ       __ ,     , }: : : | : : : ::.
           \: \: \、   `        , ' |: : : ,i: : : : !{
           i:\j\_:ゝ>: .       /  j: : /:|: : : :八
           |: : : i: :|: : : | : 介ー  ´  ,/: :/: :!: : : : : :ヽ
           |: : : |: :|: : : |.:厶}     , ‐/: :/:`\ : : : : : : \
             j: :_斗-ヘ: : :|´::/二二二ニj,/:::::::::::::`¨ ̄::7ァ 、
          /r{´|::::::::::::\{::::{       /::::::::::::::::::::::::::::://   ヽ

優希「自分を美化し過ぎだじぇ」

咲(ケラケラケラケラ)レイプ目

久「須賀くんは年上好きなのよ! つまり、私にも十二分にチャンスがあるわ!!」

咲「はは、みんな何言ってるんですか」

咲「わたしは長い付き合いですからその程度のラブ・ロマンス日常茶飯事です!」ドヤッ

京太郎「なあ、どこに欲しいんだ?」

咲「ちょっと……京ちゃん……」

京太郎「言い出しっぺはお前だろうが」

咲「だめだよ……そんな……」

京太郎「……おまえ、どれだけ耳掃除してないんだ」

久「美化するまえに終わったわね」

優希「なんというか、ドンマイだじぇ」

咲「……二人は使いやすい美化が出来るからいいよね」

咲「……わたしには、わたししか使いやすいのが無いの」

咲「……不公平だよ」

            _,.......---............_
         ,. : ´: : : : : : : : : : : : : :` : : . 、
         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
        . : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
      ': : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .
     /: : : / : : : : : : : : : : : |: : : :ヽ: : : : : : : : : : :'
    .': : : /: : : : : :/: : : :/: :.| : : : : |: : : : : : : :、: : :.'.

    |: : : |: : : : : /: : : ,イ: : ,:|: : : : :ハ: : :l: :|: : : :V: : '.
    |: : : |: : : : 、|__/_}__/Nノ: : N、|_}_,:|: : : : | : : :'.
    |: : :ハ: |: : : ハ: / /:イ  }: :/:/ }: ∧:/: : : : ト、}: :.|
    {: : {-从: : :{/ ̄ テ雫ミ/イ /イ }イ雫}: : /:/:| リ\}      「不公平すぎるよ!」

    八:{、:、__ \:lヽ  Vり         ヒり/:イ:/: :|
      `\}、: 、    /:/:/:/:/:/:/:/:/ ム:/:人: :{
     , --r--,\ ,-- 、_____  人: /  \〉
      /  |::| |::::::>  ____ソイ⌒∨
    {   ,::, {::::::::::::∧-,  r/:::::://|   }
    |   \、\::::::::::∨- /:::::://:/

    |     { 、、\:::::::∨/::::://:∧    |
    |     | \__>、_}'__>´/}   |
    |     |    `ー=-r-- ´ ,:   |

【次回予告】

 ちょっと遊びすぎたな、

 相手はプロだから、

 それでも勝つんだ、

 ダウンヒルってのは奥が深い、

 次回、

 藤田プロ襲来。

>>423
なるほど…では各カテゴリーのルールは
ジムカーナ&ラリー…四名によるタイムアタック
サーキット…フェイタル4ウェイバトル
ヒルクライム&ダウンヒル…二名ずつのタイマンバトル+タイムアタック
で良いんでしょうか?

後団体戦に関する提案なんですが…サーキットのグリッド順やヒルクライム&ダウンヒルの組み合わせは前走の結果で決めるって言う感じでお願いしたいのです
つまりサーキットやヒルクライムやダウンヒルは次鋒戦以降にラインナップさせるって訳です
如何でしょうか?

初日はタイムアタックを行い、ダウンヒル、ヒルクライム部門は後日1位3位、2位4位がバトルを行う、

そして、順位が高い者が先行後攻を選択肢する権利を得られる。

初日のタイムは決勝まで引き継がれ、以降の試合も初日の結果によって順番を決める。

レースはレース結果によってグリット順を決め、後日順位が高い順にアタックをする、

もちろん、初日のタイムは以降の試合にも引き継がれる。

ジムカーナ、ラリーは初日練習走行と二本のタイムアタック、出走順はタイムが速い者から、

以降の試合も初日のタイムで出走順が決まる。

今回のダウンヒル、ヒルクライムは碓氷峠で行う。

レースは長野県実在のサーキットがどちらかというとジムカーナのようなコースなので、

GT6のオリジナルサーキットを使用します。

ジムカーナとラリーも同じようにGT6から拝借。

大会期間が4日から5日になりますが、それでも価値ある大会ですし、大目に見てください。

あと、大会中は部員がバラバラになります。

京太郎と和、

咲と優希、

まこと久、

こんな感じに2と2で綺麗に別れるので、大会中はどの部門を見るか安価させてもらいます。

ただ、最終日の衣戦や華菜戦、はたまた桃戦はじっくりみたいでしょうから、

ちょっとその辺りは考えます。

こうしたらいいと思う指摘点があるなら恥ずかしがらずにどうぞ。

ここまで語ったら県大会の車両を全部見せちゃうましょうか。

【鶴賀女子】

もも:ロードスターNB(1.8リッター) ダウンヒル

睦月:GTR32 レース

佳織:カプチーノ ジムカーナ

智美:ランサー・エボリューションⅢ ラリー

ゆみ:S14 ヒルクライム

【龍門渕女子】

衣 :ロータス・エリーゼ ダウンヒル

透華:NSX ヒルクライム

純 :ランサーエボリューション8 ラリー

智紀:BR-Z ジムカーナ

一 :インプレッサクーペ レース

古い車両にしてました、透華はZ4Mです。

【龍門渕女子】

衣 :ロータス・エリーゼ ダウンヒル

透華:BMW Z4M ヒルクライム

純 :ランサーエボリューション8 ラリー

智紀:BR-Z ジムカーナ

一 :インプレッサクーペ レース

【風越女子】

華菜:スプリンタートレノ(111型) ダウンヒル

未春:RX7FD ヒルクライム

純代:S13 ジムカーナ

星夏:インプレッサ(鷹目) ラリー
 
美穂子:Z33 レース

【プロ・大人勢】

藤田プロ:スターレットグランツァv

文太郎:MR2(SW20)

界:RX7・FC

恵:インテグラタイプR(初代)

片岡父:70スープラ

京太郎「ふぅ、お客さん少なくなったなぁ」

和「もう閉店間際ですからね」

京太郎「ちょっと気になったんだが、頭文字D ARCADE STAGE Zeroやりたくないか?」

京太郎「日産の車だと初回無料ってのも面白いし」

和「へぇ、何を選ぶんですか?」

京太郎「カード持ってる」

和「奇遇ですね、わたしもカード持ってるんですよ」

まこ「うちの稼ぎ頭じゃけぇ、壊さんようにな」二百円渡し

京太郎&和「わかりました」

京太郎「ステージはいろは坂にするかな」

和「以外ですね、赤城峠にすると思ってました」

京太郎「いろは坂が一番好きなんだよな、グネグネしてて楽しいし」

和「そうですね、わたしもいろは坂ばかり走ってます」

靖子「カツ丼を頼む」

まこ「今日は早う来たな」

靖子「練習走行を少し早く切り上げたからな」

まこ「じゃからプロを転々とするんじゃぞ」

靖子「わたしは引き抜きされてるだけだ」

靖子「で、今日の相手は誰なんだ?」

まこ「あそこでゲームしとる」

靖子「ほう、原村和がダウンヒルに転向したのか」

まこ「ちゃう、ダウンヒルはあっちの男子の方じゃ」

靖子「……? ……!?」

まこ「流石プロ、見るだけでわかるんか」

靖子「こりゃ、下手をすると衣より酷いかもしれんな」

京太郎「ゲームでもダウンヒルは負けねぇんだよ」

和「なんでゲームでも速いんですか!?」

京太郎「ふふ、ゲーセンに行く時は一日千円はこいつに飲ませるからな」

和「わたしだって! 一日800円は使います!!」

京太郎「なら腕の差だな」ケラケラ

和「むぅ……」ぷくり


            ,. . . ---. . . .,

        _,,,,.  '.: : : : : : : : : : : : :`゙'. ,   _
       i/              ._,./::iヽ,
     i'"~::/ . .; .i: : ; : : : : : : : : : : : ィ´::::`v":::ィ
     i: :./: :.i : l: :l: : il: : : : i: : :.li: : ; i: ヽ::::;;:::i::i:::::|
    冫/:./i: : li: i: : i:.|: : : |: : :|: |: :|i: i: :冫:::::/iヽ,l
    !,::i: :i:.|: : |:| |: :.i|:.|: : :|i: :.|: :.|: |:|: |; iゝイ:::i;::::\
    ./|:.|i:.|: : |:i`'トム.;:.|: : ! l: | ,;:lィ ''l|´l ||: リ::;,!l__/
    く;;;|:|'|:.l: :.||'ャii;;;;;;;iィソ !'ィ'ヤi;;;;;;i;'ヤl|_,.! '´:|: :l: |
     l! l!,\l !:ヽ辷ソ    ヽ==ソ .! |: : :.|: :|: |

      /|: |: :|i ::::::::  、   :::::::::: .;ィ'| : : :|i: :i: |  「むぅ」
       / |: |: :|:ゝ     _      /" | : :.|:|: :|:.| 
.     / /| |: :|: ||`ヽ 、.´ `   , イヾ  |  : :|i |: :|:|
    / ./:|:l: : |: || |  _,`,iー "´ ィ冫、.|i  : |:| |: :.i';
    ;´ /:.i|i : :l_,..-‐'''´:/:イ   /:::::::::::|:| . i|.,| |: : ハ
   ; /: :i:|: : :|:::::::::::::::iニ-ー,/::::::::::::::::|:| . :.l|;´ヽ,: : ハ

    i /: :.l/|: : |::\::::::::|   /:::::::::::_,.‐'_;i ; : : l; /`il: :i: :',
   ,': : :/.l: : |i.\;;:`ヽl /;;;.:-::':;´‐''~/;': : //   :|i: :l: : i
.   iil: :.i .l: : i .'._ .゙''.‐.,y,._≠'' ´,,..‐//: : / i    |:l: :i :i: l
    l!i :i; lil! l  `゙''ー;-'‐;:-‐ ''´  //: : .;'`;.|.    |::|i:|: .i |
   ', / l:!l:l l     トーィ;"    ;'/i:.i .i   i|     |::||:l: | l!
    ;' li l:l i    / .i ,!    ;' l:li :l  ';  i   |::|: i:| !

京太郎「で、今日の相手はプロの方だったんですね。気配でわかりますよ」

京太郎「MR-S乗りの須賀京太郎です」

和「へ……うっ!?」硬直

靖子「あむあむ……ごっくん……」

靖子「あれは普通のMR-Sじゃないだろ、気配を見る限り……2ZZを載せてるな」

靖子「馬力は……200馬力……」

京太郎「音も聞かないで理解できるなんて、流石ですね」

靖子「君、名前は?」

京太郎「須賀、須賀京太郎です」さっきも自己紹介したよな?

靖子「……おい、こいつ須賀元プロの息子だろ?」

まこ「須賀元プロ?」

靖子「ああ、世代が違うからな」

靖子「私達の世代で一番速かったレーサーだ」

靖子「これは、久々に全力出さないと負けるだろうな……」

靖子(実を言うと、一年間だけ世代が噛み合って一回だけ一緒に走ったが、あの人の走りは異次元だった)

靖子(息子がその遺伝子を受け継いでいたら……末恐ろしい限りだ……)

京太郎「和、助手席に乗ってくれ」

和「え?」

京太郎「部長はおまえにも見ろって言ったんだから、俺の隣に座った方が良いだろ」

和「それもそうですね、プロの走りには興味あります」

和「それに、あのスターレット……禍々しい何かを……」

京太郎「スターレットグランツァV カッ飛びターボって呼ばれてる車だ」

京太郎「車重も軽くターボもガンガン効いてくる」

京太郎「最強の峠マシンの一角だろうな」

京太郎「でも、カミソリみたいな車だ。ミスをしたらドボン」

和「……でも、乗るのはプロです」

京太郎「だから舌だけは噛むなよ」

京太郎「ダウンヒル不敗伝説破られたくないから」

靖子「……こいつとは十年近い付き合いになるが」

靖子「……今日程、こいつが怯えてることはない」

靖子「……学生に負けるのが怖いのか?」

靖子「……いや、峠で戦った須賀文太郎の気配がするからか」

靖子「……まあ、私にだって意地とプライドがある」

靖子「……息子だが、リベンジしてみるか!」

【SS峠スタート地点】

靖子「ダウンヒル一本勝負」

靖子「私が後攻になろう」

京太郎「何を言ってるんですか、俺は違いますが和はプロの走りを見に来たんです」

京太郎「俺が後攻です」

靖子(追っかけ回されるより、追っかけ回すのを選ぶか)

靖子(確かに、後追いの方が精神的な負荷が少ないからな)

靖子「良いだろう、だが、後悔するぞ」

京太郎「プロ相手なんですから背中を追っかけますよ」

靖子「……君は、お父さんに勝ったことあるか?」

京太郎「……100戦4勝くらいですかね」

靖子(やばいな……これは……)

靖子(意地でどうにかするしかないか)

和「先行より後追いの方が精神的な負荷が少ない」

和「走りの常識ですが……」

京太郎「ダウンヒルは俺の領域だ。それに、あのプロの走りは見たことある」

和「本当ですか?」

京太郎「ああ、小さい頃に親父が馬鹿みたいに差をつけて勝ってたわ」

京太郎「わざと抜かせてその後に追い上げるっていうスタイルなんだが」

京太郎「常識離れした領域じゃない」

靖子「じゃあ、苦手な先行行きますかね!」

京太郎「舌を噛むなよ」

和「ぐっ!?」

靖子「スタートから車間十センチも空けないか、180馬力まで引き上げているとは言っても」

靖子「ちょっと厳しいかもな……」

【部室】

咲「へぇ、プロを相手に戦っているんですか」

久「ダウンヒルで負けを味わってほしいから靖子に電話入れたんだけど」

久「なんだか普通に勝ってきそうで怖いのよね」

優希「でも、相手はダウンヒルを走ってるプロレーサーなんだじぇ、ダーリンでも勝てるかどうか」

咲「京ちゃんの走りって前に速い車が走ってるとガツンと成長するんですよ」

咲(……わたしは前すら走らせてもらえませんでしたけど)

靖子「やばいやばい、これはヤバイ」

靖子「こいつキツくても、緩くても平然とアウトから被せてくる」

靖子「下手すると父親より質悪いぞ!!」

京太郎(引っ掻き回して対応を見てるが、流石はプロ、恐怖心でブレーキ踏まないな)

京太郎(ターボが入ってるとは言え、MR-Sの方が高速領域での伸びがあるから抜かすのは簡単だが)

京太郎(この人プロなんだから少しは顔を立てないとな)

和(すごい……前を走ってる藤田プロも凄いですが、須賀くんの走りも神風走行と言えるものです)

和(まだまだ序盤のコーナーなのにここまで攻め立てて、相手を揺さぶる技術)

和(この人は本当に同い年なんでしょうか……)


靖子「……中盤、抜かせてみるか」

京太郎「……ブレーキ踏んだか」

和(抜かし行く!?)

京太郎(遊びはここまでか)

靖子「ふっ」ニヤリ


/::::::/|::::::::/ー--、      ゙、:::::|  レレレ /
:::::;:, -、:::|     ` 丶、     V       /
:::;/ λ゙、:| ┌─--- 、 `丶、 |      /
::;:| | | ゞ  ヽ   φ \   ノノ , ,/ _/
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  |::| 〇__            ,   /
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    / |';::::::',    \w二、‐-- _ /
     ̄ ';:::入    \  ̄    /
      レ  \     ̄~ー-- /

靖子「わたしが捲りの女王と呼ばれている理由を見せてやる!」

京太郎「……立ち上がりが変わった」

和「へ?」

京太郎「はは、先行より後追いが好きなんだな」

京太郎「和、バックミラーを見ておけ、プロの走りは変な部分が突出してるから」

京太郎「……最近、本気で走らされるの多いよな」

和(ヒルクライムで見せたドリフトとグリップの切り替え!?)

靖子「小鍛治プロをいっつも置いていく時の走り!?」

靖子「……はは、これは光栄だ」

靖子「……父親の全盛期とどれだけの差があるか見せてもらうぞ!」

京太郎(抜かせたことを後悔するか、抜いたことを後悔するか)

京太郎(最後の最後にわかることか)


和(藤田プロの走りにキレが増しました……)

和(須賀くんのドリフトとグリップの切り替え……スイッチにも対応しはじめましたし……)

和(これがプロ……)

京太郎「こりゃ、早めに抜かせとくか」

和「え、抜かせる!?」

京太郎「流石はプロだ、俺の走りに対応してきた。正直、これ以上、この走りを見せつけるのはキツイ」

京太郎「一回抜かせて、最後のヘアピンでどうにするわ」

和(……普通の感覚では、そういうことは出来ません)

和(抜き返せるなんて不確定要素を確信できるなんて……)

靖子「……アウト目一杯につけて、どうぞ抜いてくださいだと」

靖子「これは将来は父親を超えていくかもしれないな」

靖子「最後のヘアピンでわたしを抜き返して終わらせるつもりだろうが」

靖子「逆に、わたしがそれをすればいい」

京太郎(おっと、これは予想外)

京太郎(アウトを走った俺の後ろに付けたか)

京太郎(駆け引き上手。俺の思惑はお見通しというわけか)

京太郎(……まだ遊んでたのかもな、俺は)

京太郎「事故って死んだら、閻魔様に頼んでおまえだけでも天国に行かせてやるから」

和「へ?」

京太郎「怖かったら目を瞑れ」

京太郎「荒くなる」

靖子「なんだあのツッコミは!?」

靖子「限界ギリギリのラインを平然と超えてる……」

靖子「そうか、タイヤの温まり具合を感覚的に理解しているのか……」

靖子(タイヤは程よく熱を持った時が一番グリップ力を持つ)

靖子(だが、熱の具合なんて曲がる時にしかわからないものだ……)

靖子(彼はわかるということか……)

【部室】

咲「京ちゃんの凄いところはタイヤマネジメントの上手さなんです」

咲「わたしも京ちゃんとバトルしたことがありますけど、馬鹿みたいに滑らせてるのに」

咲「全然タイヤにガタが来ないんです」

久「限界ギリギリで何度も突っ込んで、タイヤに程よく熱をもたせるなんてプロでもそうできないことよ」

咲「京ちゃんはそれを天性の才能で把握しちゃってるんですから怖いですよね」

優希「それってわたしにも出来るか? スープラは重いしタイヤに負担かけやすいんだじょ」

咲「わからないけど、隣に乗せてもらえば少しはわかるかもしれないよ」

靖子「はは、これは父親を平然と超えていく逸材だ」

靖子「プロの世界に入って、小鍛治プロと対戦したらあの人、気が弱いから泣くだろうな」

靖子「また須賀に負けたって知り合いのプロに慰めてもらうだろうな……」

靖子「私の負けだ、これは全国大会は大荒れだろう」

靖子「無名校の清澄が化物を引き連れて全国大会に殴り込み」

靖子「個人もダウンヒル、ヒルクライムは文句なしの一位通過」

靖子「高校生レーサー黄金期の今、その上を行く存在がこの場所で走ってる」

靖子「彼らが卒業したら怖いなぁ……」

【ゴール地点】

靖子「君の勝ちだ。一回だけ戦えたお父さんの走りだったよ」

京太郎「どうしてアウトに付けた時、抜かなかったんですか」

京太郎「あの時抜いていれば、最後のヘアピン以外、抜き返す場所はありませんでしたよ」

靖子「……プロらしく、横綱相撲をしてみたかっただけさ」

靖子「だが、この長野には魔物と呼べる存在がいる」

靖子「君はそれを抜けるか?」

京太郎「さあ、でも、最近は誰よりも速く走りたいって気分になってきたんで」

京太郎「魔物だろうが、化物だろうが、前を走りますよ」

靖子「龍門渕高校の天江衣という選手を調べてみると良い」

靖子「君と同じMRを操るダウンヒラーだ」

靖子「そして、彼女に負けを教えてくれ」

京太郎「考えておきます」

靖子「じゃあ、彼女さんも元気で」

和「え? 彼女!?」

靖子「違うのか? これだけのダウンヒラーとヒルクライム部門インターミドル覇者」

靖子「最高のカップルじゃないか」

和「ボフッ!」顔真っ赤

靖子「ふふっ、少年。青春しろよ」

京太郎「?」

      / : :/: : |: ::|゙: : |:.:.:| |: VM、_|:.: | }: ト、_,.::|: : :ヾ: ',
     ./  /  .! :i! : :N:.:| い: : : !/≧二]/"|´:.:|:. : |: !. !
    /   | |  |: ::|',/ ヽ| \: : |ィ/,ゞ..、\,!: :/: : :i! | :|
    ,' /: : |::{: .: :!:/| 〉|-.     \!" {_::rj::::', :リ/}:.:. ノ|/゙.:| 「恥ずかしいです……」
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    ! |: : |∨: : :ヽ{i ヾ,::::::ツ ::::::::::::::::: :::::::::  |: : : : : : |
     ヽ:.| \: : : \, `" ::::::::::::::::::::::_,,._ ::::::::: |: : : : : : {

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         !: : : :.ハ.       { ./      〉 ./!: : : : \
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       /: /: : : : /: : : _,.ィ={ :|/. !.    /    /| \: : : ::\   }
      /:/ : : ::/_,,.-/ / :| :|: :.   /    / :| | .\: : :  \/
     /:/} : : :/   / / .:| :|_.    /   /  .! !  .\: : :  ヽ,
.  /:/_,/゙:   ::/   / /  :| :|. ` ./  ./   .| | /  \: : : :`、

靖子「この世代が一気にプロの世界に入れば」

靖子「今までのプロが下位争いを強いられるだろう」

靖子「それでも、私は将来を見てみたくなった」

靖子「日本のモータースポーツは明るい限りだ」


      ゜Z
      。Z
       。Z
       。Z
        。z
         。z
                _,、-=<:ヽ
           , '´_  `ヽヽ::゙、

             〈.:..`´     ノ:::::i 「疲れた」
            ヽ `ヽ  __ヽ::::::!
           ノ!   ニー--'::::;::゙、
         ,..-‐iニニヽ/ノノレ'´!ノ ̄/`ヽ
      __/,イi'´,.._O'/   ト-、  /    i
    rr‐' /./.レ'// __〉 ヽ'     |
    /入/ー┴ ┴/-<´      |     !
  /イ| {   i   . /  />     |   /
.  | 7i.| |   ゙、  / .//--―--、 |   /
  Y V    / /'´ | /  / \!  /

安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)

1:阿知賀編再開

2:合宿開始

3:どうあがいてもロッカー(久)

4:小ネタ

調べてみたら、一日六十レスくらいしてるんですよ私、頑張ってるでしょ

レス付かないから適当に小ネタを選択しますわ。

安価↓ 1

1:新婚生活(清澄高校限定選択可)

2:この作品が完結したら書こうと思ってるガチ対局型京太郎SS

3:藤原拓海VS須賀京太郎


安価↓ 1  (製作時間1時間~2時間)

1:新婚生活(清澄高校限定選択可)

2:この作品が完結したら書こうと思ってるガチ対局型京太郎SS

3:藤原拓海VS須賀京太郎

3

OK、風呂入ったりしたんで21:00までには書き上げます。

期待

京太郎「あら、なんで俺、MR-Sに?」

京太郎「布団で寝てたんだけど……」

???「グオォォンンン!」

京太郎「っ!?」

京太郎「後ろから速い車が」

京太郎「……どこの峠かわからないけど、下りだってことは確かだ」

京太郎「ダウンヒル不敗伝説を破るわけには」

京太郎「いけねぇな」

京太郎(タイトなコーナーが多い、道幅もそこまで広くない)

京太郎(ここって……秋名? 後ろから走ってくるのはもしかして……トレノ?)

AE86「グオォォンンン!!」

京太郎「頭文字Dで夢の中でも秋名を走ってるって言ってたが」

京太郎「俺の場合は夢の中で秋名を走らせてもらってるって感じか!」

京太郎「藤原拓海、漫画の世界で一番のダウンヒラー」

京太郎「相手にとって不足なし!」

京太郎「ざらつきのある荒れたアスファルト」

京太郎「心臓を殺すキツイコーナー」

京太郎「すべてが完璧な峠だぜ」

京太郎「そして、この場所で抜かしに来る!」

86「ガタンッ」ギギギギッ

京太郎「これが、溝走り!?」

京太郎「っ!?」

京太郎「……へへ、覚えたぞ、溝走り」

京太郎「次、また秋名の夢を見たら……俺もそれ、使うからな」

京太郎が溝走りを習得しました。

安価↓ 1

1:新婚生活(清澄高校限定選択可)

2:この作品が完結したら書こうと思ってるガチ対局型京太郎SS

1:のどっちで

OKでーす。少々お待ちを

【新婚生活・和】

京太郎「……もうそろそろ、潮時だな」

和「……どうしたんですか急に?」

京太郎「いや、もうそろそろプロの世界から足を洗う時期だと思ってな」

和「あなたはまだ24歳、引退なんて……」

京太郎「二人目が生まれるし、今みたいに転々とサーキットや峠を歩き回るのはな」

京太郎「長野の古巣に戻って製麺所も悪くない」

京太郎「それに、俺も子育てってのをしてみたい」

和「……速さに自信が」

京太郎「馬鹿を言うな、俺はどの競技に出てもエースだ」

京太郎「ただ、おまえの負担を軽くしたいだけさ」

京太郎「成績がいいからか、海外のレースにも連れて行かれるし」

京太郎「海外のチームからも誘いが多い」

京太郎「だけど、この家に帰ってみると心の底から思う」

京太郎「活躍しても寂しい思いをさせるのは変わらないんだって」

和「……心配しなくていいんです。私はあなたの活躍する姿を」

京太郎「和、俺は子供達に愛される父親になりたい」

京太郎「はたして、今の須賀京太郎がこの子達に愛される存在になれるか?」

京太郎「無理だろう。今の俺は子供達に恨まれる道を歩んでる」

和「馬鹿を言わないでください!」パシン

京太郎「……和?」

和「そうやって逃げる貴方は大嫌いです!」

和「私達は若いですが、結婚二年目です! 子供も二人います!!」

和「子供に恨まれてでも、華々しい成績を残して成長した時に素晴らしい存在だと思わせなさい!!」

京太郎「でも、今が一番のやめ時だぜ、国内の主要レースは全部取ったし」

京太郎「年俸もバカみたいにもらってるし」

京太郎「小鍛治プロを38回倒したんだ」アラフォー

京太郎「最高のやめ時だよ! ラストランさせてよ!!」

和「はっ、若い選手に100回負けてからラストランしなさい」

和「それかこの子達に10回負けなさい」

京太郎「ちょっと待ってくれよ、この子達が免許取る時まだ俺は40代だぜ」

京太郎「どんなスーパーカーに乗ろうと普通に勝つわ」

和「なら、わざと負けなさい。

京太郎「それは俺のプライドが許さないわ」

和「お父さんの真似をしてプロ無敗で逃げるなんて私が許しません!」

和「泥臭くしか勝てなくなってからやめるのが筋」

和「綺麗な引退なんて愚の骨頂です」

和「……それに、私はあなたから逃げ出すなんて絶対にしません」

和「病気もするつもりはありません」

和「あなたの死に方を見てこの世界から去るつもりです」

京太郎「……和」

和「それに、ずっと同じチームに所属すればいいでしょう。レベルは高いんですから」

和「須賀京太郎はモータースポーツ界の宝。落ちぶれるまで落ちぶれてから好きなようにしなさい」

和「それがわたしの命令です」

京太郎「命令ですか……」

和「それに、子育てをしたくなったら育休取りなさい」

和「貴方程の腕なら、手放したくありません」

和「この子達に愛されて、憎まれる存在になるのも悪くないのでは」

京太郎「そんなもんか?」

和「わたしはそう思います」

京太郎「……はぁ、男は女に弱いわ」

和「人類が生まれてからの性です」

京太郎「……また小鍛治プロを倒す日々になるな」

和「頑張りなさい、伝説を作るために」

安価↓ 1

1:阿知賀再開

2:清澄高校合宿開始

3:書いて欲しいシナリオ

いや、やっぱり完結した後の作品を少し見せておきたいかな。この安価無しで

 それが現実の麻雀なら受け入れる。

 それが正義なら認める。

 それが真実なら……。

京太郎「ツモ、天和」

 勝つために手段を選ばないのも悪くない。

 勝つために意味のある敗北も悪くない。

 勝つために仲間を駄目にするのも悪くない。

京太郎「チョンボ、親満払いだ」

京太郎「さあ、お前達も卓上の暴力を楽しもうぜ」

 それは過去を歩んだ玄人の物語。

 時には現実を受け入れるしかない時もある。

 時には現実を恨まないといけない時もある。

 時には現実を苦しまないといけない時もある。

京太郎「……和了ってなんだっけ」

京太郎「……何やってんだ俺」

京太郎「……まあ、それも悪くない」

 風が吹いている。

 風が香りを送りつける。

 風が苛立ちを加速させる。

京太郎「……麻雀って、なんだろうな」

京太郎「……何言ってんだ俺」

京太郎「……そうだな、それも俺だ」

 ガン牌、

 積み込み、

 すり替え、

京太郎「……勝つ方法を見つけた」

京太郎「……そうだな」

京太郎「……汚い勝利もわるくない」

 玄人はなんでもする、

 玄人は技を使う、

 玄人は自由だ。

こんなストーリーになります。

私の次回作にご期待下さい!

というわけで、休憩入れます。

もう500レス超えたかぁ、あと500で次に行くのか。

全国大会まで突っ走ります。

安価↓ 次の出没まで

1:阿知賀編

2:清澄高校編

1で!
勿論新生阿知賀女子自動車部結成秘話と!
小四時代の赤土晴絵と松実露子さん+ちみっ子時代の宥姉&玄ちゃーによるシノハユ的全小(全日本小学生レーシング大会)前の会話
の二本立てをお願い致します!

軽く300レス使いそう。

でも、いいね、そういう話しにしたら京豚厨現れ無さそうだし。

三日くらいかけるけどご容赦ください。

【阿知賀編】

穏乃「うおぉぉぉぉ!」

穏乃「なんで走ってるかわからないけど!!」

穏乃「走らなきゃやってられねぇえええええ!!!」

穏乃「ああああああ!! Zがあればああああ!!!」

穏乃「見に行ったのにいいいいいいい!!!」

穏乃「あ、憧に連絡いれよ」以外に冷静

憧「あれ、しず? めちゃくちゃ久し振り!」

穏乃「和が優勝したんだよ! それもヒルクライム!!」

穏乃「ああ、Zがあればその手の情報に敏感になってたんだろうけど」

憧「わたしも見に行こうと思ったんだけど、少し気が引けて、ね?」

穏乃「その気持ち少しわかるかなぁ……あれ、知ってたの?」

憧「一応、わたしも自動車部だし、競技は違うけどその手の情報は瞬時に入ってくるから」

穏乃「ちょ!? ずるー!」

憧「……まあ、Z廃車にしたからわかるけど」

穏乃「まあ、エンジンだけ買える車じゃないし、どうすることもできなかったから」

穏乃「お父さんも軽自動車買うとか言い出してるし、復帰は難しそうだねぇ」

憧「車があれば戻るつもりあるの?」

穏乃「そりゃあるさ! だってわたしが走ってたヒルクライムを和に取られたみたいで嫌じゃん!」

穏乃「……うーん、どこかで安いZ売ってないかなぁ」

憧「しずはZにしか興味ないのね」

穏乃「車は日産、そしてフェアレディZって言うでしょ、うひひ」

憧「叔父さんの遺伝子受け継ぎ過ぎよ」

穏乃「……でも、わたしももう一度、ああいう舞台に立ちたい」

憧「……そっか、一年生の時に走ったんだもね」

穏乃「車が無いと始まらないってのも辛いねぇ」

穏乃「え? お父さん……え、ええ? あえ?」

安価↓ 1

Z31:01~40

Z32:41~60

Z33:61~80

Z34:81~99

ゾロ:お好きなZをチョイスして

S30

ツインターボにはならなかったかぁ

L28改ツインターボではなく、V6ツインターボに決定です。

なんというか、一世代上がったね。

穏乃「ちょっ!? お父さんそのZどうしたの!」

穏乃パパ「よくうちの店にくるお婆さん居ただろ」

穏乃パパ「そのお婆さんの旦那さんが亡くなってね」

穏乃パパ「老後の楽しみで買ったこのZを売ろうとしてたんだけど、やっぱり主人との思い出の車だからって」

穏乃パパ「ここら辺の人に売りたいって言っててね」

穏乃「いくらだったの!?」

穏乃パパ「25万、手続きに少しかかって30万ってところさ」

穏乃パパ「免許取ったのに車買ってやれなかっただろ」

穏乃パパ「これは免許取得祝だ」

穏乃「本当!?」

穏乃「もしもし憧! 車買ってもらった!」

憧「え、じゃあZ?」

穏乃「うん! 31じゃなくなったけど、ちゃんと32のZ!」

憧「じゃあ、ツインターボね……」

憧「なんというか、あんたは本当、Zに愛されてるのね」

穏乃「今度はちゃんとメンテナンスして絶対に壊さない!!」

憧「……じゃあ、晩成に行くの? 県が違うし、強い学校に行かないと」

穏乃「玄さん居るから個人でも普通に全国行けるよ! 和が手続きしてるの見てたからよゆー」

憧「あれ、まだ玄走ってるの?」

穏乃「歳を重ねるごとにキレッキレになってるよー」

憧「バス代わりにしてたでしょ……」

穏乃「あは、バレちゃったか……」


            /{__/: : : /: : : : 八: : : : : : : : : :、: ヽ
         /_____:′‘; :イ : : : : { |: :|: : :|: : : : : ゚,:い
          /:/: : :|: : :/ヽ{: : :/|: | ∨l: : :|: : :-=ニ{:..:}: i
.        /:イ: : : {: :/   ゚:。: | j:ノ  v;. 斗 '": : : :|: :|: |
       リ{: :/:.:|ィγ⌒ヽリ    ´乂乂ト:. : : {:.゚,:ノ: |  「でも、本当に凄いんだよ!!」

         ∨イ:} 乂_,,ノ       γ⌒ヽ:。:..いン: :!
         { j/  , ,         乂_,,ノ /トミ: :八
            Y{      >―-  ィ  , ,   /: |イ: : : : \
     ___{圦      {       }     : : |ノ: : : : : : :\
    /{ニ{ニニニム:j|\    、    ノ     ノ:| :|: : : : : : :\: :\
    ー┴=ニニニニリニ7ニ=- _¨¨¨´_  ィニニ| :|ニニヽュ: : : :゚,ー=ミ
       `¨¨ マニ/ニニニニニ||ニニニニニ|ニニニイノニニニ}iノン: : :,

            ソ二二二ニ||ニニニニニ|≫ ''¨¨¨¨¨¨¨ヽ: :j!: : }

穏乃「じゃあ、わたし玄さんに話さないと!」

穏乃「よーし! 全国目指すぞー!!」

憧「……しず」

憧「……阿知賀で行けるのかな」

穏乃パパ「ガソリンは満タンだから行ってきなさい」

穏乃「送らなくていいの?」

穏乃パパ「はは、大丈夫。これはタクシーじゃない。本物のスポーツカーだ」

穏乃パパ「機嫌がよくなるまでぶん回せ」

穏乃「いぇっさー!!」

憧「……わたしも行こ」

憧「二人を敵に回したくないし」

憧「それに……しずが居ないと張り合いないし……」

憧「阿知賀一のダウンヒラーなんだから」

憧「弱小校でも余裕よ!!」

穏乃「うひょーツインターボってすげー」

穏乃「これなら駆け上がれる! 全国の舞台で!!」

穏乃「2速! 3速!!」

穏乃「また遊ぶんだ! 和と!!」

玄「うーん、このタイヤはよく滑って気持ちいいです」ギギギギッ

玄「あれ、あのZ32は……ここの学校にZ32に乗ってる人なんて……」

穏乃「おーい! 玄さーん!!」

玄「あれ、穏乃ちゃん?」

穏乃「車買ってもらったんです! これでまた大会に!!」

玄「きゅ、急だね」

穏乃「和が全国大会で優勝したんですよ! それもヒルクライムで!!」

玄「え、そうなの?」

穏乃「ちょっと嫉妬しちゃって、ヒルクライムって言ったらわたしじゃないですか!」

玄「そ、そうだね」

CR-X「ギギギギッ」

憧「玄困ってるじゃない、勢い付けすぎよ」

穏乃「あれ、憧? どうして阿知賀に」

憧「いや、阿知賀に行こうと思って」

穏乃&玄「ふぇ?」

憧「玄はいいとしても、しずはメカのこと詳しくないし」

憧「わたしが居ないと車壊しそうだから」

憧「し、仕方なくよ!」

玄「これがツンデレというものなのですか?」

穏乃「うーん、わからん!」

憧「ちょっと冷め過ぎじゃない!?」

穏乃「玄さん、ダウンヒルに出たくありませんか?」

憧「わたしの得意分野を奪わないでよ!!」

玄「ふふっ、なんか、懐かしくなってきちゃった」

穏乃「よしよし、じゃあわたし、峠に行ってくる!」

玄「じゃあ、一つ上のお姉さんとしてお付き合いをば」

憧「ちょ、二人が行くならわたしも!」

   _
.  { ヽ

.  八
    :. ’
     ヘ ::.
    r‐、ヘ. ヽ
  ,-マ ,廴__ \                        γ==‐
  入. \ーュ、 ̄`ヽ                  ム - : : `
  { \_ く.| ̄`  V                    ´: : : : : : : ` 、: \
.  `寸‐二八    ト、            /: : : :/: : : : : : : : : \: \
    \   ヽ   // 勹ュ          ′ : : /: : : : /: : : :,ィ: : : ヽ: :\
     ヽ__   // /./二\         /|: :\/:/: : :/ : : : / ハ: : : : :ヘ: : :` ー-_- __
       `寸ニ/ノ /二二ハ.     |λ:!: ,l:/: :\|: i: ;.イ / | : : : : : ヾー- 、: : : ` 、-- _‐-、
        守三ヲ二二二入      lハ:|:ハト、i: |_|ヽ: | |/ ||: :|:ト、:\  ` 、: : : ヽ  `ヾ、
         マ二二二二二ニヽュ_  V´.|:l ,ィ示心ト、ハ| -┼|: :|:| |トヽー-- \: : : \   `
.            `寺二二二二二ヘ\八 ハヘ. 弋_ツ   ヽン芯ムイ:./|: | j! ヾ.    \: : : \
.              `寸二二二二ヽニマ.迅ヘハ ""    .辷ツ/|_j厶レ'二≧、ヾ     ヽ: : : ハ
                   ` 二二二二{ニ.ハ、ヾ、| Y`ー、_ '  ∧:|二/ムァ‐ 、二ヽ\、    }: : : |
                   \二二ニ./ニヘヽ.|ト、`ー_'_ ィニ∧、〈 { / / /ヽニ{       ノ: : :/
                   \二/二二二リ「} ̄二ニ/ニ/ニ.ヾ、>ニュ{_ム}‐'    _/: : /
                   |_/二二二二 ||二二ニレニ.厶ィ´ }:|        ー―‐z/
                   |二二二二二ニ||二二ニ厂    リ
                   |二二二二二ニ||二二./         「いくぞー!!!」
                   |二二二二二ニ||二ニ./
                   λ二二二二ニ ||ニニ./
                  ハ.}二二二二ニ/'二 /\
                  二二二二二./'二 /ト、ニヽ
                   |二二二二二.{{二ニノ ヾュニ}
                    |二二二二二.ハヤ二二二ノタ
                     |二 「l二二二二ヾ二ニ/.,イ
                     |二 |.|二二二二ニ}} /./ '
                八二l」二二二二_ム' /   ト、

                  }二二≦==‐rヘ´     .|ヾュ、

                                        __
                                      ´:::::::::::::::::::::`  、
                                  /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::\

                                     /::::::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::、:::ヽヘ
                                 /::::::::::::::/::::::/:::::::::::::::::::::::|::::::ヘ:ヽ
                 ィ        ,.   -――-j::::/::::::/l::::::/:::::::::: /::|::::::::l::::_:λヽ:.
                {:(       /" ̄ ̄ ̄ ̄/::/::::::/::|:::::!__/;イ::/l:::斗!|:{ |:| l:「!i:}
                   \.、      /´      /::/:::::/彡|::´|::///ノ/:::ムリ.lλ|| |j |リ
                       ` `ー――- __ , イ/::/::::/:,. 、::l:::::l伝丁` ム '乏灯ハn /.ハ       「はい!」
                       `二ニ=‐-::::::::::::::::::::/:/:: {⌒゚l :::代ツ     ゞ' ハ::〈イ ヾ {
               , -‐:::二_____:::::::::__//::::::::人___l:::::|""    ` ".::l::::::ヽ_  У`ー-
. __       \、  // ̄  , ィ´:::::::::::::::::::::::::ア::://__  イ l:::::|  ( ̄ア  イ:::|:::::::|入 ̄       `ヽ
_ヽ\マ、      `ー//===テ´:::::::::::::::::::::,、::::>-‐´ ̄ ̄    八 l:::::ト` x _´ .イ .l::::|:::::ⅰ `ト         \
.\`   `>==イ`ー┴' ̄`´ ̄`ー….  ̄ - _  \     |     ヽlλ|/Yヽ_レ、 人/イ::ハ  `  、         }
.r- `  /ミ             ` ー _      - _ \  .|     ヾ「 ̄`r{:.:.:.:.{ { 彡イ::::::ヽ_  ヘ      __ノ
. `  ̄└- _                   ―       ` /        入:.:.:水\__ト |  ̄ ヽ:::::ヾ、  ̄ ̄ ̄ ̄¨¨ ̄
          アァ―ァ‐‐ァ‐-‐ァ…'ー―‐--   ____/        ー、:.`:./ λ:.:/ :.    }::::::|ヽ.
          //  {::::/_ イ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::/ `ヽ、.      ヽ∧/  ´  |     l:j::::| リ
       `ー=ニ二二__::::::::::::イ:::::::::::::::/_r‐く    `       o      丿  ノイ:::ノ
        `ー―一'::::::::::::::/| ̄`>‐  ̄      ヽ、    ィ __    ´   ー‐ '
           ` ー―一「 ̄ ̄:.:/   くヽ         ー一o  /
                マ:.:.:.:.:./    \\       o   r´
                      }:.:.:.:ハ      ー`   -―一 ´ r'ーf
                rー ´:.:.:.ヽ      \    o __ィ  /__:.:|
                 ヽ:.:.:.:.:.:.:/\__      ` 大o  /:.:.:.:`ヽ
                     \:.:/:./:.:.:.:.:.:`ヽ   /{:.:|ヽ/:.:.ヽ:.:.:./
                      `У:.:.:.:.:.:.:.:ハ`´:.:.:.:ヾ、:.:.:.:.:.:.:.:〉´|
                    ィ'`ー、:.:.:.:.:{:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:\_/ λ
                   {三三三天 ̄ ̄|:.:.:.:.:.:._イト----一 /|
                     ` ̄` <_入    ̄ ̄_ハ|////////|
                          `マ ̄ ̄///ハ.////////|
                           V//////∧///////
                           ∨/////.∧//////’

                              ヽ//////ハ/////.j

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.    |:.:.:、      レヘ:.:/|/_」{、V:.:.:.:| lノ 「:l厂|:.:|{:.:.:.:.厂:{`丶.:.:.:\
     ',:.:.:.\       }/:|{ _)ト、 \|  ,x=ミ |:.:|{.:.:./:.:.:.:|:.:.:.:l \.:.:.\    「待ちなさいよ!」
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安価↓ 多数決(出没まで)

1:宥お姉ちゃん参戦

2:松美姉妹が走る理由

3:赤土晴絵編

1

2

1

此処はまだ1で!
赤土先生のエピソードは灼ちゃーの名前が出てからでも遅くは有りませんので!

所で松実の“実”の字が“美”に成って居ますが
お疲れでしょうか?

再開

【宥お姉ちゃん参戦】

穏乃「うーん、タイヤが劣化しはじめてきたかなー」

憧「あれだけ振り回せば普通にガンガンすり減るでしょ」

穏乃「いやー、売ってもらった時のタイヤのまま随分と走ったねぇ」

玄「これは買い替えの時期ですね」

穏乃「Zのタイヤって高いからお父さんに言いにくくて」アハハ

憧「大会で走るならタイヤの交換は必須よ。1に腕、2に足回り、3にエンジン、4にタイヤなんだから」

穏乃「お父さんもわたしがレースの世界に行くことわかってるし、頼んだら買ってくれると思う」多分

憧「それにしても、朝なのに熱いわねぇ」

玄「異常気象ですからね」

穏乃「エアコン入れればいいじゃん」

憧「しずー、レースする時はエアコン入れられないのよ」

憧「エアコンはエンジンパワーを弱めるんだから」

穏乃「え、そうなの?」

玄「暖房はまだそこまでパワーを消費しないけど、冷房は結構使いますからね」

玄「うちのお姉ちゃんは夏でも暖房を……」

宥「あったか~い」

玄「お姉ちゃんまたやってる……」

 それは宥のことを知らない人間から見たら驚愕の光景であった。

 太陽のように光り輝く真紅のランサー・エボリューションⅤの中に人が、

 そして、フロントガラスは湯気で曇りきり、

 確実に命を奪おうとしている。

玄「お姉ちゃん、夏なんだから暖房入れなくても暖かいでしょ」

宥「く、玄ちゃん……だって、すごく温かいんだもん……」

玄「最低でもお水飲まないと」

宥「大丈夫、ちゃんとお水は持ってきてるよ」白湯ですが

憧「宥ねぇは平常運転ね」

憧「これで玄と張り合える走り屋なんだから驚く限りよ」

穏乃「そんなに凄いの?」

憧「しずは宥ねぇの走り見たことないのか……PP峠のコースレコード持ってるのはこの宥ねぇよ」

穏乃「うそ! あの急なカーブが多いPP峠のレコード!?」

憧「指ささない」

玄「お姉ちゃんは極度の寒がりで夏でも暖房を入れるんです」

玄「昔は同じ車に乗ってましたけど、流石に身が持ちませんので」遠い目

穏乃「おお、それはそれは、色々とお疲れ様です」

宥「で、三人はどういう集まりなの」

穏乃「阿知賀自動車愛好会です!」

宥「よく見るとずら~っとクーペが沢山」

宥「わたしのエボちゃんだけセダン……」

憧「エボの方が速いから問題なし、宥ねぇも入る? 部になったら部品代安くなるし」

穏乃「え、部になるとお金入るの?」

憧「そうよ、パーツ買う時も自動車部なら割引きだし」

憧「ガソリンも自動車部員割引きされるわよ、近所のガソスタなら10円引き」

        . . :´:_: : : : : : : :`\: : : \
       /: : : : : : : : ̄: : 、:/: /: :ヽ: : : \
     /: : : : : : : : : : : : : : :\: : : :/: V : : : \
     /: /: : : : : \/ヽ: : : : :ヽ: :/: : :ヽ: : : : : ヽ
    /: :.{: : ハ: : :イVハ-、ヽ: : }-、: : : :ハ: : : : : ハ

    /: : :i: : :i ヽ: :}-r⌒ヽ VV  }: : : } V: : : : :ハ 「そんなのって……あんまりだよ……!」
   /i: : : V: rく レV  \::ノ ハ:} イ: : : }  /: : : : :ハ}
   ハ: : : V:ハ rへ    ''/ i: }  ヘ∠、/: : : : : ハ!

   { ヽ: :ハ: :ヽ\:)     ′}: ! /://: : : : : /――-...、
       八ハ:ゝゝ\,,′ っ j://::/::::/: : : : :/::::::::::::::::::::\
       ` `  V:}  、_ ///::::::/: i: : : V::::::::::::::::::::::::::ヽ::ヽ
           ノ:ノ      レ 〉:::/::::::V: : :ヽ:::::::::::::::::::::::::::';:::::ヽ
            //       /:::::(::::::::::::\: : :ミー::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ
         (          /:::::::::::::::::::::::::::`ヾミゝ:::::::::::::::::::::ヽ::::::::ヽ
                  i:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::ヽ

宥「で、でも……わたしのエボちゃんは普通のセダンだし……」

エボちゃん「謙虚になるなよ」

憧「ランエボ乗りに言われると無性に腹立つ」

宥「お父さんより遅いし……」

玄「お父さんの記録塗り替えたのはお姉ちゃんだよ」

宥「燃費悪いから全然走れないし……」

穏乃「リッター7走れば十分ですよ!」

エボちゃん「自分に素直になるべきだ」

宥「こんなわたしでも走れるかな?」

三人「いやいや、なんでそこまで謙虚になれるの」

宥(ずっと入りたいと思ってた)

宥(でも、中学生だったし……)

宥(自分に素直になっていいんだよね……)

エボちゃん「全国の舞台ってのも悪くねぇな」

Z32「なんというか、三菱車多過ぎね?」

GTO「最近の三菱可哀想だから言うなよ」

CR-X「それもそうだな」

                      / 〉/〉 へ
                        / //// / >_ _
                    / .//' ./ /// /             r――-  _ _ -―…‐-
                      /  ム'     //              r―… ̄             \
                        /       /                r三ニ                  ヽ
                     /      /        _  -――-  _ [_                    ,
                 /      / _ -――< ̄          {__/  _ -‐-
                    /      厶 : : : : : : : : : : : : `       __{三ィ _-<       ` 、      /
                |        /.: : : : : : : : : : : : : :\:\\ ̄ ̄ ./ー‐ ´/     _ -‐´` 、   /
                | ____/.:: : : : : : : : : : : : :.\、: :\ヽ、.:. /    厶 -‐  ̄            ` 、/
                |____i: : : : | : : : : : : : |;: : :.|Lミxヾ、.:.><   -‐ ¨                 /
                         l: : : : |: : :l : : ;ィ: |ト: : ハ|_}!ト: }\`}/                    /
                     八: l: :ハ.: :.l://|-jj }:/ ネ灯〈ィ、: く             _____/
                      、:'; : ハ: :ヽ/ ネィ    ゞ',, ;{ l ト、: :.   _ ―   ̄
                            ', '; : :ヘ: : :込_リ   `  ハヽ、ヽ マ ̄
                            ’:';: : :ヘ : ヽ''''  r ア /、「イ   Ⅵ 「エボちゃん、一緒に頑張ろ!」
                            ハ: : マ\:.`マァ<ニユ込、` ノ'ヘ
                       ____/: : |ヘ:.`\ \:`|     } 入 ̄  `ー
                /二ニ=-: : : //. ヽ: : : ̄ア    {‐'   ト    \
                   /: : : : : : :/: :> 丁 ` ー-|     |   ハ:`ー--イ  \
                  ′ ̄ ̄{イ: :λ{ `| 、   ハ     {`ぐ、__}`、ゝ´ヽ   |
        _               八: { ヾ  ヽ.`ー才     .|: : }ヽ       ::._|、
     γ´  `、r‐、             ヽ、    `/ ノ      .|イ:j ::.      j   \
      |       |          __ - ― …´ヘ {      l リ   }o    ノ      \
      |.        ノ      γ´          ヾ、     /   /o t‐ ´       `ー- 、
     ヽ    x }        ヽ                 }\  ./       |             ヽ
        \  ><´..       _}               「   ` ´    o   .L   /アi__     }
          `´  `ー‐…  ̄ ̄             /くヽ、           | γ  { .|   `ー-一´
                            |   `ー`         〉 j   ヽ/
                          /               o  〈 l   _ {
                          >、            o  〉 `ー' し'

                  _____/:.:.:.:`  、        ∧o,.イ
                 /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.>‐-  ____/:.:.:′|

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安価↓ 1

1:灼参戦

2:松実姉妹が走る理由

3:赤土晴絵編

4:アラフォー達の衰え

3

17:00までお待ちを

【赤土晴絵編】

晴絵(もっと速く……)

晴絵(もっと強く……)

晴絵(もっと高く……)

晴絵「あの人を超えろ!!」

チームメイトA(以降チメA)「凄い、ロードスターだとは思えない走りね」

チメB「うちのチームでは文太郎さんの後継者って言われてるし、納得の走りよ」

チメA「でも、晴絵だけが優勝して、私らは低迷してるのよね」

チメB「他のチームに強い選手が流れすぎたのよ」

チメB「スカウトのトシさんが引退しちゃってキレる峠の走り屋が集まらないから」

チメA「それに正規でスカウトする選手は年俸が高いから」

チメB「うちの会社、もうレース出来ないかも」

晴絵「……まだ、あの人には追いつけない」

晴絵「……幻影はその先を走ってる」

チメA「おつかれ、最初はジムカーナだけだと思ってたけど、全部の競技でうちのエースよ」

チメB「本当に即戦力だったわね」

晴絵「まだまだですよ……文太郎さんの域までは全然……」

チメA「……うちの会社、結構危ないから、新しいチームを探した方がいいよ」

チメA「経営合理化だとか何かで自動車競技に出さない案も出てるし」

晴絵「ちょっと待って!? 日本モータースポーツ界の伝説、須賀文太郎の古巣が経営合理化?」

チメB「悲しいけど、文太郎さんが居た頃の選手は殆ど引き抜きされちゃったし」

チメB「成績も晴絵の個人成績だけがずば抜けてるだけだから」

晴絵「……そんな」


晴絵(須賀さんの古巣でなら、小鍛治プロを倒せると確信してたのに……)

晴絵(それに、このチームの人気は他のチームよりあるのに……)

晴絵(輝かしい過去に縋ることくらい……)

チメA「晴絵、私は知ってる。一応、三年の時に個人だけでも全国出たから」

チメA「小鍛治プロが大会レコード出した時の相手って」

晴絵「……はい、私です」

チメB「……小鍛治プロが唯一前を走れなかった存在」

チメB「でも、晴絵がこのままモータースポーツの世界に残り続ければ、確実に文太郎さんを超えられる」

チメB「だから、もっといい場所を探して、腕を磨きなさい」

晴絵「……でも、須賀さんの古巣が消えるなんて」

チメA「晴絵は知らないかもしれないけど、文太郎さんにはお子さんが一人いるのよ」

晴絵「――!?(奈良なのに鹿いないな)」

チメA「うんと小さかったけど、今は中学三年生くらいになってると思うわ」

チメA「このままだと、小鍛治プロ討伐をその子に取られるわよ」

晴絵「……それは嫌ですね」

晴絵「……それじゃあ、須賀の名前を持つ人間しか、小鍛治プロを倒せないみたいじゃないですか」

【自宅】

晴絵「……溜まった有給、全部使お」

晴絵「……須賀文太郎の息子が、どれだけの器か」

晴絵「ちょっと、長くなるけど」

晴絵「自分の気持ちの整理をするために……」

【長野県・某所】

晴絵「たしか、この峠が須賀さんのホームコースだったはず」

晴絵「父親の真似をして、このコースを走ってる可能性が高い」

京太郎「麺の配達でーす、はい、水」

ラーメン屋「ありがとうね京太郎くん」

京太郎「あのロードスターお客さんですか?」路駐してるけど

ラーメン屋「走ってあげな、文太郎さんのファンみたいだから」

京太郎「親父の?」

ラーメン屋「ああ、土屋圭市と並ぶ長野のレジェンドレーサー」

ラーメン屋「本当はお父さんが相手した方がいいんだろうけど、ここ数年は君が走ってるわけだし」

ラーメン屋「全力で、走ってあげな」

京太郎「……わかりました」

晴絵「MR-S? 前に付けた……」

京太郎「親父のファンを相手するのはなんか変な感じだが、俺が負けたら親父に連絡入れるよ」

晴絵「……この車が須賀さんの息子の」

京太郎「……1、2、3!」

晴絵「……速い」

京太郎「ついてくるか」

晴絵「いや、これは須賀さん本人だ」

晴絵「あの突っ込み、あの立ち上がり、全部須賀さんの走り方」

晴絵「……でも、追いつけるのはなんで」

晴絵「……数年のブランクでここまで遅くなるわけが」

京太郎(序盤だからって遊び過ぎたな)

京太郎(この人速いし、親父の猿真似するかね……)

晴絵「っ!? ドリフトとグリップの切り替え走行……」

晴絵「須賀さん、遊んでたんだ……」

晴絵「でも、それを出すってことは、本当に追い詰められてるってことでしょ!」

京太郎「なんだよ、この圧力……まさかプロなのか……?」

晴絵「キレが足りない! 年齢には勝てないんですか!?」

京太郎「……親父のことだから、この人に抜かれたら小遣いメッチャ減らしてくるだろうな」

京太郎「……【オーバーレブ!】全巻買おうと思ってたのに」

京太郎「……負けなきゃいいだけか」

晴絵「っ!? オーバースピード! 減速するスペースはもう無い!!」

京太郎「まだまだタイヤ冷めてるから綺麗に曲がるだろ」

晴絵「慣性ドリフト……嘘でしょ……」

晴絵「この荒れたアスファルトでそんな技を使うなんて」

晴絵「……絶対に本人だ。あれがお子さんだったら」

晴絵「……小鍛治プロを倒せても、絶対に倒せない壁がもう一枚、目の前に現れるじゃない」

【須賀製麺所】

文太郎「おお、奈良で会った子か」

文太郎「久し振りだな、活躍はちょろちょろ雑誌で見たよ」

晴絵「今朝の勝負は負けました」

文太郎「そうか、京太郎の奴、また勝っちまったか」

晴絵「え?」

晴絵(嘘だって言って……お願いだから……)

文太郎「俺がいっつも言ってんだよ、誰かに負けたら小遣い減らすって」

文太郎「だが、本物のレーサーに勝つとは夢にも思わなかったねぇ」

晴絵「…………」ガクンッ

文太郎「ショックなのはわかるが、あいつは俺と同じかそれ以上の才能」

文太郎「そして、一番脳みそが柔らかい状態で走り出したんだ」

文太郎「道を知り尽くした場所ならレーサーだって勝てるわけがない」

晴絵「……須賀さんが運転を叩き込んだんですか」

文太郎「いや、クラッチの繋ぎ方くらいしか教えてねぇよ」

晴絵「……才能ですか」

文太郎「お嬢ちゃんも才能はあるともうぜ、小鍛治にも普通に勝てるくらいの」

文太郎「だが、京太郎は一生に一二回勝てるのが関の山だろ」

文太郎「あいつには、人間が持つ恐怖心が欠落してる」

文太郎「才能は同じでも、その部分で負けるさ」煙草咥え、ライターシュッ

晴絵「……常に前を走るには?」

文太郎「親の俺が言いたくないが、尻を思い切りぶつけてクラッシュさせることだ」

文太郎「それか、あいつ並の馬鹿を走らせてみろ」

文太郎「若い力はすげーぞ、怖さを若さでどうにかする」

晴絵「……若い力」

文太郎「トシのババアが言ってたが、おまえさん、大学は教育学部だったんだろ」

文太郎「探してみろ、あの馬鹿を倒せる器を」

安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)

1:灼参戦

2:松実姉妹が走る理由

3:赤土晴絵編

4:アラフォー達の衰え

安価の位置が556で草生えるw

【松実姉妹が走る理由】

松実「もうそろそろファミリーカーを買う時期になったかな」

露子「何を言ってるんですか、貴方がスポーツタイプの車から降りるなんて」

松実「だが、子宝が二人も。この車じゃあ、遠出が出来ないじゃないか」

松実「あの子達には、色々な世界を見てもらいたい」

松実「この速いだけが取り柄の車じゃあ、広い世界は見せられない」

露子「……この車は私達の思い出、それを売ったり、壊したりはしてはいけません」

露子「今でも覚えてますよ、校門前で花束を持った貴方と……このスタリオンが待ってたのを……」

松実「はは……懐かしいな……」

露子「貴方は本当に三菱の車が好きですよね」

松実「ああ、俺は三菱以外の車は死ぬまで乗らない」

露子「なら、ランサー・エボリューションなんてどうでしょう。あれなら四人乗りですし」

松実「……おまえも三菱が好きなんだな」

露子「貴方の英才教育ですよ」

松実「……そうだな、ランエボ、悪くない」

露子「この車を下取りに出さないでくださいよ」

露子「この車は私達夫婦が両方死ぬまで松実旅館に残るのですから」

松実「……浮気防止にもなる」

露子「鏡を見てから言いなさい」

露子「貴方とのドライブは……落ち着きます……」

松実「そうだな、俺も心が落ち着くよ」

露子「……愛してます」

松実「俺もだ」

【松実旅館】

松実「宥、玄、ただいま」

祖母「久し振りのデートはどうだった?」

松実「楽しかったよ、ありがとう母ちゃん」

祖母「いいのさ、だけど、四人乗れる車をお買いよ」

松実「そのことも話し合ったさ」

露子「宥、玄、ただいま」

松実「母ちゃん……産んでくれてありがとう……」

松実「俺、すごく幸せだよ」

祖母「……そんなこと言ってると、幸せを神様に奪われるよ」

祖母「神様は幸せな人間を馬鹿にするのが好きなんだからさ」

松実「キモに命じておく」

松実「でも、綺麗な嫁さんもらって、子供も二人出来て、最高じゃないか」

松実「絶対に守るよ、死ぬまで……」

安価↓ 多数決(用事が終わるまで)

1:灼参戦

2:松実姉妹が走る理由02

3:赤土晴絵編

4:結婚した京太郎(清澄、阿知賀でキャラを選んでね)

4 玄

4 しず

俺は出来るイッチだから2つとも書くよ

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   ,',イ . .!..::!::|::_::-─ |:|:::::::::::l::!ゝ--!、:::::l:::::..l:゙.. .l

   ,'/ !. . |.:::!;ィ´:::::!:L. |:l!::::::::::l::{-ヽ::|ヽ`::l:::::::.l::!. |
   |l |. .::|.:::!:|\:::||L,,.ヾ\:::::ヾ:;ァ=リxzレ!:::::::l::!: !
   || l. .::|::::トゝ,ィ'ヌ :::`ト \`ーY´{c::::。i} !:::::::l:|: |  「かっこいいなぁ……須賀選手……」
    \Y:::|::::|ゝ{! {c:::ク|      込_ク λ::::::i|:.:!
.      |:l::!::::! ゙. ` ー‐''       ,, ,,  ,' |!::::::|!:.:!
.      リ|:|::::l\! " "   ′      jイ!:::::::i!:.:|
     0::|:::::l::::|ヽ    「  ̄j     ...イ|::|j:::::::l!:. !
    /|:|::::l::::::l:::l:::::>....._` ‐   ィ、:::::|:!:/:::::::|!:.:.|
.    {iλ!:::|::、:::l:l:::::,':::::∧| ー ´/ \ヽl:::::/!':|:.:.:!
    `ハ::::!\、ヾ/:::ノ  〉-r<     〉:::/:/::':::::.!
    / .:::ヽ|::::::::::::l__|  人  λ   //::::::::ト、::::ヽ.
.   / .::; r‐'|:l::::::::::!.... ̄.フt≦ ̄ ̄.7´/:::::::::::,'  ` 、:、
  / .:/ |  !|::::::::::|........,イrト、.........../ :::::::::::::,'     ゝ、
. / .::,' ハ ||:::::::::l|─''....八...ヽ_ノ、 |:::::::::::|     /  l
../ .:::::!. !: Уi!::::::,ィ|-、..../ ヽ_..ィ_/ .!::::::::: |   ヽ ./ j  !
' ::::::r'|. l:.:./ /:://,'/   `l  /      |::::::λ!   |/ ./  |ヽ
:::::::::|  |:.,' /|::'//'    ヽ/         |::::::l ヽ   !:.:/  ト、:ヽ
:::::::/ ::.Y  .!:|      ヽ       \::ヽ、  |:/:.  | /:::::\

玄「今一番活躍しているプロレーサーといえば、須賀京太郎選手です」

玄「伝説のレーサー須賀文太郎さんの息子で、主にダウンヒルを走っていますが」

玄「それ以外の競技にも出場して、暇な時は地方の小さなジムカーナ大会に参加したりしてるのです」

玄「そして、わたしはその走りに魅了されて……すとー……追っかけをしています……」

京太郎「……下着が盗まれてやがる」

玄「はむはむ」謎の布

京太郎「また盗聴器か」

玄「あ、音が」イヤホン外し

京太郎「おいおい、監視カメラかよ」

玄「動画が……」

玄「こんなことでは諦めません!」

京太郎「……おい、ストーカーさんや、ファミレス行くけど来るか?」盗聴器に語りかけ

玄「ふぇ!? 行きます行きます!!」

京太郎「正直、ここまで粘着されるのはじめてだから興味あるわ、俺のMR-Sの前で待ってろ」

京太郎「……あんた、インターハイの決勝で当たった阿知賀の」

玄「い、いえ!? 他人です!!」

玄(男の人をその気にさせるには女の武器を強調させます!)胸強調

京太郎「何してんの? 早く乗れよ」

玄「あの……好きな食べ物は?」

京太郎「教えたら毎日馬鹿の一つ覚えみたいにそれを作ってきそうだから教えない」

玄「この書類にサインをば」

京太郎「……婚姻届か、てか、やっぱり松実玄、阿知賀の人じゃん」

玄「同姓同名です!!」

京太郎「……書いてもいいが、おまえ、浮気したことある?」

玄「ありません! まだ生娘です!!」

京太郎「……ふっ、面白そうだ。ペン貸せ」

玄「ふぇ?」

京太郎「これを役所に届ければおまえさんは須賀玄になるんだな、語呂悪いな」

玄「……普通破り捨てるんじゃ?」

京太郎「だってさ、須賀玄ってめっちゃ語呂悪いじゃん、傑作だわ」

玄「じゃあ松実京太郎になりますか!?」

京太郎「馬鹿野郎、俺は一人息子だ。須賀の名前を捨てるわけ無いだろ」

【十年後】

玄「というわけで、お父さんが猛烈アタックしてきたから結婚したのよ」

娘「…………」

玄「お父さんったら私のことが好きすぎて、毎日毎日電話にメール」

息子「…………」

玄「それはもう、ストーカー……」

京太郎「なあ、玄、子供に法螺話を聞かせるなっていつも言ってるだろ」

京太郎「それに、ストーカーはおまえだ。メールと電話もおまえだ。ダウンヒルの最中に電話とった時は監督にキレられたわ」

京太郎「離婚してやろうか」

玄「それはだめなのです! やめてください!!」

【玄・END】

                 ,........-――--....、
            ,. : ´: : : : : : : : : : : : : `ヽ、- 、

           / : : : : : : : : ,: : : : : :\: : : :\: \
          ,:': , : : : /: : :/: :{: : : : : : ヽ:ヽ、: : :ヽ: :、
            /: /: , : //: :/:/:∧: :ヽ: ', : |: :|:ヽ : ,:∧: :.
        /: /: /: //: :/:/:/  マ: :|_:|__:|: :|: l:∨: :,:|: : .
        |: ': /: //: ̄|`|'   |:´}:∧: }: :,: }: |: :/:}: : :',

        {:{: :{l: |:{从_:{__{    }/イ__}/: イ/:/:}:/ /: : : : .
         从:八:{ム,イ _斧`    イ _)斧ヽ}:イ/_: /: : : : : :.  「重たい女でごめんね……」
          \{从{ Vり       Vzソ  |:/ Y: : : : : : : |
              |: }      '         |:l 'ノ: : : : : : : :|
              |圦    _  ,    ,ィ|:|イl: : : : : : : : |
              |:/  .        イ_,/イ |:|: : : : : : : :
             }'    `__-r-=≦__」'/::} |:|: : : : : : : : |
               _,/:::::::「 ̄::::::::::_/|__|:|: : : : : : : :/
            /:::::::|:`=={j====イ:::/::::`ヽ: : : : : ,

              ∧::::::::::\:::::l|:::::::::::::イ::::::::::::::::∧: : :/

京太郎「軽い女より重たい女のが数百倍ましだ」

穏乃「でも……好きだからって、海外に行ってる京太郎を無理矢理呼び戻すような女なんだよ……」

京太郎「怪我してた先輩が走るって言い出したんだから、俺の役目は終わったんだよ、だから帰ってきた」

京太郎「それに、遠くねぇよ、空港を変更するだけだからな」

穏乃「……わたしのこと好き?」

京太郎「キャラ変わってんぞ、ちょっと事故したくらいで」

穏乃「……なんで帰ってきてくれたの」

京太郎「……なんて言って欲しい」

穏乃「……何も言わないで」

京太郎「わかったよ、目を閉じろ」

京太郎「キスくらい何回でもしてやるよ」

実況「それにしてもこの夫婦は凄いですね」

靖子「ああ、どっちも成績がバカみたいだ、狂ってる」

靖子「だが、旦那の方が強いな」

実況「おっと! 須賀京太郎プロが追い上げてきました!!」

靖子「あいつはヒルクライムだけを見ると速攻で抜かしにかかるタイプじゃないんだがな」

実況「奥さんに良いところを見せたいのでは」

靖子「あいつに限ってそれはないだろ……」

靖子「……お腹に子供が居るんじゃないのか?」

靖子「結婚三年目、まだ若いし」

実況「つまり、レースに出てる須賀穏乃プロを止めるために……」

靖子「……なんだろうか、夫婦揃って馬鹿なんだよな、あいつらは」

京太郎「……お腹の子が流産したらどうするんだよ!」

穏乃「丈夫だけが取り柄のわたし達の子供なんだから大丈夫に決まってるよ!」

京太郎「ったく、ブロックして派手な突っ込みさせないようにしねーと」

穏乃「お、アウトががら空き!!」

京太郎「ちょ、突っ込むな!!」

穏乃「今日は京太郎に勝てるぞぉ!」

【穏乃・END】

安価↓ 多数決(用事が終わるまで)

1:灼参戦

2:松実姉妹が走る理由02

3:赤土晴絵編

4:好きなネタ言いな、30~50レス使ってやるよ

5:キョウデサキック(ポプピピ)

1

ちょっと家を離れないといけない用事が出来たんで、安価は1で確定して、

明日出没した時に一気に投下しまーす。

おつです。

乙ー

【灼参戦】

灼「……また馬鹿みたいにぶん回してる」

灼「……はるちゃんの真似して楽しいのかな」

灼「……わたしも」

晴絵『灼、また来てくれたのか?』

晴絵『助手席空いてるから乗りなよ、え、練習の邪魔になる? 灼くらいの体重じゃバラストにもならないよ』

晴絵『車ってのは軽すぎても、重すぎてもいけない』

晴絵『1100キロくらいの車が一番ジムカーナを速く駆け抜けられるんだ』

晴絵『……ごめん、ロードスター』

灼「……NC、わたしを学校まで連れて行って」

雑誌『赤土晴絵三連勝』

灼「……走りたくなってきたから」

灼「……あの舞台で」

灼「……はるちゃんが前を見てるなら」

灼「……わたしも」

穏乃「おお、新品のタイヤだからよく滑るぅ!」

憧「まあ、わたしが代わりに買えば割引きになるし」

穏乃「いやー、持つべきものは友だねぇ」

玄「そうですね」

宥「あったか~い」暖房マックス走行中

灼「……どうも」

玄「え、灼ちゃん?」

穏乃「お、いっつも駐車場に止まってる2リッターになったロードスター!」

憧「長いからNCって言いなさい」

灼「あれ、阿太峯の制服」

憧「ああ、わたしあだ中なんです。まあ、来年は阿知賀ですけど」

灼「……三年補欠?」

憧「……はい」グサッ!

玄「灼ちゃんどうしたの? 休みの日に車使ってるなんて」

灼「いえ……この部に入ろうかと……」

穏乃「おお、入部希望者!? Zでヒルクライム担当してます高鴨穏乃です!」

憧「CR-Xでダウンヒル担当の新子憧でーす」

玄「知ってると思うけどGTOに乗ってる松実玄です」

宥「あの、えっと……松実宥です。エボちゃんに乗ってます」

灼「鷺森灼です。NCロードスターに乗ってます」

穏乃「でも、五人になったら部活になるよ! ガソリン十円引き!!」

憧「はしゃぎ過ぎよ、しず」

穏乃「でも、十円引きは凄いよ……結構差があるよ……」

灼「……本当に速いんですか?」

穏乃「結構速いですよ!」

憧「まあ、この辺りの峠は庭みたいなもんだし」

玄「うちの愛好会で一番速いのはお姉ちゃんかな?」

宥「あったか~い」暖房マシマシ

灼「……ジムカーナで勝負しましょう」

穏乃「ジムカーナで一番速いのは玄さんかな?」

憧「まあ、しずのZは足回り純正だし、玄が適任でしょ」

玄「わたしがですか? 頑張ります!」

宥「玄ちゃん、頑張って」暖房マシマシ

灼(……本当に速いのかな)

【一時間後】

灼「……負けました」

玄「あはは、路面荒れてるから変な挙動になるからね」

灼「……でも、はるちゃんはここを」

玄「うん、馬鹿みたいに速かったよ……」

灼「……改めてよろしくお願いします」

穏乃「よろしくおねがいします!」

憧「よろしくね!」

玄「よろしくお願いします!」

宥「人が増えてあったか~い」

                      ─━━

                   ィi〔:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`:...、
                    /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\
                   ′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:゚,
                /:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
              〃:i:i:i|:i:i:i:i|:i:i:l ||  :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
              |/|i:i:i:|:i:i:i:i|:i:i:| |l  、:i:i:i:i:i:i\:i:i:ハ}i:∧
              |l |i:i从:i:i:┼:i:ト|l   \i:i:i:i:i:iУ:i:i:i:i:i:i:.  「がんばります」
         rヘ __   从:i:i:i/「芹芋ト    イ芋茅.:i:i:i:i:i:i:i:i:゚,
          ィ 厂ドrヘ   .:i:i:i:i:i|∧ V)ソ     V)ソ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
.         /ム’::::::::::〈  |i:i:i:i:i∧ ハ ""   ′  "/|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
.       乂{:/:::::::::〉l  |i:i:i:i:i{:i父ト.    __    |i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:iリ
          V ̄:::::::|  Vl:i:i:i:「 ̄ ̄℡ュ.   _,. '’|i:i:i:/¨¨¨¨
          }::::::::: 《   ¨¨¨  ___/}  / \_¨¨
         |::::::[l;:::::|    . ´   / /{\/\  } `   .
         Υ ̄ 「___/     {l/ V廴_}/   、/     Y
         |  (ニニ \       }:_ ィ’            |
         |   V,ハ  ヽ./     /:.:.:′   /__   |
         |   {   、  \   /:.:./    /___ \i|
         !       /ヽ / \':.:./    {/   冫、 |
          .    / ̄ ト、 /\     '    /  ∨

ちょっと時間が時間だから、今日はここまで、明日から本気出す。

誤字脱字は脳内変換よろで、

安価↓ 多数決(明日の出没まで)

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由

3:赤土晴絵編

4:もしも自動車部に入部していなかったら(照戦)

2

2

4

【カート場】

松実「おお、まだ小さいのに上手いな」

露子「貴方の遺伝子ですよ」

松実「いやいや、俺がこのくらいの時は自転車にも乗れなかったよ」

露子「ふふっ」

松実「なあ、この子達はおまえに似るのかな」

露子「顔はわかりませんが、進む道は貴方に似ると思いますよ」

松実「女の子のプロレーサーも増えてきたからな」

松実「……長生きしような」

露子「はい」

宥&玄「お父さん! お母さん! 楽しかった!!」

松実「はは、この調子だったらお父さんすぐに宥と玄に追い抜かれちゃうな」

玄「本当!?」

松実「ああ、お父さんが小さい頃はあんなに上手に運転できなかったから」

露子「ふふっ」

【ランサー・エボリューションⅤ車内】

松実「寝てしまったか」

露子「ええ、そうですね」

松実「もう少ししたら大会が開催されるらしい」

露子「いいですね、二人とも綺麗な走りをしていましたから」

松実「広い世界と新しい体験が将来のこの子達を支える」

松実「俺は、この子達の年齢に出来なかったことを精一杯やってほしい」

露子「はい」

松実「玄は僕が運ぶよ」

露子「じゃあ、私が宥を」

松実「この寝顔、君そっくりだ」

露子「優しい笑い方はあなたそっくりですよ」

松実「……親になれて本当によかったよ」

露子「……そうですね」

安価↓ 1~3(コンマ判定)

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由

3:赤土晴絵編

4:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)

テンポ重視で2採用

【スタリオン車内】

松実「……なんでかな、神様は幸せを嫌う」

露子「……それも運命ですよ」

松実「君がそんなことを言うなら、俺は運命というものを一生信じない」

露子「……強がりなんですから」

松実「どうして、君なんだ」

露子「……お母様が言ってたじゃないですか、神様は人の幸せを馬鹿にするって」

松実「それなら、君を不幸にした神様を絶対に殺す」

露子「神様は私達の見えないところに存在しているんですよ」

松実「……お願いだ」

松実「……お願いだから」

松実「……僕を……宥を、玄を一人にしないでくれ」

露子「気が弱くなると僕って言うの変わりませんね」

松実「まだ、二人は小さいんだ……母親の温かさを知らないでどうするんだよ……」

露子「貴方が私の分まで愛してあげてください」

奇跡を望む者はただ、願うだけじゃなく、一歩を踏み出す、

その願いを聞き届ける神は善処する、

歩んで、

歩んで、

歩んで、

奇跡を掴み取る。

奇跡を見せて、

奇跡を見たくて、

奇跡を手に入れたくて、

安価↓1

奇跡を見せてください。

3

【HEAVENS DIVIDE】をかけてください。

りろーどし忘れ、612は無視してください

 虚しさだけが、僕の心を支配する。

 子供達は泣いていて、そして、心に傷を作っている。

 人はとても弱く、人の心の弱さを見せつけていた。

 神様が存在してるのであれば、この場に引きずり出して、消し去ってやりたい。

 それが出来ないから、僕は、僕達は泣いているんだ。

 青白くなった彼女が笑っている。

 冗談はよしてくれ、俺みたいな男が娘二人を一人前に育てられるものか。

 それでも、神様と君はこの場所に現れないんだろう。

 不平等過ぎる。

 僕も君の後を追いたいくらいだ。

松実「……この指輪は、君の未来を奪うだろう」

 左手の薬指から静かに指輪を抜き取った。

松実「君は自由だ。そして、新しい命になる時は……」

松実「僕みたいな甲斐性なしとは一緒にならないでくれ」

 血が滴る程に右手を握りしめる。

松実「ただ、約束はしよう」

松実「――僕は、君以上の親になることを」

安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由 END

3:赤土晴絵編

え、どうしよ、奇跡判定やり直そっか

↓1

奇跡判定って、何を如何判定するの?

うわ、成功しやがったよ

皆さん大好きゾロ目判定、というか成功

安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由 END

3:赤土晴絵編

4:松実露子生存IF

4で

4:松実露子生存IF で

2つほど疑問に思った点がまこの祖父が広島県人なのにマツダじゃなく日産党なのと
解体屋のオヤジが祖父に世話になっていたのにトヨタ車勧めてる点
ラリーベースならパルサーGti-Rやプリメーラ4WDあるのに

実を言うと広島に一年間居たことがあるんですが、ほっとんどマツダ走ってないっすよ、だいたいトヨタかダイハツ。

セリカにしたのは趣味です。2ZZに載せ替えたMR-Sに京太郎乗せてるのでわかると思いますが、

七代目セリカ、インプレッサ(丸目)、Z33、MR-Sと乗り継いで来たんである程度思い入れのある車なんですよね。

それに、まこに似合うマツダの車ってのが思い浮かばなかったのもあります。

それよりか日産の美味しく速い車のがシックリ来たので。

セリカに至っては大好きな車だから採用しました、許してくださいなんでもしますから!

マジでセリカ良い車だったんですよ、リッター12平然と走りましたから。

【松実旅館の朝】

 彼女が生きて帰ってきたことは医者が言うには奇跡らしい。

 僕は不思議と奇跡だとは思わなかった。

 それは神様が面白くなくなったのか、それとも、僕に慈悲をくれたかのどちらかだろう。

 だけど、最後に実らせたのは、彼女の母親としての意地だ。

玄「お姉ちゃん、早く学校に行かないと遅刻しちゃうよ」

宥「うぅ……朝は暖房が……」

玄「お姉ちゃんは相変わらずなんだから」

露子「二人とも、頑張ってきてね」

玄「うん! お母さん!!」

宥「行ってきます」

 僕に似て、三菱の車に乗った二人は笑顔で学校に向かう。

 彼女は二人の娘を優しい笑みで送り出す。

 心を決めていたあの日々が嘘のように晴れやかで。

 何もかも、忘れるような幸せが。

 僕を包んでいた。

露子「いい天気ですね」

松実「ああ、今日はドライブがしたいな」

 僕の愛車が今日は二人で出かけろと催促してくる。

 そうだな、今日はお客さんは少ない。

 夫婦水入らずデートも悪くない。

露子「ふふっ、貴方って本当、顔に出るタイプですよね」

露子「一時間だけですよ」

松実「わかってるさ」

松実「でも、一時間は仕事を忘れたい」

【IF・END】
 

安価↓ 1

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由 END

3:赤土晴絵編

4:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでいいよー)

3で!
小4時代の赤土先生が全小出場を決めて露子さんに報告するエピソードを!

シノハユ買ってねぇわ、ちょっちBOOKOFFいってきまーす。

ちょっと、新しい作品の原案書いたから車とじぇんじぇん関係ないけど投下するね。

面白かったら素直に面白いと言ってくれたら嬉しいな。

 見えない何かを掴みたかったのだろうか。

A男「どうだ、痛いか?」

 それとも、見たかっただけなのだろうか。

B男「顔はやめろよ、通報されたら厄介だし」

 はたまた、それ以外を知りたかったのだろうか。

C男「どうせ先公共はこいつの敵だ、顔がどれだけ腫れようが大丈夫だろ」

 誰か教えてくれはしないだろうか。

教師「随分とやられてるね須賀ボーイ」

京太郎「……そうですね、もう少し力入れられたら前歯が折れてました」

教師「……君は、いじめられて楽しいですか?」

京太郎「マゾっ気があるみたいで」

教師「そうですか、それはそれは」煙草咥え、ライターシュッ


 この人はこの学校で一番の古株の小泉丈先生だ。

 今年で八十三歳になるベテラン教師で、よくわからない日本語英語を使うことが多い。

 いじめられているのを見て、証拠写真を何枚か撮影して取り置きしているのだが、

 俺が公表することを許さないでいる。

小泉「須賀ボーイも吸いますか?」

京太郎「一本貰っておきます」煙草咥え、ライターシュッ

京太郎「ゴホッゴホッ……すいません、灰皿ください」

小泉「はいはい、どうぞ」

 携帯灰皿に煙草をねじ込み、一回深呼吸を挟む。

 薄暗い体育館裏から見上げる空は、不思議と青く思えなかった。

小泉「須賀ボーイの意地はどこから来てるんですか?」

小泉「僕には、君がいらない意地を張り続けているとしか思いません」

京太郎「そうですね、この意地はあいつらが凱旋した時に張ってましたかね」

 全国大会優勝なんて実力が無ければ出来るはずがない。

 実力が皆無な俺は、こうして陰湿ではなく、ドライな虐めに遭遇しているのだ。

 もうそろそろ、意地を張るのも疲れてきた。

 この辺りでスパッと退部するのがセオリーなのだろうが、心がそれを止めてくる。

 多分、あいつらに勝ちたいという心が、それを許さないのだろう。

小泉「須賀ボーイは玄人って知ってますか?」

京太郎「……賭け麻雀を商売とする人達のことですよね」

小泉「そうです。僕も若い頃は玄人名乗ってましたから」

 小泉先生はニッコリと笑って、遠い目で昔話をはじめた。

小泉「僕が麻雀をはじめたのは、色川武大という博徒との出会いが切っ掛けです」

小泉「僕が13の時、彼は酷いヒロポン中毒でしてね」

小泉「ヒロポンというのは今で言う覚醒剤のことです」

 小泉先生は馬鹿話のように博打打ちの話しを続ける。

小泉「先生には色々と教わりました、なんせ、手積みの時代ですからね」

小泉「先生からだいたいの技を教わるようになったら、まあ、麻雀で稼いで先生にヒロポンを届ける生活でした」

 小泉先生は嬉しそうに、寂しそうに色川という人を懐かしんでいた。

 麻雀の師匠なんて俺にはいない。

 殆ど独学で麻雀を打ってきた俺には非常に新鮮な話だ。

小泉「色川先生がヒロポンをやめて、小説家として活躍するようになったら」

小泉「偶に家に出入りさせてもらったんですけど、徐々に疎遠に」

小泉「その後は東京で神域と呼ばれていた麻雀打ちに挑戦しに行ったんですよ」

 神域、麻雀打ちなら名前を知らない人は居ないくらい有名な博徒だ。

 先生はその神域と一戦交えたことがあるのか。

 更に耳に力を入れて話を聞くことに力を入れる。

小泉「いやはや、百万円が一日でパーでしたよ」

小泉「自分では相手にならないと察して、色々と流れましたね」

小泉「中国、アメリカ、ヨーロッパ、色々なところで麻雀を打ちました」

小泉「そして日本に帰ってもう一度打ったんですよ」

小泉「今度は五百万負けました」

 小泉先生は苦笑いを見せ、新しい煙草に火を灯す。

 遊んでいる子供のような明るい瞳をしてる。

 俺とは、真逆だ。

小泉「でも、その神域が僕にチップをくれたんですよ、このパチンコ屋のメダル」

小泉「これ、君にあげます」

 スロットのメダルを素直に受け取ると小泉先生はニッコリと笑った。

小泉「僕は今現在の麻雀をあまり知りませんが、そんなに麻雀部の人達は強いんですか?」

 先生には、不思議とすべてを話してしまった。

 今までの俺のことや、

 これからの俺のことまで、

 そして最後に、

 ただ、子供のように、

 やめ方を教えてくださいと尋ねてしまった。

小泉「……そうですか、いやはや、面倒くさい子達ですね」

小泉「僕もそういう面倒くさいオカルト持ってる人と幾度となく戦いましたが」

小泉「結構、コツを掴めば勝てるんですよ」

京太郎「……先生」

小泉「そうですね、僕が須賀ボーイに麻雀を叩き込むのも悪くありませんが」

小泉「それじゃあ、三ヶ月くらい君を虐めの対象にしてしまう」

小泉「僕が須賀ボーイの後ろで指示を出しましょう」

小泉「心配ご無用、僕、玄人ですから」

小泉「汚い勝ち方をよく知ってます」

【部室】

久「なんというか、あっという間の夏だったわねー」

まこ「ほうじゃな……」

優希「それにしても京太郎が遅いじぇ……タコス作ってもらおうと思ったのに……」

久「一番打たないといけないのに須賀くんはどうしてこうも遅刻ばかりなのかしら」

小泉「誰かいますかー、お、居るみたいですね」

京太郎「どうも」

まこ「あれ、小泉先生、どうしたんじゃ?」

 心臓がバクバクと音を立てて緊張を加速させる。

 小泉先生はケロッとした表情で麻雀卓に俺を誘導させ、腰掛けさせる。

小泉「いやー、僕ね、この須賀ボーイを弟子にしようと思って」

小泉「君達が僕より強いなら弟子入りは無効にするんだけど、やる?」

久「え、須賀くん小泉先生の弟子になるの?」

京太郎「……ええ、部活をやめて」

 場が凍てつき、三人の表情が強張る。

久「ちょっと小泉先生! 先生はただの英語教師じゃないですか」

久「部に預けていた方が確実ですよ」

小泉「ノー・プロブレム、僕、若い頃はバカみたいに打ってましたから」

 優希がオドオドとした表情で俺のことを覗き込む。

 何も言わないで、目線を反らしてしまった。

 染谷先輩も驚いた表情で小泉先生と俺を交互に眺めた。

久「……じゃあ、私達が先生に勝ったら須賀くんはこのまま部に」

小泉「ノンノン、僕は卓には座りません」

小泉「後ろで指示を出すだけですよ」

 部長がニヤリと笑い、小さく大丈夫そうねと呟いた。

 染谷先輩は少し険しい表情になったが、優希は勝てば俺が部に残り続けると胸をなでおろした。

小泉「あ、少しハンデを貰えませんか」

久「どんなハンデですか? 点棒を50000点スタートとか」

小泉「須賀ボーイを弟子入りさせるとは言いましたけど、まだまだ技術を教えていません」

小泉「だから、一位と四位にさせてはいけないというルールにしましょう」

小泉「須賀ボーイも四位にされるのは心が痛いでしょうから」

久「……須賀くんを二位か三位にすればいいんですね。わかりました、受けましょう」

小泉「センキュー竹井さん」

 小泉先生は耳元で勝ちましたよ、玄人の戦い方を少し教えてあげます。

 そう優しく呟いた。

小泉「……須賀くん、理牌してください」

 小泉先生に言われるように、山から取り出した手牌を理牌する。

小泉「いいですねー」

小泉「そのまま全部倒して天和と言ってください」

 場が凍りつく。そして、三人の目線が俺に突き刺さってくる。

京太郎「ああ、そういうことか」

京太郎「天和、16000オールです」

小泉「ナイス、それでこそ玄人ですよ」

 ガタッと椅子が倒れる音と同時に部長が顔を赤くして俺と小泉先生を睨みつける。

 そして、高い声でそれが目的でハンデを付けさせたんですねと叫んだ。

 小泉先生はニヒルに笑い、負けても勝つなら一番早く負けて勝てる方法がベリGOODだと語った。

京太郎「……これが玄人の麻雀」

小泉「まあ、相手が勝手に墓穴掘っただけですし、さっさと勝っちゃいましょう」

 心の底から笑えた、三人が打つ手なしと項垂れ姿は……とても、

京太郎「官能的だ」

【高校生玄人伝説-京-】

というわけで、面白かったら素直に面白いとレスくれたら嬉しいです。

続きを一秒でも早く読みたいと思う人が現れたら、両立して書き進みます。

ハーメルンで5か6個の作品を両立させたことあったので余裕です。

因みに小泉丈先生はピンポンのバタフライジョーです。

知ってる人いるかな?

面白いです

イッチメッチャ元気出てきた。

次スレに行ったら高校生玄人伝説‐京‐を両立しまーす。

ただ、シノハユ買ってないからBOOKOFFで購入してからストーリーの続き書きますけん。

シノハユは悠彗が一番オススメ

楽しみ

シノハユが有るとはやりんやうたたんや赤土先生や善野さんや露子さんと言ったキャラに厚みが増しますからね
後…本編のカバー裏漫画にも一部シノハユキャラが出て居ますよ

何を言ってるのかわからないと思うが、シノハユ1~3巻まで買ってきたのにはるちゃんが出ていない。

これは俺のミスなのだろうが、ミスだとは思いたくない今日此の頃。

すまないが、シノハユ的全小カート大会の描写は無理ですのん。

すいません、なんでもしますから!

というわけで、小鍛治健夜戦を垂れ流していくよ。

【数年前の全国大会・東京】

晴絵「いやーここまで来ると化物しかいないねぇ」

望「結構黒星多くなってきてるし、一年生の私達が頑張らないと優勝は見えないよ」

晴絵「わかってるって、ここまで駆け抜けてきたんだら――見るのは優勝だけ」

望「ふふっ、いつもの晴絵らしくなってきたね」

晴絵「ビックマウスが私だから」

【早朝】

望「じゃあ、私は峠に向かうから」

晴絵「帰ったら洗車してあげないとね」

望「そうね、この子達が頑張ってるから私達が走れるんだから」

晴絵「でも、この汚れが勲章なのよねぇ」

望「勲章にトロフィーを持って帰ってきたら英雄よ」

晴絵「じゃあ、私も頑張って駆け抜けますか!」

【ジムカーナ会場・車両置場】

晴絵「えーっと、今日の相手は……え? カローラ」

晴絵「……ジムカーナでカローラ?」

晴絵「それもこのタイプは普通のFFでジムカーナに向いてるとは思わないんだけど……」

健夜「あの……私の車に何か付いてますか……」

晴絵「あ、いえ、こういう大会で86以外のカローラを持ってくる人が珍しくて」てへへ

健夜「あ、はい。お父さんの車を借りて出場しているので……」

晴絵(どうやったらこのカローラで準決勝まで来れるのかしら……)

晴絵(四輪駆動モデルをFRに改造した? いやいや、それは無いでしょ、足回りも普通のカローラだし)

晴絵「……ちょっと信じ難いけど、この大会で勝ち進むってことはそれだけの実力があるってことよね」

晴絵(第一出走は私……気を抜いたら負けそう)

晴絵(優勝して凱旋するって決めたんだから、気は抜けないね)

健夜「あの、えっと……頑張ってください……」

晴絵「あ、はい、ありがとうございます」

晴絵「ロードスター……ここまで来たんだから大会新記録出すつもりで走るよ……」

晴絵(ジムカーナの良いところは馬力じゃなくマシンのコーナリング性能と自らの腕が物を言うところ)

晴絵(600馬力の車が160馬力の車に敗れることだってある)

晴絵(人馬一体をスローガンに掲げて作られ、そして完成形の域に達したこのNBロードスターは)

晴絵(誰でも速く走れると思われている)

晴絵(でも違う、素直だからこそ、素直過ぎるからこそ)

晴絵(乗り手の腕がどんな車より求められる!)

健夜「……すごく速い」

健夜「……あそこはそう曲がったら速いのか」

健夜「……車が違っても、同じ速度で曲がることは出来るよね」

健夜「……わかった、ずっと違和感があったんだけど」

健夜「もう違和感が無い。もっと速く走れる」

晴絵「ふぅ……大会新記録までは行かなかったけど、まあ、これだけのタイム出せば一位でしょ」

晴絵「あとは望と先輩が勝ってくれたら」

晴絵「うっ!?」ゾクッ

晴絵「……カローラが」

晴絵(……なんで、そんな走りが出来るの)

晴絵(……無理矢理サイド引いて曲げてるのにスピードが落ちないの)

晴絵(……ありえない、ノーマルのカローラがあんなスピードで突っ込めるはずが)

晴絵(……ありえない)

【コンビニ前】

晴絵「……どうやったらノーマルのカローラであそこまでの速さを手に入れられるのかね」

望「晴絵以外も負けちゃったんだから晴絵は悪くないよ」

晴絵「いやさー流石にノーマルのカローラに負けると心が痛いよ」

望「私達は一年生、来年に向けて腕磨こうよ」スーパーカップパクパク

晴絵「そんなものかなぁ」ガリガリ君ムシャムシャ

晴絵「うーん、個人も散々な結果だったし、来年は優勝したいねぇ」

望「晴絵が個人をダウンヒルにしてたからだよ、ダウンヒルは強い人多いわけだし」

晴絵「だってさぁ、パワーいらない競技ってジムカーナとダウンヒルだけじゃん」

望「それもそうだけど、やっぱり車の幅が増えるから対応がしにくいから」

晴絵「全員が抜かしやすい馬鹿四駆だったらやりやすいんだけど」

望「晴絵はGTRを抜かすの好きだもんね」

晴絵「GTRは重すぎてすぐにタイヤが駄目になるから少しでもふらついたら鼻っ柱をねじ込むだけだし」

晴絵「それに、200馬力くらい違う車を追い抜くって快感じゃん」

望「わかるわかる」

灼「あむあむ」ハーゲン抹茶

晴絵「で、君、名前は?」

灼「鷺森灼です! はるちゃんのファンです!!」

晴絵「うほー、照れるなぁ」

望「まあ、晴絵はあそこまでは無敗だったからねぇ」

晴絵「そうさ、私が阿知賀最速の女! 赤土晴絵!!」

望「言い過ぎ言い過ぎ、松実の叔父さんのタイム超えてないんだから」

晴絵「あの人は別格だから、でも、卒業する頃には大幅なタイム更新を……」

望「はいはい」

灼「でも、はるちゃんかっこよかったよ!」

晴絵「うーん、まあ、私のロードスターは別格だから」

晴絵「腕が足りなかったから負けただけだし」

望「はいはい、この子どっちが連れて帰る? この炎天下で徒歩は年上として駄目でしょ」

晴絵「私のファンなんだから任されます」

望「了解」

晴絵「灼、まだ明るいけど峠行こっか」

灼「ほ、ほんとう!?」

晴絵「ま、ガソリン的に一本だけだけどね」乾いた笑み

【灼の家】

灼「すごかった!」

晴絵「おうおう、少女よ私を超えていけ」

灼「そ、そんなの無理だよ!」

晴絵「ほれ、これはお守りだ。事故らないおまじないを施してある」ネクタイスルリッ

晴絵「事故らなければ限界を超える怖さが無くなるから」

灼「……うん!」

安価↓1

【小ネタ地獄】

1:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)

2:京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲

3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! (好きなキャラを選んでね)

安価↓1~3(風呂入ってくる)

【小ネタ地獄】

1:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)

2:京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲

3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! (好きなキャラを選んでね)

解体って何する気だ?
と思いつつ 1ゆーきで

3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! 憩

県大会が開始されると同時に次スレに移行したいから三個採用。

イッチは優しくて誤字脱字お構いなしに即座執筆だから。

【京太郎ペロリ! ペロリストと化した優希】

京太郎「…………」スープラ車内

優希「……コ↑コ↓」スープラ車内

80スープラ「もう駐車場か」

70スープラ「お帰り」

80スープラ「ただいま」

京太郎「ほへぇ、おっきい」

優希「悔い改めるじぇ」

京太郎「うわぁ」

優希「今日練習キツかったじぇ」

京太郎「おう、そうだな」

優希「でも、頑張らないとタイム出ないからね、多少はね」

京太郎「そうだよ(便乗)」

優希「今日タイムどうだったんだ?」

京太郎「自己ベストより三秒遅かったわ」

優希「大会近いからな、しょうがないじぇ」

京太郎「まあ、若干緊張してるんだろうさ」

優希「あ、そうだ(唐突)」

優希「うちさぁ、ハンドルコントローラーあるんだけど、走ってかないか?」

京太郎「ああ~いいっすね~」

優希「行こっか」

京太郎「MRは挙動をどう押さえつけるかが難しいねんな」

優希「……喉乾いたじぇ、喉乾かないか?」

京太郎「ああ、そっすね」

優希「持ってきてやるじぇ! お客様だからな」

京太郎「ありがとうございます」

アイスティー「じょろじょろ」

コップ「ぽろぽろ」

謎の紙「サーッ」

優希「…………」野獣の眼光

優希「おまたせ、アイスティーしか無かったんだけど、いいか?」

京太郎「ありがとうございます」

優希「おお、凄い曲げ方、セクシー」

京太郎「はは、普通のコントローラーでもやりこんでるからな」

京太郎「じゃあ、こうたい……うえ……」フラフラ

優希「オッツダルヴァ」

【準備完了】

優希「首筋……冷房を抑えてたから……」ぺろり

優希「けっこう鍛えてるじぇ……」ぺろり

優希「おっきいじぇ(身長が)」ぺろり

京太郎「……んっ、ちょ、何してるんですか優希!?」

京太郎「まずいっすよ!」

優希「あばれんなよあばれんなよ……」柔らかスマホ

京太郎「んっ……うーん」


優希「ぺろぺろ……んっ……」ペロリスト化

優希「おまえのことが好きだったんだよ!」大胆な告白は女の子の特権!

京太郎「……ちょ、ま、やめロッテ!」

優希「好きなんだよ!」

安価↓1~3 (どうせ30分くらいレス来ないだろうから休憩するわ)

1:スマブラ(清澄キャラを二人追加)

2:そのままペロリスト

3:こんな汚い小ネタ書いて恥ずかしくないの? (恥ずかしいわ)

1 咲・和

和「警察です!」扉ガチャッ

優希「じぇ?」

京太郎「ほへぇ?」

和「わたしが右足を抑えます、優希は左足を」

優希「わかったじぇ!」

京太郎「流行らせコラ! 流行らせ!!」

和「転校しても無駄です!!」

京太郎「ウザコン、お前らに、お前ら二人なんかに負けるわけねぇだろお前オゥ!」

京太郎「流行らせコラ……流行らせコラ!」扉ガチャッ

和「へ?」

優希「じぇ?」

京太郎「ふぁっ?」

咲「お邪魔します」

京太郎「ちょ、咲!? 助けろ!!」

咲「じゃあ、失礼して」足をホールド

京太郎「ふぁっ!?」

優希「三人に勝てるわけないだろ!!」

京太郎「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!」

咲「繰り出すぞ!」

優希「満貫!」

和「跳満!」

咲「倍満!」

京太郎「ゲホッゲホッ!!」

優希「もう抵抗しても無駄だじぇ!」

京太郎「やめろォ(本音)、ナイスぅ(何する) ンアッー!」

咲「カン!」

京太郎「あ~おやめろお前、どこ触ってんでい!」

京太郎「男の胸触って喜んでるんじゃねぇよ!」

京太郎「やはりヤバイ」

【現実】

優希「……じぇ?」

京太郎「ようやく起きたか」

優希「あれ、わたしは……」

京太郎「部室で寝てたから送ってやってんだろうが」

京太郎「スープラも車検で持ってこなかったからな」

優希「……家についたらお茶くらい飲ませてやるじぇ」野獣の眼光

京太郎「え?」

【ダウンヒラー解体ショーのはじまりや!】

京太郎「はじめまして、今日は素敵なダウンヒルを彩る、出張ダウンヒラーの須賀京太郎です」

憩「ああ、どうも須賀くんようこそ。今日は大切な友達の初ダウンヒルなんで」

憩「奮発してプロレーサーの須賀くんに来てもらったんや」

京太郎「じゃあ、頑張って走らせてもらいます」

憩「うん、頑張って」

もこ「うん、速い」

京太郎「ありがとうございます」

憩「よかったわー須賀くん呼んで」

憩「やっぱー須賀くんの……走りを……最高やな!」

京太郎「ありがとうございます」

憩「やっぱ、須賀くん美味しそう」

京太郎「冗談はよしてくれ」

憩「まーま、美味しそうやで」

京太郎「次の走りも頑張ります」

憩「今日はありがとうございます」

憩「本当に速かったですわぁ」

憩「でも、もう時間遅いんで、部屋も開いてるんで」

京太郎「いや、そんな、車あるんで」

憩「いやいや、ゆっくりお話でもしましょうよ」

憩「須賀くんはファミリーみたいなもんやし」

憩「疲れたでしょ」

京太郎「まあ、そうですね」

憩「体力勝負やしな」

憩「お茶でも飲んで」お茶差し出し

京太郎「え、あの……ありがとうございます……」お茶ごくごく

【ダウンヒラー解体ショー】

憩「さあ、ダウンヒラー解体ショーのはじまりや」

もこ「8888888888888」

憩「8888888888888」

憩「わたしがじっくり料理してやるわ」

憩「みんな見とけよ」

憩「…………」モタモタ

もこ「…………」モタモタ

憩「…………」モタモタ

もこ「…………」モタモタ

憩「いい素材やこれは……料理しがいがあるわ……」

憩「……凄いなこれは(身長)」

安価↓ 1

1:出張ヒルクライマー穏乃見参!

2:奥さん登場! (好きなキャラを選んでね)

3:現実は厳しい。

安価↓ 多数決(寝ます、出没したら書き進めるんで)

1:出張ヒルクライマー穏乃見参!

2:奥さん登場! (好きなキャラを選んでね)

3:現実は厳しい。

1

2漫ちゃん

2すこやん+はやりん+ニワチョコ(シノハユ5巻から登場するすこやん世代のカップル)

ちなみに赤土先生と善野さんとうたたんも5巻で主人公の慕ちゃーと闘います

あ…連書きすみません
すこやんは現状シノハユには0話にしか出ません
取り敢えず5巻迄買えば小学生編は網羅出来る筈です
赤子時代の松実姉妹は衝撃的ですのでお覚悟を

いいのよー、過疎ってるから好きなだけ雑談と情報提供してくれても。

正直、雑談してください、現状九割くらい俺がレスしてるから寂しい今日此の頃。

明日の18:00くらいには投下して、最後の小ネタ終わらせてもう一度阿知賀へ戻しまーす。

2で漫ちゃんを推しておく

割と速報あと1年もたんかもしれんからな…

僕ちゃんの大好きな京太郎「清澄を出る喜び」シリーズがエタったんだけど、どうしてくれんのこれ?

マジ荒らし許さない。楽しんで読んでる人をなんだと思ってんだ。

このシリーズを荒らそうとするやつは天鳳個室でボロボロのカピカピにしたるからアカウント育てとけよ!

というわけで、漫ちゃんで確定してストーリー書きますけん。

えー、まじー、せっかく脱ハーメルンしたのにこの板危ういのかよ……ちょっちショック。

慢「あのぉ……須賀ですけどぉ……旦那来てませんかねぇ……?」

京太郎「ああ、慢、今終わった。帰ろうか」

慢「あれ、その痙攣してる人達どないしてん?」

京太郎「地面に生えてるキノコ食べただけだ」

漫「……ほんまなん?」

京太郎「ああ、少し刺激の強いキノコだったってだけさ」

京太郎(指しか使ってねーし)

天鳳の高段者ならあのスレの麻雀監修してやれよww

ん? 君僕と麻雀打ちたいの? しょうがねーな。

http://tenhou.net/0/?6582

知り合いの七段に声かけるから待ってて

まああのスレ麻雀描写のミスで荒れたじゃん
ここは荒らしOKの板なんだし荒れる展開にした方が悪くね?

チッ、逃げやがったか……荒らしは麻雀で解決するって毎回言ってんのに。

それに物語だから役満がボコスコ飛び出すわけで、現実の麻雀なんて一翻二翻の奪い合いなんだよ。

俺は大三元と四暗刻、国士無双カンチャン待ちしか和了したことないし、国士無双13面なんて奇跡が起こらないとまず作れんわ。

俺は一人前の麻雀打ちとしてではなく、読み手としてあのイッチの作品を眺めてたんだよ。

あのイッチのセンスは飛び抜けてる。だからこそ、楽しんで読んでたんだ。

誤字脱字、ミスなんぞ一回の指摘で十分。

俺は荒らしには抵抗するぞ、読み手が0人になろうが、この麻雀を打ち続けてきたこの指先で!

いや、逃げてないぞ
別に荒らしてるつもりもないし

まあ、僕ちゃんは喧嘩大好きだから、咲スレやし麻雀でどうにかしようやっていう考えにしてる。

荒らしや口論は僕ちゃんがキッパリ甲乙つけるから、心配しなさんな

せなん、まあ、あの物語がエタったのがむっちゃ腹に立ってたからね、すいません。

でも、京豚発言するやつは絶対に許さないわ。

スルースキル低いし僕。

ずっとまってんのに誰もこんやん

そもそも書かなくなったあのスレの1も悪いだろ

荒らしは絶対湧くんだし、この板のルールは荒らしには触れるな、嫌なら荒らしが出ないスピードでかけ、だし

うわ、40戦で上卓に行ったアカウント消えてる……ショック……

まあ、荒らしを口実にどの程度の腕の奴が麻雀打ってるのかなって思って個室解決って言ってるだけだけどさ

どう、打つ? 七段が住み着いてるチャットに居るから。

ただ、艦これのイベント的に参戦難しそうだけど。

そもそもこのスレの1って本当に咲読んでるのか?

読んでるならネトマで勝負!なんて普通言わないと思うが…

はよやろーや

天鳳元4段

最初に書いたけど、頭文字D全話見たから車を題材にしてるだけで、

ハーメルンでは京太郎放浪記っていう麻雀小説かいてた。

集まったぞ、打つ人来てくれ

国士はカンチャンじゃなくて単騎待ちやろ…

せやった、

今のところ、八段と五段招待したわ

仮に打って、1がボロ負けしたらどうするんだ…?
っていうか1局だけで強さが分かるわけないだろ、咲世界じゃあるまいし

ばっかお前そこから友情が生まれるんだろぉ!? ……知らんけど

>>725
自分の知り合い3人集めて麻雀勝負挑むような人と友情が芽生えるとは思えんなぁ…

というかここSS書く板だから天鳳募集する事も荒らしなんだけどな

>>726
自分の知り合い3人集めるとただの身内卓なんですがそれは

外野としてはこれはこれで面白いけどね
今この板に居る人間の中では珍しいタイプだし

テルー早すぎィ!

新しいオモチャが見つかったな
まあこのSSに荒らしはつかないと思うがな
何故かって?盛り上がってないスレに荒らしは沸かないからさ!

ラスやないか>>1ちゃん

見たか(震え声) 俺の友達の強さを(震え声)

半荘だと思ってたら東風だったの巻き

死にたい

まあ、でも、衝突が起きた時は割りとマジで麻雀で解決するから。

もちろん、自分の一番強い知り合いを連れてきても良いよ。

スレの住人からしたら荒らしが沸くたびに天鳳が開いてスレが進まなくてかわいそう

まあ、車好き、咲好き、麻雀好きを纏めて包み込むそんな優しいイッチになりたいです。

いきなりラスじゃカッコつかんな

五段、八段、六段、四段が点棒に飢えてるから相手してきます。

僕ちゃんの住み着いてるチャットを知りたい人が居たらURLペタペタするんで、続きはもう少し待ってて

アカウント消えてていざ麻雀したらラスとか…

はじさらしだよ

まあ、消えてるとは思わなんだからしょうがないね。

次は……京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲だったかな。

小鍛治健夜戦で一枚レス貼り忘れたから全部終わったらそれももう一回貼ります。

【京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲 】

MR-S「痛いっ!?」

エボⅢ「すまん」

京太郎「……エンジン大丈夫かな」MRだからお尻にエンジンあるんですよ

智美「わは……はは……」

ゆみ「うぷっ……うぅ……」

桃子「おお……お……」

睦月「……うむ」

京太郎「……保険入ってますよね?」

智美「……はい」

京太郎「ちょっと、警察に連絡入れます」

京太郎「俺、一時停止で止まってたんで10対0だと思うんですけど」

智美「お願いします! 等級が下がるんで許してください!! センセンシャル!!」

京太郎「いや、うちも貧乏なんで自分で修理するのはちょっと」

京太郎「等級下がっても保険で終わらせた方が確実ですよ」

智美「家族に怒られたくありません!!」

京太郎「いや、見逃したら修理代が全額俺負担じゃないですか、女の人だからって見逃しませんよ」

ゆみ「……蒲原、もう終わりだ、迅速に事故対応をしてもらえ」

桃子「そうっすよ……わたし達はタクシーで帰るっす……」

睦月「う、うむ……」

智美「おねがいします! 許してください!!」

京太郎「……わかりました。でも、板金代やエンジンにガタがあった場合は請求させてもらいますよ」

智美「本当ですか!」

京太郎「今は紙が無いので、携帯のボイスレコーダーで音声取らせてもらいますけど」

智美「ありがとうございます!」

京太郎「あと、連絡先もお願いします」

【鶴賀高校】

智美「ワハハ」

京太郎「……板金代の請求に来たらなぜだか縄で縛られて椅子にくくりつけられている」

京太郎「……何を言っているのかわからないと思うが」

京太郎「……俺にもわからん」

ゆみ「……何を考えているんだ蒲原!」

智美「……いや、成り行きで」

京太郎「いや、成り行きも何も、俺、指定された場所に来ただけですよ」

京太郎「で、案内されて、この部室っぽいところに来た瞬間殴られ、ふらついた瞬間に……」

京太郎「暴行ですよこれ」

智美「……ワハハと鳴いてみろ」ワハハ

京太郎「は?」

智美「……ワハハと鳴いてみろ、あくしろよ」ワハハ

京太郎「……すいません、警察に連絡を」

ゆみ「……すまない、私達は大会を控えているんだ。警察沙汰はどうにか回避したい」

京太郎「……なら、この縄を解いて板金代を貰いたいんですが」

ゆみ「……いいだろう、領収書はあるか」

京太郎「ポケットの中の茶封筒に」

智美「あくし――痛いなぁ」げんこつ

ゆみ「七万円か、比較的安い方だな」

京太郎「親父の知り合いの板金屋に頼みましたから」

ゆみ「蒲原、早く縄を外してやれ」

智美「ユミちんが払ってくれるのか!?」

ゆみ「……少し前に補助金が出ただろ。それを使う」

智美「……もう、タイヤ買っちゃった」

ゆみ「なんだと!?」

京太郎「……やっぱりあの時警察呼んでおけばよかった」

ゆみ「……すまないが、一週間だけ待ってくれ」

ゆみ「一週間後にちゃんと板金代を支払おう」

京太郎「……信用できませんよ。もうこの際、裁判起こした方が楽ですし」

ゆみ「……そうか、信用してはくれないのだな」

京太郎「事故したのに警察は呼ばせてくれない、板金代も払わない、縄で縛る」

京太郎「信用できる要素ありますか?」

ゆみ「……犬のように鳴け、早くしろ」

京太郎「ふぁっ?」

ゆみ「もうこの際、大会に出れないのであれば……君を虐げて高校最後の夏を彩ろうと思う……」

京太郎「話しが飛躍しすぎてわけわかめ」

ゆみ「一週間待つか、それとも私達のペットにされるか、どちらを選ぶ?」

京太郎「……一週間待ちます」

【一週間後】

京太郎「……またですか、警察に相談もしないであなた達を信じたのが馬鹿でした」縛られー

ゆみ「……五万円しか集まらなかったんだ」

京太郎「もうこの際、二万円くらいこっちで持ちますよ」

ゆみ「……君の車をぶつけた張本人が物損事故を起こしたんだ」

京太郎「……いや、流石に引き下がりませんからね」

京太郎「てか、そっちを保険でどうにかしましょうよ」

ゆみ「……幸い、少しヘコむ程度だったんだ。五万で済む」

京太郎「……だから、引き下がりませんって」

ゆみ「……ワンと鳴いてみろ、犬のように」

桃子「……加治木先輩、そこまですることないっすよ」

ゆみ「わかってる、でも、蒲原の事故で……私達の大会は……」

京太郎「……なんで俺が悪いようになってるの」

京太郎「……わかりました。板金代はもういいですよ、貯金でどうにかします」

京太郎「だけど、もう二度と車をぶつけるような運転をするなとぶつけた人に言ってください」

ゆみ「……ありがとう、じゃあ、ワンと鳴いてくれ」

京太郎「ふぁ?」

ゆみ「いや、頑なにワンと言わない君をワンと言わせてみたくてな」

智美「ワハハ、そうだ、犬のように駆け巡る姿を見てみたい」ワハハ

京太郎「どこから来たんですかこの人は」ワープしたのか

ゆみ「雑誌に気が強い男は調教するととても上質な猫になると書いていた」

京太郎「アンタは何を読んでるんですか」

京太郎「女子高生でしょ」

佳織「興味あります!」ロッカーからスルリッ

睦月「よろしくお願いします」ガラガラ

京太郎「……全員集合かよ」

ゆみ「……犬なんだから服を着てはいけないな」

京太郎「…………」縄をスルリッ

京太郎「警察を呼ぶんで、ちょっちタンマ」携帯取り出し

桃子「ステルスモモの前では電話なんて出来ないっすよ!」携帯奪い

京太郎「……俺もうね、逃げる」

京太郎「……ワンワン」上半身裸

智美「ワンワンだと! ふざけんじゃねえよお前! ワハハだろォ!?」ワハハ

京太郎「……ワハハ」

ゆみ「ワハハだと! ふざけんじゃねえよお前! ワンワンだろォ!?」

京太郎「……ワンワン」

桃子「……すいません、でも、大会があるんす」カメラ構え

京太郎「……ワンワン」

佳織「……いい、すごくいい!」

睦月「……刺激が強いな」顔真っ赤

【平行世界の話ですので、一切この展開はストーリーに関係しません】

小鍛治健夜戦をもう一度貼り直します。レス稼ぎじゃなくて、レスの貼り忘れですから

【数年前の全国大会・東京】

晴絵「いやーここまで来ると化物しかいないねぇ」

望「結構黒星多くなってきてるし、一年生の私達が頑張らないと優勝は見えないよ」

晴絵「わかってるって、ここまで駆け抜けてきたんだら――見るのは優勝だけ」

望「ふふっ、いつもの晴絵らしくなってきたね」

晴絵「ビックマウスが私だから」

【早朝】

望「じゃあ、私は峠に向かうから」

晴絵「帰ったら洗車してあげないとね」

望「そうね、この子達が頑張ってるから私達が走れるんだから」

晴絵「でも、この汚れが勲章なのよねぇ」

望「勲章にトロフィーを持って帰ってきたら英雄よ」

晴絵「じゃあ、私も頑張って駆け抜けますか!」

【ジムカーナ会場・車両置場】

晴絵「えーっと、今日の相手は……え? カローラ」

晴絵「……ジムカーナでカローラ?」

晴絵「それもこのタイプは普通のFFでジムカーナに向いてるとは思わないんだけど……」

健夜「あの……私の車に何か付いてますか……」

晴絵「あ、いえ、こういう大会で86以外のカローラを持ってくる人が珍しくて」てへへ

健夜「あ、はい。お父さんの車を借りて出場しているので……」

晴絵(どうやったらこのカローラで準決勝まで来れるのかしら……)

晴絵(四輪駆動モデルをFRに改造した? いやいや、それは無いでしょ、足回りも普通のカローラだし)

晴絵「……ちょっと信じ難いけど、この大会で勝ち進むってことはそれだけの実力があるってことよね」

晴絵(第一出走は私……気を抜いたら負けそう)

晴絵(優勝して凱旋するって決めたんだから、気は抜けないね)

健夜「あの、えっと……頑張ってください……」

晴絵「あ、はい、ありがとうございます」

晴絵「ロードスター……ここまで来たんだから大会新記録出すつもりで走るよ……」

晴絵(ジムカーナの良いところは馬力じゃなくマシンのコーナリング性能と自らの腕が物を言うところ)

晴絵(600馬力の車が160馬力の車に敗れることだってある)

晴絵(人馬一体をスローガンに掲げて作られ、そして完成形の域に達したこのNBロードスターは)

晴絵(誰でも速く走れると思われている)

晴絵(でも違う、素直だからこそ、素直過ぎるからこそ)

晴絵(乗り手の腕がどんな車より求められる!)

健夜「……すごく速い」

健夜「……あそこはそう曲がったら速いのか」

健夜「……車が違っても、同じ速度で曲がることは出来るよね」

健夜「……わかった、ずっと違和感があったんだけど」

健夜「もう違和感が無い。もっと速く走れる」

晴絵「ふぅ……大会新記録までは行かなかったけど、まあ、これだけのタイム出せば一位でしょ」

晴絵「あとは望と先輩が勝ってくれたら」

晴絵「うっ!?」ゾクッ

晴絵「……カローラが」

晴絵(……なんで、そんな走りが出来るの)

晴絵(……無理矢理サイド引いて曲げてるのにスピードが落ちないの)

晴絵(……ありえない、ノーマルのカローラがあんなスピードで突っ込めるはずが)

晴絵(……ありえない)

【コンビニ前】

晴絵「……どうやったらノーマルのカローラであそこまでの速さを手に入れられるのかね」

望「晴絵以外も負けちゃったんだから晴絵は悪くないよ」

晴絵「いやさー流石にノーマルのカローラに負けると心が痛いよ」

望「私達は一年生、来年に向けて腕磨こうよ」スーパーカップパクパク

晴絵「そんなものかなぁ」ガリガリ君ムシャムシャ

晴絵「うーん、個人も散々な結果だったし、来年は優勝したいねぇ」

望「晴絵が個人をダウンヒルにしてたからだよ、ダウンヒルは強い人多いわけだし」

晴絵「だってさぁ、パワーいらない競技ってジムカーナとダウンヒルだけじゃん」

望「それもそうだけど、やっぱり車の幅が増えるから対応がしにくいから」

晴絵「全員が抜かしやすい馬鹿四駆だったらやりやすいんだけど」

望「晴絵はGTRを抜かすの好きだもんね」

晴絵「GTRは重すぎてすぐにタイヤが駄目になるから少しでもふらついたら鼻っ柱をねじ込むだけだし」

晴絵「それに、200馬力くらい違う車を追い抜くって快感じゃん」

望「わかるわかる」

晴絵「……来年の夏までにもう少し腕を上げるしかないかな」

望「その心大切だよ」

晴絵「というわけで、私のファンにガリガリ君を食べさせてあげないと」

灼「ふぇ!?」

晴絵「ちびっこちゃん、こんな炎天下の中でじーっとしてると熱中症になるよ」

晴絵「ガリガリ君のコンポタージュでいいかな?」

望「小さな子供にゲテモノ食わすな」コツン

晴絵「痛った!? 本気で叩くことないでしょ!」頭抑え

望「お姉さんにうんと高いアイス買ってもらいな」

晴絵「ちょっと、ガソリン入れないとだからハーゲンは無理だって!」

望「つまり、ハーゲンを買えるお金はあるってことね」

晴絵「うっ……一個だけだからね……」

灼「あむあむ」ハーゲン抹茶

晴絵「で、君、名前は?」

灼「鷺森灼です! はるちゃんのファンです!!」

晴絵「うほー、照れるなぁ」

望「まあ、晴絵はあそこまでは無敗だったからねぇ」

晴絵「そうさ、私が阿知賀最速の女! 赤土晴絵!!」

望「言い過ぎ言い過ぎ、松実の叔父さんのタイム超えてないんだから」

晴絵「あの人は別格だから、でも、卒業する頃には大幅なタイム更新を……」

望「はいはい」

灼「でも、はるちゃんかっこよかったよ!」

晴絵「うーん、まあ、私のロードスターは別格だから」

晴絵「腕が足りなかったから負けただけだし」

望「はいはい、この子どっちが連れて帰る? この炎天下で徒歩は年上として駄目でしょ」

晴絵「私のファンなんだから任されます」

望「了解」

晴絵「灼、まだ明るいけど峠行こっか」

灼「ほ、ほんとう!?」

晴絵「ま、ガソリン的に一本だけだけどね」乾いた笑み

【灼の家】

灼「すごかった!」

晴絵「おうおう、少女よ私を超えていけ」

灼「そ、そんなの無理だよ!」

晴絵「ほれ、これはお守りだ。事故らないおまじないを施してある」ネクタイスルリッ

晴絵「事故らなければ限界を超える怖さが無くなるから」

灼「……うん!」

疲れた。

二ヶ月ぶりくらいに麻雀打ったし、原作本の読み返しも肩こるし。

今日はここまでで、安価は多数決にしますかね。

安価↓ 多数決(明日の出没まで)

1:晴絵参戦

2:松実姉妹が走る理由 END

3:赤土晴絵編

4:もしも京太郎が自動車部に入部しなかったら(照戦)

>>742
突っ込み行きます!
鶴賀高校ってどこっすか!?
鶴賀学園の事っすか!?

所で>>1さん咲-Saki-の学校の中で共学の学校がどんだけ有るか分かって居るんでしょうか?
ちなみに共学の学校は咲さんや京太郎くんが通う清澄高校と透華お嬢様や衣お姉さんが通う龍門渕高校と小走先輩が通う晩成高校の三校だけだった筈です

4

りゅーもんも共学確定したんだ?

すみません!突っ込みに集中し過ぎて安価付け忘れて居ました!
安価の方は3でお願い致します!
シノハユ絡みのエピソードを希望します!
取り敢えずは
小四時代の赤土先生が全小出場を師匠である露子さんに報告するって言う話をお願い致します!

すみません!突っ込みに集中し過ぎて安価付け忘れて居ました!
安価の方は3でお願い致します!
シノハユ絡みのエピソードを希望します!
取り敢えずは
小四時代の赤土先生が全小出場を師匠である露子さんに報告するって言う話をお願い致します!

>>769
あれ?龍門渕も女子校でしたっけ?
共学なのは清澄と晩成だけ?

すまぬ、早く書くことだけに集中してたら誤字が出た。これでOKでいいかね?

【鶴賀学園】

智美「ワハハ」

京太郎「……板金代の請求に来たらなぜだか縄で縛られて椅子にくくりつけられている」

京太郎「……何を言っているのかわからないと思うが」

京太郎「……俺にもわからん」

ゆみ「……何を考えているんだ蒲原!」

智美「……いや、成り行きで」

京太郎「いや、成り行きも何も、俺、指定された場所に来ただけですよ」

京太郎「で、案内されて、この部室っぽいところに来た瞬間殴られ、ふらついた瞬間に……」

京太郎「暴行ですよこれ」

確か共学は清澄晩成のみだったはず

アニメだと鶴賀に男子生徒がいたらしいけど…

りゅーもんは特に描写ないし、ハギヨシは19歳だから生徒の可能性はかなり低いって考えると女子校の方が自然かな

にしても、咲世界は本当に女子が麻雀強いよね、リアルは男子一強なのにさ

僕ちゃん誤字脱字多いから、脱字したとこは脳内変換してほしいけど、指摘されたら書き直します。

じゃあ、僕ちゃんは【京太郎「清澄を出る喜び」】シリーズが復活してないか監視するから引き続き安価よろしく。

777なら好きな小ネタ言ってね(思い付き)

もし京ちゃん達がバイク部だったら

【SUZUKI・GOOSE350】

京太郎「部長……俺のバイクに乗らないでくださいっていつも言ってるじゃないですか……」

久「いやー大型乗ってると中型が恋しくなるのよねぇ」

京太郎「……クラッチレバー折れてるし」

久「だってセパハンって運転しにくいもの」

 【SUZUKI・GOOSE350】はSUZUKI二輪が1991~1999年まで発売したカフェスタイルのオートバイである。

 この車両はシングル(単気筒)のエンジンに関わらず10000回転までブン回せる非常に心地の良いエンジンを搭載している。

 通常のネイキッドスタイルのバイクをカスタムしたかのようなスタイリングから一部のファンから根強い人気を持っている。

 イッチがガチで乗っているバイクである。

 エンジンの調子が悪いのか、燃費が悪い。

 SR400みたいな馬鹿みたいに遅いバイクと一緒にするなよ? 普通にCBR250RRを千切れる性能あるんだからな。

まこ「まあでも、綺麗にクラッチレバーが折れるだけで済んどるけぇ」

京太郎「まあ、クラッチレバーの予備は三個積んでるんでいいですけど」工具構え

久「ごめんね須賀くん、ちゃんとクラッチレバー代は払うから」

京太郎「ならデートしてくださいよ、親から彼女はまだかって言われてるんで」

久「顔見て言いなさい」満面の笑み

京太郎「ひっで」

京太郎「それにしても、部員になってくれそうな人現れませんねぇ」クラッチレバー交換完了

久「バイク通学してる子多いけど、殆ど原付二種なのよねぇ」

京太郎「このままだと各自の個人戦と耐久レースしか出来そうにありませんね」

久「うーん、わたし団体戦に出たいのだけども」

京太郎「部員集まらないと無理でしょ」

久「……そうよねぇ」

和「……あの、ここがバイク部でしょうか?」

京太郎「……でかい」おもち

和「ちょ!? どこ見てるんですか!」

京太郎「ああ、すまない。ちょっと対魔忍を思い出して」プレイしたこと無いけどユキカゼは好き。

優希「のどちゃんに何セクハラしてるんだじぇ!!」ドロップキック!

京太郎「あべしっ!?」

京太郎「……ヤマハのR25か」

まこ「……CBR250RRじゃのぉ」

久「ものの見事にSSバイクが二台も」

京太郎「まあ、俺様のGOOSEのが100CC上だけどな!!」

まこ「排気量コンプレックスむんむんじゃのぉ」

京太郎「男たるもの女の子に排気量で負けられません!」

久「XJR1200」

京太郎「……俺、大型免許取得したらB-kingに乗るんだ」

まこ「ものの見事に鈴菌に感染しておる」

【京ちゃん達がバイク部だったら・END】

4のがコンマ高いから照戦を垂れ流していくよ。

期待

【もしも京太郎が自動車部に入っていなかったら】

京太郎「……南蒲の叔父さんに頼んで色々な部分に手を加えてもらった」

親父「……どこでやるんだ?」

京太郎「RX峠ってところ」

親父「あそこか、プロだった頃に少し走った」

京太郎「ストレートは」

親父「無いに等しい、235馬力でも十分戦える」

親父「……あそこには排水用の溝がある。出来るか?」

京太郎「イメージは完璧。あとは、限界を超えられるかだけだ」

親父(照ちゃんも意地が悪いというかなんというか)

親父(優勝インタビューで名指しするとは夢にも思わなかったぞ)

照『長野の須賀くん……●月●日、RX峠で待ってるから……』

親父(俺の息子だ、喧嘩売られたら普通に買うからな)

京太郎「じゃあ、三日後くらいに戻ってくる」

親父「ぶつけてでも前を走ってくれ、宮永さんに言われてるんだ」

親父「あの子を止められるのはお前だけだって」

京太郎「板金代残ってねぇよ」

親父「俺が払ってやるよ」

京太郎「……了解」

【白糸台】

淡「最近物凄く速いMR-Sが現れるらしいよ」

照「……そう」鍵握りしめ

淡「わたし、そのMR-Sと追っかけっこしようと思ってるの!」

淡「頭文字DでもMR-Sはトレノに勝てないわけだしぃ、この辺りの峠を荒らす不届き者は」

淡「この高校100年生ドライバー! 淡ちゃんがやっつけちゃうんだから!!」

照「……やめて置いた方がいい。あのMR-Sは本物だから……」

淡「えーなんでー」

照「……多分、彼が全国に出場していたらわたしの三連覇は無かった筈だから」


安価↓ 1~3(白糸台の車を決めといて風呂行って来る)

【県大会の車は勝手に決めたけど、全国大会は選んでもらうよ(車両指定の連投は控えてね)】

1:弘世菫

2:渋谷尭深

3:亦野誠子

宮永照:RX7・FD

大星淡:スプリンター・トレノ(AE86)

菫 カレラGT

エリーゼ

菫:ヒルクライム

尭深:レース

残りは誠子でラリーだけですね。

安価↓1

亦野誠子:ラリーベースをば

カレラGTは600馬力あるのか、流石に250馬力落とすのは無理でしょ……

カレラSにしときます。

エリーゼはフェイズⅢのスーパーチャージャー付きをチョイスしときますね。


安価↓1 (見たい小ネタをお願いします(ビデオレターOK))

亦野誠子:ラリーベースをば

プジョー 106ラリー16V

いいねぇ、僕ちゃんプジョー好きよ(今はトヨタ乗ってるけど)

じゃあ、車両は確定しましたが、時間が時間なんで美容と健康の為に寝ます。

この世界観で見てみたいストーリーがあったら好きなだけ書いてください。厳選して書かせてもらいます。

もちろん、ヤンデレ、ツンデレ、落ち、堕ち、ビデオレターもOKでーす(ゲス顔)

ビデオレター…ポケ戦かな(すっとぼけ)

>>796
えぇと…
旧白糸台のエピソードをば…

各キャラの愛車に関しては
渡辺琉音…インテグラタイプR
沖土居蘭…ファミリア
宇野沢栞…カプチーノ
棚橋菜月…シティターボⅡ
でお願い致します!

連書きすみません
後見たいエピソードは…
照姉さんの
“初めての全国…2度目の敗北”
照姉さん以外の登場人物は
戒能良子…希望搭乗車両“インプレッサ”
末原恭子…客席で観覧
善野一美…客席で観覧
其れから
宮永姉妹による“一年前…無言の再会”
宮永姉妹以外の登場人物は
弘世菫
宇野沢栞
棚橋菜月
でお願い致します

流石にそれを書いちゃうと次スレ行っちゃうよ。

東京観光中にばったり再会した姉妹の会話でお茶を濁してクレメンス。

小ネタの依頼は借金スレのように常にオープンしてるからお気軽にどうぞ。

【一年前の東京】

 わかっていないから性質が悪い。

 お姉ちゃんは何もわかっていない、お姉ちゃんは因縁を晴らしたいだけで走ってるんじゃないんだよ。

 幻影を追いかけているのは自分より速く走れる男の人に好意を抱いてしまったから。

 でも、お姉ちゃんはその部分初心だから理解できていない。

 お姉ちゃんは須賀京太郎という個人に強い恋心を抱いているからこそ、脳裏から消し去ることができない。

咲「ねえ、お姉ちゃん? 京ちゃんの幻影を抜き去ることができた」

照「…………」

咲「京ちゃんはね、お姉ちゃんが知ってる頃の京ちゃんじゃなくなってるよ」

照「…………」

咲「追っかけてどうにかなるのかな、京ちゃんの紛い物を」

照「……うるさい」

 町中でばったりと遭遇なんて、運が良いのか悪いのか。

 でも、良い機会だし、お姉ちゃんにも絶望をお裾分けしないとね。

咲「お姉ちゃんはさぁ」

咲「京ちゃんのことが好きなんだよ、どうしようもないくらい、恋い焦がれてるの」

照「そんなはずない! 彼はわたしの倒さないといけない敵だ!!」

咲「はは、そんなわけないよ。わたし達はお母さんとおんなじ、自分より速く車を運転できる人が大好きなの」

咲「お姉ちゃんはそれを恋心だとは思わないで、ただ、自分の心を押さえつけてるだけ」

咲「なんでお母さんがお父さんと結婚したか? 簡単だよ、お母さんがお父さんのFCに負けたから」

咲「それも一回だけじゃない、二回、三回、何回勝負しても、お母さんが勝つことはなかった」

咲「現役プロレーサーがアウェイだとしても、何度も同じ走り屋に負けるなんてありえない」

咲「だから、わたし達が生まれたの」

照「……お願いだから、もう、何も」

咲「今度、お姉ちゃんが京ちゃんに負けたら、多分、憎悪じゃなくて不思議な感覚に襲われると思うよ」

咲「この人と一緒になりたい。子供を作りたい。隣に座って走りを見ていたい」

咲「女って単純な生き物で、自分の最も秀でた部分を男の人に超えられると心が揺らいじゃうんだ」

照「絶対に負けない!」

咲「お姉ちゃんって本当に負けず嫌いだよね」

咲「そういう負けず嫌いなところ大好きだよ」

照「……咲」

咲「でもね、京ちゃんはお姉ちゃんが超えられないラインに辿り着いちゃってる」

咲「お姉ちゃん、もし戦ったら泣いちゃうよ」

咲「お姉ちゃんって、宮永照って人は泣き虫だから」

照「須賀京太郎がここに来てるの!」

咲「うん、来てるよ。でも、勝負させてあげない」

照「……なんで」

咲「だって、FDはお父さんの車だから、ヘコませてほしくないもん」

照「……素直だった……咲はどこに……」

咲「お姉ちゃん、大丈夫だよ。姉の仇は妹のわたしが果たすから」

照「――っ!?」

咲「お姉ちゃんは好きなように走って、京ちゃんのことなんて忘れちゃいなよ……」

咲「……1%の確率でも、京ちゃんを取られたくないし」

照「……咲?」

咲「まあ、まだ免許取ってないから戦えないし、京ちゃんの助手席は心地良いから」

咲「でも、お姉ちゃんにあげない。京ちゃんの全部はわたしの物だから……」

咲「じゃあ、わたしは東京観光を楽しむから」

咲「そうだ、優勝おめでとう」

照「……咲」

咲「来年、京ちゃんと戦えるといいね」

咲「まあ、その前にわたしが倒しておくけど」

咲「姉の仇は妹がってね」

 さよなら、京ちゃんより遅く走る人……。

ビデオレター(ゲス顔)の依頼してくれねぇかなぁ、俺

ちょっち照戦をどう白熱させるか構成中だから、20レスくらいで書き終わる程度の小ネタをば

安価↓ 照戦を書き終えるまで

じゃあ、ちゃちゃのんが京ちゃんに一目惚れをして週末京ちゃんを見にくる(ストーカー)なんてどう

すまぬ、友人と飲まないといけないから今日は勘弁。

ちょっち広島の方言を勉強してその小ネタを書いていきますかね。

あ、ここでは語録フリーなんで、好きなだけ語録使って。

京太郎とホモを迫害するノンケは麻雀だかんな!

海外へ武者修行に出かけた京太郎からの絶望ビデオレターも行くべきだろ
丁度エイスリンとかネリーとか外国人枠はいるんだし
スポンサーの令嬢に見初められて婚約発表とかもいいな
それを指をくわえて見ている事しかできない幼馴染みとか

京太郎くんと言えばレディースランチですが
咲さんにレディースランチを頼むエピソード(高久田誠くん登場のエピソード)をお願い致します!

♖♘♗♕♔♗♘♖
♙♙♙♙♙♙♙♙
□■□■□■□■
■□■□■□■□
□■□■□■□■
■□■□■□■□
♟♟♟♟♟♟♟♟
♜♞♝♛♚♝♞♜

君がチェスなら俺はオセロで対抗するね!

A B C D E F G H
□□□□□□□□1
□□□□□□□□2
□□□□□□□□3
□□□○●□□□4
□□□●○□□□5
□□□□□□□□6
□□□□□□□□7
□□□□□□□□8

【ボーイズランチを所望する】

京太郎「俺はいつも思うことがあるのだ」カツ丼むしゃむしゃ

京太郎「なぜ、女だけ特別なメニューを食すことを許されるのか?」

京太郎「正直な話をさせてもらえれば、女より男の方が一日に消費するカロリーが高い」

京太郎「だからこそ、女に供物を沢山提供することをせず、働く男の為に低価格でガッツリメニューを」

京太郎「ボーイズランチとして提供してもらいたい」味噌汁ごくごく

咲「はいはい、京ちゃんはよく食べるからね」

京太郎「そらそうだ、こちとら軽いランニングと筋トレを欠かさずやっているわけだからな」

京太郎「だが、俺は体脂肪率を下げるために筋トレをしているわけじゃない」

京太郎「身を守るために体を仕上げているのだ!」

咲「うんうん、それで助けられたからね」援助交際強要の件思い出し―

京太郎「そうだな、量的には牛丼特盛りくらいが好ましい」

咲「京ちゃん牛丼大好きだからね」

京太郎「アレほど胃袋にねじ込んで快楽を得られる食い物はそうそう無いだろ」

咲「ハンバーガーも好き、ピザも好き、コーラは水」

咲「よく太らないね?」

京太郎「京ちゃんの胃袋は異次元なんだよ」お冷ゴクゴク

咲「わたしもそれだけ食べて体を維持できるならいいのになー」

京太郎「はは、バラス……」ゲンコツ

咲「ん? 京ちゃん何か言葉を発したかな」

京太郎「いいえ、僕ちゃん何も言ってません」頭抑え

高久田誠「今日もイチャイチャしてるねぇ」

京太郎「おまえみたいにナニは小さくないからな」

誠「は! 俺のビッグマグナムを味わいたいのか?」

京太郎「バイクのマフラーにでも差し込んどけ」

誠「俺の原チャにはデカすぎてヒーヒーしちまうよ」

京太郎「は、あのカブ号のマフラーに入る程の極細だろうが」

京太郎「スパゲッティ野郎」

誠「……泣くぞ」

京太郎「ほれハンカチ」

誠「うわーん! 絶交だかんなー!!」

咲「ご飯の時に汚い話しないでよ」

京太郎「男には下ネタを使わないといけない時があるんだよ」

京太郎「まあ、俺の場合は滅多に無いが」

咲「京ちゃんって本当にエッチなことに興味ないよね」

咲「本棚にエロ本を隠す歳でしょ」

京太郎「興味ねーよ、俺様は常時賢者タイムだからな」

咲「結婚したら奥さん泣くよ」わたしがなるんだけど

京太郎「いいじゃないか、浮気し無さそうで」

京太郎「さーて、午後の授業もがんばりますかね」

咲「ご馳走様でした」手を合わせ

京太郎「じゃあ、帰りは駐車場で」

咲「うん」

菫「……行くのか」

照「……彼を倒さないと、わたしの未来は無いから」

菫「……事故だけはするなよ」

照「……わかってる」


菫「因縁というやつだ。少しだけ、少しだけだが話を聞いたことがある」

淡「どんなー?」

菫「360馬力のFDを初めての運転で抜き去った少年がいたらしい」

菫「その日はじめてハンドルを握り、クラッチを蹴り、アクセルを踏み込んだとは思えない」

菫「完璧な運転をしていた……らしい……」

淡「いやいや、そんなの無理でしょ! わたしだってエンストしまくりだったし!」

菫「それを言われただけでやってみせる天才もいるということだ」

菫「……三連覇の偉業を成したアイツだが、今回の勝負、敗れるだろう」

淡「どうしてさ! てるーは全国大会三連勝なんだよ!?」

菫「……一度負けた相手には勝てない。それが走り屋なんだ」

菫「それが、一度の勝負以来、勝負を挑んでいない相手なら尚更……」


【RX峠】

京太郎「どうもお久し振りです宮永さん」

照「……準備は」

京太郎「ええ、全部が仕上がりましたよ」

MR-S「ゴゴゴゴッッッ」

FD「ゴゴゴゴッッッ」

照「……この峠は事故が多い」

照「……ついてこないのが身のため」

京太郎「確かに、ガードレールはすべてのコーナーでベコベコでしたね」

京太郎「だけど、それはどこの峠でも同じだ」

京太郎「公道に勝ち負けは存在しないといつも思ってましたが」

京太郎「今日だけは勝ち負けを考えて走らせてもらいます」

照「……そう」


京太郎(叔父さん、咲、親父……因縁の最終章は緊張するものだな……)

京太郎(正直、どっちが勝っても物事は普通に流れていくと思う)

京太郎(だけど、この人を止められるのは俺だけだと思っているんだ)

京太郎(もし、彼女がプロの世界に行ったら即座にトップに登りつめるだろう)

京太郎(だが、彼女よりずっと速く走る人は多く居る。だからこそ、ここで俺がもう一度)

京太郎(勝ちを拾って、悩ませて、その先の世界に送り出す。そうしないと、この人はダメになる)

京太郎(峠の走り屋ではなく、レーサーとして彼女を倒す。それだけだ)

照「……どっちがいい? 先行後追い」

京太郎「貴方は先行逃げ切りが大好きですからね、後追いを」

照「……わかった」

京太郎(荒いのに速い、そして、追いつけない。彼女が血餓の女帝と言われている理由)

京太郎(それは先行での容赦のない逃げ切り)

京太郎(差を詰めようとしても詰められない)

京太郎(だから、対戦相手は限界のその先に足を踏み入れてクラッシュする)

京太郎(歳を重ねるごとにその切れ味は増し、今ではインターハイ三連覇)

京太郎(荒いが速い、速いが荒い)

京太郎(限界の先を捻じ伏せる為の荒さだ)

京太郎(付け入る隙があるとするなら、やっぱり……溝走りしかないな……)

京太郎(だが、あのFDのタイヤは……いや、勝負の時に相手の心配をする必要は無いな……)

京太郎「厳しい世界なんだ」

照(……ここはわたしのホームコース。東京に来て毎日と言える程に走り込んでる)

照(付け焼き刃の走り屋には)

照「負けない……」

 唸るエンジンサウンド、

 両者の瞳は鋭く熱をもつ、

 この勝負にギャラリーは存在しない、

 二人の好敵手が互いに意地をぶつけ合う戦場、

 互いにプロを凌駕する走り手、

 この勝負を見届けるのは天と、

 二人の愛車だけである。

京太郎(本当にテクニカルコースだ)

京太郎(昨日の夜だけの走り込みですべてを知り尽くすことが出来ないくらいの難易度)

京太郎(ジェットコースターなんて生温い)

京太郎(メーターを振り切る速度で駆け抜けないとこの人を倒すことなんて出来ない)

照(……昨日一日走っただけでこの異様な成長速度)

照(……化物)

照(自分が言われている言葉だけど、まだまだわたしはその領域に踏み入れてない)

照(人間の領域に留まってる……)

京太郎「キツイ二連ヘアピン……並みのドライバーならそんな速度で駆け抜けるなんて心臓が持たない」

照「何年も走り込んで作り上げた最速のライン、それをなぞってくるなんて……」

京太郎「……ツインターボだけあってターボラグが無いな」

照「このFDがシングルターボだったら重ねられてた……」

京太郎「隙はあのコーナーだけか」


照「……この違和感」

照「……何かを仕掛けてくる」

京太郎「ここだ!」ギュシュン!

照「っ!? ……溝走り」

京太郎「気持ちがいいくらい刺さった、抜き返せるか……」

照「……次の溝は」

照「このコースで一番長いストレートの手前!」

【ファミレス】

親父「私はあの峠をそれなりに走ったことがありますが、まず最初に京太郎が追い抜くでしょう」

界「その根拠は?」

親父「あの峠にはタイヤを引っ掛けられる排水用の溝が掘られてるんです」

親父「序盤の二連ヘアピン後のヘアピン、そこで容赦なく京太郎は照ちゃんを抜きます」

界「……それで勝負ありになるのですか」

親父「いえ、抜いてもターボパワーですぐに並ぶでしょう」

親父「そして、地の利を活かして照ちゃんが抜き返すでしょうね」

照「……ここを流しっぱなしで抜けられる人間はいない」

京太郎「ちっ、流しすぎた……」

照「ここはグリップでインにねじ込む場所……抜き返す……」

京太郎「FDでグリップされると気色悪いな……ドリ車だろうに……」

親父「この時点で京太郎の勝てる確率はグンと落ちます」

界「自分の息子を信用していないのですね」

親父「信用はしてますよ、あいつの運の良さは」

界「運の良さ?」

親父「この時期、雑草が生い茂った溝を発見できていたら、京太郎がもう一度抜きます」

親父「それを発見出来なかったら、まあ、負けるでしょうな」

照「このコーナの先はショートストレート! 差を!!」

京太郎「ここだ!」

照「っ!? そこは雑草が……あ!」

京太郎「あるんだよ、ここにも溝が……」

親父「ここで抜き返せたらもう残ってるのヘアピンだけ」

親父「ダウンヒルでパワーは身を滅ぼす諸刃の剣になることが多い」

親父「そうなれば、抜き返すポイントを必死に考えて思うようにアクセルを踏めないでしょう」

界「……そうですか」

親父「でも、照ちゃんはRX峠を知り尽くしている。なら、登坂車線が発生するショートストレートからの緩い左」

親父「そこで美味しい回転数を残しつつインギリギリでドリフトしていくでしょう」

親父「京太郎は俺の猿真似でグリップインギリギリでブロックに入るでしょうが」

親父「照ちゃんがアウトに膨らませ、立ち上がり加速で並ばれます」

京太郎「並ばれたか……」

照「パワーはこっちの方が上……」

京太郎「……溝は残り一つ」

京太郎「……運次第だな」

親父「もし、京太郎が前を走れたら、100%負けます」

界「どうしてですか……」

親父「山から流れてくる雨水は下へ下へと流れていきます」

親父「一週間前、東京は梅雨を彷彿とさせるゲリラ豪雨でした」

界「それと勝敗に何の関係が」

親父「わかりませんか?」

照「……わたしの方1m先に、そしてイン!」

照「わたしにだって……!」

京太郎「……すいません、照さん」

京太郎「……俺の勝ちです」

親父「京太郎はインに張り付いて溝を駆け抜けようとする照ちゃんをアウトからすっぱりと抜くでしょう」

界「どうやって?」

親父「あのFDはインチアップされてあります、そして、ドリフトをする為にフロントの車高もうんと低くされてるでしょう」

親父「もし、照ちゃんが京太郎を倒すために溝走りを真似たとします」

親父「まず最初にタイヤが溝に収まらずとても不安定な状態に」

親父「そして、山頂から流れ出てきた雨水が運んだ湿った土が更に不安定さを際立たせ」

親父「低いフロントが腹を擦って前輪タイヤが溝から外れます」

親父「そのままスピンか、溝から後輪タイヤを外してアウトに逃れます」

親父「そして……京太郎がアウトからインに差し込んで終わりでしょう……」

照「うっ! 前輪タイヤが!?」

照「後輪タイヤを外さないと!」

京太郎「……今回はスピンじゃないんですね」

京太郎「……親父、板金代、小遣いにしてくれ」

親父「……まあ、これくらいしか勝つ方法は無いでしょうね」

親父「確率で言うなら……10%くらい」

界「……その先に抜き返せる場所は」

親父「ヘアピンが一箇所、でも、この時点で足回りに多少のガタが来てるでしょう」

親父「安定しない挙動で抜き返したとすると……MR-SとFDが板金屋送りってだけですよ」

照「挙動が……負けたくない……負けたくないよ……」

京太郎「その足で並ぼうとするのは凄いです」

京太郎「でも、その車を壊したくなかったら!」

京太郎「引いてください!!」

界「……いや、待ってください」

界「仮に足回りの不具合から照がスピンするとして……京太郎くんは避ける技術がある筈でしょう……」

親父「あいつは良くも悪くも優しい性格をしてましてね……」

親父「もし、この展開になってたら……ガードレールに突き刺さるFDにMR-Sの尻を当てて、そのまま」

照「……FDごめんね」

京太郎「……すまない、MR-S、俺は勝利に貪欲になれないんだ」

京太郎「……壊れないでくれよ、おまえと一緒に、もっと走りたいからさ」

照「っ!?」

親父「サイドを引いてスピンさせるでしょう」

親父「そして、FDを庇うように回転し」

親父「アウトだったらMR-Sがガードレールに突き刺さり」

親父「インだったらFDの駆動が駄目になるでしょう」

親父「でも、あの馬鹿息子の悪運の良さは親だからこそわかります」

 二台の車は速く走る為に生まれてきた、

 一台は伝説の走り屋に買われ、

 一台は伝説のレーサーに買われ、

 二台ともに子に受け継がれ、

 限界を超えるために新しいパーツを与えられた。

 限界を超えた先に見えたものは確定された勝利、

 レーサーに買われた車は笑っていた、

 走り屋に買われた車は泣いていた、

 レーサーに買われた車は泣いている車を笑って包み込んだ。

 走り屋に買われた車は泣きながら包まれた。

 互いに傷を残したが、乗り手に傷一つ無く、

 明日を走る力は残された。

京太郎「……綺麗にスピンしちゃって、素直なんだから」

京太郎「……やっぱ、親父の勘はすげーや」

照「……FD」

照「……ありがとう、須賀くん」

【ゴール地点】

照「……また、負けちゃったね」

京太郎「……その車は貴方を何年も支えた優しい車です」

京太郎「どうしてでしょうかね、勝ちを確信した時……走馬灯のように流れたんですよ……」

京太郎「貴方とFDが笑ってる姿が」

照「……FD」

京太郎「プロになるにしても、大学生になるとしても」

京太郎「その車は貴方を支えます」

京太郎「裏切っちゃだめですよ」

京太郎「車は家族ですから……」

【もしも京太郎が自動車部に入部しなかったら・END】

安価下 多数決(明日の出没)

1:もうそろそろ清澄に戻ろうや

2:女の子だけで構成される阿知賀が最高じゃろ!

2阿知賀からビデオレター、送ろう

一辺>>1さんバージョンの怜-Toki-(怜竜の小学生時代)なんて如何でしょうか?

其れか思い切って>>1さんバージョンの立-ritz-って言うのも面白そうですが

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【京太郎のYouTube動画】

京太郎『どうも、須賀京太郎です。長崎の諫早ブレイズに所属するプロレーサーです』YouTube動画

京太郎『いやー、新設のチームに誘われてプロレーサーになりまして三年、もう21歳になりました』

京太郎『所属レーサーも少なくて、少数精鋭のチームなんですけど、耐久レースとかでも好成績出してます』

京太郎『そんな俺ですが、最近婚約者が出来たんですよ』


京太郎『いやーなんだかなー』

京太郎『相手は普通の一般人女性なんですが、とても優しくて頼りになる可愛い子なんですよ』

京太郎『結婚は三十代まで無いと思ってたんですが、案外早かったですね』

京太郎『まあ、俺不細工ですし、出来る限り早く結婚した方が将来のためですね』

京太郎『どうかこれからも諫早ブレイズの須賀京太郎をよろしくお願いします』


【清澄勢】

咲「は?」レイプ目

和「…………」涙目

優希「……じぇ」絶望

まこ「まあ、ほうじゃのぉ」諦め

久「……そうね、そうよね」ため息

【龍門渕勢】

衣「……きょうたろー」レイプ目

透華「……どうにかしなくては」レイプ目

一「なんか不穏な空気が」キョドキョド

純「まあ、いいんじゃねーの」あけらかーん

智紀「……やはりヤバイ」同人作品がノーマルに移る

【鶴賀勢】

ゆみ「……そうか」諦め

桃子「……ちょっと長崎に行くっす」サァー

智美「ワハハ」特別なにも感じていない

佳織「…………」レイプ目

睦月「うむ……」涙目

【風越勢】

華菜「……まあ、色男だしな」遠い存在

美穂子「…………」ニンマリ

未春「ケラケラ」精神崩壊

純代「……痩せたのに」モデル体型

星夏「こんなもの! こんなプロレーサーせんべいなんて!!」RRM

【わっふるわっふる】

安価下 1~3

1:清澄高校合宿開始!!

2:MR-S改・誕生秘話02~END

3:わっふるわっふる(もう一度安価)

【MR-S改・誕生秘話02】

文太郎「これはすげーな」煙草揉み消し

聡「そうだろ、俺も乗ってみて売るのやめようと思っちまったぜ」煙草咥え、ライターシュッ

文太郎「MR2より小型軽量で比較的新しい車両だからこそ出る異様な立ち上がり加速」

文太郎「190馬力からどれくらい上げてるんだ?」

聡「200馬力だ」

文太郎「マジかよ、320くらいに感じた」

聡「軽さと駆動がMRだからこその効率の良さ」

聡「MRが反応速度でFRに勝るということはおまえがよくわかってるだろ」ふぅー

文太郎「ダウンヒルスペシャルマシンってところか」

文太郎「だが、足回りが地味だな」

文太郎「面白さがない」

聡「小学生に乗せる車をこれ以上ピーキーにしてどうする?」

聡「どうせ最初はグリップ走行させるんだろ」

文太郎「はっ、俺を誰だと思ってる? クレイジー文太郎だぞ」

文太郎「クラッチの繋げ方しか教えるわけ無いだろ」

聡「おまえは……子供の命を何だと思ってんだよ……」

文太郎「70万の車だ、壊した時は壊した時、車を壊すのも走り屋の特権だ」

聡「……つまり、壊さないってことか」

文太郎「壊していいが、多分壊さん」

聡「……おまえがそう言う時は大抵当たるんだよな」

文太郎「パチンコは当たらないんだがな」

聡「……足回りのセッティングはどうするんだ?」

文太郎「そうだな、MRは何もしないでも尻を流せる。車高はもう少し上げていい」

文太郎「タイヤは滑りやすいものにしてくれ」

聡「適当にハイグリップタイヤを選んで履かせたが、気に食わないか?」

文太郎「車重とタイヤのバランスだ。下手にハイグリップタイヤを装着したらグリップ力が勝ってしまう」

文太郎「この軽い車体にハイグリップタイヤは美味しい熱を持った時に不利になる」

文太郎「グリップ力が高過ぎると駄目な時もあるってことだ」

聡「確かに、綺麗に流れない感覚が何度かあった」

文太郎「まあ、要望はそれくらいかね」

聡「わかった、タイヤを仕入れておくよ」

文太郎「ありがとよ、じゃあ仕上がったら連絡してくれ」

聡「……化物みたいな車に仕上がっていくのがわかるぜ」

文太郎「化物をペットにするのが人間だ」

【02END】

【MR-S改・誕生秘話END】

文太郎「おお、完璧な仕上がりだ。これならGTRだろうが、FDだろうが平然と食えるぜ」

聡「結構安いタイヤにしたが、大丈夫か?」

文太郎「ああ、このくらいのグリップ力が最高だ」

文太郎「流すのも良し、グリップに切り替えても良し、値段も手頃」

文太郎「ガキのおもちゃに履かせるには最高のタイヤだ」

聡「これだけの車をガキのおもちゃね……うちの孫がスバリストじゃなかったら売らなかったぞ……」

文太郎「……俺も長くMRに乗ってきたが、時代が流れるごとに進化していってるんだよな」煙草咥え、ライターシュッ

聡「まあ、新しい車の方が足回りが強いってのも確かだ」煙草咥え、ライターシュッ

文太郎「ほれ、75万」

聡「5万多いぞ」

文太郎「タイヤ代だ」

文太郎「休みの日にサーキットに連れて行くかね」

聡「クラッチの繋ぎ方以外も教えろよ」

文太郎「聞かれたらな」

【あの日の夜】

文太郎「宮永さん、どうしたんですか急に呼び出して」

界「……そんな化物みたいな車を作ってるとは思わなくてな」

文太郎「そっちもガキのおもちゃにしては完成度高すぎだろうが」

界「どのくらいの馬力あるんだよ、360馬力のFD千切る車だ、スーパーチャージャーか、それともターボか」

文太郎「残念ながら、こいつには過給器なんて入れてない」

文太郎「NAなんだよ」

界「なんだと……」


界「……2ZZ、馬鹿じゃないのか?」

文太郎「へっ、そっちのFDもガッチガッチのチューンに一週間に一回のメンテナンス」

文太郎「狂いの具合はたいして変わらねーよ」

界「……こっちは娘の心が傷ついたんだ」

界「今日という日だけはおめーを潰す」

文太郎「いいねぇ、俺もこの車を公道の勝負に持ち出したことねぇんだ」

文太郎「京太郎には悪いが、公道初勝利は俺が貰っておくぜ」

【MR-S改・誕生秘話END】

ちょっと咲のアニメ見てきます。合宿の描写はアニメのが色濃そうなんで

怜-Toki-がBOOKOFFで売っていたことを思い出したが、天候不良で買いに行きたくない。

でも、小倉唯好きだから買わねば(使命感)

【強化合宿!】

文太郎「よう、懐かしい面々がゾロゾロと」

界「おめーのガキを潰す為に集めたんだろうが」

片岡「正直な話、俺じゃあ文太郎さんの息子さんを倒せませんよ」

恵「本当に懐かしい面々が揃い踏みか……気味が悪いな……」

染谷「呼ばれてきてみたら、古のライバル達が揃い踏み」

染谷「ガチガチの車で固めて、何をするんだ?」

MR2「ゴゴゴゴッ」

FC「ダダダダッ」

70スープラ「ドドドドッ」

インテグラR「ジジジジッ」

S13「ガガガガッ」

文太郎「いやーな、俺の息子がプロレーサー倒したみたいだから」

文太郎「親として顔を潰そうと思って」

界「最低最高の親だな、全力で潰してやるよ」

恵「私は遠慮したいところだが……娘がダウンヒルで敗れたらしい……」

恵「少しだけ、癇に障る。付き合ってやろう」

片岡「まあ、俺も一応は走り屋の大先輩として加わりますかね」

染谷「で、どのくらいのプロを潰したんだ?」

文太郎「藤田靖子、まあ、普通に速いプロだな」

染谷「おお、藤田に勝ったのか、それはそれは」

染谷「ここの面子に劣るプロだな」

片岡「俺でも勝てるんですか? 最近はレーサーのこと調べてないんで」

恵「……おまえでも余裕だ。アレは遅い」

界「で、プロに勝ったって自慢してるのか?」

文太郎「自分から言いふらしてはいないが、小さく噂として広まってる程度だ」

親父組(最高に潰したくなってきた)

文太郎「殺気立ってるなぁ、大好きだぜ、愛してる」

界「テメーみたいな奴に愛されたくねぇよクソ野郎」

文太郎「俺だけ離婚してんだぞ、もう少し優しくしろや」

恵「……須賀文太郎プロ、嫁に全財産を持って逃げられる」

恵「懐かしいな」

文太郎「あの馬鹿女のせいで京太郎は精神面で壊れてしまったんだぜ」

文太郎「主に良い方向へ」

界「ケッ、俺もおめーと似たようなもんだ。もうそろそろソープに通いだすぞ」

文太郎「はっ、かますぜ」

片岡「文太郎さんのことだから息子さんに勝ったら何か商品をくれるんでしょ」

文太郎「ああ、いいぜ、ハイオク一ヶ月分だ」封筒(五万円)

界「いらん」

恵「いらない」

染谷「興味ないな」

片岡「おお、ケチな文太郎さんにしては中々」

文太郎「じゃあ、界には嫁さんのグラビア集を」20年前のグラビア(アイ・アークタンダー水着掲載!)

界「……おまえの息子は俺が潰す」喉から手が出る程欲しい

文太郎「恵には、本田の親っさんのサイン」本田宗一郎のサイン

恵「……娘が欲しがっていたんだ」喉から手が出る程欲しい

文太郎「染谷には初代シルビアを綺麗に乗ってる爺さんの電話番号」メモチラチラ

染谷「……今すぐ渡せ、俺に渡せ」喉から手が出る程欲しい

文太郎「片岡には5万、勝ったら10万だぞ」封筒手渡し

片岡「……え、俺だけお金?」欲しいけど


界「……若い、若すぎる」涙腺崩壊

恵「……親父さんの教えを守り続けます」涙腺崩壊

染谷「……俺は死んでもシルビアだ」涙腺崩壊

片岡「……家族でバイキングにでも行こうかな」困惑

文太郎「結束力高まって何より」

恵「で、おまえの息子の弱点は?」

文太郎「俺の劣化ってくらい?」

恵「……まあ、いいだろう」

界「あのクソガキに精神攻撃出来ねぇのか?」

文太郎「……無理、あいつサバサバしてるから」

界「車の中に大量のエロ本ぶち込んどけ」

片岡「車の弱点は」

文太郎「南蒲が仕上げた車だぞ」

片岡「……むりぽ」絶望

染谷「彼女は居るのか?」

文太郎「女に興味ないが、夢精は三ヶ月に一回くらいしてる」

染谷「娘の婿候補にしとく」

文太郎「強化合宿するみてーだから、戦うのは近くのTB峠」

界「直線とヘアピンが交互にやってくる長野のいろは坂か」

恵「いいだろう」

染谷「足回り仕上げておく」

片岡「道幅広いし、スープラでも戦えそうだな」

文太郎「じゃあ、馬鹿野郎共、息子を潰してくれ」

親父組「潰すんじゃねぇ、壊すんだよ」

文太郎「愛してるぜ馬鹿野郎共」

親父組「大嫌いだぜ糞野郎」

文太郎「最高の褒め言葉だ」

今日はここまで! 親父組の会話書くの楽しすぎる今日此の頃。

じゃあ、俺っちは特上卓目指して天鳳打ってくるから書きやすそうな小ネタをドンドン言っていってね!

あ、あと、【京太郎「清澄を出る喜び」】シリーズが復活してたら教えてクレメンス。

乙です
やっぱり久部長の親は出て来ないんですね
ま…久部長は複雑(りっつんが描写して居ない)な家庭事情ですからね

さて…>>1さんの京太郎くんは県予選(男子個人戦)を突破出来そうですが
>>1さんの世界線では団体戦は男女混合なんでしょうか?

そうです、珍しいと思いますが男女混合です。

モータースポーツは基本的に男女ともに平等な状態で走りますから(体重の差くらいしか存在しない)

世界中のモータースポーツの歴史を見ても女性レーサーは多いですし、原作みたいに特殊能力備えてる訳じゃないですから。

京太郎のドリフトとグリップの切り替え走法。

玄のワンハンドステア。

溝走り。

この全てが極めれば現実世界で使用することが出来るテクニックです。

まあ、タイヤの熱の描写は少しオーバー過ぎるかもしれませんが、重たい車をパワースライドで曲げると結構熱を持ちます。

カーレース系の漫画やアニメで特殊能力出てきたら萎えますし、この作品は無能力、比較的リアルな戦い、男女平等ですかね?

まあ、キャラクターが女の子ばっかりなんで京太郎以外の男子は基本空気ですがw

白糸台とかだと専属のメカニックとかいるんやろなあ

>>883
成る程…とは言え長野県予選に出場して来る学校は強豪校をふくめほぼ女子校だったりしますから
父ちゃん達は時の流れを感じるんでしょうね

すいません、今日はビリー兄貴が死んだことのショックでタイピングが出来ません……

なんでゲイとホモは早くして逝ってしまうん……

レ厨のスターが死んじゃったら……

今日はゆっくり休みます……

親父組戦に時間がかかる、ニートしてる僕ちゃんでも流石に休みなく何時間もパソコンに向き合うことは出来ませんわ。

ビリー兄貴は神様からパンツを奪いに行ったと思って書き進めます。

じゃあ、ペタペタしていくよ。

【合宿準備!】

京太郎「へぇ、強化合宿ですか、しかも旅館借りて」

久「色々なお店にスポンサーになってもらったのよ」

京太郎「だから大量のステッカーが部室に山盛りなんですね……」

和「……これを貼るんですか?」

久「和はインターミドル・ヒルクライム部門覇者だからガチガチに貼ってもらうわよ!」遠い目

久「……それに、和ステッカーは一口一万円でもみんな投資してたし」

京太郎「うわ、親父もスポンサーになってんですか、もう須賀製麺所ってペイントされてるのに」

久「須賀くんのお父さんは10万円PONとくれたわよ」

京太郎「まあ、貯金は腐る程ありますからね、ガチのプロレーサーでしたから」

優希「おお、わたしにも結構ステッカーあるじぇ」

久(言えない、優希だけ一口三千円だったなんて……)

京太郎「正直、無名の俺がここまでステッカー買ってもらえるなんて思わなかったですよ」

久「ダウンヒルとヒルクライムは大会で一番の人気種目だから」

久「それに、和に負けない程の実力者って、そそのかしたらセットで買ってくれたわ!」

京太郎「……まあ、そうですね」

咲「あれ、この会社、お父さんが務めてるところと仲が良い……」

久「うんうん、色々な会社にスポンサーお願いしてたら咲のお父さんの会社に行き着いてね」

久「……咲のお父さんって、結構偉い人なのね?」

咲「はい、一軒家を一括で買うくらいには偉いですよ」

久「…………」遠い目

まこ「なんちゅうかのぉ……これをペタペタはちょったら、セリカが見た目だけラリーカーになるのぉ」

久「セリカは最優先で改造するわよ、まあ、足回りの変更とコンピューター書き換えくらいしかしないけど」

京太郎「255馬力ですからね、コンピューターいじれば280にはなるでしょう」

まこ「オーバーホールしてもらって、いい感じに走るようになったけぇ、レスポンスを向上させたいのぉ」

京太郎「で、どのくらい集まったんですか?」

久「まー、全国大会走り抜ける程度には集まってるわね」

京太郎「予備のタイヤの準備も大丈夫そうですね」

和「そういえば、今回のダウンヒル、ヒルクライムの会場は」

久「いつもは群馬が使ってるんだけど、今回の県大会は碓氷峠を長野が使えるらしいの」

和「……碓氷峠ですか」

京太郎「それはそれは、色々と考えて走らないと」

優希「……碓氷峠、京太郎大丈夫か?」

京太郎「碓氷峠はあんまし傾斜が無いからなぁ、大会が始まる前に数本走りたい」

久「和は嬉しそうね」

和「ええ、傾斜が少なければS2000のコーナリング性能が遺憾なく発揮されますから」


まこ「まあ、なるようになるじゃろ、わしも運動場を借りてダートの練習をさせてもらっとるけぇ」

久「グラウンドはフラットダートの練習にはもってこいよね」

咲「放課後には駐車場も借りられますからね」

久「本当はもっとキレイな路面なんだけど、荒い方が挙動に敏感になりやすいから」

優希「わたしも日曜日はサーキット行ってるから大丈夫だじぇ」

久(……清澄高校自動車部最大最高の黄金期ね)

久(須賀くん、和、優希、咲、まこ)

久(団体戦は降りてるけど、個人は私も……)

京太郎「……あれ、部屋割りが可笑しいですよ」強化合宿のしおり

京太郎「これじゃあ、六人雑魚寝の形に」俺、男なんですが

久「よかったわね、酒池肉林よ!」

京太郎「……いやいや、誰か嫌がるでしょ」


                  _........----......._
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             | : : : |: : /:{:_/_}ム/ / : /、_|:_/: /: /: :|: : : :.
             {: / : | : ィ´}//イ /}: / / }/`ヽ:イ: : ': : : : :
          〉,: :, {: : | ,ィ斧汽 /´ ィ斧汽、} : /:|\: : | 「京ちゃんならいいよ」

          {八:{ \:{とヒこソ       ヒこソっ: イ: :|  \}
          |   乂ム     :.:.:.:.:.:.:.、:.:.:.:  ムイl: /
             从{∧     _   _     人:∧{
              |/ >:../^} /⌒l、` .イ }:./ リ

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    !  : : :|{::\ :|  : : !  レ′.!/゙// ./::/ .i/|ィ‐ト|、...|. | |..  }:  |ソ
    ヽ{  : {: /: :::|  : : ! イ爪沁ミ、 ∠イ / / j//}:少丿. ! |/::   |
      \: :\: : :!  :i: Kん:::::cソ ゙.    ィ庁ヾ、 レ彡  ノ ./:: :  | 「ダーリンならウェルカムだじぇ」
       |>=イ: !  :|: !.ゞー‐″     ん::::ソ./ /ー=彡イ:  |: ノ
.       ',人: !: ト、: :!゙\ xxxx      , ヽ-.″ /: : : :|: :丿: ノ/
         ヾヽ!vヽ'.,            xxxx /: : : :/|ィ゙/,/
            イ゙ヘミ\    `ー~  Π7ノ: : : :/ハイ

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      {: . : . : ../ : : . : . : . : ,    ヾ{  \:ヘ ヽ:.V: . : ,
      : . : . : . : .7: . : . : . :/     `   `` ヽV: . :.
      ,: . : /: ..7: . : . : ../        _,,,.. -‐ V: . :.

      ,: . : . : ..{: . : .7: /--‐      ´  _  }: . :.} 「色男は辛いわねぇ」
      . :〃: . : !: . :7{/  __       ィfチ刈 ヽ !、: . }
       /: . : . : . : ., ィて示心`      ち.::リ ノ .i }: . ,
       7,: . : . : i: . :{〈 ち .:::. }       `¨´  レ': . :}
      7 ,: . : . : . : .i!   ゝ‐'’     ,      川: . :
     ,'  ,: . : . : . {                ハ:.}: . }
     {  ,: . : .', . :!\              ノ: . ノ: .,
     ',  V: . : .ヘ: {: .{:\     r  ア   /: ./: .ノ
        V: . : . ヘ: . ', : ..`i       イ: . : /: . ,       _
         ヽ: . : . :ヽ: .\: i!     ̄  i!: . :,' : ./___(´,,,,_ヽ
          ヽ: . : : . ヽ: . :}       {: . 7: . {イニニニニニニニム ヘ
           }: . : . : . : ノ        `7{: . :.|i!ニニニニニニr'" ィ V
      _,,> ノ: . ,イ: . : ,ヘ        -‐!:;ヽ.:.|i!ニΦニニニゝ,'´,ィ ,V
    <ヘ:;:;:;:;:/. :./:;:{. : : ノ:;:ヘ  _  __i:;:;:ノ.:|i!三三三三ニ{_i (

   / .ヘ ヘ:;:;:{. :/:;:;:;:;:ヽ. :{:;:;:;:;ヘ´      ,':;:; '":;:;:;:;:;:;:;:;//ゝ‐、-ニ、`. ',
  ./、  .ヘ ヘ:;:ヾ{:;:;:;:;:;:;:;:ヽ:;:;:;:;:;:ヘ     ム:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: //   ∧  ',  ,
  ,  ヽ  ヘ ヘ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;ヘ    ム:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;://     ヽ }  ,

                       _, -‐、:::,::-‐-、
                      /::::::::;ヘ/;;;ィ::::::::`!ヽ
                    /::::::::::;イ゛゛""|:::::::::::l;;::゙、

                    l::::::::::ノ    \;;;;;;:::::゙、:! 「まあ、そういうことじゃけぇ」
                   (:::::::::/―<  >―┐:::::::::|
                   ):::::ト! > |_| <. 'ク;;ハ;:!、

                  /:;::::::、ト;;;;;;;;┘,.└;;;;;;;┤ }:::ヾ!、
                  !ハ::::::: !.  rー ┐   /-':::::::ノリ
                   !;:::::N;\ ヽ  ノ ./;;;;ノW'

                     "゛_,. -‐〕ー‐ '〔-、_
                   r、´:..:..:..:..〈    |:..:..:`:ー-、
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                  / >、 ヽ .\..:..:.゙、 /..:..:./,イ ∧
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               //   |  〕 ̄`ー┼r‐ ' ´ ̄〉K   ゙、
              /     /| .〉    H     |.ト、\  ゙、
             //   /  | |__,...ノ| |` ┬、._|ト、.  \ ゙、
.            / / //   |  /   ノ |  \ |  \    `、
          /     /    |   ̄ー'  ー--'´|   \     ゙、
         /     /      |          |     \   \
       /ノ    /      /           ゙、      \   \
       「     イ       |            |       ゙、   .\


                ,.  ⌒ヽ、/⌒ 、-- 、
               /_,..-         ヽ  `  、
             / /´     /    ∨   \
                ,  ´      / ,'     :    、 ヽ
           /   ,    , / /|  |  :.  | | |    ∨
         _/   / /  |_|__'_|  |   _}_|_|_| |  | :
         ̄ ̄´/ イ '  { ´| |/__{  |: , ´/}/_}∧ |  | | 「いや、気まずいんで自腹しますよ」
            / / , rⅥィ笊 从 {∨ /ィ笊_ヽ}/、 | |

            / イ ∧{ 从 Vり \∨' Vり /' / ∧{
            ´/イ }从lム     ; \     ,ノ /  \
                    | ∧          ∧,イ
                   Ⅵム    -  -    イ //
                _ヽl\       //イ__
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安価下 好きなだけどうぞ(九時まで)

【君達はスポンサーです! 好きなキャラの車に自分の会社(架空)のステッカーを貼り付けてね】

1:須賀京太郎 【MR-S改】

2:原村和 【S2000】

3:宮永咲 【RX8】

4:片岡優希 【80スープラ】

5:染谷まこ 【セリカgt-four】

6:竹井久 【チェイサーツアラーV】

【お支払はレスでお願いします(複数人指定・連投OK)】

須賀製麺所(自) 京太郎・和・咲・優希・まこ・久

こんな感じにどうぞ

エルニーニョ(タコスチェーン) 優希

フォレスト(家具メーカー)京太郎・和・咲・優希・まこ・久

俺のプラモにマジックペンで書き記しておきます。

というわけで再会しまーす。

【峠の旅館】

京太郎「足回りのセッティングOK」

京太郎「ガソリンも満タン」

京太郎「エンジン異音なし」

京太郎「仕上がってるな」

久「まこ、セリカの足回りどう?」

まこ「ええかんじじゃ、ラリー用のサスいれてダートへの適応力があがっちょる」

和「優希、スープラの調子はどうですか?」

優希「馬力が上がって乗りやすくなったくらいだじぇ!」

咲「京ちゃん、隣に乗って、ちょっと走ってみるから」

京太郎「タイヤも滑りやすいのに交換したからな」

【喫煙所】

文太郎「……なんというか、若いってのはいいな」(キャスター)煙草咥え、ライターシュッ

界「……そうだな」(セブンスター)煙草咥え、ライターシュッ

恵「……で、私達は何時に彼を潰すんだ?」アイコススパー

染谷「夜の十時に企画してる」(ピース)煙草咥え、ライターシュッ

片岡「驚きの喫煙者率、俺もそうなんですけど」(マルボロ)煙草咥え、ライターシュッ

靖子「……なんか居にくいんですが」キセルスパー

文太郎「色っぽいねぇちゃんが居ると思ったら、藤田か、最近成績どうよ」

靖子「いや、まあまあですかね」

文太郎「つまり全然ってことだな、点々とチームを移動するから成績落ちるんだぞ」

靖子「……肝に銘じておきます」

界「で、アンタまでどうしてここに」

靖子「いえ、今日はオフだったんでラリーテクを教えに」

文太郎「ラリーだったら俺でも教えられるぞ」

靖子「……私に教えさせてください」涙目

染谷「良い歳した大人が先輩に泣かされるなよ」

京太郎「それにしても、親父が保護者として来るわけがないし」

久「ええ、あの五人全員が須賀くんを潰しに来たのよ」

咲「うわー、京ちゃん人気者だね」

京太郎「おっさんに人気になってもねぇ」

和「お父さんまで来るなんて意外でした……」

優希「うちのお父ちゃんは暇だからわかるじぇ」

染谷「臨時休業なんぞして、何を考えとるんじゃろうか」

文太郎「で、誰から潰しに行く? 俺が出鼻くじいてもいいぜ」

界「片岡を鉄砲玉」

恵「同感だ」

染谷「そうだな、それがいい」

片岡「俺の扱い酷くないですかね!?」

文太郎「おめーがこの面子で一番遅いんだからしょうがねぇだろ」

片岡「……泣きますよ?」

京太郎「気にしたら負けだわな……咲、回転数落ちてんぞ」

咲「うーん、どうしたらサイド引いた状態でも回転数落とさないで走れるのかな」

京太郎「まあ、クラッチ蹴りで対処するしかないな、クラッチ蹴った瞬間にアクセル吹かして」

咲「そういうテクニックもあるんだね」

京太郎「ああ、回転数維持するならクラッチ蹴って立ち上がりをキッパリ決めろ」

和「……うーん、少し走りにザラつきがあるかもしれませんね」

優希「足回りかな?」

和「多分そうでしょうね」

恵「見せてみなさい」

和「お父さん」

片岡「まあ、娘達の手伝いは父親の定めですかね」

恵「変に車高を落としすぎてるな、これじゃあ走りに違和感が出るはずだ」

片岡「リアはもう一段階上げても良いな、どうせ滑らせるんだろ」

染谷「文太郎、俺は4WDはさっぱりなんだ」

文太郎「いい感じに走らせてるぞ、才能ある」

靖子「大会はもう少し荒いダートなのでその部分の説明をしたいですね」

文太郎「あの余裕の表情を見る限り、多少コースの感覚が変わっても大丈夫だろうさ」

染谷「まさか、あの子が日産以外の車に乗るとは思わなかったよ」

文太郎「日産はサーキット系の車が多いからな、ラリーベースは少ない」

文太郎「だが、ランエボやインプよりセリカのが乗りやすいだろ」

染谷「ああ、あの子はクーペしか乗ってないからな」

界「咲、走った感覚はどうだ?」

咲「大丈夫、キレイに曲がってくれてるよ」

京太郎「叔父さんのセッティングには脱帽ですよ、買ったばっかりなのにここまで煮詰められるなんて」

界「いや、バカみたいに乗りにくくしてるんだがな」

界「うちの娘が俺に似て適応力の塊ってだけさ」

咲「えへへ」

靖子「……ふぅ」五人が別格過ぎて何も教えられない

靖子「……あの子達の父親がプロレベルの走り屋なのが悪い」

靖子「いや、文太郎さんはガチで元プロだったか……」

靖子「泣いていいですか?」


【旅館の一室】

文太郎「安っぽい部屋だなぁ、プロだった頃を思い出すぜ」

界「おまえはケチだから安い部屋に泊まってただけだろ」

文太郎「正解、なんで一日二日泊まるだけの部屋に大金払わなければいけないのか」

恵「若い頃を思い出すな」

染谷「二十数年前はバカみたいに追っかけっこしてたからなぁ」

片岡「いやはや、70が今の今まで走ってるのが奇跡のように感じますよ」

文太郎「うーん、三時間何して潰す?」トランプチラチラ

界「学生じゃねぇんだからトランプなんぞやらん」

恵「精神年齢が片岡並みだな」

片岡「ちょっ、酷くね?」

染谷「思い出話でもして時間を潰せばいいだろ」

文太郎「俺の思い出は悲惨なことしかねぇぞ」

親父組「おまえの悲惨は嫁に逃げられたことだけだろうが」

安価下 多数決・三話まで(明日の出没まで)

1:須賀文太郎プロ嫁に逃げられる(文太郎)

2:宮永界が結婚した理由(界)

3:原村恵VS須賀文太郎(恵)

4:親父の教え(染谷)

5:走り屋もどきが走り屋になった瞬間(片岡)




安価下 好きなだけどうぞ(九時まで)

【君達はスポンサーです! 好きなキャラの車に自分の会社(架空)のステッカーを貼り付けてね】

1:須賀京太郎 【MR-S改】

2:原村和 【S2000】

3:宮永咲 【RX8】

4:片岡優希 【80スープラ】

5:染谷まこ 【セリカgt-four】

6:竹井久 【チェイサーツアラーV】

【お支払はレスでお願いします(複数人指定・連投OK)】

960くらいで次に行きますかね、もちろん1000は荒らし以外すべての要望に答えよう。

R18だろうが、エロビデオレターだろうが、京太郎のオナニーシーンだろうがすべてを書き記してやる。

イッチはエロ同人を見るのが趣味だから、NTRも大好き! 純愛? いらねぇー(ゲス顔)

1

えぇと…私的には文太郎氏と界さんと恵さんによる
“別居中だよ親父っさん”
が見たいです

スポンサーに関しては
佐久フェレッターズ…久部長
でお願い致します!

↑で

須賀京太郎 【MR-S改】 カストロールかWARP ZONE

原村和 【S2000】 白青のエプソンか白ピンクの伊太利屋かワコール

宮永咲 【RX8】  那智さんのCHAMP

今まで描写が無かったけどMR-Sってミッションどっちなの?

MR-S改に関しては、前期型後期型関係なく、ミッションは七代目セリカからの流用品を使用しなければいけないんですよ。

MR-Sに2ZZをねじ込む場合は色々な媒体を社外製に付け替えて、コンピューターもセリカからの流用を強いられます。

でも、付け替える場合はそこまで手間暇かからないですし、工賃はドッカンターボぶち込むのとたいして変わりません。

つまりは、京太郎のMR-Sは前期型の5速MTですが、中身はセリカの6速MTですよw

1と3と別居中の三人の話しね、OKOKまあ、見たいと思うストーリーを書くのが書き手の仕事だからね。

じゃあ、1・3・別居の順番でいきますかね。

【須賀文太郎プロ嫁さんに逃げられる】

文太郎「北海道まで出張だ、おまえの誕生日までには絶対帰ってくるから待っていてくれ」

母「はい、わかりました」

文太郎「京太郎、お土産は何が良い?」

京太郎「クマのやつ」

文太郎「わかった、出来る限り大きい物を買ってきてやるよ」

京太郎「うん!」

母「京ちゃん、お母さんちょっと出かけてくるから」

京太郎「お母さんはいつもお父さんが出かけたら出ていくけど、どうして?」

母「お友達と会いに行くのよ、すぐに帰ってくるから」

京太郎「……わかった」

 幼い少年は母親の異変を幼心ながら察していた。

 父親と一緒に居る時には絶対に付けない香水を付けて、

 薬指の指輪も外して、

 気色が悪い笑みを浮かべている。

【ラブホテル】

母「たかしくん! そこ……そこ!!」

たかし「奥さんも悪い人ですねぇ……」

たかし「俺みたいなチンピラに抱かれて喜ぶなんて」

母「たかしくんは特別なのぉ! もっと、もっと!!」

たかし「いいですよ……俺も奥さんのこと好きですからねぇ……」

【自宅】

京太郎「……日曜日なのに暇だ。お父さんもお母さんも家にいないし」

京太郎「……次、お母さんが出かけた時は追いかけてみよ」

 数ヶ月前に父親から買ってもらった携帯電話を握りしめて、母親が言っていることが本当だと信じて。

京太郎「……早く帰ってこないかなぁ」

【次の日】

母「たかしくん! 会いたかったぁ」

たかし「奥さんも好きですねぇ」

母「たかしくんの為ならなんだってしちゃう」

たかし「じゃあ、高級な時計でも買ってもらおうかなぁ」

母「じゃあ、時計屋さんに行こっか、あのバカが沢山稼いでくるから高いの買っていいよ」

たかし「本当ですか!? ありがとうございます」ニンマリ

 わかっていた筈なのに少年は声が出なかった。

 両親が不仲だとは一切思わなかったし、優しい母親のあんな表情を見たことなんて一度もない。

 だが、母親がやっていることが本来やってはいけないことだということは理解できた。

 少年は何も言わないで、ただ、携帯電話を構えて、腕を組んだ二人組を撮影した。

京太郎「……おかえり」

母「どうしたの京ちゃん? 暗い顔して」

京太郎「……なんでもないよ」

 吐き気が収まらないでいた。

 小さいからわからないでいるが、母親が母親としてやってはいけないことをやってきたという何かを感じている。

 テレビには、優勝トロフィーを掲げた父親の姿が映されている。

 母親はその姿を酷く興味が無さそうな表情で見て、すぐに視線を外した。


【自宅】

文太郎「ふぅ……ただいま、京太郎ほれ、木彫りの熊」

文太郎「あれ、母ちゃんは?」

京太郎「お父さん……これ……」

 いつもより早く帰ってきた父親に母親の浮気を証明させる写真を見せる。

 父親はただ、無表情でその写真を見つめていた。

 ようやく視点を変えて、優しい表情で息子のことを覗き見る。

文太郎「お母さんのこと、まだ好きか?」

京太郎「……好き、だと思う」

文太郎「わかった。お父さんも出来る限り頑張って、元のお母さんにもどるように……」

文太郎「母ちゃん、海外遠征だから二週間くらい家を開ける」

文太郎「京太郎、寂しい思いをさせると思うが、お母さんにお金を預けてるからゲームを買ってもらえ」

京太郎「……わかった」

母「あなた、行ってらっしゃい」

文太郎「おう、京太郎に寂しい思いを出来る限りさせないようにしてくれ」

母「わかってますよ」

文太郎「……休暇入れたからな」

文太郎「だけど、戻ってきてくれるのだろうか」

文太郎「もし……バカみたいにのめり込んでたら……」

文太郎「京太郎が……母親の愛を……」

文太郎「いや、俺が選んだ女だ。戻ってきてくれる」

【ラブホテル】

たかし「本当に奥さんは子供を産んだんですか? こんなに締め付けて!!」

母「たかしくんの子供なら何人だって産むわ!」

たかし「いいですねぇ、二人目は僕の子供、あのプロレーサーが僕と奥さんの子供を何食わぬ顔で育てるなんて」

たかし「快感ですよ!」

【自宅】

京太郎「……お母さんお帰り、あれ、その人は?」

母「私の親戚の子よ。ちょっとお話ししないといけないから、京ちゃんはお外で遊んでらっしゃい」

たかし「ごめんね、京太郎くん」

京太郎「……わかった」

【公園】

京太郎「……もしもし、お父さん」

文太郎『どうしたんだよ京太郎……子供の声? 外に居るのか』

京太郎「お母さんが男の人連れてきた……外で遊んでこいって言われたから……」

文太郎『……どこの公園だ? 迎えに行くから』

京太郎「○☓公園……おねがい……」

【寝室】

たかし「旦那さんが買った家でやるSEXは最高ですね!」

母「もっと! もっと……!」

たかし「奥さんはここが弱いですからね、ほらほら!」

母「うぅっうう!!」

文太郎「……やめろよ、子供が見てる前で」

京太郎「……母さん」

たかし&母「っ!?」毛布被り

文太郎「……母ちゃん、俺が甲斐性なしだってことはわかってる。でも、京太郎がいる」

文太郎「その男と縁を切ってくれないか」

母「そんなの無理よ! 私はたかしくんのもの!!」

文太郎「京太郎が居るんだぞ! 京太郎のことを考えろ!!」

京太郎「お母さん……」


母「そんな餓鬼のことなんて知らないわ! 私はたかしくんと新しい命を育むの!!」電気スタンド握りしめ

京太郎「うっ!?」頭抑え

文太郎「京太郎!」

母「こんな糞ガキがいなければ……いなければ!」

たかし「ちょっと、まずいですよ……」

文太郎「……俺は京太郎を病院に連れていく。それまでに心を決めておけ」

【新聞】

 博多エバーグリーンズ所属の須賀文太郎プロが奥さんに全財産を持って逃げられる事件が発生しました。

文太郎「……なんで記者ってこうも情報に敏感なんだろうねぇ」

トシ「さあ、わからないね」

文太郎「……俺さぁ、プロやめるから」

トシ「……なんでだい」

文太郎「京太郎は母親に捨てられたんだ。父親からも捨てられたら死んじまう」

文太郎「だが、このチームには一応義理があるわけだし」

文太郎「一年か二年だけ走らせてもらう」

文太郎「その後は、子育てをさせてくれ」

トシ「……決意は」

文太郎「堅いさ……」

トシ「子煩悩な男は珍しいよ、本当に……」

チメC「……文太郎さん」

チメD「……どうして」

文太郎「俺がバカな親父ってだけさ」

チメE「でも! お子さんを……」

文太郎「おまえは子供がいないからわからないだけだ。子供ってのはな、二番、三番目に優先するものじゃないんだ」

文太郎「親になったらわかる」

文太郎「親ってのは、この世界で一番子供を優先しないといけない」

文太郎「子供を蔑ろにする親は神様から殺されちまう」

チメ達「……でも、もっと文太郎さんの走りを見ていたいです」

文太郎「我儘を言うな! 俺を超えていけ!!」

トシ「……何言っても無駄だよ。この人はプロレーサーから本物の親になったんだ」

トシ「決意はダイアモンドより硬いよ」

【現在】

界「……おまえの話し聞いてると京太郎くんがよくもまぁ、比較的人間らしく育ってるのが不思議に思えるぜ」

恵「……何も言わないさ」

染谷「……今度一杯奢りますよ」

片岡「……女の浮気って怖いですね」

文太郎「ああ、京太郎がまともに育ってるのが本当に救いだ」

休憩入れます。

たかしって名前は小中の時に大嫌いだった同級生から抜き取りました。

全日本のたかしくんごめんなさい。

次スレ行ったけど、もう少し埋めますかね。

【安価】咲「280馬力のRX8」【咲‐saki‐】
【安価】咲「280馬力のRX8」【咲‐saki‐】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520332835/)

 明日に安価で指定された物語一括投下するんで、今日はここまで。

 新しいスレの方で小ネタ安価してるので、もしよろしければ。

【原村恵VS須賀文太郎】

文太郎「最近はこの峠に人が多いよなぁ」

文太郎「なんか俺のMR2を見たら追っかけてくる奴も多いし」

文太郎「……自分の庭じゃないように思えてきたぜ」

恵「貴方がこの峠で一番速いMR乗りですかね」

文太郎「ワンダーシビック……FF最速マシーンか」

恵「いや、里帰りしてみたら、面白い走り屋が現れたと聞きましてね」

恵「貴方がそうなら、一戦交えたいと」

文太郎「MR2乗りの須賀文太郎です」

恵「申し遅れました、シビック乗り原村恵です」

文太郎「走るのは構いませんが、運良く速く走れるだけで、そんなに速いわけではありませんよ」

恵「いいんです、長野の峠の走り屋が強くなってるのか、弱くなってるのか」

恵「知りたいだけなので」

文太郎(別に良いのだけど、なんで俺がこんなに走らないといけないんだろうか)

文太郎(昨日パチンコで30万勝ったから別に良いけど)

恵(地元に速い走り屋が現れたと聞いたが、私と同い年くらいの若い走り屋じゃないか)

恵(拍子抜けさせるなよ……)

文太郎「じゃあ、ダウンヒルでいいですか? ここから下って、赤い自販機がゴールで」

恵「いいだろう、私もダウンヒルの方が得意だ」

文太郎「先行後追いは」

恵「……こっちに戻ってきて日が浅い、出来れば先行を選ばせてもらえれば」

文太郎「はい、わかりました」

恵「よろしく頼む」

文太郎「よく考えるとFF乗りと戦うのって初めてだよなぁ」

文太郎「だいたい峠に来る車ってFRが多いし、俺が例外的にMRに乗ってるだけって感じだよなぁ」

文太郎「FFってどんな感じで曲がるんだろ? 普通に曲げたら外に膨らんでいくとか聞いたことあるけど」

恵「ふっ、シビックのことを見つめて不思議がっているのだな」

恵「ドリフトは確かに速い。だが、制御を誤れば車を一瞬で壊す」

恵「……かく言う、私もその一人だ」

恵「だが、FFは違う。徹底された理詰めをしたグリップ走行を行えば」

恵「車を壊すことはない。逆に、安全に確実に限界を引き出していける」

恵「行くぞ!」

文太郎「っ!?」

恵「……立ち上がりは互角。立ち上がりだけでわかる、MRのポテンシャルをよく理解したいい走り屋だ」

文太郎「俺のMR2の方が色々と速い筈だが、車重が若干あっちの方が軽いのか、立ち上がりと伸びは互角」

恵「……君に見せてあげよう、FFの走り方を!」

文太郎「オーバースピードじゃないのか!?」

恵「サーキットで覚えた左脚ブレーキだ!」

文太郎「インギリギリを抜けていった……」

恵「ふっ、やはりこの程度か……来る必要も無かったな……」

文太郎「曲がる時にブレーキランプが光ってた……そうか、外側に膨らまないように左足でブレーキを踏んで」

文太郎「俺も真似てみるか」

恵「ほう、まだバックミラーに車影が見えるか」

恵「では、思う存分引き剥がしてやろう」

文太郎「曲がる前のブレーキを若干抑えて……曲がったら膨らまないように左足でブレーキ……」

恵「っ!? 左足ブレーキ……確かにMRと左足ブレーキは相性がいいと聞いたことはあるが……」

文太郎「緩いカーブだとすげーキレイに駆け抜けられる」

文太郎「でも、キツイヘアピンだと回転数落としすぎるから向いてないかも」

文太郎「あそことあそこの緩い場所ならこれ決められるか」

恵「……彼もまた、左足ブレーキを使う人間なのか」

恵「長野にこれだけの走り屋がいるとは」

恵「いいだろう! 私がFFのスペシャリストなら、君はMRのスペシャリストだ!!」

文太郎「すげー速い、でも、追いつけないわけじゃない」

文太郎「地の利があるから俺の方がキレイに曲がれる!」

恵「……ふっ、ここまで追い詰められるのも珍しい」

恵「久々の熱い戦いだ! 魂に焼き付けてくれ!!」

文太郎「……決めるなら次のヘアピン!」

恵「決めに来るか! さあ、その車を振り回してみせろ!!」

文太郎「インがダメならアウトから!」

恵「引っ掻き回されるのは慣れている、恐れでブレーキを踏むと思うなよ!」

文太郎「鋼の心臓とはこのことか、並の人間だと前を走らせてくれるんだがな!」

恵「さあ、もっと私を楽しませてくれ!」

文太郎「楽しませてもらうぜ!」

恵「……運転が楽しいと思ったのは久しぶりだ」

恵「なあ、シビック……おまえも楽しいだろ……」

文太郎「今日は忘れられない夜になる……新しい走り方、そして、好敵手の出会い……」

文太郎「でも、勝たないと好敵手だと認めてもらえないだろうからな!」

恵「オーバースピードだ! ……いや、それがその車の限界の突っ込みなんだな!!」

文太郎「アウトから鼻っ柱を突き出して、角度をつけて滑らせる!」

恵「……命知らずが」

恵「だが、走り屋なんて所詮は命知らずか……」

恵「もう少し、走り込んで君に挑戦させてもらおう」

【ゴール地点】

文太郎「何か飲みます」

恵「コーヒーを頼む」

文太郎「はい、どうぞ」

恵「ありがたい」

恵「左足ブレーキ、誰から教わったんだ?」

文太郎「貴方からですよ」

恵「……ふっ、1を聞いて10を覚える人間か、面白い」

恵「もう少しだけ、このコースを走り込み、そして、再戦させてもらう」

文太郎「わかりました」

【現在】

文太郎「あの後、一回負けたんだよな」

界「……おい、おまえ無敗とか言ってなかったか?」

恵「タイヤがダメになっていて勝ちを拾っただけだ」

染谷「あの頃の文太郎はメカ音痴だったからな」

片岡「プロに入ってマシになりましたからね」

文太郎「まあ、俺も人間ってことさ」

これでこことはお別れです。

最後まで埋めてくれたら嬉しいです。

もし埋めてくれたら1000で小ネタを書かせてもらいます。もちろん全国編のキャラでもいいですよ。

でも、うちの京太郎ちゃんは物凄くドライな性格してるから思ってたストーリーにならないかもしれないので申し訳ありません。

取り敢えず乙です
時に恵さんの地元は長野では無く宮崎です
更に言うと引っ越しまくりの転勤しまくりの弁護士です
更に言うと別居(単身赴任)中の嫁(嘉帆)さんは三重出身の転勤しまくりの検事です
所で話は変わりますが原典だとのどっちさんは小四の頃東京の病院で麻雀を覚えたのですが(まふふらしき人物と打って居ました)
>>1さんの世界線だとどうでしたっけ?

ピクシブ百科事典とニコニコ百科事典に記事が無いから親父組の情報が物凄く不足してるんですよね。

出来る限り情報漁ってるんだけど、やっぱりメインキャラの情報ばっかが際立ってこういうキャラの情報が不足してるのが現実。

へぇ、宮崎出身なんだ。知らなかった。

今回の件は自分の情報収集不足ですね、すいません。

因みに、のどっちは父親の影響受けまくりで車に乗ってます。(本田の魂)

いやはや、もう少し原作読み返す必要がありそうです。

>>964
コミックス14巻に載って居ますよ
因みに16巻には原村夫妻と新道寺女子監督比与森楓さんとあの友清さんの簡単なプロフィールが載って居ます

>>965
そうそう13巻以降のカバー裏マンガは必読ですよ
特に15巻と16巻のカバー裏マンガを読むとシノハユが読みたくなりますよ!

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